JP2005035998A - ビスラクトン誘導体及びその医薬組成物としての使用 - Google Patents

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誠一 佐藤
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永子 林
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Abstract

【課題】 極めて優れたACC活性阻害効果を有し、糖尿病、肥満症、高脂血症、脂肪肝、糖尿病性合併症の予防および/または治療薬として有用な特定の化合物群を提供すること。
【解決手段】 下記式で示されるビスラクトン誘導体、その類縁体またはこれらの薬学的に許容し得る塩。

Description

本発明は、ビスラクトン誘導体に係わり、詳細には、acetyl CoA carboxylase(以下、ACC略記する場合もある)阻害活性を有するビスラクトン誘導体、及び該ビスラクトン誘導体を含有する医薬組成物に関する。
近年、肥満は、動脈硬化性疾患、特に冠動脈疾患の主要なリスクファクターであることが明らかとなってきた。すなわち、肥満個体では、蓄積された内臓脂肪から、脂肪酸やTNF-α等の種々の因子が放出され、これらが骨格筋、肝臓および脂肪組織におけるインスリン抵抗性を惹起するとともに、肝臓における中性脂肪の合成を促進し、高脂血症をもたらすことが報告されている。更に、インスリン抵抗性によって代償的に上昇した血中のインスリンは、耐糖能異常、更には糖尿病を引き起こすだけではなく、腎臓におけるNaイオンの再吸収亢進や交感神経の活性化を介して、末梢血管抵抗を上昇させ、最終的に高血圧状態を形成する。肥満によってもたらされた高脂血症、糖尿病および高血圧は、脳血管障害や冠動脈疾患などの動脈硬化症に基づく血管障害を惹起し、生命予後に深刻な影響を与えるものと考えられている。
肥満治療の基本は運動療法と食事療法であるが、人間の根源的な欲求との対立、労働時間との兼ね合い、ストレスの増加など様々な要因から、設定した目標を達成することには多大の困難が伴う。極度の肥満患者には胃縮小術、胃バイパス術などの外科治療が適応されることがあるが、肥満者は開腹手術をすると感染、脂肪融解などの創合併症をしばしば起こし、多大な時間の喪失、苦痛を伴うのが現状である。従って、安全かつ簡便に食事・運動療法を補完することのできる医薬品の併用が必要とされている。現在、抗肥満薬として使用されている医薬品として、マジンドール、シブトラミンなどの中枢性食欲抑制剤と、膵リパーゼ阻害剤であるオルリスタットが挙げられる。中枢作働性の薬剤では、口渇、便秘、胃不快感、時には幻聴・幻視など重篤な副作用が出現することがあり、また、オルリスタットでは、下痢、失禁、放屁などの消化管における副作用が認められている。概ね、これらの抗肥満薬については、副作用の出現しない投与量では効果は緩やかであり、長期にわたる使用の安全性は未だ確立されておらず、肥満に深く関わるインスリン抵抗性などに対する有益な作用はほとんど認められていないのが現状である。
インスリン抵抗性に関しては、ビグアナイド剤やペルオキシゾーム増殖関連レセプター(以下、PPARと略する)ガンマのアゴニストを使用した治療が広く行われている。ビグアナイド剤に関しては、主に非インスリン依存性糖尿病患者に対して、インスリン抵抗性の改善に加え、血糖降下作用や高脂血症改善作用を示すことが報告されている。しかしながら、その単独での治療効果は不十分であり、また、上腹部不快感、嘔気、下痢などの消化器症状に加え、乳酸アシドーシス等の生命の危険を伴う副作用を示すことが明らかとなっている。PPARガンマアゴニストに関しては、ビグアナイド剤と同じく、非インスリン依存性糖尿病患者のインスリン抵抗性、高血糖、高脂血症および高血圧を改善するが、副作用(肥満、劇症肝炎)の点で、未だ満足できるものとは言い難い。
ACCは、Acetyl CoAより、Malonyl CoAの合成を触媒する酵素であり、長鎖脂肪酸の合成における律速酵素である。また、ACCにより、Acetyl CoAから合成されたMalonyl CoA自体は、遊離長鎖脂肪酸のエネルギー源としての消費に関与するCarnitine acyltransferaseを負に制御していることが知られている。更に、内臓脂肪組織における脂肪酸合成の活性化には、ACCの活性化が関与しているものと考えられている。従って、ACCを阻害する薬剤は、生体内における長鎖脂肪酸および中性脂肪の新たな合成を抑制するだけではなく、既存の脂肪組織を減少させることにより、肥満症および肥満によって誘発される高脂血症、脂肪肝ならびにインスリン抵抗性に基づくと考えられる様々な疾患の治療薬および予防薬としての可能性を有する。既存のACC阻害剤としては、例えば論文(非特許文献1)および特許文献1などが報告されているが、本発明化合物のようなビスラクトン誘導体にACC阻害活性は報告されていない。又、例えば論文(非特許文献2〜6)には、本発明に含まれる骨格の化合物が開示されているが、本発明で目的とする薬理活性については開示されていない。
本発明者らは、このような状況下において鋭意検討した結果、下記一般式(II)で示されるビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩がACC活性阻害効果を有し、糖尿病、肥満症、高脂血症、脂肪肝、糖尿病性合併症の予防および/または治療薬として有用であることを見出し、特許出願している(特許文献2)。
Figure 2005035998
(式中、R1は炭素数1〜12のアルキル基、R2は水素原子、置換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘテロアリール基、X-YはCR3-CH2及びC=CHを示す。R3は水素原子、水酸基、炭素数1〜12のアルコキシル基を示す。Zは原子間結合、-O-、-NH-、-S-、-(CH2)n-を示す。nは1〜12である。)
国際公開番号WO02/02101 PCT/JP03/05754 ザ・ジャーナル・オブ・アンチバイオティックス、38巻、599頁、1985年 ザ・ジャーナル・オブ・アンチバイオティックス、47巻、112頁、1994年 ジャーナル・オブ・ザ・ケミカルソサエティー、5385頁、1963年 ジャーナル・オブ・ザ・ケミカルソサエティー・セクションC、2431頁、1971年 ケミストリー・レターズ、1311頁、1980年 ザ・ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー、57巻、2228頁、1992年
本発明は、ACC活性阻害効果を有するビスラクトン誘導体及びその薬学的に許容し得る塩を提供することを目的とする。
本発明は、又、該ビスラクトン誘導体又はその薬学的に許容し得る塩を含有する医薬組成物を提供することを目的とする。
本発明は、又、該ビスラクトン誘導体又はその薬学的に許容し得る塩を含有する肥満症および肥満によって誘発される高脂血症、脂肪肝ならびにインスリン抵抗性に基づくと考えられる耐糖能異常、糖尿病、糖尿病性合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症)、高血圧および動脈硬化症の治療に有効なACC活性阻害剤ないし医薬組成物あるいはそれを用いた治療法を提供することを目的とする。
本発明者らは、さらに鋭意研究を進めた結果、上記PCT出願明細書(特許文献2)には開示されていない特定の化合物群が、極めて優れたACC活性阻害効果を有し、糖尿病、肥満症、高脂血症、脂肪肝、糖尿病性合併症の予防および/または治療薬として有用であることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記一般式(I)で示されるビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩を提供する。
Figure 2005035998
(式中、R1は炭素数1〜12のアルキル基、X-YはCH-CH2又はC=CH、Aは置換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘテロアリール基、Bは、原子間結合、-O-、-NH-、-NR2-、-S-、-CO-NH-、-CO-NR2-、-NH-CO-、-NH-SO2-、-CO-又は-(CH2)n-を示し(式中、R2は置換されてもよいアルキル基を示し、nは 1〜6である。)、Dは、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘテロアリール基又は環状アミノ基を示すが、Aがフェニル基で、Bが原子間結合又は-O-の場合には、Dはアルキル基ではない。)
本発明は、又、上記ビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩を含有することを特徴とする医薬組成物を提供する。
本発明は、又、上記ビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩を含有することを特徴とする糖尿病、肥満症、高脂血症、脂肪肝、糖尿病性合併症の予防および/または治療薬を提供する。
本発明は、又、上記ビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩を含有することを特徴とするACC活性阻害剤を提供する。
以下、本発明について詳述する。
本発明は、前記一般式(I)で示されるビスラクトン誘導体(塩の形態を含む)を有効成分として含む物質(組成物)である。又、ビスラクトン誘導体は、生体内においてラクトン体とヒドロキシ酸塩の平衡状態であると考えられる。更に、このビスラクトン誘導体をアルカリで加水分解することにより得られるヒドロキシ酸塩も生体内でラクトン体になり得るので、ヒドロキシ酸塩も有効成分として利用できる。
この発明において、酵素阻害作用とは、acetyl CoAより、malonyl CoAの合成を触媒するACCの酵素活性を阻害する作用を意味する。
本発明のACC阻害剤に使用する有効成分は前記一般式(I)に含まれるビスラクトン誘導体であり、以下詳細に説明する。
式中、アルキル基とは、好ましくは炭素数1〜12の、直鎖もしくは分岐鎖もしくは環状のアルキル基を表し、具体的に例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-へプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基、n-ウンデシル基、n-ドデシル基、イソプロピル基、イソブチル基、tert-ブチル基、イソペンチル基、tert-ペンチル基、ネオペンチル基、2-ペンチル基、3-ペンチル基、n-ヘキシル基、2-ヘキシル基、tert-オクチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、トリフルオロメチル基などが挙げられ、好ましくはエチル基、n-オクチル基、n-デシル基等、より好ましくはn-オクチル基が挙げられる。
又、置換基を有するアルキル基における置換基としては、アリール基、ヘテロアリール基、置換されても良いアミノ基、水酸基、アルコキシ基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル基などがあげられる。
アリール基とは、炭素原子で構成される5〜12員の1〜3つの環よりなる芳香族置換基を示す。本発明におけるアリール基は、置換又は無置換のアリール基で良い。具体的には、例えばフェニル基、ナフチル基が挙げられ、フェニル基が好ましい。
ヘテロアリール基とは、炭素および窒素、酸素、硫黄などで構成される5〜7員の1〜3つの環からなる複素芳香族置換基を示し、具体的に例えば、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピローリル基、フラニル基、チエニル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、チアジアゾリル基、インドリル基、イソインドリル基、ベンゾフリル基、イソベンゾフリル基、ベンゾチエニル基、ベンゾピラゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、キノリル基、イソキノリル基、ナフチリジニル基、キナゾリル基などが挙げられ、好ましくは2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、1−ピラゾリル基などが挙げられる。
アリール基又はヘテロアリール基の置換基は、ハロゲン原子、水酸基、カルボキシル基、炭素数1〜12のアルキルオキシ基、炭素数1〜12のアルキルオキシカルボニル基、アルキル基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、フェニル基、ピリジル基である。このうち、カルボキシル基、アミノ基、フェニル基が好ましい。アリール基の置換位置は特に限定しないが、4位で置換されているのが好ましい。また、一置換であるか多置換であるかも限定されないが、一置換であるものが好ましい。
ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
アルキルオキシ基とは、炭素数1〜12の直鎖または分岐鎖または環状のアルキル基を有するアルコキシ基を示し、具体的に例えばメトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、n-ブトキシ基、n-ペンチルオキシ基、n-ヘキシルオキシ基、n-へプチルオキシ基、n-オクチルオキシ基、n-ノニルオキシ基、n-デシルオキシ基、n-ウンデシルオキシ基、n-ドデシルオキシ基、イソプロポキシ基、イソブトキシ基、tert-ブトキシ基、シクロプロピルオキシ基、シクロブトキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、シクロヘプチルオキシ基、2−シクロヘキシルエトキシ基などが挙げられ、好ましくはメトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、n-ブトキシ基、n-ペンチルオキシ基、n-ヘキシルオキシ基、n-ドデシルオキシ基、シクロヘキシルオキシ基、シクロヘプチルオキシ基などが挙げられ、より好ましくはメトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、n-ブトキシ基、n-ヘキシルオキシ基が挙げられる。
環状アミノ基としては、アゼチジニル基、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルフォリニル基などが挙げられる。
本発明では、また、一般式(I)で示される請求項1記載の化合物または薬学的に許容し得るその塩としては、次のものが好ましい。
R1としては炭素数6〜10のアルキル基が好ましく、n-オクチル基がさらに好ましい。
X-YとしてはC=CHが好ましい。
Aとしてはアリール基及びヘテロアリール基が好ましく、アリール基がさらに好ましい。特に、フェニル基であるのが好ましい。
Bとしては、原子間結合、-O-、-NH-、-CO-NH-、-CO-NR2-、-NH-CO-、-NH-SO2-、-CO-又は-(CH2)n-(式中、R2が炭素数1〜12の置換されてもよいアルキル基を示し、nが 1〜6)が好ましく、原子間結合、-O-、-CO-NH-、-CO-NR2-、-NH-CO-、-NH-SO2-又は-CO-(式中、R2が炭素数1〜6のアルキル基)がさらに好ましい。
Dとしては、置換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘテロアリール基又は環状アミノ基が好ましい。これらのうち、フェニル基、置換フェニル基、ピリジル基、2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジル基、2−オキソ−2−ヒドロ−1−アルキルピリジル基、オキサゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、チアゾリル基、ベンゾチアゾリル基、置換オキサゾリル基、置換チアゾリル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基であるのが好ましい。ここで置換フェニル基における置換基としては、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、カルボキシル基、アミノ基、メトキシ基、トリフルオロメチル基、ニトロ基であるのが好ましく、置換オキサゾリル基及び置換チアゾリル基における置換基としては、フェニル基、上記置換基を有するフェニル基、ピリジル基であるのが好ましい。
又、式(I)において、Bが原子間結合でない場合、BがAのメタ位又はオルト位に結合し、Bが原子間結合の場合、DがAのメタ位又はオルト位に結合しているのが好ましい。
薬学的に許容しうる塩とは、具体的に例えば十分に酸性である本発明化合物については、そのアンモニウム塩、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩などが例示され、これらが好ましい)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシウム塩などが例示され、これらが好ましい)、有機塩基の塩としては、例えばジシクロヘキシルアミン塩、ベンザチン塩、アルギニン、リジンのようなアミノ酸の塩などが挙げられる。
さらに十分に塩基性である本発明化合物については、その酸付加塩、例えば塩酸、硫酸、硝酸、りん酸などの無機酸塩、または酢酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、モノメチル硫酸などの有機酸塩などが挙げられる。
有効成分に使用するビスラクトン誘導体(塩の形態およびヒドロキシ酸塩を含む)は、全ての光学異性体及び幾何異性体などの異性体の形態の何れでも使用することができる。
さらに水和物、溶媒和物などの形態でも良いし、結晶形のみならず無定形の誘導体の形でも使用することができる。
なお、本発明に含まれる骨格の化合物として、例えば論文(ザ・ジャーナル・オブ・アンチバイオティックス、47巻、112頁、1994年、ジャーナル・オブ・ザ・ケミカルソサエティー、5385頁、1963年、ジャーナル・オブ・ザ・ケミカルソサエティー・セクションC、2431頁、1971年、ケミストリー・レターズ、1311頁、1980年、ザ・ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー、57巻、2228頁、1992年)に記載があるが、本発明で目的とする薬理活性とは異なる。
本発明のビスラクトン誘導体は、公知技術を応用して製造することができる。
本発明の化合物は以下の方法により合成することができる。
例えば本発明の化合物(I)において、R1がn-オクチル基、X-YがC=CHであるもの(式IV)は、下記に示すよう既知化合物アベナシオライド(avenaciolide)(式III)を原料に、ヨウ化物と反応させることにより合成することができる。







Figure 2005035998

Figure 2005035998
また、本発明の化合物(I)において、R1がn-オクチル基、X-YがCH-CH2であるものは、上記化合物(式IV)を還元することにより合成することができる。
Figure 2005035998
原料とするアベナシオライドはアベナシオライドを生産する能力を有する微生物、例えば未同定菌(Unidentified fungi)AJ117543株を培養することにより得ることができる。
なお、上記AJ117543株は、日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1 中央第6 独立行政法人産業技術総合研究所 特許微生物寄託センターにブタペスト条約に基づき、2002年4月25日付けで寄託されており、受託番号はFERM BP-8346である(2002年4月25日付けで寄託されたFERM P-18836より移管)。
なお、上記の方法で得られる本発明の化合物は、通常有機合成で用いられる、抽出、蒸留、結晶化、カラムクロマトグラフィー等の手法を用いて精製することができる。
得られた本発明の化合物は後述するように、ACC阻害作用を有し、この作用を介した疾患に対する治療を行うのに有用である。特に、糖尿病、肥満症、高脂血症、脂肪肝、糖尿病性合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症、高血圧、動脈硬化症)の予防および/または治療用の薬剤に使用することができる。
この発明は前記ビスラクトン誘導体を有効成分とする薬剤であるが、他の有効成分(本発明に使用する有効成分と同一の薬理活性でも異なる薬理活性でも良い。)を併用使用することもできるし、更に製剤上有用な補助剤を含むこともできる。この発明においては、前記ビスラクトン誘導体を、ACC阻害効果を奏するものとして有効量含む薬剤であれば、全て本発明の薬剤に含まれる。
本化合物を糖尿病、肥満症、高脂血症、脂肪肝、糖尿病性合併症(糖尿病性末梢神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性大血管症、高血圧、動脈硬化症)の予防および/または治療用の薬剤に使用する場合、経口投与、静脈内投与、経皮投与等各種の投与形態が可能である。
投与量については、投与する患者の症状、年齢、投与方法によって異なるので、それ等に応じて適宜選択される。通常は、例えば経口投与の場合好ましくは0.001〜100mg/Kg/日程度を採用すれば良い。一方、注射投与などの非経口投与の場合、前記経口投与の場合の前記投与量の二分の一〜二十分の一程度が採用される。
前記有効成分に加えて、前記製剤上有用な補助剤として、薬学的に許容される賦形剤、担体、希釈剤等の製剤補助剤を適宜混合し、常法により錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、粉末剤、丸剤、シロップ剤、縣濁剤、乳剤、軟膏剤、座剤又は注射剤等の形態で、経口又は非経口で投与することができる。この発明では、活性成分(有効成分)としての前記ビスラクトン誘導体と、その薬学的に許容される担体及び/又は希釈剤とを含有する医薬製剤又は医薬組成物が好ましい。
ここで、担体及び希釈剤としては、グルコース、スクロース、ラクトース、タルク、シリカ、セルロース、メチルセルロース、スターチ、ゼラチン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、エタノール、水や油脂等が挙げられる。
以下に本発明を実施例及び試験例により具体的に説明するが,本発明はこれらの実施例等に限定されるものではない。
(実施例1)
(-)-アベナシオライドの単離
(工程1)
米国で採取した土壌より分離したAJ117543株を、マッシュポテト(20g/L)、グルコース(5g/L)、NZ-Case(3g/L)、酵母エキス(2g/L)、NaCl(2g/L)、CaCO3(3g/L)を含む組成の液体培地(pH7.0)を含む三角フラスコに接種し、25℃にて4日間振とう(180rpm)で培養した。この培養液を、菜種ミール(10g/L)、魚粉(5g/L)、麦芽エキス(5g/L)、ソーイトーン(3g/L)、グルコース(30g/L)、ラクトース(10g/L)、CaCO3(4g/L)、MgSO4(0.5g/L)の組成の液体培地(pH6.4)を含む三角フラスコに接種し、25℃にて4日間旋回振とう(180rpm)で培養した。
(工程2)
このようにして得られた培養液(2L)を遠心分離することにより菌体を得、室温にてアセトン(2 L)で抽出した。抽出液から濾過により菌体残渣を分離除去後、濾液を減圧により濃縮した。濃縮液を酢酸エチル抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧により濃縮乾固した。得られた油状物(4 g)を50%メタノール水溶液に溶解し、ダイヤイオンHP-20カラムに通した。カラムを50%メタノール水溶液で十分洗浄後、メタノールにて溶出した。メタノール溶出画分をシリカゲルカラムに通し、クロロホルムで溶出した。得られたクロロホルム溶出画分を再度シリカゲルカラムに通し、n-ヘキサン/酢酸エチル(4:1)で溶出することにより、アベナシオライド(0.8g)を得た。
化合物1の製造
トリフェニルホスフィン(7 mg)、酢酸パラジウム(3 mg)、トリエチルアミン(55 μL)のDMF溶液(0.3 mL)を70℃で1時間撹拌後、アベナシオライド(35 mg)および4-ヨード-N-フェニルベンズアミド(42 mg)を加え、5時間撹拌した。反応液をセライトで濾過後、減圧により濃縮乾固した。残渣をHPLCで精製することにより、化合物1を白色固体として得た。
収率43%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.82(3H, t, J=6.6Hz), 1.21(11H, m), 1.42(1H, m), 1.88(2H, m), 4.44(1H,m),4.59(1H, dt, J=2.7, 8.7Hz), 5.46(1H, d, J=8.7Hz), 7.13(1H, m), 7.37(2H, 7, J=8.1Hz),7.74(1H, d, J=2.7Hz), 7.82-7.87(4H,m), 8.18(2H, d, J=8.1Hz), 9.64(1H, brs).
Figure 2005035998
(実施例2)化合物2の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと3-ヨード-N-フェニルベンズアミドを原料に使用して、化合物2を合成した。
収率84%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.84(3H, t, J=6.9Hz),1.18(11H, m), 1.42(1H, m), 1.90(1H, m), 2.03(1H, m), 4.46(1H, dt, J=3.0, 9.3Hz), 4.59(1H, dt, J=2.7, 8.7Hz), 5.49(1H, d, J=8.7Hz), 7.14(1H, t, J=7.5Hz), 7.37(2H, t, J=8.7Hz), 7.66-7.74(2H, m), 7.87(2H, d, J=8.7Hz), 8.13(1H, d, J=7.5Hz), 8.28(1H, s), 9.68(1H, s).
Figure 2005035998
(実施例3)化合物3の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドとN-(4-フルオロフェニル)-3-ヨードベンズアミドを原料に使用して、化合物3を合成した。
収率74%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.84(3H, t, J=6.6Hz), 1.19 (11H, m), 1.41(1H, m), 1.82-2.11(2H, m), 4.45(1H, dt, 3.0, 8.7Hz), 4.58(1H, dt, 3.0, 9.0Hz), 5.49(1H, d, J=8.7Hz), 7.15(2H, m), 7.67-7.74(2H, m), 7.88(2H, m), 8.12(1H, dt, J=1.5, 7.8Hz), 8.26(1H, d, J=1.5Hz), 9.73(1H, s).







Figure 2005035998
(実施例4)化合物4の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドとN-(4-ヒドロキシフェニル)-3-ヨードベンズアミドを原料に使用して、化合物4を合成した。
収率74%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.84(3H, t, J=6.6Hz), 1.19 (11H, m), 1.41(1H, m), 1.89(1H, m), 2.04(1H, m), 4.45(1H, dt, 3.0, 9.0Hz), 4.57(1H, dt, 2.7, 8.7Hz), 5.49(1H, d, J=8.7Hz), 6.85(2H, d, J=8.7Hz), 7.65-7.73(4H, m), 7.86(2H, d, J=7.8Hz), 8.11(2H, d, J=7.8Hz), 8.26(1H, s), 9.51(1H, s).
Figure 2005035998
(実施例5)化合物5の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドとN-(4-アミノフェニル)-3-ヨードベンズアミドを原料に使用して、化合物5を合成した。
収率39%
1H NMR(300MHz, CD3OD) δ0.84(3H, t, J=6.6Hz), 1.17 (12H, m), 1.80(2H, m), 4.35(1H, m), 4.47(1H, m), 5.38(1H, d, J=8.7Hz), 7.41(2H, d, J=8.7Hz), 7.67(1H, dd, J=7.2, 7.8Hz), 7.77(1H, d, J=2.4Hz), 7.83(1H, d, J=7.2Hz), 7.95(2H, d, J=8.7Hz), 8.07(1H, d, J=7.8Hz), 8.18(1H, s).



Figure 2005035998
(実施例6)化合物6の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと4-〔(3-ヨードベンゾイル)アミノ〕-安息香酸を原料に使用して、化合物6を合成した。
収率67%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.82(3H, t, J=6.9Hz), 1.20(11H, m), 1.41(1H, m), 1.87-2.07(2H, m), 4.46(1H, dt, J=3.0, 9.0Hz), 4.59(1H, m), 5.50(1H, d, J=8.7Hz), 7.69-7.74(2H, m), 7.91(1H, d, J=7.2Hz), 8.01(2H, d, J=8.4Hz), 8.04(2H, d, J=8.4Hz), 8.15(1H, d, J=7.5Hz), 8.29(1H, s), 9.95(1H, brs).
Figure 2005035998
(実施例7)化合物7の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと3-ヨード-N-(4−ピリジル)ベンズアミドを原料に使用して、化合物7を合成した。
収率40%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.83(3H, t, J=6.9Hz), 1.17(11H, m), 1.41(1H, m), 1.79-2.04(2H, m), 4.45 (1H, dt, J=3.0, 9.0Hz), 4.61(1H, dt, J=2.7, 8.7Hz), 5.49(1H, d, J=8.7Hz), 7.60-7.68(3H, m), 7.87(2H, d, J=6.0Hz), 7.91(1H, d, J=7.5Hz), 8.15(1H, s), 8.30(1H, s), 8.50(2H, d, J=6.0Hz).



Figure 2005035998
(実施例8)化合物8の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと3-ヨード-N-(6-オキソ-1,6-ジヒドロ-3-ピリジニル)ベンズアミドを原料に使用して、化合物8を合成した。
収率32%;
1H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ0.79(3H, t, J=6.9Hz), 1.08-1.23(12H, m), 1.79(2H, m), 4.29(1H, m), 4.49(1H, m), 5.54(1H, d, J=8.7Hz), 6.38(1H, d, J=9.3Hz), 7.65-7.70(3H, m), 7.85(1H, d, J=7.5Hz), 7.97-8.03(2H, m), 8.11(1H, s), 10.15(1H, s), 11.43(1H, br).
Figure 2005035998
(実施例9)化合物9の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと3-ヨード-N-(1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロ-3-ピリジニル)ベンズアミドを原料に使用して、化合物9を合成した。
収率66%
1H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ0.78(3H, t, J=6.9Hz), 1.08-1.27(12H, m), 1.79(2H, m), 3.44(3H, s), 4.30(1H, m), 4.48(1H, m), 5.54(1H, d, J=8.4Hz), 6.42(1H, d, J=9.6Hz), 7.59-7.70(3H, m), 7.85(1H, d, J=7.2Hz), 8.02(1H, d, J=7.2Hz), 8.12(1H, s), 8.25(1H, s), 10.17(1H, s).




Figure 2005035998
(実施例10)化合物10の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと4-ヨード-N-メチル-N-フェニルベンズアミドを原料に使用して、化合物10を合成した。
収率56%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.90(3H, t, J=6.6Hz), 1.30(12H, m), 1.77(2H, m), 3.45(3H, s), 4.32(1H,m),4.48(1H, dt, J=3.0, 8.7Hz), 5.41(1H, d, J=8.7Hz), 7.18-33(5H, m), 7.44(1H, d, J=8.4Hz),7.53(2H,d,J=8.4Hz), 7.57(1H, d, J=3.0Hz).
Figure 2005035998
(実施例11)化合物11の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと3-ヨード-N-メチル-N-フェニルベンズアミドを原料に使用して、化合物11を合成した。
収率54%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.88(3H, t, J=6.6Hz), 1,27(11H, m), 1.41(1H, m), 1.92(2H, m), 3.46(3H, s), 4.33(1H, dt, J=3.0, 8.7Hz), 4.45(1H, dt, J=2.7, 8.7Hz), 5.44(1H, d, J=8.7Hz), 7.16-7.35(7H, m), 7.55-7.60(2H, m), 7.69(1H, s).









Figure 2005035998
(実施例12)化合物12の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと2-ヨード-N-フェニルベンズアミドを原料に使用して、化合物12を合成した。
収率18%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.90(3H, t, J=6.6Hz),1.10-1.54(13H, m), 2.31(1H, m), 3.88(1H, dd, J=4.2, 8.0), 3.95(1H, m), 4.76(1H, d, J=9.3Hz), 6.03(1H, d, J=4.2Hz), 7.32(1H, m), 7.47-7.58(3H, m), 7.70-7.81(2H, m), 7.87-7.94(3H, m).
Figure 2005035998
(実施例13)化合物13の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと2-(4-ヨードフェニル)-1,3-ベンゾオキサゾールを原料に使用して、化合物13を合成した。
収率82%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ 0.76(3H, t, J=6.9Hz), 1.16(11H, m), 1.28(1H, m), 1.91(2H, m), 4.48(1H,m),4.63(1H, dt, J=3.0, 8.7Hz), 5.48(1H, d, J=8.7Hz), 7.44-7.48(2H, m), 7.73-7.83(3H,m),7.94(2H,d,J=8.7Hz), 8.41(2H, m)
Figure 2005035998
(実施例14)化合物14の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと2-(3-ヨードフェニル)-4-フェニル-1,3-オキサゾールを原料に使用して、化合物14を合成した。
収率36%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.79(3H, t, J=6.9Hz),1.06-1.42(12H, m), 1.88-2.22(2H, m), 4.52(1H, dt, J=3.0, 9.6), 4.68(1H, dt, J=3.0, 9.0Hz), 5.52(1H, d, J=9.0Hz), 7.35-7.50(3H, m), 7.74(1H, d, J=7.5Hz), 7.78(1H, d, J=3.0Hz), 7.86(1H, d, J=7.5Hz), 7.95(2H, dd, J=1.2, 8.4Hz), 8.43(1h, brs), 8.57(1H, s).
Figure 2005035998
(実施例15)化合物15の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと2-(4-ヨードフェニル)-4-フェニル-1,3-チアゾールを原料に使用して、化合物15を合成した。
収率68%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.78(3H, t, J=6.6Hz), 1.18-1.45(12H, m), 1.95(2H, m), 4.49(1H,m),4.58(1H, dt, J=2.7, 8.4Hz), 5.47(1H, d, J=8.4Hz), 7.39(1H, m), 7.48(2H, m),7.72(1H, d, J=2.7Hz), 7.84(2H,d, J=8.4Hz), 8.02(2H, d, J=8.7Hz), 8.11(2H, m), 8.24(2H, m).
Figure 2005035998
(実施例16)化合物16の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと2-(3-ヨードフェニル)-4-フェニル-1,3-チアゾールを原料に使用して、化合物16を合成した。
収率77%
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.79(3H, t, J=6.9Hz), 1.01(8H, m), 1.14(2H, m), 1.33(2H, m), 1.92(1H, m), 2.07(1H, m), 4.47(1H, dt, J=2.7, 9.3Hz), 4.63(1H, m), 5.48(1H, d, J=9.0Hz), 7.39(1H, t, J=7.2Hz), 7.48(2H, t, J=7.2Hz), 7.67-7.80(2H, m), 8.03(1H, s), 8.13(2H, brd, J=7.2Hz), 8.44(1H, s).
Figure 2005035998
(実施例17)化合物17の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと4-(4-フルオロフェニル)-2-(3-ヨードフェニル)-1,3-チアゾールを原料に使用して、化合物17を合成した。
収率73%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.79(3H, t, J=7.2Hz), 1.01(7H, m), 1.12-1.41(3H, m), 1.83-2.12(2H, m), 4.46(1H, dt, J=3.0, 9.3Hz), 4.66(1H, dt, J=3.0, 8.7Hz), 5.48(1H, d, J=8.7Hz), 7.24(2H, m), 7.70(1H, t, J=7.8Hz), 7.76-7.80(2H, m), 8.02(1H, s), 8.11-8.20(3H, m), 8.43(1H, s).
Figure 2005035998
(実施例18)化合物18の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと2-(3-ヨードフェニル)-4-(4-ニトロフェニル)-1,3-チアゾールを原料に使用して、化合物18を合成した。
収率61%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.77(3H, t, J=7.2Hz), 1.00(8H, m), 1.10-1.41(4H, m), 1.90-2.21(2H, m), 4.47(1H, dt, J=3.0, 9.3Hz), 4.68(1H, dt, J=2.7, 8.7Hz), 5.49(1H, d, J=8.7Hz), 7.70-7.84(3H, m), 8.15(1H, dt, J=1.5, 8.1Hz), 8.32-8.46(6H, m).




Figure 2005035998
(実施例19)化合物19の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと2-(3-ヨードフェニル)-4-(4-メトキシフェニル)-1,3-チアゾールを原料に使用して、化合物19を合成した。
収率53%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.80(3H, t, J=6.9Hz), 1.01(8H, m), 1.10-1.40(4H, m), 1.94(1H, m), 2.10(1H, m), 3.86(3H, s), 4.47(1H, dt, J=3.0, 9.3Hz), 4.65(1H, dt, J=2.7, 8.7Hz), 5.48(1H, d, J=8.7Hz), 7.02(2H, d, J=8.7Hz), 7.66-7.88(3H, m), 8.00-8.13(4H, m), 8.44(1H, brd, J=9.3Hz).
Figure 2005035998
(実施例20)化合物20の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと3-〔2-(3-ヨードフェニル)-1,3-チアゾール-4-イル〕ピリジンを原料に使用して、化合物20を合成した。
収率66%
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.78(3H, t, J=7.2Hz), 1.00(6H, m), 1.11-1.38(6H, m), 1.91(1H, m), 2.07(1H, m), 4.47(1H, dt, J=3.0, 9.3Hz), 4.70(1H, dt, J=2.7, 8.7Hz), 5.51(1H, d, J=8.7Hz), 7.48(1H, dd, J=4.8, 7.8Hz), 7.69-7.82(3H, m), 8.15(1H, brd, J=8.1Hz), 8.44(1H, dt, J=1.8, 8.1Hz), 8.48(1H, brs), 8.60(1H, dd, J=1.5, 4.8Hz), 9.34(1H, d, J=1.8Hz).


Figure 2005035998
(実施例21)化合物21の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと2-(2-ヨードフェニル)-4-フェニル-1,3-チアゾールを原料に使用して、化合物21を合成した。
収率72%
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.85(3H, t, J=6.9Hz), 1.00-1.40(13H, m), 1.58(1H, m), 4.33-4.37(2H, m), 5.40(1H, d, J=9.0Hz), 7.34-7.46(4H, m), 7.65-7.70(2H, m), 7.78(1H, dd, J=3.9, 5.7Hz), 8.02-8.12(3H, m), 8.31(1H, d, J=3.9Hz)
Figure 2005035998
(実施例22)化合物22の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと1-ヨード-4-フェノキシベンゼンを原料に使用して、化合物22を合成した。
収率68%
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.87(3H, t, J=6.9Hz), 1.26(11H, m), 1.46(1H, m), 1.93(2H, m), 4.45-4.54(2H,m),5.43(1H, d, J=8.7Hz), 7.11-7.15(4H, m), 7.24(1H, m), 7.46(1H, m),7.65(1H,d,J=2.7Hz),7.73(1H,d,J=9.0Hz).
Figure 2005035998
(実施例23)化合物23の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと4-(4-ヨードフェノキシ)安息香酸を原料に使用して、化合物23を合成した。
収率39%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.85(3H, t, J=7.2Hz), 1.25(11H, m), 1.48(1H, m), 1.92(2H, m), 4.47-4.58(2H,m),5.45(1H, d, J=8.7Hz), 7.18(2H, d, J=8.7Hz), 7.27(2H, d, J=8.7Hz), 7.68(1H, d, J=3.0Hz),7.80(2H,dd,J=8.7Hz),8.10(2H,d,J=8.7Hz).
Figure 2005035998
(実施例24)化合物24の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと1-(4-ヨードフェノキシ)-3-(トリフルオロメチル)ベンゼンを原料に使用して、化合物24を合成した。
収率72%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ 0.86(3H, t, J=6.9Hz), 1.25(11H, m), 1.48(1H, m), 1.93(2H, m), 4.45-4.55(2H,m),5.45(1H, d, J=8.4Hz), 7.24(2H, d, J=8.7Hz), 7.38-7.42(2H, m), 7.56(1H, d, J=7.8Hz),7.67-7.72(2H,m),7.78(2H,d,J=8.7Hz).
Figure 2005035998
(実施例25)化合物25の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと4-(3-ヨードフェノキシ)安息香酸を原料に使用して、化合物25を合成した。
収率77%;
1H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ0.81(3H, t, J=6.9Hz), 1.05-1.22(12H, m), 1.65(2H, m), 4.34(1H, dt, J=3.0, 8.7Hz), 4.43(1H, dt, J=2.7, 9.0Hz), 5.47(1H, d, J=9.0Hz), 7.04(2H, d, J=8.7Hz), 7.21(1H, brd, J=7.8Hz), 7.41(1H, brs), 7.49-7.59(2H, m), 7.65(1H, d, J=2.7Hz), 7.94(2H, d, J=8.7Hz).







Figure 2005035998
(実施例26)化合物26の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドとN-(3-ヨードフェニル)ベンズアミドを原料に使用して、化合物26を合成した。
収率75%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.82(3H, t, J=6.6Hz), 1.15(11H, m), 1.41(1H, m), 1.82(1H, m), 2.04(1H, m), 4.42-4.52(2H, m), 5.48(1H, d, J=8.7Hz), 7.41(1H, d, J=7.8Hz), 7.50-7.62(4H, m), 7.67(1H, d, J=2.4Hz), 7.81(1H, m), 8.02(2H, m), 8.45(1H, t, J=1.5Hz), 9.76(1H, s).
Figure 2005035998
(実施例27)化合物27の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドとN-(3-ヨードフェニル)ベンゼンスルホンアミドを原料に使用して、化合物27を合成した。
収率89%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.85(3H, t, J=6.9Hz),1.22-1.41(14H, m), 4.33(1H, m), 4.42(1H, dt, J=3.0, 8.7Hz), 5.43(1H, d, J=9.0Hz), 7.29-7.45(3H, m), 7.52-7.65(5H, m), 7.86(2H, m), 9.30(1H, brs).








Figure 2005035998
(実施例28)化合物28の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドとN-シクロヘキシル−3-ヨードベンズアミドを原料に使用して、化合物28を合成した。
収率43%;
1H NMR(300MHz, CDCl3) δ0.87(3H, t, J=6.9Hz),1.20 (12H, m), 1.39(3H, m),1.66-1.80(6H, m), 1.95-2.05(3H, m), 3.97(1H,m), 4.20(1H, m), 4.39(1H, m), 5.20(1H, d, J=8.7Hz), 6.05(1H, brd, J=8.1Hz), 7.45-7.59(2H, m), 7.71-7.74(2H, m), 8.01(1H, brs).
Figure 2005035998
(実施例29)化合物29の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドとN-イソアミル−3-ヨードベンズアミドを原料に使用して、化合物29を合成した。
収率35%;
1H NMR(300MHz, CDCl3) δ0.86(3H, t, J=6.6Hz),0.96(6H, d, J=6.6Hz),1.20(11H, m), 1.40(1H, m), 1.52(2H, m), 1.69(2H, m), 1.95(1H, m), 3.49(2H, t, J=7.2Hz), 4.22(1H, m), 4.38(1H, m), 5.20(1H, d, J=8.7Hz), 6.22(1H, m), 7.47-7.60(2H, m), 7.71-7.74(2H, m), 8.02(1H, s).





Figure 2005035998
(実施例30)化合物30の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと2-アミノ-5-ヨード-N-フェニルベンズアミドを原料に使用して、化合物30を合成した。
収率36%;
1H NMR(300MHz, CD3OD) δ0.92(3H, t, J=6.9Hz),1.20-1.33(12H, m), 1.78-2.05(2H, m), 4.42(1H, m), 4.57(1H, m), 5.37(1H, d, J=8.7Hz), 6.91(1H, d, J=8.7Hz), 7.18(1H, m), 7.39(2H, m), 7.52(1H, dd, J=1.8, 8.7Hz), 7.64(1H, d, J=2.4Hz), 7.70(2H, m), 7.92(1H, d, J=2.1Hz), 7.94(1H, d, J=0.9Hz).
Figure 2005035998
(実施例31)化合物31の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドとtert-ブチル 4-(3-ヨードベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキシレートを原料に使用して、化合物31を合成した。
収率43%;
1H NMR(300MHz, CDCl3) δ0.87(3H, t, J=6.9Hz),1.23(11H, m), 1.47(9H, s), 1.67(2H, m), 1.86(1H, m), 3.46-3.70(8H, m) 4.12(1H, m), 4.41(1H, m), 5.18(1H, d, J=8.7Hz), 7.46(1H, m), 7.52-7.55(3H, m), 7.73(1H, d, J=2.4Hz).






Figure 2005035998
(実施例32)化合物32の製造
化合物31を4N 塩酸ジオキサンに溶解し、室温にて1時間撹拌した。反応液を減圧により留去し、化合物32を得た。
収率100%;
1H NMR(300MHz, CD3OD) δ0.89(3H, t, J=6.9Hz),1.25(12H, m), 1.79(2H, m), 3.87(4H, brs), 4.34(1H, m), 4.44(1H, m), 5.37(1H, d, J=8.4Hz), 7.58-7.78(4H, m).
Figure 2005035998
(実施例33)化合物33の製造
実施例1の方法に従い、アベナシオライドと1-(3-ヨードベンゾイル)ピペリジンを原料に使用して、化合物33を合成した。
収率50%;
1H NMR(300MHz, acetone-d6) δ0.87(3H, t, J=6.6Hz),1.26(12H, m), 1.43(1H,m), 1.59(3H, m), 1.69(2H, m), 1.89(2H,m), 3.30-3.64(4H, m), 4.44(1H, dt, J=3.6, 8.7Hz), 4.54(1H, dt, J=3.0, 8.4Hz), 5.44(1H, d, J=8.7Hz), 7.50-7.76(5H, m).
Figure 2005035998
薬理試験例1:ACC阻害活性の測定
1.ACCの精製
雄性SD系ラットを2日間絶食後、高ショ糖食(成分)を2日間与え、エーテル麻酔下に下大静脈を切開し、放血した後、速やかに肝臓を取り出した。氷冷した緩衝液A(225 mM mannitol、75 mM sucrose、10 mM Tris-HCl (pH 7.5)、0.05 mM EDTA、5 mM potassium citrate、2.5 mM MgCl2、10 mg/L pepstatin A、10 mg/L leupeptin、1 mM PMSF)中で、ポリトロンホモジナイザーでホモジナイズした。肝重量に対して、9倍量の緩衝液Aを加え、1000 gで10分間遠心分離した後、上清を採取し、更に、17000 gにて10分間遠心分離した。
得られた上清に、35%飽和となるよう硫酸アンモニウムを加え、45分間撹拌した後、17000 gにて10分間遠心分離した。得られた沈殿に緩衝液B(100 mM Tris-HCl (pH 7.5)、500 mM NaCl、1 mM EDTA、0.1 mM DTT、10% glycerol、10 mg/L pepstatin A、10 mg/L leupeptin、0.5 mM PMSF)を加え、溶解した後、40000 gにて20分間遠心分離した。上清を緩衝液C(100 mM Tris-HCl (pH 7.5)、500 mM NaCl、1 mM EDTA、0.1 mM DTT、5% glycerol)に対して一晩透析した。
透析した上清を5 μMのフィルターで濾過した後、monomeric avidin sepharoseカラムにアプライし、緩衝液Bで洗浄した後、2 mM d-biotinを含む緩衝液BでACCを溶出した。
2.ACC阻害活性の測定
前記実施例で製造した化合物をそれぞれDMSOに溶解し、ガラスバイアルに入れ、ACCを含む250 μlの反応液1(40 mM Tris-HCl (pH 7.5)、40 mM MgCl2、40 mM sodium citrate、2 mM DTT)を加え、恒温槽にて37℃で30分間加温した後、氷冷した。反応液1に、[14C]-NaHCO3を含む250 μlの反応液2(40 mM Tris-HCl (pH 7.5)、2 mM DTT、8 mM ATP、0.5 mM acetyl CoA)を加え、37℃で10分間加温した後、1N HClを100 μl添加し、反応を停止させた。遠心エバポレーターにて反応液中の水分を除去した後、シンチレーターを加え、固体成分を溶解し、液体シンチレーションカウンターにて14Cの放射能を測定した。各化合物の1μMにおけるACC阻害活性を、以下の式より算出した。
ACC阻害率(%)={1 - (a-c)/(b-c)} x 100
a:被験薬添加時の放射能
b:被験薬非添加時の放射能
c:ブランク*
*反応液1と反応液2を混合する前に、あらかじめ反応液1に1N HCl 100 μlを加えもの。
下表に本発明化合物のACC阻害活性を示す。















表-1
Figure 2005035998

Claims (13)

  1. 下記一般式(I)で示されるビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
    Figure 2005035998
    (式中、R1は炭素数1〜12のアルキル基、X-YはCH-CH2又はC=CH、Aは置換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘテロアリール基、Bは、原子間結合、-O-、-NH-、-NR2-、-S-、-CO-NH-、-CO-NR2-、-NH-CO-、-NH-SO2-、-CO-又は-(CH2)n-を示し(式中、R2は置換されてもよいアルキル基を示し、nは 1〜6である。)、Dは、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘテロアリール基又は環状アミノ基を示すが、Aがフェニル基で、Bが原子間結合又は-O-の場合には、Dはアルキル基ではない。)
  2. 式(I)において、Aがアリール基又はヘテロアリール基である請求項1記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
  3. 式(I)において、Aがアリール基である請求項2記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
  4. 式(I)において、Bが、原子間結合、-O-、-NH-、-CO-NH-、-CO-NR2-、-NH-CO-、-NH-SO2-、-CO-又は-(CH2)n-を示し、R2が炭素数1〜12の置換されてもよいアルキル基を示し、nが 1〜6である請求項1〜3のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
  5. 式(I)において、Bが、原子間結合、-O-、-CO-NH-、-CO-NR2-、-NH-CO-、-NH-SO2-又は-CO-を示し、R2が炭素数1〜6のアルキル基である請求項1〜4のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
  6. 式(I)において、Dが、置換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘテロアリール基又は環状アミノ基を示す請求項1〜5のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
  7. 式(I)において、Bが、原子間結合、-O-、-NH-、-NR2-、-S-、-CO-NH-、-CO-NR2-、-NH-CO-、-NH-SO2-、又は-(CH2)n-を示し、Dが、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアリール基、又は置換されてもよいヘテロアリール基を示す請求項1〜3のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
  8. 式(I)において、Bが原子間結合でない場合、BがAのメタ位又はオルト位に結合し、Bが原子間結合の場合、DがAのメタ位又はオルト位に結合する請求項1〜7のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
  9. 式(I)において、X-YがC=CHである請求項1〜8のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
  10. 式(I)において、R1がn-オクチル基である請求項1〜9のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩を含有することを特徴とする医薬組成物。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩を含有することを特徴とする糖尿病、肥満症、高脂血症、脂肪肝、糖尿病性合併症の予防および/または治療薬。
  13. 請求項1〜10のいずれか1項記載のビスラクトン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩を含有することを特徴とするACC活性阻害剤。
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