【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はネットワークを媒介として業務情報、特に業務報告情報を送受信するネットワーク通信方法、通信機器の制御プログラム、および通信機器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ネットワーク技術の急速な進歩により、現在では電子メール等による多量多種の情報伝達やデータベースによる情報の共有化、サーバと端末の分業化によるタスクの効率化が可能となっており、ネットワークシステムを用いて効率のよくコストパフォーマンスの高い業務システムを構築することができる。
【０００３】
業務の実施形態を考える場合、問題点や課題、進捗をリアルタイムで把握し適切な対策をすばやく実施することが、事業経営の効率を上げる。この点において、サーバに接続された各種端末機器で構成されるＬＡＮやインターネット、無線回線で接続される携帯端末機器や小規模オフィス端末機器とで構築可能なネットワークシステムは、事業経営やプロジェクト推進の有効な手段を提供することが可能である。
【０００４】
このような業務管理システムにおいて、情報の共有化のためにネットワークデータベースシステム（たとえば下記の非特許文献１）が利用されている。この種のシステムにおいて、データ更新のためのユーザーインターフェースに電子メールやＷＥＢブラウザなどを用いることができる。
【０００５】
ここで、ネットワークを用いた従来の業務管理システムの構成例を説明する。図９は、従来の業務管理形態の一例を示したものである。センターサーバ１０１は、企業や事務所、工場、商店に設置され、情報処理端末１０２や、ＦＡＸ、複写機、プリンタ等の事務機器１０３、情報記憶装置１０４と、ＬＡＮ（ＣＳＭＡ／ＣＤ（たとえばＥｔｈｅｒｎｅｔ（商標名））などによる）などの内部ネットワークを介して接続され、大規模ネットワーク１００を構成している。
【０００６】
オフィスに設置されている計測機器１０５や電話１０６はネットワークに接続されていない。センターサーバ１０１は、ファイアウォール１０７とルータ１０８を介してインターネット２００に接続しており、無線中継器２０１や電話回線等を介して、ホームオフィス等、小規模オフィスネットワーク３００を構成する情報処理端末３０２や、携帯端末２０３、携帯電話２０４と通信可能である。
【０００７】
図中破線で囲んだ大規模ネットワーク１００はファイアウォール１０７により外部からの不正なアクセスを防ぐことができるので、同一ネットワーク内での情報交換は容易であり、たとえば、ネットワークサーバ１０１と情報処理端末１０２とでアプリケーションやデータを分業することにより快適な作業環境を構築できる。ホームオフィスやサテライトオフィスのような小規模オフィスネットワーク３００においてもホームサーバ３０１に駐屯するアプリケーションやデータベースを情報処理端末３０２同士で共有したり分散処理したりすることができる。
【０００８】
図１０は、図９の大規模ネットワーク１００内の端末機器と、センターサーバ１０１の動作を示している。
【０００９】
情報処理端末１０２（内部ネットワーク内端末：Ｓ１００）の電源が入力（Ｓ１０１）された後、ＩＤ情報が入力される（Ｓ１０２）と、ＩＤ情報（Ｓ１０６）がセンターサーバ１０１（Ｓ２００）に送信される。センターサーバ１０１（Ｓ２００）は、あらかじめ登録されているログイン可能な情報と、受信したＩＤ情報（Ｓ１０６）を照合し、両者が一致したときのみ、内部ネットワーク端末Ｓ１００にログインを許可し（Ｓ２０２）、これにより、業務アプリケーションが実行可能となる。
【００１０】
たとえば、情報処理端末（Ｓ１００）は情報処理動作（以下、タスクと記す）を開始する（Ｓ１０４）と、必要であれば、センターサーバ（Ｓ２００）や他の端末と通信を行い、アプリケーションやデータ（Ｓ１０７）をやり取りする。この時、たとえば、情報処理端末（Ｓ１００）とセンターサーバ（Ｓ２００）上では、タスクが分業されて同時に実行される。
【００１１】
必要なタスクが完了すると、内部ネットワーク内端末（Ｓ１００）は内部ネットワークからログオフ後パワーオフ（Ｓ１０５）して一連の動作を完了する（Ｓ１０８）。
【００１２】
一方、サテライトオフィスやホームオフィスに設置された小規模オフィスネットワーク３００の情報処理端末３０２や、携帯端末２０３、携帯電話２０４は、インターネット２００を介してセンターサーバ１００にアクセスするため、その動作形態は大規模ネットワーク１００につながれた端末機器と異なる。すなわち、サテライトオフィスやホームオフィス等の小規模オフィスネットワーク３００のホームサーバ３０１や情報処理端末３０２、携帯端末２０３、携帯電話２０４では、情報処理能力や通信速度や通信容量に限界があり、また、ファイアウォール等のセキュリティーも弱いため、センターサーバ１０１との情報交換の機会と量は制限される。
【００１３】
図１１は、図９で示した従来例における小規模オフィスネットワーク３００の情報処理端末３０２や、携帯端末２０３、携帯電話２０４等（Ｓ３００）の動作形態を示したものである。
【００１４】
図示のように情報処理端末３０２や、携帯端末２０３、携帯電話２０４等（Ｓ３００）がパワーオン（Ｓ３０１）されると、その端末に常駐するタスクやアプリケーションが実行される（Ｓ３０２）。必要であれば、ホームオフィス端末や携帯端末で作成された情報は、Ｅｍａｉｌにてセンターサーバ１０１や該サーバに接続する情報処理端末１０２や事務機器（ファクシミリ装置など）１０４に送信（Ｓ３０３）される（あるいはＣＤ−Ｒや紙等の記録媒体に記録されて必要な場所へ送付される場合もある）。
【００１５】
上記のような従来構成において、業務文書たとえば業務日報や進捗報告書を作成する場合、担当者は、業務の進捗、内容、結果を含む業務情報ファイルを作成し、ネットワークに接続された情報処理端末１０１や、サテライトオフィスやホームオフィスにおいては、情報処理端末３０２、屋外においては携帯端末２０３や携帯電話２０４でこれらの情報のファイルを作成し、専用回線かまたはインターネット等の汎用回線経由でセンタサーバ１０１やホームサーバ３０１にアップロードするか、または、紙やＣＤ等の記録媒体により報告、あるいは電話を介して口頭で報告や連絡を行なわなければならない。
【００１６】
これらの業務情報は、迅速かつ的確な内容が要求される。機会を逸しない正しい報告が上司や経営者の素早く正しい決断と次のステップへの指示を生み出すからである。また、定期的に報告する業務日報や週報、進捗報告書等は、書式が特定されているほうが、報告者は情報を書き込み易く、また、報告書を読む側も読みやすく理解しやすい。
【００１７】
【非特許文献１】
ｐｏｓｔｇｒｅｓｓ： ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｐｇｓｑｌ．ｃｏｍ／
【００１８】
【発明が解決しようとする課題】
以上に示した従来のネットワーク環境において業務文書たとえば業務日報や進捗報告書を作成する場合、以下のような問題点がある。
【００１９】
業務文書は、通常、デスクトップＰＣやノートブックＰＣ等の、業務文書を作成できるアプリケーションが搭載可能な、ある程度情報処理能力のある情報処理端末１０２や３０２を用いて作成しなければならず、携帯端末や携帯電話を用いて作成する事は難しい。したがって、外出先からの報告は電話やＦＡＸ、Ｅｍａｉｌによる暫定的なものとなり、帰社後改めて、決められた書式にしたがって業務日報や外出報告書を作成することが多い。すなわち、従来構成では機動性の高い携帯端末や携帯電話を用いて充分な報告を行なえないため、報告の遅延が発生し、業務の進捗を遅らせる可能性がある。
【００２０】
業務文書の作成における最初のステップでは、多くの場合報告者の自発的な行為によるため、報告者の自覚が薄ければ報告の遅延と情報の陳腐化が起こりやすい。また、多忙な時期であれば担当者は目の前の仕事の処理だけに追われ、上司や関係部署の報告がおろそかになる事態も生じる。そして、待ちきれなくなった上司からの指示で報告する羽目に陥った担当者は、溜まっている情報を収集し、多くの時間と労力を費やして報告書を仕上げなければならならず、このような作業状況では、まとめられた報告書から重要な情報の欠落が生じる可能性もある。すなわち、報告者に大きな負担をかけなくても、日々の業務情報を遅滞なく、また陳腐化や欠落を生じることなく蒐集できる業務管理システムが望まれている。
【００２１】
報告者が直接業務文書を作成するため、同種の文書であっても異なる書式やテンプレートが使用される可能性がある。したがって、複数の報告者からの情報を処理しなければならない読者にとっては読みにくく、誤読を招く一因になり、また、書式やテンプレートが統一されていなければ蒐集した業務情報を電子処理するのも困難になる。
【００２２】
本発明の課題は、上記の問題に鑑み、ネットワーク化された業務システムにおいて、特に携帯端末や携帯電話などのように利用できる資源が限定された端末機器であっても、ユーザに大きな負担をかけることなく、また、サーバ側の計算資源に大きな負荷を与えることなく、日々の業務情報を遅滞なしに、また陳腐化や欠落を生じることなく蒐集できるようにすることにある。
【００２３】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、業務情報処理を行なう第１のサーバと、前記第１のサーバとネットワーク接続され、前記第１のサーバに対して業務報告情報を送信する端末機器を含む業務システムにおけるネットワーク通信方法、通信機器の制御プログラム、および通信機器において、前記第１のサーバと前記端末機器の間に配置された第２のサーバにより、前記端末機器から送信される業務報告情報に対して前記第１のサーバの受信および情報処理に必要なプロトコル変換ないしデータフォーマット変換を行なう構成を採用した。
【００２４】
あるいはさらに、前記プロトコル変換ないしデータフォーマット変換において、前記端末機器が送信する簡易テキストデータ、画像データ、または音声データのデータフォーマットの変換または、前記第１のサーバへの送信プロトコルの変換を行なう構成を採用した。
【００２５】
あるいはさらに、前記端末機器の起動時、前記端末機器の業務アプリケーションの初期表示画面として、所定形式の業務報告入力フォームを表示し、ユーザが該業務報告入力フォームを用いて業務報告情報を作成し、送信する構成を採用した。
【００２６】
あるいはさらに、前記業務報告入力フォームは、少なくとも、時刻入力欄、業務内容入力欄、業務内容を説明するキーワード入力欄、業務内容の説明欄を含む構成を採用した。
【００２７】
あるいはさらに、前記の時刻入力欄、業務内容入力欄、キーワード入力欄は、あらかじめ特定された項目からひとつまたは複数を選択して入力可能なユーザーインターフェースを用いる構成を採用した。
【００２８】
あるいはさらに、前記業務報告入力フォームは、既に入力された情報の概要を表示するプレビューウィンドウを含む構成を採用した。
【００２９】
あるいはさらに、前記第１のサーバが、受信した業務報告情報から必要な情報を抽出し、データベース化するデータベース処理、ないし、受信した業務報告情報から必要な情報を抽出し抽出した情報に基づき所定形式の業務報告文書を作成する文書作成処理を行なう構成を採用した。
【００３０】
あるいはさらに前記第１または第２のサーバが、前記端末機器から所定条件を満足する業務報告情報を受信しているか否かを監視し、所定条件を満足する業務報告情報を受信していない場合には前記端末機器に対して業務報告情報の送信を要求する構成を採用した。
【００３１】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【００３２】
＜ハードウェア構成＞
まず本発明を採用した業務管理システムのハードウェア構成の概略につき説明する。
【００３３】
図１は本発明の第一実施形態を示すネットワークシステムの構成図である。前述の従来例と異なる点は、サービスサーバ４０１と補助記憶装置４０３を含むサービスオフィス４００を設けた点である。このサービスオフィス４００はサテライトオフィスやホームオフィス等の小規模オフィスネットワーク３００に設置された情報処理端末３０２や、携帯端末２０３、携帯電話２０４と、大規模ネットワーク１００を構成するセンターサーバ１０１との通信を仲介する。
【００３４】
図示のように、センターサーバ１０１はサービスサーバ４０１と交信し（破線矢印２０５）、ホームサーバ３０１はサービスサーバ４０１と交信する（２０６）が、携帯端末２０３や携帯電話２０４が大規模ネットワーク１００側と通信する場合は、サービスサーバ４０１を経由して交信（２０７、２０８）する。
【００３５】
また、大規模ネットワーク１００の構成がより複雑になっている点が図９と異なる。すなわち、図１の大規模ネットワーク１００では、情報処理端末１０２、オフィスに設置されている事務機器（ファクシミリ装置、プリンタなど）１０４、計測機器１０５、電話機１０６などがＬＡＮ等の内部ネットワークを介して接続されている。
【００３６】
図２にサービスサーバ４０１の機能を示す。図２下段のローカルネットワークは図１の小規模オフィスネットワーク３００に該当するネットワークをより概念的に示したもので、小規模オフィスネットワークの情報処理端末３０２や携帯端末２０３、携帯電話２０４などのローカルネットワーク端末（以下これらの端末をローカルネットワーク端末５００として総称する）を含む。
【００３７】
ローカルネットワーク端末５００にインストールされたアプリケーションと、サービスオフィス４００にインストールされたアプリケーション、さらに、大規模ネットワーク１００にインストールされたアプリケーションは、その役割と情報処理能力、あるいはそのセキュリティーレベルにより分業化されている。図中、小規模オフィスネットワーク３００の情報処理端末３０２や携帯端末２０３、携帯電話２０４から入力されたデータＳ４００は、実行するタスクや要求されるアプリケーション毎に、図中破線で示す３つの情報経路２０９、２１０、２１１を通り、結果を出力する（Ｓ４０２）。
【００３８】
図２に示したように、本実施形態のネットワークの特徴は、ローカルネットワーク端末５００からサービスオフィス４００に至る情報の流れ２１０と、ローカルネットワーク端末５００からサービスオフィス４００を介して大規模ネットワーク１００に至る情報の流れ２１１が存在する点である。
【００３９】
このうち、情報の流れ２１０は、センターサーバ１０１にインストールされた多くのアプリケーションから、情報処理端末３０２や携帯端末２０３、携帯電話２０４からのアクセス頻度の高い処理や演算（Ｓ４０４）をサービスサーバ４０１に担当させることにより実現される。
【００４０】
ローカルネットワーク端末５００とサービスオフィス４００間を専用回線で接続すれば、情報の流れ２１０のセキュリティーも補償され、大規模ネットワーク１００と同等の作業環境が実現できる。
【００４１】
ローカルネットワーク端末５００から大規模ネットワーク１００にアクセスする必要があるタスクの場合、すなわち、情報の流れ２１１が発生する場合、ローカルネットワーク端末５００から入力されたデータはサービスオフィス４００に送信され、変換または処理された（Ｓ４０３）後、センターサーバ１０１に転送される。サービスサーバ４０１は、情報処理端末３０２や携帯端末２０３、携帯電話２０４から転送された情報を、上位のセンターサーバ１０１にインストールされたアプリケーションに適したファイル形式やデータ形式、該アプリケーションで指定する書式に変換する。
【００４２】
また、サービスサーバ４０１は、上位のセンターサーバ１０１から転送された情報を、情報処理端末３０２や携帯端末２０３、携帯電話２０４にインストールされたアプリケーションに適したファイル形式やデータ形式、該アプリケーションで指定する書式に逆変換または逆処理する（Ｓ４０５）。
【００４３】
さらに、サービスサーバ４０１は、セキュリティー強化のために大規模ネットワーク１００側の通信経路（２１１）と、情報処理端末３０２や携帯端末２０３、携帯電話２０４側の通信経路（２１０）に対して所定の暗号化処理を行なう。
【００４４】
このように、中間的な処理や変換を行なうサービスサーバ４０１を設置して、情報の流れ２１０と２１１を構築することにより、情報処理端末３０２や携帯端末２０３、携帯電話２０４においても、大規模ネットワーク１００内の端末機器と同等の作業環境を実現することができる。
【００４５】
具体的な通信制御については後述するが、本実施形態ではサービスサーバ４０１によって、ローカルネットワーク端末５００とセンターサーバ１０１との間の業務報告通信を中継し、その際、特に携帯端末２０３、携帯電話２０４のように資源の限定された端末の通信に関しては必要なフォーマット変換を行なう。すなわち、ローカルネットワーク端末５００、特に携帯電話２０４やファクシミリ装置（図１の事務機器１０４）のように資源の限定された端末では、後述のように音声形式やファクシミリ画像の形式で業務報告を行なわざるを得ないが、このような形式で行なわれた業務報告情報を図２の符号Ｓ４０３で示すように、サービスサーバ４０１においてセンターサーバ１０１が必要とする形式に変換する。
【００４６】
すなわち、情報経路２１１のうち、情報経路２１１ｂでは、後述の情報処理端末１０２、２０２、８０１や携帯端末２０３、携帯電話２０４、ＦＡＸ８０２が簡易テキストフォーマット、画像、音声などの形式で業務報告情報を送信でき、サービスサーバ４０１が必要なフォーマット（プロトコル）変換を行なった上、情報経路２１１ａを介してセンターサーバ１０１に送信する。
【００４７】
このようにサービスサーバ４０１によって、ローカルネットワーク端末５００とセンターサーバ１０１との間の業務報告通信を中継する構成により、センターサーバ１０１側の処理を軽減し、また、従来不可能であった携帯端末２０３、携帯電話２０４のような資源の限定された端末からも、充分な冗長度を有する業務報告情報を送信できるようになる。
【００４８】
＜通信制御＞
図３は図１と図２で説明したネットワークを利用した業務管理システムにおいて、ローカルネットワーク端末５００（情報処理端末１０２や３０２）のＣＲＴなどの表示画面１０１０（ＬＣＤなどの表示画面）に表示する業務報告入力フォーム１０００の構成例を示している。
【００４９】
業務報告入力フォーム１０００は、図１２のような処理により、ローカルネットワーク端末５００を起動すると必ず表示し、これにより、ユーザが忘れずに日々の業務報告入力を行なうことができるようにする。
【００５０】
図１２はローカルネットワーク端末５００における制御を示したもので、この制御手順はローカルネットワーク端末５００の業務システムを構成するアプリケーションプログラムの一部としてローカルネットワーク端末５００のハードディスクなどの記憶装置に格納されている。
【００５１】
図１２に示すように、ローカルネットワーク端末５００（Ｓ１２００）をパワーオンすると、まず、ＩＤ情報の照合が行なわれる（Ｓ１２０１）。ＩＤ情報の照合、すなわち認証処理は、ローカルネットワーク端末５００に、ＩＤカード（ＩＣカードなど）を装着する、所定の読取装置を介してユーザの指紋や虹彩の画像パターンなどのバイオメトリック情報を入力する、あるいはユーザ名とパスワード情報を入力するなどの方法でＩＤ情報を入力し、ローカルネットワーク端末５００に保存されているＩＤ情報データベースと照合するか、図２の情報経路２１１として示したように、センターサーバ１０１が保存しているＩＤ情報データベースと照合することにより行なう。
【００５２】
このように、ＩＤ情報の入力／照合、すなわち認証処理が正常に終了しない限り、ローカルネットワーク端末５００の業務システムを構成するアプリケーションプログラムの起動（Ｓ１２０２）を許可しないように構成することによって、システムのセキュリティを向上することができる（ただし、認証処理を行なうか否かは任意である）。
【００５３】
続いてローカルネットワーク端末５００の業務システムを構成するアプリケーションプログラムが起動（Ｓ１２０２）するが、この時、実際のアプリケーションの実行（Ｓ１２０４）に先立って、必ず図３の業務報告入力フォーム１０００を表示し、ユーザに業務報告を行なわせる。これにより、ユーザは忘れずに日々の業務報告入力を行なうことができる。
【００５４】
すなわち、端末を起動（さらにＩＤ情報入力による認証が正常に行なわれた場合）した直後に端末画面上への業務報告入力フォームを自動的に表示することにより、端末使用者へ業務報告の義務を気付かせることができる。また、全ての端末で統一された入力フォームで用いるようにすれば、業務報告を容易に行なうことができ、業務報告を受信する側の処理が容易になり、また、読者の側の理解も容易になる。
【００５５】
図３の業務報告入力フォームは、デスクトップＰＣやノートブックＰＣ等、入力画面が比較的大きい情報端末機器のためのものである。
【００５６】
図３において、業務報告入力フォーム１０００の上端にはタイトルと使用者のＩＤ情報、たとえば、社員番号と氏名１００１を表示する。中段は情報の入力欄であり、年月日１００２、開始時間１００３、終了時間１００４、業務内容１００５、業務内容に関するキーワード１００６、１００７、業務内容や進捗の概要を記入するメモ欄１００８等から構成する。
【００５７】
図３のような入力画面は、業務アプリケーションの一部として専用ソフトウェアにより構成することもできるが、たとえばＷＥＢブラウザを用いれば容易に構成することができる。たとえば、最も簡単な構成としては、業務システムの起動時にＷＥＢブラウザを自動的に起動するようにしておき、その「ホームページ」として業務報告入力フォーム１０００を記述したＨＴＭＬ（あるいはＸＭＬ）ファイルのＵＲＬを指定しておけばよい。当然ながら、業務報告入力フォーム１０００を記述したＨＴＭＬ（あるいはＸＭＬ）ファイルはローカルマシン（ローカルネットワーク端末）、サービスサーバ４０１、センターサーバ１０１のいずれに格納してもよい。
【００５８】
図３のような入力画面は、ＨＴＭＬ形式においてはフォームタグや、Ｊａｖａ（：商標名、以下省略）（あるいはＪａｖａスクリプト）を用いて記述することができ、ユーザは図３の各入力領域（１００２〜１００８）から入力を行なった後、所定操作（たとえば不図示の「送信」ボタンの操作など）を行なうと、ＨＴＴＰプロトコル（あるいはＪａｖａなどのレイヤのネットワークプロトコル）を介して、当該プロトコルを満足するフォーマットで業務報告情報がセンターサーバ１０１に送信される。
【００５９】
本実施形態では、センターサーバ１０１は、業務報告情報を受信する際のフォーマットとして、図３のような入力フォームを介して送信されるフォーマットをサポートするものとする。
【００６０】
そして、資源の限定された携帯端末２０３、携帯電話２０４、あるいはファクシミリ装置などからの業務報告は、サービスサーバ４０１で中継し、その際、サービスサーバ４０１において、センターサーバ１０１が要求するフォーマット（たとえば図３のような入力フォームを介して送信されるＨＴＴＰのデータストリーム）への変換を行なう。
【００６１】
携帯端末２０３や携帯電話２０４による業務報告、およびサービスサーバ４０１の中継、変換処理については後述するが、ここではさらに図３の業務報告入力フォーム１０００の構成の細部についてさらに説明しておく。
【００６２】
図３のように、業務の概要や進捗を把握する上で、必要最低限の情報を入力できるようにした点にも本実施形態の特徴がある。図３の例では、報告者が６３４３９ 今井康章であり、２００２年６月３日（月）８：００〜１０：００の間に、モータとＰＷＭ駆動に関する調査を行い、コイル抵抗値とインダクタンスについて進捗があったことがわかる。
【００６３】
また、図３に示すように、年月日１００２、開始時間１００３、終了時間１００４、業務内容１００５、業務内容に関するキーワード１００６、１００７、はプルダウンメニュー表示による選択式になっている。この点にも本実施形態の特徴がある。
【００６４】
このようなプルダウンメニューによる年月日、時間、キーワードの入力は、たとえばＨＴＭＬのフォーム書式を用いれば容易に実現できる。たとえば、業務分類１００５は、端末使用者が営業職であるか、または技術職あるいは事務職により、業務アプリケーションの作成／供給時に選択することができる（あるいはユーザが他の適当なユーザーインターフェースにより選択する）。また、キーワード１００７は、あらかじめ業務アプリケーションの作成／供給時にデフォルト設定として複数のメニューアイテムをプルダウンメニュー中に用意しておくか、あるいはさらに適当なユーザーインターフェースを介して端末使用者も好みのキーワードを追加したり、既存のものを編集したりできるようにしておくと、該当する情報をデータベース化したときに分類し易く検索しやすい。
【００６５】
さらに、図３では、表示の下段にプレビューウィンドウ１００９が設けられ、入力された情報の概要をリアルタイムで表示するようになっている。この点も本実施形態の特徴である。報告者はこのプレビューウィンドウ１００９を見ることにより、今までに入力した内容を確認する事ができる。
【００６６】
業務報告入力フォーム１０００から入力された業務報告情報は、各端末からサーバへ送信される。図１において、大規模ネットワーク１００の情報処理端末１０２はセンターサーバ１０１へ、小規模ネットワーク３００の情報処理端末３０２はホームサーバ３０１またはサービスサーバ４０１へ、携帯端末２０３や携帯電話２０４からはサービスサーバ４０１へ送信される。
【００６７】
サービスサーバ４０１は、業務報告情報を受信すると、そのフォーマットが後述の携帯端末２０３や携帯電話２０４からのもののように変換が必要な場合は、画像や音声データ、あるいは簡易入力フォーム（たとえば後述の図５）の書式からセンターサーバ１０１が要求する形式に書式（ないしプロトコル変換）を行なった上、センターサーバ１０１に送信する。
【００６８】
センターサーバ１０１は、受信した業務報告情報を処理、加工して、最終的には図４に示すような業務文書を作成する。データベースへの記録は、この編集済みの業務文書の形式により行なってもよいし、あるいは受信した業務報告情報から他の適当な処理により日時、キーワード、テキストの抽出を行なった上、データベース記録するようにしてもよい。
【００６９】
図４においては業務日報６００であり、上段は時系列的な業務履歴表６０１であり、業務分類とキーワード毎にそれを実施した時間帯を矢印により示す。下段は業務の進捗や結果、問題点等を記入するメモ欄６０２になっている。図４のような業務文書形式は、プリンタなどによる記録出力にも適している。
【００７０】
このように、端末機器から吸い上げた情報をセンターサーバ１０１で処理・演算して特定の業務文書に仕上げる点にも本実施形態の特徴がある。このような構成は、特に小規模ネットワーク３００や携帯端末２０３、携帯電話２０４から大規模ネットワーク１００やサービスオフィス４００のある本社や支社へ、業務日報や外出報告書等の報告を行なうときに有効である。
【００７１】
すなわち、小規模ネットワーク３００の情報処理端末３０２や携帯端末２０３、携帯電話２０４は情報処理能力が制限されており、また、サービスサーバ４０１との通信速度や転送レートやセキュリティーの制限から、通信できる情報量を多くできない場合がある。そこで、端末機器からセンターサーバ１０１への通信は小さな情報のかたまりを何回かに分けて送信する（特に情報処理端末３０２や携帯端末２０３、携帯電話２０４からの情報など、画像や音声フォーマットからの変換、あるいは書式変換はサービスサーバ４０１で行なう）。
【００７２】
そして、センターサーバ１０１は受信したいくつかの情報のかたまりを統合し、図４に示すような業務文書（たとえば業務日報６００）にまとめることにより、端末機器の処理能力や通信方法にしばられることなく、大規模ネットワーク１００内と同等の作業環境が実現できる。
【００７３】
さて、ここで、情報処理端末３０２や携帯端末２０３など表示画面サイズが小さい端末機器において用いる業務用入力フォームを図５に示す。
【００７４】
図５においては、業務用入力フォームは３分割されており、分割されたフォームの切り替えは情報処理端末３０２や携帯端末２０３のスクロールやページ切り替え操作により行なうことができる。
【００７５】
図５の例では、業務用入力フォーム年月日７１１と開始時間および終了時間７１２を示す時間ウィンドウ７１０（第１のウィンドウ）と、業務内容７２１と業務に関するキーワード７２２を示す業務ウィンドウ７２０（第２のウィンドウ）、業務の進捗や結果、連絡事項等を入力するメモウィンドウ７３０（第３のウィンドウ）、から構成されている。メモウィンドウ７３０には、図示するようにファイル７３１を添付することも可能である。
【００７６】
情報処理端末３０２や携帯端末２０３において、このような入力フォームは、Ｊａｖａ仮想マシン上で、ローカルの、あるいはサービスサーバ４０１やセンターサーバ１０１からダウンロードしたエージェントプログラムを動作させることにより実現することができる。
【００７７】
図５のような入力フォームを用いて情報処理端末３０２や携帯端末２０３から送信された業務報告情報はサービスサーバ４０１に送信されるが、サービスサーバ４０１は業務報告情報をセンターサーバ１０１に送信する際にセンターサーバ１０１が要求する形式への書式変換（あるいはプロトコル変換）を行なう。図５の入力フォームの場合は、図３の入力フォームと比較すると図３のものよりも簡略化はされているが、基本的には同等の情報を送信できる。したがって、図５の入力フォームの場合は、サービスサーバ４０１は送信順序などを調整するだけで、容易にセンターサーバ１０１が要求する形式への変換を行なうことができる。
【００７８】
さて、音声認識技術と文字認識技術を利用すれば、図６に示すようにして携帯電話２０４による音声やＦＡＸ８０２による報告も可能である。
【００７９】
図６の例では、携帯電話２０４から年月日Ｓ５００と時間Ｓ５０１、業務の内容Ｓ５０２を音声で入力した後、関連情報を情報端末機器８０１でファイル送信する（Ｓ５０３）か、またはＦＡＸ８０２からＦＡＸ送信する（Ｓ５０４）ことにより、業務報告情報を送信している。
【００８０】
図６の音声や画像による業務報告情報はサービスサーバ４０１に送信される。
【００８１】
音声による業務報告情報の送信は、たとえばサービスサーバ４０１と携帯電話２０４の交信を対話形式で行なうことにより行なうことができる。すなわち、サービスサーバ４０１が携帯電話２０４に対してあらかじめ録音した音声メッセージによるプロンプトを送信し、ユーザがプロンプトにより要求された情報を音声で伝える（Ｓ５００、Ｓ５０１、Ｓ５０２）。その後、サービスサーバ４０１は、音声認識処理を行ない、報告者が話した内容をテキスト情報に変換し、さらにセンターサーバ１０１が要求する形式への書式変換（あるいはプロトコル変換）を行なった上でセンターサーバ１０１に送信する。
【００８２】
ＦＡＸ８０２から送信された文章も、同様に文字認識（ＯＣＲ）技術によりテキスト情報に変換し、さらにセンターサーバ１０１が要求する形式への書式変換（あるいはプロトコル変換）を行なった上でセンターサーバ１０１に送信することができる。
【００８３】
このようにして、センターサーバ１０１では、図３の入力フォームを介して送信された業務報告情報の場合と同様の処理により携帯電話２０４、ＦＡＸ８０２からの業務報告情報を受信し、前述同様に業務報告文書を作成し、また、データベース化することができる。
【００８４】
なお、以上では、情報処理端末１０２、２０２、８０１や携帯端末２０３、携帯電話２０４、ＦＡＸ８０２などから送信された簡易テキストフォーマット、画像、音声などのフォーマット（プロトコル）変換をサービスサーバ４０１で行なうよう説明したが、センターサーバ１０１に充分な処理能力がある場合など、システムの事情に応じてセンターサーバ１０１がこれら簡易テキストフォーマット、画像、音声などのフォーマット（プロトコル）変換を行ない、情報処理端末１０２、２０２、８０１や携帯端末２０３、携帯電話２０４、ＦＡＸ８０２などの端末が直接センターサーバ１０１と通信するか、あるいはサービスサーバ４０１は単に通信の中継を行なうのみとする、といった構成も考えられる。
【００８５】
以上に示した業務報告の情報の流れを図７に示す。情報処理端末１０２、２０２、８０１や携帯端末２０３、携帯電話２０４、ＦＡＸ８０２は、業務報告入力フォームから入力された業務報告情報をサービスサーバ４０１（あるいはセンターサーバ１０１）に送信する。
【００８６】
センターサーバ１０１は、前述のように受信した業務報告情報を補助記憶装置１０３内の業務報告データベースとしてデータベース化し、また、受信した情報に基づきあらかじめ決められた書式にしたがった業務文書６００（図中では業務日報）を作成する。
【００８７】
サービスサーバ４０１（またはセンターサーバ１０１）が受信する業務報告情報は、前述のように受信する情報の形態が文書ファイル（簡易形式文書ファイル）９０１、画像ファイル９０２、音声ファイル９０３などであってもよい。
【００８８】
センターサーバ１０１におけるデータベース化ないし業務文書化処理（Ｓ４０３）のために必要な文書ファイル９０１、画像ファイル９０２、音声ファイル９０３のフォーマット（プロトコル）変換は、前述のように通信を中継するサービスサーバ４０１が文字認識技術や音声認識技術を利用して行なうか、あるいは、センターサーバ１０１が直接行なう。
【００８９】
データベース化および業務文書化処理においては、文書ファイル９０１は業務文書作成に適したデータ形式、あるいはファイルタイプに変換され、あらかじめ入力されたキーワードか前記ファイル中から抽出されたキーワードが属性情報として付加される。画像ファイルや音声ファイルは文書ファイルに変換され、キーワードが属性として付加される。このように加工されたデータはキーワードや年月日、業務種別で検索され分類され、データベースに格納される。また、業務文書化処理においては、決められた書式にて準備された業務文書テンプレートの上に抽出、加工された情報が最適な場所に貼りつけられて業務報告書６００（図においては業務日報）が完成する。
【００９０】
また、業務報告情報を受信すべきサービスサーバ４０１（センターサーバ１０１）において図８に示すような制御を行なうことにより、ユーザ端末からの業務報告を監視する機能を持たせることもできる。
【００９１】
図８は、センターサーバまたはサービスサーバ（Ｓ６００）と情報端末機器または携帯情報端末機器（Ｓ７００）の通信制御を示している。
【００９２】
センターサーバまたはサービスサーバ（Ｓ６００）は、情報端末機器または携帯情報端末機器（Ｓ７００）から要求した業務文書作成に必要な業務情報を受信しているかどうか判断（Ｓ６０１）する。ここでは、たとえばシステムクロックの計時情報を参照し、１日１回、数時間おきなど定期的に、情報端末機器または携帯情報端末機器（Ｓ７００）に要求される（業務システムで定められた）業務報告条件を満足する業務報告情報を受信しているか否かを判断する。
【００９３】
ここで業務報告条件としては、たとえば数時間おき、毎日、数日に１回などの時間的な条件の他、業務報告情報の特定の形式の業務報告情報（たとえば図３、図５などに示した起動時のデフォルトの入力フォームにより送信される業務報告情報）を受信しているか否かの条件を含めることができる。
【００９４】
条件を満足する業務情報を受信していない場合には、センターサーバまたはサービスサーバは、情報端末機器または携帯情報端末機器（Ｓ７００）に対して該当する業務報告情報の送信を要求する（Ｓ６０２）。
【００９５】
この送信要求は、たとえば特定ヘッダ付きの電子メールを情報端末機器または携帯情報端末機器（Ｓ７００）に対して送信することにより行なうことができる。また、情報端末機器または携帯情報端末機器（Ｓ７００）側に、このような通信のための特定の専用ＴＣＰポート番号を有するソケットインターフェースを設けておき、このポートを用いて業務報告情報の送信要求を送信するようにしてもよい。もちろん、この種の通信は暗号化した通信チャネルを利用して行なうのが望ましい。
【００９６】
情報端末機器または携帯情報端末機器（Ｓ７００）は、送信要求Ｓ６０２を受信すると、業務報告情報の送信要求を画面（図３の１０１０、図５の７１０、７２０、７３０）に表示されている業務情報入力フォーム上か、その枠外のいずれかに「業務報告を送信してください」のようなテキストメッセージを表示する（Ｓ７０１）。また、このとき同時に、情報端末機器または携帯情報端末機器（Ｓ７００）において、警告音や音声メッセージを出力してもよい。
【００９７】
このように、所定の業務報告情報を受信していない場合、サーバ側から業務報告情報の送信を催促することによって、端末のユーザは業務報告の遅延に気付き、直ちに必要な情報を入力し、業務報告を送信することができる。
【００９８】
上記のようなサービスサーバ４０１およびセンターサーバ１０１の処理は、サービスサーバ４０１およびセンターサーバ１０１のサーバ（デーモン）制御プログラム（業務システムプログラム）として補助記憶装置４０３あるいは１０３に格納しておけばよい。そして、サービスサーバ４０１およびセンターサーバ１０１のＣＰＵ（不図示）が当該プログラムを実行することにより上記のようなネットワーク情報処理が可能となる。この種のサーバプログラム、あるいは前述の各種のユーザ端末のクライアントプログラムは、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯなどの媒体を介して供給する他、もちろんネットワーク経由で供給することができるのはいうまでもない。
【００９９】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、業務情報処理を行なう第１のサーバと、前記第１のサーバとネットワーク接続され、前記第１のサーバに対して業務報告情報を送信する端末機器を含む業務システムにおけるネットワーク通信方法、通信機器の制御プログラム、および通信機器において、前記第１のサーバと前記端末機器の間に配置された第２のサーバにより、前記端末機器から送信される業務報告情報に対して前記第１のサーバの受信および情報処理に必要なプロトコル変換ないしデータフォーマット変換を行なう構成を採用しているので、ネットワーク化された業務システムにおいて、特に携帯端末や携帯電話などのように利用できる資源が限定された端末機器であっても、ユーザに大きな負担をかけることなく、また、サーバ側の計算資源に大きな負荷を与えることなく、日々の業務情報を遅滞なしに、また陳腐化や欠落を生じることなく蒐集できる、という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を採用した業務システムの全体構成を示した説明図である。
【図２】本発明のサービスサーバの機能を示した説明図である。
【図３】図１のシステムにおいて用いられる業務報告入力フォームの構成を示した説明図である。
【図４】図１のシステムにおいて作成される業務文書の書式の一例を示した説明図である。
【図５】図１のシステムにおいて用いられる異なる業務報告入力フォームの構成を示した説明図である。
【図６】図１のシステムにおいて行なわれる音声あるいは画像による業務報告の様子を示した説明図である。
【図７】図１のシステムにおける業務報告に関する情報処理の概略を示した説明図である。
【図８】図１のシステムにおいてサーバが実施する業務報告監視処理の構成を示したフローチャート図である。
【図９】従来のネットワークの全体構成を示した説明図である。
【図１０】従来の大規模ネットワークに接続する機器の通信制御を示したフローチャート図である。
【図１１】従来の小規模オフィスネットワークに接続する機器の動作を示したフローチャート図である。
【図１２】図１のシステムにおいて、ネットワーク端末の動作を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
１００ 大規模ネットワーク
１０１ センターサーバ
１０４ 事務機器
２００ インターネット
２０１ 無線中継器
２０３ 携帯端末
２０４ 携帯電話
３００ 小規模オフィスネットワーク
１０２、３０２、８０１ 情報処理端末
４００ サービスオフィス
４０１ サービスサーバ
５００ ローカルネットワーク端末
６００ 業務文書
７３０、１０００ 業務報告入力フォーム
８０２ ＦＡＸ
９０１ 文書ファイル（簡易形式文書ファイル）
９０２ 画像ファイル
９０３ 音声ファイル[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a network communication method for transmitting / receiving business information, particularly business report information, via a network, a communication device control program, and a communication device.
[0002]
[Prior art]
Due to the rapid advancement of network technology, it is now possible to transfer a large amount of various information by e-mail, share information using a database, and increase the efficiency of tasks by dividing labor between servers and terminals. An efficient and cost-effective business system can be constructed.
[0003]
When considering business embodiments, it is important to understand problems, issues, and progress in real time and to quickly implement appropriate measures to increase the efficiency of business management. In this regard, a network system that can be constructed with a LAN or the Internet composed of various terminal devices connected to a server, a portable terminal device or a small office terminal device connected by a wireless line, is used for business management and project promotion. It is possible to provide an effective means.
[0004]
In such a business management system, a network database system (for example, Non-Patent Document 1 below) is used for information sharing. In this type of system, an e-mail, a WEB browser, or the like can be used as a user interface for updating data.
[0005]
Here, a configuration example of a conventional business management system using a network will be described. FIG. 9 shows an example of a conventional business management form. The center server 101 is installed in a company, office, factory, or store, and includes an information processing terminal 102, office equipment 103 such as a FAX, a copier, and a printer, an information storage device 104, and a LAN (CSMA / CD (for example, Ethernet ( The large-scale network 100 is configured through an internal network such as a trademark name))).
[0006]
The measuring device 105 and the telephone 106 installed in the office are not connected to the network. The center server 101 is connected to the Internet 200 via a firewall 107 and a router 108, and an information processing terminal 302 constituting a small office network 300 such as a home office via a wireless relay 201 or a telephone line. The mobile terminal 203 and the mobile phone 204 can communicate with each other.
[0007]
Since the large-scale network 100 surrounded by a broken line in the figure can prevent unauthorized access from the outside by the firewall 107, information exchange within the same network is easy. For example, the network server 101 and the information processing terminal 102 A comfortable working environment can be constructed by dividing the application and data. Even in a small office network 300 such as a home office or a satellite office, applications and databases stationed on the home server 301 can be shared or distributed between the information processing terminals 302.
[0008]
FIG. 10 shows operations of the terminal device and the center server 101 in the large-scale network 100 of FIG.
[0009]
After the power of the information processing terminal 102 (internal network terminal: S100) is input (S101), the ID information is input (S102), and the ID information (S106) is transmitted to the center server 101 (S200). . The center server 101 (S200) collates the pre-registered information that can be logged in with the received ID information (S106), and permits the login to the internal network terminal S100 only when the two match (S202), Thereby, the business application can be executed.
[0010]
For example, when the information processing terminal (S100) starts an information processing operation (hereinafter referred to as a task) (S104), if necessary, it communicates with the center server (S200) and other terminals, and applications and data ( S107) is exchanged. At this time, for example, tasks are divided and executed simultaneously on the information processing terminal (S100) and the center server (S200).
[0011]
When the necessary tasks are completed, the internal network terminal (S100) logs off from the internal network and then powers off (S105) to complete a series of operations (S108).
[0012]
On the other hand, since the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204 of the small office network 300 installed in the satellite office or home office access the center server 100 via the Internet 200, the operation mode is large. Different from a terminal device connected to a scale network 100. That is, the home server 301, the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204 of the small office network 300 such as a satellite office or a home office have limitations in information processing capability, communication speed, and communication capacity, and firewalls Since the security such as the above is weak, the opportunity and amount of information exchange with the center server 101 are limited.
[0013]
FIG. 11 shows an operation mode of the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, the mobile phone 204, etc. (S300) of the small-scale office network 300 in the conventional example shown in FIG.
[0014]
As shown in the figure, when the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, the mobile phone 204, and the like (S300) are powered on (S301), tasks and applications resident on the terminal are executed (S302). If necessary, the information created by the home office terminal or the portable terminal is transmitted to the center server 101, the information processing terminal 102 connected to the server, or the office equipment (facsimile apparatus or the like) 104 via Email (S303). (Alternatively, it may be recorded on a recording medium such as a CD-R or paper and sent to a required place).
[0015]
In the conventional configuration as described above, when creating a business document such as a daily business report or a progress report, the person in charge creates a business information file including the progress, contents, and results of the business, and is an information processing terminal connected to the network. 101, a satellite office or a home office, an information processing terminal 302, and outdoors, a mobile terminal 203 or a mobile phone 204 creates these information files, and the center server 101 via a dedicated line or a general-purpose line such as the Internet. It must be uploaded to the home server 301 or reported on a recording medium such as paper or CD, or reported or communicated verbally via telephone.
[0016]
Such business information is required to be quick and accurate. This is because correct reporting without missing opportunities creates prompt and correct decisions for managers and managers and instructions for next steps. In addition, the daily report, weekly report, progress report, etc., which are regularly reported, are easier for the reporter to write information and more easily read and understood by the reporter if the format is specified.
[0017]
[Non-Patent Document 1]
postgress: http: // www. pgsql. com /
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
When creating business documents such as daily business reports and progress reports in the conventional network environment described above, there are the following problems.
[0019]
A business document usually has to be created using an information processing terminal 102 or 302 having a certain level of information processing capability, which can be installed with an application that can create a business document, such as a desktop PC or a notebook PC. It is difficult to create using a mobile phone. Therefore, reports from outside offices are provisional by telephone, FAX, and Email, and after returning to work, work daily reports and outing reports are often created according to a predetermined format. That is, in the conventional configuration, since sufficient reporting cannot be performed using a mobile terminal or a mobile phone with high mobility, there is a possibility that report delay occurs and the progress of work is delayed.
[0020]
The first step in creating a business document is often due to the voluntary actions of the reporter, so if the reporter's awareness is weak, reporting delays and information obsolescence are likely to occur. Also, during busy times, the person in charge is only busy with the work in front of him, and reports from the supervisor and related departments are neglected. And the person in charge who reports in the direction of the supervisor who can not wait can collect the accumulated information and spend a lot of time and effort to finish the report, such as In work situations, important information may be missing from the summarized report. In other words, there is a demand for a business management system that can collect daily business information without delay, without causing obsolescence or omission, without imposing a heavy burden on the reporter.
[0021]
Since the reporter directly creates a business document, different formats and templates may be used even for the same type of document. Therefore, it is difficult to read for readers who have to process information from multiple reporters, which may lead to misreading. Also, if the format and templates are not unified, the collected business information may be processed electronically. It becomes difficult.
[0022]
In view of the above problems, an object of the present invention is to place a heavy burden on a user even in a networked business system, particularly a terminal device with limited resources such as a mobile terminal or a mobile phone. In addition, it is intended to be able to collect daily business information without delay and without causing obsolescence or omission, without imposing a heavy load on the calculation resources on the server side.
[0023]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, according to the present invention, a first server that performs business information processing and a terminal that is network-connected to the first server and transmits business report information to the first server. In a network communication method, a communication device control program in a business system including a device, and a communication device, a business transmitted from the terminal device by a second server arranged between the first server and the terminal device A configuration is adopted in which protocol conversion or data format conversion necessary for reception and information processing of the first server is performed on the report information.
[0024]
Alternatively, in the protocol conversion or data format conversion, a configuration for converting a data format of simple text data, image data, or audio data transmitted by the terminal device, or converting a transmission protocol to the first server. Adopted.
[0025]
Alternatively, when the terminal device is started, a business report input form in a predetermined format is displayed as an initial display screen of the business application of the terminal device, and the user creates business report information using the business report input form, A configuration to transmit is adopted.
[0026]
Alternatively, the business report input form employs a configuration including at least a time input field, a business content input field, a keyword input field explaining the business content, and a business content description field.
[0027]
Alternatively, the time input field, the business content input field, and the keyword input field are configured to use a user interface that can select and input one or a plurality of items specified in advance.
[0028]
Alternatively, the business report input form may include a preview window that displays a summary of information already input.
[0029]
Alternatively, the first server extracts necessary information from the received business report information and creates a database, or a predetermined format based on information extracted by extracting necessary information from the received business report information Adopted a configuration that performs document creation processing to create business report documents.
[0030]
Alternatively, the first or second server monitors whether or not business report information satisfying a predetermined condition is received from the terminal device, and when the business report information satisfying the predetermined condition is not received. Adopted a configuration for requesting the terminal device to transmit business report information.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0032]
<Hardware configuration>
First, an outline of a hardware configuration of a business management system adopting the present invention will be described.
[0033]
FIG. 1 is a configuration diagram of a network system showing a first embodiment of the present invention. The difference from the conventional example described above is that a service office 400 including a service server 401 and an auxiliary storage device 403 is provided. This service office 400 communicates with an information processing terminal 302, a mobile terminal 203, a mobile phone 204 installed in a small office network 300 such as a satellite office or a home office, and the center server 101 constituting the large-scale network 100. Mediate.
[0034]
As shown in the figure, the center server 101 communicates with the service server 401 (broken line arrow 205), the home server 301 communicates with the service server 401 (206), but the mobile terminal 203 and the mobile phone 204 are connected to the large-scale network 100 side. When communicating, communication (207, 208) is performed via the service server 401.
[0035]
9 is different from FIG. 9 in that the configuration of the large-scale network 100 is more complicated. That is, in the large-scale network 100 of FIG. 1, an information processing terminal 102, office equipment (facsimile device, printer, etc.) 104 installed in the office, measuring equipment 105, telephone 106, etc. are connected via an internal network such as a LAN. Has been.
[0036]
FIG. 2 shows the functions of the service server 401. The lower-level local network in FIG. 2 is a conceptual view of a network corresponding to the small-scale office network 300 in FIG. 1, and the local network such as the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204 of the small-scale office network. Terminals (hereinafter, these terminals are collectively referred to as local network terminals 500).
[0037]
An application installed in the local network terminal 500, an application installed in the service office 400, and an application installed in the large-scale network 100 are divided according to their roles and information processing capabilities or their security levels. . In the figure, data S400 input from the information processing terminal 302, the portable terminal 203, and the portable telephone 204 of the small office network 300 is divided into three information paths 209 indicated by broken lines in the figure for each task to be executed and requested application. , 210, 211, and outputs the result (S402).
[0038]
As shown in FIG. 2, the network of the present embodiment is characterized by the information flow 210 from the local network terminal 500 to the service office 400 and from the local network terminal 500 to the large-scale network 100 via the service office 400. This is the point where an information flow 211 exists.
[0039]
Among these, the information flow 210 includes processing and computation (S404) frequently accessed from the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204 from the many applications installed in the center server 101. It is realized by letting you take charge.
[0040]
If the local network terminal 500 and the service office 400 are connected by a dedicated line, the security of the information flow 210 is also compensated and a work environment equivalent to that of the large-scale network 100 can be realized.
[0041]
In the case of a task that needs to access the large-scale network 100 from the local network terminal 500, that is, when an information flow 211 occurs, data input from the local network terminal 500 is transmitted to the service office 400 for conversion or processing. (S403), it is transferred to the center server 101. The service server 401 converts the information transferred from the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204 into a file format and data format suitable for an application installed in the upper center server 101, and a format specified by the application. Convert.
[0042]
In addition, the service server 401 designates the information transferred from the higher-level center server 101 with a file format and a data format suitable for an application installed in the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204, and the application. Inverse conversion or reverse processing is performed on the format (S405).
[0043]
Furthermore, the service server 401 performs predetermined encryption on the communication path (211) on the large-scale network 100 side and the communication path (210) on the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204 side for security enhancement. The process is performed.
[0044]
In this way, by installing the service server 401 that performs intermediate processing and conversion and constructing the information flows 210 and 211, the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204 can also be used in a large-scale network. A work environment equivalent to the terminal device in 100 can be realized.
[0045]
Although specific communication control will be described later, in the present embodiment, the service server 401 relays the business report communication between the local network terminal 500 and the center server 101, and in that case, in particular, the mobile terminal 203 and the mobile phone 204. As described above, necessary format conversion is performed for communication of a terminal having limited resources. In other words, the local network terminal 500, particularly a terminal with limited resources such as the mobile phone 204 and the facsimile apparatus (the office equipment 104 in FIG. 1), must report a business report in a voice format or a facsimile image format as described later. However, the service report information performed in such a format is converted into a format required by the center server 101 in the service server 401 as indicated by reference numeral S403 in FIG.
[0046]
That is, among the information paths 211, in the information path 211b, the information processing terminals 102, 202, 801, the mobile terminal 203, the mobile phone 204, and the FAX 802, which will be described later, transmit the business report information in a simple text format, image, audio, or the like. The service server 401 performs necessary format (protocol) conversion, and then transmits the information to the center server 101 via the information path 211a.
[0047]
As described above, the service server 401 relays the business report communication between the local network terminal 500 and the center server 101, thereby reducing the processing on the center server 101 side, and the portable terminal 203 that has been impossible in the past. The business report information having sufficient redundancy can be transmitted even from a terminal with limited resources such as the mobile phone 204.
[0048]
<Communication control>
FIG. 3 is a business management system using the network described with reference to FIGS. 1 and 2, and business to be displayed on a display screen 1010 (display screen such as an LCD) of a local network terminal 500 (information processing terminal 102 or 302). A configuration example of a report input form 1000 is shown.
[0049]
The business report input form 1000 is always displayed when the local network terminal 500 is activated by the process as shown in FIG. 12, thereby allowing the user to input a daily business report without forgetting.
[0050]
FIG. 12 shows control in the local network terminal 500. This control procedure is stored in a storage device such as a hard disk of the local network terminal 500 as a part of an application program constituting the business system of the local network terminal 500. .
[0051]
As shown in FIG. 12, when the local network terminal 500 (S1200) is powered on, ID information is collated first (S1201). In the collation of ID information, that is, the authentication process, biometric information such as a user's fingerprint or iris image pattern is input to the local network terminal 500 via a predetermined reading device with an ID card (IC card or the like) attached. Alternatively, ID information is input by a method such as inputting a user name and password information, and collated with an ID information database stored in the local network terminal 500, or as shown as an information path 211 in FIG. This is done by collating with the ID information database stored in the server 101.
[0052]
In this way, the system is configured so that the application program constituting the business system of the local network terminal 500 is not permitted to start (S1202) unless the ID information input / collation, that is, the authentication process ends normally. Security can be improved (however, the authentication process is optional).
[0053]
Subsequently, the application program constituting the business system of the local network terminal 500 is activated (S1202). At this time, prior to the actual application execution (S1204), the business report input form 1000 of FIG. Have users report their work. Thereby, the user can input a daily business report without forgetting.
[0054]
In other words, immediately after starting up the terminal (and when authentication by ID information input is performed normally), a business report input form is automatically displayed on the terminal screen to obligate the terminal user to report the business. Can be noticed. In addition, if it is used in a unified input form on all terminals, business reports can be easily performed, the processing on the side receiving the business reports is facilitated, and the reader side is also easy to understand. become.
[0055]
The business report input form in FIG. 3 is for an information terminal device having a relatively large input screen such as a desktop PC or a notebook PC.
[0056]
In FIG. 3, a title and user ID information, for example, an employee number and a name 1001 are displayed at the top of the business report input form 1000. The middle column is an information input field, which is composed of a date 1002, a start time 1003, an end time 1004, business content 1005, business content keywords 1006 and 1007, a memo field 1008 for entering business content and a summary of progress, and the like. .
[0057]
The input screen as shown in FIG. 3 can be configured by dedicated software as a part of the business application, but can be easily configured by using, for example, a WEB browser. For example, the simplest configuration is to automatically start a WEB browser when the business system is started, and specify the URL of an HTML (or XML) file that describes the business report input form 1000 as its “homepage”. You just have to. Naturally, the HTML (or XML) file describing the business report input form 1000 may be stored in any of the local machine (local network terminal), the service server 401, and the center server 101.
[0058]
The input screen as shown in FIG. 3 can be described using a form tag or Java (trademark name, hereinafter omitted) (or Java script) in the HTML format, and the user can input each input area (1002) shown in FIG. ~ 1008), after input, a predetermined operation (for example, operation of a “send” button not shown) satisfies the protocol via the HTTP protocol (or a network protocol of a layer such as Java). The business report information is transmitted to the center server 101 in the format.
[0059]
In the present embodiment, it is assumed that the center server 101 supports a format transmitted via an input form as shown in FIG. 3 as a format for receiving business report information.
[0060]
A business report from the mobile terminal 203, the mobile phone 204, or the facsimile apparatus with limited resources is relayed by the service server 401. At that time, the service server 401 uses the format requested by the center server 101 (for example, FIG. (HTTP data stream transmitted via an input form such as 3).
[0061]
The business report by the mobile terminal 203 and the mobile phone 204, and the relay and conversion processing of the service server 401 will be described later, but here, the details of the configuration of the business report input form 1000 of FIG. 3 will be further described.
[0062]
As shown in FIG. 3, the present embodiment is also characterized in that the minimum necessary information can be input to grasp the outline and progress of the work. In the example of FIG. 3, the reporter is 63439 Yasuaki Imai, and a survey on the motor and PWM drive was conducted between 8:00 and 10:00 on Monday, June 3, 2002, and the coil resistance value and inductance You can see that there was progress on.
[0063]
As shown in FIG. 3, the date 1002, the start time 1003, the end time 1004, the business content 1005, and the keywords 1006 and 1007 related to the business content are selected by pull-down menu display. This is another feature of the present embodiment.
[0064]
The date, time, and keyword input using such pull-down menu can be easily realized by using, for example, an HTML form format. For example, the business classification 1005 can be selected at the time of creation / supply of a business application by a terminal user who is in a sales position, or a technical position or a clerical position (or is selected by a user through another appropriate user interface). . For the keyword 1007, a plurality of menu items are prepared in the pull-down menu as default settings at the time of creating / supplying a business application, or the terminal user adds a favorite keyword via an appropriate user interface. If existing information can be edited, it is easy to classify and search when the corresponding information is made into a database.
[0065]
Further, in FIG. 3, a preview window 1009 is provided in the lower part of the display, and an overview of the input information is displayed in real time. This is also a feature of this embodiment. The reporter can confirm the contents inputted so far by looking at the preview window 1009.
[0066]
The business report information input from the business report input form 1000 is transmitted from each terminal to the server. In FIG. 1, the information processing terminal 102 of the large-scale network 100 is sent to the center server 101, the information processing terminal 302 of the small-scale network 300 is sent to the home server 301 or the service server 401, and the service server 401 is sent from the mobile terminal 203 or the mobile phone 204. Sent to.
[0067]
When the service server 401 receives the business report information, if the format needs to be converted such as that from a mobile terminal 203 or a mobile phone 204 described later, the service server 401 receives an image, audio data, or a simple input form (for example, a diagram described later). The format (or protocol conversion) is performed from the format 5) into a format requested by the center server 101, and then transmitted to the center server 101.
[0068]
The center server 101 processes and processes the received business report information, and finally creates a business document as shown in FIG. The database may be recorded in the form of the edited business document, or the date / time, keyword, and text may be extracted from the received business report information by other appropriate processing, and then recorded in the database. It may be.
[0069]
In FIG. 4, a daily business report 600 is shown, and the upper part is a time-series business history table 601, which indicates the business classification and the time zone in which it is executed for each keyword by arrows. The lower row is a memo column 602 for entering the progress, result, problem, etc. of the work. The business document format as shown in FIG. 4 is also suitable for recording output by a printer or the like.
[0070]
As described above, the present embodiment is also characterized in that information extracted from the terminal device is processed and calculated by the center server 101 to be finished into a specific business document. Such a configuration is particularly effective when reporting daily business reports, outing reports, etc. from the small-scale network 300, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204 to the head office or branch office where the large-scale network 100 or service office 400 is located. is there.
[0071]
That is, the information processing terminal 302, the mobile terminal 203, and the mobile phone 204 of the small-scale network 300 have limited information processing capabilities, and information that can be communicated with the service server 401 due to communication speed, transfer rate, and security restrictions. You may not be able to increase the amount. Therefore, communication from the terminal device to the center server 101 is performed by dividing a small chunk of information several times (especially information from the information processing terminal 302, the portable terminal 203, the cellular phone 204, etc. from the image or audio format). Conversion or format conversion is performed by the service server 401).
[0072]
Then, the center server 101 integrates some pieces of received information and compiles them into a business document (for example, business daily report 600) as shown in FIG. 4, so that the processing capacity and communication method of the terminal device are not limited. A work environment equivalent to that in the large-scale network 100 can be realized.
[0073]
Here, FIG. 5 shows a business input form used in a terminal device having a small display screen size such as the information processing terminal 302 or the portable terminal 203.
[0074]
In FIG. 5, the business input form is divided into three, and the divided forms can be switched by scrolling the information processing terminal 302 or the portable terminal 203 or switching pages.
[0075]
In the example of FIG. 5, a business input form date 711, a time window 710 (first window) indicating start time and end time 712, a business window 720 (second window) indicating business content 721 and business-related keywords 722. Window), and a memo window 730 (third window) for inputting the progress and result of work, communication items, and the like. A file 731 can be attached to the memo window 730 as shown.
[0076]
In the information processing terminal 302 or the mobile terminal 203, such an input form can be realized by operating an agent program downloaded locally or on the service server 401 or the center server 101 on the Java virtual machine.
[0077]
The business report information transmitted from the information processing terminal 302 or the portable terminal 203 using the input form as shown in FIG. 5 is transmitted to the service server 401. The service server 401 transmits the business report information to the center server 101. Then, format conversion (or protocol conversion) into a format requested by the center server 101 is performed. In the case of the input form of FIG. 5, compared with the input form of FIG. 3, the input form is simplified, but basically the same information can be transmitted. Therefore, in the case of the input form shown in FIG. 5, the service server 401 can easily perform conversion into a format requested by the center server 101 only by adjusting the transmission order.
[0078]
If voice recognition technology and character recognition technology are used, voice by mobile phone 204 or report by FAX 802 is possible as shown in FIG.
[0079]
In the example of FIG. 6, after inputting the date S500 and time S501 and the business content S502 by voice from the mobile phone 204, the related information is file-transmitted by the information terminal device 801 (S503) or by FAX 802. By doing (S504), the business report information is transmitted.
[0080]
The business report information by voice and image in FIG. 6 is transmitted to the service server 401.
[0081]
The transmission of the business report information by voice can be performed, for example, by performing communication between the service server 401 and the mobile phone 204 in an interactive manner. That is, the service server 401 transmits a prompt by a voice message recorded in advance to the mobile phone 204, and the user transmits the information requested by the prompt by voice (S500, S501, S502). Thereafter, the service server 401 performs speech recognition processing, converts the content spoken by the reporter into text information, and further performs format conversion (or protocol conversion) into a format requested by the center server 101, and then the center server. 101.
[0082]
Similarly, the text transmitted from the FAX 802 is converted into text information by character recognition (OCR) technology, and further converted into a format requested by the center server 101 (or protocol conversion) and then transmitted to the center server 101. can do.
[0083]
In this way, the center server 101 receives the business report information from the mobile phone 204 and FAX 802 by the same processing as the case of the business report information transmitted via the input form of FIG. Documents can be created and databased.
[0084]
In the above description, the service server 401 performs format (protocol) conversion of a simple text format, image, audio, etc. transmitted from the information processing terminals 102, 202, 801, the mobile terminal 203, the mobile phone 204, the FAX 802, and the like. However, when the center server 101 has sufficient processing capability, the center server 101 performs format (protocol) conversion of these simple text formats, images, sounds, etc. according to the circumstances of the system, and the information processing terminals 102, 202 , 801, mobile terminal 203, mobile phone 204, FAX 802, or the like directly communicates with the center server 101, or the service server 401 simply relays communication.
[0085]
The flow of information of the business report shown above is shown in FIG. The information processing terminals 102, 202, 801, the mobile terminal 203, the mobile phone 204, and the FAX 802 transmit the business report information input from the business report input form to the service server 401 (or the center server 101).
[0086]
The center server 101 converts the business report information received as described above into a database as a business report database in the auxiliary storage device 103, and a business document 600 (in the drawing, according to a predetermined format based on the received information). Create daily business reports.
[0087]
As described above, the business report information received by the service server 401 (or the center server 101) may be a document file (simple format document file) 901, an image file 902, an audio file 903, or the like. .
[0088]
The format (protocol) conversion of the document file 901, the image file 902, and the audio file 903 necessary for creating a database or business document processing (S403) in the center server 101 is performed by the service server 401 that relays communication as described above. This is performed using character recognition technology or voice recognition technology, or directly performed by the center server 101.
[0089]
In the database and business document processing, the document file 901 is converted into a data format or file type suitable for business document creation, and a keyword input in advance or a keyword extracted from the file is added as attribute information. The Image files and audio files are converted into document files, and keywords are added as attributes. The data processed in this way is searched and classified by keyword, date, and business type, and stored in the database. Also, in the business document processing, the business report 600 (business daily report in the figure) is created by pasting the extracted and processed information on the business document template prepared in a predetermined format to the optimum place. Is completed.
[0090]
Further, by performing control as shown in FIG. 8 in the service server 401 (center server 101) that should receive the business report information, it is possible to have a function of monitoring the business report from the user terminal.
[0091]
FIG. 8 shows communication control between the center server or service server (S600) and the information terminal device or portable information terminal device (S700).
[0092]
The center server or service server (S600) determines whether or not the business information required for creating the business document requested from the information terminal device or the portable information terminal device (S700) is received (S601). Here, for example, with reference to the clock information of the system clock, the business (specified in the business system) required for the information terminal device or the portable information terminal device (S700) periodically such as once every day, every few hours, etc. It is determined whether or not business report information that satisfies the reporting conditions is received.
[0093]
Here, as the business report conditions, for example, every few hours, every day, once every few days, etc., as well as business report information in a specific form of business report information (for example, shown in FIGS. 3 and 5). The business report information transmitted by the default input form at the time of startup) can be included.
[0094]
If the business information satisfying the conditions has not been received, the center server or the service server requests the information terminal device or the portable information terminal device (S700) to transmit the corresponding business report information (S602).
[0095]
This transmission request can be made, for example, by transmitting an e-mail with a specific header to the information terminal device or the portable information terminal device (S700). Also, a socket interface having a specific dedicated TCP port number for such communication is provided on the information terminal device or portable information terminal device (S700) side, and a transmission request for business report information is sent using this port. You may make it transmit. Of course, this type of communication is preferably performed using an encrypted communication channel.
[0096]
Upon receiving the transmission request S602, the information terminal device or the portable information terminal device (S700) displays the business report information transmission request on the screen (1010 in FIG. 3, 710, 720, 730 in FIG. 5). A text message such as “Please send a business report” is displayed either on the input form or outside the frame (S701). At the same time, a warning sound or a voice message may be output from the information terminal device or the portable information terminal device (S700).
[0097]
In this way, when the predetermined business report information has not been received, the server user notices the delay in the business report by prompting the server to send the business report information, and immediately inputs the necessary information, You can send a report.
[0098]
The processing of the service server 401 and the center server 101 as described above may be stored in the auxiliary storage device 403 or 103 as a server (daemon) control program (business system program) of the service server 401 and the center server 101. Then, the CPU (not shown) of the service server 401 and the center server 101 executes the program so that the network information processing as described above can be performed. It goes without saying that this type of server program or the above-described client programs of various user terminals can be supplied via a network in addition to being supplied via a medium such as a CD-ROM or MO.
[0099]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, the first server that performs business information processing and the first server are connected to the network, and the business report information is transmitted to the first server. In a network communication method, a communication device control program, and a communication device in a business system including a terminal device, the second device disposed between the first server and the terminal device transmits the terminal device. Since it adopts a configuration for performing protocol conversion or data format conversion necessary for reception and information processing of the first server for the business report information, in a networked business system, especially a mobile terminal, a mobile phone, etc. Even if it is a terminal device with limited resources such as Without giving large load to the computing resources of the server, without delay daily business information, also can collection without causing obsolescence or missing, there is an excellent effect that.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing the overall configuration of a business system adopting the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing functions of a service server according to the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a configuration of a business report input form used in the system of FIG. 1;
4 is an explanatory diagram showing an example of a business document format created in the system of FIG. 1; FIG.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a configuration of different business report input forms used in the system of FIG. 1;
6 is an explanatory diagram showing a state of a business report by voice or image performed in the system of FIG. 1. FIG.
7 is an explanatory diagram showing an outline of information processing related to a business report in the system of FIG. 1; FIG.
FIG. 8 is a flowchart showing a configuration of business report monitoring processing executed by a server in the system of FIG. 1;
FIG. 9 is an explanatory diagram showing an overall configuration of a conventional network.
FIG. 10 is a flowchart showing communication control of a device connected to a conventional large-scale network.
FIG. 11 is a flowchart showing the operation of a device connected to a conventional small office network.
12 is a flowchart showing an operation of a network terminal in the system of FIG.
[Explanation of symbols]
100 large-scale network
101 Center server
104 Office equipment
200 Internet
201 wireless repeater
203 Mobile terminal
204 Mobile phone
300 Small office network
102, 302, 801 Information processing terminal
400 Serviced Office
401 Service server
500 Local network terminal
600 business documents
730, 1000 Business report input form
802 FAX
901 Document file (simple format document file)
902 image file
903 audio file
