JP2005041292A

JP2005041292A - Locking mechanism for seat

Info

Publication number: JP2005041292A
Application number: JP2003201182A
Authority: JP
Inventors: Taiyo Otsuka; 太陽大塚; Seiichiro Inatome; 誠一郎稲留
Original assignee: Araco Co Ltd
Current assignee: Araco Co Ltd
Priority date: 2003-07-24
Filing date: 2003-07-24
Publication date: 2005-02-17
Anticipated expiration: 2023-07-24
Also published as: JP4225145B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a locking mechanism for a seat capable of eliminating looseness at the time of locking and a noise emission caused by the looseness and avoiding an increase in the number of component parts without impairing the operating performance of locking and unlocking. <P>SOLUTION: The locking mechanism for the vehicle seat is structured so that a lock base 21 is fixed to the body side or the seat side of a vehicle and an engaging member 32 is secured to the other, and when the engaging member 32 is received by the releasing part 22 of the lock base 21, the peripheral surface of the engaging member 32 is restrained by a hook part 23a of a locking member 23, wherein at least the periphery of the hook part 23a of the locking member 23 is covered with a resin layer 25. The resin layer 25 is furnished rigidly with a projection to make elastic deformation upon interfering with the peripheral surface of the engaging member 32 in a place on the hook member 23a restraining the peripheral surface of the engaging member 32. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートを車両のボデー側に固定するためのシート用ロック機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種のロック機構は、例えば特許文献１に開示された技術が知られている。この技術では、シート側に固定されたロックベースが、第１および第２のロックアームを備えている。このロックベースの開放部に、フロア上に固定された係止部材を受け入れたとき、第１のロックアームが、そのフック部によって係止部材を拘束した状態に回動してロック状態になる。このときのフック部と係止部材との間には、ロックおよびロック解除の作動性を確保するために所定のクリアランスが設定されている。そこで、ロック時には、第２のロックアームがスプリングの付勢力を受けて、係止部材をロックベースの開放部内の縁に押し付けている。これにより、開放部と係止部材との間のクリアランスを詰め、ロック時におけるがたつきを抑えている。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１１−１１５５６８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術において、ロック時のがたつきを効果的に抑えるには、第２のロックアームに対するスプリングの付勢力を大きくしなければならない。しかし、そうすると、ロック解除のための操作力が重くなってしまう。なお、第２のロックアーム、このアームに付勢力を与えるスプリングなどは、がたつき防止のために付加された部品であり、その分、部品点数が増えている。
本発明は、従来の課題を解決しようとするもので、その目的は、ロックおよびロック解除の操作性能を損なうことなく、ロック時におけるがたつき、がたつきによる異音発生を共に防止するとともに、部品点数の増加も回避することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項１に記載の発明は、車両のボデー側およびシート側の一方にロックベースが固定され、かつ、他方に係止部材が固定されているとともに、ロックベースは、係止部材を受け入れることが可能な開放部を備え、この開放部に係止部材を受け入れたときに、ロックベースに回動可能に支持されているロック部材が、そのフック部をロックベースの開放部に進行させた状態に回動し、このフック部によって係止部材の外周面を拘束することが可能で、しかも、ロック部材は、フック部を開放部に進行させ、あるいは開放部から退行させたそれぞれの回動位置において、ラチェットにより保持されるように構成されているシート用ロック機構であって、ロック部材の少なくともフック部の周辺が樹脂層で被われている。そして、この樹脂層には、フック部の係止部材外周面を拘束する箇所において、この係止部材の外周面に干渉して弾性変形する突起が一体に形成されている。
このように、ロック部材のフック部に設けた突起のみを係止部材と干渉させ、この突起を弾性変形させることにより、ロック部材のフック部で係止部材を拘束したロック時における相互間のクリアランスを詰めることができる。したがって、ロック機構におけるロックおよびロック解除の操作性能を損なうことなく、ロック時におけるがたつき、がたつきによる異音発生を共に防止することができる。また、ロック機構の部品点数の増加も避けることができる。
【０００６】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載されたシート用ロック機構であって、ロック部材のフック部は、係止部材の外周面を二方向から拘束する形状に設定され、これらの各拘束箇所において、樹脂層と一体に形成された突起がそれぞれ設けられている。
これにより、ロック機構のロック時におけるがたつき、がたつきによる異音発生がより効果的に防止される。
【０００７】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２に記載されたシート用ロック機構であって、係止部材の外周面に干渉したときの突起は、主として圧縮方向に弾性変形するように設定されている。
これにより、ロック時のがたつきを効果的に抑え、かつ、ロックおよびロック解除の操作性能も良好に保持される。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図１は、車両用の格納式リヤシートを表した側面図である。この形式のシートを格納するには、まず、リクライニング装置（図示省略）を操作し、図のようにシートクッション１０側へシートバック１２を倒し込む。これと併行して、シートクッション１０のリヤ側下部とフロア１３側とを結合しているロック機構２０のロックを解除する。この後、シートクッション１０を、そのフロント側端部を支点として回動させ、全体をフロントシート（図示省略）の背面に立てかける。
【０００９】
そのための構造として、シートクッション１０におけるクッションフレーム１１のフロント側端部は、フロア１３に固定されたヒンジブラケット１４に対し、回動軸１５によって連結されている。また、ロック機構２０は、クッションフレーム１１のリヤ側下部とフロア１３側との間において、ロックおよびロック解除可能に構成されている。なお、リヤシートは、三人掛けが一般的であり、回動軸１５による連結部およびロック機構２０は、例えばシートの両サイドに配置される。
【００１０】
図２は、ロック機構２０を表した構成図である。ロック機構２０の構成部材は、ロックベース２１、このロックベース２１側に設けられたロック部材２３（ラッチ）、ラチェット２７、テンションばね２９と、ロックベース２１側とは別に配置された係止部材３２（ストライカ）に大別される。そして、ロックベース２１はクッションフレーム１１のリヤ側下部（シート側）に固定され、係止部材３２はフロア１３（車両のボデー側）に固定される。
【００１１】
ロックベース２１は、その下部において下方に開口した凹形状の開放部２２を備えている。この開放部２２は、係止部材３２の受け入れが可能であり、その受け入れを容易にするために、下方に向かって開口幅を漸増させている。ロック部材２３は、ロックベース２１に対して支持軸２４により、その軸芯回りに回動できるように支持されている。このロック部材２３は、側方に開口したフック部２３ａを備えている。
【００１２】
フック部２３ａは、ロック部材２３の回動によって図２の実線で示すように開放部２２に進行し、あるいは仮想線で示すように開放部２２から退行する。開放部２２に進行した状態でのフック部２３ａは、開放部２２に受け入れた係止部材３２の外周面を拘束することが可能である。また、ロック部材２３は、その側部において切り欠き形状の係止部２３ｃを備えているとともに、上部においてばね掛け部２３ｄを備えている。
【００１３】
ラチェット２７の下端部は、ロックベース２１に対して支持軸２８により、その軸芯回りに回動できるように支持されている。このラチェット２７は、その側部において係止凸部２７ａを備え、上部においてばね掛け部２７ｂを備えている。係止凸部２７ａは、図２の実線で示すようにロック部材２３の係止部２３ｃに係合可能である。ロック部材２３とラチェット２７とのばね掛け部２３ｄ，２７ｂには、テンションばね２９が掛けられている。
【００１４】
テンションばね２９は、ロック部材２３を図２において反時計回り方向へ付勢し、同時にラチェット２７を時計回り方向へ付勢している。これにより、ロック部材２３は、そのフック部２３ａを開放部２２に進行させた状態にあり、かつ、ラチェット２７は、その係止凸部２７ａでロック部材２３の係止部２３ｃを受け止めた状態にある。なお、支持軸２８の軸上には、ロックベース２１の裏側において操作レバー（図示省略）が固定されている。このレバーが、操作ケーブルなどを通じて操作されると、ラチェット２７が図２の実線位置から仮想線位置に回動する。その結果、係止部２３ｃから係止凸部２７ａが外れ、ロック部材２３は、テンションばね２９の付勢力によって図２の仮想線位置に回動する。
【００１５】
支持軸２４，２８の間に架け渡された格好で、ロックベース２１側に装着されたブラケット３０には、ゴムなどの弾性体３１が設けられている。この弾性体３１は、その一部を開放部２２に臨ませた状態に位置している。そこで、開放部２２に係止部材３２を受け入れたときに、弾性体３１が係止部材３２の外周を受け止めて緩衝機能を果たす。そして、ロック部材２３のフック部２３ａで係止部材３２を拘束した状態では、弾性体３１の弾性によって係止部材３２を一方向へ押し付ける。
【００１６】
図３は、ロック部材２３を表した平面図である。図４は、図３の一点鎖線で囲まれた円内を拡大して表した平面図である。図５は、図３のＡ−Ａ矢視方向の断面図である。図６は、図５の一部を拡大して表した断面図である。これらの図面で明らかなように、ロック部材２３の外面は、金属製の本体に樹脂コーティングを施すことで成形された樹脂層２５で被われている。ただし、支持軸２４を挿通させる支持孔２３ｂ内、係止部２３ｃ、ばね掛け部２３ｄについては、コーティングを避けて金属製の本体を露出させている。
【００１７】
ロック部材２３のフック部２３ａについては、その開口内も含めて樹脂層２５で被われている。そして、フック部２３ａの樹脂層２５には、フック部２３ａによって係止部材３２を拘束したときに、この係止部材３２の外周面に干渉して弾性変形するリブ形状の突起２６が一体に形成されている。この突起２６は、それのみが係止部材３２と干渉する高さに設定されている。また、突起２６が係止部材３２との干渉によって変形し易いように、樹脂層２５にはエラストマー樹脂（商品名「ハイトレル」）を使用している。
【００１８】
なお、図４で示すフック部２３ａの開口幅Ｓ、および係止部材３２の外径Ｄについて、寸法公差の一例を示すと、開口幅Ｓは１１．７±０．０５ｍｍ、外径Ｄは１２±０．２５ｍｍである。この場合、フック部２３ａと係止部材３２との干渉には０〜０．６ｍｍのばらつきがあるので、突起２６の高さについては、余裕をみて０．８ｍｍとした。
【００１９】
このように構成されたロック機構２０のロックに際しては、シートクッション１０を図１で示す状態にフロア１３上にセットすることにより、係止部材３２がロックベース２１の開放部２２に入り込む。これに伴い、図２の仮想線で示す状態にあったロック部材２３が係止部材３２によって押され、図２の実線位置に回動する。この結果、ロック部材２３のフック部２３ａが開放部２２に進行し、係止部材３２の外周面を拘束する。これと同時に、ラチェット２７がテンションばね２９の付勢力によって図２の仮想線位置から実線位置に回動する。これにより、ロック部材２３の係止部２３ｃにラチェット２７の係止凸部２７ａが係合し、ロック部材２３は図２の実線位置に保持され、ロック機構２０はロック状態になる。
【００２０】
このロック状態において、ロック部材２３のフック部２３ａは、係止部材３２の外周面を上下二方向から拘束している（図３，４）。したがって、下側の拘束箇所に位置している突起２６は、係止部材３２の外周面に干渉して弾性変形する。この干渉は突起２６のみであり、そのためにフック部２３ａと係止部材３２との間の摩擦抵抗を極端に増やすことなく、これら相互間のクリアランスを詰めることができる。結果として、ロックおよびロック解除の操作性能を損なうことなく、ロック時におけるがたつきを防止できる。そして、突起２６は、図６の仮想線で示すように専ら圧縮方向に弾性変形する。このため、フック部２３ａと係止部材３２との間のクリアランスを効果的に詰めることができる。
【００２１】
また、突起２６は、ロック部材２３を被っている樹脂層２５と一体に成形されていることから、ロックおよびロック解除を繰り返しても、その耐久性が確保される。なお、樹脂層２５は、フック部２３ａの周辺のみを被った状態に成形してもよい。さらに、突起２６の成形箇所については、種々の態様が考えられるので、つぎに具体例を説明する。
【００２２】
図７〜９は、突起２６の成形箇所に関する各種の態様を図５と対応させて表した断面図である。まず、図７（ａ）〜（ｆ）は、フック部２３ａの下側拘束箇所における突起２６の配置を示したもので、図７（ａ）では図５と同じく左側に配置され、図７（ｂ）では反対の右側に配置されている。図７（ｃ）では左右のほぼ中央に配置され、図７（ｄ）では右寄り位置に配置され、図７（ｅ）では左寄り位置に配置されている。そして、図７（ｆ）では左右両側にそれぞれ配置されている。
【００２３】
図８（ａ）〜（ｆ）は、フック部２３ａの上側拘束箇所における突起２６の配置を示したもので、図８（ａ）では左側に配置され、図８（ｂ）では反対の右側に配置されている。図８（ｃ）では左右のほぼ中央に配置され、図８（ｄ）では右寄り位置に配置され、図８（ｅ）では左寄り位置に配置されている。そして、図８（ｆ）では左右両側にそれぞれ配置されている。
なお、図９（ａ）〜（ｆ）は、図７（ａ）〜（ｆ）と図８（ａ）〜（ｆ）とを組み合わせた格好で、フック部２３ａの上下の拘束箇所に突起２６を配置した場合を示している。
【００２４】
以上は本発明の好ましい実施の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えば、ロック機構２０は、シートの格納形式に応じてシートバック１２側と車両のボデー側との間に構成される場合もある。また、シート側に係止部材３２が固定され、車両のボデー側にロックベース２１が固定されることもある。
【００２５】
以上、説明したように、ロック部材２３フック部２３ａに設けた突起２６のみを係止部材３２と干渉させ、この突起２６を弾性変形させることにより、フック部２３ａと係止部材３２との間の摩擦抵抗を極端に増やすことなく、ロック時における相互間のクリアランスを詰めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両用の格納式リヤシートを表した側面図
【図２】ロック機構を表した構成図
【図３】ロック部材を表した平面図
【図４】図３の一点鎖線で囲まれた円内を拡大して表した平面図
【図５】図３のＡ−Ａ矢視方向の断面図
【図６】図５の一部を拡大して表した断面図
【図７】フック部の下側拘束箇所における突起の各種配置例を表した断面図
【図８】フック部の上側拘束箇所における突起の各種配置例を表した断面図
【図９】フック部の上下拘束箇所における突起の各種配置例を表した断面図
【符号の説明】
２０ロック機構
２１ロックベース
２２開放部
２３ロック部材
２３ａフック部
２５樹脂層
２６突起
２７ラチェット
３２係止部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat locking mechanism for fixing a seat to the body side of a vehicle.
[0002]
[Prior art]
For example, a technique disclosed in Patent Document 1 is known as this type of locking mechanism. In this technique, a lock base fixed to the seat side includes first and second lock arms. When the locking member fixed on the floor is received in the opening portion of the lock base, the first lock arm rotates to a state in which the locking member is restrained by the hook portion to be locked. A predetermined clearance is set between the hook portion and the locking member at this time in order to ensure operability of locking and unlocking. Therefore, at the time of locking, the second lock arm receives the biasing force of the spring and presses the locking member against the edge in the opening portion of the lock base. As a result, the clearance between the opening portion and the locking member is reduced, and rattling during locking is suppressed.
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-115568
[Problems to be solved by the invention]
In the prior art, in order to effectively suppress rattling at the time of locking, it is necessary to increase the biasing force of the spring against the second lock arm. However, this will increase the operating force for unlocking. Note that the second lock arm, a spring for applying an urging force to the arm, and the like are parts added to prevent rattling, and the number of parts is increased accordingly.
The present invention is intended to solve the problems of the prior art, and its purpose is to prevent the occurrence of noise caused by rattling and rattling at the time of locking without impairing the operation performance of locking and unlocking. It is also to avoid an increase in the number of parts.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is for achieving the above object, and is configured as follows.
In the first aspect of the invention, the lock base is fixed to one of the body side and the seat side of the vehicle, and the locking member is fixed to the other side, and the lock base can receive the locking member. When the locking member is received in the opening portion, the lock member rotatably supported by the lock base moves the hook portion to the opening portion of the lock base. It is possible to rotate and constrain the outer peripheral surface of the locking member by this hook portion, and the lock member can move the hook portion to the open portion or retreat from the open portion at each rotation position. The seat locking mechanism is configured to be held by a ratchet, and at least the periphery of the hook portion of the lock member is covered with a resin layer. And in this resin layer, the protrusion which interferes with the outer peripheral surface of this latching member, and elastically deforms in the location which restrains the latching member outer peripheral surface of a hook part is integrally formed.
In this way, only the protrusion provided on the hook portion of the lock member interferes with the locking member, and the protrusion is elastically deformed, whereby the clearance between the lock members is locked when the locking member is restrained by the hook portion of the lock member. Can be packed. Therefore, it is possible to prevent the occurrence of noise due to rattling and rattling at the time of locking without impairing the operation performance of locking and unlocking in the locking mechanism. Further, an increase in the number of parts of the lock mechanism can be avoided.
[0006]
The invention according to claim 2 is the seat locking mechanism according to claim 1, wherein the hook portion of the lock member is set to a shape that restrains the outer peripheral surface of the locking member from two directions. At each restraint location, a protrusion formed integrally with the resin layer is provided.
Thereby, the generation of noise due to rattling and rattling when the locking mechanism is locked is more effectively prevented.
[0007]
The invention according to claim 3 is the seat locking mechanism according to claim 1 or 2, wherein the projection when interfering with the outer peripheral surface of the locking member is set so as to be elastically deformed mainly in the compression direction. Has been.
As a result, rattling at the time of locking is effectively suppressed, and the operation performance of locking and unlocking is well maintained.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
FIG. 1 is a side view showing a retractable rear seat for a vehicle. In order to store this type of seat, first, a reclining device (not shown) is operated, and the seat back 12 is brought down toward the seat cushion 10 as shown in the figure. At the same time, the lock mechanism 20 that connects the lower rear side of the seat cushion 10 and the floor 13 is unlocked. After that, the seat cushion 10 is rotated with its front side end as a fulcrum, and the whole is rested against the back surface of the front seat (not shown).
[0009]
As a structure for that purpose, the front side end portion of the cushion frame 11 in the seat cushion 10 is connected to a hinge bracket 14 fixed to the floor 13 by a rotating shaft 15. Further, the lock mechanism 20 is configured to be able to be locked and unlocked between the rear side lower portion of the cushion frame 11 and the floor 13 side. The rear seat is generally a three-seater, and the connecting portion and the lock mechanism 20 by the rotation shaft 15 are disposed on both sides of the seat, for example.
[0010]
FIG. 2 is a configuration diagram showing the lock mechanism 20. The components of the lock mechanism 20 include a lock base 21, a lock member 23 (latch) provided on the lock base 21 side, a ratchet 27, a tension spring 29, and a locking member 32 arranged separately from the lock base 21 side. (Strike) is roughly divided. The lock base 21 is fixed to the rear side lower part (seat side) of the cushion frame 11, and the locking member 32 is fixed to the floor 13 (vehicle body side).
[0011]
The lock base 21 includes a concave opening 22 that opens downward in the lower portion thereof. The opening portion 22 can receive the locking member 32, and the opening width is gradually increased downward to facilitate the reception. The lock member 23 is supported by the support shaft 24 with respect to the lock base 21 so that the lock member 23 can be rotated around its axis. The lock member 23 includes a hook portion 23a that opens to the side.
[0012]
The hook portion 23a advances to the opening portion 22 as shown by a solid line in FIG. 2 by revolving the lock member 23, or retreats from the opening portion 22 as shown by a virtual line. The hook portion 23 a in the state of proceeding to the opening portion 22 can restrain the outer peripheral surface of the locking member 32 received in the opening portion 22. Further, the lock member 23 includes a notch-shaped locking portion 23c on a side portion thereof and a spring hook portion 23d on an upper portion thereof.
[0013]
The lower end portion of the ratchet 27 is supported by the lock base 21 by a support shaft 28 so that the ratchet 27 can rotate around its axis. The ratchet 27 includes a locking projection 27a on its side and a spring hook portion 27b on the top. The locking projection 27a can be engaged with the locking portion 23c of the lock member 23 as shown by the solid line in FIG. A tension spring 29 is hung on the spring hook portions 23 d and 27 b between the lock member 23 and the ratchet 27.
[0014]
The tension spring 29 urges the lock member 23 counterclockwise in FIG. 2, and simultaneously urges the ratchet 27 clockwise. Thereby, the lock member 23 is in a state where the hook portion 23a is advanced to the opening portion 22, and the ratchet 27 is in a state where the latching portion 23c of the lock member 23 is received by the latching convex portion 27a. is there. An operation lever (not shown) is fixed on the support shaft 28 on the back side of the lock base 21. When this lever is operated through an operation cable or the like, the ratchet 27 is rotated from the solid line position in FIG. 2 to the virtual line position. As a result, the locking projection 27 a is released from the locking portion 23 c, and the lock member 23 is rotated to the imaginary line position of FIG. 2 by the urging force of the tension spring 29.
[0015]
An elastic body 31 such as rubber is provided on the bracket 30 mounted on the side of the lock base 21 in a fashion spanning between the support shafts 24 and 28. The elastic body 31 is located in a state where a part of the elastic body 31 faces the opening 22. Therefore, when the locking member 32 is received in the opening portion 22, the elastic body 31 receives the outer periphery of the locking member 32 and performs a buffer function. In a state where the locking member 32 is restrained by the hook portion 23 a of the locking member 23, the locking member 32 is pressed in one direction by the elasticity of the elastic body 31.
[0016]
FIG. 3 is a plan view showing the lock member 23. 4 is an enlarged plan view showing the inside of a circle surrounded by a one-dot chain line in FIG. 5 is a cross-sectional view in the direction of arrows AA in FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a part of FIG. As apparent from these drawings, the outer surface of the lock member 23 is covered with a resin layer 25 formed by applying a resin coating to a metal main body. However, in the support hole 23b through which the support shaft 24 is inserted, the locking portion 23c, and the spring hook portion 23d, the metal main body is exposed to avoid the coating.
[0017]
The hook portion 23a of the lock member 23 is covered with the resin layer 25 including the inside of the opening. The resin layer 25 of the hook portion 23a is integrally formed with a rib-shaped projection 26 that interferes with the outer peripheral surface of the locking member 32 and elastically deforms when the locking member 32 is restrained by the hook portion 23a. Has been. This protrusion 26 is set to a height that only interferes with the locking member 32. In addition, an elastomer resin (trade name “Hytrel”) is used for the resin layer 25 so that the protrusions 26 are easily deformed by interference with the locking member 32.
[0018]
In addition, about an example of a dimensional tolerance about the opening width S of the hook part 23a shown in FIG. 4 and the outer diameter D of the locking member 32, the opening width S is 11.7 ± 0.05 mm, and the outer diameter D is 12. ± 0.25 mm. In this case, since there is a variation of 0 to 0.6 mm in the interference between the hook portion 23a and the locking member 32, the height of the protrusion 26 is set to 0.8 mm with a margin.
[0019]
When the lock mechanism 20 configured as described above is locked, the locking member 32 enters the opening portion 22 of the lock base 21 by setting the seat cushion 10 on the floor 13 in the state shown in FIG. Along with this, the lock member 23 in the state indicated by the phantom line in FIG. 2 is pushed by the locking member 32 and rotated to the solid line position in FIG. 2. As a result, the hook portion 23 a of the lock member 23 advances to the opening portion 22 and restrains the outer peripheral surface of the locking member 32. At the same time, the ratchet 27 is rotated from the phantom line position in FIG. 2 to the solid line position by the urging force of the tension spring 29. As a result, the engaging projection 27a of the ratchet 27 is engaged with the engaging portion 23c of the locking member 23, the locking member 23 is held at the position indicated by the solid line in FIG. 2, and the locking mechanism 20 enters the locked state.
[0020]
In this locked state, the hook portion 23a of the lock member 23 restrains the outer peripheral surface of the locking member 32 from two directions (FIGS. 3 and 4). Therefore, the protrusion 26 located at the lower restraint location interferes with the outer peripheral surface of the locking member 32 and elastically deforms. This interference is only in the protrusion 26, and therefore, the clearance between the hook portion 23a and the locking member 32 can be reduced without extremely increasing the frictional resistance. As a result, rattling at the time of locking can be prevented without impairing the operation performance of locking and unlocking. The protrusions 26 are elastically deformed exclusively in the compression direction as indicated by phantom lines in FIG. For this reason, the clearance between the hook portion 23a and the locking member 32 can be effectively reduced.
[0021]
Further, since the protrusion 26 is formed integrally with the resin layer 25 covering the lock member 23, the durability is ensured even if the lock and unlock are repeated. The resin layer 25 may be molded so as to cover only the periphery of the hook portion 23a. Furthermore, since various aspects can be considered about the formation part of the protrusion 26, a specific example is demonstrated below.
[0022]
7 to 9 are cross-sectional views showing various aspects related to the forming portion of the protrusion 26 in correspondence with FIG. First, FIGS. 7A to 7F show the arrangement of the protrusions 26 at the lower restraint portion of the hook portion 23a. In FIG. 7A, the protrusions 26 are arranged on the left side as in FIG. In b) it is arranged on the opposite right side. In FIG. 7 (c), it is arranged at the substantially right and left center, in FIG. 7 (d) it is arranged at the right side position, and in FIG. 7 (e), it is arranged at the left side position. And in FIG.7 (f), it has each arrange | positioned at the right-and-left both sides.
[0023]
8 (a) to 8 (f) show the arrangement of the protrusions 26 at the upper restraint portion of the hook portion 23a, which is arranged on the left side in FIG. 8 (a) and on the opposite right side in FIG. 8 (b). Has been placed. In FIG. 8 (c), it is arranged at the substantially right and left center, in FIG. 8 (d) it is arranged at the right side position, and in FIG. 8 (e), it is arranged at the left side position. And in FIG.8 (f), it has each arrange | positioned at the right-and-left both sides.
9 (a) to 9 (f) are a combination of FIGS. 7 (a) to (f) and FIGS. 8 (a) to (f). It shows the case where is arranged.
[0024]
Although the preferred embodiments of the present invention have been described above with reference to the drawings, the embodiments can be easily changed or modified without departing from the spirit of the present invention.
For example, the lock mechanism 20 may be configured between the seat back 12 side and the vehicle body side in accordance with the seat storage format. Further, the locking member 32 may be fixed to the seat side, and the lock base 21 may be fixed to the body side of the vehicle.
[0025]
As described above, only the protrusion 26 provided on the lock member 23 hook portion 23a interferes with the locking member 32, and the protrusion 26 is elastically deformed, so that the hook portion 23a and the locking member 32 are not deformed. The clearance between the locks can be reduced without significantly increasing the frictional resistance.
[Brief description of the drawings]
1 is a side view showing a retractable rear seat for a vehicle. FIG. 2 is a block diagram showing a lock mechanism. FIG. 3 is a plan view showing a lock member. FIG. 4 is surrounded by an alternate long and short dash line in FIG. FIG. 5 is a cross-sectional view taken in the direction of arrows AA in FIG. 3. FIG. 6 is a cross-sectional view showing a part of FIG. FIG. 8 is a cross-sectional view showing various arrangement examples of protrusions at the lower restraint portion. FIG. 8 is a cross-sectional view showing various arrangement examples of protrusions at the upper restraint portion of the hook portion. Cross-sectional view showing example of arrangement [Explanation of symbols]
20 Lock mechanism 21 Lock base 22 Opening portion 23 Lock member 23a Hook portion 25 Resin layer 26 Protrusion 27 Ratchet 32 Locking member

Claims

The lock base is fixed to one of the vehicle body side and the seat side of the vehicle, and the locking member is fixed to the other. The lock base includes an opening portion that can receive the locking member. When the locking member is received in the lock part, the lock member that is rotatably supported by the lock base rotates in a state in which the hook part is advanced to the opening part of the lock base, and the hook part engages with the lock member. The outer peripheral surface of the stop member can be constrained, and the lock member is configured to be held by the ratchet at each rotational position where the hook portion is advanced to the open portion or retracted from the open portion. A locking mechanism for the seat, wherein at least the periphery of the hook portion of the locking member is covered with a resin layer, and the resin layer has an outer periphery of the locking member of the hook portion. In place of restraining a projection locking mechanism seat are integrally formed to be elastically deformed to interfere with the outer peripheral surface of the locking member.

The seat locking mechanism according to claim 1, wherein the hook portion of the lock member is set to a shape that restrains the outer peripheral surface of the locking member from two directions, and is integrated with the resin layer at each of the restraint portions. A locking mechanism for a seat provided with protrusions formed on each.

3. The seat locking mechanism according to claim 1, wherein the protrusion when interfering with the outer peripheral surface of the locking member is set so as to be elastically deformed mainly in the compression direction.