JP2005060869A - 耐薬品性防護衣料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多種の有害化学物質に対する耐透過性に優れた耐薬品性防護衣料を提供すること。
【解決手段】 エチレン−ビニルアルコール系共重合体を90質量%以上含む層および融点が160℃以上である樹脂からなる層をそれぞれ少なくとも1層有する樹脂層と、繊維層とが積層され、メタノールに対する破過時間が120分以上である、複合材料を接合して製造される耐薬品性防護衣料。
【選択図】 なし

Description

本発明は耐薬品性防護衣料、さらに詳しくは、酸、アルカリ、有機薬品、その他の気体、液体又は粒子状物の有害化学物質に対する耐性、とりわけ耐薬品透過性に優れた防護衣料に関するものである。
酸、アルカリ、有機薬品、その他の気体、液体又は粒子状の有害化学物質を取り扱う作業において、人体の保護のために着用し、これら有害化学物質等の浸透の防止を目的として使用される化学防護衣料には、作業服の他にフード、手袋、靴等がある。従来、これらの防護衣料としては、例えば布帛にポリプロピレン樹脂からなる微多孔膜を積層したもの、ポリオレフィン樹脂をフラッシュ紡糸した不織布からなるもの、あるいは布帛と不通気性樹脂膜とをラミネートしたものなどが知られている。このうち、ポリプロピレン微多孔膜を用いた防護衣料やポリオレフィンのフラッシュ紡糸不織布からなる防護衣料は、いずれも各種有害薬品に対する耐浸透性が充分でなく、薬品透過による人体への悪影響が避けられないといった問題があった。
また、薬液は浸入しないが汗は発散できるような、散布薬剤の水滴よりも小さい細孔を備えたポリウレタン皮膜など撥水性合成樹脂皮膜を布帛に貼着させた防護服が提案されている(特許文献1参照)が、かかる防護服は気体や液体の有害性物質に対する耐透過性が不十分であった。
さらに、布帛に積層する樹脂層として、エチレン−ビニルアルコール系共重合体かなるフィルムを用いた防護衣料も提案されている(特許文献2および特許文献3参照)。しかしながら、かかる防護衣料は特定の薬品については、ある程度の耐性を示すが、アルコール類などに対する耐性が劣るという問題点が指摘されていた。防護衣料を着用する各種作業において、メタノール等のアルコール類は、例えば薬物の溶剤や分散剤などとして使用されることが少なくなく、化学防護服(防護衣料)の規格であるJIS T8115にも、耐性を有すべき対象薬品類としてアルコール類が挙げられている。
また、防護衣料を製造時、縫製部分より有害薬品が透過しないよう、縫製部分を樹脂でコーティングしたり、縫製に代って熱シールするケースが多いが、コーティングされた縫製部分あるいは熱シール部分にピンホールが生じることが多く、耐薬品透過性や耐水度が著しく損なわれるという欠点があった。すなわち、経済的に有利な熱シール法の適用が困難なケースが多かった。
特開昭60−96267号公報 実開昭62−136319号公報 特表平1−501160号公報
本発明は、このような従来の防護衣料における問題点を解決し、限られた有害化学物質のみならず、アルコール類等に対しても優れた耐透過性を示す耐薬品性防護衣料を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、アルコール類を含む多種の有害化学物質に対する耐透過性に優れた防護衣料を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の構成の複合材料からなる防護衣料が、前記目的に適合し得ること、そして、該複合材料を超音波接合した場合でも、ピンホールの発生しない耐薬品性および耐水度の優れた防護衣料が得られることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、エチレン−ビニルアルコール系共重合体90質量%以上含む層と融点が160℃以上である層をそれぞれ少なくとも1層有する樹脂層と、繊維層とが積層された複合材料を接合してなる、メタノールなどアルコール類を含む多種の有害化学物質に対する耐透過性に優れた耐薬品性防護衣料を提供する。
また、本発明は、複合材料の接合を、超音波接合で行うことにより、耐薬品性および耐水度の優れた防護衣料をより経済的に提供する。
本発明の防護衣料は、気体、液体又は粒子状を問わず、多種の有害化学薬品に対する耐透過性に優れ、また、接合部の耐水性に優れ、防護服として極めて有用なものである。
本発明の防護衣料は、各種作業服、フード、手袋あるいは靴カバーなどを含むものであり、当該防護衣料を構成する樹脂層として、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(以下、「EVOH」と略記する場合がある。)を特定量以上含む層を用いることを要する。
本発明の防護衣料に用いるEVOHは、エチレン−ビニルエステル共重合体をケン化して得られるものであり、そのエチレン単位含有率は20〜60モル%が好ましく、より好ましくは25〜50モル%である。また、酢酸ビニルなどビニルエステル成分のケン化度は90モル%以上が好ましい。
本発明の防護衣料を構成する樹脂層は、EVOHを90質量%以上含む層を少なくとも1層有し、好ましくはEVOHを95質量%以上、さらに好ましくは99質量%以上含む層を少なくとも1層有する。該樹脂層のEVOHを含む層におけるEVOHの含有量が90質量%未満であると、化学物質に対する耐ガス透過性が低下し本発明の目的が達成されない。かかる層には、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどの他の樹脂がブレンドされていてもよいが、他の樹脂のブレンド比率は10質量%未満、もっとも好ましくは1%未満であることがより好ましい。
本発明の防護衣料に用いる樹脂層としては、EVOH100質量%からなるフィルムを少なくとも1層有するものであることが、より多種の化学薬品に対して耐性を発揮できる点からさらに好ましい。
本発明の防護衣料は、EVOHを特定量以上含む樹脂層(以下、「EVOHフィルム(層)」又は「EVOH層」と呼ぶことがある。)と、その少なくとも片面に、160℃以上、好ましくは200℃以上の融点もしくは軟化点(以下、単に「融点」と呼ぶ。)を有する樹脂層をラミネートなどの方法によって積層することを要する。
このような融点の樹脂層をさらに設けることによって、EVOHフィルム層のみでは満足な効果が得られにくいアルコール類に対しても優れた耐性を有する防護衣料とすることができ、さらに複合材料とする際にピンホールが発生し難く、接合部の耐薬品性や耐水度を高く保持することができる。なお、かかる融点の樹脂層は結晶性の樹脂であって、かつ比較的柔軟性のある、芳香族環を含まない樹脂が好ましい。
本発明に用いられる上記の融点160℃以上を有する樹脂としては、ポリプロピレン;ポリビニルアルコール;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン11、ナイロン12などのポリアミド系樹脂;ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体等の塩化ビニリデン系樹脂;さらには、これらを単独で、あるいは、これらの二種以上を複合/ラミネートした樹脂を挙げることができる。これらのうち、ポリプロピレン、ポリアミド系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂が特に好ましく、とりわけ、ポリ塩化ビニリデンがコーティングされたナイロン6フィルム(K−コートナイロンフィルム)が最も好適に用いることができる。
この融点160℃以上の樹脂からなる層は、タテ方向およびヨコ方向における引張弾性率がそれぞれ10〜350kgf/mm2、好ましくは100〜200kgf/mm2であること、また、EVOHフィルム層と融点160℃以上の樹脂からなるフィルム層が積層された後のタテ方向およびヨコ方向における引張弾性率は、それぞれ30〜200kgf/mm2、好ましくは50〜150kgf/mm2であることが有利である。かかる引張弾性率であると、超音波などでシールした時、ピンホールが発生し難く、また、接合部の耐薬品性や耐水度を高く保持することができる。なお、上記の引張弾性率が350kgf/mm2を上回る硬い樹脂は、熱シール時に防護衣料用複合材料のシール部がエッジ切れを起こし、耐薬品性や耐水度を低下させる場合がある。
ここで引張弾性率は試料片:タイプ2、試料幅:1cm、つかみ間隔:10cm、引張速度:0.5cm/min、試験機:定速伸長形の条件下、JIS K7127を準用し、チャートより接線弾性率を求め、その弾性率を引張弾性率とした。
本発明の防護衣料に用いる複合材料において、EVOHを特定量以上含むフィルムは、無延伸フィルムあるいは一軸または二軸に延伸された延伸フィルムを用いることができるが、本発明の複合材料の接合性の観点からは、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、変性ポリエチレンなどの他の柔軟な樹脂との共押し出しフィルムを用いてもよい。
特に、EVOH100%のフィルムは硬く破れやすいので、EVOH層の両側にいわゆる保護層および接着剤層としての低密度ポリエチレン層などの他の柔軟な樹脂層を配することが好ましい。また、低密度ポリエチレン層などの柔軟な樹脂層は、(熱)シール性が良好なため、本発明の防護衣料を超音波シール等によって作製する上で好都合である。
EVOH層と低密度ポリエチレン層など他の柔軟な樹脂層との積層方法は特に限定されず、上記の共押出しラミネートでもよいし、接着剤によるラミネートでもよいが、共押出しラミネートが風合のよい積層フィルムが得られ、また、経済面でも有利である。
EVOHフィルムは、2層以上が低密度ポリエチレン層など柔軟な樹脂層でラミネートされてもよく、また、EVOHフィルムに2種以上の柔軟な樹脂層がラミネートされてもよい。
EVOHを含む層あるいはEVOHを含む層と低密度ポリエチレン層など他の柔軟な樹脂層との積層フィルムと、160℃以上の融点を有する樹脂からなる層との接合方法としては、熱あるいは接着剤などによる接合が挙げられる。この際、柔軟な複合材料を得るために5〜30g/m2程度の範囲内で、スプレー状あるいは粉末状に塗布されたホットメルト樹脂などで接着するのが有利である。また、接着面積率が5〜35%程度である超音波接合や熱エンボス接合も使用可能である。
本発明に用いられるEVOHフィルムの総厚みは5〜200μmが好適である。総厚みが5μm未満では充分な耐化学物質性が得られにくく、逆に200μmを超えると不経済である上、複合材料が固くなり着用感が低下することがある。
EVOHフィルムにラミネートされる他の柔軟な樹脂層の総厚みは5〜200μmが好ましく、より好ましくは10〜100μmである。この総厚みが5μm未満ではフィルム強度の向上や充分な耐化学物質性や耐水度が発揮されにくく、一方、200μmを超えると複合材料が固くなり着用感が低下することがある。なお、ここでいう総厚みとは低密度ポリエチレン層など他の柔軟な樹脂層を積層し、あるいはEVOHフィルムが低密度ポリエチレン層などを介して多層用いられた場合、各層の厚みの合計である。
また、本発明に用いられる160℃以上の融点を有する樹脂からなる層の厚みは5〜150μmが好適である。厚みが5μm未満では工程通過性が悪く、目的とする複合材料が得られない場合があり、逆に150μmを超えると風合いが硬くなったり、コスト的に不利になる。
さらに、EVOHを含む層あるいはEVOHを含む層と低密度ポリエチレン層など他の柔軟な樹脂層との積層フィルムと、160℃以上の融点を有する樹脂からなる層を有する樹脂層の積層物の総厚みは30〜300μmが好適である。総厚みが30μm未満では目的とする耐薬品性や耐水性が得られない場合があり、逆に300μmを超えると風合いが悪くなり、着用感が低下する。
このようにして得られたEVOHを含む層あるいはEVOHを含む層と低密度ポリエチレン層など他の柔軟な樹脂層との積層フィルムと、160℃以上の融点を有する樹脂からなる層をそれぞれ少なくとも1層有する樹脂層との積層物(すなわち、EVOHを90質量%以上含む層と160℃以上の融点を有する樹脂からなる層をそれぞれ少なくとも1層有する樹脂層)は、強度や着用感などを向上させるため、繊維層と積層することで本発明の複合材料を得る。
本発明に用いる繊維層としては、各種織物、編物等の布帛、不織布が用いられる。布帛にフィルムが積層されていても差し支えないし、耐化学物質性を二重に確保する上ではむしろ好ましいことである。不織布としてはスパンレース不織布、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンボンド不織布とメルトブローン不織布との積層体、スパンボンド不織布とフィルムとの積層体などが用いられる。
布帛の目付は、10〜300g/m2程度のものが採用される。この目付が10g/m2未満では充分な強力がなく、300g/m2を超えると着用感を低減させる傾向がある。布帛の材質はポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、レーヨン、綿、羊毛などの繊維、あるいはこれらの混合物が用いられる。
EVOHを含む層と160℃以上の融点を有する樹脂からなる層をそれぞれ少なくとも1層有する樹脂層と繊維層の接合方法としては、熱あるいは接着剤などによる接合が挙げられる。この際、得られる複合材料の風合を低下させないために3〜50g/m2程度の範囲内で、スプレー状あるいは粉末状に塗布されたホットメルト樹脂などで接着するのが有利である。また、接着面積率が5〜30%程度である超音波接合や熱エンボス接合も使用可能である。
このようにして得られた複合材料は、好ましくは樹脂層側が表側、すなわち身体より遠い側となるように、防護服などの防護衣料に加工される。
本発明において、ミシン等を用いて縫製する場合は縫目の間やミシンの針穴を通して化学物質が透過するので、この部分をテープ等で目止めする必要がある。したがって、本発明では、熱や超音波あるいは接着剤などを用いた接合が経済的な面から好ましく、なかでも、超音波ミシンによる連続的な接合は効率的な作業が可能な点から特に好ましい。
接合は、繊維層が設けられていない樹脂層側の面同士を重ね合わせて行うことが化学薬品の透過を防ぎ、耐水度の低下を防ぐ上で好ましい。樹脂層面と繊維層面と重ね合わせた接合や繊維層面同士の接合では、接合面に微細なすき間ができやすく、そのすき間を通して化学薬品や水が透過する確率が高くなる。
また、複合材料の構成としては、EVOH層の両面に変性ポリエチレン等の変性ポリオレフィンを介して低密度ポリエチレン層を配置し、一方の側の低密度ポリエチレン層の上に接着剤を介して融点160℃以上の樹脂層を設け、さらにその上に接着剤を介して繊維層を設け、繊維層が設けられなかった他方の側の低密度ポリエチレン層面同士を合わせて接合することが好ましい。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によって何ら限定されるものではない。
なお、各例における耐薬品透過性は、以下に示す方法に従って評価した。
<耐薬品透過性>
JIS T 8115:1998に準拠して耐薬品透過性を評価した。
まずテストセルの中間に試験片を装着し、試験片に対して上方セル隔室と下方セル隔室の二つの隔室を作った。次に上方セル隔室に試験液を規定量流入させ、試験片を透過した気体又は液体を上下セル隔室から採取する。試験液を上方セル隔室に入れた時点から経時的に採取濃度をグラフ化し破過時間と透過質量を求め、下記の等級に従って耐透過性を評価した。
耐透過性
等級 破過時間(分)
6 480以上
5 240以上
4 120以上
3 60以上
2 30以上
1 10以上
エチレン−ビニルアルコール系共重合体(クラレ社製、「エバール」、銘柄F101、エチレン共重合比率32モル%、融点183℃)を中心層とし、両サイドに低密度ポリエチレン層、EVOH層と低密度ポリエチレン層の間にそれぞれ変性ポリエチレン(三井化学社製「アドマー」)の層を配置して共押出しを行い、総厚み50μmの5層の積層フィルムを得た。なお、EVOH層の厚みは14μm、両サイドの低密度ポリエチレン層の厚みはそれぞれ14μm、中間の変性ポリエチレン層の厚みはそれぞれ4μmとなるように押出し条件を調整した。また、該積層フィルムの片面にはコロナ処理を施した。
次に、融点215℃、タテ方向における引張弾性率が208kgf/mm2、ヨコ方向における引張弾性率が188kgf/mm2であるナイロン6フィルム(融点215℃、厚み15μm)にポリ塩化ビニリデンを4μmの厚みでコーティングし、タテ方向における引張弾性率が200kgf/mm2、ヨコ方向における引張弾性率が178kgf/mm2である厚み19μmを有するフィルム(K−コートナイロンフィルム)を上記5層積層フィルムのコロナ処理面上にK−コートナイロンフィルム側を合わせて、エステル系接着剤(大日本インキ化学工業社製)を用いてドライラミネートし、多層フィルムを得た。この多層フィルムのタテ方向における引張弾性率は69kgf/mm2、ヨコ方向における引張弾性率は53kgf/mm2であった。
さらに、目付70g/m2、帯電防止加工された灰色のポリプロピレンスパンボンド不織布(出光ユニテック社製)を用意し、上記多層フィルムのナイロンフィルム側に、EVA系ホットメルトレジン(東京インキ社製)を用いメルトブロー方式により接着し、複合材料を得た。
この複合材料を用いて低密度ポリエチレンフィルムが外側となるようにしてワンピース形(カバーオール形)化学防護服を製造した。防護服各部の接合は、低密度ポリエチレンフィルム側の面同士を重ね合わせて超音波ミシンにより行った。
なお、化学防護服のファスナー部分は、化学物質の滲入がないように本発明の複合材料片で覆い、該複合材料片は複合材料生地に片側を接合し、さらに他の開放側は両面接着テープで生地にとめた。
得られた化学防護服は接合部における引張強さ(JIS L1093準拠、グラブ法にて測定)は94Nと充分であり、風合も良く、接合部も含めた透過性試験ではメタノール、クロロホルム、アセトニトリル、アセトン、酢酸エチル、ジエチルアミン、ジクロロメタン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラクロロエチレン、テトラヒドロフラン、トルエン、キシレン、ニトロベンゼン、二硫化炭素、ノルマルヘキサンなど広範な薬品に対して前述の5等級以上の耐透過性を示した。
また、接合部の樹脂フィルム側から加圧し、JIS L1092低水圧法(静水圧法)によって接合部の耐水度を測定したところ、200cm以上であった。
一方、JIS T8115附属書2に示されている方法に準拠して耐浸透性を測定したところ、50質量%水酸化ナトリウム水溶液、30質量%塩化カルシウム水溶液および93.1質量%硫酸溶液に対しても浸透が全く認められなかった。
比較例1
K−コートナイロンフィルムをラミネートしなかったこと以外は実施例1と同様にして複合材料を得た。すなわち、5層フィルムとポリプロピレンスパンボンド不織布からなる複合材料で防護衣料を作製した。
得られた防護衣料の接合部の耐水度は50cm以下であり、メタノールに対する破過時間は60分(3等級)以下であった。
実施例1で得られた5層フィルムの上にK−コートナイロンフィルムがラミネートされた多層フィルムを準備した。
次に、1.7dTexのレーヨン繊維60質量%と芯がポリプロピレン、鞘がポリエチレンからなる2.2dTexの複合繊維40質量%からなるクロスレイドウェブを製造し、高圧水流(最高圧力6.9MPa)によって絡合させたのち、アクリル系バインダーによって黄色の顔料を付与し、次いで乾燥熱処理し、目付65g/m2、タテ、ヨコ強力がそれぞれ75N/5cm、55N/5cm、厚み0.50mmのスパンレース不織布を得た。
このようにして得られた多層フィルムとスパンレース不織布とを、実施例1と同様にして多層フィルムのK−コートナイロン側とスパンレース不織布とを接着して複合材料を得た。この複合材料の低密度ポリエチレン側の面同士を重ね合わせて、超音波ミシンによって接合し、実施例1と同様の方法で化学防護服を製造した。得られた化学防護服は実施例1と同様、優れた風合と耐水度および耐化学薬品透過性を示した。
比較例2
実施例2においてEVOHフィルムの代わりにナイロン6フィルムを用いたこと以外は、実施例2と同様に化学防護服を製造した。得られた化学防護服はジクロロメタン及びトルエンに対して、それぞれ2等級の破過時間しか示さなかった。
実施例1において、K−コートナイロンフィルムの代わりに両面がコロナ処理され、かつ延伸された厚み20μmを有するポリプロピレンフィルムを用いたこと以外は同様に防護衣料を得た。
用いたポリプロピレンの融点は164℃であり、引張弾性率はタテ方向が337kgf/mm2、ヨコ方向が213kgf/mm2であった。また、積層後の多層フィルムの引張弾性率はタテ方向が110kgf/mm2、ヨコ方向が82kgf/mm2であった。
得られた防護衣料は、耐水度149cmを有し、メタノールに対しては4等級(破過時間120分以上)の耐透過性を示し、実施例1で示されたその他の薬品に対しても5等級以上の耐薬品性を示した。
実施例1で得られた5層のフィルムとK−コートナイロンフィルムとからなる多層フィルムと目付50g/m2のナイロンスパンボンド不織布(ユニチカ社製)との間に厚み25μmの溶融したエチレン−酢酸ビニル系樹脂を連続的に押出しながら両者を貼り合わせて複合材料を得た。
得られた複合材料の(外側)フィルム面同士を向かい合わせて接合し、5本指の手袋を作製した。超音波シールの幅は3mmとし、指の周辺部をシールした。シール後、手袋を裏返し、フィルムを外側、ナイロンスパンボンド不織布を内側とした。
得られた手袋を切り開き、接合部の耐水度を測定したところ、200cm以上であった。また実施例1と同様優れた耐薬品性を示した。
比較例3
実施例1において、K−コートナイロンフィルムを用いる代わりに2軸延伸された厚み20μm、タテ方向における引張弾性率が409kg/mm2、ヨコ方向における引張弾性率が335kg/mm2であるポリエチレンテレフタレートフィルム(融点263℃)を用いたこと以外は同様にして防護衣料を得た。
得られた防護服のメタノールに対する耐透過性は、2等級(破過時間30分)であった。また、接合部における耐水度は45cmであった。

Claims (9)

  1. エチレン−ビニルアルコール系共重合体を90質量%以上含む層および融点が160℃以上である樹脂からなる層をそれぞれ少なくとも1層有する樹脂層と、繊維層とが積層され、メタノールに対する破過時間が120分以上である、複合材料を接合してなる耐薬品性防護衣料。
  2. 融点が160℃以上の樹脂からなる層のタテ方向およびヨコ方向における引張弾性率がそれぞれ10〜350kgf/mm2である請求項1記載の耐薬品性防護衣料。
  3. エチレン−ビニルアルコール系共重合体を90質量%以上含む層の両側に他の柔軟な樹脂層を配したものである請求項1または2記載の耐薬品性防護衣料。
  4. 樹脂層が、エチレン−ビニルアルコール系共重合体を90質量%以上含む層またはその両側に他の柔軟な樹脂層を配した多層フィルムの片面に融点が160℃以上である樹脂からなる層が設けられた積層フィルムである請求項1〜3のいずれかに記載の耐薬品性防護衣料。
  5. 融点が160℃以上である樹脂が、ポリアミド系樹脂及び/又はポリ塩化ビニリデン系樹脂である請求項1〜4のいずれかに記載の耐薬品性防護衣料。
  6. 繊維層が、不織布である請求項1〜5のいずれかに記載の耐薬品性防護衣料。
  7. 複合材料が、超音波接合により接合されたものである請求項1〜6のいずれかに記載の耐薬品性防護衣料。
  8. 接合部における耐水度が100cm以上である請求項7記載の耐薬品性防護衣料。
  9. 複合材料が、樹脂層面同士を重ね合わせて接合されたものである請求項1〜8のいずれかに記載の耐薬品性防護衣料。

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