JP2005075225A - シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両において、衝突の際の乗員の保護徹底に資するシートベルト構成技術を提供する。
【解決手段】 車両に搭載されるシートベルト装置を、シートSに着座した乗員Cに装着可能なシートベルト110と、車両の衝突に関する情報を検出するミリ波レーダ140および加速度センサ150と、シートベルト110の張力を可変とするモータ120およびプリテンショナ132と、ミリ波レーダ140および加速度センサ150によって検出された情報に基づいてモータ120およびプリテンショナ132の駆動制御を行う単一の制御主体であるECU160とによって構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載されるシートベルト装置の構築技術に関するものである。
従来、車両にシートベルト装置を装着することによって乗員の保護を図る種々の技術が知られている。例えば、車両の衝突前にシートベルトに予め所定の張力を付与し、車両の衝突後にシートベルトに付与する張力を増加することによってシートベルトにより乗員を確実に拘束する技術が公知である(例えば、特許文献1参照。)。
この技術では、シートベルトにより乗員を確実に拘束することによって乗員の保護を図る可能性が提示されているが、乗員の保護徹底を図るうえでは、さらに、車両衝突の際のシートベルトの張力の挙動に留意しつつエアバッグ装置設計にあたっての一層の技術的探求が要請される。
特開平6−286581号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、車両において、衝突の際の乗員の保護徹底に資するシートベルト構成技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明が構成される。本発明は、各種の車両に搭載されるシートベルト装置の構成に適用され得る技術である。なお、本明細書における「車両」には、自動車をはじめ、航空機、船舶、電車等の各種の車両が含まれる。なお、本発明は、自動車をはじめ、電車、オートバイ(鞍乗型車両)、航空機、船舶等の各種の車両において適用され得る技術である。
(請求項1に記載の発明)
請求項1に記載の発明では、車両に装着されるシートベルト装置は、少なくともシートベルト、情報検出手段、第1の張力可変手段、第2の張力可変手段、制御装置を備えている。
本発明のシートベルトは、シートに着座した乗員に装着可能な構成を有し、車両衝突の際、シートベルトによって乗員を確実に拘束することによって乗員の保護を図るようになっている。
本発明の情報検出手段は、車両の衝突に関する情報を検出する機能を有する手段である。本明細書でいう「車両の衝突に関する情報」とは、車両が衝突する可能性が高いか否かを判断するのに用いる情報、すなわち衝突の予知に関する情報や、実際に車両が衝突したか否かを判断するのに用いる情報、すなわち衝突の検知に関する情報等を広く含む主旨である。この情報検出手段として、典型的には、ミリ波レーダや加速度センサと称呼されるセンサ類を用いることができる。ミリ波レーダは、自車両に対する衝突対象物である前方車両に向けて波長数ミリメートルの電波(ミリ波)を発生させ、前方車両からの反射波を測定することによって、前方車両との間の距離、相対速度等の検出を可能とする。加速度センサ150は、自車両に作用する3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向の加速度等の検出を可能とする。本発明の情報検出手段は、車両の衝突に関する複数の情報を1つのセンサによって検出する構成であってもよいし、あるいは車両の衝突に関する複数の情報を複数のセンサによって個別に検出する構成であってもよい。
本発明の第1の張力可変手段および第2の張力可変手段は、いずれもシートベルトの張力を可変とする機能を有する手段であり、各々個別にシートベルトの張力を調節可能な構成を有する。典型的には、シートベルトの巻き取りないし巻き出しを行うことによってシートベルトに付与される張力を調節する機構、シートベルトを引っ張りないし当該引っ張りを解除することによってシートベルトに付与される張力を調節する機構などを用いて、第1の張力可変手段および第2の張力可変手段を構成することができる。
本発明の制御装置は、情報検出手段によって検出された情報に基づいて第1および第2の張力可変手段を駆動制御する単一の制御装置である。本発明では、制御装置が少なくとも2つの張力可変手段の駆動制御を行うようになっている。典型的には、自動車に搭載される単一のECU(電子制御ユニット)を主体として制御装置を構成し、この単一の制御主体となるECUが第1張力可変手段と第2の張力可変手段に並列的に接続され信号の伝達が可能とされた構成を用いることができる。すなわち、本明細書でいう「単一の制御装置」とは、単一の制御主体を有し、当該制御主体が情報検出手段によって得られた検出情報を包括的(総合的)に判断したうえで、第1および第2の張力可変手段に制御信号を出力する構成の装置を広く含む主旨である。従って、第1の張力可変手段に電気的に接続された第1の制御部と、第2の張力可変手段に電気的に接続された第2の制御部とを備え、制御部が独立して存在する構成であっても、これら第1の制御部と第2の制御部との間で信号の伝達が行われ、第1の制御部あるいは第2の制御部に搭載された単一の制御主体によって第1および第2の張力可変手段が実質的に駆動制御される構成であれば、本発明における「単一の制御装置」の範疇に含まれる。
請求項1に記載のシートベルト装置のこのような構成によれば、単一の制御装置が、情報検出手段によって検出された車両の衝突に関する情報を包括的(総合的)に判断したうえで第1および第2の張力可変手段を駆動制御するため、複数の張力可変手段を備えた構成であっても、車両衝突の際のシートベルトの張力の挙動を円滑に制御することができる。すなわち、複数の制御主体を用い、第1および第2の張力可変手段が、各々個別の制御主体によって制御制御される構成では、各張力可変手段が独立してシートベルトに付与される張力を調節するため、車両衝突の際シートベルトの張力の挙動が不連続になるおそれある。例えば、車両衝突の際にシートベルトの張力を上昇させ過ぎたり、シートベルトの張力が不足したりする状態が形成されることがある。これに対し、本発明では、単一の制御装置が第1および第2の張力可変手段を駆動制御する構成を用いるため、シートベルトの張力の挙動を円滑に制御することができ、これにより乗員の保護徹底を図ることが可能となる。
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明のシートベルト装置は、請求項1に記載の構成において、情報検出手段が衝突予知センサおよび衝突検知センサを備えた構成を有する。
衝突予知センサは、車両の衝突予知を可能とする機能を有する。この衝突予知センサによって、衝突が発生する可能性、衝突予知前後の危険度、衝突予知が行われた時間などを検出することができる。衝突検知センサは、実際の衝突の発生の有無、衝突検知前後の危険度、衝突検知が行われた時間などを検出することができる。
本発明では、制御装置は、衝突予知センサによって衝突予知が行われたことを条件として第1の張力可変手段に駆動信号を出力する構成を有する。また、当該制御装置は、衝突予知後において衝突検知センサによって衝突検知が行われたことを条件として第2の張力可変手段に駆動信号を出力する構成を有する。
請求項2に記載の発明のこのような構成によれば、衝突予知センサによる衝突予知によって第1の張力可変手段を駆動させ、衝突検知センサによる衝突検知によって第2の張力可変手段を駆動させる構成においても、単一の制御装置が第1および第2の張力可変手段を駆動制御することで、シートベルトの張力の挙動を円滑に制御することができ、これにより乗員の保護徹底を図ることが可能となる。
(請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明のシートベルト装置は、請求項2に記載の構成において、制御装置が、衝突検知までにシートベルトに付与されている張力を判断したうえで、衝突検知後にシートベルトに付与されるべき張力を制御する構成を有する。
衝突検知までにシートベルトの張力が基準張力値を上回ると判断した場合には、衝突検知後にシートベルトの張力を第1張力増分だけ増加するように第2の張力可変手段に駆動信号を出力する。これにより、衝突検知後にシートベルトの張力が第1張力増分だけ増加されることとなる。
一方、衝突検知までにシートベルトの張力が基準張力値を下回ると判断した場合には、衝突検知後にシートベルトの張力を第1張力増分よりも大きい第2張力増分だけ増加するように第2の張力可変手段に駆動信号を出力する。これにより、衝突検知後にシートベルトの張力が第2張力増分だけ増加されることとなる。これにより、衝突検知に関する情報に対応させて状況に見合った第2の張力可変手段の駆動制御を行うことが可能となる。
なお、基準張力値、第1張力増分、第2張力増分は、予め定めた値を用いてもよいし、あるいは制御の過程において検出する情報に基づいて適宜変更してもよい。また、基準張力値は、所定の値のみに定まるもののほか、張力に関し所定の範囲を示すものであってもよい。
本発明において、衝突検知までにシートベルトの張力が基準張力値を上回るか下回るかの判断は、衝突予知によって第1の張力可変手段が作動してから衝突検知までの時間を検出し、当該時間に基づいて行うこともできるし、あるいはシートベルトに作用する実際の張力をセンサ等によって直接検出することによって行うこともできる。
このように、本発明では、第1の張力可変手段により衝突検知までにシートベルトの張力が十分上昇していると判断した場合には、第2の張力可変手段による張力の増加量を少なくするように制御するようになっている。また、第1の張力可変手段により衝突検知までにシートベルトの張力が十分上昇していないと判断した場合には、第2の張力可変手段による張力の増加量を多くするように制御するようになっている。
請求項3に記載の発明のこのような構成によれば、第1の張力可変手段によるシートベルトの張力の上昇度合いに基づいて第2の張力可変手段による張力の増加量を制御することができるため、衝突予知に関する情報に対応させて状況に見合った第2の張力可変手段の駆動制御を効果的に行うことができる。これにより、車両衝突の際にシートベルトの張力を上昇させ過ぎたり、シートベルトの張力が不足したりする状態が形成されるのを確実に防止することができる。
(請求項4に記載の発明)
請求項4に記載の発明のシートベルト装置は、請求項3に記載の構成において、制御装置が、衝突予知センサによる衝突予知から衝突予知センサによる衝突検知までに要する所要時間を判断する構成を有する。すなわち、この所要時間が基準時間値よりも大きい場合にシートベルトの張力が基準張力値を上回ると判断し、この所要時間が基準時間値よりも小さい場合にシートベルトの張力が基準張力値を下回ると判断する。なお、基準時間値は、予め定めた値を用いてもよいし、あるいは制御の過程において検出する情報に基づいて適宜変更してもよい。また、この基準時間値は、所定の値のみに定まるもののほか、時間に関し所定の範囲を示すものであってもよい。
このように、本発明では、衝突予知センサによる衝突予知から衝突予知センサによる衝突検知までに要する所要時間が基準時間値よりも大きい場合に、第2の張力可変手段による張力の増加量を少なくするように制御するようになっている。また、衝突予知センサによる衝突予知から衝突予知センサによる衝突検知までに要する所要時間が基準時間値よりも小さい場合に、第2の張力可変手段による張力の増加量を多くするように制御するようになっている。
請求項4に記載の発明のこのような構成によれば、衝突検知までにシートベルトの張力が基準張力値を上回るか下回るかの判断を、衝突予知によって第1の張力可変手段が作動してから衝突検知までの時間に基づいて行う場合であっても、衝突予知に関する情報に対応させて状況に見合った第2の張力可変手段の駆動制御を効果的に行うことができる。
以上のように、本発明によれば、車両において、衝突の際の乗員の保護徹底に資するシートベルト構成技術が実現される。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、図1を参照しながら、本発明における「シートベルト装置」の一実施の形態であるシートベルト装置100の構成を説明する。ここで、図1は、本実施の形態に係る車両のシートベルト装置100の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態のシートベルト装置100は、自動車の車両に搭載される装置であり、当該車両のシートSに着座した乗員Cに装着可能なシートベルト110、シートベルト110に張力を付与可能なモータ120およびリトラクタ130、ミリ波レーダ140、加速度センサ150、ECU160を主体に構成されている。
シートベルト110は、車体に対し固定されたリトラクタ130から引き出され、ショルダーアンカー112、タング114を通ってアウトアンカー116に連結されている。このシートベルト110のタング114が車体に対し固定されたバックル118に挿入されることによって、当該シートベルト110が乗員Cに対し装着状態となる。このシートベルト110が、本発明における「シートベルト」に対応している。
モータ120は、シートベルト110に所定の張力を付与することによって、車両衝突回避の操作が可能な範囲でシートSに着座した乗員Cを拘束するものである。このモータ120は、電動式のモータであり、ワイヤ(図示省略)を介してバックル118に接続されている。また、バックル118は、シートSのフレームに結合されたレール119上を初期位置とフルストローク位置との間でスライド移動可能に構成されている。ここでいう「初期位置」は、バックル118によってシートベルト110に付与される張力が最も低くなる位置であり、「フルストローク位置」は、バックル118によってシートベルト110に付与される張力が最も高くなる位置である。
本実施の形態のモータ120は、正回転動作によってバックル118を初期位置からフルストローク位置へとスライド移動させる動作と、逆回転動作によってバックル118をフルストローク位置から初期位置へとスライド移動させる動作の、いずれの動作をも許容する可逆式の構成を有する。
このような構成において、タング114がバックル118に挿入された状態で、モータ120が正回転方向に動作すると、バックル118はシートベルト110を引っ張る方向(図1中の矢印10方向)、すなわちフルストローク位置へ向けてスライド移動する。これにより、シートベルト110に付与される張力(テンション)が強まる(増加する)。モータ120のこのような制御は、前方車両との衝突を予知した場合に行われる。
一方、タング114がバックル118に挿入された状態で、モータ120が逆回転方向に動作すると、バックル118はシートベルト110の引っ張りを解除する方向(図1中の矢印10と反対の方向)、すなわち初期位置へ向けてスライド移動する。これにより、シートベルト110の張力(テンション)が弱まる(減少する)。モータ120のこのような駆動制御は、前方車両との衝突が回避された場合に行われる。このように、モータ120が駆動制御されることによって、シートベルト110に付与される張力が増加ないし減少されることとなり、このモータ120等によって本発明における「第1の張力可変手段」が構成されている。
リトラクタ130は、シートベルト110を巻き取り可能な構成を有し、火薬式ないしバネ式のプリテンショナ132を備えている。このプリテンショナ132が作動することによって、シートベルト110はリトラクタ130に所定量巻き取られ、シートベルト110に付与される張力が増加されることとなり、このプリテンショナ132によって、本発明における「第2の張力可変手段」が構成されている。本実施の形態では、プリテンショナ132によるシートベルト110の巻き取り量は、ECU160からの駆動信号によって適宜変更可能となっている。典型的には、充填された全火薬量のうち実際に発火する火薬の量を制御することによって、シートベルト110の巻き取り量を調節することができる。このリトラクタ130は、シートベルト110の巻き取り方向のみの動作が許容された不可逆式の構成を有する。
また、リトラクタ130にはベルトクランプ機構134が設けられており、このベルトクランプ機構134は、シートベルト110の巻き出しをロックした状態、あるいはシートベルト110の巻き出しを許容するロック解除状態に設定可能な構成を有する。
ミリ波レーダ140は、自車両に対する衝突対象物である前方車両ないし障害物に向けて波長数ミリメートルの電波(ミリ波)を発生させ、前方車両からの反射波を測定することによって、前方車両との間の距離、相対速度等の検出情報(検出信号)Aを検出(計測)可能な構成を有する。このミリ波レーダ140が、本発明における「衝突予知センサ」および「情報検出手段」に対応している。本実施の形態では、このミリ波レーダ140によって検出された検出情報(検出信号)Aは、ECU160へ入力信号として入力されるようになっている。
加速度センサ150は、自車両に作用する3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向の加速度等の検出情報(検出信号)Bを検出(計測)可能な構成を有する。この加速度センサ150が、本発明における「衝突検知センサ」および「情報検出手段」に対応している。本実施の形態では、この加速度センサ150によって検出された検出情報(検出信号)Bは、ECU160へ入力信号として入力されるようになっている。
ECU(電子制御ユニット)160は、CPU(演算処理装置)、入出力装置、記憶装置、周辺装置等によって構成されている。本実施の形態では、このECU160が前記のミリ波レーダ140および加速度センサ150と電気的に接続されており、これらミリ波レーダ140および加速度センサ150との間で検出信号および制御信号のやりとりを行う構成になっている。ECU160は、ミリ波レーダ140の検出情報(検出信号)A、および加速度センサ150の検出情報(検出信号)Bを演算回路(図示省略)によって演算処理したのち、モータ120およびプリテンショナ132へ出力情報(出力信号)を出力する。これにより、モータ120およびプリテンショナ132が駆動制御されることとなる。すなわち、本実施の形態では、単一の制御主体であるECU160によって、モータ120およびプリテンショナ132が制御制御されるように構成されている。このECU160が、本発明における「単一の制御装置」に対応している。
次に上記構成のシートベルト装置100における制御の一例を、図2〜図4を参照しながら説明する。ここで、図2はシートベルト装置100におけるECU160の制御を示すフローチャートである。図3は、本実施の形態のケース1においてシートベルト110に作用する張力特性および危険度を時系列で示すグラフである。図4は、本実施の形態のケース2においてシートベルト110に作用する張力特性および危険度を時系列で示すグラフである。
図2に示すように、まず、ステップS10では、ミリ波レーダ140および加速度センサ150により常時検出(計測)され、当該検出によって得られた検出信号Aおよび検出信号Bは、所定の時間毎にECU160に入力される。
次に、ステップS12では、ミリ波レーダ140によって検出された検出情報Aに基づいて衝突の予知を行う。すなわち、検出情報Aである前方車両との間の距離、相対速度から、前方車両に衝突するまでの時間を算出し、衝突に至る可能性が高い危険度D1に達することを条件に衝突の予知を行う。なお、検出情報Aにより危険度D1を下回っている場合には、衝突の予知は行われない。
ステップS12において衝突の予知が行われると、ステップS14によって衝突予知時間t1を検出し、この衝突予知時間t1を記憶する。また、ステップS16によって、ベルトクランプ機構134を作動させて、シートベルト110の巻き出しをロックする(阻止する)。また、ステップS18によって、モータ120へ正回転方向の駆動信号を出力する。これにより、タング114が挿入された状態のバックル118は、シートベルト110を引っ張る方向(図1中の矢印10方向)、すなわちフルストローク位置へ向けてスライド移動していく。これにより、シートベルト110に付与される張力(テンション)が徐々に強まる(増加する)こととなる。
ステップS20では、加速度センサ150によって検出された検出情報Bに基づいて衝突の検知を行う。すなわち、検出情報Bである3軸(X軸、Y軸、Z軸)方向の加速度等から、自車両が衝突に至ったか否かを判断する。
そして、ステップS22において自車両が衝突したと判断した場合(ステップS22のYES)には、ステップS24において衝突時間t0を検出し、この衝突時間t0を記憶したのち、ステップS30にすすむ。一方、ステップS22において自車両が衝突していないと判断した場合(ステップS22のNO)には、衝突が回避されたと判断してステップS26にすすむ。
ステップS26では、モータ120へ逆回転方向の駆動信号を出力する。これにより、タング114が挿入された状態のバックル118は、シートベルト110の引っ張りを解除する方向(図1中の矢印10の反対方向)、すなわち初期位置へ向けてスライド移動していく。これにより、シートベルト110に付与される張力(テンション)が徐々に弱まる(減少する)こととなる。また、ステップS28によって、ベルトクランプ機構134のロック動作を解除し、シートベルト110の巻き出しのロックを解除する。
ステップS30では、ステップS14によって検出され記憶された衝突予知時間t1と、ステップS24によって検出され記憶された衝突時間t0を用いて、衝突予知から実衝突までの所要時間Δt(=t0−t1)を算出する。
ステップS32では、ステップS30において算出した衝突予知から実衝突までの所要時間Δtと、予め定めた上限側しきい値taとを比較する。この上限側しきい値taは、所要時間Δtが十分に大きいか否かを判断するのに基準として用いる値である。従って、ステップS32において、所要時間Δtが上限側しきい値ta以下の場合(ステップS32のNO)には、所要時間Δtが十分に長くないと判断してステップS34にすすみ、反対に所要時間Δtが上限側しきい値taよりも大きい場合(ステップS32のYES)には、所要時間Δtが十分に大きいと判断してステップS36にすすむ。
ステップS34では、ステップS30において算出した衝突予知から実衝突までの所要時間Δtと、予め定めた下限側しきい値tbとを比較する。この下限側しきい値tbは、所要時間Δtが十分に小さいか否かを判断するのに基準として用いる値である。従って、ステップS34において、所要時間Δtが下限側しきい値tbよりも小さい場合(ステップS34のYES)には、所要時間Δtが十分に小さいと判断してステップS40にすすみ、反対に所要時間Δtが下限側しきい値tb以上の場合(ステップS34のNO)には、所要時間Δtが十分に短くないと判断してステップS30へ戻る。
なお、本実施の形態では、図2中のステップS32およびステップS34に示すように、所要時間Δtの大小を判断するのに、予め定めた上限側しきい値taおよび下限側しきい値tbを用いている。この上限側しきい値taと下限側しきい値tbとの間の範囲が、本発明における「基準時間値」に相当する。
ステップS36では、プリテンショナ132へ駆動信号を出力する。この駆動信号は、シートベルト110の張力がΔT1だけ増加されるようにシートベルト110の巻き取り量を制御する信号である。これにより、プリテンショナ132が駆動制御され、シートベルト110が瞬時に巻き取られることによって、シートベルト110の張力がΔT1だけ増加されることとなる(ステップS38)。この増分ΔT1が、本発明における「第1張力増分」に対応している。
また、ステップS40では、プリテンショナ132へ駆動信号を出力する。この駆動信号は、シートベルト110の張力がΔT2だけ増加されるようにシートベルト110の巻き取り量を制御する信号である。これにより、プリテンショナ132が駆動制御され、シートベルト110が瞬時に巻き取られることによって、シートベルト110の張力がΔT2だけ増加されることとなる(ステップS42)。この増分ΔT2が、本発明における「第2張力増分」に対応している。
本実施の形態において、ステップS42における張力の増分ΔT2は、ステップS38における張力の増分ΔT1よりも非常に大きい値が設定される。
ここで、ステップS32において所要時間Δtが十分に大きいと判断した場合(ステップS32のYES)をケース1とし、ステップS34において所要時間Δtが十分に小さいと判断した場合(ステップS34のYES)をケース2として、シートベルト110に作用する張力特性および危険度の推移を図3および図4を参照しながら説明する。図3は、ケース1においてシートベルト110に作用する張力特性および危険度を時系列で示すグラフである。図4は、ケース1においてシートベルト110に作用する張力特性および危険度を時系列で示すグラフである。なお、図3および図4において、ミリ波レーダ140からの検出情報Aに基づく危険度の時系列変化をC1曲線で示し、加速度センサ150からの検出情報Bに基づく危険度の時系列変化をC2曲線で示し、シートベルト110に作用する張力の時系列変化をC3曲線(テンションカーブ)で示している。
図3に示すケース1において、ミリ波レーダ140からの検出情報Aに基づいて危険度が基準値D1に達し、衝突予知が行われた時間t1からモータ120が駆動制御されることによって、シートベルト110の張力が上昇していく。その後、加速度センサ150からの検出情報Bに基づき、時間t0において実際の衝突を検知する。この時点で、衝突予知から実衝突までの所要時間Δtを算出し、図3に示す所要時間Δtが十分に大きく危険度が低いと判断した場合(ステップS32参照)には、シートベルト110の張力T1が基準張力値(本発明における「基準張力値」)を上回ると判断して、プリテンショナ132に駆動信号を出力する。これにより、プリテンショナ132が時間t2において駆動制御され、作動することによってシートベルト110に作用する張力がT1からT2まで増分ΔT1だけ瞬時に増加される。これにより、シートベルト110の張力は、予め定められた張力T2に設定されることとなる。
また、図4に示すケース2において、ミリ波レーダ140からの検出情報Aに基づいて危険度が基準値D1に達し、衝突予知が行われた時間t1からモータ120が駆動制御されることによって、シートベルト110の張力が上昇していく。その後、加速度センサ150からの検出情報Bに基づき、時間t0において実際の衝突を検知する。この時点で、衝突予知から実衝突までの所要時間Δtを算出し、図4に示す所要時間Δtが小さく危険度が高いと判断した場合(ステップS34参照)には、シートベルト110の張力T1が基準張力値(本発明における「基準張力値」)を下回ると判断して、プリテンショナ132に駆動信号を出力する。これにより、プリテンショナ132が時間t2において駆動制御され作動することによって、シートベルト110に作用する張力がT1からT2まで増分ΔT2だけ瞬時に増加される。これにより、シートベルト110の張力は、予め定められた張力T2に設定されることとなる。
このように、本実施の形態では、ケース2の場合はケース1の場合よりも危険度が大きくなるめシートベルト110に作用する張力の増分をケース1よりも大きくするようになっている。
以上のように、本実施の形態によれば、ミリ波レーダ140からの検出情報Aと、加速度センサ150からの検出情報Bとを包括的(総合的)に判断したうえで、単一の制御主体であるECU160がモータ120およびプリテンショナ132を駆動制御するため、車両衝突の際のシートベルト110の張力の挙動を円滑に制御することができる。
すなわち、モータ120およびプリテンショナ132が、複数の制御主体を用い、各々個別の制御主体によって制御される構成では、シートベルト110に付与される張力が独立して調節されることとなり、車両衝突の際シートベルト110の張力の挙動が不連続になるおそれある。これに対し、本実施の形態では、単一の制御主体であるECU160がモータ120およびプリテンショナ132を駆動制御する構成であるため、シートベルト110の張力の挙動を円滑に制御することができ、これにより乗員の保護徹底を図ることが可能となる。とりわけ、モータ120によるシートベルト110の張力の上昇度合いに基づいてプリテンショナ132による張力の増加量を制御することができるため、衝突予知に関する情報に対応させて状況に見合ったプリテンショナ132の駆動制御を効果的に行うことができる。これにより、車両衝突の際にシートベルト110の張力を上昇させ過ぎたり、シートベルト110の張力が不足したりする状態が形成されるのを確実に防止することができる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施の形態では、衝突予知を行うミリ波レーダ140と、衝突検知を行う加速度センサ150を別々に設ける構成について記載したが、衝突予知を行う機能と衝突検知を行う機能とを兼ね備えた1つのセンサを用いて情報検出手段を構成することもできる。このような構成によれば、センサの個数を低減させることができる。また、衝突予知を行うセンサ部分と、衝突検知を行うセンサ部分との設置箇所を近づけることによって、各々のセンサ部分の情報の遅れがなく、情報の収集を行うことができるため、より緻密な制御を行うことが可能となる。
また、モータ120に第1の制御部が電気的に接続され、プリテンショナ132に第2の制御部が電気的に接続されており、さらに第1の制御部および第2の制御部が電気的に接続された構成であって、第1の制御部あるいは第2の制御部のいずれかに、モータ120およびプリテンショナ132の実質的な駆動制御を行う単一の制御主体(ECU)を搭載するような構成を用いることもできる。
また、上記実施の形態では、衝突検知までにシートベルト110の張力が十分に上昇しているか否かの判断を、衝突予知から衝突検知までの時間に基づいて行う場合について記載したが、この判断は、シートベルト110に作用する実際の張力をセンサ等によって直接検出することによって行うこともできる。このような構成によれば、シートベルト110の張力の調節に関し、きめ細かい制御が可能となる。
また、上記実施の形態では、衝突検知後にシートベルト110の張力をΔT1ないしΔT2上昇させる制御を行うのにプリテンショナ132のみを用いる構成について記載した、この制御をモータ120とプリテンショナ132の協働によって行うこともできる。
また、上記実施の形態では、所要時間Δtの大小を判断するのに、予め定めた上限側しきい値taおよび下限側しきい値tbを用いる場合について記載したが、これらのしきい値ta,tbは、制御の過程において検出する情報に基づいて適宜変更されてもよい。
また、上記実施の形態では、自車両が前方車両ないし障害物に向けて衝突する前方衝突する際の制御について記載したが、ミリ波レーダ140や加速度センサ150の設置箇所を適宜変更することによって、後方衝突ないし側方衝突の際の制御に本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態では、バックル118が電動式のモータ120によって駆動され、リトラクタ130が火薬式ないしバネ式のプリテンショナ132によって駆動される場合について記載したが、本発明は、バックル118およびリトラクタ130を単一の制御装置によって制御することを要旨とするものであり、バックル118やリトラクタ130を駆動する構成は、必要に応じて種々変更可能である。本発明では、例えば、バックル118が火薬式ないしバネ式のプリテンショナによって駆動され、リトラクタ130が電動式のモータによって駆動される構成、バックル118およびリトラクタ130がいずれも火薬式ないしバネ式のプリテンショナによって駆動される構成、バックル118およびリトラクタ130がいずれも電動式のモータによって駆動される構成を用いることもできる。
また、上記実施の形態では、自動車に装着されるシートベルト装置の構成について記載したが、自動車をはじめ、航空機、船舶、電車等の各種の車両に装着されるシートベルト装置の構成に本発明を適用することができる。
本実施の形態に係る車両のシートベルト装置100の構成を示す図である。 シートベルト装置100におけるECU160の制御を示すフローチャートである。 本実施の形態のケース1においてシートベルト110に作用する張力特性および危険度を時系列で示すグラフである。 本実施の形態のケース2においてシートベルト110に作用する張力特性および危険度を時系列で示すグラフである。
符号の説明
100…シートベルト装置
110…シートベルト
112…ショルダーアンカー
114…タング
116…アウトアンカー
118…バックル
119…レール
120…モータ
130…リトラクタ
132…プリテンショナ
134…ベルトクランプ機構
140…ミリ波レーダ
150…加速度センサ
160…ECU
C…乗員
S…シート

Claims (4)

  1. シートに着座した乗員に装着可能なシートベルトと、車両の衝突に関する情報を検出する情報検出手段と、前記シートベルトの張力を可変とする第1の張力可変手段および第2の張力可変手段と、前記情報検出手段によって検出された情報に基づいて前記第1および第2の張力可変手段の駆動制御を行う単一の制御装置とを備えていることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 請求項1に記載のシートベルト装置であって、
    前記情報検出手段は、車両の衝突予知を行う衝突予知センサと、車両の衝突検知を行う衝突検知センサとを備え、
    前記制御装置は、前記衝突予知センサによって衝突予知が行われたことを条件として前記第1の張力可変手段に駆動信号を出力し、衝突予知後において前記衝突検知センサによって衝突検知が行われたことを条件として前記第2の張力可変手段に駆動信号を出力するように構成されていることを特徴とするシートベルト装置。
  3. 請求項2に記載のシートベルト装置であって、
    前記制御装置は、前記衝突予知センサによる衝突検知までの間に前記シートベルトの張力が基準張力値を上回ると判断した場合には、衝突検知後に前記シートベルトの張力を第1張力増分だけ増加するように前記第2の張力可変手段に駆動信号を出力し、
    前記衝突予知センサによる衝突検知までの間に前記シートベルトの張力が前記基準張力値を下回ると判断した場合には、衝突検知後に前記シートベルトの張力を前記第1張力増分よりも大きい第2張力増分だけ増加するように前記第2の張力可変手段に駆動信号を出力する構成であることを特徴とするシートベルト装置。
  4. 請求項3に記載のシートベルト装置であって、
    前記制御装置は、前記衝突予知センサによる衝突予知から前記衝突予知センサによる衝突検知までに要する所要時間が、基準時間値よりも大きい場合に前記シートベルトの張力が前記基準張力値を上回ると判断し、
    前記衝突予知センサによる衝突予知から前記衝突予知センサによる衝突検知までに要する所要時間が、前記基準時間値よりも小さい場合に前記シートベルトの張力が前記基準張力値を下回ると判断する構成であることを特徴とするシートベルト装置。
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