JP2005065849A - 遊技機のタンクレール - Google Patents

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Abstract

【課題】タンクレールの組付け作業の作業性を向上する。
【解決手段】遊技機のベース部材に幅方向の一方へ傾斜を付して配設されるタンクレールは、供給された遊技球を複数列に整列させる複数の整流路を有するレール部材22と、このレール部材22における各整流路の傾斜下端に対応して回転自在に設けられ、複数列の遊技球を単数列に整列する複数の爪部46aを周面に有する整列部材42とから構成される。そして、前記整列部材42の回転軸48を支持する軸受部50,52を、前記レール部材22に設けることで、前記タンクレール20はユニット化される。
【選択図】図2

Description

この発明は、遊技機のタンクレールに関し、更に詳細には、貯留供給部側から複数列で供給される遊技球を、下流の単列排出部側へ単列状態にして送出し得る遊技機のタンクレールに関するものである。
パチンコ機等の遊技機において、遊技中に発生する入賞成立(遊技球の入賞)に対する褒賞として、所定個数単位の賞球が排出されて遊技者側(球皿側)に提供される。この賞球の貯留排出に係る構成については、遊技機の裏側において上流側から順にみて相当数の賞球を貯留する貯留タンクと、このタンクから受入れた複数の賞球を整列化して送出する整流路を有するタンクレールと、このタンクレールから通入した賞球を下流の賞球排出装置へ送出する送出樋が配列されている。なお、この賞球排出装置の下流では、遊技機前面の上下の各球皿に連なる排出路が形成されている。
前述した賞球貯留排出構成にあっては、重要な技術的事項の一つとして、賞球の球詰まりや流通不良等を回避して常時円滑な通出を維持できることが肝要とされている。すなわち前記貯留タンクでは、できる限り貯留容量の大きいものが望ましいとされて、その球出口を容量に見合った開口広さに設定して、複数の賞球を無理なく流通させ得るようになっている。これに対してタンクレールでは、貯留タンクから自然流出される複数の賞球を、できるだけ広範囲に亘り受入れた後に自然的に整列流出化させるために、上流部側に貯留タンクの球出口と整合する広さの球受け部を形成し、この球受け部から下流に亘って複列の整流路を並列形成し、下流側に過剰球圧が作用しないような全体的に緩い勾配で横設されて、次の送出樋に対して複列状態のまま円滑な球継ぎができるように工夫されている。
一方、前記賞球排出装置では、送出樋から賞球を受入れる前提で前記入賞成立に対応する毎回の作動毎において、所定個数単位の賞球の通入(球詰め)と、排出(球切り)とを交互に行なうようになっており、これに関連して上流側の賞球が所定数分ずつ流動して暫時静止待機されることになる。このため同装置では、上流側の賞球の流動円滑化を常時維持するためにも、賞球の計数収容部材である球ケースや球収容樋について、送出樋に整合する複列路であることが最も好適であるとされている。
要約すると、遊技機の賞球貯留排出経路については、前述した貯留タンクが設置される場合では良好かつ円滑な球流れを維持する上で、タンクレールおよび送出樋が複列路形式であることが最適とされる。また賞球排出装置についても、同様な複列路形式にして両列の賞球の均等的な排出、ひいては流動を図ることが肝要とされている。しかし双方の樋を単列化した場合には、前記貯留タンクの球出口と整流樋の球受け部との間において球詰まりが発生して、賞球の整流化はもとより下流側への流通が完全にストップしてしまう。また、複列路の整流路に対して賞球排出装置を単列化形式とした場合には、何れの整流路から賞球を収容しようとしても球詰まりや収容不良(定数未満の収容)が発生すると共に、送出路の賞球の流動不良や片側流通等が生じてしまい、何れの場合についても実施が不能とされていた。
そこで、上流端の賞球貯留供給部から受入れた賞球を、周面に複数の爪を有し、回転自在に軸支された整列部材で複列状態から単列状態に変更整流して賞球排出装置側へ送出可能にし、賞球の円滑かつ安定した球流れを維持し、球詰まりや流通不良等を回避できるようにした遊技機のタンクレールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−245257号公報
しかし、特許文献1のタンクレールでは、賞球の流下に伴い回転する整列部材の回転軸は、一端部が機構セット盤に保持されると共に、他端部がレール部材に保持されるよう構成されている。従って、前記タンクレールの組付け作業において、該タンクレールを機構セット盤に組付けた後、回転軸や整列部材等の細かい部品を組付ける作業が煩雑であった。また、遊技店におけるタンクレールの交換は、整列部材とレール部材を夫々取外さなければならないので、手間がかかってしまう難点があった。
すなわちこの発明は、従来の技術に係る遊技機のタンクレールに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、整列部材を軸支する回転軸の軸受部をレール部材に設けることで、組付け作業の作業性を向上し得る遊技機のタンクレールを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機のタンクレールは、
遊技機のベース部材(S)に幅方向の一方へ傾斜を付して配設され、供給された遊技球(B)を複数列に整列させる複数の整流路(32)を有するレール部材(22)と、このレール部材(22)における各整流路(32)の傾斜下端に対応して回転自在に設けられ、複数列の遊技球(B)を単数列に整列する複数の爪(46a)を周面に有する整列部材(42)とを備える遊技機のタンクレールにおいて、
前記整列部材(42)の回転軸(48)を支持する軸受部(50,52)を、前記レール部材(22)に設けたことを特徴とする。
また、前記ベース部材(S)に突設された複数の係止部(S1)に対して、該ベース部材(S)に沿って前記レール部材(22)をスライドすることで係脱自在に係合する被係止部(23)を該レール部材(22)に設けた構成であってもよい。
本発明に係る遊技機のタンクレールによれば、レール部材における傾斜下端の側部に軸受部を設け、該軸受部で回転軸の軸端を保持することで、整列部材はレール部材のみに軸支されるため、タンクレールはベース部材と独立したユニットとして取り扱うことができる。すなわち、タンクレールの取付けや取外し作業の作業性を向上させることができると共に、該タンクレールを構成する部品の管理の手間を軽減することができる。また、タンクレールをベース部材に取付ける前に、遊技球を良好に整列させ得るか否かについて検査を実施できるから、該タンクレールの良否を早い段階で判断することができる。
また、ベース部材へのタンクレールの取付けを、該ベース部材に突設された係止部にレール部材の被係止部を係合させることで行なうようにしたから、組付け作業の手間を軽減することができ、組付け作業の作業性を向上させることができる。
供給された遊技球を複数列に整列させる複数の整流路を有するレール部材において、各整流路の傾斜下端に軸受部を設け、該軸受部を介して複数列の遊技球を単数列に整列する複数の爪を周面に有する整列部材を支持する。そして、前記レール部材に整列部材を配設してユニット化されたタンクレールを、遊技機のベース部材に幅方向の一方へ傾斜を付して配設するよう構成する。
次に、本発明に係る遊技機のタンクレールにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
パチンコ機等の遊技機では、その裏側にセットされた機構セット盤等のベース部材において、上端に設置された貯留供給部側から定期的に補給投入される相当数の遊技球Bを流出可能に貯留する貯留タンク(図示せず)が設けられ、該貯留タンクの直下方に、図1に示すように、幅方向の一方に向けて傾斜配置されたレール部材22を備えるタンクレール20が設置されている。そして、前記タンクレール20の傾斜上端部が前記貯留タンクから供給される遊技球Bの球受け部として機能すると共に、該タンクレール20の傾斜下端部には、下向きに設置された送出樋11が連結されている。更に、前記送出樋11の下流側には、該送出樋11に連通した遊技球払出装置または賞球排出装置(何れも図示せず)が配設され、該装置を介して遊技機前面に設けられた図示しない上の球皿と下の球皿とに夫々遊技球Bが分岐して排出されるようになっている。
図1〜図5に示すように、前記タンクレール20は、前記ベース部材Sに幅方向の一方へ傾斜を付して配設され、供給された遊技球Bを複数列に整列させる複数の整流路32を有するレール部材22と、このレール部材22における各整流路32の傾斜下端に対応して回転自在に設けられ、複数列の遊技球Bを単数列に整列する複数の爪部(爪)46aを周面に有する整列部材42とを備え、ユニット単位で取り扱い得るようになっている。前記レール部材22は、前記タンクレール20の本体部分をなし、前記ベース部材Sの幅方向に延在する部材であって、傾斜上端部で前記貯留タンクから排出される遊技球Bを受けて、該遊技球Bを下流側に案内する整流部(実施例では2組)30,30を備え、該整流部30,30を区画して複数の整流路(実施例では2列)32,32が前後方向に並設されている。すなわち、図1に図示したタンクレール20は、一方の整流部30が貸球用の遊技球Bを整流案内すると共に、他方の整流部30が賞球用の遊技球Bを整流案内するよう機能している。
前記レール部材22は、図1,図2または図4に示すように、前記ベース部材Sを一壁面とする上方が開放された箱状に形成され、該レール部材22の内方に位置して前記ベース部材Sと平行に延在する仕切壁24により、前後方向に並列する2組の整流部30,30が区分されている。また、各整流部30は、該整流部30の内方に位置して前記ベース部材Sと平行に延在する仕切板26で、前後方向に並列する2列の整流路32,32が画成されている。ここで、各整流路32は、全て同一の路幅および勾配になるよう設定され、その路幅は一球の遊技球Bが流通し得る幅に設定されている。そして、図4に示すように、夫々の整流路32の路底面が所定のスリット状間隔で並列された底板28,28で形成されて、各整流路32の遊技球Bがスリット状間隔部分を整流中心として数珠繋ぎ状態で案内されるようになっている。
前記レール部材22における傾斜下端部に近接する部位の上方には、図1に示すように、各列の整流路32の上方に延在して、遊技球Bにおける上下方向の球の重なりを均して整流案内を図る案内板34が適宜下り傾斜で取着されている。また、前記レール部材22における傾斜下端部の底部には、前記送出樋11に連通する開口36が開設され、各整流部30の整流路32,32を案内された遊技球Bは、該傾斜下端部に設置された整列部(単列排出部)40で単数列に整列されて該開口36から送出樋11に送り込まれるよう構成されている。
前記整列部40は、前記整流部30,30の夫々について、前記整流路32,32の遊技球Bを1個ずつ所定のタイミング差をもって交互に取込んで、該整流部30を2列の整流路32,32により2列で案内されてきた遊技球Bを単数列に整列し直して送出樋11に送出するよう機能している。前記整列部40は、複数の爪部46aを周面に有する整列部材42と、この整列部材42を保持する回転軸48と、該回転軸48を回転自在に軸支する軸受部50,52とから基本的に構成されている。図2に示すように、前記整列部材42は、各整流部30の傾斜下端に対応して夫々配置され、該整流部30に対して球流通方向と直交した回転軸48に挿通される軸筒部44の両端に、鋸歯車(ラチェットホイール)形状をなす整流盤46,46が並列に形成されている。そして、前記整流盤46,46は、周面に複数(実施例では6箇所)の爪部46aを等角度間隔で形成して、隣り合う整流盤46,46は互いに回転方向に適宜角度変位差をもって、遊技球Bの直径より適宜小さい間隔で対向配置されている。前記整流盤46,46は、各列の整流路32,32の整流中心に対して臨む平行な向きで整一されて、遊技球Bの流通方向に対して同一位置(レベル)に配置されている。すなわち、前記整列部材42は、前記開口36の上方に前記整流部30,30の夫々の整流路32,32について、前記整流盤46,46が夫々対応して配設され、該整流路32,32を案内された遊技球Bの球圧を受けて該整列部材42が回転するようになっている。
前記整流盤46,46において、前記爪部46aは、遊技球Bの1個ずつに対する取込みと送出しをなすもので、図2に示すように、実施例では前述したように周面に6箇所設けられ、夫々が遊技球Bの1個分に適した60°間隔で同一向きに先端を偏倚して突設されると共に、その先端が同一直径円周上に延在している。また、前記整流路32を案内された遊技球Bを、前記整流路32に臨む爪部46aの端面間で、該遊技球Bにおける1個ずつの外周一部を抱き込み得るようになっている。そして、隣り合う整流盤46,46は、角度変位差として前記爪部46aの1個分に対する半ピッチ(30°)だけ回転方向に変位して並設されている。
前記各整流部30に対応する位置に前記整列部材42,42を固定保持した回転軸48は、前記レール部材22における前記ベース部材S側の一方の側部に位置する第1軸受部(軸受部)50と、遊技球Bの流通方向と直交する方向に対向する他方の側部に位置する第2軸受部(軸受部)52とで回転自在に支持されている。すなわち、前記回転軸48は、一端部を前記第1軸受部50に軸保持部54を介して支持されると共に、他端部を第2軸受部52に開設された孔部52aに挿入することで支持されている。また、前記回転軸48に固定された両整列部材42,42の間には、該回転軸48に外挿した回転案内軸56が介在し、この回転案内軸56に形成された溝部56aが前記仕切壁24に形成された凹部24aに保持されることで、該回転軸48の略中間部位を支持している。このように、前記回転案内軸56の溝部56aを、前記仕切壁24の凹部24aに回動自在に保持することで、軸方向の移動を規制して前記整列部材42,42の位置決めをしている。そして、前記第1軸受部50および第2軸受部52は、前記レール部材22における傾斜下端部(開口36)の上方を覆うと共に、前記整列部材42,42を保持した回転軸48を介在させた状態でビス等の固定手段58で互いに固定されることで、該レール部材22に組付けられている。従って、前記整列部材42は、各整流盤46で受けた遊技球Bの球圧により一体的に回転するようになっている。
より具体的には、前記第1軸受部50は、前記第2軸受部52側に向けて突設された第1ボス部50aおよび一対の第2ボス部50b,50bと、逆向きに凹設された陥凹部50cを備え、該第2ボス部50bには、ビス孔50dが夫々螺設されている。そして、前記レール部材22に設けられた第1嵌合部22aに、前記第1ボス部50aを嵌め合わせることで、前記第1軸受部50は、前記ベース部材S側の一方の側部に位置決めされる。また、前記第2軸受部52には、前記第1軸受部50における第2ボス部50b,50bの各ビス孔50dに夫々整合する通孔52cが穿設された第2嵌合部52b,52bが設けられている。すなわち、前記第1軸受部50の陥凹部50cに前記軸保持部54を嵌挿して、前記整列部材42,42および回転案内軸56を保持した回転軸48の一端を該軸保持部54に保持させたもとで、前記各第2ボス部50bのビス孔50dに第2嵌合部52bの対応する各通孔52cを整合させた状態で第2ボス部50bと第2嵌合部52bとを嵌め合わせると共に、回転軸48の他端を第2軸受部の孔部52aに嵌挿し、通孔50dから挿入した前記固定手段58をビス孔50dに螺挿して締結することで、両軸受部50,52はレール部材22に固定されるよう構成されている。なお、前記第2軸受部52には、第3嵌合部52dが設けられ、該第3嵌合部52dの前記レール部材22側に突出する図示しないピンが、該レール部材22の壁面に穿設した嵌挿孔22bに嵌挿されることで、当該第2軸受部52のレール部材22に対する位置決めがなされる。このとき、前記ベース部材S側の一方の整流部30に臨む整列部材42は、前記軸保持部54および回転案内軸56により軸方向の移動を規制され、各整流盤46が整流路32に臨むようになっている。これに対し、他方の整流部30に臨む整列部材42は、前記回転軸48の第2軸受部52側の軸端に近接して設けられた係止部48aおよび回転案内軸56により軸方向の移動を規制され、各整流盤46が整流路32に臨むようになっている。
前述したようにタンクレール20は、前記回転軸48の軸端を回転自在に支持する両軸受部50,52を、前記レール部材22に設けることでユニット化されている。そして、前記ベース部材Sに対して前記タンクレール20は、図4または図5に示すように、該ベース部材Sに突設された複数の係止部S1に対して、該レール部材22に設けたフランジ部(被係止部)23を係合させることで、該レール部材22の整流部30が送出樋11側を傾斜下端になるように係脱自在に横設される。より具体的には、前記係止部S1は、前記ベース部材Sにおいて、前記タンクレール20の設置予定部位に対して上下および左右に離間する適宜位置に突設されて鉤形状に形成されている。そして、前記タンクレール20の上側に対応して位置する上側の係止部S1は、鉤部分が下方に向けて延出するよう形成され、これに対し、前記タンクレール20の下側に対応して位置する下側の係止部S1は、鉤部分が上方に延出するよう形成され、前記レール部材22を上下から挟持し得るようになっている。また、前記レール部材22に設けられるフランジ部23は、該レール部材22における前記ベース部材Sに対向する面に、該ベース部材Sに沿って上下に設けられ、下側に位置するフランジ部23には、前記下側の係止部S1の離間間隔と対応して下方に開放する複数の凹部23aが凹設されている。そして、図5に示すように、前記ベース部材Sの下側の各係止部S1にレール部材22の対応する凹部23aを夫々整合させたもと、該ベース部材Sにレール部材22を当接させた状態で、該レール部材22を左右方向へスライドすることで、前記各係止部S1とフランジ部23とが夫々係合してタンクレール20がベース部材Sに係脱自在に固定される。
次に、実施例に係る遊技機のタンクレールの作用につき説明する。前記タンクレール20では、貯留タンクから供給される遊技球Bを、夫々の整流部30,30において、2列状態から1列に変更整流して送出樋11に送り出すものであり、先ず遊技球Bの送出状態の概要について簡単に説明する。前記貯留タンクから遊技球Bは、前記レール部材22における整流部30の傾斜上端部に供給され、該レール部材22自体の勾配を利用して徐々に区分整列化されつつ夫々の整流路32,32内に入って数珠繋ぎ状態に整流される。そして、夫々の整流路32,32内の遊技球Bは前記整列部40に至り、前記整列部材42の整流作用を受けながら1個ずつ交互に取込まれて、前記開口36を介して送出樋11に送り込まれる。
前記整列部材42は、前記整流部30の両列の整流路32,32内の遊技球Bの流動圧力を常時受けたもとで、1球ずつに対して噛合い状態を呈しつつ送込み回転される前提にあって、夫々の整流盤46,46における1つの爪部46aが、1球分を取込んで(掻込んで)該爪部46a,46間に把持しながら連続的に回転されて遊技球Bを1球ずつ単数列へ変更する。具体的には、先ず整流開始状態時として、一方の整流盤46において、当該爪部46aが対向する整流路32の最先行遊技球Bを受入れた時点に対して、半ピッチ(30°)の変位差をもつ他方の整流盤46では、当該爪部46aが対向する整流路32の最先行遊技球Bを係止している。そして、整流開始状態時から整列部材42全体が半ピッチ分回転変化された場合、前記一方の整流盤46において、爪部46aが保持した最先行遊技球Bを送出樋11に向けて所定距離分だけ移送して送出樋11に送出すると共に、次位置の爪部46aが次行遊技球Bを係止した状態を呈する。これに対して他方の整流盤46では、一方の整流盤46より半ピッチ分遅れのタイミングで爪部46aに最先行遊技球Bを取込んだ状態を呈する。
以降は、前記整列部材42が球圧を受けながら回転変化する過程において、双方の整流盤46,46が、前述した状態に連続的に変化して、双方の整流路32,32の遊技球Bを先行順に1個ずつ半ピッチ分遅れのタイミングによる時間差および流通差を以って交互に取込んで送出して単列化をなす。そして、前記整列部材42の回転整流作用において、両列の遊技球Bは半ピッチ変位差に対して常時互いに半径分の変位差を以って整列保持されると共に、流動変移することになる。このように、前記整流部30,30の夫々について、2列の整流路32,32を単列化するように作用するため、下流側の送出樋11または遊技球払出装置等において、遊技球Bの円滑かつ安定した球流れを維持し、球詰まりや流通不良等を回避できる。
また、前記レール部材22における傾斜下端の側部に夫々軸受部50,52を設け、該軸受部50,52で前記回転軸48の軸端を保持することで、前記整列部材42は該レール部材22のみに軸支される。すなわち、前記タンクレール20は、前記ベース部材Sとは独立したユニットとして取り扱うことができる。従って、前記タンクレール20は、取付けや取外し作業の作業性を向上さ得ると共に、該タンクレール20を構成する部品の管理の手間の軽減化を図り得る。また、前記タンクレール20を、ベース部材Sに取付ける前に、遊技球Bを良好に整列させ得るか否かについて検査を実施できるから、該タンクレール20の良否を早い段階で判断することができる。
更に、前記ベース部材Sへの前記タンクレール20の取付けを、該ベース部材Sに突設した係止部S1にレール部材22のフランジ部23を係合させることで行なうようにしたから、組付け作業の手間を軽減して作業性を向上し得る。
実施例では、両軸受部50,52をレール部材22と別体に設け、該レール部材22の側部に取付けるように構成したが、これに限定されず、前記タンクレール20がベース部材Sとは独立したユニット化を図り得る構成であれば、例えば、レール部材に一体に設けた軸受部で回転軸を軸支する構成であってもよい。
本発明の好適な実施例に係る遊技機のタンクレールを示す概略斜視図である。 実施例に係る遊技機のタンクレールを分解して示す概略斜視図である。 実施例に係る遊技機のタンクレールの整列部を拡大して示す平断面図である。 実施例に係る遊技機のタンクレールの整流部を示す縦断面図である。 実施例に係る遊技機のタンクレールの取付け状況を示す正面図である。
符号の説明
22 レール部材
32 整流路
42 整列部材
46a 爪部(爪)
48 回転軸
50 第1軸受部(軸受部)
52 第2軸受部(軸受部)
23 フランジ部(被係止部)
B 遊技球
S ベース部材
S1 係止部

Claims (2)

  1. 遊技機のベース部材に幅方向の一方へ傾斜を付して配設され、供給された遊技球を複数列に整列させる複数の整流路を有するレール部材と、このレール部材における各整流路の傾斜下端に対応して回転自在に設けられ、複数列の遊技球を単数列に整列する複数の爪を周面に有する整列部材とを備える遊技機のタンクレールにおいて、
    前記整列部材の回転軸を支持する軸受部を、前記レール部材に設けた
    ことを特徴とする遊技機のタンクレール。
  2. 前記ベース部材に突設された複数の係止部に対して、該ベース部材に沿って前記レール部材をスライドすることで係脱自在に係合する被係止部を該レール部材に設けた請求項1記載の遊技機のタンクレール。
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JP2013066733A (ja) * 2012-11-28 2013-04-18 Universal Entertainment Corp 遊技機

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