JP2005060864A - 丸編み機での編目編成方法およびその方法により編成された靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】
丸編み機により、靴下の口ゴム部、レッグ部、甲部、かかと部、足底部及びつま先部の各部分内に、平編み・高パイル編み・低パイル編みの3種類の編組織を任意のパターンで分布させ、編み生地の薄い部分と厚い部分を作る。着用感が優れたクッション効果のある靴下を編む。
【解決手段】
1つのシンカー溝101に、高低両パイルシンカー20L,20Sと両パイルシンカー間に位置して両者の癒着を防止する固定シンカー40を挿入する。編み針10でパイル糸50と地糸55を引き込む際、高パイルシンカー20Lが作用すると、その高パイル爪27Lにパイル糸50が乗り、高パイルを形成する。低パイルシンカー20Sのみが作用すると、その低パイル爪27Sにパイル糸50が乗り、低パイルを形成する。高低両パイルシンカーが前進しないとき、パイル糸50は高低いずれのパイル爪27L,27Sにも乗らず、地糸55と共に前記両パイル爪27L,27Sよりも低い位置にある小爪28に乗り、平編みを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、往復運動する編み針間にシンカーを出入りさせてパイル編地を形成する丸編み機、靴下丸編み機での編目編成方法、および、その方法により編成された靴下に関するものである。
従来、丸編み機、靴下丸編み機において、パイル編みを形成するに当っては、編み針間にパイル爪を備えたシンカーを出入りさせ、その出入りの距離により編み糸(パイル糸)をパイル爪に乗せたり、乗せなかったりして、パイル編みと平編みを形成していた。この方法では、パイルの大きさ(パイルの高さ)は一種類しか出来ない。
一方、パイルの大きさを2種類、すなわち、高パイルと低パイルを同一の編地内に形成する技術として、従来、特許文献1が知られている。
特開昭50−76369号公報
上記特許文献1に開示された方法は、その特許請求の範囲に記載されているように、「・・・高低2種のパイル糸係止部を構成したパイルシンカーを用い、パイルのループを大とするときは高位のパイル糸係止部にパイル糸を係止し、パイルのループを小とするときは低位のパイル糸係止部にパイル糸を係止することによって、長短2種のパイルを任意に構成する。」ようにしたものである。すなわち、1枚のパイルシンカーに高低2種の糸の係り部を設けたものである。
しかしながら、この方法は、シンカーの押し込み量によってパイル糸を高位や低位の係止部に乗せ、高低のパイルを選別して編成するものであり、押し込み時のパイルシンカーの慣性によって、低位の押し込みでも高位の係止部まで出てしまう欠点がある。また、その選別方法は、シンカーバットの高低2種類で行っているため、高低のパイル分布はシンカーバットの長短の配列によって決まる。そのために、パイル分布を変更するには、シンカーバットの長短の配列を変更するための、段取り変えのロスが発生する。また、靴下の縦方向(ウエール方向)では高位か低位かいずれかに決まり(同一のウエールには長短いずれかのシンカーバットのついたシンカーが入る)、同じウエール上に高低2種類のパイルの表出ができない。
また、高低2種類、すなわち、2枚のパイルシンカーを用いて、高パイルと低パイルを同一の編地内に分布形成する技術として、従来、特許文献2が知られている。
特開平10−131005号公報
特許文献2に開示された方法は、その特許請求の範囲の請求項2に記載されているように、「・・高さが異なる少なくとも2枚のシンカー(12,22)がコース方向(37)において左右隣合うニードル(11)とニードル(21)の間に出没自在に装着されており、そのパイル係脱部(14)の高さが異なる少なくとも2枚のシンカー(12,22)がコース方向(37)において左右隣合うニードル(11)とニードル(21)の間に選択的に出没駆動するシンカー選択駆動装置を有する。」ようにしたものである。
しかしながら、この方法では、ニードル間に通常設けられるシンカーを装着するための一列のシンカー溝に、2枚のシンカーを装着することになり、高さの異なる2枚のシンカーを選択的に出没駆動できない。すなわち、1枚のシンカーを出没駆動した場合、もう1枚が癒着して一緒に出没する。ニードル間に2列のシンカー溝を設け、個々のシンカー溝に1枚ずつ高さの異なるシンカーを装着する方法も考えられるが、この方法では、狭いニードル間のスペースに溝を2列切削加工する必要があり、溝の壁が薄くなって実用的な強度が得られなくなる欠点があるが、この方法は特許文献2には開示されていない。
また、特許文献2の請求項3では、「・・配列されて隣合うニードルの1本または数本おきに交互にバット29の高さ或いは地糸係脱部やパイル係脱部の背部32,33,42,43の形の異なるシンカーが配列されており、それらのバット29の高さ或いは地糸係脱部やパイル係脱部の背部32,33,42,43の形の相異を探知してシンカー(12,22)をニードル(11,21)の間に向けて選択的に出没駆動するシンカー選択駆動装置を有することを特徴とする緯編機。」となっている。
この方法は、シンカーの選択駆動をバットの高さや地糸とパイルの係脱部の背部の形によりシンカーの出没を選択している。この方法では、バットの高さ(通常2種類)及び係脱部の背部の形(4種類)の種類が限定され、パイル分布の形に制限があるのみならず、パイルの分布領域を替えるには、高さの異なるシンカーの配列を変える必要があり、パイル分布領域変更の都度段取り替えが発生し、生産性が悪い。
本発明は、このような欠点を解消することを目的とするものであって、編み針間に1列のシンカー溝が備えられており、その1列のシンカー溝に高パイルシンカーと低パイルシンカーとを装着し、両シンカーが癒着せずに各々が単独で出入り駆動され、その出入り駆動によって形成される高パイルと低パイルの編み組織分布が任意のパターンに形成出来るようにする。編み針間は狭い領域のため、2列以上の溝を作ると溝の壁が薄くなって壁の強度が低下し、編み機の回転によってシンカーが出入りする際にかかる衝撃力に耐えられない。そのために、シンカー溝は、編み針間にせいぜい1列設けるのが実用上の限界である。
したがって、高パイルと低パイル2種類のシンカーを1列の同じシンカー溝に装着する。高パイルと低パイルを選別して、編み生地に分布させるには、この2種類のシンカーが癒着せずに各々単独に動く必要がある。また、従来技術では、パイル分布がシンカーの形状によって限定され、分布を任意のパターンにするには、シンカー配列の並び替えのような段取り替えが発生し、多品種少量生産に対応できず、生産性が極端に悪い。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであって、その第1の目的は、同一編み生地の中に平編み、高パイル編みそして低パイル編みの3種類の編み組織を任意のパターンで分布させることである。低パイルの中に高パイルを分布させたり、平編みの中に低パイルや高パイルを分布させることにある。
また、本発明の第2の目的は、シンカー溝の壁の強度を低下させず、現在の編機の構造すなわち編み針間に1列のシンカー溝を有する構造を変えることなく第1の目的を達成することである。
また、本発明の第3の目的は、高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sを同一のシンカー溝内に挿入して、しかも各々が癒着せずに単独に動作できるようにすることである。
また、本発明の第4の目的は、平編み、高パイル編み及び低パイル編みの編み組織分布を替えるのにシンカーの配列の段取り替えロスを発生させないことにある。
さらに、本発明の第5の目的は、高パイル編みと低パイル編みを選別して任意の編み組織に分布させるだけでなく、一括して編地全体を高パイル編みや低パイル編みにもできるようにすることである。
そして、本発明の第6の目的は、従来の丸編機によって作られるフロート編み、タック編み等の編み組織とスパイラルメッシュやカットボス柄をそのまま編成できるパイル編み方法とすることである。
第1の目的を達成するために、本発明では、高パイルを形成するための高パイル爪27Lを有する高パイルシンカー20Lと、前記高パイル爪27Lよりも低い位置にあって低パイルを形成するための低パイル爪27Sを有する低パイルシンカー20Sとを用い、高低両パイルシンカー20L,20Sには前記高低両パイル爪27L,27Sよりもさらに低い位置に小爪28を形成し、編み針10によりパイル糸50と地糸55を引き込む場合において、前記高パイルシンカー20Lの高パイル爪27Lにパイル糸50を乗せることによって高パイルを、前記低パイルシンカー20Sの低パイル爪27Sにパイル糸50を乗せることによって低パイルを、さらに、高低両パイルシンカー20L,20Sに形成されている前記小爪28に地糸55と共にパイル糸50を乗せることによって平編みを形成するようにしたものである。
すなわち、高パイル爪27Lを有する高パイルシンカー20Lと、それよりも低い位置にある低パイル爪27Sを有する低パイルシンカー20Sを用い、それぞれのシンカーには前記高低両パイル爪27L,27Sよりもさらに低い位置に小爪28を形成してある。高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sを編み針間で出入りさせる。
高パイルシンカー20Lが編み針10方向に出ると、高パイル爪27Lにパイル糸50が乗り、高いパイル編みが編成される。
低パイルシンカー20Sが編み針10方向に出ると、低パイル爪27Sにパイル糸50が乗り、低いパイル編みが編成される。
高低両パイルシンカー20L,20Sともに出る動作をしないときは、パイル糸50は高低いずれのパイル爪27L,27Sにも乗らず、高低両パイルシンカー20L,20Sに形成されている前記小爪28に地糸55と共に乗るから、平編みが編成される。
第2、第3の目的を達成するために、本発明では、丸編み機の1つのシンカー溝に、高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sと高低両パイルシンカー20L,20S間に位置して高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sが癒着せずに単独で動作できるように両パイルシンカー20L,20Sを分離するための固定シンカー40とを挿入してある。すなわち、丸編み機の同一のシンカー溝に高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sを挿入し、さらに、前記両シンカー20L,20Sの間に固定シンカー40を入れる。
固定シンカー40には、シンカー溝内でそれを固定するための固定バット41が形成されている。この固定バット41により、高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sはお互いに接触せず分離されるため、一方の動きによって他方が追随して動くことがない。
固定シンカー40は、薄い鋼板(厚さ0.15〜0.25mm程度)で製作したため、シンカー溝の壁の強度を落すほどには溝幅を広くしなくてもよい。これにより、従来の編み機の構造、すなわち、編み針間に1列のシンカー溝を切削加工する構造で済むため、編み機の大幅な設計変更を行わずに目的を達成できる。
第4の目的を達成するため、本発明では、高パイルシンカー20L、低パイルシンカー20Sそれぞれに、高さ方向において同じ位置にセレクトバット21〜24が形成され、各セレクトバット21〜24の選別駆動はアクチェーター70を用いた電子信号によって行うようにしてある。すなわち、高低両パイルシンカー20L,20Sには、その後方にシンカーを選別動作するためのセレクトバット21,22,23,24が1段ずつ付いている。高低それぞれのパイルシンカー20L,20Sには、1段目にセレクトバット21が付いたパイルシンカー、2段目にセレクトバット22が付いたパイルシンカー、3段目にセレクトバット23が付いたパイルシンカー、そして、4段目にセレクトバット24が付いたパイルシンカーがある。
このセレクトバット21,22,23,24は、それぞれに対応した電子信号で制御駆動されるピエゾ素子アクチェーター70のヘッド71,72,73,74によって選別作用を受けて、高低パイルシンカー20L,20Sは前進動作をする。この前進動作によって、パイル糸50が高パイルシンカー20Lの高パイル爪27Lに乗ったり、低パイルシンカー20Sの低パイル爪27Sに乗ることになり、高パイルの編目や低パイルの編目を編成することができる。
セレクトバット21,22、23、24は電子信号の制御によるため、パイルの分布を変えるのにシンカーの配列を変更する必要がない。本発明のセレクトバットの段数によるシンカーの配列は、シンカー溝の1列目に1段目、2列目に2段目、3列目に3段目そして4列目に4段目のセレクトバットの付いたパイルシンカーが挿入配列されており、パイルの分布を変えるたびにその配列を変える必要がない。
第5の目的を達成するため、本発明では、高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sに、パイルシンカーを一括して動作させるための押し羽根61〜64を設け、その押し羽根61〜64がパイルシンカーの種類ごとに一括してその後方を押すようにしてある。すなわち、高低のパイルシンカー20L,20Sの後方にパイルシンカーを一括して動作させるための押し羽根61,62,63,64を設けて、その押し羽根がパイルシンカーの後方を押すことによって、パイルシンカーの種類ごとに一括した前進動作を行わせるようにした。
第6の目的を達成するため、本発明では、高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sのいずれかに、高さ方向において異なる位置にセレクトバット21〜24を形成し、各セレクトバット21〜24の選別駆動はアクチェーター70を用いた電子信号によって行うようにしてある。すなわち、編み針10の選針による編み組織や柄の編成に影響を与えず、高低パイル編みのセレクト(選別)ができる高低パイルシンカーのセレクト方法としてある。そして、高低のパイルシンカー20L,20Sそのものにセレクトバット21,22,23,24が設けられ、シンカー専用のアクチェーター70により選別可能ならしめてある。
以下、本発明の概要をより具体的に説明する。
図1に、編み針10の間にあるシンカー溝101に挿入される低パイルシンカー20Sと固定シンカー40と高パイルシンカー20Lとをしめす。なお、編み針10の間にあるシンカー溝101についてな、図示を省略してある。
図1(a)は、編み針10に対して高低両方のパイルシンカー20L,20Sが後退した状態を示す。編み針10は編み針シリンダー90の回転(矢印A)に従って、編み針10の針バット11にステッチカム80が作用して編み針10を下降(矢印B)させる。そのとき、パイル糸50と地糸55は針フック12に給糸されている。高パイルシンカー20Lのセレクトバット21がアクチェーター70のヘッド71によって矢印C方向に押される。
図1(b)は、編み針10がステッチカム80のボトム81に達した状態を示している。同時に高パイルシンカー20Lは、矢印C方向に前進し、パイル糸50は高パイル爪27Lに乗る。低パイルシンカー20Sは第2押し羽根62(図2に示す)によって押され、同様に矢印D方向に前進するが、高パイルシンカー20Lも前進しているため、パイル糸50は高パイル爪27Lに乗り、低パイルシンカー20Sには影響されない。地糸55はその給糸位置が高低両方のパイル爪27L,27Sより下方にあるため、小爪28に乗り、保持編目としての通常の平編みを作る。このとき、低パイルシンカー20Sは前進させずに後退位置にあってもよい。固定シンカー40は固定バット41によってシンカーベット100(図6に示す)に固定され、前後に動かない。そのため、高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sは完全に分離され、各々単独に動作することができる。
図2は、パイルシンカーのセレクト(選別)の状態を示す側面図である。図2(a)は、編み針10がパイル糸50と地糸55を引き込んで下降(矢印B)したとき、第2押し羽根62とアクチェーター70のヘッド71が不作用位置にあって、低パイルシンカー20Sと高パイルシンカー20Lともに後退したままの状態を示す。この場合には、パイル糸50と地糸55ともにシンカーの小爪28に乗り、パイルは形成されず平編みとなる。
図2(b)は、低パイルシンカー20Sが第2押し羽根62の作用を受けて前進した状態を示す。この場合には、パイル糸50は低パイル爪27Sの上に乗り、低パイルが形成される。
なお、パイルシンカー20Lに切欠部27Lを設けておくと、押し羽根62の作用を受けない。
図2(c)は高パイルシンカー20Lがアクチェーター70のヘッド71の作用を受けて前進(矢印C)した状態を示す。この場合には、パイル糸50は高パイル爪27Lに乗り、高パイルが形成される。このとき、低パイルシンカー20Sは後退位置でも、前進位置でも、高パイル形成には影響しない。いずれの場合でも、地糸55は小爪28に乗り、保持編目を作る。
図2に示すように、セレクトバット21,22,23,24は高パイルシンカー20Lに設定し、低パイルシンカー20Sはセレクトバット無しにし、同一シンカースリットに挿入される。逆の設定も可能である。すなわち、高パイルシンカー20Lをセレクトバット無しにし、低パイルシンカー20Sにセレクトバットを設定する。たとえば、靴下の甲側と足底側でその設定を逆にすることにより、高パイルのセレクト分布、低パイルのセレクト分布を甲側と足底側で分けることができる。
以上述べたように、本発明では、パイルループを形成する高さの異なるシンカー、すなわち高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sを同一のシンカー溝101(図6に示す)に挿入し、両方のパイルシンカーの間に固定シンカー40を挿入して、高低両パイルシンカー20L,20Sを分離した構造とし、高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20S各々が単独に動作できるようにした。また、高パイルシンカー20Lまたは低パイルシンカー20Sは、その後方部分に設けられたセレクトバット21,22,23,24によって選別動作され、同一編地内に平編み、低パイル編み及び高パイル編み組織を任意に分布させることができる。
さらに、本発明においては、高低両パイルシンカー20L,20Sの後方に、第1の押し羽根61、第2の押し羽根62、第3の押し羽根63及び第4の押し羽根64を設けて、それぞれの押し羽根が矢印D方向に作用することにより、高パイルシンカー20Lのみの一括動作や、低パイルシンカー20Sのみの一括動作、さらに、高低両パイルシンカー20L,20Sの一括動作ができるようにしてある。
一方、本発明においては、靴下を編成するに当って、丸編み機として靴下丸編み機を用い、足底部、つま先部、かかと部、土踏まず部等靴下の個々の部位ごとに対応して、平編み・高パイル編み・低パイル編みの3種類の編組織からなる編目を編成するようにしてある。これにより、極めて簡単に靴下の個々の部位に対応して、同一編み生地の中に平編み、高パイル編みそして低パイル編みの3種類の編み組織や、低パイルの中に高パイルを、また、平編みの中に低パイルや高パイルを編成することができる。
また、本発明においては、足底部、つま先部、かかと部、土踏まず部等靴下の個々の部位ごとに対応して、平編み・高パイル編み・低パイル編みの3種類の編組織からなる編目を編成することにより、同一編み生地の中に平編み・高パイル編み・低パイル編みの3種類の編み組織が編成された靴下や、低パイルの中に高パイルが、また、平編みの中に低パイルや高パイルが編成された靴下を提供することができる。
請求項1記載の発明によれば、同一編み生地の中に平編み、高パイル編みそして低パイル編みの3種類の編み組織を任意のパターンで分布させることができるのみならず、低パイルの中に高パイルを分布させたり、平編みの中に低パイルや高パイルを分布させることができる。
請求項2記載の発明によれば、シンカー溝の壁の強度を低下させず、現在の編機の構造すなわち編み針間に1列のシンカー溝を有する構造を変える必要がないという利点を有する。また、同一のシンカー溝内に挿入されている高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sとが癒着せずに、単独で動作させることができる。
請求項3記載に発明によれば、平編み、高パイル編み及び低パイル編みの編み組織分布を替えるに当って、シンカーの配列の段取り替えロスがを発生しないという利点がある。
請求項4記載の発明によれば、高パイル編みと低パイル編みを選別して任意の編み組織に分布させるだけでなく、一括して編地全体を高パイル編みや低パイル編みにもできるという利点がある。
請求項5記載の発明によれば、従来の丸編機によって作られるフロート編み、タック編み等の編み組織とスパイラルメッシュやカットボス柄はそのままで、パイル編みを編成することができる。
請求項6記載の発明によれば、極めて簡単に靴下の個々の部位に対応して、同一編み生地の中に平編み、高パイル編みそして低パイル編みの3種類の編み組織や、低パイルの中に高パイルを、また、平編みの中に低パイルや高パイルを編成することができるという利点を有する。
請求項7記載の発明によれば、同一編み生地の中に平編み・高パイル編み・低パイル編みの3種類の編み組織が編成された靴下や、低パイルの中に高パイルが、また、平編みの中に低パイルや高パイルが編成された靴下を、極めて簡単に提供できるという効果がある。
本発明の好ましい実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図3は、本発明に用いられるシンカーの一例を示す側面図である。
図3(a)は、靴下丸編機で靴下の足底側に相当する部分にセッティングされるシンカーを示す。同一のシンカー溝101(図6に示す)に挿入される低パイルシンカー20Sと固定シンカー40及び高パイルシンカー20Lの形状を示している。
高パイルシンカー20Lにセレクトバット21を設け、低パイルシンカー20Sはセレクトバット無しの場合を示す。
高低両パイルシンカー20L,20Sには、長バット25Lが付いている。長バット25Lはシンカーキャップ(図示しない)に構成されたシンカーカムによって作用を受け、高低両パイルシンカー20L,20Sを後方に動作させる働きと、第3の押し羽根63の作用を受けて、高低両パイルシンカー20L,20Sを一括前進動作させる働きをする。セレクトバット21,22,23,24は、シリンダー溝101の溝ごとに挿入された高パイルシンカー20Lそれぞれに、1段だけが使用される。
図3(b)は、靴下の甲側に相当する部分にセッティングされるシンカーを示す。同一のシンカー溝101に挿入される高パイルシンカー30Lと固定シンカー40及び低パイルシンカー30Sの形状を示している。低パイルシンカー30Sにはセレクトバット21,22,23,24を設け、高パイルシンカー30Lはセレクトバット無しの場合を示す。
高低両パイルシンカー30L,30Sには、短バット25Sが付いている。
各々のシンカーには、高いパイルを作る高パイルレベルL1、低いパイルを作る低パイルレベルL2,第2の押し羽根レベルL3,長バットレベルL4,短バットレベルL5、シンカーベットレベルL6及びプレンレベルL0の高さの部分が有る。
長バット25L及び短バット25Sは、シンカーキャップ(図示しない)に設けられているシンカーカムにより高低両パイルシンカー20L,30L,20S,30Sを後退させる働きと、パイルシンカーのセレクトに関係なく靴下の足底側または靴下の全周にわたってパイル編み組織を形成させる働きをする。
すなわち長バット25Lに、第3の押し羽根63が作用すると足底全体が高パイルとなり、短バット25Sに、第4の押し羽根64が作用すると靴下の全周が高パイルの編み組織になる。
高低両パイルシンカー20L,30Sをセレクトして高パイル及び低パイルの選別をするときは、各押し羽根は作用外にある。
図4は、本発明に用いられる高パイルシンカー、低パイルシンカーの種類を示す側面図である。
図4(a),(b),(c)及び(d)は、長バット25Lを有する高パイルシンカー20Lを示し、それぞれにセレクトバット21,22,23,24が1段ずつ付いている。
図4(e)は、長バット25Lを有する低パイルシンカー20Sを示し、セレクトバットを欠いたものである。靴下の足底側に相当するシンカー溝101に装着される。すなわち、足底側の1列目のシンカー溝(1列目101)に図4(a)に示す1段目のセレクトバット21の付いた高パイルシンカー20Lと固定シンカー40及び図4(e)に示す低パイルシンカー20Sとが挿入される。固定シンカー40と低パイルシンカー20Sは各シンカー溝に共通に挿入される。
2列目のシンカー溝(2列目101)に図4(b)に示す2段目のセレクトバット22の付いた高パイルシンカー20Lと共通のシンカーが挿入される。
3列目のシンカー溝(3列目101)に図4(c)に示す3段目のセレクトバット23の付いた高パイルシンカー20Lと共通のシンカーが挿入される。
4列目のシンカー溝(4列目101)に図4(d)に示す4段目のセレクトバット24のついた高パイルシンカー20Lと共通のシンカーが挿入される。
5列目からは、以上の繰り返しになる。
図4(f),(g),(h)及び(i)は、短バット25Sを有する低パイルシンカー30Sを示し、それぞれにセレクトバット21,22,23,24が1段ずつ付いている。
図4(J)は、短バット25Sを有する高パイルシンカー30Lを示し、セレクトバットを欠いたものである。靴下の甲側に相当するシンカー溝101に装着される。すなわち、甲側の1列目のシンカー溝に、図4(f)に示す1段目のセレクトバット21のついた低パイルシンカー30Sと固定シンカー40及び図4(j)に示す高パイルシンカー30Lが挿入される。固定シンカー40と高パイルシンカー30Lは各シンカー溝に共通に挿入される。
2列目のシンカー溝に、図4(g)に示す2段目のセレクトバット22のついた低パイルシンカー30Sと共通のシンカーが挿入される。
3列目のシンカー溝に、図4(h)に示す3段目のセレクトバット23のついた低パイルシンカー30Sと共通のシンカーが挿入される。
4列目のシンカー溝に、図4(i)に示す4段目のセレクトバット24のついた低パイルシンカー30Sと共通のシンカーが挿入される。
5列目からは、以上の繰り返しになる。
ここでは、セレクトバットの段数を4段にした場合を例示するが、編み機の回転スピードに対する電子制御の信号によるアクチェーター70の応答スピードが合致すれば、1段でも、また、それ以上何段でもよい。
図5は、本発明の方法によって編まれた編み組織の一例を示す。パイル糸50と地糸55が一緒に編みこまれ、パイル糸50と地糸55のシンカーループの長さが同じ平編みP0と、パイル糸50のシンカーループが長くなった低パイル編みP1、さらにシンカーループが長くなった高パイル編みP2を示している。
このように、本発明の編目編成方法により、平編み組織、低パイル編み組織、高パイル編み組織を編地内に自在に分布させることができる。
本発明は、編み針10の選針による柄出し機構と独立しているため、従来の編み針による柄編みは、従来通りこの編地内に編成できる。
図6は、本発明を靴下丸編機に適用した場合のシリンダー90及びシンカーベット100部分を示す見取り図である。
シリンダー90の回転(矢印A)に従って、シリンダーの針溝91に挿入された編み針10は、ステッチカム80によって下降する。
その際、シンカーベット100のシンカー溝101に挿入された高パイルシンカー20Lもしくは低パイルシンカー30Sは、電子信号によって動作するアクチェーター70によって作用を受けて前進動作(矢印C方向)する。
各々のパイルシンカーに1段ずつ設けられているセレクトバット21,22,23,24には、アクチェーターのヘッド71,72,73,74がそれぞれ対応し作用する。
図6では、分かりやすくするため、1つのシンカー溝101に入った一組の高低パイルシンカー20L,20S及び固定シンカー40のみを図示してある。実際には、全部のシンカー溝101に高低両パイルシンカー(足底側は20L,20S、甲側は30L,30S)と固定シンカー40がセットになって挿入されている。
高パイルシンカー20Lが作用を受けたとき、高パイル編みができる。低パイルシンカー30Sのみが作用を受けたときは、低パイル編みができる。高低両パイルシンカー20L,30L、20S,30Sとも作用を受けなかったときは、パイル編みは形成されず平編みになる。
従来の場合と本発明の編目編成方法による場合とを対比すると、以下のようになり、その効果は以下の通りである。
従来の丸編機、靴下丸編機によれば、パイル編みを行うのに編み針間に1枚のシンカーを用いていたため、同一編地内には一種類の長さのパイル編みしか表出できなかった。1枚のシンカーに高低2種類のパイル糸係止部を設けて高低2種のパイルを編成する方法では、その選別が安定しないのみならず、同一ウエールには、高低いずれかのパイル編みしかできなかった。
また、特殊な方法で2種類の高さをもったパイルシンカーを用いて高低2種類の長さのパイルを表出する方法として、この2種類のシンカーをシンカー溝に一緒に入れて、選別動作するものがある。しかしこの方法では2種類のシンカーがお互いに癒着して、個々単独に動作できない欠点があった。またその選別動作をシンカーの形状の種類ごとにカムによって行っていたためそのパイル分布は限定され、パイル分布の領域を変更する場合は、高低2種類のシンカーの配列をその都度変更する必要があり、段取り替えの生産ロスが発生する欠点があった。
これに対して、本発明では、編み針間にあるシンカー溝101に、高パイルシンカー20L(または30L)と低パイルシンカー20S(または30S)、及び両パイルシンカーの間に固定シンカー40を挿入して、両パイルシンカーの癒着を防止する構造にした。
これにより、完全に高パイルシンカー20L(または30L)と低パイルシンカー20S(または30S)が各々単独で動作させることができるようになった。
また、1列のシンカー溝101に高低両パイルシンカーと固定シンカー40を挿入する構造としたため、編み針間には1列のシンカー溝でよく、すなわち、針数と同数のシンカー溝でよいため、従来のシンカーベット構造を大幅に設計変更することなく高低パイルの表出ができる。そのため、機械の加工コストを上昇させることがない。
また、固定シンカー40は極めて薄い鋼板(厚さ0.15〜0.25mm程度)で出来ているため、シンカー溝の幅は従来の溝より大きく広げる必要がない。そのため、シンカー溝の壁の強度は低下しない。
高低両パイルシンカーには、4段のセレクトバットを設け、電子信号によるシンカー制御を行うためパイル分布の変更は、パイル柄出しのアナライザイー画面での信号編集のみでよく、シンカー配列の変更の必要がない。
高パイルシンカー20L(または30L)のみを一括して動作させる第1の押し羽根61、低パイルシンカー20Sのみを一括して動作させる第2の押し羽根62を作用させることによって、セレクトバットの作用とは別に、高パイルシンカー20L(または30L)のみ、あるいは、低パイルシンカー20Sのみを集合的に動作させることができる。
第1の押し羽根61が作用した場合には、高パイルシンカー20L,30Lを前進動作させるため、足底及び甲側共に全面高パイルとなる。
第2の押し羽根62が作用した場合には、足底側に入っている低パイルシンカー20Sを前進動作させるため、足底側が低パイルになる。高パイルシンカー20L,30Lは、切欠部27Mがあるため、第2の押し羽根62の作用を受けない。したがって、高パイルシンカー20Lは、セレクトバットによる選別前進動作により、低パイル編みの中に高パイル編みを部分的に表出できる。
甲側に入っている低パイルシンカー30Sは、第2の押し羽根62が作用する部分に切欠部27mを設けたため、第2の押し羽根62の作用を受けない。したがって、甲側の低パイルシンカー30Sは、セレクトバットによる選別前進動作により、甲側に低パイル編みを部分的に表出できる。
さらに、長バット25Lに作用する第3の押し羽根63、短バット25Sに作用する第4の押し羽根64により、靴下の足底側や全周を一括して高パイル編みにすることもできる。
図7は、本発明によって編成された靴下の一例を示す平面図である。
図7において、靴下110の平編み部Gの中のレッグ前面に低パイル部T1を分布させてある。
かかと部を高パイルH1に編成し、足底側は、低パイルT2と高パイルH2とを部分的に分布させてある。
つま先は低パイルT3になっている。
このように、クッション効果の必要な足底とつま先部を低いパイル編みにし、体重の掛かるかかと部や、すいている土踏まず部の必要部分のみを高いパイル編みにし、靴下全体を生地厚にすることなく、靴が履きやすく、クッション効果の高い靴下を編成することができる。
また、生地厚にしてもよい用途、例えば登山やスキー用の靴下では、靴下の足底部分または全体を高いパイル編みにすることもできる。
以上のように、本発明の編目編成方法によって、従来の編機の大幅な設計変更を行わずに、編機の段取り替えのロスをなくして、高さの異なるパイル編みを編み生地に自由に分布させ、生地薄や生地厚の靴下をそのパイル分布の制限を受けることなく生産できる。
本発明の編目編成方法は、靴下丸編み機のみならず丸編み機や横編み機にも適用することができる。
本発明の編目編成方法の概要を示す斜視図である。 本発明の編目編成方法で用いられるパイルシンカーの選別状態を示す側面図である。 本発明の編目編成方法で用いられる高低両パイルシンカーと高低両パイルシンカー間に位置する固定シンカーの一例を示す側面図である。 本発明の編目編成方法で用いられる高パイルシンカーと、低パイルシンカーの種類を示す側面図である。 本発明の編目編成方法によって編まれた編み組織の一例を示す組織図である。 本発明の編目編成方法で用いられるシリンダー及びシンカーベット部分を示す見取り図である。 本発明の編目編成方法によって編成された靴下の一例を示す平面図である。
符号の説明
10 …編み針
11 …針バット
12 …針フック
20L…長バットの高パイルシンカー
20S…長バットの低パイルシンカー
21 …1段目のセレクトバット
22 …2段目のセレクトバット
23 …3段目のセレクトバット
24 …4段目のセレクトバット
25L…長バット
25S…短バット
27L…高パイル爪
27S…低パイル爪
27M…高パイルシンカーの切り欠き部
27m…低パイルシンカーの切り欠き部
28 …小爪
30L…短バットの高パイルシンカー
30S…長バットの低パイルシンカー
40 …固定シンカー
41 …固定バット
50 …パイル糸
55 …地糸
61 …第1の押し羽根
62 …第2の押し羽根
63 …第3の押し羽根
64 …第4の押し羽根
70 …アクチェーター
71 …アクチェーターの1段目のヘッド
72 …アクチェーターの2段目のヘッド
73 …アクチェーターの3段目のヘッド
74 …アクチェーターの4段目のヘッド
80 …ステッチカム
81 …ステッチカムのボトム
90 …シリンダー
91 …シリンダーの針溝
100…シンカーベット
101…シンカー溝
110…靴下
L1…高パイルレベル
L2…低パイルレベル
L3…第2押し羽根レベル
L4…長バットレベル
L5…短バットレベル
L6…シンカーベットレベル
L0…プレンレベル
P0…平編み
P1…低パイル編み
P2…高パイル編み
G …靴下の平編み部
H1,H2…靴下の高パイル部
T1,T2,T3…靴下の低パイル部

Claims (7)

  1. 往復運動する編み針間にシンカーを出入りさせて少なくとも平編み・高パイル編み・低パイル編みの3種類の編組織を形成するための編目編成方法であって、高パイルを形成するための高パイル爪27Lを有する高パイルシンカー20Lと、前記高パイル爪27Lよりも低い位置にあって低パイルを形成するための低パイル爪27Sを有する低パイルシンカー20Sとを用い、高低両パイルシンカー20L,20Sには前記高低両パイル爪27L,27Sよりもさらに低い位置に小爪28を形成し、編み針10によりパイル糸50と地糸55を引き込む場合において、前記高パイルシンカー20Lの高パイル爪27Lにパイル糸50を乗せることによって高パイルを、前記低パイルシンカー20Sの低パイル爪27Sにパイル糸50を乗せることによって低パイルを、さらに、高低両パイルシンカー20L,20Sに形成されている前記小爪28に地糸55と共にパイル糸50を乗せることによって平編みを形成することを特徴とする丸編み機での編目編成方法。
  2. 丸編み機の1つのシンカー溝に、高パイルシンカー20Lと、低パイルシンカー20Sと、高低両パイルシンカー20L,20S間に位置して高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sが癒着せずに単独で動作できるように両パイルシンカー20L,20Sを分離するための固定シンカー40とを挿入した請求項1記載の丸編み機での編目編成方法。
  3. 高パイルシンカー20L、低パイルシンカー20Sそれぞれに、高さ方向において同じ位置にセレクトバット21〜24を形成し、各セレクトバット21〜24の選別駆動はアクチェーター70を用いた電子信号によって行うようにした請求項1又は2記載の丸編み機での編目編成方法。
  4. 高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sに、パイルシンカーを一括して動作させるための押し羽根61〜64を設け、その押し羽根61〜64がパイルシンカーの種類ごとに一括してその後方を押すようにした請求項1〜3のいずれかに記載の丸編み機での編目編成方法。
  5. 高パイルシンカー20Lと低パイルシンカー20Sのいずれかに、高さ方向において異なる位置にセレクトバット21〜24を形成し、各セレクトバット21〜24の選別駆動はアクチェーター70を用いた電子信号によって行うようにした請求項1又は2記載の丸編み機での編目編成方法。
  6. 丸編み機が靴下丸編み機であって、足底部、つま先部、かかと部、土踏まず部等靴下の個々の部位ごとに対応して、平編み・高パイル編み・低パイル編みの3種類の編組織からなる編目を編成するようにした請求項1〜5のいずれかに記載の丸編み機での編目編成方法。
  7. 請求項6記載の丸編み機での編目編成方法により編成されたことを特徴とする靴下。
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