JP2005052551A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ホースの吸込口や延長パイプの吸込口等に接続され、隙間掃除や掃けとしての機能を持つノズルを有する電気掃除機であって、ノズルには、一端に先端が細くなった吸込口と、他端に開口を伴う連結用の連結部と、この両端を連通する貫通穴と、両端間に先端側に向いた開口とを形成し、また、掃除機本体または掃除機本体に接続するホース若しくはパイプに先端が使用者側に向くL形状のホルダーを形成し、ノズルの開口にホルダーのL形状の先端を差し込み、ノズルを収納する。
【選択図】 図4
Description
「アタッチメントホルダーについて図2及び図7、図8に基づいて説明する。ホルダー32は第1の延長管4もしくは手元部3に設けた引掛け部B10に、支持壁26から上側に延び外郭との間に隙間hを設けかつガイド壁27と略同一面をなして一体形成してある。ホルダー32の幅wとスキマhは、第1の延長管4又は手元部3の外郭との間でアタッチメントの弾性を利用して内周を挟持できる寸法関係に設定してある。」
また、ノズル先端を使用者と反対向きに装着させるには、L形状のガイド壁の先端が下向きになり、掃除動作の振動で落下する可能性が大きい。
また、ノズルを収納状態で電気掃除機を使用してもノズルが安定している電気掃除機を得ることを目的とする。
また、ノズルを使用時に、ノズル詰まりが生じても支障のない電気掃除機を得ることを目的とする。
図1は、横型の電気掃除機を示す斜視図であり、図2は、この電気掃除機のノズルの斜視図であり、図3は、この電気掃除機の延長パイプの部分斜視図であり、図4は、ノズルを延長パイプに収納した状態を示す部分断面図である。
これらの図において、電動送風機や集塵室などを搭載した電気掃除機本体1の一端の吸込口1aには蛇腹のホース2が連結され、またホース2の吸込口2aには延長パイプ3が連結される。さらに、延長パイプ3の吸込口3aに床ブラシ4が連結される(床ブラシ4はホース2の吸込口2aに連結される場合もある)。また、隙間等を掃除する際に使用する、先端が他端より細くなったノズル5が延長パイプ3の側面に装着して収納されている。
図4の断面図に示すように、ノズル5の開口8にホルダー9を差込むことにより、ノズル5は延長パイプ3に装着され、収納される。この時、ホルダー9はノズル5の連結部7の外壁の肉厚により押し上げられ、弾性押圧力によってノズル5を保持する。
なお、このような略L形状のホルダー9は延長パイプ3に限らず、ホース2の手元部2b近辺や床ブラシ4の延長パイプ3への連結部に形成してもよく、また、縦型掃除機の場合は図示しないがハンドル等でもよく、さらに、小型ハンデイ掃除機では本体に形成する。これらの場合も同様に、ホルダー9は弾性押圧力によってノズル5を保持する。
また、この開口8は、ノズル5を貫通する貫通穴に連通し、ノズル5を掃除に使用時には、吸引時にリーク風路として空気が流入する。
なお、開口8は、ノズル5使用時に吸込口6からの吸込みを妨害しないような大きさの開口とする。
また、開口8は、ノズル5使用時に空気吸引により真空度を下げないように、両開口8、8のうち、ホルダー9に装着しない方の開口8を塞いだり、例えば、図4で扁平部6aの平面部6cの延長端の他端側に入り込む量を増加して、ホルダー9の先端部より他端側に延ばし、開口8でホルダー9に装着するが、両開口8、8は内部で平面部6cの延長端とで塞ぐことにより吸引通路には連通しないようにしてもよい。
図5は、実施の形態2の電気掃除機のノズル5の斜視図であり、図6は、同じく、延長パイプのホルダー9近傍の部分斜視図であり、図7は、同じく、ノズルを延長パイプに収納した状態を示す部分断面図である。
本実施の形態においては、ノズル5のホルダー9への装着、収納をさらに改良したものであり、その他は実施の形態1に記載と同様である。そこで、以下主として相違点を説明する。
図7に示すように、ノズル5の開口8にホルダー9を差込むことにより、ノズル5は延長パイプ3に装着され、収納される。この時、ホルダー9はノズル5の連結部7の外壁の肉厚により押し上げられ、弾性押圧力によってノズル5を保持する。更に、突起11が、穴10に挿入され、弾性押圧力に加えて引っ掛かりによっても固定され、より確実に固定される。ノズル5を外す時は、ノズル5をホルダー9のL形状の先端方向に引き抜こうとすると、弾性押圧力より強く引くと突起11が穴10から外れ、ノズル5をホルダー9から外すことができる。
また、開口8の大きさや開口を塞いでもよいことも実施の形態1と同様である。
さらに、穴10は連結部7の後端部まで切り開かれた切欠きとしてもよく、効果も同様である。
但し、電動送風機の容量を大きくする等により、吸引力の低下を防いで、特に穴10を塞ぐ配慮をしないようにしてもよい。
図9は、実施の形態4の電気掃除機のノズル5の斜視図であり、図10は、同じくノズル5の連結部7近傍の部分斜視図である。
本実施の形態の電気掃除機は、ノズル5の連結部7の円筒部7aの外形状を変えた他は実施の形態2の電気掃除機と同様であり、以下主として相違点を説明する。
図9に示すように、連結部7に扁平部6aの平面部6cと略平行に、連結部7の円筒部7aに平面部7bを設け、この平面部7bに穴10を設けた。この平面部7bは、1面もしくは向かい合う2面で構成されている。
また、図10に示すように、平面部7bの代わりに、ホルダー9を持つ部品(延長パイプ3、ホース2の手元部2b、床ブラシ4の連結部等)の外形に類似した曲面でえぐり取ったような、内反り曲面7cとしてもよい、即ち、ホルダー9取付け部の外形形状に合せた面7cとする。
本実施の形態の電気掃除機によれば、連結部7が全て円筒状の物よりも、ホルダー9を有する外壁にノズル5をより近づけて収納することが可能になり、収納時のコンパクト性が向上する。また内反り曲面15が外壁形状と類似している場合、当接する面積が増えるので、振動による揺さ振りに強く、安定した収納を可能とする。
なお、本実施の形態1と同様に穴10、突起11は特に設けなくても、収納時のコンパクト性及び振動に対する安定した収納を可能とする効果を有する。
その他は、実施の形態1、2、3と同様である。
図11は、実施の形態4の植毛台付きのノズル(実施の形態3のノズルに植毛台を取付けたノズル)の斜視図であり、図12は、図11の植毛台付きのノズルの植毛台を移動させた状態を示す植毛台付きのノズルの斜視図であり、図13は、図11の植毛台付きのノズルを延長パイプのホルダーに装着、収納した状態を示す部分斜視図であり、図14は、図11の植毛台付きのノズルを延長パイプのホルダーに装着、収納した状態を示す部分断面図である。
本実施の形態の電気掃除機は、ノズル5を植毛台付きのノズル5とした他は、実施の形態1、2、3と同様であり、以下主として相違点を説明する。
これらの図において、ノズル5には植毛台16が取付けられ、また植毛台16の先端部には植毛17が設けられ、植毛台16はラッチ18を解除することによりノズル5の扁平部6a上をスライド移動する。扁平部6aの円筒部6bに所定の間隔で複数の溝19が形成され、この溝19にラッチの爪がバネ圧で押圧され、嵌合され植毛台16はノズル5の扁平部6aに固定される。植毛台16の移動は、ラッチ18を押し下げて、嵌合している爪をシーソー式に持上げて、溝から解除し、スライド移動させる。
図14に示すように植毛台16付きのノズル5を装着、収納するときは、植毛台16の外側面16aと延長パイプ3の外壁(ホルダー9取付け部の外壁)との隙間が、植毛台16が装着されていない時のノズル5と延長パイプ3の外壁との隙間より狭くなり、連結部7側が固定された時に、開口8が支点となり吸込口6側が振られても、すぐに植毛台16が延長パイプ3の外壁に当接するので、振られ角度が少なく、ホルダー9への影響も少なく、外れて落下することは一層減少する。
本実施の形態では、実施の形態3の電気掃除機のノズル5、延長パイプ3の場合で説明したが、実施の形態1、2、3の電気掃除機のノズル5を、植毛17付きの植毛台16を取付けた植毛台16付きのノズル5としても同様である。
図15は、実施の形態5の電気掃除機のホルダー9近傍の延長パイプを示す部分斜視図であり、図16は、実施の形態4で説明した植毛17付きの植毛台16を取付けた植毛台16付きのノズル5を延長パイプ3のホルダー9に装着、収納した状態を示す部分断面図である。
本実施の形態の電気掃除機は、延長パイプ3上で、ホルダー9取付け部の先端よりさらに吸気上流側(図1の本体1側)に、外壁から突出した凸部20を設ける。凸部20のホルダー9上の設置位置は、ノズル5を装着したとき、連結部7の端部が位置する場所である。その他の構成等は実施の形態1、2、3、4と同様であるので、以下主として相違点を説明する。
植毛台16付きノズル5で説明したが、実施の形態1、2、3のノズル5でも同様に収納安定性が増す。
Claims (7)
- ホースの吸込口や延長パイプの吸込口等に接続され、隙間掃除及び/又は掃けとしての機能を持つノズルを有する電気掃除機において、
前記ノズルには、一端に先端が細くなった吸込口と、他端に開口を伴う連結用の連結部と、前記両端を連通する貫通穴と、前記両端間に前記先端側に向いた開口とを形成し、
また、掃除機本体、掃除機本体に接続するホース、該ホースに接続する延長パイプ又は床ブラシの延長パイプ連結部に、先端が使用者側に向くL形状のホルダーを取付け、
前記ノズルの開口に前記ホルダーのL形状の先端を差し込み、前記ノズルを収納することを特徴とする電気掃除機。 - 前記ノズルの前記開口は、前記ノズルの前記貫通穴に連通していることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記ノズルの前記開口と前記連結部の前記他端間に穴や切欠きを形成し、また、前記ホルダーの先端の内面に、前記穴や切欠きに対応する突起を形成し、前記ノズルの収納時に、前記突起が前記穴又は切欠きに挿入されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機。
- 前記ノズルの前記穴や切欠きは、前記ノズルを使用時、前記ノズルの連結部を前記ホースの吸込口や前記延長パイプの吸込口等に嵌合し、連結することにより、前記吸込口の嵌合面により塞がれることを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
- 前記ノズルの連結部の前記ホルダー収納側の面を平面とするか、又は前記ホルダー取付け部の外形形状に合せた面とすることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかの請求項に記載の電気掃除機。
- 前記ノズルは先端に植毛を有する植毛台付きのノズルであり、前記ノズルを収納時、前記植毛台と前記ホルダー取付け部の外壁との間隙を、前記ノズルの外壁と前記ホルダー取付け部との間隙より小さくしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかの請求項に記載の電気掃除機。
- 前記ホルダー取付け部の前記ホルダー先端よりさらに吸気上流側で、前記ノズル収納時に、前記ノズルの連結部の端部が位置する場所に、外壁から突出した凸部を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかの請求項に記載の電気掃除機。
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