JP2005058797A - 磁気共鳴映像装置、及び当該装置に使用される高周波コイルユニット - Google Patents

磁気共鳴映像装置、及び当該装置に使用される高周波コイルユニット Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の表面コイルを用いた画像化法において、PI法を任意方向の断面に自在に適用することができ、これによって高S/N比あるいは高速に磁気共鳴画像を得ることのできる磁気共鳴映像装置、及び当該装置にて使用される高周波コイルを提供すること。
【解決手段】 静磁場方向(Z方向)およびこれに直交するX方向に二つ以上配列した表面コイルとしてのコイルユニット142と、Y方向に表面コイルとしての上部ユニット140と下部ユニット141とを有する高周波コイル14によって、PI法により磁気共鳴信号を取得する磁気共鳴映像装置である。上部ユニット140と下部ユニット141とは、被検体に装着しやすいようにバンド等によって固定される。各表面コイルが検出する信号は、個々独立した送信系によってデータ処理系に送信され、磁気共鳴映像として画像化される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、静磁場中の被検体に、高周波パルスを印加して磁気共鳴信号を発生させ、同時に磁気共鳴信号を取得する信号検出用高周波コイル、及び当該高周波コイルを使用した磁気共鳴映像装置に関する。
磁気共鳴映像(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置は、固有の磁気モーメントを持つ核の集団が一様な静磁場中に置かれたときに、特定の周波数で回転する高周波磁場のエネルギーを共鳴的に吸収する現象を利用して、物質の化学的及び物理的な微視的情報を映像化したり、あるいは化学シフトスペクトルを観測する装置である。この磁気共鳴映像装置に関する近年の技術の中に、関心領域に対して複数の表面コイルを配設し、磁気共鳴信号を受信して高S/Nな画像を取得するフェーズドアレイ技術がある。
一例としては、被検体の画像化すべき所望の領域に複数個の表面コイル(例えばループ状コイル)を配置し、これら複数個の表面コイルを介して被検体からの磁気共鳴信号をそれぞれ検出する磁気共鳴映像装置がある(例えば、特許文献1参照)を開示している。検出された磁気共鳴信号は、画像化処理によって複数系列の画像データとされ、同じ空間位置に対応するもの同士を、所定の重み関数(各々の表面コイルが発生する高周波磁場の分布に基づいて、予め決定された関数)を乗じて加算される。こうして得られる各画素のデータを作成し、それらを合成することにより、被検体の所望領域全体の高S/Nな画像を提供している。
また、近年、マルチ表面コイルを用いた高速撮像法であるParallel Imaging法(以下、「PI法」と称する)が提案されている(例えば、非特許文献1、非特許文献2、特許文献2参照)。さらに、注目の手法としてフェーズドアレイ技術もある(例えば、非特許文献3参照)。これらの手法によれば、関心領域の周りに複数の表面コイルを配設したとき、MRIの生データにおけるエンコード方向のデータ量を、ほぼその方向に並んだコイル数の逆数分減じることができる。例えば、256×256マトリクスのアキシャル画像を取得しようとする場合、X方向をリード方向、Y方向をエンコード方向とすると、通常X方向の傾斜磁場を印加しながら256個のデータサンプリングを行い、これをY方向の傾斜磁場パルスを所定のステップで段階的に強度を変えながら256回繰り返して、256×256の生データを得る。これをフーリエ変換することにより、アキシャル画像を得ることができる。ここで、上下方向に被験者をはさむ形で2つの表面コイルを配設してPI法を適用すると、Y方向の傾斜磁場パルスを所定の強度変えながらデータ収集する回数を128回まで減らしても、良好に256×256の画像を再生することができる。
このようにデータ収集時間Tは1/nに、S/N比は1/n1/2に減少することになる。従って、S/N比の高い表面コイルを複数個使ってデータ収集することにより、データ収集時間短縮によるS/N比の悪化をカバーできる。さらに、表面コイルをX方向あるいはZ方向(静磁場方向)に並べると、X方向あるいはZ方向にエンコードをする場合にも並べるコイル数に応じてエンコード数を減らすことができ、データ収集時間を減らすことができる。すなわち、高速な画像化が可能になると考えられる。
しかしながら、従来の磁気共鳴映像装置では、特にPI法を利用して腹部領域を画像する場合、X及びYの2方向に高周波コイルを配設した場合はあったが、X,Y,Zの3方向にコイルを配設したことはなかった。従って、Z方向についてはエンコード回数を減ずることができず、また任意方向の断面を選択(オブリーク撮像)した場合に、PI法の適用を難しくさせることがあった。
特開平4−42937 Magnetic Resonance in Medicine 29巻681頁―688頁(1993年) Magnetic Resonance in Medicine 30巻142頁乃至145頁(1993年) 米国特許公報4,857,846 Magnetic Resonance in Medicine 42巻952頁乃至962頁(1999年)
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、複数の表面コイルを用いた画像化法において、PI法を任意方向の断面に自在に適用することができ、これによって高S/N比を実現し高速に磁気共鳴画像を得ることのできる磁気共鳴映像装置、及び当該装置にて使用される高周波コイルユニットを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため、次のような手段を講じている。
本発明の第1の視点は、静磁場中に配置した被検体に発生する磁気共鳴信号を映像化する磁気共鳴映像装置において使用される高周波コイルユニットにおいて、第1の方向、前記第1の方向と直交する第2の方向のそれぞれに沿って2つ以上配列され、前記磁気共鳴信号を受信するための複数の表面コイルを有する第1のユニットと、前記第1の方向及び前記第2の方向のそれぞれに沿って2つ以上配列され、前記磁気共鳴信号を受信するための複数の表面コイルを有し、前記第1のユニットに対して前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する第3の方向に沿って配置される第2のユニットと、前記第1のユニットが有する複数の前記表面コイルが受信した前記磁気共鳴信号を、前記第2のユニットに送信する第1の送信手段と、を具備することを特徴とする高周波コイルユニットである。
本発明の第2の視点は、静磁場中の被検体に高周波パルスを印加することで磁気共鳴信号を発生させ、当該磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴映像を生成する磁気共鳴映像装置において、第1の方向、前記第1の方向と直交する第2の方向のそれぞれに沿って2つ以上配列され、前記磁気共鳴信号を受信するための複数の表面コイルを有する第1のユニットと、前記第1の方向及び前記第2の方向のそれぞれに沿って2つ以上配列され、前記磁気共鳴信号を受信するための複数の表面コイルを有し、前記第1のユニットに対して前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する第3の方向に沿って配置される第2のユニットと、前記第1のユニットが有する複数の前記表面コイルが受信した前記磁気共鳴信号を、前記第2のユニットに送信する第1の送信手段と、前記第2のユニットが有する複数の前記表面コイルが受信した前記磁気共鳴信号と、前記第1の送信手段によって送信された前記磁気共鳴信号とを、前記磁気共鳴映像装置が有する信号処理手段に送信する第2の送信手段と、を具備することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置である。
以上本発明によれば、複数の表面コイルを用いた画像化法において、PI法を任意方向の断面に自在に適用することができ、これによって高S/N比あるいは高速に磁気共鳴画像を得ることのできる磁気共鳴映像装置、及び当該装置にて使用される高周波コイルユニットを実現できる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴映像装置の構成を示すブロック図である。同図において、磁気共鳴映像装置10は、静磁場磁石11、勾配コイル13、シムコイル12、高周波コイル14、勾配コイル電源16、シムコイル電源17、送信部18、受信部19、データ収集部20、シーケンス制御部21、計算機システム22、コンソール23、ディスプレイ24を具備している。
静磁場磁石11は、静磁場を発生する磁石であり、一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石11には、例えば永久磁石、超伝導磁石等が使用される。
勾配コイル13は、静磁場磁石11の内側に設けられており、勾配コイル電源16から供給されるパルス電流を勾配磁場に変換する。この勾配コイル13が発生する勾配磁場によって、信号発生部位(位置)が特定される。
シムコイル12は、静磁場磁石11の内側に設けられており、能動的に磁場の均一性を高めるためのコイルである。このシムコイル12は、シムコイル電源17により駆動される。
このシムコイル12及び勾配コイル13により、図示しない被検体に一様な静磁場と、互いに直交するX,Y,Zの三方向に線形勾配磁場分布を持つ勾配磁場が印加される。なお、Z軸方向は、本実施形態では静磁場の方向と同方向にとるものとする。
高周波コイル(RFコイル)装置は、被検体の撮像領域に対して、磁気共鳴信号を発生させるための高周波パルスを印加する送信用高周波コイル140と、被検体の近傍、好ましくは密着させた状態で当該被検体を挟むように設置され、被検体から磁気共鳴を受信する受信用高周波コイル14とからなる。当該高周波コイル14は、一般的には、部位別に専用の形状を有する。
また、高周波コイル14は、上述した互いに直交するX,Y,Zのそれぞれの方向に配列された複数の表面コイルを有している。この内容については、後で詳しく説明する。
送信部18は、発振部、位相選択部、周波数変換部、振幅変調部、高周波電力増幅部(それぞれ図示せず)を有しており、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信用高周波コイル140に送信する。当該送信によって高周波コイル14から発生した高周波によって、被検体の所定の原子核の磁化は、励起状態となる。
受信部19は、増幅部、中間周波数変換部、位相検波部、フィルタ、A/D変換器(それぞれ図示せず)を有する。受信部19は、高周波コイル14から受信した、核の磁化が励起状態から基底状態に緩和するとき放出する磁気共鳴信号(高周波信号)に対して、増幅処理、発信周波数を利用した中間周波数変換処理、位相検波処理、フィルタ処理、A/D変換処理を施す。
データ収集部20は、受信部19によってサンプリングされたディジタル信号を収集する。
シーケンス制御部21は、勾配コイル電源16、シムコイル電源17、送信部18、受信部19およびデータ収集部20を制御する。
計算機システム22は、計算機システム22はコンソール23から入力される指令に基づいて、シーケンス制御部21を制御する。また、計算機システム22は、データ収集部20から入力した磁気共鳴信号に対して後処理、すなわちフーリエ変換等の再構成等を実行し、被検体内の所望核スピンのスペクトルデータあるいは画像データを求める。
コンソール23は、オペレータからの各種指示・命令・情報をにとりこむため入力装置(マウスやトラックボール、モード切替スイッチ、キーボード等)を有している。
ディスプレイ24は、計算機システム22から入力したスペクトルデータあるいは画像データ等を表示する出力手段である。
(高周波コイル)
次に、高周波コイルの構成についてさらに詳しく説明する。
図2は、例えば腹部等を診断するために使用される、上部ユニット140及び下部ユニット141からなる高周波コイル14を示した図である。図2に示す様に、上部ユニット140及び下部ユニット141にはそれぞれX方向に2列、Z方向に3列のコイルユニット142が配列された構成となっている。また上部ユニット140及び下部ユニット141は、Y方向に沿って対向して配列される。従って、高周波コイル14は、X方向には表面コイルとしての2列のコイルユニット142、Z方向には表面コイルとしての3列のコイルユニット142、Y方向には表面コイルとしての上部ユニット140及び下部ユニット141、すなわち合計12個の表面コイルが並べられた構成を有している。従って、本高周波コイルによってPI法を実行した場合、傾斜磁場パルスのエンコードによるデータ収集回数をX方向については1/2、Y方向については1/3、Z方向については1/3にすることができる。
図3は、高周波コイル14のブロック図を示している。上部ユニット140と下部ユニット141は、第1ケーブル40と第1コネクタ41で結合されている。上部ユニット140の表面コイルで検出された磁気共鳴信号は、コネクタ41の付いたケーブル40を通して一度下部ユニット141で受け、まとめてケーブル42さらにコネクタ43を通して信号処理システム(磁気共鳴映像装置10の本体に内蔵)に取り込まれる。
上部ユニット140と下部ユニット141には、既述の如く、それぞれコイルユニット142がX方向及びZ方向に複数個配置されている。なお、本図3では、円形状コイルと8字型コイルとからなるコイルユニット142を示している。このコイルユニット142の具体例については、後で詳しく説明する。また、下部ユニット141には、各コイルに対して其々に接続されるプリアンプ44、後述するコイルユニット142の信号を位相を90°変化させて合成するハイブリッド回路45が含まれている。
実際の撮影においては、被検体は下部ユニット141上に配置され、当該被検体上に下部ユニット141と対向するように上部ユニット140が配置される(図4、図5参照)。本高周波コイル14は、上部ユニット140と下部ユニット141とをコネクタ接続させ、出来る限り上部ユニット140に含まれる部品を少なくした構成となっている。従って、上部ユニット140は十分軽量化されており、被験者への負荷を少なくすることができる。
図2又は図3にて示した、上部ユニット140及び下部ユニット141からなる高周波コイル14は、通常被検体に固定して使用される。この使用の態様について、図4、図5を参照しながら説明する。
図4、図5は、被検体に固定して使用する、上部ユニット140及び下部ユニット141からなる高周波コイル14の例を示した図である。各図に示す上部ユニット140及び下部ユニット141からなる高周波コイル14は、特に胸腹部を画像化するときに好適である。この高周波コイル14は、磁気共鳴映像の撮影において、例えば次のように使用される。すなわち、図4において、下部ユニット141の上に被験者を横たわらせ、当該被検体上に上部ユニット140を被せる。下部ユニット141は図示していない寝台に載っており、また、上部ユニット140は、バンド47によって下部ユニット141に固定される。
なお、上部ユニット140と下部ユニット141とは、一定に配置されること、特にY方向に沿って対向して配置されることが好ましい。このため、本高周波コイル14は、上部ユニット140と下部ユニット141との配置合わせにおいて基準するための印46を有している。オペレータは、上部ユニット140と下部ユニット141との印46が対向するように上部ユニット140を配置することで、高周波コイル14のアライメントを容易に行うことが可能である。また、図5に示すように、印46の替わりに、上部ユニット140の外形として溝10を配することで、バンド47で固定する際に位置合わせができる構成としてもよい。
また、高周波コイル14は、所定の形状にて上部ユニット140を被検体上に配置するためのフォームを有する形態であってもよい。
図6は、フォーム50を有する高周波コイル14の形態を説明するための図である。図6に示すように、上部ユニット140を被験者にかぶせる際に、当該上部ユニット140と被検体との間にフォーム50を配置する。このフォーム50は、上部ユニット140の形を安定させる役割を果たす。
一般に、PI法では、本データ収集の前に各表面コイルの高周波磁場分布を求めるためのプリスキャンが実行される。このプリスキャンにおける高周波コイル14の位置と、本データ収集における高周波コイル14の位置とは、同一であることが好ましい。上記高周波コイル14によれば、フォーム50があることにより形状が安定しコイル位置が変わらないようにすることができ、良好な本データ収集を実行することが可能である。
(表面コイル)
高周波コイル14は、X方向及びZ方向には表面コイルとしてのコイルユニット142を、Y方向には表面コイルとしての上部ユニット140及び下部ユニット141を、有する構成となっている。ここでは、コイルユニット142として組み込むのに好適なコイルの具体的態様について詳しく説明する。
図7は、ループ状コイル53と8字型コイル55から構成される、コイルユニット142としての第1の表面QDコイル51を示している。図7に示すように第1の表面QDコイル51では、ループ状コイル53は、8字型コイル55の中央に配置されることが好ましい。このような配置をとることで、ループ状コイル53と8字型コイル55との電気的なカップリングを抑制することができるからである。この第1の表面QDコイル51は、特に静磁場方向が8字型コイル55の8字型に対してほぼ横方向(Z方向)になっている場合(つまり、横になった被検体の体軸方向が静磁場方向となる場合)に好適である。
図8は、8字型コイル55aと8字型コイル55bとから構成される、コイルユニット142としての第2の表面QDコイル57を示している。図8に示すように第2の表面QDコイル57では、8字型コイル55aと8字型コイル55bとが直交するように重ねて配置されることが好ましい。第1の表面QDコイル51と同様、8字型コイル55aとの8字型コイル55bとの電気的なカップリングを抑制することができるからである。この第2の表面QDコイル57は、静磁場方向が8字型コイルの作る面に対して垂直方向になっている場合(つまり、静磁場方向がY方向を向いている場合)に好適である。
本高周波コイル14においては、例えばコイルユニット142としての第1又は第2の表面QDコイルがX方向又はZ方向に配列される。しかしながら、この様に同じ共鳴周波数に調整された表面コイルを複数配列し、其々同時にデータ収集を行う場合には、コイル間の電気的カップリングを抑制することが重要である。この電気的カップリングを抑制する方法としては、次の二つを挙げることが出来る。一つは、空間的な配置を調整してカップリングを抑制する方法である。もう一つは、特公平4ー42937に開示されているように、コイルに結合し信号の増幅を行うプリアンプに、入力インピーダンスの低いプリアンプを使う方法である。
図9は、本高周波コイル14に、空間的な配置を調整してカップリングを抑制する方法を適用する場合の一例を示した図であり、具体的には、図7に示した第1の表面QDコイル51を2次元(X−Z平面)に2列ずつ配列させたとき空間的な配列を調整してカップリングを抑制する例である。
図9に示すように、XあるいはZ方向に8字型コイル55A、8字型コイル55B、8字型コイル55C、8字型コイル55Dが隣接している場合、隣り合うコイルの一部同士を重ね合わせて配置することにより、電気的なカップリングを抑制する。また、ループ状コイル53Aとループ状コイル53C、ループ状コイル53Bとループ状コイル53Dもそれぞれ電気的なカップリングを抑制するために、互いの一部を重ね合わせて配置される。
なお、図9において、対角関係に位置する8字型コイルで間、X方向に並んだループ状コイル間、及び対角関係に位置するループ状コイル間、8字型コイルと隣接し対向関係にあるループコイル間のカップリングの抑制は、空間的な配置では十分でない。また、原理的には重ね合わせてデカップリング可能な場合であっても、製作上の誤差が生じカップリングが残る場合がある。この様な場合には、上述した入力インピーダンスの低いアンプを使う手法を併せて使うことで、十分なカップリングの抑制を達成することができる。
以上の方法でカップリングを出来る限り低減させるわけであるが、以下に述べるような方法によって、さらに残留カップリングがある場合でも中心の感度を落とさないようにすることができる。図10及び図11は、その方法を説明するための図である。本方法は、関心領域の感度を落とさないように例えば上部ユニット140と下部ユニット141との配置又は配線を工夫するものである。
一般にコイル同士がカップリングすると、通常互いに発生する高周波磁場を打ち消す方向に高周波電流が流れるモードと、互いに同じ方向に高周波磁場を発生し強めあうように高周波電流が流れるモードとの2種類が生じる。前者の場合は、互いが発生する高周波磁場が打ち消されるため、挟まれた被験者の中心における感度は低下する。一方、後者の場合には高周波磁場の打ち消し合いは発生せず、感度低下は生じない。
従って、仮にカップリングした場合であっても、後者のモードを選択できるように信号ケーブルの配線或いはコイルの配置を工夫することで、関心領域の感度低下を防止することができる。
図10は、関心領域の感度低下を防止するために、上部ユニット140が有するループ状コイル53上と下部ユニット141が有するループ状コイル53下とに対して施す配線方法を示している。図10において、信号ケーブルのアース側に接続する方をC側(コールド側)、そうでない方をH側(ホット側)とする。すると、ループ状コイル53上とループ状コイル53下との間では、H側とC側とが一致しているから、検出する信号の位相は同じになる。従って、高周波電流の向きも互いに同じとなり、発生する高周波磁場方向も一致し、カップリングによる感度低下を防ぐことができる。
図11は、上部ユニット140が有する8字型コイル55上と下部ユニット141が有する8字型コイル55下とに対して施す配線を示している。図11に示すように、8字型コイル同士で発生する高周波磁場の向きが同じ向きになるようにするためには、上のコイルと下のコイルでH側とC側を逆になるようにすればよい。
次に、以上述べた高周波コイル及び磁気共鳴映像装置によって達成される効果について述べる。
本磁気共鳴映像装置は、互いに直交するX,Y,Zのそれぞれの方向に配列された複数の表面コイルを有している。従って、PI法を用いた画像化法において、撮影時間Tを大幅に短縮することができる。また、表面コイルの持っている高感度特性により、この撮影時間Tの短縮に伴って減少するS/Nをカバーすることができ、高精度の磁気共鳴映像を取得することが可能である。このS/N比の向上について、Z方向の高周波コイルの構成に着目して以下具体的に説明する。
本磁気共鳴映像装置10は、Z方向に複数のコイルユニット142を配列した高周波コイル14を有している。一方、従来の高周波コイルは、Z方向には一体型コイルを有するのみである。このZ方向に関する構成の違いに起因するS/N比の向上は、次のようにして確認することができる。すなわち、例えば図12に示すように、ファントム61を一体型の長軸体積コイル60で画像化する場合と、図13に示すように、Z方向に配列された2つの短軸体積コイル63、64で画像化する場合と、の中心体軸上の感度(S/N比)を計算機シミュレーションで比較する。
図14は、上記計算機シミュレーションの結果を示した図である。図14に示すように、長軸体積コイル60に比べて、短軸体積コイル63、64の方が感度が高いことがわかる。
図13の短軸体積コイル63,64のモデルは、複数の表面コイルをZ方向に配列した本磁気共鳴映像装置に相当し、一方、図12の長軸体積コイルのモデルは、Z方向に複数の表面コイルを配列しない(つまりZ方向に長い一体型のコイルを用いる)従来の磁気共鳴映像装置に相当する。従って、従来よりも高いS/N比によって信号を取得することができる。
また、高周波コイル14には、被検体に固定するためのバンドや好適に配列するための基準が設けられている。さらに各表面コイルを構成するQDコイルは、表面コイルとして最大の高S/N比特性を発揮する。さらに、配線の方法を工夫することによって、残留カップリングがあった場合でも、中心領域の感度を落とさないようにしている。これらの各構成によっても、高いS/N比を実現することができる。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変形例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば以下に示すように、その要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
高周波コイル14は、撮影部位によって異なる形状とすることができる。図15は、特に胸部撮像に適した上部ユニット140の一例を示している。図15に示すように、上部ユニット140は、表面コイルとしてのループ状コイル53G、H、I、JがX方向、Z方向に配列されている。また、コイル間のカップリングを低減させるために、隣り合うループ状コイルの一部は重ね合わせて配置されている。
また、表面コイルの形状は円形に限定する趣旨ではなく、例えば図16に示すような他のループ状コイル70を有する形態であってもよい。
さらに、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組合わせた効果が得られる。また、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以上本発明によれば、複数の表面コイルを用いた画像化法において、PI法を自在に適用できるようにコイルを構成することにより、高S/N比あるいは高速に磁気共鳴画像を得ることのできる磁気共鳴映像装置、及び当該装置にて使用される高周波コイルユニットを実現することができる。
図1は、本実施形態に係る磁気共鳴映像装置の構成を示すブロック図である。 図2は、例えば腹部等を診断するために使用される、上部ユニット140及び下部ユニット141からなる高周波コイル14を示した図である。 図3は、高周波コイル14のブロック図である。 図4は、被検体に固定して使用する、上部ユニット140及び下部ユニット141からなる高周波コイル14の例を示した図である。 図5は、被検体に固定して使用する、上部ユニット140及び下部ユニット141からなる高周波コイル14の他の例を示した図である。 図6は、フォーム50を有する高周波コイル14の形態を説明するための図である。 図7は、ループ状コイル53と8字型コイル55から構成される、表面QDコイルを示している。 図8は、8字型コイル55aと8字型コイル55bとから構成される、コイルユニット142としての第2の表面QDコイル57を示している。 図9は、本高周波コイル14におけるカップリングを抑制する方法を適用する場合の一例を示した図である。 図10は、関心領域の感度低下を防止するために、上部ユニット140が有するループ状コイル53上と下部ユニット141が有するループ状コイル53下とに対して施す配線方法を示している。 図11は、関心領域の感度低下を防止するために、上部ユニット140が有する8字型コイル55上と下部ユニット141が有する8字型コイル55下とに対して施す配線方法を示している。 図12は、本磁気共鳴映像装置の効果を説明するための図である。 図13は、本磁気共鳴映像装置の効果を説明するための図である。 図14は、上記計算機シミュレーションの結果を示した図である。 図15は、胸部撮像に適した上部ユニット140の一例を示している。 図16は、胸部撮像に適した上部ユニット140の他の例を示している。
符号の説明
10…磁気共鳴映像装置、11…静磁場磁石、12…シムコイル、13…勾配コイル、14…高周波コイル、16…勾配コイル電源、17…シムコイル電源、18…送信部、19…受信部、20…データ収集部、21…シーケンス制御部、22…計算機システム、23…コンソール、24…ディスプレイ、40、42…ケーブル、41、43…コネクタ、44…プリアンプ、45…ハイブリッド回路、46…印、47…バンド、50…フォーム、53…ループ状コイル、55…8字型コイル、140…上部ユニット、141…下部ユニット、142…コイルユニット

Claims (3)

  1. 静磁場中に配置した被検体に発生する磁気共鳴信号を映像化する磁気共鳴映像装置において使用される高周波コイルユニットにおいて、
    第1の方向、前記第1の方向と直交する第2の方向のそれぞれに沿って2つ以上配列され、前記磁気共鳴信号を受信するための複数の表面コイルを有する第1のユニットと、
    前記第1の方向及び前記第2の方向のそれぞれに沿って2つ以上配列され、前記磁気共鳴信号を受信するための複数の表面コイルを有し、前記第1のユニットに対して前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する第3の方向に沿って配置される第2のユニットと、
    前記第1のユニットが有する複数の前記表面コイルが受信した前記磁気共鳴信号を、前記第2のユニットに送信する第1の送信手段と、
    を具備することを特徴とする高周波コイルユニット。
  2. 前記第2のユニットが有する複数の前記表面コイルが受信した前記磁気共鳴信号と、前記第1の送信手段によって送信された前記磁気共鳴信号とを、前記磁気共鳴映像装置が有する信号処理手段に送信する第2の送信手段をさらに具備すること特徴とする請求項1記載の高周波コイルユニット。
  3. 静磁場中の被検体に高周波パルスを印加することで磁気共鳴信号を発生させ、当該磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴映像を生成する磁気共鳴映像装置において、
    第1の方向、前記第1の方向と直交する第2の方向のそれぞれに沿って2つ以上配列され、前記磁気共鳴信号を受信するための複数の表面コイルを有する第1のユニットと、
    前記第1の方向及び前記第2の方向のそれぞれに沿って2つ以上配列され、前記磁気共鳴信号を受信するための複数の表面コイルを有し、前記第1のユニットに対して前記第1の方向及び前記第2の方向の双方に直交する第3の方向に沿って配置される第2のユニットと、
    前記第1のユニットが有する複数の前記表面コイルが受信した前記磁気共鳴信号を、前記第2のユニットに送信する第1の送信手段と、
    前記第2のユニットが有する複数の前記表面コイルが受信した前記磁気共鳴信号と、前記第1の送信手段によって送信された前記磁気共鳴信号とを、前記磁気共鳴映像装置が有する信号処理手段に送信する第2の送信手段と、
    を具備することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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