JP2005071583A - ディスクドライブのカバープレート,それを備えたディスクドライブおよびディスクドライブの製造方法 - Google Patents

ディスクドライブのカバープレート,それを備えたディスクドライブおよびディスクドライブの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高剛性のカバープレートとそれを備えたディスクドライブを提供する。
【解決手段】 予荷重が加えられたカバープレート112の本体と,カバープレートの本体をディスクドライブのベース部材に取り付けるための組み立てユニットと,を備えるカバープレートである。捩れた形状を有するカバープレートの本体がベース部材111に取り付けられた後に平坦な形状になりつつカバープレートの本体に予荷重が加えられる。このようなカバープレートは,ベース部材に取り付けられる前には捩れた形状を有するか,または一方向に撓んだ形状を有しうる。
【選択図】 図2

Description

本発明はディスクドライブのカバープレート,それを備えたディスクドライブおよびディスクドライブの製造方法に係り,さらに詳細には高い剛性を有するカバープレートとそれを備えたディスクドライブおよびディスクドライブの製造方法に関する。
コンピュータの情報保存装置のうち一つであるハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)は,リード/ライトヘッドを使用してディスクに保存されたデータを再生またはディスクにデータを記録する装置である。このようなHDDにおいて,上記ヘッドは,回転するディスクの記録面から所定高さに浮上した状態で,アクチュエータによって所望の位置に移動させられながらその機能を行う。
図1は,従来のHDDの構造を示す分解斜視図である。図1に示すように,HDDのベース部材11にはディスク20を回転させるためのスピンドルモータ30と,データの再生/記録のためのリード/ライトヘッドをディスク20上の所定位置に移動させるためのアクチュエータ40が設置される。
アクチュエータ40は,ベース部材11に設置されたピボット軸受41に回転自在に結合されたスイングアーム42と,スイングアーム42の一側端部に設置されてヘッドが搭載されたスライダーをディスク20の表面側に付勢さるべく支持するサスペンション43と,スイングアーム42を回転させるためのボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)45を有する。ボイスコイルモータ45は,サーボ制御システムによって制御され,VCMコイルに入力される電流とマグネットによって形成された磁場との相互作用によってフレミングの左手法則に沿う方向にスイングアーム42を回転させる。すなわち,ディスクドライブの電源がオンになってディスク20が回転し始めると,VCM45は,スイングアーム42を反時計方向に回転させてヘッドをディスク20の記録面上に移動させる。一方,ディスクドライブの電源がオフになってディスク20の回転が停止すると,VCM45はスイングアーム42を時計方向に回転させてヘッドをディスク20から離す。
そして,ベース部材11の上部にはカバープレート12が多数のネジ19を使用して取り付けられる。カバープレート12は,ディスク20とアクチュエータ40とを覆い包んで保護し,ディスクドライブの内部へのホコリや湿気の流入を防止し,ディスクドライブの内部から発生したノイズの外部への伝播を遮断する役割を担う。
しかし,上記構造を有するディスクドライブにおいて,ベース部材11は,主にアルミニウムまたはアルミニウム合金のダイ−キャスティングによって製造され,カバープレート12は,通常,薄いステンレス鋼板のプレス加工によって平坦な形状に製造される。したがって,一般的に,カバープレート12の厚さはベース部材11の厚さより過度に薄いため,その剛性が低くてディスクドライブの作動時に多くの振動とノイズとを誘発している。そして,最近のディスクドライブは,そのサイズが次第に小さくなり,コンパクト化及びスリム化しているので,ディスクドライブの内部の部品,例えば,ディスク20,スピンドルモータ30及びアクチュエータ40それぞれとカバープレート12間の間隔も次第に狭くなっている。したがって,十分な剛性を有していないカバープレート12は,外部の衝撃や荷重によって容易に変形して内部の部品と接触及び干渉する問題が発生する。
特に,携帯用コンピュータ,例えば,ノート型パソコンに使われるディスクドライブは,その高さと重さとに対する規制を多く受けるため,カバープレート12の厚さが約0.4mmから0.5mmの間であり,非常に薄い。したがって,振動やノイズの低減及び内部部品との干渉の防止のためには,カバープレート12を高剛性に設計することが必要である。
そこで,従来は,上記問題点を防止するために,カバープレート12にグルーブ13を形成するか,または色々な形態の補強リブを形成することによって,その剛性を高めようとする試みがあった。
しかし,上記のような試みによってもカバープレートに十分な剛性を付与できないという問題があった。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,ベース部材に取り付けられる過程で予荷重が加えられることによって高い剛性を有するカバープレート,それを備えたディスクドライブ,およびディスクドライブの製造方法を提供することである。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,ディスクドライブのカバープレートにおいて,予荷重が加えられたカバープレートの本体と,カバープレートの本体をディスクドライブのベース部材に取り付けるための組み立てユニットと,を備え,捩れた形状を有するカバープレートの本体がベース部材に取り付けられた後に平坦な形状になりつつカバープレートの本体に予荷重が加えられることを特徴とするディスクドライブのカバープレートが提供される。
上記発明によれば,捩れた形状のカバープレートの本体が平坦な形状になる過程で,カバープレートの本体に予荷重が加えられることによってカバープレートの剛性を高くすることができる。
上記カバープレートは,ベース部材に取り付けられる前には捩れた形状を有することが望ましい。
上記ベース部材に取り付けられる前のカバープレートの捩り高さによって,カバープレートに加えられる予荷重の大きさが決定されてもよい。かかる構成によれば,カバープレートを取り付けるベース部材の大きさや厚さ,ディスクドライブに必要とされる剛性の高さなどに応じて適宜カバープレートの捩り高さを変えることによって,各々のベース部材,ディスクドライブに適した剛性のカバープレートを提供できる。
上記カバープレートは,ベース部材に取り付けられる前には,一方向に捩れていてもよい。
上記組み立てユニットは,多数のネジを含んでもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,ベース部材と,ベース部材に取り付けられるカバープレートとを備え,カバープレートは,ベース部材に取り付けられる前には捩れた形状を有し,ベース部材に取り付けられた後には平坦な形状になりつつ予荷重が加えられることを特徴とするディスクドライブが提供される。
上記カバープレートは,ベース部材に取り付けられる前には捩れた形状を有することが望ましい。
上記ベース部材に取り付けられる前のカバープレートの捩り高さによって,カバープレートに加えられる予荷重の大きさが決定されてもよい。
上記カバープレートは,ベース部材に取り付けられた後には実質的に平坦な形状を有することが望ましい。
上記カバープレートは,ベース部材に取り付けられる前には一方向に捩れていてもよい。
上記ディスクドライブは,上記カバープレートをベース部材に取り付けるための多数のネジをさらに備えてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,捩れた形状を有するカバープレートを形成する段階と,捩れた形状を有するカバープレートが平坦な形状になりつつカバープレートに予荷重が加えられるようにカバープレートをベース部材に取り付ける段階とを含むことを特徴とするディスクドライブの製造方法が提供される。
カバープレートをベース部材に取り付ける段階において,カバープレートが複数の部材から構成される場合には,複数の部材を組み立ててカバープレートを形成した後にベース部材に取り付けてもよいし,ベース部材上に複数の部材を組み立てながらカバープレートを形成してもよい。
上記カバープレートの形成段階は,金属板をプレス加工して平坦な形状を有するカバープレートを形成する段階と,平坦な形状を有するカバープレートを捩れた形状に塑性変形させる段階とを含んでもよい。
上記カバープレートの形成段階は,金属板を捩れた形状にプレス加工して捩れた形状を有するカバープレートを形成する段階を含んでもよい。
上記発明によれば,カバープレートは,ベース部材に取り付けられる過程で予荷重が印加されて高い剛性を有する。したがって,カバープレートに外部の衝撃や荷重が加えられてもその変位量が非常に少なくなる。その結果,内部の部品がカバープレートに干渉されてしまうという従来の問題点が解消されうる。
以上説明したように本発明によれば,高い剛性を有するカバープレート,それを備えたディスクドライブ,およびディスクドライブの製造方法を提供できる。
また,カバープレートの剛性が増大すれば,固有振動数が高まるので,振動とノイズとが低減しうる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図2は,本発明の望ましい実施形態による高剛性のカバープレートを備えたディスクドライブを示す分解斜視図であり,図3は,図2に示された本実施形態によるカバープレートの側面図である。
図2及び図3を参照して説明すると,本実施形態によるディスクドライブには,ベース部材111と,ディスク120を回転させるためのスピンドルモータ130と,アクチュエータ140と,高剛性のカバープレート112などが備えられる。
ベース部材111は,一般的に,アルミニウムまたはアルミニウム合金よりなり,ダイ−キャスティングによって製造されうる。このようなベース部材111の上面側にはディスク120,スピンドルモータ130及びアクチュエータ140を収容するための空間が形成される。
スピンドルモータ130は,ディスクドライブのベース部材111上に設置される。このスピンドルモータ130のハブには,少なくとも一つのディスク120が設置されており,ハブと共に回転する。
アクチュエータ140は,データの記録/再生のためのリード/ライトヘッドをディスク120上の所定位置に移動させるためのものであって,スイングアーム142と,サスペンション143と,VCM145を有する。スイングアーム142は,ベース部材111に設置されたピボット軸受141に回転自在に結合される。サスペンション143は,スイングアーム142の先端部に結合されて,ヘッドが搭載されたスライダーをディスク120の表面側に付勢さるべく支持する。VCM145は,スイングアーム142を回転させるための駆動力を提供するものであって,サーボ制御システムによって制御され,VCMコイルに入力される電流とマグネットによって形成された磁場との相互作用によってフレミングの左手法則に沿う方向にスイングアーム42を回転させる。すなわち,ディスクドライブの電源がオンになってディスク120が回転し始めると,VCM145はスイングアーム142を反時計方向に回転させてヘッドをディスク120の記録面上に移動させる。一方,ディスクドライブの電源がオフになってディスク120の回転が停止すると,VCM145はスイングアーム142を時計方向に回転させてヘッドをディスク120から離す。この時,ディスク120の記録面から離れたヘッドは,ディスク120の外郭側に設けられたランプ146にパーキングされる。
カバープレート112は,ベース部材111の上部に取り付けられ,ディスク120,スピンドルモータ130及びアクチュエータ140を覆い包んで保護する役割と共に,ディスクドライブの内部へのホコリや湿気の流入を防止し,ディスクドライブの内部から発生したノイズの外部への伝播を遮断する役割を担う。
カバープレート112にはグルーブ113が形成されうる。このグルーブ113は,ディスク120とカバープレート112間の間隔を狭くしてディスク120の振動を低減させるためのものであって,前述したようにカバープレート112の剛性を増加させる役割も行う。
本発明において,カバープレート112は,ディスクドライブの組み立て過程においてベース部材111に取り付けられる前には,平坦な形状ではなく,平坦な形状からは変形した形状を有する。すなわち,カバープレート112は,平坦な形状ではない変形した形状に製造され,このように変形した状態でベース部材111に取り付けられる。望ましくは,図2及び図3に示したように,カバープレート112は捩れた形状を有するように製造される。カバープレート112の捩れた変形量,すなわち,捩り高さHは,カバープレート112のサイズと厚さとによって適正な値に調節されうる。これについては後述する。なお,カバープレート112が複数の部材から構成されている場合は,ネジを含む組み立てユニットの一部を用いて複数の部材を予め組み立ててカバープレート112を形成した後に,残りの組み立てユニットを用いてベース部材111に取り付けてもよいし,組み立てユニットによってベース部材111上に複数の部材を組み立てながらカバープレート112を形成しても構わない。
カバープレート112は,高い剛性と所定の弾性とを有する金属板,望ましくはステンレス鋼板より製造されうる。そして,上記のように捩れた形状を有するカバープレート112は,次のような方法で製造されうる。
まず,カバープレート112は,金属板,例えばステンレス鋼板を捩れた形状にプレス加工することによって製造されうる。具体的には,プレス金型の表面をカバープレート112の形状に一致するような捩れた形状に形成すれば,プレス加工のみによって上記のように捩れた形状のカバープレート112が製造できる。そして,このような方法で製造されたカバープレート112の捩れた形状は,プレス加工後にも任意に変形されずにそのまま維持される。この方法によれば,さらに簡単に捩れた形状のカバープレート112を製造できるが,プレス金型の製造が難しい。
一方,カバープレート112は,金属板,例えば,ステンレス鋼板を平坦な形状にプレス加工した後,このステンレス鋼板を捩れた形状に塑性変形させることによって製造されることもある。具体的には,平坦な形状にプレス加工されたステンレス鋼板を所定形状のジグを使用して捩り変形させる。この状態で,ステンレス鋼板を所定の温度に加熱して熱処理すれば,捩り変形された形態が維持されうる。すなわち,ステンレス鋼板が元来の状態である平坦な形状に復元されず,捩れた形状に塑性変形される。この方法によれば,前述した方法に比べて製造工程が多少複雑であるという短所があるが,プレス金型の表面が平坦に形成できるので,プレス金型の製造が容易である。
図4は,本実施形態によるディスクドライブにおいて,図2に示されたカバープレートをベース部材に取り付ける前の状態を示す斜視図であり,図5は,本実施形態によるディスクドライブにおいて,図2に示されたカバープレートをベース部材に取り付けた後の状態を示す斜視図である。
まず,図4に示すように,上記のような方法によって捩れた形状に製造されたカバープレート112をベース部材111上に載置すると,図示したように,カバープレート112の一部のエッジ部分は,ベース部材111から所定間隔,すなわち上記捩り高さHだけ離隔される。
次いで,多数のネジ119を使用してカバープレート112をベース部材111の上部に取り付ける。それにより,図5に示したように,カバープレート112は取り付け過程において,ネジ119の締結力によって平坦な形状に変形され,そのエッジ部分全体がベース部材111に密着される。この過程で,カバープレート112にはその変形によって予荷重が加えられる。この時,カバープレート112に加えられる予荷重は,捩り高さHにほぼ比例する。すなわち,捩り高さHが高いほど取り付け過程におけるカバープレート112の変位量が増加し,これにより,カバープレート112に加えられる予荷重が大きくなる。
図6は,本発明によるディスクドライブにおいて,ベース部材に取り付けられたカバープレートの垂直方向の変位量をシミュレーションした結果を示す図面である。
図6を参照すると,カバープレート112がベース部材111に完全に取り付けられた状態で,カバープレート112の垂直方向の変位量,すなわち,脱平面方向の変位量は,エッジ部分へ行くほど次第に増加することが分かる。
そして,図6に示したように,カバープレート112の中心部上に外部荷重Fを加えた後,荷重Fの作用点でのカバープレート112の変位Dを測定して,その結果を下記表1に表した。
下記表1は,捩り高さHを変化させつつ,それぞれの捩り高さHでの変位量Dを捩り高さが0mmである従来の平坦な形状のカバープレートでの変位量に対する百分率で表したものである。この時,カバープレート112のサイズは70×90mmであり,厚さは0.4mmである。
表1を見れば,カバープレートの捩り高さHが大きくなるほど変位量Dは次第に少なくなることが分かる。これは,カバープレートの捩り高さHが大きくなるにつれて取り付け過程でカバープレートに加えられた予荷重が増加するということを意味する。特に,カバープレートの捩り高さHが10mm以上になれば,予荷重の効果が顕著に現れて変位量Dが急減することが分かる。これは,H値が一定レベル以上に大きくなれば,カバープレートに張力がかかった効果が現れるためである。
このように十分な予荷重の効果を得るための捩り高さHは,カバープレートのサイズと厚さとによって変わりうる。したがって,捩り高さHは,カバープレートのサイズと厚さとによって一定限度以下の変位量Dが得られるほどに決めることが望ましい。
上述のように,本実施形態によれば,予荷重によってカバープレートの剛性が高まるので,外部の衝撃や荷重によるカバープレートの変位量が減少する。これにより,カバープレートにより内部の部品が干渉されるという従来の問題点が解消されうる。
下記表2は,捩り高さHを変化させつつ,それぞれの捩り高さHでのカバープレートの固有振動数を捩り高さが0mmである従来の平坦な形状のカバープレートでの固有振動数に対する百分率で表したものである。この時,カバープレート112のサイズは70×90mmであり,厚さは0.4mmである。
表2を見ると,カバープレートの捩り高さHが大きくなるほどカバープレートの固有振動数も次第に高まることが分かる。これは,カバープレートに加えられた予荷重が増加するにつれて,その剛性が高まることによって発生する効果である。
このように,予荷重によってカバープレートの剛性が増大すれば,固有振動数が高まって可聴周波数範囲を外れてノイズが低減する。また,カバープレートの剛性が増大するにつれて,カバープレート及びそのカバープレートに対面配置されているディスクの振動が低減しうる。
図7及び図8は,図2及び図3に示されたカバープレートの他の例を示す斜視図である。
図7に示したように,カバープレート212は,ベース部材に取り付けられる前には幅方向に撓んだ形状を有しうる。そして,図8に示したように,カバープレート312は,ベース部材に取り付けられる前には長手方向に撓んだ形状を有することもある。カバープレート212,312の撓み変形量はカバープレート212,312のサイズと厚さとによって十分な剛性を有するように適正な値に調節されうる。そして,カバープレート212,312も前述した2つの方法によって製造されうる。
このようなカバープレート212,312は,撓んだ状態でベース部材に載置され,取り付けられる過程で平坦な形状に変形されることによって予荷重が加えられ,これにより,その剛性が高まる。したがって,カバープレート212,312によっても,図2及び図3に示されたカバープレート112と同じ効果が得られる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,ディスクドライブに適用可能であり,特に,高い剛性を有するカバープレートが必要とされるディスクドライブに適用されうる。
従来のHDDの構造を示す分解斜視図である。 本発明の望ましい実施形態による高剛性のカバープレートを備えたディスクドライブを示す分解斜視図である。 同実施の形態におけるカバープレートの側面図である。 同実施の形態におけるディスクドライブにおいて,図2に示されたカバープレートをベース部材に取り付ける前の状態を示す斜視図である。 同実施の形態におけるディスクドライブにおいて,図2に示されたカバープレートをベース部材に取り付けた後の状態を示す斜視図である。 同実施の形態におけるディスクドライブにおいて,ベース部材に取り付けられたカバープレートの垂直方向の変位量をシミュレーションした結果を示す図面である。 同実施の形態におけるディスクドライブにおいて,カバープレートの他の例を示す斜視図である。 同実施の形態におけるディスクドライブにおいて,カバープレートの他の例を示す斜視図である。
符号の説明
111 ベース部材
112 高剛性カバープレート
113 グルーブ
119 ネジ
120 ディスク
130 スピンドルモータ
140 アクチュエータ
141 ピボット軸受
142 スイングアーム
143 サスペンション
146 ランプ

Claims (14)

  1. ディスクドライブのカバープレートにおいて:
    予荷重が加えられたカバープレートの本体と;
    前記カバープレートの本体をディスクドライブのベース部材に取り付けるための組み立てユニットと,を備え,
    捩れた形状を有する前記カバープレートの本体が前記ベース部材に取り付けられた後に平坦な形状になりつつ前記カバープレートの本体に予荷重が加えられることを特徴とするディスクドライブのカバープレート。
  2. 前記カバープレートは,前記ベース部材に取り付けられる前には捩れた形状を有することを特徴とする,請求項1に記載のディスクドライブのカバープレート。
  3. 前記ベース部材に取り付けられる前の前記カバープレートの捩り高さによって,前記カバープレートに加えられる予荷重の大きさが決定されることを特徴とする,請求項2に記載のディスクドライブのカバープレート。
  4. 前記カバープレートは,前記ベース部材に取り付けられる前には,一方向に捩れていることを特徴とする,請求項1から3のいずれかに記載のディスクドライブのカバープレート。
  5. 前記組み立てユニットは,多数のネジを含むことを特徴とする,請求項1から4のいずれかに記載のディスクドライブのカバープレート。
  6. ベース部材と;
    前記ベース部材に取り付けられるカバープレートと;を備え,
    前記カバープレートは,前記ベース部材に取り付けられる前には捩れた形状を有し,前記ベース部材に取り付けられた後には平坦な形状になりつつ予荷重が加えられることを特徴とするディスクドライブ。
  7. 前記カバープレートは,前記ベース部材に取り付けられる前には捩れた形状を有することを特徴とする,請求項6に記載のディスクドライブ。
  8. 前記ベース部材に取り付けられる前の前記カバープレートの捩り高さによって,前記カバープレートに加えられる予荷重の大きさが決定されることを特徴とする,請求項7に記載のディスクドライブ。
  9. 前記カバープレートは,前記ベース部材に取り付けられた後には実質的に平坦な形状を有することを特徴とする,請求項7または8に記載のディスクドライブ。
  10. 前記カバープレートは,前記ベース部材に取り付けられる前には一方向に捩れていることを特徴とする,請求項6から9のいずれかに記載のディスクドライブ。
  11. 前記カバープレートを前記ベース部材に取り付けるための多数のネジをさらに備えることを特徴とする,請求項6から10のいずれかに記載のディスクドライブ。
  12. 捩れた形状を有するカバープレートを形成する段階と;
    捩れた形状を有する前記カバープレートが平坦な形状になりつつ前記カバープレートに予荷重が加えられるように前記カバープレートをベース部材に取り付ける段階と;
    を含むことを特徴とするディスクドライブの製造方法。
  13. 前記カバープレートの形成段階は,
    金属板をプレス加工して平坦な形状を有するカバープレートを形成する段階と;
    前記平坦な形状を有するカバープレートを捩れた形状に塑性変形させる段階と;
    を含むことを特徴とする,請求項12に記載のディスクドライブの製造方法。
  14. 前記カバープレートの形成段階は,
    金属板を捩れた形状にプレス加工して前記捩れた形状を有するカバープレートを形成する段階を含むことを特徴とする,請求項12に記載のディスクドライブの製造方法。
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