JP2005037317A - 角度センサ - Google Patents

角度センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2005037317A
JP2005037317A JP2003276547A JP2003276547A JP2005037317A JP 2005037317 A JP2005037317 A JP 2005037317A JP 2003276547 A JP2003276547 A JP 2003276547A JP 2003276547 A JP2003276547 A JP 2003276547A JP 2005037317 A JP2005037317 A JP 2005037317A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic flux
guide member
flux guide
angle sensor
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003276547A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikunori Sakatani
郁紀 坂谷
Mamoru Aoki
護 青木
Masamitsu Watabe
将充 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2003276547A priority Critical patent/JP2005037317A/ja
Publication of JP2005037317A publication Critical patent/JP2005037317A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】製造加工が容易で、正確な検出が可能な角度センサを提供する。
【解決手段】軸に取付けられた磁石の外周側にリング状の磁束案内部材が配置され、前記磁石の磁束変化を磁気検出素子で検出して前記軸の回転角度を検出するようになっている角度センサにおいて、前記磁束案内部材の複数箇所に切込み溝を設けて連結部で一体構造とし、前記切込み溝に前記磁気検出素子を配設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は磁気検出素子を用いた角度センサに関し、特に自動車等のカム軸等の角度測定に最適な角度センサに関する。
従来の角度センサは図3に示すように、軸1の周りに2極に着磁された磁石2が配設されており、磁石2の周りに環状の磁束案内部材3が配設されている。そして、磁束案内部材3は4個に分割されており、その4個の磁束案内部材3の各隙間にホール素子4,5,6,7が配置されている。また、磁束案内部材3はハウジング等の内周面に固定されている。
特表2002−506530
しかしながら、図3に示す従来の角度センサでは、磁束案内部材3が4個の独立部品となっているため、4個の配置に位置決め治具が必要であった。そのため、位置決め治具と磁束案内部材3の隙間分が配置誤差となり、その結果、各磁束案内部材3の間を流れる磁束密度に差が生じ、角度の測定精度が悪くなることがあった。また、ホール素子4,5,6,7を配置する4箇所の隙間の寸法を同一にしなければならないが、各隙間の寸法を同一にすることが難しかった。
更に、磁束案内部材3をハウジング等の内周面に接着剤などで固定する必要があった。そのため、磁束案内部材3は磁石2に常に吸引されているため、使用中に経年変化で接着強度が低下すると、磁気吸引力によって磁束案内部材3が剥がれるといった問題があった。
本発明は上述のような事情よりなされたものであり、本発明の目的は、製造加工が容易で、経年変化も少なく正確な検出が可能な角度センサを提供することにある。
本発明は、軸に取付けられた磁石の外周側にリング状の磁束案内部材が配置され、前記磁石の磁束変化を磁気検出素子で検出して前記軸の回転角度を検出するようになっている角度センサに関し、本発明の上記目的は、前記磁束案内部材の少なくとも1箇所以上に切込み溝を設けて連結部で一体構造とし、前記切込み溝に前記磁気検出素子を配設することにより達成される。
また、本発明の上記目的は、前記切込み溝を前記磁束案内部材の外周側に設けることにより、或いは前記切込み溝を前記磁束案内部材の内周側に設けることにより、或いは前記磁気検出素子がホール素子、MR素子、GMR素子又はMI素子であることにより、より効果的に達成される。
更に、本発明の上記目的は、軸に取付けられたリング状の磁石と、前記磁石と同一軸に配設された円形平板状の磁束案内部材とを配置し、前記磁束案内部材の周縁の厚み方向の少なくとも1箇所以上に切込み溝を設け、前記切込み溝に磁気検出素子を配設することにより達成される。前記磁気検出素子をプリント基板に取付けることにより、より効果的に達成される。
本発明の角度センサによれば、4箇所の磁束案内部材の一部分を連結し、磁束案内部材を一体の部材としているので、取付け時に案内治具が不要である。そのため、4箇所の磁束案内部材の角度配置を正確に構成することができる。特に1個のリングに機械加工などで切込み溝を形成する方式とすると、機械加工精度で磁束案内部材の円周長さやホール素子を配置するための隙間の寸法が決まるため、精度良く加工することができる。
本発明では4箇所の磁束案内部材の一部分を連結部で連結し、磁束案内部材を一体の部材としているので、取付け時に位置決め治具が不要である。そのため、4箇所の磁束案内部材の角度配置を正確に構成することができる。特に1個のリングに機械加工などで切込みを入れる製造方式にすると、機械加工精度で磁束案内部分の円周長さやホール素子を配置するための隙間の寸法が決まるため、精度良く加工することができる。また、一体の部品をハウジング等の内周面に接着剤などで固定するだけで良いので、磁束案内部材の取付け工数を格段に少なくすることができる。従来は不可能であったハウジング等の内周面への圧入による磁束案内部材の固定も可能となる。
更に、本発明では、連結部で他の磁束案内部材と連結して磁束案内部材を一体としているため、磁束案内部材が磁石に吸引されたとしても剥がれることがなく、長期にわたって信頼性を確保することができる。
次に、本発明の一実施例を図1に示し説明する。
リング状の磁束案内部材10に円周上4箇所(等配)に断面矩形状の切込み溝11A〜11Dが設けられ、磁束案内部材10の内周側が連結部12A〜12Dで繋がった一体構造となっている。切込み溝11A〜11Dの各隙間は、磁束検出素子であるホール素子13A〜13Dが丁度入る寸法となっている。一般的にホール素子の厚みは2mm以下であり、2mm以下の寸法が望ましい。なお、図1の14は軸であり、15は磁石である。
ここにおいて、連結部12A〜12Dの断面積は小さい方が良い。連結部12A〜12Dの断面積を小さくすればするほど、隙間部分(切込み溝11A〜11D)を流れる磁束の量が多くなるので良い。この際、連結部12A〜12Dの磁束は、材料の飽和磁束密度以上の磁束が流れるようにすると、連結部12A〜12Dから漏れる磁束の量が多くなるので好ましい。即ち、連結部12A〜12Dの磁束密度が材料の飽和磁束密度以下の場合、磁束の大部分はこれら連結部12A〜12Dを通過するので、ホール素子13A〜13Dを通る磁束の量が少なくなり、測定感度が小さくなってしまう。それに対し、連結部12A〜12Dの断面積を小さくし、飽和磁束密度以上の磁束が流れるように設計すると、連結部12A〜12Dから磁束が漏れ、隙間部分(切込み溝11A〜11D)を通過する磁束の量が多くなり、ホール素子13A〜13Dの検出感度が向上する。
なお、連結部12A〜12Dはリング状の磁束案内部材10の外周側に設けても良いが(この場合、切欠き溝11A〜11Dは内周側)、図1に示すように内周側に設ける方が機械加工が容易な点で好ましい。そして、ホール素子13A〜13Dの内周側に連結部12A〜12Dが来ることになるので、ホール素子13A〜13Dと磁石15が接触することがなく、信頼性も向上する。また、図1(B)に示すように磁束案内部材10の端面側にプリント基板を取付け、そのプリント基板にホール素子13A〜13Dを半田付けするようにしても良い。
なお、連結部12A〜12Dは磁束案内部材10の内周側又は外周側だけでなく、端面側に設けても良い。この際、連結部12A〜12Dと反対側にプリント基板を取付けると良い。
次に、本発明の他の実施例を図2に示して説明する。本例は、リング状の磁石20と、円形平板状の磁束案内部材21とを同一軸方向に重ねた構造となっており、磁束案内部材21の周縁の厚み方向(平面方向)に4箇所の切欠き溝22を加工して連結部23を形成している。本例では、連結部23は磁束案内部材21の磁石20側の切欠き溝22内には磁気検出素子としてのホール素子24が配設され、その外側にはプリント基板25が当接されている。プリント基板25は接着剤やねじ止めで取付けられ、プリント基板25にリード付きのホール素子24を半田付けしている。従って、磁束案内部材21と、ホール素子24と、プリント基板25とを一体として取扱うことができる。
このような構成において、軸(図示せず)に連結された磁石20が回転すると、磁石20に基づく磁束変化がホール素子24で検知され、これによって軸の回転角度が検出される。
本例によれば、磁束案内部材21の一方の平面から切欠き溝22を加工できるので、加工が容易で加工能率が向上する。また、このような形状の場合は、磁束案内部材21をプレスなどで成形することも可能となり、更に低コスト化が可能である。
なお、連結部23の位置は磁石20側又は反磁石側のどちらでも良いが、ホール素子24と磁石20が直接接触する可能性のない方が良いので、連結部23の位置は磁石20側の方が好ましい。つまり、図2に示すように切欠き溝22を磁束案内部材21の外方に設けることが望ましい。また、上述では磁束検出素子としてホール素子を例に挙げているが、ホール素子以外にMR(Magneto−Resistive)素子、GMR(Magneto Impedance)素子、MI(Giant Magneto−Resistive)素子等を使用することができる。磁束検出素子は切欠き溝内に接着剤などで固定するのが良い。この際、隙間内を接着剤や樹脂でモールドすると、防湿の効果も向上するので更に好ましい。
更に、磁気検出素子の配置は上記実施例のような等配4箇所だけでなく、直角2箇所又は対向2箇所でも良い。直角2箇所の場合は磁束分布を均一化するため、切欠き溝は4箇所のままが良い。対向2箇所の場合は切欠き溝は4箇所のままで良いが、対向2箇所のみに切欠き溝を設けた方が、磁気抵抗が少なくなるので好ましい。
また、磁石をセットした状態で、角度基準で1周の出力値を測定し、その出力値を表に取込むことで、波形の乱れなどをキャンセルすることができ、角度の値を正確に測定することができる。
本発明の角度センサは、自動車等のカム軸やクランク軸等の角度測定に最適である。また、その他の角度測定にも有効であり、360度の角度測定が必要な用途に使用できる。
本発明の一実施例を示す構造図である。 本発明の他の実施例を示す構造図であり、(A)は平面図、(B)は側面断面図、(C)は一部詳細図である。 従来の角度センサの構造図である。
符号の説明
10、21 磁束案内部材
11A〜11D 切欠き溝
12A〜12D 連結部
13A〜13D ホール素子
14 軸
15、20 磁石
22 切欠き溝
23 連結部
24 ホール素子
25 プリント基板

Claims (6)

  1. 軸に取付けられた磁石の外周側にリング状の磁束案内部材が配置され、前記磁石の磁束変化を磁気検出素子で検出して前記軸の回転角度を検出するようになっている角度センサであり、前記磁束案内部材の少なくとも1箇所以上に切込み溝を設けて連結部で一体構造とし、前記切込み溝に前記磁気検出素子を配設したことを特徴とする角度センサ。
  2. 前記切込み溝は前記磁束案内部材の外周側に設けられている請求項1に記載の角度センサ。
  3. 前記切込み溝は前記磁束案内部材の内周側に設けられている請求項1に記載の角度センサ。
  4. 前記磁気検出素子がホール素子、MR素子、GMR素子又はMI素子である請求項1乃至3のいずれかに記載の角度センサ。
  5. 軸に取付けられたリング状の磁石と、前記磁石と同一軸に配設された円形平板状の磁束案内部材とが配置され、前記磁束案内部材の周縁の厚み方向の少なくとも1箇所以上に切込み溝を設け、前記切込み溝に磁気検出素子を配設したことを特徴とする角度センサ。
  6. 前記磁気検出素子がプリント基板に取付けられている請求項1乃至5のいずれかに記載の角度センサ。
JP2003276547A 2003-07-18 2003-07-18 角度センサ Pending JP2005037317A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003276547A JP2005037317A (ja) 2003-07-18 2003-07-18 角度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003276547A JP2005037317A (ja) 2003-07-18 2003-07-18 角度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005037317A true JP2005037317A (ja) 2005-02-10

Family

ID=34212839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003276547A Pending JP2005037317A (ja) 2003-07-18 2003-07-18 角度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005037317A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102203545A (zh) * 2008-12-30 2011-09-28 深圳航天科技创新研究院 霍尔旋转变压器及由其制成的霍尔转角编码器
WO2019122595A1 (fr) * 2017-12-21 2019-06-27 Continental Automotive France Dispositif électronique pour la détermination de la position angulaire d'un arbre d'un véhicule automobile

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102203545A (zh) * 2008-12-30 2011-09-28 深圳航天科技创新研究院 霍尔旋转变压器及由其制成的霍尔转角编码器
JP2012514185A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 シェンツェン アカデミー オブ エアロスペース テクノロジー ホール回転トランス及びそれで作られたホール回転角エンコーダ
WO2019122595A1 (fr) * 2017-12-21 2019-06-27 Continental Automotive France Dispositif électronique pour la détermination de la position angulaire d'un arbre d'un véhicule automobile
FR3076172A1 (fr) * 2017-12-21 2019-06-28 Continental Automotive France Dispositif electronique pour la determination de la position angulaire d'un arbre d'un vehicule automobile
CN111466160A (zh) * 2017-12-21 2020-07-28 法国大陆汽车公司 用于确定机动车辆的轴的角度位置的电子设备
US11643133B2 (en) 2017-12-21 2023-05-09 Continental Automotive France Electronic device for determining the angular position of a motor vehicle shaft

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8519700B2 (en) Magnetic angular position sensor including an isotropic magnet
CN108489379B (zh) 具有扰动场抑制的角度传感器
US6806702B2 (en) Magnetic angular position sensor apparatus
JP4376150B2 (ja) 回転角度検出装置
KR102120313B1 (ko) 토크 인덱스 센서
WO2006067878A1 (ja) リング状マグネットの着磁方法および磁気エンコーダ
JP2005345153A (ja) 回転角度検出装置
JP5128120B2 (ja) 回転センサ
US20040000902A1 (en) Magnetic sensor unit less responsive to leaking magnetic flux
US7382120B2 (en) Rotary position sensor with rectangular magnet and hall sensors placed in association with the surface of the magnet
JP2007263585A (ja) 回転角度検出装置
JP2010160037A (ja) 回転角検出器
EP2088397A1 (en) Rotation angle detector
EP1403620A2 (en) Rotation angle sensing device having extended detectable angle range
JP2004251831A (ja) 回転角検出装置
US20050024045A1 (en) Magnetic rotary position sensor
JP2010038765A (ja) 回転検出装置
US20100176803A1 (en) Angle sensor with flux guides, rotatable magnet and magnetic sensor
JP2019056680A (ja) トルク検出装置
JP2005037317A (ja) 角度センサ
WO2022209747A1 (ja) アブソリュートエンコーダ
JP7276063B2 (ja) センサユニット
JP4577263B2 (ja) 磁気センサ
JP2003194580A (ja) 回転角度センサ
JP2008058027A (ja) 回転センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A02 Decision of refusal

Effective date: 20091020

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02