JP2005073877A - 遊技機用施錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一のシリンダ錠を用いて正面扉の厚みが異なる種々の遊技機に対し共用が可能となる遊技機用施錠装置を提供する。
【解決手段】 遊技機本体に設けられた正面扉と、正面扉を施解錠する施錠機構部とを有した遊技機において、正面扉の表面に表出するシリンダ錠11を有し、合鍵による回動操作力を施錠機構部へ伝える遊技機用施錠装置10であって、シリンダ錠11の後端面13に固定された延長パイプ27と、延長パイプ27の内周に螺合する雄ネジパイプ41と、雄ネジパイプ41の非螺合端を正面扉の背面に固定するフランジ65と、雄ネジパイプ41の内部に挿入されシリンダ錠11の出力軸15に相対回転不能に固定されるジョイント筒51と、ジョイント筒51に相対回転不能に嵌入され且つ軸線方向に摺動自在になって、非嵌入端61aがフランジ65に回動自在に支持されるカム取付軸61とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技機本体に開閉自在な正面扉に設けられる遊技機用施錠装置に関し、さらに詳しくは、異なる厚みの正面扉に対応可能とする改良技術に関する。
遊技機にはパチンコ台やスロット台があり、さらにこれらの遊技台は、遊技者の好みや製造メーカ等の違いにより多くの種類に分かれる。一般的にこの種の遊技機は、遊技面の形成された正面扉が、遊技媒体の供給・回収機構や遊技動作の制御装置等が備えられた遊技機本体に対して開閉自在に取り付けられる。この正面扉100は、例えば図7に示す施錠機構部によって遊技機本体107の外枠に施解錠される。施錠機構部は、正面扉100の背面に固定される断面L字形のベースフレーム106と、このベースフレーム106に対して上下方向に摺動自在に取り付けられた摺動杆105とを有している。摺動杆105の上下には一対の係止爪104,104がリンク機構等により接続され、係止爪104,104は摺動杆105の摺動によって揺動される。
遊技機本体107には係止爪104,104に対応する位置で一対の係止板108,108が固定されている。図8に示すように、ベースフレーム106にはシリンダ錠101の後端がフランジ等を介して固定される。シリンダ錠101の出力軸102にはカム板103が固定される。施錠機構部は、正面扉100が遊技機本体107に閉動されると、係止爪104,104が係止板108,108に当接し、バネ等の付勢力に抗して係止爪104,104が係止板108,108に係止することで、正面扉100を遊技機本体107に施錠する。一方、正面扉100の表面に表出したシリンダ錠101の鍵穴に、合鍵が挿入されて回転操作されると、出力軸102に固定されたカム板103を介して摺動杆105が摺動され、リンク機構によって係止爪104,104が係止解除方向へ揺動され、正面扉100が遊技機本体107から解錠される。
なお、正面扉100の表面にはさらに図示しないガラス扉が取り付けられ、ガラス扉は、シリンダ錠101が反対回転されることで、正面扉100に対する施錠が解除される。
ここで、上記したように遊技機は、異なる厚みの正面扉を有した種々のタイプのものに分けられる。例えば図8に示した比較的薄厚の正面扉100に対し、厚みが厚いスロット台等の正面扉100Aに対しては、シリンダ錠101の表出端面を、正面扉100Aの表面と一致させるため、図8に示したシリンダ錠101より全長Lの長い図9に示すシリンダ錠101を用いることで、厚みの異なる正面扉100を備えた遊技機への対応を可能としていた。このように、シリンダ錠101の全長Lによって正面扉100の厚みの違いを吸収することで、ベースフレーム106、摺動杆105、係止爪104,104、リンク機構等によって構成される施錠機構部を、そのまま共用することができた。
実公昭58−4538号公報
しかしながら、上記した従来の遊技機用施錠装置では、全長Lの異なるシリンダ錠に交換することで正面扉の厚みの異なる遊技機に対応していたため、その種類の数だけ異なる全長のシリンダ錠を揃えなければならず、施錠機構部の中でも特に高価な部材であるシリンダ錠を複数種類持たなければならないことは装置コストを増大させることになった。また、多種類のシリンダ錠を揃えることは部品管理も煩雑となり、効率的な生産への障害にもなりえた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、同一のシリンダ錠を用いて正面扉の厚みが異なる種々の遊技機に対し共用が可能となる遊技機用施錠装置を提供することを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1記載の遊技機用施錠装置10は、遊技機本体107に開閉自在に設けられた正面扉100と、該正面扉100に設けられ回動操作力の入力によって前記遊技機本体107に施解錠する施錠機構部とを有した遊技機において、前記正面扉100に設けられ鍵穴を前記正面扉100の表面に表出させるシリンダ錠11を有するとともに、前記鍵穴に挿入された合鍵による回動操作力を前記施錠機構部へ伝達する遊技機用施錠装置10であって、
前記シリンダ錠11の後端面13に同軸で固定され内周に雌ネジ35の形成された延長パイプ27と、該延長パイプ27の内周に螺合する雄ネジパイプ41と、
該雄ネジパイプ41の非螺合端を前記正面扉100の背面に固定するフランジ65と、
前記雄ネジパイプ41の内部に挿入されシリンダ錠後端面13の出力軸15に相対回転不能に固定されるジョイント筒51と、
該ジョイント筒51に相対回転不能に嵌入され且つ軸線方向に摺動自在になるとともに、非嵌入端61aが前記フランジ65を貫通して回動自在に支持されるカム取付軸61と、
を具備したことを特徴とする。
この遊技機用施錠装置10では、延長パイプ27と雄ネジパイプ41が相対回転されることで、延長パイプ27に対する雄ネジパイプ41のねじ込み深さが調整される。従って、延長パイプ27及び雄ネジパイプ41を介在させて固定したシリンダ錠41の表出端面と正面扉100の背面100aとの距離Lが、ネジ山のピッチ間隔で調整可能となる。また、シリンダ錠11に固定された延長パイプ27に雄ネジパイプ41が螺合され、雄ネジパイプ41がフランジ65を介して正面扉100の背面100aに固定される。すなわち、シリンダ錠11は、螺合により一体となった延長パイプ27と雄ネジパイプ41を介してフランジ65のみによって正面扉100の背面100aに固定され、他の箇所での固定が不要となる。
請求項2記載の遊技機用施錠装置10は、請求項1記載の遊技機用施錠装置10において、
前記延長パイプ27、前記雄ネジパイプ41、前記ジョイント筒51及び前記カム取付軸61のそれぞれは、
軸線方向の長さが異なる複数種類で形成され、それぞれ任意の長さの一つのものが選択的に用いられることを特徴とする。
この遊技機用施錠装置10では、延長パイプ27と雄ネジパイプ41との螺合調整長さによっては吸収できない正面扉100の厚み差が、異なる長さの延長パイプ27、雄ネジパイプ41等を用いることによって吸収可能となる。また、このような長さの異なる複数種類の延長パイプ27、雄ネジパイプ41等を揃えておくことで、螺合接続部を所定長以上に確保することが容易となり、螺合調整のみによって長さ調整をした場合に生じる螺合長の極端な減少、例えばネジ山が2〜3山程度でしか螺合していないような状況による螺合接続部の強度低下も防止可能となる。
請求項3記載の遊技機用施錠装置10は、請求項1又は2記載の遊技機用施錠装置10において、
前記雄ネジパイプ41のネジ部43には軸線に沿う方向の係合溝45が形成され、
前記延長パイプ27には軸線直交方向に貫通して前記係合溝45に進入する止めネジ37が螺合されたことを特徴とする。
この遊技機用施錠装置10では、止めネジ37が緩められることで、延長パイプ27と雄ネジパイプ41とが相対回転となり、緩めた止めネジ37を基準に雄ネジパイプ41が回転されることで、回転数に応じて延長パイプ27と雄ネジパイプ41の螺合長、すなわち、正面扉100の背面100aとシリンダ錠11の表出端面11aとの間隔が、所定長ずつ調整可能となる。例えばネジ山のピッチが1mmであり、正面扉100の背面100aとシリンダ錠10の表出端面10aとの距離が例えば63mmに初期設定されていれば、止めネジ37を緩め、止めネジ37に対して雄ネジパイプ41を突出方向に10回転させることで10mmの突出となり、正面扉100の背面100aとシリンダ錠11の表出端面11aとの間隔が73mmに設定変更される。
請求項4記載の遊技機用施錠装置10は、請求項1又は2又は3記載の遊技機用施錠装置10において、
前記フランジ65は、
前記正面扉100の種類に応じた複数の異なる形状で形成されて、任意の形状の一つのものが選択的に用いられることを特徴とする。
この遊技機用施錠装置10では、上記の構成によって可能となる異種厚の正面扉100への対応のみならず、正面扉100の固定部形状に合わせてフランジ65を選択使用することで、固定部形状が種々に異なる正面扉100に対しても対応が可能となる。
本発明に係る請求項1記載の遊技機用施錠装置によれば、シリンダ錠の後端面に延長パイプが固定され、この延長パイプに螺合された雄ネジパイプの非螺合端がフランジを介して正面扉に固定される。また、連結された延長パイプと雄ネジパイプの内部では、シリンダ錠の出力軸に固定されたジョイント筒に、カム取付軸が軸線方向に摺動自在に嵌入され、このカム取付軸の非嵌入端がフランジを貫通して支持される。このカム取付軸の非嵌入端にはカム板が取り付けられ、カム板は施錠機構部への施解錠力を入力する。従って、延長パイプに対する雄ネジパイプのねじ込み深さを調整することで、正面扉の背面からシリンダ錠の表出端面との距離が、ネジ山のピッチ間隔で調整可能となる。これにより、同一のシリンダ錠を用いて、正面扉の厚みが異なる種々の遊技機に対し、遊技機用施錠装置を共用することができる。また、シリンダ錠に固定された延長パイプに雄ネジパイプが螺合され、雄ネジパイプがフランジを介して正面扉の背面に固定されるので、シリンダ錠を、延長パイプ及び雄ネジパイプを介在させてフランジによって1か所で正面扉に固定することができる。
請求項2記載の遊技機用施錠装置によれば、延長パイプ、雄ネジパイプ、ジョイント筒及びカム取付軸のそれぞれが、異なる長さで形成され、それぞれ任意の長さの一つのものが選択的に用いられるので、延長パイプと雄ネジパイプとの螺合調整長さによっては吸収できない正面扉の厚み差を、異なる長さの延長パイプ、雄ネジパイプ等によって吸収することができるようになり、より広範囲の異種厚の正面扉に対応が可能となる。
請求項3記載の遊技機用施錠装置によれば、雄ネジパイプのネジ部に形成された係合溝に、延長パイプに螺合されて貫通した止めネジが進入可能となるので、止めネジを緩め、緩めた止めネジを基準に雄ネジパイプを回転することで、回転数に応じて延長パイプと雄ネジパイプの螺合長、すなわち、正面扉の背面とシリンダ錠の表出端面との間隔が、所定長ずつ調整可能となる。これにより、厚みが既知の正面扉に対する遊技機用施錠装置の取り付け作業性を高めることができる。
請求項4記載の遊技機用施錠装置によれば、フランジが正面扉の固定部形状に合わせて複数の異なる形状で形成され、任意の形状の一つのものが選択的に用いられるので、正面扉の厚みのみならず、正面扉の固定部形状の違いに対しても対応が可能となり、より多種の遊技機への取付けを可能にすることができる。
以下、本発明に係る遊技機用施錠装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る遊技機用施錠装置の分解斜視図、図2は図1に示した遊技機用施錠装置の一部を切欠いた側面図、図3は螺合長によって全長を調整する場合の動作説明図、図4は異なる全長のシリンダ錠取り付け部材のバリエーションを表した説明図、図5は長さの異なる部材を用いて全長を調整する場合の動作説明図、図6は異なる形状のフランジを表した斜視図である。
本実施の形態による遊技機用施錠装置10は、遊技機本体に開閉自在となった正面扉に取り付けられる。正面扉は、上記したように種々の厚みのものからなる。本実施の形態による遊技機用施錠装置10は、一種類のシリンダ錠のままで、この種々の厚みの正面扉への取付けを可能とするものである。
シリンダ錠11の後端面13には出力軸であるテールピース15が突出され、テールピース15はシリンダ錠11の鍵穴に挿入された合鍵の回動操作に連動して回動される。テールピース15は、後端面にネジ孔17が形成されるともに、側面に一対の平行な当接面19が形成されている。シリンダ錠11の後部外周の上下には一対の固定部21,23が突設され、それぞれの固定部21,23には一対のネジ孔25,25が形成されている。このシリンダ錠11の後端面13には延長パイプ27が取り付け固定される。
延長パイプ27は、シリンダ錠11との固定側となる一端側に、取付板29が上下に設けられ、それぞれの取付板29,29には一対のビス挿通孔31,31が穿設されている。延長パイプ27は、取付板29のビス挿通孔31に挿通したビス33を、シリンダ錠11の固定部21,23のネジ孔25に螺合することで、シリンダ錠11の後端面13に螺着される。延長パイプ27の内周には雌ネジ35が形成されている。また、延長パイプ27の側面には、軸線直交方向に貫通する一対の止めネジ37,37が、軸線に沿う方向に並んで螺合されている。この延長パイプ27の雌ネジ35には雄ネジパイプ41が螺合される。
雄ネジパイプ41は、外周に形成されたネジ部43を、延長パイプ27の雌ネジ35に螺合することで、延長パイプ27に連結される。雄ネジパイプ41のネジ部43には、軸線に沿う方向の係合溝45が形成され、この係合溝45には延長パイプ27の側部に螺合された止めネジ37,37が進入するようになっている。雄ネジパイプ41の非螺合端には鍔部47が形成され、鍔部47には上下一対ずつのネジ孔49,49が形成されている。
シリンダ錠11のテールピース15にはジョイント筒51が外嵌される。ジョイント筒51のテールピース15側の内周には図示しない一対の平行面が形成され、この平行面がテールピース15の当接面19に当接することで、ジョイント筒51は、テールピース15に対して相対回転不能となる。さらに、ジョイント筒51の内部には図2に示す座部53が形成され、ジョイント筒51は、内部に挿入されたビス55がこの座部53に締付けられることでテールピース15に螺着されるようになっている。
ジョイント筒51の内部には、軸線方向に沿った一対の溝57,57が形成されている。ジョイント筒51にはカム取付軸61の一端が挿入され、カム取付軸61は一端の外周に一対の突起63,63を有し、この突起63,63をジョイント筒51の溝57,57に挿入することで、ジョイント筒51との相対回転を阻止しつつ、軸線方向に摺動可能となって嵌入している。
雄ネジパイプ41の鍔部47にはフランジ65が取付けられる。フランジ65にはカム取付軸61の非嵌入端61aを回動自在に支持して貫通させる軸受穴66と、この軸受穴66を包囲して穿設された二対のビス挿通孔67,67が形成されている。さらに、フランジ65の上下部には、このフランジ65を正面扉100の背面(以下、「シリンダ錠取付面」とも称す。)100aに固定するための複数のビス穴69,71,73,75が穿設されている。フランジ65は、ビス挿通孔67,67に挿通したビス77を雄ネジパイプ41の鍔部47に螺合することで雄ネジパイプ41に螺着される。
また、ジョイント筒51に嵌入したカム取付軸61は、非嵌入端61aに形成された鍔79が、雄ネジパイプ41とフランジ65との間で形成される図2に示す収容部81によって回動自在に支持され且つ抜脱が規制されている。
カム取付軸61の非嵌入端61aは、テールピース15と同形状に形成され、この非嵌入端61aには図7に示したカム板103がビス固定される。すなわち、カム取付軸61によって回動されるカム板103によって、正面扉100に設けられた施錠機構部へ回動操作力が入力されるようになっている。
従って、この遊技機用施錠装置10によれば、延長パイプ27と雄ネジパイプ41が相対回転されることで、図3に示すように、延長パイプ27に対する雄ネジパイプ41のねじ込み深さSが調整される。従って、延長パイプ27及び雄ネジパイプ41を介在させて固定したシリンダ錠11の表出端面11aと正面扉100の背面100aとの距離Lが、ネジ山のピッチ間隔で調整可能となる。また、シリンダ錠11に固定された延長パイプ27に雄ネジパイプ41が螺合され、雄ネジパイプ41がフランジ65を介して正面扉100の背面100aに固定される。すなわち、シリンダ錠11は、螺合により一体となった延長パイプ27と雄ネジパイプ41を介してフランジ65のみによって正面扉100の背面100aに固定され、他の箇所での固定が不要となる。
そして、延長パイプ27に螺合した止めネジ37,37が緩められることで、延長パイプ27と雄ネジパイプ41とが相対回転となり、緩めた止めネジ37,37を基準に雄ネジパイプ41が回転されることで、回転数に応じて延長パイプ27と雄ネジパイプ41の螺合長、すなわち、正面扉100の背面100aとシリンダ錠11の表出端面11aとの間隔Lが、所定長ずつ調整可能となる。例えば、ネジ山のピッチが1mmであり、正面扉100の背面100aとシリンダ錠11の表出端面11aとの距離Lが63mmに初期設定されていれば、止めネジ37,37を緩め、止めネジ37,37に対して雄ネジパイプ41を突出方向に10回転させれば、正面扉100の背面100aとシリンダ錠11の表出端面11aとの間隔が73mmに設定変更されることになる。
また、遊技機用施錠装置10は、延長パイプ27、雄ネジパイプ41、ジョイント筒51及びカム取付軸61のそれぞれを、軸線方向の長さが異なる複数種類で形成し、それぞれ任意の長さの一つのものを選択的に用いるものであってもよい。例えば図4に示すように、長い延長パイプ27L、雄ネジパイプ41L、ジョイント筒51L及びカム取付軸61Lと、中程度の延長パイプ27M、雄ネジパイプ41M、ジョイント筒51M及びカム取付軸61Mと、短い延長パイプ27S、雄ネジパイプ41S、ジョイント筒51S及びカム取付軸61Sとから構成される3組の長中短セットを用意しておき、正面扉100の厚みに合わせてこのセットの中から任意のセットを用いるようにしてもよい。例えば図5に示すように、シリンダ錠11に延長パイプ27L、雄ネジパイプ41L、ジョイント筒51L及びカム取付軸61Lを取付けた場合と、シリンダ錠11に延長パイプ27S、雄ネジパイプ41S、ジョイント筒51S及びカム取付軸61Sとを取付けた場合では、延長パイプ27Lの長さKと、延長パイプ27Sの長さNの差(K−N)分、シリンダ錠11の表出端面11aと正面扉100の背面100aとの距離Lが、短縮可能となる。なお、この際、異なるセットから任意の部材を選択するものであってもよい。
このように、延長パイプ27、雄ネジパイプ41、ジョイント筒51及びカム取付軸61のそれぞれを、長さが異なる複数種類で形成し、それぞれ任意の長さの一つのものを選択的に用いることで、延長パイプ27と雄ネジパイプ41との螺合調整長さによっては吸収できない正面扉100の厚み差が、異なる長さの延長パイプ27、雄ネジパイプ41等を用いることによって吸収可能となる。また、このような長さの異なる複数種類の延長パイプ27、雄ネジパイプ41等を揃えておくことで、螺合接続部を所定長以上に確保することが容易となり、螺合調整のみによって長さ調整をした場合に生じる螺合長の極端な減少(例えばネジ山が2〜3山程度でしか螺合していないような状況)による螺合接続部の強度低下も防止可能となる。
さらに、フランジ65は、図6に示すように、正面扉100の種類に応じた複数の異なる形状のもの65,65A,65Bで形成されて、任意の形状の一つのものが選択的に用いられるものであってもよい。なお、図中、85,87,89,91,93は、異なる正面扉に対応した固有のビス穴である。
従って、このようなフランジ65,65A,65Bを揃えておくことで、上記の構成によって可能となる異種厚の正面扉への対応のみならず、正面扉の固定部形状に合わせてフランジ65,65A,65Bを選択使用することで、固定部形状が種々に異なる正面扉に対しても対応が可能となる。
本発明に係る遊技機用施錠装置の分解斜視図である。 図1に示した遊技機用施錠装置の一部を切欠いた側面図である。 螺合長によって全長を調整する場合の動作説明図である。 異なる全長のシリンダ錠取り付け部材のバリエーションを表した説明図である。 長さの異なる部材を用いて全長を調整する場合の動作説明図である。 異なる形状のフランジを表した斜視図である。 施錠機構部が設けられた正面扉の背面斜視図である。 図7におけるF方向の矢視図である。 異なる全長のシリンダ錠が用いられる従来の遊技機用施錠装置の要部側面図である。
符号の説明
10…遊技機用施錠装置
11…シリンダ錠
13…シリンダ錠の後端面
15…出力軸(テールピース)
27…延長パイプ
35…雌ネジ
37…止めネジ
41…雄ネジパイプ
43…ネジ部
45…係合溝
51…ジョイント筒
61…カム取付軸
61a…非嵌入端
65…フランジ
100…正面扉
100a…正面扉の背面
107…遊技機本体

Claims (4)

  1. 遊技機本体に開閉自在に設けられた正面扉と、該正面扉に設けられ回動操作力の入力によって前記遊技機本体に施解錠する施錠機構部とを有した遊技機において、前記正面扉に設けられ鍵穴を前記正面扉の表面に表出させるシリンダ錠を有するとともに、前記鍵穴に挿入された合鍵による回動操作力を前記施錠機構部へ伝達する遊技機用施錠装置であって、
    前記シリンダ錠の後端面に同軸で固定され内周に雌ネジの形成された延長パイプと、
    該延長パイプの内周に螺合する雄ネジパイプと、
    該雄ネジパイプの非螺合端を前記正面扉の背面に固定するフランジと、
    前記雄ネジパイプの内部に挿入されシリンダ錠後端面の出力軸に相対回転不能に固定されるジョイント筒と、
    該ジョイント筒に相対回転不能に嵌入され且つ軸線方向に摺動自在になるとともに、非嵌入端が前記フランジを貫通して回動自在に支持されるカム取付軸と、
    を具備したことを特徴とする遊技機用施錠装置。
  2. 請求項1記載の遊技機用施錠装置において、
    前記延長パイプ、前記雄ネジパイプ、前記ジョイント筒及び前記カム取付軸のそれぞれは、
    軸線方向の長さが異なる複数種類で形成され、それぞれ任意の長さの一つのものが選択的に用いられることを特徴とする遊技機用施錠装置。
  3. 請求項1又は2記載の遊技機用施錠装置において、
    前記雄ネジパイプのネジ部には軸線に沿う方向の係合溝が形成され、
    前記延長パイプには軸線直交方向に貫通して前記係合溝に進入する止めネジが螺合されたことを特徴とする遊技機用施錠装置。
  4. 請求項1又は2又は3記載の遊技機用施錠装置において、
    前記フランジは、
    前記正面扉の種類に応じた複数の異なる形状で形成されて、任意の形状の一つのものが選択的に用いられることを特徴とする遊技機用施錠装置。
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