JP2005054257A - 無電解メッキ方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線材料のエレクトロマイグレーション等の防止に多様な金属を用いることができる無電解メッキ方法を提供する。
【解決手段】第2の金属元素をイオンとして含む液体を用いて、基板に第2の金属元素を付着させ、その後に第1の金属の無電解メッキによる形成、基板のアニールを行う。この結果、第1の金属の結晶粒界に第2の金属を偏析させ、第1の金属の移動を阻止し、エレクトロマイグレーションの低減が可能となる。ここで、第2の金属は基板に付着すればよく、第1の金属と共に無電解メッキで析出する必要がないことから、広い範囲の材料を第2の金属として利用することができる。
【選択図】図1
【解決手段】第2の金属元素をイオンとして含む液体を用いて、基板に第2の金属元素を付着させ、その後に第1の金属の無電解メッキによる形成、基板のアニールを行う。この結果、第1の金属の結晶粒界に第2の金属を偏析させ、第1の金属の移動を阻止し、エレクトロマイグレーションの低減が可能となる。ここで、第2の金属は基板に付着すればよく、第1の金属と共に無電解メッキで析出する必要がないことから、広い範囲の材料を第2の金属として利用することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、無電解メッキ膜を形成する無電解メッキ方法に関する。
半導体デバイスの作成に際して半導体基板上への銅等の配線の形成が行われる。銅配線の形成方法のひとつとして、銅のシード層をスパッタリングで形成し、電気メッキで溝等を埋め込むことで配線および層間接続を形成するデュアルダマシン法が実用化されている。
配線材料は、エレクトロマイグレーション、あるいはストレスマイグレーションで劣化するおそれがある。このため、配線材料でのエレクトロマイグレーション等を低減するため、配線材料である銅に微量の金属を添加して銅との合金を形成する技術の開発が進められている。この技術では、スパッタリングにより銅のシード層を形成する際に他の金属を混在させ、その後に電気メッキで溝に銅を埋め込み、さらにアニールを行うことでスパッタリングの際に添加した金属を銅中に拡散する。
配線材料は、エレクトロマイグレーション、あるいはストレスマイグレーションで劣化するおそれがある。このため、配線材料でのエレクトロマイグレーション等を低減するため、配線材料である銅に微量の金属を添加して銅との合金を形成する技術の開発が進められている。この技術では、スパッタリングにより銅のシード層を形成する際に他の金属を混在させ、その後に電気メッキで溝に銅を埋め込み、さらにアニールを行うことでスパッタリングの際に添加した金属を銅中に拡散する。
ここで、半導体装置の集積度の向上に伴い、配線の微細化が進展し、スパッタリングによる溝内へのシード層の形成が十分には行いにくくなってきている。
シード層を必要としないメッキ法として無電解メッキ法がある。無電解メッキは化学還元によってメッキ膜を形成するものであり、形成されたメッキ膜が自己触媒として作用することで配線材料からなるメッキ膜を連続的に形成することができる。また、無電解メッキを用いて合金を形成することができる。無電解メッキに関して、複数の金属を含んだ無電解メッキ液を用いた手法が開示されている。(特許文献1、2参照)。
特開2000−212754号公報(特許請求の範囲)
特開2001−20077号公報(特許請求の範囲)
シード層を必要としないメッキ法として無電解メッキ法がある。無電解メッキは化学還元によってメッキ膜を形成するものであり、形成されたメッキ膜が自己触媒として作用することで配線材料からなるメッキ膜を連続的に形成することができる。また、無電解メッキを用いて合金を形成することができる。無電解メッキに関して、複数の金属を含んだ無電解メッキ液を用いた手法が開示されている。(特許文献1、2参照)。
しかしながら、無電解メッキによって合金を形成しようとすると、配線材料等との材料の適合性の関係から、合金種となる金属(銅と合金を形成する金属)が限定されてしまうことになる。
以上に鑑み本発明は、配線材料のエレクトロマイグレーション等の防止に多様な金属を用いることができる無電解メッキ方法を提供することを目的とする。
以上に鑑み本発明は、配線材料のエレクトロマイグレーション等の防止に多様な金属を用いることができる無電解メッキ方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る無電解メッキ方法は、固体中での第1の金属元素の移動を阻止する第2の金属元素をイオンとして含む液体を用いて、基板に該第2の金属元素を付着させる金属元素付着ステップと、前記第1の金属元素をイオンとして含む無電解メッキ液を用いて、前記金属元素付着ステップで前記第2の金属元素が付着した基板に無電解メッキ膜を形成する無電解メッキ膜形成ステップと、前記無電解メッキ膜メッキ膜形成ステップで無電解メッキ膜が形成された基板にアニール処理を行うアニール処理ステップと、を具備することを特徴とする。
第2の金属元素をイオンとして含む液体を用いて、基板に第2の金属元素を付着させ、その後に第1の金属の無電解メッキによる形成、基板のアニールを行う。この結果、第1の金属の結晶粒界に第2の金属を偏析させ、第1の金属の移動を阻止し、エレクトロマイグレーションの低減が可能となる。ここで、第2の金属は基板に付着すればよく、第1の金属と共に無電解メッキで析出する必要がないことから、広い範囲の材料を第2の金属として利用することができる。
(1)ここで、無電解メッキ方法が、前記メッキ膜形成ステップと前記アニール処理ステップとの間に、前記無電解メッキ膜が形成された基板に電解メッキ膜を形成する電解メッキ膜形成ステップをさらに具備してもよい。
電解メッキを用いて厚いメッキ膜を形成し、溝等をより確実に埋め込むことができる。
電解メッキを用いて厚いメッキ膜を形成し、溝等をより確実に埋め込むことができる。
(2)前記第1の金属がCuであり、前記第2の金属がZn、Sn、In、Cr、Mg、Zr、Ti、Pd、La、Co、Hf、Ag、Ptのいずれかであってもよい。
これらZn等の金属はいずれも固体中でのCuの移動を阻止することができる。
これらZn等の金属はいずれも固体中でのCuの移動を阻止することができる。
以上説明したように本発明によれば、配線材料のエレクトロマイグレーション等の防止に多様な金属を用いることができる無電解メッキ方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る無電解メッキ方法を図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る無電解メッキ方法の手順を表すフロー図である。また、図2は図1の手順におけるウエハWの断面を表す断面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る無電解メッキ方法では、ステップS11〜S15の順にウエハWが処理される。以下、この処理手順の詳細を説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る無電解メッキ方法の手順を表すフロー図である。また、図2は図1の手順におけるウエハWの断面を表す断面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る無電解メッキ方法では、ステップS11〜S15の順にウエハWが処理される。以下、この処理手順の詳細を説明する。
(1)ウエハWへの添加金属含有液の塗布(ステップS11、図2(A))
ウエハWには適宜にトレンチ、ビア等の配線材料を埋め込むための溝1が形成され、この溝1に対応して添加金属含有液が塗布される。添加金属含有液が塗布されたら、必要に応じてウエハWを回転等することでウエハW上から余分な添加金属含有液を除去する。
なお、溝1には必要に応じて、金属等の被覆が行われている。このような被覆金属あるいはウエハWそのもの(被覆が行われていない場合)を構成する材料を下地材料ということとする。
ウエハWには適宜にトレンチ、ビア等の配線材料を埋め込むための溝1が形成され、この溝1に対応して添加金属含有液が塗布される。添加金属含有液が塗布されたら、必要に応じてウエハWを回転等することでウエハW上から余分な添加金属含有液を除去する。
なお、溝1には必要に応じて、金属等の被覆が行われている。このような被覆金属あるいはウエハWそのもの(被覆が行われていない場合)を構成する材料を下地材料ということとする。
「添加金属含有液」は、添加金属(後述するアニールを経て配線材料(例えば、銅)の結晶粒界に編析する金属)のイオンを含有する溶液である。
添加金属として、Zn、Sn、In、Cr、Mg、Zr、Ti、Pd、La、Co、Hf、Ag、Ptのいずれかを用いることができ、「添加金属含有液」はこれらの金属の塩を水(純水等)に溶解することで形成される。
添加金属含有液内での添加金属の含有量は、下地材料の電極電位に応じて調節される。下地材料が添加金属よりも電極電位が卑の場合には、そうでない場合よりも添加金属含有液に含まれる添加金属の濃度が大きくして、エレクトロマイグレーションをより効果的に阻止できるようになる。
なお、「添加金属含有液」は還元剤、錯化剤、安定剤、添加剤等を含む無電解メッキ液そのものであっても差し支えないが、無電解メッキ液であることを必須とせず、従い添加金属の無電解析出に必須の成分(還元剤等)を含まなくても差し支えない。
添加金属として、Zn、Sn、In、Cr、Mg、Zr、Ti、Pd、La、Co、Hf、Ag、Ptのいずれかを用いることができ、「添加金属含有液」はこれらの金属の塩を水(純水等)に溶解することで形成される。
添加金属含有液内での添加金属の含有量は、下地材料の電極電位に応じて調節される。下地材料が添加金属よりも電極電位が卑の場合には、そうでない場合よりも添加金属含有液に含まれる添加金属の濃度が大きくして、エレクトロマイグレーションをより効果的に阻止できるようになる。
なお、「添加金属含有液」は還元剤、錯化剤、安定剤、添加剤等を含む無電解メッキ液そのものであっても差し支えないが、無電解メッキ液であることを必須とせず、従い添加金属の無電解析出に必須の成分(還元剤等)を含まなくても差し支えない。
塗布された添加金属含有液に含まれる添加金属は、ウエハWに付着し、無電解メッキ膜3を生成する。このときの付着の仕方として、電極電位により以下の2つが考えられる。
1)下地材料(被覆金属等)が添加金属よりも電極電位が卑(下地材料が添加金属よりもイオン化傾向が大きい)の場合には、下地材料が添加金属含有液中に溶け出すことから、下地材料の一部が添加金属に置き換わり、場合により下地材料と添加金属との合金が形成される。
1)下地材料(被覆金属等)が添加金属よりも電極電位が卑(下地材料が添加金属よりもイオン化傾向が大きい)の場合には、下地材料が添加金属含有液中に溶け出すことから、下地材料の一部が添加金属に置き換わり、場合により下地材料と添加金属との合金が形成される。
2)下地材料が移動阻止金属よりも電極電位が貴(下地材料が添加金属よりもイオン化傾向が小さい)の場合には、下地材料が添加金属含有液中に溶け出すことはなく、添加金属が物理吸着等により下地材料上に付着することになる。
以上のように、下地材料と添加金属との電極電位により、ウエハWに対する移動阻止金属の付着のメカニズムは異なるものの、ウエハWへの添加金属の付着が行われる。
以上のように、下地材料と添加金属との電極電位により、ウエハWに対する移動阻止金属の付着のメカニズムは異なるものの、ウエハWへの添加金属の付着が行われる。
(2)ウエハWの無電解メッキ(ステップS12、図2(B))
ウエハWに対して無電解メッキを行い、電極材料の無電解メッキ膜3を形成する。このとき、無電解メッキ膜3の析出は、下地材料を媒介として進行するが、下地材料と添加金属の酸化還元電位の関係によっては、添加金属も媒介として機能する。
この結果、ウエハW上に添加金属層2、無電解メッキ膜3の2層が形成される。
ウエハWに対して無電解メッキを行い、電極材料の無電解メッキ膜3を形成する。このとき、無電解メッキ膜3の析出は、下地材料を媒介として進行するが、下地材料と添加金属の酸化還元電位の関係によっては、添加金属も媒介として機能する。
この結果、ウエハW上に添加金属層2、無電解メッキ膜3の2層が形成される。
無電解メッキに用いる薬液(無電解メッキ液)として以下の材料を混合し純水に溶解したものを用いることができる。
1)金属塩:メッキ膜を構成する金属イオンを供給する材料であり、メッキ膜が銅の場合には、例えば、硫酸銅、硝酸銅、塩化銅である。
2)錯化剤:強アルカリ性下において、金属イオンが水酸化物として沈殿しないように、金属を錯体化して液中での安定性を向上させるための材料であり、例えば、アミン系材料としてHEDTA、EDTA、ED、有機系材料としてクエン酸、酒石酸、グルコン酸を用いることができる。
3)還元剤:金属イオンを触媒的に還元析出させるための材料であり、例えば、ホルムアルデヒド、次亜燐酸塩、グリオキシル酸、金属塩(硝酸第二コバルト等)、ジメチルアミンボラン、塩化第二スズ、水素化ホウ素化合物を用いることができる。
4)安定剤:酸化物(メッキ膜が銅の場合には酸化第二銅)の不均一性に起因するメッキ液の自然分解を防止する材料であり、窒素系の材料として、例えば、1価の銅と優先的に錯体を形成するビビルジル、シアン化合物、チオ尿素、0−フェナントロリン、ネオブロインを用いることができる。
5)pH緩衝剤:メッキ液の反応が進んだときのpHの変化を抑制するための材料であり、例えば、ホウ酸、炭酸、オキシカルボン酸を用いることができる。
6)添加剤:添加剤にはメッキ膜の析出の促進、抑制を行う材料や、表面またはメッキ膜の改質を行う材料がある。
・メッキ膜の析出速度を抑制し、メッキ液の安定化およびメッキ膜の特性を改善するための材料としては、硫黄系の材料として、例えば、チオ硫酸、2−MBTを用いることができる。
・メッキ液の表面張力を低下させ、ウエハWの面上にメッキ液が均一に配置されるようにするための材料としては、界面活性剤のノニオン系材料として、例えばポリアルキレングリコール、ポリエチレングリコールを用いることができる。
1)金属塩:メッキ膜を構成する金属イオンを供給する材料であり、メッキ膜が銅の場合には、例えば、硫酸銅、硝酸銅、塩化銅である。
2)錯化剤:強アルカリ性下において、金属イオンが水酸化物として沈殿しないように、金属を錯体化して液中での安定性を向上させるための材料であり、例えば、アミン系材料としてHEDTA、EDTA、ED、有機系材料としてクエン酸、酒石酸、グルコン酸を用いることができる。
3)還元剤:金属イオンを触媒的に還元析出させるための材料であり、例えば、ホルムアルデヒド、次亜燐酸塩、グリオキシル酸、金属塩(硝酸第二コバルト等)、ジメチルアミンボラン、塩化第二スズ、水素化ホウ素化合物を用いることができる。
4)安定剤:酸化物(メッキ膜が銅の場合には酸化第二銅)の不均一性に起因するメッキ液の自然分解を防止する材料であり、窒素系の材料として、例えば、1価の銅と優先的に錯体を形成するビビルジル、シアン化合物、チオ尿素、0−フェナントロリン、ネオブロインを用いることができる。
5)pH緩衝剤:メッキ液の反応が進んだときのpHの変化を抑制するための材料であり、例えば、ホウ酸、炭酸、オキシカルボン酸を用いることができる。
6)添加剤:添加剤にはメッキ膜の析出の促進、抑制を行う材料や、表面またはメッキ膜の改質を行う材料がある。
・メッキ膜の析出速度を抑制し、メッキ液の安定化およびメッキ膜の特性を改善するための材料としては、硫黄系の材料として、例えば、チオ硫酸、2−MBTを用いることができる。
・メッキ液の表面張力を低下させ、ウエハWの面上にメッキ液が均一に配置されるようにするための材料としては、界面活性剤のノニオン系材料として、例えばポリアルキレングリコール、ポリエチレングリコールを用いることができる。
(3)ウエハWの洗浄(ステップS13)
ウエハWを純水等で洗浄し、無電解メッキ液を除去する。。
(4)ウエハWの乾燥(ステップS14)
ウエハWに付着した水を除去し、ウエハWを乾燥する。この除去は、ウエハWを高速で回転することで行える。
(5)ウエハWのアニール(ステップS15)
ウエハWをアニールする。具体的には、熱処理炉でウエハWを所定の温度まで昇温、保持する。その結果、ウエハWに配線材料の結晶粒界に添加金属が偏析した状態の拡散層4が形成される。
以上のようにして、配線材料(Cu)の結晶粒界に添加金属が偏析することで、配線材料のエレクトロマイグレーション、ストレスマイグレーションを抑制することが可能となる。
ウエハWを純水等で洗浄し、無電解メッキ液を除去する。。
(4)ウエハWの乾燥(ステップS14)
ウエハWに付着した水を除去し、ウエハWを乾燥する。この除去は、ウエハWを高速で回転することで行える。
(5)ウエハWのアニール(ステップS15)
ウエハWをアニールする。具体的には、熱処理炉でウエハWを所定の温度まで昇温、保持する。その結果、ウエハWに配線材料の結晶粒界に添加金属が偏析した状態の拡散層4が形成される。
以上のようにして、配線材料(Cu)の結晶粒界に添加金属が偏析することで、配線材料のエレクトロマイグレーション、ストレスマイグレーションを抑制することが可能となる。
(無電解メッキに用いる無電解メッキ装置の詳細)
図3はステップS13での無電解メッキに用いられる無電解メッキ装置10の構成を示す一部断面図である。
無電解メッキ装置10は、処理液を用いて基板たるウエハWへの無電解メッキ処理、その前処理、メッキ後の洗浄処理および乾燥処理を行うことができる。
即ち、処理液としては、無電解メッキ用の薬液の他に、メッキの前処理、後処理用の薬液、純水、添加金属含有液等種々の液体を含めることができる。
図3はステップS13での無電解メッキに用いられる無電解メッキ装置10の構成を示す一部断面図である。
無電解メッキ装置10は、処理液を用いて基板たるウエハWへの無電解メッキ処理、その前処理、メッキ後の洗浄処理および乾燥処理を行うことができる。
即ち、処理液としては、無電解メッキ用の薬液の他に、メッキの前処理、後処理用の薬液、純水、添加金属含有液等種々の液体を含めることができる。
図3に示すように無電解メッキ装置10は、ベース11、モータ12,基板保持部たるウエハチャック20,上部プレート30,下部プレート40、カップ50,ノズルアーム61,62,液供給機構80を有する。ここで、モータ12、ウエハチャック20,上部プレート30,下部プレート40、カップ50,ノズルアーム61,62は、直接的あるいは間接的にベース11に接続され、ベース11と共に移動される。
ウエハチャック20は、ウエハWを保持・固定するものであり、ウエハ保持爪21,ウエハチャック底板23、ウエハチャック支持部24から構成される。
ウエハ保持爪21は、ウエハチャック底板23の外周上に複数個配置され、ウエハWを保持、固定する。
ウエハチャック底板23は、ウエハチャック支持部24の上面に接続された略円形の平板であり、カップ50の底面上に配置されている。
ウエハチャック支持部24は、略円筒形状であり、ウエハチャック底板23に設けられた円形状の開口部に接続され、かつモータ12の回転軸を構成する。この結果、モータ12を駆動することで、ウエハWを保持したままで、ウエハチャック20を回転させることができる。また、後述するようにカップ50が上下に移動可能であることから、カップ50の底に配置されているウエハチャック20もカップ50に伴って上下動を行う。
ウエハ保持爪21は、ウエハチャック底板23の外周上に複数個配置され、ウエハWを保持、固定する。
ウエハチャック底板23は、ウエハチャック支持部24の上面に接続された略円形の平板であり、カップ50の底面上に配置されている。
ウエハチャック支持部24は、略円筒形状であり、ウエハチャック底板23に設けられた円形状の開口部に接続され、かつモータ12の回転軸を構成する。この結果、モータ12を駆動することで、ウエハWを保持したままで、ウエハチャック20を回転させることができる。また、後述するようにカップ50が上下に移動可能であることから、カップ50の底に配置されているウエハチャック20もカップ50に伴って上下動を行う。
上部プレート30は、略円形の平板形状であり、ヒータH(図示せず)、処理液吐出口31、処理液流入部32,温度測定機構33を有し、かつ昇降機構34に接続されている。
ヒータHは上部プレート30を加熱するための電熱線等の加熱手段である。ヒータHは温度測定機構33での温度測定結果に対応して、上部プレート30、ひいてはウエハWが所望の温度に保持されるように(例えば、室温から60℃程度の範囲)、図示しない制御手段により発熱量が制御される。
処理液吐出口31は、上部プレート30の下面に単数または複数形成され、処理液流入部32から流入した処理液を吐出する。
処理液流入部32は上部プレート30の上面側にあって、処理液が流入し、流入した処理液は処理液吐出口31へと分配される。処理液流入部32に流入する処理液は、純水(RT:室温)、加熱された薬液1,2(例えば、室温から60℃程度の範囲)を切り替えて用いることができる。また、後述するミキシングボックス85で混合された薬液1,2(場合により、他の薬液を含む複数の薬液を混合して)を処理液流入部32に流入させることもできる。
ヒータHは上部プレート30を加熱するための電熱線等の加熱手段である。ヒータHは温度測定機構33での温度測定結果に対応して、上部プレート30、ひいてはウエハWが所望の温度に保持されるように(例えば、室温から60℃程度の範囲)、図示しない制御手段により発熱量が制御される。
処理液吐出口31は、上部プレート30の下面に単数または複数形成され、処理液流入部32から流入した処理液を吐出する。
処理液流入部32は上部プレート30の上面側にあって、処理液が流入し、流入した処理液は処理液吐出口31へと分配される。処理液流入部32に流入する処理液は、純水(RT:室温)、加熱された薬液1,2(例えば、室温から60℃程度の範囲)を切り替えて用いることができる。また、後述するミキシングボックス85で混合された薬液1,2(場合により、他の薬液を含む複数の薬液を混合して)を処理液流入部32に流入させることもできる。
温度測定機構33は、上部プレート30に埋め込まれた熱電対等の温度測定手段であり、上部プレート30の温度を測定する。
昇降機構34は、上部プレート30に接続され、上部プレート30をウエハWに対向した状態で上下に昇降し、例えば、ウエハWとの間隔を0.1〜500mmの間で制御することができる。無電解メッキ中においてはウエハWと上部プレート30を近接させ(例えば、ウエハWと上部プレート30との間隔が2mm以下)、これらのギャップの空間の大きさを制限し、ウエハWの面上に供給される処理液の均一化、および使用量の低減を図ることができる。
昇降機構34は、上部プレート30に接続され、上部プレート30をウエハWに対向した状態で上下に昇降し、例えば、ウエハWとの間隔を0.1〜500mmの間で制御することができる。無電解メッキ中においてはウエハWと上部プレート30を近接させ(例えば、ウエハWと上部プレート30との間隔が2mm以下)、これらのギャップの空間の大きさを制限し、ウエハWの面上に供給される処理液の均一化、および使用量の低減を図ることができる。
下部プレート40は、ウエハWの下面に対向して配置された略円形の平板形状であり、ウエハWに近接した状態でその下面へ加熱された純水の供給を行うことで、ウエハWを適宜に加熱することができる。
下部プレート40は、その上面の中央に処理液吐出口41が形成され、支持部42で支持されている。
処理液吐出口41は、支持部42内を通過した処理液が吐出する。処理液は純水(RT:室温)、加熱された純水(例えば、室温から60℃程度の範囲)を切り替えて用いることができる。
支持部42は、モータ12を貫通し、間隔調節部たる昇降機構(図示せず)に接続されている。昇降機構を動作することで、支持部42、ひいては下部プレート40を上下に昇降することができる。
下部プレート40は、その上面の中央に処理液吐出口41が形成され、支持部42で支持されている。
処理液吐出口41は、支持部42内を通過した処理液が吐出する。処理液は純水(RT:室温)、加熱された純水(例えば、室温から60℃程度の範囲)を切り替えて用いることができる。
支持部42は、モータ12を貫通し、間隔調節部たる昇降機構(図示せず)に接続されている。昇降機構を動作することで、支持部42、ひいては下部プレート40を上下に昇降することができる。
カップ50は、ウエハチャック20をその中に保持し、かつウエハWの処理に用いられた処理液を受け止め排出するものであり、カップ側部51,カップ底板52,廃液管53を有する。
カップ側部51は、その内周がウエハチャック20の外周に沿う略円筒形であり、その上端がウエハチャック20の保持面の上方近傍に位置している。
カップ底板52は,カップ側部51の下端に接続され、モータ12に対応する位置に開口部を有し、その開口部に対応する位置にウエハチャック20が配置されている。
廃液管53は、カップ底板52に接続され、カップ50から廃液(ウエハWを処理した処理液)を無電解メッキ装置10が設置された工場の廃液ライン等へと排出するための配管である。
カップ側部51は、その内周がウエハチャック20の外周に沿う略円筒形であり、その上端がウエハチャック20の保持面の上方近傍に位置している。
カップ底板52は,カップ側部51の下端に接続され、モータ12に対応する位置に開口部を有し、その開口部に対応する位置にウエハチャック20が配置されている。
廃液管53は、カップ底板52に接続され、カップ50から廃液(ウエハWを処理した処理液)を無電解メッキ装置10が設置された工場の廃液ライン等へと排出するための配管である。
ノズルアーム61,62は、ウエハWの上面近傍に配置され、その先端の開口部から処理液、エアー等の流体を吐出する。吐出する流体は純水、薬液、窒素ガスを適宜に選択することができる。ノズルアーム61,62にはそれぞれ、ウエハWの中央に向かう方向にノズルアーム61,62を移動させる移動機構(図示せず)が接続されている。ウエハWに流体を吐出する場合にはノズルアーム61,62がウエハWの上方に移動され、吐出が完了するとウエハWの外周の外に移動される。なお、ノズルアームの数は吐出する薬液の量、種類により単数もしくは3本以上にすることも可能である。
液供給機構80は、上部プレート30,下部プレート40に加熱された処理液を供給するものであり、温度調節機構81,処理液タンク82,83,84、ポンプP1〜P5、バルブV1〜V5、ミキシングボックス85から構成される。なお、処理タンク、ポンプ、バルブの数はミキシングボックス85で混合する薬液に数に応じて適宜に設定できる。
温度調節機構81はその内部に温水、および処理液タンク82〜84を有し、処理液タンク82〜84中の処理液(純水、薬液1,2)を温水によって加熱する装置であり、処理液を例えば、室温から60℃程度の範囲で適宜に加熱する。この温度調節には、例えば、ウォータバス、投げ込みヒータ、外部ヒータを適宜に用いることができる。
処理液タンク82,83,84は、それぞれ、純水、薬液1,2を保持するタンクである。
温度調節機構81はその内部に温水、および処理液タンク82〜84を有し、処理液タンク82〜84中の処理液(純水、薬液1,2)を温水によって加熱する装置であり、処理液を例えば、室温から60℃程度の範囲で適宜に加熱する。この温度調節には、例えば、ウォータバス、投げ込みヒータ、外部ヒータを適宜に用いることができる。
処理液タンク82,83,84は、それぞれ、純水、薬液1,2を保持するタンクである。
ポンプP1〜P3は、処理液タンク82〜84から処理液を吸い出す。なお、処理液タンク82〜84をそれぞれ加圧することで、処理液タンク82〜84からの送液を行ってもよい。
バルブV1〜V3は配管の開閉を行い、処理液の供給および供給停止を行う。また、バルブV4,V5は、それぞれ上部プレート30、下部プレート40に室温の(加熱されない)純水を供給するためのものである。
ミキシングボックス85は、処理液タンク83,84から送られた薬液1,2を混合するための容器である。
上部プレート30には、薬液1,2を適宜にミキシングボックス85で混合、温度調節して送ることができる。また、下部プレート40には、温度調節された純水を適宜に送ることができる。
バルブV1〜V3は配管の開閉を行い、処理液の供給および供給停止を行う。また、バルブV4,V5は、それぞれ上部プレート30、下部プレート40に室温の(加熱されない)純水を供給するためのものである。
ミキシングボックス85は、処理液タンク83,84から送られた薬液1,2を混合するための容器である。
上部プレート30には、薬液1,2を適宜にミキシングボックス85で混合、温度調節して送ることができる。また、下部プレート40には、温度調節された純水を適宜に送ることができる。
(無電解メッキ工程の詳細)
図4は、無電解メッキ装置10を用いてウエハWに対して第1の実施形態に表した無電解メッキを行う手順の一例を表すフロー図である。このフロー図では図1で示したステップS11〜S14に相当する。また、図5から12は、図4に表した手順で無電解メッキを行った場合において、各工程における無電解メッキ装置10の状態を表した一部断面図である。以下、図4〜12を用いてこの手順を詳細に説明する。
図4は、無電解メッキ装置10を用いてウエハWに対して第1の実施形態に表した無電解メッキを行う手順の一例を表すフロー図である。このフロー図では図1で示したステップS11〜S14に相当する。また、図5から12は、図4に表した手順で無電解メッキを行った場合において、各工程における無電解メッキ装置10の状態を表した一部断面図である。以下、図4〜12を用いてこの手順を詳細に説明する。
(1)ウエハWの保持(ステップS31および図5)
ウエハWがウエハチャック20上に保持される。例えば、ウエハWをその上面で吸引した図示しない吸引アーム(基板搬送機構)がウエハチャック20上にウエハWを載置する。そして、ウエハチャック20のウエハ保持爪21によってウエハWを保持・固定する。なお、カップ50を降下させることで、ウエハWの上面より下で吸引アームを水平方向に動かすことができる。
ウエハWがウエハチャック20上に保持される。例えば、ウエハWをその上面で吸引した図示しない吸引アーム(基板搬送機構)がウエハチャック20上にウエハWを載置する。そして、ウエハチャック20のウエハ保持爪21によってウエハWを保持・固定する。なお、カップ50を降下させることで、ウエハWの上面より下で吸引アームを水平方向に動かすことができる。
(2)ウエハWの前処理(ステップS32および図6)
ウエハWを回転させ、ウエハWの上面にノズルアーム61またはノズルアーム62から処理液を供給することで、ウエハWの前処理が行われる。
ウエハWの回転はモータ12によりウエハチャック20を回転することで行われ、このときの回転速度は一例として100〜200rpmとすることができる。
ノズルアーム61,62いずれかまたは双方がウエハWの上方に移動し、処理液を吐出する。ノズルアーム61,62から供給される処理液は、前処理の目的に応じて、例えば、ウエハW洗浄用の純水あるいはウエハWの触媒活性化処理用の薬液が順次に供給される。このときの吐出量は、ウエハW上に処理液のパドル(層)を形成するに必要な量、例えば、100ml程度で足りる。但し、必要に応じて、吐出量を多くしても差し支えない。また、吐出される処理液は適宜に加熱(例えば、室温から60℃程度の範囲)してもよい。
ウエハWを回転させ、ウエハWの上面にノズルアーム61またはノズルアーム62から処理液を供給することで、ウエハWの前処理が行われる。
ウエハWの回転はモータ12によりウエハチャック20を回転することで行われ、このときの回転速度は一例として100〜200rpmとすることができる。
ノズルアーム61,62いずれかまたは双方がウエハWの上方に移動し、処理液を吐出する。ノズルアーム61,62から供給される処理液は、前処理の目的に応じて、例えば、ウエハW洗浄用の純水あるいはウエハWの触媒活性化処理用の薬液が順次に供給される。このときの吐出量は、ウエハW上に処理液のパドル(層)を形成するに必要な量、例えば、100ml程度で足りる。但し、必要に応じて、吐出量を多くしても差し支えない。また、吐出される処理液は適宜に加熱(例えば、室温から60℃程度の範囲)してもよい。
(3)ウエハWの加熱(ステップS33および図7)
ウエハWを添加金属含有液およびメッキ液の反応に適した温度に保つためにウエハWの加熱が行われる。
下部プレート40を加熱してウエハWの下面に近接させ(一例として、ウエハW下面と下部プレート40上面との間隔:0.1〜2mm程度)、処理液吐出口41から液供給機構80で加熱された純水を供給する。この加熱された純水は、ウエハW下面と下部プレート40上面との間に充満し、ウエハWを加熱する。
なお、ウエハWの加熱は他の手段で行っても差し支えない。例えば、ヒータやランプの輻射熱によってウエハWを加熱しても差し支えない。また、場合により、加熱した下部プレート40をウエハWに接触することでウエハWを加熱してもよい。
ウエハWを添加金属含有液およびメッキ液の反応に適した温度に保つためにウエハWの加熱が行われる。
下部プレート40を加熱してウエハWの下面に近接させ(一例として、ウエハW下面と下部プレート40上面との間隔:0.1〜2mm程度)、処理液吐出口41から液供給機構80で加熱された純水を供給する。この加熱された純水は、ウエハW下面と下部プレート40上面との間に充満し、ウエハWを加熱する。
なお、ウエハWの加熱は他の手段で行っても差し支えない。例えば、ヒータやランプの輻射熱によってウエハWを加熱しても差し支えない。また、場合により、加熱した下部プレート40をウエハWに接触することでウエハWを加熱してもよい。
(4)添加金属含有液の供給(ステップS34および図8)。
ノズルアーム62から添加金属含有液L0を供給する。この添加金属含有液L0は液供給機構80等によって温度調節されていることが好ましい。
さらに、ウエハチャック20によってウエハWを回転することで、ウエハWから余分な添加金属含有液を除去し、塗布される添加金属含有液の均一性を向上できる。
ウエハWの上面に所望の温度に加熱された添加金属含有液を供給することでウエハWに添加金属が付着する。
ノズルアーム62から添加金属含有液L0を供給する。この添加金属含有液L0は液供給機構80等によって温度調節されていることが好ましい。
さらに、ウエハチャック20によってウエハWを回転することで、ウエハWから余分な添加金属含有液を除去し、塗布される添加金属含有液の均一性を向上できる。
ウエハWの上面に所望の温度に加熱された添加金属含有液を供給することでウエハWに添加金属が付着する。
(5)メッキ液の供給(ステップS35および図9)。
上部プレート30を加熱してウエハWの上面に近接させ(一例として、ウエハW上面と上部プレート30下面との間隔:0.1〜2mm程度)、処理液吐出口31からメッキ用の薬液(メッキ液)を供給する(一例として、30〜100ml/min)。供給されたメッキ液は、ウエハW上面と上部プレート30下面との間に充満し、カップ50へと流出する。このとき、メッキ液は上部プレート30によって温度調節される(一例として、室温から60℃程度の範囲)。なお、供給されるメッキ液は液供給機構80によって温度調節されていることが好ましい。
ここで、ウエハチャック20によってウエハWを回転することで、ウエハWに形成されるメッキ膜の均一性を向上できる。一例として、ウエハWを10〜50rpmで回転する。
以上のように、ウエハWの上面に所望の温度に加熱されたメッキ液を供給することでウエハWにメッキ膜が形成される。このメッキ液の供給中にウエハWを回転することで、ウエハWへのメッキ膜の形成の均一性を向上することができる。
上部プレート30を加熱してウエハWの上面に近接させ(一例として、ウエハW上面と上部プレート30下面との間隔:0.1〜2mm程度)、処理液吐出口31からメッキ用の薬液(メッキ液)を供給する(一例として、30〜100ml/min)。供給されたメッキ液は、ウエハW上面と上部プレート30下面との間に充満し、カップ50へと流出する。このとき、メッキ液は上部プレート30によって温度調節される(一例として、室温から60℃程度の範囲)。なお、供給されるメッキ液は液供給機構80によって温度調節されていることが好ましい。
ここで、ウエハチャック20によってウエハWを回転することで、ウエハWに形成されるメッキ膜の均一性を向上できる。一例として、ウエハWを10〜50rpmで回転する。
以上のように、ウエハWの上面に所望の温度に加熱されたメッキ液を供給することでウエハWにメッキ膜が形成される。このメッキ液の供給中にウエハWを回転することで、ウエハWへのメッキ膜の形成の均一性を向上することができる。
(6)ウエハWの洗浄(ステップS36および図10)。
ウエハWを純水で洗浄する。この洗浄は、上部プレート30の処理液吐出口31から吐出される処理液を添加金属含有液から純水に切り替えることで行える。このとき、下部プレート40の処理液吐出口41から純水を供給することができる。
ウエハWの洗浄に、ノズルアーム61,62を用いることもできる。このときには、上部プレート30の処理液吐出口31からのメッキ液の供給を停止し、上部プレート30をウエハWから離す。しかる後に、ノズルアーム61,62をウエハWの上方に移動させて、純水を供給する。このときにも下部プレート40の処理液吐出口41から純水を供給することが好ましい。
以上のウエハWの洗浄中にウエハWを回転することで、ウエハWの洗浄の均一性を向上することができる。
ウエハWを純水で洗浄する。この洗浄は、上部プレート30の処理液吐出口31から吐出される処理液を添加金属含有液から純水に切り替えることで行える。このとき、下部プレート40の処理液吐出口41から純水を供給することができる。
ウエハWの洗浄に、ノズルアーム61,62を用いることもできる。このときには、上部プレート30の処理液吐出口31からのメッキ液の供給を停止し、上部プレート30をウエハWから離す。しかる後に、ノズルアーム61,62をウエハWの上方に移動させて、純水を供給する。このときにも下部プレート40の処理液吐出口41から純水を供給することが好ましい。
以上のウエハWの洗浄中にウエハWを回転することで、ウエハWの洗浄の均一性を向上することができる。
(7)ウエハWの乾燥(ステップS37および図11)。
ウエハWへの純水の供給を停止し、ウエハWを高速で回転することで、ウエハW上の純水を除去する。場合により、ノズルアーム61,62から窒素ガスを噴出してウエハWの乾燥を促進してもよい。
(8)ウエハWの除去(ステップS38および図12)。
ウエハWの乾燥が終了した後、ウエハチャック20によるウエハWの保持が停止される。その後、図示しない吸引アーム(基板搬送機構)によりウエハWがウエハチャック20上から取り去られる。
その後、ウエハWは図1のステップS15で示したように、熱処理装置等により適宜にアニール処理される。
ウエハWへの純水の供給を停止し、ウエハWを高速で回転することで、ウエハW上の純水を除去する。場合により、ノズルアーム61,62から窒素ガスを噴出してウエハWの乾燥を促進してもよい。
(8)ウエハWの除去(ステップS38および図12)。
ウエハWの乾燥が終了した後、ウエハチャック20によるウエハWの保持が停止される。その後、図示しない吸引アーム(基板搬送機構)によりウエハWがウエハチャック20上から取り去られる。
その後、ウエハWは図1のステップS15で示したように、熱処理装置等により適宜にアニール処理される。
1…溝
2…添加金属層
3…無電解メッキ膜
4…拡散層
5…無電解メッキ膜
2…添加金属層
3…無電解メッキ膜
4…拡散層
5…無電解メッキ膜
Claims (3)
- 固体中での第1の金属元素の移動を阻止する第2の金属元素をイオンとして含む液体を用いて、基板に該第2の金属元素を付着させる金属元素付着ステップと、
前記第1の金属元素をイオンとして含む無電解メッキ液を用いて、前記金属元素付着ステップで前記第2の金属元素が付着した基板に無電解メッキ膜を形成する無電解メッキ膜形成ステップと、
前記無電解メッキ膜メッキ膜形成ステップで無電解メッキ膜が形成された基板にアニール処理を行うアニール処理ステップと、
を具備することを特徴とする無電解メッキ方法。 - 前記無電解メッキ膜形成ステップと前記アニール処理ステップとの間に、前記無電解メッキ膜が形成された基板に電解メッキ膜を形成する電解メッキ膜形成ステップ、
をさらに具備する特徴とする請求項1記載の無電解メッキ方法。 - 前記第1の金属がCuであり、前記第2の金属がZn、Sn、In、Cr、Mg、Zr、Ti、Pd、La、Co、Hf、Ag、Ptのいずれかである、
ことを特徴とする請求項1記載の無電解メッキ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003288344A JP2005054257A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 無電解メッキ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003288344A JP2005054257A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 無電解メッキ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005054257A true JP2005054257A (ja) | 2005-03-03 |
Family
ID=34367017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003288344A Withdrawn JP2005054257A (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 無電解メッキ方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005054257A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009127130A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Xerox Corp | チップレスrfidへの適用のための印刷された導電性金属マーキングを作成するためのガルバニックプロセス |
JP2013204107A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Kanto Gakuin | 無電解めっき方法および配線板 |
-
2003
- 2003-08-07 JP JP2003288344A patent/JP2005054257A/ja not_active Withdrawn
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