JP2005045703A - ディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 画面表示部に対するフロントキャビネットの前後位置をずらすことなく、画面表示部とフロントキャビネットとの取り付け部分の強度を高めること。
【解決手段】 比較的緩やかな落下試験基準を満たせばよい地域に出荷する場合には、CRT14の各取り付けフランジ26を、フロントキャビネット22の取り付け座32の座面34に合わせ、第1のタッピングスクリューT1をねじ挿通孔2602から第1のボス部36にねじを切りながら結合させ、取り付けフランジ26を取り付け座32の座面34に固定する。厳しい落下試験基準を満たさなければならない地域に出荷する場合には、取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせ、第2のタッピングスクリューT2をねじ挿通孔2804から第2のボス部40にねじを切りながら結合させ、取り付けフランジ26の上で補強プレート28を取り付け座32の座面34に固定する。
【選択図】 図4
【解決手段】 比較的緩やかな落下試験基準を満たせばよい地域に出荷する場合には、CRT14の各取り付けフランジ26を、フロントキャビネット22の取り付け座32の座面34に合わせ、第1のタッピングスクリューT1をねじ挿通孔2602から第1のボス部36にねじを切りながら結合させ、取り付けフランジ26を取り付け座32の座面34に固定する。厳しい落下試験基準を満たさなければならない地域に出荷する場合には、取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせ、第2のタッピングスクリューT2をねじ挿通孔2804から第2のボス部40にねじを切りながら結合させ、取り付けフランジ26の上で補強プレート28を取り付け座32の座面34に固定する。
【選択図】 図4
Description
本発明はCRT(陰極線管)を用いたディスプレイ装置に関する。
CRTを用いたディスプレイ装置、例えば、テレビジョン受像機は、画面表示部を有するCRTと、前記画面表示部に映像などを映すための制御回路部などを備えたテレビジョン本体と、テレビジョン本体を収容するキャビネットとを備えている。そして、キャビネットは、前記画面表示部が配置されるように矩形枠状を呈したフロントキャビネットを備えている。
CRTは、前部に画面表示部を、後部にネック部を有し、32インチ、34インチなどといった大型化されるにつれて重量も大きくなる。
CRTは、前部に画面表示部を、後部にネック部を有し、32インチ、34インチなどといった大型化されるにつれて重量も大きくなる。
CRTのキャビネットへの取り付けは、CRTの重心が画面表示部に位置していることから、画面表示部の側部の取り付けフランジが、フロントキャビネットの取り付け座に合わされ、取り付けフランジがねじにより取り付け座のボス部に取着されことでなされている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−205716号公報
一方、テレビジョン受像機は、梱包した状態で製品を落下させる落下試験基準を満たすように製造する必要があり、この落下試験基準は輸出する地域(あるいは国)毎に別々である。
そして、輸出する地域によっては、より厳格な落下試験基準を満たさなければならず、より高い箇所から落下させても製品が破損しないように製造しなければならない。
しかしながら、従来のCRTの取り付け構造では、落下させる高さが大きくなり、落下の際の衝撃が大きくなると、ねじが結合したボス部の箇所に亀裂が生じ、これによりねじ孔箇所が瞬間的に広がり、ねじと共にCRTがフロントキャビネットから抜け落ちてしまう不具合があった。この不具合は32インチ、34インチなどといったテレビの大型化に伴ってCRTの重量も大きくなることから顕著となる。
そして、輸出する地域によっては、より厳格な落下試験基準を満たさなければならず、より高い箇所から落下させても製品が破損しないように製造しなければならない。
しかしながら、従来のCRTの取り付け構造では、落下させる高さが大きくなり、落下の際の衝撃が大きくなると、ねじが結合したボス部の箇所に亀裂が生じ、これによりねじ孔箇所が瞬間的に広がり、ねじと共にCRTがフロントキャビネットから抜け落ちてしまう不具合があった。この不具合は32インチ、34インチなどといったテレビの大型化に伴ってCRTの重量も大きくなることから顕著となる。
このようなフロントキャビネットからのCRTの抜落を防止し、厳格な落下試験基準が要求される地域に対応させるためボス部自体を補強することが考えられる。
しかしながら、ボス部自体を補強した場合、緩やかな落下試験基準が適用される地域に輸出する場合に不要な補強となり、コスト的に不利となる。
また、ボス部自体を補強するには、ねじに沿ったボス部の厚さを大きく確保する必要があり、ボス部の厚さを大きくすると、フロントキャビネットに対する画面表示部の前後位置がずれ、画面表示面とフロントキャビネットの前面マスク部分との間に隙間が生じるといった不具合が生じる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、コスト的に有利で、また、画面表示部に対するフロントキャビネットの前後位置をずらすことなく、画面表示部とフロントキャビネットとの取り付け部分の強度を高めることができるディスプレイ装置を提供することにある。
しかしながら、ボス部自体を補強した場合、緩やかな落下試験基準が適用される地域に輸出する場合に不要な補強となり、コスト的に不利となる。
また、ボス部自体を補強するには、ねじに沿ったボス部の厚さを大きく確保する必要があり、ボス部の厚さを大きくすると、フロントキャビネットに対する画面表示部の前後位置がずれ、画面表示面とフロントキャビネットの前面マスク部分との間に隙間が生じるといった不具合が生じる。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、コスト的に有利で、また、画面表示部に対するフロントキャビネットの前後位置をずらすことなく、画面表示部とフロントキャビネットとの取り付け部分の強度を高めることができるディスプレイ装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、画面表示部を有するCRTと、前記画面表示部に映像などを映すための制御回路部などを備えたディスプレイ本体と、前記ディスプレイ本体を収容するキャビネットとを備え、前記画面表示部の側部に取り付けフランジが設けられ、前記キャビネットは、前記画面表示部が配置されるように矩形枠状を呈しその内面に前記取り付けフランジが取着される取り付け座が設けられたディスプレイ装置であって、前記取り付けフランジが前記取り付け座の座面に合わされ前記取り付けフランジに挿通された第1のねじが前記取り付け座の筒状の第1のボス部に結合されることで前記取り付けフランジが前記取り付け座に取着され、かつ、前記取り付けフランジの上に補強プレートが重ね合わされ、前記第1のねじの周りの補強プレート部分に挿通された前記第1のねじとは別の第2のねじが前記取り付け座の前記第1のボス部とは別の第2のボス部に結合されることで前記補強プレートが前記取り付け座に取着されていることを特徴とする。
また、本発明は、画面表示部を有するCRTと、前記画面表示部に映像などを映すための制御回路部などを備えたディスプレイ本体と、前記ディスプレイ本体を収容するキャビネットとを備え、前記画面表示部の側部に取り付けフランジが設けられ、前記キャビネットは、前記画面表示部が配置されるように矩形枠状を呈しその内面に前記取り付けフランジが取着される取り付け座が設けられたディスプレイ装置であって、前記取り付けフランジが前記取り付け座の座面に合わされ前記取り付けフランジに挿通された第1のねじが前記取り付け座の筒状の第1のボス部に結合されることで前記取り付けフランジが前記取り付け座に取着され、前記取り付けフランジが取着された状態で前記取り付けフランジの外側の前記座面箇所に、前記第1のねじとは別の第2のねじの結合用の筒状の第2のボス部が複数設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、画面表示部を有するCRTと、前記画面表示部に映像などを映すための制御回路部などを備えたディスプレイ本体と、前記ディスプレイ本体を収容するキャビネットとを備え、前記画面表示部の側部に取り付けフランジが設けられ、前記キャビネットは、前記画面表示部が配置されるように矩形枠状を呈しその内面に前記取り付けフランジが取着される取り付け座が設けられたディスプレイ装置であって、前記取り付けフランジが前記取り付け座の座面に合わされ前記取り付けフランジに挿通された第1のねじが前記取り付け座の筒状の第1のボス部に結合されることで前記取り付けフランジが前記取り付け座に取着され、前記取り付けフランジが取着された状態で前記取り付けフランジの外側の前記座面箇所に、前記第1のねじとは別の第2のねじの結合用の筒状の第2のボス部が複数設けられていることを特徴とする。
本発明では、緩やかな落下試験基準が要求される地域にディスプレイ装置を輸出する場合、補強プレートを用いずに、画面表示部の取り付けフランジをキャビネットの取り付け座に第1のボス部を介して取り付けることで、ディスプレイ本体をキャビネットに組み付ける。
また、厳格な落下試験基準が要求される地域にディスプレイ装置を輸出する場合、画面表示部の側部に取り付けフランジをキャビネットの取り付け座に取り付け、その上から補強プレートを取り付け座に第2のボス部を介して取り付けることで、ディスプレイ本体をキャビネットに組み付ける。
そして、補強プレートを取り付け座に取り付けると、第1のボス部の周囲の取り付け座の箇所の位置関係が強固に固定され、補強されることになり、落下の際に大きな衝撃が作用しても、第1のボス部における亀裂が阻止され、これにより第1のボス部のねじ孔が瞬間的に広がりCRTがキャビネットから抜け落ちる不具合を防止できる。
したがって、補強プレートは、厳格な落下試験基準が要求される地域に輸出する場合にのみ用いられ、緩やかな落下試験基準が要求される地域に輸出する場合には用いられないので、緩やかな落下試験基準が要求される地域に輸出する場合に不要な部材を用いることが無くなり、コスト的に有利となる。
また、緩やかな落下試験基準が要求される地域に輸出する場合も、厳格な落下試験基準が要求される地域に輸出する場合も、共通のキャビネットを使用でき、コスト的に有利となる。
また、補強プレートは、取り付けフランジが取り付け座に取り付けられた状態の上から取り付け座に取り付けられるので、キャビネットに対する画面表示部の前後位置がずれるといった不具合も生じない。
また、厳格な落下試験基準が要求される地域にディスプレイ装置を輸出する場合、画面表示部の側部に取り付けフランジをキャビネットの取り付け座に取り付け、その上から補強プレートを取り付け座に第2のボス部を介して取り付けることで、ディスプレイ本体をキャビネットに組み付ける。
そして、補強プレートを取り付け座に取り付けると、第1のボス部の周囲の取り付け座の箇所の位置関係が強固に固定され、補強されることになり、落下の際に大きな衝撃が作用しても、第1のボス部における亀裂が阻止され、これにより第1のボス部のねじ孔が瞬間的に広がりCRTがキャビネットから抜け落ちる不具合を防止できる。
したがって、補強プレートは、厳格な落下試験基準が要求される地域に輸出する場合にのみ用いられ、緩やかな落下試験基準が要求される地域に輸出する場合には用いられないので、緩やかな落下試験基準が要求される地域に輸出する場合に不要な部材を用いることが無くなり、コスト的に有利となる。
また、緩やかな落下試験基準が要求される地域に輸出する場合も、厳格な落下試験基準が要求される地域に輸出する場合も、共通のキャビネットを使用でき、コスト的に有利となる。
また、補強プレートは、取り付けフランジが取り付け座に取り付けられた状態の上から取り付け座に取り付けられるので、キャビネットに対する画面表示部の前後位置がずれるといった不具合も生じない。
コスト的に有利で、また、画面表示部に対するフロントキャビネットの前後位置をずらすことなく、画面表示部とフロントキャビネットとの取り付け部分の強度を高めるという目的を補強プレートを用いることができる構成で達成した。
図1はテレビジョン受像機の側面図、図2は取り付けフランジ部分の拡大図、図3は取り付け座および補強プレートの斜視図、図4(A)は取り付けフランジが取り付け座に取り付けられ、その上から補強プレートが取り付け座に取り付けられた状態の斜視図、(B)は第1のボス部と第2のボス部部分の断面図を示す。
本実施の形態において、ディスプレイ装置はテレビジョン受像機12であり、テレビジョン受像機12は、ディスプレイ本体18と、ディスプレイ本体18を収容するキャビネット20とを備えている。ディスプレイ本体18は、画面表示部1402を有するCRT14と、画面表示部1402に映像などを映すための制御回路部16などを備えている。
制御回路部16は、放送局から送信される放送電波を受信して映像信号を再生する受信回路(不図示)と、該受信回路から供給される映像信号を入力して所定の信号処理を行うとともに、CRT14の電極に印加する駆動信号を生成する駆動信号生成回路(不図示)とを有している。
そして、前記駆動信号生成回路で生成された駆動信号がCRT14の電極に印加されることで画面表示部1402に映像が表示されるように構成されている。
なお、ディスプレイ装置が放送局からの放送電波を受信する機能を有しない場合には、制御回路部16は、前記駆動信号生成回路が外部装置から外部入力端子を介して供給される映像信号を入力して所定の信号処理を行うとともに、CRT14の電極に印加する駆動信号を生成するように構成されていればよい。前記外部装置としては、例えばパーソナルコンピュータ、ビデオデッキ、光ディスクプレーヤー、ビデオカメラ、テレビゲーム装置などがある。
本実施の形態において、ディスプレイ装置はテレビジョン受像機12であり、テレビジョン受像機12は、ディスプレイ本体18と、ディスプレイ本体18を収容するキャビネット20とを備えている。ディスプレイ本体18は、画面表示部1402を有するCRT14と、画面表示部1402に映像などを映すための制御回路部16などを備えている。
制御回路部16は、放送局から送信される放送電波を受信して映像信号を再生する受信回路(不図示)と、該受信回路から供給される映像信号を入力して所定の信号処理を行うとともに、CRT14の電極に印加する駆動信号を生成する駆動信号生成回路(不図示)とを有している。
そして、前記駆動信号生成回路で生成された駆動信号がCRT14の電極に印加されることで画面表示部1402に映像が表示されるように構成されている。
なお、ディスプレイ装置が放送局からの放送電波を受信する機能を有しない場合には、制御回路部16は、前記駆動信号生成回路が外部装置から外部入力端子を介して供給される映像信号を入力して所定の信号処理を行うとともに、CRT14の電極に印加する駆動信号を生成するように構成されていればよい。前記外部装置としては、例えばパーソナルコンピュータ、ビデオデッキ、光ディスクプレーヤー、ビデオカメラ、テレビゲーム装置などがある。
キャビネット20は、フロントキャビネット22とリヤキャビネット24とで構成され、フロントキャビネット22とリヤキャビネット24は共に合成樹脂製であり、それぞれ射出成形により成形されている。
CRT14は前部に画面表示部1402、後部にネック部1404を備え、画面表示部1402の前面が矩形状の画面表示面となっている。
CRT14はフロントキャビネット22へ取り付けられ、この取り付けには、取り付けフランジ26や補強プレート28などが用いられる。
CRT14の重心は、画面表示部1402の内部に位置しており、取り付けフランジ26は、画面表示部1402の側部の4隅にそれぞれ設けられている。
図4に示すように、取り付けフランジ26には、第1のタッピングスクリューT1の軸部を挿通させ、頭部を係止させるねじ挿通孔2602が形成されている。
図3、図4に示すように、補強プレート28には、第1のタッピングスクリューT1の頭部を収容する収容孔2802が第1のタッピングスクリューT1の頭部よりも大きな内径で形成され、その外側に第2のタッピングスクリューT2の軸部を挿通させ、頭部を係止させるねじ挿通孔2804が複数形成され、符号2805は位置決め孔を示す。
CRT14は前部に画面表示部1402、後部にネック部1404を備え、画面表示部1402の前面が矩形状の画面表示面となっている。
CRT14はフロントキャビネット22へ取り付けられ、この取り付けには、取り付けフランジ26や補強プレート28などが用いられる。
CRT14の重心は、画面表示部1402の内部に位置しており、取り付けフランジ26は、画面表示部1402の側部の4隅にそれぞれ設けられている。
図4に示すように、取り付けフランジ26には、第1のタッピングスクリューT1の軸部を挿通させ、頭部を係止させるねじ挿通孔2602が形成されている。
図3、図4に示すように、補強プレート28には、第1のタッピングスクリューT1の頭部を収容する収容孔2802が第1のタッピングスクリューT1の頭部よりも大きな内径で形成され、その外側に第2のタッピングスクリューT2の軸部を挿通させ、頭部を係止させるねじ挿通孔2804が複数形成され、符号2805は位置決め孔を示す。
フロントキャビネット22は、画面表示部1402が配置されるように矩形枠状を呈し、その前面に画面表示面の4辺に接触するマスク部分を有し、その内面の4箇所に取り付け座32が設けられている。この取り付け座32に、取り付けフランジ26が第1のタッピングスクリューT1により取着され、また、取り付けフランジ26の上から補強プレート28が第2のタッピングスクリューT2により取着される。
取り付け座32は、図1に示すように、フロントキャビネット22の前面の内側から後方に膨出するように設けられている。
取り付け座32は、キャビネット20の内部で後方に臨む座面34を有し、座面34はほぼ三角形状を呈している。
取り付け座32は、図1に示すように、フロントキャビネット22の前面の内側から後方に膨出するように設けられている。
取り付け座32は、キャビネット20の内部で後方に臨む座面34を有し、座面34はほぼ三角形状を呈している。
座面34のほぼ中央に、第1のタッピングスクリューT1が取着される筒状の第1のボス部36が形成され、また、第1のボス部36を挟むように2つのボス部38が形成されている。
これら3つのボス部36、38、38は、座面34から等しい高さで形成され、座面34上において第1のボス部36と各ボス部38との間を接続するようにリブ3402が膨出形成され、リブ3402により座面34上においてボス部36,38間が補強されている。
これら3つのボス部36、38、38は、座面34から等しい高さで形成され、座面34上において第1のボス部36と各ボス部38との間を接続するようにリブ3402が膨出形成され、リブ3402により座面34上においてボス部36,38間が補強されている。
さらに、第1のボス部36の外側近傍の箇所に、第2のタッピングスクリューT2が取着される筒状の第2のボス部40が複数形成され、そのうちの3つの第2のボス部40は第1のボス部36の周りに設けられ、残りの2つの第2のボス部40は、ボス部38の外側で第1のボス部36を跨ぐ箇所に設けられ、また、ボス部38の外側で第1のボス部36を跨ぐ箇所に位置決めピン41が設けられている。
そして、第2のボス部40と第1のボス部36との間、および第2のボス部40とボス部38との間、ならびに第2のボス部40と位置決めピン41との間にリブ3402が膨出形成され、リブ3402により座面34上においてボス部36,38,40、位置決めピン41間が補強されている。
これら複数の第2のボス部40は、図4(B)に示すように、第1のボス部36に取着された取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせた状態で取り付けフランジ26の外側に位置する補強プレート28箇所に位置し、かつ、第1のボス部36に取り付けフランジ26を取り付け、その取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせた際に、補強プレート28の下面とほぼ同一の高さとなるように形成されている。また、位置決めピン41は、第2のボス部40の上面に載置された補強プレート28の位置決め孔2805に挿入されるように、第2のボス部40よりも大きな高さで形成されている。
そして、第2のボス部40と第1のボス部36との間、および第2のボス部40とボス部38との間、ならびに第2のボス部40と位置決めピン41との間にリブ3402が膨出形成され、リブ3402により座面34上においてボス部36,38,40、位置決めピン41間が補強されている。
これら複数の第2のボス部40は、図4(B)に示すように、第1のボス部36に取着された取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせた状態で取り付けフランジ26の外側に位置する補強プレート28箇所に位置し、かつ、第1のボス部36に取り付けフランジ26を取り付け、その取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせた際に、補強プレート28の下面とほぼ同一の高さとなるように形成されている。また、位置決めピン41は、第2のボス部40の上面に載置された補強プレート28の位置決め孔2805に挿入されるように、第2のボス部40よりも大きな高さで形成されている。
本実施の形態は前記のように構成されているので、比較的緩やかな落下試験基準を満たせばよい地域に出荷する場合には、CRT14の各取り付けフランジ26を、フロントキャビネット22の内面の取り付け座32の座面34に合わせ、第1のタッピングスクリューT1をねじ挿通孔2602から第1のボス部36にねじを切りながら結合させ、取り付けフランジ26を取り付け座32の座面34に固定する。
すなわち、補強プレート28を用いずに、CRT14のフロントキャビネット22への取り付けが行なわれる。
すなわち、補強プレート28を用いずに、CRT14のフロントキャビネット22への取り付けが行なわれる。
また、厳しい落下試験基準を満たさなければならない地域に出荷する場合には、取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせ、補強プレート28を取り付け座32に固定する。
すなわち、上述のように各取り付けフランジ26を第1のタッピングスクリューT1により取り付け座32の座面34に固定したのち、収容孔2802内に第1のタッピングスクリューT1の頭部を収容させて各取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせる。そして、位置決めピン41を位置決め孔2805に挿入して取り付け座32の座面34に対して補強プレート28の位置決めを行ない、第2のタッピングスクリューT2をねじ挿通孔2804から第2のボス部40にねじを切りながら結合させ、取り付けフランジ26の上で補強プレート28を取り付け座32の座面34に固定する。
すなわち、上述のように各取り付けフランジ26を第1のタッピングスクリューT1により取り付け座32の座面34に固定したのち、収容孔2802内に第1のタッピングスクリューT1の頭部を収容させて各取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせる。そして、位置決めピン41を位置決め孔2805に挿入して取り付け座32の座面34に対して補強プレート28の位置決めを行ない、第2のタッピングスクリューT2をねじ挿通孔2804から第2のボス部40にねじを切りながら結合させ、取り付けフランジ26の上で補強プレート28を取り付け座32の座面34に固定する。
このように取り付けフランジ26の上に補強プレート28を重ね合わせ、第2のタッピングスクリューT2をねじ挿通孔2804から第2のボス部40に結合させると、複数の第2のボス部40は、補強プレート28によりそれらの位置関係が強固に固定されることになり、第1のボス部36の周囲の箇所の位置関係が強固に固定され、補強されることになる。
したがって、落下の際に大きな衝撃が作用しても、第1のボス部36における亀裂が阻止され、これにより第1のボス部36に切られたねじ孔が瞬間的に広がりCRTがフロントキャビネット22から抜け落ちてしまうといった不具合を防止することが可能となる。
したがって、落下の際に大きな衝撃が作用しても、第1のボス部36における亀裂が阻止され、これにより第1のボス部36に切られたねじ孔が瞬間的に広がりCRTがフロントキャビネット22から抜け落ちてしまうといった不具合を防止することが可能となる。
したがって、本実施の形態によれば、比較的緩やかな落下試験基準を満たせばよい地域に出荷する場合には、補強プレート28を用いずに、CRT14のフロントキャビネット22への取り付けが行なわれ、また、厳しい落下試験基準を満たさなければならない地域に出荷する場合には、補強プレート28を用いてCRT14のフロントキャビネット22への取り付けが行なわれる。すなわち、補強プレート28は、厳格な落下試験基準が要求される地域に出荷する場合にのみ用いられ、緩やかな落下試験基準が要求される地域に輸出する場合には用いられないので、緩やかな落下試験基準が要求される地域に輸出する場合に不要な部材を用いることが無くなり、コスト的に有利となる。
また、厳しい落下試験基準を満たさなければならない地域に出荷する場合にも比較的緩やかな落下試験基準を満たせばよい地域に出荷する場合にも共通のフロントキャビネット22を使用でき、コストの低減化を図る上で有利となる。
また、補強プレート28により第1のボス部36の周囲の箇所を強固に補強しており、この補強プレート28は取り付けフランジ26の上に重ね合わされる構成であるので、フロントキャビネット22に対する画面表示部1402の前後位置がずれるといった不具合も防止できる。
また、厳しい落下試験基準を満たさなければならない地域に出荷する場合にも比較的緩やかな落下試験基準を満たせばよい地域に出荷する場合にも共通のフロントキャビネット22を使用でき、コストの低減化を図る上で有利となる。
また、補強プレート28により第1のボス部36の周囲の箇所を強固に補強しており、この補強プレート28は取り付けフランジ26の上に重ね合わされる構成であるので、フロントキャビネット22に対する画面表示部1402の前後位置がずれるといった不具合も防止できる。
12……テレビジョン受像機、14……CRT、26……取り付けフランジ、28……補強プレート、32……取り付け座、36……第1のボス部、40……第2のボス部。
Claims (10)
- 画面表示部を有するCRTと、前記画面表示部に映像などを映すための制御回路部などを備えたディスプレイ本体と、前記ディスプレイ本体を収容するキャビネットとを備え、前記画面表示部の側部に取り付けフランジが設けられ、前記キャビネットは、前記画面表示部が配置されるように矩形枠状を呈しその内面に前記取り付けフランジが取着される取り付け座が設けられたディスプレイ装置であって、
前記取り付けフランジが前記取り付け座の座面に合わされ前記取り付けフランジに挿通された第1のねじが前記取り付け座の筒状の第1のボス部に結合されることで前記取り付けフランジが前記取り付け座に取着され、かつ、前記取り付けフランジの上に補強プレートが重ね合わされ、前記第1のねじの周りの補強プレート部分に挿通された前記第1のねじとは別の第2のねじが前記取り付け座の前記第1のボス部とは別の第2のボス部に結合されることで前記補強プレートが前記取り付け座に取着されている、
ことを特徴とするディスプレイ装置。 - 前記取り付け座に取着された前記取り付けフランジの外側に位置する補強プレート部分が第2のねじにより前記第2のボス部に取着されていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記第1のねじを跨いだ補強プレートの少なくとも2箇所が前記第2のねじにより前記第2のボス部に取着されていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記補強プレートには、前記第1のねじの頭部を収容する収容孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記第1のボス部と第2のボス部とは、前記座面上においてリブにより連結されていることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 前記キャビネットは合成樹脂製であり、前記取り付けフランジおよび補強プレートは金属製であり、前記第1のねじおよび第2のねじは共にタッピングスクリューであることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
- 画面表示部を有するCRTと、前記画面表示部に映像などを映すための制御回路部などを備えたディスプレイ本体と、前記ディスプレイ本体を収容するキャビネットとを備え、前記画面表示部の側部に取り付けフランジが設けられ、前記キャビネットは、前記画面表示部が配置されるように矩形枠状を呈しその内面に前記取り付けフランジが取着される取り付け座が設けられたディスプレイ装置であって、
前記取り付けフランジが前記取り付け座の座面に合わされ前記取り付けフランジに挿通された第1のねじが前記取り付け座の筒状の第1のボス部に結合されることで前記取り付けフランジが前記取り付け座に取着され、
前記取り付けフランジが取着された状態で前記取り付けフランジの外側の前記座面箇所に、前記第1のねじとは別の第2のねじの結合用の筒状の第2のボス部が複数設けられている、
ことを特徴とするディスプレイ装置。 - 前記第2のボス部は、前記第1のボス部を跨いた少なくとも2箇所に設けられていることを特徴とする請求項7記載のディスプレイ装置。
- 前記第1のボス部と第2のボス部とは、前記座面上においてリブにより連結されていることを特徴とする請求項7記載のディスプレイ装置。
- 前記キャビネットは合成樹脂製であり、前記取り付けフランジは金属製であり、前記第1のねじおよび第2のねじは共にタッピングスクリューであることを特徴とする請求項7記載のディスプレイ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7518671B2 (en) | 2005-04-18 | 2009-04-14 | Funai Electric Co., Ltd. | Panel display television and panel display device each comprising first and second spacers at a corner of a display module |
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-
2003
- 2003-07-25 JP JP2003279751A patent/JP2005045703A/ja active Pending
Cited By (5)
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US7518671B2 (en) | 2005-04-18 | 2009-04-14 | Funai Electric Co., Ltd. | Panel display television and panel display device each comprising first and second spacers at a corner of a display module |
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