JP2005050240A - Non-contact ic tag, and method for manufacturing non-contact ic tag - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は非接触ICタグに関する。より詳細には、高温環境下での使用にも適した構造の非接触ICタグに関する。 The present invention relates to a non-contact IC tag. More specifically, the present invention relates to a contactless IC tag having a structure suitable for use in a high temperature environment.
近年、非接触ICタグが広く利用されるようになっている。非接触ICタグは、RF−IDタグ或いは無線タグ等とも称され、例えば製品の製造工程での管理、製品データ管理、プリペイドカード等の分野で広く利用されるようになっている。この非接触ICタグは、メモリと通信制御回路を内蔵したICチップとアンテナとを内蔵するモジュールである。非接触ICタグは、例えば樹脂製のフィルムにICチップとアンテナとを配置したインレットを含み、このインレットを用途に応じたケースに収納することで種々の外形をもって形成される。 In recent years, non-contact IC tags have been widely used. Non-contact IC tags are also called RF-ID tags or wireless tags, and are widely used in fields such as management in product manufacturing processes, product data management, and prepaid cards. This non-contact IC tag is a module that incorporates an IC chip and antenna that incorporate a memory and a communication control circuit. The non-contact IC tag includes, for example, an inlet in which an IC chip and an antenna are arranged on a resin film, and the inlet is accommodated in a case according to the application, so that it has various outer shapes.
非接触ICタグの構造に関しては、例えば特許文献1に開示がある。但し、この特許文献1ではコア部材にアンテナコイルを巻き、半導体チップを配置したもの(上述のインレットに相当する部分)をRFIDタグと称している。この特許文献1ではシリンダ状のアンテナコイルを用いる際の好ましいRFIDタグの配置構造が開示されている。そして、特許文献1では、この文献に添付された図7から図9で、容器の正面側に設けた開口部に樹脂剤と共に例示するRFIDタグを埋設する構造例を示している。この特許文献1で示されるように、従来においてはRFIDタグを収容する容器の正面側に開口や凹部を設けて収納する構造が一般的に採用されている。
The structure of the non-contact IC tag is disclosed in
ところで、非接触ICタグは食品管理等の分野でも広く利用されるようになってきている。食品管理に使用される非接触ICタグは管理対象のトレー等と共に高温にさらされる。ICを含んでいるインレットを高温から保護するために、非接触ICタグは例えば樹脂製のブロック内にインレットを収納した形態とされている。この種の非接触ICタグに関しても、従来は前面側から設けた凹部にインレットを収納する構造が一般的に採用されている。図4は、非接触ICタグの構造の一例を示した図である。図4(A)は非接触ICタグ100の平面図、同(B)は(A)のB−B矢視で示した分解図である。この非接触ICタグ100は、ICタグの外形を形成するブロック内にインレット1を収納している。なお、インレット1には前述したようにメモリと通信制御回路を内蔵したICチップ及びアンテナが配置されている。
By the way, non-contact IC tags have been widely used in the field of food management and the like. Non-contact IC tags used for food management are exposed to high temperatures together with trays to be managed. In order to protect the inlet containing the IC from high temperatures, the non-contact IC tag is configured to accommodate the inlet in a resin block, for example. Also for this type of non-contact IC tag, conventionally, a structure in which an inlet is accommodated in a recess provided from the front side is generally employed. FIG. 4 is a diagram showing an example of the structure of a non-contact IC tag. 4A is a plan view of the
非接触ICタグ100は、ブロック本体110と上部プレート120とを含んでいる。ブロック本体110の上部にはインレット1を収納する凹部112が形成されている。この凹部112に接着剤と共にインレット1を収納し、その上を上部プレート120で封止することで非接触ICタグ100が一体に形成される。このように作製された非接触ICタグ100は、例えば食品トレー、容器、ワゴン等にセットされて、食品容器類の管理等で使用される。なお、図4において紙面の下側が非接触ICタグ100のセット面、すなわち食品トレー等への貼付面である。
The
ところで、非接触ICタグ100が貼付される食品トレーや容器には金属製のものが多い。よって、非接触ICタグ100と外部のリードライト装置との通信を円滑に行なうためには、インレット1が貼付面(背面)から一定距離以上離れた位置に配置されることが望ましい。また、非接触ICタグ100全体の小型化にも配慮する必要がある。そこで、図4に示すように、インレット1は非接触ICタグ100の表面付近に配置され、比較的薄い上部プレート120で上部を封止した構造とされる。
By the way, many food trays and containers to which the
しかしながら、食品管理等に使用された場合の非接触ICタグ100は、食品トレー、容器、ワゴン等に貼り付けられ、例えばこれらと共に高温のスチーム等の殺菌工程にさらされる。非接触ICタグ100を作製するに際しては、空気が入らないようにして上部プレート120を上から閉じてインレット1を封入する。しかし、実際にはインレット1を封入した部分に空気が残留してしまう場合がある。このように空気が残留すると、非接触ICタグ100が高温下に置かれたときに、大きな気泡となり上部プレート120を引き剥がすように作用する。上部プレート120がブロック本体110から引き剥がされてしまうと、インレット内のICチップがスチームと接触して非接触ICタグ100が機能を失ってしまう。
However, the
そこで、本発明は、上記した従来の課題を解決して、高温環境の使用にも適応できる非接触ICタグを提供することを目的とする。 Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-described conventional problems and provide a non-contact IC tag that can be adapted to use in a high temperature environment.
上記目的は、フィルム状基材に少なくともICチップ及びアンテナを配置したインレットを、本体ブロック内に収納している非接触ICタグであって、前記本体ブロックは背面に形成した凹部を備え、該凹部内に前記インレットを収納し、前記インレットの背部は前記凹部に対応した形状の埋込みブロックで封鎖されている非接触ICタグによって達成できる。本発明では、非接触ICタグの本体ブロックは貼付或いは装着される背面に凹部が形成され、この凹部内にインレットが収納される。そして、この非接触ICタグは、埋込みブロックをインレットの背部から凹部内に押し込みながら封鎖することで凹部内の空気が排除された状態にして作製できる。よって、従来と比較して内部に残留する空気を低減することができる。また、仮に空気が僅かに残存して高温下で膨張して気泡化することがあっても、従来のように構造的に弱い部分がないので破損等の問題を生じない。よって、高温環境下でも安心して使用できる非接触ICタグを提供できる。 The above object is a non-contact IC tag in which an inlet having at least an IC chip and an antenna arranged on a film-like base material is housed in a main body block, and the main body block has a recess formed on the back surface. The inlet can be accommodated therein, and the back portion of the inlet can be achieved by a non-contact IC tag sealed with an embedding block having a shape corresponding to the recess. In the present invention, the main body block of the non-contact IC tag has a recess formed on the back surface to be attached or mounted, and the inlet is accommodated in the recess. The non-contact IC tag can be manufactured in a state in which the air in the recess is excluded by sealing the embedded block while being pushed into the recess from the back of the inlet. Therefore, the air remaining inside can be reduced as compared with the conventional case. Even if air remains slightly and expands to form bubbles at a high temperature, there is no structurally weak portion as in the prior art, so that problems such as breakage do not occur. Therefore, a non-contact IC tag that can be used with confidence even in a high temperature environment can be provided.
また、前記インレットは接着剤で封入されていることが望ましい。このような構造とするとさらに確実に空気を凹部内から排除した構造とすることができる。また、前記埋込みブロックの表面には、さらに凹凸が形成されていることが望ましい。このような構造を採用すると、仮に空気が残存し高温となり膨張した場合でも、これらを凹凸部分に取り込むことができるので高温環境下で発生する問題を確実に抑制できる。 The inlet is preferably sealed with an adhesive. With such a structure, a structure in which air is more reliably excluded from the inside of the recess can be obtained. Further, it is desirable that further unevenness is formed on the surface of the embedded block. If such a structure is adopted, even if air remains and expands to a high temperature, these can be taken into the concavo-convex portion, so that problems that occur in a high temperature environment can be reliably suppressed.
そして、本発明には、フィルム状基板に少なくともICチップ及びアンテナを配置したインレットを本体ブロック内に収納している非接触ICタグの製造方法であって、本体ブロックの背面に形成した凹部内に、前記インレットを挿入し、さらに前記インレットの背部から前記凹部に対応した形状の埋込みブロックを押し込んで封鎖する非接触ICタグの製造方法が含まれる。本発明によると、凹部内の空気が残存しないようにして、非接触ICタグを製造できる。そして前記凹部が上方に開放された状態となるように前記本体ブロックを配置してから、接着剤と共に前記インレットを挿入し、前記埋込みブロックを押し込むようにして製造することがより望ましい。 According to the present invention, there is provided a method of manufacturing a non-contact IC tag in which an inlet having at least an IC chip and an antenna arranged on a film-like substrate is housed in a main body block, in a recess formed on the back surface of the main body block. And a method of manufacturing a non-contact IC tag in which the inlet is inserted and an embedded block having a shape corresponding to the recess is pushed from the back of the inlet and sealed. According to the present invention, it is possible to manufacture a non-contact IC tag so that air in the recess does not remain. It is more preferable that the main body block is arranged so that the concave portion is opened upward, the inlet is inserted together with an adhesive, and the embedded block is pushed in.
以上説明したように、本発明によれば、高温環境でも安定して使用できる非接触ICタグを提供できる。 As described above, according to the present invention, a non-contact IC tag that can be used stably even in a high temperature environment can be provided.
図を参照して本発明に係る最良の形態を説明する。図1及び図2は、一実施形態の非接触ICタグ10について示した図である。図1(A)は非接触ICタグ10の平面図、同(B)は(A)におけるA−A矢視での断面図である。また、図2は非接触ICタグ10の好ましい製造工程例を示した図である。これらの図を参照して非接触ICタグ10について説明する。
The best mode of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 and 2 are views showing a
図1で、非接触ICタグ10は本体ブロック12と埋込みブロック14とで外部形状が構成されている。埋込みブロック14は、本体ブロック12と同じ材料で形成することが好ましい。これらは、例えばアクリル樹脂、耐熱塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂等で形成することができる。本体ブロック12は背面に(図1では下側)凹部13が形成されている。この凹部13は、この凹部13に対応した形状の埋込みブロック14が嵌め込まれて封鎖されている。より詳細には、凹部13は、背面側から前面近くまで彫り込まれた形状に形成されている。この前面側のスペースに接着剤と共にインレット1が封入され、このスペースを残してインレット1の背面側から埋込みブロック14が凹部13に挿入されている。インレット1は従来と同様の構造であり、樹脂製のフィルム基材に少なくともICチップとアンテナとが配置され、図示しない外部のリードライタ装置と交信する機能を備えている。
In FIG. 1, the
本非接触ICタグ10では、図1に示すように、インレット1が本体ブロック12の前面側に配置されるが、この前面側は一体であり従来のように前面を覆うプレートは存在しない。よって、構造的に強化されているため、仮に空気が残存し高温下で発泡したとしても従来のように所定部に力が発生して亀裂等が発生するということはない。さらに、図2を参照して本非接触ICタグ10の好ましい製造工程について説明する。
In this
図2(A)に示すように、本体ブロック12の凹部13を上方に向けた状態にして配置する。そして、適量の接着剤15と共にインレット1を凹部13内に挿入する。そして、図2(B)で示すように、凹部13内に埋込みブロック14を上部から徐々に押し込む。凹部13が上向きになっているので、凹部13内に埋込みブロック14が深く入るに従って空気が押し退けられて内部から排除される。さらに、埋込みブロック14が凹部13内に進行すると、接着剤15を押し出す状態が形成される。これにより、この接着剤15が本体ブロック12と埋込みブロック14との間に入り込む状態となり凹部13内から空気を確実に押し出す状態が形成される。よって、最終的に図2(C)で示すように空気(Air)を凹部13内からほぼ完全に追い出して、接着剤15にインレット1を封入した状態とすることができる。
As shown in FIG. 2A, the
以上のようにして製造できる本非接触ICタグ10は、従来の非接触ICタグと比較してインレットを封入した状態で、内部に残留する空気を大幅に削減できる構造となる。しかも、仮に残留した空気が存在してもその量は少なく気泡となって作用する力は分散される。特に、本非接触ICタグ10では、従来のように引き剥がされるような構造的に弱い部位が存在しないので、高温環境下で安定的に使用することができる。
The
図3は、本非接触ICタグ10の埋込みブロック14の改善例を示した図である。図3(A)に示す埋込みブロック14の表面には網目状の溝17が形成されている。また図3(B)に示す埋込みブロック14の表面には小さな穴18が複数形成されている。なお、図3(A)、(B)で示した溝17、穴18は確認し易いように模式的に大きく表しているが微細なものでもよい。このように表面に凹凸を備えた埋込みブロック14を用いると、凹部13内に埋込みブロック14を押し込んだ後に残存した空気が高温下で気泡化しても、これら溝17や穴18に気泡を取り込むことができるので破壊を誘導する応力をさらに確実に抑制できる。よって、このように表面加工を施した埋込みブロック14を用いることで、さらに高温環境での使用に適した非接触ICタグとすることができる。
FIG. 3 is a diagram showing an improved example of the embedded
以上、本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。 The preferred embodiment of the present invention has been described in detail above. However, the present invention is not limited to the specific embodiment, and various modifications can be made within the scope of the gist of the present invention described in the claims. Deformation / change is possible.
1 インレット
10 非接触ICタグ
12 本体ブロック
13 凹部
14 埋込みブロック
15 接着剤
1
Claims (5)
前記本体ブロックは背面に形成した凹部を備え、該凹部内に前記インレットを収納し、前記インレットの背部は前記凹部に対応した形状の埋込みブロックで封鎖されていることを特徴とする非接触ICタグ。 A non-contact IC tag in which an inlet in which at least an IC chip and an antenna are arranged on a film-like substrate is housed in a main body block,
The non-contact IC tag, wherein the main body block includes a recess formed on a back surface, the inlet is accommodated in the recess, and a back portion of the inlet is sealed with an embedded block having a shape corresponding to the recess. .
本体ブロックの背面に形成した凹部内に、前記インレットを挿入し、さらに前記インレットの背部から前記凹部に対応した形状の埋込みブロックを押し込んで封鎖することを特徴とする非接触ICタグの製造方法。 A method of manufacturing a non-contact IC tag in which an inlet in which at least an IC chip and an antenna are arranged on a film-like substrate is housed in a main body block,
A method of manufacturing a non-contact IC tag, wherein the inlet is inserted into a recess formed on the back surface of the main body block, and an embedded block having a shape corresponding to the recess is pushed from the back of the inlet and sealed.
5. The non-contact IC according to claim 4, wherein the main body block is arranged so that the concave portion is opened upward, the inlet is inserted together with an adhesive, and the embedded block is pushed in. Tag manufacturing method.
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JP2006306407A (en) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Method and apparatus for checking passage through sterilization process |
JP2008205732A (en) * | 2007-02-19 | 2008-09-04 | Toppan Forms Co Ltd | Non-contact type data transceiving body |
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