JP2005051467A - 漏洩同軸ケーブル - Google Patents
漏洩同軸ケーブル Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005051467A JP2005051467A JP2003280731A JP2003280731A JP2005051467A JP 2005051467 A JP2005051467 A JP 2005051467A JP 2003280731 A JP2003280731 A JP 2003280731A JP 2003280731 A JP2003280731 A JP 2003280731A JP 2005051467 A JP2005051467 A JP 2005051467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coaxial cable
- frequencies
- hole
- leaky coaxial
- radio wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Waveguide Aerials (AREA)
Abstract
【解決手段】給電側1から信号を終端側2へ送信させ漏洩孔9から電波を輻射させる漏洩同軸ケーブルである。2種類の周波数の信号を送信させ、2種類の周波数をf1 とf2 とし、f1 <f2 とし、ケーブルの波長短縮率をνとし、光速をcとしたときに、漏洩孔9の孔ピッチPが、以下の数式1を満たすように設定されている。
【数1】
【選択図】 図3
Description
従来、この漏洩孔の孔ピッチは、使用する周波数fHz(波長λmm)と、漏洩孔から電波を輻射させたい方向(輻射角度θ)とを定めることにより、数式5に示す式により求められている(例えば、非特許文献1参照)。
そして、漏洩孔から電波を輻射させる方向、つまり電波の輻射角度θは、図7のように表される。輻射角度θは、ケーブルの軸心Cに直交する直交基準面Vを基準面(原点)として、電波の輻射パターンの方向(最も強い方向:主ビーム方向)と直交基準面Vとの成す角度をいい、上記数式5は輻射パターンの長手方向輻射角度の式となる。
岸本利彦、佐々木伸 共著「LCX通信システム」 社団法人電子通信学会出版、昭和57年8月20日、p.18−19
そこで本発明は、1本でありながら2種類の周波数に対応させ、かつ、有効な電波を輻射させることのできる漏洩同軸ケーブルを提供することを目的とする。
つまり、電波の輻射角度を、直交基準面を原点として−45°から+45°の範囲内とすることができ、電波の空間損失率を低減させ、通信エリアのどの位置においても、安定した通信状態を得ることができる。
また、漏洩孔9は、図2に示すように、横断面において同一位置に1箇所形成させればよく、図1に示すように、漏洩孔9は、ケーブル長手方向に沿って一列に形成されている。
そして、本発明では、この漏洩同軸ケーブル3において、同時に2種類の周波数(2周波)の信号が送信される。
この2種類の周波数をf1 とf2 とし、ケーブルの波長短縮率をνとし、光速をcとしたときに、漏洩孔9の孔ピッチPが、以下の数式1を満たすように設定されている。ただし、周波数f1 と周波数f2 との関係は、f1 <f2 とされている。
直交基準面Vとは、ケーブル軸心Cに直交しかつ漏洩孔9の中心を含む面である。そして、電波の輻射角度θは、図3に示すように、電波の輻射パターンの方向(最も強い方向:主ビーム方向)と直交基準面Vとの成す角度をいう。従って、直交基準面Vに沿った方向は0°となる。
図4は、漏洩同軸ケーブル3を使用する電波受信モデルを示す説明図であり、漏洩同軸ケーブル3を送信アンテナとして天井に配設し、室内を通信エリアとした場合の、床面から0.6mの高さの地点Aにおける電波受信についての説明図である。ある1種類の周波数の信号を漏洩同軸ケーブル3に送信し、漏洩孔9から電波を輻射させた際、電波の最も空間損失量が小さいのは、地点Aへ向けて電波が鉛直方向真下向きに輻射される場合である(輻射角度θが0°の場合である)。これは、漏洩孔9から地点Aまでの距離が最も短いからである。
なお、表1は、周波数fを1.2GHz又は2.4GHzとした場合で、輻射角度θが0°と45°の時の損失量Lの結果を示したものである。
また、数式4は、漏洩孔9から輻射される2方向の電波について、直交基準面Vを中心とした対称性を表したものであると言え、2つの電波が、直交基準面Vを中心として給電側1と終端側2とそれぞれに略同じ角度で輻射されることを意味している。
つまり、矢印aの範囲は137mm以上304.2mmの範囲となり(137mm≦P≦304.2mm)、矢印bの範囲は、151.6mm以上188.4mmの範囲となる(151.6mm≦P≦188.4mm)。
これによれば、漏洩孔9の形成が容易となり、漏洩孔9の孔ピッチP、孔形状の精度を良くすることができる。
なお、図6では、孔ピッチPが波ピッチP0 の3倍とされている。つまり、漏洩孔9は、波形の山部(凸部)の頂部に形成されており、すべての漏洩孔9が頂部に配設されている。また、漏洩孔9は、長円形、楕円形、円形、スリット形等とされている。
つまり、電波の輻射角度θを、直交基準面Vを原点として−45°から+45°の範囲内とすることができ、電波の空間損失率を低減させ、通信エリアのどの位置においても、安定した通信状態を得ることができる。
2 終端側
9 漏洩孔
P 孔ピッチ
c 光速
f1 周波数
f2 周波数
θ1 第一輻射角度
θ2 第二輻射角度
ν 波長短縮率
Claims (2)
- 給電側から信号を終端側へ送信させ漏洩孔から電波を輻射させる漏洩同軸ケーブルに於て、2種類の周波数の信号を送信させ、2種類の該周波数をf1 とf2 とし、f1 <f2 とし、ケーブルの波長短縮率をνとし、光速をcとしたときに、上記漏洩孔の孔ピッチPが、以下の数式1を満たすように設定されたことを特徴とする漏洩同軸ケーブル。
- 上記2種類の周波数のうち、一方の周波数f1 による上記漏洩孔からの電波の第一輻射角度をθ1 とし、他方の周波数f2 による上記漏洩孔からの電波の第二輻射角度をθ2 としたときに、以下の数式2と数式3と数式4とを満たすように設定された請求項1記載の漏洩同軸ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003280731A JP2005051467A (ja) | 2003-07-28 | 2003-07-28 | 漏洩同軸ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003280731A JP2005051467A (ja) | 2003-07-28 | 2003-07-28 | 漏洩同軸ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005051467A true JP2005051467A (ja) | 2005-02-24 |
Family
ID=34266462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003280731A Pending JP2005051467A (ja) | 2003-07-28 | 2003-07-28 | 漏洩同軸ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005051467A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014086901A (ja) * | 2012-10-24 | 2014-05-12 | Fujikura Ltd | 通信装置 |
-
2003
- 2003-07-28 JP JP2003280731A patent/JP2005051467A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014086901A (ja) * | 2012-10-24 | 2014-05-12 | Fujikura Ltd | 通信装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2378747C1 (ru) | Коаксиальная антенна с утечками | |
JP2010183361A (ja) | 漏洩ケーブル | |
US20170069974A1 (en) | Wideband wide beamwidth mimo antenna system | |
US10249960B2 (en) | Distributed antenna system and method of manufacturing a distributed antenna system | |
JP2005051467A (ja) | 漏洩同軸ケーブル | |
WO2013161124A1 (ja) | 漏洩同軸ケーブル | |
JP2005020134A (ja) | 漏洩同軸ケーブル及び送信方法 | |
JP5622881B2 (ja) | 漏洩同軸ケーブル | |
JPH07273511A (ja) | 漏洩誘電体線路 | |
JP2011244194A (ja) | 通信システム | |
JP2016178402A (ja) | 無線アンテナ、無線通信システム | |
JP2018157565A (ja) | 漏洩同軸ケーブル、および無線通信システム | |
JP4469320B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP7549476B2 (ja) | 漏洩同軸ケーブル | |
JP6469029B2 (ja) | ケーブル型アンテナ | |
JP6558963B2 (ja) | 無線通信システム及びその設計方法 | |
WO2024089838A1 (ja) | 無線アンテナおよび誘電体導波路 | |
JP5200132B2 (ja) | Lcx通信装置 | |
US10361472B2 (en) | Antenna for cubeSat platforms | |
JP2014236399A (ja) | アンテナ及びアンテナの敷設方法 | |
KR100761599B1 (ko) | 단일 빔 방사형 누설 동축 케이블 | |
JP2018085641A (ja) | 漏洩同軸ケーブル、無線通信システム | |
JPH02288604A (ja) | 漏洩同軸ケーブル | |
KR20230068502A (ko) | 누설 동축 케이블 | |
JP2017139730A (ja) | ケーブル型アンテナ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20060328 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070926 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071218 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080116 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20080201 |