JP2005056540A - 磁気カードリーダーの磁気ヘッドに近接したコイルとのデーター通信。 - Google Patents

Abstract

【課題】 磁気カードリーダーは直接的にも間接的にも磁気カードしか読み取りできないことを解決する方法を提供する。
【解決手段】 磁気カードリーダー１内の磁気ヘッドの近くに電磁誘導用のコイル４を設置し、このコイル４に対して外部装置７からのデーターを周波数または時間または振幅変調した電流を、このコイル４に流す。
コイル４から発生した電磁誘導を磁気カードリーダー内の磁気ヘッド２で受信を行う。
受信した磁気的なデーターは磁気ヘッド２で電圧となり、磁気カードリーダー１内の電子回路でデーター処理される。
この事により従来、磁気カードリーダー１では磁気カードしか読み取れなかった事実を間接的に非接触カードまたはバーコードなど、他のメディアのデーターを読み取る事が実現できる。
【選択図】 図１

Description

本発明は、磁気カードリーダーおよび非接触認識関連分野で、磁気カードリーダーで他メディアを間接的に読み取り可能な分野に関する。

従来は磁気カードリーダーは磁気カードしか読み取りができなかった。
これは磁気カードリーダーが内蔵された磁気ヘッドに接触した磁気カードの移動によって発生した信号電圧のみを対象にしていた為である。
よって本発明以外の方法では磁気カードリーダーで磁気カード以外のメディアの読み取り処理はの実現は不可能であった。

本発明は磁気カードしか読み取れなかった磁気カードリーダーで、磁気カード以外の非接触あるいはバーコードなど他のメディアの情報の読み取りを可能にして課題を解消するためになされたものである。

磁気カードリーダー内に設置された磁気ヘッドの近くに電磁的に結合が可能なコイルを設置し、このコイルにデーターを周波数または時間または振幅変調した電流を流すことで磁気カードリーダー内の磁気ヘッドに対してデーターを送信する事ができる。

この発明により、磁気カードリーダー以外の非接触カードリーダーまたはバーコードリーダーなどからのデーターを、設置した磁気コイルから磁気カードリーダー内の磁気ヘッドに電磁誘導で情報を伝える事で、磁気カードのみ読み取り可能な磁気カードリーダーで間接的に他のメディアを読みとる事が可能になる。
さらに効果としましては社会に数多く運用されている磁気カードリーダーのハードおよびソフトの資源をそのまま利用して非接触カードなどの他のメディアの読み取りが可能となる。

以下、本発明の最良の形態について説明する。
（イ）．磁気カードリーダー１の近くに電磁誘導のための磁気コイル４を設置する。
（ロ）．この磁気コイルにデーター情報を周波数または時間変調した交流電流を流す。
（ハ）．磁気コイルから電磁誘導により発生した磁界の変化を磁気カードリーダー内の磁気ヘッド２で受信し、電圧信号に変換する。
（ニ）．得られた電圧信号は電子回路によりデジタル処理できる信号に変換される。

図２は本発明の実施例として電磁誘導のデーター送信源として非接触カードリーダー使用した例である。
磁気ヘッドへのデーター変調形式は磁気カードリーダー標準フォーマットであるＦ２Ｆ方式を採用しているので非接触カードを間接的に読み取る事で、磁気カードを読み取った形態と同じ状態が実現できる。

現在多くの産業で磁気カードリーダーが運用されており、徐々に非接触カードなどの他の認識メディアに置き置き換えられているが、磁気カードのシステムでのハードおよびソフトの蓄積された資産は膨大なものになり、設備費用の面から簡単にに磁気カードリーダーを非接触カードリーダーなどに置き換える事が困難である。
この発明により、既存の磁気カードリーダーおよびソフトウエアーを変更せずに別の装置で得られたデーターを磁気カードの標準変調方式でありますＦ２Ｆなどで変調し、電磁誘導のコイルを経由して磁気カードリーダー内の磁気ヘッドで受信することで、磁気カードリーダーで間接的ではあるが他のメディアを読み取る事が実現でき、社会に大きく貢献できる事になる。

本発明の動作構成図である。 本発明の非接触カードリーダー分野に於ける実施例である。

符号の説明

１ 磁気カードリーダー
２ 磁気ヘッド
３ 電磁誘導による磁力線
４ 電磁誘導用コイル
５ コイル駆動用電流回路
６ 周波数または時間変調回路
７ 他メディア読み取り装置

Claims (1)

1. 磁気カードリーダー内の磁気ヘッドの近くに設置したコイルに、この磁気ヘッドに対して通信するデーターを周波数、時間または振幅などで変調した電流を流し、電磁誘導で磁気カードリーダー内の磁気ヘッドを受信器として接触せずにデーターを送信する。

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