JP2005074248A - 結晶の回収及び移送方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排水処理施設等のエアリフトポンプを利用した生成結晶の抜出方法及び装置において、メンテナンスが容易で、運転効率の高い結晶の回収方法及び装置を提供することにある。
【解決手段】 被処理液に被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物を供給して晶析法によって難溶性塩の結晶を析出させ、該難溶性塩結晶を回収する方法において、難溶性塩結晶を生成させるリアクターに具備されたエアリフトポンプを利用して該難溶性塩結晶を回収・移送を行ない、その該難溶性塩結晶の回収・移送を行なった後、或いは、回収・移送終了直前に、エアリフト管に洗浄水を下向流で通水することによってエアリフト管を洗浄することを特徴とする結晶を回収・移送する方法、及びその装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、排水などの被処理液中から特定なイオンを回収する方法及び装置に係わり、特に、各種の液中に含まれるリン酸イオン、カルシウムイオン、フッ素イオン、炭酸イオン、硫酸イオン、マンガンイオンを化学反応させて難溶性塩の結晶を析出させることにより、該結晶を効率よく、尚且つ安定して回収及び移送する方法及び装置に関する。
従来より、各種の被処理液中から特定なイオンを回収する方法の一つとして晶析法が用いられてきた。晶析法は、被処理液に含まれる特定のイオンと反応して難溶性の塩を形成する化合物を薬品として被処理液(以下「原水」ともいう)に添加したり、被処理液のpHを変化させることで被処理液中をイオンの過飽和状態として、特定イオンを含む結晶を析出させ分離する方法である。
晶析法の例を示すと、「特許文献1」によれば、屎尿や下水の二次処理水や汚泥処理系からの返流水などの排水を被処理水として、その中のリン酸イオンを回収する場合には、カルシウム化合物を添加し、リン酸カルシウム(Ca3(PO42)やヒドロキシアパタイト(Ca10(PO46(OH)2;以下「HAP」という)の結晶を析出させることが示されている。また、半導体工場の排水にはフッ素イオンを多く含んでいる場合が多く、この排水からフッ素イオンを回収する場合には、同様にカルシウム化合物を添加してフッ化カルシウム(CaF2)の結晶を析出させることにより、排水中のフッ素を回収することができる。
更に、地下水を原水とする用水、廃水、最終処分地における浸出水からカルシウムイオンを除去する場合では、pHを上昇させたり、炭酸源を添加することで炭酸カルシウム(CaCO3)の結晶を析出させることができる。或いは、炭酸イオンを多く含む硬水に、カルシウムイオンを添加したりpHを上昇させたりすることで、同様に炭酸カルシウムの結晶を祈出させて、硬度を低下させることができる。更には、「特許文献2」には嫌気性消化汚泥のろ液や汚泥処理系からの返流水、肥料工場排水など、液中にリン酸イオン及びアンモニウムを含有している排水では、マグネシウムを添加してリン酸マグネシウムアンモニウム(以下「MAP」という)の結晶を析出させることが示されている。
晶析リアクターは、完全混合型リアクターや流動層型リアクターなどが用いられる。固液分離性能を考慮すると後者の方式が好ましい。流動層リアクターは被処理水を上向流で通液し、流動層内で流動している結晶核の表面で生成物を析出させることによって、結晶は重力により沈降させる一方で処理水を上部から回収することにより、結晶生成反応と固液分離とを同時に行うことができる。結晶核は、生成物と同一のものが好ましいが、必ずしも同一でなくてもよく、砂やゼオライト、またそれらを生成物でコーティングしたものでもよい。
従来、生成により増加した結晶物は、リアクターの底部からバルブの開閉によって回収したり、ポンプを利用して回収していた。ポンプには機械式のポンプの他、リアクターに併設したエアリフトポンプを利用していた。
エアリフトポンプとは、水槽の液中に下端が配置され、液面の上方に上端が配置されるように設置されたエアリフト管(揚液管とも言う)の下端部に、圧縮空気を吹き込むことにより、揚液管中の気泡混合液の見かけ比重が管外の液の比重よりも小さくなることによって揚液管内の液面が水槽の液面よりも上昇して水槽の液面を超えて水槽内の液を揚液することができるものである。
特公昭57−34032号公報 特開2002−326089号公報
しかし、バルブの開閉による回収方法では、結晶物がバルブ付近で析出しバルブの開閉が鈍くなったり、結晶物による閉塞があった。その結果、所定量の結晶を回収することが困難となった。機械式のポンプの場合は、結晶が機械内部で析出して、モータ部の負荷が高くなったり、モータ自体が回転しなくなる場合が度々あった。
一方で、エアリフトポンプは、機械部分がほとんどなく簡単な構造であり、エアリフト管、気体の供給管、気体分離部、スラリー抜出部で構成される。エアリフトポンプは可動部分がなく、機械類と結晶物の接点が無いため、上記のような機械類の閉塞等の問題は解決される。しかしながら、エアリフトポンプを終了させた後、エアリフト管に残留した結晶が堆積し、気体の供給を良好に行うことができない場合があった。
本発明が解決しようとする課題は、エアリフトポンプを利用した結晶の抜出方法及び装置において、上記問題点を解決した結晶の回収方法及び装置を提供することにある。
本発明は、下記の手段により上記課題を解決した。
(1)被処理液に被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物を供給して晶析法によって難溶性塩の結晶を析出させ、該難溶性塩結晶を回収する方法において、難溶性塩結晶を生成させるリアクターに具備されたエアリフトポンプを利用して該難溶性塩結晶を回収・移送を行ない、その該難溶性塩結晶の回収・移送を行なった後、或いは、回収・移送終了直前に、エアリフト管に洗浄水を下向流で通水することによってエアリフト管を洗浄することを特徴とする結晶の回収及び移送方法。
(2)該洗浄水が被処理液、或いは処理水、若しくは該処理水に被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物を添加した液であることを特徴とする前記(1)記載の結晶の回収及び移送方法。
(3)該洗浄水の通水時に流す洗浄水量は、該エアリフト管容積の1〜10倍とすることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の結晶の回収及び移送方法。
(4)晶析リアクターを用いて被処理液にその被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物を供給して難溶性塩の結晶を析出させ、該難溶性の結晶を回収及び移送する装置であり、該晶析リアクターにエアリフト管、該エアリフト管に気体を供給する気体供給管、及び前記エアリフト管上部にエアリフト管を洗浄する洗浄水供給管を設置したことを特徴とする結晶の回収及び移送装置。
本発明によれば、被処理液に被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物を供給して晶析法によって難溶性塩の結晶を析出させ、該難溶性塩結晶を回収する方法において、難溶性塩結晶を生成させるリアクターに具備されたエアリフトポンプを利用して該難溶性塩結晶を回収・移送を行ない、その該難溶性塩結晶の回収・移送を行なった後、或いは、回収・移送終了直前に、エアリフト管に洗浄水を下向流で通水することによってエアリフト管を洗浄することで、結晶を効率よく安定して回収及び移送する方法及び装置を提供することができ、その結果、装置のメンテナンスが容易になり運転効率が大幅に向上した。
本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態及び実施例を説明する全図において、同一機能を有する構成要素は同一の符号を付けて説明する。
以下に、結晶の回収方法及び装置について記述する。
図1は、結晶粒子成長槽1からなるリアクターに適用した本発明の結晶の回収及び移送装置の概要図を示すものである。結晶粒子成長槽1の底部には、原水2を供給する原水供給管3、循環水4(原水中の被除去イオンと反応する化合物を含む)を供給する循環水供給管5、リアクター内の粒子を攪拌するための空気供給管7、エアリフトポンプの一部を構成するエアリフト管8の先端部分が接続されている。エアリフトポンプはエアリフト管8の他に、気体(空気)の供給管9、気体分離部10、スラリー排出部11、及び洗浄水の供給管13から構成されている。図1の方法及び装置では、エアリフト管8をリアクター外部に設置した例を示したが、リアクター内部に設置しても構わない。結晶粒子成長槽1上部には、処理水14の流出管15が接続されている。
結晶粒子成長槽1内には予め種晶が充填され、原水2及び循環水4の上向流及び空気6によって流動される。種晶(=結晶核と同じ意味)は前述したように、生成物と同一のものが好ましいが、必ずしも同一でなくてもよく、砂やゼオライト、またそれらを生成物でコーティングしたものでもよい。原水中の被除去イオン及び循環水中の被除去イオンと反応する化合物は、種晶の表面で反応し、種晶表面に析出する。すなわち、種晶が成長(肥大化ともいう)する。処理水14は結晶粒子成長槽1上部から流出する。
種晶から成長した結晶粒子は、適時エアリフトポンプによって回収する。エアリフト管内に供給された気体9によってエアリフト管8内の見かけ比重が、結晶粒子成長槽内の比重よりも小さくなり、結晶粒子成長槽1内の液がエアリフト管8を通って外部に流出する。その際、液の流出と共に結晶も上昇し、結晶を回収することができる。なお、エアリフトポンプを構成する気体分離部10は、スラリー(液と結晶の混合液)と供給された気体9を分離する装置であり、スラリー排出部11はスラリーを排出する装置であり、製品結晶12を得る。
エアリフトポンプ動作中は、結晶粒子成長槽内の水位の低下を防ぐために、原水2及び循環水4の供給を行うのが好ましい。
エアリフトポンプを終了させると、エアリフト管8を上昇中の結晶は、エアリフト管内で堆積するが、本発明では、エアリフト管上部に設置させた洗浄水供給管13から洗浄水(2、4、14に該当する)を供給する。このようにすることで、下向流の洗浄水がエアリフト管内に堆積した結晶を結晶粒子成長槽側へ押し出し、結晶によるエアリフト管8の閉塞問題が解決される。
図1の説明では、洗浄水に、処理水に被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物(図1では薬品16)を添加した液(循環水という)を用いているが、原水2或いは処理水14でも構わない。洗浄水の供給方法は、エアリフトポンプ終了後、或いは終了直前に、循環水供給バルブ17を切り替えて、循環水4が洗浄水供給管13を流れるようにする。洗浄水量は、少なくともエアリフト管容積の1倍の水量、好ましくは2〜3倍、完全にエアリフト管8を洗浄するには10倍量とする。この場合、完全にエアリフト管8を洗浄するとは、エアリフト管内に完全に結晶がなくなることである。洗浄水の供給時間は、前述の所定水量を供給する時間とする。所定時間経過後は再び循環水供給バルブ17を切り替えて、循環水4をリアクターに直接供給する。なお、洗浄中は、洗浄水がエアリフト管上部から流出しないように、エアリフト管上部をバルブ18で閉める。
図2は、結晶粒子成長槽1及び種晶生成槽19からなる。結晶粒子成長槽1は前述の図1と同じである。種晶生成槽19は、結晶粒子成長槽1に供給する種晶を生成する槽である。種晶生成槽19は結晶粒子成長槽1同様に、原水供給管3(*Aで示している)、循環水供給管5、空気供給管7、種晶移送管8b(エアリフトポンプを構成している)、微細結晶移送管20、処理水14の流出管15からなる。
種晶生成槽19は、種晶が効率的に生成するように、結晶粒子成長槽1上部に浮遊する微細結晶を移送し、該微細結晶を成長させることで種晶を生成する。原水中の被除去イオン及び循環水中の被除去イオンと反応する化合物は、微細結晶の表面で反応し、析出する。すなわち、微細結晶が成長(肥大化ともいう)する。処理水14は種晶生成槽上部から流出する。
所定の粒径に成長した微細結晶は種晶として、結晶粒子成長槽1に移送する。この場合の移送方法も結晶粒子成長槽同様にエアリフトポンプとする。エアリフトポンプを作動させると、種晶生成槽内の種晶はエアリフト管8bを上昇し、気体分離部10から微細結晶排出部21を経て結晶粒子成長槽1に流入する。それと共に、結晶粒子成長槽上部で浮遊する微細結晶を含むスラリーが微細結晶移送管20を通して種晶生成槽19に流入する。
移送が終了した後は、或いは終了直前には、エアリフト管8bの洗浄を行う。微細結晶移送管エアリフトポンプの洗浄方法は、エアリフトポンプを終了させた後、エアリフト管上部に設置させた洗浄水供給管13(*Cで示す)から洗浄水を供給し、下向流の洗浄水がエアリフト管8b内に堆積した結晶を種晶生成槽19側へ押し出す。洗浄水には、処理水に被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物(図2では薬品16)を添加した液(循環水という)、原水2或いは処理水14を使用する。洗浄水の供給方法は、エアリフトポンプ終了後、循環水供給バルブ17を切り替えて、循環水が洗浄水供給管を流れるようにする。洗浄水量は、少なくともエアリフト管容積の1倍の水量、好ましくは2〜3倍、完全にエアリフト管8bを洗浄するには10倍量とする。この場合、完全にエアリフト管8bを洗浄するとは、エアリフト管内に完全に結晶がなくなることである。洗浄水の供給時間は、前述の所定水量を供給する時間とする。所定時間経過後は再び循環水供給バルブ17を切り替えて、循環水を種晶生成槽19に直接供給する。なお、洗浄中は、洗浄水がエアリフト管8b上部から流出しないように、エアリフト管上部をバルブ18で閉める。
なお、図2において*A、*B及び*Cは同じ符号であれば、配管が接続されていることを示す。
以下において、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例により制限されるものではない。
実施例1
この実施例では、図1に示すような処理フローを用いて、余剰汚泥を濃縮した分離液中のリンをヒドロキシアパタイト(以下「HAP」という)を析出させることでリンを回収した。
操作条件を第1表に示す。リアクター内には予め種晶として骨炭を充填し、原水及び処理水にCaを添加した循環水をリアクター底部から上向流で通水した。骨炭の表面で析出したHAPは、骨炭と共にエアリフトポンプを用いて回収した。エアリフトポンプ動作中も原水及び循環水を供給した。エアリフト終了と共に、循環水供給バルブを切り替えて、循環水を洗浄水としてエアリフト管上部から下向流で通水した。洗浄水量はエアリフト管容積の1.5倍とした。
1日1回の抜き出しを1年間続けたところ、閉塞等のトラブルは無かった。また、第2表に示すように、抜出量はいずれも約200L(リットル)/dであり、大きな変動もなく安定して抜き出すことができた。
Figure 2005074248
Figure 2005074248
実施例2
この実施例では、図2に示すような処理フローを用いて、消化汚泥を脱水したろ液中のリン及びアンモニウムをリン酸マグネシウムアンモニウム(以下「MAP」という)で回収した。
処理プロセスは、種晶生成槽とMAP粒子成長槽、Mg溶解槽からなる。
第3表に脱リンプロセスの操作条件を示す。原水及び処理水にMgを添加した循環水を両リアクター底部から上向流で通水した。MAP粒子成長槽上部で浮遊している微細MAP結晶は、3日に一度、微細MAP結晶移送管を通して種晶生成槽に移送させた。微細MAPの移送と共に、種晶生成槽で生成した種晶を全量、種晶生成槽に設置されたエアリフトポンプによって、MAP粒子成長槽に返送した。MAP粒子成長槽では、MAP粒子成長槽に設置されたエアリフトポンプによってMAPを1日に1度回収した。
Figure 2005074248
いずれのリアクターもエアリフトポンプ動作中は原水及び循環水を供給した。エアリフト終了と共に、循環水供給バルブを切り替えて、循環水を洗浄水としてエアリフト管上部から下向流で通水した。洗浄水量は、エアリフト管容積の1.5倍とした。
MAP粒子成長槽の抜き出しを1日1回の1年間続けたところ、閉塞等のトラブルは無かった。また、種晶生成槽の3日に1回の移送を1年間続けても同様に閉塞等のトラブルは無かった。第4表に示すように、MAP粒子成長槽の抜出量はいずれも約200L/dであり、大きな変動もなく安定して抜き出すことができた。
Figure 2005074248
比較例1
以下において、実施例1に対する比較例を示す。
この比較例では、図3に示すような処理フローを用いて、余剰汚泥を濃縮した分離液中のリンをHAPとして析出させることでリンを回収した。通水条件は第1表と同様である。増加したHAPは骨炭とともに、リアクター底部より1日1回、回収した。運転開始2週間は良好に回収することができたが、4週間を過ぎるとバルブ付近が閉塞し、6週間目には抜き出しを行うことができなかった。
比較例2
以下において、実施例2に対する比較例を示す。
この比較例では、図4に示すような処理フローを用いて、消化汚泥を脱水したろ液中のリン及びアンモニウムをMAPで回収した。
通水条件は第3表と同様である。増加したMAPは、MAP成長槽底部より1日1回、回収した。運転開始2週間は良好に回収することができたが、2週間を過ぎるとバルブ付近が閉塞し、3週間目には抜き出しを行うことができなかった。
本発明は、下水、し尿、産業廃水などのリンを含有する廃水を効率よく運転処理し、リンを有効資源として回収することができるので、下水処理場や各種廃水処理施設等における利用が期待される。
結晶粒子成長槽からなる本発明の排水処理装置の一実施形態を示すフロー図である。 結晶粒子成長槽及び種晶生成槽からなる本発明の排水処理装置の一実施形態を示すフロー図である。 比較例1で使用した排水処理装置の実施形態を示すフロー図である。 比較例2で使用した排水処理装置の実施形態を示すフロー図である。
符号の説明
1 結晶粒子成長槽
2 原水
3 原水供給管
4 循環水
5 循環水供給管
6 空気
7 空気供給管
8 エアリフト管
8a、8b エアリフト管
9 気体
10 気体分離部
11 スラリー排出部
12 製品結晶
13 洗浄水供給管
14 処理水
15 処理水流出管
16 薬品
17 循環水供給バルブ
18 バルブ
19 種晶生成槽
20 微細結晶移送管
21 微細結晶排出部
A、B、C 接続箇所

Claims (4)

  1. 被処理液に被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物を供給して晶析法によって難溶性塩の結晶を析出させ、該難溶性塩結晶を回収する方法において、難溶性塩結晶を生成させるリアクターに具備されたエアリフトポンプを利用して該難溶性塩結晶を回収・移送を行ない、その該難溶性塩結晶の回収・移送を行なった後、或いは、回収・移送終了直前に、エアリフト管に洗浄水を下向流で通水することによってエアリフト管を洗浄することを特徴とする結晶の回収及び移送方法。
  2. 該洗浄水が被処理液、或いは処理水、若しくは該処理水に被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物を添加した液であることを特徴とする請求項1記載の結晶の回収及び移送方法。
  3. 該洗浄水の通水時に流す洗浄水量は、該エアリフト管容積の1〜10倍とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の結晶の回収及び移送方法。
  4. 晶析リアクターを用いて被処理液にその被除去イオンと反応して難溶性塩を形成する化合物を供給して難溶性塩の結晶を析出させ、該難溶性の結晶を回収及び移送する装置であり、該晶析リアクターにエアリフト管、該エアリフト管に気体を供給する気体供給管、及び前記エアリフト管上部にエアリフト管を洗浄する洗浄水供給管を設置したことを特徴とする結晶の回収及び移送装置。
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