JP2005064884A - テレビ受像機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スポット残りを防止することができるテレビ受像機であって、回路構成やマイコンの制御手順が複雑とならないものを提供することである。
【解決手段】 テレビ受像機20は、陰極線管に動作電圧を供給するフライバックトランス15と、テレビ受像機20の動作を制御する制御用マイコンを備えている。フライバックトランス15内に設けられる内部トランス1の二次側出力部1bは高電圧端子1cを備えており、高電圧端子1cには高電圧側線路7及び17が接続されている。高電圧側線路17は陰極線管のアノードに接続される。
高電圧側線路17と接地との間に、制御用マイコンによってオン、オフが制御されるアノード接地用スイッチング手段10を設ける。そして、制御用マイコンは、電源オフを検出すると、アノード接地用スイッチング手段10をオンにする。これにより、陰極線管のアノードがアノード接地用スイッチング手段10を介して接地される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スポット残りを防止することができるテレビ受像機に関する。
テレビ受像機は、陰極線管やフライバックトランス、クロマIC、制御用マイコンを備えている。陰極線管は、入力された映像信号に基づく映像を表示する動作を行う。
フライバックトランスは、陰極線管を動作させるための高電圧を供給する。クロマICは、入力された映像信号を色信号からなる映像信号とする。そして、クロマICで処理された映像信号は陰極線管に出力される。また、制御用マイコンは、テレビ受像機の動作を制御する。
ところで、テレビ受像機の電源をオフして動作を停止させようとすると、いわゆるスポット残りと呼ばれる稲妻状の発光が陰極線管の画面に現れることがある。即ち、陰極線管には高電圧が印加されていたため、残存する電荷等の影響により、電源オフした後に画面の発光を生ずることがある。
このような、電源オフした後の画面の発光は、見た目に悪く視聴者に不快な印象を与える。従って、従来のテレビ受像機には、このスポット残りを防止するための手段が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
従来のテレビ受像機に採用されるスポット残りを防止するための手段について、図4、図5に基づいて説明する。図4は、従来のテレビ受像機50の回路を示しており、陰極線管51のカソード52に接続される回路を示している。
図4に示されるテレビ受像機50には、スポット残りを防止するためのスポット残り防止回路53が設けられている。このスポット残り防止回路53は、三種の映像信号(R、G、B)が各々に入力されるカソード52の三つの各々に設けられている。
また、図5は、テレビ受像機50を電源オフした時の制御用マイコンが出力する制御信号のタイミングチャートを示している。図5において、横方向は時間の経過を表しており、縦方向は各部の動作の基準となる信号のオン、オフを表している。
図5において、(C−1)は、テレビ受像機50が電源オフされた時に制御用マイコンが電源オフを検出するタイミングを示している。テレビ受像機50がS11の時点で電源オフされると、この時点でほぼ遅れなく制御用マイコンは電源オフを検出する。
(C−2)は、制御用マイコンが陰極線管51に白背景画像を表示させるための信号をクロマICに出力するタイミングを示している。制御用マイコンは、S11の時点から時間P11の間、白背景画像を表示させるための信号を出力している。
この白背景画像は、三つの色信号(R、G、B)の各々の輝度を最大として陰極線管51に表示することを内容としている。陰極線管51にこの白背景画像を表示させることにより、陰極線管51に蓄えられている電荷を放電させスポット残りを防止することができる。
また、制御用マイコンは、S11の時点で電源オフを検出すると、スポット残り防止回路53のトランジスタ54を導通状態とする信号を出力し、スポット残り防止回路53を動作させる。
(C−3)は、制御用マイコンがクロマICに出力する信号のタイミングを示しており、クロマICの動作を制御するタイミングを示している。制御用マイコンは、(C−3)に示されるように、S12の時点までクロマICを制御するための信号を出力している。これにより、S12の時点まで、クロマICより陰極線管に水平パルスが出力され、陰極線管において水平走査が行われる。
(C−4)は、制御用マイコンが出力するフライバックトランスを停止させる動作停止信号のタイミングチャートを示している。制御用マイコンは、(C−4)に示されるように、S12の時点でフライバックトランスに動作停止信号を出力する。
図5において時間P12は、制御用マイコンが電源オフする操作を検出してから、クロマIC、フライバックトランス及び陰極線管51の動作が停止するまでの完全停止待ち時間にあたる。
図5のタイミングチャートに示されるように、テレビ受像機50では電源オフする操作がされた後においても、クロマICとフライバックトランスを動作させて陰極線管51に白背景画像を表示させる。即ち、陰極線管51に白背景画像を表示することにより、陰極線管51に蓄えられた電荷をできるだけ放電させ、スポット残りを防ぐようにしている。
特開平2001−119599号公報
ここで、従来のテレビ受像機50においては、スポット残りを防止するための回路53は陰極線管51の三つのカソード52の各々に対応させて設けられており、回路構成が複雑であった。
また、制御用マイコンは、電源オフする操作を検出して一定時間P12が経過した後にクロマICやフライバックトランスを停止させなければならず、複雑な制御手順を実行しなければならなかった。
そこで、本発明は、回路の構成や制御用マイコンの制御手順を複雑化させることなく、スポット残りを防止することができるテレビ受像機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、カソードとアノードを有し、アノード側が相対的に正電圧となる高電圧が前記アノード及びカソード間に印加されて動作する陰極線管と、
前記陰極線管のアノード及びカソードに接続され、該アノード及びカソード間に前記高電圧を印加するフライバックトランスとを備えるテレビ受像機であって、
当該テレビ受像機の動作を制御する制御用マイコン及び当該テレビ受像機の電源をオン、オフするための電源スイッチを有しており、
前記フライバックトランスにより前記陰極線管に動作電圧を供給する動作電圧供給系統において前記陰極線管のアノードに接続される高電圧側線路のいずれかの部分と接地との間にアノード接地用スイッチング手段が設けられており、
前記アノード接地用スイッチング手段は、前記制御用マイコンによりオン、オフが制御されるとともに、前記アノード接地用スイッチング手段がオンされると前記高電圧側線路を接地するようにされており、
前記テレビ受像機が電源オフされると、前記制御用マイコンが前記アノード接地用スイッチング手段をオンにし、前記陰極線管のアノードに接続される高電圧側線路が接地されるように構成されたテレビ受像機である(請求項1)。
本発明のテレビ受像機によると、該テレビ受像機が電源オフされると、前記アノード接地用スイッチング手段により陰極線管のアノードを接地することにより、陰極線管のスポット残りを防止することができる。
これにより、本発明のテレビ受像機によると、従来のテレビ受像機で陰極線管のカソードに接続されたスポット残りを防止する回路を設ける必要がない。
また、本発明のテレビ受像機にあっては、制御用マイコンは、電源オフを検出すると、直ちにクロマICやフライバックトランスの動作を停止させることができる。これにより、制御用マイコンは、従来のテレビ受像機のようにスポット残りを防止するための複雑な制御手順を実行する必要がない。
また、前記テレビ受像機が、前記フライバックトランスがその本体ケース内に設置される内部トランスを備え、
前記内部トランスが一次側入力部及び二次側出力部を備え、前記二次側出力部が前記陰極線管のアノードに接続され該アノードに高電圧を供給する高電圧端子を備えるものである場合に、
該テレビ受像機の前記アノード接地用スイッチング手段を、前記内部トランスの二次側出力部の高電圧端子に接続される前記高電圧側線路のうち、前記フライバックトランスの本体ケース内に配設される部分のいずれかの部位に接続することができる(請求項2)。
この発明によると、アノード接地用スイッチング手段をフライバックトランスの本体ケース内に設けるので、フライバックトランスの本体ケースによりアノード接地用スイッチング手段を収納できる。これにより、アノード接地用スイッチング手段を収納する専用のケーシングを必要とせず、アノード接地用スイッチング手段をコンパクトに収納できる。
また、前記アノード接地用スイッチング手段を、リレーコイル及びリレースイッチを有するリレースイッチング素子と、オン、オフに応じて前記リレースイッチのオン、オフを制御するリレー制御トランジスタとを備える構成とし、
前記リレースイッチを、前記高電圧側線路と接地との間に接続し、該リレースイッチがオンされることにより前記高電圧側線路を接地するように設け、
前記リレー制御トランジスタを、前記制御用マイコンによりオン、オフが制御されるように設け、
前記制御用マイコンが電源オフする操作を検出すると、前記リレー制御トランジスタをオンにすることにより、前記リレースイッチがオンにされて前記高電圧側線路及び陰極線管のアノードを接地するように構成することができる(請求項3)。
この発明によると、以下の理由により、アノード接地用スイッチング手段の耐久性を高めることができる。陰極線管のアノードに接続され該アノードを接地するための回路には、高電圧が印加され、また大電流が導通する。
そして、この発明では、陰極線管のアノードを接地する回路をリレースイッチング素子のリレースイッチによりオン、オフするようにしており、このリレースイッチは高電圧や大電流に対する容量が大きいので、アノード接地用スイッチング手段の耐久性を高めることができる。
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。本発明のテレビ受像機によると、アノード接地用スイッチング手段が設けられており、このアノード接地用スイッチング手段により陰極線管のアノードを接地し、陰極線管のスポット残りを防止する。
これにより、本発明のテレビ受像機によると、従来のテレビ受像機において陰極線管のカソードに接続されたスポット残りを防止する回路を設ける必要がない。これにより、スポット残りを防止するための回路を簡潔にすることができる。
また、本発明のテレビ受像機にあっては、制御用マイコンは、電源オフを検出すると、直ちにクロマICやフライバックトランスの動作を停止させることができる。これにより、制御用マイコンは、電源オフを検出した後に、陰極線管に白背景画像を出力させる処理や、クロマICやフライバックトランスを一定時間後に停止させる処理を行う必要がない。
これにより、本発明のテレビ受像機によると、制御用マイコンに複雑な制御手順を実行させることなく、スポット残りを防止することができる。
本発明の実施の形態について、図1乃至図3に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるテレビ受像機20の一部の回路を示す図である。図1において、15はテレビ受像機20に組み込まれるフライバックトランスである。フライバックトランス15の本体ケース内には、内部トランス1とアノード接地用スイッチング手段10が設けられている。
内部トランス1は、一次側入力部1a及び二次側出力部1bを備えている。一次側入力部1aは、図示されない電力供給源に接続されており、この電力供給源より所定の電力を供給されるようにされている。
また、一次側入力部1aには、フライバックトランス15の外部に設けられる入力制御トランジスタ16が接続されている。入力制御トランジスタ16は、パルス電圧によってオン、オフの動作が制御される。そして、内部トランス1の一次側入力部1aには、前記電力供給源よりパルス状の電力が供給される。
内部トランス1の二次側出力部1bには、一次側入力部1a及び二次側出力部1b間の変圧比と一次側入力部1aに印加された電圧とに比例した電圧が出力される。二次側出力部1bでは、高電圧端子1c及び低電圧端子1dより二次側電圧が出力される。高電圧端子1cは、低電圧端子1dに比べ相対的に高電圧を出力する。
高電圧端子1cには、高電圧線路7が接続されている。高電圧線路7は、フライバックトランス15の本体ケース内に配設されている。高電圧線路7は、一方側の端部が高電圧端子1cに接続され、他方側の端部が後に説明するアノード用出力端子3に接続されている。この高電圧線路7は、図1に図示されない陰極線管のアノードに接続され該アノードに高電圧を供給するための高電圧側線路の一部を構成する。
高電圧線路7の一方側の端部の近傍には、ダイオード9が接続されている。ダイオード9は、高電圧端子1cから高電圧線路7に向かう方向が順方向となるように接続されている。ダイオード9は、トランス1の高電圧端子1cより出力された電圧のうち正電圧の部分を通過させる。
低電圧端子1dには、低電圧線路8が接続されている。低電圧線路8は、フライバックトランス15の本体ケース内に配設されている。低電圧線路8は、一方側の端部が低電圧端子1dに接続されている。
低電圧端子1dより出力された電圧は、低電圧線路8を伝送され図示されない電圧調整回路によって所定の電圧に調整され、フォーカス(FOCUS)端子12やスクリーン(SCREEN)端子13に出力される。
低電圧線路8の一方側の端部の近傍には、ダイオード11が接続されている。ダイオード11は、低電圧端子1dより低電圧線路8に向かう方向が順方向となるように接続されている。ダイオード11は、トランス1の低電圧端子1dより出力された電圧のうち正電圧の部分を通過させる。
アノード接地用スイッチング手段10は、リレースイッチング素子5とリレー制御トランジスタ4を備えている。リレースイッチング素子5は、リレースイッチ5aと、リレーコイル5bを備えている。
リレースイッチ5aは、高電圧線路7と接地との間に接続されている。リレースイッチ5aの一方の端子5cは、高電圧線路7に接続されている。リレースイッチ5aの他方の端子5dは、抵抗R1を介して接地に接続されている。
リレースイッチ5aの一方の端子5cと他方の端子5dとは、コンタクト要素5gの開閉によって開放され又は短絡される。コンタクト要素5gが閉じて一方の端子5cと他方の端子5dが短絡された状態が、スイッチ5aがオンされた状態である。コンタクト要素5gが開いて一方の端子5cと他方の端子5dが開放された状態が、スイッチ5aがオフされた状態である。
リレーコイル5bは、一方の端子5eが後に説明するリレー駆動入力用端子6に接続されている。リレーコイル5bの他方の端子5fは、後に説明するリレー制御トランジスタ4に接続されている。
図1には、リレー制御トランジスタ4をNPN型トランジスタを用いて構成する例が示される。リレー制御トランジスタ4は、ベース端子4bとエミッタ端子4eとコレクタ端子4cを備えている。ベース端子4bは、抵抗R2を介してスイッチング制御信号入力端子2に接続されている。エミッタ端子4eは接地に接続されている。コレクタ端子4cは、リレーコイル5bの他方の端子5fに接続されている。
スイッチング制御信号入力端子2には、トランジスタ4をオンさせるスイッチオン信号が入力される。スイッチング制御信号入力端子2に入力されたスイッチオン信号は、リレー制御信号入力端子2よりトランジスタ4のベース端子4bに入力される。
リレー制御トランジスタ4は、スイッチオン(ON)信号がベース端子4bに入力されると、導通状態(オン状態)となる。これにより、リレー制御トランジスタ4のコレクタ端子4cとエミッタ端子4e間が導通状態となり、リレーコイル5bの一方の端子5e及び他方の端子5fを通るリレー駆動電流が導通する。
以上に説明したリレースイッチング素子5は、以下のように動作する。リレー駆動コイル5bの一方の端子5eには、リレー駆動入力用端子6より所定の動作電圧が印加されている。
リレー制御トランジスタ4がオンされていない状態では、リレーコイル5bにリレー駆動電流を導通させることができない。この状態では、リレースイッチ5aのコンタクト要素5gは開いており、スイッチ5aはオフされている。
一方、リレー制御トランジスタ4がオンされると、リレー駆動入力用端子6からリレーコイル5bの一方の端子5eを通り他方の端子5fへ流れるリレー駆動電流が導通する。これにより、リレースイッチ5aのコンタクト要素5gが閉じ、スイッチ5aがオンされる。
次に、図1に示される端子3、6、2、12、13について説明する。アノード用出力端子3、リレー駆動入力用端子6、スイッチング制御信号入力端子2、フォーカス端子12、スクリーン端子13は、フライバックトランス15の本体ケースに設置されている。
アノード用出力端子3は、陰極線管のアノードに供給される高電圧を出力する。アノード用出力端子3には、その一部が図示されているアノード用高電圧ケーブル17が接続される。
アノード用高電圧ケーブル17の一方の端部はアノード用出力端子3に接続されており、アノード用高電圧ケーブル17の他方の端部は図1に図示されない陰極線管のアノードに接続されている。
フライバックトランス15内に配設される高電圧線路7からアノード用出力端子3へ出力された高電圧は、アノード用高電圧ケーブル17を通って陰極線管のアノードに供給される。
このアノード用高電圧ケーブル17は、陰極線管のアノードに接続され陰極線管のアノードに高電圧を供給するための高電圧側線路の一部を構成する。
スイッチング制御信号入力端子2には、図示されない制御用マイコンより出力された前記スイッチオン信号が入力される。このスイッチオン信号は、リレースイッチング素子5のリレースイッチ5aをオンするための制御信号である。
フォーカス端子12及びスクリーン端子13は、陰極線管に接続される図示されないテレビ基板上の対応する端子に各々接続されており、テレビ基板上のこれらの端子に動作信号を送信する。
フォーカス端子12は、陰極線管に表示される映像のフォーカスを調整するための信号を出力する。スクリーン端子13は、陰極線管の画面に表示する明るさを調整するための信号を出力する。
また、図1に一部が示されるテレビ受像機20は、図1に図示されない陰極線管、電源スイッチ、制御用マイコン、映像信号処理回路(クロマIC)、特定のチャンネルを受信するためのチューナの他、テレビ受像機として機能させるための公知の各部材を備えている。
テレビ受像機20の陰極線管のアノードは、アノード用高電圧ケーブル17が接続され、フライバックトランス15より高電圧が供給される。また、テレビ受像機20の陰極線管のカソードは、フライバックトランス15により低電圧が供給される。
フライバックトランス15内及びフライバックトランス15と陰極線管のカソードとの間には、陰極線管のカソードに低電圧を供給するための図示されない低電圧供給系統が設けられている。そして、この低電圧供給系統を介して、フライバックトランス15より陰極線管のカソードに低電圧が供給される。
そして、テレビ受像機20の陰極線管は、フライバックトランス15より出力された上記高電圧及び低電圧を動作電圧として供給されることにより、映像を表示する動作を行うことができる。
フライバックトランス15、及びフライバックトランスより出力された電圧を陰極線管に伝送するためのアノード用高電圧ケーブル17や低電圧供給系統は、動作電圧供給系統にあたる。
また、電源スイッチは、テレビ受像機20の電源をオン、オフするためのものである。そして、テレビ受像機20を使用するユーザが電源スイッチをオン、オフする操作に応じて、テレビ受像機20が電源オン、オフされる。
電源スイッチには、テレビ受像機20の本体に設けられる電源ボタンと、テレビ受像機20を操作するための操作用リモコンに設けられる電源キーとがある。
そして、電源ボタンがオンされると、テレビ受像機20は、商用電源より電力を供給され、フライバックトランス15にも電力が供給されて動作を開始する。そして、電源ボタンがオンされた状態で電源キーをオフする操作がされると、テレビ受像機20は、後に説明する電源オフ時の動作を行った後に、動作を停止する。
制御用マイコンは、テレビ受像機20の動作を制御する。そして、制御用マイコンは、電源オフの操作がされたことを検出すると、スイッチオン信号を出力する。
また、制御用マイコンは、電源オフの操作がされたことを検出すると、フライバックトランス15に動作停止信号を出力し、フライバックトランス15の動作を停止させる。
なお、制御用マイコンは、テレビ受像機20が商用電源に接続されていると、電源ボタンがオンされていない状態や電源キーがオフされた状態においては、一定の動作電圧を供給されて待機状態の動作を行っている。
次に、以上に説明したテレビ受像機20の動作の例について説明する。テレビ受像機20を商用電源に接続し、電源オンする。これにより、テレビ受像機20は動作を開始し、陰極線管に映像を表示する動作を行う。
ここで、操作用リモコンの電源キーをオフし、テレビ受像機20を電源オフする。テレビ受像機20の制御用マイコンは、電源オフする操作がされたことを検出すると、スイッチオン信号を出力するとともに、フライバックトランス15に動作停止信号を出力する。これにより、リレー制御トランジスタ4がオンされるとともに、フライバックトランス15は動作を停止し動作電圧の出力を停止する。
そして、リレー制御トランジスタ4がオンされることにより、リレースイッチング素子5のリレースイッチ5aがオンされる。これにより、フライバックトランス15の本体ケース内の高電圧線路7、該高電圧線路7に接続されるアノード用高電圧ケーブル17及び陰極線管のアノードが接地される。そして、陰極線管のアノードが接地されることにより、電源オフした後に陰極線管に電荷が残存することがなく、スポット残りが発生しない。
次に、図2に基づいて、テレビ受像機20が電源オフされた時の制御用マイコンの動作等について説明する。図2は、制御用マイコンの動作等のタイミングチャートである。図2において、横方向は時間の経過を表しており、縦方向は信号のオン、オフ等を表している。
図2において、(A−1)は、テレビ受像機20が電源オフされた時に制御用マイコンが電源オフを検出するタイミングを示している。テレビ受像機20がS1の時点で電源オフされると、この時点でほぼ遅れなく制御用マイコンは電源オフを検出する。
(A−2)は、制御用マイコンがクロマICに出力する信号のタイミングを示しており、クロマICの動作を制御するタイミングを示している。制御用マイコンは、(A−2)に示されるように、S1の時点までクロマICを動作させる制御信号を出力している。そして、制御用マイコンは、S1の時点でクロマICを動作させる制御信号の出力を停止する。これにより、クロマICは、S1後に直ちに動作を停止する。
また、制御用マイコンは、S1の時点で、図2に示されないスイッチオン信号を出力する。これにより、リレー制御トランジスタ4がオンされ、リレースイッチング素子5のリレースイッチ5aがオンされる。
(A−3)は、リレースイッチ5aがオンするタイミングを示している。スイッチオン信号は略S1の時点でリレー制御トランジスタ4に入力されるが、S1より一定時間経過した後のS2の時点でリレースイッチ5aのコンタクト要素5gが閉じる。これにより、リレースイッチ5aがオンされ、高電圧線路7が接地される。
(A−4)は、制御用マイコンが出力するフライバックトランス15を停止させる動作停止信号のタイミングチャートを示している。制御用マイコンは、(A−4)に示されるように、S1の時点でフライバックトランス15に動作停止信号を出力する。
このテレビ受像機20の制御用マイコンは、電源オフに際して、スポット残りを防止するための白背景画像を陰極線管に出力する処理を行っていない。即ち、制御用マイコンは、前記白背景画像を陰極線管に出力するように、クロマICを制御していない。
また、このテレビ受像機20の制御用マイコンは、電源オフを検出した時点S1後直ちに、クロマICやフライバックトランス15を停止させる制御を行っている。即ち、制御用マイコンは、クロマICやフライバックトランス15を一定時間の経過を待つことなく停止させる。
このように、テレビ受像機20の制御用マイコンは、電源オフを検出すると、直ちに動作を停止させる制御を行い、複雑な制御手順を実行しなくともよい。
また、テレビ受像機20によると、従来のテレビ受像機に設けられたスポット残りを防止するための回路を設けなくともよい。図3は、テレビ受像機20のカソード側の回路を示す図である。
図3において、21は陰極線管であり、22は陰極線管のカソードである。23は映像信号増幅回路である。陰極線管22は、図示されないアノードを備えており、アノードには図3に図示されないアノード用高電圧ケーブル17が接続されている。
映像信号増幅回路23には、図示されないクロマICにより処理された色信号(R、G、B)からなる映像信号が入力される。そして、映像信号増幅回路23より出力された色信号の各々は、対応するカソード22の各々に入力される。
図3に示されるように、陰極線管21のカソード22にはスポット残りを防止するための回路は接続されていない。従って、このテレビ受像機20によると、陰極線管のカソードにスポット残りを防止する回路が接続された従来のテレビ受像機に比べて、回路構成が簡潔にされている。
以上に説明したテレビ受像機20では、陰極線管のアノードを接地するためのアノード接地用スイッチング手段10をフライバックトランス15の本体ケース内の高電圧線路7に設ける例により説明した。アノード接地用スイッチング手段10を設ける箇所は、フライバックトランス15外であってもよい。
即ち、アノード接地用スイッチング手段10は、陰極線管のアノードに高電圧を供給するための高電圧側線路のいずれかの箇所に設けることができる。アノード接地用スイッチング手段10を、アノード用高圧ケーブル17のいずれかの箇所と接地との間に設けることもできる。
ただし、アノード接地用スイッチング手段10をフライバックトランス15の本体ケース内に設けると、フライバックトランス15の本体ケースによりアノード接地用スイッチング手段10を収納できる。
これにより、アノード接地用スイッチング手段10を収納する専用のケーシングを必要とせず、アノード接地用スイッチング手段10を収納する機構をコンパクトにできる。
また、以上の説明では、アノード接地用スイッチング手段10をリレースイッチング素子5とリレー制御トランジスタ4とを備える構成とした。アノード接地用スイッチング手段10を構成するにあたり、リレースイッチング素子5を設けると以下の利点がある。
陰極線管のアノードに接続され該アノードを接地するための回路には、高電圧が印加され、また大電流が導通する。そして、リレースイッチング素子5のリレースイッチ5aは高電圧や大電流に対する耐久性が高い。従って、陰極線管のアノードと接続される回路をリレースイッチ5aによって構成することにより、高電圧が印加され、大電流が導通するアノード接地用スイッチング手段10の耐久性を高めることができる。
また、アノード接地用スイッチング手段を、リレースイッチング素子5を設けることなく、一つのパワー半導体スイッチング素子により構成することもできる。例えば、アノード接地用スイッチング手段を、一つのパワートランジスタ又はパワーFET等のパワー半導体スイッチング素子により構成する。
そして、このパワー半導体スイッチング素子を、制御用マイコンよりスイッチオン信号が出力されるとオンされるように設け、このオンされたパワー半導体スイッチング素子を介して陰極線管のアノードが接地されるように設けることができる。
本発明の一実施形態であるテレビ受像機の一部の回路を示す図である。 制御用マイコンの動作等を表すタイミングチャートである。 本発明の一実施形態のテレビ受像機の陰極線管のカソード周辺の回路を示す図である。 従来のテレビ受像機に設けられたスポット残り防止回路を示す図である。 図4に示されるテレビ受像機の制御用マイコンの動作等を表すタイミングチャートである。
符号の説明
1 内部トランス
1a 一次側入力部
1b 二次側出力部
1c 高電圧端子
1d 低電圧端子
2 スイッチング制御信号入力端子
3 アノード用出力端子
4 リレー制御トランジスタ
5 リレースイッチング素子
5a リレースイッチ
5b リレーコイル
5c リレースイッチの一方の端子
5d リレースイッチの他方の端子
5e リレーコイルの一方の端子
5f リレーコイルの他方の端子
5g コンタクト要素
6 リレー駆動入力用端子
7 高電圧線路
8 低電圧線路
9 ダイオード
10 アノード接地用スイッチング手段
11 ダイオード
12 フォーカス端子
13 スクリーン端子
15 フライバックトランス
16 入力制御トランジスタ
17 アノード用高電圧ケーブル
20 テレビ受像機
21 陰極線管
22 カソード
23 映像信号増幅回路












Claims (3)

  1. カソードとアノードを有し、アノード側が相対的に正電圧となる高電圧が前記アノード及びカソード間に印加されて動作する陰極線管と、
    前記陰極線管のアノード及びカソードに接続され、該アノード及びカソード間に前記高電圧を印加するフライバックトランスとを備えるテレビ受像機であって、
    当該テレビ受像機の動作を制御する制御用マイコン及び当該テレビ受像機の電源をオン、オフするための電源スイッチを有しており、
    前記フライバックトランスにより前記陰極線管に動作電圧を供給する動作電圧供給系統において前記陰極線管のアノードに接続される高電圧側線路のいずれかの部分と接地との間にアノード接地用スイッチング手段が設けられており、
    前記アノード接地用スイッチング手段は、前記制御用マイコンによりオン、オフが制御されるとともに、前記アノード接地用スイッチング手段がオンされると前記高電圧側線路を接地するようにされており、
    前記テレビ受像機が電源オフされると、前記制御用マイコンが前記アノード接地用スイッチング手段をオンし、前記陰極線管のアノードに接続される高電圧側線路が接地されるように構成されたテレビ受像機。
  2. 前記フライバックトランスがその本体ケース内に設置される内部トランスを備えており、
    前記内部トランスは一次側入力部及び二次側出力部を備え、前記二次側出力部が前記陰極線管のアノードに接続され該アノードに高電圧を供給する高電圧端子を備えており、
    前記アノード接地用スイッチング手段が、前記内部トランスの二次側出力部の高電圧端子に接続される前記高電圧側線路のうち、前記フライバックトランスの本体ケース内に配設される部分のいずれかの部位に接続されることを特徴とする請求項1に記載のテレビ受像機。
  3. 前記アノード接地用スイッチング手段は、リレーコイル及びリレースイッチを有するリレースイッチング素子と、オン、オフに応じて前記リレースイッチのオン、オフを制御するリレー制御トランジスタとを備え、
    前記リレースイッチは、前記高電圧側線路と接地との間に接続され、該リレースイッチがオンされることにより前記高電圧側線路を接地するように設けられており、
    前記リレー制御トランジスタは、前記制御用マイコンによりオン、オフが制御されるように設けられており、
    前記制御用マイコンが電源オフする操作を検出すると、前記リレー制御トランジスタをオンにすることにより、前記リレースイッチがオンにされて前記高電圧側線路及び陰極線管のアノードを接地するように構成された請求項1又は2に記載のテレビ受像機。















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