JP2005059471A - 樹脂被覆アルミニウム材、及びその製造方法、並びに樹脂被覆缶蓋、及びアルミニウム容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 表面処理を施されたアルミニウム基材の両面に、熱可塑性樹脂フィルムを被覆した樹脂被覆アルミニウム材において、前記アルミニウム基材の表面に、有孔率20%以下、膜厚5nm以上300nm以下の陽極酸化皮膜が形成され、該陽極酸化皮膜が、Si,B,P,S,Cから選択される1種以上の元素を含有してなり、前記アルミニウム基材の一方の面に被覆された熱可塑性樹脂フィルムの結晶化率が30%以上であり、他方の面に被覆された熱可塑性樹脂フィルムの結晶化率が30%未満である構成とした。
【選択図】 なし
Description
従来、飲料缶の缶蓋材等に用いられているアルミニウム材は、クロメート処理を下地処理として行い、この処理面に対してエポキシ系などの塗料を塗装した構成が一般的であるが、このように表面に塗膜を形成した場合、塗膜に飲料のフレーバー成分が吸着したり、塗膜中の成分が微量ながらも溶出することによって、飲料の風味に若干の変化を生じさせるおそれがあった。また、上記塗装処理は、焼き付け処理などの加熱に伴い排出される二酸化炭素が多く、環境への配慮の点でも好ましい方法とは言えない。
樹脂被覆缶蓋材においては、開缶に際しての樹脂フィルムの密着性も重要である。樹脂フィルムとアルミニウム基材との密着性が不足すると、開缶した際に樹脂フィルムが缶内面に剥がれて残ったり(フェザーリング)、場合によっては樹脂フィルムが切れずに開缶口を塞いで内容物が取り出せなくなる可能性もある。
また本発明は、用いる飲料缶等の缶蓋材や缶胴材として用いた場合に加熱保持されても樹脂フィルムの密着性や、フレーバー性、開缶性を良好に維持することができる樹脂被覆アルミニウム材を提供することを目的の一つとしている。
この構成によれば、有孔率及び膜厚を適切に制御され、かつ皮膜中にSi,B,P,S,Cから選ばれる1種以上の元素が含まれる陽極酸化皮膜を下地として熱可塑性樹脂フィルムを接着したことで、樹脂フィルムとアルミニウム基材とが高い密着性を有して接着された樹脂被覆アルミニウム材が得られる。そして、係る密着性は、アルミニウム材が高温に加熱された場合にも損なわれることが無く、ホットベンダー保管やレトルト処理に供される飲料缶や食缶に好適なものである。
また、アルミニウム基材の一面側の熱可塑性樹脂フィルムの結晶化率が30%以上とされていることで、この熱可塑性樹脂フィルムでは良好なバリア性やフレーバー性を得ることができ、かつ他面側の熱可塑性樹脂フィルムの結晶化率が30%未満とされていることで、この熱可塑性樹脂フィルムでは優れた耐フィルム削れ性を得ることができる。従って、缶蓋として用いた場合に、缶胴へ組み付ける際の巻き締め加工で傷つくことなく、また、良好な開缶性、フレーバー性を得ることができる。
このようにアルカリ性電解液を用いて陽極酸化処理を行うことで、電解処理により形成される陽極酸化皮膜中にアルカリ成分が取り込まれ、皮膜の耐アルカリ性を向上させる効果を得ることができる。
<樹脂被覆アルミニウム材>
本発明の樹脂被覆アルミニウム材に使用するアルミニウム基材としては、目的とする用途により純アルミニウム系のJIS1000番系、Al−Mn系のJIS3000番合金、Al−Mg系のJIS5000番合金等が使用できるが、飲料缶等の缶蓋材として用いる場合には、耐ブローアップ性の点から、前記JIS5000番系合金を用いることが好ましい。このアルミニウム基材としては、この合金等の表面に付着した油脂分を除去し、基材表面の不均質な酸化皮膜などを除去するための前処理が施されたものも好ましく使用できる。
そして、これらのアルミニウム基材の表面には、耐食性や樹脂フィルムとの接着性の向上を目的として、陽極酸化処理が施されており、この陽極酸化皮膜の表面に熱可塑性樹脂フィルムが接着されて本発明の樹脂被覆アルミニウム材は構成されている。
また、陽極酸化皮膜の膜厚は5〜300nmとされる。これは、5nmより薄ければ耐食性が得られず、一方、300nmよりも厚いと、皮膜が多孔質化しやすくなり、無孔質膜とすることが困難になるからである。なお、より望ましい膜厚の範囲は10nm〜200nmである。
さらに、アルミニウム基材の両面には、樹脂フィルムが被覆されているものの、わずかな水分は樹脂フィルムを透過して陽極酸化皮膜に到達する。このとき、多くの孔を有する陽極酸化皮膜では上記樹脂フィルムを透過した水分を十分に遮断することができず、この水分による腐食を生じて密着性が低下するおそれがある。従って、皮膜の耐食性の観点からも上記有孔率は低い方が好ましい。
シラン系カップリング剤としては、特に限定されないが、アミノ基、ビニル基、エポキシ基、メタクリル基、アクリル基等の有機官能基を有するものが好ましく、アミノ基を有するものは水溶液化し易いことから好ましく用いることができる。シラン系カップリング剤は陽極酸化皮膜と熱可塑性樹脂フィルムとの架橋を促進する作用を奏するため、両者の密着性を向上させる。シラン系カップリング剤の塗布方法は、浸漬法、スプレー法、ロールコート法等が利用できる。また、シラン系カップリング剤の塗布量としては、0.1〜500mg/m2、好ましくは1.0〜100mg/m2とするのがよい。
これらの熱可塑性樹脂フィルムは、公知の製造方法によってフィルム状に2軸延伸されて製造されたものを使用するのがよい。また熱可塑性樹脂フィルムの厚さは、耐食性、成形加工性、生産コスト等を考慮して、6〜30μm程度とするのが好ましい。
特に、飲料缶や食缶等の缶蓋として使用した場合には、良好な開缶性を得ることができる。すなわち、開缶に際して樹脂フィルムと基材との間に部分的に剥離を生じて、樹脂フィルムが部分的に残ってしまうこと(フェザーリング)や、アルミニウム基材のみが剥脱されて樹脂フィルムが缶を閉栓した状態となってしまうのを効果的に防止することができる。
図1は、本発明に係るアルミニウム容器の一例である飲料缶の斜視構成図である。同図に示す飲料缶1は、タブ13が設けられた缶蓋11を、有底円筒状の缶胴12の開口端に組み付けた、いわゆる2ピース缶である。この飲料缶1は、その缶蓋11及び缶胴12に、上記実施の形態の樹脂被覆アルミニウム材が用いられており、その缶蓋11においては、タブ13によるスコア加工部14の開口を良好に行うことが可能であり、その良好な開缶性は、ホットベンダー保管やレトルト処理等の加熱用途においても損なわれることはない。
また、缶胴12に対する組み付け加工時にも、外側の樹脂フィルムに傷が付くことがなく、美観を損なうことなく製造が可能になっている。また、缶蓋11及び缶胴12のいずれにおいても、内容物に対する優れたバリア性、フレーバー性を有しており、飲料等の食品の提供に好適な缶となっている。
また、本発明に係るアルミニウム容器の形態は、上記2ピース缶に限られず、ボトル缶や缶詰容器等の形態にも適用できるのは勿論である。
次に、本発明の熱可塑性樹脂被覆アルミニウム材の製造方法について説明する。
本実施の形態の樹脂被覆アルミニウム材の製造方法は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム基材の表面を電解処理することにより陽極酸化皮膜を形成し、この陽極酸化皮膜の表面にシラン系カップリング剤を塗布し、さらにその表面に熱可塑性樹脂フィルムを被覆形成することにより製造する方法である。
そして、本発明に係る製造方法においては、上記電解液としてpH8以上のアルカリ性電解液が用いられる。このようにアルカリ性電解液を用いて陽極酸化処理を行うことで、電解処理により形成される陽極酸化皮膜中にアルカリ成分が取り込まれ、皮膜の耐アルカリ性を向上させる効果を得ることができる。電解液のpHが8未満の場合には、皮膜に取り込まれるアルカリ成分が少なく、耐アルカリ性を向上させる効果が顕著でない。また、電解液のpHが12を超えると、皮膜の溶解性が増すことにより陽極酸化皮膜の形成効率が低下し、所望の膜厚を得るための処理時間が長くなり、製造効率が低下する。上記理由から、耐アルカリ性に優れる陽極酸化皮膜を効率よく形成するために、pH8〜12の範囲とする。より好ましくはpH9.5〜11.5の範囲とするのが良い。
尚、電解液中の電解質濃度は2重量%からその電解質の飽和濃度の範囲で選ばれる。電解浴の浴温は15〜50℃の範囲で十分であり、50℃を越える高温とする必要はほとんどない。
次いで、アルミニウム基材の片面に熱可塑性樹脂フィルムを圧着するフィルム被覆工程を行う。この際シラン系カップリング剤を片面に塗布した場合には、シラン系カップリング剤を塗布していない面に、先に熱可塑性樹脂フィルムを圧着する。先に圧着する熱可塑性樹脂フィルムは、結晶化率を低くして耐フィルム削れ性の良い方の熱可塑性樹脂フィルムとする。
予備加熱温度が前記(Tg)未満ではアルミニウム基材に熱可塑性樹脂フィルムを接合することができず、また前記(融点−10℃)を越える温度に予熱すると溶融した熱可塑性樹脂フィルムに加圧ロールの表面形状が転写されて外観が悪化し、商品価値の無いものとなる。
この後加熱により、アルミニウム基材に被覆した熱可塑性樹脂フィルムの結晶化率を30%未満、好ましくは20%以下とする。
先ず、圧着前の熱可塑性樹脂フィルムのフィルム密度ρ(g/cm3)を密度勾配管によって測定し、次の(式1)に代入して圧着前の熱可塑性樹脂フィルムの結晶化率(C)を求める。
C=[(ρ−1.335)/(1.455−1.335)]×100(%)
C’=(Ib/Ia)×C
予備加熱温度がTg未満では熱可塑性樹脂フィルムをアルミニウム基材に接合することができず、また170℃を越えて加熱すると前工程で貼り合わせた熱可塑性樹脂フィルム表面に、加圧ロールの表面形状が転写されて外観が悪化し、商品価値の無いものとなる。
アルミニウム基材の両面にそれぞれ2層構造ポリエステル樹脂フィルム(あるいは、ポリアミドフィルム、単層ホモPETフィルム、単層共重合PETフィルム)を被覆した樹脂被覆アルミニウム材を製造した。本例において作製した実施例1〜37、比較例1〜8の各試料の製造条件を、それぞれ表1、表2に示す。
尚、アルミニウム基材の表面にクロメート処理を施した試料(表2、比較例6,7)の作製に際しては、上記洗浄工程の後、アルミニウム合金板の両側表面に、クロム付着量が15mg/m2となるように常法によるリン酸クロメート処理を施した。
また、シラン系カップリング剤を塗布した試料の作製に際しては、ロールコーターで、有機官能基がアミノ基のアミノ系シラン系カップリング剤を表1及び表2に示す塗布量にて塗布した。
次いで、上記各熱可塑性樹脂フィルムを、フィルムの融点より10℃低い温度以上の温度に加熱して貼り合わせた。続いて、アルミニウム基材の反対側の面に、先に圧着した樹脂フィルムより高い所定の結晶化率が得られる温度により、熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせた。
(A)2層PETフィルム:テレフタル酸とエチレングリコールを重合したポリエチレンテレフタレート(PET)からなるベース層を主体とし、このベース層の片面側にイソフタル酸を20%共重合した接着層を有する2層構造の2軸延伸フィルム。本実施例では、ベース層厚10μm、接着層厚3μm、延伸比3.5×3.5とした。
(B)ポリアミドフィルム:単層6ナイロンフィルム。本実施例では、10μm厚、延伸比3.5×3.5のものを用いた。
(C)単層ホモPETフィルム:テレフタル酸とエチレングリコールを重合した単層ポリエチレンテレフタレートフィルム。本実施例では10μm厚のものを用いた。
(D)単層共重合PETフィルム:テレフタル酸とエチレングリコールにイソフタル酸を20%共重合した単層ポリエチレンテレフタレートフィルム。本実施例では、10μm厚のものを用いた。
(有孔率の測定方法)
形成した陽極酸化皮膜の表面を5万倍の電子顕微鏡で観察し、任意に選択した10カ所の視野領域(但し、2μm×2μm以上の領域)において、各領域における孔の面積率を測定するとともに、その平均値を有孔率として導出した。但し、前記視野領域において金属間化合物などが存在して表面状態の変化が観察された場所は除外した。
また、この有孔率の導出方法としては、陽極酸化皮膜を縦断面方向で細断した試料を作製し、この試料について、透過型電子顕微鏡により上記方法と同様の倍率及び測定箇所にて観察を行い、陽極酸化皮膜の最表面における孔が形成された部位と、孔が形成されていない部位との比率から導出することもできる。この場合、深さが3nm以上で、大きさが円相当径で3nm以上の凹みを孔と見なして上記比率を導出する。
(1)結晶化率
先ず、フィルム圧着前のフィルム密度ρ(g/cm3 )を密度勾配管によって測定し、次式(1)に代入して圧着前の樹脂フィルムの結晶化率(C)を求めた。
(式1)
C=[(ρ−1.335)/(1.455−1.335)]×100(%)
次いで、圧着前後の樹脂フィルムをX線回折にかけ、回折角度2θ=26度近辺に現れる(100)結晶の回折ピーク強度を測定した。圧着前の樹脂フィルムのピーク強度をIa、圧着後の樹脂フィルムのピーク強度をIbとし、下記(式2)から圧着後の樹脂フィルムの結晶化率C’を求めた。測定結果を表1及び表2に併記した。
(式2)
C’=(Ib/Ia)×C
熱可塑性樹脂被覆アルミニウム材を缶蓋にシェル成形加工した後、缶胴に巻締加工を100枚連続して行った。巻締加工後の外面側巻締め部を目視及び光学顕微鏡により観察し、樹脂フィルムの削れの有無を調べ、成形加工性を評価した。樹脂フィルムに傷(削れ)が全く認められない場合には◎印を、局部的な点状の軽微な傷のみである場合には○印を、局部的に樹脂フィルムに線状の傷があるが、実用上問題ないと判断できる場合には△印を、さらに巻締め部全周に渡る傷がある場合には×印を付して評価した。評価結果を表3及び表4に示した。
熱可塑性樹脂フィルムを被覆したアルミニウム合金板を幅30mm、長さ100mmの短冊状に切り出して、70℃の温水中に30分間浸漬した。次いで、その温水中でアルミニウム部分のみを切断して折り曲げて引っ張り、成形体に加工した際に内面側となる面の樹脂フィルムの剥離長さを測定した。剥離の全く認められないものには◎印を、剥離が2mm以下のものには○印を、剥離が2mmを超え6mm未満のものには△印を、さらに剥離が6mm以上の場合には×印を付して評価した。測定結果を表3及び表4に併記した。
作製した各樹脂被覆アルミニウム材の内面側の樹脂フィルム(後から圧着した方の樹脂フィルム)の表面100mm2に、フレーバー疑似水(リモネン 50ppm、エタノール 10%の水溶液)を接触させ、37℃の恒温器中に入れて30日間保管した。その後フレーバー疑似水を除去して、ジエチルエーテルに接触させて室温で3日間保持し、上記内面側の樹脂フィルムに吸着したリモネンを抽出し、吸光分析により抽出量を測定した。抽出されたリモネン量を面積100cm2当たりの抽出量に換算し、リモネン量が15μg/100cm2以下の場合には◎印を、15μg/100cm2を超え20μg/100cm2以下の場合には○印を、20μg/100cm2を超え30μg/100cm2以下の場合には△印を、さらに30μg/100cm2を超える場合には×印を付して評価した。評価結果を表3及び表4に併記する。
11 缶蓋
12 缶胴
13 タブ
14 スコア加工部
Claims (7)
- 表面処理を施されたアルミニウム基材の両面に、熱可塑性樹脂フィルムを被覆した樹脂被覆アルミニウム材であって、
前記アルミニウム基材の表面に、有孔率20%以下、膜厚5nm以上300nm以下の陽極酸化皮膜が形成され、該陽極酸化皮膜が、Si,B,P,S,Cから選択される1種以上の元素を含有してなり、
前記アルミニウム基材の一方の面に被覆された熱可塑性樹脂フィルムの結晶化率が30%以上であり、他方の面に被覆された熱可塑性樹脂フィルムの結晶化率が30%未満であることを特徴とする樹脂被覆アルミニウム材。 - 前記陽極酸化皮膜に含まれるSi,B,P,S,Cの含有量の合計が、10ppm以上8000ppm以下であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂被覆アルミニウム材。
- 前記熱可塑性樹脂フィルムと、陽極酸化皮膜との間に、シラン系カップリング剤塗布層が形成されており、該シラン系カップリング剤塗布層におけるシラン系カップリング剤の塗布量が、0.1mg/m2以上500mg/m2以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂被覆アルミニウム材。
- 前記熱可塑性樹脂フィルムが、共重合成分の添加により溶融温度を低下させた単層構造、又は溶融温度の異なる複数の樹脂層を積層した複層構造を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の樹脂被覆アルミニウム材。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の樹脂被覆アルミニウム材の製造方法であって、
pH8以上のアルカリ性電解液を用いた電解処理により、前記アルミニウム基材の前記陽極酸化皮膜を形成することを特徴とする樹脂被覆アルミニウム材の製造方法。 - 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の樹脂被覆アルミニウム材を成形加工してなることを特徴とする樹脂被覆缶蓋。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の樹脂被覆アルミニウム材を成形加工してなる部材を有することを特徴とするアルミニウム容器。
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JP2014528029A (ja) * | 2011-09-12 | 2014-10-23 | ローレンス リバモア ナショナル セキュリティー, エルエルシー | 制御されたレーザ駆動式の爆着の方法及びシステム |
CN105874106A (zh) * | 2013-10-31 | 2016-08-17 | 东洋钢钣株式会社 | 表面处理钢板的制造方法、表面处理钢板和有机树脂覆盖的金属容器 |
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2003
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CN105874106B (zh) * | 2013-10-31 | 2018-04-06 | 东洋钢钣株式会社 | 表面处理钢板的制造方法、表面处理钢板和有机树脂覆盖的金属容器 |
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