JP2005075249A - Vehicular air-conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、オープンカーなどのルーフが開閉される車両に適した車両用空調装置に関する。 The present invention relates to a vehicle air conditioner suitable for a vehicle such as an open car whose roof is opened and closed.
オープンカーなどのように、ルーフが開閉可能な車両においては、ルーフの開閉は室内空調に大きな影響を及ぼすことになる。このため、従来においては、ルーフの開閉状態を検出し、この検出された開閉状態がルーフを開とする状態であり、且つ、外気温が所定温度以上である場合に、吹出モードをベントモードに切り換え、日射量が大きくなるにつれて、必要吹出空気温度を低温側へ修正する制御などが考えられている(特許文献1)。
しかしながら、上述した構成においては、ルーフが開けられた場合でも、快適な空調状態を形成することを主眼としているので、省動力の点や走行の安全性の点で不十分なものであった。即ち、燃費の良し悪しを決める大きな要因はコンプレッサの可動状態にあるが、ルーフが開けられた場合にまで、快適な空調状態を追及してコンプレッサを可動させるようにすると、ともすれば無駄な空調制御が行われ、コンプレッサの稼動率が過剰になる不都合がある。 However, in the above-described configuration, even when the roof is opened, the main purpose is to form a comfortable air-conditioning state, which is insufficient in terms of power saving and driving safety. In other words, the main factor that determines whether fuel consumption is good or bad is the moving state of the compressor, but until the roof is opened, it is possible to move the compressor in pursuit of a comfortable air conditioning state. There is a disadvantage that the control is performed and the operation rate of the compressor becomes excessive.
一般に、ルーフが開かれている場合には、ルーフを閉じている場合に比べて除湿の必要性は低いといえるので、快適性を追求するよりも省動力を優先させることが好ましい。また、除湿能力を低減したことで窓ガラスの曇りが懸念される場合には、走行の安全性を確保する必要から、省動力に優先して除湿能力を高めることが望ましいといえる。 In general, when the roof is open, the need for dehumidification is lower than when the roof is closed. Therefore, it is preferable to prioritize power saving over pursuing comfort. In addition, when there is a concern about fogging of the window glass due to the reduced dehumidifying capacity, it can be said that it is desirable to increase the dehumidifying capacity in preference to power saving because it is necessary to ensure the safety of traveling.
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ルーフが開けられている場合に省動力を実現することが可能な車両用空調装置を提供することを主たる課題としている。また、ルーフが開けられている場合に窓ガラスが曇ることを防止することをも課題としている。 This invention is made | formed in view of the above point, and makes it the main subject to provide the vehicle air conditioner which can implement | achieve power saving when the roof is opened. Another object is to prevent the window glass from fogging when the roof is opened.
上記課題を達成するため、本発明に係る車両用空調装置は、車室に開口する空調ダクト内に前記車室へ送風する空気を通過させる冷却用熱交換器を配し、コンプレッサから吐出する冷媒を前記冷却用熱交換器を含む冷媒循環サイクルに循環させて前記車室へ送風する空気を空調するようにしている構成において、前記冷媒循環サイクルの稼動を要請する手段と、車両のルーフの開閉状態を検出するルーフ開閉状態検出手段と、前記冷媒循環サイクルの稼動が要請され、且つ、前記ルーフ開閉状態検出手段によって前記ルーフが開状態であると判定された場合に、前記コンプレッサの稼働率を前記ルーフが閉状態の場合よりも低下させる制御手段とを具備することを特徴としている(請求項1)。 In order to achieve the above object, a vehicle air conditioner according to the present invention includes a cooling heat exchanger that allows air to be blown to the vehicle compartment to pass through an air conditioning duct that opens to the vehicle compartment, and a refrigerant that is discharged from a compressor. In the refrigerant circulation cycle including the cooling heat exchanger to air-condition the air blown to the passenger compartment, and means for requesting operation of the refrigerant circulation cycle, and opening and closing of the roof of the vehicle When the roof open / close state detecting means for detecting the state and operation of the refrigerant circulation cycle are requested and the roof open / close state detecting means determines that the roof is in the open state, the operating rate of the compressor is set. Control means for lowering the roof than in the closed state (Claim 1).
したがって、ルーフが開状態である場合には、ルーフが閉状態である場合よりも除湿能力を必要としない場合であるので、コンプレッサの稼働率を低下させることで、コンプレッサの無駄な仕事を抑えることが可能となり、燃費の低減を図ることが可能となる。 Therefore, when the roof is in the open state, it is a case where the dehumidifying capacity is not required compared to when the roof is in the closed state. This makes it possible to reduce fuel consumption.
そして、コンプレッサの稼働率を低下させると、冷却用熱交換器による除湿能力が低減するので、空調ダクトから送風される空気が窓ガラスに直接当ると、ルーフが開いている場合であっても、窓ガラスの曇りが懸念される。そこで、上述した構成を前提とし、車室へ空気を送風する吹出モードがデフロスト吹出口を開状態とするモードに選択されているか否かを判定する判定手段を設け、この判定手段により吹出モードがデフロスト吹出口を開状態にするモードに選択されていると判定された場合に、コンプレッサの稼働率をルーフが閉状態である場合の稼働率に一致させたり、コンプレッサの稼働率を増大させる制御を付加することが望ましい(請求項2,3)。
And if the operating rate of the compressor is lowered, the dehumidifying ability by the cooling heat exchanger is reduced, so that when the air blown from the air conditioning duct directly hits the window glass, even if the roof is open, There is concern about fogging of window glass. Therefore, on the premise of the above-described configuration, there is provided a determining means for determining whether or not the blowing mode for blowing air to the passenger compartment is selected as the mode for opening the defrost outlet, and the blowing mode is determined by this determining means. When it is determined that the mode for opening the defrost outlet is selected, the compressor operation rate is matched with the operation rate when the roof is closed, or the compressor operation rate is increased. It is desirable to add them (
したがって、このような構成を付加することで、吹出モードがデフロスト吹出口を開状態とするモードに選択された場合は、コンプレッサの稼動率が増大することとなるので、十分に除湿された空気がデフロスト吹出口から窓ガラスへ送風されることとなり、窓ガラスの曇りを防止することが可能となる。 Therefore, by adding such a configuration, when the blowing mode is selected as a mode in which the defrost outlet is in the open state, the operation rate of the compressor increases. Air is blown from the defrost outlet to the window glass, and the window glass can be prevented from being fogged.
以上述べたように、この発明によれば、冷媒サイクルの稼動が要請され、且つ、ルーフが開状態であると判定された場合には、コンプレッサの稼働率をルーフが閉状態の場合よりも低下させるようにしたので、ルーフが開けられている場合に、コンプレッサの無駄又は過剰な仕事を抑えて省動力を実現することが可能となる。 As described above, according to the present invention, when the operation of the refrigerant cycle is requested and it is determined that the roof is in the open state, the operation rate of the compressor is lower than that in the case where the roof is in the closed state. Thus, when the roof is opened, it is possible to save power by suppressing waste or excessive work of the compressor.
また、ルーフが開けられている場合においても、吹出モードがデフロスト吹出口を開状態とするモードに選択された場合には、コンプレッサの稼働率をルーフが閉状態である場合の稼働率に戻したり、コンプレッサの稼働率を増大させる制御を行うことで、十分に除湿された空気をデフロスト吹出口から窓ガラスへ供給することが可能となり、窓ガラスの曇りを防止することが可能となる。 In addition, even when the roof is open, if the blowout mode is selected as a mode in which the defrost outlet is opened, the operating rate of the compressor is returned to the operating rate when the roof is closed. By performing control to increase the operating rate of the compressor, it is possible to supply sufficiently dehumidified air from the defrost outlet to the window glass, and to prevent fogging of the window glass.
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。 DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS The best embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
以下、この発明の実施の形態を図面により説明する。図1において、車両用空調制御装置は、空調ダクト1の最上流側に内気導入口2と外気導入口3とを有するインテーク装置4を備え、アクチュエータ(INTAKE ACT)5で駆動されるインテークドア6によって内気と外気との導入割り合いが調節されるようになっている。空調ダクト1には、モータ7aによって回転する送風機7が前記導入口に臨むように設けられ、送風機7の回転によって導入口から空気を吸引し、下流側へ圧送するようにしている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In FIG. 1, the vehicle air conditioning control device includes an intake device 4 having an inside
送風機7の下流側には、エバポレータ8が配され、このエバポレータ8は、エンジン9からの動力が電磁クラッチ10を介して伝達されるコンプレッサ11や、図示しないコンデンサ、エクスパンションバルブ等と共に配管結合されて冷媒循環サイクルを構成しており、コンプレッサ11を稼動させることで冷媒が供給され、ここを通過する空気を冷却するようにしている。
An
エバポレータ8の下流側には、エンジン冷却水を熱源とするヒータコア12が配置されており、このヒータコア12の手前にアクチュエータ(MIX ACT)13で駆動されるエアミックスドア14が配されている。エバポレータ8を通過した空気は、このエアミックスドア14によってヒータコア12を通過する空気とこれをバイパスする空気との割合が調節されるようになっている。
A
そして、エバポレータ8及びヒータコア12によって温調された空気は、 空調ダクト1の最下流側に設けられ、アクチュエータ(MODE ACT)15で駆動されるモードドア16a,16b,16cによって開度が調節される吹出口(デフロスト吹出口17a、ベント吹出口17b、フット吹出口17c)を介して車室へ送風される。
The air adjusted in temperature by the
前記インテークドア6、エアミックスドア14、モードドア16a〜16cを駆動する各アクチュエータ5、13、15や、送風機7のモータ7a、コンプレッサ11の電磁クラッチ10は、コントロールユニット20からの制御信号に基づいて制御される。
The
このコントロールユニット20は、中央演算装置(CPU)、読出専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、入出力ポート等を備えると共に各種ドア(インテークドア6、エアミックスドア14、モードドア16a〜16c)を駆動するアクチュエータ5,13,15、コンプレッサ11の電磁クラッチ10、送風機7のモータ7aを駆動制御する駆動回路を有して構成され、室内温度センサ21によって検出された車室内温度(Tr )、外気温度センサ22によって検出された外気温度(Ta)、日射センサ23によって検出された日射量(Tsun )、エバ温度センサによって検出されたエバポレータ温度(Te)に相当するそれぞれの信号が入力されると共に、車室内の目標温度(Tset )などを設定するコントロールパネル25からの信号や車両のルーフの開閉状態を検出するルーフ開閉検出センサ26からの信号が入力され、メモリに与えられた所定のプログラムにしたがってこれら入力信号を処理し、インテークドア6の位置、送風機7の回転速度、コンプレッサ11のオンオフ、エアミックスドア14の開度、吹出モードの切り換えなどを制御するようになっている。
The
尚、コンプレッサは、上述の例では、固定容量型を想定しているが、可変容量型であれば、上述した電磁クラッチに代えて、又は、上述した電磁クラッチに加えて、圧縮機の吸入圧を目標吸入圧とするよう吐出容量を制御する制御弁11aを設け、この制御弁11aの制御量をコントロールユニット20で制御する構成とすればよい。
In the above example, the compressor is assumed to be a fixed displacement type. However, if the compressor is a variable displacement type, the suction pressure of the compressor is used instead of or in addition to the electromagnetic clutch described above. A
図2において、上記コントロールユニット20による圧縮機の制御動作例がフローチャートとして示されており、以下、このフローチャートに基づいて説明する。
In FIG. 2, an example of the control operation of the compressor by the
コントロールユニット20は、所定の初期設定処理、各種センサ21〜24,26やコントロールパネル25からの信号入力処理などを経て、本フローチャートの処理を行うもので、ステップ50〜68において、コントロールパネル上に配された各種スイッチを操作した場合のスイッチ処理を行い、空調装置の運転モードを決定する。
The
即ち、ステップ50において、ファンスイッチがオフであるか否かを、ステップ52において、各種空調機器を全自動制御に設定するオートスイッチが投入されたか否かを、ステップ54において、吹出モードをデフモードに設定して強制除湿を行う必要があるか否かをそれぞれ判定し、ファンスイッチがオフであると判定された場合には、送風機が停止している場合であるので、ステップ68へ進み、空調装置をオフモードに設定する。
That is, in
また、オートスイッチが投入されたと判定された場合には、ステップ58へ進み、その後に空調装置を稼動・停止させるA/Cスイッチを押したか否かに応じて空調装置の運転モードを設定する。即ち、A/Cスイッチが押されていなければ、オートスイッチを投入した状態をそのまま反映させるために空調装置を全自動で制御するオートモードに設定し(ステップ64)、A/Cスイッチが押されれば、予め決められた所定のエバポレータ温度が得られるようにコンプレッサを制御するオンモードに設定する(ステップ66)。
If it is determined that the auto switch has been turned on, the process proceeds to
さらに、デフスイッチが投入されたと判定された場合には、ステップ60へ進み、その後に空調装置を稼動・停止させるA/Cスイッチを押したか否かに応じて空調装置の運転モードを設定する。即ち、A/Cスイッチが押されなければ、強制除湿の要請を反映させるために空調装置をオンモードに設定し(ステップ66)、A/Cスイッチが押された場合には、強制除湿の要請がなくなったので、空調装置をオフモードに設定する(ステップ68)。
Further, if it is determined that the differential switch has been turned on, the process proceeds to
これに対して、ステップ54において、デフスイッチが投入されていないと判定された場合には、空調装置がオンモードであるか否かを判定し、オンモードであればステップ60において、また、オフモードであればステップ62において、それぞれA/Cスイッチを押したか否かに応じて空調装置の運転モードを設定する。即ち、A/Cスイッチが押されなければ、現状の運転モードを維持し、A/Cスイッチが押された場合には、いままでの運転モードを変更する乗員の意思を反映するために、空調装置がオンモードであった場合にはオフモードに、空調装置がオンモードでなかった場合にはオンモードにそれぞれ設定する。
On the other hand, if it is determined in
以上のようにして、空調装置の運転モードが設定された後は、ステップ70において、空調装置がオンモードであるか否かを判定し、また、ステップ72において、空調装置がオートモードであるか否かを判定し、空調装置の運転モードがオンモードであると判定された場合には、ステップ74へ進み、所定のエバポレータ温度(Te )になるようにコンプレッサをオンオフ制御する。即ち、エバポレータ温度(Te )が予め設定された所定の閾値(α+δ)を越えて高くなった場合にコンプレッサを稼動させ(ステップ76)、所定の閾値(α)を越えて低くなった場合に、コンプレッサ11を停止させる(ステップ78)。
After the operation mode of the air conditioner is set as described above, it is determined in
また、ステップ70において、空調装置の運転モードがオンモードでないと判定され、且つ、ステップ72において、空調装置の運転モードがオートモードでないと判定された場合には、空調装置はオフモードに設定されているので、ステップ78へ進み、コンプレッサ11を停止させる。
If it is determined in
以上に対して、ステップ72において、空調装置の運転モードがオートモードであると判定された場合には、ステップ80へ進み、車両のルーフが開状態であるか否かをルーフ開閉検出センサ26からの信号に基づき判定する。
このステップ80において、車両のルーフが開状態でないと判定された場合には、ルーフを閉状態にした従来通りの空調を行う制御特性(MAP2)を選択し(ステップ82)、車両のルーフが開状態であると判定された場合には、吹出モードに応じて、前記制御特性(MAP2)を選択するか、省動力制御を行う省動力制御特性(MAP1)を選択する。
On the other hand, when it is determined in
If it is determined in
即ち、ステップ84において、吹出モードが窓ガラスに空調風を供給するデフロスト吹出口を開状態にするモード(デフモード、デフフットモードなど)に選択されているか否かを判定し、デフロスト吹出口を開状態にするモードが選択されていないと判定された場合には、窓ガラスの曇り防止を行う要請がないので、このような場合にまでルーフを閉状態にした制御が維持されると、コンプレッサの無駄ないし過剰な仕事が生じることから、省動力制御を行う制御特性(MAP1)を選択する(ステップ86)。これに対し、デフロスト吹出口を開状態にするモードが選択されていると判定された場合には、窓ガラスの曇り防止を行う要請があるので、このような場合には、車両の安全な走行を確保するため、省動力に優先して窓ガラスの曇りを防止する制御を行う必要があり、ルーフを閉状態にした制御特性(MAP2)を選択し、省動力制御を回避する。
That is, in
そして、選択された制御特性(マップ)に基づき、ステップ88において、外気温(Ta )に応じて目標エバポレータ温度(Teof1)を算出し、ステップ90において、目標吹出温度(Tof)に応じて目標エバポレータ温度(Teof2)を算出する。
Based on the selected control characteristic (map), in
ここで、ルーフを開状態にした省動力制御特性(MAP1)とルーフを閉状態にした制御特性(MAP2)は、外気温(Ta )に基づいて目標エバポレータ温度(Teof1)を算出する場合であれば、ステップ88に示されるような特性として記憶されている。即ち、外気温がある温度以上であれば、両特性は同じであり、目標エバポレータ温度(Teof1)を所定の下限値に至るまで低くし、ある温度以下であれば、MAP1で算出される目標エバポレータ温度を所定の上限値に至るまでMAP2で算出される目標エバポレータ温度よりも高くする。
Here, the power saving control characteristic (MAP1) in which the roof is opened and the control characteristic (MAP2) in which the roof is closed are cases where the target evaporator temperature (Teof1) is calculated based on the outside air temperature (Ta). For example, the characteristic is stored as shown in
また、目標吹出温度(Tof)に基づいて目標エバポレータ温度(Teof2)を算出する場合であれば、ステップ90に示されるような特性として記憶されている。即ち、目標吹出温度(Tof)がある温度以下であれば、両特性は同じであり、目標エバポレータ温度(Teof2)を目標吹出温度(Tof)が低くなるにつれて低くし、ある目標吹出温度以上であれば、MAP1で算出される目標エバポレータ温度をMAP2で算出される目標エバポレータ温度よりも高くする。
Further, if the target evaporator temperature (Teof2) is calculated based on the target outlet temperature (Tof), it is stored as a characteristic as shown in
そして、次のステップ92において、ステップ88及びステップ90で算出されたそれぞれ目標エバポレータ温度(外気温度Ta との関係で算出されたTeof1, 目標吹出温度Tofとの関係で算出されたTeof2)の大きさを比較し、ステップ94,96において、低い方の目標エバポレータ温度をコンプレッサ11を停止させる停止目標エバポレータ温度(Teof )に設定し、これに基づく閾値(Teof ,Teof +δ)によってコンプレッサ11をオンオフ制御する。即ち、エバ温度センサ24によって検出されたエバポレータ温度がTeof 以下になれば、コンプレッサを停止させ(ステップ78)、エバポレータ温度がTeof +δ以上になれば、コンプレッサを稼動させる(ステップ76)。
In the
したがって、以上の構成によれば、車両のルーフが開いている場合には、コンプレッサ11をオンオフさせる閾値がコンプレッサ11を早期に停止させる閾値に設定されるので、コンプレッサ11の稼働率を小さくすることが可能となり、省動力運転が実現される。そして、このような場合においても、吹出モードがデフロスト吹出口を開状態にするモードに設定された場合には、窓ガラスの曇り防止の要請があるので、省動力運転に優先して車両のルーフが閉じている場合の運転状態に設定する。即ち、窓ガラスに向って送風される吹出モード時においては、コンプレッサ11の稼動率を高めて除湿能力を増大させ、安全な走行環境を確保する。
Therefore, according to the above configuration, when the roof of the vehicle is open, the threshold value for turning on / off the
以上の制御は、冷媒循環サイクルに利用される圧縮機11が固定容量型である場合の例であるが、可変容量型のものであれば、図3に示すような制御とすることで対応すればよい。
The above control is an example of the case where the
即ち、ステップ70において、空調装置の運転モードがオンモードであると判定された場合には、目標エバポレータ温度(Te')を所定の温度(γ)に設定し(ステップ100)、ステップ102において、エバ温度センサ24によって検出されたエバポレータ温度(Te )がこの目標エバポレータ温度(γ)に収束するように、コンプレッサの吐出容量を制御する制御弁11aの制御信号を例えばPI制御する。
That is, when it is determined in
その後、ステップ104へ進み、検出されたエバポレータ温度(Te )が所定の閾値(ω+δ)を越えて高くなっている場合はコンプレッサを稼動させ(ステップ76)、所定の閾値(ω)を越えて低くなっている場合は、コンプレッサを停止させる(ステップ78)。 Thereafter, the routine proceeds to step 104, and when the detected evaporator temperature (Te) is higher than a predetermined threshold value (ω + δ), the compressor is operated (step 76), and lower than the predetermined threshold value (ω). If so, the compressor is stopped (step 78).
また、ステップ82又は86によって選択された制御特性(マップ)に基づき、ステップ104において、外気温(Ta )に応じて目標エバポレータ温度(Te'1 )を算出し、ステップ106において、目標吹出温度(Tof)に応じて目標エバポレータ温度(Te'2 )を算出する。
Further, based on the control characteristic (map) selected in
ここで、ルーフを開状態にした省動力制御特性(MAP1)とルーフを閉状態にした制御特性(MAP2)は、ステップ88、90で示されるマップと同様の傾向を有しているもので、外気温(Ta )に基づいて目標エバポレータ温度(Teof1)を算出する場合であれば、ステップ104に示されるような特性として記憶されている。即ち、外気温がある温度以上であれば、いずれの場合も目標エバポレータ温度(Te'1 )を所定の下限値に至るまで低くし、ある温度以下であれば、MAP1で算出される目標エバポレータ温度を所定の上限値に至るまでMAP2で算出される目標エバポレータ温度よりも高くする。
Here, the power saving control characteristic (MAP1) in which the roof is opened and the control characteristic (MAP2) in which the roof is closed have the same tendency as the map shown in
また、目標吹出温度(Tof)に基づいて目標エバポレータ温度(Te'2 )を算出する場合であれば、ステップ106に示されるような特性として記憶されている。即ち、目標吹出温度(Tof)がある温度以下であれば、いずれの場合も目標エバポレータ温度(Te'2 )を目標吹出温度(Tof)が低くなるにつれて低くし、ある目標吹出温度以上であれば、MAP1で算出される目標エバポレータ温度をMAP2で算出される目標エバポレータ温度よりも高くする。
If the target evaporator temperature (Te ′ 2) is calculated based on the target outlet temperature (Tof), it is stored as a characteristic as shown in
そして、次のステップ108において、ステップ104及びステップ106で算出されたそれぞれ目標エバポレータ温度(Te'1,Te'2 )の大きさを比較し、ステップ110,112において、低い方の目標エバポレータ温度をコンプレッサを制御する目標エバポレータ温度(Te')に設定し、ステップ102において、エバ温度センサ24によって検出されたエバポレータ温度(Te )がこの目標エバポレータ温度(Te')に収束するように、コンプレッサの吐出容量を制御する制御弁11aの制御信号を例えばPI制御する。
尚、他のステップの処理は、図2に示す処理と同様であるので、同一ステップに同一番号を付して説明を省略する。
In the
Since the processing of other steps is the same as the processing shown in FIG. 2, the same steps are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
したがって、このような構成によれば、車両のルーフが開いている場合には、目標エバポレータ温度(Te')が高めに設定されるので、コンプレッサ11の稼働率を小さくすることができ、省動力運転が実現される。そして、車両のルーフが開いている場合においても、吹出モードがデフロスト吹出口を開状態にするモードに設定された場合には、窓ガラスの曇り防止の要請があるので、省動力運転に優先して車両のルーフが閉じている場合の運転状態に設定される。即ち、窓ガラスに向って送風される吹出モード時においては、目標エバポレータ温度を低く設定してコンプレッサの稼動率を高め、除湿能力を増大させて安全な走行環境を確保する。
Therefore, according to such a configuration, when the roof of the vehicle is open, the target evaporator temperature (Te ′) is set higher, so that the operation rate of the
尚、上述の構成例においては、ルーフが開いている場合において、吹出モードがデフロスト吹出口を開状態にするモードに設定されている場合は、コンプレッサの稼働率をルーフが閉じている場合の稼働率に一致させるようにしたが、一致させなくても、コンプレッサの稼動率を増大させれば、同様の目的を達成させることが可能となる。 In the above configuration example, when the roof is open and the blowing mode is set to a mode in which the defrost outlet is opened, the operation rate of the compressor is the operation when the roof is closed. Although it is made to correspond to a rate, even if it does not correspond, if the operating rate of a compressor is increased, it will become possible to achieve the same objective.
本発明は、ルーフが開閉される車両などの移動体において、空調装置のコンプレッサの無駄又は過剰な仕事を抑えて省動力を実現する場合に利用可能である。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be used for realizing power saving in a moving body such as a vehicle whose roof is opened and closed by suppressing waste or excessive work of a compressor of an air conditioner.
1 空調ダクト
8 エバポレータ
11 コンプレッサ
17a デフロスト吹出口
20 コントロールユニット
26 ルーフ開閉検出センサ
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記冷媒循環サイクルの稼動を要請する手段と、
車両のルーフの開閉状態を検出するルーフ開閉状態検出手段と、
前記冷媒循環サイクルの稼動が要請され、且つ、前記ルーフ開閉状態検出手段によって前記ルーフが開状態であると判定された場合に、前記コンプレッサの稼働率を前記ルーフが閉状態の場合よりも低下させる制御手段と
を具備することを特徴とする車両用空調装置。 A cooling heat exchanger that allows air to be blown to the passenger compartment to pass through the air conditioning duct that opens to the passenger compartment is disposed, and the refrigerant discharged from the compressor is circulated to a refrigerant circulation cycle including the cooling heat exchanger. In a vehicle air conditioner that air-conditions the air blown to the passenger compartment,
Means for requesting operation of the refrigerant circulation cycle;
Roof open / closed state detecting means for detecting the open / closed state of the roof of the vehicle;
When the operation of the refrigerant circulation cycle is requested and the roof open / close state detecting means determines that the roof is in the open state, the operating rate of the compressor is lowered as compared with the case in which the roof is in the closed state. And a vehicle air conditioner.
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2003
- 2003-09-03 JP JP2003310801A patent/JP2005075249A/en active Pending
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