JP2005065370A - モータ、界磁用磁石及びその製造方法 - Google Patents

モータ、界磁用磁石及びその製造方法 Download PDF

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由之 柴田
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Abstract

【課題】 モータの回転特性を安定させることが可能なモータ、界磁用磁石及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明のリング磁石14(界磁用磁石)は、一体形成により外周面に飛散防止リング15を固着して備えたので、従来必要とされた飛散防止リング15の嵌合用のクリアランスによる組付位置のばらつきを減少させることができ、飛散防止リング15の偏心を抑えて、モータ30の回転特性を安定させることが可能になる。また、飛散防止リング15の偏心が抑えられることにより、飛散防止リング15とステータ31との間のエアギャップを小さくして、モータ30の出力トルクを向上させることも可能になる。さらに、モータ30の組み付け時には、飛散防止リング15を界磁用磁石に嵌合挿入する作業が不要になる
【選択図】 図2

Description

本発明は、モータ及びモータに使用される界磁用磁石及びその界磁用磁石の製造方法に関する。
従来のモータは、ローターシャフトの外周面に固定した複数の界磁用磁石の外側に、非磁性材からなる略円筒の飛散防止リングを装着し磁石の飛散を防止していた。(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−010543号公報 (段落[0006]〜[0007]、図1)
しかしながら、上記した従来のモータでは、飛散防止リングと界磁用磁石との間には嵌合用のクリアランスが設けられていたので、飛散防止リングの界磁用磁石に対する組付位置がばらつくと共に、飛散防止リングがモータの回転軸に対して偏心し、モータが振動する等の不具合現象が起こり得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、モータの回転特性を安定させることが可能なモータ、界磁用磁石及びその製造方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る界磁用磁石は、モータのローターシャフトに固定可能なボンド磁石製の界磁用磁石であって、ボンド磁石により外周面に飛散防止リングを固着して備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明に係る界磁用磁石は、モータのローターシャフトに固定可能な界磁用磁石であって、外周面に飛散防止リングを固着した状態に成形されたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の界磁用磁石において、リング磁石であるところに特徴を有する。
請求項4の発明に係るモータは、請求項1乃至3の何れかに記載の界磁用磁石をローターに備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明に係る界磁用磁石の製造方法は、モータのローターに備えられて、外側を飛散防止リングによって覆われた界磁用磁石の製造方法であって、飛散防止リングの内側に成形型を挿入し、成形型と飛散防止リングとの間に形成した空間にボンド磁石を充填して固化させることで、飛散防止リングの内周面に固着した界磁用磁石を成形するところに特徴を有する。
請求項6の発明に係る界磁用磁石の製造方法は、モータのローターに備えられて、外側を飛散防止リングによって覆われた界磁用磁石の製造方法であって、飛散防止リングの内側に成形型を挿入し、成形型と飛散防止リングとの間に形成された空間に磁性粉末を充填して熱間押出しさせることで、飛散防止リングの内周面に固着した界磁用磁石を成形するところに特徴を有する。
本発明の界磁用磁石は、磁性粉末の熱間押出しにより或いはボンド磁石により外周面に飛散防止リングを固着して備えたので、従来必要とされた飛散防止リングの嵌合用のクリアランスによる組付位置のばらつきが減少する。従って、本発明の界磁用磁石をモータに用いれば、飛散防止リングの偏心を抑えて、モータの回転特性を安定させることが可能になる。また、飛散防止リングの偏心が抑えられることにより、飛散防止リングとステータとの間のエアギャップを小さくして、モータの出力トルクを向上させることも可能になる(請求項1及び2の発明)。
なお、界磁用磁石は、セグメント磁石であってもよいし、リング磁石であってもよい。ここで、界磁用磁石をリング磁石にした場合には、セグメント磁石の場合に比べて、ローターシャフトへの組み付け作業及び芯出しが容易になる(請求項3の発明)。
また、飛散防止リングの内側に成形型を挿入し、成形型と飛散防止リングとの間に形成した空間にボンド磁石を充填して熱間押出しさせることで、飛散防止リングの内周面に固着した界磁用磁石を製造することができる(請求項5の発明)。
さらに、飛散防止リングの内側に成形型を挿入し、成形型と飛散防止リングとの間に形成された空間に磁性粉体を充填して熱間押出しさせることで、飛散防止リングの内周面に固着した界磁用磁石を製造することができる(請求項6の発明)。
以下、本発明の一実施形態を図1及び図2に基づいて説明する。本実施形態のモータ30は、例えばブラシレスDCモータであってステータ31の中心に、図1に示したローター10を備える。ステータ31は、円筒体の内周面から複数のティース32を内側に突出させた構造をなし、各ティース32には巻線33が巻回されている。
ローター10に備えたローターシャフト13は、例えば複数の珪素鋼板を積層してなる円柱体11の中心に軸体12を貫通してなる。そのローターシャフト13の外周面には、本発明に係る界磁用磁石としてのリング磁石14が嵌合固定され、そのリング磁石14が、例えばステンレス製の飛散防止リング15によって覆われている。
さて、図2には、このリング磁石14を製造するための成形型40が示されている。成形型40は、ボディ41の上下方向に貫通形成された成形孔42内に、飛散防止リング15を挿入してセット(固定)することができる。このとき、成形孔42の内面に備えた図示しない保持手段によって、飛散防止リング15が成形孔42に対して芯出された状態でセットされる。
また、成形型40には、成形孔42にセットされた飛散防止リング15の内側に上下方向からそれぞれ挿入される上型43及び下型50が備えられている。下型50は、飛散防止リング15の下端側を塞ぐ円形ベース部51の中心から円柱体52を起立した構造をなす一方、上型43は、飛散防止リング15の上端側を塞ぐ円形押圧部44の中心に円形孔45を備え、その円形孔45の内側に円柱体52が突入する構成になっている。
なお、上型43及び円柱体52はボディ41に対して水平方向で位置決めされて直動し、円柱体52及び円形孔45は、成形孔42に対して芯出しされている。
リング磁石14を製造するには、例えば、ボディ41の成形孔42に飛散防止リング15をセットしてから下型50を飛散防止リング15内に挿入し、この状態で、円柱体52と飛散防止リング15との間に形成された円筒空間にボンド磁石Gを充填する。
次いで、上型43を飛散防止リング15内に挿入し、円形孔45に円柱体52の先端を受け入れ、円形押圧部44によってボンド磁石Gを押圧し圧縮成形する。これにより、リング磁石14と飛散防止リング15とが固着して一体成形される。
なお、ボンド磁石Gを成形する過程で成形型40の円筒空間に磁界を付与し、リング磁石14を配向しておくことが好ましい。
次いで、飛散防止リング15とリング磁石14との一体品を成形型40から取り出し、ローターシャフト13の外側に嵌合して接着剤にて固定される。このようにして完成したローター10は、飛散防止リング15の側方に複数のコイルを配置して各コイルを励磁し、リング磁石14を着磁させる。
本実施形態のリング磁石14及びモータ30の構成は以上であって、次に作用効果について説明する。モータ30を駆動すると、ステータ31に備えた複数の巻線33が励磁され、ステータ31側のS極部分とローター10側のN極部分とが引き合うと共に、ステータ側のN極部分とローター10側のS極部分とが引き合う。そして、巻線33の励磁パターンを逐次変更することで、ステータ31側の磁束分布が変わり、これに追従するようにしてローター10が回転して、所定のトルクが出力される。
ここで、本実施形態のリング磁石14は、成形により外周面に飛散防止リング15を固着して備えたので、従来必要とされた飛散防止リング15の嵌合用のクリアランスによる組付位置のばらつきを減少させることができ、飛散防止リング15の偏心を抑えて、モータ30の回転特性を安定させることが可能になる。また、飛散防止リング15の偏心が抑えられることにより、飛散防止リング15とステータ31との間のエアギャップを小さくして、モータ30の出力トルクを向上させることも可能になる。さらに、モータ30の組み付け時には、飛散防止リング15を界磁用磁石に嵌合挿入する作業が不要になる
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、本発明に係る界磁用磁石としてリング磁石14を例示して説明したが、本発明に係る界磁用磁石をセグメント磁石に適用してもよい。ただし、前記実施形態のように界磁用磁石をリング磁石に適用した場合には、セグメント磁石の場合に比べて、ローターシャフトに組付作業及び心出しが容易になる。
(2)前記実施形態のリング磁石14は、ボンド磁石であったが、磁性粉末を熱間押出してなる磁石によって本発明に係る界磁用磁石を構成してもよい。この場合、飛散防止リングの内側に熱間押出し用の成形型を挿入し、その成形型と飛散防止リングとの間に形成した空間にホットプレス磁石を充填しかつ熱間加工させて界磁用磁石を成形することで、飛散防止リングの内周面に界磁用磁石を固着させればよい。
(3)リング磁石14は、圧縮成形したものであったが、射出成形により成形しても良い。
(4)リング磁石14は、圧縮成形したものであったが、焼結により成形しても良い。
本発明の一実施形態に係るモータの断面図 リング磁石の成形型を示した側断面図
符号の説明
13 ローターシャフト
14 リング磁石
15 飛散防止リング
30 モータ
40 成形型

Claims (6)

  1. モータのローターシャフトに固定可能なボンド磁石製の界磁用磁石であって、前記ボンド磁石により外周面に飛散防止リングを固着して備えたことを特徴とする界磁用磁石。
  2. モータのローターシャフトに固定可能な界磁用磁石であって、外周面に飛散防止リングを固着した状態に成形されたことを特徴とする界磁用磁石。
  3. リング磁石であることを特徴とする請求項1又は2に記載の界磁用磁石。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の界磁用磁石をローターに備えたことを特徴とするモータ。
  5. モータのローターに備えられて、外側を飛散防止リングによって覆われた界磁用磁石の製造方法であって、
    前記飛散防止リングの内側に成形型を挿入し、前記成形型と前記飛散防止リングとの間に形成した空間にボンド磁石を充填して固化させることで、前記飛散防止リングの内周面に固着した界磁用磁石を成形することを特徴とする界磁用磁石の製造方法。
  6. モータのローターに備えられて、外側を飛散防止リングによって覆われた界磁用磁石の製造方法であって、
    前記飛散防止リングの内側に成形型を挿入し、前記成形型と前記飛散防止リングとの間に形成された空間に磁性粉末を充填して熱間押出しさせることで、前記飛散防止リングの内周面に固着した界磁用磁石を成形することを特徴とする界磁用磁石の製造方法。
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