JP2005052675A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 子供のいたずらなどによる誤使用を防止して安全性を高めることができるマッサージ機を提供する。
【解決手段】 人体に接触する施療子が上下に移動する手段を有するマッサージ機である。施療子にかかる力を検出するための圧力検出手段4を設ける。一定時間における圧力検出手段4により検出した圧力の平均値を算出し、その平均値があらかじめ決められた基準値よりも低い場合にマッサージ動作を中止するように制御するための制御部5を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人体に接触する施療子が上下に移動する手段を有するマッサージ機に関するものである。
従来、施療子にかかる力を検出して強弱変更を行うものが特許文献1により知られている。しかしながら、この従来例においては、1つのマッサージ動作においての強弱変更を行うだけのものであり、自動コースにおいて、全体的に調整動作を行うことはできなかった。
また、従来からマッサージ機として特許文献2も知られている。
特開平7−39569号公報 特開平5−31146号公報
本発明は子供のいたずらなどによる誤使用を防止して安全性を高めることができるマッサージ機を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係るマッサージ機は、人体に接触する施療子が上下に移動する手段を有するマッサージ機であって、施療子にかかる力を検出するための圧力検出手段を設け、一定時間における圧力検出手段により検出した圧力の平均値を算出し、その平均値があらかじめ決められた基準値よりも低い場合にマッサージ動作を中止するように制御するための制御部を設けて成ることを特徴とするものである。
また、あらかじめ決められた動作を自動的に行う自動マッサージコース運転手段を設け、自動マッサージコース運転時に、一つのステップ区間における圧力検出手段により検出した圧力の平均値を算出し、この一つのステップ区間における圧力の平均値があらかじめ決められた基準値よりも低い場合に自動マッサージコース運転の動作を中止するように制御するための制御部を設けることが好ましい。
更に、また、あらかじめ決められた動作を自動的に行う自動マッサージコース運転手段を設け、自動マッサージコース運転開始時に、最初のステップ区間における圧力検出手段により検出した圧力の平均値を算出し、この最初のステップ区間における圧力の平均値があらかじめ決められた基準値よりも低い場合に自動マッサージコース運転の動作を中止するように制御するための制御部を設けることも好ましい。
本発明においては、一定時間における圧力検出手段により検出した圧力の平均値があらかじめ決められた基準値よりも低い場合には、小さい子供が使用していると判断して自動的にマッサージ動作の中止を行うことができ、これにより子供のいたずらなどによる誤使用を防止して安全性を高めることができるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図7にはマッサージ機1の一実施形態の斜視図が示してある。添付図面に示すマッサージ機1は椅子型のマッサージ機の例を示しており、施療者は座部2に座って背を背もたれ部3にもたれさせ、背もたれ部3に設けた人体に接触する施療子(図示せず)によりマッサージ動作を行うようになっている。背もたれ部3に設けた人体に接触する施療子は上下に移動する手段により上下移動自在となっていて人体の各部位をマッサージできるようになっている。
図1には本発明のマッサージ機の制御ブロック図が示してある。マッサージ機1には少なくとも一つ以上施療子にかかる力を検出するための圧力検出手段4となる圧力センサーが設けてあって、圧力検出手段4で検出した施療子にかかる押力の検出結果は制御部5に入力されるようになっている。また、マッサージ機1には施療子のせり出し量(つまり背もたれにもたれた施療者の側に向けて施療子がせり出す量)を調整することで強弱量を調整する強弱調整手段6となる強弱調整ユニットが設けてあり、制御部5により強弱調整手段6を制御して施療子のせり出し量を調整して強弱量を調整するようになっている。図1において符号9は施療子のせり出し量(施療子の突出量)を検出するための強弱センサーである。
制御部5にはあらかじめ決められた動作を自動的に行う自動マッサージコース運転手段が設けてあり、マッサージ機1の操作器7に設けた自動マッサージコース運転の操作部を操作することで施療子があらかじめ決められた動作の自動マッサージコース運転を自動的に行うようになっている。図3には自動マッサジコース運転の一例を示す各ステップが示してある。また、操作器7には上記自動マッサージコース運転のための操作部の他に、図示を省略しているがマニュアル動作のための操作部が設けてあり、このマニュアル動作のための操作部としては施療子による「たたき」、「背筋伸ばし」等の施療動作を選択するためのスイッチ、施療子の上下位置調節のためのスイッチ、調節巾のためのスイッチ、強弱調節のためのスイッチ等の諸スイッチがある。
マッサージ機1には圧力設定値を入力するための設定値入力手段8が設けてあり、この設定値入力手段8は例えば操作器7に設けてある。使用者が設定値入力手段8により希望の設定値を入力すると自動マッサージコース運転における設定圧力値が制御部5に設けたメモリ10に記憶されるようになっている。
そして、上記のように設定された圧力設定値(以下設定値という)と圧力センサーよりなる圧力検出手段4で検出した検出圧力値とにより強弱調整手段6を構成する強弱調整ユニットを動作させて強弱の調整を行うように制御部5により制御するものである。
なお、本発明において、圧力センサー及び強弱調整ユニットの構成は従来例で述べた特開平7−39569号公報において使用されている圧力センサー及び強弱調整ユニットと同じ構成のものを使用することができる。
しかして、自動マッサージコース運転のための操作部を操作すると、図3に示すステップよりなる自動マッサージコース運転が行われる。ここで、自動マッサージコース運転が開始されると、まず図3に示す自動マッサージコース運転の最初のステップを実行するのであるが、この時、図2に示すように、最初のステップ区間における圧力検出手段4により検出した圧力の平均値を算出し(図4におけるステップ区間Lにおける検出した圧力の平均値を算出し)、制御部5のメモリ10に設けた設定値との差分を求め、設定値と検出圧力の平均値に差がある場合には次ステップにおける運転で強弱調整手段6を構成する強弱ユニットを一定時間動作させて設定値に近づく方向に強弱変更を行うものである。同様にして次々とN番目のステップ区間における圧力検出手段4により検出した圧力の平均値を算出し、制御部5のメモリ10に設けた設定値との差分を求め、設定値と検出圧力の平均値に差がある場合にはN+1番目のステップにおける運転で強弱調整手段6を一定時間動作させて、強弱変更を行うのである。
ここで、設定値>圧力値(検出圧力の平均値)の場合には次ステップで一定時間強動作を行い、逆に設定値<圧力値(検出圧力の平均値)の場合には次ステップで一定時間弱動作を行うものである。
このようにすることで、自動マッサージコースにおいて施療者の体型(例えば背中のカーブ)等に合わせて施療子による人体にかかる圧力を一定にすることができて、施療者は煩わしい作業なく心地よいマッサージ感を得ることができるものである。
上記のようにしてマッサージ運転を行うのであるが、本発明は、自動マッサージコースにおいて、圧力検出手段4で検出された圧力が決められた基準値よりも低い場合にマッサージ動作を中止するように制御部5により制御する点に特徴がある。すなわち、自動マッサージコース運転のための操作部を操作して自動マッサージコースの運転を開始すると、まず自動マッサージコースの1つのステップを実行し、そのステップ区間における圧力検出手段4により検出した圧力の平均値を算出し、制御部5のメモリ8に設けた設定値との差分を求め、設定値と検出圧力の平均値に差がある場合には次ステップにおける運転で強弱調整手段6を一定時間動作させて設定値に近づく方向に強弱変更を行うことは前述の説明の通りであるが、その平均値が図6に示すあらかじめ設定された圧力基準値よりも低い値である場合には、自動マッサージコース運転の動作を中止するように制御部5により制御するものである。図5に動作中止のためのフローチャートが示してある。このように決められた圧力が継続しない場合、子供が使用していると判断して自動的に動作の中止を行って、安全性を確保するようにしている。
本発明の制御ブロック図である。 同上の自動マッサージコース運転における強弱調整を示すフローチャートである。 同上の自動マッサージコース運転におけるステップを示す説明図である。 同上の各ステップにおいて検出された圧力を示すグラフである。 同上の動作中止のためのフローチャートである。 同上の動作中止の基準となるあらかじめ決められた基準値を示すグラフである。 同上のマッサージ機の一実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 マッサージ機
4 圧力検出手段
5 制御部

Claims (3)

  1. 人体に接触する施療子が上下に移動する手段を有するマッサージ機であって、施療子にかかる力を検出するための圧力検出手段を設け、一定時間における圧力検出手段により検出した圧力の平均値を算出し、その平均値があらかじめ決められた基準値よりも低い場合にマッサージ動作を中止するように制御するための制御部を設けて成ることを特徴とするマッサージ機。
  2. あらかじめ決められた動作を自動的に行う自動マッサージコース運転手段を設け、自動マッサージコース運転時に、一つのステップ区間における圧力検出手段により検出した圧力の平均値を算出し、この一つのステップ区間における圧力の平均値があらかじめ決められた基準値よりも低い場合に自動マッサージコース運転の動作を中止するように制御するための制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
  3. あらかじめ決められた動作を自動的に行う自動マッサージコース運転手段を設け、自動マッサージコース運転開始時に、最初のステップ区間における圧力検出手段により検出した圧力の平均値を算出し、この最初のステップ区間における圧力の平均値があらかじめ決められた基準値よりも低い場合に自動マッサージコース運転の動作を中止するように制御するための制御部を設けて成ることを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
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