JP2005052057A - 接木苗養生ケース - Google Patents

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Takahiro Ogoshi
崇博 大越
Hiroichi Muta
博一 牟田
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】きゅうり、メロン等の苗の穂木を台木に接ぎ木した接木苗の養生装置に関して、接木苗の数が少ない場合等にでも簡単な構成で接木後の養生工程を行える構成にすることを課題とする。
【解決手段】接木苗を収容するケースの上面に形成する開口部を覆う蓋体を、箱体に対して脱着可能に構成し、蓋体にはケース内の接木苗に向けて発光する発光ダイオードを取付け、発光ダイオードは箱体外より光源を取り入れるよう構成した養生ケースを使用することで、湿度ムラや照射ムラを少なくするものでありながら、専用の加湿装置や照明器具や棚等を備えた接木専用の養生室を備えなくても養生工程を行えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、きゅうり、メロン等の苗の穂木を台木に接ぎ木した接木苗の養生装置に関するものである。
苗の穂木を台木に接ぎ木した接木苗はセルトレイに苗挿しした後、接木した日から数日の間、設定した室温(通常30℃程度)及び湿度(95%程度)に調節した養生室に収納され、接木した日から数日間養生工程が行われる。そして、その間、接木苗は徐々に接合部が活着していく。
また、養生室内には照明器具を取り付け、接木苗に光を照射することで、生育状態を向上させる。これら接木苗の養生室に関する技術は例えば特開平9−28208号公報に開示されている。
しかしながら、湿度の調節機器及び照明器具等を備える専用の養生室を備えなければならない。従って、接木苗の数が少ないとコスト高になる。
また、養生室に照明や加湿器を備えるものにおいては、養生室内の場所によっては湿度や照度にムラができ、セルトレイの配置場所によっては接木苗の生育状況に悪影響を及ぼす可能性がある。
特開平9−28208号公報
本発明は、接木苗の数が少ない場合等にでも簡単な構成で接木後の養生工程を行える構成にすることを課題とする。また、接木苗毎に湿度ムラや照明ムラになり難い養生装置にすることを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために次の技術的手段を用いる。
すなわち、請求項1記載の発明においては、接木苗を収容するケースの上面に蓋体を脱着可能に構成し、該蓋体にはケース内の接木苗に向けて発光する発光部を取付けたことを特徴とする接木苗養生ケースとする。
請求項2記載の発明においては、前記発光部は発光ダイオードであることを特徴とする請求項1記載の接木苗養生ケースとする。
請求項1記載の発明においては、ケース内に接木苗を収容するとともに、水分を供給して蓋体をケースに取り付け、ケース内を略密閉状態にして発光部を接木苗に向って発光する。
ケース内の水分はケースに蓋体を取り付けているため、ケース外に蒸発し難く、一定の湿度を保ちやすく、またケース内では湿度ムラになり難い。また、接木苗の真上から発光部が照射するため、どの接木苗にも照度ムラが少ない。
請求項2記載の発明においては、発光部に発光ダイオードを使用することで、使用する熱も少なく済み、また、ケース内で発生する放熱も少ないため、ケース内の温度を一定に保ちやすい。
本発明の実施の形態について、以下に図面に基づいて説明する。
1はセルトレイSに苗挿しした接木苗Tを収容する透明性の樹脂製の養生ケースで上面は脱着可能な蓋体2を備えている。蓋体2の内側には赤色等の発光ダイオード3を取り付け、養生ケース1の外部にある元電源4からコード5を介して発光ダイオード3に接続することで接木苗Tに向かって発光するようにしている。また、斜線で示した6はゴム等によるパッキンで蓋体2の内側にあって養生ケース1と接する部分にわたって取り付けることで、養生ケース1内の密閉性を高めている。また、養生ケース1は透明性の樹脂で形成しているため接木苗Tの状態が密閉状態でも外側から黙視しやすいものになっている。なお、本実施の形態の養生ケース1はセルトレイ1枚分が入る程度の大きさとしており、養生ケース1の持ち運びがしやすいものにしている。
次に、この養生ケース1を使用した接木苗Tの接木方法については図3を、及び養生工程について図1と図2に基づいて説明する。
接木苗Tの基になる穂木7と台木8とを用意し、台木8は接木をする日の2日前か前日に断根処理を施し養生ケース1内に収容しておく。このとき、養生ケース1内には水を入れておき、かつ、養生ケース1は一定の室温(例えば30℃)に保てる恒温室やプレハブの保温庫等の保管室9に保管しておく。9aは保管庫9の扉である。
そして、接木する当日に穂木7を断根処理を施した上で、予め断根して少し新たな根Nが生え出した状態の台木8と接木し、接木苗Tとする。セルトレイSに苗挿しした接木苗Tは、高い湿度(例えば95%)になるよう予め潅水している養生ケース1内に収容され、養生ケース1は一定の室温(例えば30℃)にしてある保管室9内に順次複数段重ねて接木した当日より数日間収納する(図2参照)。その間、発光ダイオード3は元電源4からコード5を介して接続することで、養生期間常時接木苗Tに向かって発光する。
従来の接木方法では、台木8は穂木7と同様接木当日に断根して接木をしていたが、この接木方法では、台木8と穂木7との活着状態が特に良い場合や穂木8の苗齢が高い場合に、台木8の成長よりに比べて穂木7の成長が早くなり、台木8の根Nの生えかたが、少なくなったり遅れたりする。
これに対して、本実施の形態の接木方法のように2日前か前日に予め台木8を断根しておくことで、接木当日には台木8に新たな根Nが発生(発根)した状態で接木することができ、穂木7の成長が早くても根Nの成長の阻害にはならない。
次に本実施の形態の養生ケース1を使用して養生工程を行う効果について説明する。
まず、パッキン6等の密閉部材を蓋体2に取り付けることで、養生ケース1内の密閉性が高くなり、予めケース内に潅水していた水が蒸発し難く保湿性が高く、湿度ムラが少ない。また、養生ケース1をセルトレイS1枚を入れられる程度の大きさにすることで、養生ケース1が持ち運びしやすく、保管室9内に断積みがしやすい。また、養生ケース1毎に発光ダイオード3を備えていることで、セルトレイS毎で照射ムラを少なくすることができる。さらに、発光部に発光ダイオード3を用いることで、使用する電気も少なく済み、また、養生ケース1内で発生する放熱も少ないため、養生ケース1内の温度を一定に保ちやすい。
そして、本実施の形態のような養生ケース1を使用することで、加湿器や照明器具やセルトレイを載置する各種棚等の設備を備えた接木苗専用の養生設備を必要とせず、他の用途に用いる建屋等を養生工程用の保管室として使用することが可能になり、接木苗の数が少ない作業者にとっては安価な構成で接木苗の養生工程を行うことができる。
次に、保管室内養生工程を経て接木苗を移す育苗ベンチについて説明する。
接木した日より数日間の養生工程を経た接木苗TはセルトレイSに挿してある状態で屋外、あるいはビニルハウス内に設置した育苗ベンチ10で育苗される。育苗ベンチ10は、フレームパイプ10aとフレームパイプ10aを支持する複数のベンチ脚10b及び支持パイプ10cとから構成し、フレームパイプ10aは内部に空間を形成すると共に、多数のノズル10dを形成している。また、フレームパイプ10aの一個所に給水接続口10eを備え、水源11とをホース12で接続することで、水源からの水がノズル10dより放出するよう構成している。また、フレームパイプ10aとベンチ脚10bと支持パイプ10cとは連結パイプ10fを介して連結しており、分解組み立てを可能に構成している。10gは育苗ベンチ10を所望の場所に移動させる車輪である
このように、育苗ベンチ10を形成することで、フレームパイプ10aが潅水装置を兼ねることができ、構成が簡単になり、また、育苗ベンチ10を分解して移動する時にも便利である。
育苗ベンチ10上には水槽13を載置している。そして、水槽13内にはノズル10dより水を潅水している。水槽13内の水の給排水は給水用タイマー14、排水用タイマー15で給水バルブ16及び排出バルブ17を作動することで調節している。
水槽13の底部13bの裏面側にはフィルムヒーター18を貼り付け、水槽13内の水温を調節している。そして、水槽の底部13bにはリブ13aを形成することで、リブ13aで水槽13を支持し、フィルムヒーター18が支持パイプ10cに直接接触し、水槽13の重みでフィルムヒーター18内の電熱線(図示せず)が断線するのを防止することができる。また、底部13bの裏側面にフィルムヒーター18を貼り付けることで、フィルムヒーター18を直接水に触れて漏電等を起すことを防止することができる。また、水槽13から水が溢れてもリブ13aが水をフィルムヒーター18に流れ込むことを防止することができる。
養生ケースの側面図と、及び蓋体の内側面を示す図。 保管室内に養生ケースを段積みにしていることを示す図 接木方法の工程図 育苗ベンチの正面図 育苗ベンチの一部を拡大した図 水槽の一部を拡大した側面図と底面図 育苗ベンチの斜視図
符号の説明
1 養生ケース
2 蓋体
3 発光ダイオード
S セルトレイ
T 接木苗

Claims (2)

  1. 接木苗を収容するケースの上面に蓋体を脱着可能に構成し、該蓋体にはケース内の接木苗に向けて発光する発光部を取付けたことを特徴とする接木苗養生ケース。
  2. 前記発光部は発光ダイオードであることを特徴とする請求項1記載の接木苗養生ケース。


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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100963690B1 (ko) 2007-12-28 2010-06-15 대한민국 참외 재배용 광질 제어 조사장치 및 방법

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