JP2005057388A - Ip通信方法及びip通信装置、ipアダプタ、アドレス応答サーバ - Google Patents

Ip通信方法及びip通信装置、ipアダプタ、アドレス応答サーバ Download PDF

Info

Publication number
JP2005057388A
JP2005057388A JP2003284498A JP2003284498A JP2005057388A JP 2005057388 A JP2005057388 A JP 2005057388A JP 2003284498 A JP2003284498 A JP 2003284498A JP 2003284498 A JP2003284498 A JP 2003284498A JP 2005057388 A JP2005057388 A JP 2005057388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
packet
router
global
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003284498A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Toyoda
清 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003284498A priority Critical patent/JP2005057388A/ja
Publication of JP2005057388A publication Critical patent/JP2005057388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】 ユーザにルータのグローバルIPアドレスをVoIPアダプタに設定させる煩雑な作業を強いることなく、自動的に登録できるようにすること。
【解決手段】 インターネット17上に配置したアドレス応答サーバ18とVoIPアダプタ11とが協動して、VoIPアダプタ11がルータ12経由でアドレス応答サーバ18へパケットを送ることで、ルータ12のグローバルIPアドレスを取得し、その取得したグローバルIPアドレスをパケットのボディに入れてVoIPアダプタ11へ返信用パケットを送信し、VoIPアダプタ11が返信用パケットのボディからルータ12のグローバルIPアドレスを取り出す。
【選択図】 図5

Description

IETFで定められたSIP(Session Initiation Protocol)等の呼制御プロトコルやITUで定められたH.323等を採用したインターネット通信に適用可能なIP通信方法及びIP通信装置、IPアダプタ、アドレス応答サーバに関する。
従来から、電話回線に接続する電話機を用いてインターネット通信を行うために、電話機にVoIPアダプタを接続し、このVoIPアダプタをルータに接続する形態が知られている。また、NAT機能対応のルータにIP電話機、パーソナルコンピュータ等のIP通信装置を接続したものも提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−46531号公報
ところが、VoIPアダプタにローカルアドレス(プライベートIPアドレス)が付与されていて、ルータがNAT機能対応であると次のような問題が発生する。図13において電話機Tからインターネット経由で他の電話機(電話番号=5678)へ電話をかける場合を想定する。図14にVoIPアダプタ、ルータ、SIPサーバ間で送受信される呼制御パケットの構成を示す。呼制御パケットにはIPヘッダ部(以下、IPヘッダと言う)とメッセージ部があり、メッセージ部はさらにヘッダ部(以下、メッセージヘッダ部と言う)とボディ部(以下、メッセージボティ部と言う)とがある。VoIPアダプタがルータに送信する呼制御パケットのIPヘッダには、VoIPアダプタのプライベートIPアドレス(202.244.10.1)が送信元IPアドレスとして付与され、メッセージヘッダ部のfrom:フィールドにもVoIPアダプタのプライベートIPアドレス(202.244.10.1)が書かれる。ルータは、VoIPアダプタから受信した呼制御パケットのIPヘッダにセットされた送信元IPアドレスを、NAT機能によってグローバルアドレス(グローバルIPアドレス)に変換する。図13では、呼制御パケットのIPヘッダにルータが付与したグローバルIPアドレス(192.100.2.1)が付与されている。但し、メッセージヘッダ部は修正できないのでfrom:フィールドはプライベートIPアドレスのままである。このようにして、呼制御パケットのIPヘッダに記載されたグローバルIPアドレス(192.100.2.1)とメッセージヘッダ部に記載されたプライベートIPアドレス(202.244.10.1)とが不一致のまま、SIPサーバへ送信される。SIPサーバは、受信した呼制御パケットのメッセージヘッダ部にプライベートIPアドレス(202.244.10.1)が記載されているので処理できないという事態が生じる。
なお、ユニバーサルプラグアンドプレイの機能を持ったルータであれば、ルータがグローバルIPアドレスをVoIPアダプタに通知してくるので、VoIPアダプタが通知されたグローバルIPアドレスを格納して、呼接続時に読み出してメッセージヘッダ部に挿入することで上記問題が解決する。しかしながら、ユニバーサルプラグアンドプレイの機能を持たないルータが一般に相当数利用されているのが現状である。ユニバーサルプラグアンドプレイの機能を持たないルータを使用しているユーザに、VoIPアダプタにルータのグローバルIPアドレスを設定させる煩雑な作業を強いる問題がある。
本発明は以上のような実情に鑑みてなされたものであり、NAT機能対応のルータを使用しつつリアルタイム性に優れた呼制御プロトコルであるSIPを採用してインターネット通信を行うIP通信方法及びIP通信装置、IPアダプタ、アドレス応答サーバを提供することを目的とする。
本発明は、インターネット上に配置したアドレス応答サーバとVoIPアダプタとが協動して、VoIPアダプタがルータ経由でアドレス応答サーバへパケットを送ることで、アドレス応答サーバはルータのグローバルIPアドレスを取得し、その取得したグローバルIPアドレスをパケットのメッセージボディに入れてVoIPアダプタへ返信用パケットを送信し、VoIPアダプタが返信用パケットのメッセージボディからルータのグローバルIPアドレスを取り出して使用可能にした。グローバルIPアドレスの書き込み箇所は返信用パケットのメッセージボディに限定されるものではない。送信途中で書き換えられない場所であれば他の場所であっても良い。
本発明によれば、ユニバーサルプラグアンドプレイの機能を持たないルータを使用しているユーザに、VoIPアダプタにルータのグローバルIPアドレスを設定させる煩雑な作業を強いることなく、自動的にルータのグローバルIPアドレスをVoIPアダプタに登録することができる。
本発明の第1の態様は、IP通信装置が自己のローカルアドレスを送信元アドレスとして付与したIPパケットを中継先情報と共にルータに送信し、前記IPパケットを受信したルータが前記送信元アドレスを自己のグローバルIPアドレスに変換して当該IPパケットを前記中継先情報のアドレス応答サーバに送信し、前記アドレス応答サーバが受信したIPパケットから送信元アドレスである前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出して返信用パケットに書き込み、この返信用パケットを前記ルータ経由で前記IP通信装置に送信し、前記IP通信装置は受信した返信用パケットから前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出してメモリに記憶し、前記IP通信装置の呼接続時に前記記憶したグローバルIPアドレスをIPパケットのメッセージ部に格納するIP通信方法である。
ルータが自動付与していたためにこれまではIP通信装置が知ることができなかったルータのグローバルIPアドレスをアドレス応答サーバから返送してもらうことにより、IP通信装置が自己に割り当てられるグローバルIPアドレスを取得できるようにしたので、既設のNAT機能対応ルータをそのまま使用しつつ、IPパケットのメッセージ部にグローバルIPアドレスをセットして呼制御を行う呼制御プロトコル上でインターネット通信することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様のIP通信方法において、IP通信装置が予め格納したルータのグローバルIPアドレスとユーザから入力された通信先情報とをIPパケットのメッセージ部に書き込み、自己のローカルアドレスを送信元アドレスとしてIPヘッダ部に書き込んだIPパケットを呼制御サーバの中継先情報と共にルータに送信し、前記IPパケットを受信したルータがIPヘッダ部の送信元アドレスを自己のグローバルアドレスに変換し、このIPパケットを前記中継先情報にしたがって呼制御サーバへ送信し、前記呼制御サーバがIPパケットのIPヘッダ部の送信元アドレスとメッセージ部に書かれたグローバルIPアドレスとを比較して一致した場合に当該IPパケットを前記通信先情報で指定された端末に送信することにより前記IP通信装置と前記通信先情報の端末との通信を行わせるものとした。
アドレス応答サーバから返送してもらい記憶しておいたルータのグローバルIPアドレスをIPパケットのメッセージ部に書き込んで送信することにより、中継を行う呼制御サーバが正しくグローバルIPアドレスを認識できるので、既設のNAT機能対応ルータをそのまま使用しつつ、IPパケットのメッセージ部にルータのグローバルIPアドレスをセットして呼制御を行う呼制御プロトコル上でインターネット通信することができる。
本発明の第3の態様は、電話機に接続されたIPアダプタが自己のローカルアドレスを送信元アドレスとして付与したIPパケットを中継先情報と共にルータに送信し、前記IPパケットを受信したルータが前記送信元アドレスを自己のグローバルIPアドレスに変換して当該IPパケットを前記中継先情報のアドレス応答サーバに送信し、前記アドレス応答サーバが受信したIPパケットから送信元アドレスである前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出して返信用パケットに書き込み、この返信用パケットを前記ルータ経由で前記IPアダプタに送信し、前記IPアダプタは受信した返信用パケットから前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出してメモリに記憶し、前記電話機の呼接続時に前記記憶したグローバルIPアドレスをIPパケットのメッセージ部に格納するIP通信方法である。
ルータが自動付与していたためにこれまではIPアダプタが知ることができなかったルータのグローバルIPアドレスをアドレス応答サーバから返送してもらうことにより、IPアダプタが自己に割り当てられるグローバルIPアドレスを取得できるようにしたので、既設のNAT機能対応ルータをそのまま使用しつつ、IPアダプタと電話機にはユーザが設定作業を行うことなく、IPパケットのメッセージ部にグローバルIPアドレスをセットして呼制御を行う呼制御プロトコル上でインターネット通信することができる。
本発明の第4の態様は、第3の態様のIP通信方法において、電話回線によりIPアダプタと接続する電話機から通信先情報を受信したとき、IPアダプタが予め格納したルータのグローバルIPアドレスと前記受信した通信先情報とをIPパケットのメッセージ部に書き込み、自己のローカルアドレスを送信元アドレスとしてIPヘッダ部に書き込んだIPパケットを呼制御サーバの中継先情報と共にルータに送信し、前記IPパケットを受信したルータがIPヘッダ部の送信元アドレスを自己のグローバルアドレスに変換し、このIPパケットを前記中継先情報にしたがって呼制御サーバへ送信し、前記呼制御サーバがIPパケットのIPヘッダ部の送信元アドレスとメッセージ部に書かれたグローバルIPアドレスとを比較して一致した場合に当該IPパケットを前記通信先情報で指定された端末に送信することにより前記電話機と前記通信先情報の端末との通信を行わせるものである。
アドレス応答サーバから返送してもらい記憶しておいたルータのグローバルIPアドレスをIPパケットのメッセージ部に書き込んで送信することにより、中継を行う呼制御サーバが正しくグローバルIPアドレスを認識できるので、既設のNAT機能対応ルータをそのまま使用しつつ、IPパケットのメッセージ部にルータのグローバルIPアドレスをセットして呼制御を行う呼制御プロトコル上でインターネット通信することができる。
本発明の第5の態様は、第1の態様のIP通信方法において、前記IP通信装置による前記アドレス応答サーバからのグローバルIPアドレスの獲得は、前記IP通信装置の電源投入時及び電源投入後は所定の間隔で実行するものとした。
定期的にグローバルIPアドレスを取得し直すので、動的に変化するルータのグローバルIPアドレスの最新のアドレスを使用して確実に呼接続を行うことができる。
本発明の第6の態様は、第3の態様のIP通信方法において、前記IPアダプタによる前記アドレス応答サーバからのグローバルIPアドレスの獲得は、前記IPアダプタの電源投入時及び電源投入後は所定の間隔で実行するものとした。
定期的にグローバルIPアドレスを取得し直すので、動的に変化するルータのグローバルIPアドレスの最新のアドレスを使用して確実に呼接続を行うことができる。
本発明の第7の態様は、自己のローカルアドレスを送信元アドレスとして付与したIPパケットを中継先情報と共にルータに送信する送信手段と、この送信されたIPパケットを前記ルータ経由で受信したアドレス応答サーバが返送したIPパケットであって前記ルータのグローバルIPアドレスが書き込まれた返信用パケットを前記ルータから受信する受信手段と、受信した返信用パケットから前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出してメモリに記憶する登録手段と、前記メモリから記憶したグローバルIPアドレスを読み出してIPパケットのメッセージ部に格納し呼制御サーバに対して送信することで呼接続する呼接続手段と、を具備するIP通信装置である。
ルータが自動付与していたためにこれまではIP通信装置が知ることができなかったルータのグローバルIPアドレスをアドレス応答サーバから返送してもらうことにより、IP通信装置が自己に割り当てられるグローバルIPアドレスを取得できるようにしたので、既設のNAT機能対応ルータをそのまま使用しつつ、IP通信装置にはユーザが設定作業を行うことなく、IPパケットのメッセージ部にグローバルIPアドレスをセットして呼制御を行う呼制御プロトコル上でインターネット通信することができる。
本発明の第8の態様は、電話線により電話機と接続する内部電話制御部と、自己のローカルアドレスを送信元アドレスとして付与したIPパケットを中継先情報と共にルータに送信する送信手段と、この送信されたIPパケットを前記ルータ経由で受信したアドレス応答サーバが返送したIPパケットであって前記ルータのグローバルIPアドレスが書き込まれた返信用パケットを前記ルータから受信する受信手段と、受信した返信用パケットから前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出してメモリに記憶する登録手段と、前記メモリから記憶したグローバルIPアドレスを読み出してIPパケットのメッセージ部に格納し呼制御サーバに対して送信することで前記電話機の呼接続を行う呼接続手段と、を具備するIPアダプタである。
ルータが自動付与していたためにこれまではIPアダプタが知ることができなかったルータのグローバルIPアドレスをアドレス応答サーバから返送してもらうことにより、IP通信装置が自己に割り当てられるグローバルIPアドレスを取得できるようにしたので、既設のNAT機能対応ルータをそのまま使用しつつ、IPアダプタにはユーザが設定作業を行うことなく、IPパケットのメッセージ部にグローバルIPアドレスをセットして呼制御を行う呼制御プロトコル上でインターネット通信することができる。
本発明の第9の態様は、送信元が送信したパケットであってルータによって送信元アドレスがグローバルアドレスに変換されたパケットを受信し、この受信パケットのIPヘッダ部に送信元アドレスとして書かれた前記ルータのグローバルアドレスを取り出し、取り出したグローバルアドレスを書き込んだ返信用パケットを前記送信元に対して送信するアドレス応答サーバである。
アドレス応答サーバから送信元にグローバルIPアドレスを返送するようにしたので、送信元が知り得ないルータのグローバルIPアドレスを獲得させることができ、その後送信元は呼制御プロトコルを利用してインターネット通信することができる。
本発明の第10の態様は、ローカルネットワークから受信したIPパケットに付与されたローカルアドレスをグローバルアドレスに変換して中継送信するルータと、前記ローカルネットワーク上に配置され所定のタイミングでアドレス応答サーバを宛先指定してIPパケットを前記ルータに送信し前記アドレス応答サーバから前記ルータを介して返送されたIPパケットからグローバルアドレスを取得し、一方、呼接続時には呼制御サーバを宛先指定して前記取得したグローバルアドレスをIPパケットのメッセージ部に書き込んで前記ルータに送信するIP通信装置と、前記ルータから受信したIPパケットに付与された前記ルータのグローバルアドレスをIPパケットに書き込んで前記ルータ経由で前記IP通信装置へ返送するアドレス応答サーバと、前記IP通信装置の呼接続時に前記ルータから受信したIPパケットを前記IP通信装置の最終的な通信相手に送信する呼制御サーバと、を備えたネットワークシステムである。
ルータが自動付与していたためにこれまではIP通信装置が知ることができなかったルータのグローバルIPアドレスをアドレス応答サーバから返送してもらうことにより、IP通信装置が自己に割り当てられるグローバルIPアドレスを取得できるようにしたので、既設のNAT機能対応ルータをそのまま使用しつつ、IP通信装置にはユーザが設定作業を行うことなく、IPパケットのメッセージ部にグローバルIPアドレスをセットして呼制御を行う呼制御プロトコル上でインターネット通信することができる。
本発明の第11の態様は、ローカルネットワークから受信したIPパケットに付与されたローカルアドレスをグローバルアドレスに変換して中継送信するルータと、所定のタイミングでアドレス応答サーバを宛先指定してIPパケットを前記ルータに送信し前記アドレス応答サーバから前記ルータを介して返送されたIPパケットからグローバルアドレスを取得し、一方、呼接続時には呼制御サーバを宛先指定して前記取得したグローバルアドレスをIPパケットのメッセージ部に書き込んで前記ルータに送信するIPアダプタと、前記ルータから受信したIPパケットに付与された前記ルータのグローバルアドレスをIPパケットに書き込んで前記ルータ経由で前記IPアダプタへ返送するアドレス応答サーバと、前記IPアダプタに接続された電話機の呼接続時に前記ルータから受信したIPパケットを前記電話機の最終的な通信相手に送信する呼制御サーバと、を備えたネットワークシステムである。
ルータが自動付与していたためにこれまではIPアダプタが知ることができなかったルータのグローバルIPアドレスをアドレス応答サーバから返送してもらうことにより、IPアダプタが自己に割り当てられるグローバルIPアドレスを取得できるようにしたので、既設のNAT機能対応ルータをそのまま使用しつつ、IPアダプタにはユーザが設定作業を行うことなく、IPパケットのメッセージ部にグローバルIPアドレスをセットして呼制御を行う呼制御プロトコル上でインターネット通信することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明が適用された通信機器を含んだ通信ネットワークのネットワーク構成図である。宅内の通信ネットワーク(A)は、電話機10がVoIPアダプタ11に接続されている。VoIPアダプタ11のLAN側端子にはルータ12がLAN経由で接続される。VoIPアダプタ11の電話線側端子にはスプリッタ13の電話線側端子が接続されている。ルータ12の他方の端子にはスプリッタ13のデジタル回線側端子が接続されている。スプリッタ13の宅外側端子には宅外に設置された最寄りのDSLモデム14に繋がれた信号線が接続される。
DSLモデム14は、ISPのゲートウェイ15を介して呼制御サーバとしてのSIPサーバ16に接続される。このSIPサーバ16はユーザ端末間でインターネット経由の音声通信を行う際の呼制御を行う。インターネット17上には、ISPゲートウェイ15の他にアドレス応答サーバ18が配置されている。アドレス応答サーバ18は、VoIPアダプタ11の要請に応じてルータ12のグローバルIPアドレスを通知する機能を有する。アドレス応答サーバ18はルータ19を介してインターネット17に接続される。
また、宅内通信ネットワーク(A)は、DSLモデム14経由で電話交換機21に接続され、そこから公衆電話網22に接続される。なお、「宅内」とは、個人ユーザが所有する建物といった狭い意味でなく、VoIPアダプタ11又はIP電話機が設置される建屋全般を含む広い意味をも含む概念として使用する。
図2はVoIPアダプタ11の機能ブロック図である。VoIPアダプタ11は、CPU31とROM32、RAM33、その他のデバイスで構成されている。ROM32には当該VoIPアダプタ11の各種機能を実現するためのプログラムが格納されている。CPU31がROM32からプログラムを読み込んで命令を実行することにより各種機能が実現される。
VoIPアダプタ11は、LAN制御部35がルータ12との間のデータの送受動作を制御している。また、外部電話制御部36は公衆電話網22から到来する信号を受信し又は公衆電話網22へ信号を送出する処理を行っている。内部電話制御部37は、電話機10との間の制御を行う部分である。音声コーデック38は音声信号を圧縮して当該音声データをIPパケットに詰め込む一方、受信パケットから音声データを取り出して復元する作業を行う部分である。QoS制御部39は通信サービスの品質管理を行う部分である。呼制御部40はSIPサーバ16と協動してコマンド(レスポンスコード、INVITE等)をやり取りして呼制御を実行する部分である。ルータアドレス獲得制御部41は、宅内通信ネットワーク(A)からグローバルなネットワーク(インターネット17)に出るときに送信元IPアドレスとして使用するグローバルIPアドレスを、アドレス応答サーバ18から取得する際のアドレス取得制御を実行する部分である。ルータアドレス獲得制御部41が取得した送信元IPアドレスはRAM33上に保存される。
なお、図2に示す構成では、CPU31に対してバス34を介して各デバイスが接続されているが、ルータアドレス獲得制御部41、呼制御部40、その他のデバイスはソフトウエアで構成することもできる。この場合、CPU31に実行させるプログラムをROM32に保存しておき、読み込んで使用する。
図3は宅内通信ネットワーク(A)に備えたルータ12の機能ブロック図である。ルータ12は、CPU51、ROM52、RAM53及びその他のデバイスから構成されている。LAN制御部54はVoIPアダプタ11との間で任意のプロトコルに基づいてデータ通信を行う。ADSLモデム55は、宅外のDSLモデム14との間で所定のプロトコルに基づいた通信を行う部分である。また、ルータ12は、IPパケットのルーティング制御を実行するルーティング制御部56、NAT機能を提供するNAT変換部57を備える。
図4はアドレス応答サーバ18の機能ブロック図である。アドレス応答サーバ18は、CPU61、ROM62、RAM63、LAN制御部64、グローバルアドレス獲得制御部65及びその他のデバイス(不図示)から構成されている。LAN制御部64は、ルータ19との間でLANプロトコルに従ってデータ通信を行う部分である。グローバルアドレス獲得制御部65は、発呼端末が使用するグローバルIPアドレスを配信する部分である。なお、図4ではグローバルアドレス獲得制御部65がLSIデバイスで構成されているが、同等の機能をCPU61に実行させるソフトウエアで実現できる。この場合は、ソフトウエアをROM62に格納しておき、CPU61が当該ソフトウエアを読み込んでグローバルアドレス獲得制御部65の機能を実現するように構成しても良い。
次に、宅内通信ネットワーク(A)上のVoIPアダプタ11が、インターネット17経由で、アドレス応答サーバ18からグローバルIPアドレスを取得する動作について説明する。VoIPアダプタ11に電源を投入したときに、図5に示すシーケンスにしたがってルータ12のグローバルIPアドレスをアドレス応答サーバ18から取得する。
すなわち、VoIPアダプタ11は、図6、7に示すように、電源が投入されると(S100)、予め記憶しているアドレス応答サーバ18のグローバルIPアドレスを取得し(S101)、IPヘッダの送信元IPアドレスにVoIPアダプタ11のプライベートIPアドレス(202.244.10.1)を書込み、IPヘッダの宛先には取得したアドレス応答サーバ18のグローバルIPアドレス(192.188.5.2)を書き込む。例えば、VoIPアダプタ11の製造メーカがアドレス応答サーバ18のグローバルIPアドレスをルータアドレス獲得制御部41に書き込んでおくものとする。このとき、メッセージヘッダのfrom:フィールドにVoIPアダプタ11のプライベートIPアドレス(202.244.10.1)が書き込まれる。また、VoIPアダプタ11のプライベートIPアドレスはルータ12が自動的に割り振った数値である。説明の都合上、当該IPパケットを「ルータアドレス要求パケット」と呼ぶこととする。ルータアドレス要求パケットの構成も図14と同じである。以上のようにして作成されたルータアドレス要求パケットを送信する(S102)。
ルータ12は、図8に示すように、VoIPアダプタ11からパケットを受信すると(S200)、受信パケットのIPヘッダの送信元IPアドレスをローカルアドレスからグローバルアドレスへ変換した後(S201)、当該パケットをネット上(インターネット17)へ送信する(S202)。すなわち、ルータアドレス要求パケットを受信した場合、NAT変換部57によりIPヘッダの送信元IPアドレスがルータ12により割り振られたグローバルIPアドレス(192.160.2.1)に書き換えられる。メッセージヘッダは変更されない。以上の処理はNAT機能を有するルータを通過する際に加えられる通常の処理である。
ルータ12のADSLモデム55から送信されたルータアドレス要求パケットはDSLモデム14からISPのゲートウェイ15へ送られる。そして、IPヘッダの宛先に書かれたグローバルIPアドレスにしたがったルーティング制御により、インターネット17経由でルータ19へ送られる。
アドレス応答サーバ18は、図9に示すように、ルータ19からルータアドレス要求パケットを受信する(S300)。そして、当該ルータアドレス要求パケットのIPヘッダの送信元IPアドレスに書かれているアドレスを切り取る(S301)。すなわち、VoIPアダプタ11をインターネット17に接続するルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)が、ルータアドレス要求パケットのIPヘッダに書かれているので、これを切り出す。返信用パケットのIPヘッダの宛先として、ルータアドレス要求パケットの送信元IPアドレスとして設定してあったルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)が書かれる(S302)。さらに、切り出したルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)を返信用パケットのメッセージボディに書き込む(S303)。当該返信用パケットがルータ19からインターネット17上に送信される(S304)。インターネット17上ではIPヘッダの宛先に指定されたIPアドレスに基づいたルーティング制御が行われ、ルータ12へ送られる。
ルータ12は、図8に示すように、インターネット17からIPパケットを受信すると(S203)、NAT変換部57が受信パケットのIPヘッダの宛先をVoIPアダプタ11のプライベートIPアドレスに変換する(S204)。返信用パケットを受信した場合、メッセージボディにルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)が書かれていて、IPヘッダの宛先がVoIPアダプタ11のプライベートIPアドレスに変換されることになる。このようにIPヘッダのアドレス変換が行われたパケットがVoIPアダプタ11に送信される(S205)。
VoIPアダプタ11は、図6、7に示すように、ルータアドレス要求パケットの送信後に返信用パケットを受信すると(S103)、受信パケットのメッセージボディからグローバルIPアドレスを取り出す(S104)。上記したように、当該グローバルIPアドレスはルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)である。このグローバルIPアドレス(192.160.2.1)をRAM33上に格納する(S105)。以後のインターネット通信には、ここからグローバルIPアドレスを読み出して使用する。
このようにして、VoIPアダプタ11は、ルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)を獲得することができる。VoIPアダプタ11及びルータ12に対してユーザの手を一切煩わせることなく、自動的にVoIPアダプタ11にルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)を設定することができる。
前回、アドレス応答サーバ18からグローバルIPアドレスを取得してから所定時間経過したら(S106)、再びステップS101へ戻ってルータ12のグローバルIPアドレスの取得格納動作を実行する。これにより、宅内通信ネットワーク(A)のネットワーク構成の変更などに起因してルータ12のグローバルIPアドレスが変更されたとしても、最新のルータ12のグローバルIPアドレスをアドレス応答サーバ18に登録しておけば、VoIPアダプタ11に登録したグローバルIPアドレスを正しい値に更新することができる。
次に、通話に到るまでの一連の動作について、図10のシーケンス図を参照しながら説明する。同図には、電話番号=1234の電話機から電話番号=5678の電話機へ発呼する場合のシーケンスが示されている。
発呼側となる電話機10のハンドセットを外して宛先電話番号を入力する。本例では電話番号=5678を入力する。VoIPアダプタ11は、図6,7に示すように、電話番号の入力を検知すると(S107)、ルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)をRAM33から読み出す(S108)。メッセージヘッダのfrom:フィールドにルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)を書き込み(S109)、メッセージヘッダのto:フィールドに宛先電話番号=5678を書き込む(S110)。なお、パケットのIPヘッダには送信元IPアドレスとしてVoIPアダプタ11のプライベートIPアドレス(202.244.10.1)が書き込まれ、宛先にはSIPサーバ16のグローバルIPアドレスが書き込まれる。IPヘッダ及びメッセージヘッダに対して以上の書き込みが行われたパケットが送信される(S111)。
ルータ12は、図8に示すように、VoIPアダプタ11からパケットを受信した場合は、NAT機能によって受信パケットのIPヘッダの送信元IPアドレスをルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)に書き換える。この結果、IPヘッダにセットされた送信元IPアドレスとメッセージヘッダのfrom:フィールドにセットされたIPアドレスとが一致することとなる。ルータ12は、IPヘッダにSIPサーバ16のグローバルIPアドレスを宛先として指定したままパケット送信する(S202)。なお、メッセージヘッダの内容は変更されない。
SIPサーバ16は、図11に示すように、パケットを受信すると(S400)、その受信パケットのIPヘッダに書かれた送信元IPアドレスとメッセージヘッダのfrom:フィールドに書かれたIPアドレスとを比較する(S401)。前述したように、ルータ12においてIPヘッダの送信元IPアドレスがNAT機能で書き換えられたが、その結果両者が一致する状態となった。ステップS402の判断では一致していると判定する。次に、メッセージヘッダのto:フィールドに書かれている宛先電話番号(=5678)を認識し、この宛先電話番号(=5678)に対応したグローバルIPアドレスを取得する(S403)。取得したグローバルIPアドレスを、受信パケットのIPヘッダに宛先として書き込む(S404)。メッセージヘッダはそのまま変更しない。このようにしてIPヘッダに宛先電話番号(=5678)のIPアドレスが宛先として指定されたパケットを送信する(S405)。
宛先電話番号=5678の電話機(通話相手)に接続されているVoIPアダプタ(被呼側)は、メッセージヘッダに自分の電話番号が設定された呼制御パケットを受信する。その結果、OKパケットを返信する。すなわち、受信パケットのメッセージヘッダのfrom:フィールドに書かれていたIPアドレスを、IPヘッダの宛先に指定する。そして、リクエスト処理中であることを示すレスポンスコードを付けたパケットを送信する。
SIPサーバ16は、図11に示すように、タイムアウト前にOKパケットを受信すると(S406)、当該OKパケットのIPヘッダの宛先をルータ12のグローバルIPアドレス(192.160.2.1)に書き換えてネット上へ送信する(S407)。
ルータ12は、図8に示すように、インターネット17からOKパケットを受信すると(S203)、IPヘッダの宛先をVoIPアダプタ11のプライベートIPアドレスに書き換えてLAN上へ送出する(S204,205)。
VoIPアダプタ11は、図6,7に示すように、通話相手から返信されたOKパケットを受信すると(S112)、ACKパケットを送信する(S113)。ACKパケットのIPヘッダの宛先はSIPサーバ16が指定され、メッセージヘッダのfrom:フィールドにはルータ12のグローバルIPアドレスが設定されるのは上記同様である。ACKパケットであることを示すレスポンスコードが付けられる。
ルータ12でACKパケットのIPヘッダの送信元IPアドレスがルータ12のグローバルIPアドレスに書き換えられた後、SIPサーバ16へ送信される。
SIPサーバ11は、図11に示すように、タイムアウト前にACKパケットを受信した場合(S408)、ACKパケットのIPヘッダの宛先をメッセージヘッダに書かれた宛先電話番号に対応したIPアドレスに書き換えてネット上へ送信する(S409)。この結果、ACKパケットが被呼側のVoIPアダプタへ送信される。ACKパケットの送受信後通話(パケット通信)が開始される(図7のステップS114)。
このような本実施の形態によれば、インターネット17上に配置したアドレス応答サーバ18とVoIPアダプタ11とが協動して、ルータ12のグローバルIPアドレスをVoIPアダプタ11に登録するようにしたので、VoIPアダプタ11にルータ12のグローバルIPアドレスをユーザにマニュアルを見ながら登録させるといった煩雑な作業を強いることを回避できる。
以上の説明では、電話機10をVoIPアダプタ11に接続する形態を説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、図12に宅内ネットワーク(B)では電話機10の機能とVoIPアダプタ11の機能とを合体したIP電話機71を使用しているが、かかるIP電話機71の場合であっても上記同様にしてルータ12のグローバルIPアドレスをIP電話機71に登録することができる。また、図12に宅内通信ネットワーク(C)ではパーソナルコンピュータ72にVoIPアダプタ11を内蔵した例を示している。パーソナルコンピュータ72にソフト的に電話機能を持たせ、VoIPアダプタ11と連動させることで上記同様にしてルータ12のグローバルIPアドレスをIP電話機71に登録することができる。このようにVoIPアダプタ11の主要機能と電話機の機能とが物理的に分離されていない機器をIP通信装置と呼ぶものとする。
以上の説明ではSIPを例にしているが、その他の呼制御プロトコルであっても、ルータ12のグローバルIPアドレスをメモリに登録する動作については、同様に適用可能である。
本発明のIP通信方法及びIP通信装置、IPアダプタ、アドレス応答サーバは、ユニバーサルプラグアンドプレイの機能を持たないルータを使用しているユーザに、VoIPアダプタにルータのグローバルIPアドレスを設定させる手間を省略することができ、IETFで定められたSIP等の呼制御プロトコルやITUで定められたH.323等を採用したインターネット通信に適用可能である。
本発明の一実施の形態のネットワーク構成図 図1に示すVoIPアダプタの機能ブロック図 図1に示すルータの機能ブロック図 図1に示すアドレス応答サーバの機能ブロック図 VoIPアダプタがIPアドレスを獲得する際のシーケンス図 VoIPアダプタがグローバルIPアドレスを獲得する部分のフロー図 VoIPアダプタがグローバルIPアドレス獲得後に通話開始するまでのフロー図 宅内ネットワークのルータのフロー図 アドレス応答サーバのフロー図 VoIPアダプタがグローバルIPアドレス獲得後に通話開始するまでのシーケンス図 SIPサーバのフロー図 VoIPアダプタの設置形態の変形例を示す図 従来の課題を説明するためのシーケンス図 IPパケットの構成を示す図
符号の説明
10 電話機
11 VoIPアダプタ
12 ルータ
13 スプリッタ
14 DSLモデム
15 ISPのゲートウェイ
16 SIPサーバ
17 インターネット
18 アドレス応答サーバ
41 ルータアドレス獲得制御部
65 グローバルアドレス獲得制御部

Claims (11)

  1. IP通信装置が自己のローカルアドレスを送信元アドレスとして付与したIPパケットを中継先情報と共にルータに送信し、前記IPパケットを受信したルータが前記送信元アドレスを自己のグローバルIPアドレスに変換して当該IPパケットを前記中継先情報のアドレス応答サーバに送信し、アドレス応答サーバが受信したIPパケットから送信元アドレスである前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出して返信用パケットに書き込み、この返信用パケットを前記ルータ経由で前記IP通信装置に送信し、前記IP通信装置は受信した返信用パケットから前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出してメモリに記憶し、前記IP通信装置の呼接続時に前記記憶したグローバルIPアドレスをIPパケットのメッセージ部に格納するIP通信方法。
  2. IP通信装置が予め格納したルータのグローバルIPアドレスとユーザから入力された通信先情報とをIPパケットのメッセージ部に書き込み、自己のローカルアドレスを送信元アドレスとしてIPヘッダ部に書き込んだIPパケットを呼制御サーバの中継先情報と共にルータに送信し、前記IPパケットを受信したルータがIPヘッダ部の送信元アドレスを自己のグローバルアドレスに変換し、このIPパケットを前記中継先情報にしたがって呼制御サーバへ送信し、前記呼制御サーバがIPパケットのIPヘッダ部の送信元アドレスとメッセージ部に書かれたグローバルIPアドレスとを比較して一致した場合に当該IPパケットを前記通信先情報で指定された端末に送信することにより前記IP通信装置と前記通信先情報の端末との通信を行わせる請求項1記載のIP通信方法。
  3. 電話機に接続されたIPアダプタが自己のローカルアドレスを送信元アドレスとして付与したIPパケットを中継先情報と共にルータに送信し、前記IPパケットを受信したルータが前記送信元アドレスを自己のグローバルIPアドレスに変換して当該IPパケットを前記中継先情報のアドレス応答サーバに送信し、アドレス応答サーバが受信したIPパケットから送信元アドレスである前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出して返信用パケットに書き込み、この返信用パケットを前記ルータ経由で前記IPアダプタに送信し、前記IPアダプタは受信した返信用パケットから前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出してメモリに記憶し、前記電話機の呼接続時に前記記憶したグローバルIPアドレスをIPパケットのメッセージ部に格納するIP通信方法。
  4. 電話回線によりIPアダプタと接続する電話機から通信先情報を受信したとき、IPアダプタが予め格納したルータのグローバルIPアドレスと前記受信した通信先情報とをIPパケットのメッセージ部に書き込み、自己のローカルアドレスを送信元アドレスとしてIPヘッダ部に書き込んだIPパケットを呼制御サーバの中継先情報と共にルータに送信し、前記IPパケットを受信したルータがIPヘッダ部の送信元アドレスを自己のグローバルアドレスに変換し、このIPパケットを前記中継先情報にしたがって呼制御サーバへ送信し、前記呼制御サーバがIPパケットのIPヘッダ部の送信元アドレスとメッセージ部に書かれたグローバルIPアドレスとを比較して一致した場合に当該IPパケットを前記通信先情報で指定された端末に送信することにより前記電話機と前記通信先情報の端末との通信を行わせる請求項3記載のIP通信方法。
  5. 前記IP通信装置による前記アドレス応答サーバからのグローバルIPアドレスの獲得は、前記IP通信装置の電源投入時及び電源投入後は所定の間隔で実行することを特徴とする請求項1記載のIP通信方法。
  6. 前記IPアダプタによる前記アドレス応答サーバからのグローバルIPアドレスの獲得は、前記IPアダプタの電源投入時及び電源投入後は所定の間隔で実行することを特徴とする請求項3記載のIP通信方法。
  7. 自己のローカルアドレスを送信元アドレスとして付与したIPパケットを中継先情報と共にルータに送信する送信手段と、この送信されたIPパケットを前記ルータ経由で受信したアドレス応答サーバが返送したIPパケットであって前記ルータのグローバルIPアドレスが書き込まれた返信用パケットを前記ルータから受信する受信手段と、受信した返信用パケットから前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出してメモリに記憶する登録手段と、前記メモリから記憶したグローバルIPアドレスを読み出してIPパケットのメッセージ部に格納し呼制御サーバに対して送信することで呼接続する呼接続手段と、を具備するIP通信装置。
  8. 電話線により電話機と接続する内部電話制御部と、自己のローカルアドレスを送信元アドレスとして付与したIPパケットを中継先情報と共にルータに送信する送信手段と、この送信されたIPパケットを前記ルータ経由で受信したアドレス応答サーバが返送したIPパケットであって前記ルータのグローバルIPアドレスが書き込まれた返信用パケットを前記ルータから受信する受信手段と、受信した返信用パケットから前記ルータのグローバルIPアドレスを取り出してメモリに記憶する登録手段と、前記メモリから記憶したグローバルIPアドレスを読み出してIPパケットのメッセージ部に格納し呼制御サーバに対して送信することで前記電話機の呼接続を行う呼接続手段と、を具備するIPアダプタ。
  9. 送信元が送信したパケットであってルータによって送信元アドレスがグローバルアドレスに変換されたパケットを受信し、この受信パケットのIPヘッダ部に送信元アドレスとして書かれた前記ルータのグローバルアドレスを取り出し、取り出したグローバルアドレスを書き込んだ返信用パケットを前記送信元に対して送信するアドレス応答サーバ。
  10. ローカルネットワークから受信したIPパケットに付与されたローカルアドレスをグローバルアドレスに変換して中継送信するルータと、前記ローカルネットワーク上に配置され所定のタイミングでアドレス応答サーバを宛先指定してIPパケットを前記ルータに送信し前記アドレス応答サーバから前記ルータを介して返送されたIPパケットからグローバルアドレスを取得し、一方、呼接続時には呼制御サーバを宛先指定して前記取得したグローバルアドレスをIPパケットのメッセージ部に書き込んで前記ルータに送信するIP通信装置と、前記ルータから受信したIPパケットに付与された前記ルータのグローバルアドレスをIPパケットに書き込んで前記ルータ経由で前記IP通信装置へ返送するアドレス応答サーバと、前記IP通信装置の呼接続時に前記ルータから受信したIPパケットを前記IP通信装置の最終的な通信相手に送信する呼制御サーバと、を備えたネットワークシステム。
  11. ローカルネットワークから受信したIPパケットに付与されたローカルアドレスをグローバルアドレスに変換して中継送信するルータと、所定のタイミングでアドレス応答サーバを宛先指定してIPパケットを前記ルータに送信し前記アドレス応答サーバから前記ルータを介して返送されたIPパケットからグローバルアドレスを取得し、一方、呼接続時には呼制御サーバを宛先指定して前記取得したグローバルアドレスをIPパケットのメッセージ部に書き込んで前記ルータに送信するIPアダプタと、前記ルータから受信したIPパケットに付与された前記ルータのグローバルアドレスをIPパケットに書き込んで前記ルータ経由で前記IPアダプタへ返送するアドレス応答サーバと、前記IPアダプタに接続された電話機の呼接続時に前記ルータから受信したIPパケットを前記電話機の最終的な通信相手に送信する呼制御サーバと、を備えたネットワークシステム。
JP2003284498A 2003-07-31 2003-07-31 Ip通信方法及びip通信装置、ipアダプタ、アドレス応答サーバ Pending JP2005057388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003284498A JP2005057388A (ja) 2003-07-31 2003-07-31 Ip通信方法及びip通信装置、ipアダプタ、アドレス応答サーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003284498A JP2005057388A (ja) 2003-07-31 2003-07-31 Ip通信方法及びip通信装置、ipアダプタ、アドレス応答サーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005057388A true JP2005057388A (ja) 2005-03-03

Family

ID=34364414

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003284498A Pending JP2005057388A (ja) 2003-07-31 2003-07-31 Ip通信方法及びip通信装置、ipアダプタ、アドレス応答サーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005057388A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538876A (ja) * 2005-04-29 2008-11-06 ノキア コーポレイション ネットワーク
JP2009500990A (ja) * 2005-11-15 2009-01-08 アークソフト (シャンハイ) テクノロジー カンパニー リミテッド Ipアドレスを通信して、ポイント対ポイントのテキスト、ボイス、ビデオ又はデータ通信を行なうためのpstnの使用
JP2012095208A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Canon Inc 通信装置、通信装置の制御方法、通信システムおよびプログラム
US11303708B2 (en) 2018-08-08 2022-04-12 Seiko Epson Corporation Communication system, communication method, display device, and communication terminal

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538876A (ja) * 2005-04-29 2008-11-06 ノキア コーポレイション ネットワーク
JP2009500990A (ja) * 2005-11-15 2009-01-08 アークソフト (シャンハイ) テクノロジー カンパニー リミテッド Ipアドレスを通信して、ポイント対ポイントのテキスト、ボイス、ビデオ又はデータ通信を行なうためのpstnの使用
JP4690460B2 (ja) * 2005-11-15 2011-06-01 アークソフト (シャンハイ) テクノロジー カンパニー リミテッド Ipアドレスを通信して、ポイント対ポイントのテキスト、ボイス、ビデオ又はデータ通信を行なうためのpstnの使用
JP2012095208A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Canon Inc 通信装置、通信装置の制御方法、通信システムおよびプログラム
US11303708B2 (en) 2018-08-08 2022-04-12 Seiko Epson Corporation Communication system, communication method, display device, and communication terminal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002082762A2 (en) System and method for providing real time connectionless communication of media data through a firewall
JP4266188B2 (ja) 通信システム及びこの通信システムで使用される通信端末装置、及び通信システムで使用される通信方法
WO2007114251A1 (ja) 通信機器、通信機器が実行する方法、及びその方法を実装したソフトウェアを格納した記憶媒体
JP4074851B2 (ja) 通信中継方法および中継装置
JP3761512B2 (ja) Ipネットワークにおける音声データ送受信自動選択システム及び方法並びにip端末
JP4740683B2 (ja) Ip通信装置及びそれを備えた構内ネットワークシステム並びにip通信装置の制御方法
JP2005057388A (ja) Ip通信方法及びip通信装置、ipアダプタ、アドレス応答サーバ
EP1809000A1 (en) Information processing device, information processing system, information processing method, and program
JP2006050006A (ja) ネットワーク接続設定装置及びネットワーク接続設定方法
KR101049549B1 (ko) Sip를 이용한 udp 홀 펀칭 방법 및 이를 이용한 단말관리 시스템 및 단말 관리 방법
JP5070139B2 (ja) 通信中継装置、通信システム、通信方法およびプログラム
JP2005252809A (ja) Ip電話用構内システム及び通話転送方法
JP4632964B2 (ja) Ip電話交換システム、ip電話交換方法及びプログラム
JP4022759B2 (ja) マルチメディア端末、プロキシサーバ、ルータおよびマルチメディア通信システムにおける通信制御方法
JP4728933B2 (ja) Ip電話通信システム、ip電話通信方法、およびそのプログラム
JP4870882B2 (ja) Ipネットワーク間の通信方法
JP3390384B2 (ja) Tcp/ipにおけるコネクション設定方法および方式
US20060002375A1 (en) Communication method between communication networks
JP2006050552A (ja) 通信システム及びこの通信システムで使用される主装置、及び通信システムで使用される通信方法
GB2426143A (en) Network address translation (NAT) in a voice over internet protocol (VoIP) environment
JP4477554B2 (ja) 網終端装置、及びその通信処理方法
JP2008141585A (ja) 通信装置、及び通信方法
JP2007081713A (ja) Ip電話装置及びip電話システム、時刻取得方法
JP2005136844A (ja) SIP電話機及びそれを用いたVoIPシステム
KR20020037223A (ko) 공인 및 사설 아이피주소를 이용한 통신서비스방법 및시스템