JP2005040933A - 可搬式電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクトであり且つ信頼性の高い可搬式電動工具を提供する。
【解決手段】 出力部3の回転駆動源であるモータ1と、モータ1の駆動力を出力部3に伝達する駆動伝達部2と、駆動伝達部2の端部を支持する取付台と、前記各部材のうち少なくともモータ1を覆う本体ハウジング5と、前記各部材のうち少なくとも出力部3を覆う筒型の駆動部カバー4とを備えた可搬式電動工具において、本体ハウジング5と駆動部カバー4とを両者の内部空間が連通するように嵌合させ、本体ハウジング5には、駆動部カバー4に係止されて該駆動部カバー4の進退運動を拘束する駆動部カバー進退係止部と、駆動部カバー4に係止されて該駆動部カバー4の回転運動を拘束する駆動部カバー回転係止部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種の締め付け作業、穴あけ作業、切断作業等に用いられる可搬式電動工具に関するものである。
図9には従来の可搬式電動工具の全体を示している。この可搬式電動工具は例えば手持ち式のインパクトドライバであって、図10に示すように、駆動源であるモータ101と、一端側をモータ101に連結されて該モータ101の駆動力を他端側に伝達する駆動伝達部102と、駆動伝達部102の他端側に連結されて該駆動伝達部102から駆動力を伝達される出力部103と、駆動伝達部102のモータ101側の端部を支持する取付台109とを内蔵したものである。このものにおいては、駆動伝達部102にて発生する大きな荷重に耐え得るように、出力部103や駆動伝達部102を覆う先端部分の外殻を、筒型に形成した金属製の駆動部カバー104にて構成し、この駆動部カバー104を、モータ101側を覆う本体ハウジング105にねじ固定するようになっている。上記ねじ固定は、本体ハウジング105と駆動部カバー104の外殻面から夫々突設したねじ固定部106,107に固定ねじ108を挿通及び締結させることで行われる。
上記した従来の可搬式電動工具にあっては、固定ねじ108を挿通させるねじ孔やねじ頭部座面を設ける必要があることから各固定部106,107が外殻面から大きく突出したものとなり、したがって、ねじ締め等の作業を行う際にこの固定部106,107が干渉して対象部材を損傷させてしまうという問題があった。そこで、上記問題を解決するために、駆動部カバー104を本体ハウジング105にねじ込み結合させるとともに、駆動部カバー104と本体ハウジング105との間にラックを介在させ、このラックによって駆動部カバー104の回り止めを行うものが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
しかしながら、上記のように駆動部カバー104を本体ハウジング105にねじ込み結合させるものにあっては、組立性を良くする為に、ねじ込み部分の雄ねじ部と雌ねじ部との間に隙間を確保する必要があり、この隙間が長期間使用した際のがたつき発生の原因になるといった問題がある。がたつきを防止する為に駆動部カバー104の全周に亘り多数のラックを噛合させることも考えられるが、この場合には全体形状の大型化や、部品点数の増加、組立性の低下を招いてしまうといった問題がある。
特開2003−145439号公報
本発明は上記の問題点に鑑みて発明したものであって、駆動部カバーを簡単な構造によりがたつきなく確実に本体ハウジングに固定することのできる、コンパクトであり且つ信頼性の高い可搬式電動工具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明を、駆動源であるモータ1と、一端側をモータ1に連結されて該モータ1の駆動力を他端側に伝達する駆動伝達部2と、駆動伝達部2の他端側に連結されて該駆動伝達部2から駆動力を伝達される出力部3と、駆動伝達部2のモータ1側の端部を支持する取付台9と、前記各部材のうち少なくともモータ1を覆う本体ハウジング5と、前記各部材のうち少なくとも出力部3を覆う筒型の駆動部カバー4とを備えた可搬式電動工具において、本体ハウジング5と駆動部カバー4とを両者の内部空間が連通するように嵌合させるとともに、本体ハウジング5には、駆動部カバー4に係止されて該駆動部カバー4の出力部3の回転軸方向の進退運動を拘束する駆動部カバー進退係止部と、駆動部カバー4に係止されて該駆動部カバー4の出力部3の回転軸を中心とした回転運動を拘束する駆動部カバー回転係止部とを備えたものとする。
このようにすることで、駆動部カバー4と本体ハウジング5をねじ締めにより直接固定せずとも、部材間の嵌合係止によって、進退及び回転運動が確実に拘束固定された状態で駆動部カバー4を本体ハウジング5に固定することができ、したがって、外殻面から突設させてねじ固定部を形成する必要がなく、外形がコンパクトに形成されることから使用時に対象部材を損傷させてしまうことがないものとなる。また、駆動部カバー4と本体ハウジング5とをねじ込み結合により固定する構造でもないので、長期の使用に際してもがたつきが発生することがなく、信頼性の高いものとなる。加えて、必要な部品点数も少なくて済み、組み立て性も向上することとなる。
また、本体ハウジング5により取付台9を覆うとともに、本体ハウジング5に、取付台9に係止されて該取付台9の駆動伝達部2の回転軸方向の進退運動を拘束する取付台進退係止部と、取付台9に係止されて該取付台9の駆動伝達部2の回転軸を中心とした回転運動を拘束する取付台回転係止部とを備えることも好ましい。このようにすることで、部品点数の少ない簡単な構造で取付台9を確実に固定することができ、信頼性の高い可搬式電動工具を、コンパクトに且つ安価で提供することができるものである。
更に、駆動部カバー4と取付台9とを嵌合させるとともに、駆動部カバー4に、取付台9に係止されて該取付台9の駆動伝達部2の回転軸方向の出力部3側への直進運動を拘束する第二の取付台進退係止部を備えることも好ましい。このようにすることで、簡単な構造によって取付台9が更に確実に固定されるものである。
また、本体ハウジング5を、一対の半割り部材5a,5bを締結部材で固定して成るものとし、該締結部材を、本体ハウジング5の駆動部カバー4との嵌合箇所近傍に配することも好ましい。このようにすることで、使用時に大きな振動が発生した場合にも駆動部カバー4近傍で半割り部材5a,5b間に隙間が生じることが確実に防止され、内部への異物混入や外部へのグリスの漏出が防止される。また、駆動部カバー4が確実に保持されることから、大きな振動が発生しても出力部3のぶれを最小限に抑制することができ、出力部3の回転精度が確保されるものである。
本発明にあっては、駆動部カバーと本体ハウジングをねじ締めにより直接固定せずとも、部材間の係止によって、進退及び回転運動が確実に拘束固定された状態で駆動部カバーを本体ハウジングに固定することができるので、外殻面から突設させてねじ固定部を形成する必要がなく、したがって、外形がコンパクトに形成されることから使用時に対象部材を損傷させてしまうことがなくなるという効果がある。また、駆動部カバーと本体ハウジングとをねじ込み結合により固定する構造でもないことから、長期の使用に際してもがたつきが発生することがなく、信頼性の高いものになるといった効果や、必要な部品点数が少なくて済むことから組み立て性が向上するといった効果がある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1には本発明の実施の形態における一例の可搬式電動工具の正面図を示しており、図2、図3にはそれぞれ図1のA−A線断面図とB−B線断面図を示している。この可搬式電動工具は、駆動源であるモータ1と、一端側をモータ1に連結されて該モータ1の駆動力を他端側に伝達する駆動伝達部2と、駆動伝達部2の他端側に連結されて該駆動伝達部2から駆動力を伝達される出力部3と、駆動伝達部2のモータ1側の端部を支持する取付台9と、前記各部材のうちモータ1と取付台9及び駆動伝達部2のモータ1側の一部を覆う本体ハウジング5と、前記各部材のうち出力部3と駆動伝達部2の出力部3側の一部を覆う金属製で筒型の駆動部カバー4とを備えたものとなっている。
本例の可搬式電動工具は手持ち式のインパクトドライバであるから、上記駆動伝達部2は、一端側をモータ1と連結される遊星減速部6と、遊星減速部6の他端側と連結される打撃発生部7とで構成されるものであり、遊星減速部6及び打撃発生部7を介してモータ1の回転駆動力が減速されてアンビルである出力部3にまで伝達されるとともに、出力部3に所定荷重を超える荷重がかかる場合には打撃発生部7にて打撃運動が行われ、この打撃運動により出力部3に衝撃的な回転駆動力が伝達されるようになっている。
上記の遊星減速部6は、略皿形状を成す取付台9内に各部材を収納して構成されるものであって、取付台9の内面に固着されたリングギア10と、リングギア10の中心部に回転自在に配されたサンギア11と、リングギア10の内面とサンギア11の外面とに噛合して配された複数個のプラネットギア12とによって構成され、プラネットギア12の公転運動が打撃発生部7の駆動軸15に伝達されるようになっている。打撃発生部7は、プラネットギア12により回転駆動される前記駆動軸15と、カム機構16を介して駆動軸15と一体に回転駆動されるように、且つ、スライド自在に連結されるハンマ17と、ハンマ17を出力部3側に付勢するスプリング18とを備えたものであり、出力部3にかかる荷重が所定荷重以下である場合には、駆動軸15と一体に回転駆動されるハンマ17が、スプリング18に付勢されて出力部3と噛合し、出力部3を一体に回転駆動させるものである。そして、ねじ締め等の作業中に出力部3にかかる荷重が所定荷重を超えた場合には、駆動軸15と一体に回転駆動されるハンマ17が、カム機構16を介してモータ3側にスライドし、その後にスプリング18の復元力により出力部3に対して衝撃的に噛合して、出力部3に対して回転方向の打撃を加えることとなる。上記一連の打撃動作を繰り返すことで出力部3に衝撃的な回転駆動力が伝達され、強力な締結トルクが生じるものである。
本例の取付台9は、駆動伝達部2を構成する遊星減速部6と打撃発生部7のうち、モータ1側に位置する遊星減速部6の各構成部材、及び、打撃発生部7の駆動軸15のモータ1側端部を支持するものとなっており、駆動軸15の上記モータ1側端部はベアリング8を介して取付台9に回転自在に支持されている。また、本例の本体ハウジング5は、該本体ハウジング5内に組み込まれるモータ1に加え、取付台9や、上記のように取付台9に支持される遊星減速部6の各構成部材や、打撃発生部7の駆動軸15のモータ1側端部を覆うものとなっており、本例の駆動部カバー4は、該駆動部カバー4内に回転自在に支持される出力部3や、駆動伝達部2を構成する遊星減速部6と打撃発生部7のうち、打撃発生部7の出力部3側の一部を覆うものとなっている。
そして、上記本体ハウジング5と駆動部カバー4とは、本体ハウジング5を構成する半割り部材5a,5bにより駆動部カバー4を挟み込んだ状態で連結されており、両者4,5の内部空間が連通する状態で本体ハウジング5に駆動部4を嵌合させたものとなっている。ここで、図2及びこれのC−C線断面図である図4に示すように、本体ハウジング5の駆動部カバー4との嵌合箇所の内周面には軸方向両端に角部を有する凸状の係止部20を設け、駆動部カバー4の外周面には前記係止部20が嵌合する凹溝状の被係止部21を設けており、前記の係止部20が被係止部21に嵌合係止することで、駆動部カバー4の進退運動及び回転運動が拘束固定されている。また、本体ハウジング5の駆動部カバー4との嵌合箇所の内周面であって前記係止部20の形成部分と対向する部分には、軸方向と直交方向に長尺の円筒形状を成す係止部22を設け、駆動部カバー4の外周面には前記係止部22が嵌合する略丸溝形状の被係止部23を設けており、前記の係止部22が被係止部23に嵌合係止することで、駆動部カバー4の進退運動及び回転運動が拘束固定されている。円柱形状の係止部22内にはねじ26が締結されており、これにより半割り部材5a,5bの固定及び係止部22の補強がなされている。
加えて、図2及びこれのD−D線断面図である図5に示すように、本体ハウジング5の駆動部カバー4との嵌合箇所の内周面であって前記係止部20や係止部22の形成部分よりモータ1側の部分には、対向する一対の凹溝状の係止部24,24を設けている。この係止部24,24の対向方向は、前記係止部20と係止部22との対向方向と略直交するものである。駆動部カバー4の外周面には、前記係止部24,24がそれぞれ嵌合する凸状の被係止部25,25を設けており、前記の係止部24,24がそれぞれ被係止部25,25に嵌合係止することで、駆動部カバー4の進退運動及び回転運動が拘束固定されている。
即ち、本例においては、本体ハウジング5の上記各係止部20,22,24,24によって、駆動部カバー4に係止されて該駆動部カバー4の進退運動を拘束する駆動部カバー進退係止部と、駆動部カバー4に係止されて該駆動部カバー4の回転運動を拘束する駆動部カバー回転係止部とを形成するものである。なお、上記した駆動部カバー4の進退運動とは出力部3の回転軸方向の進退運動を意味し、駆動部カバー4の回転運動とは出力部3の回転軸を中心とした回転運動を意味している。
また、図2、図3に示すように、本例の駆動部カバー4の内周面のモータ1側の所定箇所には、この所定箇所より出力部3側の内部空間よりもモータ1側の内部空間を大径とする段部30を全周に亘り設けている。駆動部カバー4の段部30よりモータ1側の内部空間内には取付台9が嵌合するものであり、このように駆動部カバー4と取付台9とが嵌合した状態で該取付台9の外周側を本体ハウジング5が覆い、本体ハウジング5と取付台9とで駆動部カバー4の端部を挟持するようになっている。ここで、本体ハウジング5の内周面にはリブ状の係止部31を略全周に亘って設けており、この係止部31が取付台9のモータ1側を向く外面に当接するようにしているので、本例の取付台9は、この係止部31との当接によりモータ1側への直進運動を拘束され、且つ、駆動部ケース4の段部30との当接により出力部3側への直進運動を拘束されるものである。また、図3に示すように、本例の本体ハウジング5の内周面であって取付台9と対向する部分に凸状の係止部33を少なくとも一対設け、取付台9の外周面には前記の各係止部33が嵌合する凹状の被係止部34をそれぞれ設けており、前記の各係止部33がそれぞれ被係止部34に嵌合係止することによって、取付台9の進退運動が拘束固定されている。
即ち、本例においては、本体ハウジング5の前記の各係止部33が、取付台9に係止されて該取付台9の進退運動を拘束する取付台進退係止部を形成するとともに、駆動部カバー4の段部30が、取付台9に係止されて該取付台9の出力部3側への直進運動を拘束する第二の取付台進退係止部を形成し、更に、この段部30と本体ハウジング5の前記係止部31との挟み込みによっても、取付台9の進退運動を拘束する取付台進退係止部が形成されるものである。
また、図2のE−E線断面図である図6に示すように、本例の本体ハウジング5の内周面であって前記一対の係止部33,33を設けた部分よりもモータ1側の部分には、周方向に所定距離を隔てて対を成す受けリブ状の係止部35、35を、二対設けている。係止部35、35は各対同士が対向するように形成されており、取付台9の外周面には、対を成す係止部35,35の間に嵌合する突起状の被係止部36を一対設けている。そして、前記の係止部35,35がそれぞれ被係止部36に嵌合係止することで、取付台9の回転運動が拘束固定されるようになっている。即ち、本例においては、本体ハウジング5の対を成す係止部35,35が、取付台9に係止されて該取付台9の回転運動を拘束する取付台回転係止部を形成するものである。なお、上記した取付台9の進退運動とは駆動伝達部2の回転軸方向の進退運動を意味し、取付台9の回転運動とは駆動伝達部2の回転軸を中心とした回転運動を意味している。本例においては、駆動伝達部2の回転軸と出力部3の回転軸とは一致しているが、一致しないものであっても構わない(特に可搬式電動工具が電動丸鋸である場合等には一致しない)。
図2、図6に示すねじ37,38は、前記したねじ26と同様に、それぞれが半割り部材5a,5bを固定する為の締結部材であり、半割り部材5a,5bを付合わせた状態で両部材5a,5b間に連通形成される有底円筒形状の取付ボス39,40内に締結されるようになっている。前記取付ボス39,40は、取付台9を受ける前記リブ状の係止部31の近傍に形成してあるので、締結部材であるねじ37,38は本体ハウジング5の駆動部カバー4との嵌合箇所近傍に配されることとなり、これにより、使用時に大きな振動が発生した場合にも駆動部カバー4近傍で半割り部材5a,5b間に隙間が生じることが確実に防止され、内部への異物混入や外部へのグリスの漏出が防止される。また、駆動部カバー4が確実に保持されることから、大きな振動が発生しても出力部3のぶれを最小限に抑制することができ、出力部3の回転精度が確保されるものである。
しかして、上記構成を具備して成る本例の可搬式電動工具によれば、手持ちの状態で操作部であるトリガースイッチ19を操作することでモータ1が回転駆動され、モータ1の回転駆動力が駆動伝達部2である遊星減速部6及び打撃発生部7を介して出力部3に伝達され、出力部3に保持される先端工具(図示せず)を一体に回転駆動するものである。また、出力部3に所定荷重を超える荷重がかかる場合には打撃発生部7にてハンマ17の打撃運動が繰り返し行われ、出力部3に衝撃的な回転駆動力を伝達するようになっている。使用中には駆動伝達部2や出力部3において大きな反力や振動が発生し、これにより進退方向及び回転方向に大きな荷重が発生するが、本例においては、駆動伝達部2や出力部3を覆う駆動部カバー4を金属製の筒型カバーとし、この駆動部カバー4を半割り部材5a,5bにより確実に挟持させるとともに、駆動部カバー4の進退及び回転運動を上記した駆動部カバー進退係止部や駆動部カバー回転係止部により確実に拘束させていること、及び、駆動伝達部2を支持する取付台9の進退及び回転運動についても上記した取付台進退係止部や取付台回転係止部により確実に拘束させていることで、大きな荷重にも耐えられるようになっている。しかも、駆動部カバー4は従来のようにねじ締めにより直接本体ハウジング5と固定する構造ではないので、外殻面から突出させてねじ孔やねじ頭部座面を形成する必要がなく、コンパクトに形成されることから使用時に対象部材を損傷させてしまうことがないものである。更に言えば、駆動部カバー4はねじ込み結合により本体ハウジング5と固定する構造でもないので、長期の使用に際してもがたつきが発生することがなく、信頼性の高いものである。加えて、本例の構造によれば必要な部品点数も少なくて済み、組み立て性も向上することとなる。
なお、本例は可搬式電動工具をインパクトドライバとした場合の実施形態であるが、これに限定されるものではなく、例えばボルトやナット或いは木ねじ等の締め付け作業に用いられる各種ドライバや、穴あけ作業に用いられる各種ドリルや、切断作業等に用いられる各種カッターに代表される他の手持ち式の可搬式電動工具のいずれであっても、これが本体ハウジングによって少なくともモータを覆い、駆動部カバーによって少なくとも出力部を覆うものであれば、本例と同様の構成は問題なく適用される。
次に、本発明の実施の形態における他例の可搬式電動工具について説明する。他例の可搬式電動工具は一例と同様のドリルドライバであるから一致する構成については同一符号を付して説明を省略し、相違する構成についてのみ異符号を付して以下に述べる。図7に示すように、本例の可搬式電動工具においては、取付台9と駆動部カバー4とを嵌合させておらず、したがって取付台9に第二の取付台進退係止部である段部30を設けていないが、段部30を設ける代りに、本体ハウジング5の内周面に取付台9の出力部3側への直進運動を拘束するリブ状の係止部50を設け、この係止部50と、取付台9のモータ1側への直進運動を拘束するリブ状の係止部31とで、取付台9の進退運動を拘束する取付台進退係止部を形成している。本例の可搬式電動工具は、金属製である駆動部カバー4の重量を軽減させる為に、該駆動部カバー4を一例のものよりも軸方向に短く形成したものであるが、これに対応して、本体ハウジング5には取付ボス39,40と同様の取付ボス51,52を、取付台9と駆動部カバー4との間に設け、各取付ボス51,52内に固定される締結部材であるねじ53,54が、本体ハウジング5の駆動部カバー4との嵌合箇所近傍に配されるようにしているので、内部への異物混入や外部へのグリスの漏出の防止、及び、出力部3の回転精度の確保は、問題なくなされるものである。
次に、本発明の実施の形態における更に他例の可搬式電動工具について説明する。他例の可搬式電動工具も一例と同様のドリルドライバであるから一致する構成については同一符号を付して説明を省略し、相違する構成についてのみ異符号を付して以下に述べる。図8に示すように、本例の可搬式電動工具においては、取付台9のモータ1側への直進運動を拘束するリブ状の係止部31と、取付台9のモータ1側を向く外面であって該係止部31と対向する部分との間に、略リング状の弾性体60を介在させている。このように、取付台進退係止部と取付台9の受け面との間に弾性体60を介在させることで、取付台9から本体ハウジング5側に伝達される衝撃や振動を吸収させることができる。また、駆動部カバー4と本体ハウジング5との嵌合箇所において、駆動部カバー4の外周面と本体ハウジング5の内周面との間に弾性体(図示せず)を介在させてもよく、この場合は駆動部カバー4からから本体ハウジング5側に伝達される衝撃や振動を吸収させることができるものである。
本発明の実施の形態における一例の可搬式電動工具の主要部正面図である。 図1のA−A線断面である。 図1のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 図2のD−D線断面図である。 図2のE−E線断面図である。 本発明の実施の形態における他例の可搬式電動工具の主要部断面図である。 本発明の実施の形態における更に他例の可搬式電動工具の主要部断面図である。 従来の可搬式電動工具の斜視図である。 同上の可搬式電動工具の主要部断面図である。
符号の説明
1 モータ
2 駆動伝達部
3 出力部
4 駆動部カバー
5 本体ハウジング
5a 半割ハウジング
5b 半割ハウジング
9 取付台

Claims (4)

  1. 駆動源であるモータと、一端側をモータに連結されて該モータの駆動力を他端側に伝達する駆動伝達部と、駆動伝達部の他端側に連結されて該駆動伝達部から駆動力を伝達される出力部と、駆動伝達部のモータ側の端部を支持する取付台と、前記各部材のうち少なくともモータを覆う本体ハウジングと、前記各部材のうち少なくとも出力部を覆う筒型の駆動部カバーとを備えた可搬式電動工具において、本体ハウジングと駆動部カバーとを両者の内部空間が連通するように嵌合させるとともに、本体ハウジングには、駆動部カバーに係止されて該駆動部カバーの出力部の回転軸方向の進退運動を拘束する駆動部カバー進退係止部と、駆動部カバーに係止されて該駆動部カバーの出力部の回転軸を中心とした回転運動を拘束する駆動部カバー回転係止部とを備えたことを特徴とする可搬式電動工具。
  2. 本体ハウジングにより取付台を覆うとともに、本体ハウジングに、取付台に係止されて該取付台の駆動伝達部の回転軸方向の進退運動を拘束する取付台進退係止部と、取付台に係止されて該取付台の駆動伝達部の回転軸を中心とした回転運動を拘束する取付台回転係止部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の可搬式電動工具。
  3. 駆動部カバーと取付台とを嵌合させるとともに、駆動部カバーに、取付台に係止されて該取付台の駆動伝達部の回転軸方向の出力部側への直進運動を拘束する第二の取付台進退係止部を備えたことを特徴とする請求項2記載の可搬式電動工具。
  4. 本体ハウジングを、一対の半割り部材を締結部材で固定して成るものとし、該締結部材を、本体ハウジングの駆動部カバーとの嵌合箇所近傍に配したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の可搬式電動工具。
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