JP2005058467A - 洗濯機用ホース - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、何の技術を持っていない人でも簡単に水栓器具に取り付けることができ、漏水事故の発生も減らすことができる洗濯機用ホースを提供することを目的とするものである。
【解決手段】 本発明は、給水ホースの一端にはパイプを、前記給水ホースの他端には洗濯機側接続管を取り付け、前記パイプにはストッパー若しくはフランジを設け又はストッパーリングを嵌め込んで水栓器具に接続し、袋ナットにより前記パイプを固定することを特徴とする洗濯機用ホースの構成とした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、水栓器具より洗濯機へ給水を行う洗濯機用ホースに関する発明である。
従来の洗濯機用ホース24は、特許文献1の発明のように日本工業規格及び日本水道協会の規格品の吐水口10に日本電機工業会に基づき製品化されたホースカップリングを介して、自在ホーム水栓、湯水混合水栓等の器具と接続して使用している。また、異なる2つの規格の狭間にあるため水栓器具5の吐水口10と給水ホース2の接続部分が取付不良になったり、脱落防止ロックレバー25bの無い接続スライド付き給水ホース2を使用している場合もある。
特開平11−290582号公報
しかしながら、水栓器具5の吐水口10への取付けは、4本のビスで吐水口10の中心に平行になるように均一に締め付け、ゴム製のパッキン12を介してカップリングを回し密着させて接続するが、取付けには熟練を要し、一般家庭または技術の程度の低い人が作業を行うと取付けが不十分な状態になってしまう。
通常、全自動の洗濯機7は、運転状態にすると脱水工程が完了するまで全自動で作業を行うので、人は洗濯機7より離れていることが多い。取付けが不十分だと、洗濯機7の止水、通水作動時の振動により吐水口10の取付部分のビスが緩んで給水ホース2が脱落したり、ゴム製のパッキン12のシール性不良等により漏水が発生したりする。
水栓器具5から給水ホース2を経て洗濯機7までの間には取外し可能な箇所がいくつか有り、何らかの原因でシール性不良、給水ホース2の脱落が発生し、漏水事故による経済的損失が多発している。
脱落防止ロックレバー25bが役に立たないカップリング式の吐水口10を持つ水栓器具5等では、給水ホース2の接続部分が外れやすく、給水ホース2が脱落して大量の漏水も発生している。
マンションやアパート等の高層集合住宅で漏水が発生した場合、発見が遅れれば階下まで水漏れが起こってしまい、多大な経済的損失になるばかりか、人間関係を悪化させることにもなる。
そこで、本発明は、何の技術を持っていない人でも簡単に水栓器具に取り付けることができ、漏水事故の発生も減らすことができる洗濯機用ホースを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、給水ホースの一端にはパイプを、前記給水ホースの他端には洗濯機側接続管を取り付け、前記パイプにはストッパー若しくはフランジを設け又はストッパーリングを嵌め込んで水栓器具に接続し、袋ナットにより前記パイプを固定することを特徴とする洗濯機用ホース、及びネジアダプタの一端には水栓器具に接続するメスネジを、前記ネジアダプタの他端には前記洗濯機用ホースに接続するオスネジを、前記ネジアダプタの外周にはスパナ口を設け、前記洗濯機用ホースに接続して使用することを特徴とする洗濯機用ホースの構成とした。
本発明は、以上の構成であるから以下の効果が得られる。第1に、吐水口10のネジに合う袋ナット6を用い、吐水口10に代えてパイプ3を接続するようにすることで、誰にでも簡単にしっかりと取り付けることが可能となる。
第2に、パイプ3は水栓器具5にしっかりと取り付けられ、給水ホース2の途中に取外し可能な箇所はないため、外れることによる漏水事故は起こりにくくなり、経済的損失が発生することもほとんど無くなる。
第3に、ネジアダプタ18を用いることで、ほとんどの水栓器具5に対応させることができる。接続も洗濯機用ホース1を接続するときと同様に簡単で、しっかりと取り付けることができる。
洗濯機側の接続部分は従来と同様のものを使用し、水栓器具5については吐水口10を外すことができるものとする。
以下に、添付図面に基づいて、本発明である洗濯機用ホースについて詳細に説明する。図1は、本発明である洗濯機用ホースを水栓器具及び洗濯機に接続した状態を示す図である。
洗濯機用ホース1は、給水ホース2、パイプ3、洗濯機側接続管4からなり、水栓器具5からの水を洗濯機7へ供給する。給水ホース2とパイプ3は留め金具2aで、給水ホース2と洗濯機側接続管4は留め金具2bで固定することにより接続されている。パイプ3と水栓器具5は袋ナット6で固定され、洗濯機側接続管4は洗濯機7に嵌め込まれる。
給水ホース2は、軟質塩化ビニール等の材質で、内部を水が通過するため中空の管であり、水栓器具5と洗濯機7を繋ぐだけの長さを必要とする。一方にはパイプ3が差し込まれ、給水ホース2の端にアルミニウム等を筒状に巻いた留め金具2aを締め付けることによって固定する。もう一方には、洗濯機側接続管4が接続され、同様に留め金具2bで固定する。
給水ホース2は、水栓器具5と洗濯機7の距離が一定でないため曲げたりする必要があるが、水漏れが起こらないようにある程度の肉厚のものである。また、多少曲げても水の通りが妨げられないくらいの太さも必要である。
留め金具2a及び留め金具2bは、共に給水ホース2を固定するために締め付けるものである。給水ホース2にパイプ3または洗濯機側接続管4の先端を差し込んだ際、給水ホース2を曲げたり、水圧が強くなったりすると、端の部分に力が掛かるため、水漏れや抜け落ちを防止するために取り付ける。
パイプ3は、給水ホース2同様に内部に水を通すため中空の管体でありね、水栓器具5と給水ホース2を繋ぐ部分である。一方は水栓器具5に接続して袋ナット6により締め付け、もう一方は給水ホース2に先端を差し込むようにして繋げる。
パイプ3は、水栓器具5の吐水口10の代わりに取り付けるため、吐水口10の接続部分と同様の形状をしている必要がある。材質についても同様に金属をしても良いが、安価なポリアセタール等の合成樹脂を用いることもできる。
洗濯機側接続管4は、日本電気工業会規格のもので、従来と同様である。洗濯機7に嵌め込むように取り付けるが、接続部分は洗濯機7側の給水口と形状が合っている必要があり、簡単に外れないようにしっかり固定する。
袋ナット6は、水栓器具5に吐水口10を固定していたものと同様で、黄銅などの金属である。中心の孔にパイプ3を通し、水栓器具5のネジへ固定する。袋ナット6の側面には、ネジを締め易いように平らにした箇所がいくつか設けられている。
水栓器具5は、水道から水を供給するもので一般に使用されているものである。洗濯機7は全自動であり、洗濯機7に接続された洗濯機用ホース1から水を入れたり、止めたりすることを自動で行う。
図2は、本発明である洗濯機用ホースを水栓器具に接続した部分を示す図である。横水栓の水栓器具5に洗濯機用ホース1を接続した場合と、自在水栓の水栓器具5aに洗濯機用ホース1を接続した場合を示している。
横水栓取付時8は、横水栓の水栓器具5に洗濯機用ホース1を接続した場合である。水栓器具5から吐水口10を取り外した時、空いた面が横側にあり、パイプ3の給水ホース2を接続した方と反対側を嵌め込む。
パイプ3には、給水ホース2に差し込む前にあらかじめ袋ナット6を通しておき、パイプ3を水栓器具5に嵌め込んだ後にネジを締めてパイプ3が外れないように固定する。パイプ3の水栓器具5に接続する側にはストッパー13が設けられているため、袋ナット6を締めた後にパイプ3が抜けてしまうということはない。
自在水栓取付時8aは、自在水栓の水栓器具5aに洗濯機用ホース1を接続した場合である。水栓器具5aから吐水口10aを取り外した時、空いた面が下側にあり、パイプ3の給水ホース2を接続した方と反対側を嵌め込む。袋ナット6の締め付けについては、横水栓取付時8と同様である。
横水栓の水栓器具5であっても、自在水栓の水栓器具5aであっても、また別の水栓器具であっても、パイプ3を嵌め込むことができ、かつ、袋ナット6を締め付けることができれば、接続することが可能である。
図3は、本発明である洗濯機用ホースを水栓器具に接続する手順を示す図である。横水栓の水栓器具5に洗濯機用ホース1を接続する場合と、自在水栓の水栓器具5aに洗濯機用ホース1を接続する場合を示している。
横水栓取付時8は、横水栓の水栓器具5に洗濯機用ホース1を接続する場合である。最初、水栓器具5には吐水口10が嵌め込まれ、袋ナット6aで締め付けるられている。吐水口10は横方向に出ており、先は下方向に曲がっていて、回転させれば上方向に向けることもできる。
袋ナット6aのネジを緩め、袋ナット6aごと吐水口10を外して、洗濯機用ホース1を取り付ける。吐水口10の代わりにパイプ3を嵌め込み、袋ナット6aの代わりに袋ナット6で吐水口側ネジ9に締め付ける。
自在水栓取付時8aは、自在水栓の水栓器具5aに洗濯機用ホース1を接続する場合である。最初、水栓器具5aには吐水口10aが嵌め込まれ、袋ナット6bで締め付けるられている。吐水口10aは下方向に出ており、先は横方向に伸びてから下方向に曲がっていて、回転させれば水を出す位置を変えることができる。
袋ナット6bのネジを緩め、袋ナット6bごと吐水口10aを外して、洗濯機用ホース1を取り付ける。吐水口10aの代わりにパイプ3を嵌め込み、袋ナット6bの代わりに袋ナット6で吐水口側ネジ9aに締め付ける。
従来のように吐水口10または吐水口10aの先端にビスで固定するよりも簡単に接続したり取り外すことが可能で、ビスにより吐水口10または吐水口10aを傷めてしまうということもない。
吐水口10または吐水口10aの接続部分と形状を合わせていることからしっかりと接続することができる。外れてしまったり、接触不良によって漏水等が発生することもほとんど無くなる。
図4及び図5は、本発明である洗濯機用ホースを水栓器具に接続した部分の断面図である。符号11は固定タイプ、符号11aは回転タイプ、符号11bはフランジタイプの断面を示している。実施例1においては、固定タイプ11について説明する。
パイプ3の先端であるホース差込部分14は、給水ホース2の内部に差し込まれる。反対側は水栓器具5の吐水口側ネジ9の内側に嵌め込まれる。略L字形に形成されているパイプ3はストッパー13と一体化しており、パイプ3が奥に入りすぎたり抜けたりするのを防いでいる。
パイプ3と水栓器具5の間には、パッキン12を入れる。パッキン12は、ゴム製のOリングやUパッキンで、パイプ3の先端に通すように嵌め込む。パイプ3と水栓器具5を密着させて隙間ができないようにするものである。
パイプ3を嵌め込んだ後、袋ナット6で吐水口側ネジ9を締め付ける。袋ナット6の中心の孔はパイプ3に通されているが、ストッパー13で止まるため、パイプ3が抜けてしまうことはない。
図6は、本発明である洗濯機用ホースを水栓器具から取り外した状態を示す図である。符号16は取外し時を示しており、符号16aはパイプ接続部分を分解して示したものである。
取外し時16において、断面形状がコ字状形の袋ナット6のネジを緩めて吐水口側ネジ9から外すと、パイプ3を水栓器具5から取り外すことができる。水栓器具5とパイプ3の間にはパッキン12が入っており、吐水口側ネジ9の内周とパッキン12の外周、パッキン12の内周とパイプ3の先端の外周を密着させている。
袋ナット6は、ストッパー13があるため水栓器具5側に取り外すことはできないが、パイプ3を給水ホース2から引き抜けば、給水ホース2側に出っ張り等がなければ取り外すことができる。
パイプ接続部分16aは、パイプ3、袋ナット6、給水ホース2をそれぞれ分けた状態である。パイプ3はストッパー13が一体化した固定タイプ11であるが、ストッパーリング13aにより回転可能とした回転タイプ11aや、ストッパー13ではなくフランジ13bにしたフランジタイプ11bの場合もある。
パイプ3のホース差込部分14は、先端を少し細くし、徐々に太くし、一旦へこましてまた太くしていくというのを数回繰り返す形状にすることで、給水ホース2に対して入れ易く、抜け難いものにしている。
袋ナット6はW26×山20というJIS規格のものである。パイプ3を通す部分は空いており、反対側の内側はネジ状になっている。側面はネジを締め易いように数箇所を平たく切り取った状態になっている。
給水ホース2にはホース差込部分14を差し込むが、給水ホース2の端の部分は形状が変化しにくいように留め金具2aを巻いて締め付けてある。給水ホース2の端に力が掛かり隙間が出来るのを抑えるためである。
図7及び図8は、本発明である洗濯機用ホースの水栓器具に接続するパイプの種類を示した図である。符号17は固定タイプ、符号17aは回転タイプ、符号17bはフランジタイプ、符号17cはストレート固定タイプ、符号17dはストレート回転タイプを示している。実施例1においては、固定タイプ17及びストレート固定タイプ17cについて説明する。
固定タイプ17において、パイプ3は若干曲がった形状をしている。横水栓のように出口が横向きの場合、下を向いていた方が水が流れやすいからである。ストッパー13はパイプ3と一体化しているため取り外すことができないし、回転することもない。
ホース差込部分14は、パイプ3の他の部分よりも細くなっているが、水が通る内部の太さはほぼ同一である。水の通り道が狭くなる箇所は力が大きくなり、大きくなった力は弱くなっている箇所に加わってしまうからである。
ストレート固定タイプ17cにおいて、パイプ3cは真っ直ぐな形状をしている。自在水栓のように出口が下向きの場合、空間を有効に使うことができる。ストッパー13c及びホース差込部分14cについては、固定タイプ17の場合と同様である。
固定タイプ17及びストレート固定タイプ17cは、ストッパー13及びストッパー13cが回転しないため、水栓器具5に取り付けた際、袋ナット6を締め付けると向きを変えることができない。
図9から図11までは実施例4において説明する。図12は、従来の洗濯機用ホースを水栓器具及び洗濯機に接続した状態を示す図である。
洗濯機用ホース24は、給水ホース2、水栓器具側接続管25、洗濯機側接続管4からなり、水栓器具5からの水を洗濯機7へ供給する。給水ホース2の先端にはホース側接続管25aがあり、給水ホース2とホース側接続管25aは留め金具2aで、給水ホース2と洗濯機側接続管4は留め金具2bで固定することにより接続されている。洗濯機側接続管4は洗濯機7に嵌め込まれる。
吐水口10及び袋ナット6は、水栓器具5から取り外さずにそのまま使用する。吐水口10の先に水栓器具側接続管25をビスで固定することにより取り付ける。ホース側接続管25aは、水栓器具側接続管25に接続可能で、脱落防止ロックレバー25bを水栓器具側接続管25側に引っ掛けることにより外れるのを防止している。
水栓器具側接続管25を吐水口10に取り付けるのには技術を要する。全自動の洗濯機7の場合、取付不良があると振動により水栓器具側接続管25のビスが緩んで脱落したり、パッキン12の密着が弱くなったりする。全自動の洗濯機7が運転中の時は洗濯機より離れていることが多いので、漏水の発見が遅れれば被害は大きくなる。
水栓器具側接続管25とホース側接続管25aは取り外し可能であるため、接続に不良があったり、脱落防止ロックレバー25bが無い又は役に立たないものを使用した場合、パッキン12の密着不良または給水ホース2の脱落等により漏水事故に繋がることもある。
漏水事故を起こしてしまうと、多大な経済的損失を受けてしまうだけでなく、マンションやアパートなどの高層集合住宅などでは発見が遅れれば階下まで水漏れが起こるなど周囲に迷惑を掛けたりして、人間関係の悪化にも繋がってしまう。
図1から図3までは実施例1と同様である。図4及び図5は、本発明である洗濯機用ホースを水栓器具に接続した部分の断面図である。符号11は固定タイプ、符号11aは回転タイプ、符号11bはフランジタイプの断面を示している。実施例2においては、回転タイプ11aについて説明する。
パイプ3aの先端であるホース差込部分14aには矢じり状にしかも凹凸に形成されていて、給水ホース2の内部に差し込まれる。反対側は水栓器具5の吐水口側ネジ9の内側に嵌め込まれる。パイプ3aにはストッパーリング13aが取り付けられており、パイプ3aが奥に入りすぎたり抜けたりするのを防いでいる。
ストッパーリング13aは、ポリアセタールやジュラコン等の合成樹脂で出来た輪状のもので、拡がるように輪の一部が空いている。内部に突起状の部分があり、パイプ3aのストッパー嵌込溝15に嵌め込む。ストッパー嵌込溝15はパイプ3aを一周するように存在するので、パイプ3aを回転させることができる。
パイプ3aと水栓器具5の間にはパッキン12を入れる。パッキン12は、ゴム製のOリングやUパッキンで、パイプ3の先端に通すように嵌め込む。パイプ3aと水栓器具5を密着させて隙間ができないようにするものである。
パイプ3aを嵌め込んだ後、袋ナット6で吐水口側ネジ9を締め付ける。袋ナット6の中心の孔はパイプ3aに通されているが、ストッパーリング13aで止まるため、パイプ3aが抜けてしまうことはない。
図6は実施例1と同様である。図7及び図8は、本発明である洗濯機用ホースの水栓器具に接続するパイプの種類を示した図である。符号17は固定タイプ、符号17aは回転タイプ、符号17bはフランジタイプ、符号17cはストレート固定タイプ、符号17dはストレート回転タイプを示している。実施例2においては、回転タイプ17a及びストレート回転タイプ17dについて説明する。
回転タイプ17aにおいて、パイプ3aは若干曲がった形状をしている。横水栓のように出口が横向きの場合、下を向いていた方が水が流れやすいからである。ストッパーリング13aはパイプ3aから取り外すことができる。
ストッパーリング13aは、内側にある突起状の部分を、パイプ3aのストッパー嵌込溝15に嵌め込むことにより固定されている。位置は移動しないためパイプ3aが抜けるのを防止するが、パイプ3aを回転させることは可能となっている。
ホース差込部分14aは、パイプ3aの他の部分よりも細くなっているが、水が通る内部の太さはほぼ同一である。水の通り道が狭くなる箇所は力が大きくなり、大きくなった力は弱くなっている箇所に加わってしまうからである。
ストレート回転タイプ17dにおいて、パイプ3dは真っ直ぐな形状をしている。自在水栓のように出口が下向きの場合、空間を有効に使うことができる。ストッパーリング13a及びホース差込部分14dについては、回転タイプ17aの場合と同様で、ストッパー嵌込溝15aにストッパーリング13aを嵌め込む。
回転タイプ17a及びストレート回転タイプ17dは、ストッパーリング13aが回転するため、水栓器具5に取り付けた際、袋ナット6を締め付けても回転させることにより向きを変えることができる。
図1から図3までは実施例1と同様である。図4及び図5は、本発明である洗濯機用ホースを水栓器具に接続した部分の断面図である。符号11は固定タイプ、符号11aは回転タイプ、符号11bはフランジタイプの断面を示している。実施例3においては、フランジタイプ11bについて説明する。
パイプ3bの先端であるホース差込部分14bは、給水ホース2の内部に差し込まれる。反対側は水栓器具5の吐水口側ネジ9の内側に嵌め込まれる。パイプ3bの先端はフランジ13bになっており、パイプ3bが奥に入りすぎたり抜けたりするのを防いでいる。
フランジ13bは、パイプ3bの端をつば状に張り出させたもので、実施例1のストッパー13と同様の役割を持つ。水栓器具5の接続部分の状態に応じて実施例1の固定型と使い分けすることができる。
パイプ3bと水栓器具5の間にはパッキン12aを入れる。パッキン12aは、ゴム製のOリングやUパッキンで、フランジ13bの部分に当てる。パイプ3bと水栓器具5を密着させて隙間ができないようにするものである。
パイプ3bを嵌め込んだ後、袋ナット6で吐水口側ネジ9を締め付ける。袋ナット6の中心の孔はパイプ3bに通されているが、フランジ13bで止まるため、パイプ3bが抜けてしまうことはない。
図6は実施例1と同様である。図7及び図8は、本発明である洗濯機用ホースの水栓器具に接続するパイプの種類を示した図である。符号17は固定タイプ、符号17aは回転タイプ、符号17bはフランジタイプ、符号17cはストレート固定タイプ、符号17dはストレート回転タイプを示している。実施例3においては、フランジタイプ17bについて説明する。
フランジタイプ17bにおいて、パイプ3bは若干曲がった形状をしている。横水栓のように出口が横向きの場合、下を向いていた方が水が流れやすいからである。フランジ13bはパイプ3bの一部であるため取り外すことができないし、回転することもない。
ホース差込部分14b、パイプ3bの他の部分よりも細くなっているが、水が通る内部の太さはほぼ同一である。水の通り道が狭くなる箇所は力が大きくなり、大きくなった力は弱くなっている箇所に加わってしまうからである。
フランジタイプ17bは、フランジ13bが回転しないため、水栓器具5に取り付けた際、袋ナット6を締め付けると向きを変えることができない。フランジ13bの場合、パイプ3bの先端を水栓器具5に嵌め込めない場合であっても接続でき、強度は固定タイプ17の方が上になるものの、汎用的に使用することができる。
図9は、本発明である洗濯機用ホースを形式の異なる水栓器具に接続する際のネジアダプタを示す図である。ネジアダプタ18は、水栓器具5の吐水口10のネジの規格がW21.5×山20のものであり、ネジアダプタ18aは、水栓器具5の吐水口10のネジの規格がG1/2×山20のものである。
ネジアダプタ18及びネジアダプタ18aは、水栓器具5c及び水栓器具5dと洗濯機用ホース1を繋ぐためのもので、管状で内部を水が通過する。メスネジ19、19a側もオスネジ20、20a側も接続部分の密着度を高めるためにパッキン12を入れる。
メスネジ19またはメスネジ19aは、水栓器具5cまたは水栓器具5dに接続する側である。内周がネジになっており、水栓器具5cまたは水栓器具5dの吐水口10のネジの規格に合わせてある。パッキン12を間に挟んだ後、水栓器具5cまたは水栓器具5dの吐水口側ネジ9に被せるようにしてネジを締め付ける。
オスネジ20またはオスネジ20aは、洗濯機用ホース1に接続する側である。外周がネジになっており、JIS規格であるW26×山20固定である。パッキン12を間に挟んだ後、袋ナット6を被せるようにしてネジを締め付ける。
スパナ口21またはスパナ口21aは、ネジアダプタ18またはネジアダプタ18aを水栓器具5cまたは水栓器具5dに取り外しする際、ネジを締めたり緩めたりするためにスパナ等で押さえる箇所である。メスネジ19またはメスネジ19aの外側の周上に何箇所か押さえやすい部分に設ける。
ネジアダプタ18、18a、またはそれ以外の規格に合わせたネジアダプタを用意しておけば、洗濯機用ホース1の袋ナット6の規格は統一したまま変更することなくほとんどの水栓器具5に対応することが可能となる。
図10は、本発明である洗濯機用ホースを形式の異なる水栓器具にネジアダプタを使用して接続する手順を示す図である。W26×山20タイプ22は、水栓器具5bの吐水口側ネジ9がJIS規格のネジであるため、ネジアダプタ18またはネジアダプタ18aを使用せずにパイプ3を接続することができる。
W21.5×山20タイプ22aは、水栓器具5cの吐水口側ネジ9bの規格がW21.5×山20である場合にネジアダプタ18を使用して接続する場合である。まず、メスネジ19を吐水口側ネジ9bにパッキン12を挟んで取り付ける。その際、スパナ口21を利用してしっかりと締め付ける。
ネジアダプタ18が接続されたら、給水ホース2に差し込んで留め金具2aで締め付け済みのパイプ3をオスネジ20にパッキン12を挟んで取り付ける。パイプ3はオスネジ20の内側に嵌め込むように接続し、袋ナット6によってオスネジ20の外側のネジに締め付ける。
G1/2×山20タイプ22bは、水栓器具5dの吐水口側ネジ9cの規格がG1/2×山20である場合にネジアダプタ18aを使用して接続する場合である。まず、メスネジ19aを吐水口側ネジ9cにパッキン12を挟んで取り付ける。その際、スパナ口21aを利用してしっかりと締め付ける。
ネジアダプタ18aが接続されたら、給水ホース2に差し込んで留め金具2aで締め付け済みのパイプ3をオスネジ20aにパッキン12を挟んで取り付ける。パイプ3はオスネジ20aの内側に嵌め込むように接続し、袋ナット6によってオスネジ20aの外側のネジに締め付ける。
ネジアダプタ18またはネジアダプタ18aが加わっても、接続方法はほぼ同じであるので簡単かつ確実に取り付けることができる。取り外す際も逆の手順により簡単に行うことができる。
図11は、本発明である洗濯機用ホースを形式の異なる水栓器具にネジアダプタを使用して接続した状態を示す図及びその断面図である。符号23はアダプタ使用時の状態を示したもので、符号23aはアダプタ使用時断面を示したものである。
アダプタ使用時23では、水栓器具5c、ネジアダプタ18、パイプ3aが接続された状態になっている。ネジアダプタ18を利用すれば、水栓器具5cはどんな規格であってもそのまま使用でき、袋ナット6も一定のものだけ用意しておけばパイプ3aを接続することができる。
ネジアダプタ18のパイプ3a側は、W26×山20の水栓器具5の吐水口側ネジ9の形状に合わせて出来ているので、パイプ3aの種類は関係なくネジアダプタ18に接続することが可能である。
給水ホース2とパイプ3aの接続部分を留め金具2aで補強しているように接続部分は漏水に気を付けなくてはならない箇所である。ネジアダプタ18については、接続部分にパッキン12を入れて密着度を高め、スパナ口21を設けることでしっかりと締め付けることができるようにしている。
アダプタ使用時断面23aはアダプタ使用時23の断面であるが、パイプ3aについては回転タイプ11aのものを使用している。水栓器具5c、ネジアダプタ18、パイプ3a、給水ホース2と繋がっていて、水が流れていく。
水栓器具5cとネジアダプタ18の間にはパッキン12b、ネジアダプタ18とパイプ3aの間にはパッキン12が入っていて、管の外側へ水が出て行かないようにしている。パイプ3aまで来た水は、ホース差込部分14から給水ホース2へ送られる。
パイプ3aは回転タイプ11aなので、ストッパー嵌込溝15にストッパーリング13aが取り付けられていて、パイプ3aを回転させることができる。ストッパーリング13aは、パイプ3aと袋ナット6を固定させる役割とネジアダプタ18とパイプ3aを固定する役割も持つ。
吐水口側ネジ9bには、メスネジ19が締め付けられ、オスネジ20には袋ナット6が締め付けられる。締付けにはスパナ口21を利用する。締付けにより間のパッキン12及びパッキン12bはより密着され、水漏れを防ぐ。
ネジアダプタ18も、水栓器具5cの吐水口10の代わりに取り付けるという形式であるからしっかりと接続することができ、接続も簡単である。ネジアダプタ18は、洗濯機用ホース1を様々な水栓器具5cに対応させることができる点で大いに役立つ。
1 洗濯機用ホース
2 給水ホース
2a 留め金具
2b 留め金具
3 パイプ
3a パイプ
3b パイプ
3c パイプ
3d パイプ
4 洗濯機側接続管
5 水栓器具
5a 水栓器具
5b 水栓器具
5c 水栓器具
5d 水栓器具
6 袋ナット
6a 袋ナット
6b 袋ナット
7 洗濯機
8 横水栓取付時
8a 自在水栓取付時
9 吐水口側ネジ
9a 吐水口側ネジ
9b 吐水口側ネジ
9c 吐水口側ネジ
10 吐水口
10a 吐水口
11 固定タイプ
11a 回転タイプ
11b フランジタイプ
12 パッキン
12a パッキン
12b パッキン
13 ストッパー
13a ストッパーリング
13b フランジ
13c ストッパー
14 ホース差込部分
14a ホース差込部分
14b ホース差込部分
14c ホース差込部分
14d ホース差込部分
15 ストッパー嵌込溝
15a ストッパー嵌込溝
16 取外し時
16a パイプ接続部分
17 固定タイプ
17a 回転タイプ
17b フランジタイプ
17c ストレート固定タイプ
17d ストレート回転タイプ
18 ネジアダプタ
18a ネジアダプタ
19 メスネジ
19a メスネジ
20 オスネジ
20a オスネジ
21 スパナ口
21a スパナ口
22 W26×山20タイプ
22a W21.5×山20タイプ
22b G1/2×山20タイプ
23 アダプタ使用時
23a アダプタ使用時断面
24 洗濯機用ホース
25 水栓器具側接続管
25a ホース側接続管
25b 脱落防止ロックレバー
2 給水ホース
2a 留め金具
2b 留め金具
3 パイプ
3a パイプ
3b パイプ
3c パイプ
3d パイプ
4 洗濯機側接続管
5 水栓器具
5a 水栓器具
5b 水栓器具
5c 水栓器具
5d 水栓器具
6 袋ナット
6a 袋ナット
6b 袋ナット
7 洗濯機
8 横水栓取付時
8a 自在水栓取付時
9 吐水口側ネジ
9a 吐水口側ネジ
9b 吐水口側ネジ
9c 吐水口側ネジ
10 吐水口
10a 吐水口
11 固定タイプ
11a 回転タイプ
11b フランジタイプ
12 パッキン
12a パッキン
12b パッキン
13 ストッパー
13a ストッパーリング
13b フランジ
13c ストッパー
14 ホース差込部分
14a ホース差込部分
14b ホース差込部分
14c ホース差込部分
14d ホース差込部分
15 ストッパー嵌込溝
15a ストッパー嵌込溝
16 取外し時
16a パイプ接続部分
17 固定タイプ
17a 回転タイプ
17b フランジタイプ
17c ストレート固定タイプ
17d ストレート回転タイプ
18 ネジアダプタ
18a ネジアダプタ
19 メスネジ
19a メスネジ
20 オスネジ
20a オスネジ
21 スパナ口
21a スパナ口
22 W26×山20タイプ
22a W21.5×山20タイプ
22b G1/2×山20タイプ
23 アダプタ使用時
23a アダプタ使用時断面
24 洗濯機用ホース
25 水栓器具側接続管
25a ホース側接続管
25b 脱落防止ロックレバー
Claims (4)
- 給水ホースの一端にはパイプを、前記給水ホースの他端には洗濯機側接続管を取り付け、前記パイプにはストッパーを設けて水栓器具に接続し、袋ナットにより前記パイプを固定することを特徴とする洗濯機用ホース。
- 給水ホースの一端にはパイプを、前記給水ホースの他端には洗濯機側接続管を取り付け、前記パイプにはストッパーリングを嵌め込んで水栓器具に接続し、袋ナットにより前記パイプを固定することを特徴とする洗濯機用ホース。
- 給水ホースの一端にはパイプを、前記給水ホースの他端には洗濯機側接続管を取り付け、前記パイプにはフランジを設けて水栓器具に接続し、袋ナットにより前記パイプを固定することを特徴とする洗濯機用ホース。
- ネジアダプタの一端には水栓器具に接続するメスネジを、前記ネジアダプタの他端には洗濯機用ホースに接続するオスネジを、前記ネジアダプタの外周にはスパナ口を設け、洗濯機用ホースに接続して使用することを特徴とする洗濯機用ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292417A JP2005058467A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 洗濯機用ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292417A JP2005058467A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 洗濯機用ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005058467A true JP2005058467A (ja) | 2005-03-10 |
Family
ID=34369776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003292417A Pending JP2005058467A (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 洗濯機用ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005058467A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103201422A (zh) * | 2011-10-28 | 2013-07-10 | 松下电器产业株式会社 | 洗衣机 |
JP2015054571A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 液圧ユニット及びポートアダプタ |
-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003292417A patent/JP2005058467A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103201422A (zh) * | 2011-10-28 | 2013-07-10 | 松下电器产业株式会社 | 洗衣机 |
JP2015054571A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 液圧ユニット及びポートアダプタ |
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