JP2005035993A - カンナビノイド受容体調節剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カンナビノイド受容体調節剤の提供。
【解決手段】 式(I
【化1】
Figure 2005035993

[式中、Xは酸素原子等を示し、Rは置換されていてもよいアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグを含有するカンナビノイド受容体調節剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、カンナビノイド受容体の調節剤としてのベンゼン環縮合5員複素環式化合物、特にベンゾフラン誘導体およびそれを含有する医薬組成物に関する。
カンナビノイド受容体は、7回膜貫通型ドメインを持つGたんぱく質共役型の受容体に属する。このうち、主に中枢神経系に分布するCB1受容体は、非特許文献1により存在が明らかとされ、一方、主に末梢組織中、免疫系に細胞分布するCB2受容体は、非特許文献2により発見された。CB1受容体とCB2受容体は48%の相同性を示し、CB1受容体はアミノ酸配列でラット、マウス、ヒトにおいて97-99%保持されている。
脳内において、CB1受容体は海馬、線条体、黒質、前脳基底部、嗅球および小脳により多く存在し、脳幹、髄質、視床には少ない。CB1受容体は、シナプス前部に局在し、神経伝達物質の放出を抑制的に制御していると考えられている (非特許文献3)。CB1受容体については、4種のアゴニスト、すなわちジベンゾピラン環を有したテトラヒドロカンナビノール (THC) 誘導体の古典的カンナビノイド類、THC構造のピラン環が開裂した2環および3環性の誘導体である非−古典的カンナビノイド類、アミノアルキルインドール類、ならびに内因性アゴニストとして知られているアナンダマイド (非特許文献4)等のアラキドン酸誘導体が広く知られている。
カンナビノイド受容体アゴニストであるWIN55,212-2は、脳虚血に基づく神経細胞死を抑制することが報告されており(非特許文献5)、その作用はグルタミン酸神経シナプス前部のCB1受容体の活性化を介してグルタミン酸の遊離が抑制されるためと考えられている。また、内因性リガンドであるアナンダマイドが脳障害後の神経細胞死抑制作用を示すことが報告されている (非特許文献6)。また、Bakerらは、多発性硬化症の動物モデルにおいて、カンナビノイド受容体アゴニストである、WIN55,212-2、JWH-133、THCおよびメタアマンダアミドが振戦や攣縮を改善することを報告している (非特許文献7)。
脳血管障害は日米欧において死因の第2〜3位であり、重症後遺症の原因の第1位である医療経済的損失の大きい疾患である。現在のところ、一部の脳塞栓症および脳血栓症患者に対して積極的原因治療(tPAなど)が行われているが、治療タイムウインドーの制限からその対象は患者全体の数パーセントにとどまっている。ほとんどの場合は、抗脳浮腫および再発・拡大抑制(抗血栓薬)を目的とした維持療法が施されるのみであり、根治・脳保護を目的とした有効な薬剤はない。現在までに各種作用機序を有する開発品(例、グルタメート拮抗薬、カルシウム拮抗薬、抗酸化剤など)が多数試みられてきたが、そのほとんどが臨床試験に失敗している。
脳卒中患者の集中治療体制の充実にともない、臨床で有効性が見直された脳保護療法として脳低温療法がある。脳低温療法は、脳の温度(脳温)を32-33℃に低下させ維持する療法であり、顕著な脳保護効果がある。このため、次第に注目を浴びるようになっている。しかし、この療法には集中治療施設と複数の医療スタッフの24時間集中管理が必要であるため、一般治療法としての普及は難しい。
ところで、5員複素環にベンゼンが縮合した2環性複素環のベンゼン環にアミノアシル基を有する化合物としては、次の化合物が報告されている。
1)鎮痛作用を有する、一般式
Figure 2005035993
[式中、R3はアシルアミノ基などを示す。]で表される化合物(特許文献1)。
2)幹細胞・神経前駆細胞の増殖・分化作用を有する、一般式
Figure 2005035993
[式中、Wはアシルアミノ基などを示す。]で表される化合物(特許文献2)。
3)ナトリウムチャンネル調節作用を有する式
Figure 2005035993
[式中、基NRはアミノアシル基等を示す。]で表される化合物(特許文献3)。
国際公開WO02/085866号パンフレット 特開2002−348239号公報 国際公開WO98/08842号パンフレット Devane W Aら (Molecular Pharmacology, 34, 605-613 (1988)) Munro Sら (Nature, 365, 61-65 (1993)) Trends Pharmacological Sciences, 22, 565-572 (2001) Science, 258, 1946-1949 (1992) Journal of Neuroscience, 19, 2987-2995 (1999) Nature, 413, 527-531 (2001) Nature, 404, 84 (2000)
脳血管障害は大きく脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の病型に分類される。その治療はX線CTまたはMRI画像診断などによる病型の確定診断を待っておこなう必要性があり、そのことが治療タイムウインドーを制限している。しかし、カンナビノイド受容体アゴニストは病型を選ばないことから、確定診断を必要とせず、治療タイムウインドーの課題を解決することができる。また、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害、また頭部外傷、あるいは様々な炎症性疾患の予防・治療剤および診断薬などに有効であると期待される。さらに、低体温療法が必要とする重厚な集中治療施設および医療スタッフによる集中管理体制を必要せず、しかも低体温療法と同等の脳保護効果を発揮することが期待できる。
したがって、本発明は、カンナビノイド受容体機能調節作用を有するベンゼン環縮合5員複素環式化合物を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意探索した結果、ベンゼン縮合5員複素環にアミノアシル基を有した前記式(I)、(I)、(I’)および(I”)で示す化合物が予想外にも優れた、カンナビノイド受容体機能調節作用を有することを見出し、さらなる研究の結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)式(I
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rは置換されていてもよいアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグを含有するカンナビノイド受容体調節剤、
(2)式(I)で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグが、式(I)
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、R1、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは一緒になって結合を形成してもよく、またはRとRは隣接する炭素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、Yは−CO−、−SO−、または−SO−を示し、Rは水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、Rは水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは隣接する炭素原子または硫黄原子および窒素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、環Aは式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグである前記(1)記載の剤、
(3)R1およびRが水素原子である前記(2)記載の剤、
(4)R1およびRがそれぞれ水素原子またはC1−4アルキル基である(但し、R1およびRは同時に水素原子にはならない)である前記(2)記載の剤、
(5)式(I)で表される化合物またはその塩がカンナビノイド受容体アゴニストである前記(1)記載の剤、
(6)カンナビノイド受容体がカンナビノイド・タイプ1受容体である前記(5)記載の剤、
(7)式(I)で表される化合物またはその塩がカンナビノイド受容体アンタゴニストである前記(1)記載の剤、
(8)カンナビノイド受容体がカンナビノイド・タイプ1受容体である前記(7)記載の剤、
(9)式(I)で表される化合物またはその塩がカンナビノイド・タイプ2受容体アゴニストである前記(1)記載の剤、
(10)脳血管障害急性期、脊髄損傷、頭部外傷、多発性硬化症、緑内障、うつ病、嘔吐、関節炎または喘息の予防・治療剤あるいは鎮痛剤である前記(1)に記載の剤、
(11)記憶障害、精神疾患、肥満、精神病、不安、うつ病、薬物依存症、アルツハイマー病、またはパーキンソン病の予防・治療剤あるいは禁煙補助剤である前記(1)記載の剤、
(12)多発性硬化症、神経変性疾患、過敏性腸炎、クローン病、逆流性食道炎、COPD、乾癬、自己免疫疾患、移植片拒絶反応、アレルギー性疾患、神経因性疼痛、肝炎ウイルス、または高血圧の予防・治療剤、あるいは免疫調整剤である前記(1)記載の剤、
(13)式(I’)
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、R1およびRは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは隣接する炭素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、R3’は水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基を示し、R4’は水素原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよい複素環基を示し、Yは−CO−、−SO−、または−SO−を示し、Rは水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、R6’は置換されていてもよい炭化水素基(但し、RおよびRの両方が水素原子ではない場合、R6’はベンゼン環を有さない)、置換されていてもよいヒドロキシ基、または置換されていてもよいアミノ基を示し、環A’は式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。]
で表される化合物またはその塩、
(14)R1およびRがそれぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、または置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基である前記(13)記載の化合物、
(15)R1およびRが水素原子である前記(13)記載の化合物、
(16)R1およびRがそれぞれ水素原子またはC1−4アルキル基である(但し、R1およびRは同時に水素原子にはならない)前記(13)記載の化合物、
(17)R3’が水素原子である前記(13)記載の化合物、
(18)R4’が置換されていてもよいC6−14アリール基、または置換されていてもよい5〜14員複素環基である前記(13)記載の化合物、
(19)R4’が置換されていてもよいフェニル基である前記(13)記載の化合物、
(20)R4’が置換されていてもよいC1−4アルキル基または置換されていてもよいC1−4アルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基である前記(19)記載の化合物、
(21)Yが−CO−である前記(13)記載の化合物、
(22)Rが水素原子である前記(13)記載の化合物、
(23)Xが酸素原子である前記(13)記載の化合物、
(24)式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基が式(I’)中に示す縮合複素環の5位に置換している前記(13)記載の化合物、
(25)置換されていてもよいC6−14アリール−C1−4アルキル基が式(I’)中に示す縮合複素環の7位に更に置換している前記(24)記載の化合物、
(26)置換されていてもよいC6−14アリール−C1−4アルキル基が置換されていてもよいベンジル基である前記(25)記載の化合物、
(27)環A’が、式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC6−12アリール基、置換されていてもよい5または6員の複素環基、およびアシル基から選択される1〜3個の置換基を更に有しているベンゼン環である前記(13)記載の化合物、
(28)式(I)中に示す縮合複素環の7位に、置換されていてもよいC1−4アルキル基、置換されていてもよいC6−12アリール基、置換されていてもよい5または6員の複素環基、またはアシル基が置換している前記(27)記載の化合物、
(29)式(I)中に示す縮合複素環の7位に、それぞれ置換されていてもよいフェニル基、フラニル基、チエニル基、ピリジル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、またはベンゾイル基が置換している前記(27)記載の化合物、
(30)N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
(+)−N−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド

N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
(+)−N−((3R)−7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
(+)−N−(tert−ブチル)−N’−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア、
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
N−(7−(3−ジメチルアミノフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
N−(3−ヒドロキシプロピル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア、
N−((4−イソプロピル−3−(2−メトキシエトキシ)−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル))−3,3−ジメチルブタンアミド、
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
N−(3−(4−tert−ブチルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、または
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−3H−スピロ(1−ベンゾフラン−2,1’−シクロペンタン)−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
(31)前記(13)記載の化合物のプロドラッグ、
(32)前記(13)記載の化合物またはそのプロドラッグからなる医薬、
(33)脳血管障害急性期、脊髄損傷、頭部外傷、多発性硬化症、緑内障、うつ病、嘔吐、関節炎または喘息の予防または治療方法あるいは鎮痛方法であって、これらを必要とする対象に式(I
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする方法、
(34)記憶障害、精神疾患、肥満、精神病、不安、うつ病、薬物依存症、アルツハイマー病、またはパーキンソン病の予防または治療方法、あるいは禁煙の補助方法であって、これらを必要とする対象に式(I
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする方法、
(35)多発性硬化症、神経変性疾患、過敏性腸炎、クローン病、逆流性食道炎、COPD、乾癬、自己免疫疾患、移植片拒絶反応、アレルギー性疾患、神経因性疼痛、肝炎ウイルス、または高血圧の予防または治療方法、あるいは免疫調整方法であって、これらを必要とする対象に式(I
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする方法、
(36)脳血管障害急性期、脊髄損傷、頭部外傷、多発性硬化症、緑内障、うつ病、嘔吐、関節炎または喘息の予防・治療剤あるいは鎮痛剤を製造するための式(I
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの使用、
(37)記憶障害、精神疾患、肥満、精神病、不安、うつ病、薬物依存症、アルツハイマー病、またはパーキンソン病の予防・治療剤あるいは禁煙補助剤を製造するための式(I
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの使用、
(38)多発性硬化症、神経変性疾患、過敏性腸炎、クローン病、逆流性食道炎、COPD、乾癬、自己免疫疾患、移植片拒絶反応、アレルギー性疾患、神経因性疼痛、肝炎ウイルス、または高血圧の予防・治療剤、あるいは免疫調整剤を製造するための式(I
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの使用、
(39)式
Figure 2005035993
[式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、
1、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは一緒になって結合を形成してもよく、またはRとRは隣接する炭素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、
は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、Rは水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは隣接する炭素原子または硫黄原子および窒素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、
環Aは式−NHRで(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。]で表される化合物またはその塩を、
YL、(RY)OまたはRN=Y(式中、Lは脱離基を、Yは−CO−、−SO−、または−SO−を示す)と反応させることを含む
Figure 2005035993
で表される化合物(式中、各記号は前記と同意義を示す)またはその塩の製造方法、等を提供するものである。
また、本発明は、別の態様として、
(1’)式(I)で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグを含有するカンナビノイド受容体調節剤、
(2’)式(I)で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグが、式(I)で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグである前記(1’)記載の剤、
(3’)R1およびRがそれぞれ水素原子である前記(2’)記載の剤、
(4’)R1およびRがそれぞれC1−4アルキル基である前記(2’)記載の剤、
(5’)Rが水素原子である前記(2’)記載の剤、
(6’)Rが置換されていてもよいC6−14アリール基または置換されていてもよい5〜14員複素環である前記(2’)記載の剤、
(7’)Rが水素原子である前記(2’)記載の剤、
(8’)Rが置換されていてもよいアルキル基または置換されていてもよいアミノ基であり、Yが−CO−である前記(2’)記載の剤、
(9’)R1、R、RおよびRが、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、または置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基である前記(2’)記載の剤、
(10’)Xが酸素原子である前記(1’)記載の剤、
(11’)Rが式(I)中に示す縮合複素環の5位に置換している前記(1’)記載の剤、
(12’)置換されていてもよいC6−14アリール−C1−4アルキル基が式(I)中に示す縮合複素環の7位に更に置換している前記(11’)記載の剤、
(13’)環Aが、R以外に更に1〜3個のC1−6アルキル基を有しているベンゼン環である前記(1’)記載の剤、
(14’)式(I)で表される化合物またはその塩がカンナビノイド受容体アゴニストである前記(1’)記載の剤、
(15’)カンナビノイド受容体がカンナビノイド・タイプ1受容体である前記(14’)記載の剤、
(16’)式(I)で表される化合物またはその塩がカンナビノイド受容体アンタゴニストである前記(1’)記載の剤、
(17’)カンナビノイド受容体がカンナビノイド・タイプ1受容体である前記(16’)記載の剤、
(18’)脳血管障害急性期、脊髄損傷、頭部外傷、多発性硬化症、緑内障、または喘息の予防・治療剤である前記(1’)記載の剤、
(19’)記憶障害、精神疾患、または肥満の予防・治療剤である前記(1’)記載の剤、
(20’)式(I”)
Figure 2005035993
[式中、R3’は水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基を示し、R4’は置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよい複素環基を示し、環A’は式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、他の記号は前記(2’)と同意義を示す。]
で表される化合物またはその塩、
(21’)R3’が水素原子である前記(20’)記載の化合物、
(22’)R4’が置換されていてもよいC6−14アリール基、または置換されていてもよい5〜14員複素環基である前記(20’)記載の化合物、
(23’)R4’が置換されていてもよいフェニル基である前記(20’)記載の化合物、
(24’)Xが酸素原子である前記(20’)記載の化合物、
(25’)式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基が式(I”)中に示す縮合複素環の5位に置換している前記(20’)記載の化合物、
(26’)環Aが、式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に1〜3個のC1−6アルキル基を有しているベンゼン環である前記(20’)記載の化合物、
(27’)前記(20’)記載の化合物のプロドラッグ、
(28’)前記(20’)記載の化合物または前記(27’)記載のプロドラッグからなる医薬、
(29’)前記(20’)記載の化合物または前記(27’)記載のプロドラッグおよび医薬上許容される担体を含む医薬組成物、等を提供するものである。
本発明によれば、優れたカンナビノイド受容体調節剤が提供される。また、前記式(I’)および(I”)で表される新規な化合物またはその塩も提供される。
前記式(I)で表される化合物またはその塩[以下、単に化合物(I)と略記する場合がある。]として好ましくは前記式(I)で表される化合物[以下、単に化合物(I)と略記する場合がある。]またはその塩である。前記のとおり、化合物(I)および化合物(I)に包含される、式(I’)および(I”)で表される化合物またはその塩は新規化合物である[以下、式(I’)で表される化合物についてのみ説明するが、式(I”)で表される化合物も同様である。また、式(I’)で表される化合物またはその塩を、以下、単に化合物(I’)と略記する場合がある。]。
前記式中のRが示すアシルアミノ基としては、例えば、式
Figure 2005035993
[式中、Yは、−CO−、−SO−、または−SO−を示し、Rは、水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、Rは、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいは、RとRは隣接する炭素原子または硫黄原子および窒素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよい。]で表されるアシルアミノ基などが挙げられる。
ここで、Yとしては−CO−が好ましく、Rとしては水素原子等が好ましく、Rとしては置換されていてもよい炭化水素基および置換されていてもよいアミノ基等が好ましい。
、RおよびR6’で示される「置換されていてもよい炭化水素基」の炭化水素基としては、例えば、鎖状又は環状炭化水素基(例、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルカンジエニル、アリール等)ならびにこれらを組み合わせた基(例、ベンジル等のC7−14アラルキル;エチルフェニル、プロピルフェニル等のC2−6アルキル−C6−14アリール等;ビニルフェニル、イソプロペニルフェニル等のC2−6アルケニル−C6−14アリール等)等が挙げられる。このうち、炭素数1〜16個の鎖状又は環状炭化水素基等が好ましい。Rについては、なかでも、アルキルが好ましい。
「アルキル」としては、例えばC1−10アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチルブチル、n−ヘプチル、1−メチルヘプチル、1−エチルヘキシル、n−オクチル、1−メチルヘプチル、ノニル等)等が好ましい。なかでも、RについてはC1−6アルキルが更に好ましく、C1−4アルキルが特に好ましい。一方、RについてはC2−10アルキルが更に好ましく、C2−6アルキルが特に好ましい。
「アルケニル」としては、例えばC2−6アルケニル(例、ビニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等)等が好ましい。
「アルキニル」としては、例えばC2−6アルキニル(例、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等)等が好ましい。
「シクロアルキル」としては、例えばC3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)等が好ましい。
「シクロアルケニル」としては、例えばC3−6シクロアルケニル(例、2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロブテン−1−イル、1−シクロペンテン−1−イル等)等が好ましい。
「シクロアルカンジエニル」としては、例えばC5−6シクロアルカンジエニル(例、2,4−シクロペンタンジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサンジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサンジエン−1−イル等)等が好ましい。
「アリール」としては、例えばC6−14アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニリル、アンスリル等)等が好ましい。
「アラルキル」としては、例えばC6−14アリール−C1−6アルキル基(例、ベンジル、α−メチルベンジル等)等が好ましい。
「置換されていてもよい炭化水素基」の「置換基」としては、例えば(1)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、(2)C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等)、(3)ニトロ、(4)シアノ、(5)ハロゲン化もしくはヒドロキシ化されていてもよいC1−6アルキル、(6)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケニル、(7)ハロゲン化されていてもよいC2−6アルキニル、(8)ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル、(9)C6−14アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニリル、アンスリル等)、(10)ハロゲン化もしくはアシル化されていてもよいC1−6アルコキシ、(11)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ又はメルカプト、(12)ヒドロキシ、(13)アミノ、(14)モノ−C1−6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ等)、(15)モノ−C6−14アリールアミノ(例、フェニルアミノ、1−ナフチルアミノ、2−ナフチルアミノ等)、(16)ジ−C1−6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等)、(17)ジ−C6−14アリールアミノ(例、ジフェニルアミノ等)、(18)アシル、(19)アシルアミノ、(20)アシルオキシ、(21)置換されていてもよい5〜7員飽和環状アミノ、(22)5〜10員複素環基(例、2−又は3−チエニル、2−,3−又は4−ピリジル、2−,3−,4−,5−又は8−キノリル、1−,3−,4−又は5−イソキノリル、1−,2−又は3−インドリル、2−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[b]フラニル等の5〜10員芳香族複素環基;1,3−ジオキソラン−2−イル等の5〜10員非芳香族複素環基)、(23)スルホ、(24)C6−14アリールオキシ(例、フェニルオキシ、ナフチルオキシ等)、(25)オキソ等が挙げられる。
該「炭化水素基」は、例えば前記置換基を、置換可能な位置に1〜5個、好ましくは1〜3個有していてもよく、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一又は異なっていてもよい。
前記「ハロゲン化もしくはヒドロキシ化されていてもよいC1−6アルキル」としては、例えば1〜5個、好ましくは1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)またはヒドロキシ基を有していてもよいC1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等)等が挙げられる。具体例としては、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピル、ブチル、4,4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、5,5,5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、6,6,6−トリフルオロヘキシル等が挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC2−6アルケニル」としては、例えば1〜5個、好ましくは1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有していてもよいC2−6アルケニル(例、ビニル、アリル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、sec−ブテニル等)等が挙げられる。具体例としては、ビニル、アリル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、sec−ブテニル、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル、4,4,4−トリフルオロ−1−ブテニル等が挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC2−6アルキニル」としては、例えば1〜5個、好ましくは1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有していてもよいC2−6アルキニル(例、エチニル、プロパルギル、ブチニル、1−ヘキシニル等)等が挙げられる。具体例としては、エチニル、プロパルギル、ブチニル、1−ヘキシニル、3,3,3−トリフルオロ−1−プロピニル、4,4,4−トリフルオロ−1−ブチニル等が挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル」としては、例えば1〜5個、好ましくは1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有していてもよいC3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等)等が挙げられる。具体例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4,4−ジクロロシクロヘキシル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロペンチル、4−クロロシクロヘキシル等が挙げられる。
前記「ハロゲン化、ヒドロキシ化、アルコキシ化もしくはアシル化されていてもよいC1−6アルコキシ」としては、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ヒドロキシ基、C1−6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ等)、およびアシル基(例、アセチルおよびプロピオニルのようなC1−6アルキル−カルボニル;メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルのようなC1−6アルコキシ−カルボニル)から選択される例えば1〜5個、好ましくは1〜3個の置換基を有していてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)等が挙げられる。具体例としては、例えばメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等が挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ」としては、例えば1〜5個、好ましくは1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を有していてもよいC1−6アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ等)等が挙げられる。具体例としては、メチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等が挙げられる。
前記「アシル」としては、例えばホルミル、カルボキシ、カルバモイル、C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル等)、C3−6シクロアルキル−カルボニル(例、シクロプロピルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル等)、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニル等)、C6−14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル等)、C7−16アラルキル−カルボニル(例、フェニルアセチル、フェニルプロピオニル等)、C6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル等)、C7−16アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル等)、5又は6員複素環カルボニル(例、ニコチノイル、イソニコチノイル、2−テノイル、3−テノイル、2−フロイル、3−フロイル、モルホリノカルボニル、チオモルホリノカルボニル、ピペリジノカルボニル、1−ピロリジニルカルボニル等)、モノ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル等)、ジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル等)、C6−14アリール−カルバモイル(例、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイル等)、チオカルバモイル、5又は6員複素環カルバモイル(例、2−ピリジルカルバモイル、3−ピリジルカルバモイル、4−ピリジルカルバモイル、2−チエニルカルバモイル、3−チエニルカルバモイル等)、C1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル等)、C6−14アリールスルホニル(例、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニル等)、C1−6アルキルスルフィニル(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル等)、C6−14アリールスルフィニル(例、フェニルスルフィニル、1−ナフチルスルフィニル、2−ナフチルスルフィニル等)等が挙げられる。
前記「アシルアミノ」としては、例えばホルミルアミノ、C1−6アルキル−カルボニルアミノ(例、アセチルアミノ等)、C6−14アリール−カルボニルアミノ(例、フェニルカルボニルアミノ、ナフチルカルボニルアミノ等)、C1−6アルコキシ−カルボキニルアミノ(例、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ等)、C1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ等)、C6−14アリールスルホニルアミノ(例、フェニルスルホニルアミノ、2−ナフチルスルホニルアミノ、1−ナフチルスルホニルアミノ等)等が挙げられる。
前記「アシルオキシ」としては、例えばC1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロピオニルオキシ等)、C6−14アリール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイルオキシ、ナフチルカルボニルオキシ等)、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ等)、モノ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ等)、ジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ等)、C6−14アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシ等)、ニコチノイルオキシ等が挙げられる。
前記「置換されていてもよい5〜7員飽和環状アミノ」の「5〜7員飽和環状アミノ」としては、例えばモルホリノ、チオモルホリノ、ピペラジン−1−イル、ピペリジノ、ピロリジン−1−イル等が挙げられる。該「置換されていてもよい5〜7員飽和環状アミノ」の「置換基」としては、例えばC1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C6−14アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニリル、2−アンスリル等)、5〜10員芳香族複素環基(例、2−又は3−チエニル、2−,3−又は4−ピリジル、2−,3−,4−,5−又は8−キノリル、1−,3−,4−又は5−イソキノリル、1−,2−又は3−インドリル、2−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[b]フラニル等)等が挙げられる。当該「5〜7員飽和環状アミノ」はかかる置換基を1〜3個有していてもよい。
およびR6’で示される「置換されていてもよいヒドロキシ基」および「置換されていてもよいアミノ基」における置換基としては、RおよびRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」およびその置換基と同様のものが挙げられる。当該「アミノ基」はかかる置換基を1〜2個有してしてもよい。
とRが隣接する炭素原子および窒素原子と一緒になって形成してもよい「環」としては、例えば、窒素原子以外に環構成原子として酸素原子、硫黄原子および窒素原子等から選ばれたヘテロ原子を1〜2個含んでいてもよい、5〜7員の飽和又は不飽和含窒素複素環(例、ピロリジン−2−オン、チアゾリジン−2−オン、チアゾリジン−4−オン、オキサゾリジン−2−オン、オキサゾリジン−4−オン、イミダゾリジン−2−オン、イミダゾリジン−4−オン、ピペリジン−2−オン、チアジナン−4−オン、チオモルホリン−3−オン、アゼパン−2−オン、ジヒドロピロール−2−オン、ジヒドロピリジン−2−オン、ピリジン−2−オン、テトラヒドロアゼピン−2−オン、ジヒドロアゼピン−2−オン等)等が挙げられる。当該「含窒素複素環」が有するヘテロ原子は好ましくは1〜2種である。この「環」は、オキソ基の他に更に置換基を有していてもよく、当該「置換基」としては、RおよびRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」の置換基と同様のものが挙げられる。当該「置換基」の数は、例えば1〜5個(好ましくは1〜3個、更に好ましくは1〜2個)である。
前記式中の環AがR以外に更に有していてもよい置換基、前記式中の環Aが式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に有していてもよい置換基、および前記式中の環A’が式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に有していてもよい置換基(以下、これらをまとめて単に環A等が更に有していてもよい置換基と称する場合がある。)としては、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、アシル基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、およびジヒドロキシボリル等が挙げられる。当該「置換されていてもよい炭化水素基」、「置換されていてもよいヒドロキシ基」および「置換されていてもよいアミノ基」としては、それぞれRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」、「置換されていてもよいヒドロキシ基」および「置換されていてもよいアミノ基」と同様のものが挙げられる。当該「置換されていてもよい複素環基」としては、後記の「環Bで示される置換されていてもよい5員複素環の置換基」としての「置換されていてもよい複素環基」と同様のものが挙げられる。当該「アシル基」としては、Rで示されるアシルアミノにおけるアシル基:R−Y−と同様のものが挙げられる。
環A等が更に有していてもよい置換基としては、なかでも、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC6−12アリール基、置換されていてもよい5または6員の複素環基、およびアシル基が好ましい。特に、環A等が更に有していてもよい置換基が式(I)、式(I)、および式(I’)中に示す縮合複素環の7位(次式中、数字の7で示す。)に置換する場合、置換されていてもよいC6−14アリール−C1−6アルキル基もまた好ましい。当該「置換されていてもよいC6−14アリール−C1−6アルキル基」の「C6−14アリール−C1−6アルキル基」としては、例えばベンジル、α−メチルベンジル等が挙げられ、その置換基としてはRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」の置換基と同様の基が挙げられる。
Figure 2005035993
環A等が更に有していてもよい「置換基」の数は、例えば1〜3個(好ましくは2〜3個)である。環A等が更に有していてもよい「置換基」が2個以上である場合は、そのうちの2つの置換基が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換基を有していてもよい5〜6員の環を形成してもよい。当該「5〜6員の環」として好ましくは飽和または不飽和のC5−6炭素環である。当該「5〜6員の環」の置換基としては、例えば、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、アミノ基およびハロゲン原子等が挙げられる。
前記式中の環Bで示される「置換されていてもよい5員複素環」としては、次式
Figure 2005035993
(式中、各記号は式(I)と同意義を示す)
で表される環が好ましい。ここで、RとRが一緒になって結合を表す場合、この環は、次式
Figure 2005035993
(式中、各記号は式(I)と同意義を示す)
で表される5員環である。
前記式中のXで示される「置換されていてもよい硫黄原子」としては、無置換の硫黄原子、または酸化された硫黄原子(例、SO、SO)が好ましい。また、前記式中のXで示される「置換されていてもよいイミノ基」の置換基としては、例えば、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基またはヒドロキシ基でそれぞれ置換されていてもよい、C1−6アルキル基またはC2−6アルケニル基が挙げられる。
すなわち、環Bで示される「置換されていてもよい5員複素環」の5員複素環としては、例えば、ジヒドロピロール、エテン、ピロール、ジヒドロチオフェン、ジヒドロチオフェン−1−オキシド、ジヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド、チオフェン、ジヒドロフラン、およびフランが挙げられる。
前記式中の環Bで示される「置換されていてもよい5員複素環」の置換基としては、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいアミノ基、置換されていてもよい複素環基、および置換されていてもよいメルカプト基等が挙げられる。環Bはかかる置換基を1〜5個(好ましくは2〜4個)有していてもよい。環Bが無置換である場合、環A、環A、および環A’は、それぞれ式(I)、式(I)、および式(I’)中に示す縮合複素環の7位に、前記した「置換されていてもよいC6−14アリール−C1−6アルキル基」が置換していることが好ましい。
当該「置換されていてもよい炭化水素基」、「置換されていてもよいヒドロキシ基」、および「置換されていてもよいアミノ基」としては、それぞれRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」、「置換されていてもよいヒドロキシ基」、および「置換されていてもよいアミノ基」と同様の基が挙げられる。
当該「置換されていてもよい複素環基」の「複素環基」としては、5〜14員複素環基が好ましい。かかる5〜14員複素環基としては、炭素原子以外に窒素原子,硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1〜3種を少なくとも1個(好ましくは1〜4個)含む5〜14員複素環基(芳香族複素環基、飽和又は不飽和の非芳香族複素環基)等が挙げられる。
当該「芳香族複素環基」としては、例えば炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1個以上(例えば1〜4個)を含む5〜14員(好ましくは5〜10員)の芳香族複素環基等が挙げられる。具体的には、チオフェン、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンズイソチアゾール、ナフト[2,3−b]チオフェン、フラン、イソインドリジン、キサントレン、フェノキサチイン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、インドール、イソインドール、1H−インダゾール、プリン、4H−キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、カルバゾール、β−カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナジン、チアゾール、イソチアゾール、フェノチアジン、オキサゾール、イソオキサゾール、フラザン、フェノキサジン等の芳香族複素環、又はこれらの環(好ましくは単環)が1ないし複数個(好ましくは1又は2個)の芳香環(例、ベンゼン環等)と縮合して形成された環から任意の水素原子を1個除いてできる基等が挙げられる。その例としては、2−,3−又は4−ピリジル、2−,3−,4−,5−又は8−キノリル、1−,3−,4−又は5−イソキノリル、1−,2−又は3−インドリル、2−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、ベンゾ[b]フラニル、2−又は3−チエニル等が挙げられる。
当該「非芳香族複素環基」としては、例えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニルおよびピペラジニルのような3〜8員(好ましくは5又は6員)の飽和または不飽和の非芳香族複素環基等が挙げられる。
当該「置換されていてもよい複素環基」の置換基としては、RおよびRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」の置換基と同様のものが挙げられる。
当該「置換されていてもよいメルカプト基」の置換基としては、RおよびRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」の置換基と同様のものが挙げられる。
これらの任意の置換基は置換可能な位置に1〜5個(好ましくは1〜4個、さらに好ましくは1〜2個)置換していてもよい。
前記式中のR1、R、R 3’、およびRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」、「置換されていてもよい複素環基」、「置換されていてもよいヒドロキシ基」、「置換されていてもよいメルカプト基」および「置換されていてもよいアミノ基」は、環Bで示される「置換されていてもよい5員複素環」の置換基として前記したこれらの基と同様である。
1、R、R およびR3’としては、なかでも、水素原子、C1−4アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル等)等がそれぞれ好ましい。RおよびR3aについては、水素原子等が更に好ましい。
また、Rとしては、なかでも、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、および置換されていてもよい複素環基等が好ましい。
当該「置換されていてもよいアルキル基」の「アルキル基」としては、R、RおよびR6’について例示した「アルキル基」と同様の基が挙げられる。当該「置換されていてもよいアルキル基」の置換基としては、環Bで示される「置換されていてもよい5員複素環」の置換基としての「置換されていてもよい炭化水素基」の「置換基」と同様の基が挙げられる。
当該「置換されていてもよいアリール基」(およびR4’で示される「置換されていてもよいアリール基」)の「アリール基」としては、例えばC6−14アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、ビフェニリル、アンスリル等)等が挙げられる。当該「置換されていてもよいアリール基」の置換基としては、環Bで示される「置換されていてもよい5員複素環」の置換基としての「置換されていてもよい炭化水素基」の「置換基」と同様の基が挙げられる。
当該「置換されていてもよい複素環基」(およびR4’で示される「置換されていてもよい複素環基」)の複素環基は、環Bで示される「置換されていてもよい5員複素環」の置換基としての「置換されていてもよい複素環基」と同様の基が挙げられる。
(およびR4’)として、特に好ましくは置換されていてもよいフェニル基であり、最も好ましくは、置換されていてもよいC1−4アルキル基(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル)または置換されていてもよいC1−4アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ)で置換されていてもよいフェニル基である。当該「C1−4アルキル基」および「C1−4アルコキシ基」は、フェニル基の4位に存在していることが好ましい。当該置換基としての「置換されていてもよいC1−4アルキル基」および「置換されていてもよいC1−4アルキル基」の「置換基」として好ましくは、例えば、ニトロ基、ヒドロキシ基、アミノ基およびハロゲン原子等が挙げられる。
とRが隣接する炭素原子と一緒になって形成してもよい「置換されていてもよい環」の環としては、3〜8員の同素または複素環が挙げられる。「3〜8員の同素環」としては、例えばC3-8シクロアルカン等が挙げられる。
「3〜8員の複素環」としては、例えば炭素原子以外に窒素原子,硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜4個含む3〜8員複素環(例、アジリジン、アゼチジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、ヘキサヒドロピリミジン等)が挙げられる。
とRは隣接する炭素原子と一緒になって形成してもよい「置換されていてもよい環」の「置換基」としては、前記RおよびRで示される「置換されていてもよい炭化水素基」の「置換基」と同様のものが同個数用いられる。
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基は、それぞれ式(I)、式(I)、および式(I’)中に示す縮合複素環の5位に置換していることが好ましい。すなわち、それぞれ式(I)、式(I)、および式(I’)で表される化合物としては、それぞれ、
Figure 2005035993
(式中、環近傍の数字は、位置番号を示す)
が好ましい。
式(I)、式(I)、および式(I’)で表される化合物(以下、これらをまとめて化合物(I)等と略記する場合がある。)の塩としては、当該化合物がカルボキシル基等の酸性基を有する場合、無機塩基(例、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属、亜鉛、鉄、銅等の遷移金属等)や有機塩基(例、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミンなどの有機アミン類、アルギニン、リジン、オルニチンなどの塩基性アミノ酸類等)などとの塩が挙げられる。
一方、化合物(I)等がアミノ基等の塩基性基を有する場合、無機酸や有機酸(例、塩酸、硝酸、硫酸、燐酸、炭酸、重炭酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等)、アスパラギン酸、グルタミン酸などの酸性アミノ酸等との塩が挙げられる。
化合物(I)等のプロドラッグは、生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による反応により、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解等を起こすか、あるいは胃酸等により加水分解などを起こして当該化合物に変化する化合物をいう。かかるプロドラッグとしては、化合物(I)等のアミノ基がアシル化、アルキル化、りん酸化された化合物(例、化合物(I)等のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、tert−ブチル化された化合物など);化合物(I)等の水酸基がアシル化、アルキル化、りん酸化、ほう酸化された化合物(例、化合物(I)等の水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物など);本発明の化合物のカルボキシル基がエステル化、アミド化された化合物(例、本発明の化合物のカルボキシル基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルアミド化された化合物など);等が挙げられる。これらの化合物は自体公知の方法によって化合物(I)等から製造することができる。
また、かかるプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載されているような、生理的条件で化合物(I)等に変化するものであってもよい。
次に、本発明の化合物(I)等の製造法について説明する。
本発明の化合物(I)等は以下に示す方法またはそれらに準じた方法により製造することができる。
以下の反応式の略図中の化合物の各記号は特に断りのない限り前記と同意義を示す。反応式中の化合物は塩を形成している場合も含み、該塩としては、例えば、化合物(I)等と同様のものが挙げられる。
化合物(I)は、次の反応式1に記載の方法によって製造することができる。
反応式1
Figure 2005035993
反応式1中、Lは脱離基を示し、Rは環Aが式
Figure 2005035993
(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基またはそれに対応する基以外に更に有していてもよい置換基を示し、RはRで示される置換されていてもよいアミノ基からNH基を除いた基を示し、他の記号は前記と同意義である。
化合物(I)は、化合物(II)を、化合物(IIIa)、化合物(IIIb)または化合物(IV)と、所望により塩基または酸の存在下で反応させることにより製造できる。
化合物(IIIa)、化合物(IIIb)または化合物(IV)は、市販品にて入手でき、また、自体公知の方法またはこれらに準じた方法に従って製造することもできる。
Lで示される「脱離基」としては、例えばヒドロキシ、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ハロゲン化されていてもよいC1−5アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ等)、置換されていてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ、置換されていてもよいフェニルオキシ基、置換されていてもよい2-チオベンゾチアゾール等が挙げられる。「置換されていてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ」としては、例えばC1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル等)、C1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等)およびニトロから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ(例、フェニルスルホニルオキシ、ナフチルスルホニルオキシ等)等が挙げられ、具体例としては、ベンゼンスルホニルオキシ、m−ニトロベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ等が挙げられる。
化合物(IIIa)、化合物(IIIb)または化合物(IV)の使用量は、化合物(II)1モルに対し、約1.0ないし10モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルである。
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
「酸」としては、例えばメタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸等が挙げられる。
「塩基」の使用量は、化合物(II)に対し、約0.1ないし10当量、好ましくは0.8ないし2当量である。
「酸」の使用量は、化合物(II)に対し、約0.1ないし10当量、好ましくは0.8ないし3当量である。
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば水、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。反応温度は約−40ないし150℃、好ましくは0ないし100℃である。反応時間は通常5分ないし24時間、好ましくは10分ないし5時間である。
以上のようにして得られた生成物(I)は常法に従って反応混合物から単離でき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
別法として、化合物(II)と化合物(IIIa)とを、適当な縮合剤の存在下反応させても良い。
化合物(IIIa)の使用量は、化合物(II)1モルに対し、約0.8ないし約10.0モル、好ましくは、約0.8ないし約2.0モルである。
「縮合剤」としては、例えば、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC)塩酸塩等のN,N’−ジカルボイミド類、N,N’−カルボニルイミダゾール等のアゾライト類、N−エトキシカルボニル−2−エトキシ−1,2−ジヒドロキノリン、シアノリン酸ジエチル、オキシ塩化リン、無水酢酸等の脱水剤、2−クロロメチルピリジニウムヨージド、2−フルオロ−1−クロロメチルピリジニウムヨージド等の2−ハロゲノピリジニウム塩などが用いられる。
縮合剤の使用量は、化合物(II)1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、好ましくは、約1.0ないし約3.0モルである。
また所望により、縮合剤とともに、塩基を共存させて反応させてもよい。「塩基」としては、例えば酢酸カリウム、酢酸ナトリウム等の塩基性塩類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール(HOBt)一水和物などが挙げられる。塩基の使用量は、化合物(II)1モルに対し、約0.5ないし約5.0モル、好ましくは、約2.0ないし約3.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドヘキサメチルホスホリックトリアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、無水酢酸等の酸無水物類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約10分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間である。反応温度は通常約−20ないし約150℃、好ましくは約0ないし約100℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
が置換されていてもよいアルキル基の場合、化合物(I)は、次の反応式2に記載の方法によっても製造できる。
反応式2
Figure 2005035993
反応式2中、Lは脱離基であり、他の記号は前記と同意義である。
で示される「脱離基」としては、例えば、ヒドロキシ、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロゲン化されていてもよいC1−5アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリクロロメタンスルホニルオキシ等)、置換されていてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ等が挙げられる。
化合物(Ia)を、化合物(I)に対応するアルキル化剤(V)と、所望により塩基の存在下で反応させる。
アルキル化剤(V)の使用量は、化合物(Ia)1モルに対し約1.0ないし約10.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、トリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
塩基の使用量は、化合物(Ia)1モルに対し約1.0ないし約10.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒又はこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約48時間、好ましくは約1時間ないし約24時間である。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好ましくは約0ないし約150℃である。
また化合物(I)に包含される化合物(Ib)は、次の反応式3に記載の方法によっても製造できる。
反応式3
Figure 2005035993
反応式3中、Mは金属を示し、他の記号は前記と同意義である。
式中、R-Mで表される有機金属化合物(VII)は市販品にて入手でき、また、自体公知の方法、例えば第4版実験化学講座、25(日本化学会編)、丸善株式会社に記載の方法によっても製造できる。
反応式3に示すように、化合物(Ib)は、化合物(VI)を有機金属化合物(VII)と反応させることにより得られる。
有機金属化合物(VII)としては、グリニャール試薬や有機リチウム試薬が好ましい。
化合物(VII)の使用量は、化合物(VI)1モルに対し、約0.8ないし約30モル、好ましくは、約1.0ないし約10モルである。
本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、クロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応時間は通常約10分ないし約24時間、好ましくは約30分ないし約5時間である。反応温度は通常約−100ないし約120℃、好ましくは約−80ないし約60℃である。
生成物は粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(I)に包含される化合物(Ic)および化合物(Id)は、反応式3に記載の方法等で製造された化合物(Ib)から、次の反応式4に記載の各方法によってそれぞれ製造できる。
反応式4
Figure 2005035993

反応式4中、各記号は前記と同意義である。
化合物(Ib)を、公知の、アシル化反応、エーテル化反応、アミノ化反応、ハロゲン化反応、アルキル化反応のそれぞれ単独あるいはその2つ以上を組み合わせた反応に付し、化合物(Ic)を製造できる。
例えばRがアルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、フェノキシ等)の場合、化合物(Ib)をアルコール(例、メタノール、エタノール、フェノール等)と酸触媒存在下反応させることにより化合物(Ic)が得られる。
「酸触媒」としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p-トルエンスルホン酸等の有機酸、硫酸、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸、塩化亜鉛等のルイス酸などが用いられる。
アルコールの使用量は、化合物(Ib)1モルに対し、約0.8モルないし過剰量である。酸触媒の使用量は、それぞれ化合物(Ib)1モルに対し、約0.1ないし約100モル、好ましくは、約0.1ないし約50モルである。
本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドヘキサメチルホスホリックトリアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約10分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約12時間である。反応温度は通常約0ないし約200℃、好ましくは約25ないし約100℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
また、化合物(Id)は、化合物(Ib)を還元的脱水反応に付すことにより製造できる。
還元的脱水反応としては、自体公知の接触還元法、有機シリル試薬(アルキルシラン試薬等)を用いる方法等が挙げられる。
接触還元法では、化合物(Ib)を水素雰囲気下、金属触媒と反応させることにより化合物(Id)を製造できる。所望により適当な酸触媒を加えても良い。
「金属触媒」としては、ラネーニッケル、酸化白金、金属パラジウム、パラジウム付活性炭等が用いられる。「金属触媒」の使用量は、それぞれ化合物(Ib)に対して、通常約0.1ないし約1000重量%、好ましくは約1ないし約20重量%である。
「酸触媒」としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p-トルエンスルホン酸等の有機酸、硫酸、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸などが用いられる。「酸触媒」の使用量は、それぞれ化合物(Ib)1モルに対し、約0.1ないし過剰量である。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、酢酸等の有機酸類、水等などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。水素圧は通常約1ないし約100気圧、好ましくは約1ないし約5気圧である。反応時間は通常約30分ないし約48時間、好ましくは約1ないし24時間である。反応温度は通常約0ないし約120℃、好ましくは約20ないし約80℃である。
生成物は触媒を除いた後、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
有機シリル試薬(アルキルシラン試薬)を用いる方法では、化合物(Id)は、化合物(Ib)をアルキルシラン試薬および酸と反応させることにより製造できる。
アルキルシラン試薬としては、例えば、トリエチルシラン、フェニルジメチルシラン等が用いられる。「アルキルシラン試薬」の使用量は、それぞれ化合物(Ib)1モルに対し、約0.8ないし約20モル、好ましくは、約1ないし約5モルである。
酸としては、例えば、トリフルオロ酢酸などの有機酸が用いられる。酸の使用量は、それぞれ化合物(Ib)1モルに対し、約0.1ないし過剰量である。
本反応は、無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類、酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸類等などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
生成物は常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
−Hで表される化合物(X)が、アミン類、アルコール類、チオール類、フェノール類もしくはチオフェノール類の場合、このような化合物(X)に対応する化合物(I)は、次の反応式5に記載の方法によっても製造できる。
反応式5
Figure 2005035993
反応式5中、各記号は前記と同意義である。
−Hで表される化合物(X)は市販品にて入手でき、また、自体公知の方法によっても製造できる。
反応式4に従い、化合物(I)は、化合物(IX)と化合物(X)を酸触媒存在下あるいは塩基存在下反応させることにより得られる。
化合物(X)の使用量は、化合物(IX)1モルに対し約1モルないし約50モルである。好ましくは、約1ないし約5モルである。
「酸触媒」としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p-トルエンスルホン酸等の有機酸、硫酸、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸、塩化亜鉛等のルイス酸などが用いられる。
「塩基」としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウムなどの塩基性塩類、ピリジン、ルチジンなどの芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリンなどの第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどのアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジドなどの金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシドなどの金属アルコキシド類などが挙げられる。
酸触媒の使用量は、化合物(IX)1モルに対し約0.1モルないし過剰量である。好ましくは、約0.1ないし約50モルである。
塩基の使用量は、化合物(IX)1モルに対し約1.0ないし5.0モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルである。
本反応は無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は通常約10分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間である。反応温度は通常−20ないし200℃、好ましくは0ないし150℃である。
前記反応に代え、光延反応(シンセシス(Synthesis)、1981年、第1〜27頁)を用いることもできる。
反応は、化合物(X)と化合物(IX)中、LがOHである化合物とを、アゾジカルボキシレート類(例、ジエチルアゾジカルボキシレートなど)およびホスフィン類(例、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンなど)の存在下反応させる。
化合物(X)の使用量は、化合物(IX)1モルに対し、約1.0ないし5.0モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルである。
「アゾジカルボキシレート類」および「ホスフィン類」の使用量は、それぞれ化合物(IX)1モルに対し、約1.0ないし5.0モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は通常5分ないし48時間、好ましくは30分ないし24時間である。反応温度は通常−20ないし200℃、好ましくは0ないし100℃である。 生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
が置換されていてもよいアミノ基である場合、化合物(I)に包含される下記化合物(Id)は、次の反応式6に記載の還元的アミノ化反応によっても製造できる。
反応式6
Figure 2005035993

反応式6中、Rは置換されていてもよいアミノ基であり、他の記号は前記と同意義である。
化合物(Id)は化合物(VI)とアミンである化合物(X)とを縮合させ、還元剤で還元することにより製造される。
化合物(X)の使用量は、化合物(VI)1モルに対し、約1.0ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。
「還元剤」としては、水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム等の金属水素化物類、ボランテトラヒドロフラン錯体等のボラン類、トリエチルシラン等のヒドロシラン類、あるいはギ酸等が用いられる。また所望により還元剤とともに酸触媒を加えても良い。酸触媒としては、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸等の鉱酸類、メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、酢酸、プロピオン酸、トリフロオロ酢酸等の有機酸類、塩化亜鉛、塩化アルミニウム等のルイス酸類等が用いられる。
「還元剤」の使用量は、それぞれ化合物(VI)1モルに対し、約0.25ないし約5.0モル、好ましくは約0.5ないし約2.0モルである。
用いる酸触媒の量は、例えば鉱酸類の場合、通常化合物(VI)1モルに対し約1ないし約100モル、好ましくは約1ないし約20モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類等の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約5分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間である。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好ましくは約0ないし約100℃である。
反応は、化合物(VI)と化合物(X)とを縮合後、還元剤で還元するかわりに、水素雰囲気下種々の触媒を共存させた接触水素化反応によっても製造される。使用される触媒としては、酸化白金、白金付活性炭、パラジウム付活性炭、ニッケル、銅-クロム酸化物、ロジウム、コバルト、ルテニウム等が用いられる。触媒の使用量は、化合物(VI)に対して約0.1ないし約1000重量%、好ましくは約1ないし約1000重量%である。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、水等の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間である。反応温度は通常約0ないし約120℃、好ましくは約20ないし約80℃である。
生成物は常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(I)に含まれる以下の化合物(Ie〜Ik)は、次の反応式7に記載の方法によって、化合物(I)より製造される。
反応式7
Figure 2005035993
反応式7中、P’はヒドロキシ基の保護基を、R15は置換されても良いアルキル基(メチル、エチル、フェニル基等)を、Arは置換されても良い芳香環(ベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、イミダゾール環等)を、Ar-halは芳香族ハライドを示し、各記号は前記と同意義である。
Rの置換基の一つとして、アシル基を有する化合物(Ie)は、化合物(I)をフリーデルクラフツ反応などのアシル化により製造できる。
反応は、化合物(I)と化合物(XXVIII)を酸触媒存在下行われる。
化合物(XXVIII)の使用量は、化合物(I)1モルに対し約1モルないし約20モルである。好ましくは、約1ないし約5モルである。
「酸触媒」としては、塩化アルミニウム、塩化鉄、塩化第二スズ、四塩化チタン、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル、塩化亜鉛等のルイス酸およびポリリン酸などが用いられる。酸触媒の使用量は、ルイス酸の場合化合物(I)1モルに対し約0.5モルないし約20モルである。好ましくは、約0.8ないし約5モルである。ポリリン酸の場合は、化合物(I)1モルに対し約5モルないし過剰量である。
本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類、二硫化炭素等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常10分ないし48時間、好ましくは30分ないし12時間である。反応温度は通常−70ないし150℃、好ましくは−20ないし100℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
Rの置換基の一つとして、臭素基を有する化合物(Ig)は、化合物(I)を臭素化試薬と反応させることにより製造できる。
「臭素化試薬」としては、臭素、N−ブロモコハク酸イミド、臭化銅、ベンジルトリメチルアンモニウムトリブロミド等の臭素付加物類等が用いられる。臭素化試薬の使用量は、化合物(I)1モルに対し約0.5モルないし約10モルである。好ましくは、約1ないし約3モルである。
本反応は、所望により、塩基もしくはルイス酸もしくは鉄の存在下で行われる。
「塩基」としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の三級アミン類等が挙げられる。
塩基の使用量は、化合物(I)1モルに対し約0.8ないし約10モルである。
「ルイス酸」としては、例えば塩化アルミニウム、塩化鉄、塩化第二スズ、四塩化チタン、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル等が挙げられる。ルイス酸の使用量は、化合物(I)1モルに対し約0.01ないし約2モルである。
「鉄」としては、鉄の使用量は、化合物(I)1モルに対し約0.01ないし約2モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、二硫化炭素、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、酢酸、プロピオン酸等の有機酸類、ニトロメタン等のニトロアルカン類、またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応温度は通常−20ない200℃、好ましくは0ないし100℃である。反応時間は通常約5分ないし約24時間、好ましくは約10分ないし約5時間である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
Rの置換基の一つとして、ホルミル基を有する化合物(If)は自体公知の方法、例えばジャーナル オブ オーガニック ケミストリー(J. Org. Chem.)、49巻、409頁(1984)、ジャーナル オブ ジ インディアン ケミカル ソサイエティー(J. Indian Chem. Soc)、36巻、76頁(1959)などに記載の方法、またはこれらに準じた方法に従って製造することができる。
Rの置換基の一つとして、ホウ酸を有する化合物(Ih)は、化合物(Ig)を、リチオ化もしくはグリニャール試薬とした後、ホウ酸エステル(XXIX)を反応させることにより製造される。
「リチオ化試薬」としては、n−ブチルリチウム等のアルキルリチウム類等が用いられる。リチオ化試薬の使用量は、化合物(Ig)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
「グリニャール試薬」としては、マグネシウム等が用いられる。マグネシウム等の使用量は、化合物(Ig)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。
「ホウ酸エステル」としては、トリメチルホウ酸エステル、トリイソプロピルホウ酸エステル等が用いられる。ホウ酸エステルの使用量は、化合物(Ig)1モルに対し約0.9ないし約30モル、好ましくは約0.9ないし約15モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、二硫化炭素、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応温度は通常−100ない120℃、好ましくは−80ないし70℃である。反応時間は通常約5分ないし約24時間、好ましくは約10分ないし約5時間である。
本反応は、必要に応じさらに酸(例えば、塩化水素、塩酸、硫酸、酢酸など)により処理することにより化合物(Ih)を得ることができる。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
Rの置換基の一つとして、芳香環(ベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、イミダゾール環等)を有する化合物(Ii)は、化合物(Ig)と芳香族ボロン酸(XXX)を、溶媒中塩基性条件下において遷移金属触媒の存在下で反応させて製造できる。
「芳香族ボロン酸(XXX)」の使用量は、化合物(Ig)1モルに対し約0.5ないし約10モル、好ましくは約0.9ないし約3モルである。
「塩基」としては例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属炭酸水素塩(例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、トリエチレンジアミン、4−メチルモルホリン等が用いられる。
「遷移金属触媒」としては、パラジウム触媒[例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等]などが挙げられる。遷移金属触媒の使用量は、化合物(Ig)1モルに対し約0.001ないし約3モル、好ましくは約0.02ないし約0.2モルである。
溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、二硫化炭素、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、水またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応温度は通常0ない250℃、好ましくは50ないし150℃である。反応時間は通常約5分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間である。
本反応は、マイクロウェーブ反応装置などを用いることにより反応時間の短縮を図ることができる。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
また、化合物(Ii)は、化合物(Ih)と芳香族ハライドを、溶媒中塩基性条件下において遷移金属触媒の存在下で反応させても製造できる。
「芳香族ハライド」の使用量は、化合物(Ih)1モルに対し約0.5ないし約10モル、好ましくは約0.9ないし約3モルである。
「塩基」としては例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属炭酸水素塩(例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、トリエチレンジアミン、4−メチルモルホリン等が用いられる。
「遷移金属触媒」としては、パラジウム触媒[例えば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等]などが挙げられる。遷移金属触媒の使用量は、化合物(Ih)1モルに対し約0.001ないし約3モル、好ましくは約0.02ないし約0.2モルである。
溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、二硫化炭素、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、水またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応温度は通常0ない250℃、好ましくは50ないし150℃である。反応時間は通常約5分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間である。
本反応は、マイクロウェーブ反応装置などを用いることにより反応時間の短縮を図ることができる。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
R7の置換基の一つとして、水酸化された炭化水素基を有する化合物(Ij)は、化合物(If)と、R15-Mで表される有機金属化合物(LV)を反応させることにより製造される。
15-Mで表される有機金属化合物(LV)は容易に市販品が入手でき、また、自体公知の方法、例えば第4版実験化学講座、25(日本化学会編)、丸善株式会社に記載の方法によっても製造される。
有機金属化合物(LV)としては、グリニャール試薬や有機リチウム試薬が好ましい。
有機金属化合物(LV)の使用量は、化合物(If)1モルに対し、約0.8ないし約30モル、好ましくは、約1.0ないし約10モルである。
本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、クロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応時間は通常約10分ないし約24時間、好ましくは約30分ないし約5時間である。反応温度は通常約−100ないし約120℃、好ましくは約−80ないし約60℃である。
生成物は粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
また、化合物(Ij)は化合物(Ie)を還元することによっても製造できる。
「還元剤」としては、水素化アルミニウム、水素化イソブチルアルミニウム等の金属水素化物類、水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム等の金属水素錯化合物類などが用いられる。還元剤の使用量は、化合物(Ie)1モルに対し約0.3ないし約5.0モル、好ましくは約0.5ないし約2.0モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、二硫化炭素、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応温度は通常−40ない120℃、好ましくは−20ないし80℃である。反応時間は通常約5分ないし約24時間、好ましくは約10分ないし約5時間である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(Ie)は化合物(Ij)を酸化することによっても製造できる。
「酸化剤」としては、無水クロム酸、クロロクロム酸ピリジニウム、二クロム酸ピリジニウム、重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウム等のクロム酸塩類、パラ過ヨウ素酸、メタ過ヨウ素酸、メタ過ヨウ素酸ナトリウム等の過ヨウ素酸塩類、二酸化マンガン、酸化銀、酸化鉛等の、金属酸化物。ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類と塩化オキザリル、N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド等の脱水剤との併用などが用いられる。酸化剤の使用量は、化合物(Ij)1モルに対し約1ないし約30モル、好ましくは約1ないし約5モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、二硫化炭素、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、水またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応温度は通常−90ない200℃、好ましくは−80ないし120℃である。反応時間は通常約5分ないし約48時間、好ましくは約10分ないし約16時間である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
R7の置換基の一つとして、水酸化されたアラルキル基(R15CH)を有する化合物(Ik)は、化合物(Ij)を還元的脱水反応に付すことにより製造できる。
還元的脱水反応としては、自体公知の接触還元法、有機シリル試薬(アルキルシラン試薬等)を用いる方法等が挙げられる。
接触還元法では、化合物(Ij)を水素雰囲気下、金属触媒と反応させることにより化合物(Ik)を製造できる。所望により適当な酸触媒を加えても良い。
「金属触媒」としては、ラネーニッケル、酸化白金、金属パラジウム、パラジウム付活性炭等が用いられる。「金属触媒」の使用量は、それぞれ化合物(Ij)に対して、通常約0.1ないし約1000重量%、好ましくは約1ないし約20重量%である。
「酸触媒」としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p-トルエンスルホン酸等の有機酸、硫酸、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸などが用いられる。「酸触媒」の使用量は、それぞれ化合物(Ij)1モルに対し、約0.1ないし過剰量である。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、酢酸等の有機酸類、水等などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。水素圧は通常約1ないし約100気圧、好ましくは約1ないし約5気圧である。反応時間は通常約30分ないし約48時間、好ましくは約1ないし24時間である。反応温度は通常約0ないし約120℃、好ましくは約20ないし約80℃である。
生成物は触媒を除いた後、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
有機シリル試薬(アルキルシラン試薬)を用いる方法では、化合物(Ik)は、化合物(Ij)をアルキルシラン試薬および酸と反応させることにより製造できる。
アルキルシラン試薬としては、例えば、トリエチルシラン、フェニルジメチルシラン等が用いられる。「アルキルシラン試薬」の使用量は、それぞれ化合物(Ij)1モルに対し、約0.8ないし約20モル、好ましくは、約1ないし約5モルである。
酸としては、例えば、トリフルオロ酢酸などの有機酸が用いられる。酸の使用量は、それぞれ化合物(Ij)1モルに対し、約0.1ないし過剰量である。
本反応は、無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類、酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸類等などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
生成物は常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
前記化合物(II)は、自体公知の方法、例えば特開平5−140142号公報等に記載の方法またはそれらに準じた方法等により製造される。
また、化合物(II)に包含されるジヒドロベンゾフラン誘導体である化合物(IIa)は、自体公知の方法、例えばWO2003-004485に記載の方法と同様に、下記の反応式8または反応式9に記載の方法によって製造することができる。さらに、必要に応じて、公知の方法を用いて、化合物(IIa)から、化合物(II)に包含される他の化合物を製造することもできる。
反応式8
Figure 2005035993
反応式8中、Rは水素原子またはRからメチレンを1つ除いた基を示す。R10はRからメチレンを1つ除いた基を示す。他の記号は前記と同意義である。
得られた化合物(IIa)は必要に応じてアルキル化反応に付すことができる。アルキル化反応は、化合物(IIa)を目的の化合物(II)に対応するアルキル化剤と、所望により塩基の存在下で反応させることで行うことができる。
アルキル化剤の使用量は、化合物(IIa)1モルに対し約1.0ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
塩基の使用量は、化合物(IIa)1モルに対し約1.0ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒又はこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約48時間、好ましくは約1時間ないし約24時間である。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好ましくは約0ないし約150℃である。
別法として、化合物(IIa)と化合物(XVI)とを、所望により塩基または酸の存在下反応させ、合成したアシルアミド体を還元剤で還元する方法を用いることもできる。
化合物(XVI)の使用量は、化合物(IIa)1モルに対し、約1.0ないし5.0モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルである。
「塩基」としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基類等が挙げられる。
「酸」としては、例えばメタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、カンファースルホン酸等が挙げられる。
「塩基」の使用量は、化合物(IIa)に対し、約0.1ないし10当量、好ましくは0.8ないし2当量である。
「酸」の使用量は、化合物(IIa)に対し、約0.1ないし10当量、好ましくは0.8ないし3当量である。
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。反応温度は約−20ないし150℃、好ましくは0ないし100℃である。反応時間は通常5分ないし24時間、好ましくは10分ないし5時間である。
以上のようにして得られたアシルアミド体は反応液のままか粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィーなどの分離手段により容易に精製することができる。
還元剤としては、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム等の金属水素化物類、ボランテトラヒドロフラン錯体等のボラン類等が用いられる。
また、所望により還元剤とともに酸触媒を加えても良い。酸触媒としては、例えば、トリフルオロボランジエチルエーテル錯体、塩化アルミニウム等のルイス酸類等が用いられる。
還元剤の使用量は、それぞれアシルアミド体1モルに対し、約0.25ないし約10モル、好ましくは約0.5ないし約5モルである。
ルイス酸類の使用量は、それぞれアシルアミド体1モルに対し、約0.25ないし約10モル、好ましくは約0.5ないし約5モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、水等の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約24時間、好ましくは約1時間ないし約16時間である。反応温度は通常約0ないし約150℃、好ましくは約20ないし約100℃である。
以上のようにして得られた生成物(II)は反応液のままか粗製物として反応式(I)に記載の方法に用いることもできるが、公知の単離手段を用いて反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等の分離手段により容易に精製することができる。
反応式9
Figure 2005035993

反応式9中、P’はヒドロキシ基の保護基を示し、他の記号は前記と同意義である。
化合物(XVII)は、化合物(XII)にペプチド化学などで一般的に用いられるような保護基付加反応を行うことによって製造される。
必要に応じて反応式8に記載の方法と同様に、化合物(IIa)は次の反応に供される。
また、化合物(II)に包含される化合物(IIb)、(IIc)、および(IId)は、以下の反応式10に記載の方法によっても製造される。
反応式10
Figure 2005035993

反応式10中、halはハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)を示し、各記号は前記と同意義である。
化合物(XXIII)は化合物(XXI)を化合物(XXII)と酸条件下で反応させることによって製造できる。
化合物(XXI)は市販品にて入手可能であり、また、自体公知の方法、例えば、第4版実験化学講座20(日本化学会編)、第111ないし185頁、丸善株式会社、記載の方法およびそれに準じる方法に従っても製造できる。
化合物(XXII)は市販品にて入手可能であり、また、自体公知の方法およびそれに準じる方法に従っても製造できる。
「酸」としては、塩化アルミニウム、塩化鉄、塩化第二スズ、四塩化チタン、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル等のルイス酸、ポリリン酸、硫酸等の鉱酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の有機酸などが用いられる。
用いる酸の量は、例えば鉱酸類の場合、通常化合物(XXI)1モルに対し約0.5ないし約100モル、好ましくは約10ないし約50モルであり、例えばスルホン酸類の場合、通常化合物(XXI)1モルに対し約0.1ないし約20モル、好ましくは約0.1ないし約5モルである。
本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されない。例えば鉱酸類を用いる場合、溶媒としては、例えばシクロヘキサン、ヘキサン等の飽和炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類等の有機溶媒と水との混合溶媒または水が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約24時間、好ましくは約30分ないし約6時間である。反応温度は通常約−78ないし約200℃、好ましくは約−20ないし約150℃である。
生成物は粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(XXIV)は化合物(XXIII)を還元することによって製造される。
還元剤としては、例えば、水素化アルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム等の金属水素化物類、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム等の金属水素錯化合物類、ボランテトラヒドロフラン錯体、ボランジメチルスルフィド等のボラン錯体類、テキシルボラン、ジシアミルボランなどのアルキルボラン類、ジボラン、などが挙げられる。
また、所望により還元剤とともに酸触媒を加えても良い。酸触媒としては、例えば、トリフルオロボランジエチルエーテル錯体、塩化アルミニウム等のルイス酸類等が用いられる。
還元剤の使用量は、それぞれ化合物(XXIII)1モルに対し、約0.25ないし約10モル、好ましくは約0.5ないし約5モルである。
ルイス酸類の使用量は、それぞれ化合物(XXIII)1モルに対し、約0.25ないし約10モル、好ましくは約0.5ないし約5モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、水等の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約24時間、好ましくは約1時間ないし約16時間である。反応温度は通常約0ないし約150℃、好ましくは約20ないし約100℃である。
以上のようにして得られた生成物(XXIV)は公知の単離手段を用いて反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等の分離手段により容易に精製することができる。
化合物(XXV)は化合物(XXIV)(例、L1がヒドロキシである化合物)をスルホナート、またはハロゲン化物に変換した上で、閉環反応に付して製造される。スルホナート化合物は化合物(XXIV)と対応するスルホニルクロリド化合物(例えば、ベンゼンスルホニルクロリド、トルエンスルホニルクロリド、炭素数1-4のアルキルスルホニルクロリド例えばメタンスルホニルクロリドなど)とを、塩基の存在下に反応させることにより合成される。
スルホニルクロリド化合物の使用量は、それぞれ化合物(XXIV)1モルに対し、約1.0ないし約10モル、好ましくは約1.0ないし約5モルである。
塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基類等が挙げられる。
塩基の使用量は、それぞれ化合物(XXIV)1モルに対し、約1.0ないし約50モル、好ましくは約1.0ないし約20モルである。
本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類、ピリジン、ルチジン、キノリンなどの含窒素芳香族炭化水素類などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。反応温度は約−78ないし150℃、好ましくは−30ないし100℃である。反応時間は通常5分ないし24時間、好ましくは10分ないし5時間である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
ハロゲン化物は化合物(XXIV)とハロゲン化剤(例えば、三塩化リン、オキシ塩化リン、五塩化リン、三臭化リンなどのリンハロゲン化物、ハロゲン、塩化チオニルなど)とを反応させることによって合成される。
化合物(XXIV)1モルに対し、ハロゲン化剤の使用量は、約1.0ないし約100モル、好ましくは約1.0ないし約10モルである。本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類の溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。反応温度は約0ないし200℃、好ましくは10ないし100℃である。反応時間は通常10分ないし24時間、好ましくは10分ないし5時間である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(XXV)はこのようにして得られたスルホナート化合物、またはハロゲン化物を塩基の存在下で閉環反応に付すことによっても合成される。塩基としては、例えばトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基類等が挙げられる。
塩基の使用量は、それぞれスルホナート化合物、またはハロゲン化物1モルに対し、約1.0ないし約50モル、好ましくは約1.0ないし約20モルである。 本反応は無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、酢酸エチルなどのエステル類、水などの溶媒またはこれらの混合溶媒などが好ましい。反応温度は約−10ないし250℃、好ましくは0ないし120℃である。反応時間は通常10分ないし6時間、好ましくは10分ないし2時間である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
別法として、光延反応(シンセシス(Synthesis)、1981年、第1〜27頁)を用いることもできる。
この反応では、化合物中、L1がOHである化合物(XXIV)を、アゾジカルボキシレート類(例、ジエチルアゾジカルボキシレートなど)およびホスフィン類(例、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィンなど)の存在下分子内閉環させ、化合物(XXV)を得る。
「アゾジカルボキシレート類」および「ホスフィン類」の使用量は、それぞれ化合物(XXIV)1モルに対し、約1.0ないし5.0モル、好ましくは約1.0ないし2.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
反応時間は通常5分ないし48時間、好ましくは30分ないし24時間である。反応温度は通常−20ないし200℃、好ましくは0ないし100℃である。
また化合物(XXVI)は化合物(XXV)をニトロ化することにより合成できる。ニトロ化剤としては、例えば混酸、硝酸アセチル、発煙硝酸、硝酸カリウム、硝酸アンモニウム、ニトロニウムテトラフルオロボレート、ニトロニウムトリフルオロメタンスルホナートなどがあげられる。化合物(XXV)1モルに対し、ニトロ化剤を約1.0ないし約50モル好ましくは、約1.0ないし約10モル用いる。本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸、無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸等の酸無水物、硫酸、硝酸等の鉱酸、ヘキサン、シクロヘキサン等の飽和炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応時間は通常約10分ないし約24時間、好ましくは約10分ないし約16時間である。反応温度は通常約−10ないし約200℃、好ましくは約−10ないし約120℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(IIb)は化合物(XXVI)を還元することにより製造される。
還元に使用される還元剤としては、例えば、水素化アルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム等の金属水素化物類、水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム等の金属水素錯化合物類、ボランテトラヒドロフラン錯体、ボランジメチルスルフィド等のボラン錯体類、テキシルボラン、ジシアミルボランなどのアルキルボラン類、ジボラン、または亜鉛、アルミニウム,錫、鉄などの金属類、ナトリウム、リチウムなどのアルカリ金属/液体アンモニア(バーチ還元)などが挙げられる。また水素添加触媒として例えばパラジウム炭素、酸化白金、ラネーニッケル、ラネーコバルト等の触媒が用いられる。水素源としてはガス状水素のほかにギ酸,ギ酸アンモニウム、ヒドラジン等が用いられる。
「還元剤」の使用量は、例えば金属水素化物類、金属水素錯化合物類の場合、化合物(XXVI)1モルに対し、約1.0ないし約10モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モル、ボラン錯体類、アルキルボラン類、ジボランの場合、化合物(XXVI)1モルに対し、約1.0ないし約10モル、好ましくは約1.0ないし約5.0モル、金属類、アルカリ金属の場合、約1.0ないし約20当量、好ましくは約1.0ないし約5.0当量、水素添加の場合、パラジウム炭素、酸化白金、ラネーニッケル、ラネーコバルト等の触媒を化合物(XXVI)に対して約5ないし1000重量%、好ましくは約10ないし300重量%である。ガス状水素以外の水素源を用いる場合、化合物(XXVI)1モルに対し、約1.0ないし約20モル、好ましくは約2.0ないし約10モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド類、ギ酸、酢酸などの有機酸類、水等の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ましい。ラネーニッケル、ラネーコバルト触媒を用いる際には副反応を抑えるために、さらにアンモニア等のアミン類を添加してもよい。
反応時間は用いる還元剤の種類や、量、あるいは触媒の活性や量によっても異なるが、通常約1時間ないし約100時間、好ましくは約1時間ないし約50時間である。反応温度は通常約0ないし約150℃、好ましくは約20ないし約100℃である。水素添加触媒を用いた場合、水素の圧力は通常1ないし100気圧である。
以上のようにして得られた生成物(IIb)は公知の単離手段を用いて反応混合物から単離することもでき、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等の分離手段により容易に精製することができる。
化合物(XXVII)は、化合物(XXV)とハロゲン化試薬とを反応させることにより製造される。
「ハロゲン化試薬」としては、塩素、臭素、ヨウ素、N−クロロコハク酸イミドやN−ブロモコハク酸イミド等のイミド類、ベンジルトリメチルアンモニウムトリブロミド等のハロゲン付加物類等が用いられる。「ハロゲン化試薬」の使用量は、化合物(XXV)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、酢酸、プロピオン酸等の有機酸類、ニトロメタン等のニトロアルカン類、ピリジン、ルチジン、キノリン等の芳香族アミン類、またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
本反応は、所望により、塩基もしくはルイス酸もしくは鉄の存在下で行われる。
「塩基」としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の三級アミン類等が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(XXV)1モルに対し約0.8ないし約10モルである。
「ルイス酸」としては、例えば塩化鉄、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素等が挙げられる。ルイス酸の使用量は、化合物(XXV)1モルに対し約0.01ないし約5モルである。
「鉄」としては、鉄の使用量は、化合物(XXV)1モルに対し約0.01ないし約5モルである。
反応温度は通常約−50ないし約150℃、好ましくは約−20ないし約100℃である。反応時間は通常約5分ないし約24時間、好ましくは約10分ないし約12時間である。
また、化合物(XXI)のA環上にハロゲン原子が置換している場合は、ハロゲン化を行わずに化合物(XXVII)を製造できる。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(IIc)は化合物(XXVII)とベンジルアミンとを、所望により塩基の存在下反応させることにより製造される。必要に応じて例えば、銅、銅塩等の触媒を用いてもよく、またケミストリー レターズ(Chemistry Letters)1983年、927-928頁に記載の方法に準じてパラジウムやニッケルなどの触媒と配位子(例えば、ホスフィンやピリジン類など)を用いても良い。
ベンジルアミンの使用量は、化合物(XXVII)1モルに対し約0.8ないし約10.0モル、好ましくは約1.0ないし約5.0モルである。
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム第三ブトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
「塩基」の使用量は、化合物(XXVII)1モルに対し約0.8ないし約10.0モル、好ましくは約1.0ないし約5.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
「銅触媒」としては、銅、ハロゲン化銅(CuI、CuBr、CuClなど)、酸化銅(CuO)などが用いられる。
銅触媒の使用量は、化合物(XXVII)1モルに対し約0.1ないし約10.0モル、好ましくは約0.5ないし約2.0モルである。
「配位子」としてはホスフィンが好ましく、トリアルキルホスフィン、トリアリールホスフィン、トリアルコキシホスフィン等が用いられ、パラジウム触媒としては、酢酸パラジウム、塩化パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムなどを用いても良い。
「ホスフィン」の使用量は、化合物(XXVII)1モルに対し約0.001ないし約10.0モル、好ましくは約0.01ないし約1.0モルである。パラジウム触媒の使用量は、化合物(XXVII)1モルに対し約0.001ないし約5.0モル、好ましくは約0.01ないし約0.5モルである。
反応時間は通常約30分ないし約72時間、好ましくは約1時間ないし約48時間である。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好ましくは約0ないし約150℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(IIb)は化合物(IIc)を脱ベンジル化させることにより製造される。 脱ベンジル化反応は、自体公知の反応、たとえばT.W.グリーンによるプロテクティブ グループス イン オーガニック シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis)(3版、1999年)、(Protection for the Amino Group) の章に記載の方法などに従って行えばいい。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(IId)は必要に応じて、反応式9に示す化合物(IIa)から化合物(II)を製造する操作と同様の方法により化合物(IIb)から製造される。
が水素原子の時、化合物(II)に含有される化合物(IIf)および化合物(IIg)は、以下の反応式11に記載の方法によっても製造される。
反応式11
Figure 2005035993

反応式11中、各記号は前記と同意義である。
化合物(XXXII)は、化合物(XXI)と化合物(XXXI)を、所望により塩基の存在下反応させることにより製造される。
化合物(XXXI)は、市販のもの、また自体公知の方法によっても製造される。
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
化合物(XXXI)の使用量は、化合物(XXI)1モルに対し、約0.7ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
塩基の使用量は、化合物(XXI)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。また、所望により、塩基とともに第4級アンモニウム塩を共存させて反応させることによっても製造されうる。 「第4級アンモニウム塩」としては、例えば、テトラブチルアンモニウムヨージド等が挙げられる。
第4級アンモニウム塩の使用量は、化合物(XXI)1モルに対し約0.1ないし約2.0モル、好ましくは約0.5ないし約1.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約96時間、好ましくは約1時間ないし約72時間である。反応温度は通常約0ないし約120℃、好ましくは約0ないし約60℃である。
前記反応に代え、光延反応(シンセシス(Synthesis)、1981年、第1ないし27頁)を用いることもできる。
反応は、化合物(XXI)とL1がOHである化合物(XXXI)とを、アゾジカルボキシレート類(例、ジエチルアゾジカルボキシレート等)およびホスフィン類(例、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等)の存在下反応させる。 化合物(XXXI)の使用量は、化合物(XXI)1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
「アゾジカルボキシレート類」および「ホスフィン類」の使用量は、それぞれ化合物(XXI)1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約5分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間である。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好ましくは約0ないし約100℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(XXXIII)は、化合物(XXXII)を自体公知の環化反応に付すことにより製造される。
この環化反応には、酸を用いる。
「酸」としては、塩化アルミニウム、塩化鉄、塩化第二スズ、四塩化チタン、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル等のルイス酸、ポリリン酸、硫酸等の鉱酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の有機酸、ゼオライト、アンバーリスト、モンモリオナイトなどの酸性樹脂・粘土などが用いられる。
「酸」の使用量は、それぞれ化合物(XXXII)に対し触媒量ないし過剰量、好ましくは化合物(XXXII)1モルに対し約0.8ないし約5モルである。酸性樹脂・粘土については、化合物(XXXII)1グラムに対し約0.1ないし50グラム、好ましくは1ないし5グラムである。
本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、二硫化炭素、ニトロメタン等のニトロアルカン類、ニトロベンゼン等のニトロアリール類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭素類、酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸類の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約10分ないし約96時間、好ましくは約30分ないし約16時間である。反応温度は通常約−70ないし約200℃、好ましくは約−20ないし約150℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(XXXIV)は化合物(XXXIII)を還元することにより製造される。
還元反応としては、接触還元法、有機シリル試薬(アルキルシラン試薬等)を用いる方法等が挙げられる。
接触還元法は、自体公知の反応、たとえば水素雰囲気下、パラジウム炭素などの触媒を用いて行い、生成物は触媒を除去後、反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
有機シリル試薬(アルキルシラン試薬)を用いる方法では、化合物(XXXIV)は、化合物(XXXIII)をアルキルシラン試薬および酸と反応させることにより製造できる。
アルキルシラン試薬としては、例えば、トリエチルシラン、フェニルジメチルシラン等が用いられる。「アルキルシラン試薬」の使用量は、それぞれ化合物(XXXIII)1モルに対し、約0.8ないし約20モル、好ましくは、約1ないし約5モルである。
酸としては、例えば、トリフルオロ酢酸などの有機酸が用いられる。酸の使用量は、それぞれ化合物(XXXIII)1モルに対し、約0.1ないし過剰量である。
本反応は、無溶媒または反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒として反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類、酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸類等などの溶媒もしくはそれらの混合溶媒などが好ましい。
生成物は常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(XXXV)は、化合物(XXXIV)とハロゲン化試薬とを反応させることにより製造される。
「ハロゲン化試薬」としては、塩素、臭素、ヨウ素、N−クロロコハク酸イミドやN−ブロモコハク酸イミド等のイミド類、ベンジルトリメチルアンモニウムトリブロミド等のハロゲン付加物類等が用いられる。ハロゲン化試薬の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、酢酸、プロピオン酸等の有機酸類、ニトロメタン等のニトロアルカン類、ピリジン、ルチジン、キノリン等の芳香族アミン類、またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
本反応は、所望により、塩基もしくはルイス酸もしくは鉄の存在下で行われる。
「塩基」としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の三級アミン類等が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対し約0.8ないし約10モルである。
「ルイス酸」としては、例えば塩化鉄、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素等が挙げられる。ルイス酸の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対し約0.01ないし約5モルである。
「鉄」としては、鉄の使用量は、化合物(XXXIV)1モルに対し約0.01ないし約5モルである。
反応温度は通常約−50ないし約150℃、好ましくは約−20ないし約100℃である。反応時間は通常約5分ないし約24時間、好ましくは約10分ないし約12時間である。生成物は、反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
また、化合物(XXI)のベンゼン環上にハロゲン原子が置換している場合は、ハロゲン化を行わずに化合物(XXXV)を製造できる。
化合物(XXXVI)は、化合物(XXXV)とベンジルアミンを、所望により塩基の存在下反応させることにより製造される。必要に応じて例えば、銅、銅塩等の触媒を用いてもよく、またケミストリー レターズ(Chemistry Letters)1983年、927-928頁に記載の方法に準じてパラジウムやニッケルなどの触媒と配位子(例えば、ホスフィンやピリジン類など)を用いても良い。
ベンジルアミンの使用量は、化合物(XXXV)1モルに対し約0.8ないし約10.0モル、好ましくは約1.0ないし約5.0モルである。
該「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム第三ブトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
塩基の使用量は、化合物(XXXV)1モルに対し約0.8ないし約10.0モル、好ましくは約1.0ないし約5.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
銅触媒としては、銅、ハロゲン化銅(CuI、CuBr、CuClなど)、酸化銅(CuO)などが用いられる。
銅触媒の使用量は、化合物(XXXV)1モルに対し約0.1ないし約10.0モル、好ましくは約0.5ないし約2.0モルである。
配位子としてはホスフィンが好ましく、トリアルキルホスフィン、トリアリールホスフィン、トリアルコキシホスフィン等が用いられ、パラジウム触媒としては、酢酸パラジウム、塩化パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウムなどを用いても良い。 ホスフィンの使用量は、化合物(XXXV)1モルに対し約0.001ないし約10.0モル、好ましくは約0.01ないし約1.0モルである。パラジウム触媒の使用量は、化合物(XXXV)1モルに対し約0.001ないし約5.0モル、好ましくは約0.01ないし約0.5モルである。
反応時間は通常約30分ないし約72時間、好ましくは約1時間ないし約48時間である。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好ましくは約0ないし約150℃である。生成物は、反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(IIf)は、化合物(XXXVI)を脱ベンジルすることにより製造される。 脱ベンジル化反応は、自体公知の反応、たとえば、T.W.グリーンによるプロテクティブグループス イン オーガニック シンセシス 第3版のProtection of the Amino Groupの章に記載の方法に準じて行っても良い。生成物は、反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(IIg)は必要に応じて、反応式9に示す化合物(IIa)から化合物(II)を製造する操作と同様の方法により化合物(IIf)から製造される。
また、化合物(VI)は、以下の反応式12に記載の方法によっても製造される。
反応式12
Figure 2005035993
反応式12中、−CO−Qで示される基はカルボン酸またはその反応性誘導体を示し、他の記号は前記と同意義である。
化合物(XXXVIII)は、化合物(XXI)と化合物(XXXVII)を、所望により塩基の存在下反応させることにより製造される。
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
化合物(XXXVII)の使用量は、化合物(XXI)1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
塩基の使用量は、化合物(XXI)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。また、所望により、塩基とともに第4級アンモニウム塩を共存させて反応させることによっても製造されうる。 「第4級アンモニウム塩」としては、例えば、テトラブチルアンモニウムヨージド等が挙げられる。
第4級アンモニウム塩の使用量は、化合物(XXI)1モルに対し約0.1ないし約2.0モル、好ましくは約0.5ないし約1.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約96時間、好ましくは約1時間ないし約72時間である。反応温度は通常約0ないし約120℃、好ましくは約0ないし約60℃である。
前記反応に代え、光延反応(シンセシス(Synthesis)、1981年、第1ないし27頁)を用いることもできる。
反応は、化合物(XXI)とL1がOHである化合物(XXXVII)とを、アゾジカルボキシレート類(例、ジエチルアゾジカルボキシレート等)およびホスフィン類(例、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン等)の存在下反応させる。
化合物(XXXVII)の使用量は、化合物(XXI)1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
「アゾジカルボキシレート類」および「ホスフィン類」の使用量は、それぞれ化合物(XXI)1モルに対し、約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒もしくはそれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約5分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間である。反応温度は通常約−20ないし約200℃、好ましくは約0ないし約100℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(XXXIX)は、化合物(XXXVIII)を自体公知の環化反応に付すことにより製造される。
式中のQとして好ましくは、ヒドロキシ基、ハロゲン原子などである。この反応では、化合物(XXXVIII)を、所望により酸と反応させて化合物(XXXIX)を得る。
「酸」としては、塩化アルミニウム、塩化鉄、塩化第二スズ、四塩化チタン、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル等のルイス酸、ポリリン酸、硫酸等の鉱酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の有機酸などが用いられる。
「酸」の使用量は、それぞれ化合物(XXXVIII)に対し触媒量ないし過剰量、好ましくは化合物(XXXVIII)1モルに対し約0.8ないし約5モルである。
本反応は、無溶媒で行うか、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、二硫化炭素、ニトロメタン等のニトロアルカン類、ニトロベンゼン等のニトロアリール類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,2−ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭素類、酢酸、トリフルオロ酢酸等の有機酸類、無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸等の酸無水物等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約10分ないし約96時間、好ましくは約10分ないし約12時間である。反応温度は通常約−70ないし約200℃、好ましくは約−40ないし約150℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(XLIV)は、化合物(XXV)から化合物(IId)を製造する操作と同様の方法により、化合物(XXXIX)から製造される。
化合物(VI)は、化合物(II)から化合物(I)を製造する操作と同様の方法により化合物(XLIV)から製造される。
化合物(II)に含有される化合物(IIf)および化合物(IIg)のRがHの時は、以下の反応式13に記載の方法によっても製造される。
反応式13
Figure 2005035993
反応式13中、Arは置換されても良い芳香環(ベンゼン環、ナフタレン環、ピリジン環、フラン環、チオフェン環、イミダゾール環等)を示し、各記号は前記と同意義である。
化合物(XLVI)は、化合物(XLV)とハロゲン化試薬とを反応させることにより製造される。
「ハロゲン化試薬」としては、塩素、臭素、ヨウ素、N−クロロコハク酸イミドやN−ブロモコハク酸イミド等のイミド類、ベンジルトリメチルアンモニウムトリブロミド等のハロゲン付加物類等が用いられる。ハロゲン化試薬の使用量は、化合物(XLV)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約2.0モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、酢酸、プロピオン酸等の有機酸類、ニトロメタン等のニトロアルカン類、ピリジン、ルチジン、キノリン等の芳香族アミン類、またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
本反応は、所望により、塩基もしくはルイス酸もしくは鉄の存在下で行われる。
「塩基」としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の三級アミン類等が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(XLV)1モルに対し約0.8ないし約10モルである。
「ルイス酸」としては、例えば塩化鉄、塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素等が挙げられる。ルイス酸の使用量は、化合物(XLV)1モルに対し約0.01ないし約5モルである。
「鉄」としては、鉄の使用量は、化合物(XLV)1モルに対し約0.01ないし約5モルである。
反応温度は通常約−50ないし約150℃、好ましくは約−20ないし約100℃である。反応時間は通常約5分ないし約24時間、好ましくは約10分ないし約12時間である。生成物は、反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
また、化合物(XLV)のベンゼン環上にハロゲン原子が置換している場合は、ハロゲン化を行わずに化合物(XLVI)を製造できる。
化合物(XLVII)は、化合物(XLVI)とトリフレート化剤を、塩基の存在下反応させることによって製造できる。
「トリフレート化剤」としては、例えば、トリフルオロメタンスルホン酸、無水トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸クロリド、N−フェニルビス(トリフルオロメタンスルホンイミド)等が挙げられる。
トリフレート化剤の使用量は、化合物(XLVI)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
「塩基」としては、例えば、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
塩基の使用量は、化合物(XLVI)1モルに対し約0.8ないし約5.0モル、好ましくは約1.0ないし約3.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約96時間、好ましくは約1時間ないし約72時間である。反応温度は通常約0ないし約120℃、好ましくは約0ないし約60℃である。
化合物(XLVIII)は、化合物(XLVII)を鈴木カップリングを行うことにより製造される。
反応は、化合物(XLVII)と置換ボロン酸および置換ボロン酸エステル等のボロン酸類を溶媒中塩基性条件下において遷移金属触媒の存在下行う。
「ボロン酸類」の使用量は、化合物(XLVII)1モルに対し約0.5ないし約10モル、好ましくは約0.9ないし約3モルである。
「塩基」としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウム第三ブトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
「遷移金属触媒」としては、酢酸パラジウム、塩化パラジウム、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンジクロロパラジウム、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等のパラジウム触媒などが用いられる。遷移金属触媒の使用量は、化合物(XLVII)1モルに対し約0.001ないし約3モル、好ましくは約0.02ないし約0.2モルである。
溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、二硫化炭素、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、水またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応温度は通常0ない250℃、好ましくは50ないし150℃である。反応時間は通常約5分ないし約48時間、好ましくは約30分ないし約24時間である。
本反応は、マイクロウェーブ反応装置などを用いることにより反応時間の短縮を図ることができる。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(XLIX)は、反応式11に示した化合物(XXXV)から化合物(XXXVI)を製造する操作と同様の方法により化合物(XLVIII)から製造される。
化合物(L)は、反応式11に示した化合物(XXXVI)から化合物(IIf)を製造する操作と同様の方法により化合物(XLIX)から製造される。
化合物(IIf)は、化合物(XXXIII)から化合物(XXXIV)を製造する操作と同様の方法により化合物(L)から製造される。
化合物(IIg)は、化合物(XXV)から化合物(IId)を製造する操作と同様の方法により化合物(IIf)から製造される。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
化合物(LIV)は、次の反応式14に記載の方法によっても製造できる。
反応式14
Figure 2005035993
反応式13中、各記号は前記と同意義である。
化合物(LI)は、化合物(XXI)と臭素化試薬とを反応させることにより製造される。
「臭素化試薬」としては、臭素、N−ブロモコハク酸イミド、ベンジルトリメチルアンモニウムトリブロミド等の臭素付加物類等が用いられる。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン、二硫化炭素、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、酢酸、プロピオン酸等の有機酸類、ニトロメタン等のニトロアルカン類、ピリジン、ルチジン、キノリン等の芳香族アミン類、またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応温度は通常約0ないし約150℃、好ましくは約20ないし約100℃である。反応時間は通常約5分ないし約24時間、好ましくは約10分ないし約12時間である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(LIII)は化合物(LI)と化合物(LII)を、塩基の存在下反応させることにより製造される。
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基性塩類、ピリジン、ルチジン等の芳香族アミン類、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、4−ジメチルアミノピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジン、N−メチルピロリジン、N−メチルモルホリン等の第3級アミン類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド等の金属アミド類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム第三ブトキシド等の金属アルコキシド類等が挙げられる。
化合物(LII)の使用量は、化合物(LI)1モルに対し、約0.7モルないし過剰量。
塩基の使用量は、化合物(LI)1モルに対し約0.8ないし約10モル、好ましくは約1.0ないし約5モルである。また、所望により、塩基とともに第4級アンモニウム塩を共存させて反応させることによっても製造されうる。
「第4級アンモニウム塩」としては、例えば、ベンジルトリブチルアンモニウムヨージド等が挙げられる。
第4級アンモニウム塩の使用量は、化合物(LI)1モルに対し約0.1ないし約2.0モル、好ましくは約0.5ないし約1.0モルである。
本反応は反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては反応が進行する限り特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン等の炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が好ましい。
反応時間は通常約30分ないし約96時間、好ましくは約1時間ないし約72時間である。反応温度は通常約0ないし約120℃、好ましくは約0ないし約60℃である。
生成物は反応液のまま、あるいは粗製物として次反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することもできる。
化合物(LIV)は、化合物(LIII)を金属化合物(例、グリニャール試薬類、有機リチウム試薬類、マグネシウム等)の存在下で閉環反応させることにより製造される。
金属化合物の使用量は、化合物(VIII)1モルに対し、約0.8ないし約30モル、好ましくは、約1.0ないし約10モルである。
本反応は、反応に不活性な溶媒を用いて行うのが有利である。このような溶媒としては、反応が進行する限り特に限定されないが、例えばヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエーテル類、クロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭素類等の溶媒またはこれらの混合溶媒等が用いられる。
反応時間は通常約10分ないし約24時間、好ましくは約30分ないし約5時間である。反応温度は通常約−100ないし約120℃、好ましくは約−80ないし約60℃である。
生成物は粗製物として次の反応に用いることもできるが、常法に従って反応混合物から単離することもでき、通常の分離手段(例、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等)により容易に精製することができる。
前記化合物(I)等の原料化合物は、塩を形成していてもよく、反応が達成される限り特に限定されないが、例えば、前記化合物(I)等が形成していてもよい塩と同様の塩等が用いられる。
化合物(I)等ならびにこれに包含される化合物(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)および化合物(I’)の配置異性体(E,Z体)については異性化が生じた時点で、例えば、抽出、再結晶、蒸留、クロマトグラフィー等の通常の分離手段により単離、精製することができ、純粋な化合物を製造することができる。また、新実験化学講座14(日本化学会編)、第251ないし253頁、第4版実験化学講座19(日本化学会編)、第273ないし274頁記載の方法およびそれに準じる方法に従って、加熱、酸触媒、遷移金属錯体、金属触媒、ラジカル種触媒、光照射あるいは強塩基触媒等により二重結合の異性化を進行させ、対応する純粋な異性体を得ることもできる。
なお、化合物(I)等は置換基の種類如何によっては立体異性体が生ずるが、この異性体が単独の場合も、それらの混合物の場合も本発明に含まれる。
化合物(I)等は水和物であっても非水和物であってもよい。
いずれの場合にも、さらに所望により、脱保護反応、アシル化反応、アルキル化反応、水素添加反応、酸化反応、還元反応、炭素鎖延長反応、置換基交換反応を各々、単独あるいはその二つ以上を組み合わせて行うことにより化合物(I)等を合成することができる。
前記反応によって、目的物が遊離の状態で得られる場合には、常法に従って塩に変換してもよく、また塩として得られる場合には、常法に従って遊離体または他の塩に変換することもできる。かくして得られる化合物(I)等は、公知の手段例えば、転溶、濃縮、溶媒抽出、分溜、結晶化、再結晶、クロマトグラフィー等により反応溶液から単離、精製することができる。
なお、化合物(I)等が、コンフィギュレーショナル アイソマー(配置異性体)、ジアステレオマー、コンフォーマー等として存在する場合には、所望により、前記分離、精製手段によりそれぞれを単離することができる。また、化合物(I)等がラセミ体である場合には、通常の光学分割手段によりd体、l体に分離することができる。
また、前記各反応において、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基等の官能基が存在している場合にはペプチド化学等で一般的に用いられるような保護基が導入した後に反応に供してもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去することにより目的化合物を得ることができる。
保護基としては、例えば、ホルミルまたはそれぞれ置換されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル等)、フェニルカルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル等)、フェニルオキシカルボニル、C7−10アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル等)、トリチル、フタロイル等が用いられる。これらの置換基としては、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル、バレリル等)、ニトロ等が用いられる。置換基の数は例えば1ないし3個である。
また、保護基の除去方法としては、自体公知またはそれに準じる方法が用いられるが、例えば、酸、塩基、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジン、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウム等で処理する方法または還元反応が用いられる。
化合物(I)およびそのプロドラッグは、CB1アゴニスト、CB1アンタゴニスト、またはCB2アゴニスト等のカンナビノイド受容体調整作用を有する。
式(I)で示される化合物のうち、主として式(I)中に示す縮合複素環の2位が置換されていない化合物(例、RおよびRがともに水素原子である式(I)の化合物)は、CB1アゴニスト作用を有し、Clin. Pharmacokinet., 2003 42(4)327-360 に記載されているような種々の疾患の治療および予防に有用である。具体的には、脳梗塞、脳出血などの脳血管障害;頭部外傷;脊髄損傷;神経ガス損傷による酸欠および虚血;抗癌剤による悪心、吐き気、嘔吐;癌、AIDSにおける拒食、悪液質等の食欲不振;催吐剤による吐き気;多発性硬化症による痙攣;神経因性疼痛;慢性疼痛;ツレット症候群、失調症;レボドパ惹起運動障害等の運動機能障害;喘息;緑内障;アレルギー;炎症;癲癇;難治性のしゃっくり;鬱病;躁鬱病;不安症;麻薬およびアルコール依存症、禁断症状;腎不全などの腎疾患;アルツハイマー病の諸症状;多発性硬化症、関節炎、リウマチ、クローン病などの自己免疫疾患;高血圧;癌;下痢;気道閉塞;睡眠時無呼吸症、などに有用であると考えられるが、これらに限定されるものではない。
式(I)で示される化合物のうち、主として式(I)中に示す縮合複素環の2位が置換されている化合物(例、RおよびRが同時に水素原子ではない式(I)の化合物)は、、CB1アンタゴニスト作用を有し、不安症、気分障害、せん妄、精神病一般、統合失調症、鬱病、アルコール依存症、ニコチン依存症等の薬物乱用に関わる疾患、ニューロパシー、偏頭痛、神経性ストレス症、癲癇、パーキンソン病のジスキネジアのような運動障害、記憶障害、認知障害、パニック障害、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、レイノー病、振戦、強迫または切迫神経症、老人性・アルツハイマー型痴呆症、多動症、覚醒障害、神経変性疾患での神経保護、摂食障害、食欲過多、過食症、肥満における食欲抑制、二型糖尿病、消化管障害、下痢、潰瘍、嘔吐、尿路・膀胱機能障害、循環障害、不妊、炎症性肺炎、感染症、抗癌、禁煙、エンドトキシンショック、出血性ショック、低血圧、不眠の治療または予防、また、鎮痛、麻薬性、非麻薬性鎮痛薬の増強、消化管運動の改善に有用であるが、これらの用途に制限されるものではない。CB1レセプターの検出およびラベリングのために、ヒトまたは動物における薬理学的な道具として、そのままで、あるいはラジオアイソトープで標識された形態で用いることも出来る。
さらに、式(I)で示される化合物は広くCB2アゴニスト作用を有し、多発性硬化症、神経変性疾患、過敏性腸炎、クローン病、逆流性食道炎、COPD、乾癬、自己免疫疾患、移植片拒絶反応、アレルギー性疾患、神経因性疼痛、肝炎ウイルス、高血圧の予防もしくは治療、または免疫の調整などに有用であると考えられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の化合物は、毒性(例えば、急性毒性、慢性毒性、遺伝毒性、生殖毒性、心毒性、薬物相互作用、癌原性など)が低く、そのままあるいは自体公知の手段に従って、薬理学的に許容される担体を混合した医薬組成物、例えば、錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠、口腔内崩壊錠等を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤、貼布剤等を製造して、経口的又は非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投与することができる。
本発明の化合物の本発明製剤中の含有量は、製剤全体の約0.001ないし約100重量%である。
該投与量は、投与対象、投与ルート、疾患等によっても異なるが、例えば頭部外傷治療剤として、成人に対し、注射剤として投与する場合、本発明の化合物を有効成分として約0.001ないし約20mg/kg体重、好ましくは約0.005ないし約5mg/kg体重、更に好ましくは約0.05ないし約1mg/kg体重であって、1日1ないし数回に分けて投与することができる。
更に、他の活性成分〔血栓溶解剤(例、ティシュープラスミノーゲンアクチベーター、ウロキナーゼ等)、抗凝固剤(例、アルガトロバン、ワーファリン等)、第10因子阻害剤、トロンボキサン合成酵素阻害剤(例、オザグレル等)、抗酸化剤(例、エダラボン等)、抗浮腫剤(例、グリセロール、マンニトール等)、神経新生・再生促進薬(例、Akt/PKB活性化剤、GSK-3β阻害剤など)、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(例、ドネペジル、リバスチグミン、ガランタミン、ザナペジル等)、βアミロイド蛋白産生、分泌、蓄積、凝集および/または沈着抑制剤[βセクレターゼ阻害剤(例.WO 98/38156記載の化合物、WO 02/2505, WO 02/2506, WO 02/2512記載の化合物、OM99−2(WO 01/00663))、γセクレターゼ阻害作用剤、βアミロイド蛋白凝集阻害作用剤(例、PTI−00703、ALZHEMED(NC−531)、PPI−368(特表平11−514333)、PPI−558(特表平2001−500852)、SKF−74652(Biochem. J.(1999),340(1),283−289))、βアミロイドワクチン、βアミロイド分解酵素等]、脳機能賦活薬(例、アニラセタム、ニセルゴリン等)、他のパーキンソン病治療薬[(例、ドーパミン受容体作動薬(L−ドーパ、ブロモクリプテン、パーゴライド、タリペキソール、プラシペキソール、カベルゴリン、アダマンタジン等)、モノアミン酸化酵素(MAO)阻害薬(デプレニル、セルジリン(セレギリン)、レマセミド(remacemide)、リルゾール(riluzole)等)、抗コリン剤(例、トリヘキシフェニジル、ビペリデン等)、COMT阻害剤(例、エンタカポン等)]、筋萎縮性側索硬化症治療薬(例、リルゾール等、神経栄養因子等)、コレステロール低下薬等の高脂血症治療薬[スタチン系(例、プラバスタチンナトリウム、アトロバスタチン、シンバスタチン、ロスバスタチン等)、フィブラート(例、クロフィブラート等)、スクワレン合成酵阻害剤]、痴呆の進行に伴う異常行動、徘徊等の治療薬(例、鎮静剤、抗不安剤等)、アポトーシス阻害薬(例、CPI-1189、IDN-6556、CEP-1347等)、神経分化・再生促進剤(レテプリニム(Leteprinim)、キサリプローデン(Xaliproden;SR-57746-A)、 SB-216763等〕〕、降圧剤、糖尿病治療薬、抗うつ剤、抗不安薬、非ステロイド性抗炎症薬(例、メロキシカム、テオキシカム、インドメタシン、イブプロフェン、セレコキシブ、ロフェコキシブ、アスピリン、インドメタシン等)、疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)、抗サイトカイン薬(TNF阻害薬、MAPキナーゼ阻害薬など)、ステロイド薬(例、デキサメサゾン、ヘキセストロール、酢酸コルチゾン等)、性ホルモンまたはその誘導体(例、プロゲステロン、エストラジオール、安息香酸エストラジオール、等)、副甲状腺ホルモン(PTH)、カルシウム受容体拮抗薬、インターフェロン(例、インターフェロンα、インターフェロンβ)等〕と併用してもよい。該その他の活性成分と本発明の化合物又はその塩とを自体公知の方法に従って混合し、ひとつの医薬組成物(例、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤等)中に製剤化して併用してもよく、それぞれを別々に製剤化し、同一対象に対して同時に又は時間差を置いて投与してもよい。
本発明製剤の製造に用いられてもよい薬理学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が挙げられ、例えば、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤等が挙げられる。また、必要に応じて、通常の防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤等の添加物を用いることもできる。
賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、L−ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。 溶剤としては、例えば、注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油等が挙げられる。
溶解補助剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、ツイーン(登録商標)80のような親水性の界面活性剤、コレステロール、シクロデキストリン(例えばα-,β-もしくは γ-シクロデキストリンまたは2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンまたはメチル-β-シクロデキストリンなど)、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。
懸濁化剤としては、例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等が挙げられる。
等張化剤としては、例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール等が挙げられる。
緩衝剤としては、例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙げられる。
無痛化剤としては、例えば、ベンジルアルコール等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が挙げられる。
抗酸化剤としては、例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸、α−トコフェロール等が挙げられる。
本発明は、更に以下の参考例、実施例、製剤例及び実験例によって詳しく説明されるが、これらの例は単なる実施例であって、本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
以下の参考例、実施例中の「室温」は通常約10ないし約35℃を示す。%は特記しない限り重量パーセントを示す。
その他の本文中で用いられている略号は下記の意味を示す。
s :シングレット(singlet)
d :ダブレット(doublet)
dd:ダブレット オブ ダブレッツ(doublet of doublets)
dt:ダブレット オブ トリプレッツ(doublet of triplets)
t :トリプレット(triplet)
q :カルテット(quartet)
septet :セプテット
m :マルチプレット(multiplet)
br:ブロード(broad)
J :カップリング定数(coupling constant)
Hz:ヘルツ(Hertz)
CDCl3 :重クロロホルム
DMSO-d6:重ジメチルスルホキシド
1H-NMR :プロトン核磁気共鳴
THF :テトラヒドロフラン
DMF :ジメチルホルムアミド
BINAP :2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル
また、1H-NMRについて、水酸基やアミノ基上のプロトンにおいて非常に緩やかなピークについては記載していない。また、塩を形成している化合物について、フリー体でのデータについてはフリー塩基と記載した。
シリカゲルクロマトグラフィーにおいては、メルク社製 Kiesselgel 60 を用い、塩基性シリカゲルクロマトグラフィーには、富士シリシア化学社製 Chromatorex NH を使用した。
[参考例1]
ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)酢酸
塩化リチウム (17.0 g, 418 mmol)、水酸化カリウム (44.9 g, 800 mmol) と氷 (150 g) の混合物に、ブロモホルム (17.5 mL, 200 mmol)と4−イソプロピルベンズアルデヒド (30.3 mL, 200 mmol) の1,4−ジオキサン (150 mL) 溶液を0℃で加え、5−10℃で24時間撹拌後、35℃で24時間撹拌した。混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。水層を塩酸で酸性にして酢酸エチルで抽出した。抽出液を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをヘキサン−酢酸エチルで結晶化し標題化合物28.5g(収率 73%)を得た。 融点 156−157℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.91 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 5.21 (1H, s), 7.24 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.36 (2H, d, J = 8.8 Hz), 2H 未確認。
[参考例2]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例1で合成したヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)酢酸 (11.8 g, 60.8 mmol)、2,3,5−トリメチルフェノール (12.4 g, 91.2 mmol)の混合物に、70%硫酸 (10 mL)を室温で加え、115℃で12時間撹拌した。混合物を水に加え、ジイソプロピルエーテルで抽出した。抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 8:1)により精製し、標題化合物10.9g(収率 65%)を得た。 融点 107−108℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.93 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.6 Hz), 4.76 (1H, s), 6.76 (1H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例3]
3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例2と同様にして、参考例1で合成したヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)酢酸と2,3−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 44%。 融点 58−60℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.27 (3H, s), 2.32 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.6 Hz), 4.85 (1H, s), 6.91 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.95 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例4]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例2と同様にして、参考例1で合成したヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)酢酸と3,5−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 45%。 融点 76−77℃。(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.97 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.73 (1H, s), 6.78 (1H, s), 6.84 (1H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
[参考例5]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例2と同様にして、参考例1で合成したヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)酢酸と4−ブロモフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 30%。 融点 157−158℃。(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.86 (1H, s), 7.06 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.23 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.33 (1H, s), 7.47 (1H, d, J = 8.7 Hz)。
[参考例6]
3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例2で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン (2.10 g, 7.13 mmol) のDMF (30 mL)溶液に水素化ナトリウム (60%流動パラフィン分散物, 314 mg, 7.84 mmol) を0℃で加え、室温で30分間撹拌した。反応液にヨウ化メチル (1.11 g, 7.84 mmol) を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し油状物の標題化合物2.07g(収率 94%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.94 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.77 (1H, s), 7.09-7.22 (4H, m)。
[参考例7]
3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例6と同様にして、参考例3で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.87 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.33 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例8]
2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−3,5,6−トリメチルフェノール
参考例2で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン (8.42 g, 28.6 mmol) のTHF (80 mL) 溶液に水素化アルミニウムリチウム (1.63 g, 42.9 mmol) を0℃で加え、1時間加熱還流した。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをヘキサン−酢酸エチルで結晶化させ標題化合物を8.00g(収率 94%)を得た。 融点 101−102℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.13-2.35 (10H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.24 (1H, dd, J = 10.8 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 10.8, 5.1 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 5.1, 2.7 Hz), 6.58 (1H, s), 7.15 (4H, s), 8.01 (1H, br s)。
[参考例9]
6−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−2,3−ジメチルフェノール
参考例8と同様にして、参考例3で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 36%。 融点 83−84℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, d, J = 7.2 Hz), 2.03 (1H, br s), 2.18 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 4.18-4.39 (3H, m), 6.68 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.77 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.84 (1H, s), 7.14 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.18 (2H, d, J = 9.0 Hz)。
[参考例10]
2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−3,5−ジメチルフェノール
参考例8と同様にして、参考例4で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 93%。 融点 101−102℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.19 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.27 (1H, br s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.21 (1H, dd, J = 11.1, 2.7 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 11.1, 5.1 Hz), 4.48 (1H, dd, J = 5.1, 2.7 Hz), 6.57 (1H, s), 6.62 (1H, s), 7.15 (4H, s), 8.14 (1H, br s)。
[参考例11]
4−ブロモ−2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)フェノール
参考例8と同様にして、参考例5で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 44%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.38 (1H, br s), 2.88 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 4.18-4.37 (3H, m), 6.76 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.08-7.25 (6H, m), 7.47 (1H, br s)。
[参考例12]
2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)−1−メチルエチル)−3,5,6−トリメチルフェノール
参考例8と同様にして、参考例6で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 融点 116−117℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.73 (6H, s), 2.20 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.56-2.64 (1H, m), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.77 (1H, dd, J = 11.1, 3.6 Hz), 4.13-4.22 (1H, m), 6.49 (1H, s), 7.11 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.15(2H, d, J = 8.4 Hz), 8.70 (1H, s)。
[参考例13]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例8で得た2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−3,5,6−トリメチルフェノール (7.85 g, 26.3 mmol)、トリフェニルホスフィン (7.58 g, 28.9 mmol) のTHF (60 mL) 溶液に、アゾジカルボン酸ジエチル (40% トルエン溶液, 12.6 g, 28.9 mmol) を氷冷下で加え、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)により精製後、標題化合物5.70g(収率84%)を得た。 融点 48−49℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37-4.56 (2H, m), 4.79-4.88 (1H, m), 6.48 (1H, s), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例14]
3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例13と同様にして、参考例9で合成した6−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−2,3−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 80%。 融点 50−51℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.18 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.35-4.42 (1H, m), 4.62 (1H, t, J = 8.7 Hz), 4.82-4.90 (1H, m), 6.67 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.75 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.17 (2H, d, J = 9.0 Hz)。
[参考例15]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例13と同様にして、参考例10で合成した2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−3,5−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 46−47℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.92 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.35-4.53 (2H, m), 4.75-4.90 (1H, m), 6.47 (1H, s), 6.55 (1H, s), 7.05 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例16]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例13と同様にして、参考例11で合成した4−ブロモ−2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)フェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 62%。 融点 90−91℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, d, J = 6.8 Hz), 2.90 (1H, septet, J = 6.8 Hz), 4.37-4.47 (1H, m), 4.56-4.67 (1H, m), 4.89 (1H, dd, J = 9.6, 8.8 Hz), 6.74 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.07-7.29 (6H, m)。
[参考例17]
3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例13と同様にして、参考例12で合成した2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)−1−メチルエチル)−3,5,6−トリメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 95%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.74 (3H, s), 1.80 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.38 (1H, d, J = 8.4 Hz), 4.46 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.45 (1H, s), 7.13 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.20 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例18]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例13で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン (6.10 g, 21.8 mmol)、酢酸ナトリウム (1.97 g, 24.0 mmol) のアセトニトリル (30 mL) 混合物に、室温で臭素 (1.17 mL, 22.9 mmol) を加え、同温で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをメタノールから結晶化させて標題化合物7.90g(収率 99%)を得た。 融点 86−87℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.04 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例19]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例18と同様にして、参考例14で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 68%。 融点 114−115℃(メタノール)。1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.23 (3H, s), 2.33 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 8.4, 7.8 Hz), 4.54-4.66 (1H, m), 4.86 (1H, dd, J = 9.2, 8.4 Hz), 7.03 (1H, s), 7.11 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例20]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例18と同様にして、参考例17で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 98%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.74 (3H, s), 1.90 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37 (1H, d, J = 8.7 Hz), 4.42 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例21]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例18と同様にして、参考例7で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 73%。 融点 116−117℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.41 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 7.15-7.25 (5H, m)。
[参考例22]
4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)−1−メチルエチル)−2,3−ジメチルフェノール
参考例8と同様にして、参考例21で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 融点 110−111℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.58 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.37 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.99 (1H, d, J = 11.7 Hz), 4.23 (1H, d, J = 11.7 Hz), 6.27 (1H, br s), 7.19 (4H, s), 7.40 (1H, s), 1H 未確認。
[参考例23]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例15で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン (5.62 g, 21.1 mmol) のアセトニトリル (60mL) 溶液に、0℃でN−ブロモコハク酸イミド (3.76 g, 21.1 mmol) を加え、同温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)により精製し標題化合物5.95g(収率 82%)を得た。 融点 90−91℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.05 (3H, s), 2.39 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.78-4.86 (1H, m), 6.66 (1H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例24]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例18で得た5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン (920 mg, 2.56 mmol) およびベンジルアミン (0.34 mL, 3.07 mmol)のトルエン (10 mL) 溶液に、酢酸パラジウム (6 mg, 0.03 mmol) およびBINAP (48 mg, 0.09 mmol) を室温下加え、アルゴン気流下15分間撹拌した。反応液にナトリウム tert−ブトキシド (344 mg, 3.58 mmol) を室温下加えた後、アルゴン気流下18時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 50:1)により精製し、油状物の標題化合物900mg(収率 91%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.87 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.67-3.02 (2H, m), 3.91 (2H, s), 4.38 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.80 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.20-7.42 (5H, m)。
[参考例25]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例19で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 108−109℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.08 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.42 (1H, br s), 4.18 (2H, s), 4.28 (1H, t, J = 7.5 Hz), 4.55-4.64 (1H, m), 4.79 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.30 (1H, s), 7.11 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.21-7.37 (5H, m)。
[参考例26]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例23で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 99%。 融点 82−83℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.67-3.02 (2H, m), 3.93 (2H, s), 4.38 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.75-4.83 (1H, m), 6.59 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.19-7.39 (5H, m)。
[参考例27]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例16で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 89%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.42 (1H, br s), 4.20 (2H, s), 4.31 (1H, dd, J = 8.7, 7.8 Hz), 4.51-4.59 (1H, m), 4.80 (1H, dd, J = 9.0, 8.7 Hz), 6.38 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.46 (1H, dd, J = 8.1, 2.4 Hz), 6.71 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.08-7.37 (9H, m)。
[参考例28]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例20で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 25%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.73 (3H, s), 1.74 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.78-3.10 (2H, m), 3.88 (1H, d, J = 13.2 Hz), 3.93 (1H, d, J = 13.2 Hz), 4.35 (1H, d, J = 8.4 Hz), 4.39 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.10-7.38 (9H, m)。
[参考例29]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例22で得た4−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)−1−メチルエチル)−2,3−ジメチルフェノール (830 mg, 2.21 mmol)、トリフェニルホスフィン (638 mg, 2.43 mmol) のTHF (60 mL) 溶液に、アゾジカルボン酸ジエチル (40% トルエン溶液, 1.06 g, 2.43 mmol) を氷冷下で加え、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)により精製後、油状の5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン660mgを得た。この化合物 (660 mg, 1.84 mmol) およびベンジルアミン (0.24 mL, 2.21 mmol)のトルエン (10 mL) 溶液に、酢酸パラジウム (4 mg, 0.02 mmol) およびBINAP (34 mg, 0. 6 mmol) を室温下加え、アルゴン気流下15分間撹拌した。反応液にナトリウム tert−ブトキシド (248 mg, 2.58 mmol) を室温下加えた後、アルゴン気流下18時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 50:1)により精製し、油状物の標題化合物660mg(収率77%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.69 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.47 (1H, br s), 4.23 (2H, s), 4.35 (1H, d, J = 8.4 Hz), 4.48 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.32 (1H, s), 7.07-7.42 (9H, m)。
[参考例30]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24で得たN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (900 mg, 2.33 mmol)、10%−パラジウム炭素 (50%含水, 90 mg) ギ酸アンモニウム (294 mg, 4.66 mmol)のエタノール (10 mL) 混合物を2時間加熱還流した。固体を除き、ろ液を減圧下濃縮した。残さに水、酢酸エチルを加え有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンより結晶化させて標題化合物510mg(収率 74%)を得た。 融点 171−173℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.84 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.26 (2H, br s), 4.30-4.41 (1H, m), 4.47-4.60 (1H, m), 4.70-4.82 (1H, m), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例31]
3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例25で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.00 (2H, br s), 2.08 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.31 (1H, t, J = 7.8 Hz), 4.56 (1H, t, J = 7.8 Hz), 4.75-4.83 (1H, m), 6.29 (1H, s), 7.14 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.17 (2H, d, J = 9.0 Hz)。
[参考例32]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例26で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 72%。 融点 81−82℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.07 (2H, br s), 4.35 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.71-4.80 (1H, m), 6.54 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例33]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例27で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 77%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.32 (2H, br s), 4.32 (1H, dd, J = 8.7, 7.5 Hz), 4.49-4.57 (1H, m), 4.80 (1H, dd, J = 9.0, 8.7 Hz), 6.38 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.49 (1H, dd, J = 8.1, 2.4 Hz), 6.67 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例34]
3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例28で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 79%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.69 (3H, s), 1.77 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.10 (2H, br s), 4.30 (1H, d, J = 8.4 Hz), 4.34 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.22 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例35]
3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例29で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 71%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.69 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.30 (2H, br s), 4.35 (1H, d, J = 8.7 Hz), 4.50 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.29 (1H, s), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.23 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例36]
2−(2,3−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸
2,3−ジメチルフェノール (25.0 g, 205 mmol) のジメチルスルホキシド (200 mL) 溶液に、2−ブロモイソ酪酸エチル (60 mL, 409 mmol) および炭酸カリウム (56.5 g, 409 mmol) を室温下加え、36時間撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮して油状の2−(2,3−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸エチルの粗精製物を得た。この化合物のTHF (160 mL)とメタノール (40 mL) 混合溶液に、12規定水酸化ナトリウム水溶液 (20 mL, 240 mmol) を室温下加え、12時間撹拌後、減圧下濃縮した。反応液に、水および塩酸を加え水層を酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンより結晶化させて標題化合物21.3g(収率 50%)を得た。 融点 71−73℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.60 (6H, s), 2.16 (3H, s), 2.27 (3H, s), 6.72 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.88 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.00 (1H, 7, J = 7.8 Hz), 1H 未確認。
[参考例37]
2−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸
参考例36と同様にして、3,5−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 96%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.59 (6H, s), 2.27 (6H, s), 6.56 (1H, s), 6.72 (1H, s)。
[参考例38]
2−(2,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸
参考例36と同様にして、2,5−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 57%。 融点 107−109℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.62 (6H, s), 2.20 (3H, s), 2.27 (3H, s), 6.64 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.05 (1H, d, J = 7.5 Hz), 9.50 (1H, br s)。
[参考例39]
2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸
参考例36と同様にして、2,3,5−トリメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 91−94℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H−NMR (CDCl3) δ: 1.59 (6H, s), 2.12 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.23 (3H, s), 6.53 (1H, s), 6.71 (1H, s), 1H 未確認。
[参考例40]
2−(3,4,5−トリメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸
参考例36と同様にして、3,4,5−トリメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 57%。 融点 77−78℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.56 (6H, s), 2.11 (3H, s), 2.24 (6H, s), 6.61 (2H, s), 1H 未確認。
[参考例41]
2,2,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例36で得た、2−(2,3−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸 (21.0 g, 101 mmol) のTHF (200 mL) 溶液に、DMF (0.1 mL) を加えた後、オキサリルクロリド (10.6 mL, 121 mmol) を氷冷下滴下した。反応液を室温まで昇温し、1時間撹拌後、減圧下濃縮した。残さを塩化メチレン (200 mL) に溶かし、塩化アルミニウム (32.3 g, 242 mmol) を−70℃以下で加えた後、12時間かけて室温まで昇温した。反応液を氷冷下、水に加えた後、塩化メチレンを減圧下留去し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをヘキサンより結晶化させて標題化合物17.5g(収率 71%)を得た。 融点 79−81℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.46 (6H, s), 2.21 (3H, s), 2.35 (3H, s), 6.88 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.40 (1H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例42]
2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例41と同様にして、参考例37で得た2−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 92%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.43 (6H, s), 2.37 (3H, s), 2.54 (3H, s), 6.62 (1H, s), 6.66 (1H, s)。
[参考例43]
2,2,4,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例41と同様にして、参考例38で得た2−(2,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 97%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.45 (6H, s), 2.25 (3H, s), 2.55 (3H, s), 6.70 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.26 (1H, d, J = 7.5 Hz)。
[参考例44]
2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例41と同様にして、参考例39で得た2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 33%。 融点 99−101℃(ヘキサン)。
1H−NMR (CDCl3) δ: 1.44 (6H, s), 2.16 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.52 (3H, s), 6.63 (1H, s)。
[参考例45]
2,2,4,5,6−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例41と同様にして、参考例40で得た2−(3,4,5−トリメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 90%。 融点 77−78℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.42 (6H, s), 2.14 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.57 (3H, s), 6.73 (1H, s)。
[参考例46]
2,2,6,7−テトラメチル−5−ニトロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例41で得た、2,2,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン (5.20 g, 27.3 mmol) の無水トリフルオロ酢酸 (50 mL) とクロロホルム (5 mL) 溶液に、硝酸アンモニウム (2.10 g, 32.8 mmol) を0℃で加え、同温で2時間撹拌後、減圧下濃縮した。残さに水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 50:1)により精製し標題化合物5.40g(収率 84%)を得た。 融点 131−132℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.50 (6H, s), 2.32 (3H, s), 2.52 (3H, s), 8.08 (1H, s)。
[参考例47]
2,2,4,7−テトラメチル−5−ニトロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例46と同様にして、参考例43で得た2,2,4,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 46%。 融点 124−126℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.50 (6H, s), 2.32 (3H, s), 2.87 (3H, s), 8.11 (1H, s)。
[参考例48]
5−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例18と同様にして、参考例42で得た2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 73%。 融点 63−64℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.44 (6H, s), 2.48 (3H, s), 2.68 (3H, s), 6.83 (1H, s)。
[参考例49]
5−ブロモ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例18と同様にして、参考例44で得た2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 73%。 融点 92−93℃(メタノール)。
1H−NMR (CDCl3) δ: 1.44 (6H, s), 2.26 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.66 (3H, s)。
[参考例50]
7−ブロモ−2,2,4,5,6−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例18と同様にして、参考例45で得た2,2,4,5,6−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 79%。 融点 145−146℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.49 (6H, s), 2.23 (3H, s), 2.49 (3H, s), 2.55 (3H, s)。
[参考例51]
5−(ベンジルアミノ)−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例24と同様にして、参考例48で得た5−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 75%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.43 (6H, s), 2.35 (3H, s), 2.54 (3H, s), 3.02 (1H, br s), 3.99 (2H, s), 6.73 (1H, s), 7.24-7.42 (5H, m)。
[参考例52]
5−(ベンジルアミノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例24と同様にして、参考例49で得た5−ブロモ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 融点 98−99℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.43 (6H, s), 2.21 (3H, s), 2.35 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.04 (1H, br s), 3.94 (2H, s), 7.26-7.41 (5H, m)。
[参考例53]
7−(ベンジルアミノ)−2,2,4,5,6−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例24と同様にして、参考例50で得た7−ブロモ−2,2,4,5,6−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 72%。 融点 108−109℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.38 (6H, s), 2.14 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.61 (1H, br s), 4.27 (2H, s), 7.19-7.37 (5H, m)。
[参考例54]
5−アミノ−2,2,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例46で得た、2,2,6,7−テトラメチル−5−ニトロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン (5.0 g, 21.3 mmol)、10%−パラジウム炭素 (50%含水, 500 mg)、ギ酸アンモニウム (7.06 g, 85.0 mmol)のメタノール (100 mL) 混合物を2時間加熱還流した。固体を除き、ろ液を減圧下濃縮した。残さに水、酢酸エチルを加え有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンより結晶化させて標題化合物4.0g(収率 92%)を得た。 融点 149−150℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.43 (6H, s), 2.19 (3H, s), 2.24 (3H, s), 3.50 (2H, br s), 6.78 (1H, s)。
[参考例55]
5−アミノ−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例30と同様にして、参考例51で得た5−(ベンジルアミノ)−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 95%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.43 (6H, s), 2.19 (3H, s), 2.24 (3H, s), 3.50 (2H, br s), 6.78 (1H, s)。
[参考例56]
5−アミノ−2,2,4,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例54と同様にして、参考例47で得た2,2,4,7−テトラメチル−5−ニトロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 97%。 融点 124−126℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.42 (6H, s), 2.21 (3H, s), 2.40 (3H, s), 3.40 (2H, br s), 6.82 (1H, s)。
[参考例57]
5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例30と同様にして、参考例52で得た5−(ベンジルアミノ)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 融点 92−93℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.41 (6H, s), 2.19 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.45 (3H, s), 3.44 (2H, br s)。
[参考例58]
7−アミノ−2,2,4,5,6−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例30と同様にして、参考例53で得た7−(ベンジルアミノ)−2,2,4,5,6−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 融点 141−142℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.44 (6H, s), 2.16 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.59 (2H, br s)。
[参考例59]
(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例54で得た5−アミノ−2,2,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン (3.89 g, 19.5 mmol) および二炭酸ジtert−ブチル (6.73 mL, 29.3 mmol)のTHF (50 mL) 溶液を16時間加熱還流した。反応液に水を加え、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残さをヘキサン−酢酸エチルより結晶化し、標題化合物4.80g(収率 81%)を得た。 融点 154−155℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.44 (6H, s), 1.50 (9H, s), 2.24 (3H, s), 2.25 (3H, s), 6.12 (1H, br s), 7.58 (1H, s)。
[参考例60]
(2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例59と同様にして、参考例55で得た5−アミノ−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 71%。 融点 156−157℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.44 (6H, s), 1.50 (9H, s), 2.24 (3H, s), 2.25 (3H, s), 6.12 (1H, br s), 7.58 (1H, s)。
[参考例61]
(2,2,4,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例59と同様にして、参考例56で得た5−アミノ−2,2,4,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 96%。 融点 144−145℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.43 (6H, s), 1.51 (9H, s), 2.25 (3H, s), 2.47 (3H, s), 6.11 (1H, br s), 7.66 (1H, s)。
[参考例62]
(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例59と同様にして、参考例57で得た5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 90%。 融点 105−106℃(酢酸エチル−ヘキサン)。1H-NMR (CDCl3) δ : 1.42 (6H, s), 1.51 (9H, s), 2.19 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.49 (3H, s), 5.81 (1H, br s)。
[参考例63]
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
参考例57で得た5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン (3.00 g, 13.7 mmol) とtert−ブチルアセチルクロリド (2.03 g, 15.1 mmol) の塩化メチレン (30 mL) 溶液に室温でトリエチルアミン (2.3 mL, 16.4 mmol) を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を分離し、水層を塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さを酢酸エチル−ヘキサンから結晶化させて目的物2.34g(収率 54%)を得た。 融点 155−156℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.15 (9H, s), 1.43 (6H, s), 2.19 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.32 (2H, s), 2.47 (3H, s), 6.62 (1H, br s)。
[参考例64]
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,5,6−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例58で得た7−アミノ−2,2,4,5,6−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 76%。 融点 158−159℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.15 (9H, s), 1.40 (6H, s), 2.16 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.32 (2H, s), 2.54 (3H, s), 6.78 (1H, br s)。
[参考例65]
3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
参考例63と同様に、参考例54で得た5−アミノ−2,2,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用いて標題化合物を合成した。 収率 88%。 融点 175−176℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3)δ : 1.13 (9H, s), 1.44 (6H, s), 2.24-2.26 (8H, m), 6.84 (1H, br s), 7.50 (1H, s)。
[参考例66]
(7−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例60で得た(2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル(4.86 g, 15.9 mmol)のアセトニトリル(70 mL)溶液に、N−ブロモコハク酸イミド(5.67 g, 31.8 mmol)を加え、1.5時間加熱還流した。反応液を室温に冷却した後、水に加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 3:7)により精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物4.40g(収率 72%)を得た。 融点 131−132℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.33-1.55 (15H, m), 2.46 (3H, s), 2.49 (3H, s), 5.87 (1H, br s)。
[参考例67]
3−ブロモ−2,4,5−トリメチルベンズアルデヒド
2,4,5−トリメチルベンズアルデヒド (21.3 g, 144 mmol) の塩化メチレン (200 mL) 溶液に、塩化アルミニウム (48.0 g, 360 mmol) を氷冷下加え、室温まで昇温した。反応液に臭素 (7.80 mL, 151 mmol) を室温下滴下し、4時間撹拌後、反応液を水に加え、塩化メチレンを減圧下留去した。残さを酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、5%亜硫酸ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧下留去し、標題化合物32.5g(収率 100%)を得た。 融点 108−110℃。
1H−NMR (CDCl3) δ: 2.38 (3H, s), 2.46 (3H, s), 2.73 (3H, s), 7.54 (1H, s), 10.21 (1H, s)。
[参考例68]
3−ブロモ−2,4,5−トリメチルフェノール
参考例67で得た3−ブロモ−2,4,5−トリメチルベンズアルデヒド (32.0 g, 141 mmol) のTHF (100 mL) 溶液に、メタノール (200 mL) を加えた後、p−トルエンスルホン酸一水和物 (5.40 g, 28.4 mmol) を氷冷下加えた。反応液に、過酸化水素水 (30%, 24.0 g, 212 mmol) を10℃以下で滴下後、室温まで昇温し、12時間撹拌した。さらに反応液を50℃で36時間撹拌後、亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、メタノールおよびTHFを減圧下留去した。残さを、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)により精製後、得られた結晶をヘキサンにて洗浄し、標題化合物9.1g(収率 30%)を得た。 融点 86−88℃。
1H−NMR (CDCl3) δ: 2.25 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.32 (3H, s), 4.63 (1H, s), 6.56 (1H, s)。
[参考例69]
2−(3−ブロモ−2,4,5−トリメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸
参考例36と同様にして、参考例68で得た3−ブロモ−2,4,5−トリメチルフェノールを用いて、標題化合物を合成した。 収率 40%。 融点151−153℃。(ヘキサン)
1H−NMR (CDCl3) δ: 1.59 (6H, s), 2.26 (3H, s), 2.33 (6H, s), 6.67 (1H, s), 9.60 (1H, br s)。
[参考例70]
6−ブロモ−2,2,4,5,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例41と同様にして、参考例69で得た2−(3−ブロモ−2,4,5−トリメチルフェノキシ)−2−メチルプロピオン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 97%。 融点 125−127℃。
1H−NMR (CDCl3) δ: 1.44 (6H, s), 2.34 (3H, s), 2.37 (3H, s), 2.60 (3H, s)。
[参考例71]
6−(ベンジルアミノ)−2,2,4,5,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例24と同様にして、参考例70で得た6−ブロモ−2,2,4,5,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 95%。 融点 79−83℃。
1H−NMR (CDCl3) δ: 1.43 (6H, s), 2.11 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.55 (3H, s), 3.86 (1H, br s), 4.34 (2H, s), 7.26-7.42 (5H, m)。
[参考例72]
6−アミノ−2,2,4,5,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン-3(2H)−オン
参考例30と同様にして、参考例71で得た6−(ベンジルアミノ)−2,2,4,5,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 融点 150−151℃。
1H−NMR (CDCl3) δ: 1.41 (6H, s), 2.04 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.55 (3H, s), 4.27 (2H, br s)。
[参考例73]
(2,2,4,5,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)ホルムアミド
参考例72で得た、6−アミノ−2,2,4,5,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン-3(2H)−オン (700 mg, 3.19 mmol) のギ酸 (5 mL) 混合物を5時間加熱還流した。溶媒を減圧下留去し、残さに水と酢酸エチルを加え、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをヘキサン−酢酸エチルで結晶化させ標題化合物640mg(収率 81%)を得た。 融点 191−192℃。
1H−NMR (CDCl3) δ: 1.40-1.52 (6H, m), 2.00-2.28 (3H, m), 2.56, 2.57 (1.5H x2, s), 2.60 (3H, s), 7.07 (0.5H, br s), 7.20-7.35 (0.5H, m), 8.18 (0.5H, d, J = 11.6 Hz), 8.46 (0.5H, d, J = 1.4 Hz)。
[参考例74]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン塩酸塩
4−ブロモクメン (6.25 g, 31.4 mmol) のTHF (50 mL) 溶液に、アルゴン雰囲気下n−ブチルリチウムのヘキサン (1.60 M, 19.6 mL, 31.4 mmol) 溶液を−78℃で滴下し、同温で30分間撹拌した。さらに同温下で反応液に、参考例59で得た(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル (500 mg, 2.02 mmol) のTHF (5 mL) 溶液を滴下し、反応液を室温で1時間撹拌後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)により精製し(3−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルを得た。この化合物のトリフルオロ酢酸 (10 mL) 混合物に、トリエチルシラン (1.0 mL, 6.4 mmol) を氷冷下加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)により精製し標題化合物のフリー塩を得た。次いで、4規定塩酸/メタノール溶液にて塩酸塩とし、標題化合物2.03g(収率 37%)を得た。 融点 166−168℃(分解)(メタノール)。
1H-NMR (DMSO-d6) δ : 0.90 (3H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.51 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.8 Hz), 4.39 (1H, s), 6.96 (1H, s), 6.97 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.20 (2H, d, J = 8.0 Hz), 10.1 (2H, br s), 1H 未確認。
[参考例75]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン塩酸塩
参考例74と同様にして、参考例61で得た(2,2,4,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルと4−ブロモクメンを用い、標題化合物を合成した。 収率 78%。 融点 239−240℃(分解)(メタノール)。
1H-NMR (DMSO-d6) δ : 0.97 (3H, s), 1.17 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.44 (3H, s), 1.85 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.29 (1H, s), 6.58-7.27 (5H, m), 9.98 (2H, br s), 1H 未確認。
[参考例76]
3−(4−tert−ブチルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン塩酸塩
参考例74と同様にして、参考例62で得た(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルと4−ブロモ−tert−ブチルベンゼンを用い、標題化合物を合成した。 収率 23%。 融点 265−267℃(分解)(メタノール)。
1H-NMR (DMSO-d6) δ : 0.96 (3H, s), 1.25 (9H, s), 1.43 (3H, s), 1.90 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.24 (3H, s), 4.26 (1H, s), 6.60-7.40 (4H, m), 9.46 (2H, br s), 1H 未確認。
[参考例77]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,5,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−アミン
4−ブロモクメン (2.01 g, 10.1 mmol) のTHF (20 mL) 溶液に、アルゴン雰囲気下n−ブチルリチウムのヘキサン (1.60 M, 6.25 mL, 10.0 mmol) 溶液を−78℃で滴下し、同温で30分間撹拌した。さらに同温下で反応液に参考例73で得た、(2,2,4,5,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)ホルムアミド (500 mg, 2.02 mmol) のTHF (5 mL) 溶液を滴下し、反応液を室温で1時間撹拌後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し(3−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,5,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)ホルムアミドを得た。この化合物のトリフルオロ酢酸 (5 mL) 混合物に、トリエチルシラン (0.5 mL, 3.2 mmol) を氷冷下加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さのメタノール (20 mL) 溶液に濃塩酸を加え2時間加熱還流した。溶媒を減圧下留去し、残さを12規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し標題化合物440mg(収率 67%)を得た。 融点 120−121℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.99 (3H, s), 1.21 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.48 (3H, s), 1.84 (3H, s), 2.01 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.58 (2H, br s), 4.07 (1H, s), 6.60-7.12 (4H, m)。
[参考例78]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例74と同様にして、参考例60で得た(2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルと4−ブロモクメンを用い、標題化合物を合成した。 収率 89%。 融点 98−100℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.99 (3H, s), 1.21 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.48 (3H, s), 1.79 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 4.06 (1H, s), 4.60 (2H, br s), 6.49 (1H, s), 6.60-7.10 (4H, m)。
[参考例79]
3−ベンジル−2,2,4,5,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−アミン
アルゴン雰囲気下、参考例73で得た(2,2,4,5,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)ホルムアミド (600 mg, 2.43 mmol) のTHF (5 mL) 溶液をベンジルマグネシウムクロリド (2.0 M THF溶液, 10.0 mL, 20.0 mmol) のTHF (20 mL) 溶液に0℃で滴下し、室温で2時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、1規定塩酸で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、(3−ベンジル−3−ヒドロキシ−2,2,4,5,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)ホルムアミドを得た。この化合物のトリフルオロ酢酸 (5 mL) 混合物に、トリエチルシラン (0.5 mL, 3.2 mmol) を氷冷下加え、室温で30分撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さのメタノール (20 mL) 溶液に濃塩酸(10 mL)を加え2時間加熱還流した。溶媒を減圧下留去し、残さを12規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し標題化合物440mg(収率 62%)を得た。 融点 75−76℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.26 (3H, s), 1.40 (3H, s), 1.79 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2.74 (1H, dd, J = 14.4, 5.7 Hz), 2.88 (1H, dd, J = 14.4, 8.4 Hz), 3.25 (1H, dd, J = 14.4, 8.4 Hz), 3.53 (2H, br s), 7.10-7.28 (5H, m)。
[参考例80]
5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール
4−ブロモトルエン (2.73 g, 16.0 mmol) のTHF (30 mL) 溶液に、アルゴン雰囲気下n−ブチルリチウムのヘキサン (1.60 M, 10.0 mL, 16.0 mmol) 溶液を−78℃で滴下し、同温で30分間撹拌した。さらに同温下で反応液に参考例57で得た5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン (1.0 g, 4.56 mmol) のTHF (10 mL) 溶液を滴下し、反応液を室温で1時間撹拌後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)により精製し標題化合物921mg(収率 65%)を得た。 融点 165−166℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.85 (3H, s), 1.50 (3H, s), 1.83 (3H, s), 2.11 (1H, s), 2.14 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.34 (3H, s), 3.31 (2H, br s), 6.80-7.70 (4H, m)。
[参考例81]
5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オール
参考例80と同様にして、参考例57で得た5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンと2−ブロモナフタレンを用い、標題化合物を合成した。 収率 66%。 融点 121−122℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.88 (3H, s), 1.56 (3H, s), 1.79 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.42 (1H, s), 3.32 (2H, br s), 7.07-7.21 (1H, m), 7.37-8.00 (5H, m), 8.16-8.31 (1H, m)。
[参考例82]
1−(4−イソプロピルフェニル)−1−(2−メトキシフェニル)−2−メチルプロパン−1−オール
2−ブロモアニソール (5.0 g, 26.7 mmol) のTHF (50 mL) 溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム (1.6M, 18 mL, 29 mmol) を加え、同温で30分間撹拌した。反応液に1−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン (5.70 g, 30.0 mmol) を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を水で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥後、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 20:1)により精製し標題化合物3.4g(収率 43%)を得た。 融点 85−86℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.76 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.94 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.68 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.59 (3H, s), 4.91 (1H, s), 6.82 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.99 (1H, dt, J = 7.5, 1.5 Hz), 7.06 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.13-7.25 (3H, m), 7.52 (1H, dd, J = 7.5, 1.5 Hz)。
[参考例83]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例82で得られた1−(4−イソプロピルフェニル)−1−(2−メトキシフェニル)−2−メチルプロパン−1−オール (3.4 g, 11.4 mmol) と48%臭化水素酸 (50 mL) と 酢酸 (10 mL) の混合物をアルゴン雰囲気下で16時間加熱還流した。冷却後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出、合わせた有機層を水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 20:1)により精製し標題化合物2.71g(収率 89%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.96 (3H, s), 1.24 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.59 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 4.33 (1H, s), 6.77-6.89 (2H, m), 6.98-7.06 (3H, m), 7.12-7.19 (3H, m)。
[参考例84]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例83で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.97 (3H, s), 1.25 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.57 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.30 (1H, s), 6.69 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.99 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12-7.28 (4H, m)。
[参考例85]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例84で得た5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 46%。 融点 85−86℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.93 (3H, s), 1.25 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.57 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.62 (1H, br s), 4.22 (2H, s), 4.26 (1H, s), 6.40-6.55 (2H, m), 6.68 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.02 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.20-7.40 (5H, m)。
[参考例86]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例85で得たN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 98%。 融点 109−110℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.94 (3H, s), 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.55 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.33 (2H, br s), 4.23 (1H, s), 6.44 (1H, d, J = 2.1 Hz), 6.52 (1H, d, J = 8.1, 2.1 Hz), 6.63 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例87]
1−イソプロピル−4−(2−メチル−3−(4−メチルフェノキシ)プロペン−1−イル)ベンゼン
p−クレゾール (3.50 g, 32.3 mmol) のDMF (70 mL) 溶液に窒素雰囲気下0℃で水素化ナトリウム(60%流動パラフィン分散物,1.42 g, 35,5 mmol) を加え、同温で30分間撹拌した。反応液に1−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)−4−イソプロピルベンゼン (9.0 g, 35.5 mmol) を加え、室温で3時間撹拌した。反応液に水を加え、生成物をジイソプロピルエーテルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 20:1)で精製し標題化合物8.20g(収率 91%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.25 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.98 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.90 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.53 (2H, s), 6.58 (1H, s), 6.86 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.14-7.25 (4H, m)。
[参考例88]
4−((3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル アセテート
参考例87と同様にして、酢酸 4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニルを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.26 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.97 (3H, s), 2.12 (6H, s), 2.32 (3H, s), 2.90 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 4.49 (2H, s), 6.57 (1H, s), 6.66 (2H, s), 7.18-7.25 (4H, m)。
[参考例89]
2−(1−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)−4−メチルフェノール
参考例87で得た1−イソプロピル−4−(2−メチル−3−(4−メチルフェノキシ)プロペン−1−イル)ベンゼン (8.2 g, 29.2 mmol) のN,N−ジメチルアニリン (50mL) 溶液をアルゴン雰囲気下215℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却後、ジイソプロピルエーテルで希釈し、5規定塩酸、水で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)で精製し標題化合物7.80g(収率 95%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.83 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 4.61 (1H, s), 4.75 (1H, s), 5.04 (1H, s), 5.12 (1H, s), 6.70-6.78 (2H, m), 6.94 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.6 Hz)。
[参考例90]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,5−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例83と同様にして、参考例89で得た2−(1−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)−4−メチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 37%。 融点 65−66℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.95 (3H, s), 1.25 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.57 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.28 (1H, s), 6.71 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.86 (1H, s), 6.93-7.03 (3H, m), 7.15 (2H, d, J = 7.8 Hz)。
[参考例91]
3−(4−イソプロピルフェニル)−5−メトキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例88で得た4−((3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチルプロペン−2−イル)オキシ)−2,6−ジメチルフェニル アセテート (6.3 g, 17.9 mmol) のN,N−ジメチルアニリン (30mL) 溶液をアルゴン雰囲気下215℃で16時間撹拌した。反応混合物を冷却後、ジイソプロピルエーテルで希釈し、5規定塩酸、水で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さと48%臭化水素酸 (30 mL)−酢酸 (5 mL) の混合物をアルゴン雰囲気下で16時間加熱還流した。冷却後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出、合わせた有機層を水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さのDMF (30 mL)溶液に水素化ナトリウム(60%流動パラフィン分散物, 556 mg, 13.9 mmol) を0℃で加え、室温で30分間撹拌した。反応液にヨウ化メチル (1.97 g, 13.9 mmol) を加え、室温で3時間撹拌した。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し油状物の標題化合物2.10g(収率 36%)を得た。 融点 121−123℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.99 (3H, s), 1.22 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.49 (3H, s), 1.85 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.63 (3H, s), 4.06 (1H, s), 6.49 (1H, s), 6.51-7.11 (4H, m)。
[参考例92]
7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,5−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例18と同様にして、参考例90で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,5−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 86%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, s), 1.25 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.61 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.35 (1H, s), 6.77 (1H, s), 6.99 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10-7.21 (3H, m)。
[参考例93]
7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−5−メトキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例18と同様にして、参考例91で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−5−メトキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.05 (3H, s), 1.23 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.53 (3H, s), 1.82 (3H, s), 2.36 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.62 (3H, s), 4.08 (1H, s), 6.60-7.20 (4H, m)。
[参考例94]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,5−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミン
参考例24と同様にして、参考例92で得た7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,5−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 79%。 融点 80−81℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.94 (3H, s), 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.56 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.01 (1H, br s), 4.28 (2H, s), 4.37 (1H, s), 6.27 (1H, s), 6.37 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.21-7.44 (5H, m)。
[参考例95]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−5−メトキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミン
参考例24と同様にして、参考例93で得た7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−5−メトキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 79%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.98 (3H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.44 (3H, s), 1.78 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.42-3.67 (4H, m), 4.01 (1H, s), 4.35 (1H, d, J = 14.4 Hz), 4.42 (1H, d, J = 14.4 Hz), 6.50-7.18 (4H, m), 7.20-7.38 (5H, m)。
[参考例96]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,5−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミン
参考例30と同様にして、参考例94で得たN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,5−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 65%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.95 (3H, s), 1.24 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.56 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 3.50 (2H, br s), 4.26 (1H, s), 6.31 (1H, s), 6.43 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例97]
3−(4−イソプロピルフェニル)−5−メトキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミン
参考例30と同様にして、参考例95で得たN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−5−メトキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 融点 111−112℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.50 (3H, s), 1.78 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.44 (2H, br s), 3.60 (3H, s), 4.08 (1H, s), 6.62-7.11 (4H, m)。
[参考例98]
N−ベンジル−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例51で得た5−(ベンジルアミノ)−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン (8.5 g, 28.8 mmol) のメタノール (20 mL) 溶液 に水素化ホウ素ナトリウム (2.18 g, 57.6 mmol) を室温下加え、2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さを酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮し5−(ベンジルアミノ)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールの粗精製物を得た。この化合物のトリフルオロ酢酸 (30 mL) 混合物に、トリエチルシラン (10 mL, 64 mmol) を氷冷下加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンより結晶化させて標題化合物4.1g(収率 51%)を得た。 融点 80−81℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.47 (6H, s), 2.18 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.83 (1H, br s), 2.91 (2H, s), 3.96 (2H, s), 6.43 (1H, s), 7.25-7.42 (5H, m)。
[参考例99]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−アクリル酸エチル
水素化ナトリウム(60%流動パラフィン分散物,5.92 g,148 mmol)のDMF(150 mL)懸濁液に、0℃で2−ホスホノプロピオン酸トリエチル(35.0 g, 148 mmol)を加え、同温で10分間撹拌した。反応液に4−イソプロピルベンズアルデヒド(20.0 g,135 mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、油状の標題化合物30.1g(収率 96%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.26 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.35 (3H, t, J = 7.0 Hz), 2.13 (3H, s), 2.92 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.27 (2H, q, J = 7.0 Hz), 7.21-7.38 (4H, m), 7.67 (1H, s)。
[参考例100]
2−メチル−3−(4−メチルフェニル)−2−アクリル酸エチル
参考例99と同様にして、4−メチルベンズアルデヒドを用い、標題化合物を合成した。 収率 91%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.34 (3H, t, J = 7.0 Hz), 2.12 (3H, d, J = 1.4 Hz), 2.37 (3H, s), 4.26 (2H, q, J = 7.0 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.31 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.66 (1H, s)。
[参考例101]
3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−2−アクリル酸エチル
参考例99と同様にして、4−フルオロベンズアルデヒドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 97%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.35 (3H, t, J = 7.0 Hz), 2.10 (3H, d, J = 1.2 Hz), 4.28 (2H, q, J = 7.0 Hz), 7.08 (2H, t, J = 8.8 Hz), 7.32-7.43 (2H, m), 7.65 (1H, s)。
[参考例102]
(E)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2−アクリル酸エチル
水素化ナトリウム(60%流動パラフィン分散物,10.4 g, 260 mmol)のDMF(200 mL)懸濁液に、0℃でホスホノ酢酸トリエチル(58.2 g, 236 mmol)を加え、同温で10分間撹拌した。反応液に4−イソプロピルベンズアルデヒド(35.0 g, 260 mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、油状の標題化合物47.5g(収率 92%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.25 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.33 (3H, t, J = 7.0 Hz), 2.92 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.26 (2H, q, J = 7.0 Hz), 6.40 (1H, d, J = 15.8 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.46 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.67 (1H, d, J = 15.8 Hz)。
[参考例103]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−プロペン−1−オール
参考例99で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−アクリル酸エチル(9.00 g, 38.7 mmol)と塩化セリウム(1.00 g, 4.06 mmol)のTHF(50 mL)懸濁液に−40℃で水素化アルミニウムリチウム(1.47 g, 38.7 mmol)を4回にわけて30分で加え、同温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 8:1)にて精製し、油状の標題化合物6.30g(収率 86%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.25 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.91 (3H, d, J = 1.4 Hz), 2.90 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.17 (2H, d, J = 0.8 Hz), 6.49 (1H, dd, J = 2.6, 1.4 Hz), 7.15-7.25 (4H, m), 1H 未確認。
[参考例104]
2−メチル−3−(4−メチルフェニル)−2−プロペン−1−オール
参考例103と同様にして、参考例100で合成した2−メチル−3−(4−メチルフェニル)−2−アクリル酸エチルを用いて、標題化合物を合成した。 収率 42%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.87 (3H, s), 2.32 (3H, s), 4.13 (2H, s), 6.46 (1H, s), 7.08-7.22 (4H, m), 1H 未確認。
[参考例105]
3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−2−プロペン−1−オール
参考例103と同様にして、参考例101で合成した3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−2−アクリル酸エチルを用いて、標題化合物を合成した。 収率 95%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.98 (3H, d, J = 1.6 Hz), 4.11 (2H, s), 6.58 (1H, s), 7.01 (2H, t, J = 8.8 Hz), 7.18-7.28 (2H, m), 1H 未確認。
[参考例106]
3−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−2−プロペン−1−オール
アルゴン雰囲気下、ナトリウム tert-ブトキシド(10.6 g,110 mmol)のDMF(60 mL)の溶液に、ホスホノ酢酸トリエチル(26.2 g, 110 mmol)を−10℃にて加え、同温で1時間撹拌した。その溶液に4−ブロモベンズアルデヒド(18.5 g, 100 mmol)を10℃以下で加えた後、室温に昇温し2時間撹拌した。反応液を氷冷後、水(60 mL)を加え、トルエンにて抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた油状物を、トルエン(200 mL)に溶解し−10℃にてジヒドロビス(2−メトキシエトキシ)アルミン酸ナトリウム(70%トルエン溶液、41.5 g, 144 mmol)を滴下し、同温にて1時間撹拌した。10%酒石酸カリウムナトリウム水溶液を加え、有機層を分離した。有機層を10%酒石酸カリウムナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さを、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 2:1)にて精製し、油状物の標題化合物 20.1g(収率 88%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.54 (1H, t, J = 6.0 Hz), 1.87 (3H, d, J = 1.2 Hz), 4.19 (2H, d, J = 6.0 Hz), 6.46 (1H, s), 7.14 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.45 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例107]
(E)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2−プロペン−1−オール
参考例103と同様にして、参考例102で合成した(E)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2−アクリル酸エチルを用いて、標題化合物を合成した。 収率 65%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.24 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.79-3.00 (2H, m), 4.30 (2H, d, J = 5.6 Hz), 6.35 (1H, dt, J = 15.8, 5.6 Hz), 6.59 (1H, d, J = 15.8 Hz), 7.10-7.39 (4H, m)。
[参考例108]
1−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)−4−イソプロピルベンゼン
参考例103で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−プロペン−1−オール(6.30 g, 33.1 mmol)のイソプロピルエーテル(50 mL)溶液中に、三臭化リン(5.98 g, 22.1 mmol)を氷冷下で加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、イソプロピルエーテルで抽出した。有機層を水および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、油状の標題化合物7.63g(収率 91%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.25 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.03 (3H, d, J = 1.4 Hz), 2.90 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.15 (2H, d, J = 0.8 Hz), 6.62 (1H, s), 7.14-7.26 (4H, m)。
[参考例109]
1−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)ベンゼン
参考例108と同様にして、2−メチル−3−フェニル−2−プロペン−1−オールを用いて、標題化合物を合成した。 収率 89%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.01 (3H, d, J = 1.4 Hz), 4.13 (2H, d, J = 0.8 Hz), 6.64 (1H, s), 7.19-7.44 (5H, m)。
[参考例110]
1−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)−4−メチルベンゼン
参考例108と同様にして、参考例104で合成した2−メチル−3−(4−メチルフェニル)−2−プロペン−1−オールを用いて、標題化合物を合成した。 収率 80%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.01 (3H, s), 2.34 (3H, s), 4.13 (2H, s), 6.60 (1H, s), 7.09-7.22 (4H, m)。
[参考例111]
1−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)−4−フルオロベンゼン
参考例108と同様にして、参考例105で合成した3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−2−プロペン−1−オールを用いて、標題化合物を合成した。 収率 79%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.87 (3H, s), 4.17 (2H, s), 6.48 (1H, s), 7.01 (2H, t, J = 8.8 Hz), 7.18-7.27 (2H, m)。
[参考例112]
1−ブロモ−4−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)ベンゼン
トリフェニルホスフィン(24.3 g, 92.7 mmol)のアセトニトリル溶液(180 mL)に臭素(4.78 mL, 185 mmol)を0℃にて滴下し、同温にて30分撹拌した。その溶液に参考例106で得た、3−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−2−プロペン−1−オール(20.1 g, 88.3 mmol)のアセトニトリル溶液(60 mL)を加え、0℃にて1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、残さにジエチルエーテル(200 mL)を加え、不溶物をろ過にて除いた。ろ液を、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮し、標題化合物を油状物として25.0g(収率 98%)を得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.99 (3H, d, J = 1.4 Hz), 4.12 (2H, s), 6.57 (1H, s), 7.15 (2H, d, J = 8.4 Hz) , 7.45 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例113]
1−((E)−3−ブロモ−1−プロペニル)−4−イソプロピルベンゼン
参考例108と同様にして、参考例107で合成した(E)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2−プロペン−1−オールを用いて、標題化合物を合成した。 収率 72%。油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.24 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.89 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.16 (2H, dd, J = 7.8, 0.8 Hz), 6.35 (1H, dt, J = 15.4, 7.8 Hz), 6.63 (1H, d, J = 15.4 Hz), 7.14-7.35 (4H, m)。
[参考例114]
N−(4−((3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)オキシ)−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド
N−(4−ヒドロキシ−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド(3.00 g, 16.7 mmol)のDMF(30mL)溶液に窒素雰囲気下0℃で水素化ナトリウム(60%流動パラフィン分散物,0.74 g, 18.4 mmol)を加え、同温で10分間撹拌した。反応液に参考例108で合成した1−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)−4−イソプロピルベンゼン(4.66 g,18.4 mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンから結晶化させ標題化合物3.70g(収率 63%)を得た。 融点 153−155℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.26 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.00 (3H, s), 2.07-2.34 (9H, m), 2.91 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.54 (2H, d, J = 5.4 Hz), 6.59-6.84 (3H, m), 7.17-7.36 (4H, m), 7.98 (0.5H, d, J = 12.0 Hz), 8.41 (0.5H, s)。
[参考例115]
N−(2,3,6−トリメチル−4−((2−メチル−3−フェニル−2−プロペニル)オキシ)フェニル)ホルムアミド
参考例114と同様にして、参考例109で合成した1−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)ベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 41%。 融点 152−154℃。(酢酸エチル−ヘキサン)
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.98 (3H, d, J = 1.6 Hz), 2.10-2.32 (9H, m), 4.54 (2H, d, J = 5.2 Hz), 6.65 (1H, s), 6.67 (1H, s), 6.69-6.90 (1H, m), 7.11-7.41 (5H, m), 7.98 (0.5H, d, J = 12.0 Hz), 8.41 (0.5H, d, J = 1.4 Hz)。
[参考例116]
N−(2,3,6−トリメチル−4−((2−メチル−3−(4−メチルフェニル)−2−プロペニル)オキシ)フェニル)ホルムアミド
参考例114と同様にして、参考例110で合成した1−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)−4−メチルベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 44%。 融点 167−169℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.98 (3H, s), 2.07-2.38 (9H, m), 2.35 (3H, s), 4.53 (2H, d, J = 6.6 Hz), 6.61 (1H, s), 6.66 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.82-7.09 (1H, m), 7.11-7.31 (4H, m), 7.98 (0.5H, d, J = 12.2 Hz), 8.38 (0.5H, s)。
[参考例117]
N−(4−((3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)オキシ)−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド
参考例114と同様にして、参考例111で合成した1−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)−4−フルオロベンゼンを用いて、標題化合物を合成した。 収率 52%。 融点 164−165℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.96 (3H, s), 2.12-2.32 (9H, m), 4.53 (2H, d, J = 5.2 Hz), 6.60 (1H, s), 6.66 (1H, s), 6.71-6.95 (1H, m), 7.04 (2H, t, J = 8.8 Hz), 7.22-7.33 (2H, m), 8.04 (0.5H, d, J = 12.0 Hz), 8.40 (0.5H, d, J = 1.4 Hz)。
[参考例118]
N−(4−((3−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)オキシ)−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド
参考例114と同様にして、参考例112で合成した1−ブロモ−4−(3−ブロモ−2−メチル−1−プロペニル)ベンゼンを用いて、標題化合物を合成した。 収率 79%。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.95-1.97 (3H, m), 2.18-2.27 (9H, m), 4.52 (2H, br d, J = 4.4 Hz), 6.58 (1H, br s), 6.65 (1H, br s), 6.78 (1H, br d, J = 15.0Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.47 (2H, d J = 8.2 Hz), 7.99 (0.5H, d, J = 8.1 Hz), 8.42 (0.5H, d, J = 1.5 Hz)。
[参考例119]
N−(4−(((E)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2−プロペニル)オキシ)−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド
参考例113で合成した1−((E)−3−ブロモ−1−プロペニル)−4−イソプロピルベンゼンを用いて、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点 165−167℃。(酢酸エチル−ヘキサン)
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.25 (6H, d, J = 6.8 Hz), 2.13-2.27 (9H, m), 2.90 (1H, septet, J = 6.8 Hz), 4.66 (2H, t, J = 5.8 Hz), 6.37 (1H, dt, J = 15.8, 5.8 Hz), 6.65-6.88 (3H, m), 7.16-7.26 (2H, m), 7.35 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.98 (0.5H, d, J = 12.0 Hz), 8.40 (0.5H, d, J = 1.4 Hz)。
[参考例120]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例114で合成したN−(4−((3−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)オキシ)−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド(3.70 g, 10.5 mmol)のN,N−ジメチルアニリン(20 mL)溶液をアルゴン雰囲気下215℃で6時間撹拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルで希釈し、2規定塩酸、水で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、N−(4−ヒドロキシ−3−(1−(4−イソプロピルフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)−2,5,6−トリメチルフェニル)ホルムアミドの粗生成物を得た。この化合物(2.98 g, 8.47 mmol)と濃塩酸(20 mL)−メタノール(60 mL)混合物を窒素雰囲気下で2時間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残さを8規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをイソプロピルエーテル−ヘキサンから結晶化させ標題化合物2.23g(収率 66%)を得た。 融点 130−132℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.47 (3H, s), 1.78 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.40-2.60 (3H, m), 4.08 (1H, s), 6.72-7.00 (2H, m), 7.07 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例121]
2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例120と同様にして、参考例115で合成したN−(2,3,6−トリメチル−4−((2−メチル−3−フェニル−2−プロペニル)オキシ)フェニル)ホルムアミドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 67%。 融点 129−131℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.77 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.19 (3H, s), 3.20 (2H, br s), 4.12 (1H, s), 6.70-7.30 (5H, m)。
[参考例122]
2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例120と同様にして、参考例116で合成したN−(2,3,6−トリメチル−4−((2−メチル−3−(4−メチルフェニル)−2−プロペニル)オキシ)フェニル)ホルムアミドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 57%。 融点 114−115℃(石油エーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.77 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.30 (3H, s), 3.23 (2H, br s), 4.08 (1H, s), 6.60-7.23 (4H, m)。
[参考例123]
3−(4−フルオロフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例120と同様にして、参考例117で合成したN−(4−((3−(4−フルオロフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)オキシ)−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 78%。 融点 125−127℃(石油エーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.77 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.19 (3H, s), 3.10 (2H, br s), 4.09 (1H, s), 6.62-7.20 (4H, m)。
[参考例124]
3−(4−ブロモフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例120と同様にして、参考例118で合成したN−(4−((3−(4−ブロモフェニル)−2−メチル−2−プロペニル)オキシ)−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 56%。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.77 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.18 (3H, s), 3.23 (2H, br), 4.07 (1H, s), 6.83 (2H, br), 7.36 (2H, brd, J = 8.0 Hz)。
[参考例125]
N−(4−ヒドロキシ−3−(1−(4−イソプロピルフェニル)−2−プロペニル)−2,5,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド
参考例119で合成したN−(4−(((E)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2−プロペニル)オキシ)−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド(5.80 g, 17.2 mmol)のN,N−ジメチルアニリン(50 mL)溶液をアルゴン雰囲気下215℃で6時間撹拌した。反応混合物を冷却後、酢酸エチルで希釈し、2規定塩酸、水で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。残さを酢酸エチルで結晶化させ標題化合物3.50g(収率 60%)を得た。 融点 170−171℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.18-1.40 (6H, m), 2.11-2.27 (9H, m), 2.77-3.00 (1H, m), 5.00-5.22 (2H, m), 5.30-5.42 (1H, m), 6.30-6.85 (2H, m), 7.10-7.37 (5H, m), 7.97 (0.5H, d, J = 12.2 Hz), 8.43 (0.5H, d, J = 1.4 Hz)。
[参考例126]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン塩酸塩
参考例125で合成したN−(4−ヒドロキシ−3−(1−(4−イソプロピルフェニル)−2−プロペニル)−2,5,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド(3.50 g,10.4 mmol)と炭酸カルシウム(1.35 g, 13.5 mmol)のTHF(15 mL)−メタノール(15 mL)の懸濁液にベンジルトリメチルアンモニウムヨードジクロリド(3.90 g, 11.4 mmol)をゆっくりと加えた。反応液を室温で30分間撹拌した。不溶物をろ別後、溶媒を減圧濃縮し、残さに酢酸エチルと水を加えた。有機層を分離し、水層を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた有機層を10%ハイドサルファイトナトリウム水溶液、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、4.08gのN−(2−ヨードメチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミドを得た。この化合物(4.08 g, 8.81 mmol)と1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−7−ウンデセン(6.58 mL, 44.0 mmol)のトルエン(30 mL)溶液をアルゴン雰囲気下で100℃で3時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。抽出液を2規定塩酸、水で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 20:1)にて精製し2.40gのN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミドを得た。この化合物(2.40 g, 7.18 mmol)の濃塩酸(20 mL)−メタノール(60 mL)混合物を窒素雰囲気下で2時間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残さを8規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで2回抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、油状の遊離塩基1.80gを得た。この遊離塩基(0.50 g, 1.63 mmol)を塩酸−メタノール溶液に溶かし、溶媒を減圧濃縮し、得られた残さをメタノールにより結晶化させ目的物0.41g(収率 41%)を得た。 融点 194−197℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.29 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.30 (6H, s), 2.41 (3H, s), 2.60 (3H, s), 2.94 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 7.13-7.26 (4H, m), 10.1 (2H, br s), 1H 未確認。
[参考例127]
4−メトキシ−2,3,6−トリメチルアニリン
N−(4−ヒドロキシ−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミド(30.0 g, 167 mmol)を4規定水酸化カリウム水溶液(100mL)とメタノール(300 mL)の混合溶媒中に溶かし、その溶液に室温で硫酸ジメチル(42.0 g, 334 mmol)を加え、14時間加熱還流した。冷却後析出した結晶をろ取することによりN−(4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニル)ホルムアミドの粗生成物を得た。この化合物のメタノール(200 mL)懸濁液に濃塩酸(50 mL)を加え、3時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却した後、8規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた抽出液を10%ハイドロサルファイトナトリウム水溶液、水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、減圧濃縮した。残さをイソプロピルエーテルから結晶化させて目的物 21.0g(収率 76%)を得た。 融点 70−72℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.11 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.18 (3H, s), 3.16 (1H, br s), 3.74 (3H, s), 6.54 (1H, s)。
[参考例128]
4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニルカルバミド酸 tert−ブチル
参考例127で合成した4−メトキシ−2,3,6−トリメチルアニリン(21.0 g, 127 mmol)とトリエチルアミン(21.0 mL, 152 mmol)のTHF(150 mL)溶液に室温で二炭酸ジtert−ブチル(32 mL, 140 mmol)を加え、14時間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮し、残さに水を注ぎ、酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さを酢酸エチル−ヘキサンから結晶化させて標題化合物25.2g(収率 75%)を得た。 融点 104−106℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.50 (9H, s), 2.12 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.24 (3H, s), 3.78 (3H, s), 5.81 (1H, br s), 6.58 (1H, s)。
[参考例129]
3−ブロモ−4−メトキシ−2,5,6−トリメチルフェニルカルバミド酸 tert−ブチル
参考例128で合成した4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニルカルバミド酸 tert−ブチル(12.7 g, 47.9 mmol)、酢酸ナトリウム(4.72 g, 57.5 mmol)の酢酸(50 mL)溶液に、室温で臭素(8.42 g, 52.7 mmol)を加え、同温で1時間撹拌した。反応混合物に水(80 mL)を注ぎ、析出した結晶をろ取し酢酸エチルに溶解させた。この溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さをメタノールから結晶化させて標題化合物15.0g(収率 91%)を得た。 融点 159−161℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.50 (9H, s), 2.15 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.35 (3H, s), 3.74 (3H, s), 5.92 (1H, br s)。
[参考例130]
2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例129で合成した3−ブロモ−4−メトキシ−2,5,6−トリメチルフェニルカルバミド酸 tert−ブチル(27.8 g, 80.8 mmol)のTHF(150 mL)溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6M, 110 mL, 176 mmol)ヘキサン溶液を加え、同温で20分間撹拌した。反応液に2−メチル−1−(4−メチルフェニル)プロパン−1−オン(13.1 g, 80.7 mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に水(150 mL)を注ぎ、酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機層を水で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥後、ろ過、減圧濃縮し3−(1−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−メチルフェニル)プロピル)−4−メトキシ−2,5,6−トリメチルフェニルカルバミド酸 tert−ブチルの粗生成物26.0gを得た。この化合物と47%臭化水素酸(100 mL)の混合物をアルゴン雰囲気下において、4時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却した後、8規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、減圧濃縮した。残さをイソプロピルエーテル−ヘキサンから結晶化させて標題化合物14.8g(収率 62%)を得た。 融点 114−115℃。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.99 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.78 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.80 (2H, br s), 4.08 (1H, s), 6.60-7.10 (4H, m)。
[参考例131]
(+)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例130で合成した2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを高速液体クロマトグラフィー(機器:Watersセミ分取システム、カラム:CHIRALCEL OD(20(i,d)x 250mm)ダイセル化学工業株式会社製)、移動層:ヘキサン:イソプロピルアルコール=95:5,流速:5mL/min、カラム温度:30℃、注入量:40mg)を用いて保持時間の小さい方を分取した。 融点 87−89℃。[α]D 20=+4.7°(c=0.495,メタノール)。
[参考例132]
(−)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例130で合成した2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを高速液体クロマトグラフィー(機器:Watersセミ分取システム、カラム:CHIRALCEL OD(20(i,d)x 250mm)ダイセル化学工業株式会社製)、移動層:ヘキサン:イソプロピルアルコール=95:5,流速:5mL/min、カラム温度:30℃、注入量:40mg)を用いて保持時間の大きい方を分取した。 融点 88−90℃。[α]D 20=−4.3°(c=0.499,メタノール)。
[参考例133]
(+)−3−(4−ブロモフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
ジ−p−トルオイル−D−酒石酸(3.86 g, 10 mmol) を70℃にてイソプロピルアルコール (14.2 mL) に溶解し、参考例124で合成した3−(4−ブロモフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン(3.60 g、10 mmol)のアセトニトリル (47.5 mL) 溶液を、内温60℃を保ちながら滴下した。3時間ほどかけて30℃にまで冷却し、さらに同温で2時間撹拌した。晶出結晶をろ取し、少量の冷アセトニトリルにて洗浄した。得られた粗ジアステレオマー塩をアセトニトリル(29.6 mL)に懸濁し、1晩撹拌した。結晶をろ取し、少量の冷アセトニトリルにて洗浄後、減圧下乾燥した。結晶を酢酸エチル(100 mL)に懸濁後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100 mL)を加えて良く撹拌し、有機層を分液した。有機層を水(100 mL)および飽和食塩水(100 mL)にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下乾燥し、冷ヘキサンより結晶化し、標題化合物1.13g(収率 31%)を得た。 融点 143−144℃(ヘキサン)。 [α]D 20=+11。6° (c=0.5, メタノール)。
1H-NMR(CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.47 (3H,s), 1.77 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.18 (3H, s), 3.25 (2H, br s), 4.07 (1H, s), 6.85 (2H, br), 7.36 (2H, br d, J=6.9 Hz)。
[参考例134]
(3R)−(+)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例133と同様に、参考例122で合成した2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を得た。 収率 39%。 融点 87−89℃(ヘキサン)。 [α]D 20=+4.7° (c=0.5, メタノール)。
1H-NMR(CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.47 (3H,s), 1.78 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.78 (2H, br), 4.09 (1H, s), 6.83 (2H, br), 7.04 (2H, br d, J = 7.4 Hz).
[参考例135]
2−(2,3−ジメチルフェノキシ)−2−メチル−1−(4−メチルフェニル)プロパン−1−オール
2,3−ジメチルフェノール(12.2 g, 100 mmol)と炭酸カリウム(27.4 g, 200 mmol)のジメチルスルホキシド(138 mL)混合物に、2−ブロモ−1−(4−ブロモフェニル)−2−メチルプロパン−1−オン(42.2 g, 175 mmol)を室温にて加え、35℃に昇温した。同温にて24時間撹拌後、冷水(300 mL)に注ぎ、ジエチルエーテルにて抽出した。有機層を4規定水酸化ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:9)にて精製し2−(2,3−ジメチルフェノキシ)−2−メチル−1−(4−メチルフェニル)プロパン−1−オンを油状物として得た。得られた油状物をメタノール(200 mL)に溶解し、0℃にて水素化ホウ素ナトリウム(3.8 g, 100 mmol)を加えた後、室温に昇温した。同温にて1時間撹拌後、0℃に冷却し、1規定塩酸にて中和し、減圧下溶媒を留去した。残さを酢酸エチルにて抽出し、抽出液を飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標題化合物17.1g(収率 60%)を油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.12 (3H,s), 1.23 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.35 (3H, s), 3.38 (1H, d, J = 2.0 Hz), 4.88 (1H, d, J = 2.0 Hz), 6.83-7.07 (3H, m), 7.14 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.37 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例136]
2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例135で合成した、2−(2,3−ジメチルフェノキシ)−2−メチル−1−(4−メチルフェニル)プロパン−1−オール(17.0 g, 60 mmol)のトルエン溶液(200 mL)に、0℃にてトリフルオロメタンスルホン酸(0.53 mL, 6 mmol)を加え、50℃に昇温した。同温にて30分撹拌後、還流条件下2時間反応した。反応液を0℃に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注いだ。有機層を分離し、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:9)にて精製し、標題化合物9.3 g(収率 58%)を油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.57 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.33 (3H, s), 4.29 (1H, s), 6.66 (1H, d, J = 7.6 Hz), 6.74 (1H, d, J = 7.6, Hz), 6.98 (2H, d, J =8.0 Hz), 7.19 (2H, d, J =8.0 Hz)。
[参考例137]
5−ブロモ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例18と同様にして、参考例136で得られた、2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 92%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.55 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.33 (3H, s), 2.34 (3H, s), 4.27 (1H, s), 6.96 (2H, d, J =8.0 Hz), 7.04 (1H, s),7.11 (2H, d, J =8.0 Hz)。
[参考例138]
N−ベンジル−2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例137で得られた、5−ブロモ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 99%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.92 (3H, s), 1.55 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.33 (3H, s), 3.47 (2H, s), 4.17 (1H, s), 4.27 (1H, s), 6.31 (1H, s), 6.97 (2H, d, J =7.8 Hz), 7.09 (2H, d, J =7.8 Hz), 7.20-7.36 (5H, m)。
[参考例139]
2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例138で得られた、N−ベンジル−2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン(6.60 g, 17.8 mmol)のエタノール溶液(70 mL)に、12規定塩酸(0.1 mL)と10%−パラジウム炭素(50%含水、0.33 g)を加え、5気圧の水素条件下室温にて2時間撹拌した。触媒をろ過にて除き、ろ液を減圧下濃縮した。残さを酢酸エチルにて希釈し、飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)にて精製し、標題化合物4.42 g(収率 88%)を油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.94 (3H, s), 1.54 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.33 (3H, s), 3.25 (2H, br), 4.23 (1H, s), 6.30 (1H, s), 7.00 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例140]
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例63と同様にして、参考例126で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン塩酸塩を用い、標題化合物を合成した。 収率 24%。 融点 253−254℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.14 (9H, s), 1.30 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.97 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.30 (5H, s), 2.43 (3H, s), 2.96 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.62 (1H, br s), 7.23 (4H, s)。
[参考例141]
(+)−(3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例32で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (22.5 g, 80 mmol) と(2S,3S)−(4’−メチル)−タートラニル酸 (19.14 g, 80 mmol) をエタノール (480 mL) の懸濁液を、85℃に加熱し溶解した。その溶液を2時間かけて0℃に冷却し、析出した結晶をろ取した。冷エタノールにて洗浄し、減圧下乾燥した。得られた結晶を2規定水酸化ナトリウム水溶液 (400 mL) に懸濁し、ジエチルエーテルにて抽出し、抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標題化合物を油状物として 9.44 g(収率 34%)得た。得られた油状物は必要に応じて冷ヘキサンより結晶化した。 融点 53−55℃。[α]D 20=+64.0°(c=0.44,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.52 (2H, br), 4.34 (1H, dd, J = 4.7, 8.8 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 4.7, 8.8 Hz), 4.76 (1H, t, J = 8.8 Hz), 6.56 (1H, s), 7.04 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例142]
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェノキシ)エタノン
クメン (27.8 mL, 200 mmol) と塩化アルミニウム (32.0 g, 240 mmol) のジクロロメタン溶液 (300 mL) にブロモアセチルブロミド (19.1 mL, 220 mmol) を−10℃にて加え、同温にて2時間撹拌した。反応液を氷冷水に注ぎ、有機層を分離した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、残さを少量のシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:9)にて精製し、2−ブロモ−1−(4−イソプロピルフェニル)エタノンを油状物として得た。得られた油状物を、3,5−ジメチルフェノール (29.3 g, 240 mmol) と炭酸カリウム (33.2 g, 240 mmol) のアセトン溶液 (500 mL) に加え、加熱還流下12時間撹拌した。反応液を氷冷し、冷水に注ぎジエチルエーテルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)にて精製した。得られた油状物をヘキサンより結晶化し、標題化合物39.4g(収率 75%)を得た。 融点 68−69℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.28 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.27 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.98 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 5.22 (2H, s), 6.57 (2H, s), 6.63 (1H, s), 7.35 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.95 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例143]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチルベンゾフラン
参考例142で得られた1−(4−イソプロピルフェニル)−2−(3,5−ジメチルフェノキシ)エタノン (38.1 g, 135 mmol) とモンモリオナイトKSF (57.2 g) のトルエン溶液 (400 mL) を95℃に加熱し、16時間反応した。反応液を室温に冷却後、モンモリオナイトKSFをろ過にて除いた。ろ液を少量のシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:9)にて精製し減圧下溶媒を留去し、標題化合物を油状物として、35.6g(収率 100%)を得た。油状物は必要に応じて、メタノールより結晶化させた。 融点 44−45℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.30 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.30 (3H, s), 2.43 (3H, s), 2.96 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.83 (1H, s), 7.18 (1H, s), 7.25 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.45 (2H, d, J = 8.6 Hz)。
[参考例144]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例143で得られた3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1−ベンゾフラン (36.5 g, 135 mmol) と10%−パラジウム炭素 (50%含水, 3.7 g) をエタノール (400 mL) に懸濁し、5気圧の水素雰囲気下、60℃にて6時間還元反応を行った。反応液を室温に冷却後、触媒をろ過にて除き、ろ液を減圧下濃縮した。得られた油状物をメタノールより結晶化し、標題化合物 27.5g(収率 77%)を得た。 融点 48−50℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.35-4.53 (2H, m),4.83 (1H, t, J = 8.1 Hz), 6.47 (1H, s), 6.56 (1H, s), 7.04 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
[参考例145]
3−(4−メトキシフェニル)−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−プロピオンアミド
参考例359と同様に、参考例139で得た2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと3−(4−メトキシフェニル)プロピオン酸を用いて標題化合物を得た。 収率 64%。 融点 149−150℃。(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.94 (3H, s), 1.55 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.32 (3H, s), 2.58 (2H, d, J = 7.5 Hz), 2.94 (2H, d, J = 7.5 Hz),3.73 (3H, s), 4.28 (1H, s), 6.63-6.98 (6H, m), 7.03-7.18 (4H, m)。
[参考例146]
2−ヒドロキシ−4,6−ジメチルベンズアルデヒド
3,5−ジメチルフェノール(20.0 g, 164 mmol)、パラホルムアルデヒド(14.8 g, 492 mmol)、塩化マグネシウム(23.4 g, 246 mmol)、及びトリエチルアミン(80 mL, 573 mmol)のアセトニトリル(500 mL)混合液を4時間加熱還流した。反応液を塩酸で酸性にした後、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:9)により精製し、標題化合物20.8g(収率 84%)を得た。 融点 48−49℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.31 (3H, s), 2.55 (3H, s), 6.53 (1H, s), 6.62 (1H, s), 10.23 (1H, s), 11.95 (1H, s)。
[参考例147]
2−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−3,5−ジメチルフェノール
1−ブロモ−4−イソプロピルベンゼン(3.32 g, 16.7 mmol)のTHF(30 mL)溶液にn−ブチルリチウム(1.59 M ヘキサン溶液, 9.2 mL, 14.7 mmol)をアルゴン雰囲気下、−78℃で滴下した。反応液を30分間撹拌後、参考例146で得た2−ヒドロキシ−4,6−ジメチルベンズアルデヒド(1.0 g, 6.7 mmol)のTHF(10 mL)溶液を−78℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温後、水を加え、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:2)により精製し、標題化合物1.64g(収率 91%)を得た。 融点 103−104℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.13 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.77 (1H, d, J = 2.4 Hz), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.14 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.50 (1H, s), 6.62 (1H, s), 7.17 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.56 (1H, s)。
[参考例148]
2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノール
参考例147で得た2−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−3,5−ジメチルフェノール(12.3 g, 45.5 mmol)と10%−パラジウム炭素(50%含水,1.23 g)の酢酸(90 mL)混合液を水素雰囲気下、90℃で16時間加熱した。触媒を除去後、反応液を減圧濃縮し、得られた残さを酢酸エチルに溶解し、1規定水酸化ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:3)により精製し、標題化合物10.5g(収率 90%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.24 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.97 (2H, s), 4.58 (1H, s), 6.50 (1H, s), 6.62 (1H, s), 7.05-7.12 (4H, m)。
[参考例149]
2−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール
3,5−ジメチルフェノール(15.0 g, 123 mmol)の二硫化炭素(330 mL)溶液に氷冷下でN−ブロモコハク酸イミド(21.9 g, 123 mmol)を数回に分けてゆっくり加え、室温で1時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去し、析出した結晶をろ過し、酢酸エチル−ヘキサン(10:1)にて洗浄した。ろ液を濃縮し、残さをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:9)により精製し、標題化合物16.3g(収率 66%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.24 (3H, s), 2.34 (3H, s), 5.52 (1H, s), 6.62 (1H, s), 6.68 (1H, s)。
[参考例150]
2−ブロモ−6−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノール
参考例149と同様にして、参考例148で得た2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 75%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.20 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.04 (2H, s), 5.66 (1H, s), 6.68 (1H, s), 7.09 (4H, s)。
[参考例151]
2−ブロモ−5−イソプロピルフェノール
2−ブロモ−3−イソプロピルフェノール
3−イソプロピルフェノール(10.0 g, 73.4 mmol)の二硫化炭素(200 mL)溶液に氷冷下でN−ブロモコハク酸イミド(13.1 g, 73.4 mmol)をゆっくりと加え、1時間撹拌した。反応液を室温で1時間撹拌後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 15:85)により精製し、2−ブロモ−5−イソプロピルフェノール、2−ブロモ−3−イソプロピルフェノールの3:1の混合物11.0g(収率 70%)を得た。
[参考例152]
1−ブロモ−4−イソプロピル−2−メトキシベンゼン
2−ブロモ−1−イソプロピル−3−メトキシベンゼン
参考例151で得た2−ブロモ−5−イソプロピルフェノール、2−ブロモ−3−イソプロピルフェノールの混合物(10.0 g, 51.3 mmol)、ヨウ化メチル(7.28 g, 51.3 mmol)、炭酸カリウム(7.08 g, 51.3 mmol)のアセトン(200 mL)混合液をアルゴン雰囲気下で8時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、1−ブロモ−4−イソプロピル−2−メトキシベンゼン、2−ブロモ−1−イソプロピル−3−メトキシベンゼンの混合物9.81g(収率 83%)を得た。
[参考例153]
2−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロパン酸エチル
参考例148で得た2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノール(5.0 g, 19.7 mmol)、2−ブロモイソ酪酸エチル(11.5 g, 59.0 mmol)、炭酸カリウム(8.13 g, 59.0 mmol)のジメチルスルホキシド(20 mL)溶液を、アルゴン雰囲気下、50℃で40時間撹拌した。反応液に水を加え、、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物6.64g(収率 92%)を合成した。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.18-1.28 (9H, m), 1.47 (6H, s), 2.19 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.97 (2H, s), 4.23 (2H, q, J = 6.9 Hz), 6.33 (1H, s), 6.61 (1H, s), 7.07 (4H, s)。
[参考例154]
(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)酢酸エチル
参考例153と同様にして、参考例148で得た2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノールとブロモ酢酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 95%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.27 (3H, t, J = 7.5 Hz), 2.22 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.04 (2H, s), 4.24 (2H, q, J = 7.5 Hz), 4.58 (2H, s), 6.46 (1H, s), 6.66 (1H, s), 7.03-7.13 (4H, m)。
[参考例155]
(2,3,5−トリメチルフェノキシ)酢酸エチル
参考例153と同様にして、2,3,5−トリメチルフェノールとブロモ酢酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (3H, t, J = 7.5 Hz), 2.17 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.36 (3H, s), 4.26 (2H, q, J = 7.5 Hz), 4.60 (2H, s), 6.42 (1H, s), 6.65 (1H, s)。
[参考例156]
2−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロパン酸
参考例153で得た2−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロパン酸エチル(6.65 g, 18.1 mmol)と8規定水酸化ナトリウム水溶液(4.5 mL)のメタノール(40 mL)−THF(20 mL)混合液を室温で16時間撹拌した。反応液を塩酸で酸性にし、水層を酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物5.59g(収率 91%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.49 (6H, s), 2.22 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.97 (2H, s), 6.50 (1H, s), 6.71 (1H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.4 Hz)、1H未確認。
[参考例157]
(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)酢酸
参考例156と同様にして、参考例154で得た(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)酢酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 75%。 融点 104−105℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.26 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.02 (2H, s), 4.57 (2H, s), 6.48 (1H, s), 6.73 (1H, s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)、1H未確認。
[参考例158]
(2,3,5−トリメチルフェノキシ)酢酸
参考例156と同様にして、参考例155で得た(2,3,5−ジメチルフェノキシ)酢酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 92%。 融点 129−130℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.16 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.27 (3H, s), 4.67 (2H, s), 6.44 (1H, s), 6.68 (1H, s)、1H未確認。
[参考例159]
1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)アセトン
参考例148で得た2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノール(1.0 g, 3.93 mmol)、炭酸カリウム(1.30 g, 9.44 mmol)、クロロアセトン(436 mg, 4.72 mmol)、及びヨウ化カリウム(100 mg)のアセトン(15 mL)混合液を16時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物888mg(収率 73%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.10 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.80-2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.04 (2H, s), 4.42 (2H, s), 6.40 (1H, s), 6.68 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例160]
1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)ブタン−2−オン
参考例159と同様にして、参考例148で得た2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノールと1−ブロモブタン−2−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.97 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.45 (3H, s), 2.88 (3H, s), 2.42 (2H, q, J = 7.2 Hz), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.05 (2H, s), 4.45 (2H, s), 6.42 (1H, s), 6.69 (1H, s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例161]
1−(3−ブロモフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノン
参考例159と同様にして、2,3,5−トリメチルフェノールと2−ブロモ−1−(3−ブロモフェニル)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 52%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.16 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.26 (3H, s), 5.16 (2H, s), 6.46 (1H, s), 6.66 (1H, s), 7.37 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.70-7.76 (1H, m), 7.91-7.96 (1H, m), 8.15-8.17 (1H, m)。
[参考例162]
1−(3−メトキシフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノン
参考例159と同様にして、2,3,5−トリメチルフェノールと2−ブロモ−1−(3−メトキシフェニル)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 2.18 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.25 (3H, s), 3.86 (3H, s), 5.22 (2H, s), 6.46 (1H, s), 6.65 (1H, s), 7.13-7.20 (1H, m), 7.40 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.53-7.61 (2H, m)。
[参考例163]
1−(4−メチルフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノン
参考例159と同様にして、2,3,5−トリメチルフェノールと2−ブロモ−1−(4−メチルフェニル)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 75%。 融点 94−95℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.17 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.42 (3H, s), 5.18 (2H, s), 6.45 (1H, s), 6.63 (1H, s), 7.27 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.91 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例164]
2−ブロモ−1−(4−イソプロピルフェニル)エタノン
クメン (42 g, 350 mmol) と塩化アルミニウム (56.0 g, 420 mmol) のジクロロメタン溶液 (500 mL) にブロモアセチルブロミド (33.5 mL, 385 mmol) を−40℃で40分かけて加え、2時間で−10℃になるまで昇温しながら撹拌した。反応液を氷冷水に注ぎ、有機層を分離した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標題化合物84g(収率 99%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.28 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.98 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.44 (2H, s), 7.34 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.92 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例165]
4−ブロモ−1−(4−イソプロピルフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノン
参考例23と同様にして、2,3,5−トリメチルフェノールを用いて、4−ブロモ−2,3,5−トリメチルフェノールを合成した。この化合物と参考例164で得た2−ブロモ−1−(4−イソプロピルフェニル)エタノンを用い、参考例159と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 51%。 融点 71−72℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.28 (6H, d, J = 6.6 Hz), 2.28 (3H, s), 2.35 (3H, s), 2.40 (3H, s), 2.98 (1H, septet, J = 6.6 Hz), 5.23 (2H, s), 6.55 (1H, s), 7.35 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.94 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例166]
1−((2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)アセチル)−2−メチルアジリジン
参考例157で得た(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)酢酸(9.00 g, 28.8 mmol)のTHF(90 mL)溶液に氷冷下で、オキザリルクロリド(3.77 mL, 43.2 mmol)を滴下し、ついでDMF(4滴)を加え30分間撹拌した。反応液を室温で30分間撹拌後、溶媒を減圧下で留去した。得られた酸クロリドのTHF(10 mL)溶液を、プロピレンイミン(1.97 g, 34.6 mmol)とトリエチルアミン(4.82 mL, 34.6 mmol)のTHF(80 mL)溶液に氷冷下で滴下した。30分間撹拌後、室温に昇温し、反応液を水に加え酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)により精製し、標題化合物10.0g(収率 99%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.15 (3H, d, J = 5.7 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (1H, d, J = 3.6 Hz), 2.23 (3H, s), 2.26-2.30 (4H, m), 2.40-2.50 (1H, m), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.05 (2H, s), 4.56 (1H, d, J = 15.6 Hz), 4.63 (1H, d, J = 15.6 Hz), 6.53 (1H, s), 6.69 (1H, s), 7.05-7.10 (4H, m)。
[参考例167]
(2,3,5−トリメチルフェノキシ)アセチル)−2−メチルアジリジン
参考例166と同様にして、参考例158で得た(2,3,5−トリメチルフェノキシ)酢酸を用い、標題化合物を得た。 収率 77%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.32 (3H, d, J = 5.4 Hz), 2.03-2.05 (1H, m), 2.18 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.45 (1H, d, J = 5.4 Hz), 2.60-2.69 (1H, m), 4.63 (2H, s),
6.46 (1H, s), 6.65 (1H, s)。
[参考例168]
1−(5−メチルピリジン−2−イル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノン
2−ブロモ−5−メチルピリジン(958 mg, 5.57 mmol)のTHF(3 mL)−エーテル(10 ml)溶液にn−ブチルリチウム(1.56 M ヘキサン溶液,3.9 mL, 6.13 mmol)を−78℃、アルゴン雰囲気下で滴下した。反応液を30分間撹拌後、参考例167で得た(2,3,5−トリメチルフェノキシ)アセチル)−2−メチルアジリジン(1.43 g, 6.13 mmol)のTHF(5 ml)溶液を同温度で滴下した。反応液を室温に昇温し、氷に加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物795mg(収率 53%)を得た。 融点 94−95℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.25 (9H, s), 2.45 (3H, s), 5.60 (2H, s), 6.52 (1H, s), 6.64 (1H, s), 7.65-7.70 (1H, m), 8.00 (1H, d, J = 7.8 Hz), 8.49-8.51 (1H, m)。
[参考例169]
1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)ペンタン−2−オン
参考例166で得た1−((2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)アセチル)−2−メチルアジリジン(1.0 g, 2.85 mmol)のTHF(20 mL)溶液にアルゴン雰囲気下で、n−プロピルマグネシウムブロミド(2.0 M THF溶液, 1.43 mL, 2.85 mmol)を氷冷下で滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、反応液を水に加え酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物920mg(収率 95%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.83 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.40-1.59 (2H, m), 2.25 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.39 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.05 (2H, s), 4.43 (2H, s), 6.41 (1H, s), 6.69 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例170]
1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ−3−メチルブタン−2−オン
参考例169と同様にして、参考例166で得た1−((2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)アセチル)−2−メチルアジリジンとイソプロピルマグネシウムブロミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 24%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.98 (6H, d, J = 7.8 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.25 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.75-2.89 (2H, m), 4.05 (2H, s), 4.51 (2H, s), 6.42 (1H, s), 6.69 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例171]
1−(2−イソプロピル−6−メトキシフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノン
1−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノン
参考例152で得た1−ブロモ−4−イソプロピル−2−メトキシベンゼン、2−ブロモ−1−イソプロピル−3−メトキシベンゼンの混合物(5.73 g, 25.0 mmol)のTHF(100 mL)溶液に、アルゴン雰囲気下、−70℃でn−ブチルリチウム(1.60 M ヘキサン溶液, 17.2 mL, 27.5 mmol)を滴下した。反応液を30分間撹拌後、参考例167で得た2−メチル−1−((2,3,5−トリメチルフェノキシ)アセチル)アジリジン(5.84 g, 25.0 mmol)のTHF(20 mL)溶液を滴下し、−70℃で30分間撹拌後、室温に昇温した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物の混合物6.27 g(収率 77%)を得た。
[参考例172]
酢酸 4−ヒドロキシ−2−メチル−1−ナフチル
酢酸 4−(アセチルオキシ)−2−メチル−1−ナフチル (25 g, 96.8 mmol)のメタノール (300 mL) 溶液に、炭酸カリウム (58.1 g, 420 mmol)を加え、アルゴン雰囲気下室温で15分間撹拌した。水に注ぎ、塩酸で中和した後、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去し、標題化合物21g(収率 定量的)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.19 (3H, s), 2.48 (3H, s), 5.90 (1H, br s), 6.43 (1H, s), 7.34-7.51 (2H, m), 7.63 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.00 (1H, d, J = 9.6 Hz)。
[参考例173]
酢酸 3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフタレニル
水素化ナトリウム (60%流動パラフィン分散物, 1.8 g, 40 mmol) のDMF (60 mL) 懸濁液に、0℃で3−メチル−4−ホスホノクロトン酸トリエチル (11 g, 41.6 mmol) を加え、室温で1時間撹拌した。反応液にシクロヘキサノン (3.93 g, 40 mmol) を加え、室温で3時間撹拌した。反応液に水を加え、生成物をジイソプロピルエーテルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、油状の4−シクロヘキシリデン−3−メチル−2−ブテン酸エチルの粗成績体を得た。この化合物のTHF (160 mL)とメタノール (40 mL) 混合溶液に、12規定水酸化ナトリウム水溶液 (4.0 mL) を室温下加え、16時間撹拌後減圧下濃縮した。残さに、水および塩酸を加え酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、4−シクロヘキシリデン−3−メチル−2−ブテン酸の粗成績体を得た。この化合物 (6.1 g, 33.8 mmol) の酢酸 (150 mL) 混合物に、酢酸ナトリウム (12 g, 33.8 mmol) を室温下加え、アルゴン雰囲気下24時間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮し、残さに水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:10)により精製し、標題化合物5.1g(収率 63%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.68-1.87 (4H, m), 2.27 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.44-2.58 (2H, m), 2.68-2.79 (2H, m), 6.64 (1H, s), 6.78 (1H, s)。
[参考例174]
酢酸 6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル
参考例173と同様にして、シクロペンタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 21%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.00-2.14 (2H, m), 2.28 (3H, s), 2.31 (3H, s), 2.73 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.90 (2H, t, J = 7.5 Hz), 6.65 (1H, s), 6.91 (1H, s)。
[参考例175]
3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフタレノール
参考例173で合成した酢酸 3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフタレニル (5.1 g, 25.1 mmol) のTHF (120 mL)とメタノール (30 mL) 混合溶液に、12規定水酸化ナトリウム水溶液 (2.5 mL) を室温下加え、30分間撹拌後減圧下濃縮した。残さに、水および塩酸を加え酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンより結晶化させて標題化合物4.1g(収率 99%)を得た。 融点 95−96℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.68-1.87 (4H, m), 2.23 (3H, s), 2.58 (2H, t, J = 6.0 Hz), 2.70 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.67 (1H, br s), 6.42 (1H, s), 6.50 (1H, s)。
[参考例176]
6−メチル−4−インダノール
参考例175と同様にして、参考例174で合成した酢酸 6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イルを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 融点 82−83℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.02-2.14 (2H, m), 2.27 (3H, s), 2.80 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.87 (2H, t, J = 7.5 Hz), 4.62 (1H, br s), 6.43 (1H, s), 6.65 (1H, s)。
[参考例177]
2−(3,4,5−トリメチルフェノキシ)−1−(4−イソプロピルフェニル)エタノン
参考例164で得た2−ブロモ−1−(4−イソプロピルフェニル)エタノン (20 g, 82.9 mmol)、3,4,5−トリメチルフェノール (10.3 g, 75.4 mmol) と炭酸カリウム (12.5 g, 90.5 mmol) のアセトニトリル溶液 (200 mL) に加え、加熱還流下6時間撹拌した。反応液を氷冷し、冷水に注ぎ酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下溶媒を留去し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:10)にて精製した。得られた油状物をヘキサン−酢酸エチルより結晶化し、標題化合物21.5g(収率 96%)を得た。 融点96−98℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.28 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.09 (3H, s), 2.23 (6H, s), 2.97 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 5.19 (2H, s), 6.61 (2H, s), 7.33 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.93 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例178]
酢酸 4−(2−(4−イソプロピルフェニル)−2−オキソエトキシ)−2−メチル−1−ナフチル
参考例177と同様にして、参考例172で合成した酢酸 4−ヒドロキシ−2−メチル−1−ナフチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 105−106℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.28 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.27 (3H, s), 2.45 (3H, s), 2.98 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 5.36 (2H, s), 6.60 (1H, s), 7.35 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.40-7.56 (2H, m), 7.66 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.99 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.30 (1H, d, J = 8.7 Hz)。
[参考例179]
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−((3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフタレニル)オキシ)エタノン
参考例177と同様にして、参考例175で合成した3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフタレノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 65%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.28 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.65-1.82 (4H, m), 2.25 (3H, s), 2.62-2.75 (4H, m), 2.98 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 5.20(2H, s), 6.39 (1H, s), 6.55 (1H, s), 7.33 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.95 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例180]
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−((6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ)エタノン
参考例177と同様にして、参考例176で合成した6−メチル−4−インダノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 91%。 融点 68−69℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.28 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.65-1.82 (2H, quintet, J = 7.5 Hz), 2.27 (3H, s), 2.82-3.05 (5H, m), 5.22(2H, s), 6.38 (1H, s), 6.70 (1H, s), 7.34 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.96 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例181]
2−((3,5−ジメチルフェニル)チオ)−1−(4−イソプロピルフェニル)エタノン
参考例177と同様にして、3,5−ジメチルチオフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 融点 46−47℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.27 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.26 (6H, s), 2.97 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.24 (2H, s), 6.85 (1H, s), 7.01 (2H, s), 7.31 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.88 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例182]
7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例159で得た1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)アセトンを用い、標題化合物を得た。 収率 76%。 融点 106−107℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.30 (3H, s), 2.36 (3H, s), 2.58 (3H, s), 2.80-2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.19 (2H, s), 6.79 (1H, s), 7.07 (4H, s), 7.29 (1H, s)。
[参考例183]
3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例160で得た1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)ブタン−2−オンを用い、標題化合物を得た。 収率 98%。 融点 62−64℃(ジイソプロピルエーテル−メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.19 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.31 (3H, t, J = 7.6 Hz), 2.31 (3H, s), 2.76 (3H, s), 2.77-2.89 (3H, m), 4.19 (2H, s), 6.79 (1H, s), 7.07 (4H, s), 7.29 (1H, s)。
[参考例184]
7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例169で得た1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)ペンタン−2−オンを用い、標題化合物を得た。 収率 92%。 融点 89−90℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.03 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.70 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.57 (3H, s), 2.74 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.20 (2H, s), 6.80 (1H, s), 7.08 (4H, s), 7.30 (1H, s)。
[参考例185]
3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例170で得た1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ−3−メチルブタン−2−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.33 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.32 (3H, s), 2.59 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.28 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.20 (2H, s), 6.81 (1H, s), 7.08 (4H, s), 7.30 (1H, s)。
[参考例186]
3−(3−ブロモフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例161で得た1−(3−ブロモフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 82%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.19 (3H, s), 2.36 (3H, s), 2.43 (3H, s), 6.84 (1H, s), 7.28 (1H, t, J = 8.1 Hz), 7.35-7.39 (1H, m), 7.48-7.53 (2H, m), 7.59-7.60 (1H, m)。
[参考例187]
3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例162で得た1−(3−メトキシフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 82%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.21 (3H, s), 2.36 (3H, s), 2.43 (3H, s), 3.83 (3H, s), 6.84 (1H, s), 6.90-7.04 (3H, m), 7.32 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.51 (1H, s)。
[参考例188]
3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例171で得た1−(2−イソプロピル−6−メトキシフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノン、1−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノンの混合物(6.27 g, 19.2 mmol)、モンモリオナイト KSF(9.40 g)のトルエン(100 mL)混合液をアルゴン雰囲気下、90℃で5時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残さをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 15:85)により精製し、標題化合物2.34g(収率 40%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.31 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.10 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.41 (3H, s), 3.00 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.76 (3H, s), 6.77-6.80 (2H, m), 6.83-6.86 (1H, m), 7.17 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.44 (1H, s)。
[参考例189]
1−(4−ブロモ−2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)アセトン
参考例23と同様にして、参考例159で得た1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)アセトンを用い、標題化合物を合成した。 収率 73%。 融点 93−94℃(メタノール−THF)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.12 (3H, s), 2.39 (6H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.13 (2H, s), 4.44 (2H, s), 6.51 (1H, s), 7.00 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.4 Hz).
[参考例190]
5−ブロモ−7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例189で得た1−(4−ブロモ−1−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)アセトンを用いて標題化合物を合成した。 収率 84%。 融点 76−77℃(メタノール−THF)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.37 (3H, s), 2.44 (3H, s), 2.71 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.28 (2H, s), 7.04 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.32 (1H, s)。
[参考例191]
4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−1−ベンゾフラン
参考例163で得た1−(4−メチルフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノン(1.0 g, 3.73 mmol)とポリリン酸(6.0 g)の混合物を80℃で、1.5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、標題化合物770mg(収率 83%)を得た。 融点 112−113℃(酢酸エチル−メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.19 (3H, s), 2.35 (3H, s), 2.41 (3H, s), 2.42 (3H, s), 6.81 (1H, s), 7.20 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.31 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.46 (1H, s)。
[参考例192]
5−メチル−2−(4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−3−イル)ピリジン
参考例191と同様にして、参考例168で得た1−(5−メチルピリジン−2−イル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 融点 134−135℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.30 (3H, s), 2.36 (3H, s), 2.39 (3H, s), 2.42 (3H, s), 6.85 (1H, s), 7.37 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.53 (1H, dd, J = 2.1, 8.1 Hz), 7.67 (1H, s), 8.54 (1H, d, J = 2.1 Hz)。
[参考例193]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例165で得た4−ブロモ−1−(4−イソプロピルフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 86%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.31 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.30 (3H, s), 2.51 (6H, s), 2.97 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 7.24-7.35 (4H, m), 7.48 (1H, s)。
[参考例194]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例177で得た2−(3,4,5−トリメチルフェノキシ)−1−(4−イソプロピルフェニル)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 96%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.18 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.39 (3H, s), 2.96 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 7.19 (1H, s), 7.25 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.33 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.39 (1H, s)。
[参考例195]
酢酸 3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチルナフト[1,2−b]フラン−5−イル
参考例143と同様にして、参考例178で得た酢酸 4−(2−(4−イソプロピルフェニル)−2−オキソエトキシ)−2−メチル−1−ナフチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 融点 118−119℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.31 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.15 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.98 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 7.28 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.39 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.47-7.59 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.77 (1H, d, J = 8.7 Hz), 8.31 (1H, d, J = 8.7 Hz)。
[参考例196]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロナフト[1,2−b]フラン
参考例143と同様にして、参考例179で得た1−(4−イソプロピルフェニル)−2−((3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−1−ナフタレニル)オキシ)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 56%。 融点 97−98℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.75-1.98 (4H, m), 2.20 (3H, s), 2.75-3.02 (5H, m), 6.74 (1H, s), 7.26 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.48 (1H, s)。
[参考例197]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[4,5−b]フラン
参考例143と同様にして、参考例180で得た1−(4−イソプロピルフェニル)−2−((6−メチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル)オキシ)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 77%。 融点 70−72℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.11-2.24 (5H, m), 2.90-3.06 (3H, m),3.13 (2H, t, J = 7.5 Hz), 6.91 (1H, s), 7.24 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.46 (1H, s)。
[参考例198]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1−ベンゾチオフェン
参考例143と同様にして、参考例181で得た2−((3,5−ジメチルフェニル)チオ)−1−(4−イソプロピルフェニル)エタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 86%。 融点 83−84℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.06 (3H, s), 2.43 (3H, s), 2.97 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.91 (1H, s), 7.10 (1H, s), 7.22 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.28 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.53 (1H, s)。
[参考例199]
3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例183で得た3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−1−ベンゾフラン(941 mg, 2.94 mmol)のトリフルオロ酢酸 (5 mL)混合液にトリエチルシラン(0.94 mL, 5.87 mmol)を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物940mg(収率 99%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.95 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.48-1.64 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.30-3.36 (1H, m), 3.90 (2H, s), 4.36 (1H, dd, J = 3.6, 8.7 Hz), 4.50 (1H, t, J = 8.7 Hz), 4.52 (1H, s), 7.08 (4H, s)。
[参考例200]
7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例199と同様にして、参考例182で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.28 (3H, d, J = 6.9 Hz), 2.16 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.80-2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.40-3.55 (1H, m), 3.90 (2H, s), 3.17 (1H, dd, J = 4.2, 8.4 Hz), 4.56 (1H, t, J = 4.2, 8.4 Hz), 6.48 (1H, s), 7.07 (4H, s)。
[参考例201]
7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例199と同様にして、参考例184で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 99%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.94 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.15 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.37 (2H, m), 1.47-1.69 (2H, m), 2.16 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.30-3.90 (1H, m), 3.89 (2H, s), 4.34 (1H, dd, J = 3.3, 8.7 Hz), 4.48 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.48 (1H, s), 7.06 (4H, s)。
[参考例202]
3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例199と同様にして、参考例185で得た3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.73 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.99 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.05-2.17 (1H, m), 2.15 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.33-3.38 (1H, m), 3.84 (1H, d, J = 15.6 Hz), 3.95 (1H, d, J = 15.6 Hz),4.36 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 2.7, 9.0 Hz), 6.49 (1H, s), 7.06 (4H, s)。
[参考例203]
3−(3−ブロモフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例199と同様にして、参考例186で得た3−(3−ブロモフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 82%。 融点 73−74℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.90 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.23 (3H, s), 4.39 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.50 (1H, s), 7.06 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.15 (1H, t, J = 7.7 Hz), 7.30 (1H, s), 7.35 (1H, d, J = 7.7 Hz)。
[参考例204]
3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例199と同様にして、参考例187で得た3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 82%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.91 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.23 (3H, s), 3.76 (3H, s), 4.42 (1H, dd, J = 4.8, 8.7 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 4.8, 8.7 Hz), 4.84 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.48 (1H, s), 6.68-6.77 (3H, m), 7.20 (1H, t, J = 7.8 Hz)。
[参考例205]
3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例199と同様にして、参考例188で得た3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 79%。 融点 102−103℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.95 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.87 (3H, s), 4.34 (1H, dd, J = 3.3, 7.5 Hz), 4.78-4.88 (2H, m), 6.52 (1H, s), 6.66 (2H, s), 6.73 (1H, s)。
[参考例206]
4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例144と同様にして、参考例191で得た4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 融点 65−66℃(THF−メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.88 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.31 (3H, s), 4.39 (1H, dd, J = 5.2, 8.8 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 5.2, 8.8 Hz), 4.84 (1H, t, J = 8.8 Hz), 6.48 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例207]
5−メチル−2−(4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)ピリジン
参考例144と同様にして、参考例192で得た5−メチル−2−(4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−3−イル)ピリジンを用い、標題化合物を合成した。 収率 89%。 融点 69−70℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.92 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.29 (3H, s), 4.55 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.72 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.88 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.49 (1H, s), 6.89 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.37 (1H, dd, J = 2.1, 7.8 Hz), 8.37 (1H, d, J = 2.1 Hz)。
[参考例208]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例199と同様にして、参考例194で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 74%。 融点 70−71℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 9.0, 4.2 Hz), 4.78 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.59 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例209]
酢酸 3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−イル
参考例199と同様にして、参考例195で得た酢酸 3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチルナフト[1,2−b]フラン−5−イルを用い、標題化合物を合成した。 収率 74%。 融点 109−110℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.42 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.63 (1H, dd, J = 8.7, 5.1 Hz), 4.74 (1H, dd, J = 9.3, 5.1 Hz), 5.06 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.38-7.50 (2H, m), 7.66 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.97 (1H, d, J = 8.7 Hz)。
[参考例210]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]フラン
参考例199と同様にして、参考例196で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−6,7,8,9−テトラヒドロナフト[1,2−b]フランを用い、標題化合物を合成した。 収率 80%。 融点 54−55℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.70-1.98 (7H, m), 2.57-2.76 (4H, m), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.43 (1H, dd, J = 8.4, 5.4 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 9.0, 5.7 Hz), 4.85 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.40 (1H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例211]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−3,6,7,8−テトラヒドロ−2H−インデノ[4,5−b]フラン
参考例199と同様にして、参考例197で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−7,8−ジヒドロ−6H−インデノ[4,5−b]フランを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点 77−78℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.10 (2H, quintet, J = 7.5 Hz), 2.75-2.95 (5H, m), 4.40-4.54 (2H, m), 4.86 (1H, t, J = 8.1 Hz), 6.57 (1H, s), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例212]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン
参考例199と同様にして、参考例198で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1−ベンゾチオフェンを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 74−75℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.96 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.15 (1H, dd, J = 11.1, 2.4 Hz), 3.90 (1H, dd, J = 11.1, 8.4 Hz), 4.64 (1H, dd, J = 8.4, 2.4 Hz), 6.63 (1H, s), 6.95 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例213]
2−(4−イソプロピルベンジル)−1−メトキシ−3,5−ジメチルベンゼン
水素化ナトリウム(60%流動パラフィン分散物, 757 mg, 18.9 mmol)のDMF (50 mL) 混合液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、参考例148で得た2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノール(4.01 g, 15.8 mmol)のDMF(15 mL)溶液を滴下し、30分間撹拌した。反応液にヨウ化メチル(2.69 mL, 18.9 mmol)のDMF(8 mL)溶液を同温度で滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 8:1)により精製し、標題化合物3.49g(収率 82%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.19 (3H, s), 2.31 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.78 (3H, s), 3.97 (2H, s), 6.59 (1H, s), 6.61 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例214]
1−(アリルオキシ)−3,5−ジメチルベンゼン
参考例213と同様にして、3,5−ジメチルフェノールとアリルブロミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 78%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.28 (6H, s), 4.48-4.52 (2H, m), 5.24-5.29 (1H, m), 5.36-5.43 (1H, m), 5.99-6.10 (1H, m), 6.55 (2H, s), 6.60 (1H, s)。
[参考例215]
2−アリル−3,5−ジメチルフェノール
参考例214で得た1−(アリルオキシ)−3,5−ジメチルベンゼン(1.0 g, 6.2 mmol)のN,N−ジエチルアニリン (4 mL) 溶液をアルゴン雰囲気下、210℃で5時間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加えた後、塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 7:3)により精製し、標題化合物938mg(収率 94%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.24 (6H, s), 3.37-3.40 (2H, m), 4.79 (1H, s), 4.98-5.08 (2H, m), 5.88-6.01 (1H, m), 6.50 (1H, s), 6.50 (1H, s)。
[参考例216]
2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例215で得た2−アリル−3,5−ジメチルフェノール(935 mg, 5.77 mmol)のメタノール(5 mL)溶液に濃塩酸(5 mL)を加え、20時間アルゴン雰囲気下で加熱還流した。反応液を水酸化ナトリウム水溶液により中和し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物472mg(収率 50%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.45 (3H, d, J = 6.3 Hz), 2.18 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.67 (1H, dd, J = 7.5, 15.0 Hz), 3.19 (1H, dd, J = 8.7, 15.0 Hz), 4.86-4.96 (1H, m), 6.41 (1H, s), 6.47 (1H, s)。
[参考例217]
1−ブロモ−2−(2−クロロエトキシ)−2,4−ジメチルベンゼン
参考例149で得た2−ブロモ−3,5−ジメチルフェノール(16.3 g, 74.6 mmol)、ベンジル−トリ−n−ブチルアンモニウムクロリド(23.3 g, 7.46 mmol)の1,2−ジクロロエタン(150 mL)−8規定水酸化ナトリウム水溶液(26 mL)−水(110 mL)混合液を5時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物16.6g(収率 90%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.28 (3H, s), 2.37 (3H, s), 3.85 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.25 (2H, t, J = 6.3 Hz), 6.57 (1H, s), 6.73 (1H, s)。
[参考例218]
2−ブロモ−3−(2−クロロエトキシ)−4−(4−イソプロピルフェニル)−1,5−ジメチルベンゼン
参考例217と同様にして、参考例150で得た2−ブロモ−6−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.15 (3H, s), 2.37 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.75 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.98-4.07 (4H, m), 6.89 (1H, s), 7.00 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例219]
4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例217で得た1−ブロモ−2−(2−クロロエトキシ)−2,4−ジメチルベンゼン(8.70 g, 33.0 mmol)のTHF(210 mL)溶液にアルゴン雰囲気下、0℃でn−ブチルリチウム(1.6 M ヘキサン溶液, 31 mL, 49.5 mmol)を素早く加え、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、氷に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物4.70g(収率 96%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.20 (3H, s), 2.26 (3H, s), 3.06 (2H, t, J = 8.7 Hz), 4.54 (2H, t, J = 8.7 Hz), 6.45 (1H, s), 6.48 (1H, s)。
[参考例220]
7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例219と同様にして、参考例218で得た2−ブロモ−3−(2−クロロエトキシ)−4−(4−イソプロピルフェニル)−1,5−ジメチルベンゼンを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.17 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.11 (2H, t, J = 8.7 Hz), 3.90 (2H, s), 4.56 (2H, t, J = 8.7 Hz), 6.49 (1H, s), 7.07 (4H, s)。
[参考例221]
5−ブロモ−7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例200で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.28 (3H, d, J = 6.9 Hz), 2.30 (3H, s), 2.35 (3H, s), 2.80-2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.40-3.55 (1H, m), 3.98 (2H, s), 4.21 (1H, dd, J = 3.0, 8.7 Hz), 4.54 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例222]
5−ブロモ−3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例199で得た3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 99%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :0.93 (3H, t, J = 7.6 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.49-1.64 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.31-3.37 (1H, m), 3.97 (2H, s), 4.38 (1H, dd, J = 3.0, 8.7 Hz), 4.48 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例223]
5−ブロモ−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例201で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.94 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.22-1.42 (2H, m), 1.47-1.62 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.30-3.40 (1H, m), 3.98 (2H, s), 4.38 (1H, dd, J = 3.3, 9.0 Hz), 4.47 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例224]
5−ブロモ−3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例202で得た3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.73 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.98 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.01-2.10 (1H, m), 2.29 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.34-3.39 (1H, m), 3.92 (1H, d, J = 15.3 Hz), 4.02 (1H, d, J = 15.3 Hz), 4.36 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 2.7, 9.0 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.7 Hz)。
[参考例225]
5−ブロモ−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例216で得た2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 89%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.44 (3H, d, J = 6.3 Hz), 2.28 (3H, s), 2.35 (3H, s), 2.74 (1H, dd, J = 7.5, 15.0 Hz), 3.26 (1H, dd, J = 8.7, 15.0 Hz), 4.85-4.97 (1H, m), 6.52 (1H, s)。
[参考例226]
5−ブロモ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例219で得た4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 92%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.31 (3H, s), 2.35 (3H, s), 3.15 (2H, t, J = 8.7 Hz), 4.56 (2H, t, J = 8.7 Hz), 6.56 (1H, s)。
[参考例227]
5−ブロモ−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例220で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 92%。 融点 95−96℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.31 (6H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.19 (2H, t, J = 8.4 Hz), 3.97 (2H, s), 4.56 (2H, t, J = 8.7 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例228]
3−フェニル−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例2と同様にして、2,3,5−トリメチルフェノールとヒドロキシ(フェニル)酢酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 37%。 融点 129−130℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.92 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.30 (3H, s), 4.80 (1H, s), 6.78 (1H, s), 7.16-7.20 (2H, m), 7.27-7.40 (3H, m)。
[参考例229]
3−(4−ブロモフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例2と同様にして、2,3,5−トリメチルフェノールとヒドロキシ(4−ブロモフェニル)酢酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 43%。 融点 168−169℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.93 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.30 (3H, s), 4.76 (1H, s), 6.79 (1H, s), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.47 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例230]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オン
参考例2と同様にして、参考例1で合成したヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)酢酸と2,5−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 20%。 融点 107−109℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.97 (3H, s), 2.33 (3H, s), 2.89 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.77 (1H, s), 6.86 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.05-7.13 (3H, m), 7.19 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例231]
2−(2−ヒドロキシ−1−(フェニル)エチル)−3,5,6−トリメチルフェノール
参考例8と同様にして、参考例228で得た3−フェニル−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 82%。 融点 103−104℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.15 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.24 (3H, s), 4.26 (1H, d, J = 10.8 Hz), 4.47 (1H, dd, J = 5.1, 10.8 Hz), 4.53 (1H, br), 6.60 (1H, s), 7.20-7.35 (5H, m), 8.00 (1H, br)、1H未確認。
[参考例232]
2−(2−ヒドロキシ−1−(4−ブロモフェニル)エチル)−3,5,6−トリメチルフェノール
参考例8と同様にして、参考例229で得た3−(4−ブロモフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 93%。 融点 114−115℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.13 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.23 (3H, s), 4.20-4.30 (1H, m), 4.40-4.52 (2H, m), 6.60 (1H, s), 7.13 (2H, d, J = 8.4 H), 7.41 (2H, d, J = 8.4 H), 7.72 (1H, s)、1H未確認。
[参考例233]
2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−3,6−ジメチルフェノール
参考例8と同様にして、参考例230で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 融点 88−89℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.21 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.25 (1H, br s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.20-4.30 (1H, m), 4.32-4.52 (2H, m), 6.65 (1H, d, J = 7.2 Hz), 6.96 (1H, d, J = 7.2 Hz), 7.17 (4H, s), 8.18 (1H, br s)。
[参考例234]
3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−2,4,5−トリメチルフェノール
参考例1で合成したヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)酢酸 (10.0 g, 46.5 mmol)、参考例68で合成した3−ブロモ−2,4,5−トリメチルフェノール (8.2 g, 42.2 mmol)の混合物に、70%硫酸 (10 mL)を室温で加え、115℃で4時間撹拌した。混合物を水に加え、ジイソプロピルエーテルで抽出した。抽出液を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:8)により精製し、6−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−2(3H)−オンを得た。この化合物のTHF (80 mL) 溶液に水素化アルミニウムリチウム (2.40 g, 63.3 mmol) を0℃で加え、1時間加熱還流した。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをヘキサン−酢酸エチルで結晶化させ標題化合物を15.5g(収率 97%)を得た。 融点 96−97℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.19 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.39 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.24 (1H, dt, J = 11.4, 2.7 Hz), 4.42(1H, ddd, J = 11.4, 5.4, 2.7 Hz), 4.60 (1H, dd, J = 5.4, 2.7 Hz), 4.93 (1H, d, J = 6.3 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.27 (1H, br s)。
[参考例235]
4,6,7−トリメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例13と同様にして、参考例231で得た2−(2−ヒドロキシ−1−(フェニル)エチル)−3,5,6−トリメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 95%。 融点 72−73℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.88 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.23 (3H, s), 4.43 (1H, dd, J = 5.1, 9.0 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 5.1, 9.0 Hz), 4.86 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.49 (1H, s), 7.13-7.31 (5H, m)。
[参考例236]
3−(4−ブロモフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例13と同様にして、参考例232で得た2−(2−ヒドロキシ−1−(4−ブロモフェニル)エチル)−3,5,6−トリメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 95%。 融点 72−73℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.88 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.23 (3H, s), 4.36 (1H, dd, J = 5.1, 9.0 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 5.1, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.49 (1H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.40 (2H, d, J = 8.7 Hz)。
[参考例237]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例13と同様にして、参考例233で合成した2−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−3,6−ジメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.92 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.35-4.53 (2H, m), 4.75-4.90 (1H, m), 6.47 (1H, s), 6.55 (1H, s), 7.05 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例238]
6−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例13と同様にして、参考例234で合成した3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−2,4,5−トリメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 57%。 融点 56−57℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.95 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.32 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 9.0, 4.2 Hz), 4.81 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例239]
5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例235で得た4,6,7−トリメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 79%。 融点 107−108℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.03 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.39 (3H, s), 4.41 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.59 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.08-7.13 (2H, m), 7.18-7.34 (3H, m)。
[参考例240]
5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例206で得た4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 96%。 融点 108−109℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.03 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.31 (3H, s), 2.38 (3H, s), 4.38 (1H, dd, J = 4.8, 8.4 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 4.8, 8.4 Hz), 4.82 (1H, t, J = 8.4 Hz), 6.99 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例241]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例237で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 77%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.99 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.43 (1H, dd, J = 8.2, 4.8 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 9.0, 4.4 Hz), 4.85 (1H, t, J = 8.3 Hz), 7.02 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.19 (1H, s)。
[参考例242]
5−メチル−2−(5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)ピリジン
参考例23と同様にして、参考例207で得た5−メチル−2−(4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)ピリジンを用い、標題化合物を合成した。 収率 84%。 融点 105−106℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.06 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.37 (3H, s), 4.63 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.76 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.87 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.86 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.37 (1H, d, J = 8.1 Hz), 8.37 (1H, s)。
[参考例243]
3−(ビフェニル−4−イル)−5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例236で得た3−(4−ブロモフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン(1.0 g, 3.15 mmol)、フェニルボロン酸(500 mg, 4.10 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(73 mg, 0.063 mmol)の2規定炭酸ナトリウム水溶液(4 mL)−エタノール(4 mL)−トルエン(15 mL)混合液をアルゴン雰囲気下、80℃で5時間反応させた。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)より精製し、(3−ビフェニル−4−イル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン750mg(収率 76%)を得た。この化合物を用い、参考例23と同様にして、標題化合物873mgを合成した。 収率 93%。 融点 153−154℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.08 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.40 (3H, s), 4.46 (1H, dd, J = 5.0, 9.0 Hz), 4.62 (1H, dd, J = 5.0, 9.0 Hz), 4.88 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.15-7.60 (9H, m)。
[参考例244]
2−ブロモ−4−(4−イソプロピルベンジル)−5−メトキシ−1,3−ジメチルベンゼン
参考例213で得た2−(4−イソプロピルベンジル)−1−メトキシ−3,5−ジメチルベンゼン(3.45 g, 12.9 mmol)のアセトニトリル(40 mL)に、氷冷下でN−ブロモコハク酸イミド (2.29 g, 12.9 mmol)を加え、30分間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さに酢酸エチル−ヘキサン(1:9)を加え、析出した結晶をろ過し、ろ液を濃縮して標題化合物4.50g(収率 定量的)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.34 (3H, s), 2.42 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.78 (3H, s), 4.06 (2H, s), 6.70 (1H, s), 7.00 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例245]
3−(3−ホルミルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例203で得た3−(3−ブロモフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン(1.77 g, 5.57 mmol)のTHF(20 mL)溶液にアルゴン雰囲気下、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6 M ヘキサン溶液, 4.18 mL, 6.68 mmol)を滴下し、30分間撹拌した。反応液にDMF(0.86 mL, 11.14 mmol)を同温度で滴下し、30分間撹拌後、室温に昇温した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物1.48g(収率 定量的)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.88 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.24 (3H, s), 4.42 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.63 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.88 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.50 (1H, s), 7.39-7.49 (2H, m), 7.67-7.69 (1H, m), 7.73-7.76 (1H, m), 9.98 (1H, s)。
[参考例246]
3−(4−ホルミルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例245と同様にして、参考例236で得た3−(4−ブロモフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 73%。 融点 87−88℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.88 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.24 (3H, s), 4.43 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.62 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.88 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.51 (1H, s), 7.32 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.81 (2H, d, J = 8.1 Hz), 9.98 (1H, s)。
[参考例247]
3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例245で得た3−(3−ホルミルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン (1.48 g, 5.57 mmol)、エチレングリコール(0.62 mL, 11.14 mmol)、及びp−トルエンスルホン酸一水和物(50 mg)のトルエン(20 mL)溶液を、Dean−Starks装置を用いて16時間加熱還流した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物1.52g(収率 88%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.87 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.23 (3H, s), 3.98-4.13 (4H, m), 4.39 (1H, dd, J = 5.4, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 5.4, 9.0 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.75 (1H, s), 6.47 (1H, s), 7.08-7.12 (1H, m), 7.25-7.35 (3H, m)。
[参考例248]
3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例247と同様にして、参考例246で得た3−(4−ホルミルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 73%。 融点 107−108℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.87 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.23 (3H, s), 3.97-4.16 (4H, m), 4.39 (1H, dd, J = 4.5, 8.4 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 4.5, 8.4 Hz), 4.85 (1H, t, J = 8.4 Hz), 5.77 (1H, s), 6.48 (1H, s), 7.17 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.40 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例249]
5−ブロモ−3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例247で得た3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 73%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.02 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.39 (3H, s), 4.00-4.16 (4H, m), 4.39 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.62 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.76 (1H, s), 7.05-7.09 (1H, m), 7.26-7.38 (3H, m)。
[参考例250]
5−ブロモ−3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例248で得た3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 融点 146−147℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.01 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.39 (3H, s), 4.00-4.15 (4H, m), 4.38 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.60 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.77 (1H, s), 7.13 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.40 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例251]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例205で得た3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 96%。 融点 102−103℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.07 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.39 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.87 (3H, s), 4.33 (1H, dd, J = 3.3, 9.0 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.90 (1H, dd, J = 3.3, 9.0 Hz), 6.60 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.67 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.74 (1H, s)。
[参考例252]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−オール
参考例175と同様にして、参考例209で合成した酢酸 3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−イルを用い、標題化合物を合成した。 収率 91%。 融点 94−96℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.04 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.52-4.74 (3H, m), 4.92-5.08 (1H, m), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.35-7.53 (2H, m), 7.91-8.12 (2H, m)。
[参考例253]
トリフルオロメタンスルホン酸 3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−イル
参考例252で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−オール (2.60 g, 8.17 mmol) と4−ジメチルアミノピリジン (2.0 g, 16.3 mmol) のピリジン (30 mL) 溶液に室温で無水トリフルオロメタンスルホン酸 (1.51 mL, 9.00 mmol) を0℃で加え、50℃で8時間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物2.8g(収率 76%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.16 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.62-4.80 (2H, m), 5.10 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.46-7.64 (2H, m), 7.96-8.05 (2H, m)。
[参考例254]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン
参考例253で得たトリフルオロメタンスルホン酸 3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−イル (2.23 g, 4.96 mmol)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (210 mg, 0.30 mmol)、 1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン (310 mg, 0.750 mmol)、及びトリブチルアミン (5 mL, 21 mmol)のトルエン (15 mL) 溶液にギ酸 (0.5 mL) を室温下加え、アルゴン雰囲気下90℃で16時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:20)により精製し、標題化合物270mg(収率 18%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.11 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.64 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.72 (1H, dd, J = 9.3, 5.1 Hz), 5.06 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (1H, s), 7.39-7.48 (2H, m), 7.70-7.76 (1H, m), 7.94-8.02 (1H, m)。
[参考例255]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン
参考例23と同様にして、参考例254で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フランを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.26 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.64 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.75 (1H, dd, J = 9.6, 4.5 Hz), 5.05 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.40-7.62 (2H, m), 7.98 (1H, d, J = 8.1 Hz), 8.24 (1H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例256]
7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例208で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 95%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.40 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.48 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 4.63 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.90 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例257]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]フラン
参考例23と同様にして、参考例210で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]フランを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 108−109℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.68-1.90 (4H, m), 2.03 (3H, s), 2.60-2.89 (4H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例258]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−3,6,7,8−テトラヒドロ−2H−インデノ[4,5−b]フラン
参考例23と同様にして、参考例211で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−3,6,7,8−テトラヒドロ−2H−インデノ[4,5−b]フランを用い、標題化合物を合成した。 収率 84%。 融点 127−128℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.01 (3H, s), 2.13 (2H, quintet, J = 7.5 Hz), 2.80-3.03 (5H, m), 4.45 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.86 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例259]
5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン
参考例212で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン (4.45 g, 15.8 mmol)、鉄粉 (59 mg, 1.05 mmol) の塩化メチレン (20mL) 混合物に、臭素 (0.81 mL, 15.8 mmol) を0℃で加え、同温で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:10)により精製し、標題化合物4.6g(収率 80%)を得た。 融点 98−100℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.12 (3H, s), 2.39 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.15 (1H, dd, J = 11.1, 1.8 Hz), 3.93 (1H, dd, J = 11.1, 8.7 Hz), 4.64 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.05 (1H, s), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例260]
4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例41と同様にして、参考例158で得た(2,3,5−トリメチルフェノキシ)酢酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 75%。 融点 92−93℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.17 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.53 (3H, s), 4.58 (2H, s), 6.64 (1H, s)。
[参考例261]
トリフルオロメタンスルホン酸 5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−3−イル
参考例23と同様にして、参考例260で得た4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを合成した。収率 86%。この化合物(1.0 g, 5.7 mmol)の塩化メチレン(10 mL)溶液にアルゴン雰囲気下、−30℃でジイソプロピルエチルアミン(1.14 mL, 6.53 mmol)を滴下した。反応液にトリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.96 mL, 5.70 mmol)を滴下後、室温に昇温し、16時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)より精製し、標題化合物1.38g(収率 63%)を合成した。融点 54−55℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.46 (3H, s), 2.50 (3H, s), 2.64 (3H, s), 7.77 (1H, s)。
[参考例262]
5−ブロモ−3−(4−エチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例261で得たトリフルオロメタンスルホン酸 5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−3−イル(1.35 g, 3.49 mmol)、4−エチルフェニルボロン酸(523 mg, 3.49 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(81 mg, 0.07 mmol)の2規定炭酸ナトリウム水溶液(4 mL)−エタノール(4 mL)−トルエン(15 mL)混合液をアルゴン雰囲気下、80℃で5時間反応させた。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)より精製し、標題化合物1.10g(収率 92%)を合成した。 油状物。。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (3H, t, J = 7.5 Hz), 2.30 (3H, s), 2.52 (6H, s), 2.72 (2H, q, J = 7.5 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.32 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.48 (1H, s)。
[参考例263]
N−ベンジル−7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例221で得た5−ブロモ−7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 84%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.28 (3H, d, J = 6.9 Hz), 2.16 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.80-2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.40-3.55 (1H, m), 3.85-3.95 (4H, m), 4.17 (1H, dd, J = 3.3, 8.7 Hz), 4.53 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.07 (4H, s), 7.25-7.38 (5H, m)。1H未確認。
[参考例264]
N−ベンジル−3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例222で得た5−ブロモ−3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 76%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.92 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.50-1.66 (2H, m), 2.15 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2,88 (1H, br), 3.26-3.37 (1H, m), 3.87-4.00 (4H, m), 4.34 (1H, dd, J = 3.0, 9.0 Hz), 4.46 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.06 (4H, s), 7.25-7.38 (5H, s)。
[参考例265]
N−ベンジル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例223で得た5−ブロモ−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.94 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.27-1.42 (2H, m), 1.50-1.63 (2H, m), 2.15 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.89 (1H, br), 3.30-3.39 (1H, m), 3.93 (2H, s), 4.34 (1H, dd, J = 3.3, 9.0 Hz), 4.45 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.08 (4H, s), 7.09 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.16-7.40 (5H, m)。
[参考例266]
N−ベンジル−3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例224で得た5−ブロモ−3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 73%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.73 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.99 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.01-2.10 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.90 (1H, br), 3.30-3.35 (1H, m), 3.81-4.01 (4H, m), 4.34 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.47 (1H, dd, J = 2.7, 9.0 Hz), 7.06 (4H, s), 7.24-7.36 (5H, m)。
[参考例267]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチルアニリン
参考例24と同様にして、参考例244で得た5−ブロモ−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.19 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.76 (3H, s), 3.95 (2H, s), 4.02 (2H, s), 6.63 (1H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.24-7.37 (5H, m)、1H未確認。
[参考例268]
N−ベンジル−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例225で得た4−ブロモ−2−(4−イソプロピルベンジル)−1−メトキシ−3,5−ジメチルベンゼンを用い、標題化合物を合成した。 収率 70%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.45 (3H, d, J = 6.3 Hz), 2.19 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.70 (1H, dd, J = 7.5, 15.0 Hz), 3.21 (1H, dd, J = 8.7, 15.0 Hz), 3.95 (2H, s), 4.85-4.97 (1H, m), 6.45 (1H, s), 7.25-7.41 (5H, m)、1H未確認。
[参考例269]
N−ベンジル−7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例190で得た5−ブロモ−7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を得た。 収率 93%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.26 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.60 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.11 (1H, br s), 3.98 (2H, s), 4.23 (2H, s), 7.05 (4H, s), 7.24-7.41 (6H, m)。
[参考例270]
N−ベンジル−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例226で得た5−ブロモ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用いて標題化合物を得た。 収率 89%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.21 (3H, s), 2.22 (3H, s), 3.10 (2H, t, J = 8.7 Hz), 3.96 (2H, s), 4.53 (2H, t, J = 8.7 Hz), 6.49 (1H, s), 7.24-7.40 (5H, m)、1H未確認。
[参考例271]
N−ベンジル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例227で得た5−ブロモ−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を得た。 収率 84%。 融点 115−116℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.15 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.14 (2H, t, J = 8.7 Hz), 3.92 (2H, s), 3.94 (2H, s), 4.53 (2H, t, J = 8.7 Hz), 7.07 (4H, s), 7.24-7.40 (5H, m)、1H未確認。
[参考例272]
5−(ベンジルアミノ)−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例156で得た2−(2−(4−イソプロピルベンジル)−3,5−ジメチルフェノキシ)−2−メチルプロパン酸(5.55 g, 16.3 mmol)のTHF(50 mL)溶液にオキザリルクロリド(2.13 mL, 24.5 mmol)を氷冷下で滴下した。20分間撹拌後、DMF(3滴)加え、氷冷下で30分間撹拌後、室温に昇温した。溶媒を減圧濃縮により除去し、残さの塩化メチレン(50 mL)溶液に、−78℃で塩化アルミニウム(3.26 g, 24.5 mmol)を加え、徐々に室温に昇温した。反応液に氷を加え、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを粗成績体として3.35g(収率 64%)得た。この化合物(3.35 g, 10.4 mmol)のアセトニトリル(40 mL)溶液に、氷冷下でN−ブロモコハク酸イミド(1.85 g, 10.4 mmol)を加え30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、水を加え、酢酸エチルで抽出した有。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:19)により精製し、5−ブロモ−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを粗成績体として2.76g(収率 66%)得た。この化合物(2.76 g, 6.89 mmol)、酢酸パラジウム(31 mg, 0.14 mmol)、及びBINAP (257 mg, 0.41 mmol) を室温下加え、アルゴン気流下15分間撹拌した。反応液にナトリウム tert−ブトキシド (926 mg, 9.63 mmol) を室温下加えた後、アルゴン気流下110℃で16時間加熱した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:9)により精製し、標題化合物675mg(収率 23%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.57 (6H, s), 2.28 (3H, s), 2.54 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.03 (1H, br s), 3.93 (2H, s), 4.04 (2H, s), 7.10 (4H, s), 7.26-7.47 (5H, m)。
[参考例273]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
実施例24と同様にして、参考例251で得た5−ブロモ−3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 98%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.00 (1H, br s), 3.87 (3H, s), 3.95 (2H, s), 4.30 (1H, dd, J = 3.3, 8.4 Hz), 4.78 (1H, t, J = 8.4 Hz), 4.85 (1H, dd, J = 3.3, 8.4 Hz), 6.60 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.66 (1H, d, J = 7.5 Hz), 6.73 (1H, s), 7.26-7.40 (5H, m)。
[参考例274]
N−ベンジル−3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例249で得た5−ブロモ−3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 90%。 融点 97−99℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.85 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.83 (1H, br s), 3.90 (2H, s), 4.00-4.16 (4H, m), 4.37 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.59 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.76 (1H, s), 7.06-7.10 (1H, m), 7.23-7.36 (8H, m)。
[参考例275]
N−ベンジル−3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例23と同様にして、参考例204で得た3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、5−ブロモ−3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを得た。この化合物を用い、参考例24と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 76%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.88 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.26 (3H, s), 3.90 (1H, br), 3.77 (3H, s), 3.91 (2H, s), 4.38 (1H, dd, J = 4.8, 8.7 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.8, 8.7 Hz), 4.81 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.70-6.77 (3H, m), 7.17-7.38 (6H, m)。
[参考例276]
N−ベンジル−4,6,7−トリメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例239で得た5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 91%。 融点 107−108℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.86 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.93 (1H, br s), 3.91 (2H, s), 4.38 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.09-7.34 (10H, m)。
[参考例277]
5−ベンジル−4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例240で得た5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 融点 99−100℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.87 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.31 (3H, s), 2.91 (1H, br s), 3.90 (2H, s), 4.35 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.01 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.23-7.40 (5H, m)。
[参考例278]
N−ベンジル−4,6,7−トリメチル−3−(5−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例242で得た5−メチル−2−(5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)ピリジンを用い、標題化合物を合成した。 収率 79%。 融点 104−105℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.90 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.30 (3H, s), 2.92 (1H, br s), 3.91 (2H, s), 4.52 (1H, dd, J = 4.5, 8.4 Hz), 4.73 (1H, dd, J = 4.5, 8.4 Hz), 4.85 (1H, t, J = 8.4 Hz), 6.84 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.25-7.37 (6H, m), 8.36 (1H, s)。
[参考例279]
N−ベンジル−3−(ビフェニル−4−イル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例243で得た5−ブロモ−3−(ビフェニル−4−イル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 77−78℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.90 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.94 (1H, br s), 3.92 (2H, s), 4.42 (1H, dd, J = 4.4, 8.8 Hz), 4.59 (1H, dd, J = 4.4, 8.8 Hz), 4.85 (1H, t, J = 8.8 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.25-7.64 (12H, m)。
[参考例280]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例193で得た5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.18 (3H, s), 2.39 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.97 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.13 (1H, br s), 3.99 (2H, s), 7.25-7.44 (10H, m)。
[参考例281]
N−ベンジル−3−(4−エチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例262で得た5−ブロモ−3−(4−エチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 93%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.29 (3H, t, J = 7.5 Hz), 2.17 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.71 (2H, q, J = 7.5 Hz), 3.13 (1H, br s), 3.99 (2H, s), 7.20-7.47 (10H, m)。
[参考例282]
N−ベンジル−3−(4−イソブチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例262と同様にして、参考例261で得たトリフルオロメタンスルホン酸 5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−3−イルと(4−イソブチルフェニル)ボロン酸を用い、5−ブロモ−3−(4−イソブチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフランを合成した。この化合物を用い、参考例24と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 74%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.94 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.91 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.16 (3H, s), 2,38 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.53 (2H, d, J = 7.0 Hz), 3.12 (1H, br), 3.99 (2H, s), 7.15-7.47 (10H, m)。
[参考例283]
N−ベンジル−3−(4−シクロヘキシルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例262と同様にして、参考例261で得たトリフルオロメタンスルホン酸 5−ブロモ−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−3−イルと(4−シクロヘキシルフェニル)ボロン酸を用い、5−ブロモ−3−(4−シクロヘキシルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフランを合成した。この化合物を用い、参考例24と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 61%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.26-1.52 (4H, m), 1.73-2.00 (6H, m), 2.17 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.50-2.60 (1H, m), 3.15 (1H, br), 3.99 (2H, s), 7.20-7.48 (10H, m)。
[参考例284]
N−ベンジル−3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例250で得た5−ブロモ−3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.85 (3H, s), 1.20 (3H, s), 2.26 (3H, s), 3.89 (2H, s), 3.98-4.17 (4H, m), 4.35 (1H, dd, J = 4.4, 9.0 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 4.4, 9.0 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.77 (1H, s), 7.l4 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.25-7.41 (7H, m)。1H未確認。
[参考例285]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例241で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 96%。 融点 82−83℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.67-3.02 (2H, m), 3.93 (2H, s), 4.38 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.75-4.83 (1H, m), 6.59 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.19-7.39 (5H, m)。
[参考例286]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−アミン
参考例24と同様にして、参考例238で合成した6−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 76%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.05 (2H, s), 4.38 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.79 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.21-7.42 (5H, m), 1H 未確認。
[参考例287]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミン
参考例24と同様にして、参考例256で合成した7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.23-4.52 (4H, m), 4.75 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.99 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.12 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.19-7.39 (5H, m), 1H 未確認。
[参考例288]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例255で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フランを用い、標題化合物を合成した。 収率 53%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.95 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.25 (1H, br s), 4.14 (2H, s), 4.60 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.70 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 5.02 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.20-7.57 (7H, m), 7.98-8.04 (1H, m), 8.13-8.18 (1H, m)。
[参考例289]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例257で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]フランを用い、標題化合物を合成した。 収率 84%。 融点 98−99℃(ヘキサン−酢酸エチル)。1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.72-1.87 (4H, m), 1.91 (3H, s), 2.60-2.78 (4H, m), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.92 (2H, s), 4.41 (1H, dd, J = 8.7, 5.1 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.3, 5.1 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.20-7.40 (5H, m), 1H 未確認。
[参考例290]
N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−3,6,7,8−テトラヒドロ−2H−インデノ[4,5−b]フラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例258で合成した5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−3,6,7,8−テトラヒドロ−2H−インデノ[4,5−b]フランを用い、標題化合物を合成した。 収率 76%。 融点 95−96℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.87 (3H, s), 2.10 (2H, quintet, J = 7.5 Hz), 2.76-2.93 (6H, m), 4.05 (2H, s), 4.41 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.83 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.20-7.37 (5H, m)。
[参考例291]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン−5−アミン
参考例259で得た5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン (870 mg, 2.41 mmol) およびベンゾフェノンイミン (0.76 mL, 2.89 mmol) のトルエン (15 mL) 溶液に、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウム (22 mg, 0.024 mmol)、及びBINAP (45 mg, 0.072 mmol) を室温下加え、アルゴン雰囲気下15分間撹拌した。反応液にナトリウム tert−ブトキシド (324 mg, 3.37 mmol) を室温下加えた後、アルゴン気流下16時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去し、N−(ジフェニルメチレン)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−アミンの粗成績体を得た。この化合物をTHF (10 mL) に溶かし1規定塩酸 (2 mL) を加え30分間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残さを1規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:10)により精製し、標題化合物521mg(収率 73%)を得た。 融点 121−122℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.11 (1H, dd, J = 11.1, 1.8 Hz), 3.42 (2H, br s), 3.89 (1H, dd, J = 11.1, 8.7 Hz), 4.64 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.90 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例292]
7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例263で得たN−ベンジル−7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 84%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.27 (3H, d, J = 7.2 Hz), 2.02 (3H, br s), 2.15 (3H, br s), 2.80-2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.29 (2H, br s), 3.44 (1H, br s), 3.95 (2H, m), 4.15 (1H, br s), 4.74 (1H, br s), 7.06 (4H, s)。
[参考例293]
3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例264で得たN−ベンジル−3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 93%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.93 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.50-1.61 (2H, m), 2.02 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.23-3.31 (3H, m), 3.94 (2H, s), 4.32 (1H, dd, J = 2.7, 8.7 Hz), 4.40 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.05 (4H, s)。
[参考例294]
7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例265で得たN−ベンジル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.93 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.30-1.43 (2H, m), 1.50-1.63 (2H, m), 2.02 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.30-3.39 (3H, m), 3.94 (2H, s), 4.31 (1H, dd, J = 3.3, 8.7 Hz), 4.39 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.06 (4H, s)。
[参考例295]
3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例266で得たN−ベンジル−3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 74%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.72 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.99 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.01 (3H, s), 2.01-2.08 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.82 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.23-3.35 (3H, m), 3.88 (1H, d, J = 15.6 Hz), 3.99 (1H, d, J = 15.6 Hz), 4.29 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.44 (1H, dd, J = 2.4, 9.0 Hz), 7.04 (4H, s)。
[参考例296]
7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例269で得たN−ベンジル−7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.16 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.44 (3H, s), 2.82 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.46 (2H, br s), 4.24 (2H, s), 7.06 (4H, s), 7.24 (1H, s)。
[参考例297]
4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例270で得たN−ベンジル−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 86%。 融点 85−86℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :2.11 (3H, s), 2.15 (3H, s), 3.10 (2H, t, J = 8.7 Hz), 3.27 (2H, br s), 4.48 (2H, t, J = 8.7 Hz), 6.44 (1H, s)。
[参考例298]
7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例271で得たN−ベンジル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 92%。 融点 114−115℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.03 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.14 (2H, t, J = 8.7 Hz), 3.20 (2H, br), 3.95 (2H, s), 4.48 (2H, t, J = 8.7 Hz), 7.06 (4H, s)。
[参考例299]
5−アミノ−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オン
参考例30と同様にして、参考例272で得た5−(ベンジルアミノ)−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 99%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.43 (6H, s), 2.14 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.42 (2H, br s), 4.04 (2H, s), 7.08 (4H, s)。
[参考例300]
(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)アミン
参考例30と同様にして、参考例267で得たN−ベンジル−3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチルアニリンを用い、標題化合物を合成した。 収率 86%。 融点 91−92℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.06 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.26 (2H, br s), 3.73 (3H, s), 4.04 (2H, s), 6.61 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例301]
3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例274で得たN−ベンジル−3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 融点 138−139℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.81 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.20 (3H, s), 3.26 (2H, br s), 4.00-4.16 (4H, m), 4.32 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.59 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.77 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.75 (1H, s), 7.08-7.12 (1H, m), 7.26-7.36 (3H, m)。
[参考例302]
3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例275で得たN−ベンジル−3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用いて標題化合物を得た。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.84 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.20 (3H, s), 3.26 (2H, br s), 3.75 (3H, s), 4.33 (1H, dd, J = 4.8, 8.7 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.8, 8.7 Hz), 4.76 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.67-6.75 (3H, m), 7.18 (1H, t, J = 7.8 Hz)。
[参考例303]
3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例273で得たN−ベンジル−3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 融点 120−121℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.29 (2H, br s), 3.88 (3H, s), 4.27 (1H, dd, J = 3.3, 8.7 Hz), 4.73 (1H, t, J = 8.7 Hz), 4.86 (1H, dd, J = 3.3, 8.7 Hz), 6.65 (2H, s), 6.73 (1H, s)。
[参考例304]
2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例268で得たN−ベンジル−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用いて標題化合物を得た。 収率 71%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.43 (3H, d, J = 6.3 Hz), 2.09 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.71 (1H, dd, J = 7.5, 15.0 Hz), 3.18-3.27 (3H, m), 4.80-4.91 (1H, m), 6.42 (1H, s)。
[参考例305]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例280で得たN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 80%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.08 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.97 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.49 (2H, br s), 7.27 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.36 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.42 (1H, s)。
[参考例306]
4,6,7−トリメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例276で得たN−ベンジル−4,6,7−トリメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 72%。 融点 94−95℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.82 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.21 (3H, s), 3.26 (2H, br s), 4.33 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.77 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.11-7.29 (5H, m)。
[参考例307]
4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例277で得たN−ベンジル−4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 91%。 融点 121−122℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.83 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.31 (3H, s), 3.26 (2H, s), 4.31 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.76 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例308]
4,6,7−トリメチル−3−(5−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例278で得たN−ベンジル−4,6,7−トリメチル−3−(5−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 125−127℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.87 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.29 (3H, s), 3.27 (2H, br s), 4.48 (1H, dd, J = 3.9, 9.0 Hz), 4.73 (1H, dd, J = 3.9, 9.0 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.87 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.35 (1H, dd, J = 1.8, 7.8 Hz), 8.36 (1H, d, J = 1.8 Hz)。
[参考例309]
3−(ビフェニル−4−イル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例279で得たN−ベンジル−3−(ビフェニル−4−イル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 89%。 融点 149−150℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.88 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.22 (3H, s), 3.29 (2H, br s), 4.38 (1H, dd, J = 4.4, 8.8 Hz), 4.60 (1H, dd, J = 4.4, 8.8 Hz), 4.81 (1H, t, J = 8.8 Hz), 7.20 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.28-7.59 (7H, m)。
[参考例310]
3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例284で得たN−ベンジル−3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 融点 125−136℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.81 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.20 (3H, s), 3.26 (2H, br s), 3.97-4.17 (4H, m), 4.30 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.77 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.77 (1H, s), 7.15 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.42 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例311]
3−(4−エチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例281で得たN−ベンジル−3−(4−エチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 68−69℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (3H, t, J = 7.5 Hz), 2.07 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.72 (2H, q, J = 7.5 Hz), 3.48 (2H, br s), 7.24 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.35 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.42 (1H, s)。
[参考例312]
3−(4−イソブチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例282で得たN−ベンジル−3−(4−イソブチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.95 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.94 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.05 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.53 (2H, d, 6.9 Hz), 3.48 (2H, br s), 7.18 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.33 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.43 (1H, s)。
[参考例313]
3−(4−シクロヘキシルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例283で得たN−ベンジル−3−(4−シクロヘキシルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 79%。 融点 139−140℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.26-1.50 (4H, m), 1.74-1.92 (6H, m), 1.95 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.47 (3H, s), 2.50-2.60 (1H, m), 3.48 (2H, br s), 7.24 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.41 (1H, s)。
[参考例314]
3−(4−エチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例144と同様にして、参考例311で得た3−(4−エチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 80%。 融点 88−89℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.84 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.61 (2H, q, J = 7.5 Hz), 3.27 (2H, br s), 4.53 (1H, dd, J = 4.8, 8.4 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.8, 8.4 Hz), 4.76 (1H, t, J = 8.4 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例315]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例285で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 92%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.79 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.73 (2H, br s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.36 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.77 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.40 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例316]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−アミン
参考例30と同様にして、参考例286で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 融点 88−89℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.00 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.59 (2H, br s), 4.36 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 9.0, 4.2 Hz), 4.77 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例317]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミン
参考例30と同様にして、参考例287で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 80%。 融点 122−123℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.40 (2H, br s), 4.42 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 9.3, 4.5 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.3 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例318]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例288で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.01 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.54 (2H, br s), 4.47-4.58 (2H, m), 4.90-5.03 (1H, m), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.30-7.50 (2H, m), 7.74-7.85 (1H, m), 7.89-8.05 (1H, m)。
[参考例319]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例289で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 76%。 融点 106−107℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.59-1.92 (7H, m), 2.49 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.67 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.20 (2H, br s), 4.36 (1H, dd, J = 8.7, 5.1 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.77 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例320]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−3,6,7,8−テトラヒドロ−2H−インデノ[4,5−b]フラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例290で合成したN−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−3,6,7,8−テトラヒドロ−2H−インデノ[4,5−b]フラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 91%。 融点 112−113℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.83 (3H, s), 2.10-2.25 (2H, m), 2.68-2.98 (5H, m), 3.22 (2H, br s), 4.38 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.79 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例321]
3−(5−アミノ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)プロパン酸エチル
水素化ナトリウム (60%流動パラフィン分散物, 430 mg, 10.8 mmol) のDMF (50 mL) 懸濁液に、0℃でホスホノ酢酸トリエチル (2.19 g, 9.78 mmol) を加え、同温で30分間撹拌した。反応液に実施例60で得た(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミド (3.0 g, 8.89 mmol) を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、生成物をジイソプロピルエーテルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、油状の(2E)−3−(5−(ホルミルアミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−2−プロペン酸エチルの粗成績体を得た。この化合物と、10%−パラジウム炭素 (50%含水, 300 mg)、ギ酸アンモニウム (1.26 g, 20 mmol) のエタノール (50 mL) 混合物を2時間加熱還流した。固体を除き、ろ液を減圧下濃縮した。残さに水、酢酸エチルを加え有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、3−(5−(ホルミルアミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)プロパン酸エチルの粗成績体を得た。この化合物と濃塩酸 (10 mL) −エタノール (30 mL) 混合物を窒素雰囲気下で1.5時間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残さを12規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物1.55g(収率 46%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.26 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.84 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.53 (2H, dd, J = 9.6, 6.0 Hz), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.99 (2H, dd, J = 9.3, 7.2 Hz), 3.26 (2H, br s), 4.14 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.33 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.74 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例322]
3−(5−アミノ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)プロパン−1−オール
参考例321で合成した3−(5−アミノ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)プロパン酸エチル (1.28 g, 3.36 mmol) のTHF懸濁液に0℃で水素化アルミニウムリチウム (255 mg, 6.72 mmol) を加え、同温で30分間撹拌し、30分間加熱還流した。反応液に水を加え、生成物を酢酸エチルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをヘキサン−酢酸エチルで結晶化させ標題化合物750mg(収率 66%)を得た。 融点110−111℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.70-1.90 (5H, m), 2.13 (3H, s), 2.70-2.91 (3H, m), 3.24 (2H, br s), 3.56 (2H, t, J = 5.4 Hz), 4.36 (1H, dd, J = 8.4, 4.0 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 8.8, 4.4 Hz), 4.75 (1H, t, J = 8.6 Hz), 7.02 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.0 Hz), 1H 未確認。
[参考例323]
(4−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)アミン
参考例31で合成した3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (5.62 g, 21.1 mmol) のアセトニトリル (60mL) 溶液に、−20℃でN−ブロモコハク酸イミド (3.76 g, 21.1 mmol) を加え、同温で10分間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し標題化合物0.90g(収率 34%)を得た。 融点 191−193℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.13 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.68 (2H, br s), 4.42 (1H, dd, J = 8.4, 3.9 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 8.7, 3.9 Hz), 4.76 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例324]
シクロペンチル(4−イソプロピルフェニル)メタノン
クメン (16.4 g, 137 mmol) と塩化アルミニウム (21.9 g, 164 mmol) のジクロロメタン溶液 (200 mL) にシクロペンタンカルボニルクロリド (20 g, 151 mmol) を−50℃(内温)にて加え、−10℃(内温)になるまで2時間撹拌した。反応液を氷冷水に注ぎ、有機層を分離した。有機層を12規定水酸化ナトリウム水溶液、及び飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧下溶媒を留去し、標題化合物22.5g(収率 80%)を油状物として得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.27 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.57-1.92 (8H, m), 2.96 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.69 (1H, quartet, J = 7.8 Hz), 7.29 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.90 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
[参考例325]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−3H−スピロ(1−ベンゾフラン−2,1’−シクロペンタン)−5−アミン
参考例129で合成した3−ブロモ−4−メトキシ−2,5,6−トリメチルフェニルカルバミド酸 tert−ブチル (2.0 g, 5.81 mmol) のTHF (20 mL) 溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6M ヘキサン溶液,8mL,12.8mmol)を加え、同温で20分間撹拌した。反応液に参考例324で合成したシクロペンチル(4−イソプロピルフェニル)メタノン (1.38 g, 6.39 mmol)のTHF (5 mL) 溶液を加え、室温で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出し、有機層を水で洗浄、硫酸マグネシウム上で乾燥後、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、3−(シクロペンチル(ヒドロキシ)(4−イソプロピルフェニル)メチル)−4−メトキシ−2,5,6−トリメチルフェニルカルバミド酸 tert−ブチルを得た。この化合物と47%臭化水素酸 (50 mL) の混合物をアルゴン雰囲気下において、3時間加熱還流した。反応混合物を室温まで冷却した後、12規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、標題化合物400mg(収率 22%)を得た。 融点 132−133℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11-1.35 (7H, m), 1.45-1.92 (9H, m), 1.96-2.22 (7H, m), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.21 (2H, br s), 4.13 (1H, s), 6.88 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例326]
(S)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例141と同様にして、参考例32で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−3,5−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと(2R,3R)−(4’−メチル)−タートラニル酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 40%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.07 (2H, br s), 4.35 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.71-4.80 (1H, m), 6.54 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例327]
3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
実施例59で合成した(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミド (800 mg, 2.06 mmol)、臭化銅(I) (296 mg, 2.06 mmol)、酢酸エチル (0.402 mL, 4.12 mmol) と28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶液 (20 mL) の混合物を、6時間加熱還流した。反応液に1規定塩酸を加え、生成物を酢酸エチルで抽出し、(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミドの粗成績体を得た。この化合物をメタノール (6 mL) に溶かし濃塩酸 (2 mL) を加え24時間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残さを12規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水で洗浄して硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物310mg(収率 48%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.81 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.28 (2H, br s), 3.88 (3H, s), 4.39 (1H, dd, J = 4.5, 8.7 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 4.2, 9.0 Hz), 4.79 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例328]
7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
メチルマグネシウムブロミドの (1.0 M THF溶液, 10 mL, 10 mmol) THF溶液に、実施例60で得た(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミド (600 mg, 1.78 mmol) を0℃で加えた後、反応液を室温で、1時間撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さのトリフルオロ酢酸 (5 mL) 混合物に、トリエチルシラン (0.27 mL, 2.46 mmol) を氷冷下加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをメタノール (6 mL) に溶かし濃塩酸 (2 mL) を加え24時間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残さを12規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで抽出し、抽出液を水で洗浄して硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物250mg(収率 45%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.15 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.84 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.67 (2H, q, J = 7.5 Hz), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz),4.20-4.60 (2H, m), 4.61-4.82 (1H, m), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz), 2H, 未確認。
[参考例329]
3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
実施例59で得た(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミド (1.0 g, 2.58 mmol)、フェニルボロン酸 (345 mg, 2.83 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (99 mg, 0.086 mmol) の2規定炭酸ナトリウム水溶液(30 mL)−1,2−ジメトキシエタン(15 mL)混合物を窒素雰囲気下で16時間加熱還流した。反応液を酢酸エチルで希釈し、不溶物をろ取し、ろ液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去し、(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミドの粗成績体を得た。この化合物をメタノール (18 mL) に溶かし濃塩酸 (6 mL) を加え2時間加熱還流した。溶媒を減圧濃縮し、得られた残さを12規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した。生成物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物642mg(収率 70%)を得た。 融点 101−102℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.03 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.34 (2H, br s), 4.31 (1H, dd, J = 4.2, 9.0 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 4.8, 9.3 Hz), 4.72 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28-7.45 (5H, m)。
[参考例330]
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例299で得た5−アミノ−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用い、標題化合物を合成した。 収率 86%。 融点 193−194℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.14 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.44 (6H, s), 2.20 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.49 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.02 (2H, s), 6.56 (1H, br s), 7.09 (4H, s)。
[参考例331]
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例296で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 90%。 融点 171−172℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.16 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.21 (3H, s), 2.32 (2H, s), 2.36 (3H, s), 2.56 (3H, s), 2.82 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.22 (2H, br s), 6.64 (1H, s), 7.04 (4H, s), 7.29 (1H, s)。
[参考例332]
N−ベンジル−N−(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例63と同様にして、参考例267で得たN−ベンジル−3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチルアニリンを用いて標題化合物を得た。 収率 94%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :0.98 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.61 (3H, s), 1.73 (2H, s), 1.91 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.79 (3H, s), 3.89 (1H, d, J = 15.6 Hz), 4.00 (1H, d, J = 15.6 Hz), 4.55 (1H, d, J = 13.5 Hz), 4.83 (1H, d, J = 13.5 Hz), 6.63 (1H, s), 6.89 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.07 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.11-7.20 (5H, m)。
[参考例333]
N−(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例63と同様にして、参考例300で得た(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 94%。 融点 181−182℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.10 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.78 (3H, s), 4.00 (2H, s), 6.55 (1H, br s), 6.67 (1H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例334]
(7−(1−(4−イソプロピルフェニル)ビニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)アミン
実施例223で得た(7−(1−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル(306 mg, 0.72 mmol)の酢酸エチル(5 mL)溶液に4規定塩酸−酢酸エチル(5 mL)溶液を氷冷下で滴下し、反応液を30分間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物221mg(収率 定量的)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.97 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.14 (2H, t, J = 8.4 Hz), 3.34 (2H, br s), 4.44 (2H, t, J = 8.4 Hz), 5.14 (1H, s), 5.94 (1H, s), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例335]
N−(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例333で得たN−(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド(1.99 g, 5.21 mmol)の塩化メチレン(25 mL)溶液にアルゴン雰囲気下、−78℃で三臭化ホウ素(1.0 M 塩化メチレン溶液, 10.4 mL, 10.4 mmol)を滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、14時間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、有機層を分離後、水層を酢酸エチルで抽出した。全ての有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物1.83g(収率 97%)を得た。 融点 202−203℃(酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.15 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.11 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.82 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.93 (2H, s), 6.34 (1H, s), 6.37 (1H, br), 6.62 (1H, s), 7.06 (4H, s)。
[参考例336]
N−ベンジル−N−(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例335と同様にして、参考例332で得たN−ベンジル−N−(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 融点 167−168℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :0.99 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.66 (3H, s), 1.80 (2H, s), 1.87 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.90 (1H, d, J = 16.2 Hz), 3.97 (1H, d, J = 16.2 Hz), 4.54 (1H, d, J = 13.5 Hz), 4.57 (1H, d, J = 13.5 Hz), 4.98 (1H, br), 6.59 (1H, s), 6.94 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.11 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.10-7.16 (5H, m)。
[参考例337]
N−ベンジル−N−(3−ブロモ−5−(4−イソプロピルベンジル)−4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例66と同様にして、参考例336で得たN−ベンジル−N−(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミドを、標題化合物を合成した。 収率 98%。 融点 107−108℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :0.99 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.66 (3H, s), 1.76 (2H, s), 2.00 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.96 (1H, d, J = 15.6 Hz), 4.08 (1H, d, J = 15.6 Hz), 4.49 (1H, d, J = 13.5 Hz), 4.87 (1H, d, J = 13.5 Hz), 5.76 (1H, s), 6.93 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.09-7.21 (7H, m)。
[参考例338]
N−ベンジル−N−(3−ブロモ−4−(2−クロロエトキシ)−5−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例217と同様にして、参考例337で得たN−ベンジル−N−(3−ブロモ−5−(4−イソプロピルベンジル)−4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :0.98 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.54 (3H, s), 1.73 (2H, s), 2.07 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.75 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.99-4.13 (4H, m), 4.42 (1H, d, J = 13.5 Hz), 4.96 (1H, d, J = 13.5 Hz), 6.84 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.00-7.20 (7H, m)。
[参考例339]
N−(3−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチル−4−((2−メチルプロパ−2−エン−1−イル)オキシ)フェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例335で得たN−(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−メトキシ−2,6−ジメチル)−アミノ−2−(4−イソプロピルベンジル)−1−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド(300 mg, 0.82 mmol)、塩化メタリル(89 mg, 0.98 mmol)、炭酸カリウム(135 mg, 0.98 mmol)のDMF(5 mL)混合液をアルゴン雰囲気下、80℃で18時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)により精製し、標題化合物280mg(収率 81%)を得た。 融点 129−130℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.72 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.82 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.03 (2H, s), 4.38 (2H, s), 4.90 (1H, s), 5.02 (1H, s), 6.53 (1H, s), 6.63 (1H, br), 7.04 (4H, s)。
[参考例340]
N−(4−(アリルオキシ)−3−ブロモ−5−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例66と同様にして、参考例335で得たN−(3−(4−イソプロピルベンジル)−4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、N−(3−ブロモ−5−(4−イソプロピルベンジル)−4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミドを合成した。この化合物を用い、参考例213と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 33%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.14 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.06 (3H, s), 2.28 (2H, s), 2.37 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.08 (2H, br s), 4.29 (2H, br s), 5.20 (1H, d, J = 10.5 Hz), 5.28-5.36 (1H, m), 5.98-6.20 (1H, m), 6.65 (1H, s), 7.00 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例341]
N−(4−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチル−5−(2−メチルプロパ−2−エン−1−イル)フェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例215と同様にして、参考例339で得たN−(3−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチル−4−((2−メチルプロパ−2−エン−1−イル)オキシ)フェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド を用い、標題化合物を合成した。 収率 93%。 融点 124−125℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.14 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.78 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.38 (2H, s), 4.03 (2H, br s), 4.65 (1H, s), 4.84 (1H, s), 5.05 (1H, s), 6.60 (1H, s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例342]
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例55で得た5−アミノ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3(2H)−オンを用いて、標題化合物を合成した。 収率 91%。 融点 181−182℃(THF−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.15 (9H, s), 1.42 (6H, s), 2,30-2.32 (5H, m), 2.49 (3H, s), 6.55 (1H, br s), 6.79 (1H, s)。
[参考例343]
3,3−ジメチル−N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例63と同様にして、参考例305で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 50%。 融点 229−230℃(THF−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.15 (9H, s), 1.30 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.11 (3H, s), 2.27 (3H, s), 2.31 (2H, s), 2.45 (3H, s), 2.96 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.67 (1H, br s), 7.24 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.33 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.48 (1H, s)。
[参考例344]
7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
実施例203で得た、N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミド (808 mg, 2.3 mmol) をメタノール (10 mL) と濃塩酸 (5 mL) の溶液に加え、加熱還流下2時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、冷重曹水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 1:1)により精製し、標題化合物を油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.87 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.60 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.34 (2H, br), 4.36-4.43 (1H, m), 4.48-4.56 (1H, m), 4.76-4.85 (1H, m), 7.03 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
[参考例345]
2−ブロモ−1−(4−イソプロピルフェニル)プロパン−1−オン
参考例164と同様にして塩化 2−ブロモプロパノイルを用い、標題化合物を合成した。 収率 97%。 油状物。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ :1.28 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.90 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.98 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 5.28 (1H, q, J = 7.0 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.97 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例346]
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)プロパン−1−オン
参考例159と同様にして、参考例345で得た2−ブロモ−1−(4−イソプロピルフェニル)プロパン−1−オンと2,3,5−トリメチルフェノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.26 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.69 (3H, d, J = 7.0 Hz), 2.16 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.95 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 5.37 (1H, q, J = 7.0 Hz), 6.40 (1H, s), 6.59 (1H, s), 7.29-7.32 (2H, m), 8.00-8.04 (2H, m)。
[参考例347]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフラン
参考例346で得た1−(4−イソプロピルフェニル)−2−(2,3,5−トリメチルフェノキシ)プロパン−1−オン(61.3 g, 194 mmol)、Amberlyst 15 (61.0 g)、及びモレキュラーシーブMS4A(30 g)のトルエン(200 mL)混合液を80℃で2時間加熱還流した。反応液をセライトろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残さをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:100)により精製し、標題化合物54.4g(収率 96%)で得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.30 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.06 (3H, s), 2.32 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.41 (3H, s), 2.96 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 6.75 (1H, s), 7.25 (4H, s)。
[参考例348]
3−(4−イソプロピルフェニル)−2,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン
参考例159と同様にして、参考例345で得た2−ブロモ−1−(4−イソプロピルフェニル)プロパン−1−オンと2,3−ジメチルフェノールを用い、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−(2,3−ジメチルフェノキシ)プロパン−1−オンを得た。この化合物を参考例143と同様にして、標題化合物を得た。 収率 81%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.31 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.38 (3H, s), 2.44 (3H, s), 2.53 (3H, s), 2.97 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.29-7.45 (5H, m)。
[参考例349]
(cis)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例144と同様にして、参考例347で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフランを用いて、標題化合物を合成した。 収率 63%。 融点 79−80℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.09 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.21 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.90 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.24 (3H,s), 2.85 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 4.30 (1H, d, J = 7.0 Hz), 4.91-5.05 (1H, m), 6.49 (1H, s), 6.83 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例350]
(cis)−N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例144と同様にして、参考例348で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,6,7−トリメチル−1−ベンゾフランを用い、3−(4−イソプロピルフェニル)−2,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを得た。この化合物を用い、参考例23と同様にして、5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを得た。この化合物を用い、参考例24と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 22%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.00 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.23 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.10 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.44 (1H, br s), 4.19 (2H, s), 4.44 (1H, d, J = 8.0 Hz), 4.90-4.99 (1H, m), 6.37 (1H, s), 6.90 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.23-7.36 (5H, m)。
[参考例351]
(cis)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン 塩酸塩
参考例30と同様にして、参考例350で得た(cis)−N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 96%。 融点 189−190℃(ジイソプロピルエーテル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.02 (3H, d, J = 6.0 Hz), 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.09 (3H, s), 2.21 (3H,s), 2.86 (1H, sept, J = 7.0 Hz), 3.23 (3H, br), 4.39 (1H, d, J = 8.0 Hz), 4.89-4.99 (1H, m), 6.36 (1H, s), 6.90 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例352]
(cis)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例23と同様にして、参考例349で得た(cis)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用いて、(cis)−5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを合成した。この化合物を用いて、参考例24と同様にして、(cis)−N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン合成した。この化合物を用いて、参考例30と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 83%。
融点 91−92℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.06 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.21 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.84 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.21 (3H,s), 2.85 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.25 (2H, br s), 4.29 (1H, d, J = 8.0 Hz), 4.83-4.96 (1H, m), 6.83 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
[参考例353]
2−(3,5−ジメチルフェノキシ)−1−フェニルエタノン
参考例177と同様にして、3,5−ジメチルフェノールとフェナシルブロマイドを用い、標題化合物を合成した。 収率 86%。 融点 104−105℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.28 (6H, s), 5.23 (2H, s), 6.58 (2H, s), 6.63 (1H, s), 7.46-7.54 (2H, m), 7.58-7.65 (1H, m), 7.98-8.04 (2H, m)。
[参考例354]
4,6−ジメチル−3−フェニル−1−ベンゾフラン
参考例143と同様にして、参考例353で得た2−(3,5−ジメチルフェノキシ)−1−フェニルエタノンを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.21 (3H, s), 2.43 (3H, s), 6.83 (1H, s), 7.17 (1H, s), 7.38-7.50 (6H, m)。
[参考例355]
4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例199と同様にして、参考例354で得た4,6−ジメチル−3−フェニル−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 91%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.91 (3H, s), 2.29 (3H, s), 4.41 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 9.0, 5.1 Hz), 4.85 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.48 (1H, s), 6.57 (1H, s), 7.11-7.31 (5H, m)。
[参考例356]
5−ブロモ−4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン
参考例23と同様にして、参考例355で得た4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 78%。 融点 135−136℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 2.04 (3H, s), 2.39 (3H, s), 4.41 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 9.3, 4.2 Hz), 4.85 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.67 (1H, s), 7.07-7.25 (2H, m), 7.19-7.32 (3H, m)。
[参考例357]
N−ベンジル−4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例24と同様にして、参考例356で得た5−ブロモ−4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用い、標題化合物を合成した。 収率 72%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.89 (3H, s), 2.26 (3H, s), 2.87 (1H, br s), 3.92 (2H, s), 4.37 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.2 Hz), 4.82 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.60 (1H, s), 7.05-7.40 (10H, m)。
[参考例358]
4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例30と同様にして、参考例357で得たN−ベンジル−4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 84%。 融点 127−128℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.84 (3H, s), 2.19 (3H, s), 3.26 (2H, br s), 4.33 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.78 (1H, dd, J = 9.0, 8.7 Hz), 6.56 (1H, s), 7.09-7.29 (5H, m)。
[参考例359]
(+)−N−((3R)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−2−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)アセトアミド
参考例134で得た(3R)−(+)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン(0.89 g, 3 mmol)のDMF溶液に、トリエチルアミン(0.84 mL, 6 mmol)、(4−トリフルオロメチル)フェニル酢酸(0.67 g, 3.3 mmol)、シアノリン酸ジエチル(0.46 mL, 3.3 mmol)を0℃にて加え、室温に昇温した。同温にて1時間撹拌後、反応液を冷水(50 mL)に注いだ。析出した結晶をろ取し、結晶を再び酢酸エチルに溶解した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下乾燥し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:1)にて精製後、ジエチルエーテル−ヘキサンより結晶化し、標題化合物1.19g(収率 83%)を得た。 融点 187−189℃(ジエチルエーテル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.47 (3H, s), 1.65 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.29 (3H, s), 3.79 (2H, s), 4.06 (1H, s), 6.44 (1H, br), 7.02 (4H, br), 7.49 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.62 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
[参考例360]
(+)−2−(4−メトキシフェニル)−N−((3R)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)アセトアミド
参考例359と同様に、参考例134で得た(+)−(3R)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと4−メトキシフェニル酢酸を用いて、標題化合物を合成した。 収率 74%。 融点 186−188℃(酢酸エチル−ヘキサン)。1H-NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.46 (3H, s), 1.64 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.28 (3H, s), 3.68 (2H, s), 3.80 (3H, s), 4.06 (1H, s), 6.44 (1H, br), 6.89 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.02 (4H, br), 7.25 (2H, d, J = 8.6 Hz)。
[参考例361]
(+)−3−(4−メトキシフェニル)−N−((3R)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)プロピオンアミド
参考例359と同様に、参考例134で得た(+)−(3R)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと4−メトキシフェニルプロピオン酸を用いて、標題化合物を合成した。 収率 21%。 融点 170−172℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.63 (3H, s), 1.99 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.64 (2H, d, J = 7.4 Hz), 2.99 (2H, d, J = 7.4 Hz),3.76 (3H, s), 4.08 (1H, s), 6.44 (1H, br), 6.81 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.02 (4H, br), 7.16 (2H, d, J = 8.5 Hz)。
[参考例362]
3−(4−メトキシフェニル)−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)プロピオンアミド
参考例359と同様に、参考例130で得た2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと4−メトキシフェニルプロピオン酸を用いて、標題化合物を合成した。収率 29%。 融点 180−183℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.63 (3H, s), 1.99 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.64 (2H, d, J = 7.3 Hz), 2.99 (2H, d, J = 7.3 Hz),3.76 (3H, s), 4.08 (1H, s), 6.45 (1H, br), 6.81 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.02 (4H, br), 7.16 (2H, d, J = 8.5 Hz)。
[参考例363]
2−(4−メトキシフェニル)−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)アセトアミド
参考例359と同様に、参考例130で得た2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと4−メトキシフェニル酢酸を用いて、標題化合物を合成した。 収率 62%。 融点 166−167℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.46 (3H, s), 1.63 (3H, s), 2.03 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.28 (3H, s), 3.68 (2H, s), 3.79 (3H, s), 4.05 (1H, s), 6.43 (1H, br), 6.87 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.00 (4H, br), 7.25 (2H, d, J = 8.6 Hz)。
[参考例364]
4−(4−メトキシフェニル)−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
参考例359と同様に、参考例130で得た2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと4−(4−メトキシフェニル)ブタン酸を用いて、標題化合物を合成した。 収率 11%。 融点 166−167℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.46 (3H, s), 1.63 (3H, s), 2.03 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.28 (3H, s), 3.68 (2H, s), 3.79 (3H, s), 4.05 (1H, s), 6.43 (1H, br), 6.87 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.00 (4H, br), 7.25 (2H, d, J = 8.6 Hz)。
[参考例365]
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−メトキシフェニルアセトアミド
参考例63と同様にして、参考例120で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと4−メトキシフェニルアセチルクロリドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 74%。 融点 171−173℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ:0.98 (3H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.46 (3H, s), 1.64 (3H, s), 2.03 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.6 Hz), 3.68 (2H, s), 3.80 (3H, s), 4.06 (1H, s), 6.45 (1H, br), 6.6-6.9 (2H, m), 6.89 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.26 (d, 2H, J = 8.6 Hz)。
[参考例366]
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−(4−メトキシフェニル)プロピオンアミド
参考例63と同様にして、参考例120で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと4−メトキシフェニルプロピオニルクロリドを用いて、標題化合物を合成した。収率 72%。 融点 188−191℃。(酢酸エチル−ヘキサン)
1H-NMR (CDCl3) δ:0.99-1.01 (3H, m), 1.19-1.26 (6H, m), 1.48 (3H, s), 1.64-1.68 (3H, m), 1.99 (3H, s), 2.05-2.13 (5H, m), 2.65-3.04 (3H, m), 3.72-3.77 (3H, m), 4.08 (1H, s), 6.47-7.19 (9H, m)。
[参考例367]
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N−(2−(4−メトキシフェニル)エチル)アセトアミド
塩化アルミニウム(1.23 g,9.25 mmol)のTHF(40 mL)懸濁液に、氷冷下で水素化リチウムアルミニウム(354 mg,9.31 mmol)を少しずつ加え同温下で10分間撹拌した。この混合物に参考例365で合成したN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−4−メトキシフェニルアセトアミド(536 mg,1.14 mmol)を加え3時間加熱還流した。反応混合物を氷水中に加え、8規定水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、生成物を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層を水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 3:1)にて精製し、3−(4−イソプロピルフェニル)−N−(2−(4−メトキシフェニル)エチル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを得た。この化合物(537.9 mg, 1.18 mmol)を水素化ナトリウム(60%パラフィン分散物,232.1 mg, 5.80 mmol)のDMF(25 mL)懸濁液に加え60℃で20分間撹拌した。塩化アセチル(0.5 mL, 7.03 mmol)を加え、1時間同温度で撹拌した。反応混合物を室温まで冷却した後、混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出した。抽出液を水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 3:1)にて精製し、目的物の回転異性体(Rf=0.38;ヘキサン−酢酸エチル 3:1)を(収率 43%)を得た。 融点 134−136℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.03 (3H, s), 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.54 (3H, s), 1.66 (3H, s), 1.72 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.77-2.89 (3H, m), 3.59-3.70 (2H, m), 3.77 (3H, s), 4.11 (1H, s), 6.77-7.13 (8H, m)。
[参考例368]
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N−(2−(4−メトキシフェニル)エチル)アセトアミド
参考例367と同様に操作した残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 3:1)にて精製し、目的物の回転異性体(Rf=0.25;ヘキサン−酢酸エチル 3:1)を(収率 34%)を得た。 非晶質。
1H-NMR (CDCl3) δ:1.03 (3H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.53 (3H, s), 1.73 (3H, s), 1.75 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.67-2.75 (2H, m), 2.80-2.94 (1H, septet, J = 6.8 Hz), 3.57-3.74 (2H, m), 3.77 (3H, s), 4.14 (1H, s), 6.77-7.13 (8H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (430 mg, 1.46 mmol) とtert−ブチルアセチルクロリド (0.22 mL, 1.53 mmol) の塩化メチレン (10 mL) 溶液に室温でトリエチルアミン (0.22 mL, 1.61 mmol) を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を分離し、水層を塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 8:1)により精製し、標題化合物400 mg(収率 70%)を得た。 融点 171−173℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.81 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.82 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.49 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例31で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 54%。 融点 177−178℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.09 (9H, s), 1.24 (6H, d, J = 7.2 Hz), 2.13 (3H, s), 2.18 (2H, s), 2.20 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 4.28 (1H, dd, J = 9.0, 7.5 Hz), 4.56-4.63 (1H, m), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.69 (1H, br s), 6.94 (1H, s), 7.11 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例32で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 67%。 融点 130−131℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.77-4.85 (1H, m), 6.48 (1H, br s), 6.62 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例33で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 71%。 融点 119−120℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.06 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.13 (2H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 9.0, 7.5 Hz), 4.56-4.64 (1H, m), 4.87 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.79 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.89 (1H, br s), 7.08-7.23 (6H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例34で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−3,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 37%。 融点 194−195℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.72 (3H, s), 1.74 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37 (1H, d, J = 8.4 Hz), 4.42 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.48 (1H, br s), 7.13 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.21 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例35で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−3,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点 132−133℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.71 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.20 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, d, J = 8.7 Hz), 4.57 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.72 (1H, br s), 6.97 (1H, s), 7.13 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.20 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
(+)−N−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1で得た、N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを高速液体クロマトグラフィー(機器:GIGAPREP SK-1 資生堂社製、カラム:CHIRALCEL OD(50(i,d)x 500mm)ダイセル化学工業株式会社製)、移動層:ヘキサン:エタノール=95:5,流速:60mL/min、カラム温度:35℃、注入量:30 mg/回、検出:UV 220 nm)を用いて保持時間の小さい方を分取した。 回収率 44%。 融点 186−187℃ (酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+64.0°(c=0.44,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.84 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.47 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
(−)−N−((3S)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1で得た、N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを高速液体クロマトグラフィー(機器:GIGAPREP SK-1 資生堂社製、カラム:CHIRALCEL OD(50(i,d)x 500mm)ダイセル化学工業株式会社製)、移動層:ヘキサン:エタノール=95:5,流速:60mL/min、カラム温度:35℃、注入量:30 mg/回、検出:UV 220 nm)を用いて保持時間の大きい方を分取した。 回収率 42%。 融点 185−186℃。(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D=−61.2°(c=0.42,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.84 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.81 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.49 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)プロピオンアミド
実施例1と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとプロピオニルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 74%。 融点 164−165℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.00-1.37 (9H, m), 1.82 (3H, s), 2.09-2.45 (8H, m), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37-4.60 (2H, m), 4.77-4.89 (1H, m), 6.54 (1H, br s), 6.99-7.19 (4H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例1と同様に、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとブチリルクロリドを用いて標題化合物を合成した。 収率 80%。 融点 177−178℃(THF−ジイソプロピルエーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.02 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.71-1.87 (5H, m), 2.13 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.35 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.54 (1H, br s), 6.99-7.06 (2H, m), 7.11-7.15 (2H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ペンタンアミド
実施例1と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとペンタノイルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 72%。 融点 128−129℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.72-1.00 (3H, m), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.36-1.90 (7H, m), 2.11-2.42 (8H, m), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37-4.59 (2H, m), 4.77-4.89 (1H, m), 6.53 (1H, br s), 6.99-7.17 (4H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−2−(4−メトキシフェニル)アセトアミド
実施例1と同様に、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと(4−メトキシフェニル)アセチルクロリドを用いて標題化合物を合成した。 収率 62%。 融点 166−167℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.72 (3H, s), 2.02 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.69 (2H, s), 3.80 (3H, s), 4.39 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.48 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.80 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.46 (1H, br s), 6.90 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.01 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.26 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−(4−メトキシフェニル)プロピオンアミド
実施例1と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと3−(4−メトキシフェニル)プロピオニルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 融点 119−120℃(酢酸エチル−ヘキサン)。1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.66-1.75 (3H, m), 1.97-2.20 (6H, m), 2.61-3.02 (5H, m), 3.71-3.78 (3H, m), 4.35-4.56 (2H, m), 4.77-4.85 (1H, m), 6.45 (1H, br s), 6.62-7.20 (8H, m)。
N−(tert-ブチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン(300 mg, 1.02 mmol)の塩化メチレン(5 mL)溶液にイソシアン酸 tert−ブチル(0.14 mL, 1.22 mmol)を加え20時間還流した。反応液を水に加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 2:1)により精製後、THF−ヘキサンより再結晶し、標題化合物283mg(収率 70%)を得た。 融点 201−202℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.10-1.40 (15H, m), 1.87 (3H, s), 2.19 (6H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.00 (1H, br s), 4.45 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.86 (1H, t, J = 8.7 Hz), 5.31 (1H, br s), 7.00 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)オキサミド酸エチル
実施例1と同様に、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとエチルオキザリルクロリドを用いて標題化合物を合成した。 収率 76%。 融点 83−84℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.42 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.83 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37-4.46 (3H, m), 4.54 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.27 (1H, br s)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチル−2−オキソブタンアミド
実施例15で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)オキサミド酸エチル(100 mg, 0.25 mmol)のTHF(3 mL)溶液に、アルゴン雰囲気下、tert−ブチルマグネシウムクロリド(2.0 M THF溶液, 0.26 mL, 0.5 mmol)を0℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温で1時間撹拌後、氷に加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物29mg(収率 28%)を得た。 融点 142−143℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.37 (9H, s), 1.81 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.03 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.12 (2H, d, J = 7.8 Hz), 8.00 (1H, br s)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−2−オキソブタンアミド
2−オキソブタン酸(259 mg, 2.54 mmol)のTHF (5 mL)溶液に オキザリルクロリド (0.33 mL, 3.80 mmol) を氷冷下で滴下後、DMF (3滴) を加え、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、1時間撹拌後、溶媒を減圧下で留去した。残さを塩化メチレン (5 mL) に溶かし、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン(500 mg, 1.69 mmol)とトリエチルアミン(0.24 mL, 1.69 mmol)のTHF (5 mL) 溶液に氷冷下で滴下し、30分間撹拌した。室温に昇温後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 2:1)により精製し、標題化合物363mg(収率 57%)を合成した。 収率 57%。融点 97−98℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.15 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.79 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.01 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.03 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.12 (2H, d, J = 7.8 Hz), 8.13 (1H, s)。
2−ヒドロキシ−N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例17で得たN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−2−オキソブタンアミド(237 mg, 0.62 mmol)のメタノール(5 mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(24 mg, 0.62 mmol)を0℃で加え,室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。残さを酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物170mg(収率 72%)を得た。 融点146−147℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.70-1.88 (4H, m), 1.88-2.05 (1H, m), 2.12 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.50-2.60 (2H×0.5, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.22-4.28 (2H×0.5, m), 4.41 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.03 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.11 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.58 (1H×0.5, br s), 7.60 (1H×0.5, br s)。
2−ヒドロキシ−N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例15で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)オキサミド酸エチル(500 mg, 1.26 mmol)のTHF(10 mL)溶液に、アルゴン雰囲気下、tert−ブチルマグネシウムクロリド(2.0 M THF溶液, 1.9 mL, 3.78 mmol)を0℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、1時間撹拌後、氷に加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物をジアステレオマー混合物として194mg(収率 38%)を得た。 融点 165−166℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.09 (9H, s), 1.20-1.26 (6H, m), 1.84 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.64 (1H×0.5, d, J = 5.1 Hz), 2.70 (1H×0.5, d, J = 5.1 Hz), 2.80-2.92 (1H, m), 3.91 (1H×0.5, d, J = 5.1 Hz), 3.92 (1H×0.5, d, J = 5.1 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.03 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.12 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.36 (1H×0.5, br s), 7.47 (1H×0.5, br s)。
N−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例3で得たN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (650 mg, 1.71 mmol) と1,1−ジクロロメチルメチルエーテル (237 mg, 2.06 mmol) の塩化メチレン (5 mL) 溶液にアルゴン雰囲気下、四塩化チタン (0.34 mL, 3.07 mmol) を氷冷下で加えた後、同温下で20分間撹拌した。反応液に水を加え、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し標題化合物520mg(収率 75%)を得た。 融点 177−178℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.51 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.49-4.61 (2H, m), 4.92-5.05 (1H, m), 6.55 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 10.4 (1H, s)。
N−(7−(ヒドロキシメチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例20で得た、N−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (370 mg, 0.91 mmol) のメタノール (5 mL) 溶液 に水素化ホウ素ナトリウム (34 mg, 0.91 mmol) を室温下加え、1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さを酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンで結晶化させ、標題化合物290mg(収率 78%)を得た。 融点 274−275℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.00 (1H, br s), 2.26 (5H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.43 (1H, dd, J = 8.1, 4.8 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.64-4.93 (3H, m), 6.54 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(1−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
メチルマグネシウムブロミド(2.0 M THF溶液, 5.0 mL, 10.0 mmol)に、実施例20で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (780 mg, 1.91 mmol) を0℃で加えた後、反応液を同温下で、1時間撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをヘキサン−酢酸エチルより結晶化させて、標題化合物をジアステレオマー混合物として590mg(収率 73%)を得た。 融点 156−157℃ (酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.87-1.32 (15H, m), 1.50-1.62 (3H, m), 1.86 (3H, s), 2.17-2.25 (5H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.42-3.52 (1H, m), 4.47-4.52 (2H, m), 4.82-5.09 (2H, m), 6.50 (1H, br s), 7.00-7.05 (2H, m), 7.03-7.15 (2H, m)。
N−(7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例22で得たN−(7−(1−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(200 mg, 0.47 mmol)の トリフルオロ酢酸 (3 mL) 混合物に、トリエチルシラン (0.5 mL, 3.2 mmol)を氷冷下加え、室温で30分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)により精製しヘキサンより結晶化させ標題化合物100mg(収率 52%)を得た。 融点 135−136℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.90-1.25 (18H, m), 1.84 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.65 (2H, q, J = 7.5 Hz), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.50 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N,3,3−トリメチルブタンアミド
実施例1で合成したN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (200 mg, 0.51 mmol) のDMF (3 mL) 溶液に水素化ナトリウム(60%流動パラフィン分散物, 24 mg, 0.6 mmol) を0℃で加え、室温で30分間撹拌した。反応液にヨウ化メチル (78 mg, 0.55 mmol) を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、ジイソプロピルエーテルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、標題化合物の2種の回転異性体のうち低極性の目的物を25mg(収率 12%)得た。 融点 122−123℃(石油エーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.99 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.75 (3H, s), 1.79 (2H, s), 2.06 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.00 (3H, s), 4.44 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.87 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N,3,3−トリメチルブタンアミド
実施例24のシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により、2種の回転異性体のうち高極性の標題化合物を28mg(収率 14%)得た。 融点 80−82℃(石油エーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.91 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.72 (2H, s), 1.73 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.06 (3H, s), 4.43 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.86 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.95 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−(1−ピロリジニルメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
ピロリジン (0.20 mL, 2.4 mmol) のメタノール (5 mL) 溶液 にチタンテトライソプロポキシド (0.36 mL, 1.20 mmol)、実施例20で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (250 mg, 0.61 mmol) を0℃で加え、室温で14時間撹拌した。反応液に水素化ホウ素ナトリウム (23.2 mg, 0.61 mol) を室温下加え、1.5時間撹拌した。反応液に水を加え、減圧下濃縮後、残さを酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 2:1)により精製し、標題化合物140mg(収率 49%)を得た。 非晶質。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.09 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.62-1.87 (7H, m), 2.22 (2H, s), 2.26 (3H, s), 2.47-2.62 (4H, m), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.58 (1H, d, J = 12.0 Hz) , 3.67 (1H, d, J = 12.0 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 4.48 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.78 (1H, t, J = 9.0 Hz) , 6.65 (1H, br s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−((ジメチルアミノ)メチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例26と同様にして、実施例20で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとジメチルアミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 37%。 非晶質。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.20-2.32 (11H, m), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.39 (1H, d, J = 12.3 Hz) , 3.45 (1H, d, J = 12.3 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.80 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.51 (1H, br s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(1−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
メチルマグネシウムブロミド(2.0 M THF溶液, 5.0 mL, 10.0 mmol)に、実施例20で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (1.0 g, 1.91 mmol) を0℃で加えた後、反応液を同温下で、1時間撹拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、1規定塩酸で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、標題化合物192mg(収率 19%)を低極性体として得た。 融点 147−148℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.51 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.86 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.51 (1H, d, J = 10.5 Hz), 4.43-4.58 (2H, m), 4.82-5.11 (2H, m), 6.51 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(1−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例28と同様に操作した残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、標題化合物122mg(収率 12%)を高極性体として得た。 融点 169−170℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.55 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.85 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.49 (1H, d, J = 9.9 Hz), 4.43-4.58 (2H, m), 4.82-5.12 (2H, m), 6.53 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(1−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
エチルマグネシウムクロリド (2.0 M THF溶液, 5.0 mL, 10.0 mmol)に、実施例20で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (0.7 g, 1.72 mmol) を0℃で加えた後、反応液を同温下で、1時間撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、1規定塩酸で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、標題化合物264mg(収率 35%)を低極性体として得た。 融点 145−146℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.90-1.05 (3H, m), 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.69-1.95 (5H, m), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.32 (1H, d, J = 10.2 Hz), 4.41-4.57 (2H, m), 4.72-4.90 (2H, m), 6.51 (1H, br s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(7−(1−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例30と同様に操作した残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、標題化合物160mg(収率 21%)を高極性体として得た。 融点 165−167℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.87-1.09 (3H, m), 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.77-1.93 (5H, m), 2.17 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.36 (1H, d, J = 10.2 Hz), 4.40-4.52 (2H, m), 4.72-4.90 (2H, m), 6.56 (1H, br s), 7.01 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例22で得たN−(7−(1−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (580 mg, 1.37 mmol) と二酸化マンガン (1.43 g, 16.4 mmol) 混合物を100℃で、2時間撹拌した。不溶物をろ過で除き、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、標題化合物440mg(収率 76%)を得た。 融点 200−201℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.89 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.26 (2H, s) , 2.58 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.8 Hz), 4.41-4.58 (2H, m), 4.78-4.96 (1H, m), 6.47 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
N−(7−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例22と同様にして、実施例32で得たN−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)))−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル))−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 34%。 融点 133−134℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.8 Hz), 1.68 (3H, s), 1.70 (3H, s), 1.86 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.35 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.8 Hz), 4.37-4.55 (3H, m), 4.75-4.88 (1H, m), 6.47 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例23と同様にして、実施例30および31の合成の際に得られたN−(7−(1−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドのジアステレオ混合物を用い、標題化合物を合成した。 収率 86%。 融点 145−148℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.80-1.35 (18H, m), 1.45-1.65 (2H, m), 1.80 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.57-2.68 (2H, m), 2.85 (1H, septet, J = 6.8 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.4, 6.6 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 8.8, 6.6 Hz), 4.80 (1H, t, J = 8.4 Hz), 6.49 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例3で合成したN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (1.0 g, 2.63 mmol) のアセトニトリル (30mL) 溶液に、0℃でN−ブロモコハク酸イミド (468 mg, 2.63 mmol) を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さをエタノールから結晶化させて標題化合物1.10g(収率 91%)を得た。 融点 191−193℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.82 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.33 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.63 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.93 (1H, t, J = 9.3 Hz), 6.54 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例35で合成したN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (250 mg, 0.545 mmol)、臭化銅(I) (78 mg, 0.545 mmol)、酢酸エチル (88 mg, 1.00 mmol) と28%ナトリウムメトキシド−メタノール溶液 (20 mL) の混合物を、6時間加熱還流した。反応液に1規定塩酸を加え、生成物をジイソプロピルエーテルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、ヘキサン−酢酸エチルで結晶化させ標題化合物130mg(収率 58%)を得た。 融点 191−193℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.83 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.89 (3H, s), 4.44-4.55 (2H, m), 4.87 (1H, t, J = 8.1 Hz), 6.47 (1H, br s), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(+)−N−((3R)−3-(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例141で得た(+)−(3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 93%。 融点 148−149℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+93.2°(c=0.54,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.47 (1H, br s), 6.63 (1H, s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(+)−N−((3R)−7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例37で得た(+)−N−((3R)−3-(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (933 mg, 2.46 mmol) の塩化メチレン (20 mL) 溶液にアルゴン雰囲気下、−70℃で塩化アルミニウム (721 mg, 5.40 mmol) を加え20分間撹拌した。反応液に塩化アセチル (424 mg, 5.40 mmol) を同温度で滴下後、徐々に10℃に昇温した。反応液を氷に加え、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 2:1)により精製し、標題化合物873mg(収率 84%)を合成した。 融点 176−177℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+6.2°(c=0.53,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.58 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.46-4.55 (2H, m), 4.89 (1H, t, J = 8.4 Hz), 6.53 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(−)−N−((3R)−7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例20と同様にして、実施例37で得た(+)−N−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 融点 179−180℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=−25.8°(c=0.48,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.52 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.45-4.60 (2H, m), 4.97 (1H, t, J = 10.8 Hz), 6.49 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 10.43 (1H, s)。
(+)−N−((3R)−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例28と同様にして、実施例39で得た(−)−N−((3R)−7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い得られた化合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、低極性体として標題化合物を得た。 収率 33%。 融点 188−189℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+63.4°(c=0.49,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.52 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.85 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.50 (1H, br d), 4.45-4.54 (2H, m), 4.85-4.94 (1H, m), 5.00-5.10 (1H, m), 6.50 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(+)−N−((3R)−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例28と同様にして、実施例39で得た(−)−N−((3R)−7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い得られた化合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、高極性体として標題化合物を得た。 収率 49%。 融点 149−150℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+15.2°(c=0.49,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.55 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.85 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.47 (1H, br d), 4.40-4.55 (2H, m), 4.83-4.91 (1H, m), 5.01-5.11 (1H, m), 6.50 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (2H, d, J = 7.8 Hz)。
(+)−N-((3R)−7−エチル−3−(4-イソプロピルフェニル)-4,6-ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例40および41で得た(+)−N−((3R)−7−(1−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (746 mg, 1.77 mmol) と10%パラジウム炭素 (50%含水, 75 mg) のエタノール (8 mL) 溶液を2時間加熱還流した。触媒を除去後、反応液を減圧濃縮した。得られた残さをTHF−ヘキサンより再結晶し、標題化合物589mg(収率 96%)を得た。 融点 156−157℃。[α]D 20=+50.7°(c=0.46,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.14 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.66 (2H, q, J = 7.5 Hz), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.47 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.12 (2H, d, J = 7.8 Hz)。
(+)−N−((3R)−7−(1−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例30と同様にして、実施例39で得た(−)−N−((3R)−7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い得られた化合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、低極性体として標題化合物を得た。収率 25%。 融点 205−206℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+54.8°(c=0.44,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.99 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.70-1.93 (5H, m), 2.17 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.31 (1H, br d), 4.42-4.52 (2H, m), 4.74-4.80 (1H, m), 4.85 (1H, t, J = 8.1 Hz), 6.49 (1H, br s), 7.01 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
(+)−N−((3R)−7−(1−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例30と同様にして、実施例39で得た(−)−N−((3R)−7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い得られた化合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、高極性体として標題化合物を得た。 収率 38%。 非晶状粉末。[α]D 20=+16.1°(c=0.54,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.09 (9H, s), 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.76-1.95 (5H, m), 2.15 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.41 (1H, br d), 4.41-4.49 (2H, m), 4.73-4.88 (2H, m), 6.85 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(+)−N−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例43および44で得た(+)−N−((3R)−7−(1−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (620 mg, 1.42 mmol)のジアステレオ混合物と10%パラジウム炭素 (50%含水, 62 mg) の酢酸 (3 mL) 溶液を80℃で2時間反応させた。触媒を除去後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物423mg(収率 71%)を得た。 融点 184−185℃。[α]D 20=+41.6°(c=0.51,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.98 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.50-1.60 (2H, m), 1.85 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.57-2.63 (2H, m), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.80 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.46 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(+)−N−((3R)−7−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例22と同様にして、実施例38で得た(+)−N−((3R)−7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 82%。 融点 141−142℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+40.8°(c=0.46,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.68 (3H, s), 1.70 (3H, s), 1.86 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.35 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37 (1H, s), 4.37-4.50 (2H, m), 4.75-4.87 (1H, m), 6.52 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
(+)−N−(tert−ブチル)−N’−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
参考例141で得た(+)−(3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (1.0 g, 3.55 mmol) のTHF (10 mL) 溶液に、氷冷下でクロロぎ酸 2,2,2−トリクロロエチル (0.49 mL, 3.55 mmol) を滴下後、トリエチルアミン (0.52 mL, 3.73 mmol) を加え、30分間撹拌後、室温に昇温した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチル (1.60 g, 3.50 mmol) とtert−ブチルアミン (779 mg, 10.65 mmol) のジメチルスルホキシド (20 mL)溶液をアルゴン雰囲気下、45℃で5時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、および飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 2:1)で精製し、標題化合物1.19g(収率 88%)を得た。 融点 205−206℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+81.0°(c=0.51,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.18-1.30 (15H, m), 1.89 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.00 (1H, br s), 4.45 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.88 (1H, t, J = 8.7 Hz), 5.25 (1H, br s), 6.66 (1H, s), 7.00 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(−)−N−(tert−ブチル)−N’−((3R)−7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例20と同様にして、実施例47で得た(+)−N−(tert−ブチル)−N’−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレアを用い、標題化合物を合成した。 収率 78%。 融点 209−210℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=−31.2°(c=0.48,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10-1.40 (15H, m), 1.96 (3H, s), 2.57 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.97 (1H, br s), 4.50-4.63 (2H, m), 4.95-5.05 (1H, m), 5.40 (1H, br s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 10.47 (1H, s)。
(+)−N−(tert−ブチル)−N’−((3R)−7−(ヒドロキシメチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例21と同様にして、実施例48で得た(−)−N−(tert−ブチル)−N’−((3R)−7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレアを用い、標題化合物を合成した。収率 97%。 融点 187−188℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+34.0°(c=0.43,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12-1.28 (15H, m), 1.89 (3H, s), 2.05 (1H, br s), 2.31 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.99 (1H, br s), 4.48 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.72-4.82 (2H, m), 4.88 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.30 (1H, br s), 6.97 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(+)−N−(tert−ブチル)−N’−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例45と同様にして、実施例49で得た(+)−N−(tert−ブチル)−N’−((3R)−7−(ヒドロキシメチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレアを用い、標題化合物を合成した。 収率 57%。 融点 209−210℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+53.2°(c=0.47,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10-1.38 (15H, m), 1.87 (3H, s), 2.19 (6H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.99 (1H, br s), 4.44 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.86 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.29 (1H, br s), 6.99 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(−)−N−((3R)−7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例35と同様にして、実施例37で得た(+)−N−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 90%。 融点 118−119℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=−13.0°(c=0.52,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.82 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.32 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.62 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.93 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.56 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(+)−N−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例36と同様にして、実施例51で得た(−)−N−((3R)−7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 98%。 融点 150−151℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+55.9°(c=0.50,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.82 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.88 (3H, s), 4.44-4.53 (2H, m), 4.86 (1H, t, J = 8.1 Hz), 6.48 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)メタンスルホンアミド
参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン(200 mg, 0.68 mmol)とトリエチルアミン(0.09 mL, 0.68 mmol)のTHF(4 mL)溶液に、0℃でメタンスルホニルクロリド(0.06 mL, 0.81 mmol)を滴下した。反応液を室温で30分間撹拌後、水に加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧濃縮した。得られた残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 3:2)により精製し、標題化合物185mg(収率 73%)を得た。 融点 139−140℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.02 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.33 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.99 (3H, s), 4.44 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.66 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタン−1−スルホンアミド
参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン(200 mg, 0.68 mmol)のピリジン(10 mL)溶液に、1−ブタンスルホニルクロリド(0.11 mL, 0.82 mmol)を0℃で滴下後、4−ジメチルアミノピリジン(91 mg, 0.75 mmol)を加え、6時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 3:7)により精製し、標題化合物174mg(収率 64%)を得た。 融点 96−97℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.92 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.44 (2H, sixtet, J = 7.5 Hz), 1.81-1.82 (2H, m), 2.01 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.32 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.03-3.09 (2H, m), 4.43 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.58 (1H, s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
4,4,4−トリフルオロ−N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタン−1−スルホンアミド
実施例53と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと4,4,4−トリフルオロ−1−ブタンスルホニルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 62%。 融点 149−150℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.00 (3H, s), 2.10-2.40 (10H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.14 (2H, t, J = 7.3 Hz), 4.40-4.56 (2H, m), 4.84 (1H, t, J = 8.9 Hz), 5.67 (1H, br s),7.02 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)エタンスルホンアミド
実施例54と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと塩化 エタンスルホニルを用い、標題化合物を合成した。 収率 56%。 融点 132−133℃(エタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.42 (3H, t, J = 7.5 Hz), 2.02 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.32 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.11 (2H, q, J = 7.5 Hz), 4.43 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.6, 5.1Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.53 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−1−プロパンスルホンアミド
実施例54と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと塩化 1−プロパンスルホニルを用い、標題化合物を合成した。 収率 54%。 融点 133−134℃(エタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.04 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.81-2.05 (5H, m), 2.18 (3H, s), 2.32 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.00-3.09 (2H, m), 4.40-4.58 (2H, m), 4.84 (1H, t, J = 8.7 Hz), 5.55 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.13 (2H, d, J = 7.5 Hz)。
(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミド
参考例73と同様にして、参考例32で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 融点 193−196℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.19-1.25 (6H, m), 1.87 (1.5H, s), 1.91 (1.5H, s), 2.22 (1.5H, s), 2.26 (1.5H, s), 2.79-2.93 (1H, m), 4.39-4.58 (2H, m), 4.79-4.90 (1H, m), 6.59-6.80 (2H, m), 6.98-7.04 (2H, m), 7.10-7.16 (2H, m), 7.94 (0.5H, d, J = 12.6 Hz), 8.35 (0.5H, d, J = 1.2 Hz)。
(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミド
実施例35と同様にして、実施例58で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 91%。 融点 151−152℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.18-1.30 (6H, m), 1.82-1.92 (3H, m), 2.32-2.44 (3H, m), 2.80-2.97 (1H, m), 4.45-4.65 (2H, m), 4.89-5.00 (1H, m), 6.80 (1H, br s), 7.00-7.17 (4H, m), 7.91 (0.4H, d, J = 12.0 Hz), 8.35 (0.6H, d, J = 1.5 Hz)。
(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミド
実施例20と同様にして、実施例58で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 92%。 融点 123−124℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20-1.25 (6H, m), 1.94 (1.8H, s), 1.97 (1.2H, s), 2.53 (1.8H, s), 2.58 (1.2H, s), 2.80-2.95 (1H, m), 4.47-4.63 (2H, m), 4.93-5.04 (1H, m), 6.67 (1H, br s), 7.00-7.06 (2H, m), 7.12-7.18 (2H, m), 7.91 (0.4H, d, J = 12.0 Hz), 8.39 (0.6H, d, J = 1.2 Hz), 10.4 (0.6H, s), 10.5 (0.4H, s)。
3−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)プロパン酸エチル
実施例1と同様にして、参考例321で得た3−(5−アミノ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)プロパン酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点150−151℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.26 (3H, t, J = 6.9 Hz), 1.84 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.54 (2H, dd, J = 9.0, 6.0 Hz), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.96 (2H, dd, J = 10.2, 7.2 Hz), 4.14 (2H, q, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.50 (1H, dd, J = 9.3, 4.5 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.3 Hz), 6.47 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例322で得た3−(5−アミノ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)プロパン−1−オールを用い、標題化合物を合成した。 収率 36%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.66-1.90 (5H, m), 2.18 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.56 (1H, br s), 2.77 (2H, t, J = 6.9 Hz), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.50-3.65 (2H, m), 4.43 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.81 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.59 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(4−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例323で得た(4−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 51%。 融点 150−151℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.17 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.44-4.57 (2H, m), 4.83 (1H, t, J = 7.5 Hz), 6.64 (1H, br s), 7.06 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例315で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 61%。 融点 135−136℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.84 (3H, s), 2.19 (2H, s), 2.22 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.64 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.15 (1H, s)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例316で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 58%。 融点 214−215℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.16 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.31 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.60 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例317で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,5,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点 190−191℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.15 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 8.7, 5.1 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 9.3, 4.5 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.3 Hz), 6.71 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
4−(ベンジルオキシ)−N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと4−ベンジルオキシブチリルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 52%。 融点 85−86℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.78 (3H, s), 1.98-2.21 (8H, m), 2.50 (2H, t, J = 6.9 Hz), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.58 (2H, t, J = 6.0 Hz), 4.37-4.56 (4H, m), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.80 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.18-7.37 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例318で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3−ジヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 29%。 融点 183−184℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.18 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.03 (3H, s), 2.37 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.64 (1H, dd, J = 8.7, 5.1 Hz), 4.72 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 5.05 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.86 (1H, br s), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.37-7.52 (2H, m), 7.80 (1H, d, J = 8.1 Hz), 8.00 (1H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例319で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロナフト[1,2−b]フラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 62%。 融点 183−184℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.68-1.95 (7H, m), 2.24 (2H, s), 2.55-2.70 (4H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.43 (1H, dd, J = 8.7, 5.1 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 5.1 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.38 (1H, br s), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−3,6,7,8−テトラヒドロ−2H−インデノ[4,5−b]フラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例320で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−3,6,7,8−テトラヒドロ−2H−インデノ[4,5−b]フラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点 201−202℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.04-2.28 (4H, m), 2.77-3.01 (5H, m), 4.41-4.57 (2H, m), 4.85 (1H, t, J = 8.1 Hz), 6.52 (1H, br s), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−((3S)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例326で得た(S)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 84%。 融点 147−148℃(ヘキサン−酢酸エチル)。[α]D 20=−93°(c=0.497、クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.49 (1H, br s), 6.62 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例302で得た3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 融点 169−170℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.85 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 3.76 (3H, s), 4.41 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.50 (1H, br s), 6.68-6.76 (3H, m), 7.19 (1H, t, J = 7.8 Hz)。
N−(3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例301で得た3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を得た。 収率 91%。 融点 168−169℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.82 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 3.98-4.17 (4H, m), 4.32 (1H, dd, J = 5.0, 8.8 Hz), 4.58 (1H, dd, J = 5.0, 8.8 Hz), 4.84 (1H, t, J = 8.8 Hz), 5.75 (1H, s), 6.49 (1H, br s), 7.08-7.12 (1H, m), 7.24-7.37 (3H, m)。
N−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例303で得た3−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を得た。 収率 97%。 融点 195−196℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.14 (9H, s), 1.18 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.16 (6H, s), 2.27 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.86 (3H, s), 4.33 (1H, dd, J = 3.3, 8.4 Hz), 4.82 (1H, t, J = 8.4 Hz), 4.87 (1H, dd, J = 3.3, 8.4 Hz), 6.54 (1H, br s), 6.66 (2H, s), 6.72 (1H, s)。
3,3−ジメチル−N−(4,6,7−トリメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例306で得た4,6,7−トリメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 50%。 融点 146−147℃(酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.83 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.25 (2H, s), 4.41 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.50 (1H, br s), 7.06-7.18 (2H, m), 7.20-7.30 (3H, m)。
3,3−ジメチル−N−(4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例307で得た4,6,7−トリメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 80%。 融点 176−177℃(酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.82 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.30 (3H, s), 4.38 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.57 (1H, br s), 6.98 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(ビフェニル−4−イル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例309で得た3−(ビフェニル−4−イル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 71%。 融点 218−219℃(酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.88 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.26 (2H, s), 4.45 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.60 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.87 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.52 (1H, br s), 7.20 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.32 (1H, t, J = 8.4 Hz), 7.42 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.50 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
3,3−ジメチル−N−(4,6,7−トリメチル−3−(5−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例308で得た4,6,7−トリメチル−3−(5−メチルピリジン−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 78%。 融点 170−171℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.87 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.26 (2H, s), 4.55 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.74 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.88 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.54 (1H, br s), 6.91 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 1.8, 8.4 Hz), 8.36 (1H, d, J = 1.8 Hz)。
3,3−ジメチル−N−(3−(4−エチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例314で得た3−(4−エチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 87%。 融点 162−163℃(THF−ジイソプロピルエーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.20 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.84 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.60 (2H, q, J = 7.5 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.50 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(3−(4−イソブチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例144と同様にして、参考例312で得た3−(4−イソブチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用いて、3−(4−イソブチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを合成した。この化合物とtert−ブチルアセチルクロリドを用い、実施例1と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 34%。 融点 153−154℃(酢酸エチル−ヘキサン)
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.87 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.12 (9H, s), 1.72-1.86 (4H, m), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.42 (2H, d, J = 7.2 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.51 (1H, br s), 7.03 (4H, s)。
N−(3−(4−シクロヘキシルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例144と同様にして、参考例313で得た3−(4−シクロヘキシルフェニル)−4,6,7−トリメチル−1−ベンゾフラン−5−アミンを用いて、3−(4−シクロヘキシルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを得た。この化合物を用い、実施例1と同様にして標題化合物を合成した。 収率 43%。 融点 146−148℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.19-1.45 (4H, m), 1.70-1.95 (9H, m), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.45 (1H, br), 4.41 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.51 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例310で得た3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 96%。 融点 193−194℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.81 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 3.99-4.06 (2H, m), 4.07-4.14 (2H, m), 4.36 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.76 (1H, s), 6.47 (1H, br s), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.38 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−ビニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例22で合成したN−(7−(1−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (1.23 g, 3.02 mmol) とp−トルエンスルホン酸一水和物 (20mg) のトルエン (20 mL) 溶液をアルゴン雰囲気下、80℃で1時間加熱還流した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:9)により精製し、標題化合物1.09g(収率 89%)を得た。 融点 171−172℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.246 (3H, s), 2.249 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.42-4.58 (2H, m), 4.80-4.92 (1H, m), 5.49 (1H, dd, J = 11.7, 2.1 Hz), 5.92 (1H, dd, J = 17.7, 2.1 Hz), 6.51 (1H, br s), 6.76 (1H, dd, J = 17.7, 11.7 Hz), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(1,2−ジヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
AD−mixβ (4.62 g) の水 (15 mL)、tert−ブタノール (15 mL)、及びTHF (15 mL) の混合溶液中に、実施例83で合成したN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−ビニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (670 mg, 1.65 mmol) を氷冷下加え、80℃で3時間撹拌した。反応液に水、亜硫酸ナトリウムを加え、室温で30分撹拌した。酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:20)により精製し、標題化合物558mg(収率 77%)を得た。 融点 159−161℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.10-2.24 (5H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.60-3.84 (2H, m), 4.40-4.57 (2H, m), 4.80-5.00 (2H, m), 6.70 (1H, br s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 2H 未確認。
N−(7−(2−ヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例84で得たN−(7−(1,2−ジヒドロキシエチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (200 mg, 0.455 mmol) と水酸化パラジウム炭素 (20 mg) のエタノール (20 mL) 溶液を水素雰囲気下、60℃で3時間撹拌した。触媒を除去後、反応液を減圧濃縮した。残さに水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 7:3)により精製し、標題化合物40mg(収率 21%)を得た。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.20(3H, s), 2.25 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.94 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.80 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 5.1 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.53 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz), 1H 未確認。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−プロピオニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例32と同様にして、実施例30および31の合成の際に得られたN−(7−(1−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドのジアステレオ混合物を用い、標題化合物を合成した。 収率 18%。 融点 163−164℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.16 (3H, t, J = 7.4 Hz), 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.88 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.78-3.01 (3H, m), 4.43-4.57 (2H, m), 4.87 (1H, t, J = 8.0 Hz), 6.48 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
N−(6−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例23と同様にして、実施例64で得たN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 32%。 融点 174−175℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.31 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.44 (1H, dd, J = 8.7, 4.5 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.93 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.68 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4−メトキシ−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例36と同様にして、実施例63で得たN−(4−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−6,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 21%。 融点161−162℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.13 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.44 (3H, s), 4.41 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.71 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.82 (1H, dd, J = 9.3, 8.4 Hz), 6.66 (1H, br s), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−6−メトキシ−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例36と同様にして、実施例87で得たN−(6−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 37%。 融点 162−163℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.83 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.69 (3H, s), 4.42 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 9.0, 5.1 Hz), 4.83 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.67 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(1−ヒドロキシブチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
プロピルマグネシウムクロリド (2.0 M, THF溶液, 10.0 mL, 20.0 mmol) に、実施例20で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (2.2 g, 5.40 mmol) を0℃で加えた後、反応液を同温下で、1時間撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、1規定塩酸で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し、標題化合物627mg(収率 26%)を低極性体として得た。 融点 162−163℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.87-1.05 (3H, m), 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.30-2.00 (7H, m), 2.15 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.30 (1H, d, J = 10.2 Hz), 4.40-4.58 (2H, m), 4.78-4.92 (2H, m), 6.54 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
N−(7−(1−ヒドロキシブチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例90と同様に操作した残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル4:1)により精製し、標題化合物547mg(収率 22%)を高極性体として得た。 融点 150−151℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.88-1.04 (3H, m), 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.30-2.00 (7H, m), 2.19 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.28 (1H, d, J = 10.2 Hz), 4.40-4.55 (2H, m), 4.79-4.93 (2H, m), 6.47 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
N−(7−ブチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例23と同様にして、実施例90および91の合成の際に得られたN−(7−(1−ヒドロキシブチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドのジアステレオ混合物を用い、標題化合物を合成した。 収率 33%。 融点149−151℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.83-1.00 (3H, m), 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.34-1.58 (4H, m), 1.83 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.62 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 8.4, 4.5 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.79 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.52 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
4−ヒドロキシ−N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (300 mg, 1.02 mmol)のTHF (20 mL) 溶液に、アルゴン雰囲気下、n−ブチルリチウム(1.6 M, ヘキサン溶液, 1.25 mL, 2.04 mmol)を0℃で滴下し、同温下で1時間撹拌した。反応液にγ−ブチロラクトン(300 mg, 0.98 mmol)を滴下し、1時間撹拌した。水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:1)により精製後、標題化合物174mg(収率 45%)を得た。 融点 156−157℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20-1.30 (6H, m), 1.80-2.20 (11H, m), 2.56 (2H, t, J = 6.8 Hz), 2.70 (1H, br s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.55-3.78 (2H, m), 4.38-4.57 (2H, m), 4.78-4.90 (1H, m), 6.78 (1H, br s), 7.00-7.18 (4H, m)。
N−(7−(ヒドロキシ(フェニル)メチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
ブロモベンゼン (770 mg, 4.91 mmol) のTHF(10 mL)溶液を、アルゴン雰囲気下、マグネシウム (119 mg, 4.91 mmol) と触媒量のヨウ素の混合物に滴下し、室温で20分間撹拌した。反応液に実施例20で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (400 mg, 0.98 mmol) のTHF(5 mL)溶液を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液を氷に加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を1規定塩酸、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:2)により精製し、標題化合物を512mg(収率 99%)を得た。 収率 99%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.78-2.91 (1H, m), 3.88-3.99 (1H, m), 4.37-4.55 (2H, m), 4.75-4.90 (1H, m), 6.03 (1H, d, J = 9.3 Hz), 6.58-6.62 (1H, m), 6.98-7.45 (9H, m)。
N−(7−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例94と同様にして、4−イソプロピル−1−ブロモベンゼンを用い、標題化合物を合成した。 収率 70%。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10 (9H, s), 1.18-1.31 (12H, m), 1.89 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.79-2.95 (2H, m), 3.89-4.07 (1H, m), 4.39-4.48 (2H, m), 4.77-4.91 (1H, m), 5.98 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.55 (1H, d, J = 6.6 Hz), 6.98-7.22 (6H, m), 7.29 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例94で得たN−(7−(ヒドロキシ(フェニル)メチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (512 mg, 1.05 mmol) と10%−パラジウム炭素 (50%含水, 50 mg) の酢酸 (20 mL) 溶液を水素雰囲気下、80℃で1.5時間撹拌した。触媒を除去後、反応液を減圧濃縮した。残さに水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをヘキサン−酢酸エチルで結晶化させ、標題化合物330mg(収率 67%)を得た。 融点 153−154℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.04 (2H, s), 4.43 (1H, dd, J = 8.4, 4.2 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.46 (1H, br s), 7.03-7.28 (9H, m)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例96と同様にして、実施例95で得たN−(7−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 64%。 融点 157−158℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.87 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.22 (2H, s), 2.77-2.92 (2H, m), 3.99 (2H, s), 4.42 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.45 (1H, br s), 7.00-7.17 (8H, m)。
5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−カルボン酸
実施例20で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (500 mg, 1.23 mmol)、リン酸二水素ナトリウム (40 mg)、過酸化水素水 (0.125 mL) のアセトニトリル (5 mL)−水 (2 mL) 混合溶液に亜塩素酸ナトリウム (190 mg, 1.69 mmol)の水 (2 mL)溶液を室温で加え、同温下で2時間加熱した。亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、1規定塩酸で酸性にしてから、酢酸エチルで抽出し、抽出液を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをヘキサン−酢酸エチルにより結晶化させ標題化合物380mg(収率 73%)を得た。 融点 194−195℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, m), 2.28 (2H, s), 2.51 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.47-4.65 (2H, m), 5.01 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.59 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 1H 未確認。
N−(7−シアノ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (0.5 g, 1.09 mmol)、シアン化銅 (300 mg 3.27 mmol) のジメチルスルホキシド (30 mL)溶液を180℃で14時間加熱した。反応液にアンモニア水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液をを飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 3:1)により精製し、標題化合物360mg(収率 82%)を得た。 融点 135−136℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.38 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.50-4.65 (2H, m), 5.01 (1H, t, J = 10.8 Hz), 6.58 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−((3S)−7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例38と同様にして、実施例71で得たN−((3S)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。収率 46%。 融点 177−178℃(ヘキサン−酢酸エチル)。[α]D 20=−6.0°(c=0.510、クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.58 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.44-4.56 (2H, m), 4.89 (1H, t, J = 8.1 Hz), 6.54 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (300 mg, 0.654 mmol)、フェニルボロン酸 (88 mg, 0.720 mmol)、パラジウム(0)テトラキストリフェニルホスフィン(27 mg, 0.023 mmol) の2M炭酸ナトリウム水溶液(10 mL)−1,2−ジメトキシエタン(5 mL)混合物を、窒素雰囲気下で16時間加熱還流した。反応液を酢酸エチルで希釈し、不溶物をろ取し、ろ液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物170mg(収率 57%)を得た。 融点 178−182℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 9.3, 5.1 Hz), 4.79 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.59 (1H, br s), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.30-7.50 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(6−メトキシピリジン−3−イル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例101と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(6−メトキシピリジン−3−イル)ボロン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 48%。 融点 120−123℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.97 (3H, s), 4.38 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 9.3, 5.1 Hz), 4.79 (1H, t, J = 9.3 Hz), 6.52 (1H, br s), 6.81 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.13(2H, d, J = 8.4 Hz), 7.57 (1H, dd, J = 8.4, 2.4 Hz), 8.13 (1H, d, J = 2.4 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(4−メトキシフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例101と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(4−メトキシフェニル)ボロン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 40%。 融点 129−131℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.84 (3H, s), 4.38 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.79 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.53 (1H, br s), 6.97 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.7 Hz)。
N−(7−(6−フルオロピリジン−3−イル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例101と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(6−フルオロピリジン−3−イル)ボロン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 58%。 融点 135−137℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.58 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.60 (1H, br s), 7.00 (1H, dd, J = 8.4, 3.0 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.79 (1H, dt, J = 8.4, 2.1 Hz), 8.19 (1H, s)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(3−メトキシフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例101と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(3−メトキシフェニル)ボロン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 64%。 融点 209−210℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.82 (3H, s), 4.38 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 9.0, 5.1 Hz), 4.80 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.52 (1H, br s), 6.86-6.94 (3H, m), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.35 (1H, dd, J = 8.7, 7.8 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−6−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例101と同様にして、実施例87で得たN−(6−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,7−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとフェニルボロン酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 42%。 融点 212−213℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.82 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85-1.93 (8H, m), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.48 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.60 (1H, dd, J = 9.0, 5.1 Hz), 4.89 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.21 (1H, br s), 7.09-7.43 (9H, m)。
N−(7−(3−(アセチルアミノ)フェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例35で得た、N−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (321 mg, 0.7 mmol)、(3−(アセチルアミノ)フェニル)ボロン酸 (188 mg, 0.7 mmol)、パラジウム(0)テトラキストリフェニルホスフィン (40.5 mg, 0.035 mmol)、2規定炭酸ナトリウム水溶液 (1.05 mL) のジメトキシエタン (2.1 mL)−エタノール (0.7 mL) の溶液を、マイクロウエーブ反応装置にて150℃に加熱し5分間反応した。反応液を室温に冷却後、水で希釈し酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 2:1)により精製し、標題化合物308mg(収率 86%)を得た。 融点 247−248℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.36 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.77 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.54 (1H, s), 7.07-7.15 (5H, m), 7.26-7.39 (3H, m), 7.60 (1H, br)。
N−(7−(3−フルオロフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(3−フルオロフェニル)ボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 67%。 融点 182−183℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.80 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.51 (1H, s), 6.99-7.17 (7H, m), 7.34-7.42 (1H, m)。
N−(7−(3−ニトロフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(3−ニトロフェニル)ボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 59%。 融点 209−210℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.94 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.52 (1H, s), 6.63-6.73 (3H, m), 7.07 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.59 (1H, t, J = 7.7 Hz), 7.66-7.71 (1H, m), 8.17-8.23 (2H, m)。
3−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸メチル
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(3−メトキシカルボニル)フェニルボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 55%。 融点 206−208℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.91 (3H, s), 4.37 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.80 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.57 (1H, s), 7.08 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.47-7.56 (2H, m), 7.98-8.03 (2H, m)。
N−(7−(3−アセチルフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(3−アセチルフェニル)ボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 79%。 融点 209−210℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.62 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.80 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.53 (1H, s), 7.08 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.50-7.56 (2H, m), 7.91-7.97 (2H, m)。
3−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)安息香酸エチル
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと3−(エトキシカルボニル)フェニルボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 63%。 融点 175−177℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.39 (3H, t, J = 7.1 Hz), 1.93 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.34-4.42 (3H, m), 4.57 (1H, dd, J = 4.7, 9.3 Hz), 4.79 (1H, dd, J = 8.8, 9.3 Hz), 6.52 (1H, s), 7.08 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.45-7.55 (2H, m), 8.00-8.05 (2H, m)。
N−(7−(4−メチルフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(4−メチルフェニル)ボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 68%。 融点 194−195℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.38 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.36 (1H, dd, J = 4.9, 8.8 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 4.9, 9.3 Hz), 4.81 (1H, dd, J = 8.8, 9.3 Hz), 6.50 (1H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.22 (4H, s)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(ピリジン−3−イル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとピリジン−3−イルボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 32%。 融点 142−144℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 5.0, 9.1 Hz), 4.58 (1H, dd, J = 5.0, 9.1 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.1 Hz), 6.56 (1H, s), 7.09 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.26-7.38 (1H, m), 7.67-7.72 (1H, m), 8.56-8.61 (2H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(ピリジン−4−イル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとピリジン−4−イルボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 72%。 融点 150−152℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 4.9, 8.8 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 4.9, 9.3 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.53 (1H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, d, J = 5.9 Hz), 8.65 (2H, d, J = 5.9 Hz)。
(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸
実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (1.38 g, 3 mmol) のTHF溶液 (20 mL) を−72℃に冷却し、n−ブチルリチウム (1.6 M THF溶液, 5.63 mL, 9 mmol) を加え、30分間撹拌し、さらにボロン酸トリイソプロピル (2.42 mL, 10.5 mmol) を加えた。反応液を1時間かけて室温まで昇温した後、1規定塩酸にて処理し、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−メタノール 9:1)により精製し、標題化合物613mg(収率 48%)を得た。 融点 151−153℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.49 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.45-4.55 (2H, m), 4.87 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.88 (2H, s), 6.49 (1H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(ピリジン−2−イル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と2−ブロモピリジンを用い、標題化合物を得た。 収率 53%。 融点 198−200℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.37 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.75 (1H, s), 7.05-7.13 (4H, m), 7.22-7.26 (1H, m), 7.43 (1H, d, J = 7.7 Hz), 7.74 (1H, td, J =7.7, 0.8 Hz), 8.69-8.73 (1H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(5−メチルピリジン−2−イル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と2−ブロモ−5−メチルピリジンを用い、標題化合物を得た。 収率 67%。 融点 228−229℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.01 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.37 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.36 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.90 (1H, s), 7.09 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.32 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.53-7.58 (1H, m), 8.54 (1H, br s)。
N−(7−(6−アミノピリジン−2−イル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と2−アミノ−6−ブロモピリジンを用い、標題化合物を得た。 収率 68%。 融点 237−239℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.36 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.54 (2H, brs), 4.56 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.45 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.47 (1H, s), 6.77 (1H, d, J = 7.4 Hz), 7.08 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.50 (1H, dd, J = 7.4, 8.2 Hz)。
N−(7−(3−ジメチルアミノフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と3−ブロモ−N,N−ジメチルアニリンを用い、標題化合物を得た。 収率 77%。 融点 197−199℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.95 (6H, s), 4.34-4.39 (1H, m), 4.53-4.58 (1H, m), 4.77 (1H, t, J = 9.1 Hz), 6.50 (1H, s), 6.63-6.77 (3H, m), 7.06-7.16 (4H, m), 7.27-7.33 (1H, m)。
N−(7−(6−(アセチルアミノ)ピリジン−2−イル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例119で得た、N−(7−(6−アミノピリジン−2−イル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (94.3 mg, 0.2 mmol) とトリエチルアミン (0.042 mL, 0.3 mmol) のTHF (1 mL) 溶液にアセチルクロリド (0.015 mL, 0.22 mmol) を0℃にて加え、室温にて1時間撹拌した。反応液を飽和重曹水で希釈し、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 1:1)により精製し、標題化合物51mg(収率 50%)を得た。 融点 205−208℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.59 (3H, s), 1.90 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.33-4.39 (1H, m), 4.57 (1H, dd, J = 4.9, 9.3 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.1 Hz), 6.49 (1H, s), 7.03-7.18 (5H, m), 7.76 (1H, t, J = 7.9 Hz), 7.99 (1H, br), 8.14 (1H, d, J = 7.9 Hz)。
N−(7−(3−アミノフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例109で得た、N−(7−(3−ニトロフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (2.50 g, 5 mmol) とギ酸アンモニウム (1.26 g, 20 mmol) のエタノール (50 mL) 溶液に10%−パラジウム炭素(50%含水,0.25 g) を加え、65℃に加熱し、2時間撹拌した。反応液を室温に冷却後、触媒をろ過にて除き、ろ液を減圧下濃縮した。残さを水にて希釈し、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、標題化合物2.15g(収率 92%)を得た。 融点 170−172℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.67 (2H, brs), 4.37 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.77 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.51 (1H, s), 6.63-6.73 (3H, m), 7.05-7.15 (4H, m), 7.19 (1H, dd, J = 5.0, 5.8 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(3−プロピオニルアミノフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例121と同様にして、実施例122で得たN−(7−(3−アミノフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとプロピオニルクロリドを用い、標題化合物を得た。 収率 84%。 融点 237−239℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.20-1.26 (9H, m), 1.91 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.37 (2H, q, J = 7.4 Hz), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.35 (1H, dd, J = 4.9, 8.5 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 4.9, 9.2 Hz), 4.77 (1H, t, J = 9.1 Hz), 6.50 (1H, s), 7.02-7.09 (3H, m), 7.13 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.24 (1H, br), 7.30-7.40 (2H, m), 7.63 (1H, br)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−(ピリミジン―5−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と5−ブロモピリミジンを用い、標題化合物を得た。 収率 77%。 融点 167−169℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.94 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.28 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.58 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.53 (1H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.4 Hz), 8.76 (2H, s), 9.18 (1H, s)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−(1,3−チアゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と2−ブロモ−1,3−チアゾールを用い、標題化合物を得た。 収率 64%。 融点 164−166℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.46 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.58 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.90 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.72 (1H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.47 (1H , d, J = 3.2 Hz), 7.93 (1H, d, J = 3.2 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−(3−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と3−ブロモチオフェンを用い、標題化合物を得た。 収率 49%。 融点 172−174℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 4.9, 9.0 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.51 (1H, s), 7.05-7.17 (5H, m), 7.26-7.43 (2H, m)。
N−(7−(1H−イミダゾール−4−イル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と4−ブロモイミダゾールを用い、標題化合物を得た。 収率 48%。 融点 277−279℃(酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.28 (2H, s), 2.34 (3H, brs), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40-4.58 (2H, m), 4.81-4.88 (1H, m), 6.50 (1H, s), 6.92 (1H, s), 7.06 (2H, d, J = 8.3Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.21 (1H, br s), 7.68 (1H, s)。
N−(7−(3−フリル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと3−フリルボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 51%。 融点 183−185℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 8.5, 4.9 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 9.6, 4.9 Hz), 4.83 (1H, dd, J = 8.5, 9.6 Hz), 6.50 (1H, s), 6.57 (1H, d, J = 1.9 Hz), 7.06 (2H, d, J = 8.3Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.48-7.50 (1H, m), 7.53-7.55 (1H, m)。
N−(7−(1H−ピロール−2−イル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(1−(tert−ブトキシカルボニル)−1H−ピロール−2−イル)ボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 19%。 融点 188−190℃(酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.39 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.45-4.50 (1H, m), 4.53-4.59 (1H, m), 4.87 (1H, t, J = 8.6 Hz), 6.30-6.34 (1H, m), 6.42 (1H, br), 6.53 (1H, s), 6.87 (1H, br), 7.05 (2H, d, J = 8.0Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.0 Hz), 9.32 (1H, br)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−(2−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と2−ブロモチオフェンを用い、標題化合物を合成した。 収率 58%。 融点 155−156℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.91 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 8.7, 5.1 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 9.3, 5.1 Hz), 4.84 (1H, t, J = 10.8 Hz), 6.50 (1H, br s), 7.00-7.16 (6H, m), 7.38 (1H, dd, J = 5.1, 1.2 Hz)。
N−(7−(5−アセチル−2−チエニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と2−アセチル−5−ブロモチオフェンを用い、標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 157−158℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.57 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.43 (1H, dd, J = 8.1, 4.8 Hz), 4.58 (1H, dd, J = 9.9, 4.5 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.54 (1H, br s), 7.05-7.21 (5H, m), 7.71 (1H, d, J = 3.9 Hz)。
N−(7−(5−アセチル−3−チエニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と2−アセチル−4−ブロモチオフェンを用い、標題化合物を合成した。 収率 62%。 融点 133−134℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.58 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.41 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.58 (1H, dd, J = 9.3, 5.1 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.56 (1H, br s), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.58 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.74 (1H, d, J = 1.2 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−(4−メチル−1,3−チアゾール−2−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例116で得た(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ボロン酸と2−ブロモ−4−メチル−1,3−チアゾールを用い、標題化合物を合成した。 収率 62%。 融点 240−241℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.53 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.44 (1H, dd, J = 8.7, 5.4 Hz), 4.64 (1H, dd, J = 9.3, 5.7 Hz), 4.90 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.61 (1H, br s), 7.01 (1H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(+)−N−((3R)−7−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例52で得た(+)−N−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(500 mg, 1.22 mmol)の塩化メチレン(20 mL)溶液に三臭化ホウ素(1.0 M 塩化メチレン溶液, 3.0 mL, 3.0 mmol)をアルゴン雰囲気下、−78℃で滴下した。反応液を室温に昇温し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:2)により精製し、標題化合物378mg(収率 78%)を合成した。 融点 202−203℃(酢酸エチル−ヘキサン)。[α]D 20=+79.0°(c=0.49,クロロホルム)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.80 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.46 (1H, dd, J = 4.5, 8.7 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 4.5, 8.7 Hz), 4.86 (1H, t, J = 8.7 Hz), 4.89 (1H, br s), 6.49 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例134と同様にして、実施例36で得たN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 78%。 融点 181−182℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.80 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.46 (1H, dd, J = 4.5, 8.7 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 4.5, 8.7 Hz), 4.84 (1H, t, J = 8.7 Hz), 4.95 (1H, br s), 6.51 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−エトキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例135で得たN−(7−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(300 mg, 0.76 mmol)、炭酸カリウム(105 mg, 0.76 mmol)、及び硫酸ジエチル(117 mg, 0.76 mmol)のアセトン(15 mL)混合液を14時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:2)により精製し、標題化合物378mg(収率 78%)を得た。 融点 174−175℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.37 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.82 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.07-4.20 (2H, m), 4.43-4.53 (2H, m), 4.85 (1H, t, J = 8.1 Hz), 6.47 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例59と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 53%。 融点 121−122℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.20-1.50 (9H, m), 1.87 (3H, s), 2.17 (6H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 4.5, 8.7 Hz), 4.47-4.51 (1H, m), 4.80 (1H, t, J = 8.7 Hz), 5.71 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチル
参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (1.48 g, 5 mmol) とトリエチルアミン (0.22 mL, 1.61 mmol) のTHF (15 mL) 溶液にクロロギ酸 2,2,2−トリクロロエチル (0.76 mL, 5.5 mmol) を0℃で加え、室温で1時間撹拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 3:1)により精製し、標題化合物2.19g(収率 93%)を得た。 融点 137−140℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.10 (6H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.38-4.45 (1H, m), 4.50-4.56 (1H, m), 4.75-4.86 (3H, m), 6.15 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
(7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチル
実施例138と同様にして、参考例328で得た7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 82%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.15 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.66 (2H, q, J = 7.5 Hz), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 5.1, 8.7 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.8, 9.3 Hz), 4.75-4.90 (3H, m), 6.15 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチル
実施例138と同様にして、参考例327で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 68%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.90 (3H, s), 4.45-4.58 (2H, m), 4.77-4.92 (3H, m), 6.15 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
(7−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチル
実施例138と同様にして、参考例322で得た3−(5−アミノ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)プロパン−1−オールを用い、標題化合物を合成した。 収率 51%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85-2.05 (5H, m), 2.21 (3H, s), 2.70-2.92 (3H, m), 4.27 (2H, t, J = 6.6 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 5.1, 8.7 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 5.1, 9.1 Hz), 4.77-4.92 (3H, m), 6.15 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 1H 未確認。
(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチル
実施例138と同様にして、参考例329で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 89%。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.95 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 5.1, 8.7 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 4.8, 9.3 Hz), 4.75-4.90 (3H, m), 6.20 (1H, br s), 7.08 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.24-7.50 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ピロリジン−1−カルボキサミド
実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチル (353 mg, 0.75 mmol) とピロリジン (0.076 mL, 0.9 mmol) のジメチルスルホキシド (5 mL) 溶液に、ジイソプロピルエチルアミン (0.13 mL, 0.75 mmol) を室温にて加え、50℃に加熱し16時間反応した。反応液を室温に冷却後、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 1:1)により精製し、標題化合物130mg(収率 44%)を得た。 融点 186−188℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.87 (3H, s), 1.92-2.00 (4H, m), 2.17 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.43 (4H, br), 4.38-4.43 (1H, m), 4.48-4.53 (1H, m), 4.78-4.84 (1H, m), 5.43 (1H, s), 7. 04 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
N,N−ジエチル−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た (3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルとジエチルアミンを用い、標題化合物を得た。 収率 68%。 融点 79−81℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.18-1.23 (12H, m), 1.86 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.31-3.40 (4H, m), 4.38-4.43 (1H, m), 4.48-4.54 (1H, m), 4.80 (1H, t, J = 8.8 Hz), 5.54 (1H, s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(2−ヒドロキシエチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−ヒドロキシエチルアミンを用い、標題化合物を得た。 収率 89%。 融点 186−188℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.23 (1H, br), 3.32 (2H, br), 3.64 (2H, br), 4.43-4.48 (1H, m), 4.50-4.56 (1H, m), 4.65 (1H, br), 4.85 (1H, t, J = 8.8 Hz), 5.64 (1H, br), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N’−(2−メトキシエチル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−メトキシエチルアミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 58%。 融点 172−173℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.18 (6H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.05-3.44 (7H, m), 4.40-4.63 (3H, m), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.53 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(2−(ジメチルアミノ)エチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−(ジメチルアミノ)エチルアミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 54%。 融点 133−134℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.10 (6H, br s), 2.19 (6H, s), 2.28 (2H, br s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.10-3.35 (2H, m), 4.44 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.69 (1H, br s), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.70 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N’−(2−ヒドロキシエチル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例139で得た(7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−アミノエタノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 57%。 融点 147−148℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.15 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.25-2.75 (2H, m), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.17-3.40 (3H, m), 3.44-3.70 (2H, m), 4.40-4.58 (2H, m), 4.68 (1H, br s), 4.85 (1H, t, J = 8.4 Hz), 5.71 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.14 (2H, d, J = 7.8 Hz)。
N−(2−ヒドロキシエチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例140で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−アミノエタノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点 127−129℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.17-3.40 (3H, m), 3.44-3.72 (2H, m), 3.91 (3H, s), 4.40-4.90 (4H, m), 5.83 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.14 (2H, d, J = 7.8 Hz)。
N−(2−ヒドロキシエチル)−N’−(7−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例141で得た(7−(3−ヒドロキシプロピル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−アミノエタノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 53%。 融点 153−154℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.69-1.94 (5H, m), 2.07-2.40 (4H, m), 2.72-2.90 (3H, m), 3.00-3.40 (3H, m), 3.42-3.75 (4H, m), 4.41-4.70 (3H, m), 4.85 (1H, t, J = 8.4 Hz), 5.63 (1H, br s), 7.00 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (2H, d, J = 7.8 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N’−プロピルウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと1−プロピルアミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 53%。 融点 177−178℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.81 (3H, br s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.41 (2H, br s), 1.87 (3H, s), 2.19 (6H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.14 (2H, br s), 4.18 (1H, br s), 4.45 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.51 (1H, br s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 7.8 Hz)。
N−(2−ヒドロキシエチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例142で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−アミノエタノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点 152−155℃(ヘキサン−酢酸エチル)。 1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.71 (2H, br s), 1.88 (3H, s), 2.19 (6H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.15-3.40 (3H, m), 3.42-3.67 (2H, m), 4.35-4.58 (3H, m), 4.85 (1H, t, J = 8.7 Hz), 5.64 (1H, br s), 7.04 (2H, br s), 7.14 (2H, d, J = 7.8 Hz)。
N−(3−ヒドロキシプロピル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例142で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと3−アミノ−1−プロパノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 145−146℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.40-1.60 (4H, m), 1.88 (3H, br s), 2.19 (6H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.00-3.70 (5H, m), 4.36 (1H, br s), 4.45 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.50 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−ヒドロキシプロピル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと3−アミノ−1−プロパノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 33%。 融点 185−186℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.97 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.24-3.78 (5H, m), 4.43 (1H, dd, J = 9.0, 4.8 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 9.1, 4.5 Hz), 4.72-4.90 (2H, m), 5.66 (1H, br s), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28-7.50 (5H, m)。
N−(4−ヒドロキシブチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと4−アミノ−1−ブタノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 28%。 融点 145−146℃(エタノール−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.40-1.60 (4H, m), 1.88 (3H, s), 2.19 (6H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.00-3.30 (2H, m), 3.40-3.71 (2H, m), 4.36 (1H, br s), 4.45 (1H, dd, J = 8.4, 4.8 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.50 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (2H, d, J = 7.8 Hz), 1H 未確認。
N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 39%。 融点 157−158℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.00-1.30 (12H, m), 1.86 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.42-3.60 (2H, m), 4.07-4.30 (1H, m), 4.45 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 9.0, 5.1 Hz), 4.87 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.38-5.62 (2H, m), 6.94-7.05 (2H, m), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例142で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 49%。 融点 181−182℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.00-1.37 (12H, m), 1.95 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.42-3.60 (2H, m), 4.10-4.47 (2H, m), 4.59 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.34 (1H, br s), 5.61 (1H, br s), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.26-7.50 (5H, m)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと3−アミノ−2,2−メチル−1−プロパノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 61%。 融点 117−118℃(エタノール−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.48-0.80 (6H, m), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.20 (6H, s), 2.57-3.35 (5H, m), 4.22-4.67 (4H, m), 4.88 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.64 (1H, d, J = 20.7 Hz), 7.02 (2H, d, J = 6.6 Hz), 7.10-7.18 (2H, m)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルプロピル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例142で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと3−アミノ−2,2−メチル−1−プロパノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 77%。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.48-0.85 (6H, m), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.97 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.57-3.35 (5H, m), 4.22-4.67 (4H, m), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.72 (1H, d, J = 21.6 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27-7.45 (5H, m)。
N−(2−ヒドロキシプロピル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例142で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと1−アミノ−2−プロパノールを用い、標題化合物を合成した。 収率 58%。 融点 171−182℃(エタノール−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (3H, br s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.97 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.60-3.50 (4H, m), 3.83 (1H, br s), 4.42 (1H, dd, J = 9.0, 4.5 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.74 (1H, br s), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.65 (1H, br s), 7.07 (2H, d, J = 6.6 Hz), 7.15 (2H, d, J = 6.6 Hz), 7.27-7.48 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例291で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオフェン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 融点 151−152℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.14 (1H, dd, J = 11.4, 1.8 Hz), 3.92 (1H, dd, J = 11.4, 8.4 Hz), 4.64 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.51 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.03 (1H, s), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例259と同様にして、実施例161で得たN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 55%。 融点 207−208℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.32 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.13 (1H, dd, J = 11.1, 2.1 Hz), 3.92 (1H, dd, J = 11.1, 8.7 Hz), 4.83 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.61 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例20と同様にして、実施例161で得たN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 134−140℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.99 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.55 (3H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.16 (1H, dd, J = 11.4, 1.8 Hz), 3.83 (1H, dd, J = 11.4, 9.0 Hz), 4.64 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.64 (1H, br s), 7.00 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz), 10.5 (1H, s)。
N−(7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
メチルマグネシウムブロミド (1.0 M, THF溶液, 10 mL, 10 mmol)に、実施例163で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (600 mg, 1.42 mmol) を0℃で加えた後、反応液を室温で、1時間撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さのトリフルオロ酢酸 (3 mL) 混合物に、トリエチルシラン (1.0 mL) を氷冷下加え、室温で30分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物345mg(収率 57%)を得た。 融点 172−173℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.18 (3H, t, J = 7.8 Hz), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.66 (2H, q, J = 7.8 Hz), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.12 (1H, dd, J = 11.4, 1.8 Hz), 3.87 (1H, dd, J = 11.4, 8.7 Hz), 4.69 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.51 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例164と同様にして、実施例163で得たN−(7−ホルミル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとエチルマグネシウムブロミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 22%。 融点 159−160℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.02 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.12 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.50-1.70 (2H, m), 1.89 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.61 (2H, t, J = 6.9 Hz), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.11 (1H, d, J = 14.4 Hz), 3.86 (1H, dd, J = 14.4, 8.4 Hz), 4.69 (1H, dd, J = 8.4 Hz), 6.53 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例38と同様にして、実施例161で得たN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 69%。 融点 218−219℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.94 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.57 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.15 (1H, dd, J = 11.1, 1.8 Hz), 3.87 (1H, dd, J = 11.1, 8.4 Hz), 4.66 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.63 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例164で合成したN−(7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (225 mg, 0.512 mmol) と炭酸水素ナトリウム (65 mg, 1.01 mmol) の塩化メチレン (10mL) 混合物に、0℃でm−クロロ過安息香酸 (124 mg, 0.716 mmol) を加え、室温で2時間撹拌した。亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分離した。水層を塩化メチレンで抽出し、合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 3:1)により精製し標題化合物50mg(収率 22%)を得た。 融点 195−196℃(ジエチルエーテル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.18 (3H, t, J = 7.8 Hz), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.72 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.26 (1H, d, J = 13.2 Hz), 2.32 (1H, d, J = 13.2 Hz), 2.87-2.98 (2H, m), 3.04-3.17 (1H, m), 3.26 (1H, dd, J = 14.4, 7.2 Hz), 3.55 (1H, dd, J = 13.8, 7.2 Hz), 5.10 (1H, d, J = 6.6 Hz), 6.90 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.82 (1H, br s)。
N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例166で合成したN−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (960 mg, 2.19 mmol) と炭酸水素ナトリウム (276 mg, 3.29 mmol) の塩化メチレン (20mL) 混合物に、0℃でm−クロロ過安息香酸 (530 mg, 3.07 mmol) を加え、室温で2時間撹拌した。亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分離した。水相を塩化メチレンで抽出し、合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し標題化合物123mg(収率 12%)を低極性体として得た。 融点 214−216℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.98 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.71 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.15 (1H, dd, J = 14.4, 2.1 Hz), 3.70 (1H, dd, J = 14.4, 8.7 Hz), 4.72 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.81 (1H, br s), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.21 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例168と同様に操作した残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、標題化合物274mg(収率 28%)を高極性体として得た。 融点 214−215℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.84 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.30(2H, s), 2.65 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.30-3.40 (1H, m), 3.56 (1H, dd, J = 13.2, 7.5 Hz), 5.07 (1H, d, J = 6.3 Hz), 6.90 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.56 (1H, br s)。
N−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例161で得たN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (560 mg, 1.41 mmol)、鉄粉 (5.2 mg, 0.094 mmol) の塩化メチレン (10mL) 混合物に、臭素 (225 mg, 1.41 mmol) を0℃で加え、同温で1時間撹拌した。反応混合物に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さと炭酸水素ナトリウム (150 mg, 1.79 mmol) の塩化メチレン (5mL) 混合物に、0℃でm−クロロ過安息香酸 (161 mg, 1.01 mmol) を加え、室温で1時間撹拌した。亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分離した。水相を塩化メチレンで抽出し、合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 3:1)により精製し標題化合物393mg(収率 55%)を得た。 融点 211−213℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.28 (2H, s), 2.36 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.47 (1H, dd, J = 13.8, 2.4 Hz), 3.95 (1H, dd, J = 13.8, 9.6 Hz), 4.65 (1H, d, J = 9.6 Hz), 7.00 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.07 (1H, br s), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1,1−ジオキシド-2,3-ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例168,169で合成したN−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1−オキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドのジアステレオ混合物(540 mg, 1.19 mmol) と炭酸水素ナトリウム (150 mg, 1.79 mmol) の塩化メチレン (5mL) 混合物に、0℃でm−クロロ過安息香酸 (287 mg, 1.67 mmol) を加え、室温で2時間撹拌した。亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分離した。水層を塩化メチレンで抽出し、合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し標題化合物320mg(収率 57%)を得た。 融点 184−186℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.32 (2H, s), 2.68 (3H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.42 (1H, dd, J = 14.4, 2.4 Hz), 3.86 (1H, dd, J = 14.4, 9.3 Hz), 4.71 (1H, dd, J = 9.3, 2.4 Hz), 7.00-7.21 (5H, m)。
N−(7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−1,1−ジオキシド−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例164で合成したN−(7−エチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチエン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (225 mg, 0.512 mmol) と炭酸水素ナトリウム (250 mg, 0.590 mmol) の塩化メチレン (20mL) 混合物に、0℃でm−クロロ過安息香酸 (283 mg, 1.65 mmol) を加え、室温で2時間撹拌した。亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加え、有機層を分離した。水層を塩化メチレンで抽出し、合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し標題化合物74mg(収率 28%)を得た。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.29 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.86 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.07 (2H, q, J = 7.8 Hz), 3.12 (1H, d, J = 13.5 Hz), 3.87 (1H, dd, J = 13.5, 9.6 Hz), 4.66 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.86 (1H, br s), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(3−ホルミルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例73で得たN−(3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(910 mg, 2.15 mmol)、ピリジニウム p−トルエンスルホン酸(25 mg)のアセトン(20 mL)−水(1.5 mL)混合液を30分間加熱還流した。反応液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物784mg(収率 96%)を得た。 融点 178−179℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.83 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.25 (2H, s), 4.41 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.64 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.87 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.52 (1H, br s), 7.39-7.48 (2H, m), 7.66 (1H, s), 7.72-7.76 (1H, m), 9.97 (1H, s)。
N−(3−(4−ホルミルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例173と同様にして、実施例82で得たN−(3−(4−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 95%。 融点 195−196℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.83 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.25 (2H, s), 6.51 (1H, br s), 7.31 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.80 (2H, d, J = 8.4 Hz), 9.97 (1H, s)。
N−(3−(4−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例22と同様にして、実施例174で得たN−(3−(4−ホルミルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとメチルマグネシウムブロミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 93%。 融点 144−145℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.47 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.78 (1H, br s), 1.83 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.24 (2H, s), 4.39 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.79-4.90 (2H, m), 6.50 (1H, br s), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−アセチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例32と同様にして、実施例175で得たN−(3−(4−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 181−182℃(THF−ジイソプロピルエーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.82 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.57 (3H, s), 4.40 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.61 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.86 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.51 (1H, br s), 7.23 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.87 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
(2E)−3−(3−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)アクリル酸エチル
水素化ナトリウム(60%流動パラフィン分散物, 79 mg, 1.98 mmol)のDMF(10 mL)溶液にジエチルホスホノ酢酸エチル(444 mg, 1.98 mmol)をアルゴン雰囲気下、0℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液に実施例173で得たN−(3−(3−ホルミルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(684 mg, 1.80 mmol)のDMF(5 mL)溶液を0℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、水に加え、酢酸エチル−THFで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物750mg(収率 93%)を得た。 融点 199−200℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.33 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.83 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.25 (2H, s), 4.27 (2H, q, J = 7.5 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.38 (1H, d, J = 15.3 Hz), 6.50 (1H, br s), 7.14 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.24-7.31 (2H, m), 7.37 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.61 (1H, d, J = 15.3 Hz)。
(2E)−3−(4−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)アクリル酸エチル
実施例177と同様にして、実施例174で得たN−(3−(4−ホルミルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 融点 176−177℃(酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.33 (3H, t, J = 6.9 Hz), 1.84 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.25 (2H, s), 4.26 (2H, q, J = 6.9 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.38 (1H, d, J = 13.8 Hz), 6.51 (1H, br s), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.43 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.64 (1H, d, J = 13.8 Hz)。
(2E)−3−(4−(5−((3、3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)ブタ−2−エン酸エチル
実施例177と同様にして、実施例176で得たN−(3−(4−アセチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を得た。 収率 75%。 融点 179−180℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.31 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.84 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.54 (3H, s), 4.20 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.40 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.09 (1H, s), 6.49 (1H, s), 7.12 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.37 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
3−(3−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)プロパン酸エチル
実施例177で得た(2E)−3−(3−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)アクリル酸エチル(400 mg, 0.89 mmol)と10%−パラジウム炭素(50%含水、40 mg)のエタノール(3 mL)−酢酸エチル(5 mL)混合液を水素雰囲気下、室温で2時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液を減圧濃縮し、標題化合物326mg(収率 81%)を得た。 融点 136−138℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.82 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.57 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.89 (2H, t, J = 7.8 Hz), 4.27 (2H, q, J = 7.5 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.84 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.50 (1H, br s), 7.14 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.24-7.31 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.37 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.61 (1H, d, J = 15.3 Hz)。
3−(4−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)プロパン酸エチル
実施例180と同様にして、実施例178で得た(2E)−3−(4−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)アクリル酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 84%。 融点 103−105℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (3H, t, J = 6.9 Hz), 1.82 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.58 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.90 (2H, t, J = 7.8 Hz), 4.11 (2H, q, J = 6.9 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.49 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
3−(4−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)ブタン酸エチル
実施例180と同様にして、実施例179で得た(2E)−3−(4−(5−((3、3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)ブタ−2−エン酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 76%。 融点 100−101℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.17 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.26 (3H, d, J = 6.6 Hz), 1.83 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.44-2.60 (2H, m), 3.18-3.30 (1H, m), 4.11 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.81 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.49 (1H, br s), 7.05 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(3−(4−アセチル−3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例72で得たN−(3−(3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(1.0 g, 2.62 mmol)の塩化メチレン(20 mL)溶液にアルゴン雰囲気下、−50℃で塩化アルミニウム(769 mg, 5.77 mmol)を加えた。10分間撹拌後、同温度で塩化アセチル(0.62 mL, 8.65 mmol)を滴下し、徐々に室温に昇温した。反応液を氷に加え、酢酸エチルで抽出後した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、標題化合物を993mg(収率 89%)を得た。 融点 131−133℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.84 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.58 (3H, s), 3.84 (3H, s), 4.39 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.58 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.54 (1H, br s), 6.72 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.65 (1H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロペニル−3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
カリウム tert−ブトキシド(818 mg, 7.29 mmol)のトルエン(45 mL)溶液に、メチルトリフェニルホスホニウムヨージド(2.94 g, 7.29 mmol)を加え、アルゴン雰囲気下、120℃で1時間撹拌した。反応液に実施例183で得たN−(3−(4−アセチル−3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(2.32 g, 5.48 mmol)を加え、120℃で2時間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を分離後、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)で精製し、標題化合物を1.93g(収率 84%)得た。 融点 186−187℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.87 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.26 (2H, s), 3.76 (3H, s), 4.42 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.03 (1H, s), 5.11 (1H, s), 6.51 (1H, br s), 6.64-6.67 (2H, m), 7.60 (1H, d, J = 7.5 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピル−3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例184で得たN−(3−(4−イソプロペニル−3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(1.93 g, 4.58 mmol)と10%−パラジウム炭素(50%含水、193 mg)のエタノール(10 mL)混合液を水素雰囲気下、室温で2時間撹拌した。触媒をろ過後、ろ液を濃縮し、標題化合物1.80g(収率 93%)を得た。 融点 170−171℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.17 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.25 (2H, s), 3.24 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.75 (3H, s), 4.42 (1H, dd, J = 5.1, 9.0 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 5.1, 9.0 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.50 (1H, br s), 6.61 (1H, s),6.66 (1H, d, J = 8.1 Hz) 7.60 (1H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(3−ヒドロキシ−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例185で得たN−(3−(4−イソプロピル−3−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(500 mg, 1.18 mmol)の塩化メチレン(5 mL)溶液に、三臭化ホウ素(1.0 M, 塩化メチレン溶液、2.36 mL, 2.36 mmol)をアルゴン雰囲気下、−70℃で滴下し、徐々に室温に昇温した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、標題化合物465mg(収率 96%)を得た。 融点 220−221℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10 (9H, s), 1.17 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.81 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.24 (2H, s), 3.15 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.30-4.45 (2H, m), 4.74 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.42 (1H, br s), 6.61 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.87 (1H, br s), 7.03 (1H, d, J = 8.1 Hz)、1H未確認。
N−(2−ヒドロキシ−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例186と同様にして実施例74で得たN−(4−イソプロピル−2−メトキシフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 98%。 融点 265−266℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.18 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.90 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.78 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 9.9, 13.8 Hz), 4.75-4.85 (2H, m), 5.26 (1H, br), 6.53 (1H, br s), 6.62 (1H, s), 6.64 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.76 (1H, d, J = 8.1 Hz)。
(5−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−2−イソプロピルフェノキシ)酢酸エチル
実施例186で得たN−(3−(3−ヒドロキシ−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(500 mg, 1.22 mmol)、ブロモ酢酸エチル(245 mg, 1.47 mmol)、炭酸カリウム(253 mg, 1.83 mmol)、及びヨウ化カリウム(10 mg)のアセトン(10 mL)混合液をアルゴン雰囲気下で16時間加熱した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、標題化合物548mg(収率 91%)を得た。 融点 149−150℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.26 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.84 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 3.34 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.21 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.55 (2H, s), 4.80 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.47 (1H, s), 6.50 (1H, br s), 6.72 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.10 (1H, d, J = 7.8 Hz)。
N−((3−(4−イソプロピル)−3−(2−オキソプロポキシ)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例188と同様にして、実施例186で得たN−(3−(3−ヒドロキシ−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとクロロアセトンを用い、標題化合物を得た。 収率 82%。 融点 133−135℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.28 (3H, s), 3.34 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.44 (2H, s), 4.50 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.81 (1H, t, J = 8.4 Hz), 6.39 (1H, s), 6.52 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.14 (1H, d, J = 7.8 Hz)。
2−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−5−イソプロピルフェノキシ)酢酸エチル
実施例188と同様にして、実施例187で得たN−(2−ヒドロキシ−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を得た。 収率 90%。 融点 183−184℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.14 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.29 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.90 (3H, s), 2.16 (6H, s), 2.27 (2H, s), 2.82 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.26 (2H, q, J = 7.2 Hz), 4.38 (1H, dd, J = 3.9, 9.0 Hz), 4.68 (2H, s), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.97 (1H, dd, J = 3.9, 9.0 Hz), 6.53 (1H, br s), 6.58 (1H, s), 6.69 (2H, s).
N−((4−イソプロピル−3−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル))−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例186で得たN−(3−(3−ヒドロキシ−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(200 mg, 0.49 mmol)、2−ブロモエチルメチルエーテル(0.069 mL, 0.49 mmol)、炭酸カリウム(135 mg, 0.98 mmol)、ヨウ化カリウム(10 mg)のアセトニトリル(5 mL)混合液をアルゴン雰囲気下で16時間加熱した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)により精製し、標題化合物176mg(収率 77%)を得た。 融点 155−156℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.18 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.25 (2H, s), 3.28 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.44 (3H, s), 3.70-3.77 (2H, m), 4.02-4.06 (2H, m), 4.41 (1H, dd, J = 4.8, 8.7 Hz), 4.51 (1H, dd, J = 4.8, 8.7 Hz), 4.82 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.49 (1H, br s), 6.60 (1H, s), 6.69 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.08 (1H, d, J = 7.8 Hz)。
N−((4−イソプロピル−2−(2−メトキシエトキシ)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル))−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例191と同様にして、実施例187で得たN−(2−ヒドロキシ−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点 119−120℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.88 (3H, s), 2.15 (6H, s), 2.27 (2H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.45 (3H, s), 3.70-3.78 (2H, m), 4.14-4.18 (2H, m), 4.36 (1H, dd, J = 4.2, 8.7 Hz), 4.83 (1H, t, J = 8.7 Hz), 4.91 (1H, dd, J = 4.2, 8.7 Hz), 6.55 (1H, br s), 6.65-6.75 (3H, m)。
N−(3−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例188で得た(5−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−2−イソプロピルフェノキシ)酢酸エチル(200 mg, 0.49 mmol)のTHF(5 mL)溶液にテトラ水素化ホウ素リチウム(43 mg, 2.00 mmol)を氷冷下加えた。反応液を室温に昇温し、60時間撹拌した。反応液を氷に加え、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、標題化合物157mg(収率 71%)を得た。 融点 155−156℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.18 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.86 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.26 (2H, s), 3.25 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.80-3.93 (2H, m), 4.00-4.04 (2H, m), 4.40 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.50-4.58 (1H, m), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.54 (1H, br s), 6.58 (1H, s), 6.73 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (1H, d, J = 8.1 Hz)、1H未確認。
N−(3−(3−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例193と同様にして実施例180で得た3−(3−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)プロパン酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 95%。非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.79 (3H, s), 1.79-1.92 (2H, m), 2.15 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.57-2.70 (2H, m), 3.53 (2H, br), 4.39 (1H, dd, J = 5.1, 9.0 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 5.1, 9.0 Hz), 4.86 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.56 (1H, br s), 6.91 (1H, br s), 6.99-7.05 (2H, m), 7.23 (1H, t, J = 7.8 Hz)、1H未確認。
N−(3−(4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例193と同様にして、実施例181で得た3−(4−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)プロパン酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 77%。 融点 119−120℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.80-1.90 (5H, m), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.65 (2H, t, J = 7.8 Hz), 3.64 (2H, t, J = 7.8 Hz), 4.39 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.56 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)、1H未確認。
N−(3−(4−(3−ヒドロキシ−1−メチルプロピル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例193と同様にして、実施例182で得た3−(4−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)ブタン酸エチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 145−147℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.24 (3H, d, J = 7.2 Hz), 1.76-1.90 (2H, m), 1.84 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.80-2.90 (1H, m), 3.54 (2H, br), 4.41 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.49 (1H, br s), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。 1H未確認。
N−((4−イソプロピル−2−(2−ヒドロキシエトキシ)−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル))−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例193と同様にして、実施例190で得た2−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)−5−イソプロピルフェノキシ)酢酸エチルを用いて、標題化合物を合成した。 収率 79%。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.87 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.70-3.78 (2H, m), 3.93-4.00 (2H, m), 4.54 (1H, dd, J = 4.5, 8.1 Hz), 4.66 (1H, dd, J = 4.5, 8.1 Hz), 4.80 (1H, t, J = 8.1 Hz), 6.49 (1H, br s), 6.66 (1H, s), 6.74 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.01 (1H, d, J = 7.8 Hz)、1H未確認。
3−(4−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)ブタン酸
実施例182で得た3−(4−(5−((3,3−ジメチルブタノイル)アミノ)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−イル)フェニル)ブタン酸エチル(150 mg, 0.32 mmol)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(2 mL)のTHF(3 mL)−メタノール(3 mL)を室温で16時間撹拌した。反応液を塩酸により酸性とし、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮し、標題化合物107mg(収率 74%)を得た。 融点 209−210℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.28 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.81 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.48-2.62 (2H, m), 3.15-3.26 (1H, m), 4.38-4.42 (1H, m), 4.51 (1H, dd, J = 4.2, 8.7 Hz), 4.81 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.53 (1H, br s), 7.05 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.10 (2H, d, J = 7.8 Hz)、1H未確認。
N−(3−(4−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)フェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例22と同様にして、実施例176で得たN−(3−(4−アセチルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとメチルマグネシウムブロミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 42%。 融点 132−134℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.55 (6H, s), 1.73 (1H, br s), 1.84 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.25 (2H, s), 4.41 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.82 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.53 (1H, br s), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.38 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
4,4,4−トリフルオロ−N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン(200 mg, 0.68 mmol)、4,4,4−トリフルオロブタン酸(116 mg, 0.82 mmol)、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール(111 mg, 0.82 mmol)、(3−(ジメチルアミノ)プロピル)エチルカルボジイミド塩酸塩(196 mg, 1.02 mmol)、N,N−ジメチルアミノピリジン(25 mg, 0.2 mmol)のDMF(5 mL)混合液を14時間室温で撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 3:7)により精製し、標題化合物194mg(収率 68%)を得た。 融点 206−207℃(THF−ジイソプロピルエーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.81 (3H, s), 1.96-2.35 (8H, m), 2.38-2.62 (2H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.42 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.52 (1H, dd, J = 4.8, 9.0 Hz), 4.86 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.61 (1H, s), 7.00-7.05 (2H, m), 7.11-7.15 (2H, m)。
−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N,N−ジメチルグリシンアミド
実施例200と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとN,N−ジメチルグリシンを用い、標題化合物を合成した。 収率 40%。 融点 95−96℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.84 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.40 (6H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.11 (2H, s), 4.42 (1H, dd, J=4.5, 9.0 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 4.5, 9.0 Hz), 4.83 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.1 Hz), 8.45 (1H, br s)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−2,2−ジメチルプロパンアミド
実施例1と同様にして、参考例30で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとピバロイルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 76%。 融点 177−178℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.21 (6H, d, J =6.9 Hz), 1.31 (9H, s), 1.80 (3H, s), 2. 09 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.38-4.43 (1H, m), 4.48-4.54 (1H, m), 4.81 (1H, t, J = 8.8 Hz), 6.75 (1H, br), 7. 03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミド
実施例38と同様にして、実施例58で得たN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ホルムアミドと塩化アセチルを用い、標題化合物を得た。 収率 48%。 融点 177−179℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.24 (6H, m), 1.88 and 1.94 (3H), 2.25 and 2.28 (3H), 2.59 and 2.61 (3H), 2.81-2.85 (1H, m), 4.43-4.58 (2H, m), 4.88-4.98 (1H, m), 6.63 and 6.66 (1H), 7.01-7.05 (2H, m), 7.13-7.18 (2H, m), 7.92 and 8.39 (1H)。
N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N’−(tert−ブチル)ウレア
参考例344で得た、7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (711 mg, 2.2 mmol) をN,N−ジメチルアセトアミド (10 mL) に溶解後、tert−ブチルイソシアネート (0.30 mL, 2.64 mmol) を室温にて加え、60℃に加熱した。16時間加熱後、さらにtert−ブチルイソシアネート (0.30 mL, 2.64 mmol) を加え、24時間60℃にて撹拌した。反応液を室温に冷却後、水に注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 1:1)により精製し、標題化合物70mg(収率 12%)を得た。 融点 207−208℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20-1.18 (15H, m), 1.92 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.61 (3H, s), 2.88 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.98 (1H, br), 4.50-4.59 (2H, m), 4.90-4.98 (1H, m), 5.28 (1H, br), 7.00 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.2 Hz)
N−(シクロヘキシル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例138で得た(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルとシクロヘキシルアミンを用い、標題化合物を得た。 収率 92%。 融点 210−211℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.78-1.17 (3H, m), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.21-1.38 (2H, m), 1.50-1.67 (3H, m), 1.78-1.88 (4H, m), 2.14-2.20 (7H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.61 (1H, br), 3.98 (1H, br), 4.42-4.47 (1H, m), 4.51-4.57 (1H, m), 4.86 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.42 (1H, s), 6.99 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.12 (2H, d, J = 8.2 Hz)。
(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチル
実施例138と同様にして、参考例344で得た7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとクロロギ酸 2,2,2−トリクロロエチルを用い、標題化合物を得た。 収率 91%。 融点 186−189℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.60 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.47-4.59 (2H, m), 4.75-4.96 (3H, m), 6.16 (1H, s), 7.03 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.0 Hz)
N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N’−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例206で得た(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと3−ヒドロキシプロピルアミンを用い、標題化合物を得た。 収率 59%。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.57 (2H, br), 1.93 (3H, s), 2.28 (3H, s), 2.61 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.33 (2H, br), 3.58 (2H, br), 4.50-4.59 (3H, m), 4.92 (1H, t, J = 10.3 Hz), 5.52 (1H, br), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz)
N−(tert−ブチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(1−ヒドロキシエチル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例204で得た、N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N’−(tert−ブチル)ウレア (718 mg, 1.7 mmol) のメタノール (10 mL) 溶液に水素化ホウ素ナトリウム (64.3 mg, 1.7 mmol) を0℃にて加え、3時間撹拌した。反応液を水で希釈し、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和食塩水にて洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 1:1)により精製し、2種の異性体の内、高極性の標題化合物115mg(収率 16%)を得た。 融点 212−214℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.20-1.27 (15H, m), 1.52-1.58 (3H, m), 1.89 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.57 (1H, br), 4.03 (1H, br), 4.47-4.57 (2H, m), 4.88-4.97 (1H, m), 5.01-5.08 (1H, m), 5.26 (1H, br), 6.98 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.2 Hz)
N−(tert−ブチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−エチル−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例23と同様にして、実施例208で得たN−(tert−ブチル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−(1−ヒドロキシエチル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレアを用いて、標題化合物を得た。 収率 53%。 融点 207−209℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12-1.30 (18H, m), 1.87 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.61-2.72 (2H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.00 (1H, br), 4.42-4.46 (1H, m), 4.50-4.56 (1H, m), 4.86 (1H, t, J = 9.0 Hz), 5.28 (1H, br), 6.98 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N’−(3−ヒドロキシエチル)ウレア
実施例143と同様にして、実施例206で得た(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 2,2,2−トリクロロエチルと2−ヒドロキシエチルアミンを用い、標題化合物を得た。収率 66%。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.94 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.60 (3H, s), 2.80-2.97 (2H, m), 3.32 (2H, br), 3.63 (2H, br), 4.49-4.57 (2H, m), 4.63 (1H, br), 4.92 (1H, t, J = 10.1 Hz), 5.63 (1H, br), 7.01 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−(3−(1−ピロリジニル)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(3−(1−ピロリジニル)フェニル)ボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 17%。 融点 206−207℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 1.95-2.04 (4H, m), 2.10 (3H, s), 2.26 (2H, d, J = 1.4 Hz), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.23-3.33 (4H, m), 4.36 (1H, dd, J = 5.2, 8.7 Hz), 4.57 (1H, dd, J = 5.2, 9.2 Hz), 4.79 (1H, dd, J = 8.7, 9.2 Hz), 6.48-6.65 (4H, m), 7.11 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.27 (1H, t, J = 7.7Hz)。
N−(7−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 17%。 融点 180−181℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 7.1 Hz), 1.92 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.27 (2H, d, J = 1.4 Hz), 2.87 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 2.98 (6H, s), 4.38 (1H, dd, J = 4.9, 8.5 Hz), 4.55 (1H, dd, J = 4.9, 9.4 Hz), 4.79 (1H, dd, J = 8.5, 9.4 Hz), 6.50 (1H, s), 6.80 (2H, d, J = 7.7 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.21 (2H, d, J = 7.7Hz)。
N−(7−(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例35で得たN−(7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(6−(ジメチルアミノ)ピリジン−3−イル)ボロン酸を用い、標題化合物を得た。 収率 26%。 融点 217−220℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.92 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.26 (2H, d, J = 1.4 Hz), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.12 (6H, s), 4.38 (1H, dd, J = 4.9, 8.8 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 4.9, 9.4 Hz), 4.79 (1H, dd, J = 8.8, 9.4 Hz), 6.53 (1H, s), 6.59 (1H, dd, J = 0.8, 8.8 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.47 (1H, dd, J = 2.3, 8.8 Hz), 8.15 (1H, dd, J = 0.8, 2.3 Hz)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例292で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用いて、標題化合物を合成した。 収率 66%。 融点 185−186℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.27 (3H, d, J = 6.9 Hz), 2.07 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.30 (3H, s), 2.80-2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.40-3.55 (1H, m), 3.93 (2H, m), 4.20 (1H, dd, J = 3.3, 8.7 Hz), 4.55 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.51 (1H, br s), 7.07 (4H, s)。
N−(3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例293で得た3−エチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 53%。 融点 156−157℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :0.92 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.13 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.50-1.61 (2H, m), 2.07 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.24-3.33 (1H, m), 3.92 (2H, s), 4.37 (1H, dd, J = 3.0, 9.0 Hz), 4.48 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.50 (1H, br s), 7.06 (4H, s)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例294で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−プロピル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 57%。 融点 144−145℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.93 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.13 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.30-1.43 (2H, m), 1.50-1.63 (2H, m), 2.06 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.30-3.41 (1H, m), 3.92 (2H, s), 4.35 (1H, dd, J = 3.3, 9.0 Hz), 4.46 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.48 (1H, br s), 7.05 (4H, s)。
N−(3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例295で得た3−イソプロピル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 88%。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.73 (3H, d, J = 6.9 Hz), 0.99 (3H, d, J = 6.9 Hz), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.06 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.82 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.31-3.36 (1H, m), 3.85 (1H, d, J = 15.6 Hz), 3.96 (1H, d, J = 15.6 Hz), 4.35 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.49 (1H, dd, J = 2.7, 9.0 Hz), 6.48 (1H, br s), 7.04 (4H, s)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例298で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとn−ブタノイルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 81%。 融点 168−169℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.03 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.72-1.89 (2H, m), 2.06 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.36 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.15 (2H, t, J = 8.7 Hz), 3.92 (2H, s), 4.55 (2H, t, J = 8.7 Hz), 6.55 (1H, br s), 7.06 (4H, s)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)プロパンアミド
実施例1と同様にして、参考例298で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとn−プロパノイルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 78%。 融点 177−178℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.29 (3H, t, J = 7.5 Hz), 2.06 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.41 (2H, q, J = 7.5 Hz), 2.78-2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.15 (2H, t, J = 8.7 Hz), 3.92 (2H, s), 4.56 (2H, t, J = 8.7 Hz), 6.56 (1H, br s), 6.99-7.10 (4H, m)。
N−(7−(1−(4−イソプロピルフェニル)ビニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ペンタンアミド
実施例1と同様にして、参考例298で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとn−ペンタノイルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 82%。 融点 172−173℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :0.96 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.33-1.53 (2H, m), 1.69-1.79 (2H, m), 2.06 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.39 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.78-2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.18 (2H, t, J = 8.4 Hz), 3.92 (2H, s), 4.56 (2H, t, J = 8.4 Hz), 6.54 (1H, br s), 7.01-7.13 (4H, m)。
(4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例59と同様にして、参考例297で得た4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 96%。 融点 121−122℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.50 (9H, br), 2.14 (3H, s), 2.20 (3H, s), 3.09 (2H, t, J = 8.7 Hz), 4.54 (2H, t, J = 8.7 Hz), 5.73 (1H, br s), 6.50 (1H, s)。
(7−ブロモ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例66と同様にして、実施例221で得た(4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 93%。 融点 176−177℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.50 (9H, br), 2.13 (3H, s), 2.32 (3H, s), 3.23 (2H, t, J = 8.4 Hz), 4.66 (2H, t, J = 8.4 Hz), 5.83 (1H, br s)。
(7−(1−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
実施例222で得た(7−ブロモ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル(500 mg, 1.46 mmol)と塩化セリウム(360 mg, 3.21 mmol)のTHF(8 mL)混合液にアルゴン雰囲気下で、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6 M ヘキサン溶液, 2.0 mL, 3.21 mmol)を滴下した。同温度で30分間撹拌後、反応液に4−イソプロピルアセトフェノン(261 mg, 1.61 mmol)のTHF(4 mL)溶液を滴下し、30分間撹拌後、室温に昇温した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出後した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)により精製し、標題化合物118mg(収率 19%)を得た。 融点 185−186℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.46 (9H, br), 1.56 (3H, br s), 1.97 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.12 (2H, t, J = 8.7 Hz), 4.58 (2H, t, J = 8.7 Hz), 4.81 (1H, br s), 5.66 (1H, br s), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例223で得た(7−(1−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル(120 mg, 0.28 mmol)のトリフルオロ酢酸(1.5 mL)混合液にトリエチルシラン(66 mg, 0.56 mmol)を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、N−(7−(1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)アミンを得た。この化合物とトリエチルアミン(0.047 mL, 0.34 mmol)のTHF(3 mL)溶液にn−ブタノイルクロリド(0.034 mL, 0.34 mmol)を氷冷下で滴下した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物62mg(収率 58%)を得た。 融点 152−153℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.03 (3H, t, J = 7.5 Hz), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.66 (3H, d, J = 7.5 Hz), 1.71-1.89 (2H, m), 2.04 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.36 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.09 (2H, t, J = 8.7 Hz), 4.43-4.60 (3H, m), 6.52 (1H, br s), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例224と同様にして、実施例223で得た(7−(1−ヒドロキシ−1−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルとtert−ブチルアセチルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 61%。 融点 189−190℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.66 (3H, d, J = 7.2 Hz), 2.05 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.09 (2H, t, J = 8.7 Hz), 4.40-4.55 (3H, m), 6.47 (1H, br s), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(1−(4−イソプロピルフェニル)ビニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例334で得た(7−(1−(4−イソプロピルフェニル)ビニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 51%。 融点 188−189℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.14 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.99 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.28 (2H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.15 (2H, t, J = 8.7 Hz), 4.51 (2H, t, J = 8.7 Hz), 5.14 (1H, s), 5.92 (1H, s), 6.53 (1H, br s), 7.10 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(tert−ブチル)−N’−(7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例47と同様にして、参考例298で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとtert−ブチルアミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 融点 197−198℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.24 (9H, s), 2.11 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.78-2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.17 (2H, t, J = 8.4 Hz), 3.94 (2H, s), 4.04 (1H, br s), 4.60 (2H, t, J = 8.4 Hz), 5.30 (1H, br s), 7.02 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(2−ヒドロキシエチル)−N’−(7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例47と同様にして、参考例298で得た7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンと2−ヒドロキシエチルアミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 80%。 融点 176−177℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.78-2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.06 (1H, t, J = 4.5 Hz), 3.16 (2H, t, J = 8.4 Hz), 3.28-3.34 (2H, m), 3.60-3.66 (2H, m), 3.94 (2H, br s), 4.60 (2H, t, J = 8.4 Hz), 4.65 (1H, br s), 5.64 (1H, s), 7.07 (4H, s)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例338で得たN−ベンジル−N−(3−ブロモ−4−クロロエトキシ−5−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド(486 mg, 0.81 mmol)のTHF(8 mL)溶液にアルゴン雰囲気下、−50℃でn−ブチルリチウム(1.6 M ヘキサン溶液, 0.56 mL, 0.89 mmol)を滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、N−ベンジル−N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを186mg(収率47%)を得た。この化合物(186 mg, 0.38 mmol)、10%−パラジウム炭素(50%含水、19 mg)の酢酸(2 mL)混合液を水素雰囲気下、85℃で14時間撹拌した。反応液をセライトろ過し、ろ液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物60mg(収率 40%)を得た。 融点 201−202℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.14 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.08 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.15 (2H, t, J = 5.7 Hz), 3.92 (2H, s), 4.56 (2H, t, J = 5.7 Hz), 6.51 (1H, br s), 7.07 (4H, s)。
N−(3−ヒドロキシメチル−7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチルフェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例340で得たN−(4−(アリルオキシ)−3−ブロモ−5−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチルフェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド(674 mg, 1.39 mmol)の塩化メチレン(7 mL)溶液に、氷冷下でm−クロロ過安息香酸(239 mg, 1.39 mmol) を加え30分間撹拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を10%亜硫酸ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、N−(3−ブロモ−5−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチルフェニル−4−(オキシラン−2−イルメトキシ)−3,3−ジメチルブタンアミドを得た。この化合物のTHF(5 mL)溶液にアルゴン雰囲気下、−78℃でn−ブチルリチウム(1.6 M ヘキサン溶液, 0.83 mL, 1.33 mmol)を滴下し、反応液を30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、水に加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)、標題化合物162mg(収率 28%)を得た。 融点 136−137℃(THF−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.07 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 2.07 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.82 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.50-3.76 (3H, m), 3.92 (2H, s), 4.48 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.61 (1H, dd, J = 2.4, 9.0 Hz), 6.52 (1H, br s), 7.05 (4H, s)、1H未確認。
N−(4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例358で得た4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 97%。 融点 158−159℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.85 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.24 (2H, s), 4.41 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.53 (1H, dd, J = 9.3, 4.8 Hz), 4.85 (1H, t, J = 9.3 Hz), 6.45 (1H, br s), 6.63 (1H, s), 7.09-7.30 (5H, m)。
N−(7−ホルミル−4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例20と同様にして、実施例231で得たN−(4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 74%。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.91 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.53 (3H, s), 4.53-4.62 (2H, m), 5.00 (1H, dd, J = 10.2 Hz), 6.45 (1H, br s), 7.13 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.20-7.35 (3H, m), 10.5 (1H, s)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
4−イソプロピル−1−ブロモベンゼン (978 mg, 4.91 mmol) のTHF (10 mL) 溶液を、アルゴン雰囲気下、マグネシウム (119 mg, 4.91 mmol) と触媒量のヨウ素の混合物に滴下し、室温で20分間撹拌した。反応液に実施例232で得たN−(7−ホルミル−4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (200 mg, 0.547 mmol) のTHF (5 mL) 溶液を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液を氷に加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を1規定塩酸、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:2)により精製し、N−(7−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−4,6−ジメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを得た。この化合物の トリフルオロ酢酸 (5 mL) 混合物に、トリエチルシラン (0.161 mL, 1.01 mmol)を氷冷下加え、室温で30分間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和重曹水溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製しヘキサンより結晶化させ標題化合物70mg(収率 28%)を得た。 融点 137−141℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.85 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.00 (2H, s), 4.42 (1H, dd, J = 8.7, 4.8 Hz), 4.58 (1H, dd, J = 13.8, 4.8 Hz), 4.85 (1H, d, J = 6.6 Hz), 6.45 (1H, br s), 7.05-7.35 (9H, m)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド (1.0 g, 3.15 mmol) のメタノール (100 mL) 溶液に、水素化ホウ素ナトリウム (238 mg, 6.30 mmol) を室温下加え、1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さを酢酸エチルで抽出した。有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さを酢酸エチルで結晶化させ、標題化合物950mg(収率 94%)を得た。 融点 204−206℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.15 (9H, s), 1.29 (3H, s), 1.49 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.30 (2H, s), 4.70 (1H, d, J = 9.2 Hz), 6.61 (1H, br s), 1H 未確認。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例234と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 92%。 融点 184−185℃(THF−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.13 (9H, s), 1.32 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.81 (1H, brs), 2.13 (6H, s), 2.25 (2H, s), 4.73 (1H, brs), 6.79 (1H, brs), 7.34 (1H, s)。
(7−ブロモ−3−ヒドロキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
実施例234と同様に、参考例66で得た(7−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルを用いて標題化合物を合成した。 収率 98%。 融点 187−188℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.28-1.71 (15H, m), 1.70 (1H, brs), 2.26 (3H, s), 2.34 (3H, s), 4.80 (1H, d, J=9.0 Hz), 5.84 (1H, brs)。
(2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例98で得たN−ベンジル−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (4.1 g, 14.6 mmol)、10%−パラジウム炭素 (50%含水, 400 mg) ギ酸アンモニウム (1.84 g, 29.2 mmol)のメタノール (70 mL) 混合物を2時間加熱還流した。触媒をろ過で除き、ろ液を減圧下留去した。残さに水、酢酸エチルを加え有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンより結晶化させて2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イルアミン2.60gを得た。この化合物 (2.60 g, 13.5 mmol) および二炭酸ジtert−ブチル (6.20 mL, 27.0 mmol) のTHF (50 mL) 溶液を16時間加熱還流した。反応液に水を加え、有機層を分離し、水層を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧下留去した。得られた残さをヘキサン−酢酸エチル結晶化し標題化合物2.57g(収率60%)を得た。 融点 121−123℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.45 (6H, s), 1.50 (9H, s), 2.11 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.90 (2H, s), 5.72 (1H, br s), 6.44 (1H, s)。
(7−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例18と同様にして、実施例237で得た(2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸を用い、標題化合物を合成した。 収率 54%。 融点 115−117℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.38-1.59 (15H, m), 2.08 (3H, s), 2.31 (3H, s), 3.01 (2H, s), 5.81 (1H, br s)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド(303 mg, 1 mmol)のTHF (10 mL) 溶液に、3−トリルマグネシウムブロミド (1.0 M, 10 mL, 10 mmol) THF溶液をアルゴン雰囲気下、0℃で滴下し、室温まで昇温した。1時間撹拌後、反応液を氷に加え、酢酸エチルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さを酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物265mg(収率 67%)を得た。 融点 113−114℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.59 (3H, s), 2.18-2.22 (8H, m), 2.36 (3H, s), 2.40 (1H, brs), 6.80 (1H, brs), 7.10-7.20 (2H, m), 7.22-7.26 (2H, m), 7.35 (1H, s)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
2−クロロエチルベンゼン(648 mg, 4.6 mmol)のTHF(5 mL)溶液を、アルゴン雰囲気下、マグネシウム(112 mg, 4.6 mmol)と触媒量のヨウ素の混合物に滴下し、30分間撹拌した。反応液に参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド(300 mg, 0.98 mmol)のTHF(3 mL)溶液を滴下し、室温で1時間撹拌した。反応液を氷に加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)により精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物201mg(収率 51%)を得た。 融点 99−100℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.12 (9H, s), 1.37 (3H, s), 1.54 (3H, s), 1.99-2.30 (11H, m), 2.80 (1H, dt, J = 12.9, 4.8 Hz), 2.97 (1H, dt, J = 12.9, 4.8 Hz), 6.77 (1H, brs), 7.15-7.31 (6H, m)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
1−ブロモ−2−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(827 mg, 3.43 mmol)のTHF(8 mL)溶液に、アルゴン雰囲気下、n−ブチルリチウム(1.59 M ヘキサン溶液, 1.85 mL, 2.94 mmol)を−78℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液に参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド(300 mg, 0.98 mmol)のTHF(3 mL)溶液を−78℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、1時間撹拌した後、水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)により精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物267mg(収率 59%)を得た。 融点 160−161℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.97 (3H, s), 1.11 (9H, s), 1.62 (3H, s), 2.18 (6H, s), 2.22 (2H, s), 3.00 (1H, brs), 6.79 (1H, brs), 7.15-7.36 (5H, m)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例239と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと2−トリルマグネシウムブロミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 43%。 融点 111−112℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.68 (3H, s), 2.17-2.26 (9H, m), 2.64 (3H, s), 6.82 (1H, brs), 6.90-7.26 (5H, m)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例241と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドとフェニルリチウムを用いて標題化合物を合成した。 収率 58%。 融点 109−111℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.85 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.62 (3H, s), 2.18-2.22 (8H, m), 2.37 (1H, brs), 6.79 (1H, brs), 7.12 (1H, s), 7.27-7.38 (3H, m), 7.47-7.50 (2H, m)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例240と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと2−ブロモナフタレンを用いて標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 142−144℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.89 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.65 (3H, s), 2.20-2.24 (8H, m), 2.46 (1H, brs), 6.82 (1H, brs), 7.16 (1H, s), 7.46-7.51 (2H, m), 7.60 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.80-7.86 (3H, m), 7.99 (1H, s)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(3−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例240と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと1−ブロモ−3−イソプロピルベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 76%。 融点 136−137℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.84 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz),1.60 (3H, s), 2.14-2.22 (9H, m), 2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.77 (1H, brs), 7.14-7.18 (2H, m), 7.23-7.28 (2H, m), 7.39 (1H, s)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(2−メトキシフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例239と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと2−メトキシフェニルマグネシウムブロミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 58%。 融点 168−169℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.92 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.66 (3H, s), 2.15-2.21 (8H, m), 3.94 (3H, s), 5.17 (1H, brs), 6.82 (1H, brs), 6.89-6.97 (2H, m), 7.09 (1H, s), 7.12 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.28 (1H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例240と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと1−ブロモ−4−イソプロピルベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 42%。 融点 119−121℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.84 (3H, s), 1.11 (9H, s), 1.26 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.60 (3H, s), 2.18-2.22 (8H, m), 2.29 (1H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.80 (1H, br s), 7.15 (1H, s), 7.21 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.41 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例240と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと2−ブロモチオフェンを用いて標題化合物を油状物として得た。 収率 86%。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.12 (9H, s), 1.64 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.63 (1H, brs), 6.81 (1H, brs), 6.94-7.01 (2H, m), 7.29-7.32 (2H, m)。
N−(3−ベンジル−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例239と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドとベンジルマグネシウムクロリドを用いて標題化合物を合成した。収率 88%。 融点 212−213℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.08 (9H, s), 1.31 (3H, s), 1.43 (3H, s), 1.75 (1H, s), 2.09-2.17 (8H, m), 3.02 (1H, d, J = 13.6 Hz), 3.16 (1H, d, J = 13.6 Hz), 6.56 (1H, s), 6.66 (1H, brs), 7.20-7.38 (5H, m)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例240と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと4−イソプロピルベンジルクロリドを用いて標題化合物を合成した。 収率 94%。 融点 177−178℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.10 (9H, s), 1.25 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.33 (3H, s), 1.43 (3H, s), 2.04 (1H, s), 2.11 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.19 (2H, m), 2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.00 (1H, d, J = 13.6 Hz), 3.13 (1H, d, J = 13.6 Hz), 6.66 (2H, brs), 7.15 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(3−ブチル−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例241と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドとn−ブチルリチウムを用いて標題化合物を合成した。 収率 78%。 融点 161−162℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.91 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.13 (9H, s), 1.30-1.43 (6H, m), 1.49 (3H, s), 1.60-1.79 (3H, m), 1.90-1.99 (1H, m), 2.13 (6H, s), 2.24 (2H, s), 6.77 (1H, brs), 7.23 (1H, s)。
N−(3−(2−フリル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例241と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドとフランを用いて標題化合物を合成した。 収率 88%。 融点 108−110℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.96 (3H, s), 1.13 (9H, s), 1.59 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.59 (1H, brs), 6.35-6.37 (2H, m), 6.79 (1H, brs), 7.37 (1H, s), 7.43 (1H, s)。
N−(3−(2,4−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例240と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと1−ブロモ−2,4−ジメトキシベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 62%。 融点 150−151℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.91 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.65 (3H, s), 2.12-2.20 (8H, m), 3.79 (3H, s), 3.91 (3H, s), 5.03 (1H, brs), 6.43 (1H, dd, J = 8.4, 2.4 Hz), 6.52 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.92 (1H, brs), 7.05-7.08 (2H, m)。
N−(3−(4−ブロモフェニル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例241と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと1,4−ジブロモベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 93%。 融点 118−119℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.56 (3H, s), 2.17-2.22 (8H, m), 2.44 (1H, brs), 6.80 (1H, brs), 7.10 (1H, s), 7.36 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.48 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例240と同様に、参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと1−ブロモ−4−メトキシベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 72%。 融点 110−111℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.84 (3H, s), 1.11 (9H, s), 1.58 (3H, s), 2.18-2.24 (9H, m), 3.81 (3H, s), 6.78 (1H, brs), 6.88 (2H, d, J = 9.0 Hz), 7.12 (1H, s), 7.40 (2H, d, J = 9.0 Hz)。
N−(3−シクロヘキシル−3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例239と同様に、参考例63で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドとシクロヘキシルマグネシウムブロミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 66%。 融点 170−171℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.60-2.10 (30H, m), 2.12 (3H, s), 2.20-2.40 (5H, m), 6.55 (1H, br s)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ピリジル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例241と同様に、参考例63で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと2−ブロモピリジンを用いて標題化合物を合成した。 収率 45%。 融点 205−207℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.89 (3H, s), 1.12 (9H, s), 1.53 (3H, s), 1.64 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.25 (2H, s), 6.01 (1H, br s), 6.85 (1H, br s), 7.06 (1H, d, J = 6.0 Hz), 7.18-7.24 (1H, m), 7.60 (1H, dt, J = 7.8, 1.8 Hz), 8.56 (1H, dd, J = 7.8, 4.8 Hz)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例241と同様に、参考例63で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドと4−ブロモアニソールを用いて標題化合物を合成した。 収率 47%。 融点 98−99℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.13 (9H, s), 1.51 (3H, s), 1.85 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.27 (2H, s), 3.79 (3H, s), 6.59 (1H, br), 6.83 (3H, br), 7.38 (1H, br)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(3−メトキシフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例241と同様に、参考例63で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン5−イル)ブタンアミドと3−ブロモアニソールを用い、標題化合物を合成した。 収率 46%。 融点 154−155℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.89 (3H, s), 1.13 (9H, s), 1.52 (3H, s), 1.87 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.27 (2H, s), 3.80 (3H, brs), 6.45 (1H, br), 6.53 (1H, s), 6.75-6.84 (1H, m), 7.20 (2H, br)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,5,6−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例240と同様に、参考例64で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,4,5,6−ペンタメチル−3−オキソ-2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)ブタンアミドと1−ブロモ−4−イソプロピルベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 71%。 融点 178−179℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.82 (3H, s), 1.14 (9H, s), 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.49 (3H, s), 1.91 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.35 (1H, s), 2.89 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 6.40-7.80 (5H, m)。
(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
実施例241と同様に、参考例62で得た(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルと1−ブロモ−4−メチルベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 64%。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.85 (3H, s), 1.20-1.60 (9H, m), 1.50 (3H, s), 1.88 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.34 (3H, s), 5.77 (1H, br s), 6.40-8.20 (4H, m),1H未確認。
(3−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
実施例241と同様に、参考例62で得た(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸tert−ブチルと1−ヨード−4−イソプロピルベンゼンを用いて標題化合物を合成した。 収率 34%。 融点 155−157℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.85 (3H, s), 1.24 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.20-1.64 (9H, m), 1.52 (3H, s), 1.89 (3H, s), 2.08 (1H, s), 2.16 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.74-3.06 (1H, m), 5.75 (1H, br s), 6.40-8.20 (4H, m)。
(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
実施例241と同様に、参考例62で得た(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルと2−ブロモナフタレンを用いて標題化合物を合成した。収率 50%。非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.90 (3H, br s), 1.20-1.70 (9H, m), 1.57 (3H, s), 1.86 (3H, br s), 2.19 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.29 (1H, s), 5.77 (1H, br s), 6.60-8.60 (7H, m)。
N−(3−(3−ホルミルフェニル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
2−(3−ブロモフェニル)−1,3−ジオキソラン(1.65 mL, 10.9 mmol)のTHF(20 mL)溶液に、アルゴン雰囲気下、n−ブチルリチウム(1.59 M ヘキサン溶液, 6.4 mL, 10.2 mmol)を−78℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液に参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド(1.0 g, 3.30 mmol)のTHF(10 mL)溶液を−78℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温し、1時間撹拌した後、水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)により精製し、N−(3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを非晶状粉末として1.38g(収率 92%)で得た。得られたN−(3−(3−(1,3−ジオキソラン−2−イル)フェニル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(300 mg, 0.66 mmol)のアセトン(4 mL)−水(0.3 mL)混合溶液中にピリジニウム p−トルエンスルホナート(5 mg, 0.03 mmol)を加え30分間撹拌した。反応液を室温に冷却後、水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをTHF−ジイソプロピルエーテルより再結晶し、標題化合物194mg(収率 72%)を得た。 融点 189−190℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.86 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.59 (3H, s), 2.18-2.22 (8H, m), 2.66 (1H, s), 6.86 (1H, br s), 7.11 (1H, s), 7.52 (1H, t, J = 7.5 Hz), 7.76 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.84 (1H, d, J = 7.5 Hz), 7.99 (1H, s), 10.01 (1H, s)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(3−(ヒドロキシメチル)フェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例21と同様に、実施例264で得たN−(3−(3−ホルミルフェニル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を得た。 収率 86%。 融点 169−171℃(THF−ジイソプロピルエーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.85 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.60 (3H, s), 1.65 (1H, brs), 2.17-2.20 (8H, m), 2.41 (1H, br s), 4.60 (2H, s), 6.85 (1H, br s), 7.10 (1H, s), 7.25-7.42 (3H, m), 7.49 (1H, s)。
N−(3−ヒドロキシ−3−(3−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例22と同様に、参考例264で得たN−(3−(3−ホルミルフェニル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、およびメチルマグネシウムブロミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 43%。 融点 206−207℃(THF−ジイソプロピルエーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.85 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.46-1.49 (3H, m), 1.60 (3H, s), 2.17-2.21 (9H, m), 2.27 (1H, brs), 4.88 (1H, br s), 6.80 (1H, s), 7.14 (1H, s), 7.30-7.45 (3H, m), 7.52 (1H, s)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様に、参考例80で得た5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを用いて標題化合物を合成した。収率 59%。 融点 146−148℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.86 (3H, s), 1.12 (9H, s), 1.51 (3H, s), 1.71 (1H, s), 1.85 (3H, s), 2.16 (6H, s), 2.27 (2H, s), 2.33 (3H, s), 6.60 (1H, br s), 6.82-7.80 (4H, m)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様に、参考例81で得た5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを用いて標題化合物を合成した。収率 82%。非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.90 (3H, br. s), 1.11 (9H, s), 1.58 (3H, s), 1.83 (3H, br. s), 2.19 (6H, s), 2.26 (2H, s), 2.38 (1H, br. s), 6.40-8.60 (7H, m), 6.60 (1H, br s)。
N−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−メチルブタンアミド
参考例63と同様に、参考例81で得た5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールと3−メチルブチリルクロリドを用いて標題化合物を合成した。 収率 32%。 融点 108−110℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.80-1.10 (9H, m), 1.50-1.95 (7H, m), 2.05-2.80 (9H, m), 6.65 (1H, br s), 7.00-8.32 (7H, m)。
N−(tert−ブチル)−N’−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア
実施例14と同様に、参考例81で得た5−アミノ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−3−オールを用いて標題化合物を合成した。 収率 74%。 融点212−214℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.92 (3H, br s), 1.27 (9H, s), 1.60 (3H, s), 1.88 (3H, br s), 2.21 (3H, s), 2.23 (3H, s), 2.44 (1H, br s), 4.12 (1H, br s), 5.33 (1H, br. s), 6.60-8.60 (7H, m)。
3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例242で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(120 mg, 0.3 mmol)のトリフルオロ酢酸(2 mL)溶液に、氷冷下でトリエチルシラン(71 mg, 0.6 mmol)を加え,室温で1時間撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を1規定水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:2)により精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物93mg(収率 79%)を得た。 融点 161−162℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.56 (3H, s), 2.15-2.19 (8H, m), 2.39 (3H, s), 4.57 (1H, s), 6.60-6.75 (2H, m), 6.91 (1H, s), 7.00-7.18 (3H, m)。
3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例271と同様に、実施例239で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(3−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 87%。 融点 156−157℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.96 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.55 (3H, s), 2.15-2.19 (8H, m), 2.31 (3H, s), 4.27 (1H, s), 6.70 (1H, br s), 6.85-6.92 (3H, m), 7.04 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.16 (1H, t, J = 8.4 Hz)。
N−(3−(3−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例245で得たN−(3−ヒドロキシ−3−(3−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 162−163℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.93 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.57 (3H, s), 2.15-2.20 (8H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.32 (1H, s), 6.72 (1H, br s), 6.90-7.09 (3H, m), 7.08-7.25 (2H, m)。
N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例243で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 82%。 融点 182−183℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.57 (3H, s), 2.15-2.20 (8H, m), 4.32 (1H, s), 6.72 (1H, br s), 6.95 (1H, s), 7.06-7.11 (2H, m), 7.23-7.31 (3H, m)。
N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例244で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−ナフチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を油状物として得た。 収率 84%。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.99 (3H, s), 1.06 (9H, s), 1.60 (3H, s), 2.16-2.22 (8H, m), 4.47 (1H, s), 6.77 (1H, brs), 6.93 (1H, s), 7.18 (1H, dd, J = 8.6, 1.6 Hz), 7.42-7.49 (2H, m), 7.58 (1H, br s), 7.73-7.82 (3H, m)。
N−(3−(2−メトキシフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例246で得たN−(3−ヒドロキシ−3−(2−メトキシフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 82%。 融点 169−170℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.97 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.57 (3H, s), 2.15-2.19 (8H, m), 3.85 (3H, s), 4.82 (1H, s), 6.72 (1H, br s), 6.75-6.91 (4H, m), 7.15-7.26 (1H, m)。
N−(3−ベンジル−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例249で得たN−(3−ベンジル−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 56%。 融点 186−187℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.08 (9H, s), 1.33 (3H, s), 1.37 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.17 (2H, s), 2.89 (2H, d, J = 7.8 Hz), 3.42 (1H, t, J = 7.8 Hz), 6.49 (1H, s), 6.62 (1H, br s), 7.17-7.33 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例250で得たN−(3−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 63%。 融点 130−132℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.10 (9H, s), 1.25 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.33 (3H, s), 1.43 (3H, s), 2.04 (1H, s), 2.11 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.19 (2H, m), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.00 (1H, d, J = 13.6 Hz), 3.13 (1H, d, J = 13.6 Hz), 6.66 (2H, br s), 7.15 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例248で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−チエニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 137−138℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.05 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.58 (3H, s), 2.15-2.21 (8H, m), 4.61 (1H, s), 6.77 (1H, br s), 6.85 (1H, d, J = 3.4 Hz), 6.97 (1H, dd, J = 4.8, 3.4 Hz), 7.10 (1H, s), 7.19 (1H, d, J = 4.8 Hz)。
N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例241で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 47%。 融点 155−156℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.97 (3H, s), 1.11 (9H, s), 1.62 (3H, s), 2.18 (6H, s), 2.22 (2H, s), 3.00 (1H, br s), 6.79 (1H, br s), 7.15-7.36 (5H, m)。
N−(3−ブチル−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例251で得たN−(3−ブチル−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 77%。 融点 129−130℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.91 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.13 (9H, s), 1.30-1.43 (6H, m), 1.49 (3H, s), 1.60-1.79 (3H, m), 1.90-1.99 (1H, m), 2.13 (6H, s), 2.24 (2H, s), 6.77 (1H, br s), 7.23 (1H, s)。
N−(3−(2−フリル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例252で得たN−(3−(2−フリル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 67%。 融点 126−127℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, s), 1.12 (9H, s), 1.59 (3H, s), 2.12-2.22 (8H, m), 4.44 (1H, s), 6.10 (1H, d, J = 3.2 Hz), 6.30-6.33 (1H, m), 6.74 (1H, br s), 7.10 (1H, s), 7.35-7.36 (1H, m)。
N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例240で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−3−(2−フェニルエチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 92%。 融点 158−159℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.13 (9H, s), 1.37 (3H, s), 1.45 (3H, s), 1.86-1.96 (2H, m), 2.12 (6H, s), 2.33 (2H, s), 2.65-2.83 (2H, m), 3.03 (1H, t, J = 7.8 Hz), 6.73 (1H, br s), 7.17-7.31 (6H, m)。
N−(3−(4−ブロモフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例254で得たN−(3−(4−ブロモフェニル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 88%。 融点 171−172℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.54 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.20 (2H, s), 4.28 (1H, s), 6.72 (1H, br s), 6.94-6.98 (3H, m), 7.41 (2H, d, J = 8.4 Hz)。
N−(3−(4−メトキシフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例255で得たN−(3−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 82%。 融点 169−170℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.54 (3H, s), 2.14-2.20 (8H, m), 3.79 (3H, s), 4.27 (1H, s), 6.71 (1H, br s), 6.82 (2H, d, J = 8.7 Hz), 6.93 (1H, s), 7.01 (2H, d, J = 8.7 Hz)。
N−(3−(2,4−ジメトキシフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例253で得たN−(3−(2,4−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 82%。 融点 146−147℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.97 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.55 (3H, s), 2.14-2.19 (8H, m), 3.78 (3H, s), 3.82 (3H, s), 4.73 (1H, s), 6.35 (1H, dd, J = 8.4, 2.4 Hz), 6.45 (1H, d, J = 2.4 Hz), 6.66 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.76 (1H, br s), 6.90 (1H, s)。
N−(3−シクロヘキシル−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例256で得たN−(3−シクロヘキシル−3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 48%。 融点 198−199℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.50-2.20 (35H, m), 2.24-2.35 (2H, m), 2.67 (1H, d, J = 2.7 Hz), 6.55 (1H, br s)。
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ピリジル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例271と同様に、実施例257で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(2−ピリジル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 52%。 融点 210−212℃。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.04 (3H, s), 1.12 (9H, s), 1.55 (3H, s), 1.79 (3H, s), 2.17 (6H, s), 2.26 (2H, s), 4.41 (1H, s), 6.52 (1H, br s), 6.78 (1H, d, J = 7.6 Hz), 7.12 (1H, dd, J = 7.6, 4.4 Hz), 7.54-7.61 (1H, m), 8.53 (1H, d, J = 4.4 Hz)。
N−(3−(4−メトキシフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例258で得たN−(3−ヒドロキシ−3−(4−メトキシフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 40%。 融点 175−176℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.00 (3H, s), 1.12 (9H, s), 1.48 (3H, s), 1.77 (3H, s), 2.15 (6H, s), 2.24 (2H,s), 3.76 (3H, s), 4.08 (1H, s), 6.48 (1H, s), 6.76 (1H, br d, J = 5.4 Hz), 6.83 (2H, br)。
N−(3−(3−メトキシフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例259で得たN−(3−ヒドロキシ−3−(3−メトキシフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 77%。 融点 166−167℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, s), 1.12 (9H, s), 1.49 (3H, s), 1.79 (3H, s), 2.15 (6H, s), 2.25 (2H,s), 3.76 (3H, s), 4.09 (1H, s), 6.25 (1H, br), 6.47 (1H, s), 6.60-6.85 (2H, m), 7.08 (1H, br)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,5,6−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様に、実施例260で得た、N−(3−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,5,6−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 53%。 融点 152−153℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.97 (3H, s), 1.14 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.46 (3H, s), 1.83 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.11 (1H, s), 6.40-7.15 (5H, m)。
N−(3−(4−ホルミルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例284で得たN−(3−(4−ブロモフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(500 mg, 1.13 mmol)のTHF(10 mL)溶液に、アルゴン雰囲気下、n−ブチルリチウム(1.59 M ヘキサン溶液, 1.56 mL, 2.48 mmol)を−78℃で滴下し、30分間撹拌した。同温度で反応液にDMF(90 mg, 1.24 mmol)を加え30分間撹拌した後、室温まで昇温し1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)により精製後、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物204mg(収率 46%)を得た。 融点 169−170℃。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.97 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.58 (3H, s), 2.04-2.20 (8H, m), 4.38 (1H, s), 6.74 (1H, br s), 6.99 (1H, s), 7.25 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.81 (2H, dd, J = 8.4 Hz), 9.99 (1H, s)。
N−(3−(4−アセチルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例292と同様に、実施例284で得たN−(3−(4−ブロモフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとN,N−ジメチルアセトアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 20%。 融点 195−196℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.96 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.57 (3H, s), 2.16-2.19 (8H, m), 2.59 (3H, s), 4.36 (1H, s), 6.73 (1H, br s), 6.97 (1H, s), 7.18 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.88 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(3−(4−(ヒドロキシメチル)フェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例21と同様に、実施例292で得たN−(3−(4−ホルミルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を合成した。 収率 80%。 融点 162−163℃(THF−ジイソプロピルエーテル)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.56 (3H, s), 1.65 (1H, t, J = 6.0 Hz), 2.15-2.19 (8H, m), 4.32 (1H, s), 4.67 (2H, d, J = 6.0 Hz), 6.72 (1H, br s), 6.94 (1H, s), 7.09 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.29 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(3−(4−(1−ヒドロキシエチル)フェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例21と同様に、実施例293で得たN−(3−(4−アセチルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて標題化合物を油状物として合成した。 収率 65%。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.48 (3H, d, J = 6.4 Hz), 1.55 (3H, s), 1.66 (1H, brs), 2.14-2.19 (8H, m), 4.30 (1H, s), 4.87 (1H, q, J = 6.4 Hz), 6.79 (1H, br s), 6.93 (1H, s), 7.07 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.29 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(3−(2−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
1−ブロモ−2−イソプロピルベンゼン(1.20 g, 6.03 mmol)のTHF(5 mL)溶液を、アルゴン雰囲気下、マグネシウム(147 mg, 6.03 mmol)と触媒量のヨウ素の混合物に滴下し、70℃で30分間撹拌した。反応液に参考例65で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド(350 mg, 1.15 mmol)のTHF(3 mL)溶液を滴下し、12時間加熱還流した。反応液を氷に加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:2)により精製し、N−(3−ヒドロキシ−3−(3−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを79mg(収率 16%)を得た。この化合物(79 mg, 0.19 mmol)をのトリフルオロ酢酸(1 mL)溶液に、氷冷下でトリエチルシラン(44 mg, 0.38 mmol)を加え,室温で1時間撹拌した。反応液を水に加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を1規定水酸化ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:2)により精製し、標題化合物39mg(収率 51%)を得た。 収率 51%。 融点 188−189℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.01 (3H, s), 1.09 (9H, s), 1.27 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.32 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.57 (3H, s), 2.15-2.20 (8H, m), 3.15-3.30 (1H, m), 4.67 (1H, s), 6.67 (1H, d, J = 7.8 Hz), 6.69 (1H, br s), 6.88 (1H, s), 7.02 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.17 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.29 (1H, d, J = 7.8 Hz)。
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−ピペリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例234で得た、N−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (450 mg, 1.41 mmol) の塩化メチレン (3 mL) 溶液に、トリエチルアミン (0.79 mL, 5.64 mmol) を加えた後、塩化メタンスルホニル (0.22 mL, 2.82 mmol) を氷冷下で滴下した。反応液を30分間撹拌後、ピペリジン (0.70 mL, 7.05 mmol) を加え、室温で16時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 20:1)により精製し、標題化合物270mg(収率 50%)を得た。 融点 229−230℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.10-1.82 (22H, m), 2.08 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.22-2.43 (3H, m), 2.78 (1H, br s), 2.95 (1H, br s), 3.68 (1H, s), 6.56 (1H, s)。
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−ピロリジン−1−イル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例297と同様にして、実施例234で得た、N−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとピロリジンを用い、標題化合物を合成した。 収率 36%。 融点 197−198℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.16 (9H, s), 1.23 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.58-1.72 (4H, m), 2.09 (3H, s), 2.13 (6H, s), 2.30 (2H, s), 2.48-2.80 (4H, m), 4.02 (1H, s), 6.55 (1H, br s)。
N−(3−アニリノ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例297と同様に、実施例235で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとアニリンを用いて標題化合物を合成した。 収率 79%。 融点 151−152℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.11 (9H, s), 1.37 (3H, s), 1.53 (3H, s), 2.14 (6H, s), 2.22 (2H, s), 3.93 (1H, d, J = 8.7 Hz), 4.81 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.60 (2H, d, J = 7.8 Hz), 6.67-6.75 (2H, m), 7.17 (3H, t, J = 7.8 Hz)。
N−(3−((2−メトキシフェニル)アミノ)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例297と同様に、実施例235で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(2−メトキシフェニル)アミンを用いて標題化合物を合成した。 収率 75%。 融点 184−185℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.11 (9H, s), 1.34 (3H, s), 1.53 (3H, s), 2.14 (6H, s), 2.22 (2H, s), 3.78 (3H, s), 4.53 (1H, d, J = 8.1 Hz), 4.86 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.63-6.68 (2H, m), 6.75-6.77 (2H, m), 6.86 (1H, t, J = 9.0 Hz), 7.16 (1H, s)。
N−(3−((2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例297と同様に、実施例235で得たN−(3−ヒドロキシ−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと(2−(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミンを用いて標題化合物を合成した。 収率 73%。 融点 196−197℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.11 (9H, s), 1.35 (3H, s), 1.54 (3H, s), 2.15 (6H, s), 2.23 (2H, s), 4.32 (1H, d, J = 9.0 Hz), 4.85 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.67 (1H, t, J = 6.9 Hz), 6.70-6.80 (2H, m), 7.12-7.17 (3H, m)。
(7−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−3−(ピロリジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
実施例297と同様に、実施例236で得た(7−ブロモ−3−ヒドロキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルとピロリジンを用いて標題化合物を合成した。 収率 43%。 融点 128−130℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.28-1.57 (15H, m), 1.60-1.70 (4H, m), 2.14 (3H, s), 2.33 (3H, s), 2.40-2.67 (2H, m) 2.70-2.80 (2H, m), 4.13 (1H, s), 5.82 (1H, br s)。
(7−ブロモ−3−(ジメチルアミノ)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
実施例297と同様に、実施例236で得た(7−ブロモ−3−ヒドロキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルとジメチルアミンを用いて標題化合物を合成した。 収率 89%。 融点 111−112℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.27 (3H, s), 1.36-1.60 (12H, m), 2.04-2.60 (12H, m), 3.86 (1H, s), 5.84 (1H, b rs)。
(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル 参考例59と同様にして、参考例120で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 24%。 融点 119−120℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.25-1.58 (12H, m), 1.81 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.08 (1H, s), 5.72 (1H, s), 6.64-7.10 (4H, m)。
(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例59と同様にして、参考例122で得た2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 18%。 融点 124−125℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.01 (3H, s), 1.20-1.64 (9H, m), 1.48 (3H, s), 1.80 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.30 (3H, s), 4.08 (1H, s), 5.71 (1H, br s), 6.20-7.60 (4H, m)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例238で得た(7−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル (1.77 g, 4.78 mmol) のTHF(20 mL)溶液に、アルゴン雰囲気下、n−ブチルリチウム (1.60 M ヘキサン溶液, 6.25 mL, 10.0 mmol) を−78℃で滴下し、30分間撹拌した。反応液に4−イソプロピルベンズアルデヒド(815 mg, 5.50 mmol)のTHF(5 mL)溶液を−78℃で滴下した。反応液を室温に昇温し、1時間撹拌した後、水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、(7−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル1.20g(収率 59%)を得た。この化合物 (1.00 g, 2.27 mmol) のトリフルオロ酢酸 (5 mL) 混合物に、トリエチルシラン (1.0 mL, 6.4 mmol) を氷冷下加え、室温で1時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液溶液を加え、水層をアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下濃縮し、7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンの粗生成物を得た。この化合物 (330 mg, 約 1.02 mmol)とtert−ブチルアセチルクロリド (0.16 mL, 1.12 mmol) の塩化メチレン (30 mL) 溶液に室温でトリエチルアミン (0.16 mL, 1.12 mmol) を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を分離し、水層を塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し標題化合物273mg(収率 17%)を得た。 融点 170−171℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.46 (6H, s), 2.05 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.82 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 2.96 (2H, s), 3.89 (2H, s), 6.46 (1H, br s), 7.04 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−3−(ピロリジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例306と同様に、実施例302で得た(7−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−3−(ピロリジン−1−イル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルを用いて、標題化合物を合成した。 収率 61%。 融点 179−180℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.13 (9H, s), 1.18 (3H, s), 1.21 (3H, s), 1.25 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.62-1.72 (4H, m), 2.05 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.25 (2H, dd, J = 17.1, 13.2 Hz), 2.59 (2H, br), 2.70-2.90 (3H, m), 3.80-3.95 (2H, br), 4.05 (1H, s), 6.48 (1H, s), 7.00-7.10 (4H, m)。
N−(3−(ジメチルアミノ)−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例306と同様に、実施例303で得た(7−ブロモ−3−(ジメチルアミノ)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルを用いて、標題化合物を合成した。 収率 33%。 融点 138−139℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.13 (9H, s), 1.18 (3H, s), 1.21 (3H, s), 1.24 (3H, s), 1.51 (3H, s), 2.03-2.06 (14H, m), 2.70-2.88 (1H, m), 3.78 (1H, s), 3.90 (2H, br s), 6.49 (1H, s), 6.98-7.05 (4H, m)。
N−(2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例139で得た2,2,6,7−テトラメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用いて標題化合物(収率 88%)を得た。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ: 0.95 (3H, s), 1.08 (9H, s), 1.54 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (5H, s), 2.32 (3H,s), 4.28 (1H, s), 6.75 (1H, brs),6.90 (1H, s), 6.96 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.08 (2H, d, J = 7.9 Hz)。
N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例122で得た2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとブチリルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 50%。 融点 138−139℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.74-2.41 (25H, m), 4.10 (1H, s), 6.54 (1H, br s), 7.03 (4H, br s)。
N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ペンタンアミド
参考例63と同様にして、参考例122で得た2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとペンタノイルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 62%。 融点 156−157℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.78-2.43 (27H, m), 4.10 (1H, s), 6.55 (1H, br s), 7.04 (4H, br s)。
N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ヘキサンアミド
参考例63と同様にして、参考例122で得た2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−(4−メチルフェニル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとヘキサノイルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 52%。 融点 96−97℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.77-2.41 (29H, m), 4.10 (1H, s), 6.55 (1H, br s), 7.03 (4H, br s)。
N−(3−(4−フルオロフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例123で得た3−(4−フルオロフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 60%。 融点 194−195℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, s), 1.12 (9H, s), 1.49 (3H, s), 1.77 (3H, s), 2.15 (6H, s), 2.25 (2H, s), 4.11 (1H, s), 6.40-7.20 (5H, m)。
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例121で得た2,2,4,6,7−ペンタメチル−3−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 55%。 融点 214−215℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.92-1.20 (12H, m), 1.50 (3H, s), 1.77 (3H, s), 2.16 (6H, s), 2.25 (2H, s), 4.13 (1H, s), 6.40-7.38 (6H, m)。
N−(3−(4−ブロモフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド 参考例63と同様にして、参考例124で得た3−(4−ブロモフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 65%。 融点 201−202℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.92-1.18 (12H, m), 1.49 (3H, s), 1.76 (3H, s), 2.15 (6H, s), 2.25 (2H, s), 4.09 (1H, s), 6.51-7.44 (5H, m)。
N−(3−(4−tert−ブチルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例76で得た3−(4−tert−ブチルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン塩酸塩 (400 mg, 1.16 mmol) とtert−ブチルアセチルクロリド (0.17 mL, 1.22 mmol) の塩化メチレン (10 mL) 溶液に室温でトリエチルアミン (0.35 mL, 2.50 mmol) を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を分離し、水層を塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 8:1)により精製し標題化合物110mg(収率 41%)を得た。 非晶質。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.99 (3H, s), 1.06 (9H, s), 1.12 (9H, s), 1.49 (3H, s), 1.78 (3H, s), 2.16 (6H, s), 2.25 (2H, s), 4.10 (1H, s), 6.50 (1H, br s), 6.70-7.24 (4H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例316と同様にして、参考例74で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン塩酸塩を用い、標題化合物を合成した。 収率 38%。 融点 172−173℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.94 (3H, s), 1.06 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.55 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.18 (3H, s), 2.19 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.6 Hz), 4.29 (1H, s), 6.71 (1H, br s), 6.94 (1H, s), 7.00 (2H, d, J = 7.8 Hz), 7.13 (2H, d, J = 7.8 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例316と同様にして、参考例75で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン塩酸塩を用い、標題化合物を合成した。 収率 23%。 融点 118−119℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.01 (3H, s), 1.10 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.48 (3H, s), 1.78 (3H, s), 2.19 (2H, s), 2.21 (3H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.08 (1H, s), 6.52-7.24 (6H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例78で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 52%。 非晶質。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.00 (3H, s), 1.11 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.49 (3H, s), 1.79 (3H, s), 2.21 (3H, s), 2.23 (2H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.08 (1H, s), 6.53 (1H, br s), 6.56 (1H, s), 6.70-7.10 (4H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例86で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 52%。 融点 126−127℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.96 (3H, s), 1.07 (9H, s), 1.24 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.56 (3H, s), 2.12 (2H, s), 2.88 (1H, septet, J = 6.6 Hz), 4.29 (1H, s), 6.75 (1H, d, J = 8.1 Hz), 6.91 (1H, br s), 6.99 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.16-7.25 (2H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例86で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとブチリルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 27%。 非晶質。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.97 (3H, s), 0.98 (3H, t, J = 7.2 Hz), 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.56 (3H, s), 1.60-1.80 (2H, m), 2.26 (2H, t, J = 7.5 Hz), 2.88 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.29 (1H, s), 6.75 (1H, d, J = 9.3 Hz), 6.90-7.05 (3H, m), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.17-7.22 (2H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例120で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとブチリルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 59%。 融点 120−122℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.78-1.10 (6H, m), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.60-1.90 (8H, m), 2.10-2.40 (8H, m), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.10 (1H, s), 6.50-7.20 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ペンタンアミド
参考例63と同様にして、参考例120で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンとペンタノイルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 44%。 融点 106−107℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.70-1.90 (22H, m), 2.05-2.41 (8H, m), 2.84 (1H, septet, J = 6.6 Hz), 4.10 (1H, s), 6.42-7.18 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ-1-ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例120で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 41%。 非晶質。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.90-1.20 (12H, m), 1.21 (6H, d, J = 7.2 Hz), 1.48 (3H, s), 1.78 (3H, s), 2.15-2.27 (8H, m), 2.84 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 4.09 (1H, s), 6.40-7.10 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,5,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例77で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,5,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 50%。 融点 128−129℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.02 (3H, s), 1.17 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.48 (3H, s), 1.83 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.31 (2H, s), 2.84 (1H, septet, J = 7.2 Hz), 4.10 (1H, s), 6.50-7.18 (5H, m)。
N−(3−ベンジル−2,2,4,5,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例79で得た3−ベンジル−2,2,4,5,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−6−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 38%。 融点 209−210℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.15 (9H, s), 1.26 (3H, s), 1.40 (3H, s), 1.80 (3H, s), 2.01 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.75 (1H, dd, J = 14.7, 6.0 Hz), 2.89 (1H, dd, J = 14.7, 8.4 Hz), 3.29 (1H, dd, J = 8.4, 6.0 Hz), 6.60 (1H, br s), 7.10-7.30 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,5−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例96で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,5−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 51%。 融点 64−68℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.95 (3H, s), 1.12 (9H, s), 1.24 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.57 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.89 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.30 (1H, s), 6.59 (1H, s), 6.99 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.17 (1H, br s), 7.98 (1H, s)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−5−メトキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例63と同様にして、参考例97で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−5−メトキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−7−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 67%。 融点 140−141℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.96 (3H, s), 1.14 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.47 (3H, s), 1.83 (3H, s), 2.20 (3H, s), 2.28 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.64 (3H, s), 4.10 (1H, s), 6.40-7.18 (5H, m)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−N,3,3−トリメチルブタンアミド
実施例320で合成したN−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド (110 mg, 290 mmol) のDMF (3 mL) 溶液に水素化ナトリウム(60%流動パラフィン分散物, 12.8 mg, 319 mmol) を0℃で加え、室温で30分間撹拌した。反応液にヨウ化メチル (8.0 g, 319 mmol) を加え、室温で30分間撹拌した。反応液に水を加え、生成物をジイソプロピルエーテルで抽出した。合わせた抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥後、減圧濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 4:1)により精製し標題化合物47mg(収率 41%)を得た。 融点 78−79℃(酢酸エチル-ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 0.93 (9H, s), 1.00 (3H, s), 1.24 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.62 (3H, s), 1.94-2.10 (2H, m), 2.90 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.19 (3H, s), 4.36 (1H, s), 6.77-6.92 (3H, m), 6.98 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.16 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−(4−モルホリニル)プロピオンアミド塩酸塩
参考例120で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン (350 mg, 1.08 mmol) と塩化 3−クロロプロピオニル (0.39 mL, 3.72 mmol) の塩化メチレン (15 mL) 溶液に室温でトリエチルアミン (0.18 mL, 1.30 mmol) を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を加え、有機層を分離し、水層を塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3−クロロプロピオンアミドの粗精製物を得た。この化合物とモルホリンと炭酸カリウムのエタノール混合物を16時間加熱還流した。混合物を水に注ぎ酢酸エチルで抽出した。誘起層を水で洗浄後、硫酸マグネシウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル 10:1)にて精製し、標題化合物のフリー塩基を得た。この化合物を4規定塩酸―酢酸エチルで結晶化させ標題化合物230mg(収率 42%)を得た。 融点 158−161℃(メタノール-ジエチルエーテル)。
1H-NMR (DMSO-d6) δ : 0.94 (3H, s), 1.17 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.43 (3H, s), 1.66 (3H, s), 2.02 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.77-2.98 (3H, m), 3.08-3.18 (2H, m), 3.25-3.47 (4H, m), 3.80 (2H, t, J = 12.0 Hz), 3.94 (2H, d, J = 11.4 Hz), 4.18 (1H, s), 4.42 (1H, br s), 6.60-7.20 (4H, m), 9.35 (1H, s)。
(2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例59と同様にして、参考例304で得た2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.43 (3H, d, J = 6.3 Hz), 1.45 (9H, s), 2.12 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.69 (1H, dd, J = 7.5, 15.0 Hz), 3.21 (1H, dd, J = 8.7, 15.0 Hz), 4.80-4.97 (1H, m), 5.72 (1H, br s), 6.46 (1H, s)。
(7−ブロモ−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例66と同様にして、実施例331で得た(2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 75%。 融点 115−116℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.35-1.58 (12H, m), 2.10 (3H, s), 2.31 (3H, s), 2.82 (1H, dd, J = 7.5, 15.0 Hz), 3.34 (1H, dd, J = 8.7, 15.0 Hz), 4.96-5.08 (1H, m), 5.83 (1H, br s)。
(7−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチル
参考例82と同様にして、実施例332で得た(7−ブロモ−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルを用いて、標題化合物を合成した。 収率 71%。 融点 141−142℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.38 (3H, d, J = 6.0 Hz), 1.49 (9H, s), 2.14 (6H, s), 2.71 (1H, dd, J = 7.5, 15.0 Hz), 2.80-2.90 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.24 (1H, dd, J = 8.7, 15.0 Hz), 4.07 (1H, br d, J = 9.9 Hz), 4.93-5.08 (1H, m), 5.75 (1H, br s), 5.90 (1H, d, J = 9.9 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.27 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例224と同様にして、実施例333で得た(7−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)カルバミド酸 tert−ブチルを用い、標題化合物を合成した。 収率 32%。 融点 179−180℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.44 (3H, d, J = 6.0 Hz), 2.06 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.71-2.90 (2H, m), 3.27 ( 1H, dd, J = 8.7, 15.0 Hz), 3.91 (2H, s), 4.80-4.97 (1H, m), 6.49 (1H, br s), 7.07 (4H, s)。
N−(2−(ヒドロキシメチル)−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例341で得たN−(4−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチル−5−(2−メチルプロパ−2−エン−1−イル)フェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド(300 mg, 0.71 mmol)の塩化メチレン(2 mL)溶液に氷冷下で、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1 mL)とm−クロロ過安息香酸(302 mg, 1.75 mmol)を加えた。反応液を室温で1時間撹拌後、水に加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を10%亜硫酸ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 3:2)により精製し、標題化合物61mg(収率 20%)を得た。 融点 186−187℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.42 (3H, s), 2.09 (6H, s), 2.27 (2H, s), 2.76-2.90 (2H, m), 3.14 (1H, d, J = 15.0 Hz), 3.56 (2H, m), 3.87 (1H, d, J = 15.6 Hz), 3.93 (1H, d, J = 15.6 Hz), 6.49 (1H, br s), 7.06 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.1 Hz)、1H未確認。
N−(2−(ヨードメチル)−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例341で得たN−(4−ヒドロキシ−3−(4−イソプロピルベンジル)−2,6−ジメチル−5−(2−メチルプロパ−2−エン−1−イル)フェニル)−3,3−ジメチルブタンアミド(300 mg, 0.71 mmol)、ベンジルトリメチルアンモニウムヨードジクロリド(272 mg, 0.78 mmol)、及び炭酸カルシウム(92 mg, 0.92 mmol)のTHF(5 mL)−メタノール(5 mL)溶液を室温で12時間撹拌した。反応液に水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を10%亜硫酸ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物380mg(収率 98%)を得た。 油状物。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.04 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.65 (3H, s), 2.03 (3H, s), 2.06 (3H, s), 2.21 (2H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.98 (1H, d, J = 15.6 Hz), 3.26 (1H, d, J = 15.6 Hz), 3.41 (2H, s), 3.87 (2H, s), 6.68 (1H, br s), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.10 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−2,4,6−トリメチル−2−(ピロリジン−1−イルメチル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例336で得たN−(2−(ヨードメチル)−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(102 mg, 0.19 mmol)とピロリジン(1.5 mL)混合物を、マイクロウェーブ装置を用いて反応させた(110 ℃, hold time 20 min, 250 W)。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物86mg(収率 95%)得た。 融点 143−144℃(THF−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.19 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.43 (3H, s), 1.50-1.75 (4H, m), 2.07 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.42-2.63 (4H, m), 2.69 (2H, s), 2.73-2.90 (2H, m), 3.23 (1H, d, J = 15.0 Hz), 3.84 (1H, d, J = 15.3 Hz), 3.92 (1H, d, J = 15.3 Hz), 6.47 (1H, br s), 7.03 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
3,3−ジメチル−N−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例234と同様にして、参考例342で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 82%。 融点 217−218℃(THF−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.15 (9H, s), 1.30 (3H, s), 1.49 (3H, s), 1.78 (1H, d, J = 9.0 Hz), 2.19 (3H, s), 2.25 (3H, s), 2.28 (2H, s), 4.69 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.51 (1H, s), 6.57 (1H, br s)。
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例338で得た3,3−ジメチル−N−(3−ヒドロキシ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド(2.0 g, 6.55 mmol)のトリフルオロ酢酸(3 mL)混合液にトリエチルシラン(2.09 g, 13.10 mmol)を氷冷下で滴下した。室温に昇温し30分間撹拌後、反応液を水に加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を1規定水酸化ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物1.75g(収率 92%)を得た。 融点 181−182℃(THF−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.14 (9H, s), 1.46 (6H, s), 2.08 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.91 (2H, s), 6.45 (1H, s), 6.48 (1H, br s)。
N−(7−ホルミル−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例20と同様にして、実施例339で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 180−181℃(THF−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.14 (9H, s), 1.52 (6H, s), 2.13 (3H, s), 2.20 (2H, s), 2.47 (3H, s), 2.92 (2H, s), 6.54 (1H, br s), 10.33 (1H, s)。
N−(7−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
マグネシウム(198 mg, 8.13 mmol)と触媒量のヨウ素の混合物に、アルゴン雰囲気下、室温で1−ブロモ−4−イソプロピルベンゼン(1.62 g, 8.13 mmol)のTHF(5 mL)溶液を滴下し、反応液をヨウ素の色が消失するまで加熱した。この反応液に室温で、実施例340で得たN−(7−ホルミル−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチル−ブタンアミド(860 mg, 2.71 mmol)のTHF(5 mL)溶液を滴下し、1時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮し、標題化合物1.15g(収率 97%)を合成した。 非晶状粉末。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.21 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.42 (3H, s), 1.49 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.85 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.92 (2H, s), 4.17 (1H, d, J = 10.2 Hz), 5.86 (1H, d, J = 10.2 Hz), 6.59 (1H, br s), 7.11 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.25 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−(7−(4−イソプロピルベンゾイル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例341で得たN−(7−(ヒドロキシ(4−イソプロピルフェニル)メチル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(209 mg, 0.48 mmol)の塩化メチレン(7 mL)溶液に二酸化マンガン(415 mg, 4.8 mmol)を加え室温で8時間撹拌した。反応液をろ過後、ろ液を濃縮し、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 2:3)により精製し、標題化合物156mg(収率 75%)を得た。 融点 194−195℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.15 (9H, s), 1.26 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.35 (6H, s), 2.00 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.30 (2H, s), 2.84-3.05 (3H, m), 6.62 (1H, br s), 7.25 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.80 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(7−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例66と同様にして、実施例339で得た3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 85%。 融点 205−206℃(メタノール)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.15 (9H, s), 1.51 (6H, s), 2.05 (3H, s), 2.28 (2H, s), 2.28 (3H, s), 3.02 (2H, s), 6.58 (1H, br s)。
N−(7−(4−イソプロピルフェノキシ)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3―ジメチルブタンアミド
実施例343で得たN−(7−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(500 mg, 1.36 mmol)、4−イソプロピルフェノール(556 mg, 4.08 mmol)、及び炭酸カリウム(188 mg, 1.36 mmol)のピリジン(16 mL)混合液をアルゴン雰囲気下、140℃で1時間撹拌した。反応液にヨウ化銅(259 mg, 1.36 mmol)を加え140℃で60時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、無水硫酸ナトリウム上で乾燥、ろ過、減圧濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)、Gilson HPLCにより精製し、標題化合物230mg(収率 40%)を得た。 融点 148−149℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.14 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.42 (6H, s), 2.00 (3H, s), 2.11 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 2.97 (2H, s), 6.56 (1H, br s), 6.77 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.06 (2H, d, J = 8.7 Hz)。
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6−テトラメチル−7−(4−メチルフェノキシ)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例344と同様にして、実施例343で得たN−(7−ブロモ−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと4−メチルフェノールを用いて、標題化合物を合成した。 収率 19%。 融点182−184℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.35 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.98 (3H, br s), 2.08 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86-2.97 (2H, m), 5.28 (1H, br s), 6.14 (1H, d, J = 3.84 Hz), 6.66 (1H, br s), 7.11-7.17 (2H, m), 7.54-7.59 (1H, m), 8.51 (1H, d, J = 5.0 Hz)。
N−(3−ヒドロキシ−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例234と同様にして、参考例330で得たN−(7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 81%。 融点 244−245℃(THF−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.33 (3H, s), 1.51 (3H, s), 2.09 (3H, s), 2.26 (5H, m), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.91 (2H, d, J = 15.0 Hz), 4.76 (1H, d, J = 8.7 Hz), 6.53 (1H, br s), 7.07 (4H, s)、1H未確認。
N−(3−ヒドロキシ−7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,3,4,6−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例239と同様にして、参考例330で得たN−(7−(4−イソプロピルベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとメチルマグネシウムブロミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 92% 融点 170−171℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ :1.13 (9H, s), 1.20 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.33 (3H, s), 1.41 (3H, s), 1.44 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.32 (3H, s), 2.83 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 3.91 (2H, br), 6.49 (1H, br s), 7.06 (4H, s)、1H未確認。
N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−3H−スピロ(1−ベンゾフラン−2,1’−シクロペンタン)−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例1と同様にして、参考例325で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−3H−スピロ(1−ベンゾフラン−2,1’−シクロペンタン)−5−アミンを用い、標題化合物を合成した。 収率 57%。 融点 209−210℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.06-1.38 (16H, m), 1.50-1.92 (9H, m), 1.99-2.08 (1H, m), 2.14 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.24 (2H, s), 2.84 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.16 (1H, s), 6.48 (1H, br s), 6.88 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.1 Hz)。
N−((cis)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例316と同様にして、参考例351で得た(cis)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン 塩酸塩とtert−ブチルアセチルクロリドを用い、標題化合物を合成した。 収率 83%。 融点 94−95℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.03 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.09 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 2.15 (3H, s), 2.19 (2H, s), 2.21 (3H,s), 2.86 (1H, sept, J = 7.0 Hz), 4.31 (1H, d, J = 8.0 Hz), 4.96-5.05 (1H, m), 6.72 (1H, s), 6.89 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.00 (1H, s), 7.11 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
(cis)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン
参考例23と同様にして、参考例352で得た(cis)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを用いて、(cis)−5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランを合成した。この化合物を用いて、参考例24と同様にして、(cis)−N−ベンジル−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−アミン合成した。この化合物を用いて、参考例30と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 83%。
融点 91−92℃(ヘキサン)。
1H-NMR (200 MHz, CDCl3) δ : 1.06 (3H, d, J = 7.0 Hz), 1.21 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.84 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.21 (3H,s), 2.85 (1H, septet, J = 7.0 Hz), 3.25 (2H, br s), 4.29 (1H, d, J = 8.0 Hz), 4.83-4.96 (1H, m), 6.83 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−((trans)−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
参考例199と同様にして、参考例347で得た3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−1−ベンゾフランを用い、3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランのcis体、trans体(3:2)の混合物を合成した。この化合物を混合物のまま、参考例23と同様にして、5−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフランのcis体、trans体の混合物を得た。この化合物を用い、参考例24と同様にして、N−ベンジル−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)アミンのcis体、trans体混合物を得た。この化合物を用いて、参考例30と同様にして、(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)アミンを合成した。この化合物とtert−ブチルアセチルクロリドを用いて、実施例1と同様にして、N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−2,4,6,7−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドのcis体、trans体混合物を得た。この混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:4)により精製し、標題化合物を合成した。 収率 18%。 融点 143−144℃(ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 7.0 Hz), 1.46 (3H, d, J = 6.0 Hz), 1.76 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.17 (3H,s), 2.24 (2H, s), 2.86 (1H, sept, J = 7.0 Hz), 4.08 (1H, d, J = 6.0 Hz), 4.58-4.67 (1H, m), 6.48 (1H, s), 7.05 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.0 Hz)。
N−(7−(ヒドロキシ(ピリジン−2−イル)メチル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
2−ブロモピリジン(553 mg, 3.5 mmol)のジエチルエーテル(3.0 mL)溶液に、アルゴン雰囲気下、−70℃でn−ブチルリチウム(1.6 M, ヘキサン溶液, 2.13 mL, 3.4 mmol)を滴下し、30分間撹拌した。反応液に実施例340で得たN−(7−ホルミル−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド(317 mg, 1.0 mmol)のTHF(4.0 mL)溶液を−70℃で滴下し、30分間撹拌後、室温に昇温した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出後、有機層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮した。残さを塩基性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:10)、ついでシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン 1:1)により精製し、標題化合物270mg(収率 68%)を得た。 融点 176−177℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.35 (3H, s), 1.48 (3H, s), 1.98 (3H, br s), 2.08 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.86-2.97 (2H, m), 5.28 (1H, br s), 6.14 (1H, d, J = 3.84 Hz), 6.66 (1H, br s), 7.11-7.17 (2H, m), 7.54-7.59 (1H, m), 8.51 (1H, d, J = 5.0 Hz)。
N−(7−(1−ヒドロキシ−2−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例341と同様にして、実施例340で得たN−(7−ホルミル−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチル−ブタンアミドと4−イソプロピルベンジルクロリドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 92%。 非晶質。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 and 1.17 (9H, s x 2), 1.20-1.25 (6H, m), 1.45 and 1.48 (6H, s x 2), 1.88 (3H, s), 2.05 and 2.07 (3H, s x 2), 2.24 and 2.25 (2H, s x 2), 2.79-3.11 (5H, m), 3.76 (1H, br d, J = 16.0 Hz), 4.87-5.00 (1H, m), 6.69 (1H, br s), 7.03-7.13 (4H, m)。
N−(7−(2−(4−イソプロピルフェニル)エチル))−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様にして、実施例353で得たN−(7−(1−ヒドロキシ−2−(4−イソプロピルフェニル)エチル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用いて、標題化合物を合成した。 収率 64%。 融点 144−145℃(ヘキサン−酢酸エチル)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.15 (9H, s), 1.23 (3H, s), 1.25 (3H, s), 1.43 (6H, s), 2.07 (3H, s), 2.13 (3H, s), 2.29 (2H, s), 2.69-2.88 (5H, m), 2.92 (2H, br s), 6.51(1H, br s), 7.15 (4H, s)。
N−(7−(1−ヒドロキシ(フェニル)メチル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例239と同様にして、実施例340で得たN−(7−ホルミル−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチル−ブタンアミドとフェニルマグネシウムブロミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 定量的。 非晶質。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.38 (3H, s), 1.49 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.10 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.92 (2H, s), 4.24 (1H, br d, J = 10.0 Hz), 5.91 (1H, d, J = 10.0 Hz), 6.68(1H, br s), 7.20-7.36 (5H, m)。
N−((7−ベンジル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例271と同様にして、実施例355で得たN−(7−(1−ヒドロキシ(フェニル)メチル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを用い、標題化合物を合成した。 収率 74%。 融点 129−130℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.46 (6H, s), 2.04 (3H, s), 2.08 (3H, s), 2.25 (2H, s), 2.96 (2H, br s), 3.93 (2H, br s), 6.49 (1H, br s), 7.10-7.20 (5H, m)。
3,3−ジメチル−N−(2,2,4,6−テトラメチル−7−(2−メチルベンジル)−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ブタンアミド
実施例239と同様にして、実施例340で得たN−(7−ホルミル−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチル−ブタンアミドと2−メチルフェニルマグネシウムブロミドを用い、N−(7−(ヒドロキシ(2−メチルフェニル)メチル)−2,2,4,6−テトラメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドを合成した。この化合物を実施例271と同様にして、標題化合物を合成した。 収率 24%。 融点 175−176℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.13 (9H, s), 1.41 (6H, s), 1.94 (3H, s), 2.12 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.38 (3H, s), 2.96 (2H, br s), 3.85 (2H, br s), 6.54 (1H, br s), 6.76 (1H, d, J = 7.0 Hz), 6.98-7.14 (3H, m)。
N−((3R)−7−(2−フリル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例107と同様にして、実施例51で得た(−)−N−((3R)−7−ブロモ−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドと2−フリル(ジフェニル)メタノール用い、標題化合物を得た。 収率 6%。 融点 214−217℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.12 (9H, s), 1.22 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.89 (3H, s), 2.27 (5H, s), 2.86 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.46 (1H, dd, J = 4.9, 8.6 Hz), 4.56 (1H, dd, J = 4.9, 9.1 Hz), 4.87 (1H, dd, J = 8.6, 9.1 Hz), 6.51 (1H, dd, J = 1.6, 3.3 Hz), 6.53 (1H, s), 6.58 (1H, d, J = 3.3 Hz), 7.07 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.2 Hz), 7.53 (1H, d, J = 1.6 Hz)。
N−((3R)−7−ベンゾイル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド
実施例38と同様にして、実施例37で得た(+)−N−((3R)−3-(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミドとベンゾイルクロリドを用い、標題化合物を得た。 収率 74%。 融点 205−206℃(酢酸エチル−ヘキサン)。
1H-NMR (CDCl3) δ : 1.11 (9H, s), 1.23 (6H, d, J = 6.9 Hz), 1.93 (3H, s), 2.07 (3H, s), 2.27 (2H, s), 2.87 (1H, septet, J = 6.9 Hz), 4.34 (1H, dd, J = 4.9, 8.6 Hz), 4.54 (1H, dd, J = 4.9, 9.1 Hz), 4.77 (1H, dd, J = 8.6, 9.1 Hz), 6.59 (1H, s), 7.06 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.14 (2H, d, J = 7.9 Hz), 7.46 (2H, dd, J = 7.4, 7.7 Hz), 7.57 (1H, t, J = 7.4 Hz), 7.92 (2H, d, J = 7.7 Hz)。
実施例の化合物の構造を下記表1〜7に示す。
Figure 2005035993
Figure 2005035993
Figure 2005035993
Figure 2005035993
Figure 2005035993
Figure 2005035993
Figure 2005035993
[製剤例1]
実施例1で得られた化合物を、30%(W/V)ポリエチレングリコール400を含む生理食塩水に溶解し、該化合物の0.01%溶液を調整し、滅菌ろ過後、バイアルに10mLずつ分注した。バイアル1個当たり1mgの化合物を含有する注射剤を製造した。
[製剤例2]
実施例1で得られた化合物を、5%シクロデキストリンを含む生理食塩水に溶解し、該化合物の0.1%溶液を調整し、滅菌ろ過後、バイアルに10mLずつ分注した。バイアル1個当たり10mgの化合物を含有する注射剤を製造した。
[製剤例3]
(1)実施例1で得られた化合物 50mg
(2)ラクトース 34mg
(3)トウモロコシ澱粉 10.6mg
(4)トウモロコシ澱粉(のり状) 5mg
(5)ステアリン酸マグネシウム 0.4mg
(6)カルボキシメチルセルロースカルシウム 20mg
計 120mg
常法に従い前記(1)〜(6)を混合し、打錠機により打錠し、錠剤を得た。
[実験例1]
ヒトCB1およびCB2受容体発現細胞膜画分を用いた[H]−CP55,940 結合試験
H]−CP55940結合阻害アッセイは、CB1受容体発現CHO細胞膜画分と被検化合物および500pM [H]−CP55940を反応用緩衝液(50mM Tris−HCl(pH7.4),5mM MgCl2,2.5mM EDTA,0.5%BSA (fatty acid free))中、室温で60分間保温して行った。反応液をGF/Cフィルターでろ過し、300μlの洗浄用緩衝液(50mM Tris−HCl (pH7.4),0.05% BSA (fatty acid free))で4回洗浄後、フィルターの放射活性をトップカウントシンチレーションカウンター(Packard)で測定した。被検化合物は濃度依存的に膜画分への[H]−CP55940の結合を阻害した。
被検化合物の[H]−CP55940結合阻害活性は500pM [H]−CP55940のみ添加での放射活性を100%、500pM [H]−CP55940と100nM CP55940を同時に添加した時の放射活性を0%とした百分率で算出した。さらに、被検化合物濃度と百分率の値をPRISM3.0 (グラフパッド ソフトウェア社(Graphpad Software, Inc.))を用いて解析することにより、被検化合物のIC50値を算出した。
CB2受容体発現CHO細胞膜画についても同様に試験を行い、[H]−CP55940結合阻害活性を算出した。
結果を表8に示す。
Figure 2005035993
[実験例2]
マウスにおける体温低下作用
本発明の化合物のin vivoにおけるCB1受容体作動活性は、マウスに薬物を投与し、その後の体温への影響を調べることにより評価した。実験にはJcl:ICR系雄性マウス(5週齢)を用いた。体温測定用プローブを接続した温度計(Physitemp BAT−12)にて直腸温を測定した後、2.2%EtOH,5% G2−β−シクロデキストリン(溶媒)に溶解した化合物を腹腔内に投与した。対照群には溶媒のみ投与した。投与後30分に再び直腸温を測定した。一群4例で実験を行った。
本発明の化合物について、1mg/kg,i.p.投与において30分後に対照群と比較し、1℃以上の有意な体温降下が見られたとき試験結果を有効とした。
結果を表9に示す。
Figure 2005035993
表9に示した通り、本発明の化合物は、非常に低用量でCB1受容体作動活性に基づく体温降下作用を発揮した。
[実験例3]
実験的脳梗塞モデルにおける脳梗塞巣縮小効果
実験にはJcl:SD系雄性ラット(8週齢)を用いた。ハロタン麻酔下に左側総頚静脈よりカニューレを挿入し、持続注入用とした。左側総頚動脈よりシリコンコーティングナイロン栓子を挿入し、中大脳動脈を閉塞する(MCAO)。120分間閉塞後、再びハロタンにて軽麻酔した後、栓子を取り除き再潅流した。MCAO中にラットの神経症状を観察し典型的な症状が発現しているラットのみを実験に使用した。薬物は、2.2%EtOH,5% G2-β-シクロデキストリン(溶媒)に溶解した。試験化合物は、再灌流直後に体温低下作用が認められる最小用量の3倍量を腹腔内投与し、さらに2、4、6時間後に同量を投与した。ここで、試験化合物としては、実験例1および実験例2において優れた活性を示した化合物の中から一化合物を選択して用いた。対照群には、同様に同量の溶媒を投与した。MCAO処置2日後に、ラットを断頭し、脳を摘出し氷冷下に2mm厚の脳前額断切片を6枚作成した。各切片は1%TTC溶液で37℃にて15分間染色し、デジタルカメラで撮影した。画像解析ソフト(フォトショップ(商品名))により各断面の白色部分を梗塞巣として面積を測定し、切片の厚さを乗じて梗塞体積を求めた。その結果、0.5 mg / kg投与にて実施したとき、30%以上の有意な梗塞体積の縮小を認めた。
以上から明らかなように、化合物(I)等は優れたカンナビノイド受容体機能調節作用を有する。また、脳梗塞保護作用を示し脳血管障害治療などの医薬作用を有する。さらに毒性も極めて低く、脳内移行性にも優れると考えられる。
以上のように、本発明によれば、医薬として有用な、優れたカンナビノイド受容体調節剤が提供される。

Claims (39)

  1. 式(I
    Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rは置換されていてもよいアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグを含有するカンナビノイド受容体調節剤。
  2. 式(I)で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグが、式(I)
    Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、R1、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは一緒になって結合を形成してもよく、またはRとRは隣接する炭素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、Yは−CO−、−SO−、または−SO−を示し、Rは水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、Rは水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは隣接する炭素原子または硫黄原子および窒素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、環Aは式
    Figure 2005035993
    (式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグである請求項1記載の剤。
  3. 1およびRが水素原子である請求項2記載の剤。
  4. 1およびRがそれぞれ水素原子またはC1−4アルキル基である(但し、R1およびRは同時に水素原子にはならない)請求項2記載の剤。
  5. 式(I)で表される化合物またはその塩がカンナビノイド受容体アゴニストである請求項1記載の剤。
  6. カンナビノイド受容体がカンナビノイド・タイプ1受容体である請求項5記載の剤。
  7. 式(I)で表される化合物またはその塩がカンナビノイド受容体アンタゴニストである請求項1記載の剤。
  8. カンナビノイド受容体がカンナビノイド・タイプ1受容体である請求項7記載の剤。
  9. 式(I)で表される化合物またはその塩がカンナビノイド・タイプ2受容体アゴニストである請求項1記載の剤。
  10. 脳血管障害急性期、脊髄損傷、頭部外傷、多発性硬化症、緑内障、うつ病、嘔吐、関節炎または喘息の予防・治療剤あるいは鎮痛剤である請求項1に記載の剤。
  11. 記憶障害、精神疾患、肥満、精神病、不安、うつ病、薬物依存症、アルツハイマー病、またはパーキンソン病の予防・治療剤あるいは禁煙補助剤である請求項1記載の剤。
  12. 多発性硬化症、神経変性疾患、過敏性腸炎、クローン病、逆流性食道炎、COPD、乾癬、自己免疫疾患、移植片拒絶反応、アレルギー性疾患、神経因性疼痛、肝炎ウイルス、または高血圧の予防・治療剤、あるいは免疫調整剤である請求項1記載の剤。
  13. 式(I’)
    Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、R1およびRは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは隣接する炭素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、R3’は水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基を示し、R4’は水素原子、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいアリール基、または置換されていてもよい複素環基を示し、Yは−CO−、−SO−、または−SO−を示し、Rは水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、R6’は置換されていてもよい炭化水素基(但し、RおよびRの両方が水素原子ではない場合、R6’はベンゼン環を有さない)、置換されていてもよいヒドロキシ基、または置換されていてもよいアミノ基を示し、環A’は式
    Figure 2005035993
    (式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。]
    で表される化合物またはその塩。
  14. 1およびRがそれぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、または置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基である請求項13記載の化合物。
  15. 1およびRが水素原子である請求項13記載の化合物。
  16. 1およびRがそれぞれ水素原子またはC1−4アルキル基である(但し、R1およびRは同時に水素原子にはならない)請求項13記載の化合物。
  17. 3’が水素原子である請求項13記載の化合物。
  18. 4’が置換されていてもよいC6−14アリール基、または置換されていてもよい5〜14員複素環基である請求項13記載の化合物。
  19. 4’が置換されていてもよいフェニル基である請求項13記載の化合物。
  20. 4’が置換されていてもよいC1−4アルキル基または置換されていてもよいC1−4アルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基である請求項19記載の化合物。
  21. Yが−CO−である請求項13記載の化合物。
  22. が水素原子である請求項13記載の化合物。
  23. Xが酸素原子である請求項13記載の化合物。

  24. Figure 2005035993
    (式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基が式(I’)中に示す縮合複素環の5位に置換している請求項13記載の化合物。
  25. 置換されていてもよいC6−14アリール−C1−4アルキル基が式(I’)中に示す縮合複素環の7位に更に置換している請求項24記載の化合物。
  26. 置換されていてもよいC6−14アリール−C1−4アルキル基が置換されていてもよいベンジル基である請求項25記載の化合物。
  27. 環A’が、式
    Figure 2005035993
    (式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC6−12アリール基、置換されていてもよい5または6員の複素環基、およびアシル基から選択される1〜3個の置換基を更に有しているベンゼン環である請求項13記載の化合物。
  28. 式(I)中に示す縮合複素環の7位に、置換されていてもよいC1−4アルキル基、置換されていてもよいC6−12アリール基、置換されていてもよい5または6員の複素環基、またはアシル基が置換している請求項27記載の化合物。
  29. 式(I)中に示す縮合複素環の7位に、それぞれ置換されていてもよいフェニル基、フラニル基、チエニル基、ピリジル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、またはベンゾイル基が置換している請求項27記載の化合物。
  30. N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
    (+)−N−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド

    N−(7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
    N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−7−メトキシ−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
    (+)−N−((3R)−7−アセチル−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
    (+)−N−(tert−ブチル)−N'−((3R)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア、
    N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−7−フェニル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
    N−(7−(3−ジメチルアミノフェニル)−3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
    N−(3−ヒドロキシプロピル)−N’−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)ウレア、
    N−((4−イソプロピル−3−(2−メトキシエトキシ)−4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル))−3,3−ジメチルブタンアミド、
    N−(7−(4−イソプロピルベンジル)−3,4,6−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、
    N−(3−(4−tert−ブチルフェニル)−2,2,4,6,7−ペンタメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド、または
    N−(3−(4−イソプロピルフェニル)−4,6,7−トリメチル−3H−スピロ(1−ベンゾフラン−2,1’−シクロペンタン)−5−イル)−3,3−ジメチルブタンアミド。
  31. 請求項13記載の化合物のプロドラッグ。
  32. 請求項13記載の化合物またはそのプロドラッグからなる医薬。
  33. 脳血管障害急性期、脊髄損傷、頭部外傷、多発性硬化症、緑内障、うつ病、嘔吐、関節炎または喘息の予防または治療方法あるいは鎮痛方法であって、これらを必要とする対象に式(I
    Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする方法。
  34. 記憶障害、精神疾患、肥満、精神病、不安、うつ病、薬物依存症、アルツハイマー病、またはパーキンソン病の予防または治療方法、あるいは禁煙の補助方法であって、これらを必要とする対象に式(I
    Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする方法。
  35. 多発性硬化症、神経変性疾患、過敏性腸炎、クローン病、逆流性食道炎、COPD、乾癬、自己免疫疾患、移植片拒絶反応、アレルギー性疾患、神経因性疼痛、肝炎ウイルス、または高血圧の予防または治療方法、あるいは免疫調整方法であって、これらを必要とする対象に式(I
    Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする方法。
  36. 脳血管障害急性期、脊髄損傷、頭部外傷、多発性硬化症、緑内障、うつ病、嘔吐、関節炎または喘息の予防・治療剤あるいは鎮痛剤を製造するための式(I
    Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの使用。
  37. 記憶障害、精神疾患、肥満、精神病、不安、うつ病、薬物依存症、アルツハイマー病、またはパーキンソン病の予防・治療剤あるいは禁煙補助剤を製造するための式(I
    Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの使用。
  38. 多発性硬化症、神経変性疾患、過敏性腸炎、クローン病、逆流性食道炎、COPD、乾癬、自己免疫疾患、移植片拒絶反応、アレルギー性疾患、神経因性疼痛、肝炎ウイルス、または高血圧の予防・治療剤、あるいは免疫調整剤を製造するための式(I
    Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、Rはアシルアミノ基を示し、環AはR以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、環Bは置換されていてもよい5員複素環を示す。]で表される化合物またはその塩あるいはそのプロドラッグの使用。

  39. Figure 2005035993
    [式中、Xは酸素原子、置換されていてもよい硫黄原子、または置換されていてもよいイミノ基を示し、
    1、R、RおよびRは、それぞれ独立して、水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素環基、置換されていてもよいヒドロキシ基、置換されていてもよいメルカプト基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは一緒になって結合を形成してもよく、またはRとRは隣接する炭素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、
    は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、Rは水素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよいヒドロキシ基、または置換されていてもよいアミノ基を示すか、あるいはRとRは隣接する炭素原子または硫黄原子および窒素原子と一緒になって置換されていてもよい環を形成してもよく、
    環Aは式−NHRで(式中、各記号は前記と同意義を示す)で示される基以外に更に置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。]で表される化合物またはその塩を、
    YL、(RY)OまたはRN=Y(式中、Lは脱離基を、Yは−CO−、−SO−、または−SO−を示す)と反応させることを含む

    Figure 2005035993
    で表される化合物(式中、各記号は前記と同意義を示す)またはその塩の製造方法。
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