JP2005076434A - リブ付連続壁施工機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従前の掘削機を使用し、1工程方式にて地中連続壁の断面剛性を上げることにより、内部掘削時に支保工や切梁を必要とせず、または低減を、或いは壁厚の減少によるコスト削減を可能とする。
【解決手段】 無端チェーンカッター方式の掘削機の先端スプロケット9軸及び中間スプロケット10,10軸の複数段に掘削刃付スクリューロッド12,12,12を装着し、連続壁構築と同時に水平リブの掘削構築を行うと共に施工途中に垂直リブをも構築する。
【選択図】 図1
【解決手段】 無端チェーンカッター方式の掘削機の先端スプロケット9軸及び中間スプロケット10,10軸の複数段に掘削刃付スクリューロッド12,12,12を装着し、連続壁構築と同時に水平リブの掘削構築を行うと共に施工途中に垂直リブをも構築する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、土留め、擁壁、連続壁等を地中に造成する装置に関する。
山留壁のように片側を掘削除去するものや内部を開削するものにおいては、壁上部の土圧は底部の土圧に比べ小さく、また、連続壁の長さ方向にかかる土圧分布は連続壁の始端位置と終端位置に比し中間位置では大きなものとなる。
ところが施工機の関係から、無端チェーンカッター方式の掘削機の壁厚は一定であり、そのため必要剛性を持たせるため壁厚を厚くしたり、支保工を施したりしてこの問題を解決していたが、壁厚を厚くした場合は上部壁厚のかなりの部分は無駄であり、支保工を用いる場合はそれらが続く作業の邪魔になるといった問題があった。
これら問題の一つの解決方法として、連続壁の断面剛性を上げるため、平面的に視た連続壁の壁芯線が山部と谷部を繰り返す波線形状に掘削できるように、無端チェーンカッター方式の掘削機の上部にカッターポストの旋回部と水平方向の摺動自在に支持するフレームを設け、掘削角度を変えながら掘削できる方式の掘削機が提案されている(特許文献1参照)。
また、連続壁の深度による土圧を壁の地中側へ板状の支保工を挿入して壁体と結合させ、背面土圧に抵抗させる工法が提案されている(特許文献2参照)。
特開平9−287131 特開2003−3471
しかるに、特許文献1の方法では壁面が波線状であり、開削側を利用する場合問題があり、加えて、深度による土圧に対しての壁厚改善効果は少ない。また、特許文献2の方法の如き形状を1工程で構築する掘削機は現時点では提案されていない。
そこで本発明は、無端チェーンカッター方式の掘削機にて水平及び、または、垂直リブ付連続壁を構築できる施工機を提供することにある。
上記課題を解決する手段として本発明は、無端チェーンカッター方式の掘削機の先端スプロケット軸及び中間スプロケット軸の複数段に掘削刃付スクリューロッドを装着し、連続壁構築と同時に水平リブの掘削構築を行うと共に施工途中に垂直リブをも構築することを特徴とするリブ付連続壁施工機にある。
また、装着する掘削刃付スクリューロッドの長さ及び径を深度と共に長く大径にすることを特徴とするリブ付連続壁施工機にある。
本発明によれば、従前の掘削機に掘削刃付スクリューロッドを装着することで構築連続壁にリブ構造をとらせることができ、該リブを深度に従い長く厚くできるので、断面剛性を飛躍的に増大させることができる。そのため、地中連続壁構築後の内部掘削(開削)時に、切梁等の支保工を必要とせず、または低減することができ、開削面が平面であるので続く作業の邪魔になるといったことがない。また、連続壁の壁厚を小さくすることができるのでコスト削減が図れる。
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
図1は、本発明を実施するに用いるリブ付連続壁施工機の一実施形態を示すもので、本例では3段の水平リブ付連続壁の構築を設定している。このため、無端チェーンカッター方式の掘削機の中間スプロケット10,10軸2箇所と従動スプロケット9軸との計3箇所に掘削刃付スクリューロッド12,12,12が水平に装着されている。これら3箇所のスプロケットは油圧モータ4の駆動により駆動スプロケット8が回転しビット6,6,・・・付無端チェーン7がカッターポスト5の外周を回動することによって回転力が与えられる構成になっている。故に、無端チェーン7が回動するとスプロケット9,10,10軸に装着されている掘削刃付スクリューロッド12,12,12も回転する構造になっている。
尚,掘削刃付スクリューロッド12,12,12のスクリューは正回転方向で掘削土砂をカッターポスト5方向へ運搬するスクリュー形状になっている。また、掘削刃13,13,・・・はスクリューの外周に取付けられており、回転力にて進行方向の地盤の掘削を行う構造になっている。
施工連続壁の壁厚、長さ及び深度に基く強度計算から設定されるリブ構造に合わせた所定径及び長さを有する掘削刃付スクリューロッド12(本例では3本)を中間スプロケット10,lO及び従動スプロケット9に装着した施工機を所定の発進場所にセットし、油圧モータ4を起動して駆動スプロケット8を介しチェーン7を回動させることにより掘削刃付スクリューロッド12も回動させる。
そして、カッターポスト5をリーダ1に沿って昇降シリンダ3により降下させ、地中の所定位置まで埋入するための掘削を開始し、カッターポスト5が所定の深さ位置まできた時点で、降下埋入作業を停止する。この時、地盤の掘削は無端チェーンのビット6と先端スクリューロッド12の掘削刃13によって行われ、その形状は図2の始端位置Aに示したようにビット6幅と先端スクリューロッド12長とを合計した幅であり、先端スクリューロッド12外径の厚さの直方体となる。尚、図2は図1の施工機にて地中に構築されるリブ付連続壁の斜視図である。
次に、図示しないが地上のプラントからセメントミルク等の地盤改良薬液を駆動用スプロケット8下部の注入薬液供給口11を通して送り込み、下端の従動スプロケット9付近の薬液吐出口(図示せず)と掘削刃付スクリューロッド12,12,12先端に設けられた薬液吐出口(図示せず)から吐出させつつ、クローラ2,2を到達場所に向けて前進させる。この時、発生する余剰混合土はプラントに回収し、余剰混合土中の地盤改良薬液等は回収使用される。
この結果、構築される連続壁の形状は図2に示したように、上部のリブD1は厚さが薄くて水平長の短い、下部のリブD3は厚さが厚くて水平長の長い形状になり、また中部のリブD2はそれらの中間形状を有することとなり、3本の水平リブD1,D2,D3付連続壁が進行方向に構築される。
続いて、所定距離までクローラ2,2を進めた後、一旦クローラ2,2の前進を止め、カッターポスト5をリーダlに沿って昇降シリンダ3により深度の3分の1まで引き上げ、その後元の位置にカッターポスト5を降下させる。こうして、垂直リブE1,E2,E3が構築される。この時、垂直リブE1はその形状を図2に示したように厚さが薄くて水平長が短く、垂直リブE3は厚さが厚くて水平長が長い形状になり、また垂直リブE2はそれらの中間形状になる。
このように、カッターポスト5の前進と停止及び引上げ降下作業を繰り返し、クローラを到達場所まで進め、カッターポスト5をリーダ1に沿って昇降シリンダ3により地上に引き上げ、地盤改良薬液の注入を停止し、油圧モータ4の駆動を停止する。尚、到達位置の壁形状は先端スクリューロッド12が地盤を掘削しながら地上に引き上げられるので、始端位置Aと同じくビット6幅と先端スクリューロッド12長とを合計した幅を有し、先端スクリューロッド12外径の厚さの直方体形状となる。
こうすることにより、水平及び垂直リブ付連続壁を構築することができる。また、垂直リブは途中位置でカッターポスト5を地上まで引き上げた後、元の位置に降下させると始端位置Aや到達位置(図示せず)と同じ形状にすることもできる。
本実施例では、開削側Bが垂直平面であり、非開削側Cに水平及び垂直リブD,Eを付けた連続壁の構築様式を説明したが、施工途中でのカッターポスト5の引上げ降下作業を省略することで垂直リブEのない連続壁を構築することもでき、またカッターポスト5の両側に掘削刃付スクリューロッド12を装着して、両側にリブを付けた連続壁を構築することもできる。
1 リーダ
2 クローラ
3 昇降シリンダ
4 油圧モータ
5 カッターポスト
6 ビット
7 チェーン
8 駆動スプロケット
9 従動スプロケット
10 中間スプロケット
11 薬液注入口
12 掘削刃付スクリューロッド
13 掘削刃
A 始端位置
B 開削側
C 非開削側
D,D1,D2,D3 水平リブ
E,E1,E2,E3 垂直リブ
2 クローラ
3 昇降シリンダ
4 油圧モータ
5 カッターポスト
6 ビット
7 チェーン
8 駆動スプロケット
9 従動スプロケット
10 中間スプロケット
11 薬液注入口
12 掘削刃付スクリューロッド
13 掘削刃
A 始端位置
B 開削側
C 非開削側
D,D1,D2,D3 水平リブ
E,E1,E2,E3 垂直リブ
Claims (2)
- 無端チェーンカッター方式の掘削機の先端スプロケット軸及び中間スプロケット軸の複数段に掘削刃付スクリューロッドを装着し、連続壁構築と同時にリブの掘削を行い、リブ付連続壁の構築を行うことを特徴とする連続壁施工機。
- 上記掘削刃付スクリューロッドの長さ及び径を深度と共に長く大径にすることを特徴とする請求項1の連続壁施工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003347567A JP2005076434A (ja) | 2003-09-01 | 2003-09-01 | リブ付連続壁施工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003347567A JP2005076434A (ja) | 2003-09-01 | 2003-09-01 | リブ付連続壁施工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005076434A true JP2005076434A (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=34419587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003347567A Pending JP2005076434A (ja) | 2003-09-01 | 2003-09-01 | リブ付連続壁施工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005076434A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110067254A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-07-30 | 上海智平基础工程有限公司 | 一种超薄带肋止水帷幕的旋喷钻头 |
CN110067255A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-07-30 | 上海智平基础工程有限公司 | 一种超薄带肋止水帷幕结构及其施工方法 |
-
2003
- 2003-09-01 JP JP2003347567A patent/JP2005076434A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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