JP2005060911A - 介護用衣服 - Google Patents
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Abstract
【課題】患者の身体への装着および装着解除が容易かつ安全に行うことのできる、介護用の衣服を提供する。
【解決手段】衣服の袖と前身頃を平面状に展開可能に形成し、双方の前身頃相互の係止手段を設け、前身頃側部と後見頃側部の対応個所と、袖の対応個所に相互の係止手段を設けたことを特長とする。係止の構成はループ紐と結び紐を平面展開可能な衣服に設け、ループ紐を結び紐を挿通することにより容易に係止出来、また逆にループ紐を抜き去ることにより容易に解除できるようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】衣服の袖と前身頃を平面状に展開可能に形成し、双方の前身頃相互の係止手段を設け、前身頃側部と後見頃側部の対応個所と、袖の対応個所に相互の係止手段を設けたことを特長とする。係止の構成はループ紐と結び紐を平面展開可能な衣服に設け、ループ紐を結び紐を挿通することにより容易に係止出来、また逆にループ紐を抜き去ることにより容易に解除できるようにした。
【選択図】 図4
Description
この発明は、寝たきり病人等に対してベッド上に寝たままで容易に着せたり、脱がせたりできる介護用の衣服に関する。
従来より、介護用衣服は種々利用されているが、本発明にて示すように、ループ紐を用いた衣服は見当たらない。
従来より、入院患者はパジャマや浴衣、あるいは病院指定の衣服を着用していた。
しかし、入院患者の内でもとくに動けない病人、安静を必要とするため動かすことのできない病人等の場合は、安全を保ちながら衣類の着脱を行う作業は困難で、人手や労力を必要とし、時間のかかるものであった。とりわけ身体が硬直し、腕の曲げ伸ばしが不自由な病人の場合、袖を通す際に大きな困難を伴い、看護者に大きな負担を掛けるという問題があった。
本発明は以上のような従来からの介護用衣服に関わる課題を解決するために発明されたもので、前身頃を展開可能とし、かつ前身頃と後見頃を容易に係止および係止解除可能に構成することにより、衣類の着脱を安全かつスムースに行える新規な介護用衣服を提供するべく開発されたものである。
しかし、入院患者の内でもとくに動けない病人、安静を必要とするため動かすことのできない病人等の場合は、安全を保ちながら衣類の着脱を行う作業は困難で、人手や労力を必要とし、時間のかかるものであった。とりわけ身体が硬直し、腕の曲げ伸ばしが不自由な病人の場合、袖を通す際に大きな困難を伴い、看護者に大きな負担を掛けるという問題があった。
本発明は以上のような従来からの介護用衣服に関わる課題を解決するために発明されたもので、前身頃を展開可能とし、かつ前身頃と後見頃を容易に係止および係止解除可能に構成することにより、衣類の着脱を安全かつスムースに行える新規な介護用衣服を提供するべく開発されたものである。
課題を解決する手段として本発明は、平面展開可能な衣服にループ紐と結び紐を設け、ループ紐に結び紐を挿通して前身頃と後見頃および袖部を係止可能に設けてその主要部を構成した。
すなわち、衣服の袖と前身頃を平面状に展開可能に形成し、双方の前身頃相互の係止手段を設け、前身頃側部と後見頃側部の対応個所と、袖の対応個所に相互の係止手段を設ける。本発明は以上の構成よりなる介護用衣服である。
すなわち、衣服の袖と前身頃を平面状に展開可能に形成し、双方の前身頃相互の係止手段を設け、前身頃側部と後見頃側部の対応個所と、袖の対応個所に相互の係止手段を設ける。本発明は以上の構成よりなる介護用衣服である。
本発明によれば、平面展開可能な衣服にループ紐と結び紐を設け、ループ紐に結び紐を挿通することにより前身頃と後見頃および袖部を容易に係止し、また結び紐をループ紐から抜き去ることでその係止を容易に解除できるように構成したので、仰臥したままの患者に対する衣服の着脱を簡単に行うことのできる、有用なる介護用衣服を提供することができる。
以下、本発明の一実施例について説明する。
図において、1は半袖パジャマスタイルの衣服本体で、前身頃2と後見頃3は平面展開可能に形成される。前身頃の襟部分に連続して所定幅の布体が衣服下端まで縫着され、この布体の表面と裏面に面ファスナー4の雄片と雌片が各々縫着される。従って、一方の前身頃端を他方の前身頃端に重ね合わせることで、互いの前身頃は係止される。
5はループ紐で、衣服本体の前身頃側部と後見頃側部および袖部側部に複数個が突出して縫着布6によりともに縫着される。このループ紐は前身頃と後見頃に各々対応する位置に設けられる。7〜10は結び紐で、前身頃の脇部と下端側部、袖の脇部と端部に各々その一端が縫着される。11はさらし布で、後見頃から前身頃にかけて衣服本体裏面に縫着される。以上が本発明の一実施例である。
図において、1は半袖パジャマスタイルの衣服本体で、前身頃2と後見頃3は平面展開可能に形成される。前身頃の襟部分に連続して所定幅の布体が衣服下端まで縫着され、この布体の表面と裏面に面ファスナー4の雄片と雌片が各々縫着される。従って、一方の前身頃端を他方の前身頃端に重ね合わせることで、互いの前身頃は係止される。
5はループ紐で、衣服本体の前身頃側部と後見頃側部および袖部側部に複数個が突出して縫着布6によりともに縫着される。このループ紐は前身頃と後見頃に各々対応する位置に設けられる。7〜10は結び紐で、前身頃の脇部と下端側部、袖の脇部と端部に各々その一端が縫着される。11はさらし布で、後見頃から前身頃にかけて衣服本体裏面に縫着される。以上が本発明の一実施例である。
本例を使用するには、まずベッド上に患者を腕を伸ばして仰向けに寝かせ、このとき本発明品を患者の下に広げて敷いておく。次ぎに前身頃を折り返して患者の上体に乗せ、面ファスナーにて双方の前身頃を係止する。結び紐7の端部を持ち、そのすぐ下のループ紐の前身頃に取り付いている部分と後見頃に取り付いている部分の2個所に通し、以下順次隣のループ紐に通していき、結び紐7と8の端部を結び合わせる。また、衣服の袖部も同様にして結び紐をループ紐に通し、結び紐9と10を結び合わせる。
以上の作業にて患者を仰臥させたまま衣服の着用が完了する。
衣服を脱がすときは、結び紐をほどき、結び紐7および9の縫着部近傍をつまんで引くと、ループ紐から各々の結び紐が抜けるので、衣服本体の前身頃と後見頃は分離展開可能となり、患者の体下から抜き取ることができる。
以上の作業にて患者を仰臥させたまま衣服の着用が完了する。
衣服を脱がすときは、結び紐をほどき、結び紐7および9の縫着部近傍をつまんで引くと、ループ紐から各々の結び紐が抜けるので、衣服本体の前身頃と後見頃は分離展開可能となり、患者の体下から抜き取ることができる。
本発明の内容については既述したが、本発明はループ紐に結び紐を挿通して袖および前身頃と後見頃を係止するところにその特長がある。
従来からよく使われている係止手段は、面ファスナーや結び紐である。面ファスナーによる係止は手間もかからず簡便であり、本例でも前身頃相互の係止手段に用いている。
しかし衣服の側部に利用した場合、寝返りなどによりこの係止が外れたとき、面ファスナーの係止面が露出し、皮膚に当たって傷つける恐れがある。
また、結び紐相互による係止手段は安全ではあるが、衣服を止めるときは多数の結び紐を結んだりほどいたりしなければならず、手間と労力が負担となる。他の係止手段としてボタンやスナップがあるが、スナップは外れやすく、いずれも固体が体側に位置して身体への当たりが悪く、介護用衣服には適さない。
しかるに本発明は、ループ紐に結び紐を通し、紐端部を結ぶだけで前身頃と後見頃そして袖部の係止が可能であり、少しの手間で係止ができ、かつ安全である。
係止解除のときも結び目をほどき、結び紐の縫着部近傍を持って引くと、ループ紐から結び紐が簡単に外れるので手間がかからない。
従来からよく使われている係止手段は、面ファスナーや結び紐である。面ファスナーによる係止は手間もかからず簡便であり、本例でも前身頃相互の係止手段に用いている。
しかし衣服の側部に利用した場合、寝返りなどによりこの係止が外れたとき、面ファスナーの係止面が露出し、皮膚に当たって傷つける恐れがある。
また、結び紐相互による係止手段は安全ではあるが、衣服を止めるときは多数の結び紐を結んだりほどいたりしなければならず、手間と労力が負担となる。他の係止手段としてボタンやスナップがあるが、スナップは外れやすく、いずれも固体が体側に位置して身体への当たりが悪く、介護用衣服には適さない。
しかるに本発明は、ループ紐に結び紐を通し、紐端部を結ぶだけで前身頃と後見頃そして袖部の係止が可能であり、少しの手間で係止ができ、かつ安全である。
係止解除のときも結び目をほどき、結び紐の縫着部近傍を持って引くと、ループ紐から結び紐が簡単に外れるので手間がかからない。
なお、実施例で示したように端に結び紐をループ紐に通す以外に、図2にて示すように通した紐をさらに回して通す、つまりループ紐に結び紐が巻き付くように通すことにより、ループ紐に対する結び紐の位置固定がなされ、よりしっかりと係止させることができる。
また、図5にて示すように、前身頃適所にスリット12を並設し、後見頃に設けたループ紐をこのスリットを通して突出させ、この突出部分に結び紐を通す方式としても同様の効果が得られる。なお、実施例ではさらし布を設けているので、患者の汗処理にも有効である。またループ紐は縫着布にて共に縫着されているので、強度的にもしっかりとしたものとなっている。
以上説明したように、本発明は係止とその解除が容易に行うことができるとともに、身体への当たりもソフトで安全であり、体温測定時も係止部分間から体温計の挿入ができて便利なる、有用なる介護用の衣服を得ることができる。
また、図5にて示すように、前身頃適所にスリット12を並設し、後見頃に設けたループ紐をこのスリットを通して突出させ、この突出部分に結び紐を通す方式としても同様の効果が得られる。なお、実施例ではさらし布を設けているので、患者の汗処理にも有効である。またループ紐は縫着布にて共に縫着されているので、強度的にもしっかりとしたものとなっている。
以上説明したように、本発明は係止とその解除が容易に行うことができるとともに、身体への当たりもソフトで安全であり、体温測定時も係止部分間から体温計の挿入ができて便利なる、有用なる介護用の衣服を得ることができる。
1 衣服本体
2 前身頃
3 後見頃
4 面ファスナー
5 ループ紐
6 縫着布
7 結び紐
8 結び紐
9 結び紐
10結び紐
11さらし布
12スリット
2 前身頃
3 後見頃
4 面ファスナー
5 ループ紐
6 縫着布
7 結び紐
8 結び紐
9 結び紐
10結び紐
11さらし布
12スリット
Claims (1)
- 衣服の袖と前身頃を平面状に展開可能に形成し、双方の前身頃相互の係止手段を設け、前身頃側部と後見頃側部の対応個所と、袖の対応個所に相互の係止手段を設けたことを特長とする介護用衣服。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003322246A JP2005060911A (ja) | 2003-08-11 | 2003-08-11 | 介護用衣服 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003322246A JP2005060911A (ja) | 2003-08-11 | 2003-08-11 | 介護用衣服 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005060911A true JP2005060911A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34372685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003322246A Pending JP2005060911A (ja) | 2003-08-11 | 2003-08-11 | 介護用衣服 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005060911A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6352564B1 (ja) * | 2018-02-01 | 2018-07-04 | 淳子 戸田 | 被介護者用寝間着 |
-
2003
- 2003-08-11 JP JP2003322246A patent/JP2005060911A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6352564B1 (ja) * | 2018-02-01 | 2018-07-04 | 淳子 戸田 | 被介護者用寝間着 |
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