JP2005051392A - 終端器 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した性能を持つ終端器を提供することを目的とする。
【解決手段】相手同軸コネクタと軸方向にて接続される終端器であり、相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続される端子部と、該相手同軸コネクタの相手側外部導体と電気的に接続される外部導体部と、を有する第1部品と、第1部品の外部導体部と電気的に接続される接地導体部と、第1部品の端子部と少なくとも軸方向において弾性接続される中継部と、接地導体部と中継部に電気的に接続され接地導体部を相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続する抵抗素子と、を有する第2部品と、を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、終端器、特に高周波帯に使用可能な終端器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、米国特許第5,047,737号に、従来終端器の一例が示されている。図4は、この従来終端器の斜視図を、図5は、図4の5−5線断面図を、それぞれ示す。この終端器80は、主に、相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続される導体部81と、相手同軸コネクタの相手側外部導体と電気的に接続される接地導体部82と、導体部81と接地導体部82の間に電気的に接続されたチップ型の抵抗素子83から成る。
【0003】
上記の米国特許にも説明されているように、終端器を用いて導体部81の同軸インピーダンスを接地するには、接地導体部82の形状を慎重に制御しなければならない。更に言えば、抵抗素子83と接地導体部82の間の空所84における距離85の変化が重要である。ここでは、抵抗素子83による抵抗の大きさが抵抗素子83のいずれの場所においても略一定となるように、抵抗素子83の垂直方向における抵抗素子83と接地導体部82との間の距離85をサスペンデットサブストレイトラインを形成するように変化させる必要がある。しかし、滑らかなラインを形成することは難しい。図5によく示されるように、上記米国特許においては、この問題を解決するため、接地導体部の空所84を接地導体部82に向かって漸次狭くなるよう階段状に切っている。しかしながら、このような階段状の変化では、特に高周波帯にあっては、安定した性能の終端器を提供することはできない。
【0004】
また、一般に終端器で使用可能な(接地できる)同軸インピーダンスは、抵抗素子83と導体部81との接続部86周辺における外径と、その周辺空間の外径との比によって決定されるが、特に高周波の終端器では、前者の外径を非常に小さくする必要がある。しかしながら、この外径の大きさは、抵抗素子83を導体部81に固定する際に使用される半田(図示されていない)の盛り上がりの影響を受け易く、従来の終端器ではこの半田量を制御することができなかったことから、終端器の精度を一定にすることが困難であった。
【0005】
更に、例えば,終端器とコネクタとの接続時に生じるストレスは、抵抗素子83と導体部81の間の半田付け部分のような比較的弱い部分に大きな影響を及ぼし、また、この結果、終端器に機械的、電気的に大きな影響を与えるものであることから、このようなストレスを効率的に取り除くことが所望されていた。
【0006】
【特許文献1】
米国特許第5,047,737号明細書
【特許文献2】
特公昭57−53001号明細書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこれらの従来技術における問題点を解決するためになされたものであり、安定した性能を持つ終端器を提供することを目的とする。
【0008】
より詳細には、抵抗素子と接地導体部の間の空所での、抵抗素子の垂直方向における距離の変化が緩やかになるようにして、安定した性能の高周波用終端器を提供することを目的とする。
【0009】
また、抵抗素子を導体部に固定する際に使用される半田量を制御可能とし、抵抗素子と導体部との接続部周辺の外径を管理可能として、安定した性能の高周波用終端器を提供することを目的とする。
【0010】
更に、例えば、終端器とコネクタとの接続時に半田部分等に生じ得るストレスをより効果的に取り除くことができるようにして、安定した性能の高周波用終端器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、相手同軸コネクタと軸方向にて接続される終端器において、該相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続される端子部と、該相手同軸コネクタの相手側外部導体と電気的に接続される外部導体部と、を有する第1部品と、前記第1部品の外部導体部と電気的に接続される接地導体部と、前記第1部品の端子部と少なくとも前記軸方向において弾性接続される中継部と、前記接地導体部と前記中継部に電気的に接続され前記接地導体部を前記相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続する抵抗素子と、を有する第2部品と、を備えることを特徴としている。
【0012】
上記終端器において、前記第2部品の中継部は、スリ割りを有し、前記第1部品の端子部は、前記スリ割りによって生じ得る弾性変形による戻りを抑制する部分を有し、前記スリ割り部分を前記抑制する部分に軸方向において押し込んで弾性変形させるようにして、前記第1部品の端子部と前記第2部品の中継部を弾性接続させるものであってもよい。
【0013】
また、上記終端器において、前記スリ割りを設けた中継部は先端に向けて先細にされており、該先細にされている部分は前記抑制する部分への挿入部付近にのみ設けられていてもよい。
【0014】
更に、上記終端器において、前記第2部品の中継部は、前記中継部から前記軸方向に伸びるガイド部を有し、前記第1部品の端子部は、このガイド部を案内するガイド穴を有していてもよい。
【0015】
また、本発明は、終端器において、相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続される端子部と、該相手同軸コネクタの相手側外部導体と電気的に接続される外部導体部と、を有する第1部品と、前記第1部品の外部導体部と電気的に接続される接地導体部と、前記第1部品の端子部と接続される中継部と、前記接地導体部と前記中継部に接続され前記接地導体部を前記相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続する平板状の抵抗素子、を有する第2部品と、を備え、前記抵抗素子と前記接地導体部の間の空所での前記抵抗素子の垂直方向における距離が前記接地導体部と前記抵抗素子との接続部に接近する方向において漸次狭くなるように多段のテーパー状の傾斜が設けられていることを特徴としている。
【0016】
更に、本発明は、終端器において、相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続される端子部と、該相手同軸コネクタの相手側外部導体と電気的に接続される外部導体部と、を有する第1部品と、前記第1部品の外部導体部と電気的に接続される接地導体部と、前記第1部品の端子部と接続される中継部と、前記接地導体部と前記中継部に接続され前記接地導体部を前記相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続する抵抗素子と、を有する第2部品と、を備え、前記抵抗素子と前記中継部との接続部に盛られる半田の量を制御する手段が設けられていることを特徴としている。
【0017】
上記終端器において、前記半田の量を制御する手段は、前記接続部付近を包囲する管状部材であってもよい。
【0018】
また、上記終端器において、更に、前記第1部品と第2部品を収容して前記第1部品と第2部品の接続を維持する収容部品を備えていてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
1.全体構成
図1に、本発明の終端器の中心線断面図、図2、3に、この終端器の内部に収容され得る第1部品及び第2部品の中心線断面図を、それぞれ示す。
【0020】
本発明の終端器1は、固定ネジ2と、この固定ネジ2の内部に略全てが収容される第1部品4及び第2部品6から成る。固定ネジ2、第1部品4、及び第2部品6は、互いに分離可能であり、また、特に否定する記載がない限り、全て導体で形成されていると考えてよい。
【0021】
1−1.固定ネジ
図1を参照して、固定ネジの構成を説明する。この固定ネジ2は、終端器1の最も外側を形成し、第1部品4や第2部品6を保持、収容する収容部品として機能する。
【0022】
固定ネジ2は、互いに同軸的に接続され得る3つのネジ部分から成る。即ち、終端器1を相手同軸コネクタ等と接続するための第1ネジ部分20と、この第1ネジ部分20を一端において支持し、且つ、第1部品4と第2部品6を主として収容する第2ネジ部分21、更に第1ネジ部分20の対向側で第2ネジ部分21にネジ止めされ得る第3ネジ部分22である。更に、第3ネジ部分22の外側を閉じる蓋28を更に設けてもよい。
【0023】
第1ネジ部分20は、その内側に第2ネジ部分21の一端を収容できるようにその中心軸回りが全長にわたって所定の径で刳り抜かれている。
【0024】
第2ネジ部分21は、第1部品4や第2部品6の一部を収容するため、それらの中心軸回りが全長にわたって所定の径で刳り抜かれている。第2ネジ部分21は、特に第1ネジ部分20の側で、比較的小さな径の穴23を有するように刳り抜かれていることから、第2ネジ部分21に収容された第1部品4や第2部品6が穴23から抜け落ちてしまうことはない。
【0025】
第3ネジ部分22は、第2部品6の一部を収容するため、その先端側の一部24が所定の深さで刳り抜かれている。この先端側の対向側端部には、第3ネジ部分22のドライバによるネジ回転を容易にするためドライバ溝29を設けてもよい。
【0026】
第1ネジ部分20の内面の一部25は、第2ネジ部分21との対向側付近においてネジ切りされている。このネジ切り部分25を、相手同軸コネクタの所定部品、例えば、同軸ケーブルやその周囲を包囲するように設けられたネジ切り部分(図示されていない)と軸方向にて接続することにより、固定ネジ2を第1ネジ部分20を介して相手同軸コネクタと接続することができる。尚、第1ネジ部分20と相手同軸コネクタの接続を容易にするため、第1ネジ部分20は固定ネジ2の組立後も、第2ネジ部分21や第3ネジ部分22に対して中心軸回りに回動自在である。
【0027】
一方、第2ネジ部分21の内面26と第3ネジ部分22の外面27もネジ切りされているが、これらは、これら第2及び第3ネジ部分同士を互いに接続するためのものである。これらのネジ切り部分26、27を通じて、第2ネジ部分21と第3ネジ部分22は互いに固定される。第2ネジ部分21に第1部品4や第2部品6をこの順に所定の向きで挿入した後、第2ネジ部分21を第3ネジ部分22で閉じることにより、第1部品4と第2部品6を、固定ネジ2の内部に略完全に収容、保持し、且つ、第1部品4と第2部品6の間の少なくとも軸方向における距離を一定に保つことができる。尚、「略完全に」としたのは、第1部品4や第2部品6が固定ネジ2の内部に完全に収容、保持された後も、第1部品4の一部(第1雄端子41)は固定ネジ2の外部に露出されたままとされるからである。この露出された第1雄端子41は、相手同軸コネクタ側の接続端子との接続に使用されることになる。
【0028】
尚、上に説明した実施例では、相手同軸コネクタとの接続は、第1ネジ部分20のネジ切りによって行っているが、プッシュオンロック(簡易ロック)であっても良く、相手同軸コネクタとの接続は、これらの方法に限定されない。又、第1ネジ部分20が相手同軸コネクタに設けられていてもよい。
【0029】
1−2.第1部品
次に、図2を参照して、第1部品の構成を説明する。第1部品4は、第2ネジ部分21の内面形状に対応して略円柱形状を有し、中心導体部40を介して第1雄端子41と第2雄端子42を対向側にそれぞれ有する端子部材43と、この端子部材43の外側を包囲して端子部材43に支持、固定された外部導体44から成る。
【0030】
端子部材43と外部導体44は、樹脂によって互いに固定され得る。端子部材43を外部導体44に挿入して、それらの中心を通じて貫通する整合穴45、46を整合させた後、これらの整合穴45、46に樹脂47を流し込むことにより、それらを所望の向きで互いに固定することができる。整合穴45、46は、図示のように、軸方向と交差する方向に設けられているため、互いに固定された端子部材43と外部導体44は、軸方向の力に対して強い抵抗力を有することとなる。
【0031】
終端器1の使用時において、端子部材43は、その第1雄端子41において、相手同軸コネクタの相手側中心導体(図示されていない)と電気的に接続されて電気信号を受信する。一方、外部導体44は、相手同軸コネクタの相手側外部導体(図示されていない)と電気的に接続されて電気信号を受信する。
【0032】
第1雄端子41によって受信された信号は、その後、中心導体部40と第2雄端子42を介して第2部品6(図3参照)へ伝達される。第2雄端子42を第2部品と接続するため、第2雄端子42は、その入り口付近に比較的径アの大きな穴50を有し、また、接続を容易にするため、更にその奥に比較的径の小さなガイド穴51をも有する。
【0033】
1−3.第2部品
次に、図3を参照して、第2部品の構成を説明する。第2部品6は、第2ネジ部分21の内面形状に対応して略円柱形状を有する接地導体部60と、第1部品4との接続の中間地点に用いる中継部61と、接地導体部60と中継部61の双方に接続された平板状のチップ型抵抗素子62から成る。
【0034】
中継部61は更に、抵抗素子62と接続される接続端子64と、この接続端子64のフランジ65を境に接地導体部側及び第1部品側にそれぞれ設けられた円筒状の接合管66及び中継管67から成る。
【0035】
抵抗素子62は、その一端において接地導体部60と接続され、他端において中継部61と接続される。
【0036】
接地導体部60は、この接続を通じて、相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続され得る。また、接地導体部60は、その空所69側の端部63において第1部品の外部導体44(図1、図2参照)の側面と電気的に接続され(図1参照)、この接続を通じて、相手同軸コネクタの相手側外部導体とも電気的に接続され得る。
【0037】
次に、本発明の特徴部分について更に詳細に説明する。
【0038】
抵抗素子62は、その一端において、接地導体部60の空所69最奥に設けたスロット68に軸線方向にて圧入され、若しくは、半田接続されることにより接地導体部60に固定される。上述したように、この抵抗素子62と接地導体部60との間の空所69での、抵抗素子62の垂直方向における距離イの変化が重要である。本発明では、距離イがスロット68に接近する方向において漸次滑らかに狭くなるように、多段のテーパー状の傾斜71を設けている。取り分け、高周波終端器1においては、軸方向における抵抗素子62の長さが短く、抵抗素子62と接地導体部60との間の距離の変化量が一般の終端器1よりも大きくなりがちであることから、このようなテーパー状の多段傾斜71を設けることは非常に有効である。
【0039】
一方、抵抗素子62は、その他端において、それぞれが半月状の断面を有しそれらの間にスリットを形成しているようなスリット部材72a、bの間に圧入され、その後、このスリット72の周囲に半田73を盛ることによって、そこに固定される。尚、図面からは必ずしも明らかでないが、半田73はスリット72の全周囲に盛られている(図面は中心線断面図であるため、この点までは現れていない)。よく知られているように、この終端器で使用可能な周波数の大きさは、抵抗素子62と接続端子64との接続部周辺における外径ウの大きさと、その周辺に存在する空間の外径エ(図2参照)の比によって決まることから、スリット周囲の外径ウを理想の寸法で管理できるのが好ましい。取り分け、例えば65GHzといった高周波用の終端器1においては、遮断周波数によってスリット周囲の外径ウを約0.8mm程度の非常に小さな径にする必要がある。そこで、本発明では、このスリット72の周囲を実質的に包囲する接合管66を設け、この接合管66の内部で半田73を盛るようにして、半田73の量を制御できるようにした。この構成によれば、接合管66の外部から半田73が漏れ出る危険が少ないため、半田部分においても理想的な同軸寸法を容易に達成することができる。故に、本発明によれば、高周波用の終端器を安定して提供できる。
【0040】
更に、図1乃至図3を参照して、終端器とコネクタとの接続時に生じるストレスの解決策を説明する。このストレスは、特に高周波用の終端器にとっては厄介な問題である。この問題を解決するため、本発明では、第1部品4と第2部品6を、第2部品6の中継管67と第1部品4の第2雄端子42を利用して、少なくとも軸方向においてバネ構造によって弾性接続することとした。バネ構造を達成するため、中継管67には、第1部品との接続側において中心を通る横方向にスリ割り74が設けられている。また、少なくともスリ割り74を設けた中継管67の先端付近75は先端に向けて先細形状とされており、最も先端における径オは、第1部品4の第2雄端子42の入り口の径ア(図2参照)よりも若干小さく設計されている。尚、中継管67の先細部分は、図示のように、スリ割りが設けられた部分の全体ではなく、第2雄端子42への挿入部付近にのみ設けるのが好ましい。これにより、中継管67の強度をより高めることができる。
【0041】
このような構成において、第1部品4と第2部品6が軸方向にて互いに接近したとき、先ず、第2部品6の接続端子64の中心から軸方向に延びるガイド部77が、第1部品4の第2雄端子42の入り口の穴50に案内され、更に接近したときに、接続端子64の中心にて軸方向に伸びるガイド部77が、穴50の更に奥のガイド穴51へ案内されるとともに、中継管67のスリ割り74が、第2雄端子42の入り口の穴50に軸方向にて押し込まれて弾性変形される。これにより、第1部品4と第2部品6を弾性接続させることができる。明らかなように、この接続法によれば、例えば、コネクタとの接続時に生じ得る軸方向のストレスのみならず、これと交差する方向におけるストレスも取り除くことができる。故に、例えば、抵抗素子62と接続端子64の間の破損し易い半田部分に生じ得るストレスを効果的に取り除くことができる。更に上述したように、中継管67と第2雄端子42との距離は、固定ネジ2の収容部の寸法によって制御されるが、中継管67と第2雄端子42は弾性接続され得ることから、固定ネジ2の収容部においても、それ程厳しい寸法精度は要求されない。また、一般に、終端器の両端、例えば、第1雄端子41と接地導体部60の両端では、性能維持のため厳しい寸法精度が要求されるが、本発明によれば、中継管67と第2雄端子42との弾性接続により寸法の誤差が調整されるので、両端でそのような厳しい精度も維持できる。
【0042】
1−4.その他
上の実施形態において、スリ割りを設けた第2部品6の中継管67を取り付けるのは、第1部品4の第2雄端子42に設けた穴として記載したが、第2雄端子42に設けるのは、スリ割りによって生じた弾性変形による戻りを抑制できる構造であれば足り、必ずしも穴である必要はない。例えば、単なる上板と下板とから成る構造であってもよい。
【0043】
また、半田の量を制御する手段として、円形断面を有する管状の接合管66を設けるとしたが、例えば、矩形断面を有するものであってもよい。半田部分の略全体を包囲するように設けられていてば十分と考えられる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、安定した性能を持つ終端器を提供することができる。更に言えば、接地導体部にテーパー状の傾斜を設け、接地導体部と抵抗素子との距離をより緩やかに変化させることができるという利点がある。また、抵抗素子と導体部との接続部周辺に半田量を制御する手段を設けることにより、それらの接続のために盛られる半田量を制御できるという利点がある。更に、終端器がコネクタと接続される部分と接地導体部との間に中継部を設けることにより、例えば終端器とコネクタとの接続時に生じるストレスをこの中継部分を利用して効果的に取り除くことができるという利点がある。
【0045】
尚、本発明は、終端器一般に使用することができ、特に、高周波の終端器においてその利点が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の終端器の中心線断面図である。
【図2】終端器の内部に収容される第1部品の中心線断面図である。
【図3】終端器の内部に収容される第2部品の中心線断面図である。
【図4】従来の終端器の斜視図である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【符号の説明】
1 終端器
2 固定ネジ
4 第1部品
6 第2部品
41 第1雄端子
42 第2雄端子
60 接地導体部
61 中継部
62 抵抗素子
66 接続管
67 中継管
73 半田
74 スリ割り

Claims (8)

  1. 相手同軸コネクタと軸方向にて接続される終端器において、
    該相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続される端子部と、該相手同軸コネクタの相手側外部導体と電気的に接続される外部導体部と、を有する第1部品と、
    前記第1部品の外部導体部と電気的に接続される接地導体部と、前記第1部品の端子部と少なくとも前記軸方向において弾性接続される中継部と、前記接地導体部と前記中継部に電気的に接続され前記接地導体部を前記相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続する抵抗素子と、を有する第2部品と、
    を備えることを特徴とする終端器。
  2. 請求項1記載の終端器において、前記第2部品の中継部は、スリ割りを有し、前記第1部品の端子部は、前記スリ割りによって生じ得る弾性変形による戻りを抑制する部分を有し、前記スリ割り部分を前記抑制する部分に軸方向において押し込んで弾性変形させるようにして、前記第1部品の端子部と前記第2部品の中継部を弾性接続させる終端器。
  3. 請求項2記載の終端器において、前記スリ割りを設けた中継部は先端に向けて先細にされており、該先細にされている部分は前記抑制する部分への挿入部付近にのみ設けられている終端器。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の終端器において、前記第2部品の中継部は、前記中継部から前記軸方向に伸びるガイド部を有し、前記第1部品の端子部は、このガイド部を案内するガイド穴を有する終端器。
  5. 終端器において、
    相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続される端子部と、該相手同軸コネクタの相手側外部導体と電気的に接続される外部導体部と、を有する第1部品と、
    前記第1部品の外部導体部と電気的に接続される接地導体部と、前記第1部品の端子部と接続される中継部と、前記接地導体部と前記中継部に接続され前記接地導体部を前記相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続する平板状の抵抗素子、を有する第2部品と、を備え、
    前記抵抗素子と前記接地導体部の間の空所での前記抵抗素子の垂直方向における距離が前記接地導体部と前記抵抗素子との接続部に接近する方向において漸次狭くなるように多段のテーパー状の傾斜が設けられていることを特徴とする終端器。
  6. 終端器において、
    相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続される端子部と、該相手同軸コネクタの相手側外部導体と電気的に接続される外部導体部と、を有する第1部品と、
    前記第1部品の外部導体部と電気的に接続される接地導体部と、前記第1部品の端子部と接続される中継部と、前記接地導体部と前記中継部に接続され前記接地導体部を前記相手同軸コネクタの相手側中心導体と電気的に接続する抵抗素子と、を有する第2部品と、を備え、
    前記抵抗素子と前記中継部との接続部に盛られる半田の量を制御する手段が設けられていることを特徴とする終端器。
  7. 請求項6記載の終端器において、前記半田の量を制御する手段は、前記接続部付近を包囲する管状部材である終端器。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の終端器において、更に、前記第1部品と第2部品を収容して前記第1部品と第2部品の接続を維持する収容部品を備える終端器。
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