JP2005037420A - クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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英俊 矢野
Naomi Sugimoto
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Abstract

【課題】球形トナーを使用して画像形成を行った場合において、像担持面上に残留した球形トナーのクリーニングブレードによるクリーニング性を向上させる

【解決手段】固形状不定形粒子塊15を不定形粒子供給手段14により削って不定形粒子を生じさせ、この不定形粒子を像担持体1に供給する。供給された不定形粒子はクリーニングブレード13のエッジ部と像担持体1の像担持面1aとの当接部分に入り込んで堆積し、クリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分を球形トナーが通過することを阻止する。これにより、クリーニングブレード13による球形トナーのクリーニング性が向上し、球形トナーを用いた画像形成時におけるクリーニングブレード13によるクリーニング不良が解消され、形成される画像品質が向上する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像形成装置においては、より高精度および高精細な画像が形成できるよう、高解像度を有することが要求されている。その達成手段の1つとしてより粒径を小さくしたトナーを用いることが挙げられる。
【0003】
さらに、転写率の向上のために、不定形状からより球に近い形状としたトナー(球形トナー)が使われるようになってきている。
【0004】
このような小粒径の球形トナーを使用した場合、トナー像を担持した像担持体から記録媒体等へトナー像を転写した後、像担持体の像担持面上に残留した残留トナーをクリーニングブレードで除去しようとすると、その球形トナーはクリーニングブレードとクリーニングブレードが当接されている画像担持体の像担持面との間をすり抜け易く、像担持体面上の残留トナーのクリーニング不良が発生し易い。
【0005】
このため、球形トナーを使用した場合でもクリーニングブレードによる残留トナーのクリーニング性能を向上させるようにした様々な発明が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0006】
特許文献1記載の発明では、クリーニング対象物上の残留トナーを清掃するクリーニング装置において、形状係数が100〜125のトナーが塞き止められるトナー以外の塞き止め用紛体である不定形のシリカをクリーニングブレードの上流側で供給し、クリーニングブレードのエッジ部に堆積保持させている。
【0007】
特許文献2記載の発明では、中間転写体を有する画像形成装置で中間転写体を介して感光体のクリーニングブレードへ不定形粒子を供給する不定形粒子供給手段を設け、不定形粒子供給手段として磁性導電性ロールを使用している。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−6710公報
【特許文献1】
特開2001−166659公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1記載の発明では、シリカはトナーに比べて硬質であり、シリカを使用することによってクリーニングブレードやクリーニング対象物が傷付いてしまう。
【0010】
また、特許文献2記載の発明では、不定形粒子の供給を静電気力を利用して行っているが、感光体への不定形粒子の供給を十分に行えない。
【0011】
本発明の目的は、球形トナーを使用して画像形成を行った場合において、像担持体の像担持面上に残留したり付着したりした球形トナーのクリーニングブレードによるクリーニング性を向上させ、形成される画像の品質向上を図ることである。
【0012】
本発明の別の目的は、球形トナーのクリーニング性を向上させるために供給する不定形粒子の過剰供給を防止し、不定形粒子を生じさせる固形状不定形粒子塊の寿命を長くすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のクリーニング装置は、トナー像を担持する像担持体の像担持面にエッジ部を当接させたクリーニングブレードと、トナー像の形成に使用される球形トナーと略同じ硬さを有し、削られることによって不定形粒子を生じる固形状不定形粒子塊と、前記固形状不定形粒子塊を削ることにより不定形粒子を生じさせ、生じた不定形粒子を前記像担持体の回転方向に沿った前記クリーニングブレードの上流側で前記像担持体に供給する不定形粒子供給手段と、を具備する。
【0014】
したがって、固形状不定形粒子塊が不定形粒子供給手段により削られて不定形粒子が生じ、生じた不定形粒子は不定形粒子供給手段により像担持体に供給される。像担持体に供給された不定形粒子は、クリーニングブレードのエッジ部と像担持体の像担持面との当接部分に入り込んで堆積し、クリーニングブレードのエッジ部と像担持面との当接部分を球形トナーが通過することが阻止される。これにより、クリーニングブレードによる球形トナーのクリーニング性が向上し、記録媒体上に形成される画像の品質が向上する。なお、不定形粒子は球形トナーと略同じ硬さを有するため、この不定形粒子がクリーニングブレードのエッジ部と像担持面との当接部分に入り込んでも、クリーニングブレードや像担持体を傷付けるということが生じない。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子供給手段は、前記固形状不定形粒子塊と前記像担持体とに接触しながら回転するブラシローラである。
【0016】
したがって、ブラシローラが固形状不定形粒子塊に接触しながら回転することにより固形状不定形粒子塊が微量ずつ削られて不定形粒子が生じ、生じた不定形粒子はブラシローラが像担持体に接触しながら回転することにより像担持体に供給される。このようにして、固形状不定形粒子塊が微量ずつ削られるため、固形状不定形粒子塊の寿命が長くなる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子供給手段は、前記固形状不定形粒子塊に接触しながら回転する削りローラと、この削りローラと前記像担持体とに接触しながら回転するブラシローラとである。
【0018】
したがって、削りローラが固形状不定形粒子塊に接触しながら回転することにより固形状不定形粒子塊が確実に削られて不定形粒子が確実に生じ、生じた不定形粒子はブラシローラが削りローラと像担持体とに接触しながら回転することにより像担持体に供給される。このようにして、固形状不定形粒子塊から不定形粒子が確実に生成され、不定形粒子を像担持体に確実に供給できるためにクリーニング性が確実に向上する。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子が前記球形トナーと同じ色である。
【0020】
したがって、不定形粒子が混入した残留トナーを現像器に戻して再使用した場合でも不定形粒子の混入が原因となる画像品質の低下が防止され、残留トナーのリサイクル性の向上を図ることが可能となる。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項1にいし4のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給を間欠的に行う間欠供給機構が設けられている。
【0022】
したがって、間欠供給機構を作動させることによって不定形粒子の過剰供給が防止され、固形状不定形粒子塊の寿命が長くなる。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のクリーニング装置において、前記間欠供給機構は、前記ブラシローラと前記固形状不定形粒子塊とを接離させる機構である。
【0024】
したがって、ブラシローラと固形状不定形粒子塊とを離反させることにより、その間は不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の寿命が長くなる。
【0025】
請求項7記載の発明は、請求項5記載のクリーニング装置において、前記間欠供給機構は、前記削りローラと前記固形状不定形粒子塊とを接離させる機構である。
【0026】
したがって、削りローラと固形状不定形粒子塊とを離反させることにより、その間は不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の寿命が長くなる。
【0027】
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、非画像形成時である。
【0028】
したがって、画像形成時の間は不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の寿命が長くなる。
【0029】
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、所定枚数の画像形成が終了した後である。
【0030】
したがって、所定枚数の画像形成が終了するまでは不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の寿命が長くなる。
【0031】
請求項10記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、1枚の記録媒体が搬送されてから次の記録媒体が搬送される間のときである。
【0032】
したがって、記録媒体が搬送されている間は不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の寿命が長くなる。
【0033】
請求項11記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、連続した1つの画像形成作業が終了した後である。
【0034】
したがって、連続した1つの画像形成作業が行われている間は不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の寿命が長くなる。
【0035】
請求項12記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、ウォーミングアップ時である。
【0036】
したがって、ウォーミングアップ時以外には不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の寿命が長くなる。
【0037】
請求項13記載の発明のプロセスカートリッジは、像担持面上でトナー像を担持する像担持体と、前記像担持体を回転可能に保持するカートリッジケースと、前記カートリッジケース内に保持され、前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを前記像担持体に供給する現像器と、前記カートリッジケース内に保持され、前記像担持体面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、を具備する。
【0038】
したがって、このプロセスカートリッジは、請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置を具備するので、クリーニング装置による球状トナーのクリーニング性が向上し、このプロセスカートリッジを用いて形成される画像の品質が向上する。
【0039】
請求項14記載の発明の画像形成装置は、像担持面上に球形トナーを用いたトナー像が担持される像担持体と、前記像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、を具備する。
【0040】
したがって、像担持体におけるクリーニング装置による球状トナーのクリーニング性が向上し、この画像形成装置で形成される画像の品質が向上する。
【0041】
請求項15記載の発明の画像形成装置は、像担持面上にトナー像が形成される一つの像担持体と、前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを前記像担持体に供給する複数の現像器と、前記像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、を具備する。
【0042】
したがって、像担持体におけるクリーニング装置による球状トナーのクリーニング性が向上し、像担持体の像担持面上で異なる色の球形トナーが混ざり合う混色の発生が防止され、この画像形成装置で形成される画像の品質が向上する。
【0043】
請求項16記載の発明の画像形成装置は、像担持面上にトナー像が形成される複数の像担持体と、それぞれの前記像担持体の前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを前記像担持体に供給する現像器と、それぞれの前記像担持体の前記像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、を具備する。
【0044】
したがって、各像担持体におけるクリーニング装置による球状トナーのクリーニング性が向上し、この画像形成装置で形成される画像の品質が向上する。
【0045】
請求項17記載の発明の画像形成装置は、像担持面上にトナー像が形成される複数の像担持体と、それぞれの前記像担持体の前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを前記像担持体に供給する現像器と、前記像担持面上に形成されたトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体の前記トナー像が転写される像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、を具備する。
【0046】
したがって、中間転写体におけるクリーニング装置による球状トナーのクリーニング性が向上し、この画像形成装置で形成される画像の品質が向上する。
【0047】
請求項18記載の発明の画像形成装置は、像担持面上にトナー像が形成される像担持体と、前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成するトナーを前記像担持体に供給する現像器と、前記像担持面に当接され、記録媒体を前記像担持面に押圧してトナー像を記録媒体に転写させるとともに前記像担持面上のトナー像が転写された記録媒体を定着装置に向けて搬送する転写ベルトと、前記転写ベルトの像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、を具備する。
【0048】
ここで、この構成の画像形成装置では、像担持体の像担持面に転写ベルトが当接されたときに像担持面上に残留している球形トナーが転写ベルトの像担持面に担持されることがあり、この状態で画像形成を行うと、記録媒体の裏面に不要な球形トナーが付着して裏汚れが発生する。
【0049】
したがって、転写ベルトの像担持面におけるクリーニング装置による球状トナーのクリーニング性が向上し、記録媒体の裏汚れの発生が防止される。
【0050】
請求項19記載の発明は、請求項14ないし18のいずれか一記載の画像形成装置において、前記像担持体がドラム形状の感光体であり、この感光体の表面にアモルファスシリコン系表面層が設けられている。
【0051】
したがって、アモルファスシリコン系表面層は硬度が高く耐摩耗性が高いので、感光体の表面が削れにくくなって感光体の耐久性が向上する。
【0052】
請求項20記載の発明は、請求項14ないし18のいずれか一記載の画像形成装置において、前記像担持体がドラム形状の感光体であり、この感光体の表面層にフィラーが添加されている。
【0053】
したがって、フィラーの添加によって表面層の耐摩耗性が向上するので、感光体の表面が削れにくくなって感光体の耐久性が向上する。
【0054】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。図1は画像形成装置の主要部の構成の概略を示す縦断正面図である。
【0055】
この画像形成装置は、本体ケース(図示せず)内の略中央部にトナー像を担持する像担持体であるドラム状の感光体1が配置され、この感光体1は軸心回りに回転可能に支持されている。感光体1の軸心回りの回転は、感光体1の回転軸1bに連結されたモータ(図示せず)の駆動により行われる。
【0056】
感光体1の周囲には、感光体1の回転方向に沿って順に、除電ランプ2、遮光板3、帯電ローラ4、現像器5、転写ローラ6、分離爪7、クリーニング装置8等が配置されている。
【0057】
さらに、本体ケース内には、トナー像が転写される記録媒体Sを収納する記録媒体収納カセット(図示せず)、記録媒体Sをトナー像の転写位置A(感光体1と転写ローラ6とによるニップ位置)に向けて送り込むレジストローラ9、レジストローラ9に送り込まれた記録媒体Sを転写位置Aに向けて案内するガイド板10、転写位置Aを通過した記録媒体Sを定着装置11に向けてガイドする搬送ガイド板12、感光体1の表面に画像データに応じたレーザー光Lを照射する光書込装置(図示せず)等が設けられている。
【0058】
このような構成において、本実施の形態の画像形成装置における画像形成動作の概略を説明する。画像形成動作をスタートさせるプリントキーが押されると、感光体1、帯電ローラ4、現像器5内の現像ローラ5a、転写ローラ6等が回転を開始し、及び、除電ランプ2、帯電ローラ4、現像ローラ5a、転写ローラ6に所定の電圧又は電流が所定のタイミングで印加される。
【0059】
除電ランプ2が点灯することにより感光体1の表面部分である像担持面1a上の電荷が消去され、像担持面1aの電位が一定になる。ついで、帯電ローラ4により像担持面1aが一様(例えば、−900V)に帯電される。一様に帯電された像担持面1aに対して画像データに応じたレーザー光Lが照射され、像担持面1a上に静電潜像が形成される。この静電潜像が形成された感光体1に対して現像器5からトナー(球形トナー)が供給されることにより静電潜像が顕像化され、像担持面1a上にトナー像が形成される。
【0060】
トナー像は感光体1の回転に伴って移動し、トナー像が転写位置Aに達するタイミングで記録媒体Sが転写位置Aに送り込まれ、転写ローラ6に転写電流(例えば、+10μA)が印加されることによりトナー像が記録媒体Sに転写される。
【0061】
トナー像を転写された記録媒体Sは分離爪7によって感光体1から分離され、搬送ガイド板12に沿って定着装置11へ搬送される。定着装置11では、トナー像が転写された記録媒体Sに対して熱と圧力とを加える定着処理が行われ、定着処理が行われた記録媒体Sは排紙トレイ(図示せず)上に排紙される。
【0062】
転写位置Aにおける転写では、トナー像を形成している球形トナーの一部が転写されずに像担持面1a上に残留し、この残留トナーは感光体1の回転に伴ってクリーニング装置8の位置まで移動し、クリーニング装置8によってクリーニングされる。
【0063】
なお、本実施の形態では、帯電ローラ4として接触式のものを例に挙げて示しているが、この接触式の帯電ローラ4に代えて、非接触式の帯電ローラを用いてもよく、さらには、放電により帯電させるチャージャや、磁気ブラシで帯電させる帯電用マグネットローラ等を用いることもできる。
【0064】
このような構成の下、本実施の形態の特徴的部分について順次説明する。クリーニング装置8は、クリーニングブレード13、不定形粒子供給手段であるブラシローラ14、固形状不定形粒子塊15、間欠供給機構16、排出スクリュー17、クリーニングケース18等により構成されている。
【0065】
クリーニングブレード13は、ゴムやウレタン等の弾性材で形成された板状部材であり、ブレードホルダ19により保持され、一端のエッジ部が感光体1の像担持面1aに感光体1の回転軸心と平行な線上で当接されている。クリーニングブレード13のエッジ部が像担持面1aに当接した状態で感光体1が軸心回りに回転することにより、像担持面1a上の残留トナーがクリーニングブレード13により堰き止められる。クリーニングブレード13により堰き止められた残留トナーは、自然落下することにより、又は、クリーニングブレード13を感光体1に対して接離させる接離機構20(図4参照)を駆動させたときに落下することにより、クリーニングケース18内に収納される。
【0066】
接離機構20は、ブレードホルダ19を回動自在に保持するホルダ軸21、ホルダ軸21と平行な軸心をもってブレードホルダ19に固定された継手軸22、継手軸22に連結されたリンク板23、リンク板23に連結されたソレノイド24、スプリング25等により構成されている。
【0067】
図1は、ソレノイド24がオフの状態であり、ブレードホルダ19はスプリング25の付勢力によりホルダ軸21の軸心回りに反時計回り方向に付勢され、クリーニングブレード13のエッジ部が像担持面1aに当接されている。
【0068】
図3は、ソレノイド24がオンの状態であり、ブレードホルダ19がホルダ軸21の軸心回りに時計回り方向に回動し、クリーニングブレード13のエッジ部が像担持面1aから離反している。
【0069】
固形状不定形粒子塊15は、球形トナーと略同じ硬さを有し、ブラシローラ14が接触しながら回転することにより削られ、不定形粒子を生じる。固形状不定形粒子塊15は、生じた不定形粒子が球形トナーと同じ色となるように着色されている。この固形状不定形粒子塊15は、常にブラシローラ14と接触する位置に位置するものではなく、間欠供給機構16の働きにより、ブラシローラ14に接触する当接位置と、ブラシローラ14から離反する離反位置とに移動可能とされている。
【0070】
ブラシローラ14は、感光体1の回転方向に沿ったクリーニングブレード13の上流側に配置されて回転駆動される部材であり、その先端部が感光体1の像担持面1aと当接位置に移動している固形状不定形粒子塊15とに接触する位置に配置されている。ブラシローラ14が固形状不定形粒子塊15に接触しながら回転することにより、固形状不定形粒子塊15が削られて不定形粒子が生じる。生じた不定形粒子は、ブラシローラ14に担持されて運ばれ、像担持面1aに供給される。また、ブラシローラ14が像担持面1aに接触しながら回転することにより、像担持面1a上の残留トナーがかき乱され、クリーニングブレード13により堰き止められ易い状態となる。
【0071】
間欠供給機構16は、固形状不定形粒子塊15をブラシローラ14に接触する当接位置とブラシローラ14から離反する離反位置とに移動させる機構であり、固形状不定形粒子塊15を保持するホルダ26、一端がホルダ26に固定されたスライド軸27、スライド軸27の他端側に対向配置された偏心カム28、スライド軸27の他端を偏心カム28の外周面に当接させる向きにスライド軸27を付勢するスプリング29等により構成されている。偏心カム28が回転駆動されることによりスライド軸27が軸心方向にスライドし、ホルダ26に保持されている固形状不定形粒子塊15が当接位置又は離反位置へ移動する。
【0072】
排出スクリュー17は、クリーニングケース18内に落下した残留トナーを残留トナー回収部(図示せず)に搬送する部材である。
【0073】
このような構成において、偏心カム28を図1に示す位置へ回動させることによって固形状不定形粒子塊15を当接位置に位置させたとき、ブラシローラ14が固形状不定形粒子塊15に接触しながら回転することにより固形状不定形粒子塊15がブラシローラ14に削られて不定形粒子が生じる。生じた不定形粒子はブラシローラ14により運ばれて像担持面1aに供給される。
【0074】
像担持面1aに供給された不定形粒子がクリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分に入り込むと、不定形粒子はその形状が不定形であるためにクリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分を通過しにくく、次第に堆積する。図2において、Bは、クリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分に入り込んだ不定形粒子が楔状に堆積した堆積物を示している。
【0075】
クリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分に不定形粒子が楔状に堆積すると、その後に、残留トナーとなった球形トナーがクリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分まで運ばれても、その当接部分に不定形粒子の堆積物Bが存在することによって球形トナーも堰き止められ、クリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分との間を通過するということが防止される。図2において、Cは、堰き止められた球形トナーの堆積物を示している。
【0076】
このようにして、球形トナーを用いて画像形成を行っても、転写後に残留トナーとなった球形トナーをクリーニングブレード13で確実に堰き止めて除去することができ、残留トナー(球形トナー)のクリーニング性が向上する。残留トナーのクリーニング性の向上により、残留トナーが帯電ローラ4の外周面に付着して帯電性能を低下させるということが防止され、また、前回の画像形成に用いられた球形トナー(残留トナー)が次回の画像形成時に混入するということが防止され、形成される画像の品質が向上する。
【0077】
像担持面1aに供給される不定形粒子は球形トナーと略同じ硬さを有するため、この不定形粒子がクリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分に入り込んでも、クリーニングブレード13や感光体1を傷付けるということが生じない。
【0078】
不定形粒子の供給は、偏心カム16cの回転により固形状不定形粒子塊15を当接位置に移動させている場合にのみ行われ、固形状不定形粒子塊15を離反位置に移動させている場合には不定形粒子の供給を停止することができる。図1は、固形状不定形粒子塊15が当接位置に位置してブラシローラ14に接触し、不定形粒子の供給が行われている状態である。この状態から偏心カム16cを180°回転させると、スライド軸16bがスプリング29の付勢力により下方へスライドして固形状不定形粒子塊15が離反位置に移動し、固形状不定形粒子塊15がブラシローラ14に接触しなくなって不定形粒子の供給が停止される。
【0079】
図2に示すように、不定形粒子の堆積物Bが形成された後は不定形粒子を供給する必要がないので、固形状不定形粒子塊15を離反位置に移動させることにより不定形粒子の不要な過剰供給を停止することができ、固形状不定形粒子塊15の寿命を長くすることができる。
【0080】
また、不定形粒子の供給タイミングを、非画像形成時とすることが好ましい。これにより、画像形成により残留トナーが発生する前に、クリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分に不定形粒子の堆積物Bを形成することができる。不定形粒子を供給する非画像形成時のタイミングとしては、例えば、所定枚数の画像形成が終了した後、1枚の記録媒体Sが搬送されてから次の記録媒体Sが搬送される間のとき、連続した1つの画像形成作業が終了した後、プリントキーが押された後のウォーミングアップ時等である。
【0081】
クリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分に不定形粒子の堆積物Bが形成され、さらに、残留トナーの堆積物Cが形成されると、これらの堆積物は次第に大きくなる。そして、この堆積物がある程度の大きさに成長すると、クリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの間に隙間が生じ、その隙間から不定形粒子や球状トナーのすり抜けが始まり、クリーニングブレード13によるクリーニング性が低下する。その場合には、図3に示すようにソレノイド24をオンにし、ブレードホルダ19をホルダ軸21の軸心回りに時計回り方向に回動させる。ブレードホルダ19がホルダ軸21の軸心回りに時計回り方向に回動すると、クリーニングブレード13もブレードホルダ19と一体に回動し、クリーニングブレード13のエッジ部が像担持面1aから離反する。このとき、堆積物B、Cがクリーニングブレード13及び像担持面1aから分離脱落し、クリーニングケース18内に落下する。クリーニングケース18内に落下した堆積物B、Cは、排出スクリュー17により残留トナー回収部に搬送される。
【0082】
なお、クリーニングケース18内に落下した堆積物B、Cを現像器5内に戻し、残留トナーを再使用することもできる。この場合において、不定形粒子の色が球形トナーと同じ色であるため、残留トナーと共に不定形粒子が現像器5内に入り込んでも、不定形粒子の混入が原因となる画像品質の低下が防止され、残留トナーのリサイクル性の向上を図ることができる。
【0083】
ソレノイド24をオンにしてクリーニングブレード13を回動させた後、ソレノイド24をオフにすると、スプリング25の付勢力によってブレードホルダ19とクリーニングブレード13とがホルダ軸21の軸心回りに反時計回り方向に回動し、クリーニングブレード13のエッジ部が感光体1の像担持面1aに当接される。
【0084】
感光体1としては、図5に示すように、導電性の支持体100を50℃〜400℃に加熱し、支持体100上に真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、熱CVD法、光CVD法、プラズマCVD法等の成膜法によりa−Siからなる光導電層101を有するアモルファスシリコン感光体(以下、「a−Si系感光体」と称する。)を用いることができる。なかでもプラズマCVD法、すなわち、原料ガスを直流または高周波あるいはマイクロ波グロー放電によって分解し、支持体上にa−Si堆積膜を形成する方法が好適なものとして用いられている。
【0085】
アモルファスシリコン感光体の層構成は例えば以下のようなものが挙げられる。図5(a)に示すアモルファスシリコン感光体は、支持体100の上にa−Si:H,Xからなり光導電性を有する光導電層101が設けられている。
【0086】
図5(b)に示すアモルファスシリコン感光体は、支持体100の上に、a−Si:H,Xからなり光導電性を有する光導電層101と、アモルファスシリコン系表面層102とが設けられている。
【0087】
図5(c)に示すアモルファスシリコン感光体は、支持体100の上に、a−Si:H,Xからなり光導電性を有する光導電層101と、アモルファスシリコン系表面層102と、アモルファスシリコン系電荷注入阻止層103とが設けられている。
【0088】
図5(d)に示すアモルファスシリコン感光体は、支持体100の上に、光導電層101とアモルファスシリコン系表面層102が設けられている。この光導電層101は、a−Si:H,Xからなる電荷発生層104と電荷輸送層105とから構成されている。
【0089】
支持体100としては、導電性でも電気絶縁性であってもよい。導電性の支持体としては、Al、Cr、Mo、Au、In、Nb、Te、V、Ti、Pt、Pd、Fe等の金属、およびこれらの合金、例えばステンレス等が挙げられる。また、ポリエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロースアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィルムまたはシート、ガラス、セラミック等の電気絶縁性の支持体の少なくとも感光層を形成する側の表面を導電処理した支持体を用いることもできる。
【0090】
支持体100の形状は平滑表面あるいは凹凸表面の円筒状または板状、無端ベルト状とすることができ、その厚さは、所望通りの画像形成装置用感光体を形成し得るように適宜決定するが、画像形成装置用感光体としての可撓性が要求される場合には、支持体としての機能が充分発揮できる範囲内で可能な限り薄くすることができる。しかしながら、支持体は製造上および取り扱い上、機械的強度等の点から通常は10μm以上とされる。
【0091】
本発明に用いることができるアモルファスシリコン感光体には必要に応じて導電性の支持体100と光導電層101との間に、導電性の支持体100側からの電荷の注入を阻止する働きのある電荷注入阻止層103を設けることがいっそう効果的である(図5(c)参照)。すなわち、電荷注入阻止層103は感光層が一定極性の帯電処理をその自由表面に受けた際、支持体100側より光導電層101側に電荷が注入されるのを阻止する機能を有し、逆の極性の帯電処理を受けた際にはそのような機能が発揮されない、いわゆる極性依存性を有している。そのような機能を付与するために、電荷注入阻止層103には伝導性を制御する原子を光導電層101に比べ比較的多く含有させる。
【0092】
電荷注入阻止層103の層厚は所望の電子写真特性が得られること、及び経済的効果等の点から好ましくは0.1〜5μm、より好ましくは0.3〜4μm、最適には0.5〜3μmとされるのが望ましい。
【0093】
光導電層101は必要に応じて下引き層上に形成され、光導電層101の層厚は所望の電子写真特性が得られること及び経済的効果等の点から適宜所望にしたがって決定され、好ましくは1〜100μm、より好ましくは20〜50μm、最適には23〜45μmとされることが望ましい。
【0094】
電荷輸送層105は、光導電層101を機能分離した場合の電荷を輸送する機能を主として奏する層である。この電荷輸送層105は、その構成要素として少なくともシリコン原子と炭素原子と弗素原子とを含み、必要であれば水素原子、酸素原子を含むa−SiC(H、F、O)からなり、所望の光導電特性、特に電荷保持特性,電荷発生特性および電荷輸送特性を有する。本発明においては酸素原子を含有することが特に好ましい。電荷輸送層105の層厚は所望の電子写真特性が得られることおよび経済的効果などの点から適宜所望にしたがって決定され、好ましくは5〜50μm、より好ましくは10〜40μm、最適には20〜30μmとされることが望ましい。
【0095】
電荷発生層104は、光導電層101を機能分離した場合の電荷を発生する機能を主として奏する層である。この電荷発生層104は、構成要素として少なくともシリコン原子を含み、実質的に炭素原子を含まず、必要であれば水素原子を含むa−Si:Hから成り、所望の光導電特性、特に電荷発生特性,電荷輸送特性を有する。電荷発生層104の層厚は所望の電子写真特性が得られることおよび経済的効果等の点から適宜所望にしたがって決定され、好ましくは0.5〜15μm、より好ましくは1〜10μm、最適には1〜5μmとされることが望ましい。
【0096】
本発明に用いることができるアモルファスシリコン感光体には必要に応じて、上述のようにして支持体100上に形成された光導電層101の上に、更に表面層を設けることができ、アモルファスシリコン系表面層102を形成することが好ましい。このアモルファスシリコン系表面層102は自由表面を有し、主に耐湿性、連続繰り返し使用特性、電気的耐圧性、使用環境特性、耐久性の向上を図ることができる。本発明におけるアモルファスシリコン系表面層102の層厚としては、通常0.01〜3μm、好適には0.05〜2μm、最適には0.1〜1μmとされることが望ましい。層厚が0.01μmよりも薄いと感光体を使用中に摩耗等の理由により表面層が失われてしまい、3μmを超えると残留電位の増加等の電子写真特性低下がみられる。
【0097】
また、感光体1の層構成に関して、表層の保護層に耐摩耗性を向上させることができるフィラーを添加することが有効である。有機フィラーとしては、ポリテトラフルオロエチレンのようなフッ素樹脂粉末、シリコーン樹脂粉末、a−カーボン粉末等が挙げられる。無機フィラーとしては、銅、スズ、アルミニウム、インジウムなどの金属粉末、酸化錫、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス、アンチモンをドープした酸化錫、錫をドープした酸化インジウム等の金属酸化物、チタン酸カリウムなどの無機材料が挙げられる。これらのフィラーは単独もしくは2種類以上混合して用いることができる。これらのフィラーは、保護層用塗工液に適当な分散機を用いることにより分散できる。また、フィラーの平均粒径は、0.5μm以下、好ましくは0.2μm以下であることが保護層の透過率の点から好ましい。また、本発明において保護層中に可塑剤やレベリング剤を添加してもよい。
【0098】
本発明の第2の実施の形態を図6及び図7に基づいて説明する。なお、図1ないし図5において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態でも同じ)。
【0099】
本実施の形態の画像形成装置は、不定形粒子供給手段31と、間欠供給機構32とに特徴があり、他の部分の構成は第1の実施の形態と同じである。
【0100】
不定形粒子供給手段31は、削りローラ33とブラシローラ14とにより構成されている。削りローラ33は、固形状不定形粒子塊15に当接する位置に配置され、ブラシローラ14はその先端部を削りローラ33と感光体1の像担持面1aとに接触させる位置に配置されている。削りローラ33が固形状不定形粒子塊15に当接しながら回転することにより固形状不定形粒子塊15が削られ、不定形粒子が生じる。削りローラ33により削られて生じた不定形粒子は、ブラシローラ14と削りローラ33との接触部分でブラシローラ14に移動し、ブラシローラ14で運ばれて感光体1の像担持面1aに供給される。削りローラ33の材質としては、金属、ゴム、樹脂等を用いることができる。さらに、表面にサンドブラスト処理を施して削り性能を高めることも可能である。
【0101】
固形状不定形粒子塊15は、間欠供給機構32の一部を構成するホルダ26によって保持されているが、このホルダ26と固形状不定形粒子塊15との間に、固形状不定形粒子塊15を削りローラ33側に向けて付勢する付勢体を介装することが好ましい。これにより、固形状不定形粒子塊15が削りローラ33で削られても、固形状不定形粒子塊15が削りローラ33に当接する状態が維持される。
【0102】
間欠供給機構32は、固形状不定形粒子塊15を削りローラ33に当接する当接位置と削りローラ33から離反する離反位置とに移動させる機構であり、固形状不定形粒子塊15を保持するホルダ26、一端がホルダ26に固定されたスライド軸27、スライド軸27の他端側に対向配置された回動機構34、スライド軸27の他端を回動機構34側に向けて付勢するスプリング29等により構成されている。
【0103】
回動機構34は図7に示すように、断面形状がL字形の加圧板35、加圧板35を回動自在に保持する回動中心軸36、回動中心軸36と平行な軸心をもって加圧板35に固定された継手軸37、継手軸37に連結されたリンク板38、リンク板38に連結されたソレノイド39、スプリング40等により構成されている。
【0104】
図6は、ソレノイド24がオフの状態であり、加圧板35はスプリング40の付勢力により回動中心軸36の軸心回りに反時計回り方向に付勢され、加圧板35の一部にスライド軸27の他端側端部が当接されている。この当接により、固形状不定形粒子塊15は、削りローラ33に当接する当接位置に位置している。
【0105】
このような構成において、ソレノイド39をオフにすることにより加圧板35がスプリング40の付勢力によって図6に示す位置に回動し、スライド軸27の他端側端部が加圧板35に当接して固形状不定形粒子塊15が当接位置に位置する。そして、削りローラ33が当接位置に位置する固形状不定形粒子塊15に当接しながら回転することにより固形状不定形粒子塊15が削られて不定形粒子が生じる。削りローラ33により削られて生じた不定形粒子は、ブラシローラ14と削りローラ33との接触部分でブラシローラ14に移動し、ブラシローラ14で運ばれて感光体1の像担持面1aに供給される。
【0106】
不定形粒子が像担持面1aに供給されることにより、この不定形粒子が図2に示すようにクリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分に入り込んで堆積物Bとなり、転写後に残留トナーとなった球形トナーがクリーニングブレード13のエッジ部と像担持面1aとの当接部分との間を通過することを阻止する。これにより、球形トナーを使用した画像形成時におけるクリーニングブレード13によるクリーニング性が向上し、形成される画像品質が向上する。
【0107】
図6又は図7の状態からソレノイド39をオンにすると、加圧板35が回動中心軸36の軸心回りに時計回り方向に回動し、加圧板35とスライド軸27との当接状態が解除されてスライド軸27が削りローラ33から離反する方向へスライドする。これにより、固形状不定形粒子塊15が削りローラ33から離反する離反位置へ移動し、像担持面1aへの不定形粒子の供給が停止される。
【0108】
図2に示すように、不定形粒子の堆積物Bが形成された後は不定形粒子を供給する必要がないので、固形状不定形粒子塊15を離反位置に移動させることにより不定形粒子の不要な過剰供給を停止することができ、固形状不定形粒子塊15の寿命を長くすることができる。
【0109】
本発明の第3の実施の形態を図8に基づいて説明する。本実施の形態の画像形成装置は、像担持体である1つの感光体1の周囲に、それぞれ異なる色のトナー像を形成する4つの現像器41Y、41M、41C、41BK(Yはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、BKはブラックの各色を意味する)を備えたカラープリンタである。感光体1の周囲には、4つの現像器41Y、41M、41C、41BKのほかに、除電ランプ2、帯電ローラ4、クリーニング装置42、像担持体である中間転写ベルト43等が配置されている。現像器41Y、41M、41C、41BK内には球形トナーが収納されている。クリーニング装置42は第1又は第2の実施の形態で説明したクリーニング装置8と同じ構造であり、感光体1の像担持面1a上に不定形粒子を供給する機構を備えている。
【0110】
中間転写ベルト43の周囲には、中間転写ベルト43上に転写されたトナー像を記録媒体Sに転写するための転写ローラ44、中間転写ベルト43上に残留した残留トナーをクリーニングするクリーニング装置45が配置されている。このクリーニング装置45はクリーニング装置42と同じ構造であり、中間転写ベルト43の像担持面43aに不定形粒子を供給する機構を備えている。
【0111】
このような構成において、各色の画像データに応じたレーザー光Lが照射されることにより感光体1の像担持面1a上に静電潜像が形成され、その静電潜像が現像器1Y、41M、41C、41BKから供給される各色の球形トナーにより顕像化され、顕像化されたトナー像が順次中間転写ベルト43上に転写され、中間転写ベルト43上にカラートナー像が形成される。
【0112】
このカラートナー像は、レジストローラ9によりタイミングを図って供給される記録媒体Sに転写され、カラートナー像が転写された記録媒体Sは搬送ベルト46で定着装置11へ搬送され、定着装置11で定着処理された後に排紙トレイ上に排紙される。
【0113】
各現像器1Y、41M、41C、41BKから供給された球形トナーにより各色のトナー像が形成され、そのトナー像が中間転写ベルト43に転写される毎に、感光体1の像担持面1aはクリーニング装置42によりクリーニングされる。このクリーニング装置42は上述した第1又は第2の実施の形態で説明したように、像担持面1aに不定形粒子を供給する機構を備えているので、球形トナーを用いた場合であっても残留トナー(球形トナー)のクリーニング性が高くなり、同じ像担持面1a上に異なる色のトナー像を次々と形成する場合であっても、各色のトナー像が他の色の残留トナーと混色を生ずるということが防止される。これにより、形成される画像の品質を向上させることができる。
【0114】
また、中間転写ベルト43側に設けられているクリーニング装置45も、クリーニング装置42と同じように像担持面43aに不定形粒子を供給する機構を備えているので、球形トナーを用いた場合であっても中間転写ベルト43の像担持面43aに残留トナーのクリーニング性が高くなり、形成される画像の品質をより一層向上させることができる。
【0115】
本発明の第4の実施の形態を図9に基づいて説明する。本実施の形態の画像形成装置は、4つの感光体51(51Y、51M、51C、51BK)と像担持体及び中間転写体である1つの中間転写ベルト52とを備えたタンデム方式のカラープリンタである。各感光体51の周囲には、それぞれ、除電ランプ53(53Y、53M、53C、53BK)、帯電ローラ54(54Y、54M、54C、54BK)、現像器55(55Y、55M、55C、55BK)、クリーニング装置56(56Y、56M、56C、56BK)等が配置されている。各クリーニング装置56はそれぞれ上述した第1又は第2の実施の形態で説明したクリーニング装置8と同じ構造であり、感光体51の像担持面51a上に不定形粒子を供給する機構を備えている。各現像器55内には球形トナーが収納されている。
【0116】
中間転写ベルト52の像担持面52aに対向する位置にもクリーニング装置57が設けられている。このクリーニング装置57も上述したクリーニング装置56と同じ構造であり、中間転写ベルト52の像担持面52a上に不定形粒子を供給する機構を備えている。
【0117】
このような構成において、各感光体51の像担持面51a上に各色のトナー像が形成され、それらのトナー像が中間転写ベルト52の像担持面52a上に次々と転写され、像担持面52a上にカラートナー像が形成される。このカラートナー像は、中間転写ベルト52と転写ローラ58とがニップ部を形成している転写位置で記録媒体Sに転写される。カラートナー像が転写された記録媒体Sは定着装置11で定着処理をされた後、排紙トレイ上に排紙される。
【0118】
各感光体51上でのトナー像の形成時において、トナー像を中間転写ベルト52に転写された後の感光体51の像担持面51aはそれぞれクリーニング装置56によってクリーニングされる。これらの各クリーニング装置56は上述した第1又は第2の実施の形態で説明したように、像担持面51aに不定形粒子を供給する機構を備えているので、球形トナーを用いた場合であっても各感光体51の像担持面51aの残留トナーのクリーニング性が高くなり、各感光体51で形成されるトナー像の画像品質が高くなる。
【0119】
さらに、中間転写ベルト52をクリーニングするクリーニング装置57も、像担持面52aに不定形粒子を供給する機構を備えたものであり、球形トナーを用いた場合であっても中間転写ベルト52の像担持面52aの残留トナーのクリーニング性が高くなり、中間転写ベルト52から記録媒体Sに転写される画像の品質が高くなる。
【0120】
本発明の第5の実施の形態を図10に基づいて説明する。本実施の形態の画像形成装置は、1つの感光体1、その周囲に配置された除電ランプ2、帯電ローラ4、現像器5、クリーニング装置8等を有している。さらに、感光体1の像担持面1a上に形成されたトナー像を記録媒体Sに転写する部材として転写ベルト61が設けられている。転写ベルト61は、感光体1の像担持面1aに当接され、記録媒体Sを像担持面1aに押圧してトナー像を記録媒体Sに転写させるとともにトナー像が転写された記録媒体Sを定着装置11に向けて搬送する。
【0121】
転写ベルト61における記録媒体Sが載置される面である像担持面61aに対向する位置にクリーニング装置62が配置されている。このクリーニング装置62は上述した第1又は第2の実施の形態で説明したクリーニング装置8と同じ構造であり、転写ベルト61の像担持面61a上に不定形粒子を供給する機構を備えている。
【0122】
このような構成において、感光体1の像担持面1a上にトナー像が形成され、このトナー像は転写ベルト61で搬送される記録媒体S上に転写される。トナー像が転写された記録媒体Sは転写ベルト61によって定着装置11へ搬送され、定着装置11で定着処理をされた後に排紙トレイ上に排紙される。
【0123】
トナー像の転写が終了した後の像担持面1aはクリーニング装置8によりクリーニングされる。このクリーニング装置8は上述したように像担持面1aに不定形粒子を供給する機構を備えているので、球形トナーを使用した場合でもクリーニングブレード13による像担持面1aのクリーニング性が向上する。
【0124】
転写ベルト61の像担持面61aには、感光体1の像担持面1aとの接触時に像担持面1aに残留している球形トナーが担持されることがある。転写ベルト61の像担持面61aに球形トナーが担持された状態で記録媒体Sを搬送すると、記録媒体Sの裏面に球形トナーが付着し、記録媒体Sが裏汚れを生じる。
【0125】
しかし、本実施の形態では、クリーニング装置62を設けたことにより、転写ベルト61の像担持面61aに担持された球形トナーをクリーニング装置62によってクリーニングすることができる。しかも、このクリーニング装置62は上述したように像担持面61aに不定形粒子を供給する機構を備えているので、球形トナーを使用した場合でもクリーニングブレード13による像担持面61aのクリーニング性が向上し、記録媒体Sの裏汚れを確実に防止することができる。
【0126】
本発明の第6の実施の形態を図11に基づいて説明する。本実施の形態は、上述した実施の形態で説明したクリーニング装置8を、プロセスカートリッジ71の構成部品としたものである。プロセスカートリッジ71は、カートリッジケース72、カートリッジケース72内に収納保持された像担持体である感光体1、カートリッジケース72内に収納保持されて感光体1の周囲に配置された除電ランプ2、帯電ローラ4、現像器5、クリーニング装置8等により構成されている。
【0127】
このプロセスカートリッジ71は、画像形成装置内に着脱自在に取付けられている。
【0128】
このような構成において、このプロセスカートリッジ71を備えた画像形成装置における画像形成動作は第1の実施の形態の画像形成装置の画像形成動作と同じであり、感光体1の像担持面1a上にトナー像が形成され、そのトナー像が、感光体1と画像形成装置の本体側に取付けられている転写ローラ6とによるニップ位置で記録媒体Sに転写される。
【0129】
トナー像が転写された後の感光体1の像担持面1aはクリーニング装置8によりクリーニングされる。このクリーニング装置8は上述したように像担持面1aに不定形粒子を供給する機構を備えているので、球形トナーを使用した場合でもクリーニングブレード13による像担持面1aのクリーニング性が向上し、記録媒体S上に形成される画像の品質が向上する。
【0130】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のクリーニング装置によれば、固形状不定形粒子塊が不定形粒子供給手段により削られて生じた不定形粒子が像担持体に供給され、供給された不定形粒子がクリーニングブレードのエッジ部と像担持体の像担持面との当接部分に入り込んで堆積し、クリーニングブレードのエッジ部と像担持面との当接部分を球形トナーが通過することを阻止するので、クリーニングブレードによる球形トナーのクリーニング性が向上して記録媒体上に形成される画像の品質を向上させることができ、しかも、不定形粒子は球形トナーと略同じ硬さを有するため、この不定形粒子がクリーニングブレードのエッジ部と像担持面との当接部分に入り込んでもクリーニングブレードや像担持体を傷付けるということを防止できる。
【0131】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子供給手段は、前記固形状不定形粒子塊と前記像担持体とに接触しながら回転するブラシローラであるので、固形状不定形粒子塊が微量ずつ削られるため、固形状不定形粒子塊の寿命を長くすることができる。
【0132】
請求項3記載の発明は、請求項1記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子供給手段は、前記固形状不定形粒子塊に接触しながら回転する削りローラと、この削りローラと前記像担持体とに接触しながら回転するブラシローラとであるので、固形状不定形粒子塊から不定形粒子を確実に生成することができ、不定形粒子を像担持体に確実に供給できるためにクリーニング性を確実に向上させることができる。
【0133】
請求項4記載の発明によれば、請求項1ないし3のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子が前記球形トナーと同じ色であるので、不定形粒子が混入した残留トナーを現像器に戻して再使用した場合でも不定形粒子の混入が原因となる画像品質の低下を防止でき、残留トナーのリサイクル性の向上を図ることができる。
【0134】
請求項5記載の発明によれば、請求項1にいし4のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給を間欠的に行う間欠供給機構が設けられているので、間欠供給機構を作動させることによって不定形粒子の過剰供給を防止でき、固形状不定形粒子塊の長寿命化を図ることができる。
【0135】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載のクリーニング装置において、前記間欠供給機構は、前記ブラシローラと前記固形状不定形粒子塊とを接離させる機構であるので、ブラシローラと固形状不定形粒子塊とを離反させることにより不定形粒子の供給を停止させることができ、固形状不定形粒子塊の長寿命化を図ることができる。
【0136】
請求項7記載の発明によれば、請求項5記載のクリーニング装置において、前記間欠供給機構は、前記削りローラと前記固形状不定形粒子塊とを接離させる機構であるので、削りローラと固形状不定形粒子塊とを離反させることにより不定形粒子の供給を停止させることができ、固形状不定形粒子塊の長寿命化を図ることができる。
【0137】
請求項8記載の発明によれば、請求項1ないし7のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、非画像形成時であるので、画像形成時の間は不定形粒子の供給を停止させることができ、固形状不定形粒子塊の長寿命化を図ることができる。
【0138】
請求項9記載の発明によれば、請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、所定枚数の画像形成が終了した後であるので、所定枚数の画像形成が終了するまでは不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の長寿命化を図ることができる。
【0139】
請求項10記載の発明によれば、請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、1枚の記録媒体が搬送されてから次の記録媒体が搬送される間のときであるので、記録媒体が搬送されている間は不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の長寿命化を図ることができる。
【0140】
請求項11記載の発明によれば、請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、連続した1つの画像形成作業が終了した後であるので、連続した1つの画像形成作業が行われている間は不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の長寿命化を図ることができる。
【0141】
請求項12記載の発明によれば、請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置において、前記不定形粒子の供給タイミングは、ウォーミングアップ時であるので、ウォーミングアップ時以外には不定形粒子の供給が停止されるので、固形状不定形粒子塊の長寿命化を図ることができる。
【0142】
請求項13記載の発明のプロセスカートリッジによれば、請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置を具備するので、クリーニング装置による球状トナーのクリーニング性を向上させることができ、このプロセスカートリッジを用いて形成される画像の品質を向上させることができる。
【0143】
請求項14記載の発明の画像形成装置によれば、像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置を具備するので、像担持体におけるクリーニング装置による球状トナーのクリーニング性を向上させることができ、この画像形成装置で形成される画像の品質を向上させることができる。
【0144】
請求項15記載の発明の画像形成装置によれば、像担持面上にトナー像が形成される一つの像担持体と、像担持面に対向配置された複数の現像器と、像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置とを具備するので、像担持体におけるクリーニング装置による球状トナーのクリーニング性を向上させることができ、像担持体の像担持面上で異なる色の球形トナーが混ざり合う混色の発生を防止でき、この画像形成装置で形成される画像の品質を向上させることができる。
【0145】
請求項16記載の発明の画像形成装置によれば、複数の像担持体と、各像担持体の像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを像担持体に供給する現像器と、各像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置とを具備するので、各像担持体におけるクリーニング装置による球状トナーのクリーニング性を向上させることができ、この画像形成装置で形成される画像の品質を向上させることができる。
【0146】
請求項17記載の発明の画像形成装置によれば、像担持体で形成されたトナー像が転写される中間転写体の像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置を具備するので、中間転写体におけるクリーニング装置による球状トナーのクリーニング性を向上させることができ、この画像形成装置で形成される画像の品質を向上させることができる。
【0147】
請求項18記載の発明の画像形成装置によれば、転写ベルトの像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置を具備するので、転写ベルトの像担持面に担持された球形トナーのクリーニング性を向上させることができ、記録媒体の裏汚れの発生を防止することができる。
【0148】
請求項19記載の発明によれば、請求項14ないし18のいずれか一記載の画像形成装置において、像担持体である感光体の表面にアモルファスシリコン系表面層が設けられているので、このアモルファスシリコン系表面層は硬度が高く耐摩耗性が高く、感光体の表面が削れにくくなって感光体の耐久性を向上させることができる。
【0149】
請求項20記載の発明によれば、請求項14ないし18のいずれか一記載の画像形成装置において、像担持体である感光体の表面層にフィラーが添加されているので、フィラーの添加によって表面層の耐摩耗性が向上し、感光体の表面が削れにくくなって感光体の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像形成装置の主要部の構成の概略を示す縦断正面図である。
【図2】供給された不定形粒子により形成された堆積物により球形トナーが堰き止められた状態を拡大して示す縦断正面図である。
【図3】クリーニングブレードのエッジ部が感光体の像担持面から離反した状態を示す縦断正面図である。
【図4】クリーニングブレードのエッジ部を感光体の像担持面に接離させる接離機構を示す斜視図である。
【図5】感光体の層構造を示す模式図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の画像形成装置の主要部の構成の概略を示す縦断正面図である。
【図7】間欠供給機構を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の画像形成装置を示す概略正面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の画像形成装置を示す概略正面図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態の画像形成装置を示す概略正面図である。
【図11】本発明の第6の実施の形態のプロセスカートリッジを示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 像担持体
1a 像担持面
8 クリーニング装置
13 クリーニングブレード
14 不定形粒子供給手段、ブラシローラ
15 固形状不定形粒子塊
16 間欠供給機構
31 不定形粒子供給手段
32 間欠供給機構
33 削りローラ
41 現像器
42 クリーニング装置
43 像担持体
43a 像担持面
45 クリーニング装置
51 像担持体
51a 像担持面
52 像担持体、中間転写体
52a 像担持面
56 クリーニング装置
57 クリーニング装置
61 転写ベルト
61a 像担持面
62 クリーニング装置
71 プロセスカートリッジ
72 カートリッジケース
102 アモルファスシリコン表面層

Claims (20)

  1. トナー像を担持する像担持体の像担持面にエッジ部を当接させたクリーニングブレードと、
    トナー像の形成に使用される球形トナーと略同じ硬さを有し、削られることによって不定形粒子を生じる固形状不定形粒子塊と、
    前記固形状不定形粒子塊を削ることにより不定形粒子を生じさせ、生じた不定形粒子を前記像担持体の回転方向に沿った前記クリーニングブレードの上流側で前記像担持体に供給する不定形粒子供給手段と、
    を具備するクリーニング装置。
  2. 前記不定形粒子供給手段は、前記固形状不定形粒子塊と前記像担持体とに接触しながら回転するブラシローラである請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 前記不定形粒子供給手段は、前記固形状不定形粒子塊に接触しながら回転する削りローラと、この削りローラと前記像担持体とに接触しながら回転するブラシローラとである請求項1記載のクリーニング装置。
  4. 前記不定形粒子が前記球形トナーと同じ色である請求項1ないし3のいずれか一記載のクリーニング装置。
  5. 前記不定形粒子の供給を間欠的に行う間欠供給機構が設けられている請求項1ないし4のいずれか一記載のクリーニング装置。
  6. 前記間欠供給機構は、前記ブラシローラと前記固形状不定形粒子塊とを接離させる機構である請求項5記載のクリーニング装置。
  7. 前記間欠供給機構は、前記削りローラと前記固形状不定形粒子塊とを接離させる機構である請求項5記載のクリーニング装置。
  8. 前記不定形粒子の供給タイミングは、非画像形成時である請求項1ないし7のいずれか一記載のクリーニング装置。
  9. 前記不定形粒子の供給タイミングは、所定枚数の画像形成が終了した後である請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置。
  10. 前記不定形粒子の供給タイミングは、1枚の記録媒体が搬送されてから次の記録媒体が搬送される間のときである請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置。
  11. 前記不定形粒子の供給タイミングは、連続した1つの画像形成作業が終了した後である請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置。
  12. 前記不定形粒子の供給タイミングは、ウォーミングアップ時である請求項1ないし8のいずれか一記載のクリーニング装置。
  13. 像担持面上でトナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体を回転可能に保持するカートリッジケースと、
    前記カートリッジケース内に保持され、前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを前記像担持体に供給する現像器と、
    前記カートリッジケース内に保持され、前記像担持体面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、
    を具備するプロセスカートリッジ。
  14. 像担持面上に球形トナーを用いたトナー像が担持される像担持体と、
    前記像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、
    を具備する画像形成装置。
  15. 像担持面上にトナー像が形成される一つの像担持体と、
    前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを前記像担持体に供給する複数の現像器と、
    前記像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、
    を具備する画像形成装置。
  16. 像担持面上にトナー像が形成される複数の像担持体と、
    それぞれの前記像担持体の前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを前記像担持体に供給する現像器と、
    それぞれの前記像担持体の前記像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、
    を具備する画像形成装置。
  17. 像担持面上にトナー像が形成される複数の像担持体と、
    それぞれの前記像担持体の前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを前記像担持体に供給する現像器と、
    前記像担持面上に形成されたトナー像が転写される中間転写体と、
    前記中間転写体の前記トナー像が転写される像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、
    を具備する画像形成装置。
  18. 像担持面上にトナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持面に対向配置されてトナー像を形成する球形トナーを前記像担持体に供給する現像器と、
    前記像担持面に当接され、記録媒体を前記像担持面に押圧してトナー像を記録媒体に転写させるとともに前記像担持面上のトナー像が転写された記録媒体を定着装置に向けて搬送する転写ベルトと、
    前記転写ベルトの像担持面に対向配置された請求項1ないし12のいずれか一記載のクリーニング装置と、
    を具備する画像形成装置。
  19. 前記像担持体がドラム形状の感光体であり、この感光体の表面にアモルファスシリコン系表面層が設けられている請求項14ないし18のいずれか一記載の画像形成装置。
  20. 前記像担持体がドラム形状の感光体であり、この感光体の表面層にフィラーが添加されている請求項14ないし18のいずれか一記載の画像形成装置。
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