JP2005050130A - Icカード電力制御方法及びicカード - Google Patents

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Abstract

【課題】ICカードとリーダライタとの間の通信可能距離を拡大することの可能なICカード電力制御方法及びICカードの提供。
【解決手段】内部にICチップ1を有して、リーダライタβの発する磁界によりアンテナ部2にて誘起される電圧から電源電圧3aの出力を行う電源部3と、補助電源電圧4aの充放電を適宜切り替え可能に構成された補助電源部4とからの電力をICチップ1に供給するための切り替え制御をなすスイッチ手段5を用いて、ICチップ1を動作させアンテナ部2を介してリーダライタβとの間で通信可能に構成されたICカードαであって、リーダライタβから発せられる磁界を継続的に検知する磁界検出部6と、磁界の磁界強度が予め設定された値を超えたか否かを判定して、当該判定に基づきスイッチ手段5に対して制御信号7a,7bを発信する機能手段とを具備したスイッチ制御部7とを有する特徴的構成手段の採用。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICカード電力制御方法及びICカードに関し、(IC:集積回路)、詳しくは、内部にICチップを有するICカードと、磁界を発生してこのICカードと通信可能に構成されたリーダライタとの間で通信を行うのに伴い、リーダライタの発する磁界により誘起される電圧により電源電圧を出力する電源部と補助電源電圧の充放電を適宜切り替え可能に構成された補助電源部とによるICチップへの最適な電圧の供給を行うためのICカード電力制御方法、及びその実施に直接使用するICカードに係わる。
近年、非接触型方式を採用するICカードは、鉄道改札などの交通分野をはじめとしてその利用が拡大している。ここでは、スムーズなサービス利用を実現するために、特に処理の高速性、確実性が要求されている。そのため、ICカードを用いたサービスでは、リーダライタにおけるICカードの確実な捕捉、十分な通信可能距離の確保が要求される。
一方、ICカードを用いたサービスでは、安全性やサービス性も要求されるものであるが、このためにはICカード上で複雑な処理を行う必要があるために、ICカード上に大きな電力の供給が必要であり、必然的に電力を必要とする。例えば、電磁誘導方式を採用して、リーダライタから発する磁界から供給する場合、ICカードとリーダライタとの間の通信可能距離が短くなる。
この相反する要求に応えるために、例えば、ICカード内にコンデンサ等の補助電源を持つことが提案されている。この手法により、ICカード内部にコンデンサ等の補助電源を具備し、このICカードとリーダライタとの間の通信処理中に、何らかの理由によりリーダライタからの電力供給が途絶えてもこの補助電源を使用して処理を継続し、確実な動作を保障するものである。
なお、上記従来の補助電源を備えたICカードの詳細については、下記の特許文献1、2及び3に記載されている。
特開2001−067446号公報 特開2003−006590号公報 特開2003−076967号公報
しかしながら、従来の補助電源を具備するICカードでは、リーダライタからの電力供給によりICカード内部にあるICチップが動作するタイミング以降に、二次的に補助電源からの電力がこのICチップに供給されるように電力制御されている。さらには、ICカードをリーダライタに接近させて、このリーダライタが発する磁界により誘起された電力によりICチップを動作させた場合、ICチップが補助電源からの電力供給を受けることができるようになるまでには時間がかかる。
そのため、リーダライタからICカードへの電力の瞬断等、動作中に不意に電力が絶たれた場合に対する確実な動作の実現はできるものであるが、ICカードとリーダライタとの接近距離が不十分な場合に対する確実な動作は実現できず、リーダライタの発する磁界によりICカードが非接触動作を始めた後に補助電源が電力をバックアップするものであるから、非接触動作後の安定動作を実現するものであり、ICカードとリーダライタとの間の通信可能距離を拡大することはできない。
したがって、ICカードをしばらくリーダライタにかざしておかなければ補助電源が機能せず、さらに、従来のICカードの補助電源は、使用毎に放電してしまうため、次回の利用で補助電源として機能させるためにはICカード動作開始後に引続いて充電しなければならないため、特に、鉄道改札のような交通等のサービス用途では、補助電源が期待通りに機能しない可能性があった。
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は、次のとおりである。
即ち、本発明の第1の目的は、内部にICチップを有するICカードと、磁界を発生してこのICカードと通信可能に構成されたリーダライタとの間で通信を行うのに伴い、ICカードとリーダライタとの間の通信可能距離を拡大することの可能なICカード電力制御方法及びICカードを提供せんとするものである。
本発明の第2の目的は、ICカードをリーダライタに接近させて動作させるのに伴い、リーダライタからICカードへの電力瞬断や不確実な接近距離に左右されずに安定的に電力を供給してICチップのスムーズな動作を保障することの可能なICカード電力制御方法及びICカードを提供せんとするものである。
本発明の第3の目的は、ICカードとリーダライタとの間で通信を行うにあたり、ICカード内部に具備する補助電源を使用毎に放充電することの可能なICカード電力制御方法及びICカードを提供せんとするものである。
本発明の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲の各請求項の記載から、自ずと明らかになろう。
まず、本発明方法においては、ICカードにおいて、リーダライタから発せられる磁界を継続的に検知し、当該磁界の磁界強度が予め設定された値を超えたか否かを判定して、当該磁界強度が当該予め設定された値を超えたときには、ICチップに対して補助電源部から補助電源電圧の放電を一次的に開始して当該ICチップを動作させ、その後、電源電圧がICチップ動作可能電圧に達したときには、二次的に当該電源部から当該電源電圧を供給する、という特徴的構成手法を講じる。
一方、本発明装置においては、ICカードに、リーダライタから発せられる前記磁界を継続的に検知する磁界検出部と、磁界の磁界強度が予め設定された値を超えたか否かを判定する機能手段と、当該判定に基づきスイッチ手段に対して制御信号を発信する機能手段とを具備したスイッチ制御部とを有し、当該制御信号を発信する機能手段が、補助電源部からICチップの電源端子に向けて補助電源電圧の放電のON/OFFを切り替える放電信号の発信と、当該電源部から当該ICチップの当該電源端子への当該電源電圧の供給のON/OFFを切り替える充電信号とを発信可能な機能手段を具備し、スイッチ手段が、ICチップに電力供給が開始される以前には、電源部と補助電源部とICチップの電源端子との接続を切断するOFF状態により制御信号を待機するよう機能構成されてなる、という特徴的構成手段を講じる。
さらに、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念に亙る新規な特徴的構成手法及び手段を採用することにより、前記目的を達成するように為される。
即ち、本発明方法の第1の特徴は、内部にICチップを有するICカードと、磁界を発生して当該ICカードと通信可能に構成されたリーダライタとの間で通信を行うのに伴い、当該リーダライタの発する当該磁界により誘起される電圧から電源電圧を出力する電源部と補助電源電圧の充放電を適宜切り替え可能に構成された補助電源部とにより電圧を供給し、前記ICチップを動作させて当該通信を行うためのICカード電力制御方法であって、前記ICカードにおいて、前記リーダライタから発せられる前記磁界を継続的に検知し、当該磁界の磁界強度が予め設定された値を超えたか否かを判定して、当該磁界強度が当該予め設定された値を超えたときには、前記ICチップに対して一次的に前記補助電源部から前記補助電源電圧の放電を開始して当該ICチップを動作させ、その後、前記電源電圧がICチップ動作可能電圧に達したときには、二次的に当該電源部から当該電源電圧を供給してなる、ICカード電力制御方法の構成採用にある。
本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方法の第1の特徴における前記磁界の継続的な検知を、当該磁界により誘起される電圧により前記磁界強度に対応する検出電圧を出力して、当該検出電圧を継続的に計測することで、前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離に基づき変化する当該磁界の検知を行ってなる、ICカード電力制御方法の構成採用にある。
本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方法の第2の特徴における前記磁界の前記磁界強度が予め設定された値を超えたか否かの判定を、当該磁界強度に対応して出力された前記検出電圧が、前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離に基づき予め任意に設定された動作開始検出電圧を超えたか否かにより判定してなる、ICカード電力制御方法の構成採用にある。
本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方法の第2又は第3の特徴における前記電源電圧の供給を、継続的に行う前記検出電圧の計測とともに、前記補助電源電圧の計測を継続的に行い、当該検出電圧の値を前記電源部において出力可能な前記電源電圧の値と対応させて、前記磁界により誘起される電圧により当該電源部から出力可能となった当該電源電圧が、当該補助電源電圧の値に基づき予め設定された前記ICチップ動作可能電圧を満たすときに、当該電源電圧の供給を行ってなる、ICカード電力制御方法の構成採用にある。
本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方法の第4の特徴における前記電源電圧の供給を、当該電源電圧が、前記補助電源電圧の値に基づき予め設定された前記ICチップ動作可能電圧としての前記補助電源電圧以上であるか事前に判定して、当該判定を満たしたときに、当該電源電圧の供給を開始してなる、ICカード電力制御方法の構成採用にある。
本発明方法の第6の特徴は、上記本発明方法の第4又は第5の特徴における前記電源電圧の供給を、前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離が、前記ICチップ動作可能電圧に達した距離よりもさらに接近して、前記電源部において、当該電源電圧のうち、前記ICチップの動作により消費される当該ICチップ動作可能電圧以上の余剰電圧が発生したときには、当該余剰電圧を前記補助電源部に供給して、当該余剰電圧により当該補助電源部を充電してなる、ICカード電力制御方法の構成採用にある。
本発明方法の第7の特徴は、上記本発明方法の第6の特徴における前記補助電源部の充電を、前記電源部から前記余剰電圧が供給されたときには、前記ICチップへの前記補助電源電圧の放電とともに、当該余剰電圧による充電を合せ行ってなる、ICカード電力制御方法の構成採用にある。
本発明方法の第8の特徴は、上記本発明方法の第4、第5、第6又は第7の特徴における前記電源電圧の供給を、前記電源電圧が、前記補助電源電圧を下回ると、前記電源部において、当該電源電圧の供給を停止してなる、ICカード電力制御方法の構成採用にある。
本発明方法の第9の特徴は、上記本発明方法の第4、第5、第6、第7又は第8の特徴におけるICチップが、当該ICチップの所定の処理が終了した後には、ICチップ処理終了の旨を通知する信号を発信する一方、前記補助電源部が、当該ICチップ処理終了の信号に基づき、当該ICチップへの当該補助電源電圧の放電を停止してなる、ICカード電力制御方法の構成採用にある。
一方、本発明装置の第1の特徴は、内部にICチップを有して、リーダライタの発する磁界によりアンテナ部にて誘起される電圧により電源電圧を出力する電源部からの電力の供給と、補助電源電圧の充放電を適宜切り替え可能に構成された補助電源部からの電力の放電とを当該ICチップに供給するための切り替え制御をなすスイッチ手段を用いて、当該ICチップを動作させ当該アンテナ部を介して当該リーダライタとの間で通信可能に構成されたICカードであって、前記ICカードに、前記リーダライタから発せられる前記磁界を継続的に検知する磁界検出部と、前記磁界の磁界強度が予め設定された値を超えたか否かを判定する機能手段と、当該判定に基づき前記スイッチ手段に対して制御信号を発信する機能手段とを具備したスイッチ制御部とを有し、当該制御信号を発信する機能手段は、前記補助電源部から前記ICチップの電源端子に向けて前記補助電源電圧の放電のON/OFFを切り替える放電信号の発信と、当該電源部から当該ICチップの当該電源端子への当該電源電圧の供給のON/OFFを切り替える充電信号とを発信可能な機能手段を具備し、前記スイッチ手段は、前記ICチップに電力供給が開始される以前には、前記電源部と前記補助電源部と前記ICチップの前記電源端子との接続を切断するOFF状態により前記制御信号を待機するよう機能構成してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第2の特徴は、上記本発明装置の第1の特徴における前記スイッチ手段が、前記補助電源部と前記ICチップの前記電源端子との間に配置されて、前記スイッチ制御部からONを指示する前記放電信号を受信した際には、前記ICチップの前記電源端子との接続を行う機能手段と、当該スイッチ制御部からOFFを指示する前記放電信号を受信した際には、当該ICチップの前記電源端子との接続を切断する機能手段と、を具備する放電側スイッチを有してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第3の特徴は、上記本発明装置の第2の特徴における前記スイッチ手段が、前記電源部と前記補助電源部と前記放電側スイッチとの間に配置されて、前記スイッチ制御部からONを指示する前記充電信号を受信した際には、前記放電側スイッチとの接続を行う機能手段と、当該スイッチ制御部からOFFを指示する前記充電信号を受信した際には、当該放電側スイッチとの接続を切断する機能手段と、を具備する充電側スイッチを有してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第4の特徴は、上記本発明装置の第1、第2又は第3の特徴における前記磁界検出部が、前記磁界により前記アンテナ部にて誘起される電圧により前記磁界強度に対応する検出電圧を前記スイッチ制御部に出力する機能手段を具備してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第5の特徴は、上記本発明装置の第4の特徴における前記スイッチ制御部が、前記磁界検出部から前記検出電圧を入力計測して、当該検出電圧が、前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離に基づき予め任意に設定された動作開始検出電圧を超えたか否かを判定する機能手段を具備してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第6の特徴は、上記本発明装置の第4又は第5の特徴における前記スイッチ制御部が、前記磁界検出部より継続的に前記検出電圧を入力計測するとともに、前記補助電源部から前記補助電源電圧を継続的に入力計測する機能手段と、前記検出電圧の値を前記電源部において出力可能な前記電源電圧の値と対応する機能手段と、ONを指示する前記放電信号を前記放電側スイッチに発信して、前記ICチップに当該補助電源電圧の放電が開始された後に、当該電源部から出力可能となった当該電源電圧が、当該補助電源電圧の値に基づき予め設定された条件を満たすときには、前記充電側スイッチにONを指示する前記充電信号を発信して当該電源電圧の前記ICチップへの供給を開始させる機能手段とを具備してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第7の特徴は、上記本発明装置の第6の特徴における前記ONを指示する前記充電信号を発信して前記電源電圧の前記ICチップへの供給を開始させる機能手段が、前記補助電源電圧の値に基づき予め設定された条件として、前記電源部の前記電源電圧が前記補助電源電圧以上であるか事前に判定する機能手段を具備して、当該判定を満たしたときに、前記充電側スイッチに前記ONを指示する前記充電信号を発信するよう機能構成してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第8の特徴は、上記本発明装置の第6又は第7の特徴における前記スイッチ制御部が、前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離が、前記ICチップ動作可能電圧に達した距離よりもさらに接近して、前記電源部の前記電源電圧のうち、前記ICチップの動作により消費される当該ICチップ動作可能電圧以上の余剰電圧が発生したときに、当該ICチップ動作可能電圧を前記充電側スイッチと前記放電側スイッチとを経由させて当該ICチップに引続き供給するとともに、当該余剰電圧を当該充電側スイッチを経由させて前記補助電源部に供給して、当該余剰電圧により当該補助電源部を充電可能とする前記充電信号を前記充電側スイッチに発信する機能手段を具備してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第9の特徴は、上記本発明装置の第8の特徴における前記スイッチ制御部が、前記補助電源部が前記電源部からの前記余剰電圧により充電されるときに、当該余剰電圧による当該補助電源部の充電とともに、前記ICチップの前記電源端子へ前記補助電源電圧を放電可能とする前記放電信号を前記放電側スイッチに保持する機能手段を具備してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第10の特徴は、上記本発明装置の第6、第7、第8又は第9の特徴における前記スイッチ制御部が、前記電源部の前記電源電圧が、前記補助電源部の前記補助電源電圧を下回ったときに、当該電源部からの当該電源電圧の供給を停止するよう前記充電側スイッチにOFFを指示する前記充電信号を発信する機能手段を具備してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明装置の第11の特徴は、上記本発明装置の第6、第7、第8、第9又は第10の特徴における前記スイッチ制御部が、前記ICチップから、当該ICチップの所定の処理が終了した際に発信されたICチップ処理終了信号を受信する機能手段と、当該ICチップ処理終了信号の受信に基づき、前記放電側スイッチに、前記補助電源部からの前記補助電源電圧の前記ICチップの前記電源端子への放電を停止させるOFFを指示する前記放電信号を発信する機能手段とを具備してなる、ICカードの構成採用にある。
本発明によれば、内部にICチップを有するICカードと、磁界を発生してこのICカードと通信可能に構成されたリーダライタとの間で実施する通信を、ICカードをリーダライタに接近させる過程において、ICチップが電源部から動作に必要な電力を得る以遠より、補助電源部から電力供給を得て、リーダライタとの間でアンテナ部を経由した通信及び処理を開始することができ、当該電源電圧のみにより電力を賄う場合と比較してICカードとリーダライタとの間の通信可能距離を拡大することが可能となる。
また、補助電源部を単に電源部のバックアップ電源とするものではなく、電源部の電源電圧がICチップを動作させるのに十分な電圧を維持する前後に亙り補助電源部の補助電源電圧をICチップに放電するものであることから、リーダライタからICカードへの電力瞬断や不確実な接近距離にある場合においても、安定してICチップに電力を供給し続けることが可能となる。
さらに、ICカードがリーダライタに十分接近し、電源部からの電力供給に余裕ができる間、この余剰電力を、補助電源部に充電可能とするもので経済的、効率的であり、また、ICチップからの処理終了信号とともに補助電源部の当該ICチップへの放電を停止することから、補助電源電圧を従前に確保するために、必要以上の充電時間を特別必要とするものではなく、次回のリーダライタとの通信においても、予め補助電源電圧を確保することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態につき、添付図面を参照しつつ、その装置例及びこれに対応する方法例を順に説明する。
(装置例)
まず、図1は、本発明の装置例に係るICカードの内部構成図である。
同図に示すように、本装置例に係るICカードαは、その内部に、当該ICカードαの機能構成を得るためのICチップ1と、リーダライタβの発する磁界によりアンテナ部2にて誘起される電圧から電源電圧3aを出力する電源部3と、補助電源電圧4aの充放電を適宜切り替え可能に構成された、例えば、電気二重層コンデンサ等の補助電源部4と、電源電圧3a及び補助電源電圧4aとをICチップ1に供給するための切り替え制御をなすスイッチ手段5とを具備する。
ここで、ICチップ1は、アンテナ部2を介してリーダライタβと相互に送受信可能な送受信機能手段を具備して構成されて、例えば、ICチップ1は、リーダライタβに向けて受信信号及び送信信号をアンテナ部2を介してリーダライタβとの間で情報授受可能に構成されて、予め設定された所定の動作を行うよう機能構成されるとよい。
加えて、ICカードαには、リーダライタβから発せられる磁界を継続的に検知する磁界検出部6と、磁界の磁界強度が予め設定された値を超えたか否かを判定する機能手段と、この判定に基づきスイッチ手段5に対して制御信号7a,7bを発信する機能手段とを具備したスイッチ制御部7とを有して構成される。
ここで、スイッチ制御部7が具備する制御信号7a,7bを発信する機能手段は、補助電源部4からICチップ1の電源端子1Aに向けて補助電源電圧4aの放電のON/OFFを切り替える放電信号7a(ON/OFF信号)の発信と、電源部3からICチップ1の電源端子1Aへの電源電圧3aの供給のON/OFFを切り替える充電信号7b(ON/OFF信号)とを発信可能な機能手段を有して構成される。
続いて、スイッチ手段5は、ICカードαとリーダライタβとが十分接近してICチップ1への電力供給が開始される以前には、電源部3と補助電源部4とICチップ1の電源端子1Aとの接続を切断するOFF状態により制御信号7a,7bを待機するよう機能構成される。
また、スイッチ手段5は、例えば、補助電源部4とICチップ1の電源端子1Aとの間に接続配置されて、スイッチ制御部7からONを指示する放電信号7aを受信した際には、ICチップ1の電源端子1Aとの接続を行う機能手段と、スイッチ制御部7からOFFを指示する放電信号7aを受信した際には、ICチップ1の電源端子1Aとの接続を切断する機能手段とを具備する放電側スイッチ5Aを有して構成される。
さらに、スイッチ手段5は、放電側スイッチ5Aとは別に、電源部3と補助電源部4と放電側スイッチ5Aとの間に接続配置されて、スイッチ制御部7からONを指示する充電信号7bを受信した際には、放電側スイッチ5Aとの接続を行う機能手段と、スイッチ制御部7からOFFを指示する充電信号7bを受信した際には、放電側スイッチ5Aとの接続を切断する機能手段とを具備する充電側スイッチ5Bを有して構成される。
一方、磁界検出部6は、リーダライタβの発する磁界によりアンテナ部2にて誘起される電圧により、この磁界の磁界強度に対応する検出電圧6aを、例えば、継続的に、スイッチ制御部7に出力する機能手段を具備して構成されて、検出電圧6aと電源電圧3aは、ともにリーダライタβの磁界による誘起された電圧に基づくものであることから、例えば、相互に比例関係を持つように出力するよう機能構成されるとよい。
他方、スイッチ制御部7は、磁界検出部6から検出電圧6aを、例えば、継続的に入力計測して、この検出電圧6aが、例えば、ICカードαとリーダライタβとが接近し、リーダライタβの磁界からICチップ1を動作させるのに十分な電力を供給可能となる以前の任意の距離等である、ICカードαとリーダライタβとの間の距離に基づき、予め任意に設定された動作開始検出電圧を超えたか否かを判定する機能手段を具備して構成される。
また、スイッチ制御部7は、継続的に検出電圧6aを入力計測するとともに、補助電源部4から補助電源電圧4aを継続的に入力計測する機能手段と、入力された検出電圧6aの値を電源部3において出力可能な電源電圧3aの値と対応する機能手段と、ONを指示する放電信号7aを放電側スイッチ5Aに発信して、ICチップ1に補助電源電圧4aの放電が開始された後に、電源部3から出力可能となった電源電圧3aが、補助電源電圧4aの値に基づき予め設定された条件を満たすことを検出電圧6aの値に基づき対応させて検知したときに、充電側スイッチ5BにONを指示する充電信号7bを発信して電源電圧3aのICチップ1への供給を開始させる機能手段とを具備して構成される。
ここで、充電信号7bを発信して電源電圧3aのICチップ1への供給を開始させる機能手段は、補助電源電圧4aの値に基づき予め設定された条件として、電源部3の電源電圧3aが補助電源電圧4a以上であるか事前に判定する機能手段と、この判定を満たしたときに、充電側スイッチ5BにONを指示する充電信号7bを発信する機能手段とを具備して構成されるとよい。
また、スイッチ制御部7は、ICカードαとリーダライタβとの間の距離が、ICチップ1の動作可能電圧に達した距離よりもさらに接近して、電源部3の電源電圧3aのうち、ICチップ1の動作により消費されるICチップ1の動作可能電圧以上の余剰電圧3a´が発生したときに、ICチップ1の動作可能電圧を充電側スイッチ5Bと放電側スイッチ5Aとを経由させてこのICチップ1に引続き供給するとともに、余剰電圧3a´を充電側スイッチ5Bを経由させて補助電源部4に供給して、余剰電圧3a´により補助電源部4を充電可能とする充電信号7bを充電側スイッチ5Bに発信する機能手段を具備する。
スイッチ制御部6は、一方、補助電源部4が電源部3からこの余剰電圧3a´により充電されるときに、補助電源部4への余剰電圧3a´による充電とともに、ICチップ1の電源端子1Aへ補助電源電圧4aを放電可能とする放電信号7aを放電側スイッチ5Aに保持する機能手段を具備するとよい。
さらに、スイッチ制御部7は、電源部3の電源電圧3aが、補助電源部4の補助電源電圧4aを下回ったときに、この電源部3からの電源電圧3aの供給を停止するよう充電側スイッチ5Bに充電信号7bのOFF信号を発信する機能手段を具備して構成されて、このとき、ICチップ1の電源端子1Aに対する電力の供給は、補助電源部4からの補助電源電圧4aの放電のみとなる。
加えて、スイッチ制御部7は、ICチップ1から、ICチップ1所定の処理が終了した際に発信されたICチップ処理終了信号1aを受信する機能手段と、ICチップ処理終了信号1aの受信に基づき、放電側スイッチ5Aに、補助電源部4からの補助電源電圧4aのICチップ1の電源端子1Aへの放電を停止させるOFFを指示する放電信号7aの、例えばOFF信号を発信する機能手段とを具備するよう構成されるとよい。
したがって、スイッチ制御部7は、磁界検出部6から出力される検出電圧6aと、補助電源部4の補助電源電圧4aの値と、ICチップ1からの処理終了信号1aとを入力してもよく、以上の入力に基づき、放電側スイッチ5A及び充電側スイッチ5Bとに制御信号7a,7bとを発信して、スイッチ手段のON/OFF制御を行うよう機能構成されるとよい。
このとき、放電側スイッチ5Aは、例えば、リーダライタβにICカードαを接近させたときに、磁界検出部6にて検出された磁界強度に依存する検出電圧6aが予め設定された動作開始検出電圧を超えたときにONとなり、ICチップ1の、例えば、アンテナ部2とを介したリーダライタβとの間の通信等の処理が終了したときにOFFとなるよう機能構成される。
一方、充電側スイッチ5Bは、例えば、電源部3から出力可能な電源電圧3aが、補助電源電圧4a以上となったときにONとなり、以下となったときにOFFとなるよう機能構成されて、従来のICカードとリーダライタβとの間の通信可能距離より遠い地点において、放電側スイッチ5AがONとなるように動作開始検出電圧を設定することで、補助電源電圧4aをICチップ1の電源端子1Aに供給することで通信可能距離を伸ばすことができる。
さらに、ICチップ1の所定の処理が終了した後に、放電側スイッチ5AをOFFとするため、補助電源部4に補助電源電圧4aを保持したままとすることが可能となり、次回、ICカードαを動作させるときに、補助電源部4を改めて充電することなく、補助電源部4に蓄えられた補助電源電圧4aにより、ICチップ1にすぐ電力を供給することが可能となる。
なお、本装置例におけるアンテナ部2は、例えば、アンテナコイル等により構成されて、リーダライタβとICチップ1との間の通信を行うためのアンテナとして機能構成されるとともに、リーダライタβが発する磁界により電圧を誘起させて、誘起された電圧を電源部3と磁界検出部6とに供給するよう機能構成されるとよい。
また、本装置例におけるICカードαは、ハードウェア的に連続制御可能に機能構成されるとよく、ICチップ1、アンテナ部2、電源部3、補助電源部4、スイッチ手段5、磁界検出部6、スイッチ制御部7のそれぞれをプロセッサにより構成して当該プロセッサ間通信を行うものに限定されるものではない。
(方法例)
続いて、以上のように構成された装置例により実施されるICカード電力制御方法の具体例を説明する。
まず、図2は、本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法における補助電源電圧の放電の開始を説明するためのシーケンス図である。
同図に示すように、本方法例では、ICカードαにおいてリーダライタβとの間で通信を行うにあたり、まず、磁界検出部6において、リーダライタβから発せられる磁界をアンテナ部2を介して入力されて(ST1)、例えば、この磁界の磁界強度に対応する検出電圧6aをスイッチ制御部7に出力し(ST2)、検出電圧6aを継続的に計測することで、ICカードαにおいて、リーダライタβとの間の距離に基づき変化する磁界の検知を行う。
次に、検出電圧6aが入力されたスイッチ制御部7において、この磁界の磁界強度に基づく検出電圧6aが予め設定された値を超えたか否かを、例えば、磁界強度に対応して出力された検出電圧6aが、ICカードαとリーダライタβとの間の距離に基づき予め任意に設定された動作開始検出電圧「A」を超えたか否かにより判定する(ST3)。
ここで、継続的に入力された検出電圧6aが動作開始検出電圧「A」以上と判定したときに、放電側スイッチ5Aに放電信号7aの、例えば補助電源部4とICチップ1の電源端子1Aを接続するよう命令するON信号を発信して(ST4)、ON信号を受信した放電側スイッチ5Aが、例えば、補助電源部4とICチップ1の電源端子1Aとを接続する(ST5)等により、一次的に補助電源部4から補助電源電圧4aをICチップ1の電源端子1Aへの放電を開始して(ST6)、例えば、アンテナ部2を介してリーダライタβとの間で通信を行う等のICチップの所定の動作を開始させる(ST7)。
次に、図3は、本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法における補助電源電圧放電開始後の電源電圧の供給開始を説明するためのシーケンス図であり、補助電源部4は、図2に示したST6によりICチップ1の電源端子1Aに補助電源電圧4aの放電を開始している状態にあることを示している。
同図に示すように、まず、図2に示したST1及びST2と同様にして、磁界検出部6にてアンテナ部2で受信したリーダライタβの発する磁界の磁界強度を検知して(ST11)、スイッチ制御部7に向けて、この磁界強度に対応する検出電圧6aを出力する(ST12)。
ここで、スイッチ制御部7は、ST12の、例えば、継続的に行う検出電圧6aの計測とともに、補助電源電圧4aの計測も継続的に行い(ST13)、続いて、ST12にて出力された検出電圧6aの値を電源部3において出力可能な電源電圧3aの値(例えば「B」とする)と対応させて、電源電圧3aの値「B」が、補助電源電圧4aの値に基づき予め設定されたICチップ動作可能電圧に達したときに、電源電圧の供給を行う。
補助電源電圧4aの値に基づき予め設定されたICチップ動作可能電圧を満たすか否かの判定は、例えば、このときST13にて計測された補助電源電圧4aの値は「C」であったとすると、電源電圧3aの値「B」が補助電源電圧4aの値「C」以上であるかを判定することで行い(ST14)、ST14にて、「B」≧「C」を満たす場合には、スイッチ制御部7から充電側スイッチ5Bに向けて充電信号7bとして、例えば、電源部3とICチップ1とを接続する命令としてのON信号を発信する(ST15)。
なお、ST14では、電源電圧3aの値「B」と補助電源電圧4a「C」の値を比較して、ICチップ動作可能電圧を補助電源電圧4aの値「C」とするものであるが、ICチップ動作可能電圧は予め設定された固定の電圧値であっても構わない。
引続き、充電信号7bのON信号を受信した充電側スイッチ5Bにおいて、例えば、電源部3とICチップ1の電源端子1Aとを接続するように切り替えをなし(ST16)、ICチップ1の電源端子1Aと接続された電源部3において、ICチップ1の電源端子1Aに向けて、二次的に電源電圧3aの供給を開始する(ST17)。
ここで、ST17の電源電圧3aの供給の開始以後に、ICカードαとリーダライタβとの間の距離が、ICチップ動作可能電圧に達した距離よりもさらに接近して、電源部3において、電源電圧3aのうち、ICチップ1の動作により消費されるICチップ動作可能電圧以上の余剰電圧3a´が発生した(ST18)ときには、余剰電圧3a´を補助電源部4に供給して、余剰電圧3a´により補助電源部4を充電する(ST19)ようにするとよい。
このとき、補助電源部4は、ST6に示したICチップ1の電源端子1Aへの補助電源電圧4aの放電とともに、ST19に示した電源部3から供給される余剰電圧3a´による充電を合せ行うとよく、ICチップ1に放電する電力と比較して、電源部3から充電される電力が大きくなると、その電力の充放電の総和により全体として充電されることとなる。
続いて、図4は、本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法における電源電圧供給開始後の電源電圧の供給停止を説明するためのシーケンス図であり、補助電源部4は、図2に示したST6によりICチップ1の電源端子1Aに補助電源電圧4aの放電を継続しており、一方、電源部3は、図3に示したST17乃至ST19により電源電圧3aを供給している状態にあることを示している。
同図に示すように、まず、図2及び又は図3に示したST1,ST11及びST2,ST22と同様にして、磁界検出部6にてアンテナ部2で受信したリーダライタβの発する磁界の磁界強度を検知して(ST21)、スイッチ制御部7に向けて、この磁界強度に対応する検出電圧6aを出力する(ST22)。
また、図3に示したST13と同様にして、スイッチ制御部7は、ST22の、例えば、継続的に行う検出電圧6aの計測とともに、補助電源電圧4aの計測も継続的に行い(ST23)、続いて、ST14と同様にして、ST22にて出力された検出電圧6aの値を電源部3において出力可能な電源電圧3aの値(例えば「B´」とする)と対応させて、電源電圧3aの値「B´」が、補助電源電圧4aの値に基づき予め設定されたICチップ動作可能電圧の、例えば、ST23にて計測した補助電源電圧4aの値「C´」を下回ったか否か判断する(ST24)。
ST24において、例えば、「B´」<「C´」を満たす場合には、充電側スイッチ5Bに向けて充電信号8として、例えば、電源部3とICチップ1の電源端子1Aとの接続を切断するよう命令するOFF信号を発信する(ST25)ことにより、充電側スイッチ5Bにおいて、電源部3とICチップ1の電源端子1Aとの接続を切断するように切り替えて(ST26)、電源部3からの電源電圧3a及び余剰電圧3a´の供給を停止する。
引続き、図5は、本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法における補助電源電圧放電開始後の放電停止を説明するためのシーケンス図であり、補助電源部4は、図2に示したST6によりICチップ1の電源端子1Aに補助電源電圧4aの放電を継続している状態にあり、また、ICチップ1は、ST7等により電源電圧3aあるいは補助電源電圧4aが供給されて動作を開始している状態にあることを示している。
まず、アンテナ部2を介したリーダライタβとの通信等の、予め設定された所定の処理を終了したICチップ1は、その処理の終了(ST31)とともに、処理終了信号1aをスイッチ制御部7に発信する(ST32)一方、この処理終了信号1aを受信したスイッチ制御部7は、放電側スイッチ5Aに向けて放電信号7aを、例えば、補助電源部4とICチップ1の電源端子1Aとの接続を切断するように切り替えを命令するOFF信号を発信する(ST33)。
ST33により放電信号7a(OFF信号)を受信した放電側スイッチ5Aは、補助電源部4とICチップ1の電源端子1Aとの接続を切断するように切り替えて(ST34)、補助電源部4は、ICチップ1の電源端子1への補助電源電圧4aの放電を停止する。
最後に、図6は、本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法のICカードとリーダライタとを接近させた後に離す場合におけるICカードの一動作タイミング例を説明するための図である。
同図に示すように、横軸が時間経過、縦軸が各部の電圧を表すものとし、T1は、図2に示したST5の補助電源電圧4aの放電の開始に、T2は、図3に示したST16の電源電圧3aの供給の開始及びST18の余剰電圧3a´による補助電源部4の充電の開始に、T3は、図4に示したST26の電源電圧3aの供給の停止に、そして、T4は、図5に示したST34の補助電源電圧4aの放電の停止にそれぞれ対応する時間経過を示している。
電源部3の電圧はICカードαとリーダライタβとの距離に応じて、例えば電源電圧3aのように変化する。一方、補助電源部4の端子電圧は、補助電源電圧4aのように変化し、他方、磁界検出部6にて検出されるリーダライタβが発する磁界の磁界強度の変化は、例えば、電源部3の電源電圧3aに比例して検出電圧6aのように変化する。
まず、磁界検出部6の検出電圧6aが動作開始検出電圧の値「A」以上となったT1で放電側スイッチ5AをONとし、このときに電源部3にて発生する電源電圧3aは、ICチップ1の動作に必要なICチップ動作可能電圧の値「C」には達していないものであるが、代わりに補助電源部4の補助電源電圧4aからICチップ1の電源端子1Aに電力を供給することにより、ICチップ1は動作可能となり、T1の後、補助電源部4は放電のため、補助電源電圧4aを徐々に下げる。
次に、ICカードαがリーダライタβに十分接近して、電源部3からの電源電圧3aの供給が可能となるT2からT3の間、充電側スイッチ5BをONとして、電源電圧3aをICチップ1の電源端子1Aに供給するものであるが、電源電圧3aのうち、ICチップ1を動作させるのに必要な電圧以上の、例えば、ICチップ動作可能電圧の値「C」以上の余剰電圧3a´は、補助電源部4に充電されて、ここで、補助電源部4の補助電源電圧4aの回復を行う。
続いて、ICチップ1の所定の処理が終了したT4で放電側スイッチ5AをOFFとすることにより、補助電源部4は、完全に放電してしまうことなく、補助電源電圧4aは一定に保たれたまま、次回の動作までその電力を保持することができる。
なお、本方法例に示したICカードαの処理動作は、例えば、ICカードα上において各構成部間で通信を行うことなく、ハードウェア的に連続制御するとよい。
以上、本発明の実施形態につき、その装置例及びこれに対応する方法例を挙げて説明したが、本発明は、必ずしも上述した手段及び手法にのみ限定されるものではなく、例えば、RFタグ(RF:Radio Frequency)への実施等、前述の効果を有する範囲内において、適宜、変更実施することが可能なものである。
本発明の装置例に係るICカードの内部構成図である。 本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法における補助電源電圧の放電の開始を説明するためのシーケンス図である。 本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法における補助電源電圧放電開始後の電源電圧の供給開始を説明するためのシーケンス図である。 本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法における電源電圧供給開始後の電源電圧の供給停止を説明するためのシーケンス図である。 本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法における補助電源電圧放電開始後の放電停止を説明するためのシーケンス図である。 本発明の方法例に適用されるICカード電力制御方法のICカードとリーダライタとを接近させた後に離す場合におけるICカードの一動作タイミング例を説明するための図である。
符号の説明
α…ICカード
β…リーダライタ
1…ICチップ
1A…電源端子
1a…処理終了信号
2…アンテナ部
3…電源部
3a…電源電圧
3a´…余剰電圧
4…補助電源部
4a…補助電源電圧
5…スイッチ手段
5A…放電側スイッチ
5B…充電側スイッチ
6…磁界検出部
6a…検出電圧
7…スイッチ制御部
7a…放電信号(ON/OFF信号)
7b…充電信号(ON/OFF信号)

Claims (20)

  1. 内部にICチップを有するICカードと、磁界を発生して当該ICカードと通信可能に構成されたリーダライタとの間で通信を行うのに伴い、当該リーダライタの発する当該磁界により誘起される電圧から電源電圧を出力する電源部と補助電源電圧の充放電を適宜切り替え可能に構成された補助電源部とにより電圧を供給し、前記ICチップを動作させて当該通信を行うためのICカード電力制御方法であって、
    前記ICカードにおいて、
    前記リーダライタから発せられる前記磁界を継続的に検知し、
    当該磁界の磁界強度が予め設定された値を超えたか否かを判定して、
    当該磁界強度が当該予め設定された値を超えたときには、
    前記ICチップに対して一次的に前記補助電源部から前記補助電源電圧の放電を開始して当該ICチップを動作させ、
    その後、前記電源電圧がICチップ動作可能電圧に達したときには、
    二次的に当該電源部から当該電源電圧を供給する、
    ことを特徴とするICカード電力制御方法。
  2. 前記磁界の継続的な検知は、
    当該磁界により誘起される電圧により前記磁界強度に対応する検出電圧を出力して、
    当該検出電圧を継続的に計測することで、前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離に基づき変化する当該磁界の検知を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載のICカード電力制御方法。
  3. 前記磁界の前記磁界強度が予め設定された値を超えたか否かの判定は、
    当該磁界強度に対応して出力された前記検出電圧が、前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離に基づき予め任意に設定された動作開始検出電圧を超えたか否かにより判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のICカード電力制御方法。
  4. 前記電源電圧の供給は、
    継続的に行う前記検出電圧の計測とともに、前記補助電源電圧の計測を継続的に行い、
    当該検出電圧の値を前記電源部において出力可能な前記電源電圧の値と対応させて、
    前記磁界により誘起される電圧により当該電源部から出力可能となった当該電源電圧が、当該補助電源電圧の値に基づき予め設定された前記ICチップ動作可能電圧を満たすときに、
    当該電源電圧の供給を行う、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のICカード電力制御方法。
  5. 前記電源電圧の供給は、
    当該電源電圧が、前記補助電源電圧の値に基づき予め設定された前記ICチップ動作可能電圧としての前記補助電源電圧以上であるか事前に判定して、
    当該判定を満たしたときに、
    当該電源電圧の供給を開始する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のICカード電力制御方法。
  6. 前記電源電圧の供給は、
    前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離が、前記ICチップ動作可能電圧に達した距離よりもさらに接近して、前記電源部において、当該電源電圧のうち、前記ICチップの動作により消費される当該ICチップ動作可能電圧以上の余剰電圧が発生したときには、
    当該余剰電圧を前記補助電源部に供給して、
    当該余剰電圧により当該補助電源部を充電する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のICカード電力制御方法。
  7. 前記補助電源部の充電は、
    前記電源部から前記余剰電圧が供給されたときには、
    前記ICチップへの前記補助電源電圧の放電とともに、
    当該余剰電圧による充電を合せ行う、
    ことを特徴とする請求項6に記載のICカード電力制御方法。
  8. 前記電源電圧の供給は、
    前記電源電圧が、前記補助電源電圧を下回ると、
    前記電源部において、当該電源電圧の供給を停止する、
    ことを特徴とする請求項4、5、6又は7に記載のICカード電力制御方法。
  9. ICチップは、
    当該ICチップの所定の処理が終了した後には、ICチップ処理終了の旨を通知する信号を発信する一方、
    前記補助電源部は、
    当該ICチップ処理終了の信号に基づき、当該ICチップへの当該補助電源電圧の放電を停止する、
    ことを特徴とする請求項4、5、6、7又は8に記載のICカード電力制御方法。
  10. 内部にICチップを有して、リーダライタの発する磁界によりアンテナ部にて誘起される電圧により電源電圧を出力する電源部からの電力の供給と、補助電源電圧の充放電を適宜切り替え可能に構成された補助電源部からの電力の放電とを当該ICチップに供給するための切り替え制御をなすスイッチ手段を用いて、当該ICチップを動作させ当該アンテナ部を介して当該リーダライタとの間で通信可能に構成されたICカードであって、
    前記ICカードに、
    前記リーダライタから発せられる前記磁界を継続的に検知する磁界検出部と、
    前記磁界の磁界強度が予め設定された値を超えたか否かを判定する機能手段と、当該判定に基づき前記スイッチ手段に対して制御信号を発信する機能手段とを具備したスイッチ制御部とを有し、
    当該制御信号を発信する機能手段は、
    前記補助電源部から前記ICチップの電源端子に向けて前記補助電源電圧の放電のON/OFFを切り替える放電信号の発信と、当該電源部から当該ICチップの当該電源端子への当該電源電圧の供給のON/OFFを切り替える充電信号とを発信可能な機能手段を具備し、
    前記スイッチ手段は、
    前記ICチップに電力供給が開始される以前には、前記電源部と前記補助電源部と前記ICチップの前記電源端子との接続を切断するOFF状態により前記制御信号を待機するよう機能構成する、
    ことを特徴とするICカード。
  11. 前記スイッチ手段は、
    前記補助電源部と前記ICチップの前記電源端子との間に配置されて、
    前記スイッチ制御部からONを指示する前記放電信号を受信した際には、前記ICチップの前記電源端子との接続を行う機能手段と、
    当該スイッチ制御部からOFFを指示する前記放電信号を受信した際には、当該ICチップの前記電源端子との接続を切断する機能手段と、を具備する放電側スイッチを有する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のICカード。
  12. 前記スイッチ手段は、
    前記電源部と前記補助電源部と前記放電側スイッチとの間に配置されて、
    前記スイッチ制御部からONを指示する前記充電信号を受信した際には、前記放電側スイッチとの接続を行う機能手段と、
    当該スイッチ制御部からOFFを指示する前記充電信号を受信した際には、当該放電側スイッチとの接続を切断する機能手段と、を具備する充電側スイッチを有する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のICカード。
  13. 前記磁界検出部は、
    前記磁界により前記アンテナ部にて誘起される電圧により前記磁界強度に対応する検出電圧を前記スイッチ制御部に出力する機能手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項10、11又は12に記載のICカード。
  14. 前記スイッチ制御部は、
    前記磁界検出部から前記検出電圧を入力計測して、当該検出電圧が、前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離に基づき予め任意に設定された動作開始検出電圧を超えたか否かを判定する機能手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項13に記載のICカード。
  15. 前記スイッチ制御部は、
    前記磁界検出部より継続的に前記検出電圧を入力計測するとともに、前記補助電源部から前記補助電源電圧を継続的に入力計測する機能手段と、
    前記検出電圧の値を前記電源部において出力可能な前記電源電圧の値と対応する機能手段と、
    ONを指示する前記放電信号を前記放電側スイッチに発信して、前記ICチップに当該補助電源電圧の放電が開始された後に、当該電源部から出力可能となった当該電源電圧が、当該補助電源電圧の値に基づき予め設定された条件を満たすときには、前記充電側スイッチにONを指示する前記充電信号を発信して当該電源電圧の前記ICチップへの供給を開始させる機能手段とを具備する、
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載のICカード。
  16. 前記ONを指示する前記充電信号を発信して前記電源電圧の前記ICチップへの供給を開始させる機能手段は、
    前記補助電源電圧の値に基づき予め設定された条件として、前記電源部の前記電源電圧が前記補助電源電圧以上であるか事前に判定する機能手段を具備して、
    当該判定を満たしたときに、前記充電側スイッチに前記ONを指示する前記充電信号を発信するよう機能構成する、
    ことを特徴とする請求項15に記載のICカード。
  17. 前記スイッチ制御部は、
    前記ICカードと前記リーダライタとの間の距離が、前記ICチップ動作可能電圧に達した距離よりもさらに接近して、前記電源部の前記電源電圧のうち、前記ICチップの動作により消費される当該ICチップ動作可能電圧以上の余剰電圧が発生したときに、当該ICチップ動作可能電圧を前記充電側スイッチと前記放電側スイッチとを経由させて当該ICチップに引続き供給するとともに、当該余剰電圧を当該充電側スイッチを経由させて前記補助電源部に供給して、当該余剰電圧により当該補助電源部を充電可能とする前記充電信号を前記充電側スイッチに発信する機能手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載のICカード。
  18. 前記スイッチ制御部は、
    前記補助電源部が前記電源部からの前記余剰電圧により充電されるときに、当該余剰電圧による当該補助電源部の充電とともに、前記ICチップの前記電源端子へ前記補助電源電圧を放電可能とする前記放電信号を前記放電側スイッチに保持する機能手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項17に記載のICカード。
  19. 前記スイッチ制御部は、
    前記電源部の前記電源電圧が、前記補助電源部の前記補助電源電圧を下回ったときに、当該電源部からの当該電源電圧の供給を停止するよう前記充電側スイッチにOFFを指示する前記充電信号を発信する機能手段を具備する、
    ことを特徴とする請求項15、16、17又は18に記載のICカード。
  20. 前記スイッチ制御部は、
    前記ICチップから、当該ICチップの所定の処理が終了した際に発信されたICチップ処理終了信号を受信する機能手段と、
    当該ICチップ処理終了信号の受信に基づき、前記放電側スイッチに、前記補助電源部からの前記補助電源電圧の前記ICチップの前記電源端子への放電を停止させるOFFを指示する前記放電信号を発信する機能手段とを具備する、
    ことを特徴とする請求項15、16、17、18又は19に記載のICカード。
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