JP2005067283A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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良和 高橋
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Abstract

【課題】 電動パワーステアリング装置において、電動モータの異常時にもステアリングホイールの操作性を確保可能にするためのクラッチを、小型化するとともに、信頼性を向上すること。
【解決手段】 電動モータ30の回転軸32に、クラッチ40を介して、操舵装置のアシスト軸21を接続した電動パワーステアリング装置10において、通常時に、摺動ハブ41を回転軸32とアシスト軸21の双方に噛合いさせる接続位置に位置付けるスプリング47と、異常時に、摺動ハブ41を回転軸32とアシスト軸21の一方にだけ噛合いさせる切離し位置に位置付ける電磁ソレノイド46とを有して構成されるもの。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電動パワーステアリング装置に関する。
電動パワーステアリング装置は、電動モータの回転軸に操舵装置のアシスト軸を接続し、電動モータの回転力を操舵装置に伝えることにより、運転者がステアリングホイールに付与する操舵力をアシストする。
電動パワーステアリング装置では、電動モータや制御回路の異常時に、電動モータの回転軸に操舵装置のアシスト軸と接続状態のままであると、操舵装置がロックされてしまい、運転者がステアリングホイールを自由に操作できなくなるおそれがある。
そこで、特許文献1、特許文献2の電動パワーステアリング装置では、電動モータの回転軸と操舵装置のアシスト軸の間に電磁クラッチを介装している。電磁クラッチは、回転軸側の摩擦板とアシスト軸側の摩擦板を電磁コイルのオン/オフにより接続・切離させる。通常時は、電磁コイルをオン(通電)して両摩擦板を圧接し、異常時は、電磁コイルをオフして両摩擦板を切離すものである。
特開平4-191550 特開昭60-25854
特許文献1、2の電動パワーステアリング装置には以下の問題点がある。
(1)電磁クラッチによる回転軸とアシスト軸の接続トルクは、電磁コイルの励磁力(両摩擦板の圧接力)と、両摩擦板の圧接部がそれらの中心軸に対してなす距離とに依存する。このため、大きな接続トルクの確保には、電磁コイルの大型化、両摩擦板の半径方向サイズの大型化が必要になる。
(2)通常時に、電磁コイルを常時通電して両摩擦板を圧接し続ける必要があり、信頼性の確保に困難がある。
本発明の課題は、電動パワーステアリング装置において、電動モータの異常時にもステアリングホイールの操作性を確保可能にするためのクラッチを、小型化するとともに、信頼性を向上することにある。
請求項1の発明は、電動モータの回転軸に、クラッチを介して、操舵装置のアシスト軸を接続した電動パワーステアリング装置において、前記クラッチが、同軸配置された回転軸とアシスト軸にそれらの回転方向で凹凸噛合可能で、かつそれらの軸方向に摺動可能な摺動ハブと、通常時に、摺動ハブを回転軸とアシスト軸の双方に噛合いさせる接続位置に位置付けるスプリングと、異常時に、摺動ハブを回転軸とアシスト軸の一方にだけ噛合いさせる切離し位置に位置付ける電磁ソレノイドとを有して構成されるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記摺動ハブを回転軸とアシスト軸の軸方向に移動させる駆動アームを有し、該駆動アームにスプリングと電磁ソレノイドのそれぞれを連結し、電磁ソレノイドが駆動アームを介して摺動ハブに付与する移動力を、スプリングが駆動アームを介して摺動ハブに付与する移動力より大とするようにしたものである。
a クラッチにおいて、摺動ハブを回転軸とアシスト軸の双方にそれらの回転方向で凹凸噛合可能に嵌合することで、半径方向サイズを大型化することなく、大きな接続トルクを確保できる。
b 通常時の摺動ハブによる回転軸とアシスト軸の接続はスプリングにより行ない、異常時にのみ摺動ハブによる回転軸とアシスト軸の切離しを電磁ソレノイドで行なう。通常時に、電磁ソレノイドの通電を行なうものでないから、信頼性及び耐久性を向上できる。
図1は電動パワーステアリング装置を一部破断して示す正面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図、図4はクラッチの接続状態を示す断面図、図5はクラッチの切離し状態を示す断面図である。
電動パワーステアリング装置10は、図1、図2に示す如く、車体フレーム等に固定されるアルミ合金製のギヤハウジング11に操舵装置を有する。操舵装置は、ステアリングホイールが結合されるステアリング軸12にトーションバー13を介してピニオン軸14を連結し、このピニオン軸14にピニオン15を設け、このピニオン15に噛合うラック16Aを備えたラック軸16をギヤハウジング11に左右動可能に支持する。ステアリング軸12とピニオン軸14の間には、操舵トルク検出装置17を設けてある。尚、ステアリング軸12とピニオン軸14は軸受12A、14A、14Bを介してギヤハウジング11に支持される。ラック軸16は、一端をラックガイド18Aに、他端を軸受18Bに摺動自在に支持される。そして、ラック軸16の中間部には左右のタイロッド19A、19Bが連結される。
ギヤハウジング11には、図3に示す如く、電動モータ30のモータケース31が固定され、電動モータ30の回転軸32にはクラッチ40を介して操舵装置のためのアシスト軸21が結合され、アシスト軸21はボールベアリング等の軸受21A、21Bによりギヤハウジング11に両端支持されている。そして、アシスト軸21の中間部にウォームギヤ22を一体に備え、このウォームギヤ22に噛合うウォームホイール23をピニオン軸14の中間部に固定してある。電動モータ30の発生トルクは、ウォームギヤ22とウォームホイール23の噛合い、ピニオン15とラック16Aの噛合いを介してラック軸16に操舵アシスト力となって付与され、運転者がステアリング軸12に付与する操舵力をアシストする。
クラッチ40は、図4、図5に示す如く、同軸配置された前述のアシスト軸21と回転軸32のそれぞれに設けたセレーション(又はスプライン)101A、102Aに、それらの回転方向で凹凸噛合可能で、かつそれらの軸方向に摺動可能な摺動ハブ41を有する。摺動ハブ41は筒状体の内周にセレーション(又はスプライン)41Aを備え、筒状体の一端にフランジ部41Bを設けるとともに、筒状体の他端外周に設けた環状溝にワッシャ42を係着し、筒状体のフランジ部41Bとワッシャ42に挟まれる外周にスラストベアリング43(必ずしも必要としない)と駆動アーム44の先端の作動子44Aを装填してある。
クラッチ40は、駆動アーム44を支軸45によりギヤハウジング11に揺動可能に支持する。駆動アーム44の先端の作動子44Aは、スラストベアリング43とともに、摺動ハブ41のフランジ部41Bとワッシャ42に挟まれる状態で、摺動ハブ41の外周に相対回転可能に装填される。駆動アーム44の基端に設けた連結孔44Bには、電磁ソレノイド46のプランジャ46Aがピン46Bにより連結される。電磁ソレノイド46はギヤハウジング11に支持される。駆動アーム44の基端の外面には、スプリングシート47Aを介してスプリング47が着座する。スプリング47は電磁ソレノイド46のプランジャ46Aまわりに装填され、電磁ソレノイド46の本体の前端面とスプリングシート47Aに挟圧される。
クラッチ40は、電磁ソレノイド46とスプリング47のそれぞれにより、駆動アーム44を介して、摺動ハブ41を回転軸32とアシスト軸21の軸方向に移動させる。電磁ソレノイド46が駆動アーム44を介して摺動ハブ41に付与する移動力を、スプリング47が駆動アーム44を介して摺動ハブ41に付与する移動力より大とする。
スプリング47は、駆動アーム44を図4、図5の時計まわり方向に揺動させるばね力を該駆動アーム44に付与する。このばね力により、作動子44Aは、電磁ソレノイド46を通電させない通常時に、摺動ハブ41のフランジ部41Bをアシスト軸21の鍔状ストッパ101Bに衝合せしめるように該摺動ハブ41を移動させ、結果として摺動ハブ41を回転軸32とアシスト軸21の双方に噛合いさせる接続位置(図4)に位置付ける。
電磁ソレノイド46は、通電によるプランジャ46Aの引込み力(励磁力)を駆動アーム44に付与する。この励磁力により、電磁ソレノイド46は、異常時に、スプリング47のばね力に抗して駆動アーム44を図4、図5の反時計まわり方向に揺動させ、摺動ハブ41をアシスト軸21から離脱させて回転軸32にだけ噛合いさせる切離し位置(図5)に位置付ける。
従って、電動パワーステアリング装置10にあっては、以下の如く動作する。
(1)通常時
電動モータ30や制御回路が故障していない通常時には、電磁ソレノイド46は非通電状態に設定される。クラッチ40は、スプリング47のばね力により摺動ハブ41を接続位置に位置付け、電動モータ30の回転軸32をアシスト軸21に接続する。これにより、電動モータ30の発生トルクを操舵アシスト力として利用可能にする。
(2)異常時
電動モータ30や制御回路が故障した異常時には、電磁ソレノイド46を通電状態に設定する。クラッチ40は、電磁ソレノイド46の励磁力により摺動ハブ41を切離し位置に位置付け、電動モータ30の回転軸32をアシスト軸21から切離す。これにより、電動モータ30の抵抗がアシスト軸21を介して操舵装置を構成するピニオン軸14等の側に及んで該操舵装置がロックすること、また、電動モータ30が負荷となることを回避し、運転者によるステアリングホイールの自由な操作性を確保する。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
a クラッチ40において、摺動ハブ41を回転軸32とアシスト軸21の双方にそれらの回転方向で凹凸噛合可能に嵌合することで、半径方向サイズを大型化することなく、大きな接続トルクを確保できる。
b 通常時の摺動ハブ41による回転軸32とアシスト軸21の接続はスプリング47により行ない、異常時にのみ摺動ハブ41による回転軸32とアシスト軸21の切離しを電磁ソレノイド46で行なう。通常時に、電磁ソレノイド46の通電を行なうものでないから、信頼性及び耐久性を向上できる。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、クラッチは、異常時に、摺動ハブを電動モータの回転軸から切離して操舵装置の側のアシスト軸にだけ噛合いさせるものでも良い。
図1は電動パワーステアリング装置を一部破断して示す正面図である。 図2は図1のII−II線に沿う断面図である。 図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。 図4はクラッチの接続状態を示す断面図である。 図5はクラッチの切離し状態を示す断面図である。
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
21 アシスト軸
30 電動モータ
32 回転軸
40 クラッチ
41 摺動ハブ
44 駆動アーム
46 電磁ソレノイド
47 スプリング

Claims (2)

  1. 電動モータの回転軸に、クラッチを介して、操舵装置のアシスト軸を接続した電動パワーステアリング装置において、
    前記クラッチが、
    同軸配置された回転軸とアシスト軸にそれらの回転方向で凹凸噛合可能で、かつそれらの軸方向に摺動可能な摺動ハブと、
    通常時に、摺動ハブを回転軸とアシスト軸の双方に噛合いさせる接続位置に位置付けるスプリングと、
    異常時に、摺動ハブを回転軸とアシスト軸の一方にだけ噛合いさせる切離し位置に位置付ける電磁ソレノイドとを有して構成されることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記摺動ハブを回転軸とアシスト軸の軸方向に移動させる駆動アームを有し、該駆動アームにスプリングと電磁ソレノイドのそれぞれを連結し、電磁ソレノイドが駆動アームを介して摺動ハブに付与する移動力を、スプリングが駆動アームを介して摺動ハブに付与する移動力より大とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
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