JP2005050237A - 建築基材のオンライン受注システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 各顧客のニーズに即した、建築基材の多品種少量生産を可能にし、顧客がデザイン選定作業を行う際の時間的なロスをなくし、かつ、在庫管理の負担が少なくなる建築基材のオンライン受注システムを提供する。
【解決手段】 顧客のクライアント装置から建築基材の注文を受け付けるサーバ装置を含んだオンライン受注システムであって、サーバ装置は、顧客情報、建築基材のデザインデータ、受注情報を記憶するオンライン受注DBと、クライアント装置に、前記デザインデータに基づいて建築基材のデザインを選定させるデザイン選定手段と、クライアント装置から、選定したデザインの建築基材の製造を受注し、オンライン受注DBに受注情報として記憶する受注管理手段と、オンライン受注DBの受注情報に基づいて、受注した建築基材の製造を行わせる製造管理手段とを備えているシステム。
【選択図】 図1A
【解決手段】 顧客のクライアント装置から建築基材の注文を受け付けるサーバ装置を含んだオンライン受注システムであって、サーバ装置は、顧客情報、建築基材のデザインデータ、受注情報を記憶するオンライン受注DBと、クライアント装置に、前記デザインデータに基づいて建築基材のデザインを選定させるデザイン選定手段と、クライアント装置から、選定したデザインの建築基材の製造を受注し、オンライン受注DBに受注情報として記憶する受注管理手段と、オンライン受注DBの受注情報に基づいて、受注した建築基材の製造を行わせる製造管理手段とを備えているシステム。
【選択図】 図1A
Description
本発明は、建築基材のオンライン受注システムに関し、特に、顧客の所望のデザインによるフルカラーインクジェット印刷を施された建築基材の生産及び販売を、ネットワークを通じてオンラインで受注するコンピュータシステムに関するものである。
建築基材とは、家屋などの建築に用いる外壁材、屋根材、床材、内装材などの主に板状の基材をいうものである。
一般的に、このような建築基材の表面にデザインを付するためには、専用の印刷装置を用いて、建築基材表面に模様等を印刷する方法が知られている。
特許文献1に開示されている「化粧板用印刷基材の製造方法」は、基材に印刷する元画像データを、電子情報処理装置によりデジタルデータ化し、望ましい解像度を有するように画像処理を行った後、電子情報処理装置に接続されたプリンタにより、基材への印刷を行うことを特徴としている。
これにより、多種多様な元画像データを、その種類に応じて処理でき、ユーザーオリジナルの印刷基材を製造することが可能となる。また、印刷版を作る必要がないので低コストで、多品種少量生産が可能となっている。
上記したように、建築基材のデザインをデジタルデータとして取り扱うことが可能になると、これをコンピュータの画像処理装置等を用いて家屋イメージに貼り付けるシミュレーションが可能となり、また、電子データ化されたデザインパターンを、コンピュータネットワークを通じて送受信することも可能となる。
特許文献2に開示されている「サーバ装置、クライアント装置及び記録媒体」は、インターネットを通じて接続されたクライアント装置及びサーバ装置から構成されるシステムであって、サーバ装置は、各種建材の画像データを記憶した建材データベースを備えることにより、クライアント装置側から建材のデザインを仮想的にカスタマイズすることを可能にしたことを特徴としている。
これにより、顧客が、クライアント装置を用いて、所望の建材を選択指定することで、それら指定したものを貼り付けた家屋画像イメージが表示されるようになっている。
ところで、このような建築基材への模様等の印刷を考える場合に、一般的な事務機器分野で用いられているインクジェットプリンタ等をそのまま用いても、解像度や印刷速度などの点において問題が生じてしまうため、建築基材の印刷に特化した印刷装置が開発されている。
特許文献3に開示されている「建築板印刷装置」は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインクを噴射するノズルアレイを一列に有する複数の印刷ヘッドを、1色分ずつ、ずらして副走査方向へ順次配置したことを特徴としている。
これにより、副走査方向に隣接する4個の印刷ヘッドによって、4色のインクを順次印刷することができる。副走査方向において異なる色の印刷間隔を短くすることができるので、搬送される建築板に対して色ずれの少ない高品質の印刷を行うことができる。また、印刷のスピードを高速化し、少ないノズル数で大きなサイズの建築板を印刷することが可能となっている。
ところで、上記したような建築基材の流通形態は、建材メーカーが用意した製品のカタログを住宅供給業者が選定し、住宅全体のデザインとしてコーディネイトするのが一般的であった。あるいは、住宅の施主自身が建材の選定を行う場合もあるが、その場合にも、建材メーカーが用意した製品のカタログから、好みの建材を選択し、組み合わせたデザインを発注することになる。
このように、顧客(住宅供給業者又は施主)は、建材メーカーが予め用意してある製品の範囲内でしか選択を行うことができず、顧客の要望するデザインが完全に実現されるというわけではないのが現状である。
当然、顧客が独自にデザインした建材を用いて住宅を建築したいと望むことが考えられる。例えば、店舗経営者が住宅供給者に店舗の建築・改装等を依頼する場合には、外壁材、内装材等の建材に、店舗名やロゴなどのデザインを付したり、建材メーカーの製品カタログにない模様や色彩を付したりするのを望むことも予想される。
しかしながら、上記したように、従来の建築基材の流通形態では、このようなニーズに対応できていなかった。建材メーカーは、顧客の多種多様なニーズに応えるべく努力するものの、製造コストの増大や、在庫管理の煩雑化などの問題をクリアしなければならず、おのずと限界があった。
したがって、上記したような各顧客のニーズに即した、建築基材の多品種少量生産を行うことが可能になれば、建材メーカーにとっては、他社製品と差別化を図ることができ、顧客にとっては、自分の好みを最大限反映した建築基材を用いて、住宅の建築・改装を行うことができることになる。
一方で、顧客が建築基材を注文、購入する際には、製品サンプルを現物で確認するのが一般的である。このため、営業マンが顧客に対して、製品サンプルや、その製品を用いた住宅のパース図などを提示して打ち合わせるといった作業を経なければならず、建材メーカーにとっては、受注するまでに多大な時間がかかっていた。
また、製品のデザインが顧客の要望に合わない場合は、再度サンプルを作り直すことになるが、塗料メーカーなどに塗料の作り直しを依頼したり、再度専用の塗装機を用いて塗装をし直したりしなければならず、時間的なロスが非常に大きかった。
他方で、建材メーカーはこれまで、カタログ上の製品を在庫量に応じて大量に製造し、製品のサンプルを各営業所や物流拠点に保管していたので、製品の在庫過多や品種の入れ替えなどにより広大なサンプルのストック場所を確保する必要が生じ、また、逆に販売好調時には納品待ちが生じる恐れがあるという、在庫管理上の問題を抱えていた。
そこで、本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、各顧客のニーズに即した、建築基材の多品種少量生産を可能にし、顧客がデザイン選定作業を行う際に時間的なロスを発生させることがなく、かつ、在庫管理の負担を軽減することが可能な建築基材のオンライン受注システムを提供しようとするものである。
上記解決課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明者は、顧客の所望のデザインによるフルカラーインクジェット印刷を施された建築基材の生産及び販売を、ネットワークを通じてオンラインで受注するクライアント−サーバ形式のコンピュータシステムを以下に示すように構築することに想到した。
すなわち、本発明は、顧客が有するクライアント装置から印刷体の注文を受け付けるサーバ装置を含んだオンライン受注システムであって、前記サーバ装置は、顧客情報、印刷体のデザインデータ、及び受注情報を記憶するオンライン受注データベースと、クライアント装置に対して、前記デザインデータに基づいて印刷体のデザインを選定させるデザイン選定手段と、クライアント装置から、前記選定したデザインの印刷体の製造を受注し、前記オンライン受注データベースに受注情報として記憶する受注管理手段と、前記オンライン受注データベースの受注情報に基づいて、前記受注した印刷体の製造を行わせる製造管理手段と、を備えていることを特徴とするオンライン受注システムを提供するものである。
このようなシステムにより、顧客がオンラインでデザインを選定し、その選定したデザインの印刷体の製造を指示することが可能となる。
ここで、本発明のオンライン受注システムが適用可能な印刷体には、プラスチック、金属製の看板や標識、あるいは布、紙、プラスチック製のクロス、またはクロス貼りの製品などが挙げられる。これらの略板状の材料に、前記サーバ装置に保持されているデザインデータに基づいた印刷を行うことにより、所望のデザインの製品が製造される。
本発明のオンライン受注システムにおいて、前記サーバ装置は、さらに、前記オンライン受注データベースの顧客情報に基づいて、製造した印刷体を発注元の顧客に配送させる配送管理手段を備えていることを特徴とする。
これにより、製造した印刷体を顧客宛てに配送する段階までを自動化することが可能となる。
本発明のオンライン受注システムにおいて、前記受注管理手段は、印刷体の試作品及び本製品のいずれかの製造を受注可能であり、前記製造管理手段は、印刷体の試作品及び本製品のいずれかの製造を行わせることができることを特徴とする。
顧客は、デザインの選定を行うと、そのデザインを実際に施した製品を手にとって確認することを望むので、本システムでは、顧客が選定したデザインを施した印刷体の試作品の製造を受け付けることにしている。
本発明は、また、顧客が有するクライアント装置から建築基材の注文を受け付けるサーバ装置を含んだオンライン受注システムであって、前記サーバ装置は、顧客情報、建築基材のデザインデータ、及び受注情報を記憶するオンライン受注データベースと、クライアント装置に対して、前記デザインデータに基づいて建築基材のデザインを選定させるデザイン選定手段と、クライアント装置から、前記選定したデザインの建築基材の製造を受注し、前記オンライン受注データベースに受注情報として記憶する受注管理手段と、前記オンライン受注データベースの受注情報に基づいて、前記受注した建築基材の製造を行わせる製造管理手段と、を備えていることを特徴とするオンライン受注システムを提供するものである。
本発明のオンライン受注システムにおいて、前記サーバ装置は、さらに、前記オンライン受注データベースの顧客情報に基づいて、製造した建築基材を発注元の顧客に配送させる配送管理手段を備えていることを特徴とする。
本発明のオンライン受注システムにおいて、前記受注管理手段は、建築基材の試作品及び本製品のいずれかの製造を受注可能であり、前記製造管理手段は、建築基材の試作品及び本製品のいずれかの製造を行わせることができることを特徴とする。
本発明のオンライン受注システムにおいて、前記オンライン受注データベースは建築物データを記憶しており、前記サーバ装置は、さらに、前記選定された建築基材のデザインを、前記建築物データに組み合わせた施工イメージをクライアント装置に提供する施工シミュレーション手段を備えていることを特徴とする。
これにより、建築基材単体のデザインを考慮するのみならず、それを適用する住宅などの建築物のイメージとマッチングした施工イメージを検討することにより、顧客は自己の要望により適応した建築基材デザインを選定することが可能となる。
本発明のオンライン受注システムにおいて、前記サーバ装置は、クライアント装置から、建築物データを受信し、前記オンライン受注データベースに記憶させることができることを特徴とする。
建築物データは、サーバ装置において予め用意してあるものを利用する他に、顧客自身が所有する建築物のデータ(設計データ、建築図面(平面図、立面図、パース図等)データ、仕様データなど)をサーバ装置にアップロードして、上記施工シミュレーション手段による施工イメージの作成に利用できるようにするのが好ましい。
本発明のオンライン受注システムにおいて、前記サーバ装置は、クライアント装置から、建築基材のデザインデータを受信し、前記オンライン受注データベースに記憶させることができることを特徴とする。
建築基材のデザインデータも、建築物データと同様に、顧客自身が所有するものをサーバ装置にアップロードして、利用できるようにするのが好ましい。
本発明のオンライン受注システムにおいて、前記サーバ装置は、さらに、前記受注した建築基材の製造及び配送の進捗状況を、前記オンライン受注データベースにおいて記憶しており、クライアント装置に対して、前記進捗状況を通知することができることを特徴とする。
これにより、顧客は、自己が注文した製品の進捗情報を、いつでも把握することが可能となる。
本発明のオンライン受注システムにおいて、前記印刷体又は建築基材は、インクジェット印刷装置により印刷されて製造されることを特徴とする。
これにより、従来のように個別の生産ラインや多種類の塗料を準備せずとも、あらゆるデザインを施した建築基材を製造することができるため、建築基材の多品種少量生産が可能となる。
本発明は、また、顧客情報、印刷体のデザインデータ、及び受注情報を記憶しているサーバ装置において、顧客が有するクライアント装置から印刷体の注文を受け付けるオンライン受注プログラムであって、クライアント装置に対して、前記デザインデータに基づいて印刷体のデザインを選定させるデザイン選定ステップと、クライアント装置から、前記選定されたデザインの印刷体の製造を受注し、受注情報として前記サーバ装置に記憶させる受注管理ステップと、前記受注情報に基づいて、前記受注した印刷体の製造を行わせる製造管理ステップと、を備えていることを特徴とするオンライン受注プログラムを提供するものである。
本発明のオンライン受注プログラムは、前記顧客情報に基づいて、製造した印刷体を発注元の顧客に配送させる配送管理ステップをさらに備えていることを特徴とする。
本発明のオンライン受注プログラムにおいて、前記受注管理ステップは、印刷体の試作品及び本製品のいずれかの製造を受注可能であり、前記製造管理ステップは、印刷体の試作品及び本製品のいずれかの製造を行わせることができることを特徴とする。
本発明は、また、顧客情報、建築基材のデザインデータ、及び受注情報を記憶しているサーバ装置において、顧客が有するクライアント装置から建築基材の注文を受け付けるオンライン受注プログラムであって、クライアント装置に対して、前記デザインデータに基づいて建築基材のデザインを選定させるデザイン選定ステップと、クライアント装置から、前記選定されたデザインの建築基材の製造を受注し、受注情報として前記サーバ装置に記憶させる受注管理ステップと、前記受注情報に基づいて、受注した建築基材の製造を行わせる製造管理ステップと、を備えていることを特徴とするオンライン受注プログラムを提供するものである。
本発明のオンライン受注プログラムは、前記顧客情報に基づいて、製造した建築基材を発注元の顧客に配送させる配送管理ステップをさらに備えていることを特徴とする。
本発明のオンライン受注プログラムにおいて、前記受注管理ステップは、建築基材の試作品及び本製品のいずれかの製造を受注可能であり、前記製造管理ステップは、建築基材の試作品及び本製品のいずれかの製造を行わせることができることを特徴とする。
本発明のオンライン受注プログラムにおいて、前記サーバ装置は建築物データを記憶しており、前記選定された建築基材のデザインを、前記建築物データに組み合わせた施工イメージをクライアント装置に提供する施工シミュレーションステップを備えていることを特徴とする。
本発明のオンライン受注プログラムは、クライアント装置から、建築物データを受信し、前記サーバ装置に記憶させることができることを特徴とする。
本発明のオンライン受注プログラムは、クライアント装置から、建築基材のデザインデータを受信し、前記サーバ装置に記憶させることができることを特徴とする。
本発明のオンライン受注プログラムにおいて、前記サーバ装置は、前記受注した建築基材の製造及び配送の進捗状況を記憶しており、クライアント装置に対して、前記進捗状況を通知するステップを備えていることを特徴とする。
以上、説明したように、本発明の建築基材のオンライン受注システムによれば、インクジェット印刷により製造した建築基材の多品種少量生産が可能となり、顧客の要求に柔軟に応じた製品の提供を行うことができる。
特に、以下に説明する本発明のオンライン受注システムの最良の実施形態においては、顧客がオンラインで選定した建築基材デザインの画像データを、CMYK4原色を用いたフルカラーインクジェット印刷装置により印刷するので、建材メーカーは、4原色の塗料のみを準備しておけば足りることになり、塗料のコストを低減し、かつ、塗料在庫を低減させることができる。
また、建築基材の原材料も必要最低限を準備しておけば済むため、建築基材の塗装前製品(原板)在庫、製品在庫をストックしておく必要が生じない。
また、顧客が一度選定した建築基材デザインを作り直すことになった場合にも、オンラインで建築基材デザインデータ(画像データ)の修正を行うだけでよいので、従来のように塗料の作り直しや複数色の専用塗装機を使用する必要がなくなり、時間的ロスや物理的ロスがなくなり、迅速な試作品/本製品の供給が可能となる。
また、従来のように顧客と営業マンとの間での打ち合わせを繰り返し行う必要もなくなるため、短時間かつ容易に製品の提案、選定ができる。
また、顧客自身が有する建築基材のデザインデータや建築物データを、建材メーカーのサーバ装置にアップロードすることができるため、顧客所有の建築物に適応した製品をデザインし、製造するシステムが提供される。
さらには、オンライン受注データベースにおいて、顧客情報を一括管理することにより、顧客支援や情報提供などの付加的サービスにより、顧客満足度の向上を図ることも可能である。また、オンライン受注データベースに記憶された各顧客のシステム利用履歴などから、顧客ニーズを直接収集することができるので、これをマーケティング展開などの経営戦略に活用することも可能である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1〜図10は、本発明の建築基材のオンライン受注システムを実施するための最良の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
図1〜図10は、本発明の建築基材のオンライン受注システムを実施するための最良の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表わし、基本的な構成及び動作は同様であるものとする。
[1] オンライン受注システムの全体構成
図1Aは、本発明のオンライン受注システムの一実施形態について、そのシステム構成例を概略的に示す図である。
図1Aは、本発明のオンライン受注システムの一実施形態について、そのシステム構成例を概略的に示す図である。
図1Aにおいて、本実施形態のオンライン受注システムは、建材メーカー100と、住宅供給業者110とから構成されている。
住宅供給業者110は、建設業者、工務店などの住宅を建設して一般消費者等に販売する事業者であり、住宅建設に用いる建築基材を建材メーカー100から購入する。
建材メーカー100は、建築基材の製造、販売を行うメーカーであり、顧客である住宅供給業者110に対して建築基材を販売する。建材メーカー100は、その内部において、建築基材の表面に所定のデザインを印刷した建築基材を製造するための印刷装置122と、製造した建築機材を発注元である住宅供給業者110の所定の宛先に配送する配送センター130とを備えている。
印刷装置122は、例えば、特許文献3に記載の建築板印刷装置を用いることができる。この建築板印刷装置は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインクを噴射するノズルアレイを一列に有する複数の印刷ヘッドを、1色分ずつ、ずらして副走査方向へ順次配置したことを特徴としている。
これにより、副走査方向に隣接する4個の印刷ヘッドによって、4色のインクを順次印刷することができる。副走査方向において異なる色の印刷間隔を短くすることができるので、搬送される建築板に対して色ずれの少ない高品質の印刷を行うことができる。また、印刷のスピードを高速化し、少ないノズル数で大きなサイズの建築板を印刷することが可能となっている。
また、本実施形態のオンライン受注システムでは、特に建築基材表面の印刷を良好に行うための技術として、以下(1)〜(7)に示すような特徴を備えた印刷装置を印刷装置122として適用することができる。
(1)建築板を一定速度で搬送させるとともに、複数の印刷ヘッドを所定ピッチで主走査方向に配列し、ノズルアレイは副走査方向に所定間隔で複数列平行に配列し、印刷ヘッドは千鳥状に配列することにより、印刷ヘッドの数や設置面積が低減され、インク相互の汚染が回避される。
(2)カラーインクヘッドと透明或いは淡色ヘッドとを用い、2つのインクドット間に透明インクを打点して疑似二次ドットを形成しながら、建築板を搬送しヘッドを下方に順次走行させる。これにより、建築板の走行に伴い発生する空気流の影響を受けない程度の大きなドット径で噴射しなければならないという制約を受けずに、ドット間のピッチを狭めた高解像度での印刷を行うことができる。また、建築板の走行精度のバラツキ要因による着弾位置のズレを誤差範囲内に納めることができる。
(3)建築板を等速度で搬送させながらインクジェットノズルからの噴射タイミングを制御して印刷する装置において、ドットに同一色のインク滴を重ねて着弾させる。これにより、階調表現が可能となる。
(4)ノズルアレイを選択使用して印刷ドットの大きさ及びピッチを変更する。ヘッド内にあるCMYKノズルアレイ群は複数のノズル径と複数のノズルピッチを有するように構成する。これにより、解像度の異なる印刷部分ができるため、独特な意匠外観を得ることができる。
(5)意匠面の形状をレーザー計測器で計測し、意匠面の所定領域毎に被印刷面と固定ノズルとの距離および被印刷面の傾斜度をデータ化する。被印刷面と固定ノズルとの距離を区分し、距離が長いほどインク滴の噴射速度を高める。印刷解像度も柄の傾斜角に応じて変更する。これにより、凹凸のある建築板を一定速度で搬送して、高精度で高品質の印刷を行うことができる。
(6)インクジェット印刷を、横方向はノズル配列ピッチで固定化し、縦方向は制御着弾位置をランダムに選択する。また、インクジェットノズルからの吐出時刻を本来の吐出時刻に対してランダムに変化させる。これにより、被印刷体であるセメント板に厚みのバラツキがある場合であっても、その印刷品質を損なうことなく、インクジェットフルカラー工業印刷を高速で安定に実現することができる。
(7)建築板の柄部の進行方向とのズレ角度に基づいて柄データを回転変換して新たな柄データとしてインクジェット噴射を制御する。これにより、正確に裁断することができなかった建築板についても、各建築板の柄部に均一にインクジェット印刷を施すことができる。
図1に示すように、建材メーカー100は、本実施形態のオンライン受注システムの諸機能を実現するためのサーバ装置101を備えている。また、住宅供給業者110は、建材メーカー100のサーバ装置101からサービスを受けるためのクライアント装置111を備えている。このクライアント装置111は、一般的なパーソナルコンピュータ等により構成することができる。
これらのサーバ装置101及びクライアント装置111は、通信回線を通じて通信する手段を備えている。この通信手段により、住宅供給業者110のクライアント装置111は、インターネット等のネットワーク140を通じて、建材メーカー100のサーバ装置101と通信できるようになっている。
尚、クライアント装置111とサーバ装置101との間の通信形態は、DBサーバ(データベース層)、APサーバ(ファンクション層)、ユーザインターフェイス(プレゼンテーション層)からなる3層構造とするのが好ましい。すなわち、建材メーカー100のサーバ装置101においてDBサーバ及びAPサーバを備えるとともに、クライアント装置111ではユーザインターフェイス(WEBブラウザ等)のみを備えるように構成することができる。
図1Bは、本実施形態のオンライン受注システムを実施する他の態様を例示する図である。
図1Bに示す態様では、建材メーカー100と独立して、建築基材の印刷装置122を有する塗装工場120と、建築基材の配送センター130とが存在している。
建材メーカー100は、顧客である住宅供給業者110から建築基材の注文を受けると、塗装工場120に所定のデザインや注文情報などを引き渡して製造を依頼する。塗装工場120において製造された建築機材は、配送センター130に出荷され、発注元である住宅供給業者110の所定の宛先に配送される。
塗装工場120及び配送センター130は、それぞれ、クライアント装置121及び131を備えている。これらのクライアント装置は、上記同様にネットワークを通じて、あるいは専用線等による接続を利用して、建材メーカー100のサーバ装置101と通信可能になっている。
その他、図1Bにおいて、図1Aに示す各構成部分と同様のものは、同様に構成されているものとする。
[2] サーバ装置の構成
図2は、図1A及び図1Bに示す建材メーカー100のサーバ装置101の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図2は、図1A及び図1Bに示す建材メーカー100のサーバ装置101の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図2において、サーバ装置101は、主制御部200と、記憶部202と、受注管理部204と、デザイン管理部206と、ネットワークインターフェイス部208と、試作品管理部210と、本製品管理部212と、配送管理部214と、オンライン受注データベース220と、RDBMS222とから構成されている。
主制御部200は、CPU、MPU等の演算・制御処理装置から構成されており、予め記憶されているプログラム等に従って、本サーバ装置101内の各構成部分の動作及び各構成部分間のデータ通信を制御する。
記憶部202は、揮発性又は不揮発性の半導体記憶素子から構成されており、主制御部200の作業領域として利用される他、本サーバ装置において取り扱う各種データやプログラムなどを記憶しておくことができる。また、磁気ディスク装置(ハードディスク)やリムーバブルディスクメディア(CD−R、MO等)などを利用する補助記憶装置をさらに備えていてもよい。
受注管理部204は、住宅供給業者110のクライアント装置111からの製品(本製品及び試作品)の注文を受け付け、注文された製品(本製品及び試作品)の製造及び配送を指示し、また、これらの処理に伴って、オンライン受注データベース220内の必要なデータを追加、更新、削除する。また、顧客である住宅供給業者110の情報を、オンライン受注データベース220内で管理する。
デザイン管理部206は、オンライン受注データベース220に記憶されている製品のデザインに関するデータを管理するとともに、住宅供給業者110のクライアント装置111に対して、製品デザインのシミュレーション機能を提供する。例えば、顧客が選択した建築基材のデザインを、住宅イメージに適用して施工イメージを生成する画像合成手段などを備えているものとする。
試作品管理部210は、住宅供給業者110のクライアント装置111からの注文に応じて、印刷装置122により建築基材の試作品の製造を行うのを管理する。具体的には、印刷装置122に対して、建築基材のデザインデータや印刷設定データなどを送信して、建築基材の試作品の製造を行うよう指示する。尚、図1Bに示す態様では、塗装工場120のクライアント装置121に対して上記の通信を行うものとする。
本製品管理部212は、住宅供給業者110のクライアント装置111からの注文に応じて、印刷装置122により建築基材の本製品の製造を行うのを管理する。具体的には、印刷装置122に対して、建築基材のデザインデータや印刷設定データなどを送信して、建築基材の本製品の製造を行うよう指示する。尚、図1Bに示す態様では、塗装工場120のクライアント装置121に対して上記の通信を行うものとする。
尚、試作品管理部210及び本製品管理部212は、印刷装置122の基本的な動作を制御する他、本サーバ装置101内に保持されている建築基材のデザインデータや印刷設定データに従って、印刷装置122に印刷を行わせる制御機能を含んだ、印刷装置122との適切な接続インターフェイスを備えているものとする。
本サーバ装置101と印刷装置122との間の接続インターフェイスとしては、一般的なUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394、SCSI(Small Computer System Interface)などの外部機器接続インターフェイスを用いることができるが、これらに限定されるわけではない。
配送管理部214は、印刷装置122により製造された建築基材の本製品及び試作品を顧客である住宅供給業者110宛てに配送するのを管理する。(図1Bに示す態様では、配送センター130のクライアント装置131を通じて管理を行う。)
尚、受注管理部204、デザイン管理部206、試作品管理部210、本製品管理部212及び配送管理部214は、それぞれ独立したプログラム(又はプログラムモジュール)として構成することができる。これらの詳細な動作については後述する。
尚、受注管理部204、デザイン管理部206、試作品管理部210、本製品管理部212及び配送管理部214は、それぞれ独立したプログラム(又はプログラムモジュール)として構成することができる。これらの詳細な動作については後述する。
ネットワークインターフェイス部208は、本サーバ装置101とネットワーク140との通信を可能にするためのインターフェイスであり、例えば、ネットワーク140がインターネットである場合には、TCP/IP等のプロトコルを利用した通信を行う機能を備えるNIC(Network Interface Card)などのネットワークアダプタ及びこれを駆動するためのソフトウェアから構成されるものである。
オンライン受注データベース220は、本実施形態のオンライン受注システムにおいてサーバ装置101がサービスを提供するのに必要となる各種のデータを記憶しているリレーショナル型のデータベース(RDB)であり、その内部構成等の詳細については後述する。
RDBMS222は、オンライン受注データベース220を操作するための基本的なデータベース管理システム(Relational Database Management System)であり、主制御部200はRDBMS222に対して命令することにより、オンライン受注データベース220に対して、データの検索、追加、更新、削除等の所定の操作を行うことができるようになっている。
図2に示すように、サーバ装置101は、主制御部200、記憶部202、受注管理部204、デザイン管理部206、ネットワークインターフェイス部208、試作品管理部210、本製品管理部212及び配送管理部214を含んだアプリケーションサーバ(APサーバ)と、オンライン受注データベース220及びRDBMS222を含んだデータベースサーバ(DBサーバ)とから構成することができる。このAPサーバ及びDBサーバは、それぞれ、本クライアント−サーバシステムにおけるファンクション層及びデータベース層の機能をなすものであるが、物理的に同一のサーバ装置内に存在していてもよく、あるいは別々のサーバ装置として構成してもよい。
尚、図示しないが、サーバ装置101は、所定の情報を操作者に分かりやすい形態で表示するためのモニタ装置、スピーカ等を含んだ表示部や、本サーバ装置に対する操作者からの操作を受け付けるためのキーボード、マウス等を含んだ入力部などをさらに備えているのが好ましい。
[3] クライアント装置の構成
図3は、住宅供給業者110、及び図1Bに示す配送センター130の各クライアント装置111及び131の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図3は、住宅供給業者110、及び図1Bに示す配送センター130の各クライアント装置111及び131の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図3において、各クライアント装置111及び131は、制御部300と、記憶部302と、表示部304と、入力部306と、ネットワークインターフェイス部308と、ユーザインターフェイス部310とから構成されている。
制御部300は、CPU、MPU等の演算処理装置から構成されており、予め記憶されているプログラム等に従って、各クライアント装置111及び131内の各構成部分の動作及び各構成部分間のデータ通信を制御する。
記憶部302は、揮発性又は不揮発性の半導体記憶素子から構成されており、制御部300の作業領域として利用される他、各クライアント装置111及び131において取り扱う各種データやプログラムなどを記憶しておくことができる。また、磁気ディスク装置(ハードディスク)やリムーバブルディスクメディア(CD−R、MO等)などを利用する補助記憶装置をさらに備えていてもよい。
表示部304は、モニタ装置、スピーカ等を含み、所定の情報を各クライアント装置111及び131の操作者に分かりやすい形態で表示するためのものである。入力部306は、本クライアント装置に対する操作者からの操作を受け付けるものであり、一般的には、キーボード及びマウスを含んでいるものとする。
ネットワークインターフェイス部308は、各クライアント装置111及び131が外部の通信回線を利用して、建材メーカー100のサーバ装置101等と通信を行うための機能を提供する。住宅供給業者110のクライアント装置111では、ネットワーク140に接続するインターフェイスであり、例えば、ネットワーク140がインターネットである場合には、TCP/IP等のプロトコルを利用した通信を行う機能を備えるNIC(Network Interface Card)などのネットワークアダプタ及びこれを駆動するためのソフトウェアから構成されるものである。配送センター130のクライアント装置131の場合には、上記同様のネットワーク接続用のインターフェイスや、あるいは専用線等に接続するためのインターフェイスを備えているものとする。
ユーザインターフェイス部310は、建材メーカー100のサーバ装置101から通信回線を通じて提供される各種サービスをユーザに提供する機能(クライアント−サーバシステムにおけるプレゼンテーション層の機能)を備えている。具体的には、建材メーカー100のサーバ装置101から受信した各種データや情報を所定の形式で、表示部304等を介してユーザに表示し、あるいは記憶部302に記憶させ、また、ユーザが入力部306から入力した各種データや情報を建材メーカー100のサーバ装置101に送信する機能を有しているプログラム等として実装することができる。(例えば、WEBブラウザ等のプログラムであってもよい。)
図4は、図1Bに示す塗装工場120のクライアント装置121の内部構成を概略的に示す機能ブロック図である。
図4において、クライアント装置121は、制御部300と、記憶部302と、表示部304と、入力部306と、ネットワークインターフェイス部308と、ユーザインターフェイス部310と、印刷装置制御部400とから構成されている。
ここで、図に示す各構成部分のうち、制御部300、記憶部302、表示部304、入力部306、ネットワークインターフェイス部308及びユーザインターフェイス部310については、図3に示すものと同様に構成することができるので、これらについては説明を省略する。
印刷装置制御部400は、塗装工場120に備えられた建築基材を印刷するための印刷装置122と接続されており、印刷装置122の基本的な動作を制御する他、クライアント装置121内に保持されている建築基材のデザインデータや印刷設定データに従って、印刷装置122に印刷を行わせることができるようになっている。
印刷装置制御部400と印刷装置122との間の接続インターフェイスとしては、一般的なUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394、SCSI(Small Computer System Interface)などの外部機器接続インターフェイスを用いることができるが、これらに限定されるわけではない。
[4] サーバ装置のオンライン受注データベースの構成
図5は、図2に示すサーバ装置101のオンライン受注データベース220の論理構成を概略的に示すテーブル構成図である。
図5は、図2に示すサーバ装置101のオンライン受注データベース220の論理構成を概略的に示すテーブル構成図である。
図5において、オンライン受注データベース220は、顧客情報テーブルと、建築基材デザインテーブルと、建築物テーブルと、コーディネイトテーブルと、受注テーブルと、配送テーブルとを含んでいる。
顧客情報テーブルは、顧客ID(主キー)、顧客名、パスワード、その他顧客(すなわち各住宅供給業者110)に関する情報を含んでいる。このテーブルにおいて、顧客は、顧客IDにより一意に識別されるようになっている。
建築基材デザインテーブルは、建築基材のデザインデータを記憶しており、具体的には、デザインID(主キー)と、そのデザインの画像データ、関連するテキスト情報などを含んでいるものとする。
建築物テーブルは、建築基材を適用する建築物(住宅等)のデータを記憶しており、具体的には、建築物ID(主キー)と、その建築物の設計データ、建築図面(平面図、立面図、パース図等)データ、仕様データなどを含んでいるものとする。
尚、建築基材デザインテーブル及び建築物テーブルに記憶される建築基材及び建築物に関するデータは、後に説明する施工シミュレーションにおいて施工イメージを生成するために用いられるものであるため、これに適したデータ形式に加工された状態で記憶されているものとする。
コーディネイトテーブルは、建築基材デザインテーブルに記憶されている建築基材のデザインデータを、建築物テーブルに記憶されている建築物データに適用して生成される施工イメージ(後述する)を記憶するものであり、具体的には、各施工イメージを一意に識別するコーディネイトID(主キー)と、その施工イメージを生成した顧客の顧客ID、その他必要な情報を含んでいる。
受注テーブルは、顧客から受注した建築基材の試作品又は本製品の製造に関する情報を記憶するものである。受注テーブルは、受注ID(主キー)、顧客ID、受付日、注文の種別(試作注文か本注文か)、コーディネイトID、進捗状況などを情報を含んでおり、また必要に応じて、各注文に関して料金、納品条件、契約情報などの情報も含んでいるものとする。
配送テーブルは、受注ID(主キー)、顧客ID、配送予定、配送先などの、受注した本製品、試作品の配送に関する情報を含んでいる。
[5] オンライン受注システムの利用形態
次に、上記した本実施形態のオンライン受注システムの利用形態について、詳細に説明する。
次に、上記した本実施形態のオンライン受注システムの利用形態について、詳細に説明する。
[5.1] クライアント装置によるログイン
住宅供給業者110は、クライアント装置111を用いて、建材メーカー100のサーバ装置101にアクセスする。予め本システムに登録してある住宅供給業者110は、自己の顧客IDとパスワードを送信することにより、本システムへのログインを行うことができる。これに応じて、サーバ装置101の受注管理部204は、オンライン受注データベース220の顧客情報テーブルを照会し、住宅供給業者110によるログインの認証を行う。
住宅供給業者110は、クライアント装置111を用いて、建材メーカー100のサーバ装置101にアクセスする。予め本システムに登録してある住宅供給業者110は、自己の顧客IDとパスワードを送信することにより、本システムへのログインを行うことができる。これに応じて、サーバ装置101の受注管理部204は、オンライン受注データベース220の顧客情報テーブルを照会し、住宅供給業者110によるログインの認証を行う。
また、未登録の住宅供給業者110は、サーバ装置101にアクセスした後、本システムの利用登録を行うことができるようになっている。受注管理部204は、利用登録を行った住宅供給業者110の情報を、オンライン受注データベース220の顧客情報テーブルに登録する。
[5.2] 施工シミュレーション
本システムにログインした住宅供給業者110は、オンライン受注データベース220に記憶されている建築基材や住宅のデータを用いて、施工シミュレーションを行うことができる。
本システムにログインした住宅供給業者110は、オンライン受注データベース220に記憶されている建築基材や住宅のデータを用いて、施工シミュレーションを行うことができる。
図6は、本システムにおいて行う施工シミュレーションの処理の流れを示すフローチャートである。尚、これらの一連の処理は、建材メーカー100のサーバ装置101のデザイン管理部206によって提供されるものとする。
施工シミュレーションでは、まず、建築基材のデザインを選定する。建築基材のデザインは、柄の構成の選定(ステップS601)、印刷模様の選定(ステップS602)、色彩の選定(ステップS603)の順で行う。各デザインのデータは、オンライン受注データベース220の建築基材デザインテーブルに記憶されているものである。
これらの選定を行うと、その選定されたデザインを有する建築基材のイメージが表示される(ステップS604)。住宅供給業者110は、このイメージを確認するとともに、ステップS601〜S603で選定した各デザインの修正を行うことができる(ステップS605)。
図7は、住宅供給業者110のクライアント装置111において、上記した建築基材のデザインの選定を行う画面の表示例を示す図である。尚、本実施形態において、建築基材のデザインとして選定できる項目は、上記で例示した柄の構成、印刷模様及び色彩に限定されるわけではなく、これらに追加して、あるいはこれらに代えて、他の様々なデザイン選定方法を取ることができる。
ステップS605において、建築基材のデザイン選定を確定させると、続いて、その建築基材を用いた施工イメージの作成処理に進むことができる。あるいは、施工イメージの作成処理に進まず、上記で選定した建築基材デザインを保存して、施工シミュレーションを終了することもできる(ステップS607)。住宅供給業者110は、施工イメージの作成処理に進むかどうかを決定する(ステップS606)。ステップS607に進むと、上記建築基材デザインは、オンライン受注データベース220のコーディネイトテーブルにおいて、新たなレコードとして保存される。
施工イメージの作成処理に進むと、上記で選定した建築基材デザインを適用する建築物データを選定する(ステップS608)。建築物データは、オンライン受注データベース220の建築物テーブルに記憶されているものである。
建築物データが選定されると、その建築物データに対して、選定した建築基材デザインの貼り付けを行う(ステップS609)。住宅供給業者110は、この貼り付けを自由に行うことができるものとし、例えば、1つの建築物データに対して複数の建築基材デザインを適用することができるようになっている。(この場合には、予め複数の建築基材デザインを選定しておくことになる。)
建築基材デザインの貼り付けが完了すると、施工イメージが表示される(ステップS610)。この施工イメージは、立面図、平面図、パース図などで表示されるものであり、これらを切り替えて表示することができるようにしておくのが好ましい。住宅供給業者110は、この施工イメージを確認するとともに、ステップS608に戻って建築物データの選定し直し、あるいはステップS609に戻って建築基材の貼り付けの修正を行うことができる(ステップS611)。
図8は、住宅供給業者110のクライアント装置111において、上記した施工イメージの示す画面の表示例を示す図である。この図で示す例では、建築物の1階部分と2階部分に異なる建築基材を用いているが、これに限らず、様々な貼り付けを行うことができるものとする。
ステップS611において、施工イメージを確定させると、その施工イメージ(建築物データとそれに貼り付けられている建築基材デザインのデータとを含む)は、オンライン受注データベース220のコーディネイトテーブルにおいて、新たなレコードとして保存されて、施工シミュレーションは終了する(ステップS612)。
尚、施工イメージのデータ及び建築基材デザインのデータは、オンライン受注データベース220のコーディネイトテーブルに記憶されているものである。また、以降の処理において、住宅供給業者110による建築基材の注文は、コーディネイトテーブルのコーディネイトID(注文の対象となる建築基材デザインを一意に識別可能である)により識別され管理されるものとする。
また、住宅供給業者110は、自己が作成した施工イメージ及び建築基材デザインを自由に編集し、追加し又は削除することができるものとする。さらには、オンライン受注データベース220の建築物テーブルに記憶される建築物データや、建築基材デザインテーブルに記憶される建築基材のパターンデータなどについても、住宅供給業者110が独自に作成し、そのデータを建材メーカー100のサーバ装置101にアップロードすることにより、オンライン受注データベース220の上記各テーブルに記憶させることが可能となっているのが好ましい。
[5.3] 試作品の注文
本システムにおいて、住宅供給業者110は、施工シミュレーションによりデザインを選定した建築基材の試作品を注文することができる。
本システムにおいて、住宅供給業者110は、施工シミュレーションによりデザインを選定した建築基材の試作品を注文することができる。
図9は、本システムにおいて行われる試作品の注文処理の流れを示すフローチャートである。尚、これらの一連の処理は、建材メーカー100のサーバ装置101の受注管理部204によって提供されるものとする。
住宅供給業者110は、まず、上記した施工シミュレーションを行って、オンライン受注データベース220に記憶してある建築基材デザインの中から、注文するものを選択する。
保存してある施工イメージから選択する場合には、施工イメージの一覧が表示されるので(ステップS901)、住宅供給業者110は、表示された施工イメージの中から1つを選択し表示させて(ステップS902)、その施工イメージ中に貼り付けられている建築基材デザインを選択する(ステップS903)。
保存してある建築基材デザインから選択する場合には、建築基材デザインが一覧表示されるので(ステップS904)、住宅供給業者110は、その中から選択を行う(ステップS905)。
あるいは、図示しないが、住宅供給業者110は、上記したコーディネイトIDを指定することにより、施工イメージ又は建築基材デザインを直接選択して、注文対象の選択を行うこともできる。
建築基材デザインを選択すると、住宅供給業者110は、詳細な注文情報、例えば、注文個数、希望納期、配送先、試作品である旨、などを入力することにより、注文を行うことができる(ステップS906)。
試作品の注文を受けると、受注管理部204は、オンライン受注データベース220の受注テーブルにおいて、当該注文情報を記憶した新たなレコードを作成する。受注テーブルでは、各注文が受注IDにより一意に識別されるようになっているので、以下の製造及び配送処理においては、各注文はこの受注IDによって管理されるものとする。また、この受注IDを注文受付番号として、住宅供給業者110に提示するのが好ましい。
[5.4] 試作品の製造及び配送
試作品の注文を受けると、受注管理部204は、試作品管理部210を通じて、印刷装置122に試作品の製造を指示する。具体的には、上記において、住宅供給業者110が注文した建築基材デザインのデータと、注文情報のうち必要なデータ(少なくとも注文個数を含む)とを印刷装置122に送信して、建築基材の印刷を行わせる(ステップS907)。尚、図1Bに示す態様では、塗装工場120のクライアント装置121に対して、試作品の製造の指示を送信する。
試作品の注文を受けると、受注管理部204は、試作品管理部210を通じて、印刷装置122に試作品の製造を指示する。具体的には、上記において、住宅供給業者110が注文した建築基材デザインのデータと、注文情報のうち必要なデータ(少なくとも注文個数を含む)とを印刷装置122に送信して、建築基材の印刷を行わせる(ステップS907)。尚、図1Bに示す態様では、塗装工場120のクライアント装置121に対して、試作品の製造の指示を送信する。
印刷装置122から(あるいは、塗装工場120のクライアント装置121から)試作品の製造が完了したことの通知を受けると、受注管理部204は、配送管理部214を通じて、配送センター130にその試作品の配送を指示する(ステップS908)。この配送指示には、上記において、住宅供給業者110が入力した注文情報のうち必要なデータ(配送先を少なくとも含んでいる)が含まれるものとする。尚、図1Bに示す態様では、配送センター130のクライアント装置131に対して、当該試作品の配送の指示を送信する。
配送センター130から、注文された試作品の発送が完了したことの通知を受けると、受注管理部204は、注文者である住宅供給業者110のクライアント装置111に対して、試作品の発送を行ったことを通知する(ステップS909)。この通知は、例えば、クライアント装置111にへの電子メールの送信により行うこともできるし、あるいは、住宅供給業者110が次回本システムにログインした際に、画面に表示されるようにしてもよい。
[5.5] 本製品の注文
本システムにおいて、住宅供給業者110は、施工シミュレーションによりデザインを選定した建築基材の試作品を受け取った後、その出来を検討し、本製品の注文を行うかどうかを決定することができる。
本システムにおいて、住宅供給業者110は、施工シミュレーションによりデザインを選定した建築基材の試作品を受け取った後、その出来を検討し、本製品の注文を行うかどうかを決定することができる。
図10は、本システムにおいて、住宅供給業者110が試作品を受け取った後、本製品の注文を行う処理の流れを示すフローチャートである。上記同様、これらの一連の処理は、建材メーカー100のサーバ装置101の受注管理部204によって提供されるものとする。
住宅供給業者110は、再び本システムにアクセスし、上記において付与された注文受付番号を入力するなどして、当該試作品を特定し、その建築基材デザインの承認を行う(ステップS1001)。
住宅供給業者110が、当該試作品の建築基材デザインを気に入らず、あるいは何らかの理由で本製品の注文に進むことを希望しない場合には、ステップS1001において、当該建築基材デザインを承認しないと選択し、当該建築基材デザインの保存又は廃棄した後(ステップS1002)、さらなる施工シミュレーションを行うことができる(ステップS1003)。
ステップS1001において、住宅供給業者110が当該建築基材デザインを承認した場合には、本製品の注文処理に進み、住宅供給業者110は、詳細な注文情報、例えば、注文個数、希望納期、配送先、本製品である旨、などを入力するよう求められる(ステップS1004)。
本製品の注文を受けると、受注管理部204は、オンライン受注データベース220の受注テーブルにおいて、当該試作品の受注レコード(受注IDにより特定される)に、上記の本製品注文情報を書き加える。
[5.6] 本製品の製造及び配送
本製品の注文を受けると、受注管理部204は、本製品管理部212を通じて、印刷装置122に本製品の製造を指示する。具体的には、上記において、住宅供給業者110が注文した建築基材デザインのデータと、注文情報のうち必要なデータ(少なくとも注文個数を含む)とを印刷装置122に送信して、建築基材の印刷を行わせる(ステップS1005)。尚、図1Bに示す態様では、塗装工場120のクライアント装置121に対して、本製品の製造の指示を送信する。
本製品の注文を受けると、受注管理部204は、本製品管理部212を通じて、印刷装置122に本製品の製造を指示する。具体的には、上記において、住宅供給業者110が注文した建築基材デザインのデータと、注文情報のうち必要なデータ(少なくとも注文個数を含む)とを印刷装置122に送信して、建築基材の印刷を行わせる(ステップS1005)。尚、図1Bに示す態様では、塗装工場120のクライアント装置121に対して、本製品の製造の指示を送信する。
印刷装置122から(あるいは、塗装工場120のクライアント装置121から)本製品の製造が完了したことの通知を受けると、受注管理部204は、配送管理部214を通じて、配送センター130にその本製品の配送を指示する(ステップS1006)。この配送指示には、上記において、住宅供給業者110が入力した注文情報のうち必要なデータ(配送先を少なくとも含んでいる)が含まれるものとする。尚、図1Bに示す態様では、配送センター130のクライアント装置131に対して、当該本製品の配送の指示を送信する。
配送センター130から、注文された本製品の発送が完了したことの通知を受けると、受注管理部204は、注文者である住宅供給業者110のクライアント装置111に対して、本製品の発送を行ったことを通知する(ステップS1007)。この通知は、例えば、クライアント装置111にへの電子メールの送信により行うこともできるし、あるいは、住宅供給業者110が次回本システムにログインした際に、画面に表示されるようにしてもよい。
また、受注管理部204は、上記の通知とともに、オンライン受注データベース220の受注テーブルから上記注文の料金等の支払いに関する情報を算出し、住宅供給業者110のクライアント装置111に請求書を送信することもできる。
[5.7] 進捗状況の照会
住宅供給業者110は、本システムにおいて注文した建築基材の試作品又は本製品について、その進捗状況の照会を行うことができる。
住宅供給業者110は、本システムにおいて注文した建築基材の試作品又は本製品について、その進捗状況の照会を行うことができる。
具体的には、住宅供給業者110がクライアント装置111により特定の注文について進捗状況照会の操作を行う(例えば、注文受付番号として通知された注文IDを入力すればよい)と、受注管理部204は、オンライン受注データベース220の受注テーブルを参照し、当該注文レコードの進捗状況を取得し、クライアント装置111に進捗状況を送信する。
クライアント装置111に通知される進捗状況は、例えば、試作品又は本製品が製造中であるとか、製造完了予定日がいつであるとか、製造が完了し配送準備中であるとか、発送予定日がいつであるとかいう情報である。
尚、受注管理部204は、試作品管理部210、本製品管理部212及び配送管理部214から注文に関する情報を受け取る度に、オンライン受注データベース220の受注テーブルにおける当該注文レコードの進捗状況を更新しているものとする。
また、これらの進捗状況は、住宅供給業者110からの照会がなくとも、所定のタイミングで(例えば、試作品又は本製品の製造完了時、発送時など)、電子メール等で自動的に通知されるようにしてもよい。
[5.8] その他
本実施形態では、建材メーカー100のサーバ装置101の構成例として図2に示すものを挙げているが、他の構成例も適用可能である。
本実施形態では、建材メーカー100のサーバ装置101の構成例として図2に示すものを挙げているが、他の構成例も適用可能である。
例えば、図2に示す試作品管理部210及び本製品管理部212を、図1Bに示す塗装工場120のクライアント装置121に含め、配送管理部214を図1Bに示す配送センター130のクライアント装置131に含めるネットワーク構成を採用することもできる。この場合にも、上記した本実施形態のオンライン受注システムにおける全ての機能を等しく発揮することが可能である。
[6] むすび
以上、本発明の建築基材のオンライン受注システムについて、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態又は他の実施形態にかかる発明の構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。
以上、本発明の建築基材のオンライン受注システムについて、具体的な実施の形態を示して説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上記各実施形態又は他の実施形態にかかる発明の構成及び機能に様々な変更・改良を加えることが可能である。
本発明のオンライン受注システムは、印刷を施した建築基材をオンラインで受注及び販売するのに有効に利用することが可能であるが、これに限定されるわけではなく、例えば、建築基材以外のあらゆる印刷体のオンライン受注及び販売を行うシステムに適用可能である。
100 建材メーカー
110 住宅供給業者
120 塗装工場
122 建築基材の印刷装置
130 建築基材の配送センター
140 ネットワーク
200 主制御部
202 記憶部
204 受注管理部
206 デザイン管理部
208 ネットワークインターフェイス部
210 試作品管理部
212 本製品管理部
214 配送管理部
220 オンライン受注データベース
222 RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)
300 制御部
302 記憶部
304 表示部
306 入力部
308 ネットワークインターフェイス部
310 ユーザインターフェイス部
400 印刷装置制御部
110 住宅供給業者
120 塗装工場
122 建築基材の印刷装置
130 建築基材の配送センター
140 ネットワーク
200 主制御部
202 記憶部
204 受注管理部
206 デザイン管理部
208 ネットワークインターフェイス部
210 試作品管理部
212 本製品管理部
214 配送管理部
220 オンライン受注データベース
222 RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)
300 制御部
302 記憶部
304 表示部
306 入力部
308 ネットワークインターフェイス部
310 ユーザインターフェイス部
400 印刷装置制御部
Claims (21)
- 顧客が有するクライアント装置から印刷体の注文を受け付けるサーバ装置を含んだオンライン受注システムであって、
前記サーバ装置は、
顧客情報、印刷体のデザインデータ、及び受注情報を記憶するオンライン受注データベースと、
クライアント装置に対して、前記デザインデータに基づいて印刷体のデザインを選定させるデザイン選定手段と、
クライアント装置から、前記選定されたデザインの印刷体の製造を受注し、前記オンライン受注データベースに受注情報として記憶する受注管理手段と、
前記オンライン受注データベースの受注情報に基づいて、前記受注した印刷体の製造を行わせる製造管理手段と、
を備えているオンライン受注システム - 前記サーバ装置は、さらに、前記オンライン受注データベースの顧客情報に基づいて、製造した印刷体を発注元の顧客に配送させる配送管理手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のオンライン受注システム。
- 前記受注管理手段は、印刷体の試作品及び本製品のいずれかの製造を受注可能であり、
前記製造管理手段は、印刷体の試作品及び本製品のいずれかの製造を行わせることができることを特徴とする請求項1又は2に記載のオンライン受注システム。 - 顧客が有するクライアント装置から建築基材の注文を受け付けるサーバ装置を含んだオンライン受注システムであって、
前記サーバ装置は、
顧客情報、建築基材のデザインデータ、及び受注情報を記憶するオンライン受注データベースと、
クライアント装置に対して、前記デザインデータに基づいて建築基材のデザインを選定させるデザイン選定手段と、
クライアント装置から、前記選定されたデザインの建築基材の製造を受注し、前記オンライン受注データベースに受注情報として記憶する受注管理手段と、
前記オンライン受注データベースの受注情報に基づいて、前記受注した建築基材の製造を行わせる製造管理手段と、
を備えているオンライン受注システム。 - 前記サーバ装置は、さらに、前記オンライン受注データベースの顧客情報に基づいて、製造した建築基材を発注元の顧客に配送させる配送管理手段を備えていることを特徴とする請求項4に記載のオンライン受注システム。
- 前記受注管理手段は、建築基材の試作品及び本製品のいずれかの製造を受注可能であり、
前記製造管理手段は、建築基材の試作品及び本製品のいずれかの製造を行わせることができることを特徴とする請求項4又は5に記載のオンライン受注システム。 - 前記オンライン受注データベースは建築物データを記憶しており、
前記サーバ装置は、さらに、前記選定された建築基材のデザインを、前記建築物データに組み合わせた施工イメージをクライアント装置に提供する施工シミュレーション手段を備えていることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のオンライン受注システム。 - 前記サーバ装置は、クライアント装置から、建築物データを受信し、前記オンライン受注データベースに記憶させることができることを特徴とする請求項7に記載のオンライン受注システム。
- 前記サーバ装置は、クライアント装置から、建築基材のデザインデータを受信し、前記オンライン受注データベースに記憶させることができることを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載のオンライン受注システム。
- 前記サーバ装置は、さらに、前記受注した建築基材の製造及び配送の進捗状況を、前記オンライン受注データベースにおいて記憶しており、
クライアント装置に対して、前記進捗状況を通知することができることを特徴とする請求項5から9のいずれか1項に記載のオンライン受注システム。 - 前記印刷体又は建築基材は、インクジェット印刷装置により印刷されて製造されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のオンライン受注システム。
- 顧客情報、印刷体のデザインデータ、及び受注情報を記憶しているサーバ装置において、顧客が有するクライアント装置から印刷体の注文を受け付けるオンライン受注プログラムであって、
クライアント装置に対して、前記デザインデータに基づいて印刷体のデザインを選定させるデザイン選定ステップと、
クライアント装置から、前記選定されたデザインの印刷体の製造を受注し、受注情報として前記サーバ装置に記憶させる受注管理ステップと、
前記受注情報に基づいて、前記受注した印刷体の製造を行わせる製造管理ステップと、
を備えているオンライン受注プログラム。 - 前記顧客情報に基づいて、製造した印刷体を発注元の顧客に配送させる配送管理ステップをさらに備えていることを特徴とする請求項12に記載のオンライン受注プログラム。
- 前記受注管理ステップは、印刷体の試作品及び本製品のいずれかの製造を受注可能であり、
前記製造管理ステップは、印刷体の試作品及び本製品のいずれかの製造を行わせることができることを特徴とする請求項12又は13に記載のオンライン受注プログラム。 - 顧客情報、建築基材のデザインデータ、及び受注情報を記憶しているサーバ装置において、顧客が有するクライアント装置から建築基材の注文を受け付けるオンライン受注プログラムであって、
クライアント装置に対して、前記デザインデータに基づいて建築基材のデザインを選定させるデザイン選定ステップと、
クライアント装置から、前記選定されたデザインの建築基材の製造を受注し、受注情報として前記サーバ装置に記憶させる受注管理ステップと、
前記受注情報に基づいて、前記受注した建築基材の製造を行わせる製造管理ステップと、
を備えているオンライン受注プログラム。 - 前記顧客情報に基づいて、製造した建築基材を発注元の顧客に配送させる配送管理ステップをさらに備えていることを特徴とする請求項15に記載のオンライン受注プログラム。
- 前記受注管理ステップは、建築基材の試作品及び本製品のいずれかの製造を受注可能であり、
前記製造管理ステップは、建築基材の試作品及び本製品のいずれかの製造を行わせることができることを特徴とする請求項15又は16に記載のオンライン受注プログラム。 - 前記サーバ装置は建築物データを記憶しており、
前記選定された建築基材のデザインを、前記建築物データに組み合わせた施工イメージをクライアント装置に提供する施工シミュレーションステップを備えていることを特徴とする請求項15から17のいずれか1項に記載のオンライン受注プログラム。 - クライアント装置から、建築物データを受信し、前記サーバ装置に記憶させることができることを特徴とする請求項18に記載のオンライン受注システム。
- クライアント装置から、建築基材のデザインデータを受信し、前記サーバ装置に記憶させることができることを特徴とする請求項15から19のいずれか1項に記載のオンライン受注プログラム。
- 前記サーバ装置は、前記受注した建築基材の製造及び配送の進捗状況を記憶しており、
クライアント装置に対して、前記進捗状況を通知するステップを備えていることを特徴とする請求項16から20のいずれか1項に記載のオンライン受注プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003283469A JP2005050237A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 建築基材のオンライン受注システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003283469A JP2005050237A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 建築基材のオンライン受注システム |
Publications (1)
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JP2005050237A true JP2005050237A (ja) | 2005-02-24 |
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ID=34268349
Family Applications (1)
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JP2003283469A Pending JP2005050237A (ja) | 2003-07-31 | 2003-07-31 | 建築基材のオンライン受注システム |
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JP (1) | JP2005050237A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014527679A (ja) * | 2011-08-30 | 2014-10-16 | ザズル インコーポレイテッド | 対話的カスタマイズ可能製品の自動生産に対する製作パターンの適用 |
-
2003
- 2003-07-31 JP JP2003283469A patent/JP2005050237A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014527679A (ja) * | 2011-08-30 | 2014-10-16 | ザズル インコーポレイテッド | 対話的カスタマイズ可能製品の自動生産に対する製作パターンの適用 |
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