JP2005044414A - 追記型情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速記録および高密度記録が可能な追記型情報記録媒体を提供する。
【解決手段】同心円状またはスパイラル状のグルーブ11が形成され、さらにグルーブ11内に記録領域を規定する凹部をなすセル12が配列して形成された透明樹脂基板1と、前記透明樹脂基板1上に、前記セル12を充填するように形成された有機色素を含む記録膜と、前記記録膜上に形成された金属反射膜とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高密度を実現できる追記型情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナル・コンピュータの普及に伴い、デジタルデータを蓄積するメディアの重要性が高まってきている。最近では、デジタル・オーディオ機器に加えてデジタル・ビデオ機器などの家電製品にもデジタルデータの記録再生が可能な情報記録媒体が搭載されている。また、携帯電話などのモバイル機器にもデジタルデータ蓄積情報記録媒体が使われ始めている。これらの情報記録媒体としては、大容量デジタルデータの記録再生が容易であること、高ランダムアクセス性能、安価なメディアなどの理由によりディスク型媒体、すなわち情報記録ディスクが多く利用されている。
【0003】
情報記録ディスクとしては、磁気ディスクと光ディスクがある。磁気ディスクはハードディスクに代表される磁気記録型メディアである。光ディスクはCD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RWに代表される光記録型メディアである。
【0004】
光ディスクは主にCD規格(レッドブックなど)とDVD規格(DVDブックなど)に準拠しているので、互換性(コンパチビリティ)と可搬性(リムーバビリティ)に優れており、あるドライブで書き込んだディスクを持ち運び、他のドライブで書き込んだり読んだりすることができる。
【0005】
光ディスクには、CD−DA、CD−ROM、DVD−VIDEO、DVD−ROMなどの記録ができない再生専用型(ROM)、CD−RやDVD−Rなどの1回だけ書き込みができる追記(ライトワンス)型、CD−RWやDVD−RWなどの何回でも書き込みができるリライタブル型がある。記録が可能なものとしては、ディスク製造コストが低く安価であることから、記録層に有機色素を用いたライトワンス型光ディスク(CD−RやDVD−Rなど)が最も普及している。データ容量が700メガバイト以上になるとデータを消去して新たなデータに書き換えるという用途はほとんどなく、事実上1回だけ記録が可能なメディアで十分であることも、CD−RやDVD−Rが普及している理由である。
【0006】
有機色素を用いたライトワンス型光ディスクでは、グルーブによって規定される記録領域にレーザー光を照射し、樹脂基板がそのガラス転移点Tg以上に加熱されるとともに、グルーブ内の有機色素膜が光化学反応を起こして負圧を生じさせる結果、グルーブ内で樹脂基板が変形することを利用して記録マークを形成する。
【0007】
ところで、ライトワンス型光ディスクには2つの大きな問題点があった。
1つの問題点は、現状のDVD−Rは、高速記録の限界に達しつつあるということである。現在、DVD−Rドライブでの最高記録速度は4倍速(3.49m/秒×4=13.96m/秒)である。高速対応DVD−Rディスクは、グルーブを浅くし、有機色素の膜厚を薄く設計して高感度化を達成している。しかし、グルーブが浅いということは基板変形量が小さくなることを意味する。このため、さらに高感度化を図るためにグルーブをより一層浅くすると、記録された信号によって十分なマーク位相差を生じさせることができずに信号変調度が小さくなり、データ読み誤りが生じやすくDVDブック規格を満足することができなくなる。また、アドレスデータとして設けられるランドプリピットの信号変調度も小さくなり、アドレスデータ読み誤りが生じやすくDVDブック規格を満足することができなくなる。
【0008】
もう1つの問題点は、現状のDVD−Rは、データ高密度化の限界に達しつつあるということである。より高密度化を図るためには記録マーク自体の大きさを小さくすることが必要になる。しかし、現状では、半導体レーザーの最短波長が約400nm、対物レンズ開口数が最大で0.65〜0.85であることから、光スポット径を小さくすること自体が限界になってきている。相対的に大きな光スポットを用いて、小さいマークを精度よく記録し、再生することは極めて難しい。
【0009】
以上のように、従来のDVD−Rなどの追記型情報記録媒体では、高速化と高密度化の2つの課題を満足することができなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高速記録および高密度記録が可能な追記型情報記録媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様に係る追記型情報記録媒体は、同心円状またはスパイラル状のグルーブが形成され、さらにグルーブ内に記録領域を規定する凹部をなすセルが配列して形成された透明樹脂基板と、前記透明樹脂基板上に、前記セルを充填するように形成された有機色素を含む記録膜と、前記記録膜上に形成された金属反射膜とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の実施形態に係る追記型情報記録媒体を構成する部材について説明する。
透明樹脂基板は、通常ディスク形状をなし、代表的にはポリカーボネートなどの材料で形成される。透明樹脂基板には同心円状またはスパイラル状のグルーブが形成されている。グルーブ内に記録領域を規定する凹部をなすセルが配列して形成されている。このような透明樹脂基板は、スタンパを用いて射出成形により製造することができる。
【0013】
記録膜を形成する有機色素としては、シアニン色素、フタロシアニン色素などが用いられる。有機色素は、少なくともセルを充填すればよく、グルーブ全体を充填する必要はない。金属反射膜としては、Au、Alまたはこれらの合金などが用いられる。
【0014】
上述したように有機色素を用いた追記型(ライトワンス型)情報記録媒体では、レーザー光の照射により生じる樹脂基板の変形を利用して記録マークを形成するので、高速記録および高密度記録を実現するためには、樹脂基板の変形部位を高速かつ微細に形成することが必要になる。本発明の実施形態に係る追記型情報記録媒体においては、セル底面に相当する透明樹脂基板を変形させて記録マークを形成する。この場合、記録マークは単一のセルを用いて形成してもよいし複数のセルを用いて形成してもよい。
【0015】
本発明の実施形態に係る追記型情報記録媒体では、透明樹脂基板に形成されたグルーブ内に形成された微小なセル内に有機色素を充填させればセル底面に相当する透明樹脂基板を変形させることができるので、従来よりも有機色素の量を減らすことができ、高感度化が可能となる。また、セル内での基板変形量を考慮してセルの深さを適切に設計すれば、十分な基板変形量を生じさせ十分なマーク位相差を生じさせることができ、マーク変調度を大きくすることができる。しかも、記録マークの開始位置および終了位置が予め形成されているセルの位置で決まるため、記録マークの時間的揺らぎがなく、ジッタが極めて小さくなる。
【0016】
本発明の実施形態に係る追記型情報記録媒体では、記録ビームのスポットサイズが大きくても、基板の変形が生ずるのはセル内であるので、セルを小さく形成しておけばセルサイズで規定される最小記録マークを形成することができ、高密度化を実現できる。
【0017】
本発明の実施形態においては、記録に用いるレーザー波長をλ、有機色素の屈折率をNdy、記録によって生じるセル内での基板変形量をDとしたとき、下記式
D=λ/(k×Ndy)
(ここで、kは4.8〜5.7の数である)
を満たしていれば、十分なマーク位相差を生じさせるのに有利である。
【0018】
ここで、記録によって生じるセル内での基板変形量Dは、記録前のグルーブ深さ(Dg)とセル深さ(Dc)との和をDb、記録後に変形したセル上部までの深さをDaとすると、D=Db−Daと表される。
【0019】
上記の基板変形量Dを考慮して、セル深さを適切に設計すれば、隣接マークの影響(クロストーク)を消失させることができる。このため、再生ビームのスポットサイズが大きい場合でも、高密度記録された微細なセルを読み取ることができ、効果的に高密度再生できる。
【0020】
【実施例】
(実施例1)
図1は、本実施例に係る追記型情報記録媒体(DVD−R)を製造するために用いたポリカーボネートディスク基板の斜視図である。ディスク基板1の表面に連続的な段差としてスパイラル状のグルーブ11が形成され、グルーブ11内に凹部(離散的な段差)をなし開口部が円形をなすセル12が形成されている。グルーブ11内においてセル12は一定ピッチで規則的に1列に配列されている。このセル12によって記録領域が規定される。
【0021】
図2は、本実施例のDVD−Rにおける記録前のセルの断面図である。ディスク基板1上には、セル12を充填するように有機色素(ダイ)が塗布されて記録膜2が形成されており、この記録膜2上に金属反射膜3が形成されている。この図において、Dgはグルーブの深さ、Dcはセルの深さ、DbはDgとDcとの合計の深さである。
【0022】
図3は、本実施例のDVD−Rにおける記録後のセルの断面図である。レーザー光の照射により、セル12の底部の基板1が盛り上がって変形することによって記録マークが形成される。この図において、Daは記録後のセル上部までの深さである。記録によって生じるセル12内での基板変形量Dは(Db−Da)で表される。
【0023】
上記のDVD−Rの製造方法について説明する。
以下のようにしてNiスタンパを作製した。直径200mmのSiウェハにレジストを塗布してプリベークした。次に、電子ビームカッティングマシンによりスパイラル状のグルーブを描画し、現像処理して、Siウェハ表面上にグルーブパターンを形成した。次に、反応性イオンエッチング(RIE)によりSiウェハ表面をエッチングしてグルーブを形成した。このSiウェハ上にジブロックコポリマーをスピン塗布した後にアニールしてジブロックコポリマーを自己組織化させ、円形のドメインが規則的に配列したパターンを形成した。次いで、RIEを行い、グルーブ内の円形ドメインおよびその下の基板をエッチングして、グルーブ内にセルの列を形成した。このSiウェハ表面にスパッタリングによりNi薄膜を形成した後、Ni電鋳を行い、これを剥離してNiスタンパを作製した。
【0024】
このNiスタンパを用いてポリカーボネートを射出圧縮成形することにより、図1に示すディスク基板1を大量に複製することができる。このディスク基板1にダイおよび反射性金属を順次成膜することにより図2に示す構造を形成することができる。本実施例においては、ダイとして青色レーザー記録用のシアニン色素(林原生物化学研究所製)を用いた。ダイの屈折率Ndyは1.8〜2.7である。
【0025】
グルーブ深さDgおよびセル深さDcは、記録前のグルーブ反射率(トラック反射率)、ラジアルコントラスト、プッシュプル信号変調度(トラッキング信号変調度)、および記録後のグルーブ反射率(トラック反射率)、ラジアルコントラスト、プッシュプル信号変調度(トラッキング信号変調度)、I11変調度、I3変調度が最適になるように設計される。
【0026】
例えば、グルーブ幅を130nm、トラックピッチ(グルーブピッチ)を360nm、セルサイズを40nm、セル間隔を40nmとし、グルーブ深さDg=35nm、セル深さDc=25nm(Db=60nm)とした。この場合、記録後のセル上部までの深さDaは25.1nmとなり、記録によって生じるセル内での基板変形量Dは34.9nmであった。
【0027】
製作したDVD−Rを、レーザー波長400nm、対物レンズNA0.70、ケラレ係数0.9、波面収差0.040λrmsの光ディスク評価機にかけて記録再生テストを行った。その結果、40nmのセルに記録を行うことができた。
【0028】
図4にライトストラテジの一例を示す。図4は単一周波数でのライトストラテジを示しており、パルス幅Ta=パルス間隔Tbでレーザーパルスが照射される。また、Pwはライトパワー、Pbはブランクパワーである。以下に、各記録条件によるDVD−Rの再生特性について述べる。
【0029】
連続した2つのセルに記録し、続く2つのセルには記録しないようにした単一周波数記録(Ta=Tb=3T、マーク長120nm、マークピッチ240nm、Pw=3.5mW、Pb=0.6mW、線速度3.49m/sec)では、CNR(Carrier to Noise Ratio)は59dBであった。
【0030】
各セルに記録するようにした単一周波数記録(Ta=Tb=T、マーク長40nm、マークピッチ80nm、Pw=4mW、Pb=0.6mW、線速度3.49m/sec)でも、CNRは42dBであった。
【0031】
最小記録マーク長120nm(Ta=3T)で8/16変調ランダム信号を記録した場合のジッタ(データtoクロック)は9%であった。
【0032】
最小記録マーク長40nm(Ta=T)で8/16変調ランダム信号を記録した場合のジッタ(データtoクロック)は15%であったが、PRML(partial response maximum likelihood)評価回路を通過させた後のビットエラーレートは2×10−5であり、十分に記録再生が可能であることがわかった。
【0033】
次に、最小記録マーク長280nmで高速記録テストを行った。従来のDVD−Rについては、記録後ジッタを10%以下に維持できるのは、線速度17.4m/秒(DVD5倍速相当)までである。これに対して、本実施例のDVD−Rでは、線速度29.6m/秒(DVD8.5倍速相当)でも記録後ジッタが9.7%であり、高速記録が可能であった。
【0034】
次いで、セルの深さを変化させて種々のDVD−Rを作製した。具体的には、上記と同様な製造方法により、グルーブ深さDg40nm、セルサイズ40nm、およびセル間隔40nmを固定し、セル深さDcのみを調整してDVD−Rを作製した。これらのDVD−Rについて上記と同様にして記録再生テストを行った。
【0035】
図5に、記録によって生じるセル内での基板変形量Dと測定されたCNRとの関係を示す。レーザー波長をλ、有機色素の屈折率をNdyとしたとき、D=λ/[(4.8〜5.7)×Ndy]を満たす範囲で高いCNRが得られた。特に、セル深さDcを20〜35nmに設定した場合にCNRが極大となった。
【0036】
(実施例2)
図6は、本実施例に係る追記型情報記録媒体(DVD−R)を製造するために用いたポリカーボネートディスク基板の斜視図である。グルーブ11内においてセル12が2列に配列されている点が実施例1と異なる。
【0037】
本実施例では、グルーブ幅を90nm、トラックピッチ(グルーブピッチ)を380nm、セルサイズを40nm、セル間隔を40nmとし、グルーブ深さDg=30nm、セル深さDc=20nm(Db=50nm)とした。この場合、記録後のセル上部までの深さDaは18nmとなり、記録によって生じるセル内での基板変形量Dは32nmであった。その他の構成は実施例1と同様である。
【0038】
製作したDVD−Rを実施例1と同一の光ディスク評価機にかけて記録再生テストを行った。
【0039】
連続した2つのセルに記録し、続く2つのセルには記録しないようにした単一周波数記録(Ta=Tb=3T、マーク長120nm、マークピッチ240nm、Pw=3.5mW、Pb=0.6mW、線速度3.49m/sec)では、CNRは62dBであった。
【0040】
各セルに記録するようにした単一周波数記録(Ta=Tb=T、マーク長40nm、マークピッチ80nm、Pw=4mW、Pb=0.6mW、線速度3.49m/sec)でも、CNRは48dBであった。
【0041】
最小記録マーク長120nm(Ta=3T)で8/16変調ランダム信号を記録した場合のジッタ(データtoクロック)は8.5%であった。
【0042】
最小記録マーク長40nm(Ta=T)で8/16変調ランダム信号を記録した場合のジッタ(データtoクロック)は12%であったが、PRML評価回路を通過させた後のビットエラーレートは7×10−6であり、十分に記録再生が可能であることがわかった。
【0043】
次に、最小記録マーク長280nmで高速記録テストを行った。本実施例のDVD−Rでは、26.1m/秒(DVD7.4倍速相当)でも記録後ジッタが10%以下であり、高速記録が可能であった。
【0044】
なお、図7に示すように、グルーブ11内においてセル12を3列に配列したディスク基板1を用いてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高速記録および高密度記録が可能な、ライトワンス型光ディスクに代表される追記型情報記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る追記型情報記録媒体(DVD−R)のディスク基板の斜視図。
【図2】実施例1のDVD−Rにおける記録前のセルの断面図。
【図3】実施例1のDVD−Rにおける記録後のセルの断面図。
【図4】実施例1のDVD−Rに対するライトストラテジの一例を示すタイミングチャート。
【図5】実施例1のDVD−Rにおける記録によって生じるセル内での基板変形量Dと測定されたCNRとの関係を示す図。
【図6】実施例2に係る追記型情報記録媒体(DVD−R)のディスク基板の斜視図。
【図7】他の実施例に係る追記型情報記録媒体(DVD−R)のディスク基板の斜視図。
【符号の説明】
1…ディスク基板、2…記録膜、3…金属反射膜、11…グルーブ、12…セル。

Claims (2)

  1. 同心円状またはスパイラル状のグルーブが形成され、さらにグルーブ内に記録領域を規定する凹部をなすセルが配列して形成された透明樹脂基板と、
    前記透明樹脂基板上に、前記セルを充填するように形成された有機色素を含む記録膜と、
    前記記録膜上に形成された金属反射膜とを具備したことを特徴とする追記型情報記録媒体。
  2. 記録に用いるレーザー波長をλ、前記有機色素の屈折率をNdy、記録によって生じる前記セル内での基板変形量をDとしたとき、下記式
    D=λ/[k×Ndy]
    (ここで、kは4.8〜5.7の数である)
    を満たすことを特徴とする請求項1記載の追記型情報記録媒体。
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