JP2005049027A - Grain feeding device of grain dryer - Google Patents
Grain feeding device of grain dryer Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005049027A JP2005049027A JP2003281962A JP2003281962A JP2005049027A JP 2005049027 A JP2005049027 A JP 2005049027A JP 2003281962 A JP2003281962 A JP 2003281962A JP 2003281962 A JP2003281962 A JP 2003281962A JP 2005049027 A JP2005049027 A JP 2005049027A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grain
- drying
- valve
- feeding
- detected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Storage Of Harvested Produce (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
Description
この発明は、穀粒循環形態の穀粒乾燥機における穀粒繰出装置に関する。 The present invention relates to a grain feeding device in a grain dryer in a grain circulation form.
被乾燥穀粒は、乾燥室下方に設ける繰出バルブの回転によって所定に流下し、その間に熱風室から排風室に向けて流通する乾燥熱風を浴びて乾燥される。穀粒乾燥は所定水分値に至るまでゆっくりと乾燥させて穀粒品質確保を図るが、乾燥終期においては、高い水分の穀粒に比較すると品質劣化し難いため、該劣化をしない程度に乾燥速度を速めて乾燥終了させようとする。つまり乾燥中の穀粒水分の検出値が低くなるに従って、熱風温度を上げながら循環速度を速くし、所定の乾減率を確保する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。 The to-be-dried grain flows down in a predetermined manner by the rotation of a feed valve provided below the drying chamber, and is dried by receiving dry hot air flowing from the hot air chamber toward the exhaust chamber. Grain drying is intended to ensure grain quality by slowly drying until reaching the specified moisture level, but at the end of drying, the quality is less likely to be degraded compared to high moisture grains, so the drying rate does not cause this degradation. To finish drying. That is, as the detected value of the grain moisture during drying decreases, a technique for increasing the circulation speed while increasing the hot air temperature and ensuring a predetermined drying rate is known (for example, see Patent Document 1).
又、集穀室の集穀オーガを駆動するモータの駆動電流値が所定値以上に所定時間継続すると、繰出バルブの繰出速度を所定時間分遅い速度に変更する。搬送手段(集穀オーガ)の負荷の状況により繰出速度を低下して搬送手段の負荷を軽減する技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
穀粒循環形態の穀粒乾燥機では、この穀粒の循環が停止すると乾燥むらを生じたり、過乾燥となり易い。又、このような循環が行われ難い場合において乾燥を停止させることとすると、乾燥能率、及び効率等が著しく低下することとなる。この発明は、循環の出発位置にある乾燥室下の繰出バルブの回転状況をチェックしながら、この繰出バルブ回転に多少の異変を生じたとしても、直ちに乾燥を停止しないで、乾燥作用をできるだけ継続させながら、この繰出バルブ回転の異常検出精度を高めて、繰出異常を判定させたり、乾燥停止を行わせて、安全で効率的な乾燥制御を行わせるものである。 In the grain dryer of the grain circulation form, when the circulation of the grain is stopped, drying unevenness is likely to occur or overdrying tends to occur. Further, if the drying is stopped when such circulation is difficult to be performed, the drying efficiency, efficiency, and the like are significantly reduced. The present invention continues the drying operation as much as possible without immediately stopping the drying even if a slight change occurs in the rotation of the feeding valve while checking the rotation state of the feeding valve under the drying chamber at the starting position of the circulation. In this way, the abnormality detection accuracy of the feeding valve rotation is increased, the feeding abnormality is judged, or the drying is stopped, so that safe and efficient drying control is performed.
請求項1に記載の発明は、貯留室1から乾燥室2を経て流下される穀粒を受けて集穀室3へ繰出す繰出バルブ4を、所定の周期時間T毎に正回転と逆回転とを交互に繰返し駆動して、この繰出穀粒を循環させながら乾燥する穀粒乾燥機において、この所定の周期時間T内に規定回転数nが検出されたときは運転を継続し、検出されないときは詰り異常を判定可能とすることを特徴とする穀粒繰出装置の構成とする。これによって、繰出バルブ4の回転によって乾燥室2を流下される穀粒は、熱風を受けて加熱され、集穀室3へ繰出される。この集穀室3からは集穀オーガや昇穀機等を介して貯留室1へ還元され、循環されながら穀粒乾燥が行われる。この繰出バルブ4は所定の周期時間Tに正回転に駆動されて、乾燥室2内の穀粒を下側の集穀室3へ繰出し、続く周期時間Tには逆回転に駆動されて穀粒の繰出しを行い、これを繰返え継続する。しかも、このような繰出作用時は、この繰出バルブ4の回転数がバルブセンサ等によって検出されていて、所定の周期時間T毎に規定回転数nの有無が検出される。そして、この周期時間T内に規定回転数nを検出したときは、そのまま異常ないものとして運転を継続させるが、周期時間T内に規定回転数nを検出しないときは穀粒の詰り異常を判定する可能性があるものとして処理制御を継続する。
According to the first aspect of the present invention, the
請求項2に記載の発明は、前記周期時間T内の規定回転数nが検出されないときは、更にこれにより一定時間延長の監視時間αを設定して、この監視時間α内に規定回転数nが検出されると運転継続し、検出されないときは詰り異常と判定することを特徴とするものである。前記のような穀粒乾燥作用や、繰出バルブ4の駆動制御、及びこの繰出バルブ4駆動の異常判定制御等が行われるが、この所定の各周期時間T内に規定回転数nが検出されないときは、更に延長された監視時間α内においても規定回転数nが検出されたかの判定が行われ、ここで規定回転数が検出されると運転を継続し、検出されないときは詰り異常と判定させるものである。この異常の判定によって繰出バルブ4を停止したり、乾燥運転を停止する。
According to the second aspect of the present invention, when the specified rotational speed n within the cycle time T is not detected, a monitoring time α that is extended by a predetermined time is further set thereby, and the specified rotational speed n is set within the monitoring time α. If detected, the operation is continued, and if not detected, it is determined that the clogging is abnormal. When the grain drying action as described above, the drive control of the
請求項3に記載の発明は、前記規定回転数nを検出しない状態が2回以上連続するときは詰り異常と判定することを特徴とするものである。前記のような穀粒乾燥作用や、繰出バルブ4の駆動制御、及びこの繰出バルブ4駆動の異常判定制御が行われるが、この所定の各周期時間T内に規定回転数nが検出されないことや、又は、周期時間T及び監視時間α内に規定回転数nが検出されないことが、2回以上連続するとき、即ち、正転側回転及び逆転側回転のいずれにおいても規定回転数nが検出されないときは詰り異常として判定される。
According to a third aspect of the present invention, when the state where the specified rotational speed n is not detected continues two or more times, it is determined that there is a clogging abnormality. The grain drying action as described above, the drive control of the
請求項4に記載の発明は、前記周期時間Tを、運転初期における規定回転数nに要する時間の測定で決定することを特徴とするものである。運転初期には、繰出バルブ4を駆動回転して乾燥室2の穀粒を繰出して、この規定回転数nを得るに要する時間を測定して前記所定の周期時間Tを決定する。
The invention according to
請求項5に記載の発明は、前記繰出バルブ4以外によって穀粒が循環状態にあるか否かを検出手段を設け、この検出手段により穀粒循環がないと判定されたときは、繰出バルブ4から上記検出手段までの搬送手段における穀粒詰り異常として乾燥を停止することを特徴とする請求項1、2、3、又は4に記載の穀粒乾燥機の穀粒繰出装置の構成としたものである。従って前記繰出バルブ4以外による穀粒循環の検出によって、穀粒循環がないと判定されたときは、異常として乾燥を停止する。この繰出バルブ4の回転の不良による異常検出の判定は前記のようにして行われて、できるだけ運転継続を行わせるようにしながら、精度よい異常判定を行わせる。穀粒循環系にはこの繰出バルブ4の他に、この繰出バルブ4から繰出される穀粒を集穀室3で集穀搬送する集穀オーガや、この集穀を受けて貯留室1へ還元する昇穀機等がある。この昇穀中の穀粒の一部を間歇的にサンプリングして水分を検出する水分計等が設けられて、この水分計によって穀粒の循環の有無を検出できる。これら繰出バルブ4以外の穀粒循環系における穀粒循環の有無の検出で、穀粒の循環が停止した場合は、穀粒が過乾燥状態となるおそれが高いものであるから、このようなときは即穀粒循環がないとして前記繰出バルブ4の異常の有無に拘らず、異常判定して乾燥を停止する。
The invention according to claim 5 is provided with a detecting means for determining whether or not the grain is in a circulating state other than the
請求項1に記載の発明は、穀粒の繰出バルブ4による繰出は、穀粒の状態や、種類等によって異なることがあるが、繰出バルブ4は正回転と逆回転を所定の周期時間T毎に交互に繰返すため、わら屑や異物等の混入や、高水分比による詰りやブリッジ現象を少くして、繰出を円滑に行なわせることができる。しかも、このような状態を維持しながら各周期時間T毎に規定回転数nの基準値が設定されているため、前記のような何らかの原因によって回転速度が変化したようなときでも、むやみに細かく異常判定したり、乾燥運転を停止することなく、運転を継続させて、繰出バルブ4の異常判定の機会を制限、限定して異常検出精度を高く維持し、安全性を高め、的確で安定した乾燥制御を維持できる。
In the first aspect of the invention, the feeding of the grain by the
請求項2に記載の発明は、前記所定の周期時間Tに適宜に延長した監視時間αを設けることによって、繰出バルブ4の回転速度の一時的な変化等によって、周期時間T内での規定回転数nの検出が間に合わなかったようなときは、この監視時間αまでの検出によって異常判定を行わせ、異常判定の精度を一層高めることができる。
According to the second aspect of the present invention, by providing a monitoring time α that is appropriately extended to the predetermined cycle time T, a specified rotation within the cycle time T due to a temporary change in the rotation speed of the
請求項3に記載の発明は、所定の周期時間T乃至監視時間α内に繰出バルブ4の規定回転数nの検出が2回以上連続するときは、長時間にわたって詰り状態が継続しているものとして、異常検出精度を高く維持して、安全性を高めて、的確で安定した乾燥制御を維持できる。つまり、正転側回転から逆転側回転あるいは逆転側回転から正転側回転への以降によっては、詰り現象が回避できる場合もあるから、単発の異常検出のみならず、少なくとも2回以上の異常検出をもって上記詰り現象回避が見込まれない状態となって、異常検出精度を向上する。
According to a third aspect of the present invention, the clogged state continues for a long time when the detection of the specified rotational speed n of the
請求項4に記載の発明は、前記所定の周期時間Tや監視時間αが、乾燥運転の初期における繰出バルブ4の1回転に要する時間を測定することによって決められるため、この乾燥穀粒の状態や、電源周波数、モータ等の駆動トルク増減等の運転条件に応じた回転時間のもとに決めることができて、高精度で的確な異常判定を行うことができる。
In the invention according to
請求項5に記載の発明は、繰出バルブ4の回転駆動による異常判定乃至乾燥停止の制御では、できるだけ運転継続を維持させながら、この繰出バルブ駆動の異常検出精度を高めて、乾燥能率、効率を向上すると共に、この繰出バルブ4以外の穀粒循環系で循環異常の検出では、異常の確立の大きいものであるから直ちに異常として乾燥を停止させて、過乾燥等を生じさせないで、乾燥粒の品質劣化を防止し、安全な乾燥を行なうことができる。
According to the fifth aspect of the present invention, in the abnormality determination through the rotation drive of the
何らかの原因によって回転速度が変化したようなときでも、むやみに細かく異常判定したり、乾燥運転を停止することなく、運転を継続させて、繰出バルブの異常判定の機会を制限、限定して異常検出精度を高く維持し、安全性を高め、的確で安定した乾燥制御を維持できる穀粒乾燥装置を実現した。 Even when the rotation speed changes for some reason, abnormal detection is limited and limited without limiting the opportunity for determining abnormalities in the feeding valve by continuing the operation without stopping the drying operation. We realized a grain drying device that maintains high accuracy, increases safety, and maintains accurate and stable drying control.
図例の穀粒乾燥機は、箱形の乾燥框7の略上半部を貯留室1とし、この下半部に乾燥室2や、集穀室3等を形成し、この集穀室3の中央下部に設けられる集穀オーガ8の一端部と、貯留室2上方の上部オーガ9との間にわたって、乾燥框7の正面壁に沿って昇穀機10を連設している。乾燥室3は、左右両側部に通風孔を形成の内外通風板11、12を平行状に設け、正面視でV字形態に構成し、これら左右の乾燥室3間に熱風室13を形成し、外側部にV字形態の集穀室3と集穀板14を設ける。該乾燥室2の上部には正面視でW字形態の案内板15を設けて漏斗形態に構成して、貯留室2を流下される穀粒を左右の乾燥室2へ流下案内する。
In the illustrated grain dryer, a substantially upper half of a box-
前記乾燥框7の正面壁にはバーナ16を設けて、熱風を前記熱風室13内へ吹込むことができる。又、背面壁には、前記左右の集穀室3に連通する排風路17を形成し、排風機18を連通させる。19は熱風室13内に沿わせて設けた遠赤外線放射装置で、左右一対の半筒形板20からなり、上下の対向縁部間には適宜の間隔部21、22を形成している。バーナ16による熱風を左右一対の半筒形板20間の通風路25に沿って送風することにより、遠赤外線輻射熱を発生させる。この遠赤外線輻射熱を乾燥室2等を流下する穀粒に当てることによって穀粒乾燥する。23は上部オーガ9から供給される穀粒を受けて回転拡散する拡散盤である。24は前記昇穀機10の途中位置に設けた水分計で、一定時間間隔毎に揚穀中の一部の穀粒を取込みしながら水分を検出すると共に、昇穀穀粒の有無を検出することができる。***
前記正面視でV字形断面形態の乾燥室2下端繰出口26部に沿って前後方向にわたる繰出バルブ4を軸28装する。この繰出バルブ4は、背面壁側に設けられる正逆回転電動モータ27によって駆動される。繰出バルブ4は、円筒形態の一部に軸28に沿う方向に所定幅のバルブ口29を形成し、回転により上側の乾燥室2内に対向すると穀粒を流入させ、下側の集穀室3側に対向するとこの穀粒を流出させて、穀粒の繰出を行わせる。30はバルブ軸28の両端部を軸受けする軸受プレートで、乾燥框7の正面壁、背面壁等に取付ける。モータ27の軸31はバルブ軸28の先端にソケット嵌合させて連動できる。このバルブ軸28にはマグネット32を固定し、このマグネット32の回転外周の一部背面壁側には電磁コイルを有したリードスイッチ33を設け、これらマグネット32とリードスイッチ33でバルブ回転センサ34を構成する。又、このモータ27は正回転及び逆回転可能で、繰出バルブ4を正方向へ回転したり逆方向へ回転することができる。
A burner 16 is provided on the front wall of the
A
前記乾燥制御のためにコントローラ40の入力側には、穀粒を乾燥室2や貯留室1に張込むための張込スイッチ42、乾燥室2に通風させるための通風スイッチ43、バーナ16で燃焼させた熱風を乾燥室2へ送風して乾燥する乾燥スイッチ44、乾燥後の穀粒を機外へ排出させる排出スイッチ45、及び乾燥運転を停止するための停止スイッチ46等を設けている。又、水分計24等の水分検出手段や、穀粒流れ検出手段、外気温度検出手段47、及び熱風温度検出手段48等を設けている。又、コントローラ40の出力側には、前記繰出バルブ4を駆動するためのバルブモータ27や、集穀オーガ8、上部オーガ9、及び昇穀機10等の穀粒循環搬送系の各モータ49、バーナ16モータやポンプ等の燃焼系出力50、排風機18等の吸引ファンモータ51、及び、液晶の表示部52等を設けている。
For the drying control, combustion is performed on the input side of the
又、前記乾燥框7の正面壁部には、コントロールボックス36が設けられて、前記各スイッチ42、43、44、45、46、及び表示部52等を操作版35に配置する。この表示部52には熱風温度や、水分、及び乾燥の残時間等をデジタル表示できる。37は乾燥作用を緊急的に停止するための緊急停止スイッチ、38は穀粒の張込量を設定するための張込量設定目盛、39は穀粒水分設定目盛、41は乾燥速度を設定する乾燥設定目盛、53、54はタイマ設定スイッチである。その他乾燥穀粒の状態を表示するための水分のばらつきランプ55や、未熟米の混合状態を表示する未熟米ランプ56等が配置される。乾燥作業は、張り込みスイッチ47をONして穀粒を貯留室1等に収容したのち、乾燥スイッチ44や通風スイッチ43、集穀オーガ8等のスイッチをONして、バルブモータ27の回転によって乾燥室2の穀粒が集穀室3へ繰出されて循環されることによって行なわれる。
Further, a
前記繰出バルブ4の回転数は、バルブ回転センサ34によって、リードスイッチ33のONによりパルス形態の信号出力がされて、これをカウントすることによって行なわれる(図1)。バルブモータ27の正回転駆動と逆回転駆動は所定の周期時間Tとして出力されるように設定され、各周期時間T内の繰出バルブ4の規定回転数nは、例えばn=4回転として設定される。この各周期時間T内に規定回転数nの正回転、又は逆回転が検出されるときの各実測定の周期時間T1
,T2,T3は、正常の繰出が行なわれる状態を示すが、規定回転数nに達しないとき(検出回転数=0〜3回転)は繰出の異常状態となる。即ち、何らかの原因乃至事由で繰出バルブ4が回転停止の状態にあるか、回転速度が低下状態にあることを示す。このように周期時間T内の繰出バルブ4の回転数が規定回転数nよりも少ないときは、更にこの周期時間Tをαだけ延長して監視時間とするが、この監視時間αにおいても規定回転数nの検出に達しないときは異常となる。そして、このような異常状態が連続して2回検出されるときは異常と判定されて処理される。
The rotation speed of the feeding
, T2 and T3 indicate a state in which normal feeding is performed, but when the specified rotational speed n is not reached (detected rotational speed = 0 to 3 revolutions), an abnormal feeding state occurs. That is, it indicates that the feeding
このような繰出バルブ4の駆動停止する要因として、穀粒の状態等による過負荷はもとより、運転条件としてバルブモータ27のばらつきやトルク不足等がある。又、繰出バルブ4の回転不良として、この繰出口26部における穀粒漏れ防止ラバー、乃至シール等の咬み込みや、石礫等の異物混入等がある。この場合は、繰出バルブ4の回転が遅くなるか、又は1回転目乃至1周期時間では停止が検出されても2回転目乃至2周期時間では解消されて回転されることがある。このため一定の周期時間Tに対して、バルブモータ27のトルク低下等の要因による回転速度の低下を考慮した時間(例えばα=10秒)を加算することができる。
Factors for stopping the driving of the feeding
ここで、繰出バルブ4の駆動処理制御は図3に示す制御フローに従って行なわれる。繰出バルブ4の正回転されるときは正回転ルーチンFに従い、逆回転されるときは逆回転ルーチンRに従う。これらいずれのルーチンF,Rにおいても、ステップ1〜5、及びステップ6等を経て処理される。所定の周期時間T内にバルブ回転センサ34が規定回転数n=4回転を検出すると(ステップ1)、次行程の繰出バルブ4の駆動を逆回転方向へセットして(ステップ2)、繰出バルブ4を回転させて乾燥運転を継続することができる。そのステップ1で規定回転数n=4回転を検出できないときは、更に監視時間αを延長して、これが経過するまでに規定回転数nを検出したか否かをみて(ステップ3)、この間に検出されるとステップ2に至って、次行程の逆回転の駆動処理に移るが、これら規定回転数nを検出しないときは、今回の異常として、前回の異常検出の有無と照合する(ステップ4)。ここで、前回に異常検出が無いときは次行程のバルブ駆動を逆回転にセットするが、前回に異常検出があるときは、今回の異常検出と合わせて連続2回の異常検出が継続するものであるから、繰出バルブ4による繰出に詰まり等の重大な異常があるものと判定して、その旨を表示部52に表示して、繰出バルブ4の駆動を停止し(ステップ6)、乾燥作用中のときは長時間をかけて徐々に乾燥停止(パージ停止)し、乾燥中以外のときは即時停止する(ステップ5)。又、前記ステップ3において、監視時間αを設けないで、単に周期時間T内の規定回転数nが検出されないで、異常検出が連続して2回続いたとき(ステップ4)、バルブ異常と判定する(ステップ5)こともできる(後記の図10参照)。
Here, the driving process control of the feeding
次に、図9について上例と異なる点は、前記繰出バルブ4の駆動制御の周期時間Tを、規定回転数nの実測によって自動的に乃至手動的に設定するものである。乾燥運転開始時に、バルブ回転センサ34により繰出バルブ4が1回転に要する時間、即ち出力ONからバルブ回転センサ34ONまでの時間を測定する(ステップ1)。この時間によって詰り異常判定のための監視時間tを補正するものである。この監視時間tによって規定回転数nを検出するための周期時間Tを設定する(ステップ2)。このような監視時間tの設定により前記のような周期時間Tにおける規定回転数nの検出により異常処理を行なうことができると共に(ステップ3)、1回転に要する時間の測定して、その後の運転時の詰り判定をも行わせることができる(ステップ4)。このように、運転時の条件における回転時間の測定により監視時間を決めることにより、適切な異常判定が可能になる。
Next, FIG. 9 differs from the above example in that the cycle time T of the drive control of the
次に、図10について、前記特に図3の作用と異なる点は、水分計24により穀粒の流れを検出させて、繰出バルブ4回転の異常判定を制御させるものである。制御フロー行程において、正回転及び逆回転ルーチンF、Rの各ステップ1〜5と、ステップ6は図3の場合と同じであるが、次のステップ7〜9が異なる。即ち、水分計24の読込みや(ステップ7)、この水分計24による昇穀機10の穀粒の昇穀循環が行われているか否かの検出を行ない(ステップ8)、これによって穀粒循環のないときは異常として運転の停止処理を行わせる(ステップ9)。又、この場合は、周期時間T内において繰出バルブ4が規定回転数nあったかどうかで異常判定が行われている。乾燥中に水分計24を一定時間毎に駆動して穀粒の循環の有無を検出させて、穀粒が循環していなければ異常として停止させる。これにより繰出バルブ4等の駆動異常の検出精度を高めることができる。又、集穀オーガ8の伝動ベルト切れ等による穀粒の循環不良があっても、これを検出して異常判定により運転停止させるものであるから、過乾燥穀粒をなくして品質劣化を防止でき、乾燥作業の継続性を高めることができる。このような循環有無の検出は、前記水分計24に代えて昇穀機10、集穀オーガ8、又は上部オーガ9等の穀粒搬送の有無を直接検出する搬送センサを設けることができる。
Next, FIG. 10 is different from the operation of FIG. 3 in particular in that the moisture flow is detected by the
次に、図11、図12について、前記バルブ回転センサ34の取付構成に関し、コ字状断面のブラケット55を介在させてバルブモータ27を乾燥框7の背面壁部に取付け、このブラケット55内でモータ軸31をバルブ軸28に連結し、バルブ回転センサ34を設ける。このブラケット55の前側は左右両側のリブ56をボルト57締めで乾燥框7面に固定する。このブラケット55の後側面にモータ27をボルト58締めで取付ける。モータ軸31とバルブ軸28との先端部はこのブラケット55内にのぞませて、カップリングジョイント59を嵌合させて一体回転するように連結する。前記バルブ回転センサ34のマグネット32は、このカップリングジョイント59に設けられる。このブラケット55の上下開放部には開閉可能にして取付けられる、上、下カバー60、61をボルト62、63締めで取付け、この上カバー60にリードスイッチ33が取付けられて、該マグネット32とによってバルブ回転センサ34を構成する。又、このリードスイッチ33は下カバー61側に取付ける形態とすることもできる。64はリードスイッチ33のカプラーである。65は繰出口26の左右両側縁に設けたシールで、通風板12の下端部に取付けられて、繰出バルブ4の回転周面に摺接される。
Next, with reference to FIGS. 11 and 12, regarding the mounting structure of the
次に、図13〜図15については、前記繰出口26の左右両側縁に沿って設けられる繰出バルブ4のバルブシール65において、ウレタン樹脂材、又はゴム材等の弾性材から形成される帯状のバルブシール65の基部に沿って、台形乃至方形状断面の取付部66を形成し、このバルブシール65の取付部66を、前記通風板12を取付ける乾燥フレーム67側のシールホルダ68に形成される差込溝69に嵌合させて取付けできる。又、この差込溝69に対するバルブシール65の差し込み形態によって摩耗時等のバルブシール65交換も簡単にできる。又、このシールホルダ68は、差込溝69部を形成するために、板金状の板縁70、71を鋸歯目状に上下に交互に折り曲げて先端をフック状に形成し、これら板縁70、71間に前記差込溝69を形成する。板縁70は長くし、板縁71は短く形成し、これらの間には適宜間隔の切欠き部72を形成している。このような差込溝69の構成では簡単であり、両板縁70、71のかしめによってバルブシール65の取付部を挾持することができ、抜外れ難く、安定した取付構成とすることができる。
Next, with reference to FIGS. 13 to 15, in the
次に、図16については、前記操作盤35の各操作部にLEDランプ73を設けて、乾燥運転中の燃焼状態や、休止中、パージ中の区別がこのランプ73点灯で視認できるようにしたものである。特に乾燥スイッチ44のON後の運転中であることと、燃焼出力されていることを併用認識できるようにする。乾燥スイッチ44のON後から燃焼出力するまでは、ランプ73を連続点灯とし、燃焼出力中は、燃料のON時間により点滅させるように構成する。
Next, with respect to FIG. 16,
前記操作盤35の各スイッチや表示項目にはLEDランプが設けられて、作業中の各事項を点灯表示するようにしている。このうち乾燥スイッチ44のランプ73は、運転中連続点灯したり、点滅点灯して、作業状態を区別して表示する。この連続点灯では、乾燥スイッチ44のON後、バーナ16燃料用の制御ポンプ出力まで、タイマユニットによる乾燥運転休止中、及び、ポストパージ中等を表示する。又、点滅点灯では、該制御ポンプ出力中を表示する。この制御ポンプのオンタイムにより、一定の周期で点灯時間を数段階に分けて表示するように区分表示できる。
Each switch and display item of the
1 貯留室
2 乾燥室
3 集穀室
4 繰出バルブ
T 周期時間
n 規定回転数
α 監視時間
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (5)
A means for detecting whether or not the grain is in a circulating state other than the feeding valve 4 is provided, and when it is determined by this detecting means that there is no grain circulation, in the conveying means from the feeding valve 4 to the detecting means. The grain feeding device of a grain dryer according to claim 1, 2, 3, or 4, wherein drying is stopped as an abnormal grain clogging.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003281962A JP4168204B2 (en) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | Grain dryer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003281962A JP4168204B2 (en) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | Grain dryer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005049027A true JP2005049027A (en) | 2005-02-24 |
JP4168204B2 JP4168204B2 (en) | 2008-10-22 |
Family
ID=34267319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003281962A Expired - Fee Related JP4168204B2 (en) | 2003-07-29 | 2003-07-29 | Grain dryer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4168204B2 (en) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016061497A (en) * | 2014-09-18 | 2016-04-25 | 井関農機株式会社 | Grain drier |
JP2017146051A (en) * | 2016-02-18 | 2017-08-24 | 井関農機株式会社 | Grain drier |
JP2020063850A (en) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 株式会社山本製作所 | Grain dryer |
-
2003
- 2003-07-29 JP JP2003281962A patent/JP4168204B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016061497A (en) * | 2014-09-18 | 2016-04-25 | 井関農機株式会社 | Grain drier |
JP2017146051A (en) * | 2016-02-18 | 2017-08-24 | 井関農機株式会社 | Grain drier |
JP2020063850A (en) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 株式会社山本製作所 | Grain dryer |
JP7273274B2 (en) | 2018-10-15 | 2023-05-15 | 株式会社山本製作所 | grain drying equipment |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4168204B2 (en) | 2008-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4168204B2 (en) | Grain dryer | |
JP6413538B2 (en) | Grain dryer | |
JP5125224B2 (en) | Grain dryer | |
JP3744449B2 (en) | Kernel retention detector for circulating grain dryer | |
JP5115119B2 (en) | Grain dryer | |
JP4066841B2 (en) | Grain dryer | |
JP2000320971A (en) | Grain drying machine | |
JP6421978B2 (en) | Grain dryer | |
JP2015210017A (en) | Grain dryer | |
JP4985064B2 (en) | Grain dryer | |
JP2008032257A (en) | Grain drying machine | |
JP2008298324A5 (en) | ||
JP2005024150A (en) | Grain drying apparatus | |
JP5018015B2 (en) | Overhanging grain amount detection device for grain storage room | |
JP2017133759A (en) | Grain drier | |
JP2004061070A (en) | Grain dryer | |
JP2006234333A5 (en) | ||
JPH0827135B2 (en) | Hot air temperature controller for grain dryer | |
JP3446315B2 (en) | Grain dryer type setting abnormality judgment device | |
JP2003344333A (en) | Grain moisture measurement apparatus | |
JP4992326B2 (en) | Grain dryer | |
JP2005291614A (en) | Sealing device of delivery valve in grain drier | |
JP4374733B2 (en) | Grain dryer | |
JP3577726B2 (en) | Operating device for grain dryer | |
JP2007078316A (en) | Grain drying equipment |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060727 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080107 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080708 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080721 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4168204 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140815 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |