JP2005038784A - 有機エレクトロルミネセンス素子の製造方法及び製造装置 - Google Patents

有機エレクトロルミネセンス素子の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 有機エレクトロルミネセンス素子を、高精細に、簡略化した工程で製造することができる製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】 少なくとも第一の電極(画素電極)11、青色発光色素14Bが分散された発光層13とを第一の基板10上に設け、第一の電極11の配列に対応した凹部22を形成した第二の基板(スタンプ)21と対向して配置する。凹部22に充填された赤色発光色素14Rまたは緑色発光色素14Gを加熱し、蒸発させることで発光層13内に拡散させる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、有機エレクトロルミネセンス(有機EL)素子の製造方法及び製造装置に関する。
一般的に、nm〜μmオーダーの薄膜を形成するとき、真空蒸着法が用いられている。図16は一般的な蒸着法を示す蒸着機装置の断面図である。51は真空槽である。真空槽51の中に加熱源のボート52が配置されている。ボート52略中央の凹部に蒸発材料53が粉末、バルクなどの形態で配置される。ボート52の上方に基板54が、ボート52に対向して配置されている。そして、真空槽51内部を排気して、真空にする。ボート52は通常タングステンやモリブデンなどの抵抗体からなり、電流を流し発熱させる。ボート52の発熱により、蒸発材料53が加熱され、蒸発材料53は真空槽51中の基板54の方向に蒸発する。基板54表面に、蒸発した蒸発材料53が飛来し、堆積して、一様な厚みの薄膜となる。以上が一般的な抵抗加熱型真空蒸着法である。
図17は一般的なフォトレジストによる薄膜パターンの形成法を基板断面図で示したものである。前記の基板54表面に、前記蒸発材料53よりなる前記一様な厚みの薄膜55が形成されている。この薄膜55上にフォトレジスト56を基板スピンにより塗布する。一様に塗布されたフォトレジスト56を希望のパターン形状の光パターンによって露光、現像を行い、レジストパターン形状を作製する。基板54上の薄膜55は、フォトレジスト56によって被覆された部分と、露出した除去すべき部分がある。RIE、イオンビームミリング、ウェットエッチング法などのエッチング手段で、露出した除去すべき部分を取り除き、最後にフォトレジスト56を有機などの溶剤で溶かして除去し、希望の薄膜パターンを得る。以上が一般的なフォトレジストによる薄膜パターン形成の方法(フォトリソグラフィーパターン形成法)である。
これら図17のような一般的なフォトリソグラフィーパターン形成法が適用できる薄膜材料は、耐水性、耐溶剤性を備えている必要がある。そのため、有機EL素子に用いられる材料のように耐水性、耐溶剤性の低いものを薄膜パターン形成する場合には、真空マスク蒸着法等で行うのが一般的である。
例えば特開平10−321372号公報(特許文献1)に開示されているパターン形成方法(真空マスク蒸着法)は、複数の発光部を有する有機ELディスプレイパネルとその製造方法に関するものである。特許文献1記載の有機ELディスプレイパネルは、基板と、基板の一面側に形成された複数の第一電極と、第一電極の一部分を露出させかつ、他部分を覆うように基板の一面から突出して形成された複数の電気絶縁性の隔壁と、第一電極の露出部分の各々の上に形成された有機EL媒体の層と、有機EL媒体の層上に形成された複数の第二電極とを備え、隔壁の突出上部に凹部を形成するものである。
また、特許文献1記載の有機ELディスプレイパネルの製造方法は、発光層形成工程において、露出した第一電極のうち、所望の部分のみを露出する複数の開口を有するマスクを隔壁の突出上部に載置し、所定の色の有機発光層を開口を通じて堆積させ、その後、開口が有機発光層の堆積されていない部分を露出するようにマスクを移動させ同様の工程を行うことを各色で繰り返し、その後、全面に陰極層を成膜するものである。
特開平10−321372号公報
フルカラーの有機EL素子においては、赤、緑、青色発光の微細な素子(ピクセル)を組み合わせて1つの画素とする必要がある。しかし、特許文献1におけるパターン形成方法では、数10μm程度のパターン形成が限界である。これは、マスクにパターンを形成する際に、そのパターンが細かくなるのに応じてマスクの厚みを薄くする必要があるからである。マスクの厚みが薄くなるとマスクにたわみが生じ、基板との間に隙間が生じる。その隙間によって色素がマスクのパターンよりも広い範囲に広がるために、色素がにじみ、ぼけてしまうのである。
また、各色発光層を塗り分ける際、それぞれシャドウマスクの位置合わせ及び蒸着源の切り替えをしなければならず、手間がかかる。
そこで本発明では、高精細で、製造工程を簡略化することができる有機EL素子の製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、以下の(a)、(b)の有機EL素子の製造方法及び製造装置を提供するものである。
(a)少なくとも、複数の第一の電極(11)と、青色発光色素(14B)が分散された発光層(13)とが形成された第一の基板(10)に対し、前記第一の電極の配列に対応した複数の凹部(22)が形成されており、前記複数の凹部に赤色発光色素(14R)または緑色発光色素(14G)が充填されている第二の基板(21)を、前記第一の電極と前記凹部とが対応するように対向させて配置する工程と、前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素を加熱して蒸発させ、前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素を前記第一の基板の前記発光層内に拡散させる工程と、前記発光層内に前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素が拡散した前記第一の基板に、第二の電極(15)を形成する工程とを含むことを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子の製造方法。
(b)少なくとも、複数の第一の電極(11)と、青色発光色素(14B)が分散された発光層(13)とが形成された第一の基板(10)に対し、前記第一の電極の配列に対応した複数の凹部(22)が形成されている第二の基板(21)を、前記第一の電極と前記凹部とが対応するように対向させて配置するための配置手段と、前記凹部に赤色発光色素(14R)または緑色発光色素(14G)を充填するための色素充填手段と、前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素を加熱して蒸発させ、前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素を前記第一の基板の前記発光層内に拡散させるための色素拡散手段と、前記発光層内に前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素が拡散した前記第一の基板に、第二の電極(15)を形成する成膜手段と、前記第一の基板を前記配置手段から前記成膜手段へと搬送するための基板搬送手段(1)とを備えたことを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子の製造装置。
本発明の製造方法は、高精細の有機EL素子を製造でき、製造工程を簡略化することができる。
以下、本発明の一実施形態である有機EL素子の製造方法について、添付図面を参照して説明する。図1は装置全体の模式図である。大きく分けて、シート基板10の供給部としての供給ロール2、巻取り部としての巻取りロール3よりなるシート基板搬送系1と、スタンプ21、ヒータ25からなる発光色素拡散系20と、蒸着、スパッタを行なう真空成膜系30、31とより構成されている。
図2に示すように、シート基板としては、例えば、ポリエーテルサルフォン、ポリイミド等を用いたシート上に、TFT(Thin Film Transistor)(図示せず)が形成されたシートTFT基板10を用いることができる。画素電極(陽極)11としては、本実施形態では、仕事関数が高く透明なITO(Indium Tin Oxide)を用いて、一辺13μmの正方形のものをシートTFT基板10上に1μmおきに並べた。そして、図3に示すように、その上に正孔輸送層12であるPEDOT/PSS(ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン))を50nm程度、さらに発光層13を80nm程度、印刷法等により成膜した。
発光層13は、成膜の容易性、膜の熱的性質の安定性や機械的安定性などを考えれば高分子材料が最適であり、例えば青紫色に発光するポリビニルカルバゾール(PVK)があげられる。これに青色発光色素14Bを分散しておく。青色発光色素14Bとしてはクマリン47などのクマリン誘導体、テトラフェニルブタジエン、ペリレン、三重項励起子発光をするイリジウム錯体などを用いることができる。本実施形態では、高効率に発光するイリジウム錯体であるFIrpicを用い、これをPVKに10wt%分散した。またPVKは電子輸送性に乏しいので、OXD−7({1,3−ビス(4−tert−ブチルフェニル−1,3,4−オキサジアゾール)−2−イル}ベンゼン)、PBD(2−(4−ビフェニリル)―5−(4−tert−ブチフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール)等の電子輸送性材料を分散させておくことが望ましい。本実施形態では、OXD−7を30wt%分散した。
図4(a)、図5に示すように、スタンプ21は、微細加工の出来るSi等を用いた基板の表面にフォトリソグラフィー法、エッチング法等の方法により、凹部22よりなるストライプパターンを形成し、各凹部22に一カ所貫通孔23を設けたものである。このスタンプ21は図4(b)に示すようなドラム形状も考えられる。
シートTFT基板10を用いて、赤、緑、青の発光がそれぞれ13μmの幅で1μmおきに得られるようにするには、図5に示すようにスタンプ21のストライプパターンの凹部22の幅を13μm、凸部の幅を交互に1μm、15μmとする。これは、前述のように発光層13に青色発光色素14Bが分散されており、後述のように発光層13に赤色発光色素14Rと緑色発光色素14Gとを拡散させるからである。
同じ拡散条件における発光色素の拡散量は、凹部の深さが小さいほど増加し、大きいほど減少する。各色の発光色素の蒸発温度が異なる組み合わせとなる場合は、各色の凹部の深さを変えて、各色の最適拡散条件を揃える必要がある。本実施形態では赤色発光色素14RとしてBtp2Ir(acac)(ビス[2−(2‘ベンゾシエニル)−ピリジネイト−N,C3](アセチルアセトネイト)イリジウム錯体)、緑色発光色素14GとしてIr(ppy)3(fac−トリ(2−フェニルピリジル)イリジウム錯体)を用い、赤色発光色素14R凹部の深さは2μm、緑色発光色素14G凹部の深さは3μmとした。この深さは実験的に決定した。
図6に示すように、貫通孔23は各色毎につながり、その先は各色色素溶液容器24R、24Gにつながっている。各色色素溶液容器24R、24Gからスタンプ21の凹部22に、クロロホルム、トルエン、ジクロロベンゼン等の有機溶剤に発光色素を1wt%〜数十wt%程度溶解した各色溶液14Rs、14Gsを供給する。そして、色素が蒸発しない100℃程度の温度で溶媒を蒸発させ数nm〜数百nm程度成膜する。本実施形態においては、溶媒としてクロロホルムを用いた30wt%の色素溶液を凹部溝底から1μmの高さまで充填し、溶媒を蒸発させ、300nmの成膜を行なった。なお、貫通孔23がつながるのはスタンプ21内でもよい。
発光色素としては、上記した本実施形態で用いたもの以外に、赤色発光色素14Rとしてはニールレッド、DCM1などのピラン誘導体、スクアリリウム誘導体、ポルフィリン誘導体、クロリン誘導体、ユーロジリン誘導体、三重項励起子発光をするイリジウム錯体やプラチナ錯体等を用いることもできる。同様に、緑色発光色素14Gとしてはクマリン6などのクマリン誘導体、キナクリドン誘導体、三重項励起子発光をするイリジウム錯体等を用いることもできる。ここで、各色発光色素を成膜する順番は特に制限するものではない。
図7に示すようにシートTFT基板10を窒素雰囲気中の(望ましくは露点−50℃以下)、スタンプ21と対向した所定の位置に搬送し、陽極11の各列をスタンプ21の凹部22と対向させ載置する。そして、図8に示すように、シートTFT基板10とスタンプ21とを接触(密着)させる。
このとき、スタンプ21の表面は直接発光層13に接するのみで、凹部の各発光色素14R、14Gが発光層13に直接触れることはない。また、図7,8,13におけるスタンプ21とシートTFT基板10との関係は、図1とは上下関係を逆にして図示している。なお、スタンプ21とシートTFT基板10の上下関係の配置は図1に限定されるものではない。
図8に示すように、スタンプ21内のヒータ25を用いて所定の温度で所定の時間加熱すると、各色発光色素14R、14Gは蒸発し、発光層13に到達した後、その位置で発光層13中に拡散(ドープ)する。本実施形態では、加熱温度、時間はそれぞれ180℃、5分とした。先に示したスタンプ21の各色凹部の深さ(2μm、3μm)は各色でこの拡散条件が最適になるように調節した結果である。
本発明において、各色発光色素14R、14Gは青色発光色素14Bを分散した発光層13中に拡散する。発光層13中における14R、14G各色の発光色素濃度には、適当な値があり、それ以下であるとその発光色素の発光が得られず、それ以上では濃度消光により発光効率が落ちてしまう。しかしながら、14R、14G各色の発光色素濃度が適切であれば、波長の短い青色発光色素14Bから、波長の長い赤色発光色素14R、緑色発光色素14Gへエネルギーの移動が起こる。従って赤色発光色素14R、緑色発光色素14Gの拡散された部分では青色発光色素14Bの発光が起こることがなく、各色の発光が適切に得られる。本実施形態において、発光を得るための充分な発光色素濃度は1wt%程度であった。
その後、図9に示すようにシートTFT基板10を矢印A方向に搬送して、真空蒸着成膜槽30に送る一方で、連なったシートTFT基板10の色素拡散工程未処理部分が、発光色素拡散系20のスタンプ21上に送られてきて、その部分では前記の色素拡散の工程が行われる。同時に、真空蒸着成膜槽30では、送られたシートTFT基板10の発光層13上の所定の位置に、仕事関数が低く、図10に図示する陰極15の材料に適した物質15a、例えばMg0.9Ag0.1などを真空蒸着により、100nm程度形成する。
その後、シートTFT基板10の陰極成膜部分は真空スパッタ成膜槽31に送られ、真空スパッタ成膜槽31では窒化シリコンなどの耐湿保護材料16aを用いて、所定の厚さ、例えば1μm程度の図10に図示する耐湿保護膜16を形成する。一方、連なったシートTFT基板10の色素拡散処理部分は発光色素拡散系20から真空蒸着成膜槽30に送られ、前記の陰極成膜の工程が行われる。さらに連なったシートTFT基板10の色素拡散未処理部分はスタンプ21上に送られ、その部分では前記の色素拡散の工程が行われる。
これらの工程(色素拡散工程、陰極成膜工程、保護膜成膜工程)が順に行われることにより、有機EL素子が順に作製できる。作製した部分はロール状に巻かれる。以上のように作成された有機EL素子は、所望の大きさに切り取られて使用される。
図10に示すように有機EL素子は任意の陽極11と陰極15との間に電圧を印加することにより、任意のピクセルの発光をシートTFT基板10の下面から取り出すことができる。また、図11のように耐湿保護膜以外の膜構成を図10とは逆にして作製することも可能で、その場合はシートTFT基板10の上面から光を取り出すことになる。このような場合は不透明なシートTFT基板を用いることもできる。
このほか、図12に示すように、正孔注入層17を陽極11と正孔輸送層12との間に形成し、電子注入層18、電子輸送層19を発光層13と陰極15との間に形成することにより発光効率を向上させることも可能である。また、図13に示すように、予めシートTFT基板10上に並べられた陽極11の間にSiO2などの隔壁101をスパッタ法などにより形成しておいて、スタンプ21をシートTFT基板10の発光層13上に載置する際、スタンプ21の表面が直接発光層13に接触しないようにすることも可能である。
なお、スタンプ21は図14に示すように、真空槽26内に設置しておくことも可能である。この場合はシートTFT基板10をまず真空槽26内に搬送し、陽極11の各列をスタンプ21の凹部22と対向させ載置する。また、図15に示すようにシートTFT基板10全体を予め真空槽4、5内に載置しておき、シートTFT基板10をスタンプ21と対向した所定の位置に搬送し、陽極11の各列をスタンプ21の凹部22と対向させ載置することも可能である。
本発明に係る有機エレクトロルミネセンス素子製造装置の一実施形態を示す図である。 本発明に係るシート基板を示す図である。 本発明に係るシート基板の一実施形態を示す断面図である。 本発明に係るスタンプ形状の例を示す図である。 本発明に係るスタンプの一実施形態を示す断面図である。 本発明に係るスタンプに各色溶液を供給した図である。 本発明に係るスタンプとシート基板との配置関係を示す図である。 本発明に係るスタンプ凹部の発光色素にヒータによる熱を加えた図である。 本発明に係る有機エレクトロルミネセンス素子製造装置の拡大断面図である。 本発明に係る有機エレクトロルミネセンス素子の一実施形態を示す図である。 本発明に係る有機エレクトロルミネセンス素子の他の実施形態を示す図である。 本発明に係る有機エレクトロルミネセンス素子の他の実施形態を示す図である。 本発明に係る有機エレクトロルミネセンス素子の他の実施形態を示す図である。 本発明に係る有機エレクトロルミネセンス素子製造装置の他の実施形態を示す図である。 本発明に係る有機エレクトロルミネセンス素子製造装置の他の実施形態を示す図である。 一般的な蒸着法に用いられる蒸着機装置の断面図である。 一般的なフォトレジストによる薄膜パターンの形成法を示す図である。
符号の説明
1 シート基板輸送系
2 供給ロール
3 巻取りロール
10 シート基板
11 画素電極(陽極)
13 発光層
14R 赤色発光色素
14G 緑色発光色素
14B 青色発光色素
15 陰極
20 色素拡散系
21 スタンプ
22 凹部
25 ヒータ
30 真空蒸着成膜槽
31 真空スパッタ成膜槽

Claims (2)

  1. 有機エレクトロルミネセンス素子の製造方法において、
    少なくとも、複数の第一の電極と、青色発光色素が分散された発光層とが形成された第一の基板に対し、前記第一の電極の配列に対応した複数の凹部が形成されており、前記複数の凹部に赤色発光色素または緑色発光色素が充填されている第二の基板を、前記第一の電極と前記凹部とが対応するように対向させて配置する工程と、
    前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素を加熱して蒸発させ、前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素を前記第一の基板の前記発光層内に拡散させる工程と、
    前記発光層内に前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素が拡散した前記第一の基板に、第二の電極を形成する工程とを含むことを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子の製造方法。
  2. 有機エレクトロルミネセンス素子の製造装置において、
    少なくとも、複数の第一の電極と、青色発光色素が分散された発光層とが形成された第一の基板に対し、前記第一の電極の配列に対応した複数の凹部が形成されている第二の基板を、前記第一の電極と前記凹部とが対応するように対向させて配置するための配置手段と、
    前記凹部に赤色発光色素または緑色発光色素を充填するための色素充填手段と、
    前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素を加熱して蒸発させ、前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素を前記第一の基板の前記発光層内に拡散させるための色素拡散手段と、
    前記発光層内に前記赤色発光色素及び前記緑色発光色素が拡散した前記第一の基板に、第二の電極を形成する成膜手段と、
    前記第一の基板を前記配置手段から前記成膜手段へと搬送するための基板搬送手段とを備えたことを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子の製造装置。

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