JP2010148210A - 非接触給電回路及び誘導式電源回路 - Google Patents

非接触給電回路及び誘導式電源回路 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、非接触給電回路及び誘導式電源回路に関し、送電側から受電側への送電が不安定である場合にも、できるだけ電気負荷の正常動作を持続させることにある。
【解決手段】磁気結合した一次側コイル16と二次側コイルとの間の電磁誘導により一次側から二次側に伝達された電力を無線センサ回路28に供給する誘導式電源回路10において、無線センサ回路28に対して電力を供給する電力モードとして、一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合が十分である場合に高電力消費デバイス46,48を含む各デバイス42〜48への電力供給を許容する大電力モードに設定し、一方、その磁気結合が不十分である場合に高電力消費デバイス46,48を除くデバイス42,44への電力供給を許容する小電力モードに設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触給電回路及び誘導式電源回路に係り、特に、例えば磁気結合し得る二つのコイル間の電磁誘導により一次側(送信側)から二次側(受電側)に伝達された電力を電気負荷に供給することが可能な非接触給電回路及び誘導式電源回路に関する。
従来、電磁誘導作用により非接触で送電側から受電側に電力が伝達される電源システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムにおいては、二次側コイルと二次側電気負荷との間に、送電側から伝達された電力を蓄えることが可能なコンデンサ、及び、電気負荷への必要供給電力に応じて切り替わる切替スイッチが設けられている。
特開平10−285836号公報
ところで、上記した電源システムが組み込まれる対象によっては、一次側コイルと二次側コイルとのコイルサイズや両コイル間の距離が大きく変動して、一次側から二次側への電力伝達が十分に行われないことがあり、電気負荷への電力供給が適切に行われない事態が生じ得る。また、二次側の消費電力の大きい渦電流式センサが起動され或いは無線モジュールへのアクセスが行われた場合には、電圧低下が生じて回路動作が不安定になり、CPUがリセットする事態が生じ得る。
しかしながら、上記した特許文献1記載のシステムでは、コイル間の距離変動等や電圧低下等が生ずることは想定されておらず、その結果として、電気負荷の正常動作が阻害されることが起こり得る。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、できるだけ電気負荷の正常動作を持続させることが可能な非接触給電回路及び誘導式電源回路を提供することを目的とする。
上記の目的は、無配線で送電された電力を電気負荷に供給する非接触給電回路であって、電気負荷に対して電力を供給する電力モードとして、送電側から受電側への送電が安定している場合に高電力消費デバイスを含むデバイスへの電力供給を許容する大電力モードに設定し、一方、前記送電が不安定である場合に高電力消費デバイスを除くデバイスへの電力供給を許容する小電力モードに設定するモード設定手段を備える非接触給電回路により達成される。
この態様の発明において、二次側の電気負荷に対して電力を供給する電力モードには、送電側から受電側への送電が安定している場合に高電力消費デバイスを含むデバイスへの電力供給を許容する大電力モードと、その送電が不安定である場合に高電力消費デバイスを除くデバイスへの電力供給を許容する小電力モードと、がある。かかる構成においては、送電側から受電側への送電が安定していれば各デバイスへ電力供給が行われ、その送電が不安定であれば高電力消費デバイスへの電力供給が停止されてその高電力消費デバイス以外のデバイスへ電力供給が行われる。このため、送電側から受電側への送電が不安定である場合にも、できるだけ電気負荷の正常動作を持続させることができる。
また、上記の目的は、磁気結合したコイル間の電磁誘導により一次側から二次側に伝達された電力を電気負荷に供給する誘導式電源回路であって、電気負荷に対して電力を供給する電力モードとして、一次側コイルと二次側コイルとの磁気結合が十分である場合に高電力消費デバイスを含むデバイスへの電力供給を許容する大電力モードに設定し、一方、前記磁気結合が不十分である場合に高電力消費デバイスを除くデバイスへの電力供給を許容する小電力モードに設定するモード設定手段を備える誘導式電源回路により達成される。
この態様の発明において、二次側の電気負荷に対して電力を供給する電力モードには、一次側コイルと二次側コイルとの磁気結合が十分である場合に高電力消費デバイスを含むデバイスへの電力供給を許容する大電力モードと、その磁気結合が不十分である場合に高電力消費デバイスを除くデバイスへの電力供給を許容する小電力モードと、がある。かかる構成においては、一次側コイルと二次側コイルとの磁気結合が十分であれば各デバイスへ電力供給が行われ、その磁気結合が不十分であれば高電力消費デバイスへの電力供給が停止されてその高電力消費デバイス以外のデバイスへ電力供給が行われる。このため、一次側コイルと二次側コイルとの磁気結合が不十分である場合にも、できるだけ電気負荷の正常動作を持続させることができる。
尚、上記した誘導式電源回路において、電磁誘導により伝達された電力の全部又は一部を蓄えることが可能なコンデンサと、前記大電力モード時に電磁誘導により伝達された電力を直接に或いは前記コンデンサに蓄えられている電力を高電力消費デバイスを含むデバイスへ供給し、一方、前記小電力モード時に前記コンデンサに蓄えられている電力を高電力消費デバイスを除くデバイスへ供給する電力供給制御手段と、を備えることとしてもよい。
この態様の発明において、大電力モード時は、電磁誘導により伝達された電力が直接に又はコンデンサに蓄えられている電力が各デバイスへ供給され、一方、小電力モード時は、コンデンサに蓄えられている電力が高電力消費デバイス以外のデバイスへ供給される。このため、一次側コイルと二次側コイルとの磁気結合が不十分である場合にも、できるだけ電気負荷の正常動作を持続させることができる。
また、上記した誘導式電源回路において、前記モード設定手段は、二次側コイルに供給される交流電圧を直流に変換した直流電圧及び前記コンデンサの両端に生ずる端子間電圧に基づいて前記電力モードを設定することとしてもよい。
この態様の発明において、二次側コイルに供給される交流電圧を直流に変換した直流電圧及びコンデンサの端子間電圧は共に、一次側コイルと二次側コイルとの磁気結合の状態が影響するものである。従って、本発明によれば、電力モードの設定を両コイルの磁気結合状態に合わせて適切に行うことができる。
また、上記した誘導式電源回路において、二次側コイルと前記コンデンサとの間に介在された、前記大電力モード時にオンされるタイミングが少なくともあり、一方、前記小電力モード時にオフされる第1切替手段を備えることとしてもよい。
この態様の発明において、大電力モード時、電磁誘導により二次側に伝達された電力を電気負荷に対して供給することができると共にコンデンサに対して供給してそのコンデンサを充電することができ、一方、小電力モード時、コンデンサに蓄えられている電力を電気負荷に対して供給することができる。
また、上記した誘導式電源回路において、前記第1切替手段は、前記大電力モード時において、二次側コイルに供給された交流電圧を変換した直流電圧が電気負荷の駆動電圧以上である場合に前記コンデンサを充電させ、一方、前記直流電圧が前記駆動電圧未満である場合に前記コンデンサを放電させるように動作されることとしてもよい。
更に、上記した誘導式電源回路において、二次側コイルと電気負荷との間に介在された、前記大電力モード時にオンされ、一方、前記小電力モード時にオフされる第2切替手段を備えることとしてもよい。
本発明によれば、送電側から受電側への送電が不安定である場合にも、できるだけ電気負荷の正常動作を持続させることができる。
以下、図面を用いて、本発明の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施例である非接触給電回路である誘導式電源回路10を備える無線センサシステム12の構成図を示す。本実施例の誘導式電源回路10は、一次側と二次側との2つのコイル間に生ずる電磁誘導により一次側(送電側)から二次側(受電側)へ非接触で電力を伝達(送電)し、その電力を所定の電気負荷に供給するための電源回路である。無線センサシステム12は、特に誘導式電源回路10の二次側コイルが一次側コイルに対して相対変位し得るセンサシステムであり、例えば、回転し得る車両タイヤにセンシング部が搭載されるタイヤ空気圧の状態などを検知し、所定のタイミングで外部(車体本体側の受信部など)へ検知データを送信するセンサシステムである。
本実施例において、誘導式電源回路10は、一次側に交流電源14及び一次側コイル16を有していると共に、二次側に二次側コイル18、ダイオードブリッジ回路20、及び平滑用コンデンサ22を有している。交流電源14は、一次側コイル16に交流電力を供給する。一次側コイル16は、二次側コイル18と磁気結合した際に、交流電源14から供給される交流電力をその二次側コイル18に伝達する。一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合は、所定時間(例えば、車両タイヤが一回転する時点)ごとに実施される。
二次側コイル18は、磁気結合した一次側コイル16から交流電力が伝達される際にその交流電圧をダイオードブリッジ回路20に供給する。ダイオードブリッジ回路20は、二次側コイル18から供給される交流電圧を整流する。また、平滑用コンデンサ22は、ダイオードブリッジ回路20により整流される電力を平滑化して直流電圧Vssに変換する。
平滑用コンデンサ22の一端には、レギュレータ24が接続されている。レギュレータ24は、ダイオードブリッジ回路20及び平滑用コンデンサ22により変換された直流電圧Vssを後述の無線センサ回路の駆動に必要な駆動電圧Vccに変換する。レギュレータ24には、切替スイッチ26を介して、無線センサシステム12の無線センサ回路28の電源入力端子30が接続されている。レギュレータ24により変換された駆動電圧Vccは、切替スイッチ26が電源入力端子30をレギュレータ24に導通させる状態(オン状態)にあるときに無線センサ回路28の電源入力端子30に入力される。無線センサ回路28は、電源入力端子30に入力される電圧で動作する。
平滑用コンデンサ22には、直列接続された分圧抵抗32,34が並列に接続されている。分圧抵抗32,34は、ダイオードブリッジ回路20及び平滑用コンデンサ22により変換された直流電圧Vssを分圧してその分圧電圧V1を出力する。平滑用コンデンサ22には、また、切替スイッチ36を介してコンデンサ38が並列に接続されている。コンデンサは、例えば短時間での充放電が可能な電気二重層型コンデンサである。コンデンサ38は、切替スイッチ36が導通するオン状態にあるときに、ダイオードブリッジ回路20及び平滑用コンデンサ22により変換された直流電圧Vssで充電される。
コンデンサ38には、昇圧回路40が接続されている。昇圧回路40は、コンデンサ38の端子間に生ずる電圧Vcapを昇圧するDC−DCコンバータである。昇圧回路40の出力には、上記した切替スイッチ26を介して、無線センサ回路28の電源入力端子30が接続されている。昇圧回路40により昇圧された電圧は、切替スイッチ26が電源入力端子30を昇圧回路40に導通させる状態(オフ状態)にあるときに無線センサ回路28の電源入力端子30に入力される。
無線センサ回路28は、CPU42を有している。CPU42には、分圧抵抗32,34の出力する分圧電圧V1が入力されると共に、コンデンサ38の端子間電圧Vcapが電圧V2として入力される。CPU42は、入力される分圧電圧V1に基づいて、ダイオードブリッジ回路20及び平滑用コンデンサ22により変換されている直流電圧Vssを検出すると共に、入力される電圧V2に基づいて、コンデンサ38の端子間電圧Vcapを検出し、コンデンサ38の充電状態を検知する。
CPU42には、また、上記した切替スイッチ26が接続されていると共に、切替スイッチ36が接続されている。CPU42は、後述の如く、切替スイッチ26のオン・オフを制御すると共に、切替スイッチ36のオン・オフを制御する。切替スイッチ26は、CPU42からの指令に従ってオン・オフされ、また、切替スイッチ36は、CPU42からの指令に従ってオン・オフされる。以下、切替スイッチ26を第1切替スイッチ26と、切替スイッチ36を第2切替スイッチ36と、それぞれ称す。
無線センサ回路28は、また、データを格納可能なメモリ44、タイヤ空気圧等の検知パラメータに応じた信号を出力するセンシング部としてのセンサ回路46、及び、外部へ検知データを無線送信する無線モジュール48を有している。メモリ44は、揮発性のメモリであり、無線センサ回路28に入力される電圧が所定以上である場合にデータを格納することができる。また、センサ回路46及び無線モジュール48はそれぞれ、動作中において消費電力の比較的高い電気負荷デバイスである。尚、無線センサ回路28内のCPU42及びメモリ44はそれぞれ、センサ回路46及び無線モジュール48よりも動作中において消費電力の比較的低い電気負荷デバイスである。
メモリ44、センサ回路46、及び無線モジュール48は、上記したCPU42に接続されている。CPU42は、センサ回路46からの出力に基づいて検知パラメータを検知する。また、CPU42は、検知パラメータ等をメモリ44に格納し、更に、メモリ44に格納した検知パラメータ等を読み出す。更に、CPU42は、検知パラメータ等を無線モジュール48から外部へ送信させる。
次に、図2乃至図6を参照して、本実施例の誘導式電源回路10の動作について説明する。図2は、本実施例の誘導式電源回路10の動作ステータスを表した図を示す。図3は、本実施例の誘導式電源回路10において、直流電圧Vss及びコンデンサ38の端子間電圧Vcapと電力モードの切り替えとの関係を表した図を示す。図4は、本実施例の誘導式電源回路10においてCPU42が、直流電圧Vss及びコンデンサ38の端子間電圧Vcapに基づいて電力モードの切り替えを行うべく実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。図5は、本実施例の誘導式電源回路10においてCPU42が、大電力モード時においてコンデンサ38を充電させるべく実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。また、図6は、本実施例の誘導式電源回路10においてCPU42が、大電力モード時においてコンデンサ38を放電させるべく実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。
本実施例の誘導式電源回路10において、一次側から二次側に供給された交流電圧は、ダイオードブリッジ回路20及び平滑用コンデンサ22により直流電圧Vssに変換される。この直流電圧Vssは、レギュレータ24により無線センサ回路28の駆動電圧Vccに変換される。この駆動電圧Vccは、第1切替スイッチ26がオン状態にあるときにその第1切替スイッチ26を介して無線センサ回路28の電源入力端子30に供給される。
また、上記した直流電圧Vssは、分圧抵抗32,34により分圧電圧V1に分圧される。分圧電圧V1は、CPU42に内蔵されるADコンバータにより検出される。更に、第2切替スイッチ36がオン状態にあるとき、一次側から二次側に供給される電力は、直流電圧Vssにてコンデンサ38に供給される。コンデンサ38の端子間電圧Vcapは、CPU42に内蔵されるADコンバータにより電圧V2として検出される。
誘導式電源回路10は、無線センサ回路28の電気負荷(具体的には、CPU42、メモリ44、センサ回路46、及び無線モジュール48)に対して電力を供給する電力モード(電気負荷42〜48の動作ステータス)として、大電力モード、小電力モード、退避モード、及びスリープモードを有している。尚、大電力モードには、コンデンサ38への電力供給を許容してコンデンサ38の充電を許可する充電モードと、コンデンサ38に蓄えられている電力の放出を許容してコンデンサ38の放電を許可する放電モードと、がある。
大電力モードは、すべての電気負荷42〜48への電力供給を許容して各電気負荷42〜48を動作させ得るモードである。小電力モードは、電気負荷42〜48のうち消費電力の比較的高いセンサ回路46及び無線モジュール48(以下、高電力消費デバイス46,48と称す)への電力供給を禁止しつつそれらの高電力消費デバイス46,48を除くCPU42及びメモリ44(以下、低電力消費デバイス42,44と称す)への電力供給を許容して、高電力消費デバイス46,48が動作停止されかつ低電力消費デバイス42,44を動作させ得るモードである。また、退避モードは、メモリ44内の格納データを外部に退避させるべく、センサ回路46への電力供給を禁止しつつそのセンサ回路46を除くCPU42、メモリ44、及び無線モジュール48への電力供給を許容して、センサ回路46が動作停止されかつCPU42、メモリ44、及び無線モジュール48を動作させ得るモードである。更に、スリープモードは、すべての電気負荷42〜48への電力供給を禁止して、各電気負荷42〜48が動作停止されるモードである。尚、CPU42は、スリープモード時でも、入力される電圧V1,V2を検知してその大きさを判定することが可能である。
CPU42は、常時、入力される分圧電圧V1及び電圧V2を検出する。CPU42は、その検出した分圧電圧V1に基づいて、二次側に伝達されて整流された直流電圧Vssを検出する(ステップ100)。また、その検出した電圧V2に基づいて、コンデンサ38の端子間電圧Vcapを検出する(ステップ102)。
CPU42は、検出した直流電圧Vssが無線センサ回路28の駆動に必要な駆動電圧Vcc以上であるか否かを判別する。その結果、Vss≧Vccが成立する場合は、二次側に伝達された直流電圧Vssが無線センサ回路28を通常どおり駆動できる程度(すべてのデバイス42〜48を起動できる程度)に大きいと判断できるので、この判別がなされた場合は、無線センサ回路28の電力モードを、大電力モードに設定し更にコンデンサ38を充電する充電モードに設定する(ステップ104)。かかるモード設定を行うと、無線センサ回路28内のすべてのデバイス42〜48の動作を許容しつつ、コンデンサ38の充電を許容する。
CPU42は、大電力モードかつ充電モードを設定したときは、第1切替スイッチ26を、電源入力端子30をレギュレータ24に導通させるオン状態にすると共に、第2切替スイッチ36を、所定のデューティ比でオン・オフが繰り返されるようにPWM制御する。
第1切替スイッチ26がオン状態にされると、直流電圧Vssがレギュレータ24により無線センサ回路28の駆動電圧Vccに降圧変換された後に、その第1切替スイッチ26を介して無線センサ回路28の電源入力端子30に入力される。このため、この場合は、無線センサ回路28は、誘導式電源回路10のレギュレータ24側から十分な電力供給を受けて通常どおり動作することが可能である。
また、上記した大電力モードかつ充電モード時における第2切替スイッチ36のPWM制御は、二次側に伝達された直流電力の一部がコンデンサ38の充電に用いられるように行われる。かかるPWM制御中、CPU42は、まず、コンデンサ38が充電可能な状態にあるか否かを判別する(ステップ150)。この判別は、例えば端子間電圧Vcap(V2)などに基づいて状態変化するコンデンサ38の充電状態を示すフラグFdriveに基づいて行われる。その結果、フラグFdriveがコンデンサ38の満充電状態を示すTrueであるときは、コンデンサ38の充電が不可能であるとして、処理を終了する。
一方、フラグFdriveがコンデンサ38の充電余裕を示すfalseであるときは、コンデンサ38が充電可能な状態にあるとして、次に、入力される電圧V2に基づいてコンデンサ38の端子間電圧Vcapを検出する(ステップ152)。そして、その端子間電圧Vcapが、コンデンサ38の定格電圧Vdから過充電防止のために設定される電圧Vs1を引いた値(Vd−Vs1)以下であるか否かを判別する(ステップ154)。その結果、Vcap≦Vd−Vs1が成立しない場合は、コンデンサ38が十分に充電されていると判断できるので、この場合は、フラグFdriveを満充電状態を示すTrueに設定して(ステップ156)、その後、処理を終了する。
一方、Vcap≦Vd−Vs1が成立する場合は、コンデンサ38があまり十分には充電されていないと判断し、次に、入力される電圧V1に基づいて二次側に伝達された直流電圧Vssを検出する(ステップ158)。そして、その直流電圧Vssが、無線センサ回路28の駆動に必要な駆動電圧Vccにレギュレータ24での降下電圧Vrdropを足した値(Vcc+Vrdrop)以下であるか否かを判別する(ステップ160)。
その結果、Vss≦Vcc+Vrdropが成立する場合は、一次側から二次側に伝達された電力に、無線センサ回路28を駆動させる電力以外、コンデンサ38を充電させるだけの余裕がないと判断できるので、この場合は、第2切替スイッチ36のPWM制御におけるデューティ比Dを0%に設定する(ステップ162)。かかる設定がなされると、第2切替スイッチ36へのPWM出力がなされて(ステップ164)、第2切替スイッチ36がオフ状態にされるので、二次側の電力は無線センサ回路28に供給される一方、コンデンサ38への供給が行われず、コンデンサ38の充電が停止されることとなる。
一方、Vss≦Vcc+Vrdropが成立しない場合は、一次側から二次側に伝達された電力に、無線センサ回路28を駆動させる電力以外に、コンデンサ38を充電させるだけの余裕があると判断できるので、この場合は、第2切替スイッチ36のPWM制御におけるデューティ比Dを次式(1)の如く設定する(ステップ166)。
Figure 2010148210
但し、Dmaxは、第2切替スイッチ36のPWM制御において取り得るデューティ比Dの最大値であり、また、Vmaxは、平滑用コンデンサ22の出力できる直流電圧Vssの最大値である。
かかるデューティ比の設定がなされると、第2切替スイッチ36へのPWM出力がなされて(ステップ164)、第2切替スイッチ36が定められたデューティ比Dでオン・オフを繰り返すので、二次側の電力は無線センサ回路28に供給されると共に、コンデンサ38へ供給されて、コンデンサ38が充電されることとなる。
このように、二次側の直流電圧Vssが駆動電圧Vcc以上である場合は、一次側から二次側に伝達された電力が、無線センサ回路28に供給されると共に、その電力に余裕があるときには更にコンデンサ38に供給される。従って、大電力モードかつ充電モード時には、一次側から二次側に伝達された電力を直接に無線センサ回路28に供給することで、無線センサ回路28を通常どおり動作させることが可能であると共に、一次側から二次側に伝達された電力に余裕があるときはコンデンサ38に供給することで、そのコンデンサ38を充電することが可能である。尚、このコンデンサ38の充電は満充電状態に達する時(Vcap>Vd−Vs1が成立する時)まで継続される。
また、CPU42は、Vss<Vccが成立する場合は、二次側に伝達された直流電圧Vssが無線センサ回路28を通常どおり駆動できる程度(すべてのデバイス42〜48を起動できる程度)には大きくないと判断できるので、この判別がなされた場合は、次に、検出したコンデンサ38の端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1以上であるか否かを判別する。尚、第1閾値Valt1は、上記した(Vd−Vs1)よりも小さい値であって、無線センサ回路28を通常どおり十分に動作させることが可能な程度にコンデンサ38が充電されていると判断できる最小の端子間電圧である。
その結果、Vcap≧Valt1が成立する場合は、コンデンサ38が無線センサ回路28を通常どおり十分に動作させることが可能な程度に充電されていると判断できるので、この判別がなされた場合は、無線センサ回路28の電力モードを、大電力モードに維持しつつコンデンサ38を放電させる放電モードに設定する(ステップ106)。かかるモード設定を行うと、無線センサ回路28内のすべてのデバイス42〜48の動作を許容しつつ、コンデンサ38の放電を許容する。
CPU42は、大電力モードかつ放電モードを設定したときは、第1切替スイッチ26を、電源入力端子30を昇圧回路40に導通させるオフ状態にすると共に、第2切替スイッチ36をオン・オフの何れかに制御する。
第1切替スイッチ26がオフ状態にされると、コンデンサ38の端子間電圧Vcapを昇圧回路40により昇圧した昇圧電圧が、その第1切替スイッチ26を介して無線センサ回路28の電源入力端子30に入力される。このため、この場合は、無線センサ回路28は、誘導式電源回路10のコンデンサ38から十分な電力供給を受けて通常どおり動作することが可能である。
尚、上記した第2切替スイッチ36のオン・オフ制御は、直流電圧Vssとコンデンサ38の端子間電圧Vcapとの大きさを比較した結果に基づいて行われる(ステップ170)。具体的には、CPU42は、Vss≧Vcapが成立すると判別した場合は、第2切替スイッチ36をコンデンサ38の充電が行われるようにオン状態にし(ステップ172)、一方、Vss<Vcapが成立すると判別した場合は、第2切替スイッチ36をコンデンサ38の充電が停止されるようにオフ状態にする(ステップ174)。このため、この場合は、電圧VssとVcapとの関係に応じてコンデンサ38の充電が行われる。
このように、二次側の直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満である場合は、コンデンサ38に蓄えられている電力が無線センサ回路28の各デバイスに供給可能であると共に、その直流電圧Vssがコンデンサ38の端子間電圧Vcap以上であるときには更に、二次側に伝達された電力がコンデンサ38に供給可能である。従って、大電力モードかつ放電モード時には、コンデンサ38に蓄えられている電力を無線センサ回路28に供給することで、無線センサ回路28を通常どおり動作させることが可能であると共に、直流電圧Vssがコンデンサ端子間電圧Vcap以上であるときはコンデンサ38を充電することが可能である。
また、CPU42は、Vcap<Valt1が成立する場合は、コンデンサ38が無線センサ回路28内のすべてのデバイスを通常どおり十分に動作させることが可能な程度までは充電されていないと判断できるので、この判別がなされた場合は、次に、その検出したコンデンサ端子間電圧Vcapが第2閾値Valt2以上であるか否かを判別する。尚、第2閾値Valt2は、上記した第1閾値Valt1よりも小さい値であって、無線センサ回路28内のデバイスのうち消費電力の比較的大きい高電力消費デバイス46,48を除く低電力消費デバイス42,44だけであれば、十分に動作させることが可能な程度にコンデンサ38が充電されていると判断できる最小の端子間電圧である。
その結果、Valt2≦Vcap<Valt1が成立する場合は、コンデンサ38が低電力消費デバイス42,44のみであれば十分に動作させることが可能な程度に充電されていると判断できるので、この判別がなされた場合は、無線センサ回路28の電力モードを小電力モードに設定する(ステップ108)。かかるモード設定を行うと、低電力消費デバイス42,44の動作を許容しつつ、高電力消費デバイス46,48の動作を停止させる。
CPU42は、小電力モードを設定したときは、第1切替スイッチ26を、電源入力端子30を昇圧回路40に導通させるオフ状態にすると共に、第2切替スイッチ36をオフ状態にする。このため、この場合は、無線センサ回路28内のデバイスのうち低電力消費デバイス42,44のみがコンデンサ38から電力供給を受けて動作することが可能である。
このように、二次側の直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満でありかつコンデンサ38が無線センサ回路28のすべてのデバイスではないが一部の低電力消費デバイスの電力を賄うことができる程度に充電されている場合は、コンデンサ38に蓄えられている電力の供給が、その無線センサ回路28内のデバイスのうち低電力消費デバイス42,44に対しては許容され、高電力消費デバイス46,48に対しては停止される。従って、小電力モード時には、コンデンサ38に蓄えられている電力を無線センサ回路28の低電力消費デバイス42,44にのみ供給することで、その低電力消費デバイス42,44を動作させることが可能である。
また、CPU42は、Vcap<Valt2が成立する場合は、コンデンサ38が低電力消費デバイス42,44のみであっても十分に動作させることが可能な程度まで充電されていないと判断できるので、この判別がなされた場合は、次に、その検出したコンデンサ端子間電圧Vcapが下限値Vlimit以上であるか否かを判別する。尚、下限値Vlimitは、上記した第2閾値Valt2よりも小さい値であって、メモリ44内のデータを外部に退避させる処理を十分に行える程度にコンデンサ38が充電されていると判断できる端子間電圧の下限値である。
その結果、Vlimit≦Vcap<Valt2が成立すると判別した場合は、無線センサ回路28の電力モードを、メモリ44内のデータを外部に退避させる退避モードに設定する(ステップ110)。かかるモード設定を行うと、センサ回路46の動作を停止させつつCPU42、メモリ44、及び無線モジュール48の動作を許容して、メモリ44内のデータを無線モジュール48を用いて外部へ送信させて退避させる。
CPU42は、退避モードを設定したときは、第1切替スイッチ26を、電源入力端子30を昇圧回路40に導通させるオフ状態にすると共に、第2切替スイッチ36をオフ状態にする。このため、この場合は、無線センサ回路28内のデバイスのうちセンサ回路46を除くデバイス42,44,48のみがコンデンサ38から電力供給を受けて動作することが可能である。
このように、二次側の直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満でありかつコンデンサ38の充電量が残り僅かである場合は、コンデンサ38に蓄えられている電力が、CPU42、メモリ44、及び無線モジュール48に対して供給される。従って、退避モード時には、CPU42、メモリ44、及び無線モジュール48を動作させて、メモリ44内のデータを無線モジュール48を使って外部に退避させることが可能である。
更に、CPU42は、Vcap<Vlimitが成立すると判別した場合は、無線センサ回路28の電力モードを、すべてのデバイス42〜48を動作させるスリープモードに設定する(ステップ112)。かかるモード設定を行うと、無線センサ回路28内のすべてのデバイス42〜48の動作を停止させる。CPU42は、スリープモードを設定したときは、第1切替スイッチ26を、電源入力端子30を昇圧回路40に導通させるオフ状態にすると共に、第2切替スイッチ36をオフ状態にする。このため、この場合は、無線センサ回路28内のすべてのデバイス42〜48が動作停止される。
このように、二次側の直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満でありかつコンデンサ38の充電量が下限値未満である場合は、無線センサ回路28への電力供給が停止される。従って、スリープモード時には、すべてのデバイス42〜48の動作を停止させることが可能である。
尚、このスリープモードは、入力される分圧電圧V1に基づく二次側に伝達されて整流された直流電圧Vssが無線センサ回路28の駆動に必要な駆動電圧Vcc以上であると判別される時(ステップ114の肯定判定時)まで継続される。
従って、本実施例の誘導式電源回路10においては、一次側から二次側に伝達された直流電圧Vssが無線センサ回路28の駆動電圧Vcc以上である場合、及び、その直流電圧Vssがその駆動電圧Vcc未満であってもコンデンサ端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1以上である場合は、無線センサ回路28内のすべてのデバイス42〜48の動作を許容して、一次側から二次側に伝達された直流電力を直接に或いはコンデンサ38に蓄えている電力を各デバイス42〜48へ供給可能な大電力モードを実現することができる。
また、直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満であってかつコンデンサ端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1未満である場合は、無線センサ回路28内の高電力消費デバイス46,48の動作を停止させると共に、低電力消費デバイス42,44の動作を許容して、一次側から二次側に伝達された直流電力を直接に或いはコンデンサ38に蓄えている電力を、限定したデバイス42,44のみへ供給可能な小電力モードを実現することができる。
ここで、本実施例において、一次側コイル16と二次側コイル18とは、所定時間ごとに磁気結合される。かかる磁気結合が行われる際の両コイル16,18の距離が適切な範囲に保たれていれば、その磁気結合が十分となって一次側から二次側への電力の伝達は適切に安定して行われ、二次側で整流される直流電圧Vssは無線センサ回路28の駆動電圧Vcc以上となる。一方、磁気結合の際の両コイル16,18の距離が大きすぎると、その磁気結合が不十分となって一次側から二次側への電力の伝達があまり適切に安定して行われず、二次側で整流される直流電圧Vssが無線センサ回路28の駆動電圧Vcc未満となる。すなわち、一次側から二次側に電力伝達された際の直流電圧Vssは、一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合の状態が影響するものである。
また、コンデンサ38は、一次側から二次側に伝達される電力で充電されるものであり、直流電圧Vssの大きさに応じて充放電が制御されるものであるので、その端子間電圧Vcapは、一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合の状態が影響するものである。
本実施例において、直流電圧Vssが駆動電圧Vcc以上である場合は、無線センサ回路28のすべてのデバイス42〜48の動作が許容されるので、一次側から二次側に伝達された直流電力がレギュレータ24及び第1切替スイッチ26を介して直接に各デバイス42〜48に供給可能となり、各デバイス42〜48をすべて適切に動作させることが可能となる。
また、直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満である状況において、コンデンサ38が無線センサ回路28を通常どおり動作させることが可能な程度に充電されており、その充電状態が十分であるとき(具体的には、コンデンサ端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1以上であるとき)は、無線センサ回路28のすべてのデバイス42〜48の動作が許容されるので、コンデンサ38の充電電力が昇圧回路40で昇圧された後に第1切替スイッチ26を介して無線センサ回路28のすべてのデバイス42〜48に供給可能となり、各デバイス42〜48をすべて適切に動作させることが可能となる。
一方、直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満である状況において、コンデンサ38の充電状態が不十分であるとき(具体的には、コンデンサ端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1未満でありかつ第2閾値Valt2以上であるとき)は、無線センサ回路28のデバイスのうち高電力消費デバイス46,48の動作が停止されて低電力消費デバイス42,44の動作が許容されるので、コンデンサ38の充電電力が昇圧回路40での昇圧後に第1切替スイッチ26を介してその低電力消費デバイス42,44にのみ供給可能となり、その低電力消費デバイス42,44を適切に動作させることが可能となる。
このように、本実施例の誘導式電源回路10によれば、一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合の状態に合わせて電力モードの設定を行うことができる。そして、一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合が不十分である場合でも、小電力モードを実現させて、無線センサ回路28内の低電力消費デバイス42,44のみを動作させることができる。このため、必要最小限で低電力消費デバイス42,44の正常動作を持続させることが可能となっている。
尚、本実施例の誘導式電源回路10においては、一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合が不十分となった際(具体的には、直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満となった際)に直ちに小電力モードが実現されるのではなく、コンデンサ38の端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1に低下するまでは大電力モードを維持し、その端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1未満まで低下して始めて小電力モードが実現される。この点、一次側コイル16と二次側コイル18との不十分な磁気結合が頻発した場合に小電力モードを実現させるので、できるだけ無線センサ回路28のすべてのデバイス42〜48の正常動作を持続させることが可能となっている。
また、本実施例の誘導式電源回路10においては、電力モードが小電力モードとなった後、コンデンサ38の充電状態が低下して端子間電圧Vcapが低下する過程で、スリープモードが実現される前に、揮発性のメモリ44内のデータを無線モジュール48を使って外部に送信して退避させる退避モードが実現される。この点、本実施例によれば、無線センサ回路28が電力低下に起因してスリープする前に、メモリ44内のデータを外部に退避させることができるので、メモリ44内のデータが使われることなく給電電力低下に起因して消滅するのを防止することができ、データロスを減らすことが可能となっている。
更に、本実施例の誘導式電源回路10においては、直流電圧Vssが駆動電圧Vcc以上である場合、大電力モードかつ充電モードを実現させて、一次側から二次側に伝達された電力を、直接に無線センサ回路28に供給すると共に、コンデンサ38に供給してそのコンデンサ38を充電させることができる。そして、このコンデンサ38の充電の際、直流電圧Vccの大きさに合わせて第2切替スイッチ36のPWM制御におけるデューティ比を変えることができる。このため、コンデンサ38の充電を、一次側から二次側に電力伝達された際の直流電圧Vssの大きさに対応させて適切に実施させることが可能となっている。
尚、上記の第1実施例においては、無線センサ回路28が特許請求の範囲に記載した「電気負荷」に、コンデンサ38が特許請求の範囲に記載した「コンデンサ」に、第2切替スイッチ36が特許請求の範囲に記載した「第1切替手段」に、第1切替スイッチ26が特許請求の範囲に記載した「第2切替手段」に、それぞれ相当している。また、CPU42が、図4に示すルーチン中ステップ100〜108の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「モード設定手段」が、第1及び第2切替スイッチ26,28の切替制御を行うことにより特許請求の範囲に記載した「電力供給制御手段」が、それぞれ実現されている。
図7は、本発明の第2実施例である誘導式電源回路100を備える無線センサシステム102の構成図を示す。尚、図7において、上記図1に示す構成と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。本実施例の誘導式電源回路100は、一次側と二次側との2つのコイル間に生ずる電磁誘導により一次側から二次側へ非接触で電力を伝達し、その電力を所定の電気負荷に供給するための電源回路である。無線センサシステム102は、上記した無線センサシステム12と同様のセンサシステムである。
本実施例において、平滑用コンデンサ22には、直列接続された分圧抵抗32,34が並列に接続されていると共に、切替スイッチ104を介してコンデンサ38が並列に接続されている。コンデンサ38は、切替スイッチ104が導通するオン状態にあるときに、ダイオードブリッジ回路20及び平滑用コンデンサ22により変換された直流電圧Vssで充電される。
コンデンサ38には、昇圧回路40が接続されている。昇圧回路40の出力は、無線センサシステム102の有する無線センサ回路106の電源入力端子108が接続されている。昇圧回路40により昇圧された電圧は、無線センサ回路106の電源入力端子108に入力される。
無線センサ回路106は、低電力消費デバイスとしてのCPU110を有している。CPU110には、分圧抵抗32,34の出力する分圧電圧V1が入力されると共に、コンデンサ38の端子間電圧Vcapが電圧V2として入力される。CPU110は、入力される分圧電圧V1に基づいて、ダイオードブリッジ回路20及び平滑用コンデンサ22により変換されている直流電圧Vssを検出すると共に、入力される電圧V2に基づいて、コンデンサ38の端子間電圧Vcapを検出し、コンデンサ38の充電状態を検知する。CPU110には、上記した切替スイッチ104が接続されている。CPU110は、後述の如く、切替スイッチ104のオン・オフを制御する。切替スイッチ104は、CPU110からの指令に従ってオン・オフされる。
CPU110には、メモリ44、センサ回路46、及び無線モジュール48が接続されている。CPU110は、センサ回路46からの出力に基づいて検知パラメータを検知する。また、CPU110は、検知パラメータ等をメモリ44に格納し、更に、メモリ44に格納した検知パラメータ等を読み出す。更に、CPU110は、検知パラメータ等を無線モジュール48から外部へ送信させる。
次に、図8を参照して、本実施例の誘導式電源回路100の動作について説明する。図8は、本実施例の誘導式電源回路100の動作ステータスを表した図を示す。
本実施例の誘導式電源回路100において、平滑用コンデンサ22から出力される電力の直流電圧Vssは、分圧抵抗32,34により分圧電圧V1に分圧されると共に、切替スイッチ104がオン状態にあるときは、その電力がその直流電圧Vssにてコンデンサ38に供給される。CPU110は、常時、内蔵ADコンバータにより上記の分圧電圧V1を検出すると共に、コンデンサ38の端子間電圧Vcapを電圧V2として検出する。
誘導式電源回路100は、上記した誘導式電源回路10と同様に、電力モードとして、大電力モード、小電力モード、退避モード、及びスリープモードを有している。CPU110は、検出した分圧電圧V1に基づいて、二次側に伝達されて整流された直流電圧Vssを検出すると共に、検出した電圧V2に基づいて、コンデンサ38の端子間電圧Vcapを検出する。CPU110は、それらの直流電圧Vss及びコンデンサ端子間電圧Vcapに基づいて電力モードの設定を行う(ステップ100〜114)。
CPU110は、大電力モードかつ充電モードを設定したときは、無線センサ回路106内のすべてのデバイス110及び44〜48の動作を許容しつつ、コンデンサ38の充電を許容する。そして、切替スイッチ104を、上記した第2切替スイッチ36と同様の手法で、所定のデューティ比でオン・オフが繰り返されるようにPWM制御する。かかるPWM制御が行われると、二次側に伝達された電力がコンデンサ38へ供給されて、コンデンサ38が充電される。また、コンデンサ38は、常時、昇圧回路40を介して無線センサ回路106に接続されており、コンデンサ38の充電電力は、昇圧回路40により昇圧された端子間電圧Vcapで無線センサ回路106に供給可能である。
従って、大電力モードかつ充電モード時には、コンデンサ38に蓄えられている電力を無線センサ回路106に供給することで、その無線センサ回路106を通常どおり動作させることが可能であると共に、コンデンサ38が満充電状態でないときは一次側から二次側に伝達された電力をコンデンサ38に供給することで、そのコンデンサ38を充電することが可能である。
また、CPU110は、大電力モードかつ放電モードを設定したときは、無線センサ回路106内のすべてのデバイス110及び44〜48の動作を許容しつつ、コンデンサ38の放電を許容する。そして、切替スイッチ104を、上記した第2切替スイッチ36と同様の手法で、オン・オフの何れかに制御する。具体的には、直流電圧Vssとコンデンサ38の端子間電圧Vcapとの大きさを比較した結果に基づいてオン・オフ制御し、Vss≧Vcapが成立する場合にオン状態にし、Vss<Vcapが成立する場合にオフ状態にする。また、コンデンサ38の充電電力は、昇圧回路40により昇圧された端子間電圧Vcapで無線センサ回路106に供給可能である。
従って、大電力モードかつ放電モード時には、コンデンサ38に蓄えられている電力を無線センサ回路106に供給することで、その無線センサ回路106を通常どおり動作させることが可能である。
また、CPU110は、小電力モードを設定したときは、低電力消費デバイス110,44の動作を許容しつつ、高電力消費デバイス46,48の動作を停止させると共に、切替スイッチ104をオフ状態にする。この場合は、無線センサ回路106内のデバイスのうち低電力消費デバイス110,44のみがコンデンサ38から電力供給を受けて動作することが可能である。従って、小電力モード時には、コンデンサ38に蓄えられている電力を無線センサ回路106の低電力消費デバイス110,44にのみ供給することで、その低電力消費デバイス110,44を動作させることが可能である。
また、CPU110は、退避モードを設定したときは、センサ回路46の動作を停止させつつCPU110、メモリ44、及び無線モジュール48の動作を許容して、メモリ44内のデータを無線モジュール48を用いて外部へ送信させて退避させると共に、切替スイッチ104をオフ状態にする。この場合は、無線センサ回路106内のデバイスのうちセンサ回路46を除くデバイス110,44,48のみがコンデンサ38から電力供給を受けて動作することが可能である。従って、退避モード時には、CPU110、メモリ44、及び無線モジュール48を動作させて、メモリ44内のデータを無線モジュール48を使って外部に退避させることが可能である。
更に、CPU110は、スリープモードを設定したときは、無線センサ回路106内のすべてのデバイス110及び44〜48の動作を停止させると共に、切替スイッチ104をオフ状態にする。この場合は、無線センサ回路106内のすべてのデバイス110及び44〜48が動作停止される。従って、スリープモード時には、すべてのデバイス110及び44〜48の動作を停止させることが可能である。
従って、本実施例の誘導式電源回路100においては、一次側から二次側に伝達された直流電圧Vssが無線センサ回路106の駆動電圧Vcc以上である場合、及び、その直流電圧Vssがその駆動電圧Vcc未満であってもコンデンサ端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1以上である場合は、無線センサ回路106内のすべてのデバイス110及び44〜48の動作を許容して、一次側から二次側に伝達された直流電力を直接に或いはコンデンサ38に蓄えている電力を各デバイス110及び44〜48へ供給可能な大電力モードを実現することができる。このため、この場合は、無線センサ回路106内の各デバイス110及び44〜48をすべて適切に動作させることが可能となる。
また、直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満であってかつコンデンサ端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1未満である場合は、無線センサ回路106内の高電力消費デバイス46,48の動作を停止させると共に、低電力消費デバイス110,44の動作を許容して、一次側から二次側に伝達された直流電力を直接に或いはコンデンサ38に蓄えている電力を、限定したデバイス110,44のみへ供給可能な小電力モードを実現することができる。このため、この場合は、無線センサ回路106内の各デバイス110及び44〜48のうち低電力消費デバイス110,44のみを適切に動作させることが可能となる。
このように、本実施例の誘導式電源回路100においても、一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合の状態に合わせて電力モードの設定を行うことができる。そして、一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合が不十分である場合でも、小電力モードを実現させて、無線センサ回路106内の低電力消費デバイス110,44のみを動作させることができる。このため、必要最小限で低電力消費デバイス110,44の正常動作を持続させることが可能となっている。
尚、本実施例の誘導式電源回路100においても、一次側コイル16と二次側コイル18との磁気結合が不十分となった際(具体的には、直流電圧Vssが駆動電圧Vcc未満となった際)に直ちに小電力モードが実現されるのではなく、コンデンサ38の端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1に低下するまでは大電力モードを維持し、その端子間電圧Vcapが第1閾値Valt1未満まで低下して始めて小電力モードが実現される。この点、一次側コイル16と二次側コイル18との不十分な磁気結合が頻発した場合に小電力モードを実現させるので、できるだけ無線センサ回路106のすべてのデバイス110及び44〜48の正常動作を持続させることが可能となっている。
また、本実施例の誘導式電源回路100においても、電力モードが小電力モードとなった後、コンデンサ38の充電状態が低下して端子間電圧Vcapが低下する過程で、スリープモードが実現される前に、揮発性のメモリ44内のデータを無線モジュール48を使って外部に送信して退避させる退避モードが実現される。この点、本実施例によれば、無線センサ回路106が電力低下に起因してスリープする前に、メモリ44内のデータを外部に退避させることができるので、メモリ44内のデータが使われることなく給電電力低下に起因して消滅するのを防止することができ、データロスを減らすことが可能となっている。
更に、本実施例の誘導式電源回路100においては、直流電圧Vssが駆動電圧Vcc以上である場合、大電力モードかつ充電モードを実現させて、一次側から二次側に伝達された電力をコンデンサ38に供給してそのコンデンサ38を充電させることができる。そして、このコンデンサ38の充電の際、直流電圧Vccの大きさに合わせて第2切替スイッチ36のPWM制御におけるデューティ比を変えることができる。このため、コンデンサ38の充電を、一次側から二次側に電力伝達された際の直流電圧Vssの大きさに対応させて適切に実施させることが可能となっている。
尚、上記の第2実施例においては、無線センサ回路106が特許請求の範囲に記載した「電気負荷」に相当している。
本発明の第1実施例である誘導式電源回路を備える無線センサシステムの構成図である。 本実施例の誘導式電源回路の動作ステータスを表した図である。 本実施例の誘導式電源回路において、直流電圧Vss及びコンデンサ端子間電圧Vcapと電力モードの切り替えとの関係を表した図である。 本実施例の誘導式電源回路において、直流電圧Vss及びコンデンサ端子間電圧Vcapに基づいて電力モードの切り替えを行うべく実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本実施例の誘導式電源回路において、大電力モード時においてコンデンサを充電させるべく実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本実施例の誘導式電源回路において、大電力モード時においてコンデンサを放電させるべく実行する制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本発明の第2実施例である誘導式電源回路を備える無線センサシステムの構成図である。 本実施例の誘導式電源回路の動作ステータスを表した図である。
符号の説明
10,100 誘導式電源回路
16 一次側コイル
18 二次側コイル
26,36,104 切替スイッチ
28,106 無線センサ回路
38 コンデンサ
42,110 CPU

Claims (7)

  1. 無配線で送電された電力を電気負荷に供給する非接触給電回路であって、
    電気負荷に対して電力を供給する電力モードとして、送電側から受電側への送電が安定している場合に高電力消費デバイスを含むデバイスへの電力供給を許容する大電力モードに設定し、一方、前記送電が不安定である場合に高電力消費デバイスを除くデバイスへの電力供給を許容する小電力モードに設定するモード設定手段を備えることを特徴とする非接触給電回路。
  2. 磁気結合したコイル間の電磁誘導により一次側から二次側に伝達された電力を電気負荷に供給する誘導式電源回路であって、
    電気負荷に対して電力を供給する電力モードとして、一次側コイルと二次側コイルとの磁気結合が十分である場合に高電力消費デバイスを含むデバイスへの電力供給を許容する大電力モードに設定し、一方、前記磁気結合が不十分である場合に高電力消費デバイスを除くデバイスへの電力供給を許容する小電力モードに設定するモード設定手段を備えることを特徴とする誘導式電源回路。
  3. 電磁誘導により伝達された電力の全部又は一部を蓄えることが可能なコンデンサと、
    前記大電力モード時に電磁誘導により伝達された電力を直接に或いは前記コンデンサに蓄えられている電力を高電力消費デバイスを含むデバイスへ供給し、一方、前記小電力モード時に前記コンデンサに蓄えられている電力を高電力消費デバイスを除くデバイスへ供給する電力供給制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載の誘導式電源回路。
  4. 前記モード設定手段は、二次側コイルに供給される交流電圧を直流に変換した直流電圧及び前記コンデンサの両端に生ずる端子間電圧に基づいて前記電力モードを設定することを特徴とする請求項3記載の誘導式電源回路。
  5. 二次側コイルと前記コンデンサとの間に介在された、前記大電力モード時にオンされるタイミングが少なくともあり、一方、前記小電力モード時にオフされる第1切替手段を備えることを特徴とする請求項3記載の誘導式電源回路。
  6. 前記第1切替手段は、前記大電力モード時において、二次側コイルに供給された交流電圧を変換した直流電圧が電気負荷の駆動電圧以上である場合に前記コンデンサを充電させ、一方、前記直流電圧が前記駆動電圧未満である場合に前記コンデンサを放電させるように動作されることを特徴とする請求項5記載の誘導式電源回路。
  7. 二次側コイルと電気負荷との間に介在された、前記大電力モード時にオンされ、一方、前記小電力モード時にオフされる第2切替手段を備えることを特徴とする請求項5又は6記載の誘導式電源回路。
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