JP2005055990A - 紹介サービスの支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コミュニティ活動の活性化、円滑化を図ることができるように、紹介サービスを支援することにある。
【解決手段】コーディネータが申込み者の要望に沿ったサービスを提供できるサービス提供者の紹介をできるように支援する紹介サービスの支援方法であって、
サービス交換の履歴から過去にサービス交換のあった参加者同士を結びつけることによってグループを形成するステップと、サービスの申し込みに対して提供候補者の優先付けを行なうステップと、優先付けられた提供候補者をコーディネータに提示するステップを有し、前記提供候補者の優先付けを行なうステップでは、申し込み者の所属するグループメンバーを提供候補者として優先する紹介サービスの支援方法。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、申込み者の要望に沿った人物、特に、申込み者の要望に沿ったサービスを提供できるサービス提供者を紹介できるように支援する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インターネットなどのネットワークを利用して利用者の要望に沿った情報の紹介を行なう紹介サービスが行なわれている。このような紹介サービスの1つとして検索エンジンがある。検索エンジンは、WebページのURL(Uniform Resource Locatoe)が検索条件に対応付けられて記憶された検索用データベースから、ネットワークを介して利用者の端末より受付けた検索条件と一致あるいは近似する検索条件に対応付けられているURLを検出し、当該URLへのリンク情報を利用者の端末に提示する。利用者は、リンク情報を選択することで、当該リンク情報により特定されるURLへアクセスでき、Webページを閲覧することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ボランティア活動や地域活動といった個人レベルでの交流活動(以下、コミュニティ活動と呼ぶこととする)の活性化、円滑化を図るため、コミュニティ活動の参加者にサービス授受の機会を提供できるような仕組み、すなわち、サービスを受けたい参加者(以下、サービス享受者と呼ぶこととする)の要望に沿ったサービスを提供可能な他の参加者(以下、サービス提供者と呼ぶこととする)を紹介することのできる紹介サービスの必要性が高まりつつある。特に、「エコマネー」、「LETS」、「time−dollar」といったチケットを、ボランティアサービスに対する対価として、利用者が提供者に支払うようなボランティアサービス交換を行なう地域活動がある。各参加者はサービスを享受することで支払ったチケットを、サービスを提供することでチケットを稼ぐことで補填することできる。しかし、参加者数が多数の場合、自分に依頼してくれるサービス利用者が長期間見つからない事態が想定されるため、サービス利用を参加者の自由に任せると,各参加者のチケットの消費とサービス提供がバランスする保証はなく,参加者のなかにチケット所持額が不足する人が増大する。したがって、活動の場全体として、極力、チケットの消費とサービス提供がバランスするようなコーディネーションが必要である。
【0004】
上記従来の技術で説明した、検索エンジンなどの従来の紹介サービスは、このような点について何ら考慮されておらず、したがって、従来の紹介サービスを、そのまま、コミュニティ活動の参加者にサービス授受の機会を提供できるようにするための仕組みとして導入することは好ましくない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、コミュニティ活動の活性化、円滑化を図ることができるように、紹介サービスを支援することにある。具体的には、各参加者のチケットの消費とサービス提供をバランスさせ、サービス交換を継続的に発生させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
電子計算機を用いて、コーディネータが申込み者の要望に沿ったサービスを提供できるサービス提供者の紹介をできるように支援する紹介サービスの支援方法であって、
サービス交換の履歴から過去にサービス交換のあった参加者同士を結びつけることによってグループを形成するステップと、サービスの申し込みに対して提供候補者の優先付けを行なうステップと、優先付けられた提供候補者をコーディネータに提示するステップを有し、前記提供候補者の優先付けを行なうステップでは、申し込み者の所属するグループメンバーを提供候補者として優先する。申し込み者の所属するグループメンバーの提供候補者を優先し、コーディネータが申込者に紹介することで、グループメンバー内のサービス交換ほど優先されるため、サービスの利用と提供の機会が増大し各参加者のチケットの消費とサービス提供をバランスさせる蓋然性が高まる。
【0007】
また、提供候補者の優先付けを行なうステップにおいて、申し込み者の所属するグループメンバーを提供候補者として最優先し、その他の提供候補者については、提供候補者が所属するグループメンバーのチケット所持額の総和が小さいグループの提供候補者を優先する。各グループのメンバーは、どのグループにも所属しないメンバーに比べるとサービス交換を行なう頻度が高いメンバーだと考えることができる。したがって、申し込み者の所属するグループメンバーに提供候補者が存在しない場合には、少なくとも他グループのなかの提供候補者を優先するほうが、各参加者のチケットの消費とサービス提供をバランスさせる蓋然性が高まる。特に、各グループにおいて参加者のチケット所持額の総和が小さいグループほど、サービス交換が活発だと考えることができるので、チケット所持額の総和が小さいグループの提供候補者を優先するとその蓋然性はさらに高まる。
【0008】
また、提供候補者の優先付けを行なうステップにおいて、各グループに提供候補者が複数存在する場合には、チケット所持額が小さい提供候補者ほど優先する。これは、チケット所持額が小さい参加者ほど、サービスを利用する機会が多いと考えられるため、提供候補者として好まく、各参加者のチケットの消費とサービス提供をバランスさせる蓋然性が高まる。
【0009】
ここで、前記グループを形成するステップにおいて、申し込み者があるグループに所属し、提供者はどのグループに属さない場合には提供者が申し込み者のグループに参加し、申し込み者はどのグループにも属さないが、提供者はあるグループに所属する場合には、申し込み者は提供者のグループに参加し、申し込み者、提供者ともどのグループにも属さない利用者と提供者で新しいグループを形成する。これにより、サービス交換が起こる頻度が高いと推測されるメンバーどうしでグループを組むことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、ボランタリーなサービス(ボランティアサービス)の交換を目的としたコミュニティ活動に参加する参加者間の紹介サービスを支援する場合を例にとり説明する。
【0011】
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
【0012】
図1は、本発明の第1実施形態が適用された紹介サービス支援システムの概略構成を示す図である。
【0013】
図示するように、本実施形態の紹介サービス支援システムは、ボランティアサービスの交換を目的としたコミュニティ活動に参加する参加者が使用する参加者端末3と、コーディネータが使用するコーディネータ端末2と、コミュニティ管理センタ1とが、インターネット等のネットワーク4を介して、互いに接続されて構成されている。なお、図1に示す例では、参加者端末3が無線通信機能を有する携帯端末であることを想定し、参加者端末3を無線中継局6を介してネットワーク4に接続している。しかし、参加者端末3は、無線通信機能を有する携帯端末に限定されない。
【0014】
コミュニティ活動の参加者は、コミュニティ5の少なくともいずれか1つに属することが条件とされている。ここで、コミュニティ5とは、参加者のコミュニティ活動の拠点となるグループである。コミュニティ5をどのような単位で設けるかは任意でよい。例えばA地区、B地区といった地域単位で設けてもよい。あるいは、介護、生涯学習、個人レッスンといったジャンル単位で設けてもよい。もしくは、地域単位のコミュニティ5とジャンル単位のコミュニティ5とを混在させても構わない。
【0015】
各コミュニティ5には、少なくとも1人のコーディネータが配属される。コーディネータは、利用申込みのあった参加者(サービス享受者)に、当該参加者の要望に沿ったサービスを提供可能な参加者(サービス提供者)を、自身が担当するコミュニティ5に属する参加者の中から選び出して紹介する作業(紹介サービス)を行なう。
この時、コミュニティの参加者数に制限を設けてもよい。例えば、ひとつのコミュニティに対して最大1000名の参加者のみ受け付ける。これにより、コーディネータの紹介作業数が制限され、コーディネータの作業負荷が軽減される。同様に、コミュニティ活動の参加者が加入できる、コミュニティ数について制限を設けてもよい。例えば、コミュニティ活動の各参加者は、最大10個のコミュニティに参加できるものとする。これにより、各コミュニティへの参加者数を不要に増大させることを防ぐことができる。また、各コミュニティ5には、サービス交換の履歴に応じてグループ7が形成される。このグループ7は、過去にサービス交換を行った参加者同士で形成されるものである。
【0016】
次に、上記構成の紹介サービス支援システムを利用して行なわれる紹介サービスの概略について説明する。
【0017】
図2は、図1に示す紹介サービス支援システムを利用して行なわれる紹介サービスの概略を説明するための図である。
【0018】
図示するように、コミュニティ活動への参加を希望する者は、参加者端末3を用いてコミュニティ管理センタ1に参加登録を依頼して(S2001)、氏名、住所、連絡先(電話番号およびメールアドレス)、参加を希望するコミュニティ5の名称等を含む個人情報と、チケットの額面所持量とを送信する。これを受けて、コミュニティ管理センタ1は、これらの情報を、依頼者にユニークに割り当てたログイン情報(ユーザID、パスワード)に対応付けて登録し(S2002)、ログイン情報を、依頼者の参加者端末3に通知する。これにより、依頼者は、コミュニティ活動の参加者として、本実施形態の紹介サービス支援システムを利用することが可能となる。
【0019】
ここで、チケットとしては、例えば、「エコマネー」、「LETS」、「time−dollar」といった、ボランティアサービスに対する対価として専ら使用することを目的とした有価証券(コミュニティ通貨)を用いることができる。
【0020】
さて、コミュニティ管理センタ1への参加登録が済んだ参加者は、ボランティアサービスを自ら提供することを望むならば、参加者端末3を用いてコミュニティ管理センタ1に提供サービスの登録を依頼して(S2003)、提供可能なサービスの情報、場所および日時(あるいは曜日と時間帯)を送信する。これを受けて、コミュニティ管理センタ1は、これらの情報を、提供サービス情報として、予め登録しておいた依頼者の個人情報との対応が判るようにして登録する(S2004)。
【0021】
また、コミュニティ管理センタ1への参加登録が済んだ参加者は、ボランティアサービスの享受を望むならば、参加者端末3を用いてコミュニティ管理センタ1に利用申込みを行なって(S2005)、享受したいサービスの情報、場所および日時(あるいは曜日と時間帯)と利用するコミュニティ5の名称とを送信する。これを受けて、コミュニティ管理センタ1は、これらの情報を、利用申込み情報として、予め登録しておいた依頼者の個人情報との対応が判るようにして登録する(S2006)。
【0022】
コミュニティ管理センタ1は、コーディネータ端末2を介して受付けたコーディネータの指示に従い、予め登録しておいた利用申込み情報の中から、当該コーディネータが担当するコミュニティ5の名称を含んだ利用申込み情報を検索し、検出した利用申込み情報および当該利用申込み情報に対応する個人情報が記述された利用申込みリストを、当該コーディネータ端末2に提示する(S2007)。そして、コーディネータが、利用申込みリストの中からいずれかの利用申込み情報を選択すると(S2008)、コミュニティ管理センタ1は、選択された利用申込み情報に対応する個人情報により特定されるサービス享受者に紹介すべきサービス提供者の候補を選出する(S2009)。具体的には、予め登録しておいた提供サービス情報の中から、選択された利用申込み情報にその名称が含まれるコミュニティ5に参加する参加者の個人情報に対応する提供サービス情報を検索する。そして、検出した提供サービス情報の中から、前記利用申込み情報の内容を少なくとも1部満足する提供サービス情報をさらに検索し、検出した提供サービス情報に対応する個人情報により特定される参加者を、サービス提供者の候補(紹介候補者)として選出する。この提供候補者(紹介候補者)は、グループの所属関係により優先付けが行なわれる。
【0023】
以上のようにして、紹介候補者を選出したならば、コミュニティ管理センタ1は、選出した各紹介候補者の個人情報、チケット額面所持量および提供サービス情報が記述された紹介候補者リストと、サービス享受者の個人情報、チケット額面所持量および利用申込み情報が記述された利用申込み者情報と、を含むマッチング素案候補を作成し登録すると共に、当該マッチング素案候補を基に作成した素案作成画面をコーディネータ端末2に提示する(S2010)。
【0024】
これにより、コーディネータは、コーディネータ端末2に表示された素案作成画面中の利用申込み者情報と、サービス提供者候補者リストに含まれる各紹介候補者の諸情報とを比較することで、各紹介候補者の中からサービス享受者の要望に最も沿ったサービスを提供できる紹介候補者を選び出すことが可能となる。
【0025】
また、この際、サービス享受者の要望に最も沿ったサービスを提供できる紹介候補者が複数人いる場合は、これらの紹介候補者のチケット額面所持量を比較することで、チケット額面所持量の最も少ない紹介候補者、すなわち、紹介サービスの利用状況の低い(申込み者に対する紹介の機会の少ない)紹介候補者を選び出すことが可能となる。したがって、コーディネータが多くのコミュニティ活動の参加者にサービス提供の機会が与えられるように、紹介サービスを支援することができる。
【0026】
さて、コーディネータが、コーディネータ端末2を用いて、紹介候補者リストに記述された紹介候補者の中からサービス享受者に紹介すべき紹介候補者を選択すると(S2011)、コミュニティ管理センタ1は、素案作成画面中の、選択された紹介候補者の個人情報および提供サービス情報と、利用申込み者情報とを含むマッチング素案を作成し、登録する(S2012)。
【0027】
マッチング素案が登録されると、コミュニティ管理センタ1は、参加者端末3を介して受付けた、当該マッチング素案に含まれる利用申込み者情報により特定されるサービス享受者よりの指示に従い、当該マッチング素案を示した素案画面を、当該参加者端末3に提示する(S2013)。
【0028】
したがって、サービス享受者の参加者端末3には、コーディネータが選択したサービス提供者の情報のみが表示されることとなるため、参加者間でサービス提供の機会獲得を競わせるような事態を避けることが可能となる。
サービス享受者は、素案画面中に示されたサービス提供者の個人情報により特定される連絡先へ連絡して、サービス提供者と交渉を行なう。そして、交渉が成立したならば、サービス提供者よりサービスを享受し、その対価としてチケットをサービス提供者に支払う(S2014)。ここで、支払うチケットの額面は、サービス提供者より提供されるサービスがボランティアサービスであることから、サービス享受者が、自身が享受したサービスの内容に応じて決定することが好ましい。しかしながら、より円滑なボランティア活動を実現するためには、単位時間当たりのボランティアサービスに対して支払う標準的なチケットの額面を予め決めておき、各参加者に通知しておくとよい。
【0029】
さて、サービス享受者は、参加者端末3を用いて、コミュニティ管理センタ1より提示されたマッチング素案について、サービス提供者との交渉の成否、享受したサービスに対して支払ったチケットの額面、享受したサービスの内容に対する評価等を含む実施結果を報告する(S2015)。
【0030】
これを受けて、コミュニティ管理センタ1は、サービス享受者より受け取った実施結果を登録する(S2017)。また、実施結果中に含まれるチケットの支払い額面を、サービス享受者の個人情報に対応付けて登録されているチケット額面所持量から減算すると共に、サービス提供者の個人情報に対応付けて登録されているチケット額面所持量に加算する。最後に、コーディネータの監査のために、マッチング素案、マッチング素案候補、実施結果、交渉履歴を仲介の履歴として残しておく。
【0031】
次に、上記の紹介サービス支援システムに用いるコミュニティ管理センタ1について説明する。
【0032】
なお、コーディネータ端末2および参加者端末3は、Webブラウザ等のコミュニティ管理センタ1が公開する情報の閲覧機能およびメーラ等のネットワーク4に接続された他装置との通信機能を備えた、既存のネットワーク端末と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0033】
図3は、コミュニティ管理センタ1の概略構成を示す図である。
【0034】
図示するように、コミュニティ管理センタ1は、ネットワーク4を介して他の装置と通信を行なう通信部11と、参加者の各種登録やコーディネータの作業支援を行なう処理部12と、処理部12で取り扱うデータを記憶する記憶部13と、を有する。
【0035】
通信部11は、Webサーバ等の情報を公開する機能を備えており、ネットワーク4を介してアクセスしてきた他の装置に、処理部12よりの指示に従った画面を表示する。また、例えば、CGI(Common Gateway Interface)を利用して、ネットワーク4を介してアクセスしてきた他の装置から情報を受け取る。
【0036】
処理部12は、コミュニティ活動の参加者登録を行なう参加者登録処理部121と、コミュニティ管理センタ1の利用可否を判断するログイン処理部122と、サービス提供者のサービス提供のための希望条件を含む提供サービス情報を登録する提供サービス登録処理部123と、サービス享受者のサービス享受に際しての希望条件を含む利用申込み情報を登録する利用申込み登録処理部124と、コーディネータによるマッチング素案作成支援のためのマッチング素案候補およびコーディネータが作成したマッチング素案を登録する素案作成登録処理部125と、コーディネータが作成したマッチング素案に対するサービス享受者の実施結果を登録する実施結果登録処理部126と、コーディネータの紹介サービス活動を監視するための活動監視部127と、を有する。
【0037】
記憶部13は、コミュニティ/サービス管理データベース131と、コーディネータ管理データベース132と、参加者管理データベース133と、コミュニティ参加管理データベース134と、サービス提供者管理データベース135と、サービス享受者管理データベース136と、マッチング素案候補管理データベース137と、マッチング素案管理データベース138と、交渉管理データベース139と、実施結果管理データベース140と、仲介履歴管理データベース141と、を有する。
【0038】
コミュニティ/サービス管理データベース131には、コミュニティの名称や説明等の各コミュニティ5の諸情報と、ボランティアサービスの名称、種類、説明等の各ボランティアサービスの諸情報とが登録される。
【0039】
図4に、コミュニティ/サービス管理データベース131の登録内容例を示す。この例では、コミュニティ情報管理テーブル1311と、サービス情報管理テーブル1312とを設けている。そして、コミュニティ情報管理テーブル1311には、各コミュニティ5のコミュニティ名称1311bおよびその説明1311cが、各コミュニティ5にユニークに割り当てられたコミュニティID1311aに対応付けられて登録されている。また、サービス情報管理テーブル1312には、各ボランティアサービスのサービス種別1312b、サービス名称1312cおよびその説明1312dが、各ボランティアサービスにユニークに割り当てられたサービスID1312aに対応付けられて登録されている。これらの情報は、コミュニティ管理センタ1の運営者によって予め登録される。
【0040】
コーディネータ管理データベース132には、各コーディネータの個人情報や当該コーディネータが担当するコミュニティ5等の諸情報が登録される。
【0041】
図5に、コーディネータ管理データベース132の登録内容例を示す。図示するように、コーディネータ管理データベース132には、各コーディネータのログイン情報(ログイン名およびパスワード)132b、氏名や住所や連絡先(電話番号およびメールアドレス)等を含む個人情報132c、担当するコミュニティ5のコミュニティID1311a、および、ラストログインとラストログアウトの日時132e、132fが、各コーディネータにユニークに割り当てられたコーディネータID132aに対応付けられて登録される。ここで、ログイン情報132b、個人情報132cおよびコミュニティID1311aは、コミュニティ管理センタ1の運営者によって予め登録される。また、ラストログインおよびラストログアウトの日時132e、132fは、ログイン処理部122によりコーディネータがログイン、ログアウトする毎に更新される。
【0042】
参加者管理データベース133には、各参加者の個人情報やチケット額面所持量等の諸情報が登録される。
【0043】
図6に、参加者管理データベース133の登録内容例を示す。図示するように、参加者管理データベース133には、各参加者のログイン情報(ログイン名およびパスワード)133b、氏名や住所や連絡先(電話番号およびメールアドレス)や自己紹介等を含む個人情報133c、チケットの額面所持量133d、および、ラストログインとラストログアウトの日時133e、133f、各参加者の所属するグループのグループID133gが、各参加者にユニークに割り当てられた参加者ID133aに対応付けられて登録される。
【0044】
本実施例では、グループIDは、「コミュニティID−グループ番号」という形式をとる。ここで、グループ番号とは当該コミュニティ内のグループを一意に特定する番号のこととする。たとえば、コミュニティIDが001で、当該コミュニティ内のグループ番号が1であれば、グループIDは001−1である。
【0045】
ここで、ログイン情報133b、個人情報133cおよびチケット額面所持量133dは、参加者登録処理部121によって登録される。また、ラストログインおよびラストログアウトの日時132e、132fは、ログイン処理部122により、参加者がログイン、ログアウトする毎に更新される。さらに、チケット額面所持量133dとグループID133gは、実施結果登録処理部126により、コーディネータが提示したマッチング素案による実施結果に応じて更新される。
【0046】
コミュニティ参加管理データベース134には、各コミュニティ5に参加する参加者が登録される。
【0047】
図7に、コミュニティ参加管理データベース134の登録内容例を示す。図示するように、コミュニティ参加管理データベース134には、コミュニティ/サービス管理データベース131のコミュニティ情報管理テーブル1311に登録されているコミュニティID1311a毎に、当該コミュニティID1311aが付与されたコミュニティ5に参加する参加者の参加者ID133aが登録される。この参加者ID133aの登録は、参加者登録処理部121によって、当該参加者ID133aが付与された参加者の諸情報の参加者管理データベース133への登録の際に行なわれる。
【0048】
サービス提供者管理データベース135には、ボランティアサービスを提供する参加者であるサービス提供者のサービス提供のための希望条件を含む提供サービス情報が登録される。
【0049】
図8に、サービス提供者管理データベース135の登録内容例を示す。図示するように、サービス提供者管理データベース135には、サービス提供者の参加者ID133a、サービス提供者が提供するボランティアサービスのサービスID1312a、前記ボランティアサービスの活動拠点となるコミュニティのコミュニティID1311a、希望場所および希望曜日/時間帯(あるいは日時)を含むサービス提供のための希望条件135b、および、これらの情報からなる提供サービス情報の登録日時135cが、各提供サービス情報にユニークに割り当てられた提供サービスID135aに対応付けられて登録される。これらの情報は、提供サービス登録処理部123によって登録される。
【0050】
サービス享受者管理DB136には、ボランティアサービスの享受を希望する参加者であるサービス享受者のサービス享受に際しての希望条件を含む利用申込み情報が登録される。
【0051】
図9に、サービス享受者管理データベース136の登録内容例を示す。図示するように、サービス享受者管理データベース136には、サービス享受者の参加者ID133a、サービス享受者が享受を希望するボランティアサービスのサービスID1312a、サービス享受者が前記ボランティアサービスの享受を希望するコミュニティのコミュニティID1311a、希望場所および希望曜日/時間帯(あるいは日時)を含むサービス享受に際しての希望条件136b、および、これらの情報からなる利用申込み情報に対するコーディネータの処理状態(マッチング素案作成の状態)136cと利用申込み情報の登録日時136dが、各利用申込み情報にユニークに割り当てられた利用申込みID136aに対応付けられて登録される。これらの情報は、利用申込み登録処理部124によって登録される。
【0052】
マッチング素案候補管理データベース137には、コーディネータによるマッチング素案作成を支援するためのマッチング素案候補が登録される。上述したように、マッチング素案候補は素案作成画面を作成するのに用いられる。
【0053】
図10に、マッチング素案候補管理データベース137の登録内容例を示す。図示するように、マッチング素案候補管理データベース137には、利用申込みID136a、利用申込みID136aにより特定されるサービス享受者に紹介すべきサービス提供者の候補(紹介候補者)各々の提供サービスID135aが優先度(利用申込み情報との整合度)の高い順に記述された提供サービスID候補リスト137b、これらの情報からなるマッチング素案候補を基にマッチング素案の作成を担当するコーディネータのコーディネータID132a、および、このマッチング素案候補の登録日時137cが、各マッチング素案候補にユニークに割り当てられた素案候補ID137aに対応付けられて登録される。これらの情報は、素案作成登録処理部125によって登録される。
【0054】
マッチング素案管理データベース138には、コーディネータが作成したマッチング素案が登録される。
【0055】
図11に、マッチング素案管理データベース138の登録内容例を示す。図示するように、マッチング素案管理データベース138には、利用申込みID136a、利用申込みID136aにより特定されるサービス享受者に紹介すべきサービス提供者の提供サービスID135a、これらの情報からなるマッチング素案を作成したコーディネータのコーディネータID132a、コーディネータがこのマッチング素案作成の基としたマッチング素案候補の素案候補ID137a、このマッチング素案の登録日時138b、および、このマッチング素案をサービス享受者が受け入れたか否かを示すマッチング内容138cとその日時138dが、各マッチング素案にユニークに割り当てられた素案ID138aに対応付けられて登録される。これらの情報は、素案作成登録処理部125によって登録される。
【0056】
交渉管理データベース139には、コーディネータがコーディネータ端末1に表示された素案作成画面からマッチング素案を作成するに際して、必要に応じて行なわれる素案作成画面中の紹介候補者リストに表示された各紹介候補者との交渉で気付いた点等が登録される。
【0057】
図12に、交渉管理データベース139の登録内容例を示す。図示するように、交渉管理データベース139には、マッチング素案候補の素案候補ID137a、このマッチング素案候補から作成されたマッチング素案の素案ID138a、マッチング素案を作成したコーディネータのコーディネータID132a、および、このコーディネータが、マッチング素案候補に基づいた素案作成画面を用いてマッチング素案を作成するに際して行なった交渉の相手である紹介候補者の参加者ID133aおよび該交渉で気付いた点等の説明を含む特記事項139aが登録される。特記事項139aは、コーディネータが、素案作成画面中の紹介候補者と交渉を行なった場合に、必要に応じて作成されることになる。これらの情報は、素案作成登録処理部125によって登録される。
【0058】
実施結果管理データベース140には、サービス享受者がマッチング素案に提示されたサービス提供者より享受したサービスの実施結果が登録される。
【0059】
図13に、実施結果管理データベース140の登録内容例を示す。図示するように、実施結果管理データベース140には、マッチング素案の素案ID138a、サービス享受者がマッチング素案に提示されたサービス提供者よりサービスを享受した日時である実施日時140b、このサービス提供者に支払ったチケットの額面であるチケット支払い額面140c、このサービス提供者の参加者ID133a、および、このサービス提供者から享受したサービスに対する評価情報140dが、これらの情報からなる実施結果毎にユニークに割り当てられた実施ID140aに対応付けられて登録される。これらの情報は、実施結果登録処理部126によって登録される。
【0060】
仲介履歴管理データベース141には、仲介の履歴としてマッチング素案、マッチング素案候補、実施結果、交渉履歴を登録する。仲介履歴管理データベース141は、マッチング素案候補管理データベース137、マッチング素案管理データベース138、交渉管理データベース139、実施結果管理データベース140と同じ形式のテーブルを使用する。
【0061】
なお、上記のコミュニティ管理センタ1や、コーディネータ端末2あるいは参加者端末3として機能するネットワーク端末は、例えば、図14に示すような、CPU71と、メモリ72と、ハードディスク等の外部記憶装置73と、ネットワーク4を介して他装置と通信を行うための通信装置74と、キーボードやマウス等の入力装置75と、モニタやプリンタ等の出力装置76と、CD−ROMやFD等の記憶媒体79からデータを読み取る読取装置77と、これらの各構成要素間のデータ送受を行うインターフェース78とを備えた、一般的な電子計算機において、CPU71がメモリ72上にロードした所定のプログラムを実行することにより実現できる。この所定のプログラムは、読取装置77を介して記憶媒体79から、あるいは、通信装置74を介してネットワーク4から入手して、直接メモリ72上にロードするか、もしくは、一旦、外部記憶装置73に格納してから、メモリ72上にロードすればよい。なお、図3に示す記憶部13としては、外部記憶装置73等が利用される。
【0062】
次に、上記構成のコミュニティ管理センタ1の動作について説明する。
【0063】
まず、コミュニティ活動への参加登録処理(図2のS2001〜S2002)について説明する。
【0064】
図15は、コミュニティ活動への参加登録処理を説明するための図である。
【0065】
まず、通信部11は、ネットワーク4を介して、端末2、3からアクセスされると(S1501)、図16に示すようなスタートメニュー画面を、このアクセスしてきた端末2、3(以下、アクセス端末と呼ぶこととする)の表示装置に表示させる(S1502)。
【0066】
ここで、図16に示すスタートメニュー画面には、参加者用メニュー表示のための項目161と、コーディネータ用メニュー表示のための項目162と、参加登録画面表示のための項目163とが、設けられており、アクセス端末の利用者は、ポィンティングデバイス等の入力装置を用いてカーソル164を移動して、いずれかの項目を選択することができる。この選択結果は、ネットワーク4を介して通信部11に通知される。
【0067】
さて、通信部11は、参加登録画面表示のための項目163が選択されたことを検知すると(S1503)、その旨を参加登録処理部121に伝える。
【0068】
これを受けて、参加登録処理部121は、図17に示すような、参加者管理データベース133に登録すべき諸情報の入力を受け付けるための参加登録画面を、アクセス端末の表示装置に表示させる(S1504)。
【0069】
ここで、図17に示す参加登録画面には、アクセス端末の利用者が、参加者管理データベース133に登録すべきログイン情報133b、個人情報133cおよびチケット額面所持量133dを入力するための入力欄171、172、173が設けられている。アクセス端末の利用者が、これらの入力欄171〜173に、適当な情報をキーボード等の入力装置を用いて入力し、送信ボタン174を選択すると、入力された情報が、ネットワーク4および通信部11を介して、参加登録処理部121に通知される。なお、リセットボタン175を選択した場合には、入力欄171〜173に入力した情報がクリアされる。
【0070】
参加登録処理部121は、これらの入力情報を受け取ると(S1505)、受け取ったログイン情報133bが未だ参加者管理データベース133に登録されていないユニークな情報であることを確認し、それから、これらの入力情報に、ユニークな参加者ID133aを付与して、参加者管理データベース133に登録する(S1506)。この際、受け取ったログイン情報133bが参加者管理データベース133に既に登録されている場合は、その旨をアクセス端末に通知して、アクセス端末の利用者にログイン情報133bの再設定を行なわせるようにするとよい。なお、参加登録処理部121がユニークなログイン情報133bを生成し、このログイン情報133bが参加登録画面中の対応する入力欄171に記入された状態で、アクセス端末の表示装置に表示させるようにすることで、アクセス端末の利用者によるログイン情報133bの入力を省略するようにしてもよい。
【0071】
さて、参加登録処理部121は、アクセス端末の利用者より受付けた情報の参加者管理データベース133への登録が終了したならば、アクセス端末の表示装置に、その旨のメッセージを表示させた後、図18に示すようなコミュニティ選択画面を表示させる(S1507)。
【0072】
ここで、図18に示すコミュニティ選択画面には、コミュニティを入力するための入力欄181が設けられている。この入力欄の181は、いわゆるプルダウンメニュー形式となっており、カーソル164を移動してプルダウンボタン182を選択すると、コミュニティ/サービス管理データベース131のコミュニティ情報管理テーブル1311に登録されたコミュニティ名称1311bの一覧が表示される。プルダウンメニュー中の各コミュニティ名称1311bは、対応するコミュニティ説明1311cにリンクされており、カーソル164を所望のコミュニティ名称1311c上に移動すると、それに対応するコミュニティ説明1311cが記述された表示枠183が表示されるようになっている。
【0073】
アクセス端末の利用者が、プルダウンメニューから所望のコミュニティ名称1311bを選択して、選択ボタン184を選択すると(S1508)、参加登録処理部121は、ネットワーク4および通信部11を介してこれを検知し、選択されたコミュニティ名称1311bに対応するコミュニティID1311aを特定し、かつ、参加者数1311dを特定する。参加者数1311dに1加えた数が1コミュニティあたりの最大参加者数(例えば1000)以下であり、かつ、個人情報133cにある当該参加者の参加コミュニティ数に1加えた数が最大参加コミュニティ数(例えば10)以下であることをチェックする(S1509)。上記条件をクリアした場合には、コミュニティ参加管理データベース134中の当該コミュニティID1311bの欄に、アクセス端末の利用者に付与した参加者ID132aを追加する(S1510)。この時、参加者数1311dに1加え、かつ、個人情報133cにある当該参加者の参加コミュニティ数に1加える。最後に、参加登録の確認メッセージを、アクセス端末の表示装置に表示させる。ここで、コミュニティへの参加処理を終了したい場合には、選択終了ボタン185を選択する(S1511)ことで処理が終了する。
【0074】
次に、提供サービスの登録処理(図2のS2003〜S2004)について説明する。
【0075】
図19は、提供サービスの登録処理を説明するための図である。
【0076】
このフローは、図16に示すようなスタートメニュー画面において、アクセス端末の利用者により参加者用メニューの項目161が選択されると開始される。
【0077】
まず、通信部11は、参加者用メニューの項目161が選択されたことをログイン処理部122に通知する。
【0078】
これを受けて、ログイン処理部122は、図20に示すような、ログイン情報を入力するための入力欄201と入力欄201に入力されたログイン情報を送信するための送信ボタン202とを設けたログイン画面を、アクセス端末の表示装置に表示させ(S1901)、アクセス端末の利用者から参加者のログイン情報133bの入力を受け付ける。
【0079】
次に、ログイン処理部122は、受付けたログイン情報133bが参加者管理データベース133に登録されているか否かを調べ(S1920)、登録されていないならば、ログインを拒否し、アクセス端末の表示装置にエラーメッセージを表示させる(S1903)。一方、登録されているならば、ログインを許可し、図21に示すような参加者用のメニュー画面を表示する(S1904)。
【0080】
ここで、図21に示す参加者用メニュー画面には、提供サービスを登録するための項目211と、利用申込みを登録するための項目212と、マッチング素案の参照およびマッチング素案に基づいたボランティアサービスの実施結果を報告するための項目213とが設けられており、アクセス端末の利用者は、ポィンティングデバイス等の入力装置を用いてカーソル164を移動して、いずれかの項目を選択することができる。この選択結果は、ネットワーク4および通信部11を介して、ログイン処理部122に通知される。
【0081】
さて、通信部11が提供サービス情報登録のための項目211が選択されたことを検知した後、ログイン処理部122から、アクセス端末の利用者の参加ID133aを取得し、提供サービス登録処理部123に伝える。
【0082】
これを受けて、提供サービス登録処理部123は、図22に示すような、サービス提供者管理データベース135に登録すべき諸情報の入力を受け付けるための提供サービス登録画面を、通信部11を介して、アクセス端末の表示装置に表示させる(S1906)。
【0083】
ここで、図22に示す提供サービス登録画面には、サービス提供者管理データベース135に登録すべきコミュニティID1311aのコミュニティ名1311b、サービスID1312aのサービス名1312c、および、希望条件135bを入力するための入力欄221、222、223が設けられている。入力欄221は、図18に示す入力欄181と同様のプルダウンメニュー形式となっている。また、入力欄222も同じくプルダウンメニュー形式となっており、カーソル164を移動してプルダウンボタン226を選択すると、コミュニティ/サービス管理データベース131のサービス情報管理テーブル1312に登録されたサービス名称1312cの一覧が表示される。このプルダウンメニュー中の各サービス名称1312cは、対応するサービス種別1312bおよびサービス説明1312dにリンクされており、カーソル164を所望のサービス名称1312c上に移動すると、それに対応するサービス種別1312b、サービス説明1312cのための表示枠227が表示されるようになっている。アクセス端末の利用者が、これらの入力欄221〜223に、キーボード、ポインティングデバイス等の入力装置を用いて適当な情報を入力し、送信ボタン224を選択すると、入力された情報が、ネットワーク4および通信部11を介して、提供サービス登録処理部123に通知される。なお、リセットボタン225を選択した場合には、入力欄221〜223に入力した情報がクリアされる。
【0084】
提供サービス登録処理部123は、これらの入力情報を受け取ると(S1907)、通知されたコミュニティ名称1311b、サービス名称1312cに対応するコミュニティID1311a、サービスID1312aを特定する。そして、特定したコミュニティID1311a、サービスID1312aと、通知された希望条件135bと、ログイン処理部122より受け取ったアクセス端末の利用者の参加者ID133aとに、ユニークな提供サービスID135aを付与して、サービス提供者管理データベース135に登録する(S1908)。この際、登録日時135cも併せて登録する。そして、その旨の確認メッセージを、アクセス端末の表示装置に表示させる。
【0085】
次に、利用申込みの登録処理(図2のS2005〜S2006)について説明する。
【0086】
図23は、利用申込みの登録処理を説明するための図である。
【0087】
このフローは、図21に示すような参加者用のメニュー画面において、アクセス端末の利用者により利用申込み登録の項目212が選択されると開始される。
【0088】
まず、通信部11が利用申込み登録のための項目212が選択されたことを検知した後、ログイン処理部122から、アクセス端末の利用者の参加ID133aを取得し、利用申込み登録処理部124に伝える。
【0089】
これを受けて、利用申込み登録処理部124は、図24に示すような、サービス享受者管理データベース136に登録すべき諸情報の入力を受け付けるための利用申込み登録画面を、通信部11を介して、アクセス端末の表示装置に表示させる(S2301)。
【0090】
ここで、図24に示す利用申込み登録画面には、サービス享受者管理データベース136に登録すべきコミュニティID1311aのコミュニティ名1311b、サービスID1312aのサービス名1312c、および、希望条件136bを入力するための入力欄231、232、233が設けられている。入力欄231、232は、図22に示す入力欄221、222と同様のプルダウンメニュー形式となっている。また、入力欄236は、アクセス端末の利用者が、サービス享受に際しての要望を入力するために設けられた欄である。この欄に入力された情報も、希望条件136bの1つとして扱われる。アクセス端末の利用者が、これらの入力欄231〜223に、キーボード、ポインティングデバイス等の入力装置を用いて適当な情報を入力し、送信ボタン234を選択すると、入力された情報が、ネットワーク4および通信部11を介して、利用申込み登録処理部124に通知される。なお、リセットボタン235を選択した場合には、入力欄231〜233に入力した情報がクリアされる。
【0091】
利用申込み登録処理部124は、これらの入力情報を受け取ると(S2302)、通知されたコミュニティ名称1311b、サービス名称1312cに対応するコミュニティID1311a、サービスID1312aを特定する。そして、特定したコミュニティID1311a、サービスID1312aと、通知された希望条件136bと、ログイン処理部122より受け取ったアクセス端末の利用者の参加者ID133aとに、ユニークな利用申込みID136aを付与して、サービス享受者管理データベース136に登録する(S2303)。この際、処理状態136c(この場合は未着手)および登録日時136dも併せて登録する。そして、その旨の確認メッセージを、アクセス端末の表示装置に表示させる。
【0092】
次に、マッチング素案の作成支援・登録処理(図2のS2007〜S2012)について説明する。
【0093】
図25は、マッチング素案の作成支援・登録処理を説明するための図である。
【0094】
このフローは、図16に示すようなスタートメニュー画面において、アクセス端末の利用者によりコーディネータ用メニューの項目162が選択されると開始される。
【0095】
まず、通信部11は、コーディネータ用メニューの項目162が選択されたことをログイン処理部122に通知する。
【0096】
これを受けて、ログイン処理部122は、図20に示すような、ログイン情報を入力するためのログイン画面を、アクセス端末の表示装置に表示させ(S2501)、アクセス端末の利用者からコーディネータのログイン情報132bの入力を受け付ける。
【0097】
次に、ログイン処理部122は、受付けたログイン情報132bがコーディネータ管理データベース132に登録されているか否かを調べ(S2502)、登録されていないならば、ログインを拒否し、アクセス端末の表示装置にエラーメッセージを表示させる(S2503)。一方、登録されているならば、ログインを許可し、図26に示すようなコーディネータ用のメニュー画面を表示する(S2504)。
【0098】
ここで、図26に示すコーディネータ用メニュー画面には、マッチング素案作成のための項目261と、コーディネータが過去に行なったマッチング素案作成の履歴を閲覧するための項目262とが設けられており、アクセス端末の利用者は、ポィンティングデバイス等の入力装置を用いてカーソル164を移動して、いずれかの項目を選択することができる。この選択結果は、ネットワーク4および通信部11を介して、ログイン処理部122に通知される。
【0099】
さて、通信部11がマッチング素案作成のための項目261が選択されたことを検知すると(S2505)、ログイン処理部122から、コーディネータID132aを取得し、素案作成登録処理部125に伝える。
【0100】
これを受けて、素案作成登録処理部125は、ログイン処理部122より受け取ったコーディネータID132aに対応付けられているコミュニティID1311aをコーディネータ管理データベース132から入手する。そして、サービス享受者管理データベース136を検索し、入手したコミュニティID1311aを含み、且つ、処理状態136cが未着手、素案候補作成済み、再処理となっている利用申込みID136aを検索する。
それから、素案作成登録処理部125は、図27に示すような、検出した利用申込みID136aに対応付けられている各利用申込み者(サービス享受者)の諸情報の一覧からなる利用申込みリスト画面を、アクセス端末の表示装置に表示する(S2506)。
【0101】
図27に示す利用申込みリスト画面において、符号272は、サービス享受者がサービスの享受を希望するボランティアサービスのサービス名称である。前記検出した利用申込みID136aに対応付けられているサービスID1312aをサービス享受者管理データベース136から抽出し、さらに抽出したサービスID1312aに対応付けられているサービス名称1312cをコミュニティ/サービス管理データベース131のサービス情報管理テーブル1312から抽出することで特定される。また、符号273は、サービス享受者の氏名、住所、連絡先(電話番号とメールアドレス)等を含んだ個人情報である。
【0102】
前記検出した利用申込みID136aに対応付けられている参加者ID133aをサービス享受者管理データベース136から抽出し、さらに抽出した参加者ID133aに対応付けられている個人情報133cを参加者管理データベース133から抽出することで特定される。また、符号274は、サービス享受者のサービス享受に際しての希望条件である。前記検出した利用申込みID136aに対応付けられている希望条件136bをサービス享受者管理データベース136から抽出することで特定される。また、符号275は、利用申込みに対するコーディネータの処理状態である。前記検出した利用申込みID136aに対応付けられている処理状態136cをサービス享受者管理データベース136から抽出することで特定される。この処理状態は、未着手、素案候補作成済み、再処理のいずれかとなる。
そして、符号276は、利用申込みがされた日時である。前記検出した利用申込みID136aに対応付けられている登録日時136cをサービス享受者管理データベース136から抽出することで特定される。
【0103】
なお、本実施形態において、素案作成登録処理部125は、各利用申込み者の諸情報を、利用申込み日時276の古い順に並べて利用申込みリスト画面中に表示するようにしている。このようにすることで、コーディネータが、直ちに処理すべき案件を視覚的に把握し易くしている。
【0104】
また、図27に示す利用申込みリスト画面において、符号277は、アクセス端末の利用者であるコーディネータの氏名と当該コーディネータが担当するコミュニティの名称である。コーディネータの氏名は、ログイン処理部122より受け取ったコーディネータID132aに対応付けられている個人情報132cをコーディネータ管理データベース132から抽出することで特定される。また、コミュニティの名称は、前記コーディネータID132aに対応付けられているコミュニティID1311aをコーディネータ管理データベース132から抽出し、さらに、抽出したコミュニティID1311aに対応するコミュニティ名称1311bを、コミュニティ/サービス管理データベース131のコミュニティ情報管理テーブル1311から抽出することで特定される。
【0105】
利用申込みリスト画面中の各利用申込み者の諸情報には、連番271が付されており、アクセス端末の利用者(つまりコーディネータ)が、キーボード等の入力装置を用いて所望の連番271を入力欄278に入力して、送信ボタン279を選択すると、入力された連番271が、ネットワーク4および通信部11を介して、素案作成登録処理部125に通知される。なお、リセットボタン280を選択した場合には、入力欄278に入力した連番271がクリアされる。
【0106】
さて、素案作成登録処理部125は、連番271を受け取ると(S2507)、当該連番271が付された利用申込み者の諸情報に対応する利用申込みID136aを特定する。そして、サービス享受者管理DB136において、この利用申込みID136aに対応する処理状態136cが素案候補作成済みとなっているか否かを調べ(S2508)、素案候補作成済みとなっているならばS2512に進み、なっていないならば、この利用申込みID136aに対するマッチング素案候補を作成する(S2509〜S2511)。
【0107】
すなわち、まず、素案作成登録処理部125は、この利用申込みID136aに対応付けられた参加者ID133aにより特定されるサービス享受者に紹介すべきサービス提供者の候補(紹介候補者)を選出する(S2509)。
【0108】
具体的には、サービス提供者管理データベース135から、サービス享受者管理データベース136にて前記利用申込みID136aに対応付けられているコミュニティID1311aおよびサービスID1312aを含む提供サービス情報の提供サービスID135aを抽出する。そして、サービス提供者管理データベース135において、この抽出した提供サービスID135aに対応付けられている参加者ID133aにより特定される参加者各々を、紹介候補者として選出する。
【0109】
ただし、処理状態136cが再処理の場合には、前素案ID136eにもとづき、マッチング素案管理データベース138を検索し、提供サービスID135aを求める。そして、この提供サービスID135aについては、上記紹介候補者から除外する。処理状態136cが再処理とは、前素案ID136eで特定される提供サービスID135aの紹介候補者についてサービス紹介が失敗したことを意味している。したがって、前素案ID136eで特定される提供サービスID135aについては、紹介候補者から除外する。
【0110】
次に、素案作成登録処理部125は、選出した各紹介候補者の素案作成画面中の紹介候補者リストへの記載順位を決定する(S2510)。
具体的には、参加者管理データベース133のチケット額面所持額133dから、各サービス提供候補者の現在の所持額を求める。そして、サービス提供候補者を所持額の少ないものから多いものへと並べ替える。この並べ替えのなかにある、同じ所持額を持つサービス提供候補者については、次のような優先付けにより並べ替えを行なう。まず、サービスの申込者のグループIDを、参加者管理データベース133のグループID133gから求める。ここで、申込者のグループIDがセットされている場合にのみ、次の処理で優先付けを行なう。
【0111】
最初に、申込者のグループ内の提供候補者を優先する。提供候補者が申込者のグループに属しているかどうかは、提供候補者の参加者管理データベース133のグループID133gからグループIDを求め、申込者のグループIDと比較することで行なう。
また,申込者のグループ内に提供候補者がいない場合には他のグループを探索するが、もし複数のグループに提供候補者がいる場合には、各グループのグループメンバーの所持額総和を求め、総和の少ないグループほど優先度が高いとして、そのグループの優先度に応じて提供候補者の優先付けを行なう。
【0112】
なお,全てのグループ内に提供候補者がいない場合は,これ以上、提供候補者の優先付けは行なわない。
以上のような提供候補者の並び替えで、素案作成画面中の紹介候補者リストへの記載順位の優先度が高くなるように決定する。
ここで、素案作成登録処理部125の、選出した各紹介候補者の素案作成画面中の紹介候補者リストへの記載順位の決定(S2510)については次のようにしても良い。
【0113】
まず、申込者のグループ内の提供候補者を優先する。提供候補者が申込者のグループに属しているかどうかは、提供候補者の参加者管理データベース133のグループID133gからグループIDを求め、申込者のグループIDと比較することで行なう。申込者のグループ内に複数の提供候補者が含まれる場合には、所持額が少ないものを優先する。この所持額は参加者管理データベース133のチケット額面所持額133dから求める。申込者のグループ以外のグループについては、各グループのグループメンバーの所持額総和を求め、総和の少ないグループほど優先度が高いとする。そして、優先付けられた各グループ内においては、上記申込者のグループ内の場合と同様に、所持額が少ないものほど優先度が高いものとする。なお,全てのグループに提供候補者がいない場合は,サービス提供候補者を所持額の少ないものから多いものへと並べ替えることで優先付けを行なう。
【0114】
さらに、素案作成登録処理部125の、選出した各紹介候補者の素案作成画面中の紹介候補者リストへの記載順位の決定(S2510)については次のようにしても良い。
まず、申込者のグループ内の提供候補者を優先し,またグループ内の提供候補者は,(1)利用者と提供候補者との間に、共通の過去にサービス交換をしたものがいる場合(図32の3201),(2)申込者と過去にサービス交換がないもの(図32の3202)、(3)過去にサービス交換があったもの(図32の3203)、という順番で優先付けを行なう.提供候補者が申込者のグループに属しているかどうかは、提供候補者の参加者管理データベース133のグループID133gからグループIDを求め、申込者のグループIDと比較することで行なう。
また,申込者のグループ内に提供候補者がいない場合には,他のグループを探索するが,(1)他のグループで過去にサービス交換があったもの(図32の3204),(2)申込者と提供候補者との間に共通の過去にサービス交換をしたものがいる場合(図32の3205)、(3)過去にサービス交換を行っていないもの(図32の3206)、という順番で提供候補者の優先付けを行なう.
最後に,グループ外の提供候補者については(図32の3207)、サービス提供候補者を所持額の少ないものから多いものへと並べ替えることで優先付けを行なう。
【0115】
以上のようにして、選出した各紹介候補者の素案作成画面中の紹介候補者リストへの記載順位を決定したならば、素案作成登録処理部125は、ログイン処理部122より通知されたアクセス端末の利用者のコーディネータID132aと、アクセス端末より通知された連番271より特定した利用申込みID136aと、サービス提供者管理データベース135から抽出した提供サービスID135a各々を優先度の高い順に記述した提供サービスID候補リスト137bと、を含んだマッチング素案候補を、ユニークな素案候補ID137aを付して、マッチング素案候補管理データベース137に登録する。この際、登録日時137cも併せて登録する(S2511)。また、交渉管理データベース139に、この素案候補ID137aおよびコーディネータID132aを登録する。さらにまた、サービス享受者管理データベース136中の、作成したマッチング素案候補に含まれる利用申込みID136aに対応する処理状態136cを、未着手あるいは再処理からマッチング素案候補作成済みに変更する。
【0116】
さて、S2512において、素案作成登録処理部125は、S2507でアクセス端末より通知された連番271より特定した利用申込みID136aを含むマッチング素案候補を、マッチング素案候補管理データベース137から抽出し、抽出したマッチング素案候補に基づいて、図28に示すような素案作成画面を、アクセス端末の表示装置に表示させる。
【0117】
図28に示す素案作成画面において、符号281は、抽出したマッチング素案候補中の利用申込みID136aにより特定される利用申込み者の諸情報(利用申込み者情報)である。氏名、住所、連絡先といった利用申込み者の個人情報は、この利用申込みID136aに対応付けられている参加者ID133aをサービス享受者管理データベース136から抽出し、さらに、抽出した参加者ID133aに対応付けられている個人情報133cを参加者管理データベース133から抽出することで特定される。また、場所、曜日/時間帯といったサービス享受に際しての希望条件は、この利用申込みID136aに対応付けられている希望条件136bをサービス享受者管理データベース136から抽出することで特定される。さらにまた、利用申込み者がサービス享受を希望するボランティアサービスの名称は、この利用申込みID136aに対応付けられているサービスID1312aをサービス享受者管理データベース136から抽出し、さらに、抽出したサービスID1312aに対応付けられているサービス名称1312cを、コミュニティ/サービス管理データベース131のサービス情報管理テーブル1312から抽出することで特定される。
【0118】
ここで、素案作成画面中の利用申込み者の諸情報281には、当該利用申込み者に対する特記事項および評価情報へのリンクが設定されており、カーソル164を利用申込み者の諸情報281に移動すると、当該利用申込み者に対する特記事項および評価情報が、例えば図22に示す表示枠227と同様に、吹きだし表示されるようになっている。この特記事項および評価情報は、利用申込み者の利用申込みID136aに対応付けられている参加者ID133aをサービス享受者管理データベース136から抽出し、さらに、抽出した参加者ID133aに対応付けられている特記事項139a、評価情報140dを、それぞれ、交渉管理データベース139、実施結果管理データベース140から抽出することで特定される。
【0119】
また、符号282は、抽出したマッチング素案候補中の提供サービスID候補リスト137bに記載された提供サービスID135aにより特定される各紹介候補者の諸情報である(紹介候補者リスト)。各紹介候補者の諸情報282は、提供サービスID候補リスト137b中の提供サービスID135aの記載順に表示される。ここで、氏名、住所、連絡先といった紹介候補者の個人情報とチケット額面所持量は、提供サービスID135aに対応付けられている参加者ID133aをサービス提供者管理データベース135から抽出し、さらに、抽出した参加者ID133aに対応付けられている個人情報133cとチケット額面所持量133dを参加者管理データベース133から抽出することで特定される。また、場所、曜日/時間帯といったサービス提供に際しての希望条件は、提供サービスID135aに対応付けられている希望条件135bをサービス提供者管理データベース135から抽出することで特定される。
【0120】
ここで、素案作成画面中の各紹介候補者の諸情報282も、利用申込み者の諸情報281と同様に、当該紹介候補者に対する特記事項および評価情報へのリンクが設定されており、カーソル164を任意の紹介候補者の諸情報282上に移動すると、当該紹介候補者に対する特記事項および評価情報が、例えば図22に示す表示枠227と同様に、吹きだし表示されるようになっている。この特記事項および評価情報は、当該紹介候補者の提供サービスID135aに対応付けられている参加者ID133aをサービス提供者管理データベース135から抽出し、さらに、抽出した参加者ID133aに対応付けられている特記事項139a、評価情報140dを、それぞれ、交渉管理データベース139、実施結果管理データベース140から抽出することで特定される。
【0121】
また、符号283は、アクセス端末の利用者であるコーディネータの氏名と当該コーディネータが担当するコミュニティの名称である。コーディネータの氏名は、ログイン処理部122より受け取ったコーディネータID132aに対応付けられている個人情報132cをコーディネータ管理データベース132から抽出することで特定される。また、コミュニティの名称は、前記コーディネータID132aに対応付けられているコミュニティID1311aをコーディネータ管理データベース132から抽出し、さらに、抽出したコミュニティID1311aに対応するコミュニティ名称1311bを、コミュニティ/サービス管理データベース131のコミュニティ情報管理テーブル1311から抽出することで特定される。
【0122】
素案作成画面中の各紹介候補者の諸情報282には、連番282aが付されており、アクセス端末の利用者(つまりコーディネータ)が、所望の連番282aをキーボード等の入力装置を用いてサービス提供者選択のための入力欄284に入力して、送信ボタン287を選択すると、入力された連番282aが、ネットワーク4および通信部11を介して、素案作成登録処理部125に通知される。
【0123】
また、特記事項を追加したい紹介候補者の連番282aを入力欄285に入力し、当該紹介候補者に対する特記事項を入力欄286に入力して、送信ボタン287を選択すると、入力された連番282aと特記事項とが、ネットワーク4および通信部11を介して、素案作成登録処理部125に通知される。
【0124】
なお、リセットボタン289を選択した場合には、入力欄284〜286に入力した情報がクリアされる。また、終了ボタン288を選択した場合には、終了指示が、ネットワーク4および通信部11を介して、素案作成登録処理部125に通知される。
【0125】
以上のような素案作成画面を用いて、アクセス端末の利用者であるコーディネータは、素案作成画面中の利用申込み者の諸情報281により特定されるサービス享受者に紹介すべきサービス提供者を、素案作成画面中の各紹介候補者の諸情報282により特定される各紹介候補者の中から選び出すことができる。そして、選び出した紹介候補者を、入力欄284と送信ボタン287を用いてコミュニティ管理センタ1に通知することができる。
【0126】
また、コーディネータは、電話、電子メール等を用いて、素案作成画面中の各紹介候補者の諸情報282に含まれる連絡先へ連絡し、各紹介候補者とサービス提供のための交渉を個別に行なうことができる。そして、紹介候補者からの要望や気付いた点等があるならば、当該紹介候補者に対するこれらの説明を、入力欄285、286および送信ボタン287を用いて、コミュニティ管理センタ1に通知することができる。
【0127】
さて、素案作成登録処理部125は、入力欄285、286に入力された連番282a、気付いた点等の説明を受け取ると(S2513でYes)、この連番282aに対応する提供サービスID135aを特定し、特定した提供サービスID135aに対応付けられている参加者ID133aをサービス提供者管理データベース135から抽出する。そして、交渉管理データベース139に、抽出した参加者ID133aと受け取った説明とを含む特記事項139aを、素案作成画面の基となったマッチング素案候補の素案候補ID137aに対応付けて登録する(S2514)。
【0128】
また、素案作成登録処理部125は、入力欄284に入力された連番282aを受け取ると(S2515でYes)、この連番282aに対応する提供サービスID135aを特定する。そして、特定した提供サービスID135aと、素案作成画面の基となったマッチング素案候補の素案候補ID137aと、利用申し込みID136aと、コーディネータID132aと、を含んだマッチング素案を、ユニークな素案ID138aを付して、マッチング素案管理データベース138に登録する。この際、登録日時138cも併せて登録し、マッチング内容138cは未確定とする(S2516)。また、交渉管理データベース139に、この素案ID137aを、マッチング素案候補の素案候補ID137aに対応付けて登録する。さらにまた、サービス享受者管理データベース136中の、マッチング素案候補に含まれる利用申込みID136aに対応する処理状態136cを、マッチング素案候補作成済みからマッチング素案作成済みに変更する。
【0129】
そして、素案作成登録処理部125は、アクセス端末より素案作成画面中の終了ボタン288が選択されたことを通知されると(S2517でYes)、当該アクセス端末への素案作成画面の表示を終了する。
【0130】
次に、マッチング素案の提示および実施結果報告の登録処理(図2のS2013〜S2015)について説明する。
【0131】
図29は、マッチング素案の提示および実施結果報告の登録処理を説明するための図である。
【0132】
このフローは、図21に示すような参加者用のメニュー画面において、アクセス端末の利用者によりマッチング素案の参照および実施結果報告の項目213が選択されると開始される。
【0133】
まず、通信部11が、マッチング素案の参照および実施結果報告のための項目213が選択されたことを検知すると、ログイン処理部122から、アクセス端末の利用者の参加ID133aを、実施結果登録処理部126に伝える。
【0134】
これを受けて、実施結果登録処理部126は、通知された参加者ID133aに対応付けられた利用申込みID136aを、サービス享受者管理データベース136から抽出する。そして、マッチング素案管理データベース138から、前記抽出した利用申込みID136aを含むマッチング素案であって、マッチング内容138cが未確定のマッチング素案を抽出する。それから、実施結果登録処理部126は、抽出したマッチング素案について、図30に示すような、マッチング素案・結果報告画面を作成し、通信部11を介してアクセス端末の表示装置に表示させる(S2901)。
【0135】
図30に示すマッチング素案・結果報告画面において、符号301は、抽出したマッチング素案中の提供サービスID135aにより特定されるサービス提供者の個人情報である。提供サービスID135aに対応付けられている参加者ID133aをサービス提供者管理データベース135から抽出し、さらに、抽出した参加者ID133aに対応付けられている個人情報133cを参加者管理データベース133から抽出することで特定される。符号302は、このサービス提供者のサービス提供に際しての希望条件である。提供サービスID135aに対応付けられている希望条件135bをサービス提供者管理データベース135から抽出することで特定される。
【0136】
また、符号303は、抽出したマッチング素案中のコーディネータID132aにより特定されるコーディネータの氏名と、当該コーディネータが担当するコミュニティの名称と、抽出したマッチング素案中の利用申込みID136aにより特定される利用申込み者の氏名と、当該利用申込み者がサービス享受を希望するボランティアサービスの名称である。コーディネータの氏名は、コーディネータID132aに対応付けられている個人情報132cをコーディネータ管理データベース132から抽出することで特定される。コミュニティの名称は、コーディネータID132aに対応付けられているコミュニティID1311aをコーディネータ管理データベース132から抽出し、さらに、抽出したコミュニティID1311aに対応付けられているコミュニティ名称1311bをコミュニティ/サービス管理データベース131のコミュニティ情報管理テーブル1311から抽出することで特定される。利用申込み者の氏名は、利用申込みID136aに対応付けられている参加者ID133aをサービス享受者管理データベース136から抽出し、さらに、抽出した参加者ID133aに対応付けられている個人情報133cを参加者管理データベース133から抽出することで特定される。
【0137】
そして、ボランティアサービスの名称は、利用申込みID136aに対応付けられているサービスID1312aをサービス享受者管理データベース136から抽出し、さらに、抽出したサービスID1312aに対応付けられているサービス名称1312cをコミュニティ/サービス管理データベース131のサービス情報管理テーブル1312から抽出することで特定される。
【0138】
また、符号304は、個人情報304および希望条件302により特定されるサービス提供者とのサービス提供の交渉の成否を選択するためのボタン、符号305は、前記交渉が成立した場合に、サービス提供者からサービスを享受した日時を入力するための入力欄、符号306は、サービス享受に対して支払ったチケット額面を入力するための入力欄、そして、符号307は、享受したサービスに対する評価を記入する入力欄である。
【0139】
以上のようなマッチング素案・結果報告画面を用いて、アクセス端末の利用者であるサービス享受者(利用申込み者)は、コーディネータが紹介したサービス提供者の個人情報301に含まれる連絡先へ連絡するなどして、サービス提供者とサービス提供のための交渉を行なうことができる。そして、交渉が失敗した場合は、交渉結果ボタン304の「失敗」にチェックを入れ、送信ボタン308を選択することにより、その旨が、結果報告として、コミュニティ管理センタ1に通知される。また、交渉が成立し、サービスを享受した場合は、交渉結果ボタン304の「成立」にチェックを入れると共に、サービス享受日、支払いチケット額面および享受サービスに対する評価を入力欄305〜307に入力して、送信ボタン308を選択することにより、交渉が成立した旨と入力欄305〜307に入力した情報が、結果報告として、コミュニティ管理センタ1に通知される。なお、リセットボタン309を選択した場合には、交渉結果ボタン304のチェック内容および入力欄305〜307に入力した情報がクリアされる。また、終了ボタン310を選択した場合には、終了指示が、コミュニティ管理センタ1に通知される。
【0140】
なお、実施結果登録処理部126は、抽出したマッチング素案が複数ある場合、図30に示すようなマッチング素案・結果報告画面をマッチング素案毎に作成し、前ページボタン311と次ページボタン312とを用いて、アクセス端末の利用者であるサービス享受者に、当該アクセス端末の表示装置に表示させるマッチング素案・結果報告画面を選択させるようにするとよい。
【0141】
さて、実施結果登録処理部126は、通信部11を介して、マッチング素案・結果報告画面を表示させたアクセス端末より結果報告を受け取ると(S2902)、その内容をマッチング素案管理データベース138および実施結果管理データベース140に登録する。
【0142】
具体的には、アクセス端末よりの結果報告が交渉失敗を示している場合(S2903でNo)、マッチング素案管理データベース138内の、アクセス端末に表示中のマッチング素案・結果報告画面に対応するマッチング素案のマッチング内容138cを「NG」に変更する共に、現在時刻をマッチング日時138dに登録する(S2904)。
ここで、申し込み取り下げ311がチェックされていなければ(S2909)、さらに、このマッチング素案の利用申し込みID136aに対応する、サービス享受者の参加者ID133a、サービス享受者が享受を希望するボランティアサービスのサービスID1312a、サービス享受者が前記ボランティアサービスの享受を希望するコミュニティのコミュニティID1311a、希望場所および希望曜日/時間帯(あるいは日時)を含むサービス享受に際しての希望条件136b、利用申込み情報の登録日時136dを、サービス享受者管理データベース136から求める。そして、この求めた内容を、あらたにユニークな利用申込みID136aを付与して享受者管理データベース136に登録する。この時、サービス享受者管理データベース136の処理状態136cを「再処理」とし、前素案IDとして、素案ID138aを登録する(S2910)。
【0143】
一方、交渉成功を示している場合は(S2903でYes)、マッチング素案管理データベース138内の、アクセス端末に表示中のマッチング素案・結果報告画面に対応するマッチング素案のマッチング内容138cを「OK」に変更する共に、現在時刻をマッチング日時138dに登録する(S2905)。次に、前記マッチング素案の素案ID138aと、結果報告に含まれるチケット支払い額面140c、評価情報140dおよびサービス享受日(実施日時)140bと、前記サービス提供者の参加ID133aと、を含む実施結果を、ユニークな実施ID140aを付与して、実施結果管理データベース140に登録する(S2906)。
【0144】
それから、参加者管理データベース133内の、前記サービス提供者の参加ID133aに対応するチケット額面所持量133dに、結果報告に含まれるチケット支払い額面140cを加算すると共に、アクセス端末の利用者(サービス享受者)の参加ID133aに対応するチケット額面所持量133dから、当該チケット支払い額面140cを減算する(S2907)。
【0145】
次に、サービス交換実施後の利用者と提供者の間でのグループ形成処理(S2913)を行なう。グループ形成は、次の4つの場合に応じて処理が変わる。まず利用者,提供者ともあるあるグループに所属している、すなわち、利用者と提供者の参加者管理データベース133のグループID133gに当該コミュニティに関するグループIDが既にセットされている場合には、どの既存グループも変化しない。次に、利用者はあるグループに所属し,提供者はどのグループに属さない場合、すなわち、利用者の参加者管理データベース133のグループID133gに当該コミュニティに関するグループIDが既にセットされており、提供者のグループID133gには当該コミュニティに関するグループIDがセットされていない場合には、提供者が利用者のグループに参加する。そして、利用者のグループIDを提供者の参加者管理データベース133のグループID133gにセットする。
【0146】
たとえば、利用者と提供者のコミュニティIDが001であり、利用者のグループIDが001−1のときは、提供者のグループIDも001−1となる。逆に、利用者はどのグループにも属さないが,提供者はあるグループに所属する場合には、利用者は提供者のグループに参加する。そして、提供者のグループIDを利用者の参加者管理データベース133のグループID133gにセットする。また、利用者,提供者ともどの既存のグループにも属さない場合には、この利用者と提供者により新しいグループを形成する。そして、利用者と提供者の参加者管理データベース133のグループID133gには、新たに生成されたグループIDをセットする。たとえば、利用者と提供者のコミュニティIDが001であり、既存のグループがn個ある場合、新しいグループIDは001−n+1となる。
【0147】
ここで、交渉成功もしくは申し込み取り下げの場合(S2911)には、当該マッチング素案のマッチング素案IDについてのレコードを、マッチング素案管理データベース138、マッチング素案候補管理データベース137、実施結果管理データベース140、交渉管理データベース149から求め、仲介履歴管理データベース141に、仲介の履歴としてマッチング素案、マッチング素案候補、実施結果、交渉履歴をコピーする(S2912)。この時、コピーしたレコードは、マッチング素案管理データベース138、マッチング素案候補管理データベース137、実施結果管理データベース140、交渉管理データベース149からディスクスペースを空けるために削除しても良い。
【0148】
そして、実施結果登録処理部126は、アクセス端末よりマッチング素案・結果報告画面中の終了ボタン310が選択されたことを通知されると(S2908でYes)、当該アクセス端末へのマッチング素案・結果報告画面の表示を終了する。
【0149】
次にコミュニティ管理センタ1の活動監視部127の処理について説明する。
【0150】
活動監視部127の処理は、コーディネータからの依頼を受けて、当該コーディネータが行なったマッチング素案作成履歴を出力する処理と、コミュニティ管理センタ1の運営者が指定したコーディネータが行なったマッチング素案作成履歴を出力する処理とに分けられる。
【0151】
まず、コーディネータからの依頼を受けて、当該コーディネータが行なったマッチング素案作成履歴を出力する処理について説明する。
【0152】
図31は、コーディネータからの依頼を受けて、当該コーディネータが行なったマッチング素案作成履歴を出力する処理を説明するための図である。
【0153】
このフローは、図26に示すようなコーディネータ用のメニュー画面において、アクセス端末の利用者により素案作成履歴閲覧の項目262が選択されると開始される。
【0154】
まず、ログイン処理部122は、素案作成履歴閲覧のための項目262が選択されたことを、アクセス端末の利用者のコーディネータID132aと共に、活動監視部127に伝える。
【0155】
これを受けて、活動監視部127は、通知されたコーディネータID132aに対応付けられたマッチング素案をマッチング素案管理データベース138から1つ抽出する(S3102)。次に、抽出したマッチング素案の素案ID138aに対応付けられているマッチング素案候補をマッチング素案候補管理データベースから抽出する(S3103)と共に、当該素案ID138aに対応付けられている特記事項および実施結果を、それぞれ交渉管理データベース139、実施結果管理データベース140から抽出する(S3104)。
【0156】
それから、活動監視部127は、S3102〜S3104で抽出したマッチング素案、マッチング素案候補、特記事項および実施結果の内容を基に素案作成履歴を作成する(S3105)。
【0157】
具体的には、マッチング素案、マッチング素案候補、特記事項および実施結果の各々について、その中に他の管理データベースでの管理に用いているIDが含まれている場合は、当該他の管理データベースを調べ、そのIDに対応付けられている情報を特定する。これにより、マッチング素案、マッチング素案候補、特記事項および実施結果各々の内容を特定し、これらの特定した情報を含んだ素案作成履歴を作成する。
【0158】
さて、活動監視部127は、S3102〜S3105の処理を繰り返し、ログイン処理部122より通知されたコーディネータID132aに対応付けられた全てのマッチング素案に対して素案作成履歴を作成したならば(S3106)、サービス提供者の紹介がある参加者に偏っているか否かを評価する(S3107)。例えば、S3103で抽出した全てのマッチング素案候補に紹介候補者として記述されている各参加者について、マッチング素案候補への紹介候補者としての登場回数と、マッチング素案へのサービス提供者としての登場回数との比率を求める。そして、前記各参加者について求めた比率を、コーディネータの素案作成に際しての傾向とする。
【0159】
次に、活動監視部127は、S3105で作成した全ての素案作成履歴と、S3107で求めた傾向とを、アクセス端末の表示装置あるいはプリンタ等の出力装置に出力する(S3108)。
【0160】
次に、コミュニティ管理センタ1の運営者が指定したコーディネータが行なったマッチング素案作成履歴を出力する処理について説明する。
【0161】
この処理は、図31に示す処理と基本的に同様である。但し、S3101において、コミュニティ管理センタ1に備えられたキーボード等の入力装置を介して、コミュニティ管理センタ1の運営者からコーディネータID132aが指定される点で異なる。また、S3108において、S3105で作成した全ての素案作成履歴およびS3107で求めた傾向が、コミュニティ管理センタ1の表示装置あるいはプリンタ等の出力装置に出力される点で異なる。
【0162】
以上、本発明の第1実施形態について説明した。
【0163】
本実施形態によれば、コーディネータは、コミュニティ管理センタ1によってコーディネータ端末2に表示された素案作成画面(図28参照)を用いて、当該画面中の利用申込み者の諸情報281により特定されるサービス享受者に紹介すべきサービス提供者を、当該画面中の各紹介候補者の諸情報282により特定される各紹介候補者の中から選び出すことができる。
【0164】
ここで、グループにもとづく提供候補者の優先付けにより、サービス交換の利用頻度が高い参加者を優先し表示されるので、コーディネータは、チケットの消費とサービス提供のバランスを考慮しつつ、紹介すべきサービス提供者の選び出すときの目安とすることができる。
【0165】
また、本実施形態において、コーディネータは、素案作成画面中の各紹介候補者と個別に行なったサービス提供のための交渉で気付いた点等があるならば、それを特記事項として交渉相手の参加ID133aに対応付けてコミュニティ管理センタ1に登録することができる。そして、コミュニティ管理センタ1は、コーディネータにより、コーディネータ端末2に表示させた素案作成画面中のある紹介候補者の諸情報282が指定されると、当該紹介候補者の参加ID133aに対応付けられている特記事項をコーディネータ端末2に表示させるようにしている。このようにすることで、コーディネータは、各紹介候補者の特記事項をも考慮して、利用申込み者に紹介すべきサービス提供者を決定することができる。
【0166】
また、本実施形態によれば、利用申込みを行なった参加者(サービス享受者)の参加端末3に表示されるマッチング素案・結果報告画面(図30参照)には、コミュニティ管理センタ1が選出した紹介候補者のうちコーディネータが選択した紹介候補者が、当該サービス享受者に紹介すべきサービス提供者として表示される。これにより、参加者の自由に任せたサービス交換では実現できない、参加者全体でのチケットの消費とサービス提供のバランスが考慮された紹介サービスがコーディネータを介して実現されることとなる。
【0167】
また、本実施形態において、サービス享受者は、マッチング素案・結果報告画面中のサービス提供者より享受したサービスに関する評価情報を、当該サービス提供者の参加ID133aに対応付けてコミュニティ管理センタ1に登録することができる。そして、コミュニティ管理センタ1は、コーディネータにより、コーディネータ端末2に表示させた素案作成画面中のある紹介候補者の諸情報282が指定されると、当該紹介候補者の参加ID133aに対応付けられている評価情報をコーディネータ端末2に表示させるようにしている。このようにすることで、コーディネータは、各紹介候補者の評価情報をも考慮して、利用申込み者に紹介すべきサービス提供者を決定することができる。
【0168】
さらに、本実施形態によれば、コミュニティ管理センタ1の活動監視部127により、各コーディネータに、当該コーディネータがこれまでに行なったマッチング素案作成履歴(マッチング素案候補、当該マッチング素案候補に基づいて当該コーディネータが作成したマッチング素案、当該マッチング素案の作成に際して各紹介候補者と行なった交渉での特記事項、および、当該マッチング素案に示された参加者間でのボランティアサービス交換の実施結果報告)の一覧を提示することができる。これにより、各コーディネータは、自身がこれまでに行なったマッチング素案作成履歴の一覧を参照することで、サービス提供者の紹介がある参加者に偏っているか否か等の、自身のコーディネータとしての活動の評価を行なうことが可能となる。
【0169】
また、活動監視部127により、コミュニティ管理センタ1の運営者は、所望のコーディネータのマッチング素案作成履歴の一覧を得ることができる。これにより、コミュニティ管理センタ1の運営者は、当該コーディネータのマッチング素案作成履歴の一覧を基に、当該コーディネータを継続して信任するか否か等の判断を行なうことができる。
【0170】
加えて、本実施形態によれば、各参加者は、任意単位のグループであるコミュニティ5の少なくともいずれか1つに属し、各コミュニティ5には、コーディネータが配属される。そして、参加者よりの利用申込みに、コミュニティ5の指定を含めるようにし、当該指定されたコミュニティ5を担当するコーディネータに、当該利用申込みに対するサービス提供者の紹介を行なわせるようにしている。したがって、コーディネータは、自身が熟知しているコミュニティの参加者であるサービス提供者の中から、利用申込みをした参加者に紹介すべきサービス提供者を選び出すことが可能となり、コーディネータにかかる負担を低減できる。
【0171】
以上、本発明の実施の形態について説明した。
【0172】
上記の各実施形態では、ボランティアサービスの交換を目的としたコミュニティ活動において、サービス享受者に、当該サービス享受者の要望に沿ったサービスを提供できるサービス提供者を紹介する紹介サービスを支援する場合を例にとり説明したが、本発明は、サービス交換以外を目的したコミュニティ活動(例えば趣味サークル等への参加等)において、申込み者の要望に沿った人物を紹介する紹介サービスに広く適用できる。
【0173】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コミュニティ活動の活性化、円滑化を図ることができるように、紹介サービスを支援することが可能となる。特に、各参加者のチケットの消費とサービス提供をバランスさせることが考慮され、サービス交換を継続的に発生させることができコミュニティ活動の活性化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用された紹介サービス支援システムの概略構成を示す図である。
【図2】図1に示す紹介サービス支援システムを利用して行なわれる紹介サービスの概略を説明するための図である。
【図3】図1に示すコミュニティ管理センタ1の概略構成を示す図である。
【図4】図3に示すコミュニティ/サービス管理データベース131の登録内容例を示す図である。
【図5】図3に示すコーディネータ管理データベース132の登録内容例を示す図である。
【図6】図3に示す参加者管理データベース133の登録内容例を示す図である。
【図7】図3に示すコミュニティ参加管理データベース134の登録内容例を示す図である。
【図8】図3に示すサービス提供者管理データベース135の登録内容例を示す図である。
【図9】図3に示すサービス享受者管理データベース136の登録内容例を示す図である。
【図10】図3に示すマッチング素案候補管理データベース137の登録内容例を示す図である。
【図11】図3に示すマッチング素案管理データベース138の登録内容例を示す図である。
【図12】図3に示す交渉管理データベース139の登録内容例を示す図である。
【図13】図3に示す実施結果管理データベース140の登録内容例を示す図である。
【図14】図1に示すコミュニティ支援システムを構成する各装置のハードウエア構成例を示す図である。
【図15】本発明の第1実施形態におけるコミュニティ活動への参加登録処理を説明するための図である。
【図16】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示するスタートメニュー画面の一例を示す図である。
【図17】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示する参加登録画面の一例を示す図である。
【図18】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示するコミュニティ選択画面の一例を示す図である。
【図19】本発明の第1実施形態における提供サービスの登録処理を説明するための図である。
【図20】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示するログイン画面の一例を示す図である。
【図21】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示する参加者用メニュー画面の一例を示す図である。
【図22】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示する提供サービス登録画面の一例を示す図である。
【図23】本発明の第1実施形態における利用申込みの登録処理を説明するための図である。
【図24】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示する利用申込み登録画面の一例を示す図である。
【図25】本発明の第1実施形態におけるマッチング素案の作成支援・登録処理を説明するための図である。
【図26】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示するコーディネータ用メニュー画面の一例を示す図である。
【図27】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示する利用申込みリスト画面の一例を示す図である。
【図28】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示する素案作成画面の一例を示す図である。
【図29】本発明の第1実施形態におけるマッチング素案の提示および実施結果報告の登録処理を説明するための図である。
【図30】コミュニティ管理センタ1にアクセスしてきた端末に表示するマッチング素案・結果報告画面の一例を示す図である。
【図31】本発明の第1実施形態における監視活動部127による処理を説明するための図である。
【図32】本発明の第1実施形態における、提供候補者の優先付けを説明するための図である。
【符号の説明】
1…コミュニティ管理センタ、2…コーディネータ端末、3…参加者端末、4…ネットワーク、5…コミュニティ、6…中継局、7…グループ、11…通信部、12…処理部、13…記憶部、71…CPU、72…メモリ、73…外部記憶装置、74…通信装置、75…入力装置、76…出力装置、77…読取装置、78…インターフェース、79…記憶媒体、121…参加者登録処理部、122…ログイン処理部、123…提供サービス登録処理部、124…利用申込み登録処理部、125…素案作成登録処理部、126…実施結果登録処理部、131…コミュニティ/サービス管理データベース、132…コーディネータ管理データベース、133…参加者管理データベース、134…コミュニティ参加管理データベース、135…サービス提供者管理データベース、136…サービス享受者管理データベース、137…マッチング素案候補管理データベース、138…マッチング素案管理データベース、139…交渉管理データベース、140…実施結果管理データベース

Claims (5)

  1. 電子計算機を用いて、コーディネータが申込み者の要望に沿ったサービスを提供できるサービス提供者の紹介をできるように支援する紹介サービスの支援方法であって、
    サービス交換の履歴から過去にサービス交換のあった参加者同士を結びつけることによってグループを形成するステップと、サービスの申し込みに対して提供候補者の優先付けを行なうステップと、優先付けられた提供候補者をコーディネータに提示するステップを有し、前記提供候補者の優先付けを行なうステップでは、申し込み者の所属するグループメンバーを提供候補者として優先することを特徴とする紹介サービスの支援方法。
  2. 請求項1記載の紹介サービスの支援方法であって、
    提供候補者の優先付けを行なうステップにおいて、申し込み者の所属するグループメンバーを提供候補者として最優先し、その他の提供候補者については、提供候補者が所属するグループメンバーのチケット所持額の総和が小さいグループの提供候補者を優先することを特徴とする紹介サービスの支援方法。
  3. 請求項1記載の紹介サービスの支援方法であって、
    提供候補者の優先付けを行なうステップにおいて、各グループに提供候補者が複数存在する場合には、チケット所持額が小さい提供候補者ほど優先することを特徴とする紹介サービスの支援方法。
  4. 電子計算機を用いて、コーディネータが申込み者の要望に沿ったサービスを提供できるサービス提供者の紹介をできるように支援する紹介サービスの支援方法であって、
    サービス交換の履歴から過去にサービス交換のあった参加者同士を結びつけることによってグループを形成するステップと、サービスの申し込みに対して提供候補者の優先付けを行なうステップと、優先付けられた提供候補者をコーディネータに提示するステップを有し、前記提供候補者の優先付けを行なうステップでは、提供候補者をチケット所持額により小さいものから大きいものへと並べ替え、チケット所持額が同額の参加者については、申し込み者のグループに所属する提供候補者を最優先し、申し込み者のグループ以外のグループに所属する提供候補者については、当該グループメンバーの所持額の総和が小さいグループの提供候補者を優先することを特徴とする紹介サービスの支援方法。
  5. 請求項1、4に記載の紹介サービスの支援方法であって、
    前記グループを形成するステップは、申し込み者があるグループに所属し、提供者はどのグループに属さない場合には提供者が申し込み者のグループに参加し、申し込み者はどのグループにも属さないが、提供者はあるグループに所属する場合には、申し込み者は提供者の取引グループに参加し、申し込み者、提供者ともどの取引グループにも属さない利用者と提供者で新しいグループを形成することを特徴とする紹介サービスの支援方法。
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