JP2005068828A - ロールスクリーン連設装置 - Google Patents

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Kiyohiro Yamanaka
清裕 山中
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Abstract

【課題】室内外を完全に遮光隠蔽することの出来るロールスクリーン連設装置を提供する。
【解決手段】基材11に突設された2個のアーム12・13に両端が可回転に水平に軸支された回転支軸14にカーテン地15を巻き付けて成る複数基のロールスクリーン16・16……を、それらの回転支軸を平行にして水平方向に配列する。その配列において隣合う回転支軸の軸芯17と軸芯17を、それらの軸芯に直交する方向において離隔する。その隣合う回転支軸の端末と端末を、それらの軸芯に直交する方向において重なり合わせる。その隣合う回転支軸から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁18とカーテン地の側縁18を、それらの回転支軸に直交する水平方向において重なり合わせる。
【選択図】図3

Description

本発明は、基材に突設された2個のアームに可回転に軸支された回転支軸にカーテン地を巻き付けて成るロールスクリーンに関するものである。
壁面や窓枠等に水平方向に並べて取り付けられて隣合う2基のロールスクリーンの隣合うカーテン地とカーテン地の間に生じる隙間を少なくするために、その隣合うロールスクリーンの回転支軸の端と回転支軸の端を突き合わせて1個のアームで軸支して連結し、その連結しているアームの厚み(水平方向におけるアームの寸法)を可能な限り薄くすると共に、それらの回転支軸に巻き付けられるカーテン地の側縁をアームに可能な限り接近させることは公知である(例えば、特許文献1と特許文献2)。
実公平6−17995号公報(実開昭63−98990)(実用新案登録請求の範囲、考案の効果の欄)。 実公昭62−29593号公報(実開昭62−29593)(実用新案登録請求の範囲、第1図)。
隣合う2本の回転支軸が共通にするアームを如何に薄くするとしても、アームが介在している限り隣合うカーテン地の側縁とカーテン地の側縁の間の隙間を完全に塞ぐことは出来ず、その間には少なくともアームの厚みに応じた隙間が出来、その連設する複数基のロールスクリーンによって室内外を完全に遮光隠蔽することは出来ない。
そこで本発明は、室内外の完全遮光隠蔽が可能なロールスクリーン連設装置を得ることを目的とする。
本発明に係るロールスクリーン連設装置は、(a) 基材11に突設された2個のアーム12・13に両端が可回転に水平に軸支された回転支軸14にカーテン地15を巻き付けて成る複数基のロールスクリーン16・16……が、それらの回転支軸14・14………を平行にして水平方向に配列されており、(b) その配列において隣合う回転支軸の軸芯17と回転支軸の軸芯17が、それらの軸芯17・17に直交する方向において離れており、(c) それらの隣合う回転支軸14の端末と回転支軸14の端末が、それらの軸芯17・17に直交する方向において重なり合っており、(d) それらの隣合う回転支軸14・14から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁18とカーテン地の側縁18が、それらの回転支軸14・14に直交する水平方向において重なり合っていることを第1の特徴とする。
本発明に係るロールスクリーン連設装置の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、(e) 配列されて隣合う回転支軸の軸芯17と回転支軸の軸芯17が鉛直方向において上下重なり合っており、(f) それらの隣合う回転支軸に巻き込まれて隣合うカーテン地15とカーテン地15のそれぞれの回転支軸14・14への巻き込み方向を互いに同方向にしたことにある。
本発明に係るロールスクリーン連設装置の第3の特徴は、上記第1の特徴に加えて、(g) 配列されて隣合う回転支軸の軸芯17と回転支軸の軸芯17が水平方向において重なり合っており、(h) それらの隣合う回転支軸に巻き込まれて隣合うカーテン地15とカーテン地15のそれぞれの回転支軸14・14への巻き込み方向を互いに逆方向にしたことにある。
本発明に係るロールスクリーン連設装置の第4の特徴は、上記第1、第2および第3の何れかの特徴に加えて、2個のアーム12・13が所要の距離Lをおいて連結板19の両端部から互いに逆向きに直立しており、その逆向きに直立している少なくとも何れか1個のアーム(12・13)から直角に折れ曲がった舌片20が突き出ており、その舌片20に釘孔21が開けられており、その2個のアーム12・13の間の距離Lが10cm以下である連結用ブラケット22を介して、配列されて隣合う回転支軸14・14が、その一方の回転支軸14の端末が一方のアーム12で軸支され、その他方の回転支軸14の端末が他方のアーム13で軸支されていることにある。
本発明(請求項1、2、3)によると、隣合うロールスクリーン16・16の回転支軸14・14から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁部分(18)と側縁部分(18)が重なり合うので、ロールスクリーン16・16の接続箇所に隙間が出来ず、完全遮光隠蔽に適したロールスクリーン連設装置が得られる。
本発明(請求項4)によると、隣合うロールスクリーン16・16の回転支軸14・14の軸芯間の距離Sが一定に揃い、且つ、隣合うロールスクリーン16・16のカーテン地15・15の重なり代Wが一定に揃うのでロールスクリーン連設装置が端整な美観を呈するものとなる。
基材11から同じ方向に直角に突き出た2個のアーム12・13の間で軸支される回転支軸14にカーテン地15を巻き付けた市販のロールスクリーンを天井に取り付け、隣合う回転支軸の軸芯と軸芯を離し、その隣合う回転支軸の端末と端末が鉛直方向において上下に重なり、それらの回転支軸から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁と側縁が水平方向において重なるようにするには、隣合う一方の基材11にスペーサー23を取り付け、そのスペーサー23の高さ分Hだけ基材11を他方の基材11よりも低くするとよい(図1)。又、市販のロールスクリーンを壁面に取り付け、隣合う回転支軸の軸芯と軸芯を離し、その隣合う回転支軸の端末と端末が鉛直方向において上下に重なり、それらの回転支軸から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁と側縁が水平方向において重なるようにするには、隣合う一方の基材11を支持するブラケット24の固定位置を他方の基材11を支持するブラケット24の固定位置よりも低くしてもよい(図2)。その場合、上側に位置するロールスクリーンのカーテン地が下側に位置するロールスクリーンの基材やアームに触れ合わないように、上側の回転支軸の位置と下側の回転支軸の位置を水平方向にずらし、又は、上側のロールスクリーンのアームとアームの間にカーテン地15を突き出すガイド25を架け渡す(図2)。
市販のロールスクリーンを使用し、隣合う回転支軸の軸芯と軸芯を離し、その隣合う回転支軸の端末と端末が水平方向において前後に重なり、それらの回転支軸から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁と側縁が水平方向において重なるようにするには、隣合う一方のロールスクリーンの基材11の天井やブラケットへの取付位置を、他方の取付位置に対して、回転支軸に巻き上げられたカーテン地15の巻上太さに相当する分だけずらす(図3、4)。
このように本発明は、市販のロールスクリーンを使用して実施することが出来るが、その場合、スペーサー23や基材11或いはブラケット23の位置ズレによって隣合う回転支軸14・14が平行に揃わず、その結果、隣合うカーテン地の側縁18と側縁18が平行にならず、それが鉛直線に対して傾斜してカーテン地15に縦皺が生じたり、3基以上のロールスクリーンを連設する場合に隣合うカーテン地とカーテン地の重なり代Wが各隣合うカーテン地毎に区々になるなど、全体に美的不調和が生じ易い。そのような不都合を回避するには、図5〜6に図示するように、隣合う回転支軸14・14の取付位置を設定するための専用の連結用ブラケット22を使用するとよい。
図5と図6に図示する連結用ブラケット22は、連結板19の両端からアーム12・13を互いに逆向きに直角に突出し、それらの各アーム12・13に回転支軸を嵌め込む軸孔28を設け、その連結板19の片側の側縁27に続く各アーム12・13の側縁から外向きに直角に舌片20・20を突出し、その各アーム12・13の舌片20・20に天井や壁面等にビス止めするための釘孔21を設けて構成されている。図5は、その連結用ブラケット22の、隣合う回転支軸の軸芯と軸芯を離し、その隣合う回転支軸の端末と端末が水平方向において前後に重なり、それらの回転支軸から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁と側縁が水平方向において重なるように、隣合う回転支軸14・14を軸支するために天井に取り付けられた状態(天付け)を図示する。図6は、その連結用ブラケット22の、隣合う回転支軸の軸芯と軸芯を離し、その隣合う回転支軸の端末と端末が鉛直方向において上下に重なり、それらの回転支軸から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁と側縁が水平方向において重なるように、隣合う回転支軸14・14を軸支するために壁面に取り付けられた状態(正面付け)を図示する。
図7に図示する連結用ブラケット22は、連結板19の両端からアーム12・13を互いに逆向きに直角に突出し、それらの各アーム12・13に回転支軸を嵌め込む軸孔28を設け、その片側のアーム12の先端を連結板19に逆向きとなる外側に直角に舌片20を突出し、その舌片20に天井や壁面等にビス止めするための釘孔21を設けて構成されている。図7は、その連結用ブラケット22の、隣合う回転支軸の軸芯と軸芯を離し、その隣合う回転支軸の端末と端末が水平方向において前後に重なり、それらの回転支軸から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁と側縁が水平方向において重なるように、隣合う回転支軸14・14を軸支するために天井に取り付けられた状態(天付け)を図示する。図7に図示する連結用ブラケット22を、その舌片20を壁面にビス止めして固定すると、隣合う回転支軸の軸芯と軸芯を離し、その隣合う回転支軸の端末と端末が鉛直方向において上下に重なり、それらの回転支軸から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁と側縁が水平方向において重なるように、ロールスクリーン連設装置の正面付けが出来る。
これらの連結用ブラケット22を使用するときは、隣合う回転支軸14・14の軸芯間の距離Sが2個のアーム12・13の軸孔28・28の位置によって一定に揃えられ、隣合うカーテン地の側縁18と側縁18の重なり代Wが2個のアーム間の距離、即ち、連結板の長さLによって一定に揃えられる。
本発明に係るロールスクリーン連設装置の斜視図である。 本発明に係るロールスクリーン連設装置の断面側面図である。 本発明に係るロールスクリーン連設装置の斜視図である。 本発明に係るロールスクリーン連設装置の断面側面図である。 本発明に係るロールスクリーン連設装置の回転支軸連結用ブラケットの斜視図である。 本発明に係るロールスクリーン連設装置の回転支軸連結用ブラケットの斜視図である。 本発明に係るロールスクリーン連設装置の回転支軸連結用ブラケットの斜視図である。
符号の説明
11:基材
12・13:アーム
14:回転支軸
15:カーテン地
16:ロールスクリーン
17:軸芯
18:側縁
19:連結板
20:舌片
21:釘孔
22:連結用ブラケット
23:スペーサー
24:ブラケット
25:ガイド
26:連結板の平面
27:連結板の側縁
28:軸孔
L:アーム間の距離
H:スペーサーの高さ
W:重なり代
S:軸芯間の距離

Claims (4)

  1. (a) 基材(11)に突設された2個のアーム(12・13)に両端が可回転に水平に軸支された回転支軸(14)にカーテン地(15)を巻き付けて成る複数基のロールスクリーン(16・16……)が、それらの回転支軸(14・14………)を平行にして水平方向に配列されており、(b) その配列において隣合う回転支軸の軸芯(17)と回転支軸の軸芯(17)が、それらの軸芯(17・17)に直交する方向において離れており、
    (c) それらの隣合う回転支軸(14)の端末と回転支軸(14)の端末が、それらの軸芯(17・17)に直交する方向において重なり合っており、
    (d) それらの隣合う回転支軸(14・14)から吊り降ろされて隣合うカーテン地の側縁(18)とカーテン地の側縁(18)が、それらの回転支軸(14・14)に直交する水平方向において重なり合っているロールスクリーン連設装置。
  2. (e) 配列されて隣合う回転支軸の軸芯(17)と回転支軸の軸芯(17)が鉛直方向において上下重なり合っており、
    (f) それらの隣合う回転支軸に巻き込まれて隣合うカーテン地(15)とカーテン地(15)それぞれの回転支軸(14・14)への巻き込み方向が互いに同方向である前掲請求項1に記載のロールスクリーン連設装置。
  3. (g) 配列されて隣合う回転支軸の軸芯(17)と回転支軸の軸芯(17)が水平方向において重なり合っており、
    (h) それらの隣合う回転支軸に巻き込まれて隣合うカーテン地(15)とカーテン地(15)それぞれの回転支軸(14・14)への巻き込み方向が互いに逆方向である前掲請求項1に記載のロールスクリーン連設装置。
  4. 2個のアーム(12・13)が所要の距離(L)をおいて連結板(19)の両端部から互いに逆向きに直立しており、その逆向きに直立している少なくとも何れか1個のアーム(12・13)から直角に折れ曲がった舌片(20)が突き出ており、その舌片(20)に釘孔(21)が開けられており、その2個のアーム(12・13)の間の距離(L)が10cm以下である連結用ブラケット(22)を介して、配列されて隣合う回転支軸(14・14)が、その一方の回転支軸(14)の端末が一方のアーム(12)で軸支され、その他方の回転支軸(14)の端末が他方のアーム(13)で軸支されて連結されている前掲請求項1、請求項2および請求項3に記載のロールスクリーン連設装置。
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