JP2005074085A - 履物及び履物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 個々に異なる足裏の凹凸形状にフィットする履物及びその履物の製造方法を提供する。
【解決手段】 履物は、土台部1と、土台部1の上に設けられた熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層3と、熱可塑性樹脂層3と土台部1の間に位置して、変形性を有する変形層2とを備える。必要に応じて、土台部1は上側に凹部5を設けることができ、凹部5を設けた場合は、変形層2は少なくとも凹部5内に設けることができる。また、必要に応じて、熱可塑性樹脂層3の上に伸縮性のある素材からなる層11を設けることができる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、個々に異なる足裏の凹凸形状にフィットする履物及びその履物の製造方法に関する。
人間の足裏には個々に形の異なるアーチ(土踏まず)があり、からだのバランスをとって体重を支えるとともに、足への衝撃を吸収するクッションの役割をする。このアーチは、体重の増加や足の疲労によって下がることが知られており、それによってからだ全体のバランスが崩れ、疲労の原因になるとともに、膝痛、腰痛、肩こりなどを引き起こす。足裏のアーチをサポートする方法として、1.市販の靴用パットを靴に貼る、2.オーダーメイドのインソールを靴に挿入する、などが知られている。しかし、1は、専門知識がない履用者が処方するためアーチにフィットさせるのが困難である、はがれやすいなどの問題点があり、2は、高価である、インソールがはずれるタイプの靴にしか対応が困難である、などの問題点があった。これらの問題点を解決する方法として、3.熱可塑性樹脂を用いて靴の中でインソールを成形する技術がある(特許文献1参照。)。
実用新案登録 第3011472号公報
しかし、特許文献1に開示された技術では、インソールの成形に時間がかかる、熱可塑性樹脂の量を都度調節する必要がある、インソール挿入による靴のサイズ変化を考慮して靴を購入する必要がある、などの問題点があり、インソールのできが、成形する人の技術に左右される可能性があった。
本発明は、個々に異なる足裏の凹凸形状にフィットする履物及びその履物の製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
1.履物
本発明の履物は、
土台部と、
前記土台部の上に設けられた熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層と、
前記熱可塑性樹脂層と前記土台部の間に位置して、変形性を有する変形層と
を備える。
本発明によれば、履物の中で熱可塑性樹脂層に足裏の凹凸形状を記憶させて、その熱可塑性樹脂層の変形に応じて変形層を変形させる。熱可塑性樹脂層が冷えて固まると、その熱可塑性樹脂層は変形層を押さえつけ、変形層はその変形後の形状を維持することができる。従って、本発明の履物によれば、足裏の凹凸形状にフィットする足底を成形することができる。
本発明においては、前記土台部の上側に凹部を設け、少なくとも前記凹部内に前記変形層を設けることができる。これによれば、変形層の厚みを十分に設けることができ、さらに、熱可塑性樹脂層及び変形層が、土台部から過度に突き出るのを防ぐことができる。
本発明において、前記変形層は、可塑性のある素材からなることができる。これによれば、熱可塑性樹脂層の変形に応じて、可塑性のある素材がつぶれて変形し、可塑性のある素材自体がその変形を維持することができる。そのため、復元力がなく、可塑性のある素材が熱可塑性樹脂層に及ぼす圧力が小さい。
本発明において、前記変形層は変形性素材からなることができる。前記変形性素材は、押圧力を加えることによって密度が大きくなる性質をもつ素材を用いることができる。これによれば、足で押圧力をかけることによって、変形性素材の体積が小さくなるため、余分な変形性素材が熱可塑性樹脂層と靴の間から押しのけられ、漏れ出ようとするのを防ぐことができる。
本発明において、前記変形層は、変形性を有する発泡材料、高密度ウレタンフォーム、EVA(エチレンビニルアセテート)又はビスコエラスティックフォームを用いることができる。
本発明においては、前記変形層は、袋の中に詰められた気体、液体、固体又はこれらのうちの少なくとも2つを含む混合体を用いることができる。前記袋は、前記気体、液体、固体又はこれらのうちの少なくとも2つを含む混合体を排出するための排出口を備えることができる。これによれば、袋に詰められた気体、液体、固体又はこれらのうちの少なくとも2つを含む混合体が、熱可塑性樹脂層の変形とともに変形し押さえつけられることによって、排出口からその余分量を排出し、体積を調整することができる。
また、本発明の履物は、
上側に複数の孔が設けられた土台部と、
一方の端部が前記土台部の上面から突き出るように、前記孔に嵌入された突起物と、
前記土台部及び前記突起物の上に設けられた、熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層と
を備える。
本発明によれば、履物の中で熱可塑性樹脂層に足裏の凹凸形状を記憶させるとともに、押圧力が加わったところの突起物の上端が孔の深さ方向に下がることで、突起物上端の高さのパターンを足裏の凹凸形状に対応させることができる。従って、本発明の履物によれば、足裏の凹凸形状にフィットする足底を成形することができる。
本発明において、前記土台部の上側に凹部を設けることができ、前記複数の孔は少なくとも前記凹部の下の土台部に設けることができる。これによれば、突起物の高さを十分に設けることができ、さらに、熱可塑性樹脂層及び突起物が、土台部から過度に突き出るのを防ぐことができる。
本発明において、前記突起物は、棒状体又は弾性体を用いることができる。
また、本発明において、前記突起物は、弾性体付き棒状体を用いることもできる。前記弾性体付き棒状体において、前記弾性体は、前記棒状体と前記孔の底面との間に設けることができる。
本発明において、前記孔は、孔の深さ方向にいくに従って、孔の径を小さくすることができる。これによれば、突起物が押し込まれる程抵抗が大きくなり、突起物が過度に押し込まれるのを防ぐことができるため、押圧力に応じた深さに突起物を止めることが可能となり、突起物の位置を決定することができる。
本発明において、前記熱可塑性樹脂は、ポリエステルレジン(例えばポリプラスト(商品名))、トランスポリイソプレン、超高密度ポリエチレン、オルソレン、サブオルソレン、テレベン又はポリプロピレンからなることができる。これらの素材を用いることにより、熱可塑性樹脂層に履用者の足裏の凹凸形状をよりよい態様で記憶させることができる。
本発明において、前記熱可塑性樹脂層の上に、伸縮性のある素材からなる層を設けることができる。これにより、足底から足裏に伝わる感触が滑らかになる。
2.履物の製造方法
本発明の履物の製造方法は、
土台部を設ける工程と、
前記土台部の上に、変形性を有する変形層を設ける工程と、
前記土台部及び前記変形層の上に、熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層を設ける工程と
を備える。
本発明において、前記土台部の上側に凹部を形成する工程を含み、前記変形層は少なくとも前記凹部内に設けることができる。
また、本発明の履物の製造方法は、
上側に複数の孔が設けられた土台部を設ける工程と、
一方の端部が前記土台部の上面から突き出るように、前記孔に突起物を嵌入する工程と、
前記土台部及び前記突起物の上に、熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層を設ける工程と
を備える。
本発明においては、土台部の上側に凹部を形成する工程を含むことができ、前記複数の孔は少なくとも前記凹部の下の土台部に設けることができる。
さらに、本発明においては、前記熱可塑性樹脂層の上に、伸縮性のある素材からなる層を設ける工程を含むことができる。
また、本発明の履物の製造方法は、
前記熱可塑性樹脂層に熱を加えて軟化させる工程と、
前記熱可塑性樹脂層の上から足で押圧力を加えて、前記熱可塑性樹脂層に足裏の凹凸形状を記憶させる工程と
を備える。
これによれば、履用者が履物を履くことによって、熱可塑性樹脂層に足裏の凹凸形状を記憶させることが可能であるため、履用者個々の足裏の凹凸形状にフィットする履物を製造することができる。
以下、本実施形態の最良の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
以下、図1を参照しながら、第1の実施の形態に係る履物を説明する。図1は、本発明に係る履物の第1の実施の形態を側面から見た縦断面図である。
第1の実施の形態に係る履物は、土台部1と、土台部1の上に設けられた熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層3と、熱可塑性樹脂層3と土台部1の間に位置して変形性を有する変形層2とを備える。
土台部1は、上側に凹部5を設けることが可能である。土台部1に凹部5が設けられている場合には、変形層2は少なくとも凹部5内に設けることができる。
変形層2は、可塑性のある素材を用いることができる。可塑性のある素材は、それ自体が、足の押圧力によってつぶされた変形を維持することができ、復元力がないため、熱可塑性樹脂層3に及ぼす圧力が小さい。可塑性のある素材としては、変形性を有する発泡材料を用いることができる。変形性を有する発泡材料としては、圧力によって発泡体がつぶされ、発泡体を構成している素材の密度が大きくなるような材質、例えば、フェノール樹脂の発泡体を用いることができる。フェノール樹脂の発泡体としては、例えば、オアシス(スミザーズ・オアシス社製、商標)やフローラルフォーム・ダム(タイトルページ・トレーディング社輸入元、商品名)を用いることができる。
また、変形層2は、押圧力を加えることによって密度が大きくなる変形性素材を用いてもよい。変形性素材としては、高密度ウレタンフォーム、EVA(エチレンビニルアセテート)、ビスコエラスティックフォーム等が好ましい。なお、EVAは衝撃吸収性があるため、EVAを用いた場合は足への負担を軽減することができる。
さらに、変形層2は、袋に詰めた気体、液体、固体、又はこれらのうちの少なくとも2つを含む混合体を用いることも可能である。気体としては例えば空気を用いることができ、液体と固体の混合物としては例えばゲル、粘土を用いることができる。袋は、図2に示すように排出口7を備えている。この排出口7には、袋の中から外へ気体等を排出することができ、かつ、外から中へ気体等が流入しないようにするための逆止弁がついていることが望ましい。
また、変形層2に吸水性のある素材を使用する場合は、変形層2を防水性のあるもの(例えばビニール袋)で包んでもよい。
熱可塑性樹脂層3に用いる熱可塑性樹脂は、ポリエステルレジン(例えばポリプラスト(商品名))、トランスポリイソプレン、超高密度ポリエチレン、オルソレン、サブオルソレン、テレベン、ポリプロピレン等が好ましい。
また、熱可塑性樹脂層3の上に伸縮性のある素材からなる層11を設けることができる。これによれば、足底から足裏に伝わる感触が滑らかになる。伸縮性のある素材からなる層11に用いる伸縮性のある素材としては、ポリウレタン系素材、ポリエステル系素材、天然皮革、EVA(エチレンビニルアセテート)等が好ましい。ポリウレタン系素材としては、例えば、ライクラ(米国デュポン社製、商標)を用いることができ、ポリエステル系素材としては、例えば、クールマックス(米国デュポン社製、商標)を用いることができる。また、EVAは衝撃吸収性があるため、EVAを用いた場合は足への負担を軽減することができる。
また、凹部5、熱可塑性樹脂層3、変形層2又は伸縮性のある素材からなる層11は、土台部1の全体又は一部分に設けることが可能であり、さらに、複数箇所に分散して設けることも可能である。
以下、図3、4を参照しながら、本実施形態に係る履物の製造方法を説明する。図3、4は、本実施形態に係る履物の製造方法の要部を説明するための図であり、図4は、履物をつま先又は踵方向から見た横断面図を示す。
まず、土台部1を設ける。土台部1の厚さは、例えば2〜4cmとすることができる。
また、必要に応じて、土台部1の上に凹部5を設けることができる。凹部5の深さは、一般的な履物の足指の付け根から踵までの場合は、例えば1〜2cm、サンダル又はヒールタイプの履物の足指の付け根から中足骨先端部分までの場合は、例えば5mm〜1cm、サンダル又はヒールタイプの履物の土踏まずでは、例えば1mm〜2mmとすることができる。
一般的な履物に設けられた凹部5、及び、サンダル又はヒールタイプの履物の足指の付け根から中足骨先端部分までに設けられた凹部5の、周りの土台部1のふちの幅Aは、土台部1の強度を保つためにある程度の厚みを確保するのが好ましく、例えば4〜10mmとすることができる。また、サンダル又はヒールタイプの履物の土踏まずに設けられた凹部5の、周りの土台部1のふちの幅Aは、凹部5の深さが小さいために、例えばふちAを設けないことも可能である。
次に、土台部1に接着剤を塗る。接着剤としては、土台部1と変形層2を接着できるものであれば特に限定されず、例えば、合成ゴム系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤(瞬間接着剤)をあげることができる。
次に、土台部1の上に、変形性を有する変形層2を設ける。土台部1に凹部5を設けた場合は、変形層2は少なくとも凹部5内に設けることができる。変形層2は、足で押圧力を加えることにより足裏の凹凸形状に従ってくぼむため、履物の土台部1から盛り上がって設けることができる。図1に示すような一般的な履物の場合、足指の付け根から踵までに設けられた変形層2は、土台部1からの盛り上がりの高さを、例えば1〜3mmにすることができる。また、図5に示すようなサンダルもしくはヒールタイプの履物の場合は、足指の付け根から中足骨先端部分までの盛り上がりの高さを、例えば1〜3mmにすることができる。また、サンダルもしくはヒールタイプの履物の土踏まずの盛り上がりは、履用者の土踏まずの形状・高さを予測して立体的に設けることができ、盛り上がりの最も高い部分の高さを、例えば1〜1.5cmにすることができる。
次に、変形層2の上に接着剤を塗る。接着剤としては、土台部1及び変形層2を熱可塑性樹脂層3を接着できるものであれば特に限定されず、例えば、合成ゴム系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤(瞬間接着剤)をあげることができる。
次に、土台部1及び変形層2の上に、熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層3を設ける。熱可塑性樹脂層3の厚さは、例えば1〜2mmとすることができる。また、その大きさは、変形層2の周囲から外側に2〜3mmはみ出した大きさにすることができる。熱可塑性樹脂層3を土台部1に固定する方法としては、例えば、図4の(d)に示すように、はみ出した部分で土台部1と変形層2の境目を覆うように固定することができる。また、例えば、図6に示すように、はみ出した部分で変形層2を包みこむように折りこんで固定することもできる。
また、必要に応じて、熱可塑性樹脂層3の上に、接着剤を塗り伸縮性のある素材からなる層11を設けることができる。接着剤としては、熱可塑性樹脂層3と伸縮性のある素材からなる層11を接着できるものであれば特に限定されず、例えば、合成ゴム系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤(瞬間接着剤)をあげることができる。
次に、履物の公知の製造工程を施す。公知の製造工程としては、例えば、土台部1に、足を収納し足の甲を包むアッパー12を設ける工程である。土台部1にアッパー12を固定する方法としては、例えば、縫いつけによる固定や、接着剤による固定をあげることができる。接着剤としては、土台部1とアッパー12を接着できるものであれば特に限定されず、例えば、合成ゴム系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤(瞬間接着剤)をあげることができる。また、公知の製造工程を施す段階はここに限定されず、必要に応じていつでも施すことができる。
なお、熱可塑性樹脂層3と変形層2を接着する工程に関しては、熱可塑性樹脂層3に用いる素材が、加熱により粘着性をもつ素材であれば、接着剤を塗る工程を省略することができる。
以下、図7及び図8を参照しながら、本実施形態に係る履物を用いて、足裏の凹凸形状にフィットする足底を成形する方法を説明する。
(1) 熱可塑性樹脂層3を、加熱手段(例えばドライヤー、使い捨てカイロ)を用いて1〜3分間加熱し、軟化させる。
(2)履物を履き、熱可塑性樹脂層3の上から足10で2〜3分間押圧力を加える。
(2) において、足10で押圧力を加えている間に熱可塑性樹脂層3は冷え固まり、熱可塑性樹脂層3に足裏の凹凸形状が記憶される。熱可塑性樹脂層3の下にある変形層2は、可塑性のある素材からなる場合は、それ自体が変形した後の形状を保つことができ、変形性素材からなる場合は、冷え固まった熱可塑性樹脂層3によって押さえつけられることでその変形を維持することができる。また、袋に詰めた気体、液体、固体、又はこれらのうちの少なくとも2つを含む混合体からなる場合は、排出口7から、余分な気体、液体、固体、又はこれらのうちの少なくとも2つを含む混合体を排出することによって量を調整するとともに、冷え固まった熱可塑性樹脂層3によって押さえつけられることでその変形を維持することができる。
以下、図5、図9を参照しながら、本実施形態に係るサンダルについて説明する。
図5は、本実施形態に係るサンダルにおいて、ストラップ等を除いたものを側面から見た縦断面図を示している。本実施形態に係るサンダルは、土台部1の足指の付け根から中足骨先端部分までと土踏まずの2箇所に分散して熱可塑性樹脂層3及び変形層2を設け、熱可塑性樹脂層3の上に伸縮性のある素材からなる層11を設けている。本実施形態に係るサンダルをドライヤー等で加熱軟化し、図9に示すように、履用者が履いて押圧力をかけることによって、熱可塑性樹脂層3に足裏の凹凸形状が記憶され、足底の成形が完了する。
以下、本実施形態と実用新案登録第3011472号公報に開示された技術(以下「先行技術」という。)との対比の上で、相違点及び作用効果を述べる。
先行技術は、足裏と靴中底表面との間の隙間を埋め尽くし密着度を高くした、靴の内部に装入されて使用される成型インソールに関する。
まず、先行技術はインソールの発明であり、靴と一体化しているものではなく、成型に際して、靴の外で加熱し、改めて靴の中に戻す必要がある。それに対して、本実施形態は履物自体であり、熱可塑性樹脂層3及び変形層2があらかじめ履物の土台部1に固定されており、加熱成形時に取り外す必要がない。
また、先行技術では、熱可塑性樹脂層を靴中底に接触して隙間を埋める側に用いているため、必要な熱可塑性樹脂の体積が大きくなる。そのため、熱可塑性樹脂層全体を加熱軟化するのにかなりの時間を要し、成形、冷却するために足の押圧力をかけた状態で10〜20分待機しなければならない。それに対して本実施形態では、熱可塑性樹脂層3を使用時に足裏が接触する側に用いているために、1〜2mmの薄さを実現でき、1〜3分で加熱軟化し、さらに2〜3分で成形冷却を完了させることができる。
また、先行技術では加熱成形する際に、熱可塑性樹脂層をコルク層とともにラップフィルムで巻いて用いる。この方法によれば、(1)実際に用いる熱可塑性樹脂量を都度調節しなければならない(2)インソール挿入前に購入する靴を、インソール挿入時のサイズ変化を考慮して選定しなければならない(3)コルク層と靴が固定されていないために、成形時にかける押圧力を、余分な熱可塑性樹脂層がコルク層と靴の隙間からはみ出さない程度に加減しなければならない、などの注意を要する操作が必要になる。これらの操作は素人には大変困難であり、失敗すれば、作り直しが不可能である。それに対して本実施形態は、熱可塑性樹脂層3及び変形層2があらかじめ履物の土台部1に固定されており、足10の押圧力で変形層2が押さえ込まれることによって、履物の土台部1と足底部6の間の体積が自在に変形可能であるために、先行技術のような手間や注意、技術が必要ない。従って、履物の足底のできが成形する人の技術に左右されることがなく、個々に異なる足裏の凹凸形状にフィットする足底を、履用者自らが簡便に成形できる。
また、先行技術では、インソールが足底全体にいきわたる構造であるため、加熱成形時にインソールに足指の形がつく可能性がある。しかし、この足指の形がついたインソールは、歩行の際に足がずれることによって足に痛みが出やすいという欠点がある。それに対して本実施形態では、土台部1の全体又は一部分に熱可塑性樹脂層3及び変形層2を設けることができるため、足指を除いた部分に熱可塑性樹脂層3及び変形層2を設けることが可能であり、先行技術の欠点を回避することができる。
さらに、先行技術では、熱可塑性樹脂の加熱不足、量の不足又は押圧の不足によって、熱可塑性樹脂がコルク層と靴中底との隙間全体に行き渡らずに、インソール成型の失敗をまねく可能性がある。これに対して本実施形態は、隙間充填のために熱可塑性樹脂ではなく変形層2を設けているために、このような失敗の可能性がない。
以上に示すように、本実施形態と先行技術は全く異なる発明であり、また、先行技術と比較して、本実施形態には多くの利点が認められる。
(第2の実施の形態)
以下、図10を参照しながら、第2の実施の形態に係る履物を説明する。図10は、本発明に係る履物の第2の実施の形態を側面から見た縦断面図である。
第2の実施の形態に係る履物は、上側に複数の孔9が設けられた土台部1と、一方の端部が土台部1の上面から突き出るように孔9に嵌入された突起物8と、土台部1及び突起物8の上に設けられた熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層3とを備える。
土台部1は、上側に凹部5を設けることが可能である。土台部1に凹部5が設けられている場合には、複数の孔9は少なくとも凹部5の下の土台部に設けることができる。
突起物8は棒状体、弾性体又は弾性体付き棒状体である。棒状体を用いた場合は、孔9は、その深さ方向にいくに従って径が小さくなるような孔9である。また、棒状体としては、例えばピンを用いることができる。弾性体としては、例えばバネ、ゴムを用いることができる。また、弾性体付き棒状体を用いた場合は、弾性体は、棒状体と孔9の底面との間に設けられる。
熱可塑性樹脂層3に用いる熱可塑性樹脂は、ポリエステルレジン(例えばポリプラスト(商品名))、トランスポリイソプレン、超高密度ポリエチレン、オルソレン、サブオルソレン、テレベン、ポリプロピレン等が好ましい。
また、熱可塑性樹脂層3の上に伸縮性のある素材からなる層11を設けることができる。これによれば、足底から足裏に伝わる感触が滑らかになる。伸縮性のある素材からなる層11に用いる伸縮性のある素材としては、ポリウレタン系素材、ポリエステル系素材、天然皮革、EVA(エチレンビニルアセテート)等が好ましい。ポリウレタン系素材としては、例えば、ライクラ(米国デュポン社製、商標)を用いることができ、ポリエステル系素材としては、例えば、クールマックス(米国デュポン社製、商標)を用いることができる。また、EVAは衝撃吸収性があるため、EVAを用いた場合は足への負担を軽減することができる。
また、凹部5、熱可塑性樹脂層3、突起物8又は伸縮性のある素材からなる層11は、土台部1の全体又は一部分に設けることが可能であり、さらに、複数箇所に分散して設けることも可能である。
以下、図11、12を参照しながら、本実施形態に係る履物の製造方法を説明する。図11、12は、本実施形態に係る履物の製造方法の要部を説明するための図であり、図12は、履物をつま先又は踵方向から見た横断面図を示す。
まず、土台部1を設ける。土台部1の厚さは、例えば2〜4cmとすることができる。
また、必要に応じて、土台部1の上に凹部5を設けることができる。凹部5の深さは、一般的な履物の足指の付け根から踵までの場合は、例えば1〜2cm、サンダル又はヒールタイプの履物の足指の付け根から中足骨先端部分までの場合は、例えば5mm〜1cm、サンダル又はヒールタイプの履物の土踏まずでは、例えば1mm〜2mmとすることができる。
一般的な履物に設けられた凹部5、及び、サンダル又はヒールタイプの履物の足指の付け根から中足骨先端部分までに設けられた凹部5の、周りの土台部1のふちの幅Aは、土台部1の強度を保つためにある程度の厚みを確保するのが好ましく、例えば4〜10mmとすることができる。また、サンダル又はヒールタイプの履物の土踏まずに設けられた凹部5の、周りの土台部1のふちの幅Aは、凹部5の深さが小さいために、例えばふちAを設けないことも可能である。
次に、土台部1の上側に複数の孔9を設ける。土台部1に凹部5を設けた場合は、複数の孔9は少なくとも凹部5の下の土台部に設けることができる。複数の孔9は、例えば直径1mm程度で、土台部1の上側に、例えば1〜2mmの等間隔で設けることが可能である。
次に、一方の端部が土台部1の上面から突き出るように、孔9に突起物8を嵌入する。必要に応じて、突起物8の孔9に嵌入する側に、接着剤を塗ることができる。接着剤としては、孔9と突起物8を接着できるものであれば特に限定されず、例えば、合成ゴム系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤(瞬間接着剤)をあげることができる。突起物8の長さは、凹部5の深さ、土台部1の厚さ、突起物8の種類等によって決定される。突起物8としてピンを用いた場合、ピンの長さは、例えば1〜2cmとすることができる。また、孔9の直径を例えば1mmとした場合、突起物8の直径は、例えば1.2mmとすることができる。
次に、必要に応じて、土台部1及び突起物8の上に接着剤を塗る。接着剤としては、土台部1及び突起物8と熱可塑性樹脂層3を接着できるものであれば特に限定されず、例えば、合成ゴム系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤(瞬間接着剤)をあげることができる。
次に、土台部1及び突起物8の上に、熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層3を設ける。熱可塑性樹脂層3の厚さは、例えば1〜2mmとすることができる。また、その大きさは、変形層2の周囲から外側に2〜3mmはみ出した大きさにすることができる。熱可塑性樹脂層3を土台部1に固定する方法としては、例えば、図12の(k)に示すように、はみ出した部分で土台部1と変形層2の境目を覆うように固定することができる。また、例えば、図13に示すように、はみ出した部分で変形層2を包みこむように折りこんで固定することもできる。
必要に応じて、熱可塑性樹脂層3の上に、接着剤を塗り伸縮性のある素材からなる層11を設けることができる。接着剤としては、熱可塑性樹脂層3と伸縮性のある素材からなる層11を接着できるものであれば特に限定されず、例えば、合成ゴム系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤(瞬間接着剤)をあげることができる。
次に、履物の公知の製造工程を施す。公知の製造工程としては、例えば、土台部1に、足を収納し足の甲を包むアッパー12を設ける工程である。土台部1にアッパー12を固定する方法としては、例えば、縫いつけによる固定や、接着剤による固定をあげることができる。接着剤としては、土台部1とアッパー12を接着できるものであれば特に限定されず、例えば、合成ゴム系接着剤、塩化ビニル樹脂系接着剤、シアノアクリレート系接着剤(瞬間接着剤)をあげることができる。また、公知の製造工程を施す段階はここに限定されず、必要に応じていつでも施すことができる。
なお、熱可塑性樹脂層3と突起物8を接着する工程に関しては、熱可塑性樹脂層3に用いる素材が、加熱により粘着性をもつ素材であれば、接着剤を塗る工程を省略することができる。
以下、図14及び図7を参照しながら、本実施形態に係る履物を用いて、足裏の凹凸形状にフィットする足底を成形する方法を説明する。
(1) 熱可塑性樹脂層3を、加熱手段(例えばドライヤー、使い捨てカイロ)を用いて1〜3分間加熱し、軟化させる。
(2)履物を履き、熱可塑性樹脂層3の上から足10で2〜3分間押圧力を加える。
(2)において、足10で押圧力を加えている間に熱可塑性樹脂層3は冷え固まり、熱可塑性樹脂層3に足裏の凹凸形状が記憶される。突起物8に棒状体を用いた場合、複数の孔9は、孔の深さ方向にいくに従って孔の径を小さくすることによって、突起物8が押し込まれる程抵抗が大きくなり、突起物8が過度に押し込まれるのを防ぐことができる。このため、押圧力に応じた深さに突起物8を止めることが可能となり、突起物8の位置を決定することができる。また、突起物8に弾性体付き棒状体を用いた場合は、図15に示すように、弾性体を、棒状体と孔9の底面との間に設け、成形され冷え固まった熱可塑性樹脂層3が棒状体付き弾性体を押さえつけることで、変形を維持することができる。また、弾性体を用いた場合も、熱可塑性樹脂層3によって押さえつけられることで、変形を維持することができる。
以下に、第2の実施形態の作用効果を述べる。
本実施形態は履物自体の発明であり、熱可塑性樹脂層3及び突起物8があらかじめ履物の土台部1に設けられており、加熱成形時に取り外す必要がない。
また、本実施形態では、熱可塑性樹脂層3を使用時に足裏が接触する側に用いているために、1〜2mmの薄さを実現でき、1〜3分で加熱軟化し、さらに2〜3分で成形冷却を完了させることができる。
また、本実施形態は、熱可塑性樹脂層3及び突起物8があらかじめ履物の土台部1に設けられており、足10の押圧力で突起物8が押さえ込まれることによって、履物の土台部1と足底部6の間の体積が自在に変形可能であるため、手間や注意、技術が必要ない。従って、履物の足底のできが成形する人の技術に左右されることがなく、個々に異なる足裏の凹凸形状にフィットする足底を、履用者自らが簡便に成形できる。
また、本実施形態では、土台部1の全体又は一部分に熱可塑性樹脂層3及び突起物8を設けることができるため、足指を除いた部分に熱可塑性樹脂層3及び変形層2を設けることが可能であり、足に痛みが出にくい。
さらに、本実施形態は、土台部1と足底部6との隙間充填のために熱可塑性樹脂ではなく突起物8を用いているために、隙間充填を失敗する可能性がない。
以上に示すように、本実施形態には多くの利点が認められる。
本発明は、上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨を超えない範囲で種々の変更が可能である。
本発明に係る履物の第1の実施の形態を側面から見た縦断面図である。 第1の実施の形態において、さらに変形層2に排出口7を備えた形態を側面から見た図である。 第1の実施の形態に係る履物の製造方法を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る履物の製造方法をつま先又は踵方向から見た横断面図で示したフローチャートである。 第1の実施の形態に係るサンダルで、ストラップ等を除いたものを側面から見た縦断面図である。 図4における熱可塑性樹脂層3の固定方法の変形例を示す図である。 本発明に係る履物の足底の成形方法を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の、足10の押圧力による成形時の縦断面図である。 図5に係るサンダルの、足10の押圧力による成形時の縦断面図である。 本発明に係る履物の第2の実施の形態を側面から見た縦断面図である。 第2の実施の形態に係る履物の製造方法を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る履物の製造方法をつま先又は踵方向から見た横断面図で示したフローチャートである。 図12における熱可塑性樹脂層3の固定方法の変形例を示す図である。 第2の実施の形態の、足10の押圧力による成形時の縦断面図であって、突起物8が棒状体の場合の例を示す図である。 第2の実施の形態において、突起物8が弾性体付き棒状体である形態を側面から見た縦断面図である。
符号の説明
1 土台部
2 変形層
3 熱可塑性樹脂層
4 履き口
5 凹部
6 足底部
7 排出口
8 突起物
9 孔
10 足
11 伸縮性のある素材からなる層
12 アッパー
A 凹部5の周りの土台部1のふちの幅

Claims (20)

  1. 土台部と、
    前記土台部の上に設けられた熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層と、
    前記熱可塑性樹脂層と前記土台部の間に位置して、変形性を有する変形層と
    を備える履物。
  2. 請求項1において、
    前記土台部の上側に凹部を設け、少なくとも前記凹部内に前記変形層を設けた履物。
  3. 請求項1において、
    前記変形層は、可塑性のある素材からなる履物。
  4. 請求項1において、
    前記変形層は変形性素材からなり、前記変形性素材は押圧力を加えることによって密度が大きくなる履物。
  5. 請求項1において、
    前記変形層は、変形性を有する発泡材料、高密度ウレタンフォーム、EVA(エチレンビニルアセテート)又はビスコエラスティックフォームからなる履物。
  6. 請求項1において、
    前記変形層は、袋の中に詰められた気体、液体、固体又はこれらのうち少なくとも2つを含む混合体からなり、前記袋は、前記気体、液体、固体又はこれらのうち少なくとも2つを含む混合体を排出するための排出口を備えた袋である履物。
  7. 上側に複数の孔が設けられた土台部と、
    一方の端部が前記土台部の上面から突き出るように、前記孔に嵌入された突起物と、
    前記土台部及び前記突起物の上に設けられた、熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層と
    を備える履物。
  8. 請求項7において、
    前記土台部の上側に凹部を設け、前記複数の孔は少なくとも前記凹部の下の土台部に設けられている履物。
  9. 請求項7において、
    前記突起物は、棒状体である履物。
  10. 請求項7において、
    前記突起物は、弾性体である履物。
  11. 請求項7において、
    前記突起物は弾性体付き棒状体であり、前記弾性体は、前記棒状体と前記孔の底面との間に設けられている履物。
  12. 請求項7において、
    前記孔は、孔の深さ方向にいくに従って、孔の径が小さくなる履物。
  13. 請求項1又は7において、
    前記熱可塑性樹脂は、ポリエステルレジン、トランスポリイソプレン、超高密度ポリエチレン、オルソレン、サブオルソレン、テレベン又はポリプロピレンからなる履物。
  14. 請求項1又は7において、
    前記熱可塑性樹脂層の上に、伸縮性のある素材からなる層を設けた履物。
  15. 土台部を設ける工程と、
    前記土台部の上に、変形性を有する変形層を設ける工程と、
    前記土台部及び前記変形層の上に、熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層を設ける工程と
    を備える履物の製造方法。
  16. 請求項15において、
    前記土台部の上側に凹部を形成する工程を含み、前記変形層は少なくとも前記凹部内に設けられる履物の製造方法。
  17. 上側に複数の孔が設けられた土台部を設ける工程と、
    一方の端部が前記土台部の上面から突き出るように、前記孔に突起物を嵌入する工程と、
    前記土台部及び前記突起物の上に、熱可塑性樹脂からなる熱可塑性樹脂層を設ける工程と
    を備える履物の製造方法。
  18. 請求項17において、
    前記土台部の上側に凹部を形成する工程を含み、前記複数の孔は少なくとも前記凹部の下の土台部に設けられている履物の製造方法。
  19. 請求項15から18において、
    前記熱可塑性樹脂層の上に、伸縮性のある素材からなる層を設ける工程を含む履物の製造方法。
  20. 請求項15から19において、
    前記熱可塑性樹脂層に熱を加えて軟化させる工程と、
    前記熱可塑性樹脂層の上から足で押圧力を加えて、前記熱可塑性樹脂層に足裏の凹凸形状を記憶させる工程と
    を備える履物の製造方法。
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