JP2005042915A - センサ付きボールねじ装置 - Google Patents

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山下  智史
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Abstract

【課題】ボールねじ装置をアクチュエータ装置として使用した場合、動作を検出した結果から動作を精密に制御する為にセンサを設けても、製造及び組み立てコストの軽減やコンパクト化の促進や簡単で安価な構成による精密な動作制御の達成を可能とすることである。
【課題手段】複数のボール18を介してナット20が支持されていて回転駆動源16により駆動されるボールねじ軸10の長手方向に離間した2つの位置を回転自在に支持する2つの支持軸受12,14の少なくとも一方に回転検出手段24が一体化されている。回転検出手段はボールねじ軸の回転を検出し、回転駆動源16の動作のフィードバック制御を可能にする。
【選択図】 図4

Description

この発明は、センサ付きボールねじ装置に関係している。
以下の2種類のボールねじ装置が従来から良く知られてる。
第1の種類のボールねじ装置は:ボールねじ軸と;ボールねじ軸の長手方向に相互に離間した複数の位置を回転自在に支持する複数の支持軸受と;ボールねじ軸を回転させる回転駆動源と;そして、ボールねじ軸上に複数のボールを介して支持されており、ボールねじ軸の一方向及び他方向の回転に伴ないボールねじ軸上を上記長手方向に沿い一方向及び他方向に移動するナットと;を備えている。
そして、第2の種類のボールねじ装置は:ボールねじ軸と;ボールねじ軸上に複数のボールを介して支持されているナットと;ナットの長手方向に相互に離間した複数の位置を回転自在に支持する複数の支持軸受と;そして、ナットを回転させ、ナットの一方向及び他方向の回転に伴ないボールねじ軸を上記長手方向に沿い一方向及び他方向に移動させる回転駆動源と;を備えている。
上述した第1の種類の従来のボールねじ装置は、操作されることが要求されている物体をナットに連結することにより所謂アクチュエータ装置として使用することが可能である。
また、上述した第2の種類の従来のボールねじ装置は、操作されることが要求されている物体をボールねじ軸の長手方向における一端部に連結することにより所謂アクチュエータ装置として使用することが可能である。
そして従来のボールねじ装置の回転駆動源は一般的に殆どが電動機である。
組み立ての容易さや保守点検の容易さやコンパクトさや静粛性や制御の容易さに優れる等の理由により、近年では油圧式や空気圧式アクチュエータ装置に代わり電動式アクチュエータ装置に対する要求が高まっている。
例えば特に自動車において使用される種々のアクチュエータ装置では、このような要求が高い。
特開平11−2322号公報,特開2001−163198号公報,特開2001−122090号公報,そして特開2001−130402号公報には、自動車において使用される種々の電動式アクチュエータ装置が開示されている。
また、特開2001−164912号公報には、内燃機関の可変バルブにおいて弁体の開放量を制御する為の電動式アクチュエータ装置が開示されている。
アクチュエータ装置を使用する場合、アクチュエータ装置の動作を精密に制御するには、アクチュエータ装置の動作の結果を検出し、その検出結果を基にアクチュエータ装置の動作を制御する必要がある。
そして、従来のアクチュエータ装置では、電動式アクチュエータ装置も含めて、アクチュエータ装置の動作の結果を検出する検出手段がアクチュエータ装置から独立して設けられている。アクチュエータ装置から独立して設けられている検出手段は、アクチュエータ装置の組み立てや設置から独立して組み立てや設置が行なわれている。そして、このことが、検出手段とアクチュエータ装置との組み合わせの組み立てや設置を煩雑にし、検出手段と組み合わされたアクチュエータ装置の製造及び組み立てコストを上昇させている。さらに、このことが、検出手段と組み合わされたアクチュエータ装置のコンパクト化を阻害している。
従って、上述した如き種々の利点を有している電動式アクチュエータ装置と組み合わされて使用される検出手段は、電動式アクチュエータ装置の構成要素として組み込まれ電動式アクチュエータ装置の組み立てや設置と同時に検出手段の組み立てや設置も行なわれることが好ましい。
なお、軸受中に組み込まれて軸受により支持されている回転軸の回転を検出可能な回転検出手段が、特開平7−325098号公報,特開2002−213472号公報,そして特開2000−211311号公報により知られている。そしてこのような回転検出手段が組み込まれている軸受は、センサ内蔵軸受又はセンサ付き軸受などと呼ばれている。
また、より簡単でより安価な構成により精密にアクチュエータ装置の動作を制御したという要望は常に存在している。
特開平11−2322号公報 特開2001−163198号公報 特開2001−122090号公報 特開2001−130402号公報 特開2001−164912号公報 特開平7−325098号公報 特開2002−213472号公報 特開2000−211311号公報
この発明の目的は、上述した如き従来のボールねじ装置を所謂アクチュエータ装置として使用する場合、アクチュエータ装置の動作の結果を検出し、その検出結果を基にアクチュエータ装置の動作を制御しアクチュエータ装置の動作を精密に制御する為に、ボールねじ装置にセンサを設けた場合でも、センサ及びボールねじ装置の組み立てや設置を同時に行なうことが出来、ひいては製造及び組み立てコストを軽減することが出来るとともにコンパクト化を促進させることが出来、さらにはより簡単でより安価な構成により精密にアクチュエータ装置の動作を制御することが出来る、センサ付きボールねじ装置を提供することである。
上述したこの発明の目的を達成するために、この発明に従ったセンサ付きボールねじ装置は:
ボールねじ軸と;
ボールねじ軸を回転自在に支持する少なくとも1つの支持軸受と;
ボールねじ軸を回転させる回転駆動源と;
ボールねじ軸上に複数のボールを介して支持されており、ボールねじ軸の一方向及び他方向の回転に伴ないボールねじ軸上を上記長手方向に沿い一方向及び他方向に移動するナットと;
を備えており、
上記少なくとも1つの支持軸受が、支持軸受と一体化されたセンサを伴なうセンサ付き支持軸受である、
ことを特徴としている。
上述したこの発明の目的を達成するために、この発明に従ったもう1つのセンサ付きボールねじ装置は:
ボールねじ軸と;
ボールねじ軸上に複数のボールを介して支持されているナットと;
ナットを回転自在に支持する少なくとも1つの支持軸受と;
ナットを回転させ、ナットの一方向及び他方向の回転に伴ないボールねじ軸を上記長手方向に沿い一方向及び他方向に移動させる回転駆動源と;
を備えており、
上記少なくとも1つの支持軸受が、支持軸受と一体化されたセンサを伴なうセンサ付き支持軸受である、
ことを特徴としている。
以上詳述したことから明らかなようにこの発明に従ったセンサ付きボールねじ装置によれば、このセンサ付きボールねじ装置を所謂アクチュエータ装置として使用する場合、アクチュエータ装置の動作の結果を検出し、その検出結果を基にアクチュエータ装置の動作を制御しアクチュエータ装置の動作を精密に制御する為に、ボールねじ装置にセンサを設けたにもかかわらず、センサ及びボールねじ装置の組み立てや設置を同時に行なうことが出来、ひいては製造及び組み立てコストを軽減することが出来るとともにコンパクト化を促進させることが出来、さらにはより簡単でより安価な構成により精密にアクチュエータ装置の動作を制御することが出来る。
以下この発明の種々の実施の形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
先ず最初に図1を参照しながら、この発明の第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置を説明する。この第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置は、ボールねじ軸回転・ナット移動型と呼ばれているものである。図1には、この発明の第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図が示されている。
この実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置は、ボールねじ軸10と、ボールねじ軸10の長手方向に相互に離間した少なくとも2つの位置を回転自在に支持する少なくとも2つの支持軸受12,14と、ボールねじ軸10を回転させる回転駆動源16と、を備えている。ボールねじ軸10は回転駆動源16の出力軸に対し直接又は公知の回転力伝達手段を介して間接的に連結されている。この実施の形態において回転駆動源16は電動モータにより構成されている。
少なくとも2つの支持軸受12,14の夫々の外輪と回転駆動源16とは、図示されていない固定台座に固定されている。また、少なくとも2つの支持軸受12,14の夫々の内輪は、ボールねじ軸10の上記少なくとも2つの位置に対し固定されていて、上記少なくとも2つの位置との間で例えば滑りのような相対的な動きを発生させない。
ボールねじ軸10上には、複数のボール18を循環式に保持しているナット20が複数のボール18を介して支持されている。ボールねじ軸10上のナット20は、ボールねじ軸10の一方向及び他方向への回転に伴ないボールねじ軸10上をボールねじ軸10の長手方向に沿い両方向矢印Aにより指摘されている一方向及び他方向に移動する。
ナット20には、ナット20の上記移動により操作する被操作物22が連結されている。被操作物22は、この実施の形態のセンサ付きボールねじ装置をアクチュエータ装置として使用した場合に、上記アクチュエータ装置により操作される対象物である。
上記少なくとも2つの支持軸受12,14には、上記少なくとも2つの支持軸受12,14の夫々が支持しているボールねじ軸10の上記少なくとも2つの位置の回転を夫々検出する少なくとも2つの回転検出手段24が設けられている。少なくとも2つの回転検出手段24は上記少なくとも2つの支持軸受12,14に一体化されていて、回転検出手段24と一体化されている上記少なくとも2つの支持軸受12,14の夫々は、従来から所謂センサ付き軸受或いはセンサ内蔵軸受けとして市場に広く流通している。従って、上記少なくとも2つの支持軸受12,14の夫々に一体化されている回転検出手段24の詳細な構成はここで説明しない。
上記少なくとも2つの回転検出手段24は、上記少なくとも2つの回転検出手段24が検出した回転の位相差を基礎にナット20の移動に伴ないボールねじ軸10に発生する回転トルクを検出するトルク検出手段26に接続されている。
トルク検出手段26は、この実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の動作を制御する為の制御手段28に含まれており、制御手段28には回転駆動源16が接続されている。
上述した如く構成されているこの発明の第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置においては、回転駆動源16によりボールねじ軸10を一方向或いは他方向に回転させることによりボールねじ軸10上でナット20をボールねじ軸10の長手方向に沿った一方向或いは他方向に移動させている間に被操作物22からナット20に負荷される上記長手方向に沿った負荷が増大すると、ナット20とボールねじ軸10との間に介在されている複数のボール18により上記負荷がボールねじ軸10にも伝達される。上記負荷は最終的には上記少なくとも2つの支持軸受12,14のいずれか一方にスラスト力として作用し上記一方により支持される。
また同時に、回転駆動源16に近く回転駆動源16からのトルクが伝達される一方の支持軸受14の内輪の回転と回転駆動源16から遠く回転駆動源16からのトルクが伝達されない他方の支持軸受12の内輪の回転との間に微小な位相差が生じる。
上記少なくとも2つの支持軸受12,14の上記一方と上記他方の内輪の回転の位相差における微小な差異は、上記少なくとも2つの支持軸受12,14に一体的に設けられている少なくとも2つの回転検出手段24により検出される。そして、上記少なくとも2つの回転検出手段24により検出された回転の位相差のずれは、トルク検出手段26により、ナット20の移動に伴ないボールねじ軸10に発生した回転トルクとして検出される。
制御手段28は、トルク検出手段26により検出された回転トルクを基礎に、被操作物22からナット20に負荷される上記長手方向に沿った負荷を推測し、この推測された負荷に基づいて必要であれば回転駆動源16によるボールねじ軸10の回転を制御する。
なお、上記少なくとも2つの回転検出手段24に、例えば温度センサや加速度センサのような他の種々のセンサを組み込むことも可能である。これら、他の種々のセンサにより検出された他の種々の物理的な値も、この発明の第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の動作を制御する為の種々のデータベースとして制御手段28において処理させることが可能である。
[第2の実施の形態]
次に、図2の(A)及び(B)を参照しながら、この発明の第2の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置を説明する。この発明の第2の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置は、ナット回転・ボールねじ軸移動型と呼ばれているものである。図2(A)には、この発明の第2の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図が示されていて、ここにおいてセンサ付きボールねじ装置のボールねじ軸は引っ込み位置に配置されている。また、図2(B)にも、この発明の第2の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図が示されているが、ここにおいてセンサ付きボールねじ装置のボールねじ軸は突出位置に配置されている。
この実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置は、ボールねじ軸30と、ボールねじ軸30上に複数のボール32を介して支持されているナット34と、ナット34の長手方向に相互に離間した少なくとも2つの位置を回転自在に支持する少なくとも2つの支持軸受36,37と、を備えている。
この実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置はまた、ナット34を回転させ、ナット34の一方向及び他方向の回転に伴ないボールねじ軸30を上記長手方向に沿い一方向及び他方向に移動させる回転駆動源38も備えている。
この実施の形態おいて回転駆動源38は電動モータにより構成されているが、ナット34は回転駆動源38の回転子の一部を構成している。より詳細には、ナット34が回転駆動源38の外装ハウジング38aの内部空間中に配置されていて、ナット34の為の少なくとも2つの支持軸受36,37の夫々の外輪が外装ハウジング38aの内部に固定されている。また、少なくとも2つの支持軸受36,37の夫々の内輪は、ナット34の上記少なくとも2つの位置に対して固定されていて、上記少なくとも2つの位置との間で例えば滑りのような相対的な動きを発生させない。
ナット34の外周面には、回転駆動源38の為のコイル38b及び整流子38cを保持した筒状の回転子本体38dの一端部が固定されていて、回転子本体38dの他端部は外装ハウジング38aの内部空間中に配置されている軸受38eにより回転自在に支持されている。外装ハウジング38aの内部空間中にはさらに、整流子38cに接触するブラシ38fや回転子本体38dのコイル38bに対面した永久磁石38gが配置されている。
そして、ナット34に対して回転駆動源38の回転子本体38dとは反対側に位置しているボールねじ軸30の端部が外装ハウジング38aから外部空間に露出されている。
なお、回転駆動源38は、ナット34から独立している電動モータにより構成することも出来、この場合には回転駆動源38とナット34の為の少なくとも2つの支持軸受36,37が図示されない台座に固定され、ナット34に回転駆動源38の出力軸が直接又は公知の回転力伝達手段を介して連結される。
ナット34中のボールねじ軸30は、ナット34の一方向及び他方向への回転に伴ないナット34中をナット34の長手方向に沿い両方向矢印Bにより指摘されている一方向及び他方向に移動する。その結果、ボールねじ軸30の外端部が外装ハウジング38aから外部空間に露出する長さが変化する。
図2(A)には、ボールねじ軸30の外端部が外装ハウジング38aに対し最も引っ込んでいるボールねじ軸30の引っ込み位置が示されている。また、図2(B)には、ボールねじ軸30の外端部が外装ハウジング38aに対し最も突出しているボールねじ軸30の突出位置が示されている。
ボールねじ軸30の外端部には、ボールねじ軸30の上記移動により操作する被操作物40が連結されている。被操作物40は、この実施の形態のセンサ付きボールねじ装置をアクチュエータ装置として使用した場合に、上記アクチュエータ装置により操作される対象物である。例えば、被操作物40は、自動車のパーキングブレーキの為の操作部材であることが出来る。
上記少なくとも2つの支持軸受36,37には、上記少なくとも2つの支持軸受36,37の夫々が支持しているナット34の上記少なくとも2つの位置の回転を夫々検出する少なくとも2つの回転検出手段42が設けられている。少なくとも2つの回転検出手段42は上記少なくとも2つの支持軸受36,37に一体化されていて、回転検出手段42と一体化されている上記少なくとも2つの支持軸受36,37の夫々は、従来から所謂センサ付き軸受或いはセンサ内蔵軸受けとして市場に広く流通している。従って、上記少なくとも2つの支持軸受36,37の夫々に一体化されている回転検出手段42の詳細な構成はここで説明しない。
上記少なくとも2つの回転検出手段42は、上記少なくとも2つの回転検出手段42が検出した回転の位相差を基礎にボールねじ軸30の移動に伴ないナット34に発生する回転トルクを検出するトルク検出手段44に接続されている。
トルク検出手段44は、この実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の動作を制御する為の制御手段46に含まれており、制御手段46には回転駆動源38が接続されている。
上述した如く構成されているこの発明の第2の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置においては、回転駆動源38によりナット34を一方向或いは他方向に回転させることによりナット34中でボールねじ軸30をナット34の長手方向に沿った一方向或いは他方向に移動させている間に被操作物40からボールねじ軸30に負荷される上記長手方向に沿った負荷が増大すると、ボールねじ軸30とナット34との間に介在されている複数のボール32により上記負荷がナット34にも伝達され、上記負荷は最終的には上記少なくとも2つの支持軸受36,37のいずれか一方にスラスト力として作用し上記一方により支持される。
また同時に、回転駆動源38に近く回転駆動源38からのトルクが伝達される一方の支持軸受37の内輪の回転と回転駆動源38から遠く回転駆動源38からのトルクが伝達されない他方の支持軸受36の内輪の回転との間に微小な位相差が生じる。
上記少なくとも2つの支持軸受36,37の上記一方と上記他方の内輪の回転の位相差における微小な差異は、上記少なくとも2つの支持軸受36,37に一体的に設けられている少なくとも2つの回転検出手段42により検出される。そして、上記少なくとも2つの回転検出手段42により検出された回転の位相差のずれは、トルク検出手段44により、ボールねじ軸30の移動に伴ないナット34に発生した回転トルクとして検出される。
制御手段46は、トルク検出手段42により検出された回転トルクを基礎に、被操作物40からボールねじ軸30に負荷される上記長手方向に沿った負荷を推測し、この推測された負荷に基づいて必要であれば回転駆動源38によるナット34の回転を制御する。
なお、この実施の形態においても、上記少なくとも2つの回転検出手段42に、例えば温度センサや加速度センサのような他の種々のセンサを組み込むことも可能である。これら、他の種々のセンサにより検出された他の種々の物理的な値も、この発明の第2の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の動作を制御する為の種々のデータベースとして制御手段46において処理させることが可能である。
[第3の実施の形態]
次に、図3を参照しながら、この発明の第3の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置を説明する。この発明の第3の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置は、ナット回転・ボールねじ軸移動型と呼ばれているものである。図3には、この発明の第3の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図が示されていて、ここにおいてセンサ付きボールねじ装置のボールねじ軸は突出位置と引っ込み位置との間に配置されている。
この実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置は、ボールねじ軸50と、ボールねじ軸50上に複数の図示されていないボールを介して支持されているナット52と、ナット52を回転自在に支持する少なくとも1つの支持軸受54と、を備えている。
より詳細には、図3中では、ボールねじ軸50においてねじ溝が形成されていない操作部50aは、自動車において4輪の駆動方式を2輪駆動,4輪駆動低速,そして4輪駆動高速の間で切り換えるための動力伝達切り換え機構のハウジング56により囲まれた内部空間中に延出されている。上記内部空間中には図示しない潤滑油が収容されていて、この図示しない潤滑油は上記動力伝達切り換え機構が作動している間には略140°C近くの高温になる。
上記内部空間中でボールねじ軸50の操作部50aには、動力伝達切り換え機構を操作する為の部材、例えばフォーク部材、58が、公知の固定手段により固定されている。
上記内部空間中でボールねじ軸50の操作部50aの末端部50bは、ハウジング56の内表面の所定の位置に回転自在及びボールねじ軸50の長手方向に所定の範囲で移動可能に支持されている。
図3中では、ボールねじ軸50において複数の図示されていないボールを介してナット52が支持されているねじ溝形成部はナット52に覆われていて見ることが出来ないが、ナット52とともにハウジング56の外部に突出して配置されている。ボールねじ軸50の操作部50aにおいて上記ねじ溝形成部に隣接した領域は、密封部材56aを介してハウジング56に回転自在にボールねじ軸50の長手方向に沿い移動可能に支持されているとともに、ハウジング56の内部空間に対して少なくとも液密に、好ましくは気密に、されている。
ナット52の為の支持軸受54は、ナット52においてハウジング56の近傍の端部(近位端部)をハウジング56の外表面に対し回転自在に支持している。
ナット52においてハウジング56から遠い方の端部(遠位端部)に隣接して、回転駆動源58が配置されている。回転駆動源58は、支持体60によりハウジング56の外表面に固定されている。この実施の形態おいて回転駆動源58は電動モータにより構成されており、回転駆動源58の回転子58aはナット52の遠位端部に回転力を伝達するよう連結されている。
この実施の形態において、支持軸受54は支持軸受54と一体化されたセンサ62を伴なうセンサ付き軸受である。センサ62はナット52の回転を検出する回転検出手段を含んでいて、回転駆動源58の動作を制御する制御手段64に接続されている。
このように構成されている第3の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置では、センサ62が検出したナット52の回転を基礎に制御手段64により回転駆動源58の回転子58aの回転をフィードバック制御させることにより、ナット52に対するボールねじ軸50の自身の長手方向に沿った相対的な位置を精密に制御することが出来る。このことは、このように構成されている第3の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置では、略140°C近くの高温になる図示しない潤滑油が収容されているハウジング56の内部空間中において図示されていない上記動力伝達切り換え機構の操作の為の部材、例えばフォーク部材、58を精密に制御することが出来ること意味している。
しかも、このような精密な制御をもたらす、センサ62や、ボールねじ軸50の上記ねじ溝形成部とナット52との組み合わせや、制御手段64を伴なった回転駆動源58を、略140°C近くの高温になる図示しない潤滑油が収容されているハウジング56の内部空間中から遮断して外部空間に配置することが出来る。このことは、これらの構成を簡易にし、安価にする。また、ハウジング56の内部空間中からの上記図示しない潤滑油の漏れを長期間に亘り確実に防止することが出来る。
この結果、ボールねじ装置にセンサ62を設けたにもかかわらず、センサ62及びボールねじ装置の組み立てや設置を同時に行なうことが出来、ひいては製造及び組み立てコストを軽減することが出来るとともにコンパクト化を促進させることが出来、しかも、より簡単でより安価な構成により精密にアクチュエータ装置であるボールねじ装置の動作を制御することが出来る。
なお上述した実施の形態において、ボールねじ軸50においてねじ溝が形成されていない操作部50aが延出していたのは、自動車において4輪の駆動方式を2輪駆動,4輪駆動低速,そして4輪駆動高速の間で切り換えるための動力伝達切り換え機構のハウジング56により囲まれた内部空間中であったが、ボールねじ軸50の操作部50aは自動車において自動変速機の為のハウジング中に延出され、自動変速機を操作する為の部材、例えばフォーク部材、が公知の固定手段により固定されていても良い。
自動変速機の為のハウジングの内部空間中にも、上記動力伝達切り換え機構のハウジング56により囲まれた内部空間中と同様に、自動変速機が作動している間に高温になる潤滑油が収容されている。
なお、この実施の形態においても、センサ62に、例えば温度センサや加速度センサのような他の種々のセンサを組み込むことも可能である。これら、他の種々のセンサにより検出された他の種々の物理的な値も、この発明の第3の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の動作を制御する為の種々のデータベースとして制御手段64において処理させることが可能である。
[第4の実施の形態]
次に、図4の(A)を参照しながら、この発明の第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置を説明する。この発明の第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置は、ボールねじ軸回転・ナット移動型と呼ばれているものである。図4の(A)には、この発明の第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図が示されている。
この発明の第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の構成の大部分は、図1中に示されているこの発明の第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の構成の大部分と同じである。従って、この発明の第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置において、第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の構成部材と同じ構成部材には、第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の対応する構成部材を指摘している参照符号と同じ参照符号を付し、詳細な説明は省略する。
第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の構成が第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の構成と異なっているのは、ボールねじ軸10においてボールねじ軸10の長手方向に相互に離間した2つの位置を回転自在に支持している2つの支持軸受12,14において回転駆動源16に近い方の一方の支持軸受14にのみセンサとしての回転検出手段24が一体的に取り付けられており、回転駆動源28から遠い方の他方の支持軸受12にはセンサとしての回転検出手段24が取り付けられていない。即ち、センサとしての回転検出手段24が一体的に取り付けられている一方の支持軸受14のみがセンサ付き支持軸受として機能する。
そして、回転検出手段24は回転駆動源16の動作を制御する為の制御手段28に接続されている。
ナット20に、ボールねじ軸10の長手方向に沿ったナット20の移動により操作する被操作物70が連結されている。この実施の形態において被操作物70は、図示されていない内燃機関の可変バルブにおいて弁体の開放量を制御する為の回転部材70aを含む制御機構である。
このように構成されている第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置では、センサとしての回転検出手段24が検出したボールねじ軸10の回転を基礎に制御手段28により回転駆動源16の出力軸の回転をフィードバック制御させることにより、ボールねじ軸10の長手方向に沿ったナット20の相対的な位置を精密に制御することが出来る。このことは、ナット20により被操作物70、この実施の形態では図示されていない内燃機関の可変バルブにおいて弁体の開放量を制御する為の回転部材70aを含む制御機構、を精密に制御することが出来ることを意味している。
そして、図示されていない内燃機関の可変バルブにおいて弁体を所定量開放する為に必要な制御機構70の回転部材70aの回転量は、回転部材70aにこの回転量を行なわせるナット20の所定量の移動に必要なボールねじ軸10の回転量に比べると遥かに小さい。このことは、回転部材70aの回転量を精密に制御する為には、回転部材70aの回転量を直接測定するよりもボールねじ軸10の回転量を測定することにより回転部材70aの回転量を間接的に測定するほうが容易であり、より安価な回転検出手段を使用することが出来ることを意味してる。
このように構成されている第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置では、センサとしての回転検出手段24が検出したボールねじ軸10の回転を基礎に制御手段28により回転駆動源16の出力軸の回転をフィードバック制御させることにより、ボールねじ軸10の長手方向に沿ったナット20の相対的な位置を精密に制御することが出来る。このことは、ボールねじ軸10により被操作物70、この実施の形態では図示されていない内燃機関の可変バルブにおいて弁体の開放量を制御する為の回転部材70aを含む制御機構、を精密に制御することが出来ることを意味している。
なお、この実施の形態においてセンサとしての回転検出手段24が一体的に取り付けられていたのは回転駆動源16に近い方の一方の支持軸受14であったが、回転駆動源16から遠い方の他方の支持軸受12にのみセンサとしての回転検出手段24が取り付けられ他方の支持軸受12のみをセンサ付き支持軸受として構成した場合でも、上述したように回転駆動源16に近い方の一方の支持軸受14のみをセンサ付き支持軸受として構成した場合と同様に機能させることが出来る。
なお、この実施の形態においても、センサに、例えば温度センサや加速度センサのような他の種々のセンサを組み込むことも可能である。これら、他の種々のセンサにより検出された他の種々の物理的な値も、この発明の第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の動作を制御する為の種々のデータベースとして制御手段28において処理させることが可能である。
[第5の実施の形態]
次に、図4の(B)を参照しながら、この発明の第5の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置を説明する。この発明の第5の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置は、ナット回転・ボールねじ軸移動型と呼ばれているものである。図4の(B)には、この発明の第5の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図が示されている。
この実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置は、ボールねじ軸80と、ボールねじ軸80上に複数のボール82を介して支持されているナット84と、ボールねじ軸80の長手方向に沿い相互に離間した複数の位置でナット84を回転自在に支持する複数の支持軸受86,88と、ナット84を回転させナット84の一方向及び他方向の回転に伴ないボールねじ軸80を上記長手方向に沿い両方向矢印Bで示されている一方向及び他方向に移動させる回転駆動源90と、を備えている。
より詳細には、ナット84は上記長手方向に沿い相互に離間した2つの位置を2つの支持軸受86,88により回転自在に支持されている。2つの支持軸受86,88の夫々の外輪と回転駆動源90は、図示されていない固定台座に固定されている。また、2つの支持軸受86,88の夫々の内輪は、ナット84の上記2つの位置に対し固定されていて、上記2つの位置との間で例えば滑りのような相対的な動きを発生させない。
この実施の形態において回転駆動源90は電動モータにより構成されている。回転駆動源90の出力軸とナット84との間には、回転駆動源90の出力軸から回転力をナット84に伝達する為の公知の回転力伝達機構92が介在されている。この実施の形態において回転力伝達機構92は、ナット84に固定された歯車と回転駆動源90の出力軸に固定された歯車とを含む歯車列により構成されている。
ナット84においてボールねじ軸80の長手方向に相互に離間した2つの位置を回転自在に支持している2つの支持軸受86,88において回転駆動源90に近い方の一方の支持軸受88にのみセンサとしての回転検出手段94が一体的に取り付けられており、回転駆動源90から遠い方の他方の支持軸受86にはセンサとしての回転検出手段が取り付けられていない。即ち、センサとしての回転検出手段94が一体的に取り付けられている一方の支持軸受88のみがセンサ付き支持軸受として機能する。
そして、回転検出手段94は回転駆動源90の動作を制御する為の制御手段96に接続されている。
ナット84から外方に延出しているボールねじ軸80の端部に、ボールねじ軸80のその長手方向に沿った移動により操作する被操作物70が連結されている。この実施の形態において被操作物70は、図示されていない内燃機関の可変バルブにおいて弁体の開放量を制御する為の回転部材70aを含む制御機構である。
このように構成されている第5の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置では、センサとしての回転検出手段94が検出したナット84の回転を基礎に制御手段96により回転駆動源90の出力軸の回転をフィードバック制御させることにより、ナット84に対するボールねじ軸80の自身の長手方向に沿った相対的な位置を精密に制御することが出来る。このことは、ナット20により被操作物70、この実施の形態では図示されていない内燃機関の可変バルブにおいて弁体の開放量を制御する為の回転部材70aを含む制御機構、を精密に制御することが出来ることを意味している。
そして、図示されていない内燃機関の可変バルブにおいて弁体を所定量開放する為に必要な制御機構70の回転部材70aの回転量は、回転部材70aにこの回転量を行なわせる、ナット84に対するボールねじ軸80の所定量の移動に必要なナット84の回転量に比べると遥かに小さい。このことは、回転部材70aの回転量を精密に制御する為には、回転部材70aの回転量を直接測定するよりもナット84の回転量を測定することにより回転部材70aの回転量を間接的に測定するほうが容易であり、より安価な回転検出手段を使用することが出来ることを意味してる。
このように構成されている第5の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置では、センサとしての回転検出手段94が検出したナット84の回転を基礎に制御手段96により回転駆動源90の出力軸の回転をフィードバック制御させることにより、ナット84に対するボールねじ軸80の自身の長手方向に沿った相対的な位置を精密に制御することが出来る。このことは、ボールねじ軸80により被操作物70、この実施の形態では図示されていない内燃機関の可変バルブにおいて弁体の開放量を制御する為の回転部材70aを含む制御機構、を精密に制御することが出来ることを意味している。
なお、この実施の形態においてセンサとしての回転検出手段94が一体的に取り付けられていたのは回転駆動源90に近い方の一方の支持軸受88であったが、回転駆動源90から遠い方の他方の支持軸受86にのみセンサとしての回転検出手段94が取り付けられ他方の支持軸受86のみをセンサ付き支持軸受として構成した場合でも、上述したように回転駆動源90に近い方の一方の支持軸受88のみをセンサ付き支持軸受として構成した場合と同様に機能させることが出来る。
なお、この実施の形態においても、センサに、例えば温度センサや加速度センサのような他の種々のセンサを組み込むことも可能である。これら、他の種々のセンサにより検出された他の種々の物理的な値も、この発明の第5の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の動作を制御する為の種々のデータベースとして制御手段96において処理させることが可能である。
この発明の第1の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図である。 (A)は、この発明の第2の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図が示されていて、ここにおいてセンサ付きボールねじ装置のボールねじ軸は引っ込み位置に配置されており;また、(B)にも、この発明の第2の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図が記載されているが、ここにおいてセンサ付きボールねじ装置のボールねじ軸は突出位置に配置されている。 この発明の第3の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図である。 (A)は、この発明の第4の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図であり;そして、 (B)は、この発明の第5の実施の形態に従ったセンサ付きボールねじ装置の概略的な縦断面図である。
符号の説明
10,30,50,80…ボールねじ軸、12,14,36,37,54,86,88…支持軸受、16,38,58,90…回転駆動源、18,32,82…ボール、20,34,52,84…ナット、24,42,62,94…回転検出手段、26,44…トルク検出手段。

Claims (6)

  1. ボールねじ軸と;
    ボールねじ軸を回転自在に支持する少なくとも1つの支持軸受と;
    ボールねじ軸を回転させる回転駆動源と;
    ボールねじ軸上に複数のボールを介して支持されており、ボールねじ軸の一方向及び他方向の回転に伴ないボールねじ軸上を上記長手方向に沿い一方向及び他方向に移動するナットと;
    を備えており、
    上記少なくとも1つの支持軸受が、支持軸受と一体化されたセンサを伴なうセンサ付き支持軸受である、
    ことを特徴とするセンサ付きボールねじ装置。
  2. 上記センサ付き支持軸受のセンサは、ボールねじ軸の回転を検出する回転検出手段を含んでいる、ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ付きボールねじ装置。
  3. ボールねじ軸の長手方向に相互に離間した複数の位置を回転自在に支持する複数の支持軸受を備えており、
    上記複数の支持軸受の中の少なくとも2つが、支持軸受と一体化されたセンサを伴なうセンサ付き支持軸受であり、
    上記少なくとも2つのセンサ付き支持軸受のセンサは、夫々が支持しているボールねじ軸の少なくとも2つの位置の回転を夫々検出する少なくとも2つの回転検出手段を含んでおり、そして
    上記少なくとも2つの回転検出手段が検出した回転の位相差を基礎にナットの移動に伴ないボールねじ軸に発生する回転トルクを検出するトルク検出手段をさらに備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ付きボールねじ装置。
  4. ボールねじ軸と;
    ボールねじ軸上に複数のボールを介して支持されているナットと;
    ナットを回転自在に支持する少なくとも1つの支持軸受と;
    ナットを回転させ、ナットの一方向及び他方向の回転に伴ないボールねじ軸を上記長手方向に沿い一方向及び他方向に移動させる回転駆動源と;
    を備えており、
    上記少なくとも1つの支持軸受が、支持軸受と一体化されたセンサを伴なうセンサ付き支持軸受である、
    ことを特徴とするセンサ付きボールねじ装置。
  5. 上記センサ付き支持軸受のセンサは、ナットの回転を検出する回転検出手段を含んでいる、ことを特徴とする請求項4に記載のセンサ付きボールねじ装置。
  6. ナットの長手方向に相互に離間した複数の位置を回転自在に支持する複数の支持軸受を備えており、
    上記複数の支持軸受の中の少なくとも2つが、支持軸受と一体化されたセンサを伴なうセンサ付き支持軸受であり、
    上記少なくとも2つのセンサ付き支持軸受のセンサは、夫々が支持しているナットの少なくとも2つの位置の回転を夫々検出する少なくとも2つの回転検出手段を含んでおり、そして
    上記少なくとも2つの回転検出手段が検出した回転の位相差を基礎に、ボールねじ軸の移動に伴ないナットに発生する回転トルクを検出するトルク検出手段をさらに備えている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のセンサ付きボールねじ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115882A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Toyota Motor Corp 回転直線運動変換機構の動作特性測定装置

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