JP2005053532A - 展示体および包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 展示体の複数の袋のうち上のほうの袋B1〜B4が取り去られた後にも見栄えを良くすることが可能な展示体を提供する。
【解決手段】 展示体は、ストリップSと、そのストリップSに取り付けられた複数の袋B1〜B6とを備えている。ストリップSは、展示の際に吊り下げを行うための複数の孔46a,46b1,46b2,46b3,46b4・・・を有する。
【選択図】 図16

Description

本発明は、展示体および包装装置、特に、展示する商品である複数の袋を帯体に取り付けた展示体に関する。
袋を製造しながら袋の内部にスナック菓子などの被包装物を充填して製袋包装する装置として、製袋包装機が存在している。例えば、ピロー包装機と呼ばれる縦型の製袋包装機では、シート状のフィルムである包材をフォーマおよびチューブによって筒状に成形し、縦シール機構により筒状包材の重ねられた縦の縁を熱シール(熱溶着)して筒状包材とする。そして、最終的に袋となる筒状包材の内部にチューブから被包装物を充填して、チューブ下方の横シール機構によって袋の上端部と後続の袋の下端部とにまたがって熱シールした後、その熱シール部分(横シール部分)の中央をカッターで切断する。
このような製袋包装機に、製造した袋を帯体に固着する機能を付加することが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。これらの文献に開示されている装置では、袋を帯体に対して少しずつ間隔を空けて固着させる。このようにすれば、スナック菓子等を包む複数の袋を、小売店などにおいて帯体の端を吊すことによって、簡単に陳列することができるようになる。
特表平9−508879号公報 米国特許第3864895号明細書 国際公開第98/52823号パンフレット
上記の各装置(包装機)では、複数の袋が帯体に固着された展示体が製造される。展示体は、最終的には店舗などにおいて展示する必要があることから、展示のための展示棒やフックなどに引っ掛けることのできる孔が形成されているのが普通である。例えば、特許文献1の展示体にも、帯体の一番上の部分に孔が1つ形成されている。この帯体の孔を展示棒などに引っ掛けると、そこから展示体が吊り下げられた状態となる。
このようにして帯体上部の孔を展示棒などに引っ掛けて展示体を吊り下げた展示状態は、最初は帯体の上のほうから下のほうまで沢山の袋が固着された状態であるが、商品購入者が袋を帯体から引き剥がしていくに従い、だんだんと帯体の上のほうの袋が取り外されて帯体の下のほうにのみ袋が固着されている状態へと移行していく。すると、展示の見栄えが悪くなってしまう。また、展示体の吊り下げ位置(高さ位置)によっては、商品購入者が屈まなければ展示体の袋を取ることができない低い位置に袋が残ってしまう不具合が発生する。
本発明の課題は、展示体の複数の袋のうち上のほうの袋が取り去られた後にも見栄えを良くすることが可能な展示体およびその展示体を作る包装装置を提供することにある。
請求項1に係る展示体は、帯体と、その帯体に取り付けられた複数の袋とを備えている。帯体は、展示の際に吊り下げを行うための吊下部を複数有する。
ここでは、従来は帯体の上部に1つだけ設けられていた吊下部(孔など)を、帯体が複数有するようにしている。例えば、帯体に複数の孔あるいは切り込みを形成し、孔や切り込みの部分を吊下部とする。また、例えば、帯体に複数の引っ掛け部材(リングやフックなど)を装着し、それらを吊下部とすることもできる。
このように、帯体が複数の吊下部を有しているため、ある吊下部を使用して最初に展示体の吊り下げを行い、帯体の上のほうに取り付けられている袋が取り去られた後に異なる吊下部を使用して展示体の吊り下げ位置を変えることが可能である。そして、展示体の吊り下げ位置を変えることで、展示における見栄えを良好に保つこともできるようになる。例えば、帯体の上のほうの袋が取り去られて下のほうの袋だけが帯体に残っている状態になったときには、帯体の上部の吊下部に変えて、あるいは帯体の上部の吊下部に加えて、帯体の中央部の吊下部を使用することが考えられる。このようにすれば、残っている袋の高さ位置が上がることになり、見栄えが良くなるとともに、袋を購入する人が帯体に残っている袋を取りやすくなるというメリットも期待できる。
なお、袋の数と吊下部の数とは必ずしも一致していなくてもよく、袋2つ毎に吊下部が1つの割合になっていてもよいし、袋3つ毎に吊下部が1つの割合になっていてもよい。
請求項2に係る展示体は、請求項1に記載の展示体であって、吊下部は、帯体に形成される孔または切り込みである。
ここでは、帯体に孔あるいは切り込みを形成するという簡易な方法によって吊下部を出現させている。したがって、展示のためのコストを抑えることができる。
なお、帯体に形成する孔あるいは切り込みは、袋を取り付ける前に予め帯体に形成しておいてもよいし、袋を取り付けた後に帯体に形成するようにしてもよい。
請求項3に係る展示体は、請求項1又は2に記載の展示体であって、吊下部の数は、袋の数と同じである。
ここでは、袋の数と同数だけ吊下部が存在するため、1つ袋が帯体から取り去られる毎に展示体の吊り下げに使用する吊下部を変えることができ、きめ細かく展示体の展示状態の見栄えを改善することが可能となる。
請求項4に係る展示体は、請求項1から3のいずれかに記載の展示体であって、帯体は、展示の際に吊下部の上側となる部分に、切取線をさらに有する。
ここでは、吊下部の上に切取線があるため、袋が取り去られた帯体の不要となった部分を切り取って新しく帯体の最上部となった部位にある吊下部により展示体を吊り下げることが可能となる。このように、帯体の不要となった部分を切り離すことができるようになるため、展示体の展示状態の見栄えをより良くすることができる。
請求項5に係る包装装置は、袋を製造する製袋部と、展示体を製造する取付部とを備えている。取付部は、袋を帯体に取り付けて、請求項1から4のいずれかに記載の展示体を製造する。
本発明では、帯体が複数の吊下部を有しているため、ある吊下部を使用して最初に展示体の吊り下げを行い、帯体の上のほうに取り付けられている袋が取り去られた後に異なる吊下部を使用して展示体の吊り下げ位置を変えることが可能である。そして、展示体の吊り下げ位置を変えることで、展示における見栄えを良好に保つことができるようになる。
〔全体概略〕
本発明の一実施形態に係る縦型の製袋包装機1の側面図および正面図を、図1および図2に示す。この製袋包装機1は、ポテトチップスなどの食品(ここでは、ポテトチップス)をフィルムで覆い、筒状となったフィルムを縦および横にシールして袋を製造する機械である。また、製袋包装機1には、製造した袋をストリップ(帯体)に取り付けて展示体とする機能が付加されている。
なお、ポテトチップスは、製袋包装機1の上方に設けられた計量機2から、原則として所定量ずつ落下してくるようになっている。
製袋包装機1は、製袋部10と、フィルムロール保持部22と、ストリップ取付部30と、ストリップ搬送部41と、ストリップロール保持部42と、搬送コンベア85と、制御部90(図11参照)とから構成されている。搬送コンベア85を除く各部は、4つの脚部5に支持されるフレーム6に固定あるいは支持されており、安全のために大部分がケーシング7によりカバーされている。
〔フィルムロール保持部22〕
フィルムロール保持部22は、後述する製袋部10のフォーマ13aにシート状のフィルムFを繰り出すフィルムロール22aを保持する。フィルムロール22aは、フィルムFが巻かれたものである。このフィルムロール22aから繰り出されるフィルムFは、ダンサーローラなどによって張力が所定範囲に保たれ、搬送中のゆるみや蛇行が抑えられる。
また、フィルムロール保持部22の近傍には、フィルムロール22aに巻かれているフィルムFの残量を検知するフィルム残量検知センサ23(図11参照)が配置されている。
〔製袋部10〕
製袋部10は、図3に示すように、シート状で送られてくるフィルムFを筒状に成形する成形機構13と、筒状となったフィルムF(以下、筒状フィルムという。)を下方に搬送するプルダウンベルト機構14と、筒状フィルムの重なり部分を縦にシールする縦シール機構15と、筒状フィルムを横にシールすることで袋Bの上下の端部を封止する横シール機構17とを有している。
<成形機構13>
成形機構13は、チューブ13bと、フォーマ13aとを有している。チューブ13bは、円筒形状の部材であり、上下端が開口している。このチューブ13bの上端の開口部には、計量機2で計量されたポテトチップスCが投入される。フォーマ13aは、チューブ13bを取り囲むように配置されている。このフォーマ13aの形状は、フィルムロール22aから繰り出されてきたシート状のフィルムFがフォーマ13aとチューブ13bとの間を通るときに筒状に成形されるような形状となっている。また、成形機構13のチューブ13bやフォーマ13aは、製造する袋の大きさに応じて取り替えることができる。
<プルダウンベルト機構14>
プルダウンベルト機構14は、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムを吸着して下方に搬送する機構であり、図3に示すように、チューブ13bを挟んで左右両側にそれぞれベルト14cが設けられている。プルダウンベルト機構14では、吸着機能を有するベルト14cを駆動ローラ14aおよび従動ローラ14bによって回して筒状フィルムを下方に運ぶ。なお、図3においては、駆動ローラ14a等を回転させるローラ駆動モータの図示を省略している。
<縦シール機構15>
縦シール機構15は、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムの重なり部分を、一定の圧力でチューブ13bに押しつけながら加熱して縦にシールする機構である。この縦シール機構15は、チューブ13bの正面側に位置しており、ヒーターや、そのヒーターにより加熱され筒状フィルムの重なり部分に接触するヒーターベルトを有している。
<横シール機構17>
横シール機構17は、成形機構13、プルダウンベルト機構14および縦シール機構15の下方に配置されている。横シール機構17は、ヒーターを内蔵する一対のシールジョー(シール部材)51を有している(図4参照)。一対のシールジョー51は、それぞれ、筒状フィルムの前側および後側に位置しており、図1や図4などに示すように、前後対称の略D字状の軌跡Tを描くように旋回する。そして、旋回の途中で、一対のシールジョー51が互いに押しつけ合う状態で筒状フィルムを挟持し、袋の上下の端部となる筒状フィルムの部分に圧力および熱を加えてシールを施す。筒状フィルムの前側に位置するシールジョー51は、軸17cを中心に回転するように軸17cに支持されている。この軸17cは、旋回用モータ17a(図11参照)の作動によって回転するとともに、軸移動用モータ17bの作動によってボールねじ機構(図示せず)を介して前後に水平移動する。また、同様に、筒状フィルムの後側に位置するシールジョー51も、旋回用モータ17aの作動によって回転するとともに、軸移動用モータ17bの作動によって前後に水平移動する。このように、一対のシールジョー51が回転するとともに水平移動することによって、略D字状のシールジョー51の軌跡Tが実現されている。また、軸移動用モータ17bのトルク制御によって、一対のシールジョー51が筒状フィルムを挟み込むときの圧力が調整される。
また、一対のシールジョー51の片方の内部には、図示しないカッターが内蔵されている。このカッターは、シールジョー51による横シール部分の高さ方向の中心位置において、袋Bと後続の筒状フィルムとを切り離す役割を果たす。
図12および図13に、一対のシールジョー51による横シール動作を示す。図12に示す横シール動作の一例では、旋回してきたシールジョー51がポイントP10において筒状フィルムを挟持し(図12(a)および図12(b)参照)、そのまま下方に移動しながら筒状フィルムに圧力および熱を加え、ポイントP11において筒状フィルムの挟持を解除して互いに離れていく(図12(c)および図12(d)参照)。すなわち、シールジョー51は、ポイントP10からポイントP11に至るまでの間に、筒状フィルムと同じ速度で下方に移動しながら筒状フィルムに圧力および熱を加えて横シールを施す。そして、カッターによって切断し、ポイントP11において袋Bとなった筒状フィルムの挟持を解除することによって、袋Bを下方に排出する(図9参照)。
図13に、横シール動作の他の例を示す。ここでは、シールジョー51は、軌跡Tとは異なる略D字状の軌跡T2を描きながら旋回する。旋回してきたシールジョー51は、上記のポイントP10よりも低い位置にあるポイントP12において筒状フィルムを挟持し(図13(a)および図13(b)参照)、そのまま下方に移動しながら筒状フィルムに圧力および熱を加え、ポイントP11において筒状フィルムの挟持を解除して互いに離れていく(図13(c)および図13(d)参照)。すなわち、シールジョー51は、ポイントP12からポイントP11に至るまでの間に、筒状フィルムと同じ速度で下方に移動しながら筒状フィルムに圧力および熱を加えて横シールを施す。そして、カッターによって切断し、ポイントP11において袋Bとなった筒状フィルムの挟持を解除することによって、袋Bを下方に排出する。
製袋包装機1では、製造する袋Bのサイズや使用するフィルムFの材質などに応じて、シール時間を変更する。このシール時間の変更は、主として、一対のシールジョー51により袋Bの上下の端部となる部分を挟持している時間の変更であり、一対のシールジョー51が袋Bになる筒状フィルムを挟持し始めるポイントや筒状フィルムの挟持を解除するポイントをずらすことによって行うことができる。ここでは、図12および図13に示すように、一対のシールジョー51が袋Bになる筒状フィルムを挟持し始めるポイントの高さ位置をずらすことによってシール時間の変更を行っており、一対のシールジョー51が袋Bになる筒状フィルムの挟持を解除するポイントの高さ位置(解除位置)を一定にする制御が行われる。すなわち、一対のシールジョー51が袋Bになる筒状フィルムの挟持を解除するポイントは、図4、図12および図13に示すように、筒状フィルムを挟持しながら一対のシールジョー51が下方に移動する距離に関わらず、ポイントP11に固定されている。
〔ストリップ取付部30〕
ストリップ取付部30は、製造した袋Bを横シール機構17のシールジョー51が離す位置において袋Bを掴み、その袋Bを斜め下方に移動させた上でストリップSに溶着させる取付動作を行う。ストリップ取付部30は、保持機構31と、移動機構32と、固着機構33とを有している。
<保持機構31>
保持機構31は、横シール機構17のシールジョー51が袋Bの挟持を解除する固定ポイントP11を基準とする保持ポイントP1(図9参照)において、袋Bの左右両側部の上のほうを、それぞれ、前後両側から回り込んでくる把持アーム31b(図6参照)によって掴んで保持する。保持ポイントP1は、固定ポイントP11よりも所定距離だけ低い位置に決められており、固定ポイントP11と同じく常に一定である。すなわち、保持ポイントP1は、袋BのサイズやフィルムFの材質が変わっても、常に同じ位置にある。
この保持機構31は、左右対称な一対の機構であり、図6に示すように、本体部31aと、本体部31aの上側に配置される2つの把持アーム31bと、本体部31aに内蔵される保持用エアーシリンダ(図示せず)と、後述する移動機構32に固定される固定部31cとを備えている。把持アーム31bは、前後に平行して並ぶ鉛直回転軸を中心として回動するように本体部31aに支持されている。本体部31aに内蔵される保持用エアーシリンダには、図示しない高圧空気供給ユニットから開閉弁を介して高圧空気が供給されている。保持用エアーシリンダが作動すると、2つの把持アーム31bは、図6において点線で示す矢印の向きに回動し、先端部が袋Bの側部を前後両側から掴む状態となる。左右両側に分かれて配置されている一対の保持機構31は、同じタイミングで制御が行われ、袋Bの左右両方の側部は同時に合計4本の把持アーム31bによって掴まれることになる。
<移動機構32>
移動機構32は、上記の保持ポイントP1から後述する固着ポイントP2(図4および図9参照)へと袋Bが移動するように、保持機構31を移動させる。すなわち、移動機構32は、袋Bを保持する保持機構31を移動させることによって、袋Bを保持ポイントP1から固着ポイントP2へと移動させる。これにより、移動機構32は、ストリップSに取り付けられる袋B(図4の上のほうの袋Bを参照)が次に横シール機構17から下方に排出されてくる袋B(図9の上のほうの袋Bを参照)と干渉しない位置まで、袋Bを移動させることになる。
横シール機構17から下方に排出されてくる袋BがストリップSに取り付けられている袋Bと干渉すると製袋部10(横シール機構17)における横シール動作が不安定となってしまうが、このような干渉を回避することができるように、ここでは、保持ポイントP1と固着ポイントP2とが前後方向にずらされている。具体的には、保持ポイントP1と固着ポイントP2とが、取り扱う袋の最大厚み(前後方向の袋の寸法)や取付時の袋Bの姿勢などを考慮して、所定距離だけ前後方向にずらされている。
移動機構32は、主として、固定部材71により上下端が固定されているレール72と、レール72に沿って移動可能なスライド部材73と、スライド部材73に固定されているサポート部材74と、リンク部材75と、回転部材76と、プーリ66〜70と、ベルト66a〜69aと、回転軸76aとから構成されている。
固定部材71(図5では図示を省略)は、図4に示すように、フレーム6に固定されている左右一対の側壁板30aに固定され、レール72の上部と下部とをそれぞれ動かないように所定位置に固定している。
レール72は、側面視において上側前方から下側下方へと傾斜しており、リニアブッシュを介してスライド部材73を支持している。
スライド部材73は、後述するように横シール機構17のシールジョー51の動きに機械的に連動し、レール72に沿って側面視において斜めに往復移動を繰り返す。スライド部材73は、左右一対の部材であり、両部材間には連結ロッド79a,79bが掛け渡されている。
スライド部材73には、連結ロッド79a,79bを介してサポート部材74が固定されている。サポート部材74は、左右一対の部材であり、上側前方に斜めに延びており、それぞれの上端部が保持機構31の固定部31cを固定している。したがって、スライド部材73,サポート部材74および保持機構31は、同じように、斜めに(上下および前後に)移動を繰り返すことになる。
スライド部材73の下端部73aには、リンク部材75の一端がピン支持される。このリンク部材75の他端は、回転部材76の回転端部76bにピン支持されている。回転部材76が、その回転中心に固定されている回転軸76aの回転にしたがって回転すると、リンク部材75は、図4に示す姿勢となったり図9に示す姿勢となったりして、スライド部材73を斜めに引き下げたり引き上げたりすることになる。
左右一対の回転部材76を回転させる左右の回転軸76aは、それぞれ、プーリ67,70の回転によって回転するものである。プーリ67は、図5および図7に示すように、ベルト66aを介して、プーリ66の回転に連動して回転する。このプーリ66は、横シール機構17のシールジョー51を回転させている軸17cに固定されており、軸17cを回転させる横シール機構17の旋回用モータ17a(図11参照)の動力によって回転するものである。すなわち、右側の回転軸76aに固定されるプーリ67は、横シール機構17の旋回用モータ17aの動力によって回転することになる。また、左側の回転軸76aに固定されるプーリ70も、プーリ68,69、ベルト67a,69a、および連結軸68aを介してプーリ67に連動回転するものである。したがって、回転部材76を回転させてスライド部材73を斜めに移動させる左右の回転軸76aは、横シール機構17の旋回用モータ17aの動力によって回転するものであり、シールジョー51の動きに機械的に連動することになる。
このような構成により、移動機構32は、横シール機構17のシールジョー51が製造した袋Bを離す直前においては図9に示すように保持機構31がシールジョー51の下方に来るようにし、次の袋Bが製造されてくるまでの間に図4に示すように保持機構31が固着機構33の近傍にくるようにすることになる。
<固着機構33>
固着機構33は、保持ポイントP1よりも下方且つ後方にある固着ポイントP2において、袋BをストリップSに溶着する。固着機構33は、図5および図8に示すように、主として、ヒーター33aと、押圧用シリンダ33bと、押圧体33cとから構成されている。ヒーター33aは、最大温度が約200℃となる常時通電のヒーターである。押圧用シリンダ33bは、上記の高圧空気供給ユニットから開閉弁を介して高圧空気が供給されており、作動によりヘッド63が斜めに上がる。このヘッド63は、連結部材62を介して、押圧体33cの先端部を支持している。したがって、押圧用シリンダ33bのヘッド63の往復動は、押圧体33cの旋回動に置き換わることになる。押圧体33cは、その後端部分が固定軸61にピン支持されており、先端部分がヒーター33aに当接したり離反したりするように所定角度だけ旋回移動する(図8の点線を参照)。
図8においては袋Bの図示を省略しているが、固着機構33は、ヒーター33aと押圧体33cとの間にストリップSおよび袋Bの横シールされた上端部が存在する状態(図4参照)で、制御部90からの指令に基づき押圧体33cとヒーター33aとの間にストリップSおよび袋Bを挟み込む。ここでは、押圧用シリンダ33b内の空気を抜くと押圧体33cがヒーター33aに向かって圧力を加えるように構成されており、約200msecの時間だけストリップSに袋Bの上端部が押さえつけられる。これにより、袋Bの上端部がストリップSに溶着される。
〔ストリップロール保持部42〕
ストリップロール保持部42は、固着機構33のヒーター33aの上側の空間にストリップSを供給するためのストリップロール42aを保持する。ストリップロール42aは、ストリップSが巻かれたものである。
また、ストリップロール保持部42の近傍には、ストリップロール42aに残っているストリップSの残量を検知するためのストリップ残量検知センサ43(図11参照)が配置されている。このストリップ残量検知センサ43は、ストリップロール42aから繰り出されるストリップSの存在を検出することによって、ストリップロール42aにストリップSが残っているか否かを検知する光電センサである。ストリップ残量検知センサ43による検知結果は、制御部90へと送られる。
〔ストリップ搬送部41〕
ストリップ搬送部41は、ストリップロール42aから繰り出されるストリップSを、固着機構33に対して搬送する。ストリップ搬送部41は、搬送用モータ41aと、駆動ベルト41bと、駆動ローラ41c,41dと、複数のローラとを有している。搬送用モータ41a、駆動ベルト41bおよび駆動ローラ41c,41dから成る駆動部分は、固着機構33の近傍に設けられている。搬送用モータ41aの回転軸の回転が駆動ベルト41bを介して駆動ローラ41c,41dに伝わると、駆動ローラ41c,41dに掛けられたストリップSは、固着機構33のヒーター33aの上方に送られていく。これに伴い、複数のローラにより駆動ローラ41c,41dへとストリップSを繰り出しているストリップロール42aは、回転することで次々と巻かれているストリップSを繰り出すことになる。
ストリップSを搬送するための搬送用モータ41aは、サーボモータである。後述する制御部90は、搬送用モータ41aのパルスをとって送り量を把握し、ストリップSの送り量を制御している。
また、ストリップロール42aから固着機構33へと繰り出されて搬送されるストリップSは、張力調整機構44によって張力の調整が為される。張力調整機構44は、図10に示すように、フレーム6に固定される固定部材6aに回転自在の支持される2つのローラ44a,44bと、固定部材6aに後端部44dが回転自在に支持され前方下側に延びるアーム部材44cと、アーム部材44cの先端部44eに軸支されるローラ44fとを有している。これらの3つのロータ44a,44f,44bに順にストリップSを掛け渡すことにより、アーム部材44cやローラ44fが所定の力でストリップSを引っ張ることになり、ストリップSの張力が所定範囲に保たれる。これによって、ストリップSのゆるみや蛇行が抑えられている。
さらに、ストリップ搬送部41から送り出され固着機構33へと至るストリップSに対して切取線や孔を形成することができるように、ストリップ搬送部41の駆動ローラ41cと固着機構33のヒーター33aとの間には、カッター45およびパンチ46が設けられている(図8参照)。カッター45は、図14に示すような切取線45aをストリップSに形成することができる。また、カッター45は、図15に示すような切取線45bをストリップSに形成することもできる。パンチ46は、図14に示すような孔46aをストリップSに形成することができる。また、パンチ46は、図15に示すような孔46b(図16および図17における孔46b1〜46b5)をストリップSに形成することもできる。これらのカッター45およびパンチ46は、固着機構33のヒーター33aや押圧体33cに対してストリップSの搬送方向の上流側に配置されている。
〔搬送コンベア85〕
搬送コンベア85は、固着機構33によって図14に示すように上端部がストリップSに溶着された一連の袋Bを、正面側に向かって排出する。この搬送コンベア85は、図11に示すように、搬送用モータ85aによって連続的に一定速度で動作する(間欠的に動作させることも可能である)。
〔制御部90〕
制御部90は、製袋包装機1の使用者などがタッチパネル式ディスプレイ91において入力した設定内容に基づき、各部のモータやエアーシリンダ、ヒーターなどの制御を行う。図11に示すように、制御部90は、プルダウンベルト機構14のローラ駆動モータ、縦シール機構15のヒーター、横シール機構17の旋回用モータ17a、軸移動用モータ17bおよび内蔵カッター、保持機構31の保持用シリンダ、固着機構33のヒーター33aおよび押圧用シリンダ33b、ストリップ搬送部41の搬送用モータ41a、カッター45、パンチ46、搬送コンベア85の搬送用モータ85aなどをコントロールする。また、制御部90には、フィルム残量検知センサ23やストリップ残量検知センサ43などから検知結果が入力される。
使用者等は、タッチパネル式ディスプレイ91により、製造する袋Bのサイズ、単位時間あたりに製造する袋Bの数、袋BをストリップSに取り付けるか否か、ストリップSに取り付ける一群の袋Bの数量、ストリップSに対する袋Bの取付ピッチ、一群の袋Bと一群の袋Bとの間の距離などの設定事項を入力する。また、使用者等は、袋Bの取付ピッチ毎にパンチ46により孔を開けるか否か、さらに孔に近い位置にカッター45によって切取線をいれるか否かについても設定入力を行う。
次に、製袋部10により製造されて横シール機構17から下方に排出される袋BをストリップSに取り付けることに関する制御部90の制御について説明する。
<袋BのストリップSへの取付制御>
ストリップ取付部30は、保持機構31による袋Bの保持動作、移動機構32による袋Bの移動動作、および固着機構33によるシール動作の3つの動作によって、袋BをストリップSに取り付けていく。
保持機構31による袋Bの保持動作では、制御部90は、一対のシールジョー51が袋Bの挟持状態を解除する直前に、保持用シリンダを動作させて袋Bの左右両方の側部を4本の把持アーム31bによって掴む。
移動機構32による袋Bの移動動作は、上述のように、横シール機構17の旋回用モータ17aの動力によって機械的に行われるものである。
固着機構33によるシール動作では、押圧用シリンダ33bを制御して、押圧体33cを常時通電させているヒーター33aに対して押圧させる。これにより、押圧体33cとヒーター33aとの間にストリップSおよび袋Bの上端部が挟持される状態となり、ヒーター33aの熱および押圧体33cによる圧力によって袋BがストリップSに溶着される。この押圧のタイミング(溶着のタイミング)は、移動機構32により袋Bが固着ポイントP2へと移動してきたときに一致する。また、制御部90は、ヒーター33aの温度、押圧体33cによる押圧力、および押圧体33cをヒーター33aに押しつけておく時間を調整することで、袋BのストリップSへの固着度合いが適切な範囲に入るように調整している。
なお、上記の3つの動作のうち、保持動作および固着動作は製袋部10の動きとは関係なく行うことができるものであり、移動動作は製袋部10の横シール機構17の動きに機械的に連動するものである。
<ストリップ搬送制御、カッターおよびパンチの制御>
ストリップ搬送部41は、使用者等により入力設定された単位時間あたりに製造する袋Bの数、ストリップSに取り付ける一群の袋Bの数量、ストリップSに対する袋Bの取付ピッチ、一群の袋Bと一群の袋Bとの間の距離などに基づき、搬送用モータ41aの制御を行う。上述のように、制御部90は、搬送用モータ41aのパルスをとって送り量を把握し、ストリップSの送り量を制御する。また、制御部90は、カッター45によりストリップSに切取線45a,45bを入れる動作や、パンチ46によりストリップSに孔46a,46bを開ける動作を、ストリップSの搬送に合わせて制御する。
ストリップSに取り付ける一群の袋Bの数量とは、小売店において展示する際の展示単位となる数量であり、例えば図14に示す例では6個である。
ストリップSに対する袋Bの取付ピッチは、一群の袋Bにおいて隣り合う袋B同士の距離であり、袋BをストリップSにシールしてから次の袋BをストリップSにシールするまでの間にストリップSが進む距離(搬送ピッチ)に相当する。この搬送ピッチが一定になるように、制御部90は、ストリップSが規則正しく間欠搬送されるように搬送用モータ41aを制御する。
一群の袋Bと一群の袋Bとの間の距離は、一群の袋Bのうち最後の袋BがストリップSにシールされてから次の一群の袋Bのうち最初の袋Bがシールされるまでの間にストリップSが進む距離に相当する。この距離は、通常は上記の搬送ピッチよりも長く設定されている。この一群の袋Bと一群の袋Bとの間にあるストリップSの長スパン部S2に、カッター45による切取線45aやパンチ46による孔46aが形成される(図14参照)。なお、通常の搬送ピッチにより形成されるストリップSの短スパン部S1には、通常、カッター45による切取線やパンチ46による孔は形成されない。しかし、設定によっては、ストリップSの短スパン部S1にもカッター45による切取線やパンチ46による孔を形成させることも可能である。この場合には、図15に示すように、各短スパン部S1に孔46bおよび切取線45bが形成される。
このようなストリップSの搬送制御や、カッター45およびパンチ46の制御によって、袋Bが取り付けられるストリップSは、例えば図14に示す状態となる。これらの出荷先となる小売店などにおいては、切取線45aを利用してストリップSを切断することで一群の袋B(6個の袋)毎に分けて、孔46aを使って店内のフックなどに展示体(一群の袋Bが付いているストリップS)を吊すことができる。
また、図15に示す状態となった袋B付きのストリップSも、切取線45aを利用してストリップSを切断すると、ストリップSに取り付けられた袋B(図16(a)および図17(a)のB1〜B6)の数とストリップSに形成された孔46a,46b(図17の孔46b1〜46b5)の数とが同じ6個である展示体となる。このような展示体も、図16(a)に示すように、ストリップSの孔46aを展示用のフックHに通すことによって、吊り下げられた状態となる。
この図16(a)に示す展示状態の展示体から、商品である袋Bの購入者等が袋Bを取り外していくと、図16(b)に示すように、ストリップSの下のほうだけに袋Bが残る状態となる。具体的には、図16(b)に示す状態の展示体は、袋B1〜B4が商品購入者等によりストリップSから取り外され、下のほうに2つの袋B5,B6が残るものとなる。
この図16(b)に示す展示状態において、ストリップSの袋B5よりも上の部分には、孔46aの他に、孔46b1,46b2,46b3,46b4が存在している。
したがって、店員などが図16(b)の状態の見栄えが悪くなった展示体を、図16(c)に示すように見栄えのよい展示状態に移行させることができる。具体的には、残っている中で一番上にある袋B5の直上にある孔46b4によって展示体をフックHから吊り下げるために、まず孔46b4の直上にある切取線45b4を利用してストリップSを上下に切り離し、次に孔46aを含むストリップSの上の分離部分を捨て、最後に袋B5,B6が残っているストリップSの下の部分を孔46b4によって展示用のフックHから吊り下げる。これにより、図16(c)に示すように、残る袋Bが少なくなった展示体が見栄えよく展示されるようになり、また袋B5,B6が上のほうに移動するため商品購入者等が袋Bを手に取りやすくなる。
なお、このように図16(b)に示す展示状態の展示体において切取線45b4を利用した切り離し作業を行う代わりに、図17に示すように、切り離し作業なしに展示体の見栄えを向上させる方法を採ることもできる。この方法を用いる場合には、ストリップSの短スパン部S1に切取線45b4のような切取線45bを形成する必要がなくなる。図17(a)に示す展示体は、図16(b)に示す展示体と同様の展示状態であり、点線表示している袋B1〜B4は取り去られた袋Bである。すなわち、図17(a)に示す展示体は、下のほうに2つの袋B5,B6が残るものであり、ストリップSの袋B5よりも上の部分には、孔46aの他に、孔46b1,46b2,46b3,46b4が存在している。ここで、ストリップSの孔46b3の下の部分を持ってストリップSの下部および袋B5,B6を持ち上げて孔46b3を展示用のフックHに通し、続けて孔46b4をフックHに通すと、展示体が図17(b)に示す展示状態となる。これにより、残る袋Bが少なくなった展示体が見栄えよく展示されるようになり、また袋B5,B6が上のほうに移動するため商品購入者等が袋Bを手に取りやすくなる。
<計量不良時の取付動作およびストリップ搬送動作の中止制御>
計量機2からの計量不良信号を受けたときには、制御部90は、高速性を確保するために製袋部10の動作は継続させるが、計量不良のポテトチップスCを充填して製造されてきた袋Bについては、ストリップSに取り付けず、振り分けて排除することになる。このときには、取付動作の一部およびストリップ搬送動作が一時的に行われなくなる。
取付動作のうち、製袋部10の横シール機構17の動きに機械的に連動する移動動作は継続して行われるが、保持動作および固着動作は行われなくなる。すなわち、計量不良の袋Bに対しては、保持機構31が移動機構32によって保持ポイントP1まで移動していくが、保持機構31は作動せず袋Bの保持は行われない。このため、計量不良の袋Bは、製造されて横シール機構17から下方に排出された後に、真下に落下するようになる。この袋Bは、図示しない振り分け装置によって左右いずれかに振り分けられる。振り分け装置は、エアーや振り分け部材によって側方から袋Bに力を加え、袋Bを左右いずれかに移動させることによって袋Bが搬送コンベア85上に載ることを防止する。
また、計量不良の袋Bを保持機構31が保持しないことに対応させて、固着機構33による固着動作も中止させ、ストリップSに不要な熱や圧力が加わらないようにしている。さらに、袋Bの取付ピッチがずれないように、計量不良の袋Bがくるタイミングにおいてはストリップ搬送部41によるストリップSの間欠搬送も中止される。
〔製袋包装機1で製造される展示体の特徴〕
(1)
図15および図16(a)に示す展示体では、図14に示す展示体においてはストリップSの上部に1つだけ設けられる孔46aを、ストリップSが複数有するようにしている。具体的に説明すると、図15および図16(a)に示す展示体のストリップSには、孔46aに加えて、袋Bと袋Bとの間にそれぞれ形成される孔46b(図17(a)の孔46b1〜46b5参照)が形成されている。
このように、吊り下げに利用することのできる孔をストリップSが複数有しているため、図15および図16(a)に示す展示体は、一番上の孔46aを利用して初期における吊り下げを行い、ストリップSの上のほうに取り付けられている袋Bが取り去られた後には、異なる孔46b1〜46b5を利用して吊り下げ位置を変えることが可能になっている。そして、展示体の吊り下げ位置を変えることで、展示における見栄えを良好に保つことができる(図16(c)あるいは図17(b)参照)。
(2)
製袋包装機1により製造される展示体では、ストリップSにパンチ46によって孔を形成するという簡易な方法によって、展示用のフックHなどに展示体を吊り下げることを可能にしている。したがって、比較的小さなコストで展示体を製造することができている。
(3)
図15および図16(a)に示す展示体では、袋Bの数と同数(6個)だけ孔46a,46bが存在するため、1つ袋BがストリップSから取り去られる毎に展示体の吊り下げに使用する孔を変えることができる。このため、きめ細かく展示体の展示状態の見栄えを改善することもできる。
(4)
図15および図16(a)に示す展示体では、ストリップSの短スパン部S1に形成する孔46bの上(展示状態における上)に、それぞれ切取線45bを形成している。このように、各孔46bの上に切取線45bが形成されているため、図16(b)および図16(c)に示すように、袋Bが取り去られたストリップSの不要となった部分を切り取って新しくストリップSの最上部となった部位にある孔46b4により展示体を吊り下げることが可能となる。このように、ストリップSの不要となった部分を切り離せば、展示体の展示状態の見栄えが非常に良くなる。
なお、切取線45bをストリップSに形成しない場合にも、ストリップSに複数の孔が形成されていれば、図17(b)に示すような形で展示体の見栄えを良くすることができる。
〔変形例〕
(A)
上記実施形態では、展示用のフックHに展示体を吊り下げるために、パンチ46によってストリップSに孔46a,46bを形成している。このような孔の形成に代えて、他の形状を有する孔を形成したり、ストリップSに切り込みを形成したりすることも考えられる。
具体的には、ストリップSに、図18(a)に示すような切り込み101、図18(b)に示すような切り込み111〜113、あるいは図18(c)に示すような切り込み121〜124を形成することが考えられる。パンチ46の刃の形状を変えて、これらの切り込みをストリップSに形成すれば、展示用のフックHでストリップSの切り込みの内側を押すことにより又は押し破ることにより、展示体をフックHから吊り下げることができる。
また、ストリップSに、図19(a)に示すような形状の孔131、図19(b)に示すような切り込み141、図20(a)に示すような切り込み151,あるいは図20(b)に示すような切り込み161を形成することが考えられる。これらの孔あるいは切り込みをストリップSに形成した場合においても、展示体をフックHから吊り下げることができる。
(B)
上記実施形態では、展示用のフックHに展示体を吊り下げるために、パンチ46によってストリップSに孔46a,46bを形成している。このような孔の形成に代えて、展示用のフックHに引っ掛けるための引っ掛け部材(リングやフックなど)をストリップSに装着することも考えられる。
(C)
上記実施形態では、パンチ46によってストリップSに孔46a,46bを形成しているが、孔46a,46bの位置や袋Bの取付ピッチに変化がないような場合には、予め孔46a,46bが形成されているストリップロールからストリップSを繰り出すようにすることも考えられる。
(D)
上記実施形態では、図15に示すように、各短スパン部S1に孔46bを形成しているが、展示を行う店舗における展示体の展示状態の修正作業の実状に応じて、袋Bが2つ又は2つ取り付けられる毎に1つの孔を形成することも考えられる。この場合には、短スパン部S1に対して2つおき又は3つおきに孔が形成されるので、展示体から袋Bが2つ又は3つ取り去られる毎に展示体の展示状態を修正することになる。
本発明に係る展示体は、ある吊下部を使用して最初に展示体の吊り下げを行い、帯体の上のほうに取り付けられている袋が取り去られた後に異なる吊下部を使用して展示体の吊り下げ位置を変えることが可能であり、展示における見栄えを良好に保つことが求められる展示体として有用である。
本発明の一実施形態に係る製袋包装機の側面図である。 製袋包装機の正面図である。 製袋部の概略斜視図である。 ストリップ取付部およびストリップ搬送部の側面概略図である。 ストリップ取付部およびストリップ搬送部の正面概略図である。 保持機構の概略斜視図である。 移動機構の動力伝達経路を示す図である。 固着機構の押圧体の駆動に関する構造を示す図である。 ストリップ取付部およびストリップ搬送部の一状態を示す側面概略図である。 張力調整機構の側面図である。 制御ブロック図である。 横シール機構のシールジョーの動きを示す図である。 横シール機構のシールジョーの他の動きを示す図である。 ストリップに取り付けられた袋の状態を示す斜視図である。 複数の孔が形成されたストリップに取り付けられた袋の状態を示す斜視図である。 ストリップに袋が取り付けられた展示体の展示状態の移行を示す図である。 ストリップに袋が取り付けられた展示体の展示状態の他の移行を示す図である。 変形例におけるストリップに形成する切り込みの形状を示す図である。 変形例におけるストリップに形成する孔あるいは切り込みの形状を示す図である。 変形例におけるストリップに形成する切り込みの形状を示す図である。
符号の説明
1 製袋包装機(包装装置)
10 製袋部
30 ストリップ取付部(取付部)
45b 切取線(切取線)
46a 孔(吊下部)
46b 孔(吊下部)
101 切り込み
111〜113 切り込み
121〜124 切り込み
131 切り込み
141 切り込み
151 切り込み
161 切り込み
B(B1〜B6) 袋
S ストリップ

Claims (5)

  1. 帯体と、
    前記帯体に取り付けられた複数の袋と、
    を備え、
    前記帯体が吊り下げのための吊下部を複数有することを特徴とする、展示体。
  2. 前記吊下部は、前記帯体に形成される孔または切り込みである、
    請求項1に記載の展示体。
  3. 前記吊下部の数は、前記袋の数と同じである、
    請求項1又は2に記載の展示体。
  4. 前記帯体は、展示の際に前記吊下部の上側となる部分に、切取線をさらに有する、
    請求項1から3のいずれかに記載の展示体。
  5. 袋を製造する製袋部と、
    前記袋を前記帯体に取り付けて請求項1から4のいずれかに記載の展示体を製造する取付部と、
    を備えた包装装置。
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