JP2005044127A - 画像データの処理システム及び画像データの処理方法 - Google Patents

画像データの処理システム及び画像データの処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 写真の購入者に希望する写真を選択する負担を追わせることなく、かつ、園児等の被写体間で均等な枚数の写真を確保して、購入者の満足感を満たしつつ、廃棄ロスを抑制して、写真のデータを管理する手間とコストを低減する。
【解決手段】 記録された画像データを一括出力用に被写体毎に振り分ける。振り分けられた画像データの個数を、被写体毎にカウントして、所定の設定数に達していない場合には警告情報を発生すると共に、当該個数及び不足数を表示する。一括出力用に振り分けられた画像データを画像データの個数が最小値である被写体の画像データの個数を出力条件として条件出力用に記録する。他の被写体に提供すべきではない画像データを、人識別情報を元に、他の被写体用のフォルダから削除処理する。
【選択図】 なし


Description

本発明は、例えば、園児や児童等を撮影した画像データを、効率的に処理すると共に、写真等の画像データの購入者(保護者等)に適切に提供することができる画像データの処理システム及び画像データの処理方法に関するものである。
幼稚園や小学校等における運動会等の行事に際しては、スタジオ等から派遣されたプロのカメラマンが撮影を担当することが多く、カメラマンの手によって撮影された写真は、幼稚園等で台紙に一覧に貼り付けられる等して閲覧に付された上で、購入者(保護者等の父兄)が希望する写真を選択して、購入されるのが一般的である。
しかし、この場合、第1に、写真の購入者にとっては、膨大な枚数の写真の中から、自分の子供が写っている写真を探し出し、かつ、購入すべきか否かの選択をしなければならず、非常に面倒であった。加えて、この場合、自分の子供を見つける作業をしたが、満足のいくショットが少なく、徒労に終わることも少なくない。
また、このような静止画だけではなく、お遊戯会や音楽発表会等の行事においては、場合によっては父兄によるビデオ撮影を禁止した上で、業者が撮影、編集した園としてのオリジナルビデオが作成され、その行事の様子を見るためには、このビデオを購入しなければならない場合もある。しかし、高額な金額を支払ってビデオを購入しても、例えば、全60分中、我が子が写っている時間が数分にも満たないと言うことも少なくなく、購入者には、喜びの面でも、またコストの面でも、不満が残ることが多かった。
これらの手間と不満足感を解消するためには、被写体である子供毎に撮影をして、オリジナルのアルバムやビデオを作成して提供することも考えられるが、購入者にとっては多大なコストを、また撮影者にとっては多大な手間を、強いる問題があった。
一方、第2に、写真の撮影者側にとっては、予め注文を受けた上で撮影するものではないため、折角撮影し、購入の便宜のために現像して閲覧に付す手間やコストを掛けた場合であっても、購入者の希望に添わない写真であれば購入されず、労力とコストの面で多大な廃棄ロスが生じていた問題があった。特に、運動会等の大きな行事の際には、撮影する枚数も非常に膨大であるため、その管理等の処理だけでも、多大な手間とコストを要していた。また、その結果、撮影者側としては、この廃棄ロスによる費用の負担を考慮して、写真1枚当たりの単価を、多少高めに設定せざるを得ず、このことがまた購入者の満足感を損なう一因ともなっていた。
このため、現在は、個々のカメラマンが、フィルム代や大量の現像液等を必要としないデジタル一眼レフカメラを使用して、この廃棄ロスによるコスト面等の負担が少しでも少なくなるように、個人的に対応しているのが実状である。このデジタル画像による対応であれば、情報処理装置により、比較的簡易に管理等の処理することは可能ではあるが、画像データは、比較的各ファイルの容量が大きいため、枚数が嵩むと記録媒体の保存容量を多大に占拠し、場合によっては情報処理システムに影響を与えるおそれもあった。
この注文受付の簡易化を図るため、写真館側情報端末又は場合によっては学校側情報処理端末装置と、発注者側情報端末装置とを、画像管理機能を備えた本部側情報管理サーバを介してインターネットで接続して、発注者側情報端末の操作によって各発注者の家庭等から注文を受け付けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この従来技術は、従来注文用紙で受け付けていた注文過程を、単にインターネットを介しての注文を可能とすることにより効率化するだけであり、各発注者が満足の行く画像データ、即ち、園児等の被写体間や、更に各被写体の中でも各行事間で均等な枚数の画像データを提供することはできず、発注者が満足の行く自分の子供が写った十分な枚数の画像データを確保することはできない。また、このように、各被写体毎に十分で均等な枚数の画像データを必ずしも確保することができない結果、例えば、各園児等毎に、ビデオやビデオアルバム等の動画として編集して提供しようとした場合であっても、動画処理をするのに最低限必要な枚数を確保することができず、ビデオアルバム等を提供できる児童や園児と、そうではない児童や園児等が生じ、各被写体間に不平等が生ずるおそれもあった。
加えて、発注者は、膨大な量の画像データの中から自らが希望する画像データを選択する手間を要することには変わりがなく、その結果、特に希望する写真がなかった又は少なかった場合には、失望感と徒労感が残るだけである。換言すれば、画像データの提供者は、この選択の手間を省略して購入者が心地よく写真の提供を受けることができるように、各被写体毎に画像データを振り分けて、購入者に提示することができず、購入者の期待に十分に応えることができない問題が発生していた。一方、幼稚園や小学校等の学校側にとっても、情報処理端末を設置することが必要となり、写真の提供のために幼稚園や学校側に負担を強いることになる問題があるため、園や学校側としては受け入れにくい側面もあった。
また、この従来技術では、学校関係者のみ、又は、在校生、卒業生のみ等の身分毎に閲覧可能情報を設定し、これを、画像情報ID番号情報と照合して閲覧可能かを判別することにより、プライバシーを保護することが提案されているが、複数の被写体が写っている画像データについては、当該複数の被写体に対して一律に情報を開示するもので、1つの画像データに写っている被写体毎に閲覧や提供の可能又は不可能を設定することはできない。即ち、近年は、例えば、有名人の子息等にあっては、肖像権やまたその管理上の問題から、例えば、自分の子が写っている画像データであっても、同じ画像データに写っている他人に当該画像データが提供され、その後、自由に処理等されることに多大なる抵抗や問題が生ずる場合があり、この従来技術では、かかる問題に対しては、充分に対応することができない問題があった。
特開2002−24372号公報
本発明は、上記の問題点を解決するため、撮影等された画像データを廃棄ロスが生じないよう無駄なく低コストで効率的にかつ簡易に管理しつつ、画像データの購入者に希望する画像データの選択等の必要以上の選択の手間を強いることなく、かつ、各被写体毎に充分な撮影枚数を確保する等して購入者が満足感を得ることができると共に、各被写体毎のオリジナルの画像データを簡易にかつ低コストで提供することができる画像データの処理システム及び画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、画像データが記録された画像データ記録手段と、この画像データ記録手段に記録された画像データを管理データ記録手段に振り分けるデータ振分手段と、管理データ記録手段に振り分けられた画像データを管理するデータ管理手段とを有する情報処理装置を備えた画像データの処理システムであって、データ振分手段は、人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、この読み取った画像識別情報に該当する画像データを、読み取った人単位識別情報に該当する人単位別データ記録手段に振り分けて管理データを作成し、データ管理手段は、各人単位別データ記録手段に振り分けられた各画像データの個数を計算して、この画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して人単位別データ記録手段を指定すると共に、画像データの個数が設定数に達していない人単位別データ記録手段に記録された画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、画像データが記録された画像データ記録手段と、この画像データ記録手段に記録された画像データを管理データ記録手段に振り分けるデータ振分手段とを有する情報処理装置を備えた画像データの処理システムであって、データ振分手段は、人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、読み取った画像識別情報に該当する画像データを、読み取った人単位識別情報に該当する人単位別データ記録手段に振り分けて管理データを作成することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手段において、データ振分手段は、画像データ記録手段に記録された画像データを管理データ記録手段に複写して振り分けることを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手段において、データ振分手段は、画像データ記録手段に記録された画像データを、管理データ記録手段内の各記録手段に付与された識別情報を関連付け条件として管理データ記録手段内の各記録手段毎に関連付けして振り分けることを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、画像データが人単位別に記録又は関連付けされた人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、管理データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを管理するデータ管理手段とを有する情報処理装置を備えた画像データの処理システムであって、このデータ管理手段は、各人単位別データ記録手段に記録又は関連付けされた各画像データの個数を計算して、画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段を指定すると共に、画像データの個数が設定数に達していない人単位別データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手段において、管理データ記録手段は、人単位別データ記録手段内に設定された項目別データ記録手段を更に有し、データ振分手段は、人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、項目別データ記録手段毎に付与された項目識別情報と、画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、読み取った画像識別情報に該当する画像データを、読み取った人単位識別情報に該当する人単位別データ記録手段のうちの読み取った項目識別情報に該当する項目別データ記録手段に振り分けて管理データを作成し、データ管理手段は、各人単位別データ記録手段内の各項目別データ記録手段に振り分けられた各画像データの個数を計算して、画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段内の項目別データ記録手段を指定すると共に、画像データの個数が設定数に達していない人単位別データ記録手段内の項目別データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決手段において、管理データ記録手段は、人単位別データ記録手段内に出力目的別データ記録手段を更に有し、この出力目的別データ記録手段は、必要に応じてそれぞれ下層に更に項目別データ記録手段が設定される一括出力用データ記録手段及び条件出力用データ記録手段であって、情報処理装置は、更に一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを、所定の出力条件を満たすように条件出力用データ記録手段に記録又は関連付けする出力条件調整手段を有することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第7の解決手段において、出力条件調整手段は、複数の人単位別データ記録手段間で、各人単位別データ記録手段のうちの一括出力用データ記録手段又は設定されている場合には一括出力用データ記録手段の下層の項目別データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データの個数同士を比較し、一括主力用データ記録同士又は項目別データ記録手段同士の中で、記録又は関連付けされた画像データの個数が最も低い数値を所定の出力条件として設定し、全ての人単位別データ記録手段において一括出力用データ記録手段又は一括出力用データ記録手段の下層の項目別データ記録手段から、出力条件として設定された個数の画像データを条件出力用データ記録手段に複写して記録又は関連付けすることを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第7又は第8のいずれかの解決手段において、情報処理装置は、更にデータ出力手段を備え、このデータ出力手段は、一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを他の記録媒体に一括出力し、条件出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを連続再生情報に変換して他の記録媒体に出力することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第1及び第3乃至第9のいずれかの解決手段において、データ管理手段は、画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には、所定の設定数までの不足数を計算して表示することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第11の手段として、上記第1乃至第10のいずれかの解決手段において、情報処理装置は、更に複数の被写体が写っている画像データ記録手段に記録された特定の画像データを複数の被写体に対応する人単位別データ記録手段のうちの所定の人単位別データ記録手段には記録又は関連付けさせない出力忌避手段を有し、この出力忌避手段は、データの削除を指示する忌避情報を特定の人単位別データ記録手段に対応して付与すると共に当該忌避情報によって忌避すべき画像データの画像識別情報を読み取って、忌避情報が付与された特定の人単位別データ記録手段以外の人単位別データ記録手段から、忌避すべき画像データとして特定された記録済みの画像データ又は関連付けのための管理データを削除して、出力しないように制限することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第12の手段として、上記第1乃至第10のいずれかの解決手段において、画像データ記録手段は、オリジナルの画像データから人単位又はグループ単位毎に抽出又は抽出可能に範囲指定されてオリジナルの画像データの画像識別情報及び人単位別データ記録手段に対応して付与された人単位識別情報と関連して付与された画像識別情報を有する差し替え画像データをも記録し、情報処理装置は、更に複数の被写体が写っている画像データ記録手段に記録された特定の画像データを複数の被写体に対応する人単位別データ記録手段のうちの所定の人単位別データ記録手段には記録又は関連付けさせない出力忌避手段を更に有し、この出力忌避手段は、データの差し替えを指示する忌避情報を特定の人単位別データ記録手段に対応して付与し、忌避情報が付与された特定の人単位別データ記録手段以外の人単位別データ記録手段において、忌避すべき画像データとして特定された記録済みの画像データ又は関連付けのための管理データを、忌避すべき画像データに対応する差し替え画像データのうち忌避情報が付与された人単位別データ記録手段に該当する人単位識別情報と関連付けされていない差し替え画像データ又は当該差し替え画像データとの関連付けのための管理データに差し替えて、出力しないように制限することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第13の手段として、上記第1乃至第4及び第6乃至第13のいずれかの解決手段において、データ振分手段は、バーコード又はOCRその他の光学的読取装置によって、人単位識別情報、項目識別情報、画像識別情報を読み取り、出力忌避手段は、バーコード又はOCRその他の光学的読取装置によって、人単位識別情報、忌避情報、画像識別情報を読み取って忌避情報を特定の人単位別データ記録手段に対応して付与することを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための弟14の手段として、上記第1乃至第13のいずれかの解決手段において、画像データ記録手段は、オリジナルの画像データから抽出された画像データ又は他の画像データと合成された画像データをも記録し、情報処理装置は、各人単位別データ記録手段の画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には、抽出又は合成された画像データを画像データの個数が所定の設定数に達していない人単位別データ記録手段に記録又は関連付けさせて所定の設定数に達するように補正する処理数補正手段をも有していることを特徴とする画像データの処理システムを提供するものである。
また、本発明は、上記第1乃至第14の画像データの処理システムを使用した以下の画像データの処理方法をも提供するものである。即ち、具体的には、本発明は、上記の課題を解決するための第15の手段として、情報処理装置に設定された人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、画像データが記録された画像データ記録手段と、この画像データ記録手段に記録された画像データを管理データ記録手段に振り分けるデータ振分手段と、管理データ記録手段に振り分けられた画像データを管理するデータ管理手段とによって、画像データを処理する画像データの処理方法であって、データ振分手段によって、人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、読み取った画像識別情報に該当する画像データを、読み取った人単位識別情報に該当する人単位別データ記録手段に振り分けて管理データを作成し、データ管理手段によって、各人単位別データ記録手段に振り分けられた各画像データの個数を計算して、画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段を指定すると共に、画像データの個数が設定数に達していない人単位別データ記録手段に記録された画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第16の手段として、報処理装置に設定された人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、画像データが記録された画像データ記録手段と、この画像データ記録手段に記録された画像データを管理データ記録手段に振り分けるデータ振分手段とによって、画像データを処理する画像データの処理方法であって、データ振分手段によって、人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、読み取った画像識別情報に該当する画像データを、読み取った人単位識別情報に該当する人単位別データ記録手段に振り分けて管理データを作成することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第17の手段として、上記第15又は第16のいずれかの解決手段において、データ振分手段によって、画像データ記録手段に記録された画像データを管理データ記録手段に複写して振り分けることを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第18の手段として、上記第15又は第16のいずれかの解決手段において、データ振分手段によって、画像データ記録手段に記録された画像データを、管理データ記録手段内の各記録手段に付与された識別情報を関連付け条件として管理データ記録手段内の各記録手段毎に関連付けして振り分けることを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第19の手段として、情報処理装置に設定された画像データが人単位別に記録又は関連付けされた人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、この管理データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを管理するデータ管理手段とによって、画像データを処理する画像データの処理方法であって、データ管理手段によって、各人単位別データ記録手段に記録又は関連付けされた各画像データの個数を計算して、画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段を指定すると共に、画像データの個数が設定数に達していない人単位別データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第20の手段として、上記第15乃至第19のいずれかの解決手段において、管理データ記録手段の人単位別データ記録手段内に更に項目別データ記録手段が設定され、データ振分手段によって、人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、項目別データ記録手段毎に付与された項目識別情報と、画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、読み取った画像識別情報に該当する画像データを、読み取った人単位識別情報に該当する人単位別データ記録手段のうちの読み取った項目識別情報に該当する項目別データ記録手段に振り分けて管理データを作成し、データ管理手段によって、各人単位別データ記録手段内の各項目別データ記録手段に振り分けられた各画像データの個数を計算して、画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段内の項目別データ記録手段を指定すると共に、画像データの個数が設定数に達していない人単位別データ記録手段内の項目別データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第21の手段として、上記第15乃至第20乃いずれかの解決手段において、管理データ記録手段の人単位別データ記録手段内に更に、必要に応じてそれぞれ下層に更に項目別データ記録手段が設定される一括出力用データ記録手段及び条件出力用データ記録手段である出力目的別データ記録手段が設定され、情報処理装置に更に設定された出力条件調整手段によって、一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを、所定の出力条件を満たすように条件出力用データ記録手段に記録又は関連付けすることを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第22の手段として、上記第21の解決手段において、出力条件調整手段によって、複数の人単位別データ記録手段間で、各人単位別データ記録手段のうちの一括出力用データ記録手段又は設定されている場合には一括出力用データ記録手段の下層の項目別データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データの個数同士を比較し、一括主力用データ記録同士又は項目別データ記録手段同士の中で、記録又は関連付けされた画像データの個数が最も低い数値を所定の出力条件として設定し、全ての人単位別データ記録手段において一括出力用データ記録手段又は一括出力用データ記録手段の下層の項目別データ記録手段から、出力条件として設定された個数の画像データを条件出力用データ記録手段に複写して記録又は関連付けすることを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第23の手段として、上記第21又は第22のいずれかの解決手段において、情報処理装置に更に設定されたデータ出力手段によって、一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを他の記録媒体に一括出力し、条件出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを連続再生情報に変換して他の記録媒体に出力することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第24の手段として、上記第15及び上記第17乃至第23のいずれかの解決手段において、データ管理手段によって、画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には、所定の設定数までの不足数を計算して表示することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第25の手段として、上記第15乃至第24のいずれかの解決手段において、情報処理装置更に更に設定され複数の被写体が写っている画像データ記録手段に記録された特定の画像データを複数の被写体に対応する人単位別データ記録手段のうちの所定の人単位別データ記録手段には記録又は関連付けさせない出力忌避手段によって、データの削除を指示する忌避情報を特定の人単位別データ記録手段に対応して付与すると共に当該忌避情報によって忌避すべき画像データの画像識別情報を読み取って、忌避情報が付与された特定の人単位別データ記録手段以外の人単位別データ記録手段から、忌避すべき画像データとして特定された記録済みの画像データ又は関連付けのための管理データを削除して、出力しないように制限することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第26の手段として、上記第15乃至第25のいずれかの解決手段において、画像データ記録手段によって、オリジナルの画像データから人単位又はグループ単位毎に抽出又は抽出可能に範囲指定されてオリジナルの画像データの画像識別情報及び人単位別データ記録手段に対応して付与された人単位識別情報と関連して付与された画像識別情報を有する差し替え画像データをも記録し、情報処理装置に更に設定され複数の被写体が写っている画像データ記録手段に記録された特定の画像データを複数の被写体に対応する人単位別データ記録手段のうちの所定の人単位別データ記録手段には記録又は関連付けさせない出力忌避手段によって、データの差し替えを指示する忌避情報を特定の人単位別データ記録手段に対応して付与し、忌避情報が付与された特定の人単位別データ記録手段以外の人単位別データ記録手段において、忌避すべき画像データとして特定された記録又は関連付け済みの画像データを、忌避すべき画像データに対応する差し替え画像データのうち忌避情報が付与された人単位別データ記録手段に該当する人単位識別情報と関連付けされていない差し替え画像データ又は当該差し替え画像データとの関連付けのための管理データに差し替えて、出力しないように制限することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第27の手段として、上記第15乃至第18及び第20乃至第26のいずれかの解決手段において、データ振分手段によって、バーコード又はOCRその他の光学的読取装置により読み取られた人単位識別情報、項目識別情報、画像識別情報を処理し、出力忌避手段によって、バーコード又はOCRその他の光学的読取装置により人単位識別情報、忌避情報、画像識別情報を読み取って忌避情報を特定の人単位別データ記録手段に対応して付与することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第28の手段として、上記第15乃至第27のいずれかの解決手段において、画像データ記録手段によって、オリジナルの画像データから抽出された画像データ又は他の画像データと合成された画像データをも記録し、情報処理装置に更に設定された処理数補正手段によって、各人単位別データ記録手段の画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には、抽出又は合成された画像データを画像データの個数が所定の設定数に達していない人単位別データ記録手段に記録又は関連付けさせて所定の設定数に達するように補正することを特徴とする画像データの処理方法を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、データ振分手段によって、所定の識別情報を読み取ることにより、画像データを、当該画像データに写っている被写体毎に対応する人単位別データ記録手段に振り分けた上で、購入者に提示できるため、購入者に全ての画像データの中から希望するデータを探し出す負担を掛けることがないと共に撮影者にとっても撮影等した画像データを無駄なく全て有効に活用することができると同時に、各被写体毎のオリジナルのアルバムに簡易にかつ低コストで編集することができる実益がある。
また、この場合、本発明によれば、上記のように、データ振分手段によって、画像データを、複写以外に、特に、管理データ記録手段内の人単位別データ記録手段等の識別情報を手がかりに、当該各記録手段毎に、例えば、画像データ記録情報内に記録された画像データへのショートッカットデータやリンク先データの管理データのみを記録する等して、関連付けして振り分けているため、各記録手段には画像データを比較的保存容量の大きい画像データ自体を重複して記録させることなく、被写体毎に該当する画像データを振り分けることができるため、記憶領域を多大に占拠することないと共に1つの画像データを複数の記録手段において有効にかつ無駄なく効率的に利用することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、データ管理手段によって、画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には、警告をすると同時に当該画像データの個数を表示しているため、画像データが購入者の満足感を得られる程度の内容や枚数に届いていない被写体を撮影者が簡易に把握して、以降の撮影において、撮影枚数を調整することにより、各被写体間でほぼ均等な枚数や内容の画像データを取得して購入者に提供することができるので、各被写体間で不平等を生じさせることなく、全ての購入者が満足感を得ることができるように画像データを提供することができると同時に、全ての被写体について、例えば、ビデオアルバム等として編集するのに必要な枚数の画像データを確保することもできる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、人単位別データ記録手段の中に、出力目的別データ記録手段として設定された一括出力用データ記録手段には、当該人単位別データ記録手段に対応する該被写体が写っている全ての写真が振り分けされるため、この一括出力用データ記録手段に記録された画像データを、CD−Rその他の適宜の記録媒体に保存又は印刷等して購入者に提供することにより、購入者に当初から希望する被写体が写っている画像データのみを提供することができるため、購入者に希望する画像データの選択に際して、必要以上の手間を掛けることがないと共に、被写体毎のオリジナルのアルバムを簡易に作成して、購入者の満足感を満たすことができる一方、提供者側にとっても、画像データを無駄なく効率的に提供することができる実益がある。
一方、本発明によれば、上記のように、人単位別データ記録手段の中に出力目的別データ記録手段として設定された条件出力用データ記録手段には、例えば、画像データをビデオアルバムとして編集する等の出力の用途に応じて、出力条件調整手段によって、一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データが、例えば、10分のビデオアルバムを作成するのに最低限必要な画像データの個数等の所定の出力条件の満たすように記録又は関連付けされるため、この条件出力用データ記録手段に記録された画像データを、デジタルビデオテープ(DV)その他の適宜の記録媒体に保存等して購入者に提供することにより、被写体毎のオリジナルのビデオアルバムを簡易に作成して、購入者の満足感を満たすことができる一方、提供者側にとっても、画像データを効率的に処理することができる実益がある。
このように、本発明によれば、画像データを用途に応じて適切に出力することができる実益があるが、特に、出力調整手段による出力条件として、複数の人単位別データ記録手段の一括出力用データ記録手段の中で、記録された画像データの個数が最低値の人単位別データ記録手段の画像データの個数に合わせて設定すると、各人単位別データ記録手段に対応する被写体毎に均等な個数の画像データを提供することができるため、購入者間に不公平感が生じるのを防止して、全ての購入者に公平に満足感を与えることができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、データ出力手段によって、一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを他の記録媒体に一括出力し、条件出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを連続再生情報に変換して他の記録媒体に出力することができるため、例えば、パーソナルコンピュータを所有していない家庭については、デジタルビデオ(DV)テープやVHSビデオテープとして提供する等、購入者の環境や希望等の様々なニーズに対応して画像データを適切に提供することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、出力忌避手段によって、複数の被写体が写っている1つの画像データについて、当該複数の被写体のうちの特定者には当該画像データを提供し、他の特定者には提供しないように制御することができるため、例えば、肖像権の管理が問題となる被写体の肖像権その他の人格権を適切に保護することができると共に、折り合いの良くない家庭同士でのトラブル等を未然に防止することができる実益がある。
この場合、上記のように、特に、出力忌避手段によって、複数の被写体が写っている特定の画像データを、当該画像データを他の被写体に対しては提供すべきではない被写体を除いた当該他の被写体に対応する人単位別データ記録手段から削除するのではなく、オリジナルの画像データから人単位又はグループ単位毎に抽出又は抽出可能に範囲指定された差し替え画像データと差し替えるように設定した場合には、当該画像データを無駄にすることなく、所定の画像データを受理すべきではないと判定された被写体に対しても有効に提供することができ、双方の満足感を得ることができ、被写体間でのトラブルを適切に防止することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、処理数補正手段によって、画像データの個数が所定の設定数に達していない人単位別データ記録手段には、オリジナルの画像データから抽出された画像データ又は他の画像データと合成された画像データを記録又は関連付けさせて所定の設定数に達するように補正をしているため、例えば、特定の行事を欠席した児童等についても、必要な枚数を確保して満足の行く画像データを提供することができる実益がある。
本発明の実施の形態について説明すると、図1は本発明の画像データの処理システム10の概略を示し、この処理システム10は、図1に示すように、情報処理装置12を備え、この情報処理装置12は、被写体毎に対応して設定された人単位別データ記録手段16を少なくとも有する管理データ記録手段14と、画像データPが記録された画像データ記録手段18と、この画像データ記録手段18に記録された画像データPを管理データ記録手段14に振り分けるデータ振分手段20と、管理データ記録手段14に振り分けられた画像データを管理するデータ管理手段22とを有する。
管理データ記録手段14は、情報処理装置12の記録媒体に設定されたデータを記録するフォルダであり、この管理データ記録手段14としてのフォルダには、図1に示すように、上述した人単位別データ記録手段16としてのフォルダ、更に、この人単位別データ記録手段16の下層に、出力目的別データ記録手段24が設定されている。この出力目的別データ記録手段24として、具体的には、図1に示すように、一括出力用データ記録手段24A及び条件出力用データ記録手段24Bがフォルダとして設定されている。
図1に示す実施の形態では、更に、これらの一括出力用データ記録手段24A及び条件出力用データ記録手段24Bには、それぞれ下層に項目別データ記録手段26がフォルダとして設定されている。この項目別データ記録手段26としては、任意の項目を設定することができるが、一般に、撮影日時や目的を区別することができる情報、即ち、具体的には、例えば、入園式、親子参観、遠足、運動会等の行事毎、あるいは、例えば、持ち物、お気に入りの遊具等の統一テーマ毎等の項目を、必要に応じて適宜複数設定することができる。
なお、これらの管理データ記録手段14のうちの、各人単位別データ記録手段16には対応する人単位識別情報が、各項目別データ記録手段26には対応する項目識別情報が、また、画像データ記録手段18に記録された各画像データPには対応する画像識別情報が、それぞれ付与されている。これらの識別情報としては、具体的には、バーコードを使用することができ、このバーコードを光学的読取装置によって読み取ることにより、情報処理装置12に、これらの人単位別識別情報、項目識別情報、画像識別情報を認識させることができる。
(1.データ振分手段)
データ振分手段20は、上述した人単位別データ記録手段16毎に付与された人単位識別情報と、項目別データ記録手段26毎に付与された項目識別情報と、画像データ記録手段18に記録された画像データP毎に付与された画像識別情報とを読み取って、読み取った画像識別情報に該当する画像データPを、読み取った人単位識別情報に該当する人単位別データ記録手段16のうちの読み取った項目識別情報に該当する項目別データ記録手段26に振り分けて管理データを作成する。
データ振分手段20は、具体的には、図2に示すように、まず人単位識別情報を、次に、項目識別情報を読み取って、これらの識別情報に対応する人単位別データ記録手段16及び項目別データ記録手段26を特定して、当該フォルダを管理データの作成先として指定する。次いで、画像識別情報を読み取って、当該画像識別情報に対応する画像データPを、振り分けるべきデータとして特定して、前段階で保存先として指定されたフォルダに振り分ける。
この振分処理は、具体的には、図1及び図2に示すように、対応する画像識別情報の読み取りにより振り分けるべき画像データPとして特定された画像データPを、画像データ記録手段18から、管理データの作成先として指定された人単位別データ記録手段16の項目別データ記録手段26であるフォルダへ複写して記録させることにより行うことができる。即ち、この図1及び図2に示す実施の形態における管理データとは、このようにして複写されて振り分けられた画像データPを示す。この段階では、作成される管理データ(画像データP)の各人単位別データ記録手段16間での記録個数に差が生じていても特に問わない。
なお、図1に示す実施の形態のように、出力目的別データ記録手段24が設定されている場合には、処理の第1段階としては、データのパスとして、自動的に、人単位別データ記録手段16のうち、一括出力データ記録手段24Aのフォルダの方が指定されるように設定されており、図1及び図2に示すように、この一括出力用データ記録手段24A内の項目別データ記録手段26のフォルダを保存先として管理データが作成される(画像データPが複写される。)。即ち、一括出力用データ記録手段24Aのフォルダが、人単位別の画像データPが、いわば1次的な貯蔵庫として機能する。従って、図示の実施の形態では、読み取り情報として、出力識別情報なる出力別データ記録手段24を識別する情報を設定していないが、必ずしも、この形態に限定されるものではなく、必要に応じて、各出力別データ記録手段24A、24Bに対応して識別情報を付与して、管理データの作成先(画像データPを複写する保存先)を指定することもできる。
以上より、例えば、「A君」の「運動会」で撮影された画像データPの振分処理を行う場合には、まず、「A君」に対応する人単位別データ記録手段16の人単位識別情報を読み取った後、次いで、「運動会」に対応する項目別データ記録手段26の項目識別情報を読み取って、保存先を指定し、次いで、画像データ記録手段18に記録されている複数の画像データPの中から、「A君」が写っている画像データP1、P2、P3に対応する画像識別情報を次々に読み取っていき、「A君」の人単位別データ記録手段16のフォルダ内の一括出力用データ記録手段24Aのフォルダ内の、「運動会」の項目別データ記録手段26であるフォルダに、当該画像データP1、P2、P3を複写して保存する。この段階で、電子的には、A君のオリジナルの画像データ集が作成されたことになる。
次いで、「B君」の同じく「運動会」で撮影された画像データPの振分処理を行う場合にも、「B君」に対応する人単位別データ記録手段16の人単位識別情報の読み取りから、改めて初めて、同様の処理を行う。なお、このケースのように、A君からB君へ画像データPの複写先(管理データの作成先)が切り替わる場合には、例えば、異なる人単位識別情報が読み取られた段階で、自動的に複写先が切り替えられたと判定することもできるし、処理終了認識情報を設定して、とある1つのフォルダへの複写が終わった段階で、この処理終了認識情報を、同様にして光学的に読み取ることにより、次の別の被写体に関する処理へ移行するように設定することもできる。
この場合、一般には、各行事がある度毎に振分処理をしておいた方が、その都度、購入者に画像データPの一覧を提示することが可能となると共に、システム10への負荷も少ないため、好ましいが、必ずしも、振分手順には限定がなく、上記のように、振分処理を「A君」から「B君」へ、等の被写体毎に切り替えるのみならず、例えば、ある程度複数の行事等に跨って画像データPを貯蓄しておき、その上で、同じ「A君」について、上述した「運動会」で撮影された画像データPの次に、「遠足」で撮影された画像データPへの処理に移行して、後で、一括して振分することもでき、この場合も、異なる項目識別情報が読み取られた段階で、画像データPの複写先が変更されたと判定するか、又は、処理終了認識情報の設定により対応することもできる。
なお、このように、複数の行事について、画像データPを貯蓄しておく場合には、画像データ記録手段18にも、項目別毎に画像データを記録しておくことが好ましい。このことから解るとおり、画像データ記録手段18も、図1に示すように、画像データPを記録するフォルダとして設定されている。また、読み取るべき画像データPを判別し易いように、画像識別情報は、画像が印刷された書類等において、対応する画像データPの直下等に記録させておくことができる。また、処理すべき画像データP自体も、一般的には、電子的な記録媒体に画像データを記録する一眼レフデジタルカメラ等により撮影された画像データPである方が、画像データ記録手段18に記録させるまでの処理工程数が少なくて済むため、望ましいが、最終的にデジタル処理が可能であれば、特に限定はなく、銀塩フィルムに焼き付けられた画像を、スキャナ等により光学的に読み取って、電子的な画像データPとしたものを処理することもできる。
(2.データ管理手段)
一方、データ管理手段22は、以上のようにしてデータ振分手段20によって各人単位別データ記録手段16に振り分けられた各画像データPの個数を計算して、この画像データPの個数が所定の設定数に達していない場合には、視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して、当該人単位別データ記録手段16を指定すると共に、画像データPの個数が設定数に達していない人単位別データ記録手段16に記録された画像データPの個数を表示する。
この場合、図示の実施の形態では、データ管理手段22は、図1及び図3に示すように、人単位別データ記録手段16のうちの一括出力用データ記録手段24Aに記録されている画像データPの個数をカウントする。同時に、データ管理手段22において、予め、例えば、人単位別には200枚、項目別には20枚等の所定の設定数を設定しておき、データ管理手段22は、カウントした画像データPの個数を、これらの所定の設定数と比較して、当該設定数に達しているかを判定して、警告情報を発生すべきか否かの基準とする。
なお、この警告情報としては、具体的には、情報処理装置12の図示しないディスプレイにおいて各人単位別データ記録手段16をグラフ状等で一覧できるように設定した上で、所定の設定数を満たしていない人単位別データ記録手段16のみを異なる色で表示する、あるいは、情報処理装置12の図示しないディスプレイにおいて所定の設定数を満たしていない人単位別データ記録手段16のみを表示する等の視覚的な情報信号とすることもができる。また、その他、該当する人単位別データ記録手段16のフォルダにアクセスすると警告音を発生する等の聴覚的な信号とすることもできる。
また、画像データPの個数が設定数に達していない人単位別データ記録手段16に記録された画像データPの個数の表示も、同様に、情報処理装置12の図示しないディスプレイにおいて、グラフ状又は数値等を該当する人単位別データ記録手段16と関連付けて表示することができる。この場合、この画像データPの個数表示は、少なくとも、画像データPの個数が設定数に達していない人単位別データ記録手段16に記録された画像データPの個数を表示することが必要ではあるが、併せて全ての人単位別データ記録手段16の画像データPの個数を表示することも妨げない。また、これらの警告情報の発生や個数の表示は、常時行っていても良いが、データ管理手段22により管理処理のコマンドが発せられた場合のみ行われるように設定することもできる。更に、これらの警告情報や個数の表示は、その後の画像データPの振分により、当該人単位別データ記録手段16への画像データPの蓄積個数が、所定の設定数に達した場合には、自動的に解除されるように設定することもできる。
これらのデータ管理手段22による処理により、画像データPが購入者の満足感を得られる程度の内容や枚数に届いていない被写体を撮影者が簡易に把握して、以降の撮影において、撮影枚数を調整することにより、各被写体間でほぼ均等な枚数や内容の画像データPを取得して購入者に提供することができるので、各被写体間で不平等を生じさせることなく、全ての購入者が満足感を得ることができるように画像データPを提供することができると同時に、特に、後述するように、データ出力手段32により、全ての被写体について、例えば、ビデオアルバム等として出力するのに必要な枚数の画像データPを簡易に確保することもできる。
従って、この場合、このデータ管理手段22によって、単に、人単位別データ記録手段16単位で、当該人単位別データ記録手段16に蓄積されている画像データPの総数をカウントするだけでも良いが、併せて更に、その下層の項目別データ記録手段26毎に蓄積されている画像データPの総数も表示するように設定することができ、これにより、画像データPの蓄積状況をより一層緻密に把握することができると同時に、後述する出力条件調整手段28による出力条件設定の際の、便宜とすることもできる。
また、この場合、併せて、一括出力用データ記録手段24Aに蓄積された画像データPの個数が、所定の設定数に達していない場合には、所定の設定数までの不足数を計算して表示すると、当該人単位別データ記録手段16に相当する被写体について、あと何個の画像データを取得するべきかを一目して把握することができるため、その後の撮影枚数の調整を、より一層簡易に行うこともできる。
(3.出力条件調整手段)
本発明の処理システム10の情報処理装置12は、図1及び図4に示すように、更に、一括出力用データ記録手段24Aに記録された画像データPを、所定の出力条件を満たすように条件出力用データ記録手段24Bに記録する出力条件調整手段28を有している。
この出力条件調整手段28は、より具体的には、図1及び図4に示すように、一括出力用データ記録手段24Aに記録された画像データPを、同じ人単位別データ記録手段16の条件出力用データ記録手段24Bに複写することにより、条件出力用データ記録手段24Bが所定の出力条件を満たすように処理する。この場合、出力条件調整手段28は、図1に示すように、出力目的別データ記録手段24(一括出力用データ記録手段24A及び条件出力用データ記録手段24B)の下層に、項目別データ記録手段26が設定されている場合には、一括出力用データ記録手段24Aの各項目別データ記録手段26(例えば、運動会)に記録された画像データPを、条件出力用データ記録手段24Bのうち、それぞれ対応する項目別データ記録手段26(例えば、運動会)へ複写する。
この場合の所定の出力条件は、例えば、第1に、図4−1に示すように、画像データPをどのような形式で出力するかに併せて任意に設定することができ、例えば、画像データPを、総再生時間10分間の連続再生ファイルであるビデオアルバムとして出力する場合には、1枚当たりの画像データPの再生時間等を元に、例えば、遠足、運動会等の各項目別データ記録手段26毎に「各10枚」等の任意の個数等を設定することができる。例えば、このように出力条件が設定された場合、出力条件調整手段28は、一括出力用データ記録手段24Aの各項目別データ記録手段24Aから、条件出力用データ記録手段24Bのそれぞれ対応する項目別データ記録手段24Bへ、各10枚ずつ画像データPを複写して、条件出力用データ記録手段24Bに画像データPを記録させる。
これにより、画像データPを、所望の形式で出力するのに必要な最低限度の枚数を確保する等して、出力形式に合わせた状態に調整することができるため、この条件出力用データ記録手段24Bに記録された画像データPを、デジタルビデオテープ(DV)その他の適宜の記録媒体に保存等して購入者に提供することにより、被写体毎のオリジナルのビデオアルバムを簡易に作成して、購入者の満足感を満たすことができる一方、提供者側にとっても、画像データPを効率的に処理することができる。即ち、一括出力用データ記録手段24Aと併用して使い分けることにより、画像データPを、簡易に目的に応じて処理することができる。
また、この所定の出力条件としては、第2に、図4−2に示すように、記録された画像データPの個数が、最も少ない被写体(人単位別データ記録手段16)を基準として、この最低値である画像データの個数を、設定条件とすることができる。
具体的には、出力条件調整手段28は、まず、図4−2に示すように、複数の人単位別データ記録手段16間で、各人単位別データ記録手段16に記録されている画像データPの個数を比較する。この場合、図示の実施の形態のように、一括出力用データ記録手段24Aの下層に項目別データ記録手段26が設定されている場合には、この項目別データ記録手段26毎に記録された画像データPの個数同士を比較する。次いで、出力条件調整手段28は、これらの記録された画像データPの個数を相互に比較した項目別データ記録手段26同士の中で、記録画像データPの個数が最も低い数値を、各項目別データ記録手段26毎の、所定の出力条件として設定する。
従って、例えば、「A君」の人単位別データ記録手段16の一括出力用データ記録手段24Aに記録された画像データPの個数が、例えば、「(1)入園式8枚、(2)父兄参観10枚、(3)運動会15枚」、同様に、「B君」の人単位別データ記録手段16の一括出力用データ記録手段24Aに記録された画像データPの個数が、例えば、「(1)入園式12枚、(2)父兄参観9枚、(3)運動会12枚」である場合には、出力条件調整手段28は、(1)「入園式」という項目別データ記録手段26については、A君の「8枚」、(2)「父兄参観」という項目別データ記録手段26については、B君の「9枚」、(3)「運動会」という項目別データ記録手段26については、B君の「12枚」と、出力条件を設定する。
出力条件調整手段28は、このようにして、出力条件を設定した後に、幼稚園単位等の同じ比較グループ内の全ての人単位別データ記録手段16において、一括出力用データ記録手段24Aの下層の各項目別データ記録手段26から、それぞれの項目別データ記録手段26毎に出力条件として設定された上記個数の画像データPを、条件出力用データ記録手段に複写して記録していく。これにより、各人単位別データ記録手段16に対応する被写体毎に、均等な個数の画像データPを確保して、所望の出力形式に合わせて出力して、提供することができるため、購入者間に不公平感が生じるのを防止して、全ての購入者に公平に満足感を与えることができる。
但し、この図4−2に示す実施の形態においては、各項目(行事)毎に欠席等した被写体が1人でもいると、最低値が全て「0」となってしまうため、「1」以上の数値を出力条件の下限として設定することもできる。あるいは、後述する処理数補正手段により、予め、各項目毎に画像データPの個数を調整しておくことにより、対応することもできる。また、この出力条件調整手段28は、各項目別データ記録手段26に画像データPが蓄積される度に行うこともできるが、通常は、例えば、年少組、年中組、年長組等の年単位、あるいは、2年又は3年等の幼稚園生活の全課程、全行事が修了して、一定の期間の経過して必要な画像データを取得した後に行った方が、効率的である。
(4.出力忌避手段)
本発明の処理システム10の情報処理装置12は、図1及び図5に示すように、複数の被写体が写っている画像データ記録手段18に記録された特定の画像データPを、当該複数の被写体に対応する人単位別データ記録手段16のうちの所定の人単位別データ記録手段16には記録させない出力忌避手段30を更に有している。即ち、この出力忌避手段30は、例えば、とある1つの画像データPにA君とB君が写っている場合において、この画像データP又はそこに写っているA君の容姿を、A君の人単位別データ記録手段16には記録するが、B君の人単位別データ記録手段16には記録させないようにするものである。
この出力忌避手段30は、第1に、図5−1に示すように、データの削除を指示する忌避情報を特定の人単位別データ記録手段16に対応して付与すると共に当該忌避情報によって忌避すべき画像データPの画像識別情報を読み取って、この忌避情報が付与された特定の人単位別データ記録手段以外の人単位別データ記録手段16から、忌避すべき画像データPとして特定された記録済みの画像データを削除して、出力しないように制限する。
具体的には、例えば、「A君とB君」とが写っている画像データPXがあった場合において、A君の肖像権の管理問題その他の理由から、当該画像データPXに写っているA君の容姿をB君には提供すべきではない場合を例に説明する。図5−1に示す実施の形態においては、上記のように、データ振分手段20により、全ての画像データPを各人単位別データ記録手段16に振り分けた後に、この出力忌避手段30により処理を行う。この場合、忌避情報としては、具体的には、バーコードを使用することができ、このバーコードを光学的読取装置によって読み取り、次いで、他人にはその容姿を提示すべきではないA君の人単位別データ記録手段16に付与された人単位識別情報を読み取る。これにより、忌避情報がA君の人単位別データ記録手段16に対応して付与され、記情報処理装置12において、A君の肖像を、他の人単位別データ記録手段16には記録すべきではないことが判別される。なお、読み取りの順序は、忌避情報を読み取った後、人単位識別情報を読み取ることにより行うこともできる。
次に、出力忌避手段30は、A君を除いた他の被写体に対応する人単位別データ記録手段16において記録すべきではない画像データPXの画像識別情報を読み取っていく。その後、出力忌避手段30は、A君の人単位別データ記録手段16以外の人単位別データ記録手段16から、上記忌避すべき画像データPXを削除処理していく。即ち、A君以外であるB君の人単位別データ記録手段16から、画像識別情報により特定された忌避すべき画像データPXが削除されて、A君の容姿がB君に提示されることがなくなる。
これにより、複数の被写体が写っている1つの画像データについて、当該複数の被写体のうちの特定者には当該画像データを提供し、他の特定者には提供しないように制御することができるため、例えば、肖像権の管理が問題となる被写体の肖像権その他の人格権を適切に保護することができると共に、折り合いの良くない家庭同士でのトラブル等を未然に防止することができる。
もっとも、この図5−1に示す実施の形態の出力忌避手段30においては、画像データPXをB君の人単位別データ記録手段16から削除処理することにより、当該画像データPXの出力を忌避しているため、上述した画像データPXにつき、B君は、自らの肖像をも見ることができなくなる。このため、画像データ記録手段18及び出力忌避手段30による処理の内容を、次のように設定することもできる。
即ち、画像データ記録手段18は、複数の被写体が写っているオリジナルの画像データPから被写体(人単位)毎に抽出された画像データであって、オリジナルの画像データPの画像識別情報、及び、そのオリジナルの画像データPに写っている全ての被写体の人単位別データ記録手段16毎にそれぞれ対応して付与された人単位識別情報に関連して付与された画像識別情報を有する差し替え画像データをも記録している。具体的には、例えば、A君とB君が写っているオリジナルの画像データPXにおいて、A君のみの肖像が写った部分を抽出した差し替え画像データPXAと、B君のみの肖像が写った部分を抽出した差し替え画像データPXBとが生成されて画像データ記録手段18に記録される。
この場合、A君のみが写った差し替え画像データPXAには、オリジナルの(抽出元の)画像データであるPXの画像識別情報(例えば、PX)及びA君の人単位別データ記録手段16に対応して付与された人単位識別情報(例えば、A)が画像識別情報として付与され(例えば、PXA)、一方、B君のみが写った差し替え画像データPXBには、オリジナルの(抽出元の)画像データであるPXの画像識別情報(同じく、PX)及びB君の人単位別データ記録手段16に対応して付与された人単位識別情報(同じく、B)が、画像識別情報(同じく、PXB)として付与されている。
なお、この場合、オリジナル画像データPから抽出すべき単位は、上述したように、人単位毎ではなく、例えば、A君、B君、Cちゃん、Dちゃん等のように、3人以上が写っている画像データPにあっては、A君以外が写っているグループ、B君以外が写っているグループ、Cちゃん以外が写っているグループ、Dちゃん以外が写っているグループ等のように、グループ単位で設定することもできる。また、差し替え画像データは、予め抽出してあるものではなく、オリジナルの画像データにおいて抽出可能に範囲指定のみされて、そのインデックス情報を画像識別情報として付与することもできる。
この場合において、出力忌避手段30は、図5−1に示す実施の形態と同様に、(1)忌避情報、及び、他人にはその容姿を提示すべきではないA君の人単位別データ記録手段16に付与された人単位識別情報を読み取って他人(B君)の人単位別データ記録手段16から忌避すべき被写体(A君)を特定後、(2)当該忌避情報によって差し替えるべき忌避すべき画像データPXの画像識別情報を読み取って、当該忌避すべき画像データPXを削除するのではなく、(3)忌避情報が付与された特定の人単位別データ記録手段16(A君の人単位別データ記録手段16)以外の人単位別データ記録手段(B君の人単位別データ記録手段16)において、忌避すべき画像データとして特定された記録済みの画像データPXを、忌避すべき画像データPXに対応する差し替え画像データPXA、PXBのうち、忌避情報が付与された人単位別データ記録手段16に該当する人単位識別情報(A君の人単位識別情報A)と関連付けされていない差し替え画像データ(即ち、差し替え画像データPXB)に差し替えて、出力しないように制限する。
これにより、当該画像データPXを無駄にすることなく、所定の画像データPXを受理すべきではないと判定された被写体(B君)に対しても有効に提供することができ、双方(A君及びB君)の満足感を得ることができ、被写体間でのトラブルを適切に防止することができる。
なお、この図5−2に示す実施の形態について、上記の説明では、(1)忌避情報及び人単位情報の読み取り、(2)忌避すべき画像データの画像識別情報の読み取り、(3)差し替えと言う処理手順を踏んだが、この図5−2に示す実施の形態においては、図5−1に示す実施の形態と異なり、差し替え画像データが人単位識別情報に関連付けされて画像識別情報が付与されているため、(1)の処理により他人の人単位別データ記録手段16から忌避すべき被写体(例えば、A君)を特定後、(2)の差し替え画像データを特定する処理を行わなくても、全ての人単位別データ記録手段16から、当該忌避すべき被写体(A君)の人単位識別情報(例えば、A)に関連付けされた画像識別情報を有する差し替え画像データ(例えば、PXA)から、この差し替え画像データ(PXA)に関連付けされた画像識別情報を有するオリジナルの画像データ(PX)を差し替えるべき画像データと認識して、直ちに(3)の忌避すべき画像データ(PX)を、忌避すべき被写体(A君)以外の被写体(B君)に対応する人単位別データ記録手段16において、忌避すべき被写体(A君)以外の被写体(B君)の人単位識別情報と関連付けられた差し替え画像データ(PXB)と差し替える処理に移行させることもできる。これにより、処理工程数が削減され、画像データPを、より一層簡易に処理することができる。
また、これらの図5に示す出力忌避手段30による処理は、図示の実施の形態では、図5及び図3から解るように、データ振分手段20による人単位別データ記録手段16の一括出力用データ記録手段24Aへの振分が終わった後、データ管理手段22による画像データの個数計算の前に行っているため、不要な画像データPの個数を計算する必要がなく、予め必要な出力可能な画像データPの個数のみをカウントして適切に判断することができると同時に、不要な画像データPまで出力条件調整手段28により条件出力用データ記録手段24Bへ複写する必要がなく、効率的ではあるが、この出力忌避手段30による処理は、画像データPが人単位別データ記録手段16へ振り分けられた後であって、かつ、後述するデータ出力手段32による出力の前であれば、特に限定はなく、例えば、データ管理手段22による画像データPの個数のカウントの後、又は、出力条件調整手段28による条件出力用データ記録手段24Bへの画像データPの複写処理の後に実行することもできる。
(5.データ出力手段)
本発明の処理システム10の情報処理装置12は、図1及び図6に示すように、更に、データ出力手段32を備えている。このデータ出力手段32は、上述したデータ振分手段20による振分、データ管理手段22による管理、出力調整手段28による出力調整、出力忌避手段30による忌避処理を経て、最終的に、出力状態に調整された画像データPを、他の記録媒体に出力するもので、具体的には、一括出力用データ記録手段24Aに記録された画像データPを、記録紙、CD−R、MO等の他の記録媒体に一括出力し、条件出力用データ記録手段24Bに記録画像データPを、例えば、「.avi」、「.mpg」等の連続再生情報に変換して、デジタルビデオテープ(DV)やVHSビデオテープ等の他の記録媒体に出力する。
これにより、撮影した画像データPを、オリジナルの静止画アルバムやオリジナルのビデオアルバムとして提供することができ、、特に、パーソナルコンピュータを所有していない家庭については、デジタルビデオ(DV)テープやVHSビデオテープとして提供する等、購入者の環境や希望等の様々なニーズに対応して画像データを適切に提供することができる。
(6.抽出画像データ及び合成画像データの活用)
なお、画像データ記録手段18において、オリジナルの画像データPO(撮影したままの画像データP)のみならず、このオリジナルの画像データPOから抽出された画像データPCや、他の画像データPと合成された画像データPWをも記録しておくことができる。これにより、例えば、「餅つき大会」を欠席した園児がいた場合にも、絹と臼が撮影された画像データPと欠席した園児の肖像が撮影された画像データとの合成画像データPWにより行事があったことを思い出として記録することができる。
また、抽出画像データPCとして引き延ばし処理した上で、画像データ記録手段18に記録することにより、この抽出画像データPCを、特に、上述したデータ管理手段20によりカウントした結果、画像データPの個数が不足が生じているしている場合に、その不足分を補うデータとして使用したり、特に良い表情で撮影されているシーン等を拡大して、購入者に提供して、満足感を満たすことができる。
(7.処理数補正手段)
この場合、画像データPの不足については、次の処理を加えることにより、行うこともできる。即ち、この処理システム10の情報処理装置12は、図示はしないが、各人単位別データ記録手段16の画像データPの個数が所定の設定数に達していない場合には、抽出又は合成された画像データPC、PWを、画像データPの個数が所定の設定数に達していない人単位別データ記録手段16に記録させて所定の設定数に達するように補正する処理数補正手段をも有している。
この場合、処理数補正手段は、データ管理手段22によって算出された各データ記録手段毎の不足個数に相当する個数の抽出画像データPC又は合成画像データPWを、該当するデータ記録手段に複写して不足分を補うことができる。この処理数の補正をすべき対象は、上述した一括出力用データ記録手段24Aを対象に行うこともできるし、条件出力用データ記録手段24Bを対象に行うこともできる。
(8.他の実施の形態)
上記の実施の形態では、データ振分手段20、また、出力条件調整手段28は、いずれも画像データPを「複写」することにより画像データを処理したが、最終的に出力の際に画像データを振り分けることができれば、他の処理によることもできる。例えば、データ振分手段20は、画像データ記録手段18に記録された画像データPを、管理データ記録手段14内の各記録手段に付与された識別情報を関連付け条件として、管理データ記録手段14内の各記録手段毎に関連付けして振り分けることがをできる。具体的には、画像データP自体を、管理データ記録手段14へ複写するのではなく、ショートカット、リンク等の画像データPへのアクセスデータを各管理データ記録手段14に記録させ、出力の際に、当該管理データ記録手段14に関連付けられた画像データPのみを呼び出して、出力することができる。この場合には、画像データPへのアクセスデータが、データ管理手段22により管理すべき管理データとなる。
同様に、出力条件調整手段28も、一括出力用データ記録手段24Aから条件出力用データ記録手段24Bへ複写するのではなく、アクセスデータのみを記録させるようにすることもできる。また、データ振分手段20による一括出力用データ記録手段24への振分は「複写」、出力条件調整手段28による一括出力用データ記録手段24から条件出力用データ記録手段24Bへの処理としては「関連付け」という処理を設定して、複数の処理を適宜組み合わせて行うことができる。なお、このように、「関連付け」による処理を行った場合には、出力忌避手段30による処理も、画像データP自体の「削除」ではなく「関連付けさせない」という処理、即ち、上述したアクセスデータの削除や差し替え処理により対応することができる。
また、上記の実施の形態では、各種識別情報や、忌避情報等をバーコードにより読み取ったが、必ずしもこれに限定されるものではなく、いわゆるOCRによる光学的処理とすることもできる。また、データ管理手段22も、上記の実施の形態では、一括出力用データ記録手段24Aに記録された記録又は関連付けされた画像データPを対象に、カウントによる警告等の処理を行ったが、条件出力用データ記録手段24Bに記録された記録又は関連付けされた画像データPを対象に処理を行うように設定することもできる。加えて、上述したデータ振分手段20による振分、データ管理手段22による管理、出力調整手段28による出力調整、出力忌避手段30による忌避処理は、必要に応じた手段を適宜組み合わせて実施することができる。
更に、上記のように、少なくとも管理データ記録手段14としては、少なくとも、人単位別データ記録手段を設定すれば、どのような記録手段を設定するかは、必要に応じて、適宜決定することができ、上述した各種の記録手段の他、例えば、A幼稚園、B小学校等の学校単位別に、更に、その学校単位別の中で、年少、年中や、1年生、2年生等のように学年単位別に、データ記録手段を設定した上で、これらのデータ記録手段であるフォルダの中に、該当する人単位別データ記録手段16を設定することもできる。
本発明は、写真の撮影を業とするスタジオ等の業務カメラマンや写真の現像サービス提供業者、また学校や会社等のように複数の被写体を撮影することが多い団体等において、写真等の画像データの提供業務に適用することができる。
本発明の画像データの処理システムの概略構成図である。 本発明の画像データの処理システムに用いられるデータ振分手段による処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の画像データの処理システムに用いられるデータ管理手段による処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の画像データの処理システムに用いられる出力条件調整手段による処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の画像データの処理システムに用いられる出力条件調整手段の他の実施の形態による処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の画像データの処理システムに用いられる出力忌避手段による処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の画像データの処理システムに用いられる出力忌避手段の他の実施の形態による処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の画像データの処理システムに用いられるデータ出力手段による処理手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
P 画像データ
10 処理システム
12 情報処理装置
14 管理データ記録手段
16 人単位別データ記録手段
18 画像データ記録手段
20 データ振分手段
22 データ管理手段
24 出力目的別データ記録手段
24A 一括出力用データ記録手段
24B 条件出力用データ記録手段
26 項目別データ記録手段
28 出力条件調整手段
30 出力忌避手段
32 データ出力手段

Claims (28)

  1. 人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、画像データが記録された画像データ記録手段と、前記画像データ記録手段に記録された画像データを前記管理データ記録手段に振り分けるデータ振分手段と、前記管理データ記録手段に振り分けられた画像データを管理するデータ管理手段とを有する情報処理装置を備えた画像データの処理システムであって、前記データ振分手段は、前記人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、前記画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、前記読み取った画像識別情報に該当する前記画像データを、前記読み取った人単位識別情報に該当する前記人単位別データ記録手段に振り分けて管理データを作成し、前記データ管理手段は、前記各人単位別データ記録手段に振り分けられた前記各画像データの個数を計算して、前記画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段を指定すると共に、前記画像データの個数が設定数に達していない前記人単位別データ記録手段に記録された前記画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理システム。
  2. 人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、画像データが記録された画像データ記録手段と、前記画像データ記録手段に記録された画像データを前記管理データ記録手段に振り分けるデータ振分手段とを有する情報処理装置を備えた画像データの処理システムであって、前記データ振分手段は、前記人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、前記画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、前記読み取った画像識別情報に該当する前記画像データを、前記読み取った人単位識別情報に該当する前記人単位別データ記録手段に振り分けて管理データを作成することを特徴とする画像データの処理システム。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記データ振分手段は、前記画像データ記録手段に記録された画像データを前記管理データ記録手段に複写して振り分けることを特徴とする画像データの処理システム。
  4. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記データ振分手段は、前記画像データ記録手段に記録された画像データを、前記管理データ記録手段内の各記録手段に付与された識別情報を関連付け条件として前記管理データ記録手段内の各記録手段毎に関連付けして振り分けることを特徴とする画像データの処理システム。
  5. 画像データが人単位別に記録又は関連付けされた人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、前記管理データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを管理するデータ管理手段とを有する情報処理装置を備えた画像データの処理システムであって、前記データ管理手段は、前記各人単位別データ記録手段に記録又は関連付けされた前記各画像データの個数を計算して、前記画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段を指定すると共に、前記画像データの個数が設定数に達していない前記人単位別データ記録手段に記録又は関連付けされた前記画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記管理データ記録手段は、前記人単位別データ記録手段内に設定された項目別データ記録手段を更に有し、前記データ振分手段は、前記人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、前記項目別データ記録手段毎に付与された項目識別情報と、前記画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、前記読み取った画像識別情報に該当する前記画像データを、前記読み取った人単位識別情報に該当する前記人単位別データ記録手段のうちの前記読み取った項目識別情報に該当する前記項目別データ記録手段に振り分けて管理データを作成し、前記データ管理手段は、前記各人単位別データ記録手段内の前記各項目別データ記録手段に振り分けられた前記各画像データの個数を計算して、前記画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段内の前記項目別データ記録手段を指定すると共に、前記画像データの個数が設定数に達していない前記人単位別データ記録手段内の前記項目別データ記録手段に記録又は関連付けされた前記画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理システム。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記管理データ記録手段は、前記人単位別データ記録手段内に出力目的別データ記録手段を更に有し、前記出力目的別データ記録手段は、必要に応じてそれぞれ下層に更に前記項目別データ記録手段が設定される一括出力用データ記録手段及び条件出力用データ記録手段であって、前記情報処理装置は、更に前記一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを、所定の出力条件を満たすように前記条件出力用データ記録手段に記録又は関連付けする出力条件調整手段を有することを特徴とする画像データの処理システム。
  8. 請求項7に記載された画像データの処理システムであって、前記出力条件調整手段は、複数の前記人単位別データ記録手段間で、各前記人単位別データ記録手段のうちの前記一括出力用データ記録手段又は設定されている場合には前記一括出力用データ記録手段の下層の前記項目別データ記録手段に記録又は関連付けされた前記画像データの個数同士を比較し、前記一括主力用データ記録同士又は前記項目別データ記録手段同士の中で、前記記録又は関連付けされた画像データの個数が最も低い数値を所定の出力条件として設定し、全ての人単位別データ記録手段において前記一括出力用データ記録手段又は前記一括出力用データ記録手段の下層の前記項目別データ記録手段から、前記出力条件として設定された個数の画像データを前記条件出力用データ記録手段に複写して記録又は関連付けすることを特徴とする画像データの処理システム。
  9. 請求項7又は請求項8のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記情報処理装置は、更にデータ出力手段を備え、前記データ出力手段は、前記一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを他の記録媒体に一括出力し、前記条件出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを連続再生情報に変換して他の記録媒体に出力することを特徴とする画像データの処理システム。
  10. 請求項1及び請求項3乃至請求項9のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記データ管理手段は、前記画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には、所定の設定数までの不足数を計算して表示することを特徴とする画像データの処理システム。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記情報処理装置は、更に複数の被写体が写っている前記画像データ記録手段に記録された特定の画像データを前記複数の被写体に対応する前記人単位別データ記録手段のうちの所定の人単位別データ記録手段には記録又は関連付けさせない出力忌避手段を有し、前記出力忌避手段は、データの削除を指示する忌避情報を特定の前記人単位別データ記録手段に対応して付与すると共に当該忌避情報によって忌避すべき前記画像データの画像識別情報を読み取って、前記忌避情報が付与された前記特定の人単位別データ記録手段以外の人単位別データ記録手段から、前記忌避すべき画像データとして特定された記録済みの画像データ又は関連付けのための管理データを削除して、出力しないように制限することを特徴とする画像データの処理システム。
  12. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記画像データ記録手段は、オリジナルの画像データから人単位又はグループ単位毎に抽出又は抽出可能に範囲指定されて前記オリジナルの画像データの画像識別情報及び人単位別データ記録手段に対応して付与された人単位識別情報と関連して付与された画像識別情報を有する差し替え画像データをも記録し、前記情報処理装置は、更に複数の被写体が写っている前記画像データ記録手段に記録された特定の画像データを前記複数の被写体に対応する前記人単位別データ記録手段のうちの所定の人単位別データ記録手段には記録又は関連付けさせない出力忌避手段を更に有し、前記出力忌避手段は、データの差し替えを指示する忌避情報を特定の前記人単位別データ記録手段に対応して付与し、前記忌避情報が付与された前記特定の人単位別データ記録手段以外の人単位別データ記録手段において、前記忌避すべき画像データとして特定された記録済みの画像データ又は関連付けのための管理データを、前記忌避すべき画像データに対応する前記差し替え画像データのうち前記忌避情報が付与された人単位別データ記録手段に該当する人単位識別情報と関連付けされていない差し替え画像データ又は当該差し替え画像データとの関連付けのための管理データに差し替えて、出力しないように制限することを特徴とする画像データの処理システム。
  13. 請求項1乃至4及び請求項6乃至請求項12のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記データ振分手段は、バーコード又はOCRその他の光学的読取装置によって、前記人単位識別情報、前記項目識別情報、前記画像識別情報を読み取り、前記出力忌避手段は、バーコード又はOCRその他の光学的読取装置によって、前記人単位識別情報、前記忌避情報、前記画像識別情報を読み取って前記忌避情報を特定の前記人単位別データ記録手段に対応して付与することを特徴とする画像データの処理システム。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれかに記載された画像データの処理システムであって、前記画像データ記録手段は、オリジナルの画像データから抽出された画像データ又は他の画像データと合成された画像データをも記録し、前記情報処理装置は、前記各人単位別データ記録手段の画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には、前記抽出又は合成された画像データを前記画像データの個数が所定の設定数に達していない人単位別データ記録手段に記録又は関連付けさせて所定の設定数に達するように補正する処理数補正手段をも有していることを特徴とする画像データの処理システム。
  15. 情報処理装置に設定された人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、画像データが記録された画像データ記録手段と、前記画像データ記録手段に記録された画像データを前記管理データ記録手段に振り分けるデータ振分手段と、前記管理データ記録手段に振り分けられた画像データを管理するデータ管理手段とによって、画像データを処理する画像データの処理方法であって、前記データ振分手段によって、前記人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、前記画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、前記読み取った画像識別情報に該当する前記画像データを、前記読み取った人単位識別情報に該当する前記人単位別データ記録手段に振り分けて管理データを作成し、前記データ管理手段によって、前記各人単位別データ記録手段に振り分けられた前記各画像データの個数を計算して、前記画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段を指定すると共に、前記画像データの個数が設定数に達していない前記人単位別データ記録手段に記録された前記画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理方法。
  16. 情報処理装置に設定された人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、画像データが記録された画像データ記録手段と、前記画像データ記録手段に記録された画像データを前記管理データ記録手段に振り分けるデータ振分手段とによって、画像データを処理する画像データの処理方法であって、前記データ振分手段によって、前記人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、前記画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、前記読み取った画像識別情報に該当する前記画像データを、前記読み取った人単位識別情報に該当する前記人単位別データ記録手段に振り分けて管理データを作成することを特徴とする画像データの処理方法。
  17. 請求項15又は請求項16のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記データ振分手段によって、前記画像データ記録手段に記録された画像データを前記管理データ記録手段に複写して振り分けることを特徴とする画像データの処理方法。
  18. 請求項15又は請求項16のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記データ振分手段によって、前記画像データ記録手段に記録された画像データを、前記管理データ記録手段内の各記録手段に付与された識別情報を関連付け条件として前記管理データ記録手段内の各記録手段毎に関連付けして振り分けることを特徴とする画像データの処理方法。
  19. 情報処理装置に設定された画像データが人単位別に記録又は関連付けされた人単位別データ記録手段を少なくとも有する管理データ記録手段と、前記管理データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを管理するデータ管理手段とによって、画像データを処理する画像データの処理方法であって、前記データ管理手段によって、前記各人単位別データ記録手段に記録又は関連付けされた前記各画像データの個数を計算して、前記画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段を指定すると共に、前記画像データの個数が設定数に達していない前記人単位別データ記録手段に記録又は関連付けされた前記画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理方法。
  20. 請求項15乃至請求項19のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記管理データ記録手段の前記人単位別データ記録手段内に更に項目別データ記録手段が設定され、前記データ振分手段によって、前記人単位別データ記録手段毎に付与された人単位識別情報と、前記項目別データ記録手段毎に付与された項目識別情報と、前記画像データ記録手段に記録された画像データ毎に付与された画像識別情報とを読み取って、前記読み取った画像識別情報に該当する前記画像データを、前記読み取った人単位識別情報に該当する前記人単位別データ記録手段のうちの前記読み取った項目識別情報に該当する前記項目別データ記録手段に振り分けて管理データを作成し、前記データ管理手段によって、前記各人単位別データ記録手段内の前記各項目別データ記録手段に振り分けられた前記各画像データの個数を計算して、前記画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には視覚的又は聴覚的な警告情報を発生して当該人単位別データ記録手段内の前記項目別データ記録手段を指定すると共に、前記画像データの個数が設定数に達していない前記人単位別データ記録手段内の前記項目別データ記録手段に記録又は関連付けされた前記画像データの個数を表示することを特徴とする画像データの処理方法。
  21. 請求項15乃至請求項20のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記管理データ記録手段の前記人単位別データ記録手段内に更に、必要に応じてそれぞれ下層に更に前記項目別データ記録手段が設定される一括出力用データ記録手段及び条件出力用データ記録手段である出力目的別データ記録手段が設定され、前記情報処理装置に更に設定された出力条件調整手段によって、前記一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを、所定の出力条件を満たすように前記条件出力用データ記録手段に記録又は関連付けすることを特徴とする画像データの処理方法。
  22. 請求項21に記載された画像データの処理方法であって、前記出力条件調整手段によって、複数の前記人単位別データ記録手段間で、各前記人単位別データ記録手段のうちの前記一括出力用データ記録手段又は設定されている場合には前記一括出力用データ記録手段の下層の前記項目別データ記録手段に記録又は関連付けされた前記画像データの個数同士を比較し、前記一括主力用データ記録同士又は前記項目別データ記録手段同士の中で、前記記録又は関連付けされた画像データの個数が最も低い数値を所定の出力条件として設定し、全ての人単位別データ記録手段において前記一括出力用データ記録手段又は前記一括出力用データ記録手段の下層の前記項目別データ記録手段から、前記出力条件として設定された個数の画像データを前記条件出力用データ記録手段に複写して記録又は関連付けすることを特徴とする画像データの処理方法。
  23. 請求項21又は請求項22のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記情報処理装置に更に設定されたデータ出力手段によって、前記一括出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを他の記録媒体に一括出力し、前記条件出力用データ記録手段に記録又は関連付けされた画像データを連続再生情報に変換して他の記録媒体に出力することを特徴とする画像データの処理方法。
  24. 請求項15及び請求項17乃至請求項23のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記データ管理手段によって、前記画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には、所定の設定数までの不足数を計算して表示することを特徴とする画像データの処理方法。
  25. 請求項15乃至請求項24のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記情報処理装置更に更に設定され複数の被写体が写っている前記画像データ記録手段に記録された特定の画像データを前記複数の被写体に対応する前記人単位別データ記録手段のうちの所定の人単位別データ記録手段には記録又は関連付けさせない出力忌避手段によって、データの削除を指示する忌避情報を特定の前記人単位別データ記録手段に対応して付与すると共に当該忌避情報によって忌避すべき前記画像データの画像識別情報を読み取って、前記忌避情報が付与された前記特定の人単位別データ記録手段以外の人単位別データ記録手段から、前記忌避すべき画像データとして特定された記録済みの画像データ又は関連付けのための管理データを削除して、出力しないように制限することを特徴とする画像データの処理方法。
  26. 請求項15乃至請求項25のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記画像データ記録手段によって、オリジナルの画像データから人単位又はグループ単位毎に抽出又は抽出可能に範囲指定されて前記オリジナルの画像データの画像識別情報及び人単位別データ記録手段に対応して付与された人単位識別情報と関連して付与された画像識別情報を有する差し替え画像データをも記録し、前記情報処理装置に更に設定され複数の被写体が写っている前記画像データ記録手段に記録された特定の画像データを前記複数の被写体に対応する前記人単位別データ記録手段のうちの所定の人単位別データ記録手段には記録又は関連付けさせない出力忌避手段によって、データの差し替えを指示する忌避情報を特定の前記人単位別データ記録手段に対応して付与し、前記忌避情報が付与された前記特定の人単位別データ記録手段以外の人単位別データ記録手段において、前記忌避すべき画像データとして特定された記録又は関連付け済みの画像データを、前記忌避すべき画像データに対応する前記差し替え画像データのうち前記忌避情報が付与された人単位別データ記録手段に該当する人単位識別情報と関連付けされていない差し替え画像データ又は当該差し替え画像データとの関連付けのための管理データに差し替えて、出力しないように制限することを特徴とする画像データの処理方法。
  27. 請求項15乃至請求項18及び請求項20乃至請求項26のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記データ振分手段によって、バーコード又はOCRその他の光学的読取装置により読み取られた前記人単位識別情報、前記項目識別情報、前記画像識別情報を処理し、前記出力忌避手段によって、バーコード又はOCRその他の光学的読取装置により前記人単位識別情報、前記忌避情報、前記画像識別情報を読み取って前記忌避情報を特定の前記人単位別データ記録手段に対応して付与することを特徴とする画像データの処理方法。
  28. 請求項15乃至請求項27のいずれかに記載された画像データの処理方法であって、前記画像データ記録手段によって、オリジナルの画像データから抽出された画像データ又は他の画像データと合成された画像データをも記録し、前記情報処理装置に更に設定された処理数補正手段によって、前記各人単位別データ記録手段の画像データの個数が所定の設定数に達していない場合には、前記抽出又は合成された画像データを前記画像データの個数が所定の設定数に達していない人単位別データ記録手段に記録又は関連付けさせて所定の設定数に達するように補正することを特徴とする画像データの処理方法。
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