JP2005035126A - 液体供給装置及び液体噴射装置 - Google Patents

液体供給装置及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液体噴射装置に液体導通材及び貯留部を容易に組み込めること。
【解決手段】突条111を互いに間隔を開けて併設し、かつ可撓性材料で形成される長尺状の導通部基材110と、突条111の上面を覆いつつ当該導通部基材110に接合される可撓性を有する平板状長尺材120と、突条111の間隙及び平板状長尺材120により形成される液体の流路部と、流路部と一体に形成され、所要数の突条111及び平板状長尺材120によって囲まれた空間に液体を一時的に貯留する、流路部より幅及び断面積が大きい貯留部200と、貯留部200に貯留されている液体の残量が基準以下であるか否かを検出する残量検出部300と、残量検出部300が液体の残量が基準以下であることを検出した場合に、液体を液体保持部45から貯留部に供給するポンプ50とを備える。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体導通材及び液体噴射装置に関する。特に本発明は、ターゲットに液体を噴射する液体噴射装置に使用され、液体供給部の液体を液体噴射部に供給する液体供給装置及びこの液体供給装置を使用した液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばインクジェット式記録装置等の液体噴射装置は、液体噴射部を往復移動させつつ液体を記録用紙などのターゲットに噴射し、記録などを行う。ターゲットに噴射される液体(例えばインク)は、液体供給部(例えばインク容器)から、液体噴射部(例えば記録ヘッド)に供給される。液体噴射装置には、キャリッジに液体噴射部を搭載し、液体供給部を液体噴射装置の本体に設けるタイプがある。キャリッジが液体噴射部のみを搭載する場合、液体供給部から液体噴射部に液体を導通させる液体導通材を設ける必要がある。液体噴射部の単位時間あたりの液体消費量が多い場合、流路抵抗を下げて液体噴射部に液体をスムーズに供給するために、液体を供給する経路に液体を一時的に貯留する貯留部を設けるのが好ましい(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−192720号公報(図1及び図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし液体導通材と貯留部を分離して形成すると、液体噴射装置に液体導通材及び貯留部を組み込むときの工数が増える。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる液体導通材及び液体噴射装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の第1の形態は、液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置に使用され、液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部から、液体を噴射する液体噴射部に液体を供給する、液体供給装置であって、長手方向に沿って所要数の突条を互いに間隔を開けて併設し、かつ可撓性材料で形成される長尺状の基材と、突条の端面を覆いつつ基材の幅方向に亘って当該基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、突条の間隙及び平板状長尺材により形成される液体の流路部と、流路部と一体に形成され、所要数の突条及び平板状長尺材によって囲まれた空間に液体を一時的に貯留する、流路部より幅及び断面積が大きい貯留部と、貯留部に貯留されている液体の残量が基準以下であるか否かを検出する残量検出部と、残量検出部が液体の残量が基準以下であることを検出した場合に、液体を液体保持部から貯留部に供給するポンプとを備える液体供給装置を提供する。
【0006】
本発明の第2の形態は、液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置に使用され、液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部から、液体を噴射する液体噴射部に液体を供給する、液体供給装置であって、長手方向に沿って複数の溝部を互いに離間させて有し、かつ可撓性材料で形成された長尺状の基材と、溝部の開口面を覆うと共に基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、溝部及び平板状長尺材により形成される液体の流路部と、流路部と一体に形成され、溝部及び平板状長尺材によって囲まれた空間に液体を一時的に貯留する、流路部より幅及び断面積が大きい貯留部と、貯留部に貯留されている液体の残量が基準以下であるか否かを検出する残量検出部と、残量検出部が液体の残量が基準以下であることを検出した場合に、液体を液体保持部から貯留部に供給するポンプとを備える液体供給装置を提供する。
【0007】
第1及び第2の形態によれば、流路部の流路抵抗が下がるので、液体噴射部の液体消費量が多い場合でも、液体噴射部にスムーズに液体を供給することができる。また基材及び平板状長尺材で形成される液体導通材と貯留部とが一体に形成されているため、液体噴射装置に液体導通材及び貯留部を容易に組み込むことができる。
【0008】
第1の形態において貯留部は、突条の高さが流路部における突条の高さに等しいのが好ましい。また第2の形態において貯留部は、溝部の深さが流路部における溝部の深さに等しいのが好ましい。これらの場合、貯留部において平板状長尺材を基材に接合しやすい。
【0009】
貯留部は、液体の残量が減るにつれて収縮し、残量検出部は、貯留部の収縮量に基づいて、液体の残量が基準以下であるか否かを検出してもよい。このようにすると、簡単な構成で液体の残量を検出することができる。
ここで平板状長尺材は、基材より薄く、貯留部において、液体の残量が減るにつれて貯留部の内側に向けて変形し、残量検出部は、平板状長尺材の変形量に基づいて、液体の残量が基準以下であるか否かを検出してもよい。この場合、液体の残量の検出精度は高い。
さらに平板状長尺材が、貯留部において、弛んだ状態で基材に接合されていると、液体の残量の検出精度はさらに高い。
【0010】
本発明の第3の形態は、液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置に使用され、液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部から、液体を噴射する液体噴射部に液体を供給する、液体供給装置であって、長手方向に沿って所要数の突条を互いに間隔を開けて併設し、かつ可撓性材料で形成される長尺状の基材と、突条の端面を覆いつつ基材の幅方向に亘って当該基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、突条の間隙及び平板状長尺材により形成される液体の流路部と、流路部と一体に形成され、所要数の突条及び平板状長尺材によって囲まれた空間に液体を一時的に貯留する、流路部より幅及び断面積が大きい貯留部とを備え、基材及び平板状長尺材は、液体保持部から貯留部までは、流路部及び貯留部毎に分離して形成されており、貯留部から液体噴射部までの何れかの部分で一体になるように形成されていてもよい。この場合、液体噴射装置が複数の液体供給部を互いに離間して有していても、容易に流路部及び貯留部を液体供給部に連結することができる。
【0011】
本発明の第4の形態は、液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置であって、液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部と、液体を噴射する液体噴射部と、液体保持部から液体噴射部に液体を供給する液体供給装置とを備え、液体供給装置は、長手方向に沿って所要数の突条を互いに間隔を開けて併設し、かつ可撓性材料で形成される長尺状の基材と、突条の端面を覆いつつ基材の幅方向に亘って当該基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、突条の間隙及び平板状長尺材により形成される液体の流路部と、流路部と一体に形成され、突条の間隙及び平板状長尺材によって囲まれた空間に液体を一時的に貯留する、流路部より幅及び断面積が大きい貯留部と、貯留部に貯留されている液体の残量が基準以下であるか否かを検出する残量検出部と、残量検出部が液体の残量が基準以下であることを検出した場合に、液体を液体保持部から貯留部に供給するポンプとを有する、液体噴射装置を提供する。
【0012】
本発明の第5の形態は、液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置であって、液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部と、液体を噴射する液体噴射部と、液体保持部から液体噴射部に液体を供給する液体供給装置とを備え、液体供給装置は、長手方向に沿って複数の溝部を互いに離間させて有し、かつ可撓性材料で形成された長尺状の基材と、溝部の開口面を覆うと共に基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、溝部及び平板状長尺材により形成される液体の流路部と、流路部と一体に形成され、溝部及び平板状長尺材によって囲まれた空間に液体を一時的に貯留する、流路部より幅及び断面積が大きい貯留部と、貯留部に貯留されている液体の残量が基準以下であるか否かを検出する残量検出部と、残量検出部が液体の残量が基準以下であることを検出した場合に、液体を液体保持部から貯留部に供給するポンプとを有する、液体噴射装置を提供する。
第4及び第5の形態によれば、第1の形態と同様の効果を得ることができる。
【0013】
第4及び第5の形態において、液体噴射部は、液体を噴射するときに往復移動し、流路部は、液体噴射部の往復移動に伴って移動する移動導通部と、移動導通部の上流に形成され、液体供給装置の本体に固定された固定導通部とを有し、貯留部は、固定導通部と一体に形成されていてもよい。この場合、液体噴射部を往復移動させる動力源にかかる負荷は小さくなる。
【0014】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態である液体導通材100を用いたインクジェット式記録装置10を、カバーを外した状態で示す正面斜視図である。
インクジェット式記録装置10は、ターゲットの一例である被記録物の上を主走査方向に往復移動するキャリッジ42、インクジェット式記録装置10の本体に固定されていて複数のインク容器45(図1では不図示)を収納するインク容器収納部30、及びインク容器45からキャリッジ42にインクを供給するインク供給装置を有する。インク容器収納部30はキャリッジ42より下に配置されている。インク供給装置は、インク容器収納部30とキャリッジ42を連結する液体導通材100を有する。複数のインク容器45はそれぞれ異なる色のインクを保持している。キャリッジ42は記録ヘッド44(図1では不図示)を保持しており、図示しないモータにより駆動される。記録ヘッド44は、キャリッジ42とともに往復移動しつつ、複数色のインクを被記録物に噴射して記録を行う。
【0017】
液体導通材100は、長尺状であり、主要部は可撓性材料(例えば熱可塑性エラストマ)で形成されている。液体導通材100は、インクが流れる流路部を複数有しており、複数のインク容器45のそれぞれから、往復移動するキャリッジ42にインクを供給する。
液体導通材100は、複数色のインクをそれぞれ一時的に貯留する複数の貯留部200を有する。このため、流路部を流れるインクの流路抵抗は下がる。従って記録ヘッド44の液体消費量が多い場合でも、記録ヘッド44にインクをスムーズに供給することができる。またインク容器収納部30が記録ヘッド44よりも下に配置されていても、インクを記録ヘッド44にスムーズに供給することができる。また貯留部200は液体導通材100の他の部分と一体に形成されている。このためインクジェット式記録装置10に液体導通材100及び貯留部200を組み込むときの工数を少なくすることができる。
【0018】
また液体導通材100は、複数のインク容器45のそれぞれに連結する複数の固定導通部102(本例においては3つ)と、キャリッジ42に連結する一つの移動導通部104とを連結して形成されている。移動導通部104は固定導通部102と連結する側の端部近傍において、固定治具22を用いて本体フレーム20に固定されている。固定導通部102は、インク容器45と移動導通部104の端部によってインクジェット式記録装置10の本体に固定されている。移動導通部104は、キャリッジ42の往復移動に伴って曲げ伸びする。貯留部200は固定導通部102と一体に形成されており、固定導通部102とともに本体フレーム20に固定されている。このためキャリッジ42を駆動するモータにかかる負荷を小さくすることができる。また簡単な構成で複数の流路部毎に貯留部200を形成することができる。なお、移動導通部104は、液体導通材100の長手方向の略中央部付近の部分が本体フレーム20に固定されている。また液体導通材100は固定導通部102と移動導通部104に分離して形成されているため、インクジェット式記録装置10が大型であり液体導通材100が長い場合でも、液体導通材100を容易に製造することができる。
また固定導通部102は互いに分離しているため、複数のインク容器45が互いに離間して配置されていても、インク容器45のそれぞれに容易に接続することができる。
【0019】
ここで液体導通材100の主要部を形成する可撓性材料として、SEPS(ポリスチレン−ポリエチレン−ポリプロピレン−ポリスチレン)重合体を主材料とするエラストマを用いると、液体導通材100は撓みやすくなる。この場合、液体導通材100を小さい曲率で湾曲させることができる。このためキャリッジ42を駆動するモータに加わる負荷を小さくすることができる。
【0020】
図2は、インクジェット式記録装置10が有するインク供給装置の機能構成を説明する模式図である。インク供給装置は、液体導通材100、ポンプ50及び残量検出部300を有する。残量検出部300は複数の貯留部200のそれぞれに対応して設けられており、貯留部200が貯留するインクの残量を検出する。ポンプ50は、貯留部200が貯留するインクの残量が基準以下となった場合に、インク容器収納部30を加圧してインクをインク容器45から貯留部200に供給する。インク容器収納部30はインク容器45毎に仕切られているため、ポンプ50は、それぞれのインク容器45を互いに独立して加圧することができる。このためポンプ50は、インクの残量が少なくなった貯留部200にのみインクを供給することができる。
なお、インク容器45と液体導通材100の接続部分に電磁止弁等のインク供給バルブを設け、このバルブの開閉により、インクの残量が少なくなった貯留部200にのみインクを供給してもよい。
【0021】
図3は固定導通部102及び貯留部200の平面図である。図4は図3のA−A断面の形状を示す断面図である。図5は図3のB−B断面の形状を示す断面図である。
固定導通部102は、図3及び図4に示すように、インク容器45側の端面に、インク容器45と連結する容器側連結部材140を有する。また固定導通部102は、移動導通部104側の端部に移動導通部104と連結する接続孔114を有する。接続孔114は溝部112の底部から導通部基材110を貫通している。容器側連結部材140は導通部基材110とともに二色成形されており、溝部112に連通する中空部142を有する。なお容器側連結部材140を形成する樹脂は導通部基材110を形成する熱可塑性エラストマよりも剛性が大きい。
【0022】
固定導通部102は、図4及び図5に示すように、可撓性材料で形成される導通部基材110、及び導通部基材110の表面に接合される平板状長尺材120を有する。本実施形態において平板状長尺材120は、例えば溶着により、又は接着剤を用いた接着により、導通部基材110の表面に接合されている。平板状長尺材120は、導通部基材110に接合されていない状態において可撓性を有し、このため液体導通材100は平板状長尺材120を有していても可撓性を有する。
【0023】
図5に示すように、導通部基材110は、断面形状が略長方形であり、表面に、長手方向に延伸する溝部112をひとつ有する。本例において溝部112の断面形状は略長方形であり、導通部基材110の幅方向に離間して形成された2つの突条111の間隙として形成されている。そして平板状長尺材120は、溝部112の開口面を覆っている。具体的には、平板状長尺材120は、突条111の端面を覆いつつ導通部基材110の幅方向に亘って接合されることで、溝部112の開口面を覆っている。このようにして、インクの流路部は、溝部112(又は2つの突条111)及び平板状長尺材120により形成されている。
【0024】
このような構造にすると、金型に可撓性材料、例えば熱可塑性エラストマを流し込んで導通部基材110を射出成形し、導通部基材110の表面を平板状長尺材120で覆うことで、固定導通部102を製造することができる。この場合、導通部基材110を予め湾曲した形状に成形することができる。なお導通部基材110を形成する可撓性材料は、SEPS重合体に加え、柔軟材としてパラフィンオイルを含むのが好ましい。さらにはパラフィンオイルと共に、又はパラフィンオイルとは別に、ポリプロピレンを含んでいてもよい。
【0025】
図5に示すように、平板状長尺材120は、導通部基材110と接する側から順に、溶着層121、補強層122、金属層123及び保護層124を有する。
溶着層121は、平板状長尺材120を、溶着により導通部基材110に接合させるための層である。導通部基材110がSEPSの他にポリプロピレンを含む場合、溶着層121は、ポリエチレンまたはポリプロピレンで形成される。
補強層122は、平板状長尺材120を補強するための層である。また補強層122は平板状長尺材120の耐熱性を向上させる。例えば、補強層122はポリアミドで形成される。
金属層123は、インクに含まれる溶媒(例えば水を含む)や外気が平板状長尺材120を透過することを防ぐための層であり、例えばアルミニウム層である。金属層123を設けることにより、平板状長尺材120は、インクに含まれる溶媒が蒸発することを防ぐ。また金属層123は、外気が平板状長尺材120を透過してインクに溶解することを防ぐ。
保護層124は、金属層123が削られることを防ぐ。また保護層124は、金属層123を熱的に保護する。また保護層124は、平板状長尺材120を補強する。保護層124は例えばポリエチレンテレフタラートで形成される。
【0026】
貯留部200は、図3及び図4に示すように、平面形状が略長方形である。貯留部200は、貯留部基材210及び平板状長尺材120により形成されている。貯留部基材210は、2つの貯留部側壁211を有する。貯留部側壁211は、貯留部200の外周を形成しており、導通部基材110の2つの突条111とそれぞれ接合している。貯留部側壁211は、貯留部基材210の底面とともに貯留部溝部212を形成する。貯留部側壁211の断面形状は突条111と同じであるため、貯留部溝部212の深さは溝部112の深さと同じである。
【0027】
平板状長尺材120は導通部基材110の表面の全体、及び貯留部基材210の表面の全体を覆っている。平板状長尺材120は、貯留部200において、貯留部基材210の2つの貯留部側壁211の端面を覆いつつの幅方向に亘って接合されている。このようにして、貯留部溝部212(又は2つの貯留部側壁211)及び平板状長尺材120は、貯留部200を形成している。貯留部200の容量は、例えば10〜15立方センチメートルであるが、これ以上であってもよいし、これ以下であってもよい。また平板状長尺材120は、貯留部200において、撓んだ状態で2つの貯留部側壁211に接合されている。なお、貯留部側壁211は突条111と高さが等しく、端面が突条111の端面と同じ高さであるため、平板状長尺材120は貯留部側壁211及び突条111に接合することができる。
【0028】
貯留部基材210は、例えば導通部基材110とともに二色成形される。貯留部200を形成する樹脂は液体導通材100を形成する熱可塑性エラストマよりも剛性が大きい。このため、貯留部200のインクの残量が減少すると、平板状長尺材120は貯留部200の高さ方向において、貯留部溝部212の外側に膨らんだ状態から内側に向かって変形する。このため平板状長尺材120の変形を検出することで、貯留部200のインクの残量を検出することができる。
なお貯留部基材210は、導通部基材110と同じ材料で導通部基材110と一体に射出成形されてもよい。
【0029】
図6及び図7は、残量検出部300の断面を貯留部200の断面と合わせて示す図である。本図において貯留部200を、図3のC−C断面で示している。残量検出部300は、平板状長尺材120の上方に並置されている発光素子310及び受光素子320、平板状長尺材120の表面に貼り付けられている光反射板330、平板状長尺材120の裏面に光反射板330と重なる位置に貼り付けられている樹脂板340、並びに樹脂板340を平板状長尺材120に向けて付勢するコイル状のバネ部材350を有する。光反射板330及び樹脂板340は、平面配置において貯留部200の略中央に配置されている。
発光素子310は光反射板330に向けて光を照射する。受光素子320は光反射板330により反射された光を検出する。光反射板330は、例えばエラストマなどの密着性に優れた素材により形成されており、その表面は光が反射するように、例えば白色になっている。バネ部材350は貯留部溝部212の底部の略中央に設けられた凸部213を内側に含むように配置されている。バネ部材350の一端は貯留部溝部212の底部に当接し、バネ部材350の他端は樹脂板340のほぼ中央に当接している。
【0030】
このような構成において、貯留部200の内部にインクが充填されると、図6に示すように平板状長尺材120、光反射板330及び樹脂板340は、インクの液圧及びバネ部材350の付勢力により、貯留部溝部212の外側(図中上方)に膨らむ。受光素子320は、この状態において、発光素子310から照射され光反射板330により反射された光を検出しないように配置されている。
そしてインクの残量が減少していくと、図7に示すように平板状長尺材120、光反射板330および樹脂板340はバネ部材350を圧縮させつつ貯留部溝部212の内側に変位する。そして樹脂板340が凸部213の上端に当接した状態になると、受光素子320は発光素子310から照射され光反射板330により反射された光を検出し、インクの残量が基準以下になったことを検出する。するとポンプ50が駆動し、インク容器45が保持するインクを貯留部200に供給する。
【0031】
このように、残量検出部300は貯留部200が貯留しているインクの残量が基準以下であるか否かを検出する。そしてインクの残量が基準以下となった場合、ポンプ50はインク容器45が保持するインクを貯留部200に供給する。また平板状長尺材120は貯留部基材210より薄くかつ撓みやすい。このため、平板状長尺材120、光反射板330および樹脂板340は、インクの残量の変化に伴って大きく変位する。このため高い精度でインクの残量を検出することができる。
【0032】
図8は移動導通部104の平面図である。図9は図8のD−D断面の形状を示す断面図であり、図10は図8のE−E断面の形状を示す断面図である。
図9に示すように、移動導通部104は、固定導通部102と同様に、可撓性材料で形成される導通部基材110、及び導通部基材110の表面に接合される平板状長尺材120を有する。移動導通部104における導通部基材110は、表面に、長手方向に延伸する溝部112を、幅方向に複数(本図においては3つ)互いに離間して有する点で、固定導通部102における導通部基材110と異なる。本例において溝部112は導通部基材110の幅方向に複数離間して形成された複数の突条111(本図においては4つ)の間隙として形成されている。そして平板状長尺材120は、複数の溝部112の開口面を覆っている。なお移動導通部104における平板状長尺材120は、固定導通部102における平板状長尺材120と同じ構成である。
また、複数の突条111のうち、両端の突条111は他の突条111より幅広である。このようにすると、インクの溶媒(例えば水)が導通部基材110の側面を透過して蒸発する量、及び外気が導通部基材110の側面を透過してインクに溶解する量を、それぞれ少なくすることができる。
【0033】
移動導通部104は、キャリッジ42の移動に伴い、導通部基材110と平板状長尺材120が接合している方向に湾曲する。導通部基材110は平板状長尺材120と比べて可撓性が高い。このため、移動導通部104は導通部基材110が縮む方向に湾曲されるのが好ましい。この場合、平板状長尺材120は導通部基材110から剥がれにくくなる。さらに、平板状長尺材120に切れ目が入りにくくなる。
【0034】
図8および図10に示すように、移動導通部104の長手方向の両端の幅は、それぞれ他の部分の幅より広い。移動導通部104は、長手方向の一端にキャリッジ42に連結するキャリッジ側連結部材150を有しており、長手方向の他端に固定導通部102と連結する導通部連結部材160を有している。キャリッジ側連結部材150および導通部連結部材160は導通部基材110とともに二色成形されている。少なくとも導通部連結部材160は導通部基材110より剛性が大きい樹脂で形成されている。
キャリッジ側連結部材150は、複数の溝部112のそれぞれに連通するチューブ状の接続端子152を、長手方向の端面に複数有する。導通部連結部材160は、上面に、複数の溝部112のそれぞれに連通する筒状の連結用突起162を有する。連結用突起162の外径は、固定導通部102の接続孔114の内径より僅かに大きい。
【0035】
図11は、固定導通部102と移動導通部104の連結方法を示す図である。本図において固定導通部102は一つのみ図示しているが、実際には一つの移動導通部104に3つの固定導通部102が連結される。まず移動導通部104の連結用突起162を、図3及び図4に示した固定導通部102の接続孔114に挿入し、固定導通部102の端部と導通部連結部材160とを重ねる。ここで導通部基材110は可撓性材料で形成されているため、連結用突起162は、外径が固定導通部102の内径より僅かに大きいにもかかわらず固定導通部102に挿入することができる。連結用突起162は接続孔114に強く保持される。
そして固定導通部102と導通部連結部材160を重ねた部分を、エラストマで形成された固定用リング106で挟み、固定する。このように、固定導通部102と移動導通部104は簡単に連結される。
【0036】
図12は、残量検出部300の変形例の構成を示す。本変形例において、残量検出部300は、貯留部200を内部に収容するケース360と、貯留部200の平板状長尺材120の表面に固着される変位板370と、変位板370の変位を検出する変位板検出部380を有する。
【0037】
ケース360は直方体の上面を取り除いた形状であり、対向する2つの側面のそれぞれの上端に、貯留部200を固定導通部102に繋ぐための長方形の切欠362を有する。またケース360は底面に開口部364を有する。
変位板370は例えば樹脂製であり、幅が貯留部200の幅より広い。変位板370は、平面配置において開口部364と重なる部分にケース360の底面に向けて突出した検出用突起372を有する。変位板370は、貯留部200が貯留するインクの残量が減少するにつれてケース360の底部に向けて移動する。このとき検出用突起372は開口部364を挿通して徐々に外部に露出する。
変位板検出部380は、例えば検出用突起372が外部に露出したときに押されるスイッチであり、変位板370が基準以上、ケース360の底部に向けて移動したことを検出する。するとポンプ50は、貯留部200が貯留するインクの残量が基準以下になったと判断し、インク容器45が保持するインクを貯留部200に供給する。
このように、本変形例にかかる残量検出部300を用いても貯留部200が貯留するインクの残量が基準以下になったことを検出することができる。
【0038】
上記説明から明らかなように、液体導通材100は、複数色のインクをそれぞれ一時的に貯留する複数の貯留部200を有する。このため、記録ヘッド44のインク消費量が多い場合でも、記録ヘッド44にインクをスムーズに供給することができる。また貯留部200は液体導通材100と一体に形成されている。このためインクジェット式記録装置10に液体導通材100及び貯留部200を組み込むときの工数は少なくなる。
【0039】
なお、インクジェット式記録装置10は、液体噴射装置の一例である。また、インクジェット式記録装置の記録ヘッド44は、液体噴射装置の液体噴射部の一例であり、インク容器45は液体供給部の一例である。
しかしながら、本発明はこれらに限られない。液体噴射装置の他の例は、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置である。この場合、カラーフィルタ製造装置の色材噴射ヘッドが液体噴射部の一例である。液体噴射装置のさらに他の例は、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置である。この場合、電極形成装置の電極材(電導ペースト)噴射ヘッドが液体噴射部の一例である。液体噴射装置のさらに他の例は、バイオチップを製造するバイオチップ製造装置である。この場合、バイオチップ製造装置の生体有機物噴射ヘッドおよび精密ピペットとしての試料噴射ヘッドが液体噴射部の一例である。本発明の液体噴射装置は、産業用途を有するその他の液体噴射装置も含む。また被記録物は、液体が噴射されることにより記録が行われる物であるが、ターゲットはこれに限定されず、例えば記録用紙、ディスプレイの電極等の回路パターンが記録される回路基板、ラベルが印刷されるCD−ROM、DNA回路が記録されるプレパラートが含まれる。
【0040】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット式記録装置10の正面斜視図
【図2】インク供給装置の機能構成を説明する模式図
【図3】固定導通部102及び貯留部200の平面図
【図4】図3のA−A断面図
【図5】図3のB−B断面図
【図6】残量検出部300の断面を貯留部200の断面と合わせて示す図
【図7】残量検出部300の断面を貯留部200の断面と合わせて示す図
【図8】移動導通部104の平面図
【図9】図8のD−D断面図
【図10】図8のE−E断面図
【図11】固定導通部102と移動導通部104の連結構造を説明する図
【図12】残量検出部300の変形例の構成を示す図
【符号の説明】
10…インクジェット式記録装置、20…本体フレーム、22…固定治具、30…インク容器収納部、42…キャリッジ、44…記録ヘッド、45…インク容器50…ポンプ、100…液体導通材、102…固定導通部、104…移動導通部、106…固定用リング、110…導通部基材、111…突条、112…溝部、114…接続孔、120…平板状長尺材、121…溶着層、122…補強層、123…金属層、124…保護層、140…容器側連結部材、142…中空部、150…キャリッジ側連結部材、160…導通部連結部材、162…連結用突起、200…貯留部、210…貯留部基材、211…貯留部側壁、212…貯留部溝部、213…凸部、300…残量検出部、310…発光素子、320…受光素子、330…光反射板、340…樹脂板、350…バネ部材、360…ケース、362…切欠、364…開口部、370…変位板、372…検出用突起、380…変位板検出部

Claims (11)

  1. 液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置に使用され、前記液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部から、前記液体を噴射する液体噴射部に前記液体を供給する、液体供給装置であって、
    長手方向に沿って所要数の突条を互いに間隔を開けて併設し、かつ可撓性材料で形成される長尺状の基材と、
    前記突条の端面を覆いつつ前記基材の幅方向に亘って当該基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、
    前記突条の間隙及び前記平板状長尺材により形成される前記液体の流路部と、
    前記流路部と一体に形成され、前記所要数の突条及び前記平板状長尺材によって囲まれた空間に前記液体を一時的に貯留する、前記流路部より幅及び断面積が大きい貯留部と、
    前記貯留部に貯留されている前記液体の残量が基準以下であるか否かを検出する残量検出部と、
    前記残量検出部が前記液体の残量が基準以下であることを検出した場合に、前記液体を前記液体保持部から前記貯留部に供給するポンプと
    を備える液体供給装置。
  2. 液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置に使用され、前記液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部から、前記液体を噴射する液体噴射部に前記液体を供給する、液体供給装置であって、
    長手方向に沿って複数の溝部を互いに離間させて有し、かつ可撓性材料で形成された長尺状の基材と、
    前記溝部の開口面を覆うと共に前記基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、
    前記溝部及び前記平板状長尺材により形成される前記液体の流路部と、
    前記流路部と一体に形成され、前記溝部及び前記平板状長尺材によって囲まれた空間に前記液体を一時的に貯留する、前記流路部より幅及び断面積が大きい貯留部と、
    前記貯留部に貯留されている前記液体の残量が基準以下であるか否かを検出する残量検出部と、
    前記残量検出部が前記液体の残量が基準以下であることを検出した場合に、前記液体を前記液体保持部から前記貯留部に供給するポンプと
    を備える液体供給装置。
  3. 前記貯留部は、
    前記突条の高さが前記流路部における前記突条の高さに等しい、請求項1に記載の液体供給装置。
  4. 前記貯留部は、
    前記溝部の深さが前記流路部における前記溝部の深さに等しい、請求項2に記載の液体供給装置。
  5. 前記貯留部は、前記液体の残量が減るにつれて収縮し、
    前記残量検出部は、前記貯留部の収縮量に基づいて、前記液体の残量が基準以下であるか否かを検出する、請求項1又は2に記載の液体供給装置。
  6. 前記平板状長尺材は、前記基材より薄く、前記貯留部において、前記液体の残量が減るにつれて前記貯留部の内側に向けて変形し、
    前記残量検出部は、前記平板状長尺材の変形量に基づいて、前記液体の残量が基準以下であるか否かを検出する、請求項5に記載の液体供給装置。
  7. 前記平板状長尺材は、前記貯留部において、弛んだ状態で前記基材に接合されている、請求項6に記載の液体供給装置。
  8. 液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置に使用され、前記液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部から、前記液体を噴射する液体噴射部に前記液体を供給する、液体供給装置であって、
    長手方向に沿って所要数の突条を互いに間隔を開けて併設し、かつ可撓性材料で形成される長尺状の基材と、
    前記突条の端面を覆いつつ前記基材の幅方向に亘って当該基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、
    前記突条の間隙及び前記平板状長尺材により形成される前記液体の流路部と、
    前記流路部と一体に形成され、前記所要数の突条及び前記平板状長尺材によって囲まれた空間に前記液体を一時的に貯留する、前記流路部より幅及び断面積が大きい貯留部と、
    を備え、
    前記基材及び前記平板状長尺材は、前記液体保持部から前記貯留部までは、前記流路部及び前記貯留部毎に分離し、かつ前記貯留部から前記液体噴射部までの何れかの部分で一体になるように形成されている、請求項1又は2に記載の液体供給装置。
  9. 液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置であって、
    前記液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部と、
    前記液体を噴射する液体噴射部と、
    前記液体保持部から前記液体噴射部に液体を供給する液体供給装置と
    を備え、
    前記液体供給装置は、
    長手方向に沿って所要数の突条を互いに間隔を開けて併設し、かつ可撓性材料で形成される長尺状の基材と、
    前記突条の端面を覆いつつ前記基材の幅方向に亘って当該基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、
    前記突条の間隙及び前記平板状長尺材により形成される前記液体の流路部と、
    前記流路部と一体に形成され、前記突条の間隙及び前記平板状長尺材によって囲まれた空間に前記液体を一時的に貯留する、前記流路部より幅及び断面積が大きい貯留部と、
    前記貯留部に貯留されている前記液体の残量が基準以下であるか否かを検出する残量検出部と、
    前記残量検出部が前記液体の残量が基準以下であることを検出した場合に、前記液体を前記液体保持部から前記貯留部に供給するポンプと
    を有する、液体噴射装置。
  10. 液体噴射領域にあるターゲットに液体を噴射する液体噴射装置であって、
    前記液体噴射装置の本体に設けられた液体保持部と、
    前記液体を噴射する液体噴射部と、
    前記液体保持部から前記液体噴射部に液体を供給する液体供給装置と
    を備え、
    前記液体供給装置は、
    長手方向に沿って複数の溝部を互いに離間させて有し、かつ可撓性材料で形成された長尺状の基材と、
    前記溝部の開口面を覆うと共に前記基材に接合される可撓性を有する平板状長尺材と、
    前記溝部及び前記平板状長尺材により形成される前記液体の流路部と、
    前記流路部と一体に形成され、前記溝部及び前記平板状長尺材によって囲まれた空間に前記液体を一時的に貯留する、前記流路部より幅及び断面積が大きい貯留部と、
    前記貯留部に貯留されている前記液体の残量が基準以下であるか否かを検出する残量検出部と、
    前記残量検出部が前記液体の残量が基準以下であることを検出した場合に、前記液体を前記液体保持部から前記貯留部に供給するポンプと
    を有する、液体噴射装置。
  11. 前記液体噴射部は、液体を噴射するときに往復移動し、
    前記流路部は、
    前記液体噴射部の往復移動に伴って移動する移動導通部と、
    前記移動導通部の上流に形成され、前記液体供給装置の本体に固定された固定導通部と
    を有し、
    前記貯留部は、前記固定導通部と一体に形成されている、請求項9又は10に記載の液体噴射装置。
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