JP2005036682A - スターリング機関 - Google Patents
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Abstract
【課題】1個のピストンに対し2個のディスプレーサを設け、破壊の懸念が少なく、制御も容易且つ安価であるスターリング機関を提供する。
【解決手段】スターリング機関1は、ピストン12を挿入したシリンダ10の両側に、ディスプレーサ13Lを挿入したシリンダ11Lと、ディスプレーサ13Rを挿入したシリンダ11Rを配置している。ディスプレーサ13L、13Rはシャフト14の両端部に固定される。ディスプレーサ13Lは伝熱ヘッド31Lに対し共振発生用のスプリング40で連結されている。リニアアクチュエータ20がピストン12を往復運動させるとディスプレーサ13L、13Rも往復運動し、圧縮空間34Lと膨張空間35Lの間、また圧縮空間34Rと膨脹空間35Rの間を作動ガスが移動する。これにより伝熱ヘッド30L、30Rは加熱され、伝熱ヘッド31L、31Rは冷却される。
【選択図】 図1
【解決手段】スターリング機関1は、ピストン12を挿入したシリンダ10の両側に、ディスプレーサ13Lを挿入したシリンダ11Lと、ディスプレーサ13Rを挿入したシリンダ11Rを配置している。ディスプレーサ13L、13Rはシャフト14の両端部に固定される。ディスプレーサ13Lは伝熱ヘッド31Lに対し共振発生用のスプリング40で連結されている。リニアアクチュエータ20がピストン12を往復運動させるとディスプレーサ13L、13Rも往復運動し、圧縮空間34Lと膨張空間35Lの間、また圧縮空間34Rと膨脹空間35Rの間を作動ガスが移動する。これにより伝熱ヘッド30L、30Rは加熱され、伝熱ヘッド31L、31Rは冷却される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスターリング機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
スターリング機関は、フロンでなくヘリウム、水素、窒素などを作動ガスとして用いるので、オゾン層の破壊を招くことのない熱機関として注目を集めている。特許文献1〜4にスターリング機関の例を見ることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−337725号公報
【特許文献2】
特開2001−231239号公報
【特許文献3】
特開2002−349347号公報
【特許文献4】
特表2001−509875号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
スターリング機関については、様々な手法で機能の向上が図られている。特許文献4に記載された装置では、スターリングエンジンとスターリングタイプのヒートポンプを1つの圧力容器内に一体化し、スターリングエンジン側のディスプレーサとスターリングヒートポンプ側のディスプレーサを1個のピストンで駆動している。
【0005】
特許文献4記載の構成によれば、独立のスターリングエンジンに独立のスターリングヒートポンプを組み合わせて用いるのに比べ、全体の部品点数を削減することができるとともに、装置の体積も圧縮することができる。しかしながらこの構成には欠点もある。すなわち、圧力容器は共通であるものの、スターリングエンジンとスターリングヒートポンプは互いに独立しており、独立の制御を行う必要がある。片方が停止した場合、他方が動作を続けていると、ピストンとディスプレーサの衝突やスプリングの破損といった内部的な破壊につながるおそれがある。また、装置全体に与える振動も激しくなる。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、1個のピストンに対し2個のディスプレーサを設けた構造でありながら、破壊の懸念が少なく、制御も容易且つ安価であるスターリング機関を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、スターリング機関を次のように構成した。
【0008】
(1)圧縮空間と膨張空間の間で作動ガスを移動させるディスプレーサと、動力源によってシリンダ内を往復運動せしめられるピストンとを備え、前記ピストンが往復運動することにより前記ディスプレーサも往復運動して前記作動ガスの移動が生じるようにしたスターリング機関において、1本のシャフトの両端部に前記ディスプレーサを1個ずつ固定するとともに、これらのディスプレーサの間に1個のピストンを置き、このピストンが両側のディスプレーサに作用を及ぼすようにした。
【0009】
この構成によれば、ピストンの両側のディスプレーサが同じ動きをするので、スターリング機関としての制御は単一制御で済む。従って制御装置を簡略化し、コストダウンに結びつけることができる。また一方のディスプレーサが停止したにも関わらず他方のディスプレーサが動き続けるといったことがないので、内部的な破壊につながるおそれが少なく、安全性が高い。
【0010】
(2)上記のように構成されたスターリング機関において、前記ディスプレーサに共振発生用のスプリングを連結した。
【0011】
この構成によれば、ピストンとディスプレーサを確実に共振させることができる。
【0012】
(3)上記のように構成されたスターリング機関において、前記スプリングを2個のディスプレーサのそれぞれに、互いに反発力を及ぼすように配置した。
【0013】
この構成によれば、2個のディスプレーサの連結体を中立位置に保つことが容易であり、スムーズに共振を開始させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を図1に基づき説明する。図1はスターリング機関の断面図である。
【0015】
スターリング機関1の組立の中心となるのはシリンダ10及びその両側に配置されるシリンダ11L、11Rである。シリンダ10、11L、11Rの軸線は同一直線上に並ぶ。シリンダ10にはピストン12が、シリンダ11Lにはディスプレーサ13Lが、シリンダ11Rにはディスプレーサ13Rが、それぞれ挿入される。ディスプレーサ13L、13Rは1本のシャフト14の両端部に固定されている。シャフト14はピストン12の中心を貫くが、両者は固定されない。すなわちピストン12はディスプレーサ13L、13Rの連結体に対し独立した動きをする。
【0016】
シリンダ10及びピストン12は電磁式リニアアクチュエータ20の一部を構成する。リニアアクチュエータ20は、シリンダ10及びピストン12の他、シリンダ10の外周面に固定される永久磁石21、ピストン12に設けられる内側ヨーク22、永久磁石21を外側から囲むように永久磁石21に対向配置されるコイル23、及びコイル23を包むように設けられる外側ヨーク24により構成される。
【0017】
コイル23に電流を流すとコイル23の周囲に磁場が発生する。コイル23による磁場と永久磁石21による磁場の相互作用で、内側ヨーク22と外側ヨーク24の間の磁束分布パターンが変化し、これに伴って内側ヨーク22を取り付けたピストン12が一方向に移動する。コイル23に流す電流の方向を変えると磁束分布パターンが逆方向に変化し、ピストン12は逆方向に移動する。すなわちコイル23に交流電流を流すことにより、ピストン12は往復運動することになる。このメカニズムは本出願人の出願に係る特願2003−6908に詳しく説明されている。
【0018】
シリンダ11Lのうち、ディスプレーサ13Lの動作領域にあたる部分の外側には伝熱ヘッド30L、31Lが配置される。同様に、シリンダ11Rには伝熱ヘッド30R、31Rが配置される。伝熱ヘッド30L、30Rはリング状、伝熱ヘッド31L、31Rはキャップ状であって、いずれも銅や銅合金など熱伝導の良い金属からなる。
【0019】
伝熱ヘッド30L、31Lは各々リング状の内部熱交換器32L、33Lを介在させた形でシリンダ11Lの外側に支持される。伝熱ヘッド30R、31Rは各々リング状の内部熱交換器32R、33Rを介在させた形でシリンダ11Rの外側に支持される。内部熱交換器32L、33L及び32R、33Rはそれぞれ通気性を有し、内部を通り抜ける作動ガスの熱を伝熱ヘッド30L、31L及び30R、31Rに伝える。
【0020】
伝熱ヘッド30L、30Rはシリンダ10の両端部に連結される。伝熱ヘッド30L、30Rはこの状態でリニアアクチュエータ20の外装ケース25を挟み付け、密閉空間26を形成する。
【0021】
伝熱ヘッド30L、シリンダ10、11L、ピストン12、ディスプレーサ13L、内部熱交換器32L、及びシャフト14で囲まれた環状の空間が圧縮空間34Lとなる。伝熱ヘッド30R、シリンダ10、11R、ピストン12、ディスプレーサ13R、内部熱交換器32R、及びシャフト14で囲まれた環状の空間が圧縮空間34Rとなる。伝熱ヘッド31L、シリンダ11L、ディスプレーサ13L、及び内部熱交換器33Lで囲まれる空間が膨張空間35Lとなる。伝熱ヘッド31R、シリンダ11R、ディスプレーサ13R、及び内部熱交換器33Rで囲まれる空間が膨張空間35Rとなる。
【0022】
内部熱交換器32L、33Lの間には再生器36Lが配置される。内部熱交換器32R、33Rの間には再生器36Rが配置される。。再生器36L、36Rも通気性を有し、内部を作動ガスが通る。再生器36Lの外側を再生器チューブ37Lが包む。再生器チューブ37Lは伝熱ヘッド30L、31Lの間に気密通路を構成する。再生器36Rの外側を再生器チューブ37Rが包む。再生器チューブ37Rは伝熱ヘッド30R、31Rの間に気密通路を構成する。
【0023】
ディスプレーサ13Lと伝熱ヘッド31Lとを共振発生用のスプリング40が連結する。スプリング40は圧縮コイルスプリングである。
【0024】
スターリング機関1は次のように動作する。リニアアクチュエータ20のコイル23に交流電流を供給すると、前述のメカニズムによりピストン12が往復運動を開始する。ピストン12が往復運動すると、その左右の空間に圧力変動が生じる。ピストン12が中立位置にあり、ディスプレーサ13L、13Rもスプリング40により中立位置を保っているときの圧縮空間34L、34Rの圧力をP=0とすると、ピストン12の往復運動により、圧力Pは正圧から負圧、また負圧から正圧へと周期的に変化する。変化の方向は圧縮空間34Lと圧縮空間34Rとで互いに逆である。これにより、交番で向きの変わる力がディスプレーサ13L、13Rの連結体に作用し、ディスプレーサ13L、13Rの連結体は振動する。
【0025】
ピストン12が図において左方に移動すると、少し遅れてディスプレーサ13L、13Rの連結体も左方に移動する。ディスプレーサ13Lが伝熱ヘッド31Lに接近し、膨張空間35Lの容積が縮小すると同時に、ピストン12とディスプレーサ13Lとの位相差により圧縮空間34Lは拡大期に入る。これにより、膨張空間35Lの容積縮小分の作動ガスが再生器36Lを通って圧縮空間34Lに移動する。
【0026】
ピストン12の右側においては、ディスプレーサ13Rがピストン12に接近し、圧縮空間34Rの容積が縮小するとともに、膨脹空間35Rの容積が拡大する。圧縮空間34Rの容積縮小分の作動ガスは再生器36Rを通って膨脹空間35Rに移動する。
【0027】
ピストン12が図において右方に移動すると、上記と全く逆の現象が起きる。
【0028】
このようにピストン12とディスプレーサ13L、13Rの連結体は一定の位相差をもって同期振動を行う。すなわちピストン12とディスプレーサ13L、13Rの連結体は共振する。スプリング40の存在が共振の発生を助ける。ピストン12とディスプレーサ13L、13Rの連結体が一定の位相差をもって共振することにより、圧縮/膨張のサイクルが生まれる。
【0029】
振動の位相差を適切に設定すれば、圧縮空間34L、34Rでは断熱圧縮による発熱が多く発生し、膨張空間35L、35Rでは断熱膨張による冷却が多く発生する。このため、圧縮空間34L、34Rの温度は上昇し、膨張空間35L、35Rの温度は下降する。ピストン12とディスプレーサ13L、13Rの連結体との位相差は、スプリング40のバネ定数を変えることにより自由に設定できる。
【0030】
圧縮空間34Lと膨張空間35Lの間を往復する作動ガスは、内部熱交換器32L、33Lを通過する際に、その有する熱を内部熱交換器32L、33Lを通じて伝熱ヘッド30L、31Lに伝える。圧縮空間34Rと膨張空間35Rの間を往復する作動ガスは、内部熱交換器32R、33Rを通過する際に、その有する熱を内部熱交換器32R、33Rを通じて伝熱ヘッド30R、31Rに伝える。圧縮空間34L、34Rから噴出する作動ガスは高温であり、伝熱ヘッド30L、30Rは加熱される。すなわち伝熱ヘッド30L、30Rはウォームヘッドとなる。膨張空間35L、35Rから噴出する作動ガスは低温であり、伝熱ヘッド31L、31Rは冷却される。すなわち伝熱ヘッド31L、31Rはコールドヘッドとなる。伝熱ヘッド30L、30Rより熱を放散し、伝熱ヘッド31L、31Rで特定空間の温度を下げることにより、スターリング機関1は冷凍機関としての機能を果たす。
【0031】
再生器36Lは、圧縮空間34Lと膨張空間35Lの熱を相手側の空間には伝えず、作動ガスだけを通す働きをする。圧縮空間34Lから内部熱交換器32Lを経て再生器36Lに入った高温の作動ガスは、再生器36Lを通過するときにその熱を再生器36Lに与え、温度が下がった状態で膨張空間35Lに流入する。膨張空間35Lから内部熱交換器33Lを経て再生器36Lに入った低温の作動ガスは、再生器36Lを通過するときに再生器36Lから熱を回収し、温度が上がった状態で圧縮空間34Lに流入する。すなわち再生器36Lは熱の保管庫としての役割を果たす。再生器36Rの役割も同様である。
【0032】
本発明の第2実施形態を図2に示す。図2はスターリング機関の断面図である。第2実施形態のスターリング機関1aは、大部分の構成要素が第1実施形態と共通である。そこで、第1実施形態と共通の構成要素には第1実施形態で用いたのと同じ符号を付し、説明は省略する。同じ原則を第3実施形態以下の実施形態にも適用し、既出の構成要素には前と同じ符号を付し、説明は省略するものとする。
【0033】
第2実施形態では、ディスプレーサ13Lと伝熱ヘッド31Lの間にスプリング40Lを配置し、ディスプレーサ13Rと伝熱ヘッド31Rの間にスプリング40Rを配置した。スプリング40L、40Rは第1実施形態のスプリング40と同形であり、ディスプレーサ13L、13Rの連結体を両側から押す。すなわちスプリング40L、40Rは互いに反発力を及ぼす。これにより、ディスプレーサ13L、13Rの連結体が中立位置をとりやすくなり、スムーズに共振を開始させることができる。
【0034】
スプリング40L、40Rは位置ずれしないように保持されていれば良く、ディスプレーサ13L又は13Rと伝熱ヘッド31L又は31Rに端部を連結する必要はない。
【0035】
本発明の第3実施形態を図3に示す。第3実施形態のスターリング機関1bでは、ディスプレーサ13Lとシリンダ10とを共振発生用のスプリング41で連結した。スプリング41はテーパ形の圧縮コイルスプリングであって、大直径の側の端がシリンダ10に連結され、小直径の側の端がディスプレーサ13Lに連結されている。
【0036】
本発明の第4実施形態を図4に示す。第4実施形態では、ディスプレーサ13Lとシリンダ10の間にスプリング41Lを配置し、ディスプレーサ13Rとシリンダ10の間にスプリング41Rを配置した。スプリング41L、41Rは第3実施形態のスプリング41と同形であり、スプリング41Lはディスプレーサ13Lを伝熱ヘッド31Lに向けて押し、スプリング41Rはディスプレーサ13Rを伝熱ヘッド31Rに向けて押す。すなわちスプリング41L、41Rは互いに反発力を及ぼす。これにより、ディスプレーサ13L、13Rの連結体が中立位置をとりやすくなり、スムーズに共振を開始させることができる。
【0037】
スプリング41L、41Rは位置ずれしないように保持されていれば良く、ディスプレーサ13L又は13Rとシリンダ10に端部を連結する必要はない。
【0038】
以上本発明の各実施形態につき説明したが、発明の主旨を逸脱しない範囲でさらに種々の変更を加えて実施することが可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、圧縮空間と膨張空間の間で作動ガスを移動させるディスプレーサと、動力源によってシリンダ内を往復運動せしめられるピストンとを備え、前記ピストンが往復運動することにより前記ディスプレーサも往復運動して前記作動ガスの移動が生じるようにしたスターリング機関において、1本のシャフトの両端部に前記ディスプレーサを1個ずつ固定するとともに、これらのディスプレーサの間に1個のピストンを置き、このピストンが両側のディスプレーサに作用を及ぼすようにしたものであり、ピストンの両側のディスプレーサが互いに連結されて同じ動きをするので、スターリング機関としての制御は単一制御で済む。従って制御装置を簡略化し、コストダウンに結びつけることができる。また一方のディスプレーサが停止したにも関わらず他方のディスプレーサが動き続けるといったことがないので、内部的な破壊につながるおそれが少なく、安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るスターリング機関の断面図
【図2】本発明の第2実施形態に係るスターリング機関の断面図
【図3】本発明の第3実施形態に係るスターリング機関の断面図
【図4】本発明の第4実施形態に係るスターリング機関の断面図
【符号の説明】
1 スターリング機関
10、11L、11R シリンダ
12 ピストン
13L、13R ディスプレーサ
14 シャフト
20 リニアアクチュエータ
34L、34R 圧縮空間
35L、35R 膨張空間
40、41、40L、40R、41L、41R スプリング
【発明の属する技術分野】
本発明はスターリング機関に関する。
【0002】
【従来の技術】
スターリング機関は、フロンでなくヘリウム、水素、窒素などを作動ガスとして用いるので、オゾン層の破壊を招くことのない熱機関として注目を集めている。特許文献1〜4にスターリング機関の例を見ることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−337725号公報
【特許文献2】
特開2001−231239号公報
【特許文献3】
特開2002−349347号公報
【特許文献4】
特表2001−509875号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
スターリング機関については、様々な手法で機能の向上が図られている。特許文献4に記載された装置では、スターリングエンジンとスターリングタイプのヒートポンプを1つの圧力容器内に一体化し、スターリングエンジン側のディスプレーサとスターリングヒートポンプ側のディスプレーサを1個のピストンで駆動している。
【0005】
特許文献4記載の構成によれば、独立のスターリングエンジンに独立のスターリングヒートポンプを組み合わせて用いるのに比べ、全体の部品点数を削減することができるとともに、装置の体積も圧縮することができる。しかしながらこの構成には欠点もある。すなわち、圧力容器は共通であるものの、スターリングエンジンとスターリングヒートポンプは互いに独立しており、独立の制御を行う必要がある。片方が停止した場合、他方が動作を続けていると、ピストンとディスプレーサの衝突やスプリングの破損といった内部的な破壊につながるおそれがある。また、装置全体に与える振動も激しくなる。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、1個のピストンに対し2個のディスプレーサを設けた構造でありながら、破壊の懸念が少なく、制御も容易且つ安価であるスターリング機関を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、スターリング機関を次のように構成した。
【0008】
(1)圧縮空間と膨張空間の間で作動ガスを移動させるディスプレーサと、動力源によってシリンダ内を往復運動せしめられるピストンとを備え、前記ピストンが往復運動することにより前記ディスプレーサも往復運動して前記作動ガスの移動が生じるようにしたスターリング機関において、1本のシャフトの両端部に前記ディスプレーサを1個ずつ固定するとともに、これらのディスプレーサの間に1個のピストンを置き、このピストンが両側のディスプレーサに作用を及ぼすようにした。
【0009】
この構成によれば、ピストンの両側のディスプレーサが同じ動きをするので、スターリング機関としての制御は単一制御で済む。従って制御装置を簡略化し、コストダウンに結びつけることができる。また一方のディスプレーサが停止したにも関わらず他方のディスプレーサが動き続けるといったことがないので、内部的な破壊につながるおそれが少なく、安全性が高い。
【0010】
(2)上記のように構成されたスターリング機関において、前記ディスプレーサに共振発生用のスプリングを連結した。
【0011】
この構成によれば、ピストンとディスプレーサを確実に共振させることができる。
【0012】
(3)上記のように構成されたスターリング機関において、前記スプリングを2個のディスプレーサのそれぞれに、互いに反発力を及ぼすように配置した。
【0013】
この構成によれば、2個のディスプレーサの連結体を中立位置に保つことが容易であり、スムーズに共振を開始させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を図1に基づき説明する。図1はスターリング機関の断面図である。
【0015】
スターリング機関1の組立の中心となるのはシリンダ10及びその両側に配置されるシリンダ11L、11Rである。シリンダ10、11L、11Rの軸線は同一直線上に並ぶ。シリンダ10にはピストン12が、シリンダ11Lにはディスプレーサ13Lが、シリンダ11Rにはディスプレーサ13Rが、それぞれ挿入される。ディスプレーサ13L、13Rは1本のシャフト14の両端部に固定されている。シャフト14はピストン12の中心を貫くが、両者は固定されない。すなわちピストン12はディスプレーサ13L、13Rの連結体に対し独立した動きをする。
【0016】
シリンダ10及びピストン12は電磁式リニアアクチュエータ20の一部を構成する。リニアアクチュエータ20は、シリンダ10及びピストン12の他、シリンダ10の外周面に固定される永久磁石21、ピストン12に設けられる内側ヨーク22、永久磁石21を外側から囲むように永久磁石21に対向配置されるコイル23、及びコイル23を包むように設けられる外側ヨーク24により構成される。
【0017】
コイル23に電流を流すとコイル23の周囲に磁場が発生する。コイル23による磁場と永久磁石21による磁場の相互作用で、内側ヨーク22と外側ヨーク24の間の磁束分布パターンが変化し、これに伴って内側ヨーク22を取り付けたピストン12が一方向に移動する。コイル23に流す電流の方向を変えると磁束分布パターンが逆方向に変化し、ピストン12は逆方向に移動する。すなわちコイル23に交流電流を流すことにより、ピストン12は往復運動することになる。このメカニズムは本出願人の出願に係る特願2003−6908に詳しく説明されている。
【0018】
シリンダ11Lのうち、ディスプレーサ13Lの動作領域にあたる部分の外側には伝熱ヘッド30L、31Lが配置される。同様に、シリンダ11Rには伝熱ヘッド30R、31Rが配置される。伝熱ヘッド30L、30Rはリング状、伝熱ヘッド31L、31Rはキャップ状であって、いずれも銅や銅合金など熱伝導の良い金属からなる。
【0019】
伝熱ヘッド30L、31Lは各々リング状の内部熱交換器32L、33Lを介在させた形でシリンダ11Lの外側に支持される。伝熱ヘッド30R、31Rは各々リング状の内部熱交換器32R、33Rを介在させた形でシリンダ11Rの外側に支持される。内部熱交換器32L、33L及び32R、33Rはそれぞれ通気性を有し、内部を通り抜ける作動ガスの熱を伝熱ヘッド30L、31L及び30R、31Rに伝える。
【0020】
伝熱ヘッド30L、30Rはシリンダ10の両端部に連結される。伝熱ヘッド30L、30Rはこの状態でリニアアクチュエータ20の外装ケース25を挟み付け、密閉空間26を形成する。
【0021】
伝熱ヘッド30L、シリンダ10、11L、ピストン12、ディスプレーサ13L、内部熱交換器32L、及びシャフト14で囲まれた環状の空間が圧縮空間34Lとなる。伝熱ヘッド30R、シリンダ10、11R、ピストン12、ディスプレーサ13R、内部熱交換器32R、及びシャフト14で囲まれた環状の空間が圧縮空間34Rとなる。伝熱ヘッド31L、シリンダ11L、ディスプレーサ13L、及び内部熱交換器33Lで囲まれる空間が膨張空間35Lとなる。伝熱ヘッド31R、シリンダ11R、ディスプレーサ13R、及び内部熱交換器33Rで囲まれる空間が膨張空間35Rとなる。
【0022】
内部熱交換器32L、33Lの間には再生器36Lが配置される。内部熱交換器32R、33Rの間には再生器36Rが配置される。。再生器36L、36Rも通気性を有し、内部を作動ガスが通る。再生器36Lの外側を再生器チューブ37Lが包む。再生器チューブ37Lは伝熱ヘッド30L、31Lの間に気密通路を構成する。再生器36Rの外側を再生器チューブ37Rが包む。再生器チューブ37Rは伝熱ヘッド30R、31Rの間に気密通路を構成する。
【0023】
ディスプレーサ13Lと伝熱ヘッド31Lとを共振発生用のスプリング40が連結する。スプリング40は圧縮コイルスプリングである。
【0024】
スターリング機関1は次のように動作する。リニアアクチュエータ20のコイル23に交流電流を供給すると、前述のメカニズムによりピストン12が往復運動を開始する。ピストン12が往復運動すると、その左右の空間に圧力変動が生じる。ピストン12が中立位置にあり、ディスプレーサ13L、13Rもスプリング40により中立位置を保っているときの圧縮空間34L、34Rの圧力をP=0とすると、ピストン12の往復運動により、圧力Pは正圧から負圧、また負圧から正圧へと周期的に変化する。変化の方向は圧縮空間34Lと圧縮空間34Rとで互いに逆である。これにより、交番で向きの変わる力がディスプレーサ13L、13Rの連結体に作用し、ディスプレーサ13L、13Rの連結体は振動する。
【0025】
ピストン12が図において左方に移動すると、少し遅れてディスプレーサ13L、13Rの連結体も左方に移動する。ディスプレーサ13Lが伝熱ヘッド31Lに接近し、膨張空間35Lの容積が縮小すると同時に、ピストン12とディスプレーサ13Lとの位相差により圧縮空間34Lは拡大期に入る。これにより、膨張空間35Lの容積縮小分の作動ガスが再生器36Lを通って圧縮空間34Lに移動する。
【0026】
ピストン12の右側においては、ディスプレーサ13Rがピストン12に接近し、圧縮空間34Rの容積が縮小するとともに、膨脹空間35Rの容積が拡大する。圧縮空間34Rの容積縮小分の作動ガスは再生器36Rを通って膨脹空間35Rに移動する。
【0027】
ピストン12が図において右方に移動すると、上記と全く逆の現象が起きる。
【0028】
このようにピストン12とディスプレーサ13L、13Rの連結体は一定の位相差をもって同期振動を行う。すなわちピストン12とディスプレーサ13L、13Rの連結体は共振する。スプリング40の存在が共振の発生を助ける。ピストン12とディスプレーサ13L、13Rの連結体が一定の位相差をもって共振することにより、圧縮/膨張のサイクルが生まれる。
【0029】
振動の位相差を適切に設定すれば、圧縮空間34L、34Rでは断熱圧縮による発熱が多く発生し、膨張空間35L、35Rでは断熱膨張による冷却が多く発生する。このため、圧縮空間34L、34Rの温度は上昇し、膨張空間35L、35Rの温度は下降する。ピストン12とディスプレーサ13L、13Rの連結体との位相差は、スプリング40のバネ定数を変えることにより自由に設定できる。
【0030】
圧縮空間34Lと膨張空間35Lの間を往復する作動ガスは、内部熱交換器32L、33Lを通過する際に、その有する熱を内部熱交換器32L、33Lを通じて伝熱ヘッド30L、31Lに伝える。圧縮空間34Rと膨張空間35Rの間を往復する作動ガスは、内部熱交換器32R、33Rを通過する際に、その有する熱を内部熱交換器32R、33Rを通じて伝熱ヘッド30R、31Rに伝える。圧縮空間34L、34Rから噴出する作動ガスは高温であり、伝熱ヘッド30L、30Rは加熱される。すなわち伝熱ヘッド30L、30Rはウォームヘッドとなる。膨張空間35L、35Rから噴出する作動ガスは低温であり、伝熱ヘッド31L、31Rは冷却される。すなわち伝熱ヘッド31L、31Rはコールドヘッドとなる。伝熱ヘッド30L、30Rより熱を放散し、伝熱ヘッド31L、31Rで特定空間の温度を下げることにより、スターリング機関1は冷凍機関としての機能を果たす。
【0031】
再生器36Lは、圧縮空間34Lと膨張空間35Lの熱を相手側の空間には伝えず、作動ガスだけを通す働きをする。圧縮空間34Lから内部熱交換器32Lを経て再生器36Lに入った高温の作動ガスは、再生器36Lを通過するときにその熱を再生器36Lに与え、温度が下がった状態で膨張空間35Lに流入する。膨張空間35Lから内部熱交換器33Lを経て再生器36Lに入った低温の作動ガスは、再生器36Lを通過するときに再生器36Lから熱を回収し、温度が上がった状態で圧縮空間34Lに流入する。すなわち再生器36Lは熱の保管庫としての役割を果たす。再生器36Rの役割も同様である。
【0032】
本発明の第2実施形態を図2に示す。図2はスターリング機関の断面図である。第2実施形態のスターリング機関1aは、大部分の構成要素が第1実施形態と共通である。そこで、第1実施形態と共通の構成要素には第1実施形態で用いたのと同じ符号を付し、説明は省略する。同じ原則を第3実施形態以下の実施形態にも適用し、既出の構成要素には前と同じ符号を付し、説明は省略するものとする。
【0033】
第2実施形態では、ディスプレーサ13Lと伝熱ヘッド31Lの間にスプリング40Lを配置し、ディスプレーサ13Rと伝熱ヘッド31Rの間にスプリング40Rを配置した。スプリング40L、40Rは第1実施形態のスプリング40と同形であり、ディスプレーサ13L、13Rの連結体を両側から押す。すなわちスプリング40L、40Rは互いに反発力を及ぼす。これにより、ディスプレーサ13L、13Rの連結体が中立位置をとりやすくなり、スムーズに共振を開始させることができる。
【0034】
スプリング40L、40Rは位置ずれしないように保持されていれば良く、ディスプレーサ13L又は13Rと伝熱ヘッド31L又は31Rに端部を連結する必要はない。
【0035】
本発明の第3実施形態を図3に示す。第3実施形態のスターリング機関1bでは、ディスプレーサ13Lとシリンダ10とを共振発生用のスプリング41で連結した。スプリング41はテーパ形の圧縮コイルスプリングであって、大直径の側の端がシリンダ10に連結され、小直径の側の端がディスプレーサ13Lに連結されている。
【0036】
本発明の第4実施形態を図4に示す。第4実施形態では、ディスプレーサ13Lとシリンダ10の間にスプリング41Lを配置し、ディスプレーサ13Rとシリンダ10の間にスプリング41Rを配置した。スプリング41L、41Rは第3実施形態のスプリング41と同形であり、スプリング41Lはディスプレーサ13Lを伝熱ヘッド31Lに向けて押し、スプリング41Rはディスプレーサ13Rを伝熱ヘッド31Rに向けて押す。すなわちスプリング41L、41Rは互いに反発力を及ぼす。これにより、ディスプレーサ13L、13Rの連結体が中立位置をとりやすくなり、スムーズに共振を開始させることができる。
【0037】
スプリング41L、41Rは位置ずれしないように保持されていれば良く、ディスプレーサ13L又は13Rとシリンダ10に端部を連結する必要はない。
【0038】
以上本発明の各実施形態につき説明したが、発明の主旨を逸脱しない範囲でさらに種々の変更を加えて実施することが可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、圧縮空間と膨張空間の間で作動ガスを移動させるディスプレーサと、動力源によってシリンダ内を往復運動せしめられるピストンとを備え、前記ピストンが往復運動することにより前記ディスプレーサも往復運動して前記作動ガスの移動が生じるようにしたスターリング機関において、1本のシャフトの両端部に前記ディスプレーサを1個ずつ固定するとともに、これらのディスプレーサの間に1個のピストンを置き、このピストンが両側のディスプレーサに作用を及ぼすようにしたものであり、ピストンの両側のディスプレーサが互いに連結されて同じ動きをするので、スターリング機関としての制御は単一制御で済む。従って制御装置を簡略化し、コストダウンに結びつけることができる。また一方のディスプレーサが停止したにも関わらず他方のディスプレーサが動き続けるといったことがないので、内部的な破壊につながるおそれが少なく、安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るスターリング機関の断面図
【図2】本発明の第2実施形態に係るスターリング機関の断面図
【図3】本発明の第3実施形態に係るスターリング機関の断面図
【図4】本発明の第4実施形態に係るスターリング機関の断面図
【符号の説明】
1 スターリング機関
10、11L、11R シリンダ
12 ピストン
13L、13R ディスプレーサ
14 シャフト
20 リニアアクチュエータ
34L、34R 圧縮空間
35L、35R 膨張空間
40、41、40L、40R、41L、41R スプリング
Claims (3)
- 圧縮空間と膨張空間の間で作動ガスを移動させるディスプレーサと、動力源によってシリンダ内を往復運動せしめられるピストンとを備え、前記ピストンが往復運動することにより前記ディスプレーサも往復運動して前記作動ガスの移動が生じるようにしたスターリング機関において、
1本のシャフトの両端部に前記ディスプレーサを1個ずつ固定するとともに、これらのディスプレーサの間に1個のピストンを置き、このピストンが両側のディスプレーサに作用を及ぼすようにしたことを特徴とするスターリング機関。 - 前記ディスプレーサに共振発生用のスプリングを連結したことを特徴とする請求項1に記載のスターリング機関。
- 前記スプリングを2個のディスプレーサのそれぞれに、互いに反発力を及ぼすように配置したことを特徴とする請求項2に記載のスターリング機関。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009041791A (ja) * | 2007-08-06 | 2009-02-26 | Aisin Seiki Co Ltd | 蓄冷型冷凍機用のリニア圧縮機 |
US8820068B2 (en) | 2008-02-19 | 2014-09-02 | Isis Innovation Limited | Linear multi-cylinder stirling cycle machine |
CN104500262A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-04-08 | 中国科学院理化技术研究所 | 自由活塞斯特林发电机 |
CN107654311A (zh) * | 2017-10-09 | 2018-02-02 | 中国科学院理化技术研究所 | 一种热驱动斯特林热机 |
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2003
- 2003-07-17 JP JP2003198343A patent/JP2005036682A/ja active Pending
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