JP2005051676A - 同期分離回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、テレビジョン電波が弱電界時の場合にも正確に同期信号を分離可能とするテレビジョン信号の同期分離回路を提供する。
【解決手段】本発明の同期分離回路は、テレビジョン電波のノイズレベルを検出するノイズ検出回路と、前記ノイズ検出回路の演算結果を制御信号とし、その制御信号によってフィルタの重みを変化させ、最小値レベルを安定させる可変ノイズフィルタと、前記可変ノイズフィルタの出力を入力とする垂直用同期分離回路から構成される。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の同期分離回路は、テレビジョン電波のノイズレベルを検出するノイズ検出回路と、前記ノイズ検出回路の演算結果を制御信号とし、その制御信号によってフィルタの重みを変化させ、最小値レベルを安定させる可変ノイズフィルタと、前記可変ノイズフィルタの出力を入力とする垂直用同期分離回路から構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビジョン信号の同期分離回路、特に同期信号が安定していない場所で同期可能とするテレビジョン信号の同期分離回路に関するものである。
近年、テレビジョン受像機においては、テレビジョン信号を検波増幅及び周波数変換することにより映像信号が得られる。この映像信号には同期信号が合成されているが、得られた映像信号にサグが生じた場合や弱電界時には、この映像信号から同期信号を分離できなくなり、テレビジョン映像が縦に流れる、いわゆる同期流れをおこす等の問題点があった。この問題点に関して従来から、そのような場合であっても同期信号を分離することを可能とする手段が考案されている(例えば特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら、上述した従来の同期分離回路の一例について説明を行う。
図5は、従来の同期分離回路のブロック構成図を示すものである。
テレビジョン受像機1は、主に、チューナ部11、中間周波増幅部12、音声処理部13、映像検波部14、映像処理部15、同期分離部16、偏向部17、スピーカー21、及びブラウン管22を備えており、図示しないテレビケースにより覆われている。なお、ブラウン管22の代わりに液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどを用いても良い。
チューナ部11は、アンテナ50で受信されたテレビジョン電波を受けて、高周波増幅すると共に、あるチャンネルの周波数と同調を行い、中間周波数に周波数変換する。中間周波増幅部12は、チューナ部11からの信号を増幅すると共に、チューナ部11にAGC信号(自動利得制御信号)を送り、チューナ部11での高周波増幅の利得率を変更させる。音声処理部13は、中間周波増幅部12からの信号から音声信号を処理してスピーカー21に出力する。映像検波部14は、中間周波増幅部12からの信号から検波し、同期信号が含まれた映像信号を出力する。映像処理部15は、映像信号を受けて処理し、ブラウン管22に送ってテレビジョン映像を映し出す。同期分離部16は、映像信号を受けて、同期信号を分離して出力する。この同期信号は、水平同期信号と垂直同期信号とである。偏向部17は、同期分離部16から出力される同期信号によりブラウン管22の走査線の走査を制御する。スピーカー21は、音声処理部13からの信号を受けて音を出す。ブラウン管22は、映像処理部15と偏向部17との信号により、映像を映し出す。これらにより、テレビジョン受像機1は、映像を映し出すことができる。
以下で、同期分離部16について説明する。
同期分離部16は、信号入力部31、信号分離部32、同期判定部33、AGC入力部34、及び制御部35を有している。信号入力部31は、映像検波部14から入力される映像信号を受ける。信号分離部32は、入力された映像信号から同期信号を分離して偏向部17に出力する。同期判定部33は、信号分離部32で分離された同期信号が同期であるか非同期であるかを判定する。AGC入力部34は、中間周波増幅部12から出力されるAGC信号を受ける。制御部35は、同期判定部33での判定信号及びAGC入力部34で受けられたAGC信号に基づいて、信号分離部32の制御を行う。
以上のように構成された同期分離回路について、以下その動作について説明する。
まず、アンテナ50で受信されたテレビジョン電波の信号は、チューナ部11により高周波増幅されると共に、あるチャンネルの周波数と同調を行い、中間周波数に周波数変換されて中間周波増幅部12に送られる。続いて中間周波増幅部12において増幅されて音声処理部13及び映像検波部14に送られる。また、この信号に基づいてチューナ部11及び同期分離部16にAGC信号が送られる。AGC信号は、チューナ部11に送られてチューナ部11での高周波増幅の利得率を変更させる。音声処理部13に送られた信号は、音声信号が分離されて処理され、スピーカー21により音として出力される。映像検波部14に送られた信号は、検波されて映像信号として映像処理部15及び同期分離部16に送られる。映像処理部15では、映像信号の増幅などの処理がなされる。一方、同期分離部16に送られた映像信号は、同期信号が分離されて偏向部17に送られる。映像信号と同期信号はブラウン管22に送られて、それらを元にしてブラウン管22に映像が映し出される。
同期分離部16における同期信号の分離について以下で説明する。
信号分離部32は、閾値であるスライスレベルを設定し、このスライスレベルにより映像信号から同期信号を分離している。信号分離部32は、同期信号の分離を適切に行えるように、スライスレベルを変更可能としている。制御部35では、図2のフローチャートによりスライスレベルの変更を行い、同期信号の同期がとれるように信号分離部32を制御している。
まず、ステップS1では、同期判定部33からの信号を受けて、同期信号の同期が取れているか否かを判定する。同期が取れていると判定された場合には、現在のスライスレベルで良いと判断して、再びステップS1に復帰する。非同期であると判定された場合には、ステップS2へ移行する。ステップS2では、AGC入力部34からのAGC信号により、テレビジョン電波の電界強度の強弱を判断する。電界強度が弱電界である場合には、ステップS3へ移行する。逆に、電界強度が強電界である場合には、ステップS4へ移行する。ステップS3では、信号分離部32のスライスレベルをトップ側に変更する制御を行う。その後ステップS1へ復帰して、同期信号の同期が取れたか判定する。ステップS4では、信号分離部32のスライスレベルをペデスタル側に変更する制御を行う。その後ステップS1へ復帰して、同期信号の同期が取れたか判定する。
以上に記載した制御部35の制御により、垂直同期信号及び水平同期信号を安定して同期させている。
テレビジョン受像機1の同期分離部16では、AGC入力部34から入力されるAGC信号により電界強度の強弱を得ている。また、同期判定部33において同期信号の同期及び非同期を判定している。
電界強度が弱電界のもとで非同期になった場合に、ノイズ強度に対して映像信号の同期信号強度が小さくなっていると判断される。このとき、ペデスタル側で分離しているとノイズを同期信号であると誤って分離してしまうおそれがある。このため、誤分離を避けるために、制御部35は、電界強度が弱電界である場合にスライスレベルをトップ側に変更する。これにより、弱電界のもとで誤分離を行わずに同期した同期信号を分離することができる。
一方、電界強度が強電界のもとで非同期になった場合、映像信号にサグが生じている場合であるとみなし、制御部35は、スライスレベルをペデスタル側に変更する。これにより、サグが生じている場合にも、より確実に同期した同期信号を分離することができる。スライスレベルを適切に変更することにより、同期信号の同期を取り、ブラウン管22に映し出される画面を安定して表示することが可能となる。
実用新案登録第3086330号公報
しかしながら上記のような構成では、次のような問題点を有している。電界強度が弱電界である場合に、スライスレベルをトップ側に変更すると、SYNC幅が十分にある入力映像信号なら問題なく同期分離出来るが、SYNC幅の小さい入力映像信号の場合は、トップ側でのノイズが影響し正確な同期分離ができない。
上記問題点を解決するために本発明の同期分離回路は、テレビジョン電波のノイズレベルを検出するノイズ検出回路と、前記ノイズ検出回路から出力される制御信号によってフィルタの特性を変化させ、最小値レベルを安定させる可変ノイズフィルタと、前記可変ノイズフィルタの出力を入力とする垂直用同期分離回路を備えたものである。
本発明は、テレビジョン電波のノイズレベルを検出するノイズ検出回路と、前記ノイズ検出回路から出力される制御信号によってフィルタ特性を変化させ、最小値レベルを安定させる可変LPFと、前記可変LPFの出力を入力とする垂直用同期分離回路を備える事により、スライスレベルをペデスタル側やトップ側に変更する事なく正確な同期分離が可能となる。
本発明の請求項1に記載の発明はテレビジョン電波のノイズレベルを検出するノイズ検出回路と、前記ノイズ検出回路から出力される制御信号によってフィルタの特性を変化させ、最小値レベルを安定させる可変ノイズフィルタと、前記可変ノイズフィルタの出力を入力とする垂直用同期分離回路を備え、弱電界時においても安定した同期分離を可能とする特徴をもつ同期分離回路であり、同期分離レベルの最小値を安定させる可変ノイズフィルタを用いる事で、弱電界時においても正確な同期分離を可能とする同期分離回路である。
本発明の請求項2に記載の発明は前記垂直用同期分離回路の同期分離レベルのスライス位置が、入力映像信号のペデスタルレベルと最小値レベルの間に設定される請求項1に記載の同期分離回路であり、同期分離レベルの最小値を安定させる可変ノイズフィルタを用いる事で、弱電界時においても正確な同期分離を可能とする作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施例における同期分離回路のブロック構成図を示すものである。図1において、2は入力映像信号のノイズ量を検出するノイズレベル検出回路であり、1は同期分離レベルを決定する要素の一つである最小値レベルを安定させる可変LPFであり、3は垂直用同期分離回路で、同期分離レベルを決定する。
図1は本発明の第1の実施例における同期分離回路のブロック構成図を示すものである。図1において、2は入力映像信号のノイズ量を検出するノイズレベル検出回路であり、1は同期分離レベルを決定する要素の一つである最小値レベルを安定させる可変LPFであり、3は垂直用同期分離回路で、同期分離レベルを決定する。
以上のように構成された同期分離回路について、以下図2、3を用いてその動作を説明する。
まず、図2においてノイズ検出回路2が入力映像信号のノイズレベルを検出し、その演算結果を制御信号として可変LPFへ渡す。
可変LPFの一例として入力映像信号をそれぞれ入力とするLPF5個と、それぞれのLPFの出力を入力とし、前記ノイズ検出回路の出力である制御信号によって、入力映像信号のノイズレベルにあったフィルタをかける事が出来るセレクタ4から構成された可変LPFを説明する。この5個のLPF特性はそれぞれ自由に設定する事が可能であり、同期分離レベルを決定する要素の一つである最小値レベルを安定させる作用を有する。入力映像信号のノイズレベルに応じて制御信号で選択された最も適切なフィルタをかける事が出来るため、これにより安定した同期分離が可能となる。なお、LPFの数は何個でも構わない。
可変LPFからの出力は垂直用同期分離回路3に入り、垂直用同期分離回路3が同期分離レベルを決定する。その際、最小値レベルが可変LPFの作用で安定しているので、同期分離レベルが正確に決まる。図3は垂直用同期分離信号発生の説明、図4は同期分離レベルの決定方法(一例)の説明図である。
以上のように本実施の形態によれば、可変LPFを用いて最小値レベルを安定させ、かつ同期分離レベルをペデスタルレベルと最小値レベルの間に設定することで、スライスレベルをペデスタル側やトップ側に変更する事なく正確な同期分離が可能となる。
本発明は、スライスレベルをペデスタル側やトップ側に変更する事なく正確な同期分離が可能であり、テレビジョン回路として有用である。
1 可変LPF
2 ノイズ検出回路
3 同期分離レベル検出回路
4 制御セレクタ
101 LPFa
102 LPFb
103 LPFc
104 LPFd
105 LPFe
2 ノイズ検出回路
3 同期分離レベル検出回路
4 制御セレクタ
101 LPFa
102 LPFb
103 LPFc
104 LPFd
105 LPFe
Claims (2)
- テレビジョン電波のノイズレベルを検出するノイズ検出回路と、前記ノイズ検出回路から出力される制御信号によってフィルタの特性を変化させ、最小値レベルを安定させる可変LPFと、前記可変LPFの出力を入力とする垂直用同期分離回路を備え、弱電界時においても安定した同期分離を可能とする同期分離回路。
- 前記垂直用同期分離回路の同期分離レベルのスライス位置が、入力映像信号のペデスタルレベルと最小値レベルの間に設定される請求項1に記載の同期分離回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003283750A JP2005051676A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 同期分離回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003283750A JP2005051676A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 同期分離回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005051676A true JP2005051676A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34268539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003283750A Pending JP2005051676A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 同期分離回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005051676A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009081615A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Oki Semiconductor Co Ltd | 同期信号検出回路 |
-
2003
- 2003-07-31 JP JP2003283750A patent/JP2005051676A/ja active Pending
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JP2009081615A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Oki Semiconductor Co Ltd | 同期信号検出回路 |
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