JP2005049953A - 通信システム、サーバ、端末及び通信方法 - Google Patents
通信システム、サーバ、端末及び通信方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】複数のシステムを接続した場合であっても、送達確認を可能とする。
【解決手段】送信元端末であるMMS端末30aがMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、送信先端末である移動端末10aにメッセージを送信するメッセージサーバ10dにより移動端末10aに送信されたことを、変換サーバ20がMMS端末30aに通知する。
【選択図】 図1
【解決手段】送信元端末であるMMS端末30aがMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、送信先端末である移動端末10aにメッセージを送信するメッセージサーバ10dにより移動端末10aに送信されたことを、変換サーバ20がMMS端末30aに通知する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システム、サーバ、端末及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マルチメディアメッセージングサービス(Multimedia Messaging Service、以下「MMS」と表す)を行う通信システムでは、送達確認を行うことができる。図11に示すように、MMS端末310が、MMSリレー/サーバ320に、MMS端末330へのメッセージの送信を要求する送信要求(MM1_subimit.REQ)を送信する(S301)。このとき、MMS端末310は、送達確認通知を行うようMMSリレー/サーバ320に要求できる。MMS端末330へのメッセージは、MMSリレー/サーバ320に一度蓄積される(S302)。MMSリレー/サーバ320は、MMS端末310に、送信要求を受信したことを通知する送信応答(MM1_M_subimit.RES)を送信する(S303)。
【0003】
MMSリレー/サーバ320は、MMS端末330に、MMS端末310からのメッセージが届いていることを知らせる着信通知(MM1_notification.REQ)を送信する(S304)。着信通知を受信したMMS端末330は、MMSリレー/サーバ320に、着信通知を受信したことの通知(MM1_notification.RES)を送信する(S305)。
【0004】
更に、MMS端末330は、メッセージを受信したい旨を通知するMM受信要求(MM1_retrieve.REQ)を、MMSリレー/サーバ320に送信する(S306)。MMSリレー/サーバ320は、MMS端末310からのメッセージを、(MM1_retrieve.RES)としてMMS端末330に送信する(S307)。メッセージを受信したMMS端末330は、受信したことを通知する受信通知(MM1_acknowledgement.REQ)をMMSリレー/サーバ320に送信する(S308)。そして、MMSリレー/サーバ320は、MMS端末330にメッセージを送信したことを通知する送達確認通知(MM1_delivery_report.REQ)を、MMS端末310に送信する(S309)。
【0005】
又、情報を含む電子メールを送信するのではなく、サーバに情報を格納し、その情報の格納先を示すURL(Uniform Resource Locator)アドレスを含む電子メールを、端末に送信することが行われている。端末は、そのURLアドレスにアクセスすることにより、情報にアクセスする。この場合に、端末がURLアドレスにアクセスしたか否かを管理し、送信側がアクセスの有無を確認する技術も提案されている(例えば、「特許文献1」参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−207300号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、送達確認を行う機能を備えるシステムと、送達確認を行う機能を備えないシステムとを接続し、両者の間でメッセージの送受信を行おうとした場合、送達確認を行うことができなかった。即ち、送達確認を行う機能を備えないシステム側で、送達確認を行う機能を備えるシステムからのメッセージを端末に送信しても、送達確認通知を送信することができない。そのため、送達確認を行う機能を備えるシステム側では、送達確認を行う機能を備えないシステム側でメッセージが送信されたか否かを確認できなかった。メッセージに含まれる情報へのアクセスの確認についても、同様の問題があった。即ち、情報にアクセスしたか否かを管理する機能を備えるシステムと、管理する機能を備えないシステムとを接続し、両者の間でメッセージの送受信を行おうとした場合、メッセージに含まれる情報にアクセスしたか否かの確認を行う既読確認を行うことができなかった。
【0008】
そこで、本発明の第1の目的は、複数のシステムを接続した場合であっても、送達確認を行えるようにすることにある。更に、本発明の第2の目的は、複数のシステムを接続した場合であっても、既読確認を行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信システムは、送信元端末から送信されたメッセージを送信する送信元送信手段と、送信元送信手段が送信したメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段と、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを、送信元端末に通知する通知手段とを備えることを特徴とする。又、本発明に係るサーバは、送信元端末から送信され、送信元送信手段が送信するメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段が、メッセージを送信先端末に送信したことを、送信元端末に通知する通知手段を備えることを特徴とする。
【0010】
このような通信システムやサーバによれば、送信元端末が送信元送信手段に送信したメッセージが、送信先端末にメッセージを送信する送信先送信手段により送信先端末に送信されたことを、通知手段が送信元端末に通知できる。そのため、複数のシステムが接続され、送信元送信手段と送信先送信手段が同一のシステムに設けられていない場合であっても、送信元端末は送信元送信手段に送信したメッセージが、送信先送信手段によって送信先端末に送信されたことを確認する送達確認を行うことができる。
【0011】
又、サーバは、送信元送信手段からメッセージが送信された際に、メッセージにそのメッセージを識別する識別データを付与する付与手段と、識別データ毎に、送信先送信手段によるメッセージの送信状況を保持する保持手段とを備え、通知手段は、保持手段に保持された送信状況に基づいて、通知を行うことが好ましい。これによれば、サーバは、送信元送信手段によるメッセージの送信と、そのメッセージの送信先送信手段による送信とを、識別情報を用いて関連付けることができる。そして、サーバは、送信元送信手段から送信されたメッセージの送信先送信手段による送信状況を、識別情報を用いて管理できる。更に、通知手段は、保持手段に保持された送信状況に基づいて、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に容易に通知できる。
【0012】
付与手段は、メッセージにそのメッセージを送信先毎に識別する管理データを付与し、保持手段は、識別データ毎と管理データとを対応付けて保持することが好ましい。これによれば、サーバは、識別データと管理データとを関連付けることができる。そのため、サーバは、送信元送信手段によるメッセージの送信と、送信先送信手段によるメッセージの送信先毎の送信とを、識別データと管理データを用いて関連付け、管理することができる。
【0013】
更に、通知手段は、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末に通知することが好ましい。これによれば、複数のシステムが接続され、送信元端末と送信先端末が同一のシステムに存在しない場合であっても、送信元端末は送信元送信手段に送信したメッセージに含まれる情報に、送信先端末がアクセスしたことを確認する既読確認を行うことができる。
【0014】
通知手段は、送信先端末による情報が格納されている格納先へのアクセスに基づいて、情報にアクセスしたことの通知を行うようにしてもよい。これによれば、送信元端末からの情報を含むメッセージがそのまま送信先端末に送信されるのではなく、その情報が格納先に格納され、その格納先を含むメッセージに変換されて、送信先送信手段により送信先端末に送信される場合に、送信元端末は、送信先端末が格納先にアクセスして、情報にアクセスしたことを確認できる。
【0015】
又、サーバは、送信先端末から、情報にアクセスしたことを示す既読信号を受信する既読信号受信手段を備え、通知手段は、既読信号受信手段による既読信号の受信に基づいて、情報にアクセスしたことの通知を行うようにしてもよい。これによれば、サーバは、送信先端末から既読信号を受信することができ、既読信号の受信に基づいて情報にアクセスしたことの通知を、容易に送信元端末に対して行うことができる。
【0016】
更に、サーバは、送信元送信手段からメッセージを受信するメッセージ受信手段と、送信先送信手段とを備えるようにしてもよい。これによれば、サーバが、送信元端末と送信先端末との間のメッセージの送受信を中継できる。又、サーバは、送信元端末により送信されたメッセージを、そのメッセージに含まれている情報の格納先を含むメッセージに変換する変換手段を備えることが好ましい。これによれば、送信元端末からの情報を含むメッセージをそのまま送信先端末に送信するのではなく、送信先送信手段は、その情報の格納先を含むメッセージを送信することができる。
【0017】
本発明に係る端末は、メッセージを受信する受信手段と、受信手段が受信したメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを示す既読信号を送信する送信手段とを備えることを特徴とする。このような端末によれば、送信元端末が送信したメッセージに含まれる情報に送信先端末がアクセスしたことを送信元端末に通知するサーバに、情報にアクセスしたことを通知することができる。そのため、複数のシステムが接続され、送信元端末と送信先端末が同一のシステムに存在しない場合であっても、送信元端末は送信したメッセージに含まれる情報に、送信先端末がアクセスしたことを確認する既読確認を行うことができる。
【0018】
本発明に係る通信方法は、送信元端末から送信され、送信元送信手段が送信するメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段が、メッセージを送信先端末に送信したことを、送信元端末に通知することを特徴とする。更に、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末に通知するようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
〔通信システム〕
図1に示すように、通信システム1は、第1メッセージングシステム10と、変換サーバ20と、第2メッセージングシステム30とを備える。通信システム1は、複数のシステム、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30とを、変換サーバ20を介して接続した通信システムである。
【0020】
第1メッセージングシステム10は、移動通信サービスを行う。第1メッセージングシステム10は、送達確認、既読確認を行う機能を備えていない。第1メッセージングシステム10は、移動端末10aと、無線基地局10bと、移動通信パケット通信網10cと、メッセージサーバ10dとを備える。メッセージサーバ10dは、例えば、i−mode(登録商標)サーバを用いることができる。第2メッセージングシステム30は、マルチメディアメッセージングサービスを行う。第2メッセージングシステム30は、送達確認、既読確認を行う機能を備えている。第2メッセージングシステム30は、マルチメディアメッセージングサービス端末(以下「MMS端末」という)30aと、無線基地局30bと、移動通信パケット通信網30cと、マルチメディアメッセージングサービスリレー/サーバ(以下「MMSリレー/サーバ」という)30dとを備える。
【0021】
変換サーバ20は、送信先送信手段による送信先端末へのメッセージの送信状況を管理し、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に通知する。又、変換サーバ20は、送信先送信手段により送信されたメッセージに含まれる情報への送信先端末によるアクセス状況を管理し、送信先端末がメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを送信元端末に通知する。更に、変換サーバ20は、MMS端末30aと移動端末10aとの間のメッセージの送受信を中継する。又、変換サーバ20には、送信元送信手段により送信されたメッセージに含まれる送信先端末への情報を格納しておくことができる。又、変換サーバ20は、送信元端末により送信されたメッセージを、そのメッセージに含まれている情報を含むメッセージに変換して、送信先送信手段に送信する。そして、変換サーバ20は、送信先端末が情報の格納先にアクセスした際に、情報を送信先端末に提供する。情報の格納先は、例えば、URLアドレスを用いて示すことができる。以下、送信先端末がURLアドレスにアクセスし、格納されている情報にアクセスすることを「URL閲覧」という。
【0022】
MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末となる場合には、MMS端末30aが移動端末10aへのメッセージを送信する。無線基地局30bは、MMS端末30aからメッセージを受信し、移動パケット通信網30cを介してMMSリレー/サーバ30dに送信する。MMSリレー/サーバ30dは、送信元端末から送信されたメッセージを送信する送信元送信手段となり、メッセージを変換サーバ20に送信する。
【0023】
変換サーバ20は、MMS端末30aからのメッセージに含まれる情報を格納し、メッセージを、情報の格納先示すURLアドレスを含むメッセージに変換して、メッセージサーバ10dに送信する。メッセージサーバ10dは、送信元送信手段が送信したメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段となり、情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージを、移動パケット通信網10c、無線基地局10bを介して移動端末10aに送信する。メッセージサーバ10dは、第1メッセージングシステム10におけるメッセージとして、例えば、i−mode(登録商標)メールを送信することができる。
【0024】
送信先送信手段であるメッセージサーバ10dは、メッセージを移動端末10aに送信すると、変換サーバ20に、メッセージを送信先端末である移動端末10aに送信したことを通知する。これにより、変換サーバ20は、メッセージサーバ10dがメッセージを移動端末10aに送信したことを把握する。そして、変換サーバ20は、送信先送信手段であるメッセージサーバ10dが、メッセージを送信先端末である移動端末10aに送信したことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。
【0025】
このとき、MMSリレー/サーバ30dは、メッセージを送信したことを通知する送達確認通知を、MMS端末30aに送信する機能を備えている。そのため、変換サーバ20がMMSリレー/サーバ30dに送達確認通知を送信すれば、MMSリレー/サーバ30dによってMMS端末30aに送達確認通知が送信される。よって、変換サーバ20は、MMSリレー/サーバ30dに、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信したことを通知する送達確認通知を送信することにより、MMS端末30aに通知を行う。
【0026】
移動端末10aは、メッセージに含まれるURLアドレスにアクセスして、格納されている情報にアクセスする。変換サーバ20は、移動パケット通信網10c、無線基地局10bを介して、格納されているMMS端末30aからの情報を、移動端末10aに提供する。そして、変換サーバ20が、送信先端末である移動端末10aが、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。このとき、MMSリレー/サーバ30dは、メッセージに含まれる情報にアクセスしたことを通知する既読確認通知を、MMS端末30aに送信する機能を備えている。そのため、変換サーバ20がMMSリレー/サーバ30dに既読確認通知を送信すれば、MMSリレー/サーバ30dによってMMS端末30aに既読確認通知が送信される。よって、変換サーバ20は、MMSリレー/サーバ30dに、送信先端末が送信元送信手段からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを通知する既読確認通知を送信することにより、MMS端末30aに通知を行う。
【0027】
移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、移動端末10aが、MMS端末30aへのメッセージを送信する。移動端末10aは、第1メッセージングシステム10におけるメッセージとして、例えば、i−mode(登録商標)メールを送信することができる。無線基地局10bは、移動端末10aからメッセージを受信し、移動パケット通信網10cを介してメッセージサーバ10dに送信する。メッセージサーバ10dは送信元送信手段となり、メッセージを変換サーバ20に送信する。変換サーバ20は、移動端末10aからのメッセージをMMSリレー/サーバ30dに送信する。MMSリレー/サーバ30dは、送信先送信手段となり、受信したメッセージを、移動パケット通信網30c、無線基地局30bを介してMMS端末30aに送信する。
【0028】
〔変換サーバ〕
変換サーバ20は、図2に示すように、メッセージ/MMS制御部21と、送達既読管理データベース22と、メッセージサーバインタフェース部23と、MMSリレー/サーバインタフェース部24と、WWW(World Wide Web)サーバ部25とを備える。図2では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末、MMSリレー/サーバ30dが、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージを送信する送信元送信手段、メッセージサーバ10dが、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dが送信したメッセージを、送信先端末である移動端末10aに送信する送信先送信手段である場合を例にとって説明する。又、図2中、実線の矢印は、MMS端末30aからメッセージが送信された時の処理の経路を示し、一点鎖線の矢印は、送達確認を行う時の処理の経路を示し、点線の矢印は、URL閲覧、既読確認を行う時の処理の経路を示す。
【0029】
送達既読管理データベース22は、送信先送信手段によるメッセージの送信状況を保持する保持手段である。又、送達既読管理データベース22は、送信先端末による送信元端末からのメッセージに含まれる情報へのアクセス状況も保持する。図3に示すように、送達既読管理データベース22は、接続ID、送信元〔From〕、宛先〔TO(1)〕、TO(1)送達フラグ、TO(1)既読フラグ、宛先〔TO(2)〕、TO(2)送達フラグ、TO(2)既読フラグ、URL、作成日時、消去日時のフィールドを備える。送達既読管理データベース22は、送達確認、既読確認を行うために必要な情報を保持する。
【0030】
接続IDのフィールドには、接続IDが格納される。接続IDは、送信元送信手段からメッセージが送信された際にメッセージに付与する、メッセージを識別する識別データである。送達既読管理データベース22は、接続ID毎に、メッセージの送信状況や、メッセージに含まれる情報へのアクセス状況を含むメッセージに関する情報を保持し、管理する。送信元〔FROM〕のフィールドには、メッセージの送信元を示す情報が格納される。送信元を示す情報として、送信元端末であるMMS端末30aやMMS端末30aのユーザを示す情報が格納される。例えば、MMS端末30aのユーザのアドレスや電話番号などが格納される。
【0031】
宛先〔TO(1)〕、宛先〔TO(2)〕のフィールドには、メッセージの送信先を示す情報が格納される。送信先を示す情報として、送信先端末である移動端末10aや移動端末10aのユーザを示す情報が格納される。例えば、移動端末10aのユーザのアドレスや電話番号などが格納される。尚、図3では、宛先のフィールドが2つとなっているが、宛先のフィールドの数は限定されない。例えば、システム設計時に、指定可能な宛先の最大数を想定し、その最大数だけ宛先のフィールドを設けるようにしてもよい。
【0032】
TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドには、宛先毎に送信状況が格納される。TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドには、送信状況として「済」又は「未」が格納される。「済」は、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信したことを示し、「未」は、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信していないことを示す。このように、変換サーバ20は、送信元送信手段から送信されたメッセージの送信先送信手段による送信状況を、接続IDを用いて管理できる。更に、送達既読管理データベース22が、宛先毎に送信状況を保持することにより、変換サーバ20は宛先毎に送信状況を管理できる。
【0033】
TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドには、宛先毎にアクセス状況が格納される。TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドには、アクセス状況として「済」又は「未」が格納される。「済」は、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを示し、「未」は、情報にアクセスしていないことを示す。このように、変換サーバ20は、送信先端末による送信元端末からのメッセージに含まれる情報へのアクセス状況を、接続IDを用いて管理できる。更に、送達既読管理データベース22が、宛先毎にアクセス状況を保持することにより、変換サーバ20は宛先毎にアクセス状況を管理できる。
【0034】
URLのフィールドには、各情報の格納先を示すURLアドレスが格納される。作成日時のフィールドには、メッセージに接続IDが付与された日時が格納される。消去日時のフィールドには、接続ID及び接続IDに対応付けられている情報が消去される日時が格納される。接続IDには、有効期限が設定される。そして、その有効期限が切れると、送達既読管理データベース22は、自動的にその接続ID及び接続IDに対応付けられている情報を消去する。そのため、消去日時のフィールドには、その有効期限が切れる日時が格納される。これにより、いつまでも送信されないメッセージに関する情報を保持しておくことにより、送達既読管理データベース22の容量が圧迫されることを防止できる。
【0035】
MMSリレー/サーバインタフェース部24は、MMSリレー/サーバ30dとのインタフェースである。MMSリレー/サーバインタフェース部24は、MMS受信部24aと、MMS送信部24bとを備える。MMS受信部24aは、送信元送信手段からメッセージを受信する受信手段として機能する。MMS受信部24aは、MMSリレー/サーバ30dから、MMS端末30aが送信したメッセージを受信する。MMS受信部24aは、受信したメッセージを、メッセージ/MMS制御部21に入力する。MMS送信部24bは、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを通知する既読確認通知、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信したことを通知する送達確認通知を、メッセージ/MMS制御部21から取得し、MMSリレー/サーバ30dに送信する。
【0036】
メッセージサーバインタフェース部23は、メッセージサーバ10dとのインタフェースである。メッセージサーバインタフェース部23は、メッセージ受信部23aと、メッセージ送信部23bとを備える。メッセージ受信部23aは、送信先送信手段から、メッセージを送信先端末に送信したことを通知するメッセージ送達通知を受信する送達通知受信手段として機能する。更に、メッセージ受信部23aは、送信先送信手段によるメッセージの送信に基づいて、保持手段に保持された送信状況を更新する更新手段としても機能する。具体的には、メッセージ受信部23aは、メッセージサーバ10dから、URLアドレスを含むメッセージを移動端末10aに送信したこと通知するメッセージ送達通知を受信する。メッセージ受信部23aは、メッセージサーバ10dから、メッセージ送達通知を受信すると、送達既読管理データベース22のTO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドに格納されている「未」を、「済」に更新する。即ち、メッセージ受信部23aは、メッセージ送達通知を受信し、実際にメッセージがメッセージサーバ10dにより送信され、移動端末10aに届いたことを把握すると、送達既読管理データベース22に保持された送信状況を更新する。
【0037】
このようなメッセージ受信部23aによれば、変換サーバ20は、メッセージサーバ10dによるメッセージの実際の送信に基づいて、送達既読管理データベース22に保持された送信状況を更新できる。よって、変換サーバ20は、実際の送信状況に基づいて送達確認通知を行うことができる。例えば、移動端末10aが圏外に存在し、メッセージサーバ10dがメッセージを送信できない間は、メッセージ受信部23aはメッセージ送達通知を受信しない。そのため、メッセージ受信部23aは、送達既読管理データベース22を更新しない。よって、変換サーバ20は、メッセージサーバ10dがメッセージを送信していない場合に、送達確認通知を送信してしまうことを防止できる。
【0038】
又、メッセージ受信部23aは、移動端末10aがURL閲覧を行う際に、移動端末10aからURLアドレスを受信する。メッセージ受信部23aは、受信したURLアドレスをWWWサーバ部25に入力する。メッセージ送信部23bは、MMS端末30aからのメッセージに含まれる情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージをメッセージ/MMS制御部21から取得し、メッセージサーバ10dに送信する。又、メッセージ送信部23bは、移動端末10aがURL閲覧を行う際に、MMS端末30aからのメッセージに含まれていた情報をWWWサーバ部25から取得し、移動端末10aに送信する。
【0039】
WWWサーバ部25には、MMSリレー/サーバ30dが送信したMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報が格納される。WWWサーバ部25は、各情報の格納先を示すURLアドレスに対応付けて、情報を保持する。WWWサーバ部25は、移動端末10aが格納先にアクセスすることにより、情報を移動端末10aに提供する。WWWサーバ部25は、メッセージ受信部23aから、移動端末10aから受信したURLアドレスの入力を受ける。WWWサーバ部25は、そのURLアドレスに対応付けられている情報をメッセージ送信部23bに入力し、移動端末10aに提供する。
【0040】
WWWサーバ部25は、送信先端末による情報へのアクセスに基づいて、保持手段に保持されたアクセス状況を更新する更新手段としても機能する。WWWサーバ部25は、移動端末10aが情報の格納先にアクセスしたか否かに基づいて、送達既読管理データベース22を更新する。移動端末10aがURL閲覧を行うと、即ち、移動端末10aがURLにアクセスし、WWWサーバ部25が移動端末10aに情報を提供すると、WWWサーバ部25は、送達既読管理データベース22のTO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドに格納されている「未」を、「済」に更新する。このように変換サーバ20にMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報が格納され、変換サーバ20が格納されている情報を移動端末10aに提供することにより、変換サーバ20において、情報へのアクセス状況を容易に把握することができる。
【0041】
メッセージ/MMS制御部21は、MMSリレー/サーバ30dからメッセージが送信された際に、MMS受信部24aから、MMS端末30aからのメッセージを取得する。メッセージ/MMS制御部21は、取得したMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報を、WWWサーバ部25に格納する。メッセージ/MMS制御部21は、情報の格納先を示すURLアドレスに対応付けて、情報を格納する。
【0042】
メッセージ/MMS制御部21は、取得したメッセージに接続IDを付与する。メッセージ/MMS制御部21は、MMSリレー/サーバ30dからメッセージが1通届く度に、メッセージに接続IDを付与する。メッセージ/MMS制御部21は、接続IDとして、ランダムな数字や記号、文字を付与してもよく、連続した数字や記号、文字を付与してもよい。又、メッセージ/MMS制御部21は、接続IDを付与する際に、その接続IDに有効期限を設定する。メッセージ/MMS制御部21は、有効期限が切れた接続IDを、再度、他のメッセージに付与する。これにより、メッセージ/MMS制御部21は、接続IDを再利用でき、接続IDの枯渇を防止できる。尚、接続IDの桁数は特に限定されない。例えば、桁数は、実装にあわせて定義できる。
【0043】
このように、メッセージ/MMS制御部21は、送信元送信手段からメッセージが送信された際に、メッセージに、そのメッセージを識別する識別データを付与する付与手段として機能する。これにより、変換サーバ20は、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dによるメッセージの送信と、送信先送信手段であるメッセージサーバ10dによるメッセージの送信とを、接続IDを用いて関連付けることができる。
【0044】
メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22の新しいレコードに付与した接続IDを記録して、送達既読管理データベース22に接続IDを追加する。メッセージ/MMS制御部21は、追加した接続IDのレコードの各フィールドに、そのメッセージに関する情報を記録する。これにより、メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22に、接続IDに対応付けてメッセージに関する情報を記録できる。
【0045】
メッセージ/MMS制御部21は、送信元〔FROM〕のフィールドに、メッセージの送信元を示す情報として、MMS端末30aのユーザのアドレスや電話番号などを記録する。メッセージ/MMS制御部21は、宛先〔TO(1)〕、宛先〔TO(2)〕のフィールドに、メッセージの送信先を示す情報として、移動端末10aのユーザのアドレスや電話番号などを記録する。メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドに、送信状況として「未」を記録する。メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドに、アクセス状況として「未」を記録する。
【0046】
メッセージ/MMS制御部21は、URLのフィールドに、WWWサーバ部25における情報の格納先を示すURLアドレスを記録する。メッセージ/MMS制御部21は、作成日時のフィールドに、メッセージに接続IDを付与した日時を記録する。メッセージ/MMS制御部21は、消去日時のフィールドに、設定した有効期限が切れ、その接続ID及び接続IDに対応付けられている情報が消去される日時を記録する。メッセージ/MMS制御部21は、例えば、WWWサーバ部25が情報を保持しておく期間に基づいて、有効期限を設定できる。
【0047】
メッセージ/MMS制御部21は、MMSリレー/サーバ30dから受信したメッセージに関する情報の送達既読管理データベース22への追加を完了すると、MMSリレー/サーバ30dから受信した第2メッセージングシステム30におけるメッセージを、第1メッセージングシステム10におけるメッセージに変換する。メッセージ/MMS制御部21は、第2メッセージングシステム30におけるメッセージを、メッセージに含まれている情報の格納先を示すURLアドレスを含む第1メッセージングシステム10におけるメッセージに変換する。メッセージ/MMS制御部21は、第2メッセージングシステム30におけるメッセージの送信元や送信先をそのまま、第1メッセージングシステム10におけるメッセージの送信元や送信先とする。メッセージ/MMS制御部21は、変換後の第1メッセージングシステム10におけるメッセージをメッセージ送信部23bに入力する。
【0048】
このようにして、メッセージ/MMS制御部21は、送信元端末からのメッセージを、そのメッセージに含まれている情報の格納先を含むメッセージに変換する変換手段として機能する。これによれば、変換サーバ20は、MMS端末30aからの情報を含むメッセージをそのままメッセージサーバ10dに送信するのではなく、MMS端末30aからのメッセージに含まれている情報が格納されているURLを含むメッセージに変換して、メッセージサーバ10dに送信できる。よって、送信先送信手段であるメッセージサーバ10dは、情報が格納されているURLを含むメッセージを、移動端末10aに送信できる。
【0049】
メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22にアクセスし、メッセージの送信状況を確認する。メッセージ/MMS制御部21は、例えば、予め定められた間隔で、定期的に送信状況を確認する。メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドの送信状況が新たに「済」に更新されているメッセージを検出した場合には、メッセージサーバ10dがメッセージを移動端末10aに送信したことをMMS端末30aに通知する送達確認通知を生成する。例えば、送達既読管理データベース22が図3に示す状態の場合、メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドが「済」に更新されている接続IDが「33345679」のメッセージの送達確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部21は、送信先を送信元〔FORM〕のフィールドに格納されている「cde@ccc.com」とし、送信先が宛先〔TO(1)〕及び宛先〔TO(2)〕のフィールドに格納されている「yzyz@bbb.com」及び「zzzz@bbb.com」へのメッセージの送信が完了したことを通知する送達確認通知を生成する。
【0050】
メッセージ/MMS制御部21は、生成した送達確認通知をMMS送信部24bに入力して、MMS端末30aに送信する。このようにして、メッセージ/MMS制御部21は、保持手段に保持された送信状況に基づいて、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に通知する通知手段として機能する。そのため、変換サーバ20は、メッセージサーバ10dがメッセージを移動端末10aに送信したことを、送達既読管理データベース22に保持された送信状況に基づいて、送信元端末であるMMS端末30aに容易に通知できる。
【0051】
メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22にアクセスし、メッセージに含まれる情報へのアクセス状況を確認する。メッセージ/MMS制御部21は、例えば、予め定められた間隔で、定期的にアクセス状況を確認する。メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドのアクセス状況が新たに「済」に更新されているメッセージを検出した場合には、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことをMMS端末30aに通知する既読確認通知を生成する。例えば、送達既読管理データベース22が図3に示す状態の場合、メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)既読フラグのフィールドが「済」に更新されている接続IDが「33345679」のメッセージの既読確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部21は、送信先を送信元〔FORM〕のフィールドに格納されている「cde@ccc.com」とし、宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されているアドレスが「yzyz@bbb.com」の移動端末10aによる情報へのアクセスが完了したことを通知する既読確認通知を生成する。
【0052】
メッセージ/MMS制御部21は、生成した既読確認通知をMMS送信部24bに入力して、MMS端末30aに送信する。このようにして、メッセージ/MMS制御部21は、送信先端末による格納先へのアクセスに基づいて、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末に通知する。そのため、MMS端末30aに送信された情報を含むメッセージがそのまま移動端末10aに送信されるのではなく、その情報がWWWサーバ部25に格納され、その格納先を示すURLアドレスを含むメッセージに変換されて、メッセージサーバ10dにより移動端末10aに送信される場合に、MMS端末30aは、移動端末10aが格納先にアクセスして情報にアクセスしたことを確認できる。又、メッセージ/MMS制御部21は、保持手段に保持されたアクセス状況に基づいて、情報にアクセスしたことを送信元端末に通知する。そのため、変換サーバ20は、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに容易に通知できる。
【0053】
更に、メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22から、既読確認通知を送信したメッセージの送信先を示す情報を消去する。図3の場合、メッセージ/MMS制御部21は、接続IDが「33345679」のメッセージの宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されている「yzyz@bbb.com」を消去する。メッセージ/MMS制御部21は、メッセージの送信先が1つの場合や、送信先が複数あっても、既読確認通知を送信したメッセージの送信先が、そのメッセージの最後の送信先の場合には、接続ID及びその接続IDに対応付けられている情報を全て消去する。
【0054】
尚、移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、メッセージ受信部23aは、移動端末10aからMMS端末30aへのメッセージを受信する。メッセージ受信部23aは、受信したメッセージを、メッセージ/MMS制御部21に入力する。メッセージ/MMS制御部21は、取得した第1メッセージングシステム10におけるメッセージを、第2メッセージングシステム30におけるメッセージに変換してMMS送信部24bに入力する。
MMS送信部24bは、移動端末10aからMMS端末30aへのメッセージをMMSリレー/サーバ30dに送信する。
【0055】
〔通信方法〕
図4を用い、図1に示す通信システム1を用いて行う通信方法を説明する。図4では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末である場合を例にとって説明する。MMS端末30aが、MMSリレー/サーバ30dに、移動端末10aへのメッセージの送信を要求する送信要求(MM1_submit.REQ)を送信する(S101)。送信要求にはメッセージが含まれる。このとき、MMS端末30aは、送達確認通知を行うようMMSリレー/サーバ30dに要求する。移動端末10aへのメッセージは、MMSリレー/サーバ30dに一度蓄積される(S102)。MMSリレー/サーバ30dは、MMS端末30aに、送信要求を受信したことを通知する送信応答(MM1_M_submit.RES)を送信する(S103)。
【0056】
MMSリレー/サーバ30dは、変換サーバ20に、メッセージの移動端末10aへの転送を要求する転送要求(MM4_Forward.REQ)を送信する(S104)。転送要求にはメッセージが含まれる。変換サーバ20は、まず、転送要求を受信したことをMMSリレー/サーバ30dに通知する(S105)。更に、変換サーバ20は、メッセージを受信し、転送を了承したことを通知する転送応答(MM4_Forward.RES)をMMSリレー/サーバ30dに送信する(S106)。MMSリレー/サーバ30dは、転送応答を受信したことを変換サーバ20に通知する(S107)。
【0057】
変換サーバ20のメッセージ/MMS制御部21は、MMSリレー/サーバ30dから受信したメッセージに含まれる情報を、WWWサーバ部25に格納する。又、メッセージ/MMS制御部21は、メッセージに接続IDを付与する。メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22に接続ID及びメッセージに関する情報を記録する(S108)。変換サーバ20は、受信したメッセージを情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージに変換して、メッセージサーバ10dに送信する。これにより、変換サーバ20は、移動端末10aへメッセージが届いていることを通知する着信通知を行う(S109)。
メッセージサーバ10dは、メッセージを受信したことを変換サーバ20に通知する(S110)。移動端末10aへのメッセージは、メッセージサーバ10dに一度蓄積される(S111)。
【0058】
メッセージサーバ10dは、移動端末10aに、メッセージが届いていることを知らせる着信通知(Message Notification)を送信する(S112)。着信通知を受信した移動端末10aは、メッセージを受信したい旨を通知するメッセージ受信要求(HTTP GET)を、メッセージサーバ10dに送信する(S113)。メッセージサーバ10dは、MMS端末30aからの情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージを、移動端末10aに送信する(S114)。そして、メッセージサーバ10dは、変換サーバ20に、メッセージを移動端末10aに送信したことを通知するメッセージ送達通知を送信する(S115)。変換サーバ20は、メッセージ送達通知を受信したことをメッセージサーバ10dに通知する(S116)。
【0059】
メッセージ送達通知を受信した変換サーバ20は、送達既読管理データベース22に保持されている送信状況を更新する。そして、変換サーバ20は、メッセージを移動端末10aに送信したことをMMS端末30aに通知する送達確認通知を生成する。変換サーバ20は、MMSリレー/サーバ30dに、生成した送達確認通知(MM4_delivery_report.REQ)を送信する(S117)。このように変換サーバ20は、実際にメッセージがメッセージサーバ10dにより送信され、移動端末10aに届くと、送達確認通知を送信する。MMSリレー/サーバ30dは、送達確認通知を受信したことを通知する送達確認通知応答(MM4_delivery_report.RES)を変換サーバ20に送信する(S118)。そして、MMSリレー/サーバ30dは、送達確認通知(MM1_delivery_report.REQ)を、MMS端末30aに送信する(S119)。MMS端末30aは、送達確認通知を受信することにより、送達確認を行うことができる。
【0060】
一方、ステップ(S114)においてメッセージを受信した移動端末10aは、URL閲覧のための処理、URL閲覧操作を行う。URL閲覧操作としては、例えば、受信したメッセージに含まれるURLアドレスを表示し、ウェブブラウザを起動すること等が行われる(S120)。移動端末10aは、情報の格納先を示すURLアドレスにアクセスして、情報にアクセスしたい旨を通知するURL閲覧要求(HTTP GET)を、変換サーバ20に送信する(S121)。変換サーバ20は、URL閲覧要求により指定されたURLアドレスに格納されている情報を、移動端末10aに提供する(S122)。
【0061】
移動端末10aによるURL閲覧を受けた変換サーバ20は、送達既読管理データベース22に保持されているアクセス状況を更新する。そして、変換サーバ20は、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことをMMS端末30aに通知する既読確認通知を生成する。変換サーバ20は、MMSリレー/サーバ30dに、生成した既読確認通知(MM4_read_reply_report.REQ)を送信する(S123)。MMSリレー/サーバ30dは、既読確認通知を受信したことを通知する既読確認通知応答(MM4_read_reply_report.RES)を変換サーバ20に送信する(S124)。そして、MMSリレー/サーバ30dは、既読確認通知(MM1_read_reply_originator.REQ)を、MMS端末30aに送信する(S125)。MMS端末30aは、既読確認通知を受信することにより、既読確認を行うことができる。
【0062】
〔効果〕
このような通信システム1、変換サーバ20及び通信方法によれば、送信元端末であるMMS端末30aがMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、送信先端末である移動端末10aにメッセージを送信するメッセージサーバ10dにより移動端末10aに送信されたことを、メッセージ/MMS制御部21がMMS端末30aに通知できる。そのため、複数のシステム、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30が接続され、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dと送信先送信手段であるメッセージサーバ10dが同一のシステムに設けられていない場合であっても、MMS端末30aは、MMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、メッセージサーバ10dによって移動端末10aに送信されたことを確認する送達確認を行うことができる。
【0063】
更に、メッセージ/MMS制御部21は、送信先端末である移動端末10aが送信元端末であるMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。そのため、複数のシステム、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30が接続され、送信元端末であるMMS端末30aと送信先端末である移動端末10aが同一のシステムに存在しない場合であっても、MMS端末30aはMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージに含まれる情報に、移動端末10aがアクセスしたことを確認する既読確認を行うことができる。
【0064】
よって、通信システム1のサービスを向上できる。又、送達確認や既読確認を行う機能を備えている第2メッセージングシステム30と、送達確認や既読確認を行う機能を備えていない第1メッセージングシステム10とを接続した場合であっても、送達確認や既読確認を行うことができ、第2メッセージングシステム30の送達確認や既読確認を行う機能を活かすことができる。
【0065】
[第2の実施の形態]
〔通信システム〕
図5に示すように、通信システム2は、第1メッセージングシステム50と、第2メッセージングシステム30とを備える。通信システム2は、複数のシステム、第1メッセージングシステム50と第2メッセージングシステム30とを接続した通信システムである。第1メッセージングシステム50は、移動通信サービスを行う。第1メッセージングシステム50は、移動端末10aと、無線基地局10bと、移動通信パケット通信網10cと、メッセージ/変換サーバ40とを備える。図5に示す第2メッセージングシステム30は、図1に示した第2メッセージングシステム30と同様である。
【0066】
メッセージ/変換サーバ40は、図1に示したメッセージサーバ10dとして機能する。更に、メッセージ/変換サーバ40は、送信先送信手段による送信先端末へのメッセージの送信状況を管理し、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に通知する。又、メッセージ/変換サーバ40は、送信先送信手段により送信されたメッセージに含まれる情報への送信先端末によるアクセス状況を管理し、送信先端末がメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを送信元端末に通知する。更に、メッセージ/変換サーバ40は、MMS端末30aと移動端末10aとの間のメッセージの送受信を中継する。このように、メッセージ/変換サーバ40は、メッセージサーバと変換サーバとが一体型となったサーバである。
【0067】
MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末となる場合には、図1と同様に、MMSリレー/サーバ30dが、送信元端末から送信されたメッセージを送信する送信元送信手段となり、MMS端末30aから移動端末10aへのメッセージをメッセージ/変換サーバ40に送信する。メッセージ/変換サーバ40は、送信先送信手段を備え、受信したメッセージを第1メッセージングシステム50におけるメッセージに変換して、移動パケット通信網10c、無線基地局10bを介して移動端末10aに送信する。メッセージ/変換サーバ40は、第1メッセージングシステム50におけるメッセージとして、例えば、i−mode(登録商標)メールを送信することができる。
【0068】
そして、メッセージ/変換サーバ40が、メッセージ/変換サーバ40の送信先送信手段が、メッセージを送信先端末である移動端末10aに送信したことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dに、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信したことを通知する送達確認通知を送信することにより、MMS端末30aに通知を行う。
【0069】
移動端末10aは、受信したメッセージに含まれる情報にアクセスする。移動端末10aは、メッセージに含まれる情報にアクセスしたことを示す既読信号を、メッセージ/変換サーバ40に送信する。そして、メッセージ/変換サーバ40が、既読信号を受信し、送信先端末である移動端末10aが、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dに、送信先端末が送信元送信手段からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを通知する既読確認通知を送信することにより、MMS端末30aに通知を行う。
【0070】
移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、図1と同様に、無線基地局10bが、移動端末10aからメッセージを受信する。そして、無線基地局10bは、移動パケット通信網10cを介してメッセージを、メッセージ/変換サーバ40に送信する。メッセージ/変換サーバ40は送信元送信手段となり、移動端末10aからのメッセージをMMSリレー/サーバ30dに送信する。MMSリレー/サーバ30dは、図1と同様に、送信先送信手段となり、受信したメッセージをMMS端末30aに送信する。
【0071】
〔メッセージ/変換サーバ〕
メッセージ/変換サーバ40は、図6に示すように、メッセージ/MMS制御部41と、送達既読管理データベース42と、網インタフェース部43と、メッセージ制御部44と、メッセージ保持部45と、MMSリレー/サーバインタフェース部24とを備える。図6に示すMMSリレー/サーバインタフェース部24は、図2に示したMMSリレー/サーバインタフェース部24と同様である。
【0072】
図6では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末、MMSリレー/サーバ30が、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージを送信する送信元送信手段である場合を例にとって説明する。又、図6中、実線の矢印は、MMS端末30aからメッセージが送信された時の処理の経路を示し、一点鎖線の矢印は、送達確認を行うときの処理の経路を示し、点線の矢印は、既読確認を行う時の処理の経路を示す。
【0073】
送達既読管理データベース42は、送信先送信手段によるメッセージの送信状況を保持する保持手段である。又、送達既読管理データベース42は、送信先端末による送信元端末からのメッセージに含まれる情報へのアクセス状況も保持する。図7に示すように、送達既読管理データベース42は、接続ID、送信元〔From〕、宛先〔TO(1)〕、TO(1)メッセージ管理番号、TO(1)送達フラグ、TO(1)既読フラグ、宛先〔TO(2)〕、TO(2)メッセージ管理番号、TO(2)送達フラグ、TO(2)既読フラグ、作成日時、消去日時のフィールドを備える。接続ID、送信元〔FROM〕、宛先〔TO(1)〕、宛先〔TO(2)〕、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグ、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグ、作成日時、消去日時のフィールドは、図3に示した送達既読管理データベース22と同様である。
【0074】
TO(1)メッセージ管理番号、TO(2)メッセージ管理番号のフィールドには、宛先毎にメッセージ管理番号が格納される。メッセージ管理番号は、メッセージを送信先毎に識別する管理データである。メッセージ管理番号は、第1メッセージングシステム50においてメッセージを管理するために用いられる。メッセージ管理番号は、送信先毎にメッセージを識別でき、かつ、1つの送信先への複数のメッセージを識別できるように付与される。例えば、メッセージ管理番号は、送信先のユーザの電話番号部分と、そのユーザへのメッセージが何件目であるかを示す件数部分との組み合わせで表すことができる。図7に示すように、電話番号「123456788」、「123456789」と、件数「XID」とを組み合わせたメッセージ管理番号「123456788XID」、「123456789XID」を用いることができる。件数部分「XID」は、例えば、000〜999の値をとることができる。この場合には、1つの電話番号に対して1000件のメッセージを識別し、管理できる。TO(1)メッセージ管理番号、TO(2)メッセージ管理番号のフィールドには、宛先毎にメッセージ管理番号が格納される。
【0075】
網インタフェース部43は、移動パケット通信網10cとのインタフェースである。網インタフェース部43は、メッセージ受信部43aと、メッセージ送信部43bとを備える。メッセージ受信部43aは、移動端末10aから、メッセージを受信したい旨を通知するメッセージ受信要求を受信する。メッセージ受信要求には、メッセージ管理番号の件数部分「XID」が含まれる。メッセージ受信部43aは、受信したメッセージ受信要求を、メッセージ制御部44に入力する。メッセージ受信部43aは、送信先端末から、情報にアクセスしたことを示す既読信号を受信する既読信号受信手段としても機能する。そのため、メッセージ/変換サーバ40は、送信先端末である移動ノード10aから既読信号を受信できる。メッセージ受信部43aは、受信した既読信号をメッセージ制御部44に入力する。
【0076】
メッセージ送信部43bは、送信元送信手段が送信したメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段である。メッセージ送信部43bは、MMS端末30aからのメッセージをメッセージ制御部44から取得し、移動端末10aにメッセージを送信する。メッセージ送信部43bは、メッセージとともに、メッセージ管理番号の件数部分「XID」も送信する。メッセージ送信部43bは、メッセージを送信すると、送信したことをメッセージ制御部44に通知する。
【0077】
メッセージ制御部44は、MMSリレー/サーバ30dが送信したMMS端末30aからのメッセージと、そのメッセージ管理番号を、メッセージ/MMS制御部41から取得する。メッセージ制御部44は、取得したメッセージを、メッセージ管理番号に対応付けてメッセージ保持部45に格納する。メッセージ保持部45は、メッセージを保持するメッセージ保持手段である。メッセージ保持部45は、メッセージ管理番号に対応付けてメッセージを保持する。
【0078】
メッセージ制御部44は、メッセージ受信部43aから、メッセージ受信要求を取得する。メッセージ制御部44は、メッセージ受信要求を送信してきた移動端末10aの電話番号と、メッセージ受信要求に含まれるメッセージ管理番号の件数部分「XID」とを組み合わせて、メッセージ管理番号を生成する。メッセージ制御部44は、メッセージ保持部45から、生成したメッセージ管理番号に該当するメッセージを取得する。メッセージ制御部44は、取得したメッセージをメッセージ送信部43bに入力する。このようにして、網インタフェース部43と、メッセージ制御部44と、メッセージ保持部45は、図1に示したメッセージサーバ10dとしての機能を果たす。
【0079】
更に、メッセージ制御部44は、送信先送信手段によるメッセージの送信に基づいて、保持手段の送信状況を更新する更新手段としても機能する。メッセージ制御部44は、メッセージ送信部43bから、メッセージの送信の通知を受ける。メッセージ制御部44は、メッセージ送信部43bから送信の通知を受けると、送達既読管理データベース42のTO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドに格納されている「未」を、「済」に更新する。このように、メッセージ/変換サーバ40がメッセージ送信部43b、メッセージ制御部44、メッセージ保持部45を備え、メッセージ/変換サーバ40がメッセージを送信することにより、メッセージ/変換サーバ240において、メッセージの送信状況を容易に把握することができる。
【0080】
又、メッセージ制御部44は、メッセージ受信部43aによる既読信号の受信に基づいて、保持手段の情報へのアクセス状況も更新する。メッセージ制御部44は、メッセージ受信部43aから既読信号を取得する。既読信号には、メッセージ管理番号の件数部分「XID」が含まれる。メッセージ制御部44は、既読信号を送信してきた移動端末10aの電話番号と、既読信号に含まれるメッセージ管理番号の件数部分「XID」とを組み合わせて、メッセージ管理番号を生成する。メッセージ制御部44は、生成したメッセージ管理番号に対応する送達既読管理データベース42のTO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドに格納されている「未」を、「済」に更新する。
【0081】
メッセージ/MMS制御部41は、MMSリレー/サーバ30dからメッセージが送信された際に、MMS受信部24aから、MMS端末30aからのメッセージを取得する。メッセージ/MMS制御部41は、取得したMMS端末30aからのメッセージに接続IDを付与する。メッセージ/MMS制御部41は、図2に示したメッセージ/MMS制御部21と同様にして、接続IDを付与することができる。
【0082】
メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42の新しいレコードに付与した接続IDを記録して、送達既読管理データベース42に接続IDを追加する。メッセージ/MMS制御部41は、追加した接続IDのレコードの各フィールドに、そのメッセージに関する情報を記録する。メッセージ/MMS制御部41は、図2に示したメッセージ/MMS制御部21と同様にして、送信元〔FROM〕、宛先〔TO(1)〕、宛先〔TO(2)〕、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグ、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグ、作成日時、消去日時のフィールドに、情報を記録する。尚、メッセージ/MMS制御部41は、例えば、メッセージ保持部45がメッセージを保持しておく期間に基づいて、有効期限を設定できる。
【0083】
更に、メッセージ/MMS制御部41は、メッセージにメッセージ管理番号を付与する。メッセージ/MMS制御部41は、宛先毎にメッセージ管理番号を付与する。そして、メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)メッセージ管理番号、TO(2)メッセージ管理番号のフィールドに、宛先毎のメッセージ管理番号を記録する。
【0084】
このようにメッセージ/MMS制御部41が、接続IDとメッセージ管理番号とを対応付けて、送達既読管理データベース42に記録し、送達既読管理データベース42が、接続IDとメッセージ管理番号とを対応付けて保持する。そのため、メッセージ/変換サーバ40は、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dにより送信されたメッセージに付与した接続IDと、送信先送信手段であるメッセージ送信部43bが送信する送信先毎にメッセージに付与したメッセージ管理番号とを関連付けることができる。その結果、メッセージ/変換サーバ40は、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dによるメッセージの送信と、送信先送信手段であるメッセージ送信部43bによるメッセージの送信先毎の送信とを、接続IDとメッセージ管理番号を用いて関連付け、管理することができる。しかも、メッセージサーバと変換サーバとを一体化したメッセージ/変換サーバ40とすることにより、メッセージサーバがメッセージの管理に用いているメッセージ管理番号と、接続IDとの関連づけを容易に行うことができる。
【0085】
メッセージ/MMS制御部41は、MMSリレー/サーバ30dから受信したメッセージに関する情報の送達既読管理データベース42への追加を完了すると、取得した第2メッセージングシステム30におけるメッセージを、第1メッセージングシステム50におけるメッセージに変換する。尚、メッセージ/MMS制御部41は、第2メッセージングシステム30におけるメッセージの送信元や送信先をそのまま、第1メッセージングシステム10におけるメッセージの送信元や送信先とし、第2メッセージングシステム30におけるメッセージに含まれる情報もそのまま第1メッセージングシステム50におけるメッセージに含まれるようにする。メッセージ/MMS制御部21は、変換後のメッセージをメッセージ制御部44に入力する。このとき、メッセージ/MMS制御部41は、メッセージと、そのメッセージに付与したメッセージ管理番号とを対応付けてメッセージ制御部44に入力する。
【0086】
メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42にアクセスし、メッセージの送信状況を確認する。メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドの送信状況が新たに「済」に更新されているメッセージを検出した場合には、メッセージ送信部43bが情報を含むメッセージを、移動端末10aに送信したことをMMS端末30aに通知する送達確認通知を生成する。例えば、送達既読管理データベース42が図7に示す状態の場合、メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)送達フラグ及びTO(2)送達フラグのフィールドが「済」に更新されている接続IDが「33345679」のメッセージの送達確認通知を生成する。
【0087】
メッセージ/MMS制御部41は、送信先を送信元〔FORM〕のフィールドに格納されている「cde@ccc.com」とし、送信先が宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されている「yzyz@bbb.com」及び宛先〔TO(2)〕のフィールドに格納されている「zzzz@bbb.com」へのメッセージの送信が完了したことを通知する送達確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部41は、生成した送達確認通知をMMS送信部24bに入力して、MMS端末30aに送信する。
【0088】
このようにして、メッセージ/MMS制御部21は、保持手段に保持された送信状況に基づいて、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に通知する通知手段として機能する。そのため、メッセージ/変換サーバ40は、メッセージサーバ10dがメッセージを移動端末10aに送信したことを、送達既読管理データベース42に保持された送信状況に基づいて、送信元端末であるMMS端末30aに容易に通知できる。
【0089】
メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42にアクセスし、メッセージに含まれる情報へのアクセス状況を確認する。メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドのアクセス状況が新たに「済」に更新されているメッセージを検出した場合には、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことをMMS端末30aに通知する既読確認通知を生成する。例えば、送達既読管理データベース42が図7に示す状態の場合、メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)既読フラグのフィールドが「済」に更新されている接続IDが「33345679」のメッセージの既読確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部41は、送信先を送信元〔FORM〕のフィールドに格納されている「cde@ccc.com」とし、宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されているアドレスが「yzyz@bbb.com」の移動端末10aによる情報へのアクセスが完了したことを通知する既読確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部41は、生成した既読確認通知をMMS送信部44bに入力して、MMS端末30aに送信する。
【0090】
このようにして、メッセージ/MMS制御部41は、メッセージ受信部43aによる既読信号の受信に基づいて、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末に通知する。そのため、メッセージ/変換サーバ40は、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに容易に通知できる。
【0091】
更に、メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42から、既読確認通知を送信したメッセージの送信先を示す情報を消去する。図7の場合、メッセージ/MMS制御部41は、接続IDが「33345679」のメッセージの宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されている「yzyz@bbb.com」を消去する。メッセージ/MMS制御部41は、メッセージの送信先が1つの場合や、送信先が複数あっても、既読確認通知を送信したメッセージの送信先が、そのメッセージの最後の送信先の場合には、接続ID及びその接続IDに対応付けられている情報を全て消去する。
【0092】
尚、移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、メッセージ受信部43aは、移動端末10aからMMS端末30aへのメッセージを受信する。メッセージ受信部43aは、受信したメッセージを、メッセージ/MMS制御部41に入力する。メッセージ/MMS制御部41は、取得したメッセージをMMS送信部24bに入力する。
【0093】
〔移動端末〕
図8に示すように、移動端末10aは、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、入力部14と、出力部15とを備える。通信部11は、メッセージを受信する受信手段である。又、通信部11は、受信したメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを示す既読信号を送信する送信手段としても機能する。通信部11は、メッセージ/変換サーバ40からメッセージとメッセージ管理番号の件数部分「XID」を受信し、制御部12に入力する。通信部11は、制御部12から既読信号を取得し、メッセージ/変換サーバ40に送信する。
【0094】
制御部12は、通信部11からメッセージとメッセージ管理番号の件数部分を取得し、記憶部13に格納する。入力部14は、ユーザ操作を制御部12に入力する。制御部12は、入力部14から、受信したメッセージに含まれる情報へのアクセスを指示するユーザ操作の入力を受ける。そして、制御部12は、記憶部13に格納されているメッセージに含まれる情報にアクセスし、出力部15に出力する。出力部15は、情報を音声や文字、画像として出力する。
【0095】
制御部12は、このようにしてメッセージに含まれる情報にアクセスした場合には、メッセージ管理番号の件数部分を含む既読信号を生成して、通信部11に入力する。又、制御部12は、記憶部13に記憶されているメッセージ、メッセージ管理番号の件数部分と対応付けて、そのメッセージの既読信号をメッセージ/変換サーバ40に送信済みであることを記録する。記憶部13は、メッセージ、そのメッセージ管理番号の件数部分や既読信号の送信状況を記憶する。このようにして、移動端末10aは、メッセージに含まれる情報にアクセスしたことを契機として、既読信号をメッセージ/変換サーバ40に送信する。
【0096】
〔通信方法〕
図9を用い、図5に示す通信システム2を用いて行う通信方法を説明する。図9では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末である場合を例にとって説明する。ステップ(S201)〜(S203)は、図4に示したステップ(S101)〜(S103)と同様である。ステップ(S203)に続いて、MMSリレー/サーバ30dは、メッセージ/変換サーバ40に、メッセージの移動端末10aへの転送を要求する転送要求(MM4_Forward.REQ)を送信する(S204)。転送要求にはメッセージが含まれる。メッセージ/変換サーバ40は、まず、転送要求を受信したことをMMSリレー/サーバ30dに通知する(S205)。更に、メッセージ/変換サーバ40は、メッセージを受信し、転送を了承したことを通知する転送応答(MM4_Forward.RES)をMMSリレー/サーバ30dに送信する(S206)。MMSリレー/サーバ30dは、転送応答を受信したことをメッセージ/変換サーバ40に通知する(S207)。
【0097】
メッセージ/変換サーバ40のメッセージ/MMS制御部41は、受信したメッセージに接続ID、メッセージ管理番号を付与する。メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42に接続ID及びメッセージに関する情報を記録する。更に、メッセージ/MMS制御部41は、第2メッセージングシステム30におけるメッセージを、第1メッセージングシステム50におけるメッセージに変換し、メッセージ制御部44に入力する。メッセージ制御部44は、メッセージをメッセージ管理番号に対応付けてメッセージ保持部45に格納する。これにより、メッセージがメッセージ/変換サーバ40に一度蓄積される(S208)。
【0098】
メッセージ/変換サーバ40は、移動端末10aに、メッセージが届いていることを知らせる着信通知(Message Notification)を送信する(S209)。着信通知を受信した移動端末10aは、メッセージ管理番号の件数部分「XID」を含むメッセージ受信要求(HTTP GET)を、メッセージ/変換サーバ40に送信する(S210)。メッセージ/変換サーバ40は、メッセージ受信要求に基づいて、MMS端末30aからの情報を含むメッセージを、移動端末10aに送信する(S211)。
【0099】
メッセージ/変換サーバ40は、送達既読管理データベース42に保持されている送信状況を更新する。そして、メッセージ/変換サーバ40は、メッセージを移動端末10aに送信したことをMMS端末30aに通知する送達確認通知を生成する。メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dに、生成した送達確認通知(MM4_delivery_report.REQ)を送信する(S212)。MMSリレー/サーバ30dは、送達確認通知を受信したことを通知する送達確認通知応答(MM4_delivery_report.RES)をメッセージ/変換サーバ40に送信する(S213)。そして、MMSリレー/サーバ30dは、送達確認通知(MM1_delivery_report.REQ)を、MMS端末30aに送信する(S214)。MMS端末30aは、送達確認通知を受信することにより、送達確認を行うことができる。
【0100】
ステップ(S211)において、メッセージを受信した移動端末10aの制御部12は、メッセージに含まれる情報にアクセスして、出力部15に情報を出力する(S215)。このようにメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを契機に、移動端末10aは、メッセージ管理番号の件数部分「XID」を含む既読信号を生成して、メッセージ/変換サーバ40に送信する(S216)。メッセージ/変換サーバ40は、既読信号を受信したことを移動端末10aに通知する(S217)。
【0101】
移動端末10aから既読信号を受信したメッセージ/変換サーバ40は、送達既読管理データベース42に保持されているアクセス状況を更新する。そして、メッセージ/変換サーバ40は、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことをMMS端末30aに通知する既読確認通知を生成する。メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dに、生成した既読確認通知(MM4_read_reply_report.REQ)を送信する(S218)。MMSリレー/サーバ30dは、既読確認通知を受信したことを通知する既読確認通知応答(MM4_read_reply_report.RES)をメッセージ/変換サーバ40に送信する(S219)。そして、MMSリレー/サーバ30dは、既読確認通知(MM1_read_reply_originator.REQ)を、MMS端末30aに送信する(S220)。MMS端末30aは、既読確認通知を受信することにより、既読確認を行うことができる。
【0102】
〔効果〕
このような通信システム2、メッセージ/変換サーバ40及び通信方法によれば、送信元端末であるMMS端末30aがMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、送信先端末である移動端末10aにメッセージを送信するメッセージ/変換サーバ40により移動端末10aに送信されたことを、メッセージ/MMS制御部41がMMS端末30aに通知できる。そのため、複数のシステム、第1メッセージングシステム50と第2メッセージングシステム30が接続され、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dと送信先送信手段であるメッセージ/変換サーバ50が同一のシステムに設けられていない場合であっても、MMS端末30aは、MMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、メッセージ/変換サーバ50によって移動端末10aに送信されたことを確認する送達確認を行うことができる。
【0103】
更に、メッセージ受信部43aが送信先端末である移動端末10aから既読信号を受信することにより、メッセージ/変換サーバ40は、移動端末10aが送信元端末であるMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを把握できる。そして、メッセージ/MMS制御部41が、移動端末がMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、MMS端末30aに通知する。そのため、複数のシステム、第1メッセージングシステム50と第2メッセージングシステム30が接続され、送信元端末であるMMS端末30aと送信先端末である移動端末10aが同一のシステムに存在しない場合であっても、MMS端末30aはMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージに含まれる情報に、移動端末10aがアクセスしたことを確認する既読確認を行うことができる。
【0104】
更に、メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dからメッセージを受信するMMS受信部24aと、移動端末10aにメッセージを送信するメッセージ送信部43bとを備えるため、MMS端末30aと移動端末10aとの間のメッセージの送受信を中継できる。
【0105】
[変更例]
本発明は、上記第1、第2の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、図5において、図6に示したメッセージ/変換サーバ40に替えて、図10に示すメッセージ/変換サーバ240を用いることができる。メッセージ/変換サーバ240は、メッセージサーバ10dと変換サーバ20とが一体型となったサーバである。メッセージ/変換サーバ240は、メッセージ/MMS制御部241と、送達既読管理データベース22と、MSSリレー/サーバインタフェース部24と、WWWサーバ部25と、網インタフェース部243と、メッセージ制御部244と、メッセージ保持部245とを備える。
【0106】
図10では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末、MMSリレー/サーバ30が、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージを送信する送信元送信手段である場合を例として示している。又、図10中、実線の矢印は、MMS端末30aからメッセージが送信された時の処理の経路を示し、一点鎖線の矢印は、送達確認を行う時の処理の経路を示し、点線の矢印は、URL閲覧、既読確認を行う時の処理の経路を示す。図10に示す送達既読管理データベース22と、MSSリレー/サーバインタフェース部24と、WWWサーバ部25は、図2に示した送達既読管理データベース22と、MSSリレー/サーバインタフェース部24と、WWWサーバ部25と同様である。
【0107】
メッセージ/MMS制御部241は、情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージへの変換を行い、変換したメッセージをメッセージ制御部244に入力する。メッセージ/MMS制御部241は、この点以外は、図2に示したメッセージ/MMS制御部21と同様である。
【0108】
網インタフェース部243は、移動パケット通信網10cとのインタフェースである。網インタフェース部243は、メッセージ受信部243aと、メッセージ送信部243bとを備える。メッセージ受信部243aは、移動端末10aがURL閲覧を行う際に、移動端末10aからURLアドレスを受信する。メッセージ受信部23aは、受信したURLアドレスをWWWサーバ部25に入力する。メッセージ送信部243bは、移動端末10aに、MMS端末30aからのメッセージに含まれていた情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージを送信する。又、メッセージ送信部243bは、移動端末10aがURL閲覧を行う際に、MMS端末30aからのメッセージに含まれていた情報を移動端末10aに送信する。
【0109】
メッセージ制御部244は、情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージを、メッセージ/MMS制御部241から取得する。メッセージ制御部244は、取得したメッセージをメッセージ保持部245に格納する。メッセージ保持部245は、URLアドレスを含むメッセージを保持する。メッセージ制御部244は、メッセージ保持部245から、URLアドレスを含むメッセージを取得する。メッセージ制御部244は、取得したメッセージをメッセージ送信部243bに入力し、移動端末10aに送信する。
【0110】
尚、移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、メッセージ受信部243aは、移動端末10aからMMS端末30aへのメッセージを受信する。メッセージ受信部243aは、受信したメッセージを、メッセージ/MMS制御部241に入力する。メッセージ/MMS制御部241は、取得したメッセージをMMS送信部24bに入力する。このようにして、網インタフェース部243と、メッセージ制御部244と、メッセージ保持部245は、図1に示したメッセージサーバ10dとしての機能を果たす。
【0111】
又、図1に示した変換サーバ20は、第1メッセージングシステム10や第2メッセージングシステム30内に設けることもできる。又、図2に示した変換サーバ20は、MMS端末30aと移動端末10aとの間のメッセージの送受信を中継しているが、変換サーバ20は、送信元端末と送信先端末との間のメッセージの中継を行わなくてもよい。更に、通信システムを構成する複数のシステムの種類は、第1メッセージングシステム10,50や第2メッセージングシステム30に限定されない。又、通信システムを構成する複数のシステムの数も限定されず、3つ以上のシステムを接続してもよい。又、送信元端末、送信先端末の種類も、移動端末10aやMMS端末30aに限定されない。更に、送信元と、送信先と、送受信されるメッセージとの対応付けができれば、送達既読管理サーバ22,42に保持される情報や、情報を保持する方法も限定されない。
【0112】
又、移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合であっても、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末となる場合と同様にして、変換サーバ20や、メッセージ/変換サーバ40,240は、送達確認通知や既読確認通知を送信することができる。更に、変換サーバ20や、メッセージ/変換サーバ40,240は、送信元端末に送達確認通知や既読確認通知を送信したことを、送信先端末に通知する通知完了通知を送信するようにしてもよい。例えば、図4において、変換サーバ20は、ステップ(S117)で送達確認通知を送信した後、ステップ(S122)においてURL閲覧要求を受けて提供する情報に、送達確認通知を送信したことを通知する通知完了通知を付加して送信することができる。
【0113】
通知完了通知を受信した送信先端末は、通知完了通知を出力して確認することができる。例えば、図8に示す移動端末10aが送信先端末の場合、変換サーバ20又はメッセージ/変換サーバ40,240は、送信元端末であるMMS端末30aに送達確認通知や既読確認通知を送信したことを通知する通知完了通知を、移動端末10aに送信する。移動端末10aの通信部11は、通知完了通知を受信し、制御部12に入力する。制御部12は、出力部15に、通知完了通知を出力する。そして、例えば、出力部15は、「送達確認通知をMMS端末30aに送信しました」というメッセージを通知完了通知として表示する。出力部15は、通知完了通知をアイコンとして表示することも可能である。これにより、変換サーバ20やメッセージ/変換サーバ40,240は、送信先端末のユーザに、送信元端末に送達確認通知や既読確認通知を送信したことを知らせることができる。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のシステムを接続した場合であっても、送達確認や既読確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る変換サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る送達既読管理データベースを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る通信方法の手順を示すフロー図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るメッセージ/変換サーバの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る送達既読管理データベースを示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る移動端末の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る通信方法の手順を示すフロー図である。
【図10】本発明の変更例に係るメッセージ/変換サーバの構成を示すブロック図である。
【図11】従来の通信方法の手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1,2 通信システム
10,50 第1メッセージングシステム
10a 移動端末
10b,30b 無線基地局
10c,30c 移動パケット通信網
10d メッセージサーバ
11 通信部
12 制御部
13 記憶部
14 入力部
15 出力部
20 変換サーバ
21,41,241 メッセージ/MMS制御部
22,42 送達既読管理データベース
23 メッセージサーバインタフェース部
23a メッセージ受信部
23b メッセージ送信部
24 MMSリレー/サーバインタフェース部
24a MMS受信部
24b MMS送信部
25 WWWサーバ部
30 第2メッセージングシステム
30a,310,330 MMS端末
30d,320 MMSリレー/サーバ
40,240 メッセージ/変換サーバ
43,243 網インタフェース部
43a,243a メッセージ受信部
43b,243b メッセージ送信部
44,244 メッセージ制御部
45,245 メッセージ保持部
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システム、サーバ、端末及び通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マルチメディアメッセージングサービス(Multimedia Messaging Service、以下「MMS」と表す)を行う通信システムでは、送達確認を行うことができる。図11に示すように、MMS端末310が、MMSリレー/サーバ320に、MMS端末330へのメッセージの送信を要求する送信要求(MM1_subimit.REQ)を送信する(S301)。このとき、MMS端末310は、送達確認通知を行うようMMSリレー/サーバ320に要求できる。MMS端末330へのメッセージは、MMSリレー/サーバ320に一度蓄積される(S302)。MMSリレー/サーバ320は、MMS端末310に、送信要求を受信したことを通知する送信応答(MM1_M_subimit.RES)を送信する(S303)。
【0003】
MMSリレー/サーバ320は、MMS端末330に、MMS端末310からのメッセージが届いていることを知らせる着信通知(MM1_notification.REQ)を送信する(S304)。着信通知を受信したMMS端末330は、MMSリレー/サーバ320に、着信通知を受信したことの通知(MM1_notification.RES)を送信する(S305)。
【0004】
更に、MMS端末330は、メッセージを受信したい旨を通知するMM受信要求(MM1_retrieve.REQ)を、MMSリレー/サーバ320に送信する(S306)。MMSリレー/サーバ320は、MMS端末310からのメッセージを、(MM1_retrieve.RES)としてMMS端末330に送信する(S307)。メッセージを受信したMMS端末330は、受信したことを通知する受信通知(MM1_acknowledgement.REQ)をMMSリレー/サーバ320に送信する(S308)。そして、MMSリレー/サーバ320は、MMS端末330にメッセージを送信したことを通知する送達確認通知(MM1_delivery_report.REQ)を、MMS端末310に送信する(S309)。
【0005】
又、情報を含む電子メールを送信するのではなく、サーバに情報を格納し、その情報の格納先を示すURL(Uniform Resource Locator)アドレスを含む電子メールを、端末に送信することが行われている。端末は、そのURLアドレスにアクセスすることにより、情報にアクセスする。この場合に、端末がURLアドレスにアクセスしたか否かを管理し、送信側がアクセスの有無を確認する技術も提案されている(例えば、「特許文献1」参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−207300号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、送達確認を行う機能を備えるシステムと、送達確認を行う機能を備えないシステムとを接続し、両者の間でメッセージの送受信を行おうとした場合、送達確認を行うことができなかった。即ち、送達確認を行う機能を備えないシステム側で、送達確認を行う機能を備えるシステムからのメッセージを端末に送信しても、送達確認通知を送信することができない。そのため、送達確認を行う機能を備えるシステム側では、送達確認を行う機能を備えないシステム側でメッセージが送信されたか否かを確認できなかった。メッセージに含まれる情報へのアクセスの確認についても、同様の問題があった。即ち、情報にアクセスしたか否かを管理する機能を備えるシステムと、管理する機能を備えないシステムとを接続し、両者の間でメッセージの送受信を行おうとした場合、メッセージに含まれる情報にアクセスしたか否かの確認を行う既読確認を行うことができなかった。
【0008】
そこで、本発明の第1の目的は、複数のシステムを接続した場合であっても、送達確認を行えるようにすることにある。更に、本発明の第2の目的は、複数のシステムを接続した場合であっても、既読確認を行えるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る通信システムは、送信元端末から送信されたメッセージを送信する送信元送信手段と、送信元送信手段が送信したメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段と、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを、送信元端末に通知する通知手段とを備えることを特徴とする。又、本発明に係るサーバは、送信元端末から送信され、送信元送信手段が送信するメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段が、メッセージを送信先端末に送信したことを、送信元端末に通知する通知手段を備えることを特徴とする。
【0010】
このような通信システムやサーバによれば、送信元端末が送信元送信手段に送信したメッセージが、送信先端末にメッセージを送信する送信先送信手段により送信先端末に送信されたことを、通知手段が送信元端末に通知できる。そのため、複数のシステムが接続され、送信元送信手段と送信先送信手段が同一のシステムに設けられていない場合であっても、送信元端末は送信元送信手段に送信したメッセージが、送信先送信手段によって送信先端末に送信されたことを確認する送達確認を行うことができる。
【0011】
又、サーバは、送信元送信手段からメッセージが送信された際に、メッセージにそのメッセージを識別する識別データを付与する付与手段と、識別データ毎に、送信先送信手段によるメッセージの送信状況を保持する保持手段とを備え、通知手段は、保持手段に保持された送信状況に基づいて、通知を行うことが好ましい。これによれば、サーバは、送信元送信手段によるメッセージの送信と、そのメッセージの送信先送信手段による送信とを、識別情報を用いて関連付けることができる。そして、サーバは、送信元送信手段から送信されたメッセージの送信先送信手段による送信状況を、識別情報を用いて管理できる。更に、通知手段は、保持手段に保持された送信状況に基づいて、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に容易に通知できる。
【0012】
付与手段は、メッセージにそのメッセージを送信先毎に識別する管理データを付与し、保持手段は、識別データ毎と管理データとを対応付けて保持することが好ましい。これによれば、サーバは、識別データと管理データとを関連付けることができる。そのため、サーバは、送信元送信手段によるメッセージの送信と、送信先送信手段によるメッセージの送信先毎の送信とを、識別データと管理データを用いて関連付け、管理することができる。
【0013】
更に、通知手段は、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末に通知することが好ましい。これによれば、複数のシステムが接続され、送信元端末と送信先端末が同一のシステムに存在しない場合であっても、送信元端末は送信元送信手段に送信したメッセージに含まれる情報に、送信先端末がアクセスしたことを確認する既読確認を行うことができる。
【0014】
通知手段は、送信先端末による情報が格納されている格納先へのアクセスに基づいて、情報にアクセスしたことの通知を行うようにしてもよい。これによれば、送信元端末からの情報を含むメッセージがそのまま送信先端末に送信されるのではなく、その情報が格納先に格納され、その格納先を含むメッセージに変換されて、送信先送信手段により送信先端末に送信される場合に、送信元端末は、送信先端末が格納先にアクセスして、情報にアクセスしたことを確認できる。
【0015】
又、サーバは、送信先端末から、情報にアクセスしたことを示す既読信号を受信する既読信号受信手段を備え、通知手段は、既読信号受信手段による既読信号の受信に基づいて、情報にアクセスしたことの通知を行うようにしてもよい。これによれば、サーバは、送信先端末から既読信号を受信することができ、既読信号の受信に基づいて情報にアクセスしたことの通知を、容易に送信元端末に対して行うことができる。
【0016】
更に、サーバは、送信元送信手段からメッセージを受信するメッセージ受信手段と、送信先送信手段とを備えるようにしてもよい。これによれば、サーバが、送信元端末と送信先端末との間のメッセージの送受信を中継できる。又、サーバは、送信元端末により送信されたメッセージを、そのメッセージに含まれている情報の格納先を含むメッセージに変換する変換手段を備えることが好ましい。これによれば、送信元端末からの情報を含むメッセージをそのまま送信先端末に送信するのではなく、送信先送信手段は、その情報の格納先を含むメッセージを送信することができる。
【0017】
本発明に係る端末は、メッセージを受信する受信手段と、受信手段が受信したメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを示す既読信号を送信する送信手段とを備えることを特徴とする。このような端末によれば、送信元端末が送信したメッセージに含まれる情報に送信先端末がアクセスしたことを送信元端末に通知するサーバに、情報にアクセスしたことを通知することができる。そのため、複数のシステムが接続され、送信元端末と送信先端末が同一のシステムに存在しない場合であっても、送信元端末は送信したメッセージに含まれる情報に、送信先端末がアクセスしたことを確認する既読確認を行うことができる。
【0018】
本発明に係る通信方法は、送信元端末から送信され、送信元送信手段が送信するメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段が、メッセージを送信先端末に送信したことを、送信元端末に通知することを特徴とする。更に、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末に通知するようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
〔通信システム〕
図1に示すように、通信システム1は、第1メッセージングシステム10と、変換サーバ20と、第2メッセージングシステム30とを備える。通信システム1は、複数のシステム、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30とを、変換サーバ20を介して接続した通信システムである。
【0020】
第1メッセージングシステム10は、移動通信サービスを行う。第1メッセージングシステム10は、送達確認、既読確認を行う機能を備えていない。第1メッセージングシステム10は、移動端末10aと、無線基地局10bと、移動通信パケット通信網10cと、メッセージサーバ10dとを備える。メッセージサーバ10dは、例えば、i−mode(登録商標)サーバを用いることができる。第2メッセージングシステム30は、マルチメディアメッセージングサービスを行う。第2メッセージングシステム30は、送達確認、既読確認を行う機能を備えている。第2メッセージングシステム30は、マルチメディアメッセージングサービス端末(以下「MMS端末」という)30aと、無線基地局30bと、移動通信パケット通信網30cと、マルチメディアメッセージングサービスリレー/サーバ(以下「MMSリレー/サーバ」という)30dとを備える。
【0021】
変換サーバ20は、送信先送信手段による送信先端末へのメッセージの送信状況を管理し、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に通知する。又、変換サーバ20は、送信先送信手段により送信されたメッセージに含まれる情報への送信先端末によるアクセス状況を管理し、送信先端末がメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを送信元端末に通知する。更に、変換サーバ20は、MMS端末30aと移動端末10aとの間のメッセージの送受信を中継する。又、変換サーバ20には、送信元送信手段により送信されたメッセージに含まれる送信先端末への情報を格納しておくことができる。又、変換サーバ20は、送信元端末により送信されたメッセージを、そのメッセージに含まれている情報を含むメッセージに変換して、送信先送信手段に送信する。そして、変換サーバ20は、送信先端末が情報の格納先にアクセスした際に、情報を送信先端末に提供する。情報の格納先は、例えば、URLアドレスを用いて示すことができる。以下、送信先端末がURLアドレスにアクセスし、格納されている情報にアクセスすることを「URL閲覧」という。
【0022】
MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末となる場合には、MMS端末30aが移動端末10aへのメッセージを送信する。無線基地局30bは、MMS端末30aからメッセージを受信し、移動パケット通信網30cを介してMMSリレー/サーバ30dに送信する。MMSリレー/サーバ30dは、送信元端末から送信されたメッセージを送信する送信元送信手段となり、メッセージを変換サーバ20に送信する。
【0023】
変換サーバ20は、MMS端末30aからのメッセージに含まれる情報を格納し、メッセージを、情報の格納先示すURLアドレスを含むメッセージに変換して、メッセージサーバ10dに送信する。メッセージサーバ10dは、送信元送信手段が送信したメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段となり、情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージを、移動パケット通信網10c、無線基地局10bを介して移動端末10aに送信する。メッセージサーバ10dは、第1メッセージングシステム10におけるメッセージとして、例えば、i−mode(登録商標)メールを送信することができる。
【0024】
送信先送信手段であるメッセージサーバ10dは、メッセージを移動端末10aに送信すると、変換サーバ20に、メッセージを送信先端末である移動端末10aに送信したことを通知する。これにより、変換サーバ20は、メッセージサーバ10dがメッセージを移動端末10aに送信したことを把握する。そして、変換サーバ20は、送信先送信手段であるメッセージサーバ10dが、メッセージを送信先端末である移動端末10aに送信したことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。
【0025】
このとき、MMSリレー/サーバ30dは、メッセージを送信したことを通知する送達確認通知を、MMS端末30aに送信する機能を備えている。そのため、変換サーバ20がMMSリレー/サーバ30dに送達確認通知を送信すれば、MMSリレー/サーバ30dによってMMS端末30aに送達確認通知が送信される。よって、変換サーバ20は、MMSリレー/サーバ30dに、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信したことを通知する送達確認通知を送信することにより、MMS端末30aに通知を行う。
【0026】
移動端末10aは、メッセージに含まれるURLアドレスにアクセスして、格納されている情報にアクセスする。変換サーバ20は、移動パケット通信網10c、無線基地局10bを介して、格納されているMMS端末30aからの情報を、移動端末10aに提供する。そして、変換サーバ20が、送信先端末である移動端末10aが、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。このとき、MMSリレー/サーバ30dは、メッセージに含まれる情報にアクセスしたことを通知する既読確認通知を、MMS端末30aに送信する機能を備えている。そのため、変換サーバ20がMMSリレー/サーバ30dに既読確認通知を送信すれば、MMSリレー/サーバ30dによってMMS端末30aに既読確認通知が送信される。よって、変換サーバ20は、MMSリレー/サーバ30dに、送信先端末が送信元送信手段からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを通知する既読確認通知を送信することにより、MMS端末30aに通知を行う。
【0027】
移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、移動端末10aが、MMS端末30aへのメッセージを送信する。移動端末10aは、第1メッセージングシステム10におけるメッセージとして、例えば、i−mode(登録商標)メールを送信することができる。無線基地局10bは、移動端末10aからメッセージを受信し、移動パケット通信網10cを介してメッセージサーバ10dに送信する。メッセージサーバ10dは送信元送信手段となり、メッセージを変換サーバ20に送信する。変換サーバ20は、移動端末10aからのメッセージをMMSリレー/サーバ30dに送信する。MMSリレー/サーバ30dは、送信先送信手段となり、受信したメッセージを、移動パケット通信網30c、無線基地局30bを介してMMS端末30aに送信する。
【0028】
〔変換サーバ〕
変換サーバ20は、図2に示すように、メッセージ/MMS制御部21と、送達既読管理データベース22と、メッセージサーバインタフェース部23と、MMSリレー/サーバインタフェース部24と、WWW(World Wide Web)サーバ部25とを備える。図2では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末、MMSリレー/サーバ30dが、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージを送信する送信元送信手段、メッセージサーバ10dが、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dが送信したメッセージを、送信先端末である移動端末10aに送信する送信先送信手段である場合を例にとって説明する。又、図2中、実線の矢印は、MMS端末30aからメッセージが送信された時の処理の経路を示し、一点鎖線の矢印は、送達確認を行う時の処理の経路を示し、点線の矢印は、URL閲覧、既読確認を行う時の処理の経路を示す。
【0029】
送達既読管理データベース22は、送信先送信手段によるメッセージの送信状況を保持する保持手段である。又、送達既読管理データベース22は、送信先端末による送信元端末からのメッセージに含まれる情報へのアクセス状況も保持する。図3に示すように、送達既読管理データベース22は、接続ID、送信元〔From〕、宛先〔TO(1)〕、TO(1)送達フラグ、TO(1)既読フラグ、宛先〔TO(2)〕、TO(2)送達フラグ、TO(2)既読フラグ、URL、作成日時、消去日時のフィールドを備える。送達既読管理データベース22は、送達確認、既読確認を行うために必要な情報を保持する。
【0030】
接続IDのフィールドには、接続IDが格納される。接続IDは、送信元送信手段からメッセージが送信された際にメッセージに付与する、メッセージを識別する識別データである。送達既読管理データベース22は、接続ID毎に、メッセージの送信状況や、メッセージに含まれる情報へのアクセス状況を含むメッセージに関する情報を保持し、管理する。送信元〔FROM〕のフィールドには、メッセージの送信元を示す情報が格納される。送信元を示す情報として、送信元端末であるMMS端末30aやMMS端末30aのユーザを示す情報が格納される。例えば、MMS端末30aのユーザのアドレスや電話番号などが格納される。
【0031】
宛先〔TO(1)〕、宛先〔TO(2)〕のフィールドには、メッセージの送信先を示す情報が格納される。送信先を示す情報として、送信先端末である移動端末10aや移動端末10aのユーザを示す情報が格納される。例えば、移動端末10aのユーザのアドレスや電話番号などが格納される。尚、図3では、宛先のフィールドが2つとなっているが、宛先のフィールドの数は限定されない。例えば、システム設計時に、指定可能な宛先の最大数を想定し、その最大数だけ宛先のフィールドを設けるようにしてもよい。
【0032】
TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドには、宛先毎に送信状況が格納される。TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドには、送信状況として「済」又は「未」が格納される。「済」は、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信したことを示し、「未」は、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信していないことを示す。このように、変換サーバ20は、送信元送信手段から送信されたメッセージの送信先送信手段による送信状況を、接続IDを用いて管理できる。更に、送達既読管理データベース22が、宛先毎に送信状況を保持することにより、変換サーバ20は宛先毎に送信状況を管理できる。
【0033】
TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドには、宛先毎にアクセス状況が格納される。TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドには、アクセス状況として「済」又は「未」が格納される。「済」は、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを示し、「未」は、情報にアクセスしていないことを示す。このように、変換サーバ20は、送信先端末による送信元端末からのメッセージに含まれる情報へのアクセス状況を、接続IDを用いて管理できる。更に、送達既読管理データベース22が、宛先毎にアクセス状況を保持することにより、変換サーバ20は宛先毎にアクセス状況を管理できる。
【0034】
URLのフィールドには、各情報の格納先を示すURLアドレスが格納される。作成日時のフィールドには、メッセージに接続IDが付与された日時が格納される。消去日時のフィールドには、接続ID及び接続IDに対応付けられている情報が消去される日時が格納される。接続IDには、有効期限が設定される。そして、その有効期限が切れると、送達既読管理データベース22は、自動的にその接続ID及び接続IDに対応付けられている情報を消去する。そのため、消去日時のフィールドには、その有効期限が切れる日時が格納される。これにより、いつまでも送信されないメッセージに関する情報を保持しておくことにより、送達既読管理データベース22の容量が圧迫されることを防止できる。
【0035】
MMSリレー/サーバインタフェース部24は、MMSリレー/サーバ30dとのインタフェースである。MMSリレー/サーバインタフェース部24は、MMS受信部24aと、MMS送信部24bとを備える。MMS受信部24aは、送信元送信手段からメッセージを受信する受信手段として機能する。MMS受信部24aは、MMSリレー/サーバ30dから、MMS端末30aが送信したメッセージを受信する。MMS受信部24aは、受信したメッセージを、メッセージ/MMS制御部21に入力する。MMS送信部24bは、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを通知する既読確認通知、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信したことを通知する送達確認通知を、メッセージ/MMS制御部21から取得し、MMSリレー/サーバ30dに送信する。
【0036】
メッセージサーバインタフェース部23は、メッセージサーバ10dとのインタフェースである。メッセージサーバインタフェース部23は、メッセージ受信部23aと、メッセージ送信部23bとを備える。メッセージ受信部23aは、送信先送信手段から、メッセージを送信先端末に送信したことを通知するメッセージ送達通知を受信する送達通知受信手段として機能する。更に、メッセージ受信部23aは、送信先送信手段によるメッセージの送信に基づいて、保持手段に保持された送信状況を更新する更新手段としても機能する。具体的には、メッセージ受信部23aは、メッセージサーバ10dから、URLアドレスを含むメッセージを移動端末10aに送信したこと通知するメッセージ送達通知を受信する。メッセージ受信部23aは、メッセージサーバ10dから、メッセージ送達通知を受信すると、送達既読管理データベース22のTO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドに格納されている「未」を、「済」に更新する。即ち、メッセージ受信部23aは、メッセージ送達通知を受信し、実際にメッセージがメッセージサーバ10dにより送信され、移動端末10aに届いたことを把握すると、送達既読管理データベース22に保持された送信状況を更新する。
【0037】
このようなメッセージ受信部23aによれば、変換サーバ20は、メッセージサーバ10dによるメッセージの実際の送信に基づいて、送達既読管理データベース22に保持された送信状況を更新できる。よって、変換サーバ20は、実際の送信状況に基づいて送達確認通知を行うことができる。例えば、移動端末10aが圏外に存在し、メッセージサーバ10dがメッセージを送信できない間は、メッセージ受信部23aはメッセージ送達通知を受信しない。そのため、メッセージ受信部23aは、送達既読管理データベース22を更新しない。よって、変換サーバ20は、メッセージサーバ10dがメッセージを送信していない場合に、送達確認通知を送信してしまうことを防止できる。
【0038】
又、メッセージ受信部23aは、移動端末10aがURL閲覧を行う際に、移動端末10aからURLアドレスを受信する。メッセージ受信部23aは、受信したURLアドレスをWWWサーバ部25に入力する。メッセージ送信部23bは、MMS端末30aからのメッセージに含まれる情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージをメッセージ/MMS制御部21から取得し、メッセージサーバ10dに送信する。又、メッセージ送信部23bは、移動端末10aがURL閲覧を行う際に、MMS端末30aからのメッセージに含まれていた情報をWWWサーバ部25から取得し、移動端末10aに送信する。
【0039】
WWWサーバ部25には、MMSリレー/サーバ30dが送信したMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報が格納される。WWWサーバ部25は、各情報の格納先を示すURLアドレスに対応付けて、情報を保持する。WWWサーバ部25は、移動端末10aが格納先にアクセスすることにより、情報を移動端末10aに提供する。WWWサーバ部25は、メッセージ受信部23aから、移動端末10aから受信したURLアドレスの入力を受ける。WWWサーバ部25は、そのURLアドレスに対応付けられている情報をメッセージ送信部23bに入力し、移動端末10aに提供する。
【0040】
WWWサーバ部25は、送信先端末による情報へのアクセスに基づいて、保持手段に保持されたアクセス状況を更新する更新手段としても機能する。WWWサーバ部25は、移動端末10aが情報の格納先にアクセスしたか否かに基づいて、送達既読管理データベース22を更新する。移動端末10aがURL閲覧を行うと、即ち、移動端末10aがURLにアクセスし、WWWサーバ部25が移動端末10aに情報を提供すると、WWWサーバ部25は、送達既読管理データベース22のTO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドに格納されている「未」を、「済」に更新する。このように変換サーバ20にMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報が格納され、変換サーバ20が格納されている情報を移動端末10aに提供することにより、変換サーバ20において、情報へのアクセス状況を容易に把握することができる。
【0041】
メッセージ/MMS制御部21は、MMSリレー/サーバ30dからメッセージが送信された際に、MMS受信部24aから、MMS端末30aからのメッセージを取得する。メッセージ/MMS制御部21は、取得したMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報を、WWWサーバ部25に格納する。メッセージ/MMS制御部21は、情報の格納先を示すURLアドレスに対応付けて、情報を格納する。
【0042】
メッセージ/MMS制御部21は、取得したメッセージに接続IDを付与する。メッセージ/MMS制御部21は、MMSリレー/サーバ30dからメッセージが1通届く度に、メッセージに接続IDを付与する。メッセージ/MMS制御部21は、接続IDとして、ランダムな数字や記号、文字を付与してもよく、連続した数字や記号、文字を付与してもよい。又、メッセージ/MMS制御部21は、接続IDを付与する際に、その接続IDに有効期限を設定する。メッセージ/MMS制御部21は、有効期限が切れた接続IDを、再度、他のメッセージに付与する。これにより、メッセージ/MMS制御部21は、接続IDを再利用でき、接続IDの枯渇を防止できる。尚、接続IDの桁数は特に限定されない。例えば、桁数は、実装にあわせて定義できる。
【0043】
このように、メッセージ/MMS制御部21は、送信元送信手段からメッセージが送信された際に、メッセージに、そのメッセージを識別する識別データを付与する付与手段として機能する。これにより、変換サーバ20は、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dによるメッセージの送信と、送信先送信手段であるメッセージサーバ10dによるメッセージの送信とを、接続IDを用いて関連付けることができる。
【0044】
メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22の新しいレコードに付与した接続IDを記録して、送達既読管理データベース22に接続IDを追加する。メッセージ/MMS制御部21は、追加した接続IDのレコードの各フィールドに、そのメッセージに関する情報を記録する。これにより、メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22に、接続IDに対応付けてメッセージに関する情報を記録できる。
【0045】
メッセージ/MMS制御部21は、送信元〔FROM〕のフィールドに、メッセージの送信元を示す情報として、MMS端末30aのユーザのアドレスや電話番号などを記録する。メッセージ/MMS制御部21は、宛先〔TO(1)〕、宛先〔TO(2)〕のフィールドに、メッセージの送信先を示す情報として、移動端末10aのユーザのアドレスや電話番号などを記録する。メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドに、送信状況として「未」を記録する。メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドに、アクセス状況として「未」を記録する。
【0046】
メッセージ/MMS制御部21は、URLのフィールドに、WWWサーバ部25における情報の格納先を示すURLアドレスを記録する。メッセージ/MMS制御部21は、作成日時のフィールドに、メッセージに接続IDを付与した日時を記録する。メッセージ/MMS制御部21は、消去日時のフィールドに、設定した有効期限が切れ、その接続ID及び接続IDに対応付けられている情報が消去される日時を記録する。メッセージ/MMS制御部21は、例えば、WWWサーバ部25が情報を保持しておく期間に基づいて、有効期限を設定できる。
【0047】
メッセージ/MMS制御部21は、MMSリレー/サーバ30dから受信したメッセージに関する情報の送達既読管理データベース22への追加を完了すると、MMSリレー/サーバ30dから受信した第2メッセージングシステム30におけるメッセージを、第1メッセージングシステム10におけるメッセージに変換する。メッセージ/MMS制御部21は、第2メッセージングシステム30におけるメッセージを、メッセージに含まれている情報の格納先を示すURLアドレスを含む第1メッセージングシステム10におけるメッセージに変換する。メッセージ/MMS制御部21は、第2メッセージングシステム30におけるメッセージの送信元や送信先をそのまま、第1メッセージングシステム10におけるメッセージの送信元や送信先とする。メッセージ/MMS制御部21は、変換後の第1メッセージングシステム10におけるメッセージをメッセージ送信部23bに入力する。
【0048】
このようにして、メッセージ/MMS制御部21は、送信元端末からのメッセージを、そのメッセージに含まれている情報の格納先を含むメッセージに変換する変換手段として機能する。これによれば、変換サーバ20は、MMS端末30aからの情報を含むメッセージをそのままメッセージサーバ10dに送信するのではなく、MMS端末30aからのメッセージに含まれている情報が格納されているURLを含むメッセージに変換して、メッセージサーバ10dに送信できる。よって、送信先送信手段であるメッセージサーバ10dは、情報が格納されているURLを含むメッセージを、移動端末10aに送信できる。
【0049】
メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22にアクセスし、メッセージの送信状況を確認する。メッセージ/MMS制御部21は、例えば、予め定められた間隔で、定期的に送信状況を確認する。メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドの送信状況が新たに「済」に更新されているメッセージを検出した場合には、メッセージサーバ10dがメッセージを移動端末10aに送信したことをMMS端末30aに通知する送達確認通知を生成する。例えば、送達既読管理データベース22が図3に示す状態の場合、メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドが「済」に更新されている接続IDが「33345679」のメッセージの送達確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部21は、送信先を送信元〔FORM〕のフィールドに格納されている「cde@ccc.com」とし、送信先が宛先〔TO(1)〕及び宛先〔TO(2)〕のフィールドに格納されている「yzyz@bbb.com」及び「zzzz@bbb.com」へのメッセージの送信が完了したことを通知する送達確認通知を生成する。
【0050】
メッセージ/MMS制御部21は、生成した送達確認通知をMMS送信部24bに入力して、MMS端末30aに送信する。このようにして、メッセージ/MMS制御部21は、保持手段に保持された送信状況に基づいて、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に通知する通知手段として機能する。そのため、変換サーバ20は、メッセージサーバ10dがメッセージを移動端末10aに送信したことを、送達既読管理データベース22に保持された送信状況に基づいて、送信元端末であるMMS端末30aに容易に通知できる。
【0051】
メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22にアクセスし、メッセージに含まれる情報へのアクセス状況を確認する。メッセージ/MMS制御部21は、例えば、予め定められた間隔で、定期的にアクセス状況を確認する。メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドのアクセス状況が新たに「済」に更新されているメッセージを検出した場合には、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことをMMS端末30aに通知する既読確認通知を生成する。例えば、送達既読管理データベース22が図3に示す状態の場合、メッセージ/MMS制御部21は、TO(1)既読フラグのフィールドが「済」に更新されている接続IDが「33345679」のメッセージの既読確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部21は、送信先を送信元〔FORM〕のフィールドに格納されている「cde@ccc.com」とし、宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されているアドレスが「yzyz@bbb.com」の移動端末10aによる情報へのアクセスが完了したことを通知する既読確認通知を生成する。
【0052】
メッセージ/MMS制御部21は、生成した既読確認通知をMMS送信部24bに入力して、MMS端末30aに送信する。このようにして、メッセージ/MMS制御部21は、送信先端末による格納先へのアクセスに基づいて、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末に通知する。そのため、MMS端末30aに送信された情報を含むメッセージがそのまま移動端末10aに送信されるのではなく、その情報がWWWサーバ部25に格納され、その格納先を示すURLアドレスを含むメッセージに変換されて、メッセージサーバ10dにより移動端末10aに送信される場合に、MMS端末30aは、移動端末10aが格納先にアクセスして情報にアクセスしたことを確認できる。又、メッセージ/MMS制御部21は、保持手段に保持されたアクセス状況に基づいて、情報にアクセスしたことを送信元端末に通知する。そのため、変換サーバ20は、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに容易に通知できる。
【0053】
更に、メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22から、既読確認通知を送信したメッセージの送信先を示す情報を消去する。図3の場合、メッセージ/MMS制御部21は、接続IDが「33345679」のメッセージの宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されている「yzyz@bbb.com」を消去する。メッセージ/MMS制御部21は、メッセージの送信先が1つの場合や、送信先が複数あっても、既読確認通知を送信したメッセージの送信先が、そのメッセージの最後の送信先の場合には、接続ID及びその接続IDに対応付けられている情報を全て消去する。
【0054】
尚、移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、メッセージ受信部23aは、移動端末10aからMMS端末30aへのメッセージを受信する。メッセージ受信部23aは、受信したメッセージを、メッセージ/MMS制御部21に入力する。メッセージ/MMS制御部21は、取得した第1メッセージングシステム10におけるメッセージを、第2メッセージングシステム30におけるメッセージに変換してMMS送信部24bに入力する。
MMS送信部24bは、移動端末10aからMMS端末30aへのメッセージをMMSリレー/サーバ30dに送信する。
【0055】
〔通信方法〕
図4を用い、図1に示す通信システム1を用いて行う通信方法を説明する。図4では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末である場合を例にとって説明する。MMS端末30aが、MMSリレー/サーバ30dに、移動端末10aへのメッセージの送信を要求する送信要求(MM1_submit.REQ)を送信する(S101)。送信要求にはメッセージが含まれる。このとき、MMS端末30aは、送達確認通知を行うようMMSリレー/サーバ30dに要求する。移動端末10aへのメッセージは、MMSリレー/サーバ30dに一度蓄積される(S102)。MMSリレー/サーバ30dは、MMS端末30aに、送信要求を受信したことを通知する送信応答(MM1_M_submit.RES)を送信する(S103)。
【0056】
MMSリレー/サーバ30dは、変換サーバ20に、メッセージの移動端末10aへの転送を要求する転送要求(MM4_Forward.REQ)を送信する(S104)。転送要求にはメッセージが含まれる。変換サーバ20は、まず、転送要求を受信したことをMMSリレー/サーバ30dに通知する(S105)。更に、変換サーバ20は、メッセージを受信し、転送を了承したことを通知する転送応答(MM4_Forward.RES)をMMSリレー/サーバ30dに送信する(S106)。MMSリレー/サーバ30dは、転送応答を受信したことを変換サーバ20に通知する(S107)。
【0057】
変換サーバ20のメッセージ/MMS制御部21は、MMSリレー/サーバ30dから受信したメッセージに含まれる情報を、WWWサーバ部25に格納する。又、メッセージ/MMS制御部21は、メッセージに接続IDを付与する。メッセージ/MMS制御部21は、送達既読管理データベース22に接続ID及びメッセージに関する情報を記録する(S108)。変換サーバ20は、受信したメッセージを情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージに変換して、メッセージサーバ10dに送信する。これにより、変換サーバ20は、移動端末10aへメッセージが届いていることを通知する着信通知を行う(S109)。
メッセージサーバ10dは、メッセージを受信したことを変換サーバ20に通知する(S110)。移動端末10aへのメッセージは、メッセージサーバ10dに一度蓄積される(S111)。
【0058】
メッセージサーバ10dは、移動端末10aに、メッセージが届いていることを知らせる着信通知(Message Notification)を送信する(S112)。着信通知を受信した移動端末10aは、メッセージを受信したい旨を通知するメッセージ受信要求(HTTP GET)を、メッセージサーバ10dに送信する(S113)。メッセージサーバ10dは、MMS端末30aからの情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージを、移動端末10aに送信する(S114)。そして、メッセージサーバ10dは、変換サーバ20に、メッセージを移動端末10aに送信したことを通知するメッセージ送達通知を送信する(S115)。変換サーバ20は、メッセージ送達通知を受信したことをメッセージサーバ10dに通知する(S116)。
【0059】
メッセージ送達通知を受信した変換サーバ20は、送達既読管理データベース22に保持されている送信状況を更新する。そして、変換サーバ20は、メッセージを移動端末10aに送信したことをMMS端末30aに通知する送達確認通知を生成する。変換サーバ20は、MMSリレー/サーバ30dに、生成した送達確認通知(MM4_delivery_report.REQ)を送信する(S117)。このように変換サーバ20は、実際にメッセージがメッセージサーバ10dにより送信され、移動端末10aに届くと、送達確認通知を送信する。MMSリレー/サーバ30dは、送達確認通知を受信したことを通知する送達確認通知応答(MM4_delivery_report.RES)を変換サーバ20に送信する(S118)。そして、MMSリレー/サーバ30dは、送達確認通知(MM1_delivery_report.REQ)を、MMS端末30aに送信する(S119)。MMS端末30aは、送達確認通知を受信することにより、送達確認を行うことができる。
【0060】
一方、ステップ(S114)においてメッセージを受信した移動端末10aは、URL閲覧のための処理、URL閲覧操作を行う。URL閲覧操作としては、例えば、受信したメッセージに含まれるURLアドレスを表示し、ウェブブラウザを起動すること等が行われる(S120)。移動端末10aは、情報の格納先を示すURLアドレスにアクセスして、情報にアクセスしたい旨を通知するURL閲覧要求(HTTP GET)を、変換サーバ20に送信する(S121)。変換サーバ20は、URL閲覧要求により指定されたURLアドレスに格納されている情報を、移動端末10aに提供する(S122)。
【0061】
移動端末10aによるURL閲覧を受けた変換サーバ20は、送達既読管理データベース22に保持されているアクセス状況を更新する。そして、変換サーバ20は、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことをMMS端末30aに通知する既読確認通知を生成する。変換サーバ20は、MMSリレー/サーバ30dに、生成した既読確認通知(MM4_read_reply_report.REQ)を送信する(S123)。MMSリレー/サーバ30dは、既読確認通知を受信したことを通知する既読確認通知応答(MM4_read_reply_report.RES)を変換サーバ20に送信する(S124)。そして、MMSリレー/サーバ30dは、既読確認通知(MM1_read_reply_originator.REQ)を、MMS端末30aに送信する(S125)。MMS端末30aは、既読確認通知を受信することにより、既読確認を行うことができる。
【0062】
〔効果〕
このような通信システム1、変換サーバ20及び通信方法によれば、送信元端末であるMMS端末30aがMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、送信先端末である移動端末10aにメッセージを送信するメッセージサーバ10dにより移動端末10aに送信されたことを、メッセージ/MMS制御部21がMMS端末30aに通知できる。そのため、複数のシステム、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30が接続され、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dと送信先送信手段であるメッセージサーバ10dが同一のシステムに設けられていない場合であっても、MMS端末30aは、MMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、メッセージサーバ10dによって移動端末10aに送信されたことを確認する送達確認を行うことができる。
【0063】
更に、メッセージ/MMS制御部21は、送信先端末である移動端末10aが送信元端末であるMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。そのため、複数のシステム、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30が接続され、送信元端末であるMMS端末30aと送信先端末である移動端末10aが同一のシステムに存在しない場合であっても、MMS端末30aはMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージに含まれる情報に、移動端末10aがアクセスしたことを確認する既読確認を行うことができる。
【0064】
よって、通信システム1のサービスを向上できる。又、送達確認や既読確認を行う機能を備えている第2メッセージングシステム30と、送達確認や既読確認を行う機能を備えていない第1メッセージングシステム10とを接続した場合であっても、送達確認や既読確認を行うことができ、第2メッセージングシステム30の送達確認や既読確認を行う機能を活かすことができる。
【0065】
[第2の実施の形態]
〔通信システム〕
図5に示すように、通信システム2は、第1メッセージングシステム50と、第2メッセージングシステム30とを備える。通信システム2は、複数のシステム、第1メッセージングシステム50と第2メッセージングシステム30とを接続した通信システムである。第1メッセージングシステム50は、移動通信サービスを行う。第1メッセージングシステム50は、移動端末10aと、無線基地局10bと、移動通信パケット通信網10cと、メッセージ/変換サーバ40とを備える。図5に示す第2メッセージングシステム30は、図1に示した第2メッセージングシステム30と同様である。
【0066】
メッセージ/変換サーバ40は、図1に示したメッセージサーバ10dとして機能する。更に、メッセージ/変換サーバ40は、送信先送信手段による送信先端末へのメッセージの送信状況を管理し、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に通知する。又、メッセージ/変換サーバ40は、送信先送信手段により送信されたメッセージに含まれる情報への送信先端末によるアクセス状況を管理し、送信先端末がメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを送信元端末に通知する。更に、メッセージ/変換サーバ40は、MMS端末30aと移動端末10aとの間のメッセージの送受信を中継する。このように、メッセージ/変換サーバ40は、メッセージサーバと変換サーバとが一体型となったサーバである。
【0067】
MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末となる場合には、図1と同様に、MMSリレー/サーバ30dが、送信元端末から送信されたメッセージを送信する送信元送信手段となり、MMS端末30aから移動端末10aへのメッセージをメッセージ/変換サーバ40に送信する。メッセージ/変換サーバ40は、送信先送信手段を備え、受信したメッセージを第1メッセージングシステム50におけるメッセージに変換して、移動パケット通信網10c、無線基地局10bを介して移動端末10aに送信する。メッセージ/変換サーバ40は、第1メッセージングシステム50におけるメッセージとして、例えば、i−mode(登録商標)メールを送信することができる。
【0068】
そして、メッセージ/変換サーバ40が、メッセージ/変換サーバ40の送信先送信手段が、メッセージを送信先端末である移動端末10aに送信したことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dに、送信先送信手段が送信先端末にメッセージを送信したことを通知する送達確認通知を送信することにより、MMS端末30aに通知を行う。
【0069】
移動端末10aは、受信したメッセージに含まれる情報にアクセスする。移動端末10aは、メッセージに含まれる情報にアクセスしたことを示す既読信号を、メッセージ/変換サーバ40に送信する。そして、メッセージ/変換サーバ40が、既読信号を受信し、送信先端末である移動端末10aが、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに通知する。メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dに、送信先端末が送信元送信手段からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを通知する既読確認通知を送信することにより、MMS端末30aに通知を行う。
【0070】
移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、図1と同様に、無線基地局10bが、移動端末10aからメッセージを受信する。そして、無線基地局10bは、移動パケット通信網10cを介してメッセージを、メッセージ/変換サーバ40に送信する。メッセージ/変換サーバ40は送信元送信手段となり、移動端末10aからのメッセージをMMSリレー/サーバ30dに送信する。MMSリレー/サーバ30dは、図1と同様に、送信先送信手段となり、受信したメッセージをMMS端末30aに送信する。
【0071】
〔メッセージ/変換サーバ〕
メッセージ/変換サーバ40は、図6に示すように、メッセージ/MMS制御部41と、送達既読管理データベース42と、網インタフェース部43と、メッセージ制御部44と、メッセージ保持部45と、MMSリレー/サーバインタフェース部24とを備える。図6に示すMMSリレー/サーバインタフェース部24は、図2に示したMMSリレー/サーバインタフェース部24と同様である。
【0072】
図6では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末、MMSリレー/サーバ30が、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージを送信する送信元送信手段である場合を例にとって説明する。又、図6中、実線の矢印は、MMS端末30aからメッセージが送信された時の処理の経路を示し、一点鎖線の矢印は、送達確認を行うときの処理の経路を示し、点線の矢印は、既読確認を行う時の処理の経路を示す。
【0073】
送達既読管理データベース42は、送信先送信手段によるメッセージの送信状況を保持する保持手段である。又、送達既読管理データベース42は、送信先端末による送信元端末からのメッセージに含まれる情報へのアクセス状況も保持する。図7に示すように、送達既読管理データベース42は、接続ID、送信元〔From〕、宛先〔TO(1)〕、TO(1)メッセージ管理番号、TO(1)送達フラグ、TO(1)既読フラグ、宛先〔TO(2)〕、TO(2)メッセージ管理番号、TO(2)送達フラグ、TO(2)既読フラグ、作成日時、消去日時のフィールドを備える。接続ID、送信元〔FROM〕、宛先〔TO(1)〕、宛先〔TO(2)〕、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグ、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグ、作成日時、消去日時のフィールドは、図3に示した送達既読管理データベース22と同様である。
【0074】
TO(1)メッセージ管理番号、TO(2)メッセージ管理番号のフィールドには、宛先毎にメッセージ管理番号が格納される。メッセージ管理番号は、メッセージを送信先毎に識別する管理データである。メッセージ管理番号は、第1メッセージングシステム50においてメッセージを管理するために用いられる。メッセージ管理番号は、送信先毎にメッセージを識別でき、かつ、1つの送信先への複数のメッセージを識別できるように付与される。例えば、メッセージ管理番号は、送信先のユーザの電話番号部分と、そのユーザへのメッセージが何件目であるかを示す件数部分との組み合わせで表すことができる。図7に示すように、電話番号「123456788」、「123456789」と、件数「XID」とを組み合わせたメッセージ管理番号「123456788XID」、「123456789XID」を用いることができる。件数部分「XID」は、例えば、000〜999の値をとることができる。この場合には、1つの電話番号に対して1000件のメッセージを識別し、管理できる。TO(1)メッセージ管理番号、TO(2)メッセージ管理番号のフィールドには、宛先毎にメッセージ管理番号が格納される。
【0075】
網インタフェース部43は、移動パケット通信網10cとのインタフェースである。網インタフェース部43は、メッセージ受信部43aと、メッセージ送信部43bとを備える。メッセージ受信部43aは、移動端末10aから、メッセージを受信したい旨を通知するメッセージ受信要求を受信する。メッセージ受信要求には、メッセージ管理番号の件数部分「XID」が含まれる。メッセージ受信部43aは、受信したメッセージ受信要求を、メッセージ制御部44に入力する。メッセージ受信部43aは、送信先端末から、情報にアクセスしたことを示す既読信号を受信する既読信号受信手段としても機能する。そのため、メッセージ/変換サーバ40は、送信先端末である移動ノード10aから既読信号を受信できる。メッセージ受信部43aは、受信した既読信号をメッセージ制御部44に入力する。
【0076】
メッセージ送信部43bは、送信元送信手段が送信したメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段である。メッセージ送信部43bは、MMS端末30aからのメッセージをメッセージ制御部44から取得し、移動端末10aにメッセージを送信する。メッセージ送信部43bは、メッセージとともに、メッセージ管理番号の件数部分「XID」も送信する。メッセージ送信部43bは、メッセージを送信すると、送信したことをメッセージ制御部44に通知する。
【0077】
メッセージ制御部44は、MMSリレー/サーバ30dが送信したMMS端末30aからのメッセージと、そのメッセージ管理番号を、メッセージ/MMS制御部41から取得する。メッセージ制御部44は、取得したメッセージを、メッセージ管理番号に対応付けてメッセージ保持部45に格納する。メッセージ保持部45は、メッセージを保持するメッセージ保持手段である。メッセージ保持部45は、メッセージ管理番号に対応付けてメッセージを保持する。
【0078】
メッセージ制御部44は、メッセージ受信部43aから、メッセージ受信要求を取得する。メッセージ制御部44は、メッセージ受信要求を送信してきた移動端末10aの電話番号と、メッセージ受信要求に含まれるメッセージ管理番号の件数部分「XID」とを組み合わせて、メッセージ管理番号を生成する。メッセージ制御部44は、メッセージ保持部45から、生成したメッセージ管理番号に該当するメッセージを取得する。メッセージ制御部44は、取得したメッセージをメッセージ送信部43bに入力する。このようにして、網インタフェース部43と、メッセージ制御部44と、メッセージ保持部45は、図1に示したメッセージサーバ10dとしての機能を果たす。
【0079】
更に、メッセージ制御部44は、送信先送信手段によるメッセージの送信に基づいて、保持手段の送信状況を更新する更新手段としても機能する。メッセージ制御部44は、メッセージ送信部43bから、メッセージの送信の通知を受ける。メッセージ制御部44は、メッセージ送信部43bから送信の通知を受けると、送達既読管理データベース42のTO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドに格納されている「未」を、「済」に更新する。このように、メッセージ/変換サーバ40がメッセージ送信部43b、メッセージ制御部44、メッセージ保持部45を備え、メッセージ/変換サーバ40がメッセージを送信することにより、メッセージ/変換サーバ240において、メッセージの送信状況を容易に把握することができる。
【0080】
又、メッセージ制御部44は、メッセージ受信部43aによる既読信号の受信に基づいて、保持手段の情報へのアクセス状況も更新する。メッセージ制御部44は、メッセージ受信部43aから既読信号を取得する。既読信号には、メッセージ管理番号の件数部分「XID」が含まれる。メッセージ制御部44は、既読信号を送信してきた移動端末10aの電話番号と、既読信号に含まれるメッセージ管理番号の件数部分「XID」とを組み合わせて、メッセージ管理番号を生成する。メッセージ制御部44は、生成したメッセージ管理番号に対応する送達既読管理データベース42のTO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドに格納されている「未」を、「済」に更新する。
【0081】
メッセージ/MMS制御部41は、MMSリレー/サーバ30dからメッセージが送信された際に、MMS受信部24aから、MMS端末30aからのメッセージを取得する。メッセージ/MMS制御部41は、取得したMMS端末30aからのメッセージに接続IDを付与する。メッセージ/MMS制御部41は、図2に示したメッセージ/MMS制御部21と同様にして、接続IDを付与することができる。
【0082】
メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42の新しいレコードに付与した接続IDを記録して、送達既読管理データベース42に接続IDを追加する。メッセージ/MMS制御部41は、追加した接続IDのレコードの各フィールドに、そのメッセージに関する情報を記録する。メッセージ/MMS制御部41は、図2に示したメッセージ/MMS制御部21と同様にして、送信元〔FROM〕、宛先〔TO(1)〕、宛先〔TO(2)〕、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグ、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグ、作成日時、消去日時のフィールドに、情報を記録する。尚、メッセージ/MMS制御部41は、例えば、メッセージ保持部45がメッセージを保持しておく期間に基づいて、有効期限を設定できる。
【0083】
更に、メッセージ/MMS制御部41は、メッセージにメッセージ管理番号を付与する。メッセージ/MMS制御部41は、宛先毎にメッセージ管理番号を付与する。そして、メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)メッセージ管理番号、TO(2)メッセージ管理番号のフィールドに、宛先毎のメッセージ管理番号を記録する。
【0084】
このようにメッセージ/MMS制御部41が、接続IDとメッセージ管理番号とを対応付けて、送達既読管理データベース42に記録し、送達既読管理データベース42が、接続IDとメッセージ管理番号とを対応付けて保持する。そのため、メッセージ/変換サーバ40は、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dにより送信されたメッセージに付与した接続IDと、送信先送信手段であるメッセージ送信部43bが送信する送信先毎にメッセージに付与したメッセージ管理番号とを関連付けることができる。その結果、メッセージ/変換サーバ40は、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dによるメッセージの送信と、送信先送信手段であるメッセージ送信部43bによるメッセージの送信先毎の送信とを、接続IDとメッセージ管理番号を用いて関連付け、管理することができる。しかも、メッセージサーバと変換サーバとを一体化したメッセージ/変換サーバ40とすることにより、メッセージサーバがメッセージの管理に用いているメッセージ管理番号と、接続IDとの関連づけを容易に行うことができる。
【0085】
メッセージ/MMS制御部41は、MMSリレー/サーバ30dから受信したメッセージに関する情報の送達既読管理データベース42への追加を完了すると、取得した第2メッセージングシステム30におけるメッセージを、第1メッセージングシステム50におけるメッセージに変換する。尚、メッセージ/MMS制御部41は、第2メッセージングシステム30におけるメッセージの送信元や送信先をそのまま、第1メッセージングシステム10におけるメッセージの送信元や送信先とし、第2メッセージングシステム30におけるメッセージに含まれる情報もそのまま第1メッセージングシステム50におけるメッセージに含まれるようにする。メッセージ/MMS制御部21は、変換後のメッセージをメッセージ制御部44に入力する。このとき、メッセージ/MMS制御部41は、メッセージと、そのメッセージに付与したメッセージ管理番号とを対応付けてメッセージ制御部44に入力する。
【0086】
メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42にアクセスし、メッセージの送信状況を確認する。メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)送達フラグ、TO(2)送達フラグのフィールドの送信状況が新たに「済」に更新されているメッセージを検出した場合には、メッセージ送信部43bが情報を含むメッセージを、移動端末10aに送信したことをMMS端末30aに通知する送達確認通知を生成する。例えば、送達既読管理データベース42が図7に示す状態の場合、メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)送達フラグ及びTO(2)送達フラグのフィールドが「済」に更新されている接続IDが「33345679」のメッセージの送達確認通知を生成する。
【0087】
メッセージ/MMS制御部41は、送信先を送信元〔FORM〕のフィールドに格納されている「cde@ccc.com」とし、送信先が宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されている「yzyz@bbb.com」及び宛先〔TO(2)〕のフィールドに格納されている「zzzz@bbb.com」へのメッセージの送信が完了したことを通知する送達確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部41は、生成した送達確認通知をMMS送信部24bに入力して、MMS端末30aに送信する。
【0088】
このようにして、メッセージ/MMS制御部21は、保持手段に保持された送信状況に基づいて、送信先送信手段がメッセージを送信先端末に送信したことを送信元端末に通知する通知手段として機能する。そのため、メッセージ/変換サーバ40は、メッセージサーバ10dがメッセージを移動端末10aに送信したことを、送達既読管理データベース42に保持された送信状況に基づいて、送信元端末であるMMS端末30aに容易に通知できる。
【0089】
メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42にアクセスし、メッセージに含まれる情報へのアクセス状況を確認する。メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)既読フラグ、TO(2)既読フラグのフィールドのアクセス状況が新たに「済」に更新されているメッセージを検出した場合には、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことをMMS端末30aに通知する既読確認通知を生成する。例えば、送達既読管理データベース42が図7に示す状態の場合、メッセージ/MMS制御部41は、TO(1)既読フラグのフィールドが「済」に更新されている接続IDが「33345679」のメッセージの既読確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部41は、送信先を送信元〔FORM〕のフィールドに格納されている「cde@ccc.com」とし、宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されているアドレスが「yzyz@bbb.com」の移動端末10aによる情報へのアクセスが完了したことを通知する既読確認通知を生成する。メッセージ/MMS制御部41は、生成した既読確認通知をMMS送信部44bに入力して、MMS端末30aに送信する。
【0090】
このようにして、メッセージ/MMS制御部41は、メッセージ受信部43aによる既読信号の受信に基づいて、送信先端末が送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末に通知する。そのため、メッセージ/変換サーバ40は、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、送信元端末であるMMS端末30aに容易に通知できる。
【0091】
更に、メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42から、既読確認通知を送信したメッセージの送信先を示す情報を消去する。図7の場合、メッセージ/MMS制御部41は、接続IDが「33345679」のメッセージの宛先〔TO(1)〕のフィールドに格納されている「yzyz@bbb.com」を消去する。メッセージ/MMS制御部41は、メッセージの送信先が1つの場合や、送信先が複数あっても、既読確認通知を送信したメッセージの送信先が、そのメッセージの最後の送信先の場合には、接続ID及びその接続IDに対応付けられている情報を全て消去する。
【0092】
尚、移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、メッセージ受信部43aは、移動端末10aからMMS端末30aへのメッセージを受信する。メッセージ受信部43aは、受信したメッセージを、メッセージ/MMS制御部41に入力する。メッセージ/MMS制御部41は、取得したメッセージをMMS送信部24bに入力する。
【0093】
〔移動端末〕
図8に示すように、移動端末10aは、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、入力部14と、出力部15とを備える。通信部11は、メッセージを受信する受信手段である。又、通信部11は、受信したメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを示す既読信号を送信する送信手段としても機能する。通信部11は、メッセージ/変換サーバ40からメッセージとメッセージ管理番号の件数部分「XID」を受信し、制御部12に入力する。通信部11は、制御部12から既読信号を取得し、メッセージ/変換サーバ40に送信する。
【0094】
制御部12は、通信部11からメッセージとメッセージ管理番号の件数部分を取得し、記憶部13に格納する。入力部14は、ユーザ操作を制御部12に入力する。制御部12は、入力部14から、受信したメッセージに含まれる情報へのアクセスを指示するユーザ操作の入力を受ける。そして、制御部12は、記憶部13に格納されているメッセージに含まれる情報にアクセスし、出力部15に出力する。出力部15は、情報を音声や文字、画像として出力する。
【0095】
制御部12は、このようにしてメッセージに含まれる情報にアクセスした場合には、メッセージ管理番号の件数部分を含む既読信号を生成して、通信部11に入力する。又、制御部12は、記憶部13に記憶されているメッセージ、メッセージ管理番号の件数部分と対応付けて、そのメッセージの既読信号をメッセージ/変換サーバ40に送信済みであることを記録する。記憶部13は、メッセージ、そのメッセージ管理番号の件数部分や既読信号の送信状況を記憶する。このようにして、移動端末10aは、メッセージに含まれる情報にアクセスしたことを契機として、既読信号をメッセージ/変換サーバ40に送信する。
【0096】
〔通信方法〕
図9を用い、図5に示す通信システム2を用いて行う通信方法を説明する。図9では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末である場合を例にとって説明する。ステップ(S201)〜(S203)は、図4に示したステップ(S101)〜(S103)と同様である。ステップ(S203)に続いて、MMSリレー/サーバ30dは、メッセージ/変換サーバ40に、メッセージの移動端末10aへの転送を要求する転送要求(MM4_Forward.REQ)を送信する(S204)。転送要求にはメッセージが含まれる。メッセージ/変換サーバ40は、まず、転送要求を受信したことをMMSリレー/サーバ30dに通知する(S205)。更に、メッセージ/変換サーバ40は、メッセージを受信し、転送を了承したことを通知する転送応答(MM4_Forward.RES)をMMSリレー/サーバ30dに送信する(S206)。MMSリレー/サーバ30dは、転送応答を受信したことをメッセージ/変換サーバ40に通知する(S207)。
【0097】
メッセージ/変換サーバ40のメッセージ/MMS制御部41は、受信したメッセージに接続ID、メッセージ管理番号を付与する。メッセージ/MMS制御部41は、送達既読管理データベース42に接続ID及びメッセージに関する情報を記録する。更に、メッセージ/MMS制御部41は、第2メッセージングシステム30におけるメッセージを、第1メッセージングシステム50におけるメッセージに変換し、メッセージ制御部44に入力する。メッセージ制御部44は、メッセージをメッセージ管理番号に対応付けてメッセージ保持部45に格納する。これにより、メッセージがメッセージ/変換サーバ40に一度蓄積される(S208)。
【0098】
メッセージ/変換サーバ40は、移動端末10aに、メッセージが届いていることを知らせる着信通知(Message Notification)を送信する(S209)。着信通知を受信した移動端末10aは、メッセージ管理番号の件数部分「XID」を含むメッセージ受信要求(HTTP GET)を、メッセージ/変換サーバ40に送信する(S210)。メッセージ/変換サーバ40は、メッセージ受信要求に基づいて、MMS端末30aからの情報を含むメッセージを、移動端末10aに送信する(S211)。
【0099】
メッセージ/変換サーバ40は、送達既読管理データベース42に保持されている送信状況を更新する。そして、メッセージ/変換サーバ40は、メッセージを移動端末10aに送信したことをMMS端末30aに通知する送達確認通知を生成する。メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dに、生成した送達確認通知(MM4_delivery_report.REQ)を送信する(S212)。MMSリレー/サーバ30dは、送達確認通知を受信したことを通知する送達確認通知応答(MM4_delivery_report.RES)をメッセージ/変換サーバ40に送信する(S213)。そして、MMSリレー/サーバ30dは、送達確認通知(MM1_delivery_report.REQ)を、MMS端末30aに送信する(S214)。MMS端末30aは、送達確認通知を受信することにより、送達確認を行うことができる。
【0100】
ステップ(S211)において、メッセージを受信した移動端末10aの制御部12は、メッセージに含まれる情報にアクセスして、出力部15に情報を出力する(S215)。このようにメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを契機に、移動端末10aは、メッセージ管理番号の件数部分「XID」を含む既読信号を生成して、メッセージ/変換サーバ40に送信する(S216)。メッセージ/変換サーバ40は、既読信号を受信したことを移動端末10aに通知する(S217)。
【0101】
移動端末10aから既読信号を受信したメッセージ/変換サーバ40は、送達既読管理データベース42に保持されているアクセス状況を更新する。そして、メッセージ/変換サーバ40は、移動端末10aがメッセージに含まれる情報にアクセスしたことをMMS端末30aに通知する既読確認通知を生成する。メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dに、生成した既読確認通知(MM4_read_reply_report.REQ)を送信する(S218)。MMSリレー/サーバ30dは、既読確認通知を受信したことを通知する既読確認通知応答(MM4_read_reply_report.RES)をメッセージ/変換サーバ40に送信する(S219)。そして、MMSリレー/サーバ30dは、既読確認通知(MM1_read_reply_originator.REQ)を、MMS端末30aに送信する(S220)。MMS端末30aは、既読確認通知を受信することにより、既読確認を行うことができる。
【0102】
〔効果〕
このような通信システム2、メッセージ/変換サーバ40及び通信方法によれば、送信元端末であるMMS端末30aがMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、送信先端末である移動端末10aにメッセージを送信するメッセージ/変換サーバ40により移動端末10aに送信されたことを、メッセージ/MMS制御部41がMMS端末30aに通知できる。そのため、複数のシステム、第1メッセージングシステム50と第2メッセージングシステム30が接続され、送信元送信手段であるMMSリレー/サーバ30dと送信先送信手段であるメッセージ/変換サーバ50が同一のシステムに設けられていない場合であっても、MMS端末30aは、MMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージが、メッセージ/変換サーバ50によって移動端末10aに送信されたことを確認する送達確認を行うことができる。
【0103】
更に、メッセージ受信部43aが送信先端末である移動端末10aから既読信号を受信することにより、メッセージ/変換サーバ40は、移動端末10aが送信元端末であるMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを把握できる。そして、メッセージ/MMS制御部41が、移動端末がMMS端末30aからのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、MMS端末30aに通知する。そのため、複数のシステム、第1メッセージングシステム50と第2メッセージングシステム30が接続され、送信元端末であるMMS端末30aと送信先端末である移動端末10aが同一のシステムに存在しない場合であっても、MMS端末30aはMMSリレー/サーバ30dに送信したメッセージに含まれる情報に、移動端末10aがアクセスしたことを確認する既読確認を行うことができる。
【0104】
更に、メッセージ/変換サーバ40は、MMSリレー/サーバ30dからメッセージを受信するMMS受信部24aと、移動端末10aにメッセージを送信するメッセージ送信部43bとを備えるため、MMS端末30aと移動端末10aとの間のメッセージの送受信を中継できる。
【0105】
[変更例]
本発明は、上記第1、第2の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、図5において、図6に示したメッセージ/変換サーバ40に替えて、図10に示すメッセージ/変換サーバ240を用いることができる。メッセージ/変換サーバ240は、メッセージサーバ10dと変換サーバ20とが一体型となったサーバである。メッセージ/変換サーバ240は、メッセージ/MMS制御部241と、送達既読管理データベース22と、MSSリレー/サーバインタフェース部24と、WWWサーバ部25と、網インタフェース部243と、メッセージ制御部244と、メッセージ保持部245とを備える。
【0106】
図10では、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末、MMSリレー/サーバ30が、送信元端末であるMMS端末30aから送信されたメッセージを送信する送信元送信手段である場合を例として示している。又、図10中、実線の矢印は、MMS端末30aからメッセージが送信された時の処理の経路を示し、一点鎖線の矢印は、送達確認を行う時の処理の経路を示し、点線の矢印は、URL閲覧、既読確認を行う時の処理の経路を示す。図10に示す送達既読管理データベース22と、MSSリレー/サーバインタフェース部24と、WWWサーバ部25は、図2に示した送達既読管理データベース22と、MSSリレー/サーバインタフェース部24と、WWWサーバ部25と同様である。
【0107】
メッセージ/MMS制御部241は、情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージへの変換を行い、変換したメッセージをメッセージ制御部244に入力する。メッセージ/MMS制御部241は、この点以外は、図2に示したメッセージ/MMS制御部21と同様である。
【0108】
網インタフェース部243は、移動パケット通信網10cとのインタフェースである。網インタフェース部243は、メッセージ受信部243aと、メッセージ送信部243bとを備える。メッセージ受信部243aは、移動端末10aがURL閲覧を行う際に、移動端末10aからURLアドレスを受信する。メッセージ受信部23aは、受信したURLアドレスをWWWサーバ部25に入力する。メッセージ送信部243bは、移動端末10aに、MMS端末30aからのメッセージに含まれていた情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージを送信する。又、メッセージ送信部243bは、移動端末10aがURL閲覧を行う際に、MMS端末30aからのメッセージに含まれていた情報を移動端末10aに送信する。
【0109】
メッセージ制御部244は、情報の格納先を示すURLアドレスを含むメッセージを、メッセージ/MMS制御部241から取得する。メッセージ制御部244は、取得したメッセージをメッセージ保持部245に格納する。メッセージ保持部245は、URLアドレスを含むメッセージを保持する。メッセージ制御部244は、メッセージ保持部245から、URLアドレスを含むメッセージを取得する。メッセージ制御部244は、取得したメッセージをメッセージ送信部243bに入力し、移動端末10aに送信する。
【0110】
尚、移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合には、メッセージ受信部243aは、移動端末10aからMMS端末30aへのメッセージを受信する。メッセージ受信部243aは、受信したメッセージを、メッセージ/MMS制御部241に入力する。メッセージ/MMS制御部241は、取得したメッセージをMMS送信部24bに入力する。このようにして、網インタフェース部243と、メッセージ制御部244と、メッセージ保持部245は、図1に示したメッセージサーバ10dとしての機能を果たす。
【0111】
又、図1に示した変換サーバ20は、第1メッセージングシステム10や第2メッセージングシステム30内に設けることもできる。又、図2に示した変換サーバ20は、MMS端末30aと移動端末10aとの間のメッセージの送受信を中継しているが、変換サーバ20は、送信元端末と送信先端末との間のメッセージの中継を行わなくてもよい。更に、通信システムを構成する複数のシステムの種類は、第1メッセージングシステム10,50や第2メッセージングシステム30に限定されない。又、通信システムを構成する複数のシステムの数も限定されず、3つ以上のシステムを接続してもよい。又、送信元端末、送信先端末の種類も、移動端末10aやMMS端末30aに限定されない。更に、送信元と、送信先と、送受信されるメッセージとの対応付けができれば、送達既読管理サーバ22,42に保持される情報や、情報を保持する方法も限定されない。
【0112】
又、移動端末10aが送信元端末、MMS端末30aが送信先端末となる場合であっても、MMS端末30aが送信元端末、移動端末10aが送信先端末となる場合と同様にして、変換サーバ20や、メッセージ/変換サーバ40,240は、送達確認通知や既読確認通知を送信することができる。更に、変換サーバ20や、メッセージ/変換サーバ40,240は、送信元端末に送達確認通知や既読確認通知を送信したことを、送信先端末に通知する通知完了通知を送信するようにしてもよい。例えば、図4において、変換サーバ20は、ステップ(S117)で送達確認通知を送信した後、ステップ(S122)においてURL閲覧要求を受けて提供する情報に、送達確認通知を送信したことを通知する通知完了通知を付加して送信することができる。
【0113】
通知完了通知を受信した送信先端末は、通知完了通知を出力して確認することができる。例えば、図8に示す移動端末10aが送信先端末の場合、変換サーバ20又はメッセージ/変換サーバ40,240は、送信元端末であるMMS端末30aに送達確認通知や既読確認通知を送信したことを通知する通知完了通知を、移動端末10aに送信する。移動端末10aの通信部11は、通知完了通知を受信し、制御部12に入力する。制御部12は、出力部15に、通知完了通知を出力する。そして、例えば、出力部15は、「送達確認通知をMMS端末30aに送信しました」というメッセージを通知完了通知として表示する。出力部15は、通知完了通知をアイコンとして表示することも可能である。これにより、変換サーバ20やメッセージ/変換サーバ40,240は、送信先端末のユーザに、送信元端末に送達確認通知や既読確認通知を送信したことを知らせることができる。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数のシステムを接続した場合であっても、送達確認や既読確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る変換サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る送達既読管理データベースを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る通信方法の手順を示すフロー図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るメッセージ/変換サーバの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る送達既読管理データベースを示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る移動端末の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る通信方法の手順を示すフロー図である。
【図10】本発明の変更例に係るメッセージ/変換サーバの構成を示すブロック図である。
【図11】従来の通信方法の手順を示すフロー図である。
【符号の説明】
1,2 通信システム
10,50 第1メッセージングシステム
10a 移動端末
10b,30b 無線基地局
10c,30c 移動パケット通信網
10d メッセージサーバ
11 通信部
12 制御部
13 記憶部
14 入力部
15 出力部
20 変換サーバ
21,41,241 メッセージ/MMS制御部
22,42 送達既読管理データベース
23 メッセージサーバインタフェース部
23a メッセージ受信部
23b メッセージ送信部
24 MMSリレー/サーバインタフェース部
24a MMS受信部
24b MMS送信部
25 WWWサーバ部
30 第2メッセージングシステム
30a,310,330 MMS端末
30d,320 MMSリレー/サーバ
40,240 メッセージ/変換サーバ
43,243 網インタフェース部
43a,243a メッセージ受信部
43b,243b メッセージ送信部
44,244 メッセージ制御部
45,245 メッセージ保持部
Claims (13)
- 送信元端末から送信されたメッセージを送信する送信元送信手段と、
該送信元送信手段が送信した前記メッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段と、
前記送信先送信手段が前記メッセージを前記送信先端末に送信したことを、前記送信元端末に通知する通知手段とを備えることを特徴とする通信システム。 - 前記通知手段は、前記送信先端末が前記送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、前記送信元端末に通知することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 送信元端末から送信され、送信元送信手段が送信するメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段が、前記メッセージを前記送信先端末に送信したことを前記送信元端末に通知する通知手段を備えることを特徴とするサーバ。
- 前記送信元送信手段から前記メッセージが送信された際に、前記メッセージに該メッセージを識別する識別データを付与する付与手段と、
前記識別データ毎に、前記送信先送信手段による前記メッセージの送信状況を保持する保持手段とを備え、
前記通知手段は、前記保持手段に保持された前記送信状況に基づいて、前記通知を行うことを特徴とする請求項3に記載のサーバ。 - 前記付与手段は、前記メッセージに該メッセージを送信先毎に識別する管理データを付与し、
前記保持手段は、前記識別データと前記管理データとを対応付けて保持することを特徴とする請求項4に記載のサーバ。 - 前記通知手段は、前記送信先端末が前記送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、前記送信元端末に通知することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のサーバ。
- 前記通知手段は、前記送信先端末による前記情報が格納されている格納先へのアクセスに基づいて、前記情報にアクセスしたことの通知を行うことを特徴とする請求項6に記載のサーバ。
- 前記送信先端末から、前記情報にアクセスしたことを示す既読信号を受信する既読信号受信手段を備え、
前記通知手段は、前記既読信号受信手段による前記既読信号の受信に基づいて、前記情報にアクセスしたことの通知を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載のサーバ。 - 前記送信元送信手段から前記メッセージを受信するメッセージ受信手段と、
前記送信先送信手段とを備えることを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項に記載のサーバ。 - 前記送信元端末からのメッセージを、該メッセージに含まれている情報の格納先を含むメッセージに変換する変換手段を備えることを特徴とする請求項3乃至9のいずれか1項に記載のサーバ。
- メッセージを受信する受信手段と、
該受信手段が受信したメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを示す既読信号を送信する送信手段とを備えることを特徴とする端末。 - 送信元端末から送信され、送信元送信手段が送信するメッセージを送信先端末に送信する送信先送信手段が、前記メッセージを前記送信先端末に送信したことを、前記送信元端末に通知することを特徴とする通信方法。
- 前記送信先端末が前記送信元端末からのメッセージに含まれる情報にアクセスしたことを、前記送信元端末に通知することを特徴とする請求項12に記載の通信方法。
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JP2003203360A JP2005049953A (ja) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | 通信システム、サーバ、端末及び通信方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007059963A (ja) * | 2005-08-22 | 2007-03-08 | Ntt Data Corp | 情報伝達装置および情報伝達プログラム |
JP2013196228A (ja) * | 2012-03-18 | 2013-09-30 | Spinshell Co Ltd | インスタントメッセージの送受信を行うための方法、システム、サーバ装置、端末装置およびプログラム |
-
2003
- 2003-07-29 JP JP2003203360A patent/JP2005049953A/ja active Pending
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