JP2021181276A - Vehicle air conditioner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は車両用空調装置に関する。 The present invention relates to a vehicle air conditioner.
特許文献1には、車内と車外との間の換気を行うための換気ファンを車両の複数箇所に設け、室内空調換気モードに応じて、複数の換気ファンの間の空気流れを切り替える技術が記載されている。 Patent Document 1 describes a technique in which ventilation fans for ventilating between the inside and outside of a vehicle are provided at a plurality of locations in the vehicle, and the air flow between the plurality of ventilation fans is switched according to the indoor air conditioning ventilation mode. Has been done.
ウイルスなどに感染した感染者が車両に乗車した場合、車内は密閉度の高い環境であるため、感染していない同乗者が感染するリスクが高くなる。このため、車内の空気質を向上させ、同乗者の感染のリスクを減らすことが求められる。なお、特許文献1に記載の技術は、換気制御の実行が車両の乗員による操作に依存しているので、例えば乗員の操作のし忘れや操作誤りなどを原因として換気制御が実行されないことがある。 When an infected person infected with a virus or the like gets on a vehicle, the inside of the vehicle has a high degree of airtightness, so that the risk of infection by an uninfected passenger increases. Therefore, it is required to improve the air quality in the vehicle and reduce the risk of infection of passengers. In the technique described in Patent Document 1, since the execution of ventilation control depends on the operation by the occupant of the vehicle, the ventilation control may not be executed due to, for example, forgetting to operate the occupant or an operation error. ..
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、感染者が車両に乗車した場合の同乗者の感染リスクを減らすことができる車両用空調装置を得ることが目的である。 The present invention has been made in consideration of the above facts, and an object of the present invention is to obtain a vehicle air conditioner capable of reducing the risk of infection of a passenger when an infected person gets on the vehicle.
請求項1記載の発明に係る車両用空調装置は、感染者が乗車しているか否かを判断する感染者判断部と、前記感染者判断部によって感染者が乗車していると判断された場合に、車内の空気質を向上させる制御を行う空気質向上制御部と、前記感染者判断部によって感染者が乗車していると判断され、かつ、車内の空気質の向上を妨げる操作が行われた場合に、前記操作に応じた制御を禁止する制御禁止部と、を含んでいる。 The vehicle air conditioner according to the invention according to claim 1 is a case where an infected person determination unit for determining whether or not an infected person is on board and an infected person determination unit for determining whether or not an infected person is on board. In addition, the air quality improvement control unit that controls the improvement of the air quality in the vehicle and the infected person determination unit determine that the infected person is on board, and an operation that hinders the improvement of the air quality in the vehicle is performed. In this case, it includes a control prohibition unit that prohibits control according to the operation.
請求項1記載の発明では、感染者が乗車していると判断した場合に、車内の空気質を向上させる制御を行うと共に、車内の空気質の向上を妨げる操作が行われた際に、当該操作に応じた制御を禁止することで、車内の空気質が低下することが防止される。従って、請求項1記載の発明によれば、感染者が車両に乗車した場合の同乗者の感染のリスクを減らすことができる。 According to the first aspect of the present invention, when it is determined that an infected person is on board, control is performed to improve the air quality in the vehicle, and when an operation that hinders the improvement of the air quality in the vehicle is performed, the said invention. By prohibiting control according to the operation, it is possible to prevent the air quality in the vehicle from deteriorating. Therefore, according to the invention of claim 1, it is possible to reduce the risk of infection of the passenger when the infected person gets on the vehicle.
本発明は、感染者が車両に乗車した場合の同乗者の感染リスクを減らすことができる、という効果を有する。 The present invention has an effect that the risk of infection of a passenger when an infected person gets on a vehicle can be reduced.
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1に示す車両制御システム80は、車両に搭載された車載システム82と、データセンタ・サーバ84(以下、単にサーバ84という)と、車両制御システム80の利用者に各々所持されGPS(Global Positioning System)センサ88を内蔵する携帯端末86と、を含んでいる。車載システム82、サーバ84および携帯端末86は、無線通信ネットワーク90を介して無線通信可能とされている。
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The
サーバ84は、車両制御システム80の個々の利用者が感染者か否かを表す感染者情報を記憶部に記憶している。なお、感染者情報は、例えば自身が感染者か否かを回答させるアンケートを個々の利用者へ配布するなどにより取得される。またサーバ84は、個々の利用者が所持する携帯端末86から、GPSセンサ88によって検出された位置情報を定期的に受信することで、個々の利用者の位置を各々把握している。そしてサーバ84は、車載システム82から車両の位置情報と共に感染者の乗車の有無の問い合わせがあった場合に、車両の位置情報を個々の利用者の位置情報と比較することで、車両に利用者が乗車しているか否かを判定する。また、車両に利用者が乗車していると判定した場合、さらに感染者情報を参照することで、車両に感染者が乗車しているか否かを判定し、判定結果を車載システム82へ通知する。
The
車載システム82はバス100を備えており、バス100には、無線通信部92、GPSセンサ94、パワーウインドウECU(Electronic Control Unit)96および車両用空調装置10のエアコンECU60が各々接続されている。無線通信部92はサーバ84などとの無線通信を司る。GPSセンサ94は車両の現在位置を検出する。パワーウインドウECU96は、車両のサイドウインドウを開閉させるパワーウインドウモータ98が接続されており、図示しないパワーウインドウスイッチの操作に応じてパワーウインドウモータ98を駆動し、車両のサイドウインドウを開閉させる。
The in-
図2に示すように、車両用空調装置10は、コンプレッサ(圧縮機)12、コンデンサ(凝縮器)14、エキスパンションバルブ(膨張弁)16およびエバポレータ(蒸発器)18を含んでおり、これらが配管を介して接続されて冷凍サイクルが形成されている。車両用空調装置10は、コンプレッサ12が回転駆動されることにより冷媒が圧縮、液化されてエバポレータ18へ送り込まれる。エバポレータ18では、冷媒が気化するときにエバポレータ18を通過する空気の冷却および除湿が行われる。エキスパンションバルブ16は、このときの冷媒の熱交換効率の向上、エバポレータ18へ送り込む冷媒流量の調整を行う。
As shown in FIG. 2, the
また、車両用空調装置10は、インストルメントパネル(図示省略)内に設けられて車室の前席側を中心とした空調を担うエアコンユニット20と、車室の後席側に設けられて車室の後席側の空調(冷房)を担うリヤクーラユニット22と、を備えている。
Further, the
車両用空調装置10は、エバポレータ18として、エアコンユニット20内に配設されるエバポレータ18Aと、リヤクーラユニット22内に配設されるエバポレータ18Bと、を備え、エキスパンションバルブ16として、エバポレータ18A側のエキスパンションバルブ16Aと、エバポレータ18B側のエキスパンションバルブ16Bと、を備えている。これにより、コンデンサ14によって冷却されて液化された冷媒は、エキスパンションバルブ16Aを経てエバポレータ18Aへ送られると共に、エキスパンションバルブ16Bを経てエバポレータ18Bへ送られる。
The
エアコンユニット20には、空気の導入口として、車室内に向けて開口された内気導入口24と、車外へ向けて開口された外気導入口26と、が形成され、内気導入口24および外気導入口26を選択的に開閉する切換ドア28、および、送風手段であるブロワファン30が設けられている。
The
車両用空調装置10は、空調風の生成に用いる空気の導入モードとして、車室内の空気を導入する内気循環モードまたは車外の空気を導入する外気導入モードの設定が可能となっている。エアコンユニット20では、空気導入モードが設定されることにより、その空気導入モードに応じて切換ドア28が作動される。また、エアコンユニット20は、ブロワモータ32によってブロワファン30が回転駆動されることにより、内気または外気が吸引されてエバポレータ18へ送られる。このときに、ブロワファン30の回転数、すなわち、ブロワモータ32の回転数に応じた風量(ブロワ風量)が得られる。
The
また、車両用空調装置10には、空調風の吹出し口として、フロントウインドシールドガラス(図示省略)などへ向けて開口されたデフロスタ吹出し口34(例えば、センタデフロスタ吹出し口34A、サイドデフロスタ吹出し口34B)、車室内の乗員へ向けて開口されたレジスタ吹出し口36(例えば、センタレジスタ吹出し口36A、サイドレジスタ吹出し口36B)、および、乗員の足元へ向けて開口された足元吹出し口38(例えば、前席足元吹出し口38A、後席足元吹出し口38B)が設けられており、これらの吹出し口を介してエアコンユニット20内が車室内と連通されている。
Further, in the
また、エアコンユニット20には、デフロスタ吹出し口34、レジスタ吹出し口36および足元吹出し口38を選択的に開閉するモード切換ドア40が設けられていると共に、ヒータコア42およびエアミックスドア44が設けられている。
Further, the
車両用空調装置10は、空調風の吹出しモードとして、デフロスタ吹出し口34から空調風を吹き出すDEFモード、レジスタ吹出し口36から吹き出すFACEモード、足元吹出し口38から吹き出すFOOTモード、デフロスタ吹出し口34および足元吹出し口38から吹き出すFOOT/DEFモード、および、レジスタ吹出し口36および足元吹出し口38から吹き出すBI−LEVELモードが設定可能とされている。エアコンユニット20は、吹出しモードが設定されると、設定された吹出しモードに応じてモード切換ドア40が作動される。
The
また、エアコンユニット20のうち、エバポレータ18Aの配設位置よりも空調風の下流側には、ヒータコア42が配置されている。車両用空調装置10が設けられている車両が、駆動源としてエンジン(内燃機関)が搭載されている車両である場合、ヒータコア42には、エンジンとの間で冷却水が循環され、この冷却水とヒータコア42を通過する空気との間で熱交換が行われることにより、ヒータコア42を通過する空気が加熱される。
Further, in the
エアミックスドア44は、エバポレータ18(エバポレータ18A)を通過した空気を、ヒータコア42を通過する空気と、ヒータコア42をバイパスする空気とに分ける。エアコンユニット20では、ヒータコア42を通過した空気とヒータコア42をバイパスした空気が混合されて空調風が生成される。車両用空調装置10では、エアミックスドア44の開度が制御されることにより、所望の温度の空調風が生成される。
The
一方、リヤクーラユニット22には、車室内に開口された導入口48が形成されると共に、エバポレータ18Bと導入口48との間にブロワファン50が設けられている。リヤクーラユニット22では、リヤブロワモータ52によってブロワファン50が回転駆動されることにより、導入口48から車室内の空気が導入される。このときに、リヤブロワモータ52の回転数に応じたブロワ風量が得られるように車室内の空気が導入される。
On the other hand, the
また、リヤクーラユニット22には、吹出し口54が形成され、リヤブロワモータ52の作動によって吸引された空気が、エバポレータ18Bを通過することにより冷却され、吹出し口54から車室内に吹き出される。
Further, a
このリヤクーラユニット22は、例えば、車室後部側で、車幅方向の一端側のサイドトリム、デッキサイドトリム内などに設けられ、吹出し口54としては、該サイドトリムに開口されて形成された吹出し口54Aと、車幅方向に沿って延設されたダクト56を介して他端側のサイドトリムに開口されて形成された吹出し口54Bとが設けられている。これにより、リヤクーラユニット22が、吹出し口54A、54Bから吹き出される空調風(冷却風)によって車室後部を冷却する。
The
すなわち、本実施形態では、車室内の暖房をエアコンユニット20で行い、車室内の冷房を、前席側がエアコンユニット20で行い、後席側をリヤクーラユニット22で行うようになっている。
That is, in the present embodiment, the heating of the vehicle interior is performed by the
一方、図1に示すように、車両用空調装置10のエアコンECU60は、CPU(Central Processing Unit)102と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ104と、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部106と、通信制御部108と、を含んでいる。CPU102、メモリ104、記憶部106および通信制御部108は内部バス110を介して互いに通信可能に接続されている。
On the other hand, as shown in FIG. 1, the
記憶部106には空調制御プログラム112が記憶されている。エアコンECU60は、空調制御プログラム112が記憶部106から読み出されてメモリ104に展開され、メモリ104に展開された空調制御プログラム112がCPU102によって実行されることで、図3に示す感染者判断部120、空気質向上制御部122および制御禁止部124として機能し、後述する空調制御処理を行う。
The air conditioning control program 112 is stored in the
エアコンECU60はコンプレッサ12が接続されている。コンプレッサ12は、エンジンまたはモータの駆動力で回転駆動される。コンプレッサ12と駆動源との間にはマグネットクラッチ62が設けられている。エアコンECU60にはマグネットクラッチ62が接続されており、エアコンECU60は、マグネットクラッチ62のオン/オフによってコンプレッサ12の運転/停止を切り替える。また、エアコンECU60は、コンプレッサ12の運転中(マグネットクラッチ62のオン時)に、コンプレッサ12の冷媒吐出圧を制御することにより、冷房能力を制御する。
The
エアコンECU60には、ブロワモータ32、切換ドア28を操作するアクチュエータ64A、モード切換ドア40を操作するアクチュエータ64Bおよびエアミックスドア44を制御するアクチュエータ64Cが接続されている。また、エアコンECU60には、車室内の温度(室温)を検出する室温センサ66、車外の温度(外気温)を検出する外気温センサ68、日射量を検出する日射センサ70、エバポレータ18(エバポレータ18A)を通過した空気の温度(エバポレータ後温度)を検出するエバポレータ後温度センサ72およびエンジン冷却水の水温を検出する水温センサ74などの各種センサが接続されている。
The
さらに、車両用空調装置10は、各種の操作スイッチおよび運転状態を表示するディスプレイが設けられた操作パネル76が、例えば、インストルメントパネルなどに設けられており、この操作パネル76がエアコンECU60に接続されている。
Further, in the
エアコンECU60は、操作パネル76のスイッチ操作によって設定温度などの運転条件が設定されて空調運転の開始が指示されると、設定された運転条件を読み込み、各種のセンサによって環境状態および動作状態を検出しながら空調運転の制御を行う。
When the operating conditions such as the set temperature are set by operating the switch on the
このとき、エアコンECU60では、車室内を設定温度とするための空調風の温度(目標吹出し温度TAO)を演算し、この目標吹出し温度TAOの空調風が得られるように制御する。この目標吹出し温度TAOは、設定温度TSET、室温Tr、外気温Ta、日射量STから次の(1)式を用いて演算することができる。
TAO=K1・TSET−K2・Tr−K3・Ta−K4・ST+C …(1)
(ただし、K1〜K4およびCは予め設定された定数)
At this time, the air-
T AO = K1, T SET- K2, Tr-K3, Ta-K4, ST + C ... (1)
(However, K1 to K4 and C are preset constants)
エアコンECU60は、目標吹出し温度TAOを演算すると、この目標吹出し温度TAOの空調風が得られるようにエアミックスドア44の開度制御を行う。また、エアコンECU60は、オートモードでの空調運転が設定されていると、目標吹出し温度TAOに基づいて、吹出しモード、ブロワ風量等の運転条件を設定し、設定した運転条件で空調運転が行わせる。なお、ブロワ風量は、例えば、最大風量と最小風量が設定されており、エアコンECU60は、ブロワモータ32に供給する電圧のデューティ比を制御することにより、ブロワ風量を制御する。
Air conditioning ECU60, when calculating the target outlet air temperature T AO, controls the opening degree of the
車両用空調装置10は、エアコンECU60によってリヤクーラユニット22の作動を制御しており、エアコンECU60には、リヤブロワモータ52およびリヤクーラユニット22のオン/オフおよびブロワ風量の設定が可能な操作パネル78が接続されている。なお、本実施形態では、エアコンECU60がリヤクーラユニット22の作動を制御する態様を説明するが、エアコンECU60と別に、リヤエアコンユニット用のコントローラを設けて、このコントローラにエアコンECU60と共に、リヤブロワモータ52および操作パネル78を接続しても良い。
The
エアコンECU60は、例えば、エアコンユニット20による空調運転が行われているときに、操作パネル76または操作パネル78のスイッチ操作によってリヤクーラユニット22がオンされると、操作パネル76または操作パネル78で設定されている運転条件(ブロワ風量)でブロワファン50(リヤブロワモータ52)を作動させる。これにより、リヤクーラユニット22を用いた車室後部側の空調運転(冷房運転)が行われる。
The
次に本実施形態の作用として、車両のイグニッションスイッチがオンの間、エアコンECU60によって実行される空調制御処理について、図4を参照して説明する。
Next, as the operation of the present embodiment, the air conditioning control process executed by the
空調制御処理のステップ150において、感染者判断部120は、まず、GPSセンサ94から車両の位置情報を取得し、取得した車両の位置情報をサーバ84へ通知することで、感染者の乗車の有無をサーバ84に問い合わせる。サーバ84は、上記の問い合わせがあった場合、通知された車両の位置情報を個々の利用者の位置情報と比較し、さらに感染者情報を参照することで、車両に感染者が乗車しているか否かを判定し、判定結果を車載システム82(エアコンECU60)へ通知する。そして感染者判断部120は、サーバ84から通知された判定結果に基づいて感染者が乗車中か否かを判定する。
In
車両に感染者が乗車していない場合、ステップ150の判定が否定されてステップ152へ移行する。ステップ152において、エアコンECU60は、操作パネル76、78を介しての乗員のスイッチ操作に応じた空調制御を行う。一方、車両に感染者が乗車している場合には、ステップ150の判定が肯定されてステップ154へ移行し、ステップ154〜ステップ168において、車内の空気質を向上させる制御を行う。
If no infected person is in the vehicle, the determination in
すなわち、ステップ154において、空気質向上制御部122は、ブロワモータ32の駆動が停止中か否かを判定する。ステップ154の判定が肯定された場合はステップ156へ移行し、ステップ156において、空気質向上制御部122は、ブロワモータ32に供給する電圧のデューティ比を所定値に制御してブロワモータ32を駆動させる。これにより、ブロワ風量が所定量になることで車内の空気質が向上される。ステップ156の処理を行うとステップ158へ移行する。また、ステップ154の判定が否定された場合もステップ158へ移行する。
That is, in
なお、ステップ154,156において、ブロワモータ32が駆動中の場合にも、ブロワモータ32に供給する電圧のデューティ比を所定値だけ増加させることで、ブロワ風量を所定量増加させ、車内の空気質を向上させるようにしてもよい。
In
ステップ158において、空気質向上制御部122は、空気導入モードが内気循環モードに設定されているか否かを判定する。ステップ158の判定が肯定された場合はステップ160へ移行する。ステップ160において、空気質向上制御部122は、アクチュエータ64Aにより切換ドア28を外気導入モードに対応する位置(内気導入口24を閉塞し外気導入口26を開放する位置)に切り替えることにより、空気導入モードを外気導入モードに切り替える。これにより、外気が導入されることで車内の空気質が向上される。ステップ160の処理を行うとステップ162へ移行する。また、ステップ158の判定が否定された場合もステップ162へ移行する。
In
ステップ162において、空気質向上制御部122は、リヤクーラユニット22またはリヤブロワモータ52が作動停止中か、もしくは前席優先空調制御が実行中か否かを判定する。本実施形態において、前席優先空調制御は、リヤクーラユニット22を作動させずにエアコンユニット20を作動させ、車内の前席エリアのみ重点的に空調を行う制御を意味する。ステップ162の判定が肯定された場合はステップ164へ移行する。
In
ステップ164において、空気質向上制御部122は、リヤクーラユニット22およびリヤブロワモータ52を強制的に作動させる(これに伴い前席優先空調制御の実行は停止される)。これにより、車内の特に後席エリアの空気質が向上される。ステップ164の処理を行うとステップ166へ移行する。また、ステップ162の判定が否定された場合もステップ166へ移行する。
In
ステップ166において、空気質向上制御部122は、車両のサイドウインドウが閉止されているか否かを判定する。ステップ166の判定が肯定された場合はステップ168へ移行し、ステップ168において、空気質向上制御部122は、パワーウインドウECU96を介してパワーウインドウモータ98により、車速に応じた開度でサイドウインドウを開放させる。これにより、車内の空気質が向上される。
In
なお、車速とサイドウインドウの開度との関係としては、一例として図5に示すように、車速が増加するに従ってサイドウインドウの開度が小さくなる(閉止状態に近づく)関係を適用することができる。また、サイドウインドウとしては、前席のサイドウインドウおよび後席のサイドウインドウを各々開放することができるが、これに代えて後席のサイドウインドウのみ開放するようにしてもよい。ステップ168の処理を行うとステップ170へ移行する。また、ステップ166の判定が否定された場合もステップ170へ移行する。
As an example of the relationship between the vehicle speed and the opening degree of the side window, as shown in FIG. 5, the relationship that the opening degree of the side window decreases (approaches the closed state) as the vehicle speed increases can be applied. .. Further, as the side window, the side window of the front seat and the side window of the rear seat can be opened respectively, but instead, only the side window of the rear seat may be opened. When the process of step 168 is performed, the process proceeds to step 170. Further, even if the determination in
続いて、ステップ170〜ステップ184において、車内の空気質の向上を妨げる操作が行われた場合に、当該操作に応じた制御を禁止する処理を行う。
Subsequently, in
すなわち、ステップ170において、制御禁止部124は、操作パネル76を介して、ブロワモータ32の駆動を停止させる操作が行われたか否かを判定する。ステップ170の判定が肯定された場合はステップ172へ移行し、ステップ172において、制御禁止部124は、ブロワモータ32の駆動を停止させることを禁止し、ブロワモータ32の駆動を継続させる。これにより、ブロワモータ32の駆動を停止させる操作が行われた場合にも、ブロワモータ32の駆動が継続され、車内の空気質を向上させる制御が妨げることが防止される。ステップ172の処理を行うとステップ174へ移行する。また、ステップ170の判定が否定された場合もステップ174へ移行する。
That is, in
ステップ174において、制御禁止部124は、操作パネル76を介して、空気導入モードを内気循環モードに切り替える操作が行われたか否かを判定する。ステップ174の判定が肯定された場合はステップ176へ移行し、ステップ176において、制御禁止部124は、空気導入モードを内気循環モードに切り替えることを禁止し、空気導入モードを外気導入モードのまま維持させる。これにより、空気導入モードを内気循環モードに切り替える操作が行われた場合にも、空気導入モードは外気導入モードのまま維持され、車内の空気質を向上させる制御が妨げることが防止される。ステップ176の処理を行うとステップ178へ移行する。また、ステップ174の判定が否定された場合もステップ178へ移行する。
In
ステップ178において、制御禁止部124は、操作パネル76または操作パネル78を介して、リヤクーラユニット22またはリヤブロワモータ52の作動を停止させる操作、もしくは前席優先空調制御を実行させる操作が行われたか否かを判定する。ステップ178の判定が肯定された場合はステップ180へ移行し、ステップ180において、制御禁止部124は、リヤクーラユニット22およびリヤブロワモータ52の作動を停止させることを禁止することで、前席優先空調制御を実行させることを禁止する。
In
これにより、リヤクーラユニット22またはリヤブロワモータ52の作動を停止させる操作、もしくは前席優先空調制御を実行させる操作が行われた場合にも、リヤクーラユニット22およびリヤブロワモータ52は作動状態のまま維持される。従って、車内の特に後席エリアの空気質を向上させる制御が妨げることが防止される。ステップ180の処理を行うとステップ182へ移行する。また、ステップ178の判定が否定された場合もステップ182へ移行する。
As a result, even when the operation of stopping the operation of the
ステップ182において、制御禁止部124は、パワーウインドウスイッチに対して車両のサイドウインドウを閉止させる操作が行われたか否かを判定する。ステップ182の判定が肯定された場合はステップ184へ移行し、ステップ184において、制御禁止部124は、サイドウインドウの開度を変更させることを禁止し、サイドウインドウを現在の開度のまま維持させる。これにより、車両のサイドウインドウを閉止させる操作が行われた場合にも、サイドウインドウは操作前の開度のまま維持され、車内の空気質を向上させる制御が妨げることが防止される。ステップ184の処理を行うとステップ150に戻る。また、ステップ182の判定が否定された場合もステップ150に戻る。
In
以上説明したように、本実施形態において、感染者判断部120は、感染者が乗車しているか否かを判断し、空気質向上制御部122は、感染者判断部120によって感染者が乗車していると判断された場合に、車内の空気質を向上させる制御を行う。そして制御禁止部124は、感染者判断部120によって感染者が乗車していると判断され、かつ、車内の空気質の向上を妨げる操作が行われた場合に、前記操作に応じた制御を禁止する。これにより、感染者が車両に乗車した場合の同乗者の感染のリスクを減らすことができる。
As described above, in the present embodiment, the infected
なお、上記では車両用空調装置としてリヤクーラユニット22が設けられた構成を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リヤクーラユニット22が省略された構成の車両用空調装置にも適用可能である。リヤクーラユニット22が省略された構成においては、リヤクーラユニット22が設けられた構成と比較して、例えばリヤサイドウインドウの開度をより大きくする制御を行うようにしてもよい。
Although the configuration in which the
また、上記では、本発明をエンジンが搭載された車両に適用した態様を説明したが、これに限定されるものではなく、エンジンが搭載されていない車両、例えばEV(Electric Vehicle)に適用することも可能である。 Further, in the above, the embodiment in which the present invention is applied to a vehicle equipped with an engine has been described, but the present invention is not limited to this, and the present invention is applied to a vehicle not equipped with an engine, for example, an EV (Electric Vehicle). Is also possible.
10 車両用空調装置
28 切換ドア
32 ブロワモータ
52 リヤブロワモータ
60 エアコンECU
76 操作パネル
78 操作パネル
84 データセンタ・サーバ
86 携帯端末
98 パワーウインドウモータ
120 感染者判断部
122 空気質向上制御部
124 制御禁止部
10
76
Claims (1)
前記感染者判断部によって感染者が乗車していると判断された場合に、車内の空気質を向上させる制御を行う空気質向上制御部と、
前記感染者判断部によって感染者が乗車していると判断され、かつ、車内の空気質の向上を妨げる操作が行われた場合に、前記操作に応じた制御を禁止する制御禁止部と、
を含む車両用空調装置。 The Infected Person Judgment Department, which determines whether or not an infected person is on board,
An air quality improvement control unit that controls to improve the air quality in the vehicle when the infected person determination unit determines that an infected person is on board.
When the infected person determination unit determines that an infected person is on board and an operation that hinders the improvement of the air quality in the vehicle is performed, a control prohibition unit that prohibits control according to the operation and a control prohibition unit.
Vehicle air conditioners including.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP2021181276A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022149354A1 (en) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | 株式会社Jvcケンウッド | Vehicle window control system and vehicle window control method |
-
2020
- 2020-05-19 JP JP2020087664A patent/JP2021181276A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022149354A1 (en) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | 株式会社Jvcケンウッド | Vehicle window control system and vehicle window control method |
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